Package of drug, method of making said package, and method of and device for feeding said package
专利摘要:
公开号:WO1992017384A1 申请号:PCT/JP1992/000403 申请日:1992-04-01 公开日:1992-10-15 发明作者:Daishiro Fujishima;Shinichiro Fujishima;Junichi Manabe 申请人:Daishiro Fujishima;Shinichiro Fujishima;Junichi Manabe; IPC主号:B65D81-00
专利说明:
[0001] 明細書 [0002] 薬剤包装体とその製造方法及び薬剤包装体の供給方法 及びその供給装置 [0003] 技術分野 [0004] 本発明はガスを吸収又は発生する薬剤包装体とその製造方法及び薬剤 包装体の供給方法及びその供給装置に関するものである。 [0005] 背景技術 [0006] 従来、 鉄粉やハイ ドロサルフィ トのような酸素を吸収する脱酸素剤、 シリ力ゲルや生石灰(CaO)のような吸湿剤、 エタノールを充填剤に吸着 させたエタノール発生剤等のガスを吸収又は発生する薬剤を通気性包装 材料で包装したものは知られている。 このような通気性包装材料包装体 は、 いずれも、 これを大気中にそのまま放置すると、 その内部の薬剤が 大気中の酸素や水分と反応したり、 あるいは内部に封入したガス発生剤 が大気中に放散してその効力を徐々に喪失して行く という特性を有して いる。 [0007] このような薬剤包装体は、 前記したように、 そのままの形でガス吸収 反応やガス発生作用を行うものであることから、 その保存及び包装容器 に対する供給作業に著しい困難が伴った。 すなわち、 この包装体を保存 するには、 完全気密性の密封容器に保存することが必要であリ、 また、 包装容器に供給するには迅速に行うことが必要である。 殊に、 従来の包 装体の場合、 その多数をあらかじめ自動供給装置に装填し、 この供給装 置によリ、 物品の入った包装容器に連続的に順次充填しようとすると、 その包装体のガス吸収能やガス発生能は、 最初のものと最後のものとで は、 相当の差異が生じてしまい、 最後の方の包装体はそのガス吸収能や ガス発生能が著しく損失されたものとなる。 [0008] 発明の開示 [0009] 本発明は、 従来薬剤の包装体に見られる前記問題点を解決し、 内部に 封入した薬剤のガス吸収能やガス発生能の損失を防止した薬剤包装体及 びその製造方法及び薬剤包装体の供給方法及びその供給装置を提供する ことをその課題とする。 [0010] 本発明者らは、 前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、 本発明 を完成するに至った。 [0011] 即ち、 本発明によれば、 ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材料で被 包した包装体であって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材料 と外面を形成する非通気性フィルムとの積層接着体からなリ、 該通気性 包装材料と非通気性フィルムとの間に糸状体又は帯状体を介在させ、 該 糸状体又は帯状体を該非通気性フィルムの外表面上方に引張ることによ つて、 該非通気性フィルムにおけるその糸状体又は帯状体との接触部を 破断させるようにしてな'る薬剤包装体 A ( 1 ) が提供される。 [0012] また、 本発明によれば、 ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材料で被 包した包装体であって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材料 と外面を形成する非通気性フィルムとの積層接着体からなリ、 該非通気 性フィルムの外表面には、 糸状体又は帯状体を接着させ、 該糸状体又は 帯状体を該非通気性フィルムの外表面上方に引張ることによって、 該非 通気性フィルムにおけるその糸状体又は帯状体との接着部分を破断させ るようにしてなる薬剤包装体 A ( 2 ) が提供される。 