专利摘要:

公开号:WO1992005847A1
申请号:PCT/JP1991/001353
申请日:1991-10-04
公开日:1992-04-16
发明作者:Takatoshi Takemoto;Kazunari Kawashima;Shigeru Handa
申请人:Kabushiki Kaisha Ace Denken;
IPC主号:G07F17-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 金属体の存在位置検出機能を備える装置 [技術分野]
[0002] 本発明は、 金属体の存在位置を検出する機能を備える装置 に係 り 、 特に、 例えば、 平行平面に挾まれる空間内での金属 体の存在位置を検出する機能を有する装置に関する 。
[0003] [背景技術]
[0004] 金属体の存在位置を検出する機能を備える必要のある装置 と しては、 例えば、 金属探知装置、 ゲーム機等がある。 例え ば、 ゲーム機には、 当該ゲーム機において設定さ れる特定の 空間内で、 金属体、 例えば、 金属球を移動させ、 その移動先 に応じて、 赏の有無を決めるものがある 。 その代表的なもの と して、 例えば、 金属球からなるパチンコ玉を、 多数の障害 が設けてある、 平行平面に挾まれる空間内を落下移動させて 遊ぶパチンコゲーム機がある。
[0005] このパチンコゲーム機は、 パチンコ玉を移動させるための 空間を構成する盤面と、 それを一定間隔を保っ て覆う ガラ ス 板と、 パチンコ玉を、 盤面の上部に投射するための投射機構 と を有する。 パチンコゲーム機は、 その盤面が、 鉛直方向に 実質的に平行と なる よ う に、 設置される。 盤面には、 バチン コ玉がそ こ に入っ て盤面から排出される と ヒ ッ ト と なる、 複 数個のセー フ孔と、 セーフ孔に入 らなかっ たパチンコ玉が最 終的に集まっ て、 盤面から排出される 1 つのァ ゥ ト孔と が設 - - け られている。 また、 盤面には、 盤面に沿って落下するパチ ンコ玉が頻繁に衝突して、 その蓮動方向に揺らぎを生ずるよ う に、 多数の ピン (釘) が、 パチンコ玉の直径相当の長さ分, 盤面から突出 した状態で、 実質的に垂直に設けられている。 これ らの ピンは、 衝突するパチンコ玉を、 その運動方向に対 して揺ら ぎを与えつつ、 ある場合には、 セーフ孔に向かう よ う に誘導し、 また、 ある場合には、 セーフ孔から外れる よ う に誘導する よ う に、 その分布が決定されて、 盤面に配置され ている。
[0006] このよ う な構造を有するため、 パチンコゲーム機では、 そ れぞれの ピンの配置や、 傾きの僅かな違いによ り 、 ヒ ッ トの でやすい機械、 ヒ ッ トでに く い機械のよ う に、 機械に個性が 生ずる。 また、 同 じ機械においても、 ヒ ッ ト率の高いセーフ 孔、 ヒ ッ ト率の低いセ一フ孔な どの違いを生じ る。 し かも、 この違い方も、 機械によって種々異なる。
[0007] この種のゲーム機を多数設置したゲームセンタ等において は、 各ゲーム機の個性を知っておく こ とは、 ゲームセンタ の 利益管理や、 顧客管理の上で、 経営上重要である。 例えば、 ヒ ッ トの出過ぎる機械が多い と、 ゲームセンタ側が損し、 一 方、 ヒ ッ ト がでに く い機械ばか り である と、 客が興嗥を失つ て、 営業上好ま し く ない。 従って、 センタ に設置されて各ゲ —ム機の個性を知っ て、 対策を と る必要がある。
[0008] このよ う な 目的で、 パチンコゲーム機において、 パチンコ 玉の通過経路を検出する こ と が行われている。 例えば、 特公 昭 6 4 — 3 5 6 0号公報には、 接点対を有する上側シー ト と 下側シー ト と を設けたものが開示されている。 この技術は、 上側シー ト にパチンコ玉が載っ て押圧される こ と によ り 、 接 点対が接触 して、 パチンコ玉の存在を検知するものである。
[0009] し か し、 この従来の装置では、 接点対を有するため、 シ一 卜 の配置が制約され、 パチンコ玉の流路に沿つ て し か配置で きない。 このため、 盤面全体を見る視点からの玉の動き を検 出する こ と ができない。 このため、 例えば、 セーフ孔、 ァ ゥ 卜孔八玉がどのよ う に して入る かと いつ た こ と が検出 し に く い、 と い う 問題がある。
[0010] また、 接点対の物理的接触によ り検出が行われるので、 玉 の運動状態によっ ては、 シ一 卜 に対する押圧が弱 く な り 、 接 点対が接触せず、 検出されない こ と が起こ り得る。 また、 接 点対の摩耗、 腐食等によ り 、 接触不良を起こすこ と があ り得 る。 さ ら に、 振動等によっ て、 または、 チャ タ リ ングによつ て、 接点対が誤接触する こ と が起こ り得る。 このため、 信頼 性に欠ける と い う 問題がある。
[0011] さ ら に、 玉によ る押圧力 を利用するので、 逆に、 玉の蓮動 に微妙に影響を与える と い う 問題もある 。
[0012] このよ う な問題は、 パチンコゲーム機に限らず起こ り得る。 徒っ て、 なん ら かの対策を採る こ と が望まれている 。
[0013] [発明の開示 ]
[0014] 本発明の 目 的は、 物理的接触を伴う接点を用いる こ と な く 、 特定の空間内での金属体の任意の存在位置を、 金属体に対 し て非接触で検出でき、 高い信頼性を有する検出結果が得られ る、 金属体の存在位置検出機能を備える装置を提洪する こ と 一 - にある!:
[0015] 上記目的を達成するため、 本発明の一態様によれば、 折 り返し状の形態を有して、 通電して磁界を生成するため の電流を送るための送信線と、 折 り返し状の形態を有して、 前記送信線と電磁的に結合 し得る位置に配置され、 金属の接 近によ り変化する磁束変化を検出するための受信線と を備え、 前記送信線と受信線と を面平行に配置したセンサを有し、 前記センサは、 前記送信線が複数本同一平面上に配置され、 前記受信線が複数本同一平面上に IS置され、 送信線と受信線 と を面平行で、 かつ、 互いに交差する方向で配置した検知マ ト リ ク スと して構成される。
[0016] 前記各送信線に接続され、 所定の周波数の信号を順次送信 する送信手段と、 各受信線に接続され、 前記送信手段と 同期 して各受信線から信号を順次受信する受信手段と を さ ら に備 える こ と ができ る。
[0017] 前記送信手段は、 送信信号を各送信線に対して .順次送信す るための送信切替手段を備える。
[0018] 前記受信手段は、 各受信線からの受信信号を順次受信する ための受信切替手段を備える。
[0019] 前記受信手段は、 受信線の信号から、 金属があ る かないか を判断する判定手段を有する。
[0020] 前記受信手段は、 受信線と絶緣した状態で受信線に誘起さ れる誘導電流を検出する検出丰段を有する。
[0021] 前記検出手段は、 変流器である こ と を特徴とする
[0022] 前記受信手段は、 判定手段の前段に、 受信した it号を整流 平滑化の処理をする信号処理回路を さ ら に有する こ と ができ る。
[0023] 検出すべき金属体がそれに沿っ て蓮動する盤面を さ ら に有 し 、 こ の盤面に、 少な く と も金属体が通過 し得る大き さ の空 間を保っ て対向 して、 前記検知マ ト リ ク ス を配置 し 、 該検知 マ ト リ ク スに、 送信手段および受信手段を接続 して、 金属体 の存在位置を検出する 。
[0024] 前記送信切替手段および前記受信切替手段から検知マ ト リ ク スの 置を示すア ド レ スを求め る ァ ド レ ス作成丰段を さ ら に有する。
[0025] 金属体が存在する検知マ ト リ ク スの位置のァ ド レ ス を記録 する記録手段を さ ら に有する。
[0026] 盤面上の監視すべき少な く と も 1 の特定位置を検知マ 卜 リ ク スの ァ ド レ ス よ り記録する監視位置記録手段を さ ら に有す 検知マ 卜 リ ク スで検出 した金属体の位置情報と、 監視位置 記録手段の位置情報と を比較して、 金属体が盤面上の特定の 監視位置に到達 し たか否かを判断処理するデータ 処理手段を さ ら に有する。
[0027] 前記監視位置記録手段にマ 卜 リ ク ス上の特定の位置情報を 書き込む書き込み手段を さ ら に有する。
[0028] 前記監視位置記録手段にマ ト リ ク ス上の特定の位置情報を 書き込む書き込み手段を有 し、 前記監視位置記録手段は、 着 脱が可能な記憶手段である。
[0029] 前記受信手段が受信 し た信号の ノ イ ズを検出 して、 ノ イ ズ 検出信号を出力する ノ イ ズ検出手段と、 前記ノ イ ズ検出手段 からの ノ イ ズ信号に応じて、 前記送信手段の送信を停止させ る送信中止手段と を さ ら に備える。
[0030] 前記ノイ ズ検出 したノ イ ズの周波数ごと の レベルを測定す る ノ イ ズレベル測定手段と、 前記ノ イ ズレベル検出手段の測 定結果に基づいて、 前記送信手段の送信信号の周波数を、 検 出 したノ イ ズの影響を受けない周波数に切 り換える周波数切 り換え手段と を さ らに有する。
[0031] 前記送信手段の送信信号の周波数と、 前記検出 したノ イ ズ の影響を受けない周波数と を送信時に通過させるバン ドパス フィ ルタ を さ ら に有する。
[0032] 前記盤面の前面に位置し、 人がいる かいないかを検知する 人検知センサを有する。
[0033] また、 本発明によれば、 検出すべき金属体がそれに沿っ て 運動する盤面を さ ら に有し、 この盤面に、 少な く とも金属体 が通過し得る大き さ の空間を保っ て対向 して、 前記検知マ ト リ ク スを配置し、 該検知マ ト リ ク スに、 送信手段および受信 手段を接続して、 金属体の存在位置を検出する機能を有する 装置が提供される。
[0034] 前記盤面には、 金属体がそ こ に入っ て盤面から排出される と ヒ ッ ト となる、 複数個のセーフ孔と、 セーフ孔に入 らなか つ た金属体が最終的に集まっ て、 盤面から排出される 1 つの ア ウ ト孔と が設け られる。 また、 盤面には、 盤面に沿って落 下する金属体が頻繁に衝突して、 その運動方向に揺ら ぎを生 ずる よ う に、 複数の ピンが、 金属体の直径相当の長さ分、 盤 面から突出 した状態で、 実質的に垂直に設けられる。 さ ら に、 上記装置には、 金属体を、 盤面の上部に投射するための投射 機構を有する こ と ができ る。
[0035] 前記ピンは、 衝突する金属体を、 その蓮動方向に対 して摇 ら ぎを与えつつ、 ある場合には、 セーフ孔に向かう よ う に誘 導し、 また、 ある場合には、 セー フ孔から外れる よ う に誘導 する よ う に、 その分布が決定されて、 盤面に配置される。
[0036] 前記金属体と して、 金属球が用い られて、 この装置は、 ゲ —ム機と して使用する こ と ができ る。
[0037] 折 り返 し状の送信線に電流を流 して磁界を発生させる と 、 その送信線に近接する受信線には、 電磁誘導作用によ り誘導 導電流が誘起される。 この と き、 送信線および受信線に金属 体が接近する と 、 金属体の表面には、 送信線によ る磁束を打 ち消す方向に渦電流が発生する。 そのため、 その渦電流の影 響で、 受信線に誘起される誘導電流の大き さ が変化する。 こ の変化を検出する こ と によ り 、 金属体の接近を検知する こ と ができ る。
[0038] 送信線と受信線と を複数有し、 交差方向で配置して検知マ ト リ ク スを構成した場合には、 金属体の接近に と もなっ て電 磁特性が変化した送信線と受信線と を検出 して、 その交差位 置から検知マ ト リ ク スでの金属の位置を座標と して把握する こ と ができ る。 送信線および受信線の特定は、 スキャ ニング によ り駆動さ れる送信線と、 スキャ ニングによ り受信が選択 される受信線と を検知する こ と によ り 、 特定が可能と なる 。 [図面の簡単な説明]
[0039] 第 1 図は本発明の第 1実施例に用い られる検知マ ト リ ク ス の形状を示す概唣正面図。
[0040] 第 2 図はゲーム機と検知マ ト リ ク スと を概念的に分解して 示した斜視図。
[0041] 第 3 図はゲーム機の部分縦断面図。
[0042] 第 4 図は検知マ ト リ ク スの正面図。
[0043] 第 5 図は本発明において用い られる送信線または受信線の 一例の拡大断面図。
[0044] 第 6図は本発明において用い られる信号処理システムの一 例のゲーム機側の部分を示すブロ ッ ク図。
[0045] 第 7 図は本発明において用い られる信号処理システムの一 例の主制御装置側を示すブロ ッ ク図。
[0046] 第 8 図は送信線への電圧波形を示す概略波形図。
[0047] 第 9 図は第 2実施例の送信線または受信線の形状を示す概 唣正面図 - 第 1 0図は第 3実施例の送信線または受信線の形状を示す 概略正面図。
[0048] 第 1 1 図は第 4実施例の送信線または受信線の形状を示す 概唣正面図。
[0049] 第 1 2図は第 5実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概唣 正面図。
[0050] 第 1 3 図は第 6実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概略 正面図。
[0051] 第 1 4 図は第 7実施例の検知マ ト リ ク スの形状を示す概略 正面図。
[0052] 第 1 5 図は第 8実施例の検知マ ト リ ク スを有する 内側ガラ ス体の拡大断面図。
[0053] 第 1 S 図は第 9 実施例の送信線または受信線の拡大断面図。
[0054] 第 1 7 図は第 1 0実施例のスロ ッ トマシンの斜視図。
[0055] 第 1 8 図は本発明の第 1 1 実施例の検知マ ト リ ク スの正面 図。
[0056] 第 1 9 A図、 第 1 9 B 図および第 1 9 C図は検知マ ト リ ク スを有する 内側ガラス体の拡大断面図。
[0057] 第 2 0 図は送信線の詳細な配置構成の一例を示す説明図。 第 2 1 図はワ イ ヤの接続状態を示す送信線の挞大断面図。 第 2 2 図は送信端子の拡大正面図。
[0058] 第 2 3 図は内側ガラ ス体を送信コネク タ および受信コ ネク タ に接続した状態を示す斜視図。
[0059] 第 2 4 図は金属検知装置の概略構成図。
[0060] 第 2 5 図はマ ト リ ク ス I/O 送信 · 受信ボー ドの送信回路の ブロ ッ ク 図。
[0061] 第 2 6 図はチャ ンネル切替ロ ジッ ク の主要部を示すブロ ッ ク 図。
[0062] 第 2 7 図はマ ト リ ク ス I Z 0送信 · 受信ボー ドの受信回路 のブロ ッ ク 図。
[0063] 第 2 8 図は C P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ドの受信および 送信回路のブロ ッ ク 図。
[0064] 第 2 9 図は検知マ ト リ ク スのスキャ ンニングの フ Π —チヤ - -
[0065] ― 卜。
[0066] 第 3 0 A図、 第 3 0 B図、 第 3 0 C図および第 3 0 D図は 受信信号の信号処理を示す波形図。
[0067] 第 3 1 図は本発明の第 1 2実施例の内側ガラス体を送信コ ネク タ および受信コネク タ に接続した状態を示す斜視図。
[0068] 第 3 2図は送信端子または受信端子の部分拡大斜視図。
[0069] 第 3 3 図は内側ガラス体を送信コネク タ および受信コネク タ に接続した状態を示す側面図。
[0070] 第 3 4 図は第 1 3実施例の検知マ ト リ ク スを有する内側ガ ラス体の拡大断面図。
[0071] 第 3 5図は第 1 4実施例の引回基板の概略正面図。
[0072] 第 3 6 図は本発明に適用できる ノ イ ズ対策手段の構成を示 すブロ ッ ク図。
[0073] 第 3 7 図は受信回路の増幅手段の他の例を示す回路図。
[0074] 第 3 8 図はサンプリ ングポイン トを説明するための波形図。 第 3 9 図はピークホールドを説明するための波形図。
[0075] 第 4 0 図は信号にノ イ ズを含む場合の波形図。
[0076] 第 4 1 図は第バン ドパスフィ ルタ の 1構成例を示す構成図。 第 4 2図は周波数帯域を説明するための説明図。
[0077] 第 4 3 図は第 1 7実施例の遊技客センサの構成を示すプロ ッ ク図。
[0078] 第 4 4 図は第 1 8実施例の遊技客センサの設置位置を示す 島の正面図。
[0079] 第 4 5 図は第 1 7実施例の遊技客セ ンサの設置位置を示す 斜視図。 [発明を実施するための最良の形態]
[0080] 以下、 本発明の各種実施例について、 図面を参照して説明 する。
