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专利摘要:
公开号:WO1992010384A1 申请号:PCT/JP1991/001699 申请日:1991-12-06 公开日:1992-06-25 发明作者:Masumi Fukumoto 申请人:Nifco Inc.; IPC主号:B60K37-00
专利说明:
[0001] j [0002] 明 細 書 [0003] 安全装置付き車載用収納装置 [0004] 技術分野 [0005] この発明は、 特に車両の衝突時等に発生する急激な慣性力が作用 したときに作動し、 突出主体の車室内への突出を未然に防止し得る 安全装置付き車載用収納装置に関する。 背景技術 [0006] 従来、 この種の収納装置としては、 開口部を有するハウ ジングと、 このハウ ジングにその前記開口部より突出する方向に移動可能に保 持された突出主体と、 この突出主体をハウジングの開口部より突出 する方向に付勢する付勢手段と、 この付勢手段の付勢力に抗して、 前記突出主体を非突出位置に口ックすると共に、 この非突出位置に おいて、 突出主体がハウジングに向かってさらに押し込まれた際に、 前記ロック状態を解除可能な口ック装置と、 慣性力が作用したとき に、 前記ロック装置の解除動作を阻止する安全装置とを備えたもの が知られている (例えば特開昭 64 -4 1434号公報等) 。 [0007] 上記従来の口ック装置は、 ハウ ジングと突出主体とのいずれか一 方に刻設され、 ハー ト島を中心とするカム溝と、 このカム溝の底を ト レース し、 ハウ ジングと突出主体とのいずれか他方に軸止された 口 ック ビンと、 このロック ピンをカム溝の底に向かって押圧する押 圧手段とから構成されていた。 [0008] そして、 上記従来のカム溝は、 ハー ト島の尖った先細部に向かつ て延びた導入路と、 この導入路より徐々に浅く なりながら、 ハー ト 島の一側に沿って延びた往路と、 この往路の最浅端より一段深く な り、 且つ行き止ま りの折返部と、 この折返部に隣接すると共に、 折 返部より さらに一段深く なり、 ハー ト島の他端部中央のハー ト形の く びれ部に沿った停止部と、 この停止部に隣接し、 停止部より一段 深く なつてハ一 ト島の他側に向かって延び、 且つ行き止ま りの脱出 部と、 この脱出部より徐々に浅く なりながら、 ハー ト島の他側に沿 つて延び、 前記導入路に連通すると共に、 その最浅端が導入路の底 より一段高く なった復路とから構成されていた。 [0009] しかし、 上記した従来の収納装置では、 急激な慣性力が作用した ときに、 ロックピンがカム溝の外周壁に急激に衝突することで、 口 ック ピンが曲がってしまったり、 或はカム溝の外周壁が欠けてしま いうといつた問題点があつた。 [0010] そこで、 本発明は、 カム溝の外周壁にテーパー面を形成すること で、 慣性力が作用したときに、 ロック ピンをカム溝のテーパー面に より、 はね上げるようにすることで、 ロックピンやカム溝の破損を 未然に防止できるようにした安全装置付き車載用収納装置を提供す ことを目的とする。 [0011] これに加え、 本発明は、 テーパー面の上縁部に沿って、 一端部が 折返部に向かって開放すると共に、 他端部が閉塞されたガイ ド溝を 形成することで、 はね上げたロックビンが、 停止部の直前に位置す る折返部に戻るようにし、 はね上げたロックピンが、 脱出部に移行 することによるロック状態の解除を未然に防止できるようにした安 全装置付き車載用収納装置を提供することを目的とする。 発明の開示 [0012] 本発明は、 ロック装置のカム溝に、 ハー ト島のハー ト形にくびれ たくびれ部に向かって突出した突緣部に、 カム溝の停止部の底に向 かって斜めに傾斜したテーパ一面が形成されている。 [0013] したがって、 本発明によれば、 ロック装置のロック状態において、 そのロックピンの先端部は、 カム溝の停止部に位置し、 付勢手段の 付勢力をハ一 ト島のハー ト形のく びれ部により受け止めることで、 突出主体は非突出位置に静止されている。 [0014] そして、 上記ロック状態において、 慣性力が働く と、 突出主体は、 慣性力によりハウジングに向かってさらに押し込まれた状態となる。 このため、 ロック ビンの先端部は、 カム溝の停止部から係脱し、 停 止部の底から突縁部のテーパー面に沿って移動する。 [0015] このとき、 テーパー面がカム溝の停止部の底に向かつて斜めに傾 斜していることから、 ロック ビンの先端部は、 該テーパー面に乗り 上がり、 押圧手段の押圧力に抗してはね上げられる。 [0016] その後、 慣性力による揺れ戻しや付勢手段の付勢力により、 突出 主体がハウジングの開口部より突出する方向に移動する。 [0017] この突出主体の移動に伴い、 ロ ック ピンの先端部は、 テーパー面 に沿ってカム溝の停止部の底に再度、 落ち込み、 カム溝の停止部に より、 付勢手段の付勢力を受け止める。 [0018] このため、 ロック装置がロック状態を維持するため、 突出主体が ハウジングの開口部より車室内に突出するのを防止できる。 [0019] 又、 本発明は、 そのカム溝の突縁部に、 テーパー面の上縁部に沿 つて、 一端部が折返部に向かって開放すると共に、 他端部が閉塞さ れたガイ ド溝が形成されている。 [0020] したがって、 本発明によれば、 慣性力が作用した際に、 ロック ビ ンの先端部は、 テーパー面に沿って移動し、 テーパー面の上縁部か らガイ ド溝に進む。 [0021] ロック ピンの先端部がガイ ド溝に進むと、 ロック ピンの先端部は、 ガイ ド溝に案内されて、 その解放した一端部からカム溝の折返部に 民る。 [0022] このため、 慣性力による揺れ戻しや付勢手段の付勢力により、 突 出主体がハウジングの開口部より突出する方向に移動する際に、 口 ッ ク ピンの先端部は、 折返部から再度、 停止部に進み、 停止部によ り付勢手段の付勢力を受け止める。 [0023] 尚、 ガイ ド溝の他端部は、 閉塞されていることから、 ガイ ド溝に 進んだロック ピンの先端部は、 脱出部には進めないようになつてい [0024] ^> 0 図面の簡単な説明 [0025] 図面は本発明にかかる安全装置付き車載用収納装置の好適な実施 例を示すもので、 第 1〜 1 9図は、 本発明の第 1実施例を示すもの であり、 第 1図はカム溝の要部平面図、 第 2図は本収納装置の分解 斜視図、 第 3図は収納装置の組立状態を示す斜視図、 第 4図は同上 のリ ツ ドを開いた状態を示す斜視図、 第 5図は第 3図の V— V線に 沿う断面図、 第 6図は第 3図の VI— VI線に沿う断面図、 第 7図は第 4図の VI I— VI I線に沿う断面図、 第 8図は第 4図の VI I I— VI I I線に 沿う断面図、 第 9図は上段スライ ドホルダーを説明するための要部 断面図、 第 1 0図は下段スライ ドホルダーを説明するための要部断 面図、 第 1 1図はロックピン及び安全装置の分解斜視図、 '第 1 2図 は同上の組立状態を示す要部平面図、 第 1 3図は第 1 2図の XI I I— XI I I線に沿う断面図、 第 1 4図は第 1 2図に対応し、 安全装置の作 動状態を示す要部平面図、 第 1 5図は第 1図の XV— XV線に沿う断面 図、 第 1 6図は第 1図の XVI— XVI線に沿う断面図、 第 1 7図は防振 装置を示す分解斜視図、 第 1 8図は第 1 7図の組立状態を示す要部 断面図、 第 1 9図は第 6図に対応し、 カセッ トケースが空の状態を 示す断面図、 第 2 0, 2 1図は本発明の他の実施例を示すもので、 第 2 0図はカム溝の要部平面図、 第 2 1図は同上の XXI— XXI線に沿 う断面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0026] 本発明をより詳細に説述するために、 添付の図面に従ってこれを 説明する。 [0027] 第 2図乃至第 8図中、 符号 1 0は、 収納装置を示すものであり、 この装置 1 0は、 車室内のィンスツルメントパネル等に埋設状に固 定され、 第 4図に示すように、 例えばコンパク トカセッ トケース 2 0を上下二段に格納できるようにしている。 [0028] 上記収納装置 1 0は、 主として第 2〜 8図-に示すように、 前面に 開口部 3 1を有する中空箱型のハウジング 3 0と、 このハウジング [0029] 3 0にその前記開口部 3 1 より突出する方向に移動可能に保持され た突出主体、 例えば第 2, 7, 8図に示したように、 前記したハウ ジング 3 0の開口部 3 1より前方に一部突出する上下の複数のカセ ッ トケース 2 0…と、 これらのカセッ トケース 2 0をその上面に載 置した状態で、 ハウジング 3 0の開口部 3 1より前方に突出する下 側の下段カセッ トホルダー 4 0と、 並びにこの下段カセッ トホルダ 一 4 0の前縁部に軸止され、 ハウジング 3 0の開口部 3 1を開閉す ると共に、 下段カセッ トホルダ一 4 0と一体的に前方に突出し、 前 方下向きに倒れて開く リ ッ ド 5 0 と、 上記下段カセッ トホルダ一 4 0及びリ ッ ド 5 0 と一体的にスライ ドするピス ト ン 1 5 0 と、 これ らの突出主体と してのカセッ トケース 2 0、 下段カセッ トホルダー [0030] 4 0、 リ ッ ド 5 0及びビス トン 1 5 0をハウジング 3 0の開口部 3 1 より突出する方向に付勢する付勢手段、 主と して下段カセッ トホ ルダー 4 0と リ ッ ド 5 0とに作用する付勢スプリ ング 6 0 と、 この スプリ ング 6 0の付勢力に抗して、 前記突出主体、 主として下段力 セッ トホルダー 4 0を非突出位置、 ここではハウジング 3 0内の格 納位置 (第 5, 6図参照) にロックすると共に、 この格納位置にお いて、 リ ッ ド 5 0を介して下段カセッ トホルダ一 4 0力く、 ノヽゥジン グ 3 0内にさらに押し込まれた際に、 前記ロック状態を解除可能な ロック装置 7 0と、 慣性力が作用したときに、 前記ロック装置 7 0 の解除動作を阻止する安全装置 8 0 (第 1 2〜 1 4図参照) とを備 - ^>。 [0031] 上記ハウジング 3 0は、 第 2図に示すように、 その前後面が解放 すると共に、 上下に偏平な中空箱型を成し、 例えば適度な剛性を有 するブラスチックにより一体成形されている。 そして、 ハウジング 3 0の開放後面は、 第 2 , 5 , 6図に示すように、 リアカバ一 9 0に より塞がれている。 [0032] 又、 ハウジング 3 0の中空内部には、 第 2, 6図に示すように、 その高さのほぼ中央に前後方向に途中まで延びた中仕切板 3 2を設 け、 この中仕切板 3 2により、 その中空内部を上下の室 3 3, 3 4 にほぼ二分割する。 [0033] そして、 ノヽウジング 3 0の上室 3 3には、 第 6, 8図に示すよう に、 上段カセッ トホルダ一 1 0 0を、 又、 下室 3 4には、 前記した 下段カセッ トホルダー 4 0をを個々にスライ ド可能に収納している。 [0034] 又、 ハウジング 3 0の上壁には、 第 2〜 5図に示すように、 その 前緣部の幅中央に、 ハウジング 3 0の上室 3 3から中仕切板 3 2を 貫通して下室 3 4に一部突出し、 上面が解放した筒形の凹室 3 5を 形成する。 この凹室 3 5により、 上室 3 3は、 その開口端部が左右 に二分割される。 このため、 上室 3 3の内部には、 その左右両側に カセッ トケース 2 0を横並びに計 2個、 収納できる。 尚、 凹室 3 5 内には、 後述するが、 前記したロック装置 7 0の一部と安全装置 8 0 とが装着される。 [0035] 上記したリアカバ一 9 0は、 第 2〜 1 0図に示すように、 ハウジン グ 3 0の後縁部に脱着可能に装着され、 適度な弾性と剛性とを有す るブラスチックで一体成形する。 [0036] すなわち、 リアカバー 9 0の左右両端部には、 第 2, 9 , 1 0図 に示すように、 複数の取付爪 9 1…を形成する。 これに対し、 ハウ ジング 3 0の両側壁外面には、 同図に示すように、 上記した各取付 爪 9 1がそれぞれはまり込む複数の取付溝 3 6…を形成する。 [0037] したがって、 リアカバ一 9 0の両取付爪 9 1を、 ハウジング 3 0 の両側壁外面に沿わせて、 後方よりはめ込むと、 両取付爪 9 1は、 その樹脂の弾性力により、 第 2, 9, 1 0図に示すように、 ハウジ ング 3 0の各取付溝 3 6にそれぞれバチンとはまり込む。 このため、 リアカバ一 9 0が、 ハウジング 3 0の後端部にワンタツチで取り付 き、 その解放後面がリアカバー 9 0により塞がれる。 [0038] 又、 リアカバ一 9 0の幅中央には、 第 2〜 1 0図に示すように、 上下室 3 3, 3 4に各々対応させて、 後ろ向きにそれぞれ突出した [0039] 上下 2本のシリ ンダ 9 2 , 9 3を設ける。 そして、 下側に位置する 下側シリ ンダ 9 3の全長を、 その上方に位置する上側シリ ンダ 9 2 に比較して長く設定している。 [0040] さらに、 下側シリ ンダ 9 3の左右両側には、 第 2, 6, 8〜 1 0 図に示すように、 上記した両シリ ンダ 9 2, 9 3に比較して、 内径 が小さく、 且つ全長が短く、 リアカバー 9 0の後面より後ろ向きに それぞれ突出した左右一対のボタンシリ ンダ 9 4 , 9 4を設けてい る [0041] 上記した左右の両ボタンシリ ンダ 9 4内には、 第 2 , 6, 8, 1 0図に示すように、 加圧ボタン 1 1 0と、 この加圧ボタン 1 1 0を ボタンシリ ンダ 9 4の開放端より突出方向に付勢する加圧スプリ ン グ 1 1 1をそれぞれ装着する。 [0042] 上記した両加圧ボタン 1 1 0は、 第 6, 8 , 1 0図に示すように、 加圧スプリ ング 1 1 1の圧縮復元力により、 各ボタンシリ ンダ 9 4 内よりハウジング 3 0の下室 3 4内に突出する。 さ らに、 両加圧ボ タ ン 1 1 0は、 第 6, 1 0図に示すように、 後述するが、 下段カセ ッ トホルダー 4 0内に突出し、 下段カセッ トホルダー 4 0内に保持 されたカセッ トケース 2 0の後面に、 加圧スプリ ング 1 1 1の圧縮 復元力により弾性的に当接し、 下段カセッ トホルダー 4 0内での力 セッ トケース 2 0のガタ付きを防止する作用がある。 [0043] 上記下段カセッ トホルダー 4 0は、 第 2, 4, 8, 1 0図に示す ように、 カセッ トケース 2 0を横に寝かせた状態でそれぞれ載置可 能な トレー状の左右一対のカセッ ト載置部 4 1 , 4 1 と、 両カセッ ト載置部 4 1のほぼ中央に位置し、 前後に細長く延びた ト ンネル状 のガイ ド枠 4 2とを備え、 例えば適度な弾性と剛性とを有するブラ スチックにより一体成形されている。 [0044] 上記両カセッ 卜載置部 4 1には、 第 2, 1 0図に示すように、 そ の左右両側壁外面前縁部に、 リ ツ ド 5 0を軸止する、 左右外向きに 突出した左右一対の突軸 4 3 , 4 3を形成する。 又、 両カセッ ト載置部 4 1の後壁には、 第 2 , 6, 1 0図に示す ように、 前記した加圧ボタン 1 1 0が通れる、 前後に貫通した円形 のボタン穴 4 4, 4 4をそれぞれ形成する。 [0045] 前記ガイ ド枠 4 2の先端部には、 第 2, 5, 1 0図に示すように、 その後面が開放すると共に、 その前面より上面に向かって途中まで L字形に屈曲して延びたスリ ッ ト 4 5を形成し、 又、 ガイ ド枠 4 2 の長さの途中には、 前後方向に延びた長孔 4 6を形成する。 [0046] 上段カセッ トホルダー 1 0 0は、 第 2, 5〜9図に示すように、 カセッ トケース 2 0を横に寝かせた状態で、 その後部をそれぞれ載 置可能な トレー状の左右一対のカセッ ト載置部 1 0 1 と、 両カセッ ト載置部 4 1のほぼ中央に位置した前後に細長く延びた ト ンネル状 の中央枠部 1 0 2と、 この中央枠部 1 0 2より後ろ向きに延び、 上 記したリアカバ一 9 0の上側シリ ンダ 9 2内にスライ ド可能に保持 されるピス ト ン部 1 0 3とを備え、 例えば適度な剛性を有するブラ スチックにより一体成形されている。 [0047] 上記ピス トン部 1 0 3は、 第 2 , 5〜9図に示すように、 中空筒 形で、 その外周には、 環状のリ ング溝 1 0 4を形成する。 又、 リ ン グ溝 1 0 4の底には、 その前半部に一段深くなった排気溝 1 0 5を 形成する。 [0048] そして、 ピス ト ン部 1 0 3のリ ング溝 1 0 4には、 第 2, 5〜9 図に示すように、 その溝幅より直径の小さな 0 リ ング 1 2 0をはめ 付ける。 [0049] 又、 上側シリ ンダ 9 2の底壁には、 第 5, 7図に示すように、 そ の後面にオリフィ ス 9 2 aを形成する。 [0050] そして、 上側シリ ンダ 9 2内には、 第 2 , 5〜9図に示すように、 オリフィ ス 9 2 aから吸気する外気のろ過用のフィ ルタ 1 3 0を内揷 する。 ' [0051] その後、 上側シリ ンダ 9 2内には、 先に説明した押圧スプリ ング 1 4 0を挿入し、 該スブリ ング 1 4 0を、 上側シリ ンダ 9 2の底と g [0052] ピス トン部 1 0 3の中空内側面との間で圧縮する。 [0053] したがって、 上段カセッ トホルダ一 1 0 0は、 第 7, 8図に示す ように、 押圧スプリ ング 1 4 0の圧縮復元力により、 ハウジング 3 0の開口部 3 1に向かって付勢される。 [0054] 上段カセッ トホルダー 1 0 0の最前進位置は、 第 8 , 9図に示す ように、 その左右のカセッ ト載置部 1 0 1の側壁の前方端面が、 ハ ゥジング 3 0の左右側壁内面から相対向して内方に突出した左右の 両係止段部 3 7, 3 7にそれぞれ当接し、 又、 その底壁の前方端面 が、 ハウ ジング 3 0の上室 3 3内に突出した凹室 3 5の後面に当接 することで規制される。 [0055] 前記したロック装置 7 0は、 主として第 2図に示すように、 ハウ ジング 3 0と突出主体、 ここでは下段カセッ トホルダ一 4 0及びリ ッ ド 5 0 と一体的にスライ ドするハウジング 3 0の下側シリ ンダ 9 3 と対を成すビス ト ン 1 5 0とのいずれか一方、 こ こではピス ト ン 1 5 0側に刻設され、 ハー ト島 1 6 1を中心とするカム溝 1 6 0と、 このカム溝 1 6 0の底をト レースし、 ハウジング 3 0 とピス ト ン 1 5 0とのいずれか他方、 ここではハウジング 3 0側に軸止された口 ッ ク ピン 1 7 0と、 このロック ビン 1 7 0をカム溝 1 6 0の底に向 かって押圧する押圧手段と しての押さえパネ 1 8 0 とから構成する。 上記ピス トン 1 5 0は、 第 2図に示すように、 ハウジング 3 0の 下側シリ ンダ 9 3内にスライ ド可能に保持されるビス トン本体 1 5 1 と、 このビス ト ン本体 1 5 1 より延出し、 下段カセッ トホルダ一 4 0のガイ ド枠 4 2内に嵌揷される口ッ ド部 1 5 2 とを備え、 例え ばブラスチックで一体成形する。 [0056] 上記ピス ト ン本体 1 5 1 は、 第 2 , 5 , 7 , 1 0図に示すように、 中空筒形で、 その内部に付勢スプリ ング 6 0を嵌揷できるようにな つている。 又、 ピス ト ン本体 1 5 1の外周縁部には、 環状のリ ング 溝 1 5 3を形成し、 このリ ング溝 1 5 3の底には、 その前半部に一 段深くなった排気溝 1 5 4を形成する。 そして、 ピス ト ン本体 1 5 1のリ ング溝 1 5 3には、 第 2 , 5, 7, 1 0図に示すように、 その溝幅より直径の小さな 0リ ング 1 9 0をはめ付ける。 そして、 ピス トン本体 1 5 1は、 0 リ ング 1 9 0 をはめ付けた状態で、 ハウジング 3 0の下側シリ ンダ 9 3内に揷入 する。 [0057] 対して、 下側シリ ンダ 9 3には、 第 5, 7図に示すように、 その 後面にオリフィス 9 3 aを形成する。 [0058] そして、 下側シリンダ 9 3内には、 第 2 , 5, 7 , 1 0図に示す ように、 オリフィ ス 9 6から吸気する外気のろ過用のフィ ルタ 2 0 0を内揷する。 [0059] その後、 下側シリンダ 9 3内には、 先に説明した付勢スプリ ング 6 0を揷入し、 該スプリ ング 6 0を、 ピス トン本体 1 5 1の中空内 部の閉塞面と、 下側シリ ンダ 9 3の底面との間で圧縮する。 [0060] 又、 ロッ ド部 1 5 2の先端部には、 第 2 , 4〜 8図に示すように、 ジョイン ト 2 1 0の一端部を軸止する。 そして、 ジョイ ン ト 2 1 0 の他端部は、 ガイ ド枠 4 2のスリ ッ ト 4 5を通して前方に突出し、 その突出先端部にはリ ッ ド 5 0が軸止されている。 [0061] このため、 ピス トン 1 5 0のロッ ド部 1 5 2とリ ツ ド 5 0とは、 ジョイン ト 2 1 0を介して互いに接続され、 さらに、 リ ツ ド 5 0は、 下段カセッ トホルダー 4 0の突軸 4 3に軸止されている。 [0062] したがって、 下段カセッ トホルダー 4 0及びリ ツ ド 5 0は、 第 7, 8図に示すように、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力により、 ビス ト ン 1 5 0を介して、 ハウジング 3 0の開口部 3 1 より突出する方 向に付勢される。 [0063] 又、 下段カセッ トホルダー 4 0のガイ ド枠 4 2の後部両側、 及び 両カセッ ト載置部 4 1の側壁後部には、 第 2, 6, 8, 1 0図に示 すように、 切り立った前向きの係止端面 4 7, 4 8をそれぞれ形成 する。 [0064] これに対し、 ハウジング 3 0の下室 3 4内の左右に対向した両内 ^ [0065] 側面には、 第 1 0図に示すように、 上記した両カセッ ト載置部 4 1 の左右両側に位置する各係止端面 4 8にそれぞれ当接する、 後向き の係止段部 3 7をそれぞれ形成する。 [0066] したがって、 下段カセッ トホルダ一 4 0の両係止端面 4 8力 第 [0067] 1 0図の向かって左側に示したように、 ハウジング 3 0内の両係止 段部 3 7にそれぞれ当接し、 又、 下段カセッ トホルダー 4 0のガイ ド枠 4 2の両側に位置する両係止端面 4 7力、 第 8図に示すように、 ハウジング 3 0の下室 3 4内に突出した凹室 3 5の後面にそれぞれ 当接することで、 下段カセッ トホルダー 4 0の最前進位置が規制さ れる 0 [0068] 尚、 下段カセッ トホルダ一 4 0の最前進位置は、 第 8図に示すよ うに、 先に説明した上段カセッ トホルダー 1 0 0の最前進位置に比 較し、 その後壁前面がハウ ジング 3 0の開口部 3 1側に位置するよ うに設定している。 こう して、 下段カセッ トホルダー 4 0の最前進 位置を手前側に位置させたのは、 第 8図に示すように、 カセッ トケ ース 2 0が取り出し易いように上下に階段状に突出させるためであ o [0069] 上記したピス ト ン 1 5 0のカム溝 1 6 0は、 第 1, 2図に示すよ うに、 ピス ト ン 1 5 0のロ ッ ド部 1 5 2の上面に刻設されている。 より具体的には、 第 1図に示すように、 カム溝 1 6 0は、 ハー ト 島 1 6 1を中心に刻設され、 ハー ト島 1 6 1の略 U字形にくびれた く びれ部 1 6 2を、 ビス ト ン 1 5 0のロッ ド部 1 5 2の前方に向か つて、 又、 反対側に位置する尖った先細部 1 6 3を、 ピス ト ン 1 5 0のロッ ド部 1 5 2の後方に向かってそれぞれ位置させる。 [0070] そして、 カム溝 1 6 0には、 第 1図に示すように、 ハー ト島 1 6 1 の尖った先細部 1 6 3に向かって後方より直線状に延び、 後端部 が行き止まつた導入路 aと、 この導入路 a より徐々に浅く なりなが ら、 ハー ト島 1 6 1の一側に沿い前方に向かって延びた往路 b と、 この往路 bの最浅端 b ' より一段深く なり、 且つ行き止ま りの折返 部じと、 この折返部じに隣接すると共に、 折返部 Cよりさらに一段 深くなり、 ハート島 1 6 1のくびれ部 1 6 2に沿つた停止部 dと、 この停止部 dに隣接し、 停止部 dより一段深ぐなつてハ一 卜島 1 6 1の他側に向かって延び、 且つ行き止まりの脱出部 eと、 この脱出 部 eより徐々に浅くなりながら、 ハート島 1 6 1の他側に沿って延 び、 前記導入路 aに連通すると共に、 その最浅端 f ' が導入路 aの 底より一段高くなった復路 f とを備えてなる。 [0071] そして、 上記カム溝 1 6 0の外周緣には、 第 1, 1 5, 1 6図に 示すように、 ハー ト島 1 6 1のくびれ部 1 6 2に向かって突出した 突緣部 1 6 4に、 カム溝 1 6 0の前記停止部 dの底に向かって斜め に下向きに傾斜したテーパー面 1 6 5を形成する。 テーパー面 1 6 5の下縁部は、 第 1, 1 5, 1 6図に示すように、 カム溝 1 6 0の 停止部 dの底から少し上方に離れると共に、 折返部 cより停止部 d を斜めに横切って、 脱出部 eに向かって斜めに前方に延びている。 尚、 テーパー面 1 6 5の上縁部は、 その下縁部とほぼ平行を成して いる。 [0072] 上記テーパー面 1 6 5は、 後述するが、 慣性力が作用した際に、 ロックピン 1 70が係合し、 ロックピン 1 7 0の先端部 1 7 1がテ —パー面 1 6 5の傾斜に沿って移動することで、 ロックゼン 1 7 0 を押さえバネ 1 8 0のバネ力に抗して上昇させ、 ロックピン 1 7 0 の破損を防止する作用がある。 [0073] 又、 カム溝 1 6 0の内周縁には、 第 1, 1 5, 1 6図に示すよう に、 ハー ト島 1 6 1のくびれ部 1 6 2に隣接させて、 カム溝 1 6 0 の前記停止部 dの底に向かって斜め下向きに傾斜した切落部 1 6 6 を形成する。 