さらに、 本発明によれば、 ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材料で 被包した包装体であって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材 料と外面を形成する非通気性フィルムをその周縁部において接着した積 層体からなリ、 該非通気性フィルムの外表面又は内表面に糸状体又は帯 状体を接着させ、 該糸状体又は帯状体を該非通気性フィルムの外表面上 方に引張ることによって、 該非通気性フィルムにおけるその糸状体又は 帯状体との接着部を破断させるようにしてなる薬剤包装体 A ( 3 ) が提 供される。 [0013] さらにまた、 本発明によれば、 ガスを発生又は吸収する薬剤包装体を 所定個所に供給させるに際し、 該薬剤包装体として、 前記した薬剤包装 体 A ( 1 ) 〜A ( 3 ) を用い、 該包装体に付設された糸状体又は帯状体 を該非通気性フィルムの外表面上方に引張って、 該非通気性フィルムを 破断した後、 所定個所に供給することを特徴とする薬剤包装体の供給方 法が提供される。 [0014] さらにまた、 本発明によれば、 内部に薬剤を収容する小袋状の前記包 装体 A ( 1 ) 〜A ( 3 ) の多数を連設した長尺の帯状体を各小袋状包装 体に順次切断して所定個所に供給する装置であって、 該薬剤包装体を各 小袋に順次切断し、 所定個所に供給する自動切断供給機構と、 該薬剤包 装体に付設された糸状体又は帯状体を、 該非通気性フィルムの外表面か ら上方に引張る糸状体又は帯状体の引取リ機構を有することを特徴とす る薬剤包装体の供給装置が提供される。 [0015] さらに、 また、 本発明によれば、 ガスを吸収又は発生する薬剤を包装 材料で包装した包装体であって、 該包装材料は内層を形成する通気性包 装材料の通気性表面部に外層を形成する非通気性フィルムを接着した構 造を有し、 かつ該非通気性フィルムは、 通気性包装材料の通気性表面部 に対し、 剥離可能に弱く接着されていることを特徴とするガスを吸収又 は発生する薬剤包装体 Bが提供される。 [0016] さらにまた、 本発明によれば、 ガスを癸生又は吸収する薬剤包装体を 所定個所に供給させるに際し、 該薬剤包装体として、 前記した薬剤包装 体 Bを用い、 該包装体 Bの該非通性フィルムを剥離させた後、 所定個所 に供給することを特徴とする薬剤包装体の供給方法が提供される。 [0017] さらにまた、 本発明によれば、 内部に薬剤を収容する小袋状の前記包 装体 Bの多数を連設した長尺の帯状体を各小袋状包装体に順次切断して 所定個所に供給する装置であって、 該薬剤包装体を各小袋に順次切断し、 所定個所に供給する自動切断供給機構と、 該薬剤包装体の非通気性フィ ルムを剥離させる非通気性フィルムの引取リ機構を有することを特徴と する薬剤包装体の供給装置が提供される。 [0018] さらに、 また、 本発明によれば、 ガスを吸収又は発生する薬剤包装体 Bを製造する方法において、 [0019] ( i ) 通気性表面部を有する通気性包装材料と、 非通気性粘着フィル ムを圧着口ール間に供給する工程、 [0020] ( i i ) 該圧着ロール間において、 該包装材料の通気性表面部に非通気 性粘着フィルムを圧着させて、 該包装材料の通気性表面部を該非通気性 粘着フィルムで被覆する工程、 [0021] ( i i i )該通気性表面部が非通気性粘着フィルムで被覆された包装材料 を製袋材料の少なくとも一部として用い、 開口部を有する袋体に形成す る工程、 [0022] ( i v) 該袋体の開口部を通してガスを吸収又は発生する薬剤を充填ず る工程、 [0023] ( V ) 該薬剤を充填した袋体の開口部を密閉する工程 [0024] からなるガスを吸収又は発生する薬剤包装体の製造方法が提供される。 