[0081] 第 1 図〜第 8 図は本発明の第 1 実施例を示 している。 第 1 実施例では、 金属センサを用いて金属検知装置を構成し、 こ れをゲ一ム機 1 0 に適用 した場合を示 している
[0082] このゲーム機 1 0 は、 第 2 図および第 3 図に示すよ う に、 金属体 B を移動させるための空間を構成する盤面 1 1 と 、 そ れを一定間隔を保っ て覆う ガラ ス蓋 1 0 a と 、 金属体 B を盤 面 1 1 の上部に投射するための投射機構と を有する。 ゲーム 機 1 0 は、 その盤面 1 1 が、 鉛直方向に実質的に平行と なる よ う に設置さ れる。
[0083] ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 には、 ゲーム域を決める案内 レ一 ル 1 2 が設け られている。 案内 レール 1 2 の内側がゲーム域 である。 このゲーム域内の盤面 1 1 には、 金属体 B を弹く た めの多数の ピン (釕) 1 3, 1 3 …が打ち立て られている - また、 諸所に、 複数のセー フ孔 1 4 a, 1 4 a …が開設され、 ゲーム域の下端に 1 つのァ ゥ 卜孔 1 5 が開設さ れている。
[0084] 各ピン 1 3 は、 図 3 に示すよ う に、 金属体 B の直径相当の 長さ分、 盤面 1 1 から突出 した状態で、 実質的に垂直に設け られている。 また、 これ らの ピン 1 3 は、 盤面 1 1 に沿っ て ピン 1 3, 1 3 間を抜けて落下する金属体が、 進行経路に存 在する多 く の ピン 1 3 に頻繁に衝突 して、 その運動方向に揺 ら ぎを生ずる よ う に配置される。 よ り具体的には、 第 2 図に 示すよ う に、 これ らの ピン 1 3 は、 複数本が集合 して ピン列 - - ない し ピン群 1 3 a を形成している。 これらのピン列ない し ピン群 1 3 a は、 衝突する金属体を、 その運動方向に対 して 揺ら ぎを与えつつ、 金属体の投射位置、 すなわち、 落下開始 点と、 その時の運動方向、 速度等に応じて、 ある場合には、 セ一フ孔 1 4 a に向かう よ う に誘導し、 また、 ある場合には、 セーフ孔 1 4 a から外れる よ う に誘導するよ う 、 その分布が 決定されている。
[0085] セーフ孔 1 4 a は、 金属体がそ こ に入っ て盤面 1 1 から排 出される と、 ヒ ッ ト と なる孔である - 一方、 ア ウ ト孔 1 5 は、 セーフ孔 1 4 a に入 らなかっ た金属体が最終的に集まっ て、 盤面 1 1 から排出される孔である。
[0086] 盤面 1 1 を覆っ ている前面ガラス蓋 1 0 a は、 表面ガラス 体 1 6 と内側ガラス体 1 7 と による 2重構成となっ ている。
[0087] 投射機構は、 打ち出 しハン ドル 1 8 および図示していない 駆動機構を有 している。 ハン ドル 1 8 は、 ゲーム機 1 0 の前 面に設け られ、 金属体の打ち出 し操作に用い られる。 打ち出 し操作は、 ハン ドル 1 8 を所望の角度、 回転させる こ と によ り 行なおれる。
[0088] また、 ゲーム機 1 0 の前面には、 ゲーム機 1 0 から給付さ れる金属体を受け取る玉皿 1 9 が設け られている。 これは、 盤面 1 1 に投射された金属体が、 いずれかのセーフ孔 1 4 a に入る と、 賞と して予め定め られた個数給付される。
[0089] 第 2 図および第 3 図に示すよ う に、 金属センサを構成する 検知マ ト リ ク ス 2 0 が、 ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 に沿っ て配 置される。 検知マ ト リ ク ス 2 0 は、 盤面 :! 1 を覆う前面ガラ ス蓋 1 0 a を構成する表面ガラス体 1 6 および内側ガラス体 1 7 の う ち、 ゲーム機 1 0 から見て内側、 すなわち、 盤面 1 1 側にある内側ガラ ス体 1 7 に設け られている。
[0090] 内側ガラ ス体: ί 7 は、 受信線 2 6 のための保護シー トであ る内部保護ガラ ス板 1 7 a , ガラ スべ一ス基板 1 7 b , 送信 線 2 2 のための保護シー トである外側ガラ ス板 1 7 C の 3層 が積層される構成と なっ ている。 内部保護ガラ ス板 1 7 a と ガラ スべ一ス基板 1 7 b と の間には、 後述する受信線 2 6 が、 これ ら に挾まれて配置される。 ガラスべ一ス基板 1 7 b と 側ガラ ス板 1 7 c と の間には、 後述する送信線 2 2 が、 こォし ら に挾まれて配置される。
[0091] 複数の送信線 2 2 の表側である外側ガラ ス板 1 7 c の表面 の全面には、 シール ド招の透明導電膜 2 8 が設け られている - 透明導電膜 2 8 は、 例えば、 酸化イ ンジウム ' スズ ( I . T . 0 . ) 膜、 酸化スズ膜等によ り形成される。
[0092] 第 1 図に示すよ う に、 送信線 2 2 は、 往路と復路と が並列 する並行部 2 2 P と、 往路から復路に折 り 返す折 り返 し部 2 2 T と を有 し、 折 り返 し状 (またはループ状) に設けられる。 また、 受信線 2 6 は、 往路と復路と が並列する並行部 2 6 P と 、 往路から復路に折 り返す折 り返し部 2 6 T と を有 し、 折 リ返 し状 (またはループ状) に設け られる 送信線 2 2 は、 複数本設け られ、 これ らの送信線 2 2 は、 互いにその並行部 2 2 P が同一面内に並ぶよ う に、 かつ、 互いに平行と なる よ う に、 ガラスべ一ス基板 1 7 b 上に配置される 。 同様に、 受 信線 2 6 は、 複数本設け られ、 これ らの受信線 2 6 は、 互い -1 - にその並行部 2 6 P が同一面内に並ぶよ う に、 かつ、 互いに 平行となる よ う に、 ガラスべ一ス基板 1 7 b 上に配置される, また、 送信線 2 2 と受信線 2 6 と は、 例えば、 送信線 2 2 が 列方向に並んで、 受信線 2 6 が行方向に並んで、 互いに交差 する よ う に配置され、 検知マ ト リ ク スを構成する。
[0093] 送信線 2 2 は、 第 5 図に示すよ う に、 ガラスベース基板 1 7 b の一方の側の表面にアルミ ニウムのよ う な金属 2 2 a の 蒸着を行なっ て、 折 り返し状の送信線パタ ーンを形成し、 そ の蒸着 した部分の上に、 そのパタ ーンに沿っ て、 銅のよ う な 金属 2 2 を メ ツ キ して金属メ ツ キパタ ーンを形成する こ と によ り形成される。 受信線 2 6 は、 同様に して、 ガラスべ一 ス基板 1 7 b の他方の側の表面にアルミ ニ ウム蒸着を行なつ て折 り返し状の受信線パタ ーン を形成し、 その上に銅メ ツ キ する こ と によ り形成される。
[0094] こ の銅メ ツ キの膜厚を変える こ と によ り 、 送信線 2 2 およ び または受信線 2 6 の反応感度を制御する こ と ができ る。 例えば、 銅メ ツ キの厚さ を厚くすれば、 その送信線 2 2 およ び Zまたは受信線 2 6 の直流抵抗が低く なつ て、 金属体に対 する反応感度が大き く なる。
[0095] 内側ガラス体 1 7 は、 ガラ スべ一ス基板 1 7 b の、 受信線 2 6上に内部保護ガラス板 1 7 a を、 送信線 2 2上に外側ガ ラス板 1 つ c を、 それぞれ透明接着剤によ り接合して搆成さ れる
[0096] 第 1 図に示すよ う に、 複数の送信線 2 2 は、 1 本の送信線 2 2 が Uタ ーン して平行の折リ返し状に構成され、 これ ら が 一方向に並列して同一平面上に配置されている。 また、 複数 の受信線 2 6 も、 同様に、 1 本の受信線 2 6 が Uタ ーン して 平行の折 り返 し状に構成され、 これ ら が一方向に並列して同 一平面上に配置されている。
[0097] 各受信線 2 6 は、 各送信線 2 2 と電磁的に結合でき る よ う に、 送信線 2 2 と近接して配置される。 すなわち、 金属体 B のよ う な金属の接近によ り電磁特性が変化する よ う 、 各送信 線 2 2 に対する面平行位置に (すなわち、 折 り返 し状の送信 線 2 2 を含む面と折 り返し状の受信線 2 6 を含む面と を平行 に して) 直角に交差する方向で配置される。
[0098] 第 1 図の正面図で、 交差する各送信線 2 2 と各受信線 2 6 と によ り 囲まれる正方形状の各部分は、 電磁特性値たるイ ン ピーダンス変化によ り金属体を感知する検知単位 2 0 a , 2 0 a … を な している。
[0099] 複数の送信線 2 2 および複数の受信線 2 6 の端部には、 そ れぞれ外部接続用端子 2 3 , 2 7 が設け られている 。 また、 第 4 図に示すよ う に、 検知単位 2 0 a , 2 0 a …のい く つ力、 は、 セーフ孔 1 4 a , 1 4 a …の存在位置に対応している。
[0100] なお、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 のパタ ン形状は、 金属体 B の大き さ と の兼ね合いで微妙なも のがあ り 、 検知単位 2 0 a , 2 0 a …が大きすぎる と分解能が悪く 、 小さすぎる と分解能 が上っ て正確な形状識別も可能と なる代わ り 、 走査速度を上 げる必要が生 じ る。
[0101] そ こで、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 の直流抵抗値は、 金属体 B に対 して反応感度が最も良好な値と して、 好適には 1 0 Ω - - 以上 2 0 0 Ω以下の値、 最適には約 2 5 Ω の値に設定される , また、 第 1 図に示すよ う に、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 の折 り返し幅 a は、 金属体 B の検知に反応感度が良好な幅と して . 好適には 4 mra以上 1 6 mm以下の値、 最適には 8 ramの値に設定 される - また、 各送信線 2 2 間および各受信線 2 6 間の幅 b は、 0 . 5〜 2 mm程度が良好な結果を示 している c
[0102] 通常のゲーム機 1 0 に好適な検知マ ト リ ク ス 2 0 のパタ一 ンは、 送信線 2 2 が 3 2行、 受信線 2 6 が 3 2列で、 検知単 位 2 0 a の個数が合計 1 0 2 4個のパタ ーンである。
[0103] また、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 を構成する導体の太さも、 感度に対して影響が大き い。 すなわち、 導体の太さ が細い と イ ン ビ一ダンスが高すぎ、 太い とパタ ンの内径が小さ く なる ので、 感度が悪 く なる。
[0104] さ ら に、 検知マ ト リ ク ス 2 0 は、 盤面 1 1 を覆う 内側ガラ ス体 1 7 に設け られているため、 遊技の 目障 り にな らないよ う でき る かぎ リ細く する必要がある。 そ こで、 送信線 2 2, 受信線 2 6 を構成する導体の太さ は、 好適に 2 0 m ¾上 5 0 m以下の値に設定される。
[0105] 金属体を検知するための金属検知装置を構成する信号処理 システムは、 第 6 図および第 7 図に示すと お り である c システムは、 主制御装置 3 0 の制御下にあ り 、 第 7 図に示 すよ う に、 主制御装置 3 0 と、 主制御装置 3 0 からの制御信 号等を中継する ロ ジッ ク コ ン ト ローラ 3 1 と 、 検知マ ト リ ク ス 2 0 から主制御装置 3 0 への出力系を構成するイ ン ピーダ ンスマ ッチング ドライバ 3 2 , D Cオ フセ ッ 卜変換器 3 3 , ホーノレ ド部 3 4 および A D コ ン ノ 一タ 3 5 と、 タ イ ミ ング ジェネ レータ 3 6 と、 電源ユニ ッ ト 3 7 と、 外部接続コネク タ 3 8 と が設け られている。 ロ ジッ ク コ ン ト ローラ 3 1 およ び前記出力系は外部接続コネク タ 3 8 に接続されてい る。 主 制御装置 3 0 は、 図示していないが、 中央処理装置と、 主記 憶と を含コ ン ピュータ によっ て構成される。
[0106] ゲーム機 1 0側には、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の複数の送信線 2 2 へ給電する出力系 4 0 と、 複数の受信線 2 6 からの入力 系 5 0 と が設け られている。 出力系 4 0 は、 複数の送信線 2 2側に設け られている。 出力系 4 0 には、 第 6 図に示すよ う に、 送信線 2 2 , 2 2 …に所定の周期で順次信号を入力する 送信 ドライバ 4 1 と 、 送信 ドライバ 4 1 に接続 し、 主制御装 置 3 0 を源とする制御信号に従っ て送信 ドラ イバ 4 1 が順次 動作するよ う制御するデコーダ 4 2 と が設け られている。 送 信線 2 2 への電圧波形 8 1 と しては、 例えば、 第 8 図に示す よ う に、 周波数 1 M H z の 0 Vを中心と した連続のサイ ン波 が好適である。
[0107] さ ら に、 ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 と、 タ イ ミ ングジエ ネ レ —タ 4 4 と、 送信線行カ ウ ンタ 4 5 と が出力系 4 0 に設け ら れている c - - ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 は、 主制御装置 3 0 からの制御信 号に従っ て動作し、 送信側のデコーダ 4 2 と後述する受信側 のマルチプレ クサ 5 2 と を同期させるものである と 同時に、 デコーダ 4 2 の順次信号のスキヤ ンニングの周期の始めと終 り のタ イ ミ ン グを制御するものである。
[0108] タ イ ミ ングジェネ レータ 4 4 は、 前記スキャ ンニングの周 期を決めるもので、 ゲーム機 1 0 の盤面 1 1 上で金属体が移 動する こ と に対応するためには、 最低 1 0 K Hzは必要で、 実 施例では 1 0 0 K H z に設定してある。 送信線行カ ウ ンタ 4 5 は、 スキャ ン ニングの周期を計数して、 スキャ ンニングさ れるべき送信線 2 2 を決定する。
[0109] 入力系 5 0 は、 複数の受信線 2 6側に設け られてお り 、 複 数の受信線 2 6 に接続され、 各受信線 2 6, 2 6 …の電磁特 性値を表す電流を受けて、 後段のディ ジタル機器で取 り扱い 可能な電圧の信号に変換する コ ンバータ 5 1 と、 コ ンバータ 5 1 に接続され、 各受信線 2 6, 2 6 …からの信号を順次受 けて出力するマルチプレ クサ 5 2 と が設け られている。
[0110] マルチプレ クサ 5 2 には、 出力系 4 0 の ロ ジッ ク シ一ケン サ 4 3 の後に併設された受信線列カ ウ ンタ 5 3 が接続されて いる。 出力系 4 0 と入力系 5 0 と は、 ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 に接続した送信線行カ ウ ンタ 4 δ と受信線列カ ウ ンタ 5 3 と によ り 同期する よ う になっ ている。 同期の態様と しては、 例えば、 複数の送信線 2 2, 2 2 の 1 回のスキャ ンニン グに つき、 複数の受信線 2 6, 2 6 の う ちの一つの受信線 2 6 を 検出させるものがある。 前記同期の態様とは逆に、 複数の送信線 2 2 のう ちの一つ の送信線 2 2 の 1 回の送信につ き 、 受信線 2 6 , 2 6 …が 1 回スキャ ン ニ ングして検出させるものもある。
[0111] 入力系 5 0 のマルチプレ クサ 5 2 の出力は、 イ ン ピーダン ス変換器 5 4 を経て主制御装置 3 0 の外部接続コネ ク タ 3 8 に接続されている。
[0112] 次に、 本実施例の作用につ いて説明する。
[0113] 第 7 図において、 主制御装置 3 0 からア ド レ ス信号および コ ン ト ロ 一ル信号が、 ァ ド レ スノ スおよびコ ン ト ロールバス を介 して ロ ジッ ク コ ン ト ローラ 3 1 に出力される と、 これ ら の信号は、 外部接続コネク タ 3 8 を経てゲーム機 1 0 に伝達 される。
[0114] 第 6 図において、 ゲーム機 1 0 では、 出力系 4 0 の ロ ジジ ク シ一ケンサ 4 3 が入っ てきた信号に基づきシーケンス信号 を発する。 該信号は、 デコ ーダ 4 2 およびタ イ ミ ン グジエネ レ 一 タ 4 4 と 、 送信線行カ ウ ンタ 4 5 な らびに受信線列カ ウ ンタ 5 3 と に出力される。