上記切落部 1 6 6の下縁部は、 第 1, 1 5, 1 6図に 示すように、 カム溝 1 60の停止部 dの底から少し上方に離れ、 又、 前記したテーパー面 1 6 5に比較して緩やかに傾斜している。 [0074] 上記切落部 1 6 6は、 ロックビン 1 7 0がカム溝 1 6 0を移動す る際に、 ロックピン 1 70とハー ト島 1 6 1—との引っ掛かりを防止 するためにある。 すなわち、 ロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1力 図 1 1に示すように下向きの L字形に屈曲していることから、 その 屈曲部分が、 往路 b、 折返部 c及び停止部 dに面したハー ト島 1 6 1のコーナ一部分において特に引っ掛かり係り易い。 このため、 ハ — ト島 1 6 1 のコーナ一部分に切落部 1 6 6を形成するこ とで、 口 ッ ク ピン 1 7 0との干渉を防止している。 [0075] 上記口ック ビン 1 7 0及び押さえバネ 1 8 0、 並びに安全装置 8 0は、 第 1 1〜 1 4図に示すように、 ユニッ ト化されて取付基板 2 [0076] 2 0に組み付けられる。 そして、 取付基板 2 2 0は、 ロック ピン 1 7 0及び押さえバネ 1 8 0、 並びに安全装置 8 0を組み付けた状態 で、 第 5, 7図に示すように、 ハウジング 3 0の凹室 3 5の底に取 付ネジ 2 3 0を使用して固定される。 [0077] まず、 ロックビン 1 7 0より説明すると、 ロック ピン 1 7 0は、 第 1 1図に示すように、 断面円形の金属製の線材の両端部を略コ字 形に、 且つ一端部を他端部より短く屈曲させる。 [0078] そして、 ロック ビン 1 7 0の比較的短い一端部を、 軸部 1 7 2と して、 第 1 3図に示すように、 取付基板 2 2 0に形成された軸穴 2 2 1 に軸止される。 [0079] 又、 ロック ピン 1 7 0の比較的長い一端部は、 先端部 1 7 1 と し て、 第 1 3図に示すように、 取付基板 2 2 0に形成された窓部 2 2 2を通して下方に突出する。 そして、 取付基板 2 2 0の窓部 2 2 2 を通して下方に突出した口ック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 図 5, 7に示すように、 ハウジング 3 0の凹室 3 5の底に開設した貫通孔 [0080] 3 7を通して、 ハウジング 3 0の下室 3 4内に突出する。 ハウジン グ 3 0の下室 3 4内に突出したロック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 図 5, 7に示すように、 ハウジング 3 0の下室 3 4内に位置する下 段カセッ トホルダー 4 0のガイ ド枠 4 2の長孔 4 6を通して、 ビス ト ン 1 5 0のカム溝 1 6 0中に突入する。 [0081] 上記した押さえバネ 1 8 0は、 第 1 1〜 1 4図に示すように、 取 付基板 2 2 0をハウジング 3 0の凹室 3 5内に固定する取付ネジ 2 3 0を使用して、 取付基板 2 2 0に固定される。 押さえバネ 1 8 0 は、 そのバネ力によりロックピン 1 7 0を、 カム溝 1 6 0の底に向 かって押圧すると共に、 ロックピン 1 7 0の軸部 1 7 2が、 取付基 板 2 2 0の軸穴 2 2 1から上方に抜けるの阻止する作用がある。 [0082] 前記安全装置 8 0は、 第 1 1図に示すように、 慣性方が作用した 際に、 ロックピン 1 7 0の先端部 1 7 1の旋回範囲内に突出し、 口 ックピン 1 7 0の先端部 1 7 1がカム溝 1 6 0の停止部 dから脱出 部 eに移動するのを阻止する応動体 8 1と、 この応動体 8 1を常時 は、 ロックピン 1 7 0の先端部 1 7 1の旋回範囲外に向かって付勢 する退避スプリ ング 8 2とから構成する。 [0083] 上記応動体 8 1は、 金属製で、 第 1 2〜 1 4図に示すように、 取 付基板 2 2 0にスライ ド可能に取り付けられる。 [0084] 又、 退避スプリ ング 8 2は、 第 1 2, 1 3図に示すように、 取付 基板 2 2 0と応動体 8 1との間で圧縮され、 その圧縮復元力により 応動体 8 1をロックビン 1 7 0の旋回範囲外に向かって付勢する。 [0085] 応動体 8 1を作動するために要する慣性力は、 その材質、 形状等 を一定にした場合には、 退避スブリング 8 2のバネ常数を変化する ことで、 任意に設定できる。 ここでは、 応動体 8 1が作動する慣性 力を、 例えば 3〜: L 0 G程度に設定している。 [0086] そこで、 車両の街突等に発生する、 3 Gを越えるような急激な慣 性力が作用した場合に限り、 応動体 8 1が退避スプリ ング 8 2の圧 縮復元力に抗して、 ロックピン 1 7 0の旋回範囲内に突出する (図 1 4 ) 。 [0087] 尚、 応動体 8 1と取付基板 2 2 0との摺接面には、 グリース等の 粘性流体を塗布し、 ロックピン 1 7 0の旋回範囲内に突出した応動 体 8 1が急激に戻らないようにしている。 [0088] これに対し、 車両の急発進や急ブレーキ時に発生する、 3 G未満 の軽度な慣性力では、 応動体 8 1力 退避スプリング 8 2の圧縮復 元力により、 ロック ビン 1 7 0の旋回範囲外に退避した状態を維持 する (第 1 2, 1 3図) 。 [0089] つぎに、 リ ツ ド 5 0の構造について説明すると、 このリ ツ ド 5 0 は、 第 2図に示すように、 板状を成し、 例えば適度な弾性と剛性と を有するブラスチックにより一体成形されている。 [0090] 上記リ ツ ド 5 0のほぼ中央には、 第 2 , 5 , 6図に示すように、 その上向きの内側面より相対向して隆起すると共に、 その対向間隔 内に前記したジョイ ン ト 2 1 0を軸止する軸部 5 1を有する一対に 連結片 5 2 , 5 2を形成する。 [0091] 又、 リ ツ ド 5 0の左右両端部には、 第 1, 6〜8図に示すように、 その上向きの内側面より略三角形に隆起し、 カセッ トケース 2 0を 下段カセッ トホルダー 4 0内に差し込む際のガイ ドとなる左右一対 のガイ ドリブ 5 3 , 5 3を形成する。 両ガイ ドリブ 5 2の各後端部 には、 下段カセッ トホルダー 4 0の右外向きに突出した左右一対の 突軸 4 3がそれぞれはまり込む軸穴 5 4 , 5 4をそれぞれ形成する。 [0092] そして、 リ ツ ド 5 0の上記した両連結片 5 2の間隔内には、 第 5 図に示すように、 両連結片 5 2の弾性を利用して、 ジョイ ン ト 2 1 0の他端部を差し込み、 両連結片 5 2の軸部 5 1にジョイ ン ト 2 1 0を軸止する。 [0093] したがって、 リ ツ ド 5 0 とピス トン 1 5 0とは、 ジョイ ン ト 2 1 [0094] 0を介して相互に連結される。 [0095] 又、 リ ツ ド 5 0の両軸穴 5 4には、 第 4, 6〜8図に示すように、 下段カセッ トホルダー 4 0の両突軸 4 3を、 リ ツ ド 5 0のガイ ドリ ブ 5 2ないしは下段カセッ トホルダー 4 0の左右両側壁の弾性を利 用してはめ込む。 [0096] したがって、 リ ツ ド 5 0は、 下段カセッ トホルダ一 4 0の両突軸 4 3を中心に回転し、 第 4, 7 , 8図に示すように、 ハウ ジング 3 0の開口部 3 1の前方に倒れて開く。 リ ツ ド 5 0の最大解放角度は、 図 7 , 8に示すように、 その上向きの内側面の後端部が、 下段カセ ッ トホルダ一 4 0の底壁下面に当接することで規制され、 このとき、 リ ツ ド 5 0の上方を向いた内面と下段カセッ トホルダ一 4 0の底壁 上面とがほぼ面一になるようにしている。 [0097] 前記ジョイント 2 1 0には、 第 2, 5, 7図に示すように、 その 下面から斜め後ろ向きに延びた板バネ部 2 1 1を有し、 例えば適度 な弾性と剛性とを有するプラスチックで一体成形する。 上記板バネ 部 2 1 1は、 第 7図に示すように、 リ ツ ド 5 0が開いた際に、 その 上方を向いた内面に弾性的に当接し、 リッ ド 5 0がバタンと開くの を防止している。 [0098] 又、 ジョイント 2 1 0の上方には、 第 2, 4〜8図に示すように、 中空捥型のケース 2 4 0を上方からかぶせている。 そして、 ケース 2 4 0の中空内面とリ ツ ド 5 0との間には、 第 2 , 5 , 6図に示す ように、 引張りバネ 2 5 0を掛け渡し、 引張りバネ 2 5 0のバネ復 元力により、 ケース 2 4 0をリ ツ ド 5 0に対して保持している。 尚、 ケース 2 4 0は、 リツ ド 5 0のガイ ドリブ 5 2と共に、 カセッ トケ ース 2 0を下段力セッ トホルダー 4 0内に差し込む際のガイ ドとし て作用する。 [0099] —方、 第 2, 1 7, 1 8図中、 2 6 0は、 リツ ド 5 0の防振装置 を示し、 本装置 2 6 0は、 閉じた状態のリ ッ ド 5 0の内面に当接す る加圧体 2 6 1と、 この加圧体 2 6 1をスライ ド可能に保持するガ イ ド枠 2 6 2と、 加圧体 2 6 1をガイ ド枠 2 6 2より突出する方向 に付勢する防振スブリ ング 2 6 3とから構成する。 [0100] したがって、 加圧体 2 6 1は、 第 1 8図に示すように、 閉じた状 態のリッ ド 5 0の内面に弾性的に当接し、 リ ッ ド 5 0の内面が、 ハ ゥジング 3 0の開口部 3 1の前縁部に直接、 衝突するのを未然に防 止している。 [0101] —方、 組み立てた状態の収納装置 1 0は、 図示しないが、 カセッ トデッキや他のオーディォ装置等と共に、 車室内のィンスツルメン トパネル等に埋設状に固定される。 - つぎに、 収納装置 1 oの動作について説明する。 [0102] まず、 第 3, 5 , 6図に示すように、 閉じた状態のリ ツ ド 5 0を開 く には、 その前面をハウジング 3 0に向かって押し込めばよい。 [0103] すなわち、 リ ツ ド 5 0を押し込むと、 下段カセッ トホルダー 4 0 がリ ッ ド 5 0と一体に後退する。 又、 このとき、 ピス トン 1 5 0力 ジョイ ン ト 2 1 0を介して、 リ ッ ド 5 0に連結されていることから、 ピス トン 1 5 0力 下段カセッ トホルダ一 4 0 と共に後退する。 [0104] ピス ト ン 1 5 0が後退すると、 そのピス トン本体 1 5 1の上面の カム溝 1 6 0の位置が変位する。 このため、 カム溝 1 6 0の停止部 dに居たロック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 カム溝 1 6 0の変位 に伴って、 停止部 dから一段深く なつた脱出部 eに進む。 このとき、 停止部 dからみると、 折返部 cがー段浅く なつていることから、 口 ッ ク ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 停止部 dから折返部 c には進め ないようになっている。 [0105] 脱出部 eに進んだ口ック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 脱出部 e の先端部が行き止まっていることから、 その端部に突き当たり、 リ ッ ド 5 0をそれ以上、 押し込めなくなる。 [0106] このため、 リ ツ ド 5 0を押し込む力を、 釈放すると、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力により、 ピス ト ン 1 5 0が前進する。 [0107] このピス ト ン 1 5 0の前進に伴い、 そのビス トン本体 1 5 1の上 面のカム溝 1 6 0の位置が変位する。 このため、 カム溝 1 6 0の停 止部 dに居たロッ ク ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 カム溝 1 6 0の 変位に伴って、 脱出部 eを逆進し、 脱出部 eから帰路 f に進む。 こ のとき、 脱出部 eからみると、 停止部 dがー段浅く なつていること から、 脱出部 eに進んだロック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 脱出 部 eから停止部 dには戻れない。 [0108] そして、 帰路 f に進んだロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 ピ ス トン 1 5 0がさ らに前進するこ とで、 帰路 f から一段深く なった 導入路 aに進む。 又、 ピス ト ン 1 5 0の前進に伴って、 第 4, 8図に示すように、 ジョイン ト 2 1 0を介してリ ッ ド 5 0及び下段カセッ トホルダ一 4 0、 並びに下段カセッ トホルダ一 4 0内に装着されたカセッ トケ一 ス 2 0がー体的に前進する。 [0109] このとき、 ピス トン 1 5 0のピス トン本体 1 5 1が、 第 7図に示 すように、 リアカバ一 9 0の下側シリ ンダ 9 3内を前進することで、 そのオリフィ ス 9 3 aから外気を吸気する。 [0110] このため、 ピス トン 1 5 0の前進に伴って、 ジョイ ン ト 2 1 0を 介してリ ツ ド 5 0及び下段カセッ トホルダー 4 0、 並びに下段カセ ッ トホルダー 4 0内に装着されたカセッ 卜ケース 2 0は、 静粛に且 つゆつく りと、 ハウジング 3 0の開口部 3 1より突出する。 [0111] 又、 リ ツ ド 5 0は、 第 4, 6〜 8図に示すように、 ピス ト ン 1 5 0の前進に伴って、 下段カセッ トホルダ一 4 0と一体的に前進しな がら、 下段カセッ トホルダー 4 0の突軸 4 3を中心に前方に倒れて 開く。 このときも、 ピス ト ン 1 5 0の制動力により、 リ ツ ド 5 0は、 静粛に且つゆつく りと開く。 [0112] さらに、 リ ツ ド 5 0が開く際には、 第 7図に示すように、 ジョイ ン ト 2 1 0の板バネ部 2 1 1が、 リ ツ ド 5 0の上方を向いた内面に 弾性的に当接することで、 リ ッ ド 5 0がパタンと開くのを防止して いる。 [0113] 又、 リ ツ ド 5 0が前進及び開く 際に、 第 7, 8図に示すように、 上段カセッ トホルダー 1 0 0も、 押圧スプリ ング 1 4 0の圧縮復元 力により、 ハウジング 3 0の開口部 3 1に向かって前進する。 [0114] すなわち、 上段カセッ トホルダー 1 0 0に、 カセッ トケース 2 0 が揷入されていると、 リ ツ ド 5 0が閉じた状態では、 第 5, 6図に 示すように、 カセッ トケース 2 0の前面がリ ッ ド 5 0の内面に押さ れている。 このため、 上段カセッ トホルダー 1 0 0がカセッ トケー ス 2 0を介して押されることで、 後退位置にある。 [0115] これに対し、 リ ツ ド 5 0が前進及び開く と、 カセッ トケース 2 0 の前面が解放されるため、 上段カセッ トホルダー 1 0 0力 第 7, [0116] 8図に示すように、 押圧スブリ ング 1 4 0の圧縮復元力により前進 する。 [0117] このとき、 上段カセッ トホルダ一 1 0 0のビス ト ン部 1 0 3力、 第 7図に示すように、 リアカバ一 9 0の上側シリ ンダ 9 2内を前進 することで、 そのオリフィ ス 9 2 aから外気を吸気する。 [0118] このため、 上段カセッ トホルダ一 1 0 0の前進に伴って、 上段力 セッ トホルダー 1 0 0に保持されたカセッ トケース 2 0力《、 静粛に 且つゆっ く り と、 ハウジング 3 0の開口部 3 1 より突出する。 [0119] 又、 このとき、 先に説明したように、 下段カセッ トホルダ一 4 0 の最前進位置を、 上段カセッ トホルダ一 1 0 0の最前進位置より手 前側に位置させていることから、 各ホルダー 4 0, 1 0 0内に保持 されたカセッ トケース 2 0が、 第 4, 8図に示すように、 ハウジン グ 3 0の開口部 3 1より上下に階段状に突出する。 [0120] つぎに、 カセッ トケース 2 0を、 ハウジング 3 0内に格納するに は、 まず、 リ ツ ド 5 0を上方に閉じ、 つぎにリ ツ ド 5 0ごと、 下段 カセッ トホルダ一 4 0及びカセッ トケース 2 0をノヽウジング 3 0内 に押し込めばよい。 [0121] リ ツ ド 5 0を閉じた状態で、 ハウジング 3 0内に押し込むと、 ジ ョイ ン ト 2 1 0を介してピス ト ン 1 5 0が後退する。 [0122] ピス ト ン 1 5 0が後退すると、 そのビス トン本体 1 5 1 の上面の カム溝 1 6 0の位置が変位する。 このため、 カム溝 1 6 0の導入路 a に居たロッグビン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 カム溝 1 6 0の変位 に伴って、 導入路 aを逆進し、 導入路 aから往路 bに進む。 このと き、 導入路 aからみると、 帰路 f の最浅端 f ' が一段浅く なつてい ることから、 導入路 aに進んだ口 ック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 導入路 aから帰路 f には戻れない。 [0123] そして、 ピス ト ン 1 5 0がさらに後退すると、 往路 bに進んだ口 ッ ク ビン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 往路 bから一段深く なつた折返 部 cに進む。 