专利摘要:

公开号:WO1992012002A1
申请号:PCT/JP1991/001760
申请日:1991-12-25
公开日:1992-07-23
发明作者:Katsuhide Kawaguchi;Masahiro Iida
申请人:The Yokohama Rubber Co., Ltd.;
IPC主号:B29D30-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] タイ ヤビー ドの製造方法
[0003] 技 術 分 野
[0004] 本発明はタイ ヤビー ドの製造方法に関し、 さ らに詳 しく はビー ドフイ ラ一をビー ドコアに対して精度良く 貼付けることを可能にしたタイヤビー ドの製造方法に 関する。
[0005] 背 景 技 術
[0006] タイヤビ一ドは、 タイヤのビー ド部に用いられるも ので、 ビー ドワイヤを束ねてリ ング状に形成したワイ ャビー ドコアと、 硬質ゴム等からなるビー ドフ イ ラ一 とから構成され、 その断面矩形のビー ドコアの外周面 に、 断面略三角形状のビー ドフィ ラーが環状に貼付け られた構造となっている。
[0007] このタイヤビー ドの製造方法は、 第 7図に示すよう に、 断面三角形状のビー ドフイ ラ一 1 1 をリ ング状の ビー ドコア 1 2の側面 1 2 aに円筒状に配置して、 ブ ラダー 1 3に矢印 a の方向から圧力流体を供給してブ ラダー 1 3を膨張させ、 ビー ドフイ ラ一 1 1 を矢印 b の方向に立ち上がらせて、 第 8図に示すように、 ビー ドフ イ ラ一 1 1 の底面 1 1 a をビ一 ドコア 1 2 の外周 面 1 2 bに貼付けていた (特開昭 53- 128682 号公報) < しかしながら、 ビ一 ドコア 1 2の側面 1 2 a に円筒 状のビー ドフイ ラ一 1 1が配置されているため、 ブラ ダー 1 3を膨張させてビー ドフイ ラ一 1 1を矢印 bの 方向に立ち上がらせ、 ビードフイ ラ一 1 1 の底面 1 1 aをビードコア 1 2の外周面 1 2 bに貼付けよう とす ると、 ビー ドフ イ ラ一 1 1 の底面 1 1 a とビー ドコア 1 2の外周面 1 2 b とが正確に貼合わずに、 ずれが生 じたり して、 貼合わせ精度上に問題があった。
[0008] そこで、 本願出願人は、 かかる問題を解決するため 、 第 9図に示すように、 ビードフイ ラ一 1 1 として、 その底部 1 1 Aに予め薄肉突起部 1 1 Bを一体成形し た形状のものを使用することを提案しました (特開昭 62- 46634号) 。 上記のようにビー ドフイ ラ一 1 1 の底 部 1 1 Aに突出して形成された薄肉突起部 1 1 Bをビ ードコア 1 2の外周面 1 2 bに貼付けながら円筒状に 巻付け、 このビー ドフイ ラ一 1 1をビードコア 1 2の 外周長相当の所定の長さで切断した後、 その切断部と 最初に巻付けた先端部とを接合し、 次いでこのビード フィ ラー 1 1をブラダー 1 3により折返し部 Xから立 ち上がらせると共に、 ビー ドフイ ラ一 1 1 の底面 1 1 aを薄肉突起部 1 1 Bの上面に接着させて円盤状に形 成するようにしたのである。
[0009] しかしながら、 上記のようなタイヤビードの製造方 法は、 薄肉突起部 1 1 Bの肉厚が折返し部 Xまで均一 であるため、 ビー ドフイ ラ一 1 1を折返して立ち上が らせると、 折返し部 Xに生じる反力によりビードフィ ラー 1 1 が元あった方向へ開いてしまい、 その結果ビ ー ドフ イ ラ一 1 1 の立ち上がった側面 1 1 b とビー ド コア 1 2の側面 1 2 a とが略直線状にならずに、 ビー ドコア 1 2の外周面 1 2 b上へ均一に貼付けが出来な い等の問題があった。
[0010] 従って、 本発明の目的は、 ビー ドフイ ラ一をビード コアに対して略垂直に起立させて、 ビー ドフイ ラ一を ビー ドコアに対して精度良く貼付けることが出来るタ ィャビードの製造方法を提供することにある。
[0011] 発 明 の 開 示
[0012] 上記目的を達成する本発明のタイヤビー ドの製造方 法は、 未加硫ゴムからなるビー ドフイ ラ一を、 底部に 斜めのテーバ面を有するフィ ラー本体と上面に斜めの テーバ面を有する突起部とから、 前記両テーバ面同士 を V形にするように一体連結した形状に形成し、 該ビ ードフイ ラ一の前記突起部を、 リ ング状のビー ドコア の外周に貼付けて、 該ビードコア全周に円筒状になる ように卷付け、 次いで、 前記フィ ラー本体を該フィ ラ —本体と前記突起部との連結部を支点として起立させ 、 該フイ ラ一本体のテ一バ面を前記突起部のテーバ面 に接着させ、 該フイ ラ一本体を前記ビー ドコアの外周 面に対し実質的に垂直に起立させることを特徴とする ものである。