[0115] タ イ ミ ングジェネ レータ 4 4 は、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の各 送信線 2 2 をスキャ ンニン グする周期を決める。 送信線行力 ゥ ンタ 4 5 は、 スキャ ンニング周期信号を計数して、 駆動す べき送信線 2 2 を決定する。 このカ ウ ンタ 4 5 は、 ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 からのシーケンス信号に同期 して動作する。 デコ ーダ 4 2 は、 送信 ドライバ 4 1 を順次動作する よ う制 御する。 それによ り 、 送信 ドラ イバ 4 1 は、 所定の周期で送 - - 信線 2 2 , 2 2 …に順次信号を出力する。
[0116] 複数の受信線 2 6側では、 複数の受信線 2 6 の受信線 2 6, 2 6 …に現われる電磁特性値を表す電流信号を受けたコ ンパ —タ 5 1 が、 この電流信号を、 後段のディ ジタル回路が敢 リ 扱い可能な電圧信号に変換する。
[0117] 各受信線 2 6, 2 6 …からの変換された信号を う けたマル チプレ クサ 5 2 は、 各受信線 2 6, 2 6 …からの信号を所定 の周期で順次出力する。 送信側のデコーダ 4 2 と受信側のマ ルチプレ クサ 5 2 とは、 制御信号に基づき動作する ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 の制御信号によ リ動作する送信線行カ ウ ンタ 4 5 のカ ウ ン ト、 および、 受信線列カ ウ ンタ 5 3 のカ ウ ン ト によ り 、 同期して動作する。
[0118] ロ ジッ ク シーケンサ 4 3 は、 複数の送信線 2 2 の 1 回のス キヤ ンニングにっき複数の受信線 2 6 のう ちの一つの受信線 2 6 の情報を受信側のコ ンバータ 5 1 およびマルチプレ クサ 5 2 に検出させる 力、、 逆に、 複数の送信線 2 2 の う ちの一つ の送信線 2 2 の 1 回の送信につき、 複数の受信線 2 6 が 1 回 スキヤ ンニングして検出させる。
[0119] ある送信線 2 2 に、 第 8 図に示すよ う な波形の電圧信号が 印加されている と、 その並行部 2 2 P には、 交番磁界が発生 する。 これによつて、 この送信線 2 2 と交差している各受信 線 2 6 が、 それぞれ電磁誘導によ り 、 交番電圧が誘起される 状態となる。 この時、 この送信線 2 2 に属するいずれかの検 知単位 2 0 a が見込む空間に金属体が入る と、 この金属体に 渦電流が誘起される。 この渦電流は、 並行部 2 2 P から生ず る磁束を打ち消す向きの磁界を生成する。 このため、 この検 知単位 2 0 a で交差する受信線 2 6 に対する電磁誘導の大き さ が変化して、 その受信線 2 6 に誘起される誘導電流が小さ く なる 。 一方、 同 じ送信線 2 2 と交差している他の受信線 2 6 については、 このよ う な変化が起こ らないので、 誘導電流 が変化しない。 この金属体の存在している位置に並行部 2 6 P を有する受信線 2 6 は、 受信線 2 6 , 2 6 … をアナロ グマ ルチプレ クサ 5 2 によ リ スキャ ンニングして、 その出力値を 計測または比較 して、 出力が他と異なるものについて、 受信 信線列を調べて、 その受信線 2 6 を検出する こ と ができ る。 また、 その時駆動されている送信線 2 2 も、 例えば、 送信線 行を調べて検出する こ と ができ る。 従っ て、 両者の情報から、 金属体が存在している検知単位 2 0 a を知る こ と ができ る。
[0120] なお、 駆動されている送信線 2 2 は、 例えば、 送信線行力 ゥ ンタ 4 5 の計数値を取得する こ と によ り 、 また、 アナロ グ マルチプレ クサ 5 2 によ り選択されている受信線 2 6 は、 受 信線列カ ウ ンタ 5 3 の計数値を取得する こ'と によ し'、 それぞ れ知る こ と ができる。 金属体の位置は、 送信線行と受信線列 と から、 これ ら が交差する位置の座標と して把握する こ と が できる。
[0121] 検知単位 2 0 a の個数は、 送信線 2 2 が 3 2行、 受信線 2 6 が 3 2列で合計 1 0 2 4個であるため、 金属体が盤面 1 1 の どのセーフ孔 1 4 a およびア ウ ト孔 1 5 を通過 しても検出 する こ と ができ る。
[0122] なお、 送信線 2 2 への電圧波形 8 1 は、 0 V を中心と した 連続のサイ ン波であるため、 矩形波のよ う なノ イ ズの発生が な く 、 主制御装置 3 0 な どの他の機器への影響を防止する こ と ができ る。
[0123] マルチプレ クサ 5 2 から出力さ れるセンサ信号は、 イ ンピ —ダンス変換器 5 4 でイ ン ピーダンス変換される。 そ して、 イ ン ピーダンス変換器 5 4 から出力されるセ ンサ信号は、 舛 部接続コネ ク タ 3 8 から主制御装置 3 0側のイ ン ピーダンス マ ッチング ドラ イ ノ 3 2 に入っ てイ ン ピーダンスマ ッチング が行なおれる。 イ ンピーダンスマ ッチング ドライバ 3 2 の次 の D Cオフセ ッ ト変換器 3 3 は、 検知マ ト リ ク ス 2 0 からの 出力の う ち、 反応波のみを受けてホール ド部 3 4 に出力する。
[0124] ホールド部 3 4 では、 高速で送られてきたデータ を次の A / D コ ンバータ 3 5での A Z D変換が終る まで一時的に保持 記憶しておく 。 A Z Dコ ンバータ 3 5 では、 例えば、 1 2 ビ ッ ト等の所定の ビッ 卜単位で検知マ ト リ ク ス 2 0 からのアナ ロ グ信号をデジタル信号に変換し、 データ バスを経由 して主 制御装置 3 0 にデジタルデータ を送る。 ホール ド部 3 4 およ び A / D コ ンバー タ 3 5 の動作は、 ロ ジッ ク コ ン ト ロ ー ラ 3 1 あるいはタ イ ミ ングジェネ レータ 3 6 の信号によ り 同期す る よ う になっ ている。
[0125] A / D コ ンバータ 3 5 に別に出力端子を用意し、 これを、 図示していない記憶装置に接続して、 検知マ ト リ ク ス 2 0上 の全ての金属体の動き を長時間にわたっ て記憶するよ う に し てもよい。
[0126] なお、 検知マ ト リ ク ス 2 0 は、 送信線 2 2 と受信線 2 6 と - - が Uタ ーン して平行の折 り返し状で並列し、 互いに直交 して いるため、 パターンが単純で 目立たず、 銅線な どの線材で容 易に製造する こ と ができる。 また、 検知マ ト リ ク ス 2 0 の送 信線 2 2 と受信線 2 6 と は、 送信線 2 2 と受信線 2 6 と を屈 曲させた場合に比べて、 線の長さ が短く 、 直流抵抗が低く な るため、 反応感度が良好である。
[0127] また、 外側ガラス板 1 7 c の表面の透明導電膜 2 8 は、 外 側からの金属や誘導体の電気的影響をシール ドする と と も に、 金属体に対する反応感度を上げる作用 を有する。
[0128] セーフ孔 1 4 a , 1 4 a …に対応している検知単位 2 0 a , 2 0 a …の位置を記憶し、 さ ら にァ ゥ 卜孔 1 5 の位置も記憶 (ア ウ ト孔 1 5 での検出はせず、 発射されて盤面 1 1 に打込 まれた金属体数を計数し入玉とする こ と ができ る。 ) して、 金属体の各孔への入 り状況をゲームの進行と と も に監視する。 そ して状況によ り 、 打ち止め管理 (ゲーム停止) や、 不正に よ る異常のチェ ッ ク を おこな う 。 また、 特定のセーフ孔のみ に異常に入 り やすい機械、 セーフ孔に異常に入 り に く い機械 等を検知して、 ピンによ る金属体への揺ら ぎ量を調整する等 のためのデータ と して利用する こ と ができ る。
[0129] 次に、 本発明の第 2実施例について説明する。
[0130] 第 9 図は、 第 2実施例の送信線または受信線の形状を示 し ている。 すなおち、 送信線 (または受信線) 2 2 2 は、 ジグ ザグ状に折れ曲がつ ている。 本実施例は、 この形状が異なる ほかは、 第 1 実施例と 同様である。
[0131] 次に、 本発明の第 3実施例について説明する。 - - 第 1 0図は、 第 3実施例の送信線または受信線の形状を示 している。 すなわち、 送信線 (または受信線) 3 2 2は、 検 知単位 2 O b部分が丸く膨らんだ形状を有している。 本実施 例も、 この形状が異なるほかは、 第 1実施例と同様である。
[0132] 次に、 本発明の第 4実施例について説明する。
[0133] 第 1 1 図は、 第 4実施例の送信線または受信線の形状を示 している。 すなわち、 送信線 (または受信線) 4 2 2 は、 ジ グザグ形状で検知単位 2 0 c部分が正方形状に膨らみ、 隣り の送信線または受信線とジグザグ形状が嚙み合っ た配置を有 している。 本実施例も、 この形状が異なるほかは、 第 1実施 例と同様である。
[0134] 上記第 2実施例、 第 3実施例および第 4実施例に示すよう に、 送信線または受信線は、 用途、 使用目的などに応じて、 種々の形状を有する こ と ができる。 また、 送信線と受信線と は、 同一の線形状とせず、 異なる線形状のものを組み合わせ てちよい .
[0135] 次に、 本発明の第 5実施例について説明する。
[0136] 第 1 2 図は、 第 5実施例の検知マ ト リ クスの形状を示して いる。 すなわち、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受信線 5 2 6 と を同一方向 (第 1 2図で下方方向) から導き、 互いに交差 する方向へ 4 5度屈曲 してのばすこと によ り、 互いに直交の 交差方向で配置して検知マ ト リ クス 5 2 0 を構成している。 本実施例も、 この形状が異なるほかは、 第 1実施例と同様で ある。
[0137] 次に、 作用について説明する。 本実施例では、 第 1 2 図に示すよ う に、 エ リ ア 5 2 6 A と エ リ ア 5 2 2 B と が、 ほぼ一定したパタ ン長さ と なる よ う に 設計されている。 このため、 複数の送信線 5 2 2 および受信 線 5 2 6 は、 それぞれの総長さ の差が少な く なる 。 従っ て、 第 1 実施例の場合に比べて、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受 信線 5 2 6 と は、 直流抵抗値がほぼ同 じで、 送信線 5 2 2 お よび受信線 5 2 6 での、 直流抵抗の平均化を図 り やす く 、 こ の結果、 反応感度の平均化を図る こ と ができ る。
[0138] 以上の例では、 複数の送信線 5 2 2 と複数の受信線 5 2 e と が、 直流抵抗値がほぼ同 じ よ う になっ ている。 し かし、 用 途、 使用 目的な どによっ ては、 両者の直流抵抗値が異なっ て も差 し支えない。 本発明の第 6実施例および第 7実施例は、 その例である。
[0139] 第 1 3 図は第 6実施例の検知マ ト リ クスの形状を示 してい る。 本実施例は、 この形扰が異なるほかは、 第 1 実施例と 同 様である。
[0140] 本実施例では、 エ リ ア 1 2 2 A とエ リ ア 1 2 6 B とで極端 にパタ ン長さ が異なっ ている。 さ らに、 エ リ ア 1 2 6 B では、 線部分 1 2 6 a と線部分 1 2 6 b とでパタ ン長さ が異なって いる。 このため、 複数の送信線 2 2 と複数の受信線 2 6 と は、 直流抵抗値にバラ ツキ を有している。
[0141] 第 1 4 図は第 7実施例の検知マ 卜 リ ク スの形状を示 してい る c 本実施例も、 こ の形状が異なるほかは、 第 1 実施例と 同 様である。
[0142] 本実施例でも、 エ リ ア 2 2 2 A とエ リ ア 2 2 6 B とエ リ ア -2 -
[0143] 2 2 7 B とでノヽ0タ ン長さ が異なっており 、 エリ ア 2 2 7 B で、 線部分 2 2 7 a と線部分 2 2 7 b とでパタ ン長さ が異なっ て いる。 このため、 複数の送信線 2 2 と複数の受信線 2 6 と は、 直流抵抗値にバラツキ を有している。
[0144] このよ う に、 検知マ ト リ ク スは、 用途、 使用 目的な どに応 じて、 種々 の形状を有する こ と ができる。
[0145] 次に、 本発明の第 8実施例について説明する。
[0146] 第 1 5 図は、 第 8実施例の検知マ ト リ ク スを有する内側ガ ラス体の構造を示している。 すなわち、 内側ガラ ス体 8 1 7 は、 内部保護ガラス板 8 1 7 a , 受信側ガラスべ一ス基板 8 1 7 b , 送信側ガラスべ一ス基板 9 1 7 b , 外側ガラス板 8 1 7 c の 4層を積層する構成となっ ている。 複数の並列した 折 り返し状の受信線 8 2 6 は、 受信側ガラスベース基板 8 1 7 b の片面に形成され、 その上に内部保護ガラス板 8 1 7 a が貼 り合わせられている。 複数の並列した折り返し状の送信 線 8 2 2 は、 送信側ガラ スべ一ス基板 9 1 7 b の片面に形成 され、 その上に外側ガラス板 8 1 7 c が貼 ΰ合おせられてい る。 そ して、 内側ガラ ス体 8 1 7 は、 受信側ガラ スべ一ス基 板 8 1 7 b の基板面と送信側ガラスべ一ス基板 9 1 7 b の基 板面と を透明接着剤によ リ貼 リ合わせる こ と によ り製造され る。 そのほかは、 第 1 実施例と 同様である。
[0147] このよ う に、 2枚のガラスべ一ス基板 8 1 7 b と 9 1 7 b と を貼 り合わせて内側ガラ ス体 8 1 7 を製造する こ と によ り 、 内側ガラス体 8 1 7 の製造が容易と なる。
[0148] なお、 本実施例で、 ガラスベース基板 8 1 7 b と 9 1 7 b と を 2枚とせずに、 1 枚で構成し、 その両面にパタ ン処理し て、 それぞれ折 り返し状の送信線 8 2 2 と折 り返し状の受信 線 8 2 6 と を形成しても よい。
[0149] また、 パタ ン処理を内部保護ガラス板 8 1 7 a と外側ガラ ス板 8 1 7 c と に形成しても よ い。
[0150] また、 ガラスべ一ス基板 8 1 7 b , 9 1 7 b を、 ガラスの ほ力、、 プラスチッ ク フ ィ ルムによ り構成しても よい。
[0151] 次に、 本発明の第 9 実施例について説明する。
[0152] 第 1 6 図は、 第 9 実施例の送信線または受信線を示 してい る。 すなわち、 送信線 9 2 2 は、 ガラ スべ一ス基板 1 1 7 b の一方の側の表面に、 I · T · C . 膜 9 2 2 a の透明導電体 ノ、。タ ーン を形成し、 その上に、 ノヽ。タ ーンに沿っ て、 銅のよ う な金属 9 2 2 b を、 蒸着、 めっ き等によ り成膜する こ と によ リ形成される。 I . T . O . 膜は、 例えば、 スパッ タ リ ン グ 等の薄膜技術によ り成膜する こ と ができる。 受信線は、 同様 に、 ガラ スベース基板 1 1 7 b の他方の側の表面に I . T . C . 膜の透明導電体パタ ーン を形成し、 その上に銅を成膜す る こ と によ リ形成される。
[0153] 次に、 作用 について説明する。
[0154] 送信線 9 2 2 または受信線の銅パタ ーンが断線 した場合に も、 その下の透明導電体パタ ーンが接続されているので、 送 信線または受信線パタ ーンの断線を防止する こ と ができ る。
[0155] なお、 銅を I . T . 0 . 膜上に成膜する代 り に、 銅箔を導 鼋性接着剤によ リ貼 リ つけても よい。
[0156] なお、 前記実施例はゲーム機を示 したが、 検知マ ト リ ク ス - - の利用は、 これに限られない。 例えば、 金属体の分布状態の 検出、 金属体の移動の検出等ができ る。 前者を利用する こ と によ り、 例えば、 商品毎に特定パタ ーンの金属片を付着させ ておき、 この商品を、 上述した検知マ ト リ ク ス状に配置して おけば、 その存否の状態が検出できる。 従って、 商品の在庫 管理に利用でき る。 また、 物品に、 同様の金属片を付着させ る こ と によ り 、 物量管理にも利用できる。 この他、 景品引き 換え所での金属体の計数やチェ ッ ク等、 金属体を数えた リ検 査した りする検知装置に応用する こ と ができ る。
[0157] 次に、 本発明の第 1 0実施例について説明する。