折返部 cに進んだ口ック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 折返部 cの先端部が行き止まつていることから、 その端部に突き当 たり、 リ ッ ド 5 0をそれ以上、 押し込めなくなる。 [0124] このため、 リ ツ ド 5 0を押し込む力を、 釈放すると、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力により、 ピス トン 1 5 0が前進する。 [0125] このピス トン 1 5 0の前進に伴って、 ロック ピン 1 7 ひの先端部 1 7 1は、 折返部 cを逆進し、 折返部 cから一段深く なった停止部 dに進む。 尚、 このとき、 折返部 cからみると、 往路 bの最浅端 b ' がー段浅くなつていることから、 折返部 cを逆進したロック ピン 1 7 0の先端部 1 Ί 1は、 折返部 cから往路 bには戻れない。 [0126] そして、 停止部 dに進むと、 ロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 第 1 2, 1 3図に示すように、 ハー ト島 1 6 1のく びれ部 1 6 2に 引っ掛かり、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力を、 ハー ト島 1 6 1 のく びれ部 1 6 2により受け止めることで、 ロック装置 7 0が再度、 πックされる o [0127] このロック位置においては、 ノヽウジング 3 0の開口部 3 1は、 第 3 , 5 , 6図に示すように、 リ ツ ド 5 0により塞がれる。 [0128] 又、 ピス トン 1 5 0の後退に伴って、 そのピス ト ン本体 1 5 1が、 図 5に示すように、 リアカバ一 9 0の下側シリ ンダ 9 3中を後退す 。 [0129] このとき、 ピス トン本体 1 5 1のリ ング溝 1 5 3にはまり込んで いる 0リ ング 1 9 0が、 第 5図に示すように、 下側シリ ンダ 9 3の 内周面との間の摩擦抵抗により、 リ ング溝 1 5 3中の前半部に移動 する。 0 リ ング 1 9 0がリ ング溝 1 5 3中の前半部に移動すると、 この前半部に排気溝 1 5 4が形成されていること力、ら、 下側シリ ン ダ 9 3中の空気が、 排気溝 1 5 4を通って一気に排気される。 [0130] このため、 リ ツ ド 5 0を介して、 下段カセッ トホルダ一 4 0を押 し込む際には、 制動力が働かず、 リ ツ ド 5 0を比較的軽い力で押し 込むことができる。 下段カセッ トホルダ一 4 0が押し込まれると、 その後壁の両ボタ ン穴 4 4に、 第 6図に示すように、 各加圧ボタ ン 1 1 0がそれぞれ 突入する。 下段カセッ トホルダー 4 0内に突出した両加圧ボタ ン 1 1 0は、 下段カセッ トホルダ一 4 0に保持されたカセッ トケース 2 0の後面に、 加圧スプリ ング 1 1 1の圧縮復元力によりそれぞれ弾 性的に当接する。 [0131] したがって、 カセッ トケース 2 0の前面力 閉じたリ ツ ド 5 0の 内面に弾性的に押し付けられることから、 走行時の振動、 急加速や 急減速した際の慣性力により、 カセッ トケース 2 0が下段カセッ ト ホルダー 4 0内でガタ付く のを防止することができる。 [0132] 一方、 リ ツ ド 5 0が閉じた状態で押し込まれると、 上段カセッ ト ホルダ一 1 0 0に保持されたカセッ トケース 2 0の前面が、 第 5, 6図に示すように、 リ ツ ド 5 0の内面に押された後退する。 [0133] 上段力セッ トホルダー 1 0 0の後退に伴つて、 そのピス トン部 1 0 3力 図 5に示すように、 押圧スプリ ング 1 4 0の圧縮復元力に 抗して、 リアカバー 9 0の上側シリ ンダ 9 2中を後退する。 [0134] このとき、 ピス トン部 1 0 3のリ ング溝 1 0 4にはまり込んでい る 0 リ ング 1 2 0力 第 5図に示すように、 上側シリ ンダ 9 2の内 周面との間の摩擦抵抗により、 リ ング溝 1 0 4中の前半部に移動す る。 0リ ング 1 2 0がリ ング溝 1 0 4中の前半部に移動すると、 こ の前半部に排気溝 1 0 5が形成されていることから、 上側シリ ンダ [0135] 9 2中の空気が、 排気溝 1 0 5を通って一気に排気される。 [0136] このため、 カセッ トケース 2 0を介して、 上段カセッ トホルダ一 [0137] 1 0 0が押し込まれる際にも、 制動力が働かず、 リ ツ ド 5 0を比較 的軽い力で押し込むことができる。 [0138] 又、 上段カセッ トホルダー 1 0 0は、 押圧スプリ ング 1 4 0の圧 縮復元力により、 ハウジング 3 0の開口部 3 1 に向かって、 付勢さ れていることから、 カセッ トケース 2 0の後面が、 上段カセッ トホ ルダ一 1 0 0の後壁前面に押されて、 閉じたリ ッ ド 5 0の内面に弾 性的に当接する。 [0139] したがって、 カセッ トケース 2 0の前面が、 閉じたリ ツ ド 5 0の 内面に弾性的に押し付けられることから、 走行時の振動、 急加速や 急減速した際の慣性力により、 上段カセッ トホルダー 1 0 0に保持 されているカセッ トケース 2 0が、 ハウジング 3 0内の上室 3 3内 でガタ付くのを防止することができる。 [0140] 又、 リ ツ ド 5 0が閉じた状態では、 第 5, 6図に示すように、 そ の内面に加圧体 2 6 1が、 防振スプリ ング 2 6 3の圧縮復元復元方 により、 弾性的に当接する。 [0141] したがって、 走行時の振動、 急加速や急減速した際の慣性力によ り、 リ ツ ド 5 0が下段カセッ トホルダ一 4 0と共に後退し、 リ ツ ド 5 0の内面が、 ハウジング 3 0の開口部 3 1の前緣部に直接、 衝突 し、 ガタ付くのを防止することができる。 [0142] —方、 両ホルダー 4 0, 1 0 0内にカセッ トケース 2 0が挿入さ れていない状態においては、 第 1 9図に示すように、 上段カセッ ト ホルダー 1 0 0は、 最前進位置を維持し、 又、 両加圧ボタン 1 1 0 が下段カセッ トホルダー 4 0内に最大限に突出している。 [0143] つぎに、 ロック装置 7 0のロック状態において、 車両の衝突等に 発生する、 3 Gを越えるような急激な慣性力が作用すると、 安全装 置 8 ひが働き、 口ック装置 7 0のロックの解除動作を阻止する。 [0144] すなわち、 急激な慣性力が作用すると、 その慣性力により、 特に リ ツ ド 5 0と下段カセッ トホルダー 4 0が後退しようとし、 リ ッ ド 5 0がハウジング 3 0に向かって押し込まれた状態となる。 [0145] このため、 ピス トン 1 5 0が、 リ ツ ド 5 0と一体的に後退し、 ピ ス トン 1 5 0の上面に刻設されたカム溝 1 6 0の位置が変位する。 [0146] そこで、 カム溝 1 6 0の停止部 dに居た口ックピン 1 7 0の先端 部 1 7 1は、 カム溝 1 6 0の変位に伴って、 停止部 dから脱出部 e に進もう とする。 [0147] このとき、 慣性力により、 応動体 8 1が、 第 1 4図に示すように、 退避スプリ ング 8 2の圧縮復元力に抗して後退することで、 ロック ピン 1 7 0の旋回範囲内に突出する。 [0148] このため、 ロッ ク ピン 1 7 0の先端部 1 7 1力 その旋回範囲内 に突出した応動体 8 1 に当たって、 その旋回が阻止され、 停止部 d から脱出部 eに進めなく なる。 [0149] したがって、 ロ ック装置 7 0のロック状態が維持され、 リ ツ ド 5 0や下段カセッ トホルダー 4 0の突出ゃリ ッ ド 5 0の開放を阻止す ることができる。 このため、 車両の衝突等に、 リ ツ ド 5 0や下段力 セッ トホルダ一 4 0が車室内に突出し、 搭乗者がリ ッ ド 5 0等の突 出箇所に頭部を強打するのを未然に防止できて、 安全性が高い。 [0150] つぎに、 カム溝 1 6 0のテーパー面 1 6 5の作用について説明す る o [0151] 上記したように急激な慣性力が作用すると、 その慣性力により、 ピス トン 1 5 0が後退し、 その上面に刻設されたカム溝 1 6 0の位 置が変位する。 [0152] このため、 カム溝 1 6 0の変位に伴って、 ロック ビン 1 7 0の先 端部 1 7 1が、 停止部 d内にあって、 ハー ト島 1 6 1のく びれ部 1 6 2に当接した状態から、 その反対側に位置する突縁部 1 6 4に向 かって移動する。 [0153] このとき、 ロックピン 1 7 0の先端部 1 7 1が、 突縁部 1 6 4に 形成されたテーパー面 1 6 5に係合し、 その傾斜に沿って移動する こ とで、 ロック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1が、 押さえバネ 1 8 0の バネ力に抗して停止部 dの底よりはね上げられる。 [0154] このため、 ロック ビン 1 7 0の破損を防止することができる。 [0155] すなわち、 突緣部 1 6 4の側壁面が垂直な壁であると、 ロック ピ ン 1 7 0の先端部 1 7 1が該垂直な壁に強く衝突した際に、 口ック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1が曲がってしまうことがあるためである t こ う して、 ロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1が一旦、 曲がってしま う と、 カム溝 1 6 0をスムーズに ト レースできなく なってしま う。 このため、 慣性力が止まつてからも口ック装置 7 0のロックが解 除できなくなってしまい、 カセッ トケース 2 0を取り出せなく なつ たり、 逆にリ ッ ド 5 0が一旦、 開いた後、 閉ま らなく なってしまつ たり、 或いはリ ッ ド 5 0や下段力セッ トホルダー 4 0がスムーズに 開閉ゃスライ ドしなく なつてしまう弊害がある。 [0156] そこで、 突緣部 1 6 4のテーパー面 1 6 5により、 ロックピン 1 7 0の先端部 1 7 1を、 押さえバネ 1 8 0のバネ力に抗して停止部 dの底よりはね上げられることで、 ロック ピン 1 7 0の破損を防止 している。 [0157] その後、 慣性力の揺れ戻しや、 慣性力が止まると、 ピス トン 1 5 0が付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力により、 少し押し戻されるこ とで、 ロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1は、 押さえバネ 1 8 0のバ ネカにより下方に押さえ付けられながら、 突縁部 1 6 4のテーパー 面 1 6 5に沿い、 停止部 dの底に向かって下降する。 このため、 口 ック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1が、 第 1 2, 1 3図に示すように、 ハー ト島 1 6 1のくびれ部 1 6 2に再度、 引っ掛かり、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力を、 ハー ト島 1 6 1のく びれ部 1 6 2により 受け止めることで、 ロック装置 7 0のロック状態が維持される。 [0158] 第 2 0, 2 1図は本発明の他の実施例を示すもので、 第 2 0図は カム溝の要部平面図、 第 2 1図は同上の XXI— XXI線に沿う断面図を 各々示す。 [0159] 本実施例の特徵点は、 ピス トン 1 5 0のカム溝 1 6 0の改良に関 し、 特に突緣部 1 6 4のテーパー面 1 6 5の上緣部に沿って、 一端 部が折返部 Cに向かって開放すると共に、 他端部が閉塞されたガイ ド溝 1 6 7を形成した点にある。 [0160] すなわち、 ガイ ド溝 1 6 7は、 第 2 0, 2 1図に示すように、 テ 一パー面 1 6 5の上縁部に沿って斜め前方に傾斜すると共に、 断面 U字形に凹んでいる。 そして、 ガイ ド溝 1 6 7は、 第 2 0図に示す ように、 その先端部 1 6 8が閉塞され、 他端傾斜後端部 1 6 9が折 返部 cに向かって斜め後ろ向きに解放している。 [0161] 本実施例によれば、 車両の衝突等に発生する急激な慣性力が作用 すると、 ロック ビン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 テ一パ一面 1 6 5の 傾斜に沿って移動した後、 テーパー面 1 6 5の上縁部を乗り越えて、 ガイ ド溝 1 6 7に落ち込む。 [0162] その後、 慣性力の揺れ戻しや、 慣性力が止まると、 ピス トン 1 5 0が付勢スプリ ング 6 0の圧縮復元力により、 少し押し戻されるこ とで、 押さえバネ 1 8 0のバネ力により下方に押さえ付けられなが ら、 ガイ ド溝 1 6 7に沿って移動し、 その解放後端部 1 6 9より折 返部 Cの底に落ち込む。 [0163] さ らに、 ピス ト ン 1 5 0が前進することで、 ロッ ク ビン 1 7 0の 先端部 1 7 1は、 折返部 Cから停止部 dに向かって進み、 ハー ト島 1 6 1のくびれ部 1 6 2に引っ掛かり、 付勢スプリ ング 6 0の圧縮 復元力を、 ハー ト島 1 6 1のく びれ部 1 6 2により受け止めること で、 ロック装置 7 0が再度、 ロックされる。 [0164] 尚、 ガイ ド溝 1 6 7は、 斜め前方に傾斜し、 その傾斜先端部 1 6 8が閉塞されていることから、 ビス トン 1 5 0が慣性力に後退する 際には、 ロック ピン 1 7 0の先端部 1 7 1 は、 ガイ ド溝 1 6 7の閉 塞された先端部 1 6 8に向かって進行し、 その先端部 1 6 8で行き 止まるこ とで、 ガイ ド溝 1 6 7からは外れることがない。 [0165] 本実施例によれば、 慣性力により、 ロッ ク ビン 1 7 0の先端部 1 7 1がテーパー面 1 6 5を乗り越えてしまつた場合にも、 ロッ ク ピ ン 1 7 0の先端部 1 7 1をカム溝 1 6 0の停止部 dに確実に導く こ とができ、 信頼性の高い口ック装置 7 0を提供することができる。 尚、 本実施例の説明にあっては、 先に説明した実施例と同様な構 成部分については、 同一符号を付し、 その具体的な説明は省略する。 [0166] 図面に示した先の実施例では、 突出主体と しての例えばカセッ ト ケース 2 0、 下段カセッ トホルダ一 4 0及びリ ッ ド 5 0を例に挙げ て説明した力 突出主体は、 カセッ トケース 2 0、 下段カセッ トホ ルダ一 4 0、 リ ツ ド 5 0のうち、 いずれか一つであってもよい。 例 えば、 ハウジング 3 0内に、 カセッ トケース 2 0を直接的に収納す るのであれば、 カセッ トホルダ一ゃリ ッ ドを省く ことができる。 又、 収納装置 1 0と しては、 カセッ トケース 2 0用のケースに限 られず、 例えば灰皿、 グローブボックス、 コイ ンケース等の小物入 れ、 カップホルダ一等に用いてもよく、 その場合には、 リ ツ ド、 ィ ンナーケース、 ト レ一、 カ ップホルダ一等が突出主体となる。 [0167] さらに、 付勢手段として付勢スプリ ング 6 0を例に挙げた力 コ ィルスプリ ングに限らず、 定圧バネゃ引つ張りバネ等であつてもよ い。 [0168] 一方、 ロック装置 7 0のカム溝 1 6 0を、 突出主体側のピス トン 1 5 0に刻設し、 又、 ロック ビン 1 7 0を、 ノヽウジング 3 0側に軸 止したが、 逆にカム溝 1 6 0をハウジング 3 0側に刻設し、 ロック ピン 1 7 0を突出主体側に軸止してもよい。 [0169] 産業上の利用可能性 [0170] 以上のように、 本発明にかかる収納装置は、 自動車の車室内に装 着され、 コンパク トカセッ トの収納ケース、 灰皿、 グローブボック ス、 コイ ンケース等の小物入れ、 カップホルダー等に用いられ、 特 に車両の衝突時等に発生する急激な慣性力が作用したときに、 車室 内への突出してしまう部分に用いるのに適している。
权利要求:
