Moteur electrique du type a reluctance a haute vitesse
专利摘要:
公开号:WO1992014297A1 申请号:PCT/JP1992/000140 申请日:1992-02-12 公开日:1992-08-20 发明作者:Itsuki Bahn 申请人:Kabushikigaisya Sekogiken; IPC主号:H02P25-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 高速リラクタンス型電動機 [0003] 技 術 分 野 [0004] 本発明は、 リラクタンス型電動機に関し、 特に、 従来のブラシレスモー タ電動機及びィンバータ付き誘導電動機に代えて各種用途に使用可能な高 速リラクタンス型電動機に関する。 [0005] 背 景 技 術 [0006] 複数の磁極を有する固定子と、 これと同心状に配されかつ回転自在に支 持されると共に複数の突極を有する回転子とを備え、 順次励磁される固定 子磁極とこれに対応する回転子突極との間に作用する磁気吸引力で回転子 を回転させるようにしたリラクタンス型電動機が知られている。 リラクタ ンス型電動機は、 出力トルクが大きく、 マグネッ 卜回転子が不要であると 云う利点があるが、 従来のリラクタンス型電動機には、 高速運転が困難で ある等の理由で応用分野が制限されると云う欠点がある。 [0007] 即ち、 リラクタンス型電動機の励磁コイルはインダクタンスが大きく、 励磁コイルに蓄積される磁気エネルギが著しく大きくなる。 従って、 エネ ルギ蓄積, 消滅に時間を要して通電電流の立ち上がり, 立ち下がりが遅れ、 しかも、 回転子の突極の数が多いため、 回転子 1回転毎の磁気エネルギの 蓄積, 放出回数が多い。 通電電流の立上がりの遅れにより減トルクが発生 し (トルクが減少する) 、 通電電流の立下がりの遅れにより反トルクが発 生する。 結果として、 電動機運転効率が低下し、 回転速度が著しく小さく なる。 電動機の出力トルクを増大させるベく突極及び磁極の配設数を増加 すると、 蓄積磁気エネルギに起因して励磁電流の立上がり, 立下がりに要 する時間が増大して回転速度が顕著に減少し、 又、 電動機の構成が複雑に なると共に電動機が大型になる。 特に、 多数の突極及び磁極を要する 3相 全波リラクタンス電動機では、 突極と磁極の数が 2倍以上となり、 高速運 転及び小型化が困難である。 そして、 励磁コイルへの通電初期における励 磁電流の立上がりを急唆にすべく高電圧電源を用いると、 磁極が磁気飽和 点に達したときに励磁電流が急唆に立上がつて振動及び電気ノィズを発生 すると云う問題が生じる。 [0008] 又、 出力トルクを増大させるベく、 電源電圧を上昇させても、 一般に利 用される回転速度 (毎分数千回転) を得るには 1 0 0 0ボルト以上の電源 電圧を必要とし、 実用性が失なわれる。 [0009] 発 明 の 開 示 [0010] 本発明の一つの目的は、 高速運転可能でかつ高出力トルクを発生できる リラクタンス型電動機を提供することにある。 [0011] 本発明の別の目的は、 小型のリラクタンス型電動機を提供することにあ る o [0012] 本発明の更に別の目的は、 振動発生を防止したリラクタンス型電動機を 提案することにある。 [0013] 上記目的を達成するため、 本発明の一つの態様によれば、 複数の突極を 有する回転子と励磁コィルが夫々嵌装された複数の磁極を有する電機子と を含む電動機本体を有するリラクタンス型電動機が提供される。 リラクタ ンス型電動機は、 互いに等しい周方向幅を有する複数の突極が等角度間隔 で周方向に形成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持さ れた回転子と、 [0014] 電気角で 1 2 0度或は 1 8 0度の周方向幅を各々有しかつ前記複数の突 極と僅かな空隙を介して対向する 6 n個 (nは正整数) の磁極が等角度間 隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装された 第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定 された電機子と、 [0015] 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子を 有し、 電気角 3 6 0度毎に 1 2 0度の幅だけ所定信号レベルになる矩形波 である第 1相の位置検知信号, 同様の矩形波からなり前記第 1相の位置検 知信号に対して電気角で 1 2 0度位相が遅れた第 2相の位置検知信号及び 同様の矩形波からなり前記第 2の位置検知信号に対して電気角で 1 2 0度 位相が遅れた第 3相の位置検知信号を前記回転子の回転位置に応じて順次 送出するための位置検知装置と、 [0016] 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィル間に夫々介在す るスイッチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信 号に応じて、 前記スイッチング素子を順次導通、 遮断させることにより前 記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィルを順次通電させるための通電制 御回路と、 [0017] 前記スィツチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続された ダイォードと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルに夫々関連する第 1 , 第 2及び第 3の逆流 防止用ダイォードと、 前記第 1 , 第 2及び第 3の逆流防止用ダイォードと 並列に接続された第 1, 第 2及び第 3のコンデンサとを含み、 各前記励磁 コィルの通電停止時に当該励磁コィルに蓄積された磁気エネルギにより前 記第 1 , 第 2及び第 3のコンデンサの対応する一つを前記逆接続されたダ ィォ一ドの対応するものを介して充電して当該蓄積磁気エネルギを急速に 消滅させると共に次に通電される励磁コイルに流れる励磁電流を急速に立 ち上がらせるための回路手段とを備え、 [0018] 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの磁 極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において当該一つの磁極 に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置検知 装置から発生するように定められ、 3相片波通電で制御される。 [0019] さらに好ましくは、 通電制御回路は、 前記第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置 検知信号に対応する巾だけ夫々通電される第 1 , 第 2 , 第 3のインダクタ ンスコイルと、 第 1 , 第 2 , 第 3のインダクタンスコイルの通電が停止さ れたときに、 蓄積された磁気エネルギを夫々対応する前記第 1 , 第 2 , 第 3のコンデンサに流入充電する電気回路を備える。 [0020] 又、 本発明の別な態様によれば、 電機子は、 1 2 η個 (ηは正整数) の 磁極を有し、 前記磁極に夫々嵌装された第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁 コイル並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを備え、 位置検知装 置は、 前記第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号とは夫々電気角で 1 8 0度位相が遅れた第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号を前記回転 子の回転位置に応じて顾次送出するようにされ、 通電制御回路は、 直流電 源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励 磁コイル間に夫々介在するスイッチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相 及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号に応じて、 前 記スイッチング素子を順次導通, 遮新させることにより前記第 1相, 第 2 相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィルを順次通電さ せるようにされる。 さらに、 リラクタンス型電動機は、 前記スイッチング 素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続されたダイォードと、 前記 直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1相及び第 1相の励磁コィ ル, 前記第 2相及び第 2相の励磁コィル及び前記第 3相及び第 3相の励磁 コイルに夫々関連する第 1 , 第 2及び第 3の逆流防止用ダイオードと、 前 記第 1 , 第 2及び第 3の逆流防止用ダイォードに並列に接続された第 1 , 第 2及び第 3のコンデンサとを含み、 各前記励磁コィルの通電停止時に当 該励磁コイルに蓄積された磁気エネルギにより前記第 1 , 第 2及び第 3の コンデンサの対応する一つを前記逆接続されたダイォードの対応するもの を介して充電して当該蓄積磁気エネルギを急速に消滅させると共に次に通 電される励磁コイルに流れる励磁電流を急速に立上がらせるための回路手 段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれ か一つの磁極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において、 当 該一つの磁極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が 前記位置検知装置から発生するように定められて、 3相全波通電で制御さ れる。 [0021] 好ましくは、 通電制御回路は第 1 , 第 1の相の位置検知信号, 第 2 , 1 の相の位置検知信号, 第 3 , 第 3の相の位置検知信号に夫々対応する巾 だけ夫々通電される第 1 , 第 2 , 第 3のインダクタンスコイルと、 第 1, 第 2 , 第 3のインダクタンスコイルの通電が断たれたときに、 これ等に蓄 積された磁気エネルギを夫々対応する前記第 1 , 第 2, 第 3のコンデンサ に流入充電する電気回路を備える。 [0022] さらに、 本発明の別な態様にはよれば、 前記 3相片波通電で制御される リラクタンス型電動機において、 位置検知装置は、 電気角で 1 2 0度の巾 で互いに連続した第 1 , 第 2 , 第 3の相の矩形波の第 1の位置検知信号並 びに該第 1の位置検知信号の夫々の前半部の電気角で 6 0度の巾で互いに 電気角で 6 0度離間した第 1 , 第 2 , 第 3の相の矩形波の第 2の位置検知 信号を前記回転子の回転位置に応じて順次送出するようにされ、 通電制御 回路は、 設定された回転速度以下の区間においては前記第 1の位置検知信 号により前記スイッチング素子を順次導通, 遮断させ、 設定回転速度を越 えると前記第 2の位置検知信号により前記スィッチング素子を順次導通, 遮断させて各励磁コイルを順次通電させ、 6 0度の 3相片波通電で制御す る。 このリラクタンス型電動機においても、 好ましくは、 通電制御回路は、 第 1 , 第 2, 第 3の相の第 2の位置検知信号により通電される 1個のイン ダク夕ンスコイルと、 該ィンダクタンスコイルの通電が停止されたときに、 蓄積された磁気エネルギを前記コンデンサに流入充電する電気回路を備え る ο [0023] 又、 本発明の別な態様によれば、 リラクタンス型電動機は、 互いに等し い周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形成された外周面 を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子と、 [0024] 電気角で 1 2 0度或は 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複数の突 極と僅かな空隙を介して対向する 1 2 n個 (nは正整数) の磁極が等角度 間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装され た第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル並びに第 1相, 第 2相及び第 3 相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子と、 [0025] 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子を 有し、 電気角 3 6 0度毎に 6 0度の巾だけ所定信号レベルになる矩形波で 夫々 1 2 0度位相差のある第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置検知信号と、 同様 の矩形波で、 第 1 , 第 2, 第 3の相の位置検知信号間にある電気角 6 0度 の巾の^, ^ 2., 第 3の相の位置検知信号を前記回転子の回転位置に応 じて順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 相の励磁コイル間に夫々介在するスィツチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相, 及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号に応 じて、 前記スイッチング素子を順次導通, 遮断させることにより前記第 1 相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを順 次通電させるための通電制御回路と、 [0026] 前記スィッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続された ダイオードと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1 , 第 2, 第 3相の励磁コイル及び第 1 , 第 2 , 第 3相の励磁コイルと夫々関連 する第 1, 第 2の逆流防止用ダイオードと、 第 1 , 第 2の逆流防止用ダイ オードと並列に接続された第 1 , 第 2のコンデンサとを含み、 各前記励磁 コィルの通電停止時に当該励磁コィルに蓄積された磁気エネルギにより前 記第 1 , 第 2のコンデンサの対応する一つを前記逆接続されたダイォード の対応するものを介して充電して当該蓄積磁気エネルギを急速に消滅させ ると共に次に通電される励磁コイルに流れる励磁電流を急速に立上がらせ るための回路手段とを備え、 [0027] 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの磁 極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において、 当該一つの磁 極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置検 知装置から発生するように定められ、 3相全波通電で制御される。 [0028] 好ましくは、 通電制御回路は、 第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置検知信号に 対応する巾だけ通電される第 1のイングクタンスコイルと、 第 2 , 第 3の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 2のィンダクタン スコイルと、 第 1 , 第 2のインダクタンスコイルの通電が断たれたときに、 これらに蓄積された磁気エネルギを夫々対応する第 1 , 第 2のコンデンサ に流入充電する電気回路を備える。 [0029] 又、 本発明の別な態様によれば、 2相全波通電の高速リラクタンス型電 動機が提供される。 2相全波通電の高速リラクタンス型電動機は、 互いに 等しい周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形成された外 周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子と、 電気角 で 1 2 0度若しくは 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複数の突極と 僅かな空隙を介して対向する 8 n個 (nは正整数) の磁極が等角度間隔で 周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装された第 1 相及び第 2相の励磁コイル並びに第 1相及び第 2相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子と、 [0030] 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子を 有し、 電気角 3 6 0度毎に 9 0度〜 1 5 0度の巾だけ所定信号レベルにな る矩形波である第 1相の位置検知信号及び同様の矩形波からなり前記第 1 相の位置検知信号に対して電気角で 9 0度位相が遅れた第 2相の位置検知 信号並びに前記第 1相及び第 2相の位置検知信号とは夫々位相が電気角で 1 8 0度遅れた第 1相及び第 2相の位置検知信号を前記回転子の回転位置 に応じて顧次送出するための位置検知装置と、 [0031] 直流電源と前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2相の励磁コィル 間に夫々介在するスィツチング素子を含み、 前記第 1相及び第 2相並びに 第 1相及び第 2相の位置検知信号に応じて、 前記スィツチング素子を順次 導通, 遮断させることにより前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2 相の励磁コイルを順次通電させるための通電制御回路と、 [0032] 前記スイッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続された ダイォ一ドと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1相及 び第 1相の励磁コィル及び前記第 2相及び第 2相の励磁コィルに夫々関連 する第 1及び第 2の逆流防止用ダイォードと、 前記第 1及び第 2の逆流防 止用ダイォードに夫々並列に接続された第 1及び第 2のコンデンサとを含 み、 各前記励磁コイルの通電停止時に当該励磁コイルに蓄積された磁気ェ ネルギにより前記第 1及び第 2のコンデンサの対応する一つを前記逆接続 されたダイォードの対応するものを介して充電して当該蓄積磁気エネルギ を急速に消滅させると共に次に通電される励磁コイルに流れる励磁電流を 急速に立上がらせるための回路手段とを備え、 [0033] 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの磁 極に侵入し始める点より電気角 4 5度の区間内において当該一つの磁極に 嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置検知装 置から発生するように定められる。 好ましくは、 通電制御回路は第 1 , 室 丄の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 1のィンダクタンス コイルと、 第 2 , 第 2の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 [0034] 2のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2のインダクタンスコィルの通電 が断たれたときに、 これ等に蓄積された磁気エネルギを夫々対応する第 1 , 第 2のコンデンサに流入充電する電気回路を備える。 [0035] さらに、 本発明の別の態様によれば、 2相全波通電の別な態様の高速リ ラクタンス型電動機が提供される。 この高速リラクタンス型電動機は、 互 いに等しい周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形成され た外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子と、 電気角で 1 2 0度若しくは 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複数 の突極と僅かな空隙を介して対向する 8 n個 (nは正整数) の磁極が等角 度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装さ れた第 1相及び第 2相の励磁コィル並びに第 1.相及び第 2相の励磁コィル を含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子と、 [0036] 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して SSされた位置検知素子を 有し、 電気角 3 6 0度毎に 9 0度〜 1 5 0度の巾だけ所定信号レベルにな る矩形波である第 1相の位置検知信号及び同様の矩形波からなり前記第 1 相の位置検知信号に対して電気角で 9 0度位相が遅れた第 2相の位置検知 信号並びに前記第 1相及び第 2相の位置検知信号とは夫々位相が電気角で 1 8 0度運れた第 1相及び第 2相の位置検知信号を前記回転子の回転位置 に応じて順次送出するための位置検知装置と、 [0037] 直流電源と前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2相の励磁コィル 間に夫々介在するスィッチング素子を含み、 前記第 1相及び第 2相並びに 第 1相及び第 2相の位置検知信号に応じて、 前記スィツチング素子を順次 導通, 遮断させることにより前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2 相の励磁コイルを順次通電させるための通電制御回路と、 [0038] 前記スイッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続された ダイォ一ドと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1相, 第 1栢, 第 2相及び第 2相の励磁コイルに夫々関連する第 1 , 第 2, 第 3 及び第 4の逆流防止用ダイオードと、 前記第 1 , 第 2 , 第 3及び第 4の逆 流防止用ダイオードに並列に接続された第 1 , 第 2 , 第 3及び第 4のコン デンサとを含み、 各前記励磁コィルの通電停止時に当該励磁コィルに蓄積 された磁気エネルギにより前記第 1 , 第 2 , 第 3及び第 4のコンデンサの 対応する一つを前記逆接続されたダイォ一ドの対応するものを介して充電 して当該蓄積磁気エネルギを急速に消滅させると共に次に通電される励磁 コイルに流れる励磁電流を急速に立ち上がらせるための回路手段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの磁 極に侵入し始める点より電気用 4 5度の区間内において当該一つの磁極に 嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置検知装 置から発生するように定める。 好ましくは、 通電制御回路は、 第 1 , 第 2 , 第 2の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 1, 第 2, 第 3 , 第 4のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2 , 第 3 , 第 4のインダ ク夕ンスコイルの通電が停止されたときに、 蓄積された磁気エネルギを夫 々対応する第 1 , 第 2 , 第 3 , 第 4のコンデンサに流入充電する電気回路 を備える。 [0039] さらに、 好ましくは、 振動発生を防止するために電機子の直径方向に対 向して、 同相の磁極を配設する。 [0040] 以上のように、 本発明によれば、 空極が磁極に侵入し始める点より電気 角 3 0度の区間内において、 通電を開始させ、 さらに、 1つの励磁コイル の通電が停止されたときに、 その蓄積磁気エネルギをコンデンサの静電工 ネルギとして転化し、 それを次に通電すべき励磁コイルの磁気エネルギに 転化して、 通電電流の立上がりと立下がりを急峻にしたから、 減トルク, 反トルクが発生せず、 高出力トルクを得ることができると共に、 高速回転 (毎分 1 0万回転位まで) で運転できる。 特に、 ィンダクタンスコイルに 蓄積された磁気エネルギにより、 励磁コイル間を磁気エネルギが移動する ときの励磁コイルの銅損と磁心の鉄損を補充するようにすることにより、 励磁コイルの通電電流の立上がりと降下を著しく急速とすることができる ので、 高速で出力トルクの大きい電動機が得られる。 [0041] また、 全波通電にすることにより、 リプルトルクを減少させることがで さ ^ ) ο [0042] 図面の簡単な説明 [0043] 第 1図は、 本発明の第 1実施例による 3相片波リラクタンス型電動機の 回転子及び電機子を示す概略側面図、 [0044] 第 2図は第 1図の回転子及び電機子の概略展開図、 [0045] 第 3図は第 1実施例の位置検知装置を示す概略回路図、 [0046] 第 4図は第 1実施例の通電制御回路を示す回路図、 [0047] 第 5図は、 第 4図の回路に励磁電流の立上り, 立下がりをよくするイン ダクタンスコイルを付加した回路図、 [0048] 第 6図は、 検出コイルの出力及び位置検知装置の位置検知信号を示すタ ィ ミ ングチヤ一ト、 [0049] 第 7図は、 励磁コイルの通電電流のタイミ ングチヤ一卜、 [0050] 第 8図は、 本発明の第 2実施例による 3相片波及び全波リラクタンス型 電動機の回転子及び電機子を示す概略側面図、 [0051] 第 9図は、 第 8図の回転子及び電機子の展開図、 [0052] 第 1 0図は第 2実施例の通電制御回路を示す回路図、 [0053] 第 1 1図は、 第 1 0図の回路に励磁電流の立上がり, 立下がりをよくす るインダクタンスコイルを付加した回路図、 [0054] 第 1 2図は、 3相片波通電における位置検知信号の切換回路図、 第 1 3図は、 本発明の第 4実施例による 3相全波リラクタンス型電動機 の回転子及び電機子概略展開図、 [0055] 第 1 4図は、 本発明の第 4実施例による 3相全波リラクタンス型電動機 の本体を示す概略長手方向断面図、 [0056] 第 1 5図は第 4実施例の通電制街回路を示す回路図、 第 1 6図は、 第 1 5図の回路に励磁電流の立上がり, 立下がりをよくす るィンダクタンスコイルを付加した回路図、 [0057] 第 1 7図は、 本発明の第 5実施例による 2相全波リラクタンス型電動機 の回転子及び電機子を示す展開図、 [0058] 第 1 8図は第 5実施例の通電制御回路を示す回路図、 [0059] 第 1 9図は、 第 1 8図に励磁電流の立上がり, 立下がりをよくするイン ダクタンスコイルを付加した回路図、 [0060] 第 2 0図は、 第 5実施例の位置検知装置を示す回路図、 [0061] 第 2 1図は、 第 5実施例での位置検知信号を示すタイミ ングチャート、 第 2 2図は、 本発明の第 5実施例の変形例での通電制御回路を示す回路 図、 [0062] 第 2 3図は、 第 2 2図に励磁電流の立上がり, 立下がりをよくするイン ダクタンスコイルを付加した回路図、 [0063] 第 2 4図は、 本発明の第 5の実施例の別な変形例の通電制御回路を示す 回路図、 及び [0064] 第 2 5図は、 第 2 4図に励磁電流の立上がり立下がりをよくするインダ クタンスコイルを付加した回路図である。 [0065] 発明を実施するための最良の形態 [0066] 本発明の第 1実施例による 3相片波リラクタンス型電動機は、 第 1図及 び第 2図に示す電動機本体を備えている。 電動機本体は、 図示しない外側 筐体 (第 1 4図に参照符号 6 4 bで示す要素に対応) に設けた軸受けによ り回転自在に支持した回転軸 5に嵌着された回転子 1と、 該回転子 1と同 軸状に配された筐体に固定された電機子 (固定子) 1 6とを備え、 両者は 従来公知のように珪素網板の積層体よりなる。 回転子 1の外周面には夫々 180度電気角 (以下、 各種角度パラメータ を電気角で示す。 ) の巾を有する 8つの突極 1 a〜l hが 360度の位相 差をおいて周方向に等間隔で形成されている。 又、 電機子 16は磁路を形 成自在の環状磁心 16 'を有し、 磁心内周面には夫々 180度の巾を有す る 6つの磁極 169 a〜l 6 ίが周方向に等間隔に形成され、 回転子 1の 突極 l a〜: L hと 0. 1〜0. 2mm例えば約 0. 15mmの空隙をおい て対向している。 そして、 磁極 16 a〜l 6 f には励磁コイル 17 a〜l 7 f が夫々嵌装されている。 励磁コイル 17 a, 17 dは互いに直列又は 並列に接続され、 以下、 この接続体を第 1相の励磁コイル対 39 aと云う。 励磁コイル 17b, 17 e及び励磁コイル 17 c, 17 ίも同様に接続さ れ、 これらを夫々第 2, 第 3相の励磁コイル対 39 b, 39 cと云う。 電動機は、 第 3図に示す位置検知装置を更に備えている。 この位置検知 装置は、 回転子 1の突極 1 a〜l hの回転位置を検出するための、 5mm 直径でかつ約 100ターンの空心コイルより夫々なる 3つの検出コイル 1 0 a〜10 c (第 2図) を含み、 これらの検出コイルは互いに 120度離 間すると共に夫々のコイル面が突極 1 a〜l hの側面に空隙を介して対向 可能なように電機子 16に固定されている。 又、 位置検知装置は、 発振周 波数が約 1MH zの発振器 10と、 検出コイル 10 a〜 10 cの夫々に関 連するプリッジ回路とを有している。 [0067] 検出コイル 10 aに関連するプリッジ回路は、 検出コイル 10 aと抵抗 15 a〜 15 cとよりなり、 検出コイル 10 aが突極 1 a〜 1 hのいずれ にも対向していない状態において平衡するように調整されている。 このブ リッジ回路には、 ダイオード 11 a, l i bとコンデンサ 12 a, 12 とより夫々なる 2つのローパスフィル夕と、 オペアンプ 13と、 論理回路 18とが接続されている。 論理回路 18は、 3相 Y型半導体電動機の制御 回路に慣用されている回路からなり、 6つの出力端子 18 a〜l 8 f を有 している。 より詳しく、 ダイオード 11 aはコイル 10 aと抵抗 15 aと の接続点にアノードが接続され、 又、 一端が接地されたコンデンサ 12 a の他端とォプアンプ 13の正入力端子とに力ソードが接続されている。 そ して、 ダイオード 11 bは、 抵抗 15 b, 15 cの接続点にァノ一ドが接 続され、 又、 一端が接地されたコンデンサ 12 bの他端とオペアンプ 13 の負入力端子とにカソードが接続されている。 オペアンプ 13の出力端子 は、 論理回路 18の入力側に接続されると共に両者間に介在する反転回路 13 aの入力端子に接続されている。 [0068] 第 3図中、 符号 14 a, 14 bはコイル 10 b, 10 cに夫々関連する 回路を示し、 各該回路はコイル 10 aに関連するブリッジ回路, 口一パス フィルタ及びオペアンプに対応する回路要素からなり、 3つの検出コイル に共通の発振器 10に接続されいる。 符号 13 b, 13 cは反転回路 13 aに対応する反転回路を表す。 [0069] 上述のように、 プリッジ回路は、 検出コイル 10 a〜 10 cが回転子 1 の突極 1 a〜l hのいずれにも対向していない場合に平衡するようになつ ている。 従って、 検出コイル 10 aが突極に対向していないとき、 ダイォ ード 11 a, コンデンサ 12 aからなるローパスフィルタの出力とダイォ ード l i b, コンデンサ 12 bからなる口一パスフィル夕の出力とは互い に等しく、 オペアンプ 13の出力はローレベルとなる。 但し、 実際には、 電動機の回転停止時、 検出コイルのいずれか一つが突極のいずれか一つに 対向している。 従って例えば、 検出コイル 10 aが突極に対向していると、 鉄損 (過流損とヒステリシス損) に起因して検出コイル 10 aのィンピー ダンスが減少するので抵抗 15 aでの電圧降下が大きくなり、 オペアンプ 13の正入力端子への印加電圧が増大してオペアンプ出力は第 6図に符号 33 a, 33 bで例示するようにハイレベルとなる。 即ち、 回転子 1の回 転にともなって、 オペアンプ 13からは矩形波信号 33が送出される。 そ して、 反転回路 13 aからは矩形波信号 33を反転したものに対応する矩 形波信号 (図示略) が送出される。 [0070] 検出コイル 10 b, 10 cの夫々が突極 1 a〜l hのいずれかの側面に 対向したときにも、 ブロック 14 a, 14 b内のオペアンプの出力がハイ レベルとなり (符号 34 a, 34 b, 35 a, 35 bで例示する) 、 回転 子 1の回転に伴って両オペアンプから矩形波信号 34, 35が送出される。 又、 反転回路 13 b、 13 cからは矩形波信号 34, 35を反転したもの に対応する矩形波信号 (図示略) が送出される。 上記矩形波信号 33, 3 4及び 35は互いに 120度の位相差を有している。 [0071] 矩形波信号 33〜35及びこれらを反転したものに対応する矩形波信号 を入力する論理回路 18の出力端子 18 a〜l 8 f からは、 回転子 1の回 転位置を表す矩形波の位置検知信号 36〜 38及び 43〜 45 (第 6図) が夫々送出される。 信号 36及び 43同士、 信号 37及び 44同士並びに 信号 38及び 45同士は互いに 180度の位相差を有し、 信号 36〜38 同士及び信号 43〜45同士は互いに 120度の位相差を有している。 電動機は、 第 4図に示す通電制御回路をさらに備え、 電機子 16の励磁コ ィル 17 a〜 17 fすなわち第 1〜第 3相の励磁コイル対 39 a〜39 c への励磁電流を供給および遮断するようになっている。 [0072] 通電制御回路の入力端子 42 a〜42 cは、 一方では上述の位置検知装 置の出力端子 18 a〜l 8 cに接続され、 他方では通電制御回路の AND 回路 41 a, 41 b及び 41 cの夫々の一方の入力端子に接続されている £ そして、 これら AND回路の他方の入力端子は、 当該 AND回路と協働し て後述のチヨツバ回路をなすオペアンプ 40 b, 40 c及び 40 dを介し て、 電動機出力トルクを可変制御するための基準電圧が印加される基準電 圧入力端子 40に接続されている。 また、 AND回路 41 a〜 41 cの夫 々の出力端子は、 直流電源の正端子 2 aに夫々接続された逆流防止用ダイ オード 49 a, 49 b及び 49 cと第 1〜第 3相の励磁コイル対 39 a〜 [0073] 39 cの一端との間に夫々介在するトランジスタ (スイッチング素子) 2 0 a, 20 c, 20 eのベースに反転回路を介して接続されている。 ダイ オード 49 a〜49 cは直流電源に対して順方向に挿入され、 コンデンサ [0074] 47 a, 47 b及び 47 cがダイォード 49 a〜49 cと並列に接続され ている。 第 1〜第 3相の励磁コイル対の夫々の他端は夫々 トランジスタ 2 O b, 20 d, 20 f のコレクタに接続され、 各トランジスタのェミ ッタ は夫々オペアンプ 4 O b, 40 c, 40 dの負入力端子に接続され、 トラ ンジス夕 20 b, 20 d, 20 f のベースには入力端子 42 a, 42 b, 42 cが接続されている。 そして、 トランジスタ 20 b, 20 d, 20 f のェミ ッタには第 1〜第 3相の励磁コィル対に流れる励磁電流を検出する ための抵抗 22 a, 22 b及び 22 cを介して直流電源の負端子 2 bに接 続されている。 負端子 2 bと各抵抗 22 a, 22 b, 22 cの接続点には ダイオード 21 a, 21 c, 21 eのアノードが夫々接続されている。 こ れらダイォードのカソ一ドは第 1〜第 3相の励磁コイル 39 a〜39 cの 一端に夫々接続され、 第 1〜第 3相の励磁コィル対の他端と直流電源正端 子との間にはダイオード 21 b, 21 d, 21 f が介在している。 [0075] 以下、 上述の構成のリラクタンス型電動機の作動を説明する。 電動機電源の投入時、 通電制御回路 (第 4図) において、 直流電源の正 負端子 2 a, 2 bから当該回路への給電が行なわれる。 又、 オペアンプ 4 0 b〜40 dの負入力端子に正入力端子に加わる電圧よりも低い電圧が印 加され、 オペアンプ 40 b〜40 dからハイレベル出力が AND回路 41 a〜41 cに印加され、 これら AND回路のゲートが開く。 なお、 電動機 の起動時、 位置検知装置の検出コイル 10 a〜l 0 cのいずれか一つが電 動機本体の回転子 1の突極 1 a〜l hのいずれか一つに対向している。 かかる状態において、 例えば、 位置検知装置からハイレベルの第 2相の 位置検知信号 37 aが通電制御回路 (第 4図) の入力端子 42 bに印加さ れると、 このハイレベル信号 37 aがトランジスタ 20 dのベースに印加 されると共にゲート開状態にある AND回路 41 bから送出されたハイレ ベル出力が反転回路においてローレベル出力に変換された後トランジスタ [0076] 20 cのベースに印加される。 従って、 トランジスタ 20 cが導通し、 又 入力端子 42 bを介して入力されたハイレベルの信号により トランジスタ 20 dも導通して、 励磁コイル 17 b, 17 e (第 2相の励磁コイル対 3 9 b) が通電される。 この結果、 電機子 16の磁極 16 b, 16 f が磁化 されて突極 l b, I f が磁気的に吸引され、 回転子 1が第 1図に矢印 Aで 示す方向に回転する。 その後、 回転子 1が 120度にわたり回転すると、 第 2相の位置検知信号 37がローレベルになると同時にハイレベルの第 3 相の位置検知信号 38 aが通電制御回路の入力端子 42 cに印加される。 このため、 トランジスタ 20 c, 20 dが遮断状態になって励磁コイル対 [0077] 39 bの通電が断たれる一方、 トランジスタ 20 e, 20 f が導通して励 磁コイル対 39 cが通電される。 回転子 1が更に 120度回転すると、 ト ランジスタ 20 e, 20 f が遮断されて励磁コイル対 39 cの通電が断た れる一方、 トランジスタ 2 0 a , 2 0 bが導通して励磁コイル対 3 9 aが [0078] ®¾される [0079] この様に、 通電モ一ドは 1 2 0度の回転毎に、 励磁コイル対 3 9 3→磁 励コイル対 3 9 b→励磁コイル対 3 9 cとサイクリックに交替し、 結果と して、 励磁コイル対 3 9 a〜3 9 cが順次かつ連続して通電されて電動機 は出力トルクを発生する。 このとき、 袖対称の位置にある一対の磁極は、 第 2図に示すように、 N極及び S極に夫々磁化される。 この様に、 励磁さ れる 2つの磁極が常に逆極性になつているため、 非励磁磁極を通る漏れ磁 束は互いに反対方向となり、 反トルクの発生が防止される。 [0080] 上述の各相励磁コイルの通電時、 例えばハイレベルの第 1相の位置検知 信号 3 6 aが発生して第 1相の励磁コイル対 3 9 aが通電されている間、 励磁コイル対 3 9 aに流れる励磁電流を表す抵抗 2 2 aの両端電圧が、 第 4図に示す通電制御回路の基準電圧入力端子 4 0を介してオペアンプ 4 0 bの正入力端子に印加されかつ可変設定可能な基準電圧を越えると、 オペ アンプ出力が口一レベルとなり、 A N D回路 4 1 aのゲートが閉じ、 トラ ンジスタ 2 0 aが不導通となる。 その後、 励磁電流がオペアンプ 4 0 bの ヒステリシス特性に応じて定まる所定値まで低下したときにオペアンプ出 力が、 ハイレベルに復帰してトランジスタ 2 0 aが再び導通し、 励磁電流 が流れる。 このように、 オペアンプ 4 0 bは A N D回路 4 1 aと協働して、 励磁電流と上記設定値との大小関係に応じてトランジスタ 2 0 aを導通, 遮断させ、 磁励電流を、 基準電圧端子 4 0への印加電圧に対応して制御し、 もって電動機の出力トルクを制御する。 又、 励磁電流は矩形波状になり、 大きい出力トルクが得られる。 第 2相及び第 3相についても同様である。 この様にオペアンプ 4 O b〜4 0 dは A N D回路 4 1 a〜 4 1 cと共にチ ョヅパ回路として機能する。 [0081] 次に、 第 7図を参照して、 本実施例による電動機の作動上の特徽を更に 説明する。 [0082] 逆流防止用ダイォード 4 9 a〜4 9 c及びコンデンサ 4 7 a〜4 7 cを 含まない従来の電動機において、 例えば、 第 7図に矢印 2 3 aで示す第 1 相の位置検知信号 3 6 aの巾 1 2 0度に等しい区間にわたって第 1相の励 班コイル対 3 9 aに通電すると、 通電開始時点では既に突極が磁極に侵入 し始めて突極と磁極間で磁路が閉じているために大きいィンダクタンスが 生じて、 通電電流の立上がりにおいて曲線 2 5の前半部で示す遅れが生じ る。 このため、 電動機出力トルクが減少する。 即ち、 減トルクが発生する。 又、 通電停止時には、 励磁コイル対 3 9 aに蓄積された磁気エネルギが直 流電源に還流されるので、 通電電流の下降部が曲線 2 5の後半部で示すよ うに、 矢印 2 3で示す 1 8 0度の正トルク発生区間を越えて緩慢に立下が り、 反トルクを発生する。 従って、 従来の電動機は運転効率が悪く、 出力 トルクが減少する。 特に、 反トルク発生区間の時間巾が変化しない一方で、 正トルク発生区間全体の時間巾が電動機回転速度に反比例する電動機の高 速運転時には、 この現象が顕著に現れ、 実用性が損なわれる。 第 2相及び 第 3枏の励磁コイル対 3 9 b , 3 9 cの場合も同様である。 [0083] 上記従来の電動機において、 突極が磁極に侵入する前に励磁コイルの通 電を開始する云わゆる進相通電を行った場合、 励磁電流は、 通電初期にあ つては磁極の磁路が閉じられていないので、 急速に立上がる。 そして、 突 極が磁極に侵入する時点においてィンダクタンスが増大するので、 磁励電 流は急減する。 従って出力トルクが減少するという欠点がある。 [0084] そこで、 本実施例では、 逆流防止用ダイォード 4 9 a〜4 9 c及びコン デンサ 4 7 a〜4 7 cを設けることにより上記欠点を除去する。 この場合, ハイレベルの位置検知信号 3 6 aが消滅してトランジスタ 2 0 a , 2 0 b が遮断されて第 1相の励磁コイル対 3 9 aに対する通電が停止すると、 磁 励コイル対 3 9 aに蓄積された磁気エネルギの直流電源への還流が逆流防 止用ダイオード 4 9 aによって阻止され、 磁気エネルギはコンデンサ 4 7 aを第 4図に示す極性に充電する。 この結果、 磁気エネルギが急速に消滅 し、 励磁電流が急減する。 [0085] 第 7図のタイムチャートの 1段目の曲線 2 7, 2 7 a , 2 7 bは、 励磁 コイル 3 9 aを流れる電流曲線でその両側の点線間が 1 2 0度となってい る。 通電電流は曲線 2 7 bのように急速に降下して反トルクの発生が防止 され、 コンデンサ 4 7 aは高電圧に充電して保持される。 次に位置検知信 号 3 6 b (第 6図) により、 トランジスタ 2 0 a , 2 0 bが導通して再び 励磁コイル 3 9 aが通電されるが、 このときの印加電圧は、 コンデンサ 4 7 aの充電電圧と電源電圧 (端子 2 a , 2 bの電圧) が加算されるので、 励磁コイル対 3 9 aの電流の立上がりが急速となる。 この現象により、 曲 線 2 7のように急速に立上がる。 立上がりの通電曲線 2 7は中途で図示の 立上がりがおそくなる。 これは磁気エネルギが磁励コイル間を移動すると きに、 コィルの鋦損と磁心の鉄損により熱エネルギに転化して消滅するか らである。 かかる不都合を除去する手段については後述する。 以上の説明 のように、 減トルクと反トルクの発生が除去され、 又矩形波に近い通電と なるので、 出力トルクが増大する。 [0086] 励磁コイル対 3 9 aの励磁電流が増大して、 抵抗 2 2 aの電圧降下が増 大し、 基準電圧端子 4 0の電圧 (オペアンプ 4 0 bの正端子の入力電圧) を越えると、 アン ド回路 4 1 aの下側の入力がローレベルとなるので、 ト ランジスタ 20 aは不導通に転化し、 励磁電流が減少する。 オペアンプ 4 0 bのヒステリシス特性により、 負端子入力電圧が所定値まで減少すると、 オペアンプ 40 bの出力ハイレベルに復帰して、 トランジスタ 20 a, 2 0 bを導通して励磁電流が増大する。 かかるサイクルを緣返して、 励磁電 流は設定値に保持される。 第 7図の曲線 27 aで示す区間がチヨツバ制御 の行なわれている区間である。 曲線 27 aの高さは基準電圧端子 40の電 圧により規制される。 [0087] 第 2相及び第 3相の励磁コイル対 39 b, 39 cの場合も同様である。 各励磁コイルの通電は、 突極が磁極に侵入する点より 30度の区間のい ずれの点でもよい。 回 ¾δ速度, 効率, 出力トルクを考慮して調整し、 位置 検知素子となるコイル 10 a, 10 b, 10 cの固定電機子側に固定する 位置を変更することによつて調整する。 [0088] 上記実施例においては、 励磁コイル 39 a〜 39 cの電流の立上がりが、 その中途で遅くなつたが (第 7図符号 27参照) 、 この電流の立上がりが 遅くなる点を捕正する回路を付加した実施例について説明する。 [0089] 本実施例は第 5図に示す通電制御回路を傭えている。 [0090] 第 5図において、 符号 A— 3で示す回路は、 第 4図の 1点鎖線 Nの左側 の電気回路のすべてを表示するものである。 第 4図において、 符号 4 a, 4 b, 4 c, 4で示す導線の部分が第 5図において同一符号で示されてい る。 また、 第 5図に示すダイオード 49 a〜49 c, コンデンサ 47 a〜 47 cは第 4図に示したダイォード 49 a〜 49 c, コンデンサ 47 a〜 47 cと同一である。 [0091] インダクタンスコイル 24 a, 24 b, 24 cは、 閉じた磁心に捲着さ れたコイルで、 そのイングクタンスは励磁コイル対 39 a, 39 b, 39 cと夫々ほぼ等しいものが使用される。 [0092] インダクタンスコイル 24 aの両端にはトランジスタ 20 m, 20 ηの コレクタが接続され、 トランジスタ 20mのエミ ッ夕は直流電源の正端子 に接続され、 ベースには AND回路 41 gの出力がィンバ一夕を介して接 続されている。 