[0158] 第 1 7 図は、 第 1 0実施例のスロ ッ トマシン を示している。 すなおち、 スロ ッ トマシン 1 0 1 は、 6個の回転体 1 1 1 の 外周に共通する複数の表示 1 1 2 を付しており 、 メ ダル投入 口 1 2 1 にメダルを投入 してハン ドル 1 2 2 を手前に引 く こ と によ り ゲームが開始されて各回転体 1 1 1 が高速で回転し、 次いでス ト ッ プボタ ン 1 2 3 を順次押すこ と によ り これに対 応する回転体 1 1 1 を順次停止させるよ う になつ ている。
[0159] そ して、 ゲームごと に各回転体 1 1 1 で複数の表示の う ち の任意の一つの表示が表示窓 1 1 3 に位置付けられ、 表示窓 1 1 3 に位置付け られた表示 1 1 2 のすべてが所定の賞出表 示、 例えば、 " 7 " の表示の と き、 赏出口 1 2 5 から賞出を 行な う構成を有している。
[0160] こ こで、 各回転体 1 1 1 は、 プラスチッ ク、 ゴム等の不導 体のベル トまたはシー ト によ り構成され、 図示しない 2個の ベル 卜車によ り 回転される よ う になっ ている。 各回転体 1 1 1 は、 所定の黉出表示、 例えば " 7 " の位置に、 鉄等の金属 (図示せず) を付着 して位置付けている。 表示窓 1 1 3 は、 前面ガラ ス蓋 1 3 1 によ り覆われている。 前面ガラ ス蓋 1 3 1 は、 第 1 実施例の内側ガラ ス体 1 7 と 同様の構成を有 して いる (第 3 図参照) 。 そ して、 内側ガラス体 1 7 は、 金属セ ンサを構成する検知マ ト リ ク ス 2 0 を設けている。 また、 検 知マ ト リ ク ス 2 0 は、 第 1 実施例と 同様に、 金属を検知する ための金属検知装置を構成しているが、 説明は第 ;! 実施例と 重複するので省唣する。
[0161] 次に、 作用について説明する。
[0162] 回転体 1 1 1 が停止 し たと き、 表示窓 1 1 3 に位置付け ら れた表示のすべてが所定の賞出表示、 例えば、 " 7 " の と き, その状態を検知マ ト リ クス 2 0 が感知する。 検知マ ト リ ク ス 2 0 によ り感知された金属の位置は、 内蔵の C P U、 例えば、 第 3 図に示すよ う な、 主制御装置 3 0 のよ う な C P U に伝え られる 。 そ して、 C P Uが、 所定の賞出表示である こ と を確 認する と、 それに応じて賞出口 1 2 5 から賞出が行なわれる: なお、 検知マ ト リ ク ス 2 0 をス ロ ッ ト マ シ ン 1 0 1 の正面 の表示窓 1 1 3 に形成するほか、 ス ロ ッ トマシン 1 0 1 の内 部に設けても よ い。 また、 金属の位置の検出は、 回転体 1 1 1 のス タ ー ト位置を検知マ ト リ ク ス 2 0 によ り確認 し、 その 後は、 内蔵する C P U によっ て位置検出 を行な う よ う に して も よい。
[0163] また、 本実施例でも、 第 1 実施例と 同様に、 前面ガラ ス蓋 - -
[0164] 1 3 1 を、 表面ガラス体 1 6 と内側ガラス体 1 7 と によ る 2 重構成と してもよい。
[0165] 以上の各実施例において、 検知マ ト リ ク スは、 例えば、 プ リ ン ト基板のよ う な金属の形状を判別するための金属形状判 別装置ゃタ ツチセンサを構成する こ と ができ る。
[0166] また、 検知マ ト リ クスの密度を適性にすれば、 金属体の飛 跡を追う こ と も可能であ り 、 ゲーム を詳細に監視する こ と も でき る。 検知マ 卜 リ ク スはゲーム機の盤面の裏側に配設して あ よい。
[0167] なお、 検知単位 2 0 a, 2 0 a …は必ずしも正方形である 必要はな く 、 適宜いろいろな形状を有しても よい。
[0168] また、 送信線 2 2 , 受信線 2 6 を構成する導体は、 銅のほ か、 アルミ ニ ウムや金等の金属、 その他、 酸化イ ンジウムの 膜あるいは酸化スズの膜等の透明導電体膜であっ ても よい。
[0169] また、 上記各実施例では、 送信線または受信線が複数本の 検知マ 卜 リ ク スを構成する金属センサについて説明 している が、 送信線または受信線は必ずしも複数本である必要はな く 、 それぞれ 1 本ずつの単純な構成から成っ ても よい。
[0170] 次に、 本発明の第 1 1実施例について説明する。
[0171] 第 1 8 図〜第 3 0 図は、 本発明の第 1 1実施例を示してい る。 第 1 1 実施例では、 第 1実施例と 同様に、 金属センサを 用いて金属検知装置を構成し、 これをゲーム機に適用 した場 合を示 している。
[0172] 第 1 8 図に示すよ う に、 複数の送信線 6 2 2 は、 1 本の送 信線 6 2 2 が折返部 6 1 で Uタ ーン して平行の折 り返 し状に 構成され、 これ ら が一方向に並列して同一平面上に配置され ている 。 また、 複数の受信線 6 2 6 も、 同様に、 1 本の受信 線 6 2 6 が Uタ ーン して平行の折 り返 し状に構成さ れ、 これ ら がー方向に並列 して同一平面上に配置されている。 すなわ ち、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 は、 それぞれ往路およ ぴ復路が並列する並行部分と、 折 り返し部分と を有 している。 送信端子 6 2 3 および受信端子 6 2 7 は、 ゲーム機に取 り付 けたと きの内側ガラ ス体 (前面ガラス) 6 1 7 の上下関係で その下端に集中 して配置されている。
[0173] 各受信線 6 2 6 は、 各送信線 6 2 2 と電磁的に結合可能な よ う に近接して配置される。 金属体の接近によ り 、 電磁特性 が変化するよ う各送信線 6 2 2 に対する面平行位置に直角の 交差方向で配置され、 各送信線 6 2 2 と各受信線 6 2 6 とで 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 を構成している。
[0174] 第 1 8 図に示す検知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 第 1 実施例と 同 様に、 第 2図に示すよ う なゲーム機の盤面に沿っ て設け られ る。 第 1 8 図の正面図で、 交差する各送信線 6 2 2 と各受信 線 6 2 6 と によ り 囲まれる正方形状の各部分は、 送信線によ - - つ て生成される磁束を受信線によ り検知するよ う に構成され、 金属体によ り生じ る磁束変化を検出 して、 その金属体の存在 を検知するための検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a … をな してい る。 検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a …のい く つかは、 第 4 図に 示すよ う に、 セ一フ孔 1 4 a , 1 4 a …に対応 している。 検 知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 第 1 9 C図に示すよ う な盤面を覆う 2枚のガラス体のう ち、 内側であっ て盤面側である内側ガラ ス体 (前面ガラス) 6 1 7 に設け られている。
[0175] 第 1 9 C図に本実施例が適用されるゲーム機の部分断面図 を、 第 1 9 A図に内側ガラ ス体の拡大断面図を、 第 1 9 B 図 に第 1 9 A図で破線によ リ丸く 囲んだ部分の拡大図を示す。 内側ガラス体 6 1 7 は、 受信線 6 2 6 (第丄 8 図に示す) の ための保護シー トである内部保護ガラス板 6 1 7 a 、 受信側 ガラスべ一ス基板 6 1 7 b 、 送信側ガラ スベース基板 6 1 7 c 、 および、 送信線 6 2 2 (第 1 8 図に示す) のための保護 シー トである外側ガラス板 6 1 7 d の 4層を積層する構成を 有している。 内部保護ガラ ス板 6 1 7 a と外側ガラス板 6 1 7 d とは、 受信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 b および送信側ガ ラスべ一ス基板 6 1 7 c よ り縦の長さ が短く 、 内側ガラス体 6 1 7 は、 下端 6 1 7 P が露出 している。
[0176] 第 1 9 C図に示すよ う に、 内部保護ガラス板 6 1 7 a と受 信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 と の間には、 複数の並列した 折 り返し状の受信線 6 2 6 (第 1 8 図に示す) が挾んで設け られる - 送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c と外側ガラ ス板 6 1 7 d との間には、 複数の並列した折 り返し状の送信線 6 2 2 (第 1 8 図に示す) が挾装されている。 従っ て、 内側ガラ ス蒂 6 1 7 は、 送信側ガラ スべ一ス基板 6 1 7 c の一方の面 上に送信線 6 2 2 を透明接着剤層 6 1 8 a によ り 貼 り 合わせ て配置し、 その上に外側ガラ ス板 6 1 7 d を透明接着剤層 6 1 8 b によ り貼 り 合わせ、 受信側ガラスべ一ス基板 G 1 7 b の他方の面上に受信線 6 2 6 を透明接着剤層 6 1 8 G に よ リ 貼 り合おせて配置し、 その上に内部保護ガラ ス板 S 1 7 a を 透明接着剤層 6 1 8 d によ り貼 り 合わせ . 送信側ガラ スべ一 ス基板 6 1 7 c の他方の面と 、 受信側ガラ スベー ス基板 6 1 7 b の他方の面と を透明接着剤層 6 1 8 e によ リ 貼 リ 合わせ て構成される。
[0177] 複数の送信線 6 2 2 の表側である外側ガラス板 6 1 7 d の 表面の全面上には、 シール ド用の透明導電膜 2 8 が設け られ ている。 この透明導電膜は、 酸化イ ンジウ ム ' スズ ( I . T · 0 . ) 膜、 酸化スズ膜等によ り形成される。
[0178] 第 丄 8 図に示すよ う に、 四角形状の送信側ガラスベース基 板 6 1 7 c は、 その縦方向の一辺に沿っ て細長い フ レ キシブ ルブリ ン 卜基板 ( F P C ) から成る送信側折返基板 6 1 9 a を接着し、 縦方向の反対側の辺と下端の辺の一部に沿っ て同 じ く フ レ キシブル基板から成る L字状の送信側引回基板 6 1 9 b を接着 している。 送信側折返基板 6 1 9 a は、 第 2 0 図 に示すよ う に、 銅箔から成る導電体パタ ーン によ り複数、 具 体的には 3 2本の弧状の折返部 6 1 を一列に形成 し、 第 2 1 図に示すよ う に、 各折返部 6 1 の一端 6 1 a に ワ イヤ 6 2 の 一端 6 2 a を半田 6 3 を用いた半田付けまたは溶接によ り接 - - 続している。
[0179] 第 1 8 図および第 1 8 図で破線によ り丸く 囲んだ部分の拡 大図を示す第 2 2図に示すよう に、 反対側の送信側引回基板 6 1 9 b の下端にはその緣上に、 辺の一部に沿って、 銅箔か ら成る導電体パタ ーンによ り複数、 具体的には 6 4本の縦方 向にのびる外部接続用の送信端子 6 2 3 が形成されている。
[0180] 送信端子 6 2 3 は、 第 1 9 B 図に示すよう に、 内側ガラス 体 6 1 7 の下端 6 1 7 p に配置され、 外側ガラス板 6 1 7 d に被覆されず、 露出している。 すなわち、 外側ガラス板 6 1 7 d は、 送信側ガラスベース基板 6 1 7 c 上で送信端子 6 2 3 を除く送信線 6 2 2 の上に貼り合わせられている。 各送信 線 6 2 2の端子側は、 各送信線 6 2 2 の送信端子 6 2 3 と各 送信端子 6 2 3への引回部 6 4 と を有している。 各送信端子 6 2 3への引回部 6 4 は、 導電体パター ンによ リ送信側引回 基板 6 1 9 b に形成され、 各送信端子 6 2 3 から送信側引回 基板 6 1 9 b に沿ってのびている。
[0181] 第 2 0 図において、 各折返部 6 1 の一端 6 1 a からのびる ワイヤ 6 2 の他端 6 2 b は、 ワイヤ 6 2 に張り を持たせ、 対 応する端子側の引回部 6 4 の始点 6 4 a に、 半田 6 3 を用い た半田付けまたは溶接によ り接続して、 引回部 6 4 を介して 送信端子 6 2 3 に接続されている。 なお、 引回部 S 4は、 高 周波障害を除去するため、 2本の直線部分を円弧部 6 4 Rで 接続している。
[0182] 同様に、 四角形状の受信側ガラスベース基板 6 1 7 a は、 その横方向の上端の一辺に沿って受信側折返基板 S 2 9 a を 接着 し、 横方向の下端の辺の一部に沿って細長い受信側引回 基板 6 2 9 b を接着 している。 受信側折返基板 6 2 9 a は、 送信側折返基板 6 1 9 a と 同様に、 銅箔から成る導電体パタ —ンによ り複数、 具体的には 3 2本の弧状の折返部 6 1 を形 成し、 各折返部の一端 6 1 a に ワ イヤ 6 2 の一端 6 2 a を半 田 6 3 を用いた半田付けまたは溶接によ り接続している c 反対側の受信側引回基板 6 2 9 b の下側一端にはその緣上 に、 辺の一部に沿っ て、 送信側ガラ スべ一ス基板 6 1 7 c に 受信側ガラスベース基板 6 1 7 b を貼 り 合わせたと き、 互い に重な らない非対向位置に、 銅箔から成る導電体パタ ーンに ょ リ複数、 具体的には 6 4 本の縦方向にのびる外部接続用の 受信端子 6 2 7 が形成されている。
[0183] 受信端子 6 2 7 は、 第 1 9 A図に示すよ う に、 内側ガラ ス 体 6 1 7 の下端 6 1 7 p に配置され、 内部保護ガラ ス板 6 1 7 a に被覆されず、 露出 している。 すなわち、 内部保護ガラ ス板 6 1 7 a は、 受信側ガラ スベース基板 6 1 7 b 上で受信 端子 6 2 7 を除く 受信線 S 2 6 の上に貼 り 合わせられている。 各受信線 6 2 6 の端子側は、 各受信線 6 2 1 の受信端子 6 2 7 と各受信端子 6 2 7への引回部 6 4 と を有 している: 各受 信端子 6 2 7 への引回部 6 4 は、 導電体パタ ーンによ り受信 側引回基板 6 2 9 b に形成され、 各受信端子 6 2 7 から受信 側引回基板 6 2 9 b に沿っ てのびている。
[0184] 各折返部 6 1 の一端 6 1 a か らのびる ワ イヤ 6 2 の他端 6 2 b は、 ワ イ ヤ 6 2 に張 り を持たせ、 対応する端子側の引回 部 6 4 の始点 6 4 a に、 半田 6 3 を用いた半田付けまたは溶 - - 接にょ リ接続して、 引回部 6 4 を介して受信端子 6 2 7 に接 続されている。
[0185] 送信線 6 2 2 と受信線 6 2 6 と は、 このよ う に、 各折返基 板 6 1 9 a , 6 2 9 a に形成された各折返部 6 1 と、 各引回 基板 6 1 9 b , 6 2 9 b に形成された各引回部 6 4 と、 各ヮ ィャ 6 2 と、 送信線 6 2 2 の端部をなす送信端子 6 2 3、 受 信線 6 2 6 の端部をなす受信端子 6 2 7 と によ り構成されて いる。 なお、 各ワイヤ 6 2は、 遊技客に目立たな くするため、 その表面がつや消し処理を施した黒色でぁ リ 、 光の反射を防 ぐよ う にしてある。
[0186] 通常のゲーム機 1 0 に好適な検知マ 卜 リ ク ス 6 2 0 のパタ ーンは、 送信線 6 2 2 が 3 2行、 受信線 6 2 6 が 3 2列で、 検知単位 6 2 0 a の個数が合計 1 0 2 4個のパターンである。 なお、 第 1 8 図では、.外側以外のパターンを省 して図示し ている。
[0187] 送信線 G 2 2 , 受信線 6 2 6 を構成する ワ イヤの太さは、 好適に 2 δ π!〜 3 0 mの値が選ばれる。 本実施例の場合、 第 1 8 図に示すよ う に、 送信端子 S 2 3 および受信端子 6 2 7 の全体の幅 c , d は、 それぞれ 1 2 6 mmであ り、 また、 第 2 0図に示すよう に、 送信側折返基板 6 1 9 a および送信側 引回基板 6 1 9 b の縦方向に伸びる部分の輻 e , f は、 それ ぞれ 1 0 mm以下に形成される。
[0188] また、 第 2 2図に示すよう に、 送信端子 6 2 3 および受信 端子 6 2 7 のそれぞれ 1本の幅 g は、 1 . 5 mniである。 引回 部 6 4 の幅 e , f を l O mm以下とする こ と によっ て、 送信側 折返基板 6 1 9 a および送信側引回基板 6 1 9 b は、 ゲーム 機の内側ガラ ス体 (前面ガラ ス) 6 1 7 のための敢付枠に隠 れて、 遊技客のいる正面側から見えないよ う になつ ている。
