Scroll compressor
专利摘要:
公开号:WO1991018207A1 申请号:PCT/JP1991/000530 申请日:1991-04-22 公开日:1991-11-28 发明作者:Toshihiko Mitsunaga;Yoshinori Noboru;Kazuyoshi Sugimoto;Denji Mashimo;Yoshio Ishiai 申请人:Sanyo Electric Co., Ltd.; IPC主号:F04C27-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] ス ク ロ ー ノレ 圧 縮 機 [0003] 技 術 分 野 [0004] この発明は両スクロールを同じ方向に回転させて圧縮を 行うス ク ロール圧縮機に関する。 [0005] 背 景 技 術 [0006] 従来のスク ロール圧縮機は例えば特公平 1— 3 5 1 9 6 号公報に示されているように構成されている。 [0007] この構造のスクロール圧縮機では、 回転軸が偏心関係に ある第 1 ·第 2のスク ロールを同じ方向に回転させて冷媒 を圧縮空間で圧縮し、 第 1 ♦第 2のスク ロールの圧縮運転 時の振動を小さ く させ、 スクロール圧縮機を高速あるいは 大型用と して使用できるようにしている。 [0008] しかしながら、 従来のスクロール圧縮機は摺動リ ングに よ り第 1 のス ク ロールの鏡板とこれに対向する第 1 のハウ ジ ング部材の内壁間に形成された密封空間と、 搢動リ ング により第 2のスク ロールの鏡板とこれに対向する第 2のハ ゥジングの内壁間に形成された密封空間とに圧縮途中の圧 縮空間の冷媒を供給して第 1 ·第 2のスク ロールを押圧し ているため、 起動時には軸方向の隙間が必要以上に開き、 圧縮空間内での圧縮が遅れ、 起動初期の冷凍能力が低下す るとともに、 摺動リ ングで回転部をシールしているため、 シール部の相対回転速度が速く、 搢動リ ングの耐久性ゃシ ール性が悪く なる等の問題があった。 [0009] 更に別の欠点として、 オルダムリ ングを第 1 のスクロー _ _ [0010] ルの鏡板と第 2のスクロールのフラ ンジとの間の回転して いるスクロール圧縮要素の外端側に設けているため、 外形 の形状が大きく なる等の問題があつた。 [0011] 発 明 の 開 示 [0012] この発明は上記の問題を解決するもので、 第 1 ♦第 2の スクロールの軸方向の隙間を一定間隔にし、 起動時の冷凍 能力の低下を防止するとともに、 シール部のシール性及び 耐久性を向上させるスクロール圧縮機を提供することを目 的としたものである。 [0013] この発明の別の目的は、 外形寸法を小さく したスクロー ル圧縮機を提供することである。 [0014] この発明は密閉容器と、 [0015] この容器内に収納された電動要素とスクロール圧縮要 素とを備え、 [0016] 前記スクロール圧縮要素は [0017] 鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラ ップと他方の面に立設させて電動要素に連結される軸と を有する第 1のスクロールと、 [0018] 鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラ ップと他方の面に立設された軸とを有する第 2のスク口 [0019] —ルと、 [0020] 前記第 1 のスク ロールの軸を軸支する主フレームと、 前記第 2のスクロールの軸を軸支する補助フレームと で構成され、 [0021] 前記第 1 のスクロールと第 2のスクロールとは ー づ 一 [0022] 前記ラ ップを互いに向かい合わせてかみ合わせ、 前記第 2のスク ロールの回転中心を第 1 のスクロール の回転中心に対し偏心させて複数の圧縮空間を形成して 組立てられ、 [0023] 前記第 2のスク ロールを第 1 のスク ロールと同じ方向に回 転させて前記圧縮空間を外方から内方へ向かって次第に縮 小させて圧縮を行う駆動装置を備えたスク ロール圧縮機に おいて、 [0024] 第 1 のスクロールと第 2のスク ロールとの中、 一方のスク ロールに他方のスクロールの軸方向の移動を制限する規制 部材を取付け、 [0025] この規制部材と移動の制限されるスク ロールの鏡板との間 に圧力部を形成したスクロール圧縮機である。 [0026] この発明の第 iの態様において上記のように構成したこ とにより、 第 1 · 第 2のスクロールの中、 一方のスク ロー ルに他方のスクロールの軸方向への移動を規制する規制部 材を取付け、 この規制部材と他方のスク ロールとの間に形 成した圧力室内を弾性シール部材でシールし、 運転初期に 押圧力が小さ く ても冷凍能力が低下しないようにできると ともに、 通常運転時に第 1 ·第 2のスク ロールの軸方向の 隙間を一定にして冷凍能力を向上させられるようにしたも のである。 [0027] この発明の第 2の態様において、 前記第 1 ,第 2のスク ロールの中、 一方のスク ロールに他方のスクロールの軸方 向への移動を規制するように取付けるとともに、 他方のス A [0028] — · — クロールの鏡板との間に圧縮途中の圧縮空間に連通する圧 力室を形成する規制部材とで構成し、 この主フレームある いは補助フレームで軸支される第 1のスク ロールと第 2の スク ロールとのいずれか一方の軸の中央に吐出孔を設けた スク ロール圧縮機であって、 前記規制部材には他方のスク ロールを一方のスクロールと同じ方向に回転させる伝達継 手を摺動させる案内部を設けたものである。 [0029] この発明の上記第 2の態様において、 第 1 ·第 2のスク ロールの中、 一方のスク口ールに他方のスク口一ルの軸方 向への移動を規制する規制部材に一方のスクロールの駆動 力を他方のスクロールに伝達する伝達继手を搢動自在に取 付け、 この規制部材で運転初期に冷凍能力が低下しないよ うにするとともに、 伝達継手で第 1のスクロールの駆動力 を第 2のスクロールに伝え、 前記伝達継手によりスクロー ル圧縮機の外形寸法が大きく ならないようにしたものであ る ο [0030] 図面の簡単な説明 [0031] 第 1図はこの発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の 縦断面図。 [0032] 第 2図は第 1図に示したスクロール圧縮機の弾性シール 部材の要部拡大断面図。 [0033] 第 2 Α図は第 2図に示したシール部材の別の構成例を示 す図。 [0034] 第 3図はこの発明の第 2実施例によるスクロール圧縮機 の要部拡大断面図。 c [0035] — D — 第 4図は第 3図の A— A線に沿つて破断した断面図。 第 5図は変形例を示すスクロール圧縮機の要部拡大断面 図。 [0036] 第 6図は第 5図の B— B線に沿つて破断した断面図。 [0037] 発明を実施するための最良の形態 [0038] 以下この発明の第 1実施例を第 1図及び第 2図に基いて 説明する。 [0039] 密閉容器 1内には下側に電動要素 2が、 上側にスク ロー ル圧縮要素 3が夫々収納されている。 電動要素 2は固定子 4と、 この固定子の内部に配置した回転子 5とで構成され ている。 固定子 4と回転子 5との間にはエアギヤ ップ 6が 形成されている。 そして、 固定子 4の外周には一部切欠さ れて通路 7が形成されている。 8は密閉容器 1の内壁に圧 接して取付けられた主フ レームで、 このフ レームには中央 に主軸受 9が設けられている。 1 0は同じく密閉容器 1の 内壁に圧接して取付けられた補助フ レームで、 この補助フ レームには主フレーム 8の主軸受 9と間隔 εだけ偏心して 補助軸受 1 1が設けられている。 主フ レーム 8と補助フ レ —ム 1 0とは内部に空間 1 2を形成するようにボルト 1 3 で固定されている。 [0040] スク ロール圧縮要素 3は電動要素 2によって駆動される 第 1 のスク ロール 1 4と、 この第 1のスクロールと同じ方 向に回転させる第 2のスクロール 1 5とで構成されている。 