また、 トランジスタ 20 nのェミッタは抵抗 22 f を介し て直流電源の負端子 2 bに接続され、 ベースには、 AND回路 41 gの一 方の入力端子である端子 42 gに接続されいる。 AND回路 41 gの他方 の入力端子にはオペアンプ 40 f の出力が接続されている。 オペアンプ 4 0 f のマイナス入力端子は、 トランジスタ 2 O nと抵抗 22 f の接続点に 接続され、 プラス入力端子は基準電圧端子 40に接続されている。 [0093] また、 インダクタンスコイル 24 aと トランジスタ 20 nの接続点は、 ダイォード 21 eを介して導線 4 a、 即ち、 トランジスタ 20 aのエミ ッ 夕に接続されている。 又インダク夕ンスコイル 24 aと トランジスタ 20 mの接続点と直流電源の負端子 2 b間にダイォード 20 f が逆方向に接続 されている。 なお、 イングクタンスコイル 24 b, 24 cに対してもイン ダクタンスコイル 24 aと同等な回路構成を有している。 即ち、 ィンダク 夕ンスコイル 24 aに対して設けられた、 トランジスタ 20m, 20 η, ダイオード 21 f , オペアンプ 40 f、 AND回路 41 g、 ィンバ一夕等 がなる回路と同等な回路が設けられており、 符号 24 - 2, 24— 3とし て示し詳細は省略している。 なお、 端子 21— 2, 21— 4 (インダク夕 ンス 24 b, 24 cと下側の トランジスタ (トランジスタ 20 ηに対応す るトランジスタ) の接続点) は、 夫々端子 21— 1, 21— 3と接続され、 ダイオード 21 g, 2 l hを介して導線 4 b, 4 cと接続されている。 第 5図において、 端子 42 gには、 第 4図の端子 42 aと同じ入力即ち 位置検知信号 3 6が入力される。 オペアンプ 4 0 f の出力は初めはハイレ ベルであり、 ハイレベルの位置検知信号 3 6が入力されると、 A N D回路 4 1 gの出力はハイレベルとなり、 トランジスタ 2 0 m, 2 O nが導通し てインダクタンスコイル 2 4 aが通電される。 通電電流が増大すると、 抵 抗 2 2 f の電圧降下が増大して、 オペアンプ 4 0 f の +端子の入力即ち基 準電圧端子 4 0の電圧を越えると、 オペアンプ 4 0 f の出力はローレベル に反転するので、 アンド回路 4 1 gの出力も口一レベルとなり、 トランジ スタ 2 0 mは不導通に転化する。 ィンダクタンスコイル 2 4 aに蓄積され た磁気エネルギによる通電はトランジスタ 2 0 n , 抵抗 2 2 f , ダイォー ド 2 1 f を介して行なわれて電流が減少する。 所定値まで減少すると、 ォ ぺアンプ 4 0 f のヒステリシス特性により出力がハイレベルとなり 卜ラン ジスタ 2 O mが導通して、 ィンダクタンスコイル 2 4 aの電流が増大する。 かかる通電が繰返されて通電電流が、 基準電圧端子 4 0の電圧に規制され るチヨツバ回路を構 ^¾している。 位置検知信号の末端において、 端子 4 2 gの入力が消滅するので、 トランジスタ 2 0 m, 2 O nは不導通に転化し、 インダクタンスコイル 2 4 aの蓄積磁気エネルギは、 ダイォード 2 1 e , 2 1 f を介してコンデンサ 4 7 aに流入充電する。 [0094] 又同時に前述したように、 第 4図の励磁コイル 3 9 aの蓄積磁気エネル ギもコンデンサ 4 7 aに流入充電するので、 コンデンサ 4 7 aには、 イン ダクタンスコイル 2 4 aを付加しないときと比べ 2倍位の静電工ネルギが 充電される。 従って、 通電電流の降下は急速となる。 次に到来する位置検 知信号 (曲線 3 6 b ) による励磁コイル 3 9 aの通電電流は、 印加電圧が コンデンサ 4 7 aの高電圧と電源電圧を加算したものとなるので急速に立 上がる。 第 7図の曲線 2 7のように中途で、 立上がりおくれたものが、 点 線 27 cで示すように急速に立上がり、 その後はチヨツバ作用により平坦 な通電となる。 従ってほぼ矩形波に近い形状の通電が行なわれるので出力 トルクを増大し、 又リプルトルクを減少する作用効果がある。 第 5図のィ ンダクタンスコイル 24 b, 24 cは、 インダクタンスコイル 24 aと同 じ構成のものである。 ブロック回路 24— 2, 24— 3は、 インダクタン ス 24 b, 24 cの通電制御をィンダクタンスコイル 24 aと全く同様に 行なう電気回路である。 インダクタンスコイル 24 b, 24 cは夫々第 4 図の端子 42 b, 42 cの入力となる位置検知信号 37, 38により、 そ の巾だけ通電され、 通電が断たれたときに、 それらの蓄積磁気エネルギは 端子 21—2とこれに接続した端子 21— 1, ダイオード 21 g並びに端 子 21—4とこれに接続した端子 21 -3, ダイオード 21 hを介して、 コンデンサ 47 b, 47 cに流入充電される。 従ってその作用効果もィン ダクタンスコイル 24 aの場合と同様である。 [0095] 第 7図の 1段目の曲線 26 a, 26 b, 26 cは励磁コイルの通電曲線 を示し、 点線 26— 1と 26— 2の間隔は位置検知信号の 120度の巾で、 点線 26— 1と 26— 3の間隔は 180度で出力トルクのある区間である。 曲線 9 a、 9 b, 9 cは出力トルク曲線で、 点線 26— 1の点で通電が開 始され、 同時に突極が磁極に侵入し始める。 曲線 9 aは励磁コイルの電流 が小さいときで、 トルクは平坦であるが、 電流の増大とともにトルクのピ —ク値は、 曲線 9 b, 9 cに示すように左方に移動し、 ピーク値の巾もせ まくなる。 通電の開始される点は、 上述したトルク特性と通電電流値を考 慮して突極が磁極に侵入する点より 30度遅れた区間の中間の点となるよ うに位置検知コイル 10 a, 10 b, 10 cの固定位置を調整することが よい。 コンデンサ 47 a, 47 b, 47 cは小容量の方が充電電圧が高電 圧となるので、 通電曲線の立上がりと降下を急速とし、 高速回転の電動機 を得ることができ、 リラクタンス型電動機の欠点となっている低速度とな る欠点が除去できる。 上述したコンデンサの容量は充電電圧が回路のトラ ンジスタを破損しない範囲で小容量のものを使用することがよい。 [0096] 上記各実施例は種々に変形可能である。 例えば、 漏れ磁束を更に低減す ベく、 磁極 16 a〜16 f の各々を一対の磁極で構成し、 各々の磁極対を 成す 2つの磁極を夫々 N極及び S極に励磁しても良い。 これにより、 磁極 対による漏れ磁束はその他の磁極において相殺されて殆ど無くなる。 この 場合、 回転子 1には 16侗の突極を形成する。 なお、 この変形例の電動機 の出力トルクは、 上記実施例での出力トルクの 2倍になる。 [0097] 又、 回転子 1の位置の検出のため、 回転子 1と同期回転自在でかつ回転 子 1の突極形成部と同一形状のアルミニューム板を用いても良い。 [0098] 又、 トランジスタ 20 a〜20 f, 20m, 2 O nはスイッチング素子 となるものであるから、 同じ効果のある他の半導体素子でもよい。 [0099] 次に、 第 8図〜第 11図を参照して、 本発明の第 2実施例による 3相片 波及び 3相全波リラクタンス型電動機を説明する。 [0100] 上述した第 1の実施例では、 高速回転とする為にダイオード 49 a, 4 9 b, 49 c 3個とコンデンサ 47 a, 47 b, 47 c 3個、 さらにはィ ンダクタンスコイル 24 a, 24 b, 24 c 3個を使用しているが、 この 第 2実施例では、 3相片波リラクタンス型電動機の場合で、 ダイオード, コンデンサを各 1個として回路を簡略化したものである。 また、 3相全波 リラクタンス型電動機は、 3相片波を 2組使用するものである。 [0101] 第 8図及び第 9図に示すように、 外筐 9の両側板に設けた軸受けにより 回転自在に支持された回転軸 5には磁性体回転子 1が固定され、 回転子 1 には各々 180度の巾を有する 10個の突極 1 a〜l jが等角度間隔で形 成されている。 外筐 9に内嵌された固定電機子 16には、 各々 120度の 巾を有しかつ励磁コイル 17 a〜l 7 を装着した 12個の磁極 16 a〜 16£が等ピッチで配設されている。 磁極 16 a〜l 6^ は励磁コイル 1 7 a〜l inにより、 第 9図に示す極性に励磁される。 励磁コイル 1 7 a, 17 gは互いに直列又は並列に接続されて励磁コイル対 32 aを成す。 同 様に、 励磁コイル 17 c, 17 hは励磁コイル対 32 bを、 励磁コイル 1 7 c, 17 iは励磁コイル対 32 cを、 励磁コイル 17 d, 17 j は励磁 コイル対 32 dを成している。 更に、 励磁コイル 17 e, 17 kは励磁コ ィル対 32 eを、 励磁コイル 17 f , 1 liは励磁コイル対 32 f を成す。 又、 以下の説明において、 励磁コイル対 32 a, 32 c及び 32 eを第 1 相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル対と夫々称し、 励磁コイル体 32 d, 32 b及び 32 f を第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル対と称する。 位置検知コイル 10 a〜l 0 cは、 第 9図に示す位置で電機子 1 6に固 定され、 突極 1 a〜l jの側面に対向している。 コイル 1 0 a〜 1 0 cと 共に位置検知装置を構成する電気回路は第 3相に示すものと同一構成で、 第 6図に示す位置検知信号 36〜 38及び 43〜 45を発生するようにな つている。 以下の説明において位置検知信号 36, 37及び 38を第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号と称し、 位置検知信号 43〜45を第 1 相、 第 2相及び第 3相の位置検知信号と夫々称する。 位置検知信号 36〜 38は第 10図に示す通電制御回路の入力端子 42 a, 42 b及び 42 c に印加され、 位置検知信号 43〜45は入力端子 42 d, 42 e及び 42 f に夫々印加される。 そして、 ハイレベルの位置検知信号 36 a, 36 b, …, 37 a, 37 b, …及び 38 a, 38 b, …に応じて励磁コイル対 3 2 a, 3 2 c及び 3 2 eが夫々通電され、 ハイレベルの位置検知信号 45 a, 45 b, …, 4 3 a, 43 b, …及び 44 a, 44 b, …に応じて励 磁コイル対 32 b, 3 2 d及び 32 f が通電されて、 回転子 1が矢印 A方 向に回転する。 即ち、 第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル対への通電 と第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィル対への通電は夫々片波の通電で あり、 第 1相, 第 1相, 第 2相, 第 2相, 及び第 3相, 第 3相の各励磁コ ィルを通電すれば 3相全波リラクタンス型電動機が得られる。 [0102] 詳しくは、 電源スィツチ (図示せず) を投入すると、 オペアンプ 4 0 b の負端子の入力は正端子のそれより低いので、 オペアンプ 4 0 bの出力は ハイレベルとなり、 アンド回路 41 aの下側の入力がハイレベルとなる。 このとき、 端子 42 aよりハイレベルの電気信号 3 6が入力されると、 ト ランジスタ 2 0 a, 2 0 bが導通して、 励磁コイル対 3 2 aが通電される。 同様に端子 42 b, 42 cよりハイレベルの電気信号 3 7, 3 8が入力さ れると、 トランジスタ 2 0 c, 2 0 d及びトランジスタ 2 0 e, 2 0 f 力《 導通して、 励磁コイル対 3 2 c, 3 2 eが通電される。 [0103] 励磁コイル対 32 aが位置検知信号 3 6 aにより、 その巾だけ通電され、 曲線 3 6 aの末端で通電が断たれると、 励磁コイル 32 aに蓄積された磁 気エネルギは、 逆流防止用ダイオード 49 aにより、 直流電源側に還流し ないでダイオード 2 1 b, 2 l aを介して、 コンデンサ 47 aを充電し、 これを高電圧とする。 従って、 磁気エネルギは急速に消滅して電流が降下 する。 このときすでに、 位置検知信号曲線 3 7 aにより、 トランジスタ 2 0 c 2 0 dが導通しているので、 励磁コイル対 32 cにコンデンサ 4 7 aの電圧が印加されて、 励磁電流の立上がりを急速として通電される。 励 磁コイル対 32 cの通電が断たれ、 励磁コイル対 32 eが通電されるとき の励磁電流曲線の立上がりと降下部も同じ理由により急速となる。 [0104] 次に、 チヨツバ回路の説明をする。 [0105] 抵抗 2 2 aは、 夫々各励磁コイル対 3 2 a , 3 2 c , 3 2 eの励磁電流 を検出する為の抵抗であり、 該抵抗 2 2 aで検出された励磁電流に対応す る電圧がオペアンプ 4 0 bの負端子に入力され、 オペアンプ 4 0 bの正端 子には基準電圧が端子 4 0から入力されている。 [0106] この端子 4 0から入力される基準電圧によって出力トルクを変更するこ とができる。 [0107] 励磁コイル対 3 2 aの励磁電流が増大して、 その検出の為の抵抗 2 2 a の電圧降下が増大し、 基準電圧端子 4 0の電圧 (オペアンプ 4 0 bの正端 子の入力電圧) を越えると、 アンド回路 4 1 aの下側の入力がローレベル となるので、 トランジスタ 2 0 aは不導通に転化し、 励磁電流が減少する。 オペアンプ 4 O bのヒステリ シス特性により、 オペアンプ 4 0 bの出力は ハイレベルに復帰して、 トランジスタ 2 0 a , 2 0 bを導通して励磁電流 が増大する。 他の励磁コイル対 3 2 b , 3 2 cについても上記した事情は 同様である。 かかるサイクルを繰返して、 励磁電流は設定値に保持される。 また、 第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル対に対する励磁動作にお いても、 同様であり、 端子 4 2 e, 4 2 f , 4 2 dに位置検知信号 4 3 , 4 4 , 4 5を入力することにより、 励磁コイル対 3 2 d , 3 2 f , 3 2 b を励磁する。 励磁終了時に、 コイルに蓄積された磁気エネルギをコンデン サ 4 7 bに充電し、 励磁電流の立上がりを急速とすると共に、 次に励磁さ れる励磁コイルにこのコンデンサ 4 7 bの電圧を印加して、 電流の立上が りを急速とする。 また、 チヨツバ作用は抵抗 2 2 b , オペアンプ 4 0 cに よつて行なわれる。 次に、 上記第 2の実施例において、 励磁コイルの励磁巾を 60度にした 第 3の実施例について説明する。 [0108] 各励磁コイルを 60度の巾で励磁する場合、 3相片波リラクタンス電動 機においては、 端子 42 a, 42 b, 42 cより入力される位置検知信号 は、 第 6図の信号 58, 59, 60となる。 信号 58の位置検知信号は、 信号 44と信号 36を入力とするアンド回路の出力として得ることができ る。 信号 45と信号 37並びに信号 43と信号 38の夫々より同様な手段 により、 信号 59, 60の位置検知信号を得ることができる。 各位置検知 信号の巾は 60度で互いに 60度離間している。 信号 58, 59, 60の 電気信号は、 第 10図の端子 42 a, 42 b, 42 cより夫々利入力され ている。 第 7図の 3段目の曲線 58 a, 59 a, 60 aは、 上述した入力 位置検知信号である。 曲線 28 a, 28 b, 28 cは、 励磁コイル 32 a , 32 c, 32 eの通電曲線である。 