[0189] 取付枠の内側下部には、 第 2 3 図に示すよ う に、 送信回路 基板 6 6 a と受信回路基板 6 S b と が設置され、 送信回路基 板 6 6 a には、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の複数の送信線 6 2 2 へ送信する送信回路 6 4 0 が設け られ、 受信回路基板 G 6 b には、 複数の受信線 6 2 6 から受信する受信回路 6 5 0 が設 け られている。 これ らの基板 6 6 a , 6 S b の上には、 送信 端子 6 2 3 および受信端子 6 2 7 に対応する位置に送信コ ネ ク タ 6 7 a. と受信コネク タ 6 7 b と が設け られてい る e 送信コネ ク タ 6 7 a は、 送信端子 6 2 3 を送信回路基板 6
[0190] 6 a 上の送信回路 6 4 0 に着脱可能に接続するためのエ ッ ジ コ ネク タ であっ て、 受信コネ ク タ 6 7 b は受信端子 6 2 7 を 受信回路基板 6 6 b 上の受信回路 6 5 0 に着脱可能に接続す るためのエ ッ ジコ ネ ク タ であ る c すなわち、 送信コ ネ ク タ 6
[0191] 7 a および受信コ ネ ク タ 6 7 b は、 送信回路基板 S 6 a と受 信回路基板 6 6 b と に沿っ た細長い絶縁体 6 8 の上部にその 長さ方向に沿っ て溝 6 8 a が形成され、 その溝 6 8 a の底部 に各回路基板 6 6 a , 6 6 b に接続する多数の導電ゴムが各 基板 6 6 a , 6 6 b に対し垂直方向に埋まっ て構成されてい 各鲍緣体 6 8 の溝 6 8 a には、 送信端子 6 2 3 および受信 端子 6 2 7 を配置した内側ガラ ス体 (前面ガラ ス) 6 1 7 が 挿入可能であ り 、 送信コネク タ 6 7 a は、 内側ガラ ス体 6 1 - -
[0192] 7 を雨面から挟んだ状態で送信線 6 2 2 の送信端子 6 2 3 と 接続し、 受信コネク タ 6 7 b は、 その状態で受信線 6 2 6 の 受信端子 6 2 7 と接続する。
[0193] 送信端子 6 2 3 および受信端子 6 2 7 と送信回路 6 4 0 お よび受信回路 6 5 0 と の接続は、 送信端子 6 2 3 および受信 端子 6 2 7 を送信コネク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b に接続可能に内側ガラ ス体 6 1 7 の下側に位置付け、 溝 6 8 a に揷入 して、 その約 1 . 2 Kgの自重で送信端子 6 2 3 およ び受信端子 6 2 7 が送信コ ネク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b と確実に接続する よ う に内側ガラ ス体 6 1 7 を取付枠 内に取 り付ける こ と によって行なわれる。
[0194] 金属体を検知するための金属検知装置を構成する信号処理 システムは第 2 4図〜第 2 8図に示すと おり である。
[0195] 第 2 4 図に示すよ う に、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 は、 マ ト リ ク ス ェ / 0送信 ' 受信ボー ド 7 1 を介して C P Uメモ リ コ ン ト ロ ールボ一 ド 7 2 の制御下にある。 C P Uメモ リ コ ン ト 口 ールボー ド 7 2 は、 データ処理手段を構成し、 通信回線 7 9 で通信可能と なっ ている。 また、 C P Uメモ リ コ ン ト ロール ボー ド 7 2は、 R A Mカー ド 7 3 から監視位置 (監視ポイ ン ト) を読むためのイ ンタ 一フェ イ ス部 7 6 を有している。 C P Uメモ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2は, 内部に、 中央処理装 置 ( C P U ) 、 主記憶、 イ ンタ フヱ一ス機能等が搭載されて、 実質的にコ ン ピュータ を構成しているものである。
[0196] R A Mカー ド 7 3 は、 記憶手段であ り 、 イ ンタ ーフェ イ ス 部 7 6 に着脱可能なメモ リ カー ドで、 金属からなる金属体の 監視ポイ ン ト を示すデータ を記憶し、 読み出 し と書き込みが 可能である 。 監視ポイ ン トは、 セー フ孔 1 4 a , 1 4 a - , 発射玉検出位置およびァ ゥ 卜孔 1 5 の予め定めた特定の位置 を示すァ ド レスデータ である。
[0197] R A Mカー ド 7 3 には、 監視ポイ ン トのほかに、 セーフ孔 1 4 a , 1 4 a …およびァ ゥ ト孔 1 5 に入る と きの金属体の 検出アルゴリ ズム等が記録されている 。 例えば、 金属体の検 出位置と監視ポイ ン ト と を比較して、 同一の場合には、 セ一 フ孔 1 4 a , 1 4 a …およびア ウ ト孔 1 5 に入っ た と認識 し て、 セーフ玉や、 ア ウ ト玉の数をカ ウ ン トでき る よ う なプロ グラム を有 していて、 C P Uメ モ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2 にてそのプロ グラムが処理される。 また、 金属体の検出位置 と監視ポイ ン ト と が対応していない場合には、 対応テーブル を C P じ メ モ リ コ ン ト 口一ノレボー ド 7 2 に有 しても よ い。 C P I; メモ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2 は、 比較する場合に対応 テーブルを参照する こ と によ リ 、 金属体の検出位置と監視ポ イ ン 卜 と を比較する。 '
[0198] C P U メモ リ コ ン ト ロ ールボー ド 7 2 は、 検出 した金属玉 の位置または軌跡のデータ をオプショ ンカー ド 7 4 に記録す る こ と も可能である。
[0199] C P Uメモ リ コ ン ト 口一ルボー ド 7 2 に接続されるォプシ ヨ ンカー ド 7 4 は、 外部に接続でき る記録装置であ り 、 ゲ一 ム機 1 0 の盤面 1 1 と 内側ガラ ス体 6 1 7 と の間で動き 回る 金属体の軌跡を記録する。 オプショ ンカー ド 7 4 は、 半導体 メ モ リ等に記憶する方式のものもある 。 また、 遊技客が増え - - る時間蒂には、 ゲーム機 1 0の稼動率が高く なるため膨大な 記憶容量を必要と し、 膨大な記憶容量を必要とする半導体メ モ リ は一般に高価であつ た り 、 ょ リ大きなスペースを必要と した りする こ と から、 オプショ ンカー ド 7 4 は、 ハー ドディ スク を使って、 金属体の動き を記録する よ う に しても よい。 なお、 オプショ ンカー ド 7 4 は、 ハー ドディ スク の他に、 光 ディ スク、 アナロ グ式またはディ ジタル式テープレコーダ、 ビデオテープな どでも よい。 また、 オプショ ンカー ド 7 4は、 直接パーソナルコ ン ピュータ を接続する こ ともでき る。
[0200] C- P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2は、 オプショ ン力一 ド 7 4 に記録されたデータ を、 外部に用意されたコ ン ビユ ー タ 7 5 によ り演算する こ と によ り 、 金属体の軌跡を表示 · 印 刷する こ と ができ る。
[0201] 記録されたデータ は、 金属体の軌跡を解析するためのソ フ ト ウエ アを組み込んだコ ン ピュータ にかけ られて演算処理さ れ、 ゲームセンタ等で必要なデータ を得る こ と ができ る =
[0202] マ ト リ ク ス I / 0送信 ' 受信ボー ド 7 1 は、 送信回路 6 4 0 を設けた送信回路基板 6 6 a と、 受信回路 6 5 0 を設けた 受信回路基板 6 6 b と を有している。 送信回路 6 4 0は各送 信線 6 2 2 に所定の周波数の信号を順次送信する回路であ り 、 受信回路 6 δ 0 は送信回路 6 4 0 と同期して各受信線 6 2 6 から信号を順次受信する回路である。
[0203] 第 2 5図に示すよ う に、 送信回路 6 4 0 は、 送信コネク タ 6 4 1 と、 増幅器 6 4 2 と、 チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 と 、 アナロ グマルチプレ ク サ 6 4 4 と、 複数の Ρ Ν Ρ + Ν Ρ Nの トーテムポールドライバ 6 4 5 と によ リ構成されている。 トーテムポール ドラ イバ 6 4 5 は、 具体的には 3 2個あ り 、 3 2回路の送信線 6 2 2側にそれぞれ接続されていている。 チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 は、 第 2 6図に示すよ う に、 カ ウ ンタ I C 6 4 3 a を有効に利用 して、 ク ロ ッ ク用 と リ セ ッ ト用 と の 2本の制御線で動作を行な う ものである 。 チャ ン ネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 は、 送信切替手段であ り 、 具体的に は、 3 2 回路の送信線 6 2 2 のチャ ネルに対応する ア ド レ ス を示 し、 アナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 にア ド レ ス を指示す る こ と によ り送信を順次切替る。
[0204] 第 2 7 図に示すよ う に、 受信回路 6 5 0 は、 受信コネク タ 6 7 b を介して複数の C Tセンサ (変流器) 6 5 1 と、 アナ ロ グマルチプレ クサ 6 5 2 と、 増幅器 6 5 3 と、 チャ ンネル 切替ロ ジッ ク 6 5 4 と 、 受信コネク タ 6 5 5 と によ り構成さ れている。
[0205] C Tセンサ (変流器) 6 5 1 は、 具体的には 3 2個あ り 、 3 2 回路の受信線 6 2 6側にそれぞれ接続されていている。 従っ て、 受信回路 6 5 0 は、 各 C Tセンサ 6 5 1 を介して 各受信線 6 2 6 から信号を受信するよ う になっ ている。 チヤ ンネル切替ロ ジッ ク 6 5 4 は、 送信回路 6 4 0 のチャ ンネル 切替ロ ジッ ク 6 4 3 と 同様の部材である。
[0206] C Tセンサ 6 5 1 は、 各受信線 6 2 6 と アナロ グマルチプ レ クサ 6 5 2 と を絶緣する と と も に、 各受信線 6 2 6 からの 信号を 1 0倍に増幅する ものである。
[0207] アナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 は、 各 C Tセンサ 6 5 1 力、 - - ら順次信号を受信し、 増幅器 6 5 3は、 アナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 からの信号を増幅するものである。 チャ ンネル切 替ロ ジッ ク 6 5 4 は、 受信切替手段であ り 、 送信回路 6 4 0 のチャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 と 同様に、 具体的には、 3 2回路の受信線 6 2 6 のチャ ネルに対応するア ド レスを示し、 アナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 にア ド レスを指示する こ と に よ り受信信号を順次切替る。
[0208] 送信側のチャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3 と、 受信側のチヤ ンネル切替ロ ジッ ク 6 5 4 と から検知マ ト リ ク スの位置を示 すア ド レスを作成する こ と ができる。 ア ド レスの作成は、 第 2 8 図に示すシーケンス制御回路が、 それぞれのチャ ンネル 切替ロジッ ク からの信号によ り作成し、 金属玉を検出した位 置 (検知マ ト リ ク スの位置) のア ド レスを、 双方向 R A Mに 書き込む。 すなわち、 シーケンス制御回路がア ド レス作成手 段と なる。
[0209] 第 2 8 図に示すよ う に、 C P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2は、 送信側では、 C P Uユニ ッ ト (図示せず) に接続し た C P コネク タ 6 6 2 と、 C P Uコネク タ 6 6 2 を介して C P Uユニ ッ ト からのスタ ー ト信号に応じて送信ク ロ ッ ク を 送るシーケンス制御回路 6 6 3 と、 送信ク ロ ッ ク を受けて送 信信号を送るバン ドパスフィ ルタ 6 6 4 と、 送信信号を増幅 して送信コネク タ へ送る増幅器 6 6 δ と を有している。 シ一 ケンス制御回路 6 6 3は、 f i (例えば 1 M Hz ) と f 2 (例え ば 1 . 3 M Hz ) と の少な く と も 2種類の送信周波数を切替て 送信でき る よ う に構成させている。 バン ドパスフィ ルタ 6 6 4 の構成は第 4 1 図に示す。 第 4
[0210] 1 図において、 ノ ン ドパスフイ ノレタ 6 6 4 は、 入力側の第 1 コ ンデンサ 9 8 1 ( C 1 ) と 、 第 1抵抗器 9 8 2 ( R 1 ) と、 ト リ マ一付き ト ラ ンス 9 8 3 と を有 している。 また、 ト リ マ —付き 卜ラ ンス 9 8 3 の一次側は、 第 2 コ ンデンサ 9 8 4
[0211] ( C 2 ) を有し、 その 2次側は、 第 3 コ ンデンサ 9 8 5 ( C 3 ) と、 第 2抵抗器 9 8 6 ( R 2 ) と、 第 3抵抗器 9 8 7
[0212] ( R 3 ) と を有 している。 ト リ マ一付き ト ラ ンス 9 8 3 は、 f : ( 1 M Hz ) と f 2 ( l . 3 MHz ) と の少な く と も 2種類の 送信周波数に対応するため、 その中間の f 。 (-例えば 1 . 1 5 MHz) に共振する よ う に設計されている (第 4 2 図参照) 。 バン ドパスフィ ノレタ 6 6 4 は、 f ί (例えば 1 M Hz ) と f 2
[0213] (例えば 1 . 3 MHz) との周波数を通過させるよう なフ ィ ル タである。
[0214] また、 C P Uメ モ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2は、 受信側で は、 受信コネク タ 6 5 5 からの受信信号を增輻する増幅器 6 7 1 と、 増幅信号を受けるバン ドパスフィ ルタ 6 7 2 と、 ノ ン ドパスフィ ルタ 6 7 2 からの受信信号を受ける全波整流 · 増幅器 6 7 3 と、 全波整流 · 増幅器 6 7 3 からの受信信号を 受ける 2段の 口一ノヽ。スフイ ノレタ 6 7 4 a , 6 7 4 b と、 口一 パスフ ィ ルタ 6 7 4 b からの受信信号を受け、 シーケンス制 御回路 6 6 3 によ リ制御されてデジタルデータ を双方向 R A M 6 7 6 に送る A / Dコ ンバータ 6 7 5 と、 そのデジタルデ —タ を受け、 シーケンス制御回路 6 6 3 によ り制御されて受 信データ を書 み、 C P Uコネク タ 6 6 2 からの読出信号に - - 応じて受信データ を C P Uコネク タ 6 6 2 を介 して C P Uュ ニ ッ 卜 に送る双方向 R A M 6 7 6 と を有 している。
[0215] 全波整流 · 増幅器 6 7 3は、 受信回路からの信号について 全波整流を行う 回路である。 2段の ローパスフィ ルタ 6 7 4 a , 6 7 4 b は、 全波整流 , 増幅器 6 7 3 によ る整流後の信 号について平均化処理を行う平均化回路である。
[0216] 全波整流 ' 増幅器 6 7 3 と、 2段の口一パスフィ ルタ 6 7 4 a , 6 7 4 b とで、 整流平滑化する信号処理回路を構成す る。
[0217] 双方向 R A M 6 7 6は、 シーケンス制御回路 6 6 3 からの 検知マ ト リ ク スのア ド レス指示をも と に、 金属体が存在する 場合は、 そのア ド レスを記憶する。
[0218] さ ら に、 C P Uメモ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2 は、 電源ュ ニ ッ ト 6 7 7 を有している。