本発明における薬剤は、 ガス吸収性又はガス発生性のものである。 ガ ス吸収性のものは、 酸素、 湿気、 臭気、 炭酸ガス又は有害ガス(たとえ ば硫化水素、 亜硫酸ガスなど)などの物品保存に好ましくないガス成分 に対して吸着ないし吸収作用を持った物質であリ、 従来公知の種々の物 質が包含される。 たとえば、 このようなものとしては、 脱酸素のために、 鉄粉、 ハイ ドロサルフアイ トなどの各種脱酸素剤、 脱湿又は乾燥のため に、 シリカゲル、 ゼォライ ト、 活性白土、 五酸化リン、 酸化カルシウム、 酸化カリウム、 酸化アルミニウム、 無水硫酸カルシウム、 酸化マグネシ ゥム、 水酸化力リウム、 水酸化ナトリウム、 塩化カルシウムなどがあり、 脱臭のために、 活性炭、 ゼォライ ト、 活性白土、 ベントナイ ト、 ケイソ ゥ土、 イオン交換樹脂などがあり、 また硫化水素、 亜硫酸ガス、 炭酸ガ スなどの酸性ガスを吸着するために、 アルカリ性物質、 たとえば、 水酸 化ナトリウム、 水酸化カルシウム、 水酸化マグネシウム、 酸化カルシゥ ム、 酸化マグネシウムなどの金属の水酸化物及び酸化物、 エチレンガス 吸収のために、 ゼォライ トなどがある。 ガス発生性のものは、 物品保存 のために好ましいガスを発生する物質であリ、 殺菌効果ゃ静菌効果を持 つ物質、 例えば、 エタノール、 二酸化塩素含有物(安定化二酸化塩素、 亜塩素酸塩溶液等)、 塩素含有物(次亜塩素酸塩及びその溶液、 塩素水等) 、 ソルビン酸のエタノール溶液、 イソチォシアン酸エステル又はその溶 液、 ヒノキチオール又はその溶液等が挙げられる。 [0025] 本発明において、 ガス吸収性又はガス発生性薬剤が液体である場合、 この液体は、 これを多孔性物質に含浸させたリ、 樹脂を用いてカプセル 化物にしたリ等して、 取扱いやすい固体状にして包装材料で被包する。 多孔性物質としては、 活性炭、 シリカ、 アルミナ、 ゼォライ ト、 ケイソ ゥ土等の各種のものが挙げられる。 ガス吸収性又はガス発生性薬剤が固 体の場合には、 そのままあるいは充填剤と混合して包装材料で被包する。 本発明で用いる通気性包装材料としては、 紙、 不織布、 有孔プラスチ ックフィルム、 有孔プラスチックフィルムと紙ゃ不織布との積層接着体、 その表面の一部のみが通気性面に形成されたフィルム等の従来公知のも のを用いることができる。 また、 この包装材料は、 その裏面にヒ一 トシ ール性樹脂層を形成し、 ヒートシール性包装材料として用いるのが好ま しい。 [0026] 非通気性フィルムとしては、 アルミ箔ゃ、 銅箔等の金属フィルムの他、 各種のプラスチックフィルムが用いられる。 この非通気性フィルムには、 その裏面に感圧粘着剤層をあらかじめ設け、 粘着性フィルムとして用い られる。 [0027] 図面の簡単な説明 [0028] 図 1は本発明の薬剤包装体 Aの説明断面図を示す。 [0029] 図 2は本発明の薬剤包装体 Aの斜視図を示す。 [0030] 図 3は包装材料の一つの実施例についての説明断面図を示す。 [0031] 図 4は包装材料の他の実施例についての説明断面図を示す。 図 5は本発明の薬剤包装体 Aの他の実施例についての説明断面図を示 す。 [0032] 図 6は本発明の薬剤包装体 Aのさらに他の実施例についての説明断面 図を示す。 [0033] 図 7は本発明の薬剤包装体 Aのさらに他の実施例についての説明断面 図を示す。 [0034] 図 8は小袋状の包装体 Pが帯状に連設された長尺の包装体の正面図を 示す。 [0035] 図 9は図 8の包装体 P断面図を.示す。 [0036] 図 1 0は小袋状の包装体 Pが帯状に連設された長尺の包装体を小袋の 包装体に切断して供給する装置系の説明図を示す。 [0037] 図 1 1 ( a ) は、 通気性包装材 aの通気性表面部 a ' を非通気性フィ ルム Lで被覆して包装材料 1を形成した本発明の薬剤包装体の説明断面 図を示し、 図 1 2〜図 1 4はその変形例を示す。 [0038] 発明を実施するための最良の形態 [0039] 次に本発明の薬剤包装体の実施例について図面によリ説明する。 [0040] 図 1は、 全面が通気性表面 a ' として形成された通気性包装材料 aの 上に糸状体 1 0を介して非通気性フィルム Lを積層接着して形成した包 装材料 1を製袋材料として用いて、 薬剤 Fを被包した包装体の説明断面 図を示す。 図 1において、 2はシール部を示す。 [0041] 図 2はその薬剤包装体の斜視図を示し、 図 3はその包装材料 1の説明 断面図を示す。 [0042] 図 2及び図 3において、 1 0は糸状体を示す。 また、 図 3において、 · aは通気性材料、 Lは非通気性フィルム、 Cは接着剤層を示す。 [0043] この包装体においては、 糸状体 1 0を上方に引張ると、 糸状体 1 0の 張力にょリ非通気性フィルム Lはその糸状体部分で破断され、 そしてこ の非通気性フィルム Lの破断によリ、 この破断部は通気性を有する部分 となリ、 包装体の内部は包装体の外部雰囲気と連通するようになリ、 そ の結果、 包装体内部の薬剤 Fは、 その外部雰囲気中の化学成分 (例えば、 酸素、 水分、 炭酸ガス、 臭気等) と反応し得るようになリ、 また、 その 外部雰囲気中への化学成分 (例えば、 殺菌性ガス、 香気等) を放散し得 るようになる。 [0044] 非通気性フィルム Lの破断を容易にするには、 非通気性フィルム Lは、 その糸状体の長さ方向と同じ方向へ引裂きやすい材料、 例えば、 その糸 状体と同じ方向に延伸された薄厚のプラスチックフィルムであるのが好 ましい。 また、 糸状体 1 0は、 通気性包装材料 aの破断を起さず、 接着 剤層 Cからの剥離が容易になるように、 接着性の悪い材料、 例えば、 ポ リプロピレンや、 テフロン、 ナイロン等の材料で形成されたものである のが好ましく、 また、 その表面に離型剤をあらかじめ塗布したものであ るのが好ましい。 さらに、 接着剤層 Cの接着力を比較的弱く調整するの も好ましい。 [0045] 図 4は、 薬剤包装体の包装材料 1の変更例の説明断面図を示すもので、 非通気性フィルム Lの外面の一部に帯状体 1 0を接着させたものである。 この薬剤包装体においては、 帯状体 1 0を上方に引張ると、 その張力に よリ、 非通気性フィルム Lはその帯状体との接着部分で破断剥離される。 この包装材料 1においては、 帯状体 1 0と非通気性フィルム Lとの間の 接着力は、 非通気性フィルム Lと通気性包装材料 a との間の接着力よリ も大きく設定され、 また、 非通気性フィルムの材質破壊を生じさせるよ うに設定される。 非通気性フィルム Lは、 その帯状体 1 0の長さ方向と 同じ方向に引裂きやすい薄厚のブラスチックフィムであるのが好ましい, 図 5及び図 6は、 薬剤包装体の他の実施例の説明断面図を示すもので ある。 この包装体は、 通気性包装材料 a と非通気性フィルム Lとはその 周緣部においてのみ接着され、 中間部においては接着されず、 両者の間 に空隙部 Sが存在する。 図 5に示したものは、 帯状体 1 0が非通気性フ イルム Lの内面側に接着され、 図 6に示したものは、 帯状体 1 0が非通 気性フィルムの外面に接着されている。 [0046] 図 7は、 薬剤包装体のさらに他の実施例を示し、 通気性包装材料 aは、 その表面の一部のみが通気性表面 a ' として形成され、 その上に帯状体 1 0を有する非通気性フィルム Lが積層接着された構造のものである。 この場合の通気性包装材料 aは、 例えば、 プラスチックフィルムやアル ミ箔フィルム等の非通気性フィルムの所定面に、 多数の細孔を穿設する ことによリ形成することができる。 [0047] 図 8及び図 9は、 自動供給機を用いて、 薬剤包装体 Pを、 食品等の入 つた袋や容器に連続的に充填するのに用いられる小袋状の各包装体 Pが 帯状に連設された長尺の帯状包装体 1 4の説明図を示す。 これらの図に おいて、 包装材料 1は、 図 4に示したように、 その外面が帯状体 1 0を 有する非通気性フィルム L、 その内面が通気性包装材料 aで形成されて いる。 3は包装材料 1 のシール面を示す。 自動配布機を用いて包装体 P の供給 (配布) を行う場合、 その非通気性フィルム Lの表面に接着され た帯状体 1 0をその表面から非通気性フィルムの一部とともに連続的に 剥離させた後、 そのシール面 3の部分で順次切断し、 その切断された各 包装体 Pを順次袋や容器に投入する。 [0048] 図 1 0は、 自動供給機を用いて長尺の帯状包装体 1 4から、 各小袋状 の包装体 Pを切断して所定個所に供給する装置系の説明図を示す。 [0049] 長尺の帯状包装体 1 4は、 自動供給機 1 5に供給されるが、 その供給 に先立ち、 包装体 1 4の包装材料 1の表面に接着されている帯状体 1 0 は、 回転ロール 1 8と包装体 1 4の間の張力によって、 包装体 1 4の表 面から剥離される。 この帯状体 1 0の剥離においては、 前記したように、 包装材料 1の表面を形成する非通気性フィルム Lにおけるその帯状体 1 0と接着する部分も同時に破断剥離され、 帯状体 1 0とともに回転ロー ル 1 8に卷取られる。 帯状体 1 4を剥離させるための張力は、 自動供給 機 1 5に設置されている回転ロールのトルク (即ち、 包装体 1 4を下方 に引張る力) を利用して形成し得る他、 回転ロール 1 8を一定の力で回 転させ、 その際のトルクを利用して形成することができる。 自動供給機 1 5内に設置されている回転ロールのトルクを利用して帯状体 1 0を剥 離する場合には、 回転ロール 1 8のトルクは大きなものである必要はな く、 その剥離された帯状体 1 0を卷取るに必要な大きさであればよい。 自動供給機 1 5としては、 包装体 1 4をその装置内に引取リ、 これを 包装体 1 4のシール面部 3で切断し得るものであればどのようなもので も使用でき、 従来公知のもの、 例えば、 (株) 三橋製作所製、 自動配布 機 (K D _ 7 0 0 、 K D 9 0 0 ) 等を用いることができる。 [0050] 自動供給機 1 5で切断されて得られた小袋状包装体 Pは、 シユーター 1 6によって所定の個所へ供給される。 [0051] 本発明の薬剤包装体 Aは、 薬剤を包装する包装材料の外面が非通気.性 フィルムで形成されているため、 その包装体の内部と外部とは、 実質的 に遮断されたものである。 従って、 外気が包装体内に浸入するようなこ とはなく、 また、 内部の薬剤蒸気が外部に逃散するようなこともなく、 この状態に保持する限リ、 薬剤のガス吸収能やガス発生能の損失は防止 される。 [0052] 本発明の包装体 Aは、 その使用に際し、 それに付設した糸状体又は帯 状体を包装体表面上方に引張リ、 包装材料の外面を形成する非通気性フ イルムを破断させることにより、 その包装体の内部と外部とを連通させ ることができ、 これによつて被包された薬剤によるガス吸収やガス発生 が開始される。 [0053] 本発明の包装体 Aは、 その内部に封入した薬剤の作用を利用して各種 の分野、 特に食品分野に広く利用されるが、 本発明の包装体 Aは、 前記 したように、 その外面を形成する非通気性フィルムを糸状体又は帯状体 によリ破断しない限リ、 内部に封入した薬剤を安定に保持することがで きるので、 取扱い性、 保存性及び供給性において非常にすぐれたもので ある。 本発明の小袋状包装体が連結された長尺の帯状体と自動供給機 を組合せて用い-ることによリ、 連続的に小袋状包装体を形成し、 これを 所定個所、 例えば、 食品等の充填された容器に供給することができる。 