この場合には、 第 11図につき後述す る手段を併用することにより、 曲線 28 a, 28 b, · · ·の電流の立上 がりと降下は図示のように急速となり、 点線部は、 電源電圧と逆起電力の 差に比例したほぼ平坦な電流値とすることができる。 特に電源がバッテリ 電源のように低電圧の場合には上述した手段を採用することができる。 し かし電源が高電圧の場合には電流値を設定値に制限する必要がある。 この 為にチヨツバ回路が付設される。 [0109] 起動時には、 信号 58, 59, 60の間の部分は励磁コイルが励磁され ず、 トルクがなく死点となる。 従って起動できない。 次に起動手段を説明 する。 第 12図において、 端子 6 d, 6 e, 6 f より、 前述した 60度の 巾の曲線 58 a, 58 b, ···, 59 a, 59 b, …, 60 a, 60 b, ·■· の位置検知信号が入力され、 端子 6 a, 6 b, 6 cより、 120度の巾の 曲線 36 a, 36 b, ·■·, 37 a, 37 b, ···, 38 a, 38 b, …の位 置検知信号が入力されている。 符号 8は、 回転速度検出装置で、 例えば速 度発電機の出力が端子 8 aより入力され、 電動機の回転速度が設定速度に 達するまでは端子 8 bの出力はローレベルで、 その後はハイレベルとなる ように構成されている。 従って、 起動時は、 反転回路により、 アンド回路 7 a, 7 b, 7 cの下側の入力がハイレベルとなり、 120度の巾の位置 検知信号が端子 19 a, 19 b, 19 cより出され、 この出力が第 10図 の端子 42 a, 42 b, 42 cに夫々入力されて前述したように死点のな い 3相片波通電の起動が行なわれる。 設定速度となると、 端子 8 bの出力 がハイレベルに転化するので、 アンド回路 7 d, 7 e, 7 f の下側の入力 がハイレベルとなり、 60度の巾の位置検知信号により励磁コイルの通電 制御が行なわれ、 第 7図の 3段目の曲線 28 a, 28 b, 28 cで示す通 電が行なわれる。 曲線 28 a, 28 b, …の立上がりは、 第 10図の逆流 防止用ダイォード 49 aとコンデンサ 47 aにより急速となる。 ダイォー ド 49 a, コンデンサ 47 aは、 第 4図について前述したダイオード 49 a, コンデンサ 47 aに対応するもので同じ作用効果がある。 第 7図の位 置検知信号曲線 58 a, 59 a, 60 aの間には 60度の信号のない部分 があるので、 コンデンサ 47 aは、 励磁コイルの通電が断たれたときの磁 気エネルギを 1時的に蓄積しておく為に必要な素子となり、 又高電圧に充 電されたコンデンサ 47 aにより、 次に通電される励磁コイルの通電電流 の立上がりを急速とする。 又前段の励磁コイルの通電の降下部を急速とす る。 従って、 高速度でも減トルクと反トルクの発生が防止される作用効果 力、ある。 [0110] 上述した 3相片波通電の電動機は、 第 9図の磁極 16 a, 16 c, 16 e, …のみを利用して説明したが、 第 1図の構成の電動機にも同じ技術手 段を適用することができる。 [0111] 次に 3相全波通電の場合を第 10図について説明する。 第 6図の位置検 知信号曲線 58 a, 58 b, ···, 59 a, 59 b, 60 a, 60 b, …に より、 その巾だけ、 励磁コイル 32 a, 32 c, 32 eを通電し、 位置検 知信号曲線 6 l a, 61 b, '··, 62 a, 62 b, ···, 63 a, 63 b, …により、 その巾だけ励磁コイル 32 b, 32 d, 32 f を夫々通電する と、 3相全波通電の電動機として、 回転子 1は矢印 A方向に回転する。 上 述した通電のモードは次のように表現することもできる。 励磁コイル 32 a, 32 b, 32 c, ···, 32 eは、 位置検知信号曲線 58 a , 63 a, 59 a, 61 a, 60 a, 62 aにより、 60度の通電角で通電されてい るものである。 次に第 10図につき上述した通電の詳細を説明する。 端子 42 a, 42 b, 42 cより、 位置検知信号曲線 58 a, 58 b, ···, 5 9 a, 59 b, ···, 曲線 60 a, 60 b, …が入力されると、 前述したよ うに、 励磁コイル 32 a, 32 c, 32 eの通電曲線は、 第 7図の 3段目 の曲線 28 a, 28 b, 28 cに示すものとなる。 端子 42 d, 42 e, 42 f より、 位置検知信号曲線 61 a, 62 a, 63 aが入力されると、 励磁コイル 32 b, 32 d, 32 f の通電曲線は、 第 7図の 4段目の曲線 29 a, 29 b, 29 cに示すものとなり、 曲線 28 a, 28 b, 28 c より、 位相が夫々 60度遅れている。 両者の通電曲線の特性は全く同様で ある。 [0112] 励磁コイル 32 a, 32 c, 32 e及び励磁コイル 32 b, 32 d, 3 2 f は夫々逆流防止用ダイォ一ド 49 a, 49 bを介して電源より独立に 通電されている。 前者の通電は前述した 60度の通電角の場合の 3相片波 通電の電動機と全く同様に行なわれる。 後者のダイォード 49 bを介する 60度の通電角の場合の 3相片波通電も同様に行なわれる。 チヨツバ回路 は 2組となり、 オペアンプ 40 b, 40 cと抵抗 22 a, 22 bによるチ ョツバ作用も、 上述した 2組の励磁コイルの通電制御について夫々独立し て行なわれている。 励磁コイル 32 a, 32 c, 32 eの通電制御は、 第 6図の位置検知信号曲線 58 a, 59 a, 60 aにより行なわれるので、 通電電流の曲線は第 7図の曲線 28 a, 28 b, 28 c, …となり、 曲線 58 a, 59 a, 60 aの中間の 60度の区間では、 各トランジスタは不 導通となり、 従って第 10図に示すコンデンサ 47 aに、 励磁コイルの磁 気エネルギは電荷として保存され、 次に通電される励磁コイルに放出され て、 通電の立上がりを急速とする。 又コンデンサ 47 aを充電すると高電 圧となるので、 励磁コイルの通電の停止時の通電電流の降下を急速とする。 励磁コイル 32 b, 32 d, 32 f の通電制御のときの逆流防止用ダイォ ード 49 b, コンデンサ 47 bの作用効果も同様である。 [0113] 一般に、 この種の電動機では、 突極が磁極に侵入し始めた点より通電を 開始しているが、 第 3の実施例では、 通電角が 60度で小さいので、 通電 開始点を移動して、 トルク曲線の最大値となる区間を選んで通電できる。 従ってより効率の良い電動機とすることができる。 例えは第 7図の 2段目 の矢印 26— 4の区間を通電すると効率が最大となる。 励磁コイルの 1つ の通電か断たれると、 蓄積磁気エネルギは逆流防止用のダイオードにより 電源側に還流することが阻止され、 コンデンサに流入充電して保持される。 充電された電源電圧を加算した高電圧が印加されて次の励磁コィルが通電 される。 従って通電電流の立上がりと降下が急速となり高速回転ができる 作用効果がある。 又 3相全波通電となるので、 リプルトルクも少なくなる 特徵がある。 しかし、 磁気エネルギの移動するときに、 鏑損と鉄損の為に ェネルギが減少し励磁コィルの立上がりの特性が劣化し、 第 7図の 1段目 の曲線 27に示すようになる。 立上がりの特性を曲線 27 cに示すように 良好とする手段を次に説明する。 [0114] 第 10図の点線 Nの左側の電気回路が第 11図でプロック回路 A— 1と して示され、 導線の切断部が記号 4, 4 a, 4 bとして示されている。 ィ ンダクタンスコイル 24 a, 24 bは、 前述した第 5図の同一記号のもの と同じ構成のものである。 ダイオード 49 a, コンデンサ 47 a, トラン ジスタ 20m, 20 η, 抵抗 22 f , アンド回路 41 g, オペアンプ 40 f , 基準電圧端子 40で示される電気回路も第 5図の同一記号の部材の電 気回路と同じ作用を行なうものである。 従って、 端子 42 gに第 10図の 端子 42 a, 42 b, 42 cに入力される 60度の巾の位置検知信号を順 次オア回路を利用して入力せしめることにより次に述べる作用効果がある。 例えば第 6図の曲線 58 aが入力されると、 励磁コイル 32 aが通電され、 同時にィンダクタンスコイル 24 aも所定値の電流の通電が行なわれる。 曲線 58 aの末端で通電が断たれると、 励磁コイル 32 aとインダクタン スコイル 24 aの蓄積磁気エネルギは、 ダイォード 21 a, 21 bとダイ オード 21 e, 21 f を介してコンデンサ 47 aを充電して高電圧として 保持される。 [0115] 次に位置検知信号曲線 59 aが第 10図の端子 42 bと第 11図の端子 2 gに入力されると、 励磁コイル 32 cとィンダクタンスコイル 24 a の通電が開始されるが、 このときの励磁コイル 32 cの印加電圧は、 コン デンサ 47 aの高電圧なので急速に立上がり、 鋦損と鉄損による損失はィ ンダクタンスコイルの磁気エネルギにより補充されているので、 立上がり 特性が良好となり立上がりの中途で立上がりがおくれることが防止される 作用効果がある。 以上の説明のように、 3相片波通電の場合に各励磁コィ ルの通電曲線はほぼ方形波となり出力トルクが増大する。 前述した 6 0度 の通電角の 3相片波通電の実施例の場合には、 上述した理由により、 より 高速で効率の良い電動機を得ることができる。 [0116] 次にィンダクタンスコイル 2 4 bを付加した通電角 6 0度の 3相全波通 電の場合につき説明する。 第 1 1図のィンダクタンスコイル 2 4 b , ダイ オード 4 9 b , コンデンサ 4 7 b , トランジスタ 2 0 p , 2 0 q , 抵抗 2 2 g , アンド回路 4 1 h , オペアンプ 4 0 gを含む電気回路は、 インダク タンスコイル 2 4 aの通電制御回路と同じ作用を行なっている。 端子 4 2 hには第 6図の位置検知信号 6 1 , 6 2 , 6 3がオア回路を介して入力さ れている。 例えば第 7図の位置検知信号曲線 6 1 aが第 1 0図の端子 4 2 dと第 1 1図の端子 4 2 hに入力されると、 励磁コイル 3 2 bとインダク 夕ンスコイル 2 4 bが通電され、 曲線 6 1 aの末端で通電が停止しされる と、 両コイルの蓄積磁気エネルギはコンデンサ 4 7 bに流入充電して高電 圧に保持される。 次に位置検知信号曲線 6 2 aが端子 4 2 eと 4 2 hに入 力されると、 励磁コイル 3 2 dとインダクタンスコイル 2 4 bの通電が開 始され、 励磁コイル 3 2 dの印加電圧は、 コンデンサ 4 7 bの電圧と電源 電圧が加算された高電圧となるので、 電流の立上がりが急速となる。 イン ダクタンスコイル 2 4 bの蓄積磁気エネルギにより、 磁気エネルギの移動 時の銅損と鉄損が補充されているので電流の立上がり特性は良好となる。 以上の説明のように、 3相全波通電の場合に各励磁コイルの通電波形を方 形波に近く して出力トルクと効率を増大する作用効果がある。 [0117] 次に通電角が 1 2 0度の 3相全波通電の第 4の実施例につき説明する。 第 13図は第 4の実施例の固定電機子と回転子の展開図である。 第 14図 はその構成を示す断面図である。 円筒伏の外筐 64の両側に固着した側板 64 a, 64 bの中央部には、 ボール軸受 70 a, 7 O bが設けられ、 該 釉受には、 回転釉 5が支持されている。 回転釉 5には、 回転子 1一 1, 1 —2が固定され、 その突極は省略して図示していないが、 4個の突極 l a, 1 b, …が第 1図に示す回転子 1と相似した手段により SB設されている。 固定電機子 16の外周は、 外筐 64に嵌着され、 磁極は回転子 1一 1の突 極に空隙を介して対向している。 磁極 16 a, 16 dと励磁コイル 1 Ί a, 17 dのみが図示されている。 アルミニューム製の円板 3は、 回転軸 5に 固定され、 円板 3の外周には、 突極 1 a, l b, …と同じ同形の突出部 3 a, 3 b, —4個が突出して設けられ、 その外周面に、 側板 64 bの 1部 に固定した位置検知素子となるコイル 10 a, 10 b, 10 cが対向して いる。 コイル 10 aのみが示されている。 コイル 10 a, 10 b, 10 c より得られる位置検知信号は、 第 3図で説明した手段により得られた位置 検知信号と全く同じものとなる。 第 13図は上述した電動機の固定電機子 16, 16と回転子の展開図である。 固定電機子 16には 6個の磁極 16 a, 1 6 b, …が突出し、 これ等には励磁コイル 17 a, 17 b, …が捲 着されている。 回転子は第 13図に記号 1として示されているが、 第 14 図に示されているように 2個 1組となり記号 1 _ 1, 1— 2として示され ている。 回転子 1 _ 1の 4個の突極 1 a, l b, ·'·と回転子 1一 2の同じ 構成の突極が夫々固定電機子 16と ϋ_に対向している。 固定電機子 16 には、 6個の磁極 16 a, 16 b, …が突出し、 これ等には、 励磁コイル 17 a, 17 b, …が捲着されている。 磁極 16 a, 16 b, …は、 僅か な空隙を介して突極 l a, l , …と同相の突極に対向している。 磁極 6 a, 16 b, …は、 磁極 16 a, 16 b, …に対して左方に 60度移動 している。 磁極巾は 120度、 突極の巾は 180度である。 励磁コイル 1 6 a, 16 dの直列若しくは並列接続のものを励磁コイル対 32 aと呼称 し、 励磁コイル 16 b, 16 e及び励磁コイル 16 c, 16 f の同じ接続 のものを夫々励磁コイル対 32 c, 32 eと呼称する。 励磁コイル 16 a, [0118] 6 d及び励磁コイル 16 b, 16 e及び励磁コイル 16 c, 16 ίの同 じ接続のものを夫々励磁コイル対 32 b, 32 d, 32 f と呼称する。 励磁コイル対 32 a, 32 c, 32 eを夫々第 6図の位置検知信号曲線 36 a、 36 b, …, 37 a, 37 b, '··, 38 a, 38 b, …により 1 20度の区間だけ通電し、 励磁コイル 32 b, 32 d, 32 f を夫々位置 検知信号曲線 43 a, 43 b, ···, 44 a, 44 b, ···, 45 a, 45 b, …の巾だけ通電すると、 回転子 1は矢印 A方向に回転し、 3相全波通電の 電動機となる。 [0119] 次に第 15図につき各励磁コイルの通電制御の詳細を説明する。 第 15 図において、 端子 42 a, 42 b, 42 cより入力される位置検知信号は、 第 6図の位置検知信号 36, 37, 38で、 端子 42 d, 42 e, 42 f の入力信号は第 6図の位置検知信号 43, 44, 45となる。 出力トルク 3相全波の場合と同じとなり、 死点とトルクリプルが減少し、 細長型の電 動機が得られる特徴がある。 本実施例では、 回転子 1一 1, 1一 2の突極 の位相を同位相とし、 固定電機子 16, 16の磁極の位相を 60度ずらし ている。 又回転子を分割しないで、 共通とし 1個としてもよい。 固定電機 子 16, 16の磁極の位相を同一とし、 回転子 1を 2個 (記号 1— 1, 1 一 2) に分割し、 夫々の突極の位相を 60度ずらしても同じ作用効果があ る o 第 15図において、 端子 42 a, 42 b, 42 cより入力される位置検 知信号を夫々第 1, 第 2, 第 3相の位置検知信号と呼称し、 端子 42 d, 42 e, 42 f より入力される位置検知信号を夫々第 1, 第 2, 第 3の位 置検知信号と呼称する。 又励磁コイル対 32 a, 32 dを夫々第 1の相の 第 1, 第 1の励磁コイル、 励磁コイル対 32 b, 32 dと励磁コイル対 3 2 e, 32 f を夫々第 2と第 3の相の第 2, 第 2の励磁コイル、 第 3, 筻 の励磁コイルと呼称する。 