[0219] C P Uユニ ッ トは、 データ処理手段でぁ リ 、 監視ポイ ン 卜 のメモ リ である R A Mカー ド 7 3 の監視ポイ ン 卜のデータ を 読み込むと とも に、 金属位置メモ リ である ¾方向 R A M 6 7 6 の座標位置データ (検知マ ト リ クスのア ド レス) を読み込 む。 つぎに、 C P Uユニ ッ トは、 監視ポイ ン トのデータ と座 標位置データ と を対応させて、 金属体が盤面上の特定の監視 位置 (例えば、 セーフ孔、 ア ウ ト孔) に到達したかを判断処 理する。 '
[0220] 第 8 図に示すよ う に、 送信線 6 2 2への電圧波形と しては、 周波数 1 〜 1 . 3 MH z の 0 Vを中心と した連続のサイ ン波 8 1 が好適である。 ゲーム機 1 0 は、 その機種によっ て種々 の周波数の ノ イ ズ を発生 している。 こ の ノ イ ズの周波数と検知マ ト リ ク ス 6 2 0 への送信周波数と がー致または接近している と 、 金属体の 検出精度が著 し く 惠化する。 従っ て、 ゲーム機 1 0 の機種に 応 じて、 1 〜 1 . 3 M H z の周波数蒂のう ちその ノ イ ズの周 波数と一致または接近しない送信周波数の金属検知装置を数 機種予め準備 しておき、 取 り付けるゲーム機' 1 0 に応 じて、 それに適した送信周波数の金属検知装置を選択し、 取 り付け る よ う にする。 この方法によれば、 安価な製造コ ス トで ノ ノ ズに よ る影響を取 り 除いて、 金属体の検出精度を上げる こ と ができ、 また、 予めゲーム機 〕 0 に最も適 した機種の金属検 知装置を選択 しておく こ と に よ り 、 ゲーム機 1 0 への適用が 容易 と なる。
[0221] - - 次に、 本実施例の作用について説明する。
[0222] C P Uュニ ッ 卜からのア ド レス信号おょぴコ ン ト ロール信 号は、 第 1実施例と 同様に して C P Uコネク タ 6 6 2 を経て、 ゲーム機 1 0 に伝達される。
[0223] ゲーム機 1 0では、 送信側で、 シーケンス制御回路 6 6 3 がスタ ー ト信号を受け、 1 6 M H z の原振ク ロ ッ ク を必要に 応じて分周 して送信ク ロ ッ ク を出力する。 シーケンス制御回 路 6 6 3では、 少な く と も 2種類の送信ク ロ ッ ク をスィ ッチ によ り選択でき る よ う になつている。 も し く は、 後述する ノ ィ ズ検出手段によ り 、 ノ イ ズの周波数を判定して周波数変換 手段によ リ周波数を変更する こ と ができる。 送信ク ロ ッ ク は、 少な く とも 2種類のク ロ ッ ク の う ち、 ゲーム機 1 0 の ノ イ ズ の影響を受けないよ う に選択されて出力される。 すなわち、 f I ( 1 MHz ) と f 2.( l . 3 MHz) と をスィ ッチによ り切 り 換える こ と ができ る。 これによ り 、 送信信号の送信周波数が、 ゲーム機 1 0 な どで生 じる ノ イ ズの周波数が、 一致または接 近している と き に、 ノ イ ズの影響を受けないよ う にする こ と ができる。
[0224] シーケンス制御回路 6 6 3 からの送信ク ロ ッ クは、 バン ド パスフィ ルタ 6 6 4 によ り デジタル信号からアナロ グ信号へ と波形整形される。
[0225] ノ ン ドパスフ ィ ルタ 6 6 4では、 周波数の異なる 2種類の 送信信号を処理可能に している。 入力側の第 1 コ ンデンサ 9 8 1 ( C 1 ) は、 デジタル信号による送信信号の直流分を力 ッ トする。 第 1抵抗器 9 8 2 ( R 1 ) と 、 第 2抵抗器 9 8 6 ( R 2 ) と 、 第 3抵抗器 9 8 7 ( R 3 ) と によ り入出力のィ ン ピ一ダンスを調整する。 第 2 コ ンデンサ 9 8 4 ( C 2 ) と、 2次側の第 3 コ ンデンサ 9 8 5 ( C 3 ) と によ り送信周波数 に同調させる。 第 4 2図に示すよ う に、 ( 1 MHz) と f 2
[0226] ( 1 . 3 MHz) と の送信信号の大きさ が等し く なる よ う に 卜 リ マーによ り共振点を調整する。 こ のよ う に、 ノ ン ドパスフ ィ ルタ 6 6 4 では、 デジタル信号と 同 じ周波数のサイ ン波形 を得る こ と ができ る。 また、 送信周波数を変更しても共振 し て送出する こ と ができ る。
[0227] バン ドパスフ ィ ルタ 6 6 4 によ る波形整形後、 送信信号は、 増幅器 6 6 5 によ り増幅され、 送信コネク タ 6 4 1 へと送 ら れる。
[0228] さ ら に、 送信信号は、 送信回路 6 4 0で増幅器 6 4 2 によ り増幅される。 アナロ グマルチプレ クサ 6 4 4 は、 チャ ンネ ル切替ロ ジッ ク 6 4 3 によ りチャ ンネルを切替える。 すなわ ち、 チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 4 3は、 第 6 図に示す送信線 行カ ウ ンタ 4 5であ り 、 アナロ グマルチプレ クサ 6 4 4はデ コーダ 4 2である。
[0229] アナロ グマルチプレ クサ 6 4 4 からの指示によ り 、 トーテ ムポール ドライ ノく 6 4 5 を順次動作し、 それによ り トーテム ポール ドラ イ ノ、' 6 4 5は、 増幅器 6 4 2 によ リ増幅された信 号を所定の周期で送信線 6 2 2 に順次出力するものである (第 2 9 図ステ ッ プ 6 9 1参照) 。
[0230] 受信側では、 第 2 7図に示すよ う に、 複数の受信線 6 2 6 にあ らわれる電磁特性値たる電流が、 C Tセ ンサ 6 δ 1 によ - - り 1 0倍に増幅される。 C Tセンサ 6 5 1 によ り増幅を行な う ため、 それだけ受信側の増幅器の増幅度を大き く する必要 がな く なる。 C Tセンサ 6 5 1 によ る増幅は、 各受信線 6 2 6 とアナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 と を絶鎵して行なわれる ため、 ノ イ ズを発生させずに行なう こ と ができる。 これによ リ 、 〇 Pアンプを用いた場合に比べて、 〇 Pアンプ自体によ る ノ イ ズや直流ド リ フ トの発生を防止する こ と ができ、 受信 信号の検出精度を良く する こ と ができ る。 C Tセンサ 6 5 1 を用いたこ と によ リ、 C Tセンサに比べて一般に大型である 0 Pアンプを用いる必要がな く な り 、 マ ト リ ク ス I ノ〇送信 · 受信ボー ド 7 1 の小型化が可能となっている。
[0231] アナロ グマルチプレクサ 6 5 2は、 C Tセンサ 6 5 1 を経 た各受信線 6 2 6 からの信号を、 チャ ンネル切替ロ ジッ ク 6 5 4 によ り切替え、 所定の周期で順次出力するものである。 すなおち、 3 2本ある受信線 6 2 6 を、 一定の周期で切替て いき、 受信信号を多重化する。
[0232] アナロ グマルチプレ クサ 6 5 2 からの信号は、 増幅器 6 5 3 によ リ 1 0 0倍に増幅される (第 2 9 図ステップ 6 9 2參 照) 。
[0233] 第 2 8 図に示すよ う に、 受信信号は、 受信コネク タ 6 5 5、 増幅器 6 7 1 、 ノ ン ドパスフイソレタ 6 7 2 を経て、 増幅およ び検波が行なわれる。
[0234] ノ ン ドパスフイ ノレタ 6 7 2 からの受信信号は、 サンプルホ —ルドやピークホールドを行なわず、 整流処理および平均化 処理が行なわれる。 サンプルホ一ル ドゃピ一クホ一ル ド を行なわずに処理する 理由は、 サンプルホール ドゃ ビ一クホ一ル ドには以下のよ う な欠点がある からである。
[0235] サンプルホ一ル ド を行なつ た場合には、 第 3 8 図 ( A ) に 示す S :〜 S 4のポイ ン トの う ちの任意のサンプリ ングポイ ン ト において信号処理を行な う ため、 例えば、 S 2のポイ ン 卜 でサンプリ ン グ した場合、 第 3 8 図 ( B ) に示すよ う に波形 の ビーク を捕えに く い と い う 欠点がある。 整流回路の後段で は、 A / D コ ンバータ によ り 、 金属玉がある かな かの検出 をするために, ディ ジタ ル化されるため A D コ ンバータ ス レ ツ ショ ル ド電圧を越える値で、 値を保持し なければな ら ない。 すなわち、 金属玉がない場合には、 送信信号から送ら れた信号と、 ほほ同 じ受信信号を得る こ と ができ る が、 金属 玉がある場合には、 金属玉によ リ受信信号の振幅が小さ く な る つ こ の振幅の違いによ り 、 金属玉がある かないかの検出を し て い る 力、らで あ る c
[0236] また、 ビー クホ一ル ド を行なっ た場合には、 第 3 9 図 ( A ) に P :で示すビーク を捕えて、 第 3 9 図 ( E ) に示すよ う に信号処理を行な う ため、 波形の ピーク を捕える こ と ができ る - し か しながら、 このよ う な瞬時値のデータ を捕えて 50=瑝 する方法は、 温度 ド リ フ 卜等によ り調整ポイ ン ト がわずかに 変化 しただけで、 目 的とする ピークホ一ル ドのポィ ン ト が変 動 して し ま う ため、 安定性に欠ける と い う 欠点がある。 こ の 欠点は、 サ ンブルホール ドの場合も同様に当てはま る:
[0237] さ ら に、 第 4 0 図に示すよ う に、 信号が ノ イ ズを含む場合 - - には、 信号を捕えた瞬間に ノ イ ズが乗っ ている と、 第 4 0 図 ( B ) に示すよ う にノ イ ズを信号と して捕えて しまい、 ピー ク値を誤検出 して しまい、 金属玉の検出 したと認識するおそ れがある。 これは、 サンプルホ一ル ドの場合も同様に当ては ま る。
[0238] 以上の理由から本実施例では、 受信信号は、 サンプルホー ル ドやピークホールド を行なわず、 整流処理および平均化 ¾ 理が行なわれる よ う に している。
[0239] 本実施例においては、 ノ ン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 か ら の受 信信号は、 第 3 O A図に示すよ う に、 数サイ クルを 1 スキヤ ン と したアナロ グ信号となっている。 このアナロ グ信号は、 全波整流 ' 増幅器 6 7 3 で、 第 3 O B 図に示すよ う に、 波形 整形が行なわれる。 また、 全波整流 · 増幅器 6 7 3 は、 半波 整流 · 増幅器でも よい。
[0240] その全波整流 · 増幅器 6 7 3 からの信号は、 口 一パス フ ィ ルタ 6 7 4 a で、 第 3 0 C図に示すよ う に、 積分処理によ り 平均化が行なわれ、 さ ら に、 ローノヽ。ス フ ィ ゾレタ 6 7 4 b で、 第 3 0 D図に示すよ う に、 平均化が行なわれる。 これによ り ノ イ ズも受信信号と平均化される が、 ノ イ ズの量は信号に比 ベ極く わずかであ り 、 ノ イ ズによ る誤差は無視する こ と がで き る。 これによ り 、 ノ イ ズを信号と して捕えて しま う こ と が な く 、 ピーク値を検出できる。 口一パス フ ィ ルタ 6 7 4 a , 6 7 4 b によ り平均化を行なう 際には、 すでにバン ドパス フ ィ ルタ 6 7 2 を通過した後であるので、 誤差を引き起こすほ どの ノ イ ズは存在しないからである。 送信周波数は、 このた めに、 ゲーム機 1 0 の ノ イ ズの影響を受けない周波数に選択 される が、 ノ ン ドパスフ ィ ルタ 6 7 2 には、 その送信周波数 に適 したものが用い られる。
[0241] 次に、 受信信号は、 A Z Dコ ンバータ 6 7 5 に送られる。
[0242] A Z Dコ ンバータ 6 7 5 は、 全波整流 ' 増幅器 6 7 3 、 口一 ノヽ0スフ ィ ルタ 6 7 4 a および口 一 ノヽ0スフィルタ 6 7 4 b を介 して、 受信信号が入力される。 Aノ Dコ ンバータ 6 7 5では、 ス レ ツ ショル ド電圧によ り金属玉のあるな し をデジタル信号 に変換し、 シーケンス制御回路 6 7 6 によ リ制御されて受信 データ を双方向 R A M 6 7 6 に記録させる (第 2 9 図ステ ツ プ 6 9 3参照) 。 この処理スピー ドは、 1 秒間に 2万 5千回 である - 双方向 R A M 6 7 6 は、 シーケンス制御回路 6 7 6 からの書込信号によ り C P Uュニ ッ 卜 3 0 の動作と は無関係 に受信データ を記録した後、 1 ク ロ ッ ク を入力する こ と によ リ ア ド レスを + 1 ア ッ プする (第 2 9 図ステッ プ 6 9 4参照) c 双方向 R A M 6 7 6 の容量は、 例えば、 2 0 4 8バイ トで め =
[0243] こ う して、 受信回路 6 5 0 のアナロ グマルチプレ ク サ 6 5 2 が、 各受信線 6 2 6 からの信号を切替え (第 2 9 図ステ ツ プ 6 9 5参照) 、 3 2本の受信線 6 2 6 に応じて 3 2 回、 上 記ステ ッ プを繰返す (第 2 9 図ステッ プ 6 9 6参照) 。 3 2 回繰返し たな らば、 送信回路 6 4 0 のアナロ グマルチプレ ク サ 6 4 4 が送信線 6 2 2 を切替え (第 2 9 図ステ ッ プ 6 9 7 参照) 、 再び、 信号処理を繰返す。
[0244] こ う して、 双方向 R A M 6 7 6 は、 受信回路 6 5 0 からの 信号に基づいて、 受信信号が変化 した受信線 6 2 6 と 、 その と き送信 し た送信線 6 2 2 と の交差位置から、 検知マ 卜 リ ク スでの金属玉の位置を各送信線 6 2 2 と各受信線 6 2 6 と の - - 座標データ と して記憶する。
[0245] データ容量が増大してォプショ ンカー ド 7 4 を利用する場 合には、 双方向 R A M 6 7 6 のデータ をォプショ ンカー ド 7 4 に記録する こ と ができ る。 オプショ ンカー ド 7 4 に記録さ れたデータ は、 他のパーソナルコ ン ピュータ に接続 して、 処 理をする こ と ができ る。
[0246] また、 R A Mカー ド 1 7 3 は、 金属玉の監視ポイ ン トのデ —タ を記憶してお り 、 C P Uユニ ッ トは、 R A Mカー ド 1 7 3 に記憶された、 セー フ孔 1 4 a , 1 4 a … 発射玉検出位 置およびァ ゥ ト孔 1 5 の要所に対応している検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a …の位置を示すア ド レスデータ を読み込む。
[0247] C P Uュニ ッ トは、 必要に応じて読出スタ ー ト信号にょ リ 承方向 R A M 6 7 6 に記録された金属体の位置に関するデー タ を読出 し、 演算処理を行ない、 座標データ を監視ポイ ン ト のデ一タ と を対応させて金属玉を監視する。 すなわち、 受信 回路 6 5 0 から直接、 座標データ を得るのではな く 、 一時的 に、 双方向 R A M 6 7 6 に記録された座標データ を読み込む c そ して、 C P Uユニ ッ トは、 この処理を繰返す。 C P Uメ モ リ コ ン ト ロールボー ド 7 2 の各回路と C P Uュニ ッ 卜 と は、 互いに待ち時間を無視 して処理が行なわれるため、 C Pじュ ニ ッ ト 3 0 の負担が軽減され、 C P Uュニ ッ ト 3 0 の処理速 度を速 く する こ と ができ る。 C P Uユニ ッ ト 3 0 は、 ゲーム 機 1 0 の盤面 1 1 での金属玉の入玉状況等、 その う - き を座 標変化と して、 ゲームの進行を監視する。 そ して、 C P L ュ ニ ッ ト 3 0 は、 入玉、 出玉、 発射玉等を カ ウ ン ト し、 その状 - - 況によ り 、 打ち止め管理や不正による異常のチェ ッ ク を した リ 、 釘調整等のデータ と して利用する こ と ができ る。
[0248] R A Mカー ド 1 7 3は、 新機種のゲーム機 1 0で金属玉の 状況を監視する場合には、 それに応じて R A Mカー ド 1 7 3 の情報を書き替えた り 、 R AMカー ド 1 7 3 を交換した りす る こ と ができ る。 R A Mカー ド 1 7 3は、 イ ンタ ーフェ イ ス 部 7 6 に装着するだけで監視ボイ ン 卜の位置データ を C P U ユニ ッ ト 3 0 から読みだすこ と ができ、 ゲーム機の入替えな どで、 多種のゲーム機に適用する場合にも監視ポイ ン 卜のデ —タ の変更が容易である。 R A Mカー ド 1 7 3 のデータ の書 き込みは、 他のパーソナルコ ンピュータ のイ ンタ 一フェ イ ス 部を介して接続し、 データ を入力する こ と ができる。 R A M カー ド 1 7 3は、 同一機種のゲーム機に用いるものであれば, 1 つのカー ドをコ ピー して製造する こ と ができる。 また、 R AMカー ド 1 7 3は、 汎用性があるため、 よ り複雑な処理を 行う場合には、 C P Uユニ ッ ト を 自 由に選択する こ と によ り 複雑な処理に対応する こ と ができる。 ·