このような自動供給機を用いる場合、 自動供給機を途中で停止させても、 その長尺の帯状包装体は、 その表面の非通気性フィルムを、 糸状体又は 帯状体を介して破断しない限リ薬剤の消費が起らないので、 自動供給機 を必要に応じ任意にかつ長時間にわたって停止し得るという利点が得ら れる。 表面が通気性包装材料で形成されている従来の包装体を用いると きには、 自動供給機を長時間停止すると、 その薬剤の多量の消費が起る ため、.新しい包装体と交換する必要が生じるが、 本発明の場合は、 この ような不利はない。 [0054] 次に本発明の包装体 Bの実施例について図面によリ説明する。 [0055] 図 1 1 (a) は、 全面が通気性面として形成された通気性包装材料 a の上に非通気性フィルム Lを全面的に積層接着させて形成した包装材料 を製袋材料として用いて、 薬剤 Fを包装した包装体の断面説明図を示す。 図 1 1 (a) において、 2はシール部を示す。 図 1 1 (b) は、 その包 装材料 1の説明断面図を示す。 [0056] 本発明においては、 通気性包装材料 aと、 非通気性フィルム Lとの間 の接着は剥離可能に接着され、 必要に応じ、 非通気性フィルム Lをその 通気性包装材料 a表面から剥離させることができる。 この目的のために は、 この包装材料 aと非通気性フィルム Lとの間の接着剤として接着力 の弱いものあるいは再剥離性粘着剤 (例えば、 一方社油脂工業社製、 商 品名 「AS— 1 5J ) 等を用いることができる。 また、 この剥離を容易 にするために、 通気性包装材料 aの表面には、 あらかじめ離型剤を塗布 しておくこともできる。 さらに、 非通気性フィルム Lの裏面にあらかじ め感圧粘着剤層を設けることによリ、 通気性包装材料 aと非通気性フィ ルム Lとの接着を容易に行うことができる。 [0057] 図 1 2 (a) は、 図 1 2 (b) に示す通気性包装材料 1を用いて形成 した薬剤包装体の説明断面図である。 この薬剤包装体に用いる包装材料 1は、 図 1 2 ( b ) に示すように、 その縦方向中心線よリ右方向のほぼ 中央縦方向に沿って通気性表面部 a ' を有する通気性包装材料 aのその 通気性表面部 a ' に対し、 非通気性フィルム Lを圧着させて形成したも のである。 この包装材料 1は、 その中心線を中心として折曲げて袋体に 製袋し、 この袋体に薬剤を充填密封することによリ、 図 4 ( a ) に示す 構造の薬剤包装体を得ることができる。 [0058] 図 1 3は、 中心部に通気性表面部 a ' を有する通気性包装材料 aのそ の通気性表面部 a ' に非通気性フィルムを圧着して形成した包装材料の 2枚を用いて形成した薬剤包装体の説明断面図を示す。 [0059] 図 1 4は、 全面が通気性表面部 a ' に形成された通気性包装材料 aの 全面に対して非通気性フィルムを圧着して形成した包装材料と、 非通気 性包装材料 bを用いて形成した薬剤包装体の説明断面図を示す。 [0060] 図 1 5は、 自動充填機を用いて、 薬剤包装体 Pを、 食品等の入った袋 や容器に連続的に充填するのに用いられる各包装体 Pが帯状に連結され た帯状包装体の説明断面図を示す。 図 1 5において、 包装材料 1は、 図 1 2 ( b ) に示したように、 非通気性フィルム Lを圧着した通気性包装 材料 aで形成されている。 3は包装材料 1のシール面を示す。 自動充填 機を用いて包装体 Pを充填を行う場合、 その非通気性フィルム Lを表面 から連続的に剥離させるとともに、 そのシール面 3の部分で順次切断し、 その切断された各包装体 Pを順次袋や容器に投入する。 自動供給機を用 いて長尺の帯状包装体から、 各小袋状の包装体 Pを切断して所定個所に 供給する装置としては、 前記の包装体 Aに関連して示した装置系を用い ることができる。 次に、 図面を参照して本発明の薬剤包装体 Bの製造方法について説明 する。 [0061] 図 1 6において、 2 1は非通気性粘着フィルム Lの卷きロール、 2 2 は通気性包装材料 aの卷きロール、 2 3、 2 4は圧着ロール、 2 5は案 内口ールを示す。 [0062] 本発明の方法を実施するには、 先ず、 ロール 2 1からの非通気性フィ ルム Lと、 ロール 2 2からの通気性包装材料 aを、 案内ロール 2 5によ リ圧着ロール 2 3と 2 4との間に供給し、 ここで通気性包装材料 aの通 気性表面部に非通気性粘着フィルムを圧着させる。 この圧着工程によリ、 通気性包装材料の通気性表面部がその非通気性フィルムでラミネートさ れるため、 通気性包装材料 aは、 全体として非通気性のものに変換され る。 圧着ロール 2 3、 2 4の間からは、 全表面部が非通気性に形成され た包装材料 1が引取られ、 ロールに卷きとられる。 図 1 7にこのロール 卷きされた包装材料 1の 1つの実施例についての斜視図を示す。 [0063] 本発明においては、 前記のようにして得られる全体が非通気性となつ た包装材料 1を製袋材料の'少なく とも一部として用い、 開口部を有する 袋体に形成し、 次いでこの袋体の開口部を通して前記した如きガスを吸 収又は発生する薬剤を充填した後、 その袋体の開口部を密封して、 薬剤 包装体 Bを得る。 [0064] 前記した包装材料を開口部を有する袋体に形成する工程、 袋体内に薬 剤を充填する工程及び薬剤を充填した袋体の開口部を密閉する工程は、 いずれも従来良く知られている工程でぁリ、 これらの一連の工程は、 慣 用の自動充填機を用いて連続的に実施することができる。
权利要求:
Claims 請求の範囲 ( 1 ) ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材料で被包した包装体で あって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材料と外面を形成す る非通気性フィルムとの積層接着体からなリ、 該通気性包装材料と非通 気性フィルムとの間に糸状体又は帯状体を介在させ、 該糸状体又は帯状 体を該非通気性フィルムの外表面上方に引張ることによって、 該非通気 性フィルムにおけるその糸状体又は帯状体との接触部を破断させるよう にしてなる薬剤包装体。 ( 2 ) ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材で被包材料で包装体で あって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材料と外面を形成す る非通気性フィルムとの積層接着体からなリ、 該非通気性材料の外表面 には、 糸状体又は帯状体を接着させ、 該糸状体又は帯状体を該非通気性 フィルムの外表面上方に引張ることによって、 該非通気性フィルムにお けるその糸状体又は帯状体との接着部分を破断させるようにしてなる薬 剤包装体。 ( 3 ) ガスを発生又は吸収する薬剤を包装材料で被包した包装体で あって、 該包装材料は、 内面を形成する通気性包装材料と外面を形成す る非通気性フィルムをその周緣部において接着した重層体からなリ、 該 非通気性フィルムの外表面又は内表面に糸状体又は帯状体を接着させ、 該糸状体又は帯状体を該非通気性フィルムの外表面上方に引張ることに よって、 該非通気性フィルムにおけるその糸状体又は帯状体との接着部 を破断させるようにしてなる薬剤包装体。 ( 4 ) 該通気性包装材料が有孔プラスチックフィルムである請求の 92/17384 ib 範囲 1〜 3のいずれかの薬剤包装体。 (5) 該通気性包装材料が紙又は不織布である請求の範囲 1〜4の いずれかの薬剤包装体。 ( 6 ) 該通気性包装材料が裏面に有孔プラスチックフィルムを接着 させた紙又は不織布である請求の範囲 1〜4のいずれかの薬剤包装体。 (7) 該紙又は不織布が撥水性及びノ又は撥油性加工されたもので ある請求の範囲 5又は 6の薬剤包装体。 (8) 該非通気性フィルムがプラスチックフィルム又はアルミニゥ ム箔である請求の範囲 1〜 7のいずれかの薬剤包装体。 (9) 該糸状体又は帯状体が、 プラスチック又は金属からなる請求 の範囲 1〜 8のいずれかの薬剤包装体。 · (1 0) 該包装体が、 内部に薬剤を収容する小袋状包装体の多数を 連設した構造の長尺の帯状体からなる請求の範囲 1〜 9のいずれかの薬 剤包装体。 (1 1) ガスを発生又は吸収する薬剤包装体を所定個所に供給させ るに際し、 該薬剤包装体として、 前記請求の範囲 1〜 1 0のいずれかの ものを用い、 該包装体に付設された糸状体又は帯状体を該非通気性包装 材 3フィルムの外表面上方に引張って、 該非通気性フィルムを破断した 後、 所定個所に供給することを特徴とする薬剤包装体の供給方法。 (1 2) 請求の範囲 1 0の薬剤包装体を各小袋に順次切断して所定 個所に供給する装置であって、 該薬剤包装体を各小袋に順次切断し、 所 定個所に供給する自動切断供給機構と、 該薬剤包装体に付設された糸状 体又は帯状体を、 該非通気性フィルムの外表面から上方に引張る糸状体 又は帯状体の引取リ機構を有することを特徴とする薬剤包装体の供給装 置。 . ( 1 3 ) ガスを吸収又は発生する薬剤を包装材料で包装した包装体 であって、 該包装材料は内層を形成する通気性包装材料の通気性表面に 外層を形成する非通気性フィルムを積層した構造を有し、 かつ該非通気 性フィルムは通気性包装材料の通気性表面に対し、 剥離可能に弱く接着 されていることを特徴とするガスを吸収又は発生する薬剤包装体。 ( 1 4 ) 該包装体が、 内部に薬剤を収容する小袋状包装体の多数を 連設した構造の長尺の帯状体からなる請求の範囲 1 3の薬剤包装体。 ( 1 5 ) ガスを発生又は吸収する薬剤包装体を所定個所に供給させ るに際し、 該薬剤包装体として、 前記請求の範囲 1 4のものを用い、 該. 包装体に接着された非通気性フィルムを剥離した後、 所定個所に供給す ることを特徴とする薬剤包装体の供給方法。 ( 1 6 ) 請求の範囲 1 4の薬剤包装体を各小袋に順次切断して所定 個所に供給する装置であって、 該薬剤包装体を各小袋に順次切断し、 所 定個所に供給する自動切断供給機構と、 該薬剤包装体表面の非通気性フ イルムを剥離させる非通気性フィルムの引取リ機構を有することを特徴 とする薬剤包装体の供給装置。 ( 1 7 ) ¾スを吸収又は発生する薬剤包装体を製造する方法におい て、 ( i ) 通気性表面部を有する通気性包装材料と、 非通気性粘着フィル ムを圧着ロール間に供給する工程、 ( i i ) 該圧着ロール間において、 該包装材料 a の通気性表面部に非通 気性粘着フィルムを圧着させて、 該包装材料の通気性表面部を該非通気 性粘着フィルムで被覆する工程、 (iii)該通気性表面部が非通気性粘着フィルムで被覆された包装材料 を製袋材料として用い、 開口部を有する袋体に形成する工程、 (iv) 該袋体の開口部を通してガスを吸収又は発生する薬剤を充填す る工程、 (V) 該薬剤を充填した袋体の開口部を密閉する工程 からなるガスを吸収又は発生する薬剤包装体の製造方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日 JP3092193B2|2000-09-25| AU1560492A|1992-11-02| JPH04311437A|1992-11-04|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-10-15| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU KR US | 1992-10-15| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU MC NL SE |
优先权:
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