端子 42 aの入力信号があるとトランジスタ 20 a, 20 bが導通して、 順方向に接続したダイォード 49 aを介して 励磁コイル 32 aが通電され、 入力信号 (曲線 36 a) の末端でトランジ スタ 20 a, 20 bは不導通に転化する。 励磁コイル対 32 aの蓄積磁気 エネルギは、 ダイオード 21 a, 21 bを介して電源 (端子 2 a, 2 b) に還流することがダイォード 49 aにより防止されて、 コンデンサ 47 a に充電される。 従つて急速に蓄積磁気ェネルギによる放電電流が消滅する。 コンデンサ 47 aの容量を調整して、 突極が 60度回転する時間即ち第 6図の曲線 36 aの右端と曲線 43 aの左端の巾内に上記した放電電流が 消滅するように小さい容量のものが使用される。 容量が小さすぎると充電 電圧が高すぎて、 トランジスタ 20 a, 20 b, 20 c, 20 dの耐電圧 を越えるからである。 従って反トルクの発生が防止される作用がある。 突 極が 60度回転すると、 端子 42 dに曲線 43 aの位置検知信号が入力さ れるので、 トランジスタ 20 c, 20 dが導通して励磁コイル対 32 dの 通電が開始される。 このときの印加電圧は、 コンデンサ 47 aの高電圧な ので電流は急速に立上がる。 第 7図のタイムチャートの 7段目の曲線 31 bで示すように立上がる。 その後は、 後述するチヨッパ回路により設定さ れた電流値で通電され、 曲線 43 aの末端で、 トランジスタ 20 c, 20 dが不導通に転化するので励磁コイルに蓄積された磁気エネルギは、 逆流 防止用のダイォード 4 9 aにより電源側に還流することが阻止されて、 コ ンデンサ 4 7 aに流入充電されて高電圧に充電する。 次に端子 4 2 aより 曲線 3 6 bの入力信号があるので、 励磁コイル対 3 2 aの通電電流は急速 に立上がる。 上述した説明より判るように、 励磁コイル 3 2 a , 3 2 の 蓄積磁気エネルギは、 通電の停止とともに、 コンデンサ 4 7 aに充電され るので急速に消滅して反トルクの発生が防止される。 又励磁コイル 3 2 a , 3 2 dの通電開始の立上がりとその後の通電の初期においても、 磁極の磁 束の増大による起電力に対向して通電電流の降下度を小さくする作用があ る。 従って、 トルクの減少することを防止する作用がある。 励磁コイル対 3 2 dの通電が断たれると、 その蓄積磁気エネルギは急速にコンデンサ 4 7 aに充電されて、 その放出による電流も急速に減少して高速度の回転で も 6 0度以内に消滅する。 所定時間後に励磁コイル対 3 2 aの通電が開始 され、 コンデンサ 4 7 aの高電圧により電流は急速に増大する。 その時間 巾も 6 0度突極が回転する時間内となる。 ただし励磁コイルの銅損と鉄損 を無視した場合である。 その後は、 端子 2 a, 2 bの電圧より励磁コイル の抵抗による電圧降下を差引いた電圧とインダク夕ンスの増大 (突極と磁 極の対向面積の増加によるもの) による逆起電力がバランスすることによ り、 逆起電力に対応した出力トルクが得られる。 上述したコンデンサ 4 7 aを媒体とする蓄積磁気エネルギの処理時間は、 L Cの直列共振回路の周 波数が l Z^j L Cに比例することから推定して理解できることである。 次にチヨツバ作用のある場合に付き説明する。 アンド回路 4 l a , 4 1 d , オペアンプ 4 0 b , 基準電圧端子 4 0 , 抵抗 2 2 aにより、 トランジ スタ 2 0 a, 2 0 cをオンオフするチヨツバ作用は前実施例と同様である < かかるチヨッパ作用により、 第 7図の通電曲線 31 a, 31 b, 31 cは 方形に近い曲線となる。 点線部がチヨツバ作用により設定された電流値と なった区間である。 端子 42 b, 42 eの入力, ダイオード 49 b, コン デンサ 47 b, アンド回路 41 b, 41 e, トランジスタ 20 e, 20 f , …, 抵抗 22 b, オペアンプ 40 cにより、 励磁コイル対 32 b, 32 e の通電が制御される作用は、 前述した励磁コイル対 32 a, 32 dと全く 同様である。 又端子 42 c, 42 f の入力、 ダイオード 49 c, コンデン サ 47 c, アンド回路 41 c, 4 I f, トランジスタ 20 i, 20 j, ·'·, オペアンプ 40 d, 抵抗 22 cにより、 励磁コイル対 32 c, 32 f の逋 電が制御される作用も上述した場合と全く同様である。 従って、 3相全波 通電の行なわれるリラクタンス型電動機が得られ、 出力トルクの大きい長 所を保存し、 回転速度が小さいという重欠点を除去する作用がある。 又リ プルトルクも小さくなる。 本実施例では、 第 10図と異なり、 コンデンサ 47 a, 47 b, 47 cはダイオード 49 a , 49 b, 49 cと直流電源 に並列に接続されているが、 その作用効果に差は殆どない。 [0120] 第 7図の曲線 3 l d, 31 eは夫々位置検知信号 37 a, 44 aによる 励磁コイル対 32 b, 32 eの通電曲線である。 曲線 31 g, 31 h, 3 1 f は夫々位置検知信号 38 a, 45 a, 45 bによる励磁コイル対 32 c, 32 f の通電曲線である。 コンデンサ 47 a, 47 b, 47 cは、 ダ ィオード 49 a, 49 b, 49 cと電源に並列に設けられているが、 前実 施例と同様にダイオード 49 a, 49 b, 49 cに並列に設けても本発明 を実施することができる。 通電角は 120度であるが、 位置検知信号の末 端を削除して通電角を 120度より小さくすると、 通電曲線の降下部の巾 が 60度を越えても反トルクの発生がないので、 より高速の電動機とする ことができる。 粉末磁心とプラスチックを混合し、 加圧成形し熱硬化して 作つた電機子磁心と回転子とインダクタンスコイルの磁心を使用すると比 抵抗が大きいので、 過流損が減少して高速時でも効率を良好とすることが できる。 本実施例の手段は、 第 9図で前述した 3相全波通電の電動機にも 適用することができる。 [0121] 第 15図の 1点鎖線 Nの左側の回路が第 16図にブロック回路 A— 2と して示され、 記号 4, 4 a, 4 b, 4 cは各導線の接続点を示している。 右側の回路は変更されて第 16図に示すように構成される。 第 16図にお いて、 インダクタンスコイル 24 a, 24 b, 24 c及びその制御回路は 第 5図で説明した同一記号の回路と全く同じ構成の回路である。 端子 21 一 1は端子 21— 2に接続されている。 インダクタンスコイル 24 a, 2 4 b, 24 cに蓄積された磁気エネルギは、 夫々ダイオード 21 e, 21 g, 21 hを介して夫々コンデンサ 47 a, 47 b, 47 cを充電する。 端子 42 gには、 第 15図の端子 42 a, 42 dに入力される位置検知信 号がオア回路を介して入力される。 ブロック回路 24— 2, 24— 3の端 子 42 gに対応する端子の入力信号は夫々第 15図の端子 42 b, 42 e 及び端子 42 c 42 f の入力信号となっている。 以上の構成なので、 励 磁コイルの通電が断たれたときにィンダクタンスコイルの通電も同時に通 電が断たれるので、 両者の磁気エネルギがコンデンサを充電してその静電 エネルギが大きくなる。 従って次の励磁コイルが通電されたときに、 静電 エネルギにより通電の立上がりが急速となり高速回転の場合でも出力トル クの減少することが防止される作用効果がある。 以上の作用は、 第 5図の 場合と同様である。 [0122] 本発明を 2相全波通電の電動機に適用した第 5の実施例について説明す る。 この場合の平面図は省略してあるが、 展開図が第 17図に示されてい る。 第 17図において、 円環部 16及び磁極 16 a, 16 b, …は、 珪素 調扳を積層化する周知の手段により作られ、 図示しない外筐に固定されて 電機子となる。 記号 16の部分は磁路となる磁心である。 磁極 16 a, 1 6b, 〜には、 励磁コイル 17 a, 17b, …が捲着されている。 回転子 1の外周部には、 突極 1 a, l b, …が設けられ、 磁極 16 a, 16 , …と 0. 1~0. 2ミリメートル位の空隙を介して対向している。 回転子 1も、 電機子 16と同じ手段により作られている。 突極は 6個となり、 等 しい離間角となっている。 磁極 16 a, 16 b, …の先端部の巾は 120 度で 8個が等しいピッチで配設されている。 励磁コイル 17 b, 17 ίが 通電されると、 突極 l b, 1 eが吸引されて、 矢印 A方向に回転する。 9 0度回転すると、 励磁コイル 17 b, 17 f の通電が停止され、 励磁コィ ル 17 c, 17 gが通電されるので、 突極 1 c, I f によるトルクが発生 する。 磁極 16 b, 16 cは N極, 磁極 16 f , 168は3極となる。 か かる極性の磁化は磁束の洩による反トルクを小さくする為である。 次の 9 0度の回転では、 磁極 16 d, 1611は図示の1^, S極性となる。 次の 9 0度の回転、 その次の 90度の回転では各磁極は、 顔次に図示の極性に磁 化される。 [0123] 上述した励磁により、 回転子 1は、 矢印 A方向に回転して 2相の全波通 電の電動機となるものである。 通電区間の巾が 90度より大きくても同じ く回転する。 磁励コイルの捲着される磁極の巾は 120度となっているの で、 捲着空間が大きくなる。 次に第 18図を参照し励磁コイルの通電制御 を説明する。 第 18図において、 磁励コイル K, Mは、 第 17図の励磁コ ィル 17 a, 176及び17じ, 17 gを夫々示し、 2個の励磁コイルは、 直列若しくは並列に接続されている。 励磁コイル Κ, Mの両端には、 夫々 トランジスタ 20 a, 20 b, 20 c, 20 dが挿入されている。 トラン ジス夕 20 a, 20 b, 20 c, 20 dは、 半導体スイッチング素子とな るもので、 同じ効果のある他の半導体素子でもよい。 直流電源正負端子 2 a, 2 bより供電が行なわれている。 端子 42 aよりハイレベルの電気信 号が入力されると、 トランジスタ 20 a, 20 bが導通して、 励磁コイル Kが通電される。 端子 42 cよりハイレベルの電気信号が入力されると、 トランジスタ 20 c, 20 dが導通して、 励磁コイル Mが通電される。 第 17図の回転子 3は導体板で作られ、 回転子 1と同軸で同期回転している ものである。 回転子 3に突出部 3 a, 3 b, …が設けられ、 突出部の巾は 150度である。 コイル 10 d, 10 e, 10 d, 10 eは、 前述したコ ィル 10 a, 10b, 10 cと同じ構成のもので、 突出部 3 a, 3 b, … に対向し、 コイル 10 d, 10 eは 90度離間し、 コイル: L 0 d, 10 e は夫々コイル 10 d, 10 eより 180度離間している。 [0124] 第 20図は上述したコイルより位置検知信号を得る電気回路である。 発 振器 10, コイル 10 d, 抵抗 15 a, 15 b, ···, オペアンプ 13等は、 第 3図の同一信号のものと同じ部材である。 従って端子 7 aより、 突出部 3 a, 3 b, …と同じ巾と位相差を有する矩形波の電気信号が得られる。 コイル 10 dより得られる位置検知信号が第 21図のタイムチャートにお いて、 曲線 50 a, 50 b, …として示されている。 コイル 10 eを含む 同じ構成のブロック回路 8 a, コイル 10 d, 10 eを含む同じ構成のブ ロック回路 8 b, 8 cの端子 7 b, 7 c, 7 dより位置検知信号が得られ る。 端子 7 bの出力信号は、 第 21図において曲線 51 a, 51 b, …と して示され、 端子 7 c, 7 dの出力信号は、 夫々曲線 52 a, 52 b, … 及び曲線 53 a, 53 b, …として示されている。 各曲線の巾は 150度 で、 順次に位相が 90度おくれている。 第 17図の突出部 3 a, 3 b, … の巾を 120度に変更すると、 コイル 10 d, 10 e, 10 d, 10 eよ り得られる位置検知信号は第 21図のタイムチヤ一卜において、 曲線 54 a, 54 b, ···, 曲線 55 a, 55 b, ···, 曲線 56 a, 56 b, ···, 曲 線 57 a, 57 b, ···として示されている。 各曲線の巾は 120度で、 順 次に位相が 90度おくれている。 矢印 50は 180度の区間を示している。 第 18図の端子 42 a, 42 cより入力される第 1の相の第 1, 第 1位 置検知信号は夫々曲線 50 a, 50 b, …と曲線 52 a, 52 b, …とな つている。 端子 42 b, 42 dに入力される第 2の相の第 2, 第 2の位置 検知信号は、 夫々曲線 51 a, 51 b, …と曲線 53 a, 53 b, …とな る。 第 1, 第 1の位置検知信号が夫々端子 42 a, 42 cに入力されるの で、 各トランジスタの導通制御が行なわれて、 第 1の相の励磁コイル Kと 励磁コイル Mが各位置検知信号に対応して 15ひ度の巾の逋電が行なわれ る。 位置検知信号 51 aによる励磁コイル Kの通電電流は、 第 7図の 1段 目の曲線 27 aで示すことができる。 ただし点線間の巾 150度とする。 トルク発生の状態とその特徵は、 前述した実施例と全く同様である。 オペ アンプ 4 Ob, 基準電圧端子 40の電圧、 抵抗 22 a, アン ド回路 41 a, 41 cによる通電電流のチヨッパ制御により、 所定の値の電流値とする作 用も前実施例と同様である。 ダイオード 49 a, コンデンサ 47 aの作用 効果も同様で、 曲線 27の立上がりを急速とし、 曲線 27 b部の降下を急 速とする作用効果がある。 [0125] 端子 42b, 42 dには、 第 2, 第 2の位置検知信号が夫々入力され、 各トランジスタの導通制御が行なわれて、 第 2の相の励磁コイル Lと励磁 コイル Sが各位置検知信号の巾だけ通電される。 ダイオード 49 b, コン デンサ 47 b, オペアンプ 40 c, 抵抗 22 b, アンド回路 41 b, 41 dの作用効果は、 前述した第 1の相の励磁コイルの通電と同様である。 以 上の構成なので、 2相全波通電の電動機となるものである。 第 18図の端 子 42 a, 42 cに第 21図の第 1, 第 1の位置検知信号曲線 54 a, 5 4 b, …と曲線 56 a, 56 b, …を入力し、 端子 42 b, 42 dに第 2 の相の位置検知信号曲線 55 a, 55 b, …と曲線 57 a, 57 b, …を 入力せしめると、 励磁コイルの通電角は 120度となる。 突極が磁極に侵 入してから通電が開始される角度は、 0度より 45度まで必要に応じて変 更できる。 以上の構成なので、 2相全波の電動機となるものである。 [0126] 位置検知信号の巾は 150度と 120度の場合を説明したが、 90度よ り 150度の間の巾で実施することができる。 90度の巾のときには、 出 力トルクは減少するが、 高速度 (出力 1 Kwで 10万回転毎分) の運転が 可能である。 150度の巾のときには、 回転速度が 1 2位に低下するが、 出力トルクが増大する特徴がある。 第 17図において、 磁極巾を 180度 とし、 突極数を 10個としても実施することができる。 又磁極巾を 120 度として、 磁極数を 8 n個 (nは正整数) としても実施できる。 この場合 には対応して突極数も増大する。 磁極数を増加すると出力トルクが増大す る。 しかし回転速度は低下する。 