[0013] また、 ビ一 ドコアの側面にビー ドフ ィ ラーの折返し 端を周上に一致させるため、 ビー ドフイ ラ一の連結部 にテーバ付きローラをガイ ドとして利用したことを特 徴とするものである。
[0014] 本発明では、 タイヤビードの製造方法が上述のよう な構成であることにより、 ビー ドフイ ラ一をビードコ ァに対して略垂直に起立させて精度良く貼付け、 タイ ャビードの製品精度を向上させることが出来る。 また 、 切断されたビードフィ ラーの端末部相互のスブラィ スの自動化を可能にする。 また、 フイ ラ一本体と突起 部との連結部にテーバ付きローラを当てることによつ て、 ビー ドコアの側面と、 ビー ドフイ ラ一の折返し端 を一致させる方法にすれば、 ビードコアに対するビー ドフィ ラーの貼付け精度を更に高めることが出来る。 図面の簡単な説明
[0015] 第 1図は、 本発明の製造方法に使用するビー ドフィ ラーの一部を破断して示す拡大斜視図である。
[0016] 第 2図〜第 6図は、 本発明の製造工程を示す説明図 である。
[0017] 第 7図〜第 9図は、 従来のタイ ヤビードの製造方法 を説明する説明図である。 発明を実施するための最良の形態
[0018] 本発明において用いられるビー ドフイ ラ一 1 は、 第 1 図に示すように、 帯状を成し、 未加硫ゴムからなる 断面略三角形状のフィ ラー本体 1 Aと突起部 1 Bとか ら構成されている。 突起部 1 Bは、 フィ ラー本体 1 A の底部 1 a にその長手方向に沿って同一平面に並ぶよ うに、 連結部 Yによって一体的に連結されている。 フ イ ラ一本休 1 Aの底部 l a と突起部 1 Bの表面にはそ れぞれ斜めのテーバ面 1 b , 1 cが形成されており、 この 2つのテーバ面は、 連結部 Yを挟んで V字形をな すように対向している。 従って、 突起部 1 Bの最大厚 さ r と、 フィ ラー本体 1 Aの最大厚さ s は、 連結部 Y の厚さ t より も厚く なつている。 これにより連結部 Y を折返した際に、 この連結部 Yに楔効果が発生するの で、 この部分に応力が集中し、 後述するブラダーによ りフイ ラ一本体 1 Aを起立させてテーパ面 1 b と突起 部 1 Bのテーパ面 1 c に接着させる場合、 折返された 連結部 Yに生じる反力が小さ く、 安定して起立させた 形状のビー ドフイ ラ一 1 を形成出来るのである。
[0019] また、 フィ ラー本体 1 Aが連結部 Yより折返されて フィ ラー本体 1 Aを突起部 1 Bに正確に貼合わせるた めには、 フ イ ラ一本体 1 Aのテーパ面 1 b と突起部 1 Bのテーバ面 1 c との長さ Hが、 同じ長さとなること が必要である。
[0020] 第 2図は、 タイヤビー ドを製造する装置の主要部を 中心蚰 Cに対する半断面で示す概略図で、 5 はビー ド コア 3をクランプするビードクランプリ ング、 6 はビ 一ドフィ ラー 1をビードコア 3に貼付けるためのサボ 一トリ ング、 7 は圧力流体により膨張してビー ドフィ ラー 1 のフィ ラー本体 1 Aを立ち上がらせるためのブ ラダー、 8 は膨張したブラダー 7を押圧するためのプ ッシャーリ ングである。 各部は、 矢印方向にそれぞれ 移動可能である。
[0021] 次に、 上記構成よりなるビードフイ ラ一 1及び装置 を用いて、 タイヤビー ドの製造方法を説明する。
[0022] 先ず第 3図に示すように、 ビー ドクランプリ ング 5 とサポー ト リ ング 6 とに保持されたビー ドコア 3を中 心軸 Cを中心に回転させながら、 その外周面 3 aに、 前記ビー ドフイ ラ一 1 の突起部 1 Bの底面 1 dを貼付 けながら円筒状に巻付ける。
[0023] この時、 第 4図に示すように、 ビードフイ ラ一 1 の 連結部 Yにテーバ付きローラ 4を当てながらガイ ドさ せて、 ビー ドフイ ラ一 1を巻付けるようにしてもよい 。 これにより、 ビー ドフイ ラ一 1 の折返し端をビー ド コア 3の外周面 3 a上に均一に巻付けることが出来る。 次に、 巻付けられたビードフイ ラ一 1 の終端を切断 し、 その切断部の端面と最初の巻付け先端部の先端面 とを圧着するように貼付けて、 ビー ドコア 3に対する ビー ドフイ ラ一 1 の巻付け工程が終了する。 ビー ドフ イ ラ一 1 は、 円筒状にビー ドコア 3に巻付けられて、 その外周面 3 a に密着し、 完全に貼合された状態とな る。