[0249] なお、 C P Uユニッ ト 3 0は、 玉検出のアルゴリ ズムが簡 単なものであるな らば、 安価な 8 ビッ 卜の C P Uを用いれば 十分であ り 、 複雑なアルゴリ ズムを必要とする場合には、 高 速処理を行なう ため、 1 6 ビッ ト C P Uを用いるものを選択 する と よい。 いずれの場合にも、 金属体のスキャ ンニングの 速度は、 スキャ ンニングに C P Uを介していないため、 C P Uの影響を受ける こ と はない。
[0250] このよ う に、 折リ返し状の送信線 6 2 2 に電流を流し磁界 を発生させ、 その送信線 6 2 2 と電磁的に結合した受信線 6 2 6 に相互誘導作用によ り起電力 を発生させたと き、 検知単 位 6 2 0 a に金属体がかかる と 、 金属である金属体の表面に 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 によ る磁束を打ち消す方向に渦電流が 発生する。 これによ り その位置で、 受信線 6 2 6 に誘起され る誘導電流の大き さ が変化する。 この と きの送信線 6 2 2, 6 2 2 … と、 それに対応する受信線 6 2 6, 6 2 6 … と は, 上述したよ う に、 スキャ ンニングによ り検出する こ と ができ る。
[0251] 従っ て、 金属体の位置は、 イ ン ピーダンスが変化した受信 線 6 2 6., 6 2 6 … とその位置の送信線 6 2 2, 6 2 2 … と が交差する位置の座標と して把握する こ と ができ る。 検知単 位 6 2 0 a の個数は送信線 6 2 2 が 3 2行、 受信線 6 2 6 が 3 2列で合計 1 0 2 4個であるため、 金属体が盤面 6 1 1 の どのセーフ孔 1 4 a およぴァ ゥ 卜孔 1 5 を通過 しても検出す る こ と ができ る。
[0252] なお、 送信線 6 2 2への電圧波形 8 1 は、 0 Vを中心と し た連続のサイ ン波であるため、 矩形波のよ う な ノ イ ズの発生 がな く 、 C P Uュニ ッ トなどの他の機器への影響を防止する こ と ができ る。
[0253] また、 電圧波形 8 1 は、 送信周波数蒂が 1〜 1 . 3 M H z であるため、 ゲーム機 1 0 の周辺機器からの ノ イ ズを受けに く く したう えに、 反応感度を大き く する こ と ができ る。 なお、 1〜 1 . 3 M H z の周波数帯の信号を処理する こ と ができ る 部品は、 それ以上の周波数帯の信号を処理する部品に比べて - - 安価である。 また、 ゲーム機 1 0の機種に応じて、 その ノ ィ ズの周波数と一致または接近しない送信周波数の金属検知装 置が選択されるため、 ノ イ ズによる影響を受けずに良好な金 属体の検出精度を得る こ と ができ る。
[0254] また、 内部保護がラス板 6 1 7 a および外部ガラス板 6 1 7 c は、 送信線 6 2 2および受信線 6 2 6 を、 衝搫などによ る物理的損傷、 塵埃、 酸化等による腐食から保護し、 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の耐久性を向上し、 寿命を伸ばす こ と ができ る。
[0255] また、 外側ガラス板 6 1 7 d の表面の透明導電膜 2 8 は、 外側からの金属や誘導体の電気的影響をシール ドする と とも に、 金属体に対する反応感度を上げる作用を有する。
[0256] C P Uュニ ッ ト 3 0は、 R AMカー ド 7 3 に記録された、 セー フ孔 1 4 a , 1 4 a …やァ ゥ ト孔 1 5等の要所に対応し ている検知単位 6 2 0 a , 6 2 0 a …の位置のデータ を読出 し、 ゲーム機の盤面での金属体の入玉状況等、 その動き を座 標の変化と して追い、 ゲームの進行を監視する。 そ して、 状 況によ り 、 打ち止め管理、 不正によ る異常のチヱ 'ク ク を した り 、 釕調整等のデータ と して利用する こ と ができ る。
[0257] R A Mカー ド 7 3は、 新機種のゲーム機 1 0で金属体の入 玉状況を監視する場合には、 それに応じて R AMカー ド を交 換すればよい。
[0258] なお、 送信端子 6 2 3 と受信端子 6 2 7 と を下側に して敢 付枠の内側下部の送信コネク タ 6 7 a と受信コネク タ 6 7 b と に接続するため、 内側ガラス体 (前面ガラス) 6 1 7 の重 さ を利用 して接続を確実に行なう こ と ができ、 また、 内側ガ ラス体 6 1 7 を敢付枠に取付ける際に、 接続を同時に行なう こ と ができ る。
[0259] 検知マ ト リ ク ス 6 2 0 を設けた内側ガラス体 6 1 7 の交換 や取付けは、 送信コネ ク タ 6 7 a および受信コネ ク タ 6 7 b が着脱可能であ り 、 内側ガラス体 6 1 7 を敢付枠の送信回路 6 4 0 および受信回路 6 5 0 から取 り外すこ と が容易である ため、 故障した検知マ ト リ ク ス 6 2 0 の交換が容易である。 また、 検知マ ト リ クス 6 2 0 が搭載していないゲーム機に検 知マ ト リ クス 6 2 0 を取 り付ける こ と も容易に行な う こ と が でき る。
[0260] 取付枠の内側上部に送信コネク タ 6 7 a と受信コネク タ 6 7 b と を設け、 送信端子 2 3 と受信端子 2 7 と を上側に して 取 り付ける よ う に しても よ い。 この場合、 送信回路基板 7 6 6 a , 受信回路基板 7 6 6 b , 送信コネク タ 6 7 a , 受信コ ネク タ 6 7 b を 目立たな く する こ と ができ る。
[0261] また、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 を ワイ ヤ 6 2 によ リ構成し、 それ らの折返部 6 1 や引回部 6 4 を導電体パタ ー ンによ り形成しているため、 パチンコ玉を検出する ワイヤ 6 2 を細く 形成する こ と によ り 、 パチンコ玉の検出部はパチン コゲーム機 1 0 の盤面 1 1 を遮らず遊技客から 目立たないも の と なつ ている。
[0262] 次に、 本発明の第 1 2実施例について説明する。
[0263] 第 3 1 図〜第 3 3 図は本発明の第 1 2実施例を示している。 本実施例は、 送信端子および受信端子と送信回路および受信 - - 回路との接続が異なるほかは、 第 1 1実施例と同様であ り、 第 1 1実施例の部材と同一の部材には同一の符号を付し、 重 複した説明を省略する。
[0264] 第 3 1 図に示すよう に、 取付枠の内側下部 7 6 5 に、 送信 回路基板 7 6 6 a と受信回路基板 7 6 6 b とが設置され、 そ れらの上には、 送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 に対応 する位置に送信コネク タ 6 7 a と受信コネク タ 6 7 b とが設 けられている。
[0265] 送信コネク タ 6 7 a は送信端子 7 2 3 を送信回路に着脱可 能に接続するためのラバ一コネク タであって、 受信コネク タ 6 7 b は受信端子 7 2 7 を受信回路に着脱可能に接続するた めのラバ一コネクタである。 すなわち、 送信コネク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b は、 送信回路基板 7 6 6 a と受信 回路基板 7 6 6 b とに沿った細長い絶縁体 6 8 の周囲に多数 の接続線 6 9 が卷かれて構成されている。 接続線 6 9 は、 送 信端子 7 2 3 、 受信端子 7 2 7、 これら と対応する送信回路 端子および受信回路端子に対し、 1対 1 または 1対多、 すな わち、 それらのそれぞれ 1本当たり 1本または複数本、 好適 には 5本程度が対応して接続している。
[0266] 各送信端子 7 2 3 および各受信端子 7 2 7 は、 内側ガラ ス 対 6 1 7 の下端 6 1 7 p の緣上に配置されているが、 第 3 2 図および第 3 3 図に示すよう に、 さ らに、 その上に、 内側ガ ラ ス体 6 1 7 の下端 6 1 7 P の縁を雨面から挟んで端子金具 7 2 0 a を有している。
[0267] 送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 と送信回路および受 信回路と の接続は、 第 3 3 図に示すよ う に、 送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 を送信コネク タ 6 7 a および受信コネ ク タ 6 7 b に接続可能に内側ガラス体 6 1 7 の下側に位置付 け、 その約 1 . 2 K gの 自重で内側ガラス体 6 1 7 の緣上にあ る送信端子 7 2 3 および受信端子 7 2 7 が送信コ ネ ク タ 6 7 a および受信コネク タ 6 7 b の上部と接触して接続する よ う に内側ガラス体 6 1 7 を取付枠内に取 り付ける こ と によっ て 行なわれる。
[0268] 次に、 本発明の第 1 3実施例について説明する。
[0269] 本実施例は、 内側ガラ ス体が内部保護ガラス板と ガラ スべ ース基板と外側ガラ ス板と の 3層 を積層する構成であるほか は、 第 1 1 実施例と 同様であ り 、 第 1 1 実施例の部材と 同一 の部材には同一の符号を付 し、 重複した説明を省略する。
[0270] 第 3 4 図は、 第 1 3実施例の検知マ ト リ ク スを有する内側 ガラス体の構造を示している。 すなわち、 内側ガラ ス体 6 1 7 は、 内部保護ガラス板 6 1 7 a , ガラ スべ一ス基板 8 8 7 , 外側ガラ ス板 6 1 7 c の 3層を積層する構成と なっ ている。 複数の並列した折 り返し状の受信線 6 2 6 は、 ガラスべ一ス 基板 8 8 7 の片面に形成され、 その上に内部保護ガラス板 6 1 7 a が貼 り 合わせられ、 複数の並列した折 り返し状の送信 線 6 2 2 はガラ スべ一ス基板 8 8 7 の反対面に形成され、 そ の上に外側ガラス板 6 1 7 c が貼 り合わせ られてい る。
[0271] なお、 送信線 6 2 2 および受信線 6 2 6 のパタ ーン処理に 際 し、 ガラスベース基板 8 8 7 の両面に行な う代 り に、 内部 保護ガラ ス板 6 1 7 a と外側ガラ ス板 6 1 7 c と に形成して - - もよい。
[0272] また、 ガラスべ一ス基板 8 8 7 を、 ガラスのほか、 プラス チッ ク フィルムによ り構成してもよい。
[0273] 次に、 本発明の第 1 4実施例について説明する。
[0274] 本実施例は、 引回基板がその両面に引回部を形成している ほかは、 第 1 1実施例と同様の構成であ り、 第 1 1実施例の 部材と同一の部材には同一の符号を付し、 重複した説明を省 略する。
[0275] 第 3 5図に示すよう に、 四角形状の送信側ガラスベース基 板 6 1 7 c は、 その縦方向の一辺に沿って細長いフ レキシブ ルプリ ン .ト基板 ( F P C ) から成る送信側折返基板 6 1 9 a を接着し、 縦方向の反対側の辺と下端の辺の一部に沿って L 字状の送信側引回基板 7 1 9 を接着している。 送信側引回基 板 7 1 9 の下端には、 第 2 2図に示すよう に、 辺の一部に沿 つて、 同じ く フ レキシブルプリ ン ト基板から成る、 複数、 具 体的には 6 4本の縦方向にのびる外部接続用の送信端子 6 2 3 が形成されている。
[0276] 各送信端子 6 2 3への引回部 6 4は、 各送信端子 6 2 3 か ら送信側引回基板 7 1 9 の雨面に 1本ごとに交互にのびてい る。 各引回部 6 4 の う ち送信側引回基板 7 1 9 の裏面側、 す なおち送信側ガラスべ一ス基板 6 1 7 c に面する側にある引 回部 6 4 の端部の始点 6 4 a は、 送信側引回基板 7 1 9 の対 応する位置に形成されたスルーホール 7 2 0 によ リ表側に接 続される。 各引回部 6 4 の始点 6 4 a は、 対応する各折返部 の一端 6 1 a からのびる ワイヤ 6 2 の他端 6 2 b に、 ワイヤ 6 2 に張り を持たせて、 半田 6 3 を用いた半田付けまたは溶 接によ リ接続されている。
[0277] 本実施例では、 ガラスベース基板の縦方向にのびる引回部 の輻を、 例えば、 約 1 0 mm以下に容易に短く する こ と ができ る。
[0278] なお、 受信側ガラ スべ一ス基板の受信側引回基板も、 送信 側引回基板 7 1 9 と 同様にスルーホールを形成 して、 その両 面に 1本ごと に交互に引回部を形成する こ と ができ る。
[0279] また、 引回部の幅を短く するためには、 引回基板の両面に 引回部を設けるほか、 引回基板を複数枚積層 して構成しても よい。
[0280] 次に、 本発明の第 1 5実施例について説明する。 本実施例 は、 ノ イ ズ対策を有する金属探知装置の例である 。 こ の実施 例で採用されている ノ イ ズ対策は、 本発明における種々 の態 様、 例えば、 上述 した各実施例に適用する こ と ができ る。
[0281] 本実施例の金属検知装置は、 第 3 6 図に示すよ う に、 ノ ィ ズ検出手段 1 0 3 5 と、 ノ イズレベル測定手段 1 0 3 6 と を 有し、 C P Uユニ ッ ト 1 0 3 0 に送信中止手段 1 0 3 7 と、 周波数切換手段 1 0 3 8 と を有している。
[0282] ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 は、 受信回路 1 0 5 0 が受信 した 信号を受け、 そのノ イ ズを検出 したと き ノ イ ズ信号を出力す る手段である。 ノ イ ズレベル測定手段 1 0 3 6 は、 ノ イ ズ検 出手段 1 0 3 5 に接続されて、 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 が検 出 したノ イ ズの周波数毎の レベルを測定する手段である。 こ れは、 例えば、 予め設定 した特定の周波数成分について、 そ - - の レベルを測定するか、 または、 ノ イ ズを周波数分析し、 そ れぞれについて レベルを測定しても よい。
[0283] 送信中止手段 1 0 3 7および周波数切換手段 1 0 3 8 は、 C P Uュニ ッ ト 1 0 3 0 において、 それぞれ特定のプロ ダラ ムを実行する こ と によ り構成される。 送信中止手段 1 0 3 7 は、 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 からの ノ イ ズ信号に応じてシ一 ケンス制御回路 4 7 の送信ク ロ ッ ク の送信を停止させる こ と によ り 、 送信回路 1 0 4 0 の送信を中止させる手段である。 周波数切換手段 1 0 3 8 は、 ノ イ ズレベル測定手段 1 0 3 6 の測定結果に基づいて、 送信回路 1 0 4 0 の送信信号の周波 数を、 検出 したノ イズの影響を受けない周波数に切換える手 段である。 ノ イ ズの影響を受けない周波数への切換えは、 例 えば、 予め設定した 2種類の周波数、 1 MH z および 1 . 3 M H z の う ちのいずれかに切換える こ と によ リ行なわれる。 なお、 周波数の切 り換えは、 プロ グラムに限らず、 ハ一 ドウ エ アによっ て行なう こ ともでき る。 、
[0284] 次に、 ノ イ ズの影響を除去する作用について説明する。
[0285] ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5は、 受信回路 1 0 5 0 の受信信号 に ノ イ ズを含むと き、 受信回路 1 0 5 0 が受信した信号の ノ ィ ズを検出する 。 送信中止手段 1 0 3 7 は、 ノ イ ズ検出手段 1 0 3 5 からの ノ イ ズ信号に応じて送信回路 1 0 4 0の送信 を中止させる。 ノ イ ズレベル測定手段 1 0 3 6 は、 ノ イ ズ検 出手段 1 0 3 5 が検出した ノ ィ ズの周波数毎の レベルを測定 する。 その測定結果に基づいて、 周波数切換手段 1 0 3 8 は、 送信回路 1 0 4 0 の送信信号の周波数を、 予め設定された 2 種類の周波数、 1 M H z および 1 . 3 M H z のう ち、 検出 し たノ イ ズの影響を受けない周波数に切換える。 こ う して、 ノ ィ ズによ る影響を受けずに良好なパチンコ玉の検出精度を得 る こ と ができ る。