第 7図の 5段目の曲線 30 a, 30 b, …は、 磁励コイル K, Mの通電電流を示し、 曲線 30 c, 30 dは励磁コ ィル L, Sの通電電流を示している。 曲線 54 a, 55 a, 56 a, 57 aは位置検知信号曲線である。 通電区間は 90度で出力トルクも連続し、 重なる部分がないのでリプルトルクも少なくなる特徴がある。 [0127] 各実施例において、 磁極と突極に歯を設けることにより、 出力トルクを 増大できる。 本発明装置では高速回転ができる構成となっているので、 出 力トルクの増大できる利点のみが得られて有効な技術手段を供与できる。 第 1図の実施例において、 磁極数 6 n個 (nは正整数) としても実施でき る。 突極数は対応して多くなる。 出力トルクが増大して、 しかも回転速度 を低下しない作用効果がある。 径の大きい電動機に有効な技術となる。 第 1 8図の 1点鎖線 Nの左側の回路がブロック回路 A— 4として第 1 9 図に示される。 第 1 8図の右側の回路は、 インダクタンスコイル 2 4 a , 2 4 bが付加されて変更される。 第 1 9図において、 インダクタンスコィ ル 2 4 a , 2 4 bは前実施例と同じ構成のもので、 これ等の通電制御回路 2 4 - 1 , 2 4— 2も第 1 1図の通電制御回路と同じ構成となっている。 端子 2 1—1と 2 1—2は接続されている。 磁励コイル Mの通電中には、 インダクタンスコイル 2 4 aも通電され、 両者の逋電が断たれると、 両者 の蓄積磁気エネルギはコンデンサ 4 7 aを充電し高電圧となる。 従って通 電電流の降下を急速とする。 次に励磁コイル Mが通電されると、 コンデン サ 4 7 aの電圧により、 立 J:がりが急速となる。 これは励磁コイルの銅損 と磁心の鉄損をィンダクタンスコイルの磁気エネルギが補充するからであ る。 インダクタンスコイル 2 4 b , 励磁コイル L , Sについても上述した 事情は全く同様である。 インダクタンスコイル 2 4 a , 2 4 bの蓄積磁気 エネルギは、 鋇損と鉄損を捕充する為のものなので、 通電電流は補充する だけの電流値でよく、 通電手段は、 チヨツバ回路でなく他の手段例えば回 転速度に反比例した電圧を印加しても同じ目的が達成され通電区間は位置 検知信号の巾より小さくても同じ目的が達成できる。 [0128] 第 2 2図の通電制御回路は、 2相全波通電のリラクタンス型電動機にお いて、 第 1 , 第 2の相の励磁コイルの通電を 4つの独立の回路に分割して、 ダイオード 49 a, 49 b, 49 c, 49 dとコンデンサ 47 a , 47 b, 47 c, 47 dを介して直流電源より供電する実施例である。 端子 42 a, [0129] 42 b, 42 c, 42 dより夫々第 1, 第 2, ^1, 第 2の位置検知信号 が入力される。 各位置検知信号の巾は、 前述した実施例と同様に 90度よ り 150度まで可能で、 得られる特徵も同様なので、 150度の場合即ち 第 21図の各曲線の位置検知信号の場合につき説明する。 端子 42 aに、 第 21図の曲線 50 a, 50 b…の電気信号が入力されている。 曲線 5ひ aの入力信号により、 トランジスタ 20 a, 20 bが導通して、 励磁コィ ル Kが通電され、 通電が断たれると、 蓄積磁気エネルギは、 ダイオード 2 l a, 21 bを介して、 コンデンサ 47 aを高電圧に充電するので放電電 流は急速に消滅する。 次の曲線 50 bの入力信号により、 再び励磁コイル Kが通電されるまでコンデンサ 47 aは充電電圧が保持されている。 [0130] 曲線 50 bが入力されると、 コンデンサ 47 a (図示の +—極性に充電 されている。 ) の高電圧と電源電圧が加算された電圧により、 電流は急速 に立上がる。 曲線 50 bの末端で通電が断たれると、 再びコンデンサ 47 aを充電するので、 蓄積磁気エネルギの放電電流は急速となる。 端子 42 b, 42 c, 42 dに入力される第 2, , 第 2の位置検知信号 51 a, [0131] 51 b, ···, 曲線 52 a, 52 b, …曲線 53 a, 53 b, …による励磁 コイル L, M, Sの通電についても、 対応するダイオード 49 b, 49 c, 49 dとコンデンサ 47 b, 47 c, 47 dの作用により、 通電電流の制 御は励磁コイル Kの場合と同様に制御される。 プロック回路 D, E, Fは、 励磁コイル Kと同じトランジスタによる励磁コイル L, M, Sの通電制御 回路を示している。 抵抗 22 a, 22 b, 22 c, 22 dは、 励磁コイル K, L, M, Sの通電電流の検出抵抗である。 アン ド回路 41 a, 41 b, 41 c, 41 d, オペアンプ 40 b, 40 c, 40 d, 40 eにより各励 磁コイルの電流はチヨッパ制御が行なわれる。 基準電圧端子 40の電圧に より通電電流の制御が行なわれる。 チヨッパ回路による作用効果は前実施 例と同様である。 以上の構成なので、 2相全波通電の電動機が構成されて 本発明の目的が達成される。 [0132] 第 22図のダイオード 49 a, 49 b, …とコンデンサ 47 a, 47 b, …を電源負極 2 bの側に設けた実施例が第 24図に示されている。 第 24 図において、 ブロック回路 N—1, N-2, N- 3. N— 4は、 励磁コィ ル K, L, M, Sの通電を制御する第 22図と同じ回路である。 抵抗 22 a, 22 b, 22 c, 22 dとオペアンプ 40 b, 40 c, 40 d, 40 eは、 第 22図と同じくチヨヅパ制御の為のものである。 抵抗 22 a, 2 2b, …の下側は独立に分離され、 順方向に接続されたダイォード 49 a, 49 b, …を介して電源負極に接続されている。 例えば励磁コイル Lの通 電が断たれると、 対応するコンデンサ 47bに、 放出磁気エネルギによる 電流が充電されるので、 電流は急速に消滅し、 高電圧に保持され、 所定時 間後に通電される励磁コイル Lに、 コンデンサ 47 bの充電電圧と電源 2 a, 2 bの電圧が加算されて印加されるので、 電流の立上がりが急速とな る。 従って本発明の目的が達成されるものである。 励磁コイルの通電区間 は 90度〜 150度の区間として本発明を実施することができる。 [0133] 位置検知素子としてコイル 10 a, 10 b, …を利用して位置検知信号 を得ているが、 ェンコ一ダを利用する周知の手段により位置検知信号を得 ることもできる。 [0134] 第 22図の 1点鎖線 Nの左側の回路が、 第 23図のブロック回路 A— 5 として示される。 右側の回路には、 ィンダクタンスコイル 24 a, 24 b, 24 c, 24 dの通電制御回路がプロック回路 24として示されている。 導線の接続点は記号 4, 4 a, 4 b, …として示される。 ブロック回路 2 4は、 インダクタンスコイル 24 a, 24 b, …の通電制御する前実施例 と全く同じ 4組の回路を示している。 励磁コイル Kの通電を例として説明 する。 励磁コイル Kの通電中は同じ位置検知信号によりインダクタンスコ ィル 24 aも設定値の通電が行なわれ、 両者の通電の停止とともに、 それ らの蓄積磁気エネルギは、 ダイオード 49 aにより電源側に還流すること が阻止されて、 コンデンサ 47 aを高電圧に充電して保持される。 次に再 び励磁コイル Kが通電されると、 その印加電圧は、 コンデンサ 47 aと電 源電圧が加算されたものとなり、 電流の立上がりが急速となる。 従って通 電の停止と立上がりが急速となり、 立上がりのときの第 7図の 1段目の曲 線 27の中途の折曲りが防止されて点線 27 cのように急速に立上がる。 従って出力トルクの減少を防止できる作用効果がある。 他の励磁コイルに ついても上述した事情は全く同様で本発明の目的が達成できる。 ダイォ一 ド 21 e, 21 g, 21 h, 21 iは、 インダクタンスコイル 24 a, 2 4 b, …の通電が断たれたときに、 蓄積磁気エネルギをダイォ一ド 47 a, 47 b, …に流入充電する為のものである。 [0135] 第 24図の 1点鎖線 Nの左側の回路が第 25図にプロック回路 A— 6と して示される。 右側の回路には、 インダクタンスコイル 24 a, 24 b, …の通電制御回路が付加されている。 ブロック回路 24— 2, 24— 3, 24— 4は、 インダクタンスコイル 24 b, 24 c, 24 dの通電を制御 するインダクタンスコイル 24 aと同様な回路である。 記号 4, 4 a, 4 b, …は導線の接続点を示している。 インダクタンスコイル 24 aの通電 を制御する回路は、 第 5図の同一記号の部材の回路と同作用を行ない、 ィ ンダクタンスコイル 2 4 aの通電の停止時の蓄積磁気エネルギは、 ダイォ ード 2 1 eを介し、 又電源正負極 2 a , 2 bを介してコンデンサ 4 7 aを 高電圧に充電する。 励磁コイル Kの蓄積磁気エネルギも同じくコンデンサ 4 7 aを充電するので電流の降下は急速となる。 次に再び励磁コイル の 通電が開始されると、 コンデンサ 4 7 aの充電電圧と電源電圧が加算され た印加電圧となるので、 立上がり電流は急速となり、 このときに、 磁気ェ ネルギの移動時の鏑損と鉄損は、 ィンダクタンスコイル 2 4 aの磁気エネ ルギにより補充される。 他の磁励コイル L , M, Sとインダクタンスコィ ル 2 4 b, 2 4 c , 2 4 dについても上述した作用効果は全く同様である。 従って本発明の目的が達成される。 インダクタンスコイル 2 4 aは端子 4 2 gに第 2 4図の端子 4 2 aの入力信号と同じ位置検知信号が入力されて その区間だけ通電される。 他のィンダクタンスコイルも対応する励磁コィ ルの通電区間だけ通電される。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲 . 互いに等しい周方向幅を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形 成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子 電気角で 1 2 0度或は 1 8 0度の周方向幅を各々有しかつ前記複数の 突極と僅かな空隙を介して対向する 6 n個 (nは正整数) の磁極が等角 度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装 された第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周 面に固定された電機子と、 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子 を有し、 電気角 3 6 0度毎に 1 2 0度の幅だけ所定信号レベルになる矩 形波である第 1相の位置検知信号, 同様の矩形波からなり前記第 1相の 位置検知信号に対して電気角で 1 2 0度位相が遅れた第 2相の位置検知 信号及び同様の矩形波からなり前記第 2の位置検知信号に対して電気角 で 1 2 0度位相が遅れた第 3相の位置検知信号を前記回転子の回転位置 に応じて順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィル間に夫々介在 するスイッチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検 知信号に応じて、 前記スイッチング素子を順次導通、 遮断させることに より前記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを順次通電させるため の通電制御回路と、 前記スィッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイォードと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1 相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルに夫々関連する第 1, 第 2及び第 3 の逆流防止用ダイオードと、 前記第 1, 第 2 , 及び第 3の逆流防止用ダ ィォードと並列に接続された第 1, 第 2及び第 3のコンデンサとを含み、 各前記励磁コィルの通電停止時に当該励磁コィルに蓄積された磁気エネ ルギにより前記第 1 , 第 2及び第 3のコンデンザの対応する一つを前記 逆接続されたダイォ一ドの対応するものを介して充電して当該蓄積磁気 エネルギを急速に消滅させると共に次に通電される励磁コイルに流れる 励磁電流を急速に立ち上がらせるための回路手段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において当該一つの 磁極に嵌装された励磁コィルの通電を開始させる位置検知信号が前記位 置検知装置から発生するように定めたことを特徴とする、 3相片波通電 の高速リラクタンス型電動機。 . 前記第 1, 第 2 , 第 3の相の位置検知信号に対応する巾だけ夫々通電 される第 1 , 第 2 , 第 3のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2, 第 3 のインダクタンスコィルの通電が停止されたときに、 蓄積された磁気ェ ネルギを夫々対応する前記第 1 , 第 2, 第 3のコンデンサに流入充電す る電気回路を備える請求項 1記載の高速リラクタンス型電動機。 . 互いに等しい周方向幅を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形 成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子 電気角で 1 2 0度或は 1 8ひ度の周方向幅を各々有しかつ前記複数の 突極と僅かな空隙を介して対向する 1 2 n個 (nは正整数) の磁極が等 角度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌 装された第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル並びに第 1相, 第 2相 及び第 3相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子 と、 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して Kされた位置検知素子 を有し、 電気角 3 6 0度毎に 1 2 0度の幅だけ所定信号レベルになる矩 形波である第 1相の位置検知信号, 同様の矩形波からなり前記第 1相の 位置検知信号に対して電気角で 1 2 0度位相が遅れた第 2相の位置検知 信号及び同様の矩形波からなり前記第 2の位置検知信号に対して電気角 で 1 2 0度位相が遅れた第 3相の位置検知信号並びに前記第 1相, 第 2 相及び第 3相の位置検知信号とは夫々電気角で 1 8 0度位相が遅れた 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信号を前記回転子の回転位置に応じ て順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び 第 3相の励磁コイル間に夫々介在するスィツチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知信 号に応じて、 前記スイッチング素子を順次導通, 遮断させることにより 前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁 コイルを順次通電させるための通電制御回路と、 前記スィッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイォードと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1 相及び第 1相の励磁コィル, 前記第 2相及び第 2相の励磁コィル及び前 記第 3相及び第 3相の励磁コイルに夫々関連する第 1 , 第 2及び第 3の 逆流防止用ダイオードと、 前記第 1 , 第 2及び第 3の逆流防止用ダイォ —ドに並列に接続された第 1 , 第 2及び第 3のコンデンサとを含み、 各 前記励磁コイルの通電停止時に当該励磁コイルに蓄積された磁気エネル ギにより前記第 1 , 第 2及び第 3のコンデンサの対応する一つを前記逆 接続されたダイォードの対応するものを介して充電して当該蓄積磁気ェ ネルギを急速に消滅させると共に次に通電される励磁コイルに流れる励 磁電流を急速に立上がらせるための回路手段とを傭え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において、 当該一つ の磁極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記 位置検知装置から発生するように定めたことを特黴とする、 3相全波通 電の高速リラクタンス型電動機。 