[0024] 続いて、 ブラダー 7に圧力流体を導入してブラダー 7を膨脹させ、 ビー ドフイ ラ一 1 のフイ ラ一本体 1 A をその連結部 Yから折返して立ち上がらせる。 そして 、 第 5図に示すように、 ブッ シャーリ ング 8でブラダ 一 7を押圧しながら、 フィ ラー本体 1 Aをビー ドコア 3 に対して略垂直になるように更に立ち上がらせると 共に、 ビ一 ドコア 3 の側面に配設されたサボ一 ト リ ン グ 6 にフイ ラ一本体 1 Aの側面 1 eを押しつけながら 、 フィ ラー本体 1 Aのテーバ面 l bを突起部 1 Bのテ ーバ面 1 cに強固に接着させるものである。 このよう に、 ビー ドフイ ラ一 1をビー ドコア 3に対して略垂直 に起立させて貼付けることにより、 ビー ドフ イ ラ一 1 をビー ドコア 3に対して精度良く貼付けることが出来 るのである。
[0025] フ ィ ラー本体 1 の折返し角度は、 フイ ラ一本体 1 A のテーパ面 1 b と突起部 1 Bのテーパ面 1 c との傾斜 角度にもよるが、 水平に対して 9 0度〜 1 2 0度の範 囲とすることが好ましい。 当然のことながら、 サポー ト リ ング 6 はフィ ラー本体 1 の折返し角度に対応した 角度のサポー ト面 6 aを有するものである。
[0026] そして、 第 6図に示すようにプッ シャーリ ング 8を 後退させた後、 ブラダ一 7 の圧力流体を抜いて収縮さ せると共に、 ビードクランプリ ング 5及びブラダ一 7 を後退させ、 タイヤビー ドを取り出すことにより、 作 業は終了する。
[0027] 上述したように、 本発明のタイヤビ一 ドの製造方法 は、 ビードフイ ラ一を互いに対向しあうテーバ面を有 するフィ ラー本体と突起部との連結形成体として予め 作っておき、 このビー ドフ イ ラ一の突起部をビー ドコ ァの外周面上に貼付けた後、 連結部を支点としてフィ ラー本体を起立させるようにしたので、 ビー ドフイ ラ 一をビードコアに対して略垂直に起立させて精度良く 貼付けることが出来る。
[0028] また、 この製造方法によれば、 切断されたビー ドフ ィ ラーの端末部相互のスプラィスを自動的に行うこと が可能になると共に、 タイヤビードの製品精度を向上 させることが出来る効果もある。 また、 ビー ドフイ ラ 一の卷付けに当たり、 連結部にテーバ付きローラをガ ィ ドさせて巻付けるようにすれば、 ビードコアに対す るビー ドフィ ラーの貼付け精度を更に向上することが 出来る。 産業上の利用可能性
[0029] 上述した優れた効果を有する本発明のタィ ャビ一 ド の製造方法は、 自動車等のタイヤのビー ド部に用いら れるビー ドコアとビー ドフ ィ ラーとからなるタイヤビ — ドを製造することに、 極めて有効に利用することが 出来る。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1 . 未加硫ゴムからなるビードフイ ラ一を、 底部に 斜めのテーバ面を有するフィ ラー本体と上面に斜めの テーパ面を有する突起部とから、 前記両テーバ面同士 δ を V形にするように一体連結した形状に形成し、
該ビー ドフイ ラ一の前記突起部を、 リ ング状のビー ドコアの外周に貼付けて、 該ビードコア全周に円筒状 になるように巻付け、
次いで、 前記フィ ラー本体を該フィ ラー本体と前記0 突起部との連結部を支点として起立させ、 該フイ ラ一 本体のテーバ面を前記突起部のテーバ面に接着させ、 該フィ ラー本体を前記ビードコアの外周面に対し実質 的に垂直に起立させることを特徴とする
タイ ヤビー ドの製造方法。
5 2 . 前記フィ ラー本体と突起部との連結部に、 テー パ付きローラをガイ ドとして当接させるようにする請 求の範囲第 1項記載のタイャビー ドの製造方法。
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DE4193389T0||
DE4193389T1|1993-01-28|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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1993-01-28| RET| De translation (de og part 6b)|Ref document number: 4193389 Country of ref document: DE Date of ref document: 19930128 |
1993-01-28| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 4193389 Country of ref document: DE |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP2408685A|JP3066769B2|1990-12-28|1990-12-28|タイヤビードの製造方法|
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