[0286] このよ う な構成によれば、 1 つの機種の金属検知装置で、 異なる周波数の ノ イ ズを発生する種々 の機器に対応する こ と ができ る。 。
[0287] なお、 本実施例において、 周波数切換丰段 1 0 3 8 は、 2 種類の周波数を選択する方式を利用するもののほか、 P L L (フヱ 一ズ · 口 ッ ク ド · ループ) を用いて任意の周波数に切 換える方式を利用するものであっ ても よい。
[0288] 次に、 本発明の第 1 6実施例について説明する„ 本実施例 は、 受信線に誘起される誘導電流を検出する手段を変更した 受信回路を有する実施例である。
[0289] 本実施例は、 C Τセンサの代り に増幅器を用いているほか は、 第 2 7 図に示す実施例と 同様である。
[0290] 第 3 7 図に示すよ う に、 受信回路では、 3 2 回路の増幅器 1 1 δ 1 が、 それぞれ 3 2 回路の受信線 2 6側に接続されて いる 。 これ らの増幅器 1 1 5 1 は、 受信線 2 6 からの信号を 増幅してアナロ グマルチプレ クサに送るものである 。 この よ う に、 C Tセンサの代 り に増幅器 1 1 5 1 を用いて受信回路 を構成する こ と が可能である。
[0291] 次に、 本発明の第 1 7実施例について説明する。 本実施例 は、 遊技客を検知する構成について第 4 3 図および第 4 5 図 を用 いて説明する。 第 4 5図に示すよう に、 ゲーム機の前面には、 遊技客の存 在を検知する遊技客センサ 8 0 が収納されている。 遊技客セ ンサ 8 0 の構成を第 4 3図に示す。 第 4 3図において、 遊技 客センサ 8 0は、 赤外線を発射するための発振回路 1 2 8 1 と、 発光信号出力制御 1 2 8 2 と、 発光器 1 2 8 3 と、 受光 器 1 2 8 4 と、 受光増幅器 1 2 8 5 と、 受光判別部 1 2 8 6 と を有している。 発光器 1 2 8 3 と受光器 1 2 8 4 とは、 ゲ —ム機の遊技位置に遊技客がいる場合に、 発光器 1 2 8 3 か ら発信した赤外線が、 遊技客に反射して受光器 1 2 8 4 が受 信するよ う に配置されている。 発光信号出力制御 1 2 8 2 は. ゲー ト回路であ り 、 発振回路 1 2 8 1 からの発信信号をゲ一 卜回路を通すこ と によ り、 ゲー トが開いている時間だけ、 発 信信号を出力する。 ゲー トが閉じているときには発信信号は 出力されない。 ゲー.卜の開閉は、 一定の周期で開閉してもよ い し、 ランダムな周期で開閉してもよい。 このゲー ト信号を 受光増幅器 1 2 8 5 にも入力する こ とで、 ゲ一 卜が開いてい る時間だけ受信する こ と によ り、 雑音による影響を少なくす る こ と ができ る。 発光器 1 2 8 3 から発信する信号は、 赤外 線以外の電磁波や超音波の信号でもよい。 受光 別部 1 2 8 6では、 受光増幅器 1 2 8 5 にて増幅された受信信号を認識 し、 反射信号がある場合には遊技客が存在する と判別する。 また、 遊技客センサ 8 0は、 第 4 5 図および第 2 4 図に示す マ ト リ クス I / 0ボー ド 7 1 に取り付けることが可能である つぎに、 第 1 7実施例について作用を説明する。 第 4 3 図において、 発振回路 1 2 8 1 は赤外線を発信 し、 発光信号出力制御 1 2 8 2 のゲー ト回路で、 ゲー ト が開いて いる時間だけ、 発信信号を出力する。 発信信号によ り 、 発光 器 1 2 8 3 が駆動されて発光する。 遊技客がいない と き には、 発光された赤外線は、 反射されないため、 受光器 1 2 8 4 に は受信されない。 遊技客がいる と き には、 発光された赤外線 は反射されて、 受光器 1 2 8 4 に受信される。 受光器 1 2 8 4 にて受信された受信信号は、 受光増幅器 1 2 8 5で、 ゲ一 ト が開いている時間だけ増幅される。 増幅された受信信号は、 受光判別部 1 2 8 6で信号がある こ と を認識し、 遊技客がい る と判断する。 また、 発光器 1 2 8 3 から発信して反射して 戻っ て く るまでの時間を考慮して、 受信側のゲー ト信号は、 その時間を遅延させてもよい。
[0292] さ ら に、 受光判別部 1 2 8 6 からの信号を全てのゲーム機 から集めて管理する こ とで、 ゲーム場全体の遊技客の人数を 把握する こ と ができ る 。
[0293] また、 発光器 1 2 8 3 と受光器 1 2 8 4 と は、 別々 の位置 に設ける こ と もでき る。 例えば、 発光器 1 2 8 3 は、 ゲーム 機 1 0 の上部に設置し、 遊技客が来るべき位置に対 して発光 する よ う に し、 受光器 1 2 8 4 は、 反射光を受信でき る よ う なゲーム機 1 0 の下部に設置してもよい。
[0294] 次に、 本発明の第 1 8実施例について説明する。 本実施例 は、 遊技客を検知する他の構成について第 4 4 図を用いて説 明する。
[0295] 第 4 4 図に示すよ う に、 ゲーム機の前面には、 遊技客の存 在を検知する遊技客センサ 8 O Aが収鈉されている。 遊技客 センサ 8 O Aは、 前述の遊技客センサ 8 0 の受信部のみを有 している。 第 4 4図は、 本実施例のゲーム機 1 0 を有する島 2 1 0 1 の正面図を示 している 。 すなわち、 島 2 1 0 1 の正 面には、 複数のゲーム機 1 0 が設け られており 、 各ゲーム機 1 0 には、 マ ト リ ク ス I Z Oボー ド 7 1 を有している。 マ ト リ ク ス I Z Oボー ド 7 1 の内部には、 遊技客センサ 8 O Aを 有する こ と ができる。
[0296] 遊技客セ ンサ 8 O Aには、 受光器 1 2 8 4 と、 受光増幅器 1 2 8 5 と、 受光判別部 1 2 8 6 と を有している。 受光器 1 2 8 4 は、 人間が放射している赤外線を受信する こ と ができ、 これによ り 、 遊技客の存在を検知する こ と ができる。 また、 受光器 1 2 8 4 の代わ り に、 人間の体温を検知する よ うなセ ンサを用いてもよい。
[0297] 本実施例によれば、 受信部のみを有するため小型化をする こ と ができ る。
[0298] なお、 各実施例において、 折返基板および引回基板は、 そ の一方または両方がフ レキシブルプリ ン ト基板 ( F P C ) の 代 り に、 薄いガラスエポキシ基板から成っ ていても よい。 ガ ラ スエポキシ基板は、 乳白色のため、 使用 した と き 目立たず、 また、 熱に強いため、 送信線や受信線のワ イ ヤを半田付けす る際、 熱で破壊されるのが防止さ れる。
[0299] 送信端子および受信端子は、 ゲーム機に取 り付けたと きの 内側ガラ ス体 (前面ガラス) の上下関係で、 その下端側に集 中 して配置する構造とする こ と ができ る。 もちろん、 これに 限らず、 内側ガラ ス体の上端側に集中 して配置さ れていても よ い。 これによ り 、 送信コネ ク タ 、 受信コネ ク タ 、 送信回路 基板、 および、 受信回路基板を 目立たないよ う にする こ と が でき る。 また、 送信線の端部および受信線の端部を送信端子 および受信端子と して基板の一端に配置 した場合には、 基板 の重さ を利用 して送信コ ネク タ および受信コネク タ と接続を 行な う よ う にすれば、 接続を確実にする こ と ができ る。
[0300] また、 各実施例において、 折返部は、 導竃体パタ ーンによ り形成する代 り に、 送信線、 受信線の ワイ ヤをそのま ま折 り 返し、 その折り返した部分を接着材で固定して折返部と して あ よ い。
[0301] 以上に説明 したよ う に、 本発明の実施例によれば、 物理的 接触と伴う接点を用い こ と な く 、 非接触の状態で、 特定の空 間内に存在する金属体の任意の存在位置を検出する こ と がで き る。 従っ て、 本発明によれば、 接点等の存在に伴う 各種問 題点が解決され、 金属体の検出において、 耐久性、 信頼性が 向上できる。
[0302] 特に、 本発明は、 特定の空間、 特に、 平行平面空間内で、 運動 している、 または、 静止している金属体の存在位置の検 出に好適である。 例えば、 ゲーム機では、 盤面上の金属体の 飛跡や遊技客が打ち込んだ金属体の数、 セーフ孔への入玉率 な どのデータ を容易かつ迅速に得る こ と が可能とな り 、 ゲー ムの詳細を遠隔で知る こ と ができ る から、 ゲーム機の計数管 理の水準を上げる こ と ができ、 また、 ゲーム機の釘の調整が 誰にでも容易に行な う こ と ができる。 また、 平面上での金属 体の分布の検出も容易に行なえる。
[0303] [産業上の利用可能性]
[0304] 本発明は、 特定の空間に存在する金属体の位置を検出する ものであれば、 種々 の機器に適用できる。 例えば、 盤面に沿 つ て、 金属体を蓮動させる よ う なゲーム機における金属体の 軌跡の検出に適用でき る。 また、 本発明を構成する検知マ ト リ ク ス上に、 金属体を载置する こ と によ り 、 その金属体の存 在位置分布を検出でき る。 この金属体の存在分布を利用 して、 金属体自体の形状の認識を行なう装置を構成する こ と ができ る。 また、 金属体の存在分布の情報を利用 して、 物品の管理 を行なう システム を構築する こ と ができ る。 さ ら に、 本発明 を構成する検知マ ト リ ク スに対して、 金属体を所望の位置に 近接させる こ と によ り 、 指示等を入力するセンサを構成する こ と ができ る。
权利要求:
Claims -69- 請求の範囲
1 . 折 り返 し状の形態を有 して、 通電 して磁界を生成する ための電流を送るための送信線と、 折 り返し状の形態を有 し て、 前記送信線と電磁的に結合 し得る位置に配置され、 金属 の接近によ り変化する磁束変化を検出するための受信線と を 備え、
前記送信線と受信線と を面平行に配置 したセンサ を有 し、 前記センサは、 前記送信線が複数本同一平面上に配置され、 前記受信線が複数本同一平面上に配置され、 送信線と受信線 と を面平行で、 かつ、 互いに交差する方向で配置し た検知マ 卜 リ ク スと し て構成さ れるものである こ と を特徴とする金属 体を検出する機能を有する装置。
2 . 前記各送信線に接続され、 所定の周波数の信号を順次 送信する送信手段と、 各受信線に接続され、 前記送信手段と 同期 し て各受信線から信号を順次受信する受信手段と を さ ら に備える請求項 1 記載の、 金属体を検出する機能を有する装
¾。
3 . 前記送信手段は、 送信信号を各送信線に対 して順次送 信するための送信切替手段を備える請求項 2記載の、 金属体 を検出する機能を有する装置。
4 . 前記受信手段は、 各受信線からの受信信号を順次受信 するための受信切替手段を備える請求項 3記載の、 金属体を 検出する機能を有する装置。
5 . 前記受信手段は - 受信線の信号から、 金属がある かな い かを判断する判定手段を有する こ と を特徴とする請求項 4 記載の、 金属体を検出する機能を有する装置。
6 . 前記受信手段は、 受信線と絶縁した状態で受信線に誘 起される誘導電流を検出する検出手段を有する こ と を特徴と する請求項 5記載の、 金属体を検出する機能を有する装置。
7 . 前記検出手段は、 変流器である こ と を特徴とする請求 項 6記載の、 金属体を検出する機能を有する装置-
8 . 前記受信手段は、 判定手段の前段に、 受信 した信号を 整流 · 平滑化の処理をする信号処理回路を さ ら に有する こ と を特徴とする請求項 5記載の、 金属体を検出する機能を有す る装置。
9 . 検出すべき金属体がそれに沿っ て運動する盤面をさ ら に有し、 この毚面に、 少な く と も金属体が通過 し得る大きさ の空間を保っ て対向 して、 前記検知マ ト リ ク スを配置し、 該 検知マ ト リ ク スに、 送信手段および受信手段を接続して、 金 属体の存在位置を検出する請求項 5記載の、 金属体を検出す る機能を有する装置。
1 0 . 前記送信切替手段および前記受信切替手段から検知 マ ト リ ク スの位置を示すァ ド レスを求めるァ ド レス作成手段 をさ ら に有する、 請求項 9 記載の、 金属体を検出する機能を 有する装置。
1 1 . 金属体が存在する検知マ ト リ ク スの位置のア ド レス を記録する記録手段を さ ら に有する、 請求項 1 0記載の、 金 属体を検出する機能を有する装置。
1 2 . 盘面上の監視すべき少な く とも 1 の特定位置を検知 マ ト リ ク スのア ド レスよ り記録する監視位置記録手段をさ ら に有する請求項 1 1 記載の、 金属体を検出する機能を有する
1 3 . 検知マ ト リ ク スで検出 した金属体の位置情報と、 監 視位置記録手段の位置情報と を比較 して、 金属体が盤面上の 特定の監視位置に到達 したか否かを判断処理するデータ処理 手段を さ ら に有する特徴とする請求項 1 2記載の、 金属体を 検出する機能を有する装置。
1 4 . 前記監視位置記録手段にマ ト リ ク ス上の特定の位置情 報を書き込む書き込み手段を さ ら に有する特徴とする請求項 1 2 または 1 3 記載の、 金属体を検出する機能を有する装置 ,
1 5 . 前記監視位置記録手段にマ ト リ ク ス上の特定の位置 情報を書き込む書き込み手段を有 し、 前記監視位置記録手段 は、 着脱が可能な記憶手段である こ と を特徴とする請求項 1 2 または 1 3記載の、 金属体を検出する機能を有する装置。
1 6 . 前記受信手段が受信 した信号の ノ イ ズを検出 して、 ノ イ ズ検出信号を出力する ノ イ ズ検出手段と 、 前記ノ イ ズ検 出手段からの ノ イ ズ信号に応じて、 前記送信手段の送信を停 止させる送信中止手段と を さ ら に備える請求項 2 、 3 、 4 、 5 、 6 , 7 、 8 、 9 、 1 0 、 1 1 、 1 2 、 1 3 , 1 4 または 1 5 記載の、 金属体を検出する機能を有する装置。
1 7 . 前記受信手段が受信 し た信号の ノ イ ズを検出 して、 ノ イ ズ検出信号を出力する ノ イ ズ検出手段と 、 前記 ノ イ ズ検 出手段からの ノ イ ズ信号に応じて、 前記送信手段の送信を停 止させる送信中止手段と 、 前記ノ イ ズ検出 し た ノ イ ズの周波 数ごと の レベルを測定する ノ イズレベル測定手段と 、 前記ノ ィ ズレベル検出手段の測定結果に基づいて、 前記送信手段の 送信信号の周波数を、 検出 したノ イ ズの影響を受けない周波 数に切 り換える周波数切 り換え手段と を さ ら に有する、 請求 項 2、 3 、 4、 5、 6、 7、 8、 9 、 1 0、 1 1 、 1 2 、 1 3、 1 4 または 1 5記載の、 金属体を検出する機能を有する 装置。
1 8 . 前記受信手段が受信した信号の ノ イ ズを検出 して、 ノ イ ズ検出信号を出力する ノ イ ズ検出手段と、 前記ノ イズ検 出手段からの ノ イ ズ信号に応じて、 前記送信手段の送信を停 止させる送信中止手段と、 前記ノ イ ズ検出 したノ イ ズの周波 数ごと の レベルを測定する ノ イ ズレベル測定手段と、 前記ノ ィ ズレベル検出手段の測定結果に基づいて、 前記送信手段の 送信信号の周波数を、 検出 したノ イ ズの影響を受けない周波 数に切 り換える周波数切 り換え手段と、 前記送信手段の送信 信号の周波数と 、 前記検出 したノ イ ズの影響を受けない周波 数と を送信時に通過させるバン ドパスフィルタ を さ ら に有す る、 請求項 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8、 9 、 1 0、 1 1 、 1 2、 1 3、 1 4 または 1 5記載の、 金属体を検出する機能 を有する装置。
1 9 . 前記盤面の前面に位置し、 人がいる かいないかを検 知する人検知センサを有する こ と を特徴とする請求項 1 0、 1 1 、 1 2 、 1 3 、 1 4、 1 5、 1 6、 1 7 または 1 8記载 の、 金属体を検出する機能を有する装置。
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同族专利:
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引用文献:
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法律状态:
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