4. 第 1, 第 1の相の位置検知信号, 第 2, 第 2の相の位置検知信号, 第 3 , 第 3の相の位置検知信号に夫々対応する巾だけ夫々通電される第 1, 第 2 , 第 3のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2 , 第 3のインダクタ ンスコィルの通電が断たれたときに、 これ等に蓄積された磁気エネルギ を夫々対応する前記第 1 , 第 2 , 第 3のコンデンサに流入充電する電気 回路を備える請求項 3記載の高速リラクタンス型電動機。 . 互いに等しい周方向幅を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形 成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子 電気角で 1 2 0度或は 1 8 0度の周方向幅を各々有しかつ前記複数の 突極と僅かな空隙を介して対向する 6 n個 (nは正整数) の磁極が等角 度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌装 された第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイルを含み、 前記外筐の内周 面に固定された電機子と、 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子 を有し、 電気角で 1 2 0度の巾で互いに連続した第 1, 第 2 , 第 3の相 の矩形波の第 1の位置検知信号並びに該第 1の位置検知信号の夫々の前 半部の電気角で 6 0度の巾で互いに電気角で 6 0度離間した第 1, 第 2, 第 3の相の矩形波の第 2の位置検知信号を前記回転子の回転位置に応じ て順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コィル間に夫々介在 するスィツチング素子を含み、 設定された回転速度以下の区間において は、 前記第 1の位置検知信号により前記スィツチング素子を順次導通, 遮断させ、 設定回転速度を越えると前記第 2の位置検知信号により前記 スイッチング素子を順次導通, 遮断させて各励磁コイルを順次通電させ るための通電制御回路と、 前記スイッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイォードと、 前記直流電源に対して順方向に挿入され前記通電制御 回路に通電する逆流防止用ダイォ—ドと、 前記逆流防止用ダイォードと 並列に接続されたコンデンサとを含み、 各前記励磁コイルの通電停止時 に当該 磁コイルに蓄積された磁気エネルギを前記コンデンサに充電し て当該蓄積磁気エネルギを急速に消滅させると共に次に通電される励磁 コイルに流れる励磁電流を急速に立ち上がらせるための回路手段とを備 え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において当該一つの 磁極に嵌装された励磁コィルの通電を開始させる位置検知信号が前記位 置検知装置から発生するように定めたことを特徴とする、 3相片波通電 の高速リラクタンス型電動機。 6 . 第 1, 第 2, 第 3の相の第 2の位置検知信号により通電される 1個の ィンダクタンスコイルと、 該ィンダクタンスコイルの通電が停止された ときに、 蓄積された磁気エネルギを前記コンデンサに流入充電する電気 回路を備えた請求項 5記載の高速リラクタンス型電動機。 7. 互いに等しい周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形 成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子 電気角で 1 2 0度或は 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複数の 突極と僅かな空瞭を介して対向する 1 2 n個 (nは正整数) の磁極が等 角度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々嵌 装された第 1相, 第 2相及び第 3相の励磁コイル並びに第 1相, 第 2相 及び第 3相の励磁コィルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子 と、 前記励磁コィルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子 を有し、 電気角 3 6 0度毎に 6 0度の巾だけ所定信号レベルになる矩形 波で夫々 1 2 0度位相差のある第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置検知信号と、 同様の矩形波で、 第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置検知信号間にある電気角 6 0度の巾の 1, 第 3の相の位置検知信号を前記回転子の回転 位置に応じて順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び 第 3相の励磁コイル間に夫々介在するスィツチング素子を含み、 前記第 1相, 第 2相, 及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の位置検知 信号に応じて、 前記スイッチング素子を順次導通, 遮断させることによ り前記第 1相, 第 2相及び第 3相並びに第 1相, 第 2相及び第 3相の励 磁コイルを順次通電させるための通電制御回路と、 前記スィッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイォードと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1 , 第 2 , 第 3相の励磁コイル及び第 1 , 第 2 , 第 3相の励磁コイルと夫々 関連する第 1 , 第 2の逆流防止用ダイオードと、 第 1 , 第 2の逆流防止 用ダイオードと並列に接続された第 1 , 第 2のコンデンサとを含み、 各 前記励磁コイルの通電停止時に当該励磁コイルに蓄積された磁気エネル ギにより前記第 1 , 第 2のコンデンサの対応する一つを前記逆接続され たダイォ一ドの対応するものを介して充電して当該蓄積磁気エネルギを 急速に消滅させると共に次に通電される励磁コイルに流れる励磁電流を 急速に立上がらせるための回路手段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の紀設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気角で 3 0度の区間内において、 当該一つ の磁極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記 位置検知装置から発生するように定めたことを特徵とする、 3相全波通 電の高速リラクタンス型電動機。 . 第 1 , 第 2 , 第 3の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 1のイングクタンスコイルと、 ^, _2 , 第 3の相の位置検知信号に 対応する巾だけ通電される第 2のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2 のインダクタンスコイルの通電が断たれたときに、 これらに蓄積された 磁気エネルギを夫々対応する第 1 , 第 2のコンデンサに流入充電する電 気回路を備えた請求項 7記載の高速リラクタンス型電動機。 . 互いに等しい周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に形 成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転子 電気角で 1 2 0度若しくは 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複 数の突極と僅かな空隙を介して対向する 8 n個 (nは正整数) の磁極が 等角度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々 嵌装された第 1相及び第 2相の励磁コィル並びに第 1相及び第 2相の励 磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子と、 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して Eされた位置検知素子 を有し、 電気角 3 6 0度毎に 9 0度〜 1 5 0度の巾だけ所定信号レベル になる矩形波である第 1相の位置検知信号及び同様の矩形波からなり前 記第 1相の位置検知信号に対して電気角で 9 0度位相が遅れた第 2相の 位置検知信号並びに前記第 1相及び第 2相の位置検知信号とは夫々位相 が電気角で 1 8 0度遅れた第 1相及び第 2相の位置検知信号を前記回転 子の回転位置に応じて順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2相の励磁コィ ル間に夫々介在するスイッチング素子を含み、 前記第 1相及び第 2相並 びに第 1相及び第 2相の位置検知信号に応じて、 前記スィツチング素子 を顒次導通, 遮断させることにより前記第 1相及び第 2相並びに第 1相 及び第 2相の励磁コイルを順次通電させるための通電制御回路と、 前記スイッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイオードと、 前記直流電源に対して夫々躓方向に挿入され前記第 1 相及び第 1相の励磁コィル及び前記第 2相及び第 2相の励磁コィルに夫 々関連する第 1及び第 2の逆流防止用ダイォ一ドと、 前記第 1及び第 2 の逆流防止用ダイォードに夫々並列に接続された第 1及び第 2のコンデ ンサとを含み、 各前記励磁コイルの通電停止時に当該励磁コイルに蓄積 された磁気エネルギにより前記第 1及び第 2のコンデンサの対応する一 つを前記逆接続されたダイォードの対応するものを介して充電して当該 蓄積磁気エネルギを急速に消滅させると共に次に通電される励磁コイル に流れる励磁電流を急速に立上がらせるための回路手段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気角 4 5度の区間内において当該一つの磁 極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置 検知装置から発生するように定めたことを特徵とする、 2相全波通電の 高速リラクタンス型電動機。 0 . 第 1 , 第 1の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電される第 1の イングクタンスコイルと、 第 2 , 第 2の相の位置検知信号に対応する巾 だけ通電される第 2のインダクタンスコイルと、 第 1 , 第 2のインダク タンスコイルの通電が断たれたときに、 これ等に蓄積された磁気エネル ギを夫々対応する第 1 , 第 2のコンデンサに流入充電する電気回路を備 えた請求項 9記載の高速リラクタンス型電動機。 1 . 互いに等しい周方向巾を有する複数の突極が等角度間隔で周方向に 形成された外周面を有すると共に外筐により回転自在に支持された回転 子と、 電気角で 1 2 0度若しくは 1 8 0度の周方向巾を各々有しかつ前記複 数の突極と僅かな空隙を介して対向する 8 n個 (nは正整数) の磁極が 等角度間隔で周方向に形成された内周面を有すると共に前記磁極に夫々 嵌装された第 1相及び第 2相の励磁コィル並びに第 1相及び第 2相の励 磁コイルを含み、 前記外筐の内周面に固定された電機子と、 前記励磁コイルに対応する数の互いに離間して配された位置検知素子 を有し、 電気角 3 6 0度毎に 9 0度〜 1 5 0度の巾だけ所定信号レベル になる矩形波である第 1相の位置検知信号及び同様の矩形波からなり前 記第 1相の位置検知信号に対して電気角で 9 0度位相が遅れた第 2相の 位置検知信号並びに前記第 1相及び第 2相の位置検知信号とは夫々位相 が電気角で 1 8 0度遅れた第 1相及び第 2相の位置検知信号を前記回転 子の回転位置に応じて順次送出するための位置検知装置と、 直流電源と前記第 1相及び第 2相並びに第 1相及び第 2相の励磁コィ ル間に夫々介在するスィツチング素子を含み、 前記第 1相及び第 2相並 びに第 1相及び第 2相の位置検知信号に応じて、 前記スィツチング素子 を順次導通, 遮断させることにより前記第 1相及び第 2相並びに第 1相 及び第 2相の励磁コィルを蹶次通電させるための通電制御回路と、 前記スイッチング素子と前記励磁コイルとの接続体に夫々逆接続され たダイォ一ドと、 前記直流電源に対して夫々順方向に挿入され前記第 1 相, 第 1相, 第 2相及び第 2相の励磁コイルに夫々関連する第 1 , 第 2 , 第 3及び第 4の逆流防止用ダイオードと、 前記第 1, 第 2, 第 3及び第 4の逆流防止用ダイオードに並列に接続された第 1 , 第 2, 第 3及び第 4のコンデンサとを含み、 各前記励磁コィルの通電停止時に当該励磁コ ィルに蓄積された磁気エネルギにより前記第 1 , 第 2 , 第 3及び第 4の コンデンサの対応する一つを前記逆接続されたダイォードの対応するも のを介して充電して当該蓄積磁気エネルギを急速に消滅させると共に次 に通電される励磁コイルに流れる励磁電流を急速に立ち上がらせるため の回路手段とを備え、 前記夫々の位置検知素子の配設位置を、 各前記突極がいずれか一つの 磁極に侵入し始める点より電気用 4 5度の区間内において当該一つの磁 極に嵌装された励磁コイルの通電を開始させる位置検知信号が前記位置 検知装置から発生するように定めたことを特徴とする、 2相全波通電の 高速リラクタンス型電動機。 12. 第 1, 1,第 2, 第 2の相の位置検知信号に対応する巾だけ通電 される第 1, 第 2, 第 3, 第 4のインダクタンスコイルと、 第 1, 第 2, 第 3, 第 4のインダクタンスコイルの通電が停止されたときに、 蓄積さ れた磁気エネルギを夫々対応する前記第 1, 第 2, 第 3, 第 4のコンデ ンサに流入充電する電気回路を備えた請求項 11記載の高速リラクタン ス型電動機。 13. 前記電機子の直径方向に対向して、 同相の磁極を紀設した請求項第 1項ないし第 12項のいずれかに記載の高速リラクタンス型電動機。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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