Claims請求の範囲 1 . 開口部を有するハウジングと、 このハウジングにその前記開口 部より突出する方向に移動可能に保持された突出主体と、 この突出 主体をハウジングの開口部より突出する方向に付勢する付勢手段と この付勢手段の付勢力に抗して、 前記突出主体を非突出位置に口ッ クすると共に、 この非突出位置において、 突出主体がハウ ジングに 向かってさらに押し込まれた際に、 前記口ック状態を解除可能な口 ッ ク装置と、 慣性力が作用したときに、 前記ロック装置の解除動作 を阻止する安全装置とを備え、 上記口 ック装置を、 ハウジングと突出主体とのいずれか一方に刻 設され、 ハー ト島を中心とするカム溝と、 このカム溝の底を ト レー ス し、 ハウジングと突出主体とのいずれか他方に軸止された口ック ビンと、 このロッ ク ビンをカム溝の底に向かって押圧する押圧手段 とから構成し、 上記カム溝を、 ハー ト島の尖った先細部に向かって延びた導入路 と、 この導入路より徐々に浅く なりながら、 ハー ト島の一側に沿つ て延びた往路と、 この往路の最浅端より一段深く なり、 且つ行き止 ま りの折返部と、 この折返部に隣接すると共に、 折返部よりさ らに —段深く なり、 ハー ト島の他端部中央のハー ト形のく びれ部に沿つ た停止部と、 この停止部に隣接し、 停止部より一段深く なつてハ一 ト島の他側に向かって延び、 且つ行き止ま りの脱出部と、 この脱出 部より徐々に浅く なりながら、 ハー ト島の他側に沿って延び、 前記 導入路に連通すると共に、 その最浅端が導入路の底より一段高く な つた復路とから構成し、 上記ロック装置のカム溝には、 前記ハー ト島のハー ト形にく びれ たく びれ部に向かって突出した突縁部に、 カム溝の前記停止部の底 に向かつて斜めに傾斜したテ一パ一面が形成された安全装置付き車 載用収納装置。 2. 上記ハウジングは、 その前後面が解放すると共に上下に偏平な 中空箱型を成し、 ハウジングの開放後面は、 リアカバ一により閉塞 され、 中空内部には、 その高さ方向のほぼ中央において前後方向に 途中まで延びると共に中空内部を上下の室にほぼ二分割する中仕切 板を設け、 上室には上段カセッ トホルダ一をスライ ド可能に収納す ると共に下室には前記した下段カセッ 卜ホルダーを個々にスライ ド 可能に収納し得るように形成し、 上壁には、 その前縁部の幅中央に、 上室から中仕切板を貫通して 下室に一部突出し、 開口端部を左右に二分割する、 上面が解放した 筒形に形成される凹室を形成し、 上室の内部には、 その左右両側に カセッ トケースを横並びに各々、 収納できるように構成されている 請求項 1記載の安全装置付き車載用収納装置。 3. 上記ハウジングを構成するリアカバーの幅中央には、 上室及び 下室に各々対応させて、 後ろ向きにそれぞれ突出した上下 2本のシ リ ンダを設けている請求項 2記載の安全装置付き車載用収納装置。 4. 上記下側シリ ンダの全長は、 その上方に位置する上側シリ ンダ に比較して長く設定されている請求項 3記載の安全装置付き車载用 収納装置。 5. 上記ハウジングを構成するリアカバーには、 上記下側シリ ンダ 左右両側に、 上記両シリ ンダに比較して、 内径が小さく且つ全長が 短く形成され、 リアカバ一の後面より後ろ向きにそれぞれ突出した 左右一対のボタンシリ ンダを設けている請求項 2記載の安全装置付 き車載用収納装置。 6. 上記ボタンシリ ンダ内には、 加圧ボタンと、 この加圧ボタンを ボタンシリ ンダの開放端より突出方向に付勢する加圧スプリ ングと が内装され、 上記両加圧ボタンは、 加圧スプリ ングの圧縮復元力に より、 各ボタンシリ ンダ内よりハゥジングの下室内に配置された、 下段カセッ トホルダ一内に突出し、 下段カセッ トホルダー内に保持 されたカセッ トケースの後面に弾性的に当接するように構成されて いる請求項 5記載の安全装置付き車載用収納装置。 7 . 上段カセッ トホルダ一は、 カセッ トケースを横に寝かせた状態 で、 その後部をそれぞれ載置可能な ト レ一状の左右一対のカセッ ト 載置部と、 両カセッ ト載置部のほぼ中央に位置した前後に細長く延 びた トンネル状の中央枠部と、 この中央枠部より後ろ向きに延び、 上記リアカバーの上側シリ ンダ内にスライ ド可能に保持されるビス ト ン部とを備えている請求項 2記載の安全装置付き車載用収納装置。 8. 上記ピス トン部は、 中空筒形に形成され、 その外周には環状の リ ング溝が形成されると共に、 リ ング溝の底にはその前半部に一段 深く なった排気溝が形成されており、 このリ ング溝には、 リ ング溝 の溝幅より直径の小さな 0 リ ングが装着されている請求項 7記載の 安全装置付き車載用収納装置。 9. 上側シリ ンダの底壁には、 その後面にオリフィ スが形成され、 このオリ フィ スの内側方には、 オリフィスから吸気する外気のろ過 用フィルタが内挿されている請求項 3記載の安全装置付き車載用収 納装置。 1 0. 上記上側シリ ンダ内には、 押圧スプリ ングが挿入され、 この 押圧スプリ ングは、 上側シリ ンダの底部と ビス トン部の中空内側面 との間で圧縮され、 上段カセッ トホルダ一は、 押圧スプリ ングの圧 縮復元力により、 ハウジングの開口部に向かって付勢されるように 構成されている請求項 3記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 1. 上記突出主体は、 ハウジング開口部より前方に一部突出する 複数のカセッ トケースと、 これらのカセッ トケースを上面に載置し ハウジング開口部より前方に突出する下段カセッ トホルダーと、 このカセッ トホルダ一の前緣部に軸止され、 ハウジングの開口部を 開閉すると共に、 下段カセッ トホルダ一と共に、 下段カセッ トホル ダ一と一体に前方に突出し、 前方下向きに倒れて開く リ ツ ドと、 下 段カセッ トホルダ一及びリ ッ ドと一体的にスライ ドするピス ト ンと を備えている請求範囲 1記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 2. 上記ピス ト ンは、 ハウジングの下側シリ ンダ内にスライ ド可 能に保持されるピス ト ン本体と、 このピス トン本体より延出し、 下 段カセッ トホルダーのガイ ド枠内に嵌揷されるロッ ド部とを備えて いる請求項 1 1記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 3. 上記ピス ト ン本体は、 上記ハウジングの下側シリ ンダ内に揷 入配置されており、 全体中空筒形に形成され、 その内部には付勢ス プリ ングが嵌揷され、 ピス ト ン本体後端部の外周縁部には、 環状の リ ング溝が形成され、 このリ ング溝の底には、 その前半部に一段深 く なつた排気溝が形成され、 このリ ング溝には、 その溝幅より直径 の小さな 0 リ ングがはめ付けられていると共に、 ロッ ド部の先端部 には、 他端部がリ ッ ドに軸止されたジョイ ントの一端部が軸止され ている請求項 1 2記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 4. 上記下側シリ ンダ底面部には、 オリフィ スが形成され、 この オリ フィ スの内側方には、 オリ フィスから吸気する外気ろ過用のフ ィ ルタが内挿されると共に、 下側シリ ンダ内には付勢スプリングが 揷入配置され、 このスプリ ングは、 ピス ト ン本体の中空内部の閉塞 面部と下側シリ ンダの底面部との間で圧縮されるように構成されて いる請求項 3記載の安全装置付き車载用収納装置。 1 5. 上記安全装置は、 慣性力が作用した際に、 ロック ピンの先端 部の旋回範囲内に突出し、 口ック ピンの先端部がカム溝の停止部か ら脱出部に移動するのを阻止する応動体と、 この応動体を常時は、 口ックピンの先端部の旋回範囲外に向かって付勢する退避スプリ ン グとから構成されている請求項 1記載の安全装置付き車載用収納装 1 6. 上記応動体は、 取付基板にスライ ド可能に取り付けられる一 方、 退避スプリ ングは、 取付基板と応動体との間で圧縮され、 その 圧縮復元力により応動体を口ック ピンの旋回範囲外に向かって付勢 する請求項 1 5記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 7. 上記 テーパー面の下緣部は、 カム溝の停止部の底から少し上 方に離れると共に、 折返部より停止部を斜めに横切って、 脱出部に 向かって斜めに前方に延びると共に、 上記テーパー面の上縁部は、 その下縁部とほぼ平行二形成されている請求項 1記載の安全装置付 き車載用収納装置。 1 8. 上記カム溝の内周縁には、 ハー ト島のく びれ部に隣接させて、 カム溝の前記停止部の底に向かって斜め下向きに傾斜した切落部が 設けられ、 上記切落部の下縁部はカム溝の停止部の底から少し上方 に離れて形成されると共に、 上記テーパー面に比較して緩やかに傾 斜して形成されている請求項 1記載の安全装置付き車載用収納装置。 1 9. 上記ロック ビンは、 押さえバネ及び安全装置と共に、 ハウジ ングに取付固定されている請求項 1記載の安全装置付き車載用収納 2 0. 上記ロック ピンは、 全体略コ字状に形成され、 断面円形の金 属製の線材から成り、 一端部を他端部より短く屈曲して形成され、 上記の短い一端部を、 軸部として、 取付基板に形成された軸穴に軸 止される一方、 上記の長い一端部は、 先端部として、 ハウ ジング凹 室の底に開設した貫通孔を通して、 ハウジングの下室内に突出し、 ハウジングの下室内に突出したロ ック ピンの先端部はハウ ジングの 下室内に位置する下段カセッ トホルダーのガイ ド枠の長孔を通して、 ピス トンのカム溝内に配置される請求項 1記載の安全装置付き車載 用収納装置。 2 1 . カム溝の突縁部には、 テーパー面の上縁部に沿って、 一端部 が折返部に向かって開放すると共に、 他端部が閉塞されたガイ ド溝 が形成された請求項 1記載の安全装置付き車載用収納装置。
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