第 1のスクロール 1 4は円筒状の鏡板 1 6と、 この鏡板の —方の面に立設されたイ ンボリ ユー ト状の曲線からなる渦 巻き状のラ ップ 1 7と、 鏡板 1 6の他方の面の中央に突出 させて回転子 5に挿入固定された主駆動軸 1 8と、 鏡板 1 6の外周端に設けられた突起 1 9とで構成されている。 そ して、 第 1のスクロール 1 4は駆動側スクロールを構成し ている。 第 2のスクロール 1 5は円筒状の鏡板 2 0と、 こ の鏡板の一方の面に立設されたィ ンボリ ユ ー ト角度補正歯 形の曲線からなる渦巻き状のラップ 2 1 と、 鏡板 2 0の他 方の面の中央に突出された従動軸 2 2とで構成されている, そして、 第 2のスクロール 1 5は従動側スクロールを構成 している。 [0041] 第 1のスクロール 1 4のィ ンボリ ュー ト状のラップ 1 7 の座標は [0042] X = R ( c o s + 0 s i η Θ ) [0043] Y = R ( s i n 0 + 0 c o s 0 ) [0044] で求められ、 [0045] 第 2のスクロール 1 5のィ ンボリュー ト角度補正歯形の ラ ップの座標は [0046] X = - R i c o s θ + { θ + β ) s i n { θ + β ) ] Υ = - R C s i η θ - { θ + β ) c o s { θ + β ) ] β = t a n -1 C P s i η θ / ( Ρ c ο s θ + ε ) 3 但し、 R : 基礎円の半径、 [0047] Ρ : 駆動ピンの円軌道半径、 [0048] で求められる。 [0049] 第 1 ·第 2のスクロール 1 4 , 1 5はラ ップ 1 7 , 2 1 を空間 1 2内で互に向かい合わせてかみ合うようにして内 部に複数の圧縮空間 2 3を形成するようにしている。 [0050] 第 2のスク ロール 1 5の軸方向の動きを規制する規制部 材 2 4は金属で平形リ ング状に形成され、 第 2のスク ロー ノレ 1 5の鏡板 2 0に接触して第 1 のスク ロール 1 4の突起 1 9にボルト 2 5で固定されている。 [0051] 密閉容器 1内は主フ レーム 8と補助フ レーム 1 0 とによ り低圧室 2 6と高圧室 2 7とに区画されている。 そして、 空間 1 2は主フ レーム 8に設けられた孔 2 8で低圧室 2 6 に連通している。 [0052] 駆動装置 2 9は第 1のスクロール 1 4の突起 1 9と規制 部材 2 4との間でボルト 2 5の周りに設けられた駆動部材 3 0と、 この部材を嵌合わせる第 2のスクロール 1 5の鏡 板 2 0に径方向に設けられた案内溝 3 1 とで構成されてい る o [0053] そして、 この案内溝は外方を切り欠いて U字状に形成さ れている。 案内溝 3 1の外周端の円軌道は駆動部材 3 0の 中心の円軌道の外側に形成されている。 [0054] 第 2のスク ロール 1 5の鏡板 2 0には規制部材 2 4 との 接触面側に環状の圧力室 3 2が設けられている。 この圧力 室内には内周側と外周側とに夫々断面コ字状の環状シール 材 3 3, 3 4と、 これらのシール材内に配置されて弾性力 を有しながらシール材の形状を維持する弾性部材、 より具 体的には金属線 3 5 , 3 6とが収納されている。 また、 圧 力室 3 2内は第 2のスク ロール 1 5の鏡板 2 0に設けられ た小孔 3 7で圧縮途中の圧縮空間 2 3に連通している。 0 [0055] ― o [0056] 上記圧力室 3 2内に収納されるシール部材の変形例とし [0057] ては第 2 A図のような構成とすることができる。 即ち、 圧 [0058] » 力室内 3 2には耐摩耗性に優れた摺動部材 7 5を嵌合させ、 [0059] その内周側と外周側には夫々環状シール材 3 3 a , 3 4 a [0060] (第 2図の環状シール 3 3 , 3 4に相当) が設けられてい [0061] る。 この構成により、 スク ロール 1 5と規制部材 2 4との [0062] 間の圧力室内のシール材が摺動面に接触するのを防止でき、 [0063] この圧力室内のシール材の摩耗を防止できる利点がある。 [0064] 再び第 1図及び第 2図において、 従動軸 2 2には圧縮空 [0065] 間 2 3内で圧縮された冷媒を高圧室 2 5に連通する吐出孔 [0066] 3 8が設けられている。 [0067] 空間 1 2と高圧室 2 7とは補助フ レーム 1 0の補助軸受 [0068] 1 1 と従動軸 2 2との搢動面に設けられたシール部材 3 9 [0069] で密封されている。 [0070] 4 0は吸込管で、 この吸込管は低圧室 2 6内に連通して [0071] いる。 4 1 は吐出管で、 この吐出管は高圧室 2 7内に連通 [0072] している。 このように構成されたスクロール圧縮機において、 電動 [0073] 要素 2を回転させると、 その回転力が主駆動軸 1 8を介し [0074] て第 1のスクロール 1 4に伝えられる。 この第 1 のスクロ [0075] ールに伝えられた回転力は駆動装置 2 9を介して第 2のス [0076] クロール 1 5に伝えられ、 この第 2のスクロールを規制部 [0077] 材 2 4と第 1のスクロール 1 4とで挾持した状態でこの第 [0078] 1のスク ロールと同じ方向に回転させる。 そして、 第 1 の [0079] スクロール 1 4の主駆動軸 1 8の中心に対して第 2のスク ロール 1 5は従動軸 2 2の中心を長さ εだけ偏心させた位 置で回転させている。 第 1のスクロール 1 4と第 2のスク ロール 1 5とはこれらのスクロ一ルで形成された圧縮空間 2 3を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、 吸込管 4 0から低圧室 2 6内に流入した冷媒を主フ レーム 8の孔 2 [0080] 8から空間 1 2内に導いて外方の圧縮空間 2 3内に流入さ せて圧縮している。 この圧縮された冷媒は第 2のスクロー ル 1 5の従動軸 2 2に設けられた吐出孔 3 8を通って高圧 室 2 7内に吐出され、 吐出管 4 1から密閉容器 1外に吐出 される。 また、 圧縮途中の圧縮空間 2 3内の中間圧力の冷 媒は小孔 3 7から圧力室 3 2内に吐出され、 第 2のスクロ —ル 1 5の背圧と して作用するようにしている。 [0081] 規制部材 2 4は第 1のスクロール 1 4の突起 1 9にボル ト 2 5で固定して第 2のスクロール 1 5の軸方向への動き を規制することにより、 第 1 ·第 2のスクロール 1 4 , 1 [0082] 5のラ ップ 1 7 , 2 1の先端のク リアランスを一定以下に 制限し、 軸方向押付力の小さい起動時においても冷凍能力 が低下しないようにしている。 [0083] 圧力室 3 2は内部に収納された環状シール材 3 3, 3 4 で空間 1 2内との連通を遮蔽することにより、 圧縮空間 2 [0084] 3から小孔 3 7を通って吐出された冷媒が空間 1 2内にリ ーク しないようにしている。 すなわち、 環状シ一ル材 3 3, 3 4は圧縮空間 2 3から吐出された冷媒によつてコ字状の 両端が上下に変形して規制部材 2 4と鏡板 2 0とに接触し、 圧力室 3 2内の冷媒圧力で第 2のスクロール 1 5が第 1の スクロール 1 4側に押圧され、 この第 2のスクロールと規 制部材 2 4との間のク リアランスが大きく なつても圧力室 3 2内の冷媒が空間 1 2内にリ一クするのを防止できるよ うにしている。 しかも、 環状シール材 3 3, 3 4は相対摺 動速度の遅い面に設けられていることにより、 耐久性が損 なわれたり、 シール性が低下したりするのを防止できるよ うにされている。 [0085] また、 金属線 3 5 , 3 6は断面コ字状のシール材 3 3 , 3 4内に装着することにより、 これらのシール材が勺ぶれ ないようにし、 根シール材 3 3 , 3 4によって圧力室 3 2 内でのシール効果が損なわれないようにしている。 尚、 前 記したように、 シール部材の構成を第 2 A図のように環状 シール材 3 3 a , 3 4 aを備えた耐摩耗性の摺動部材 7 5 で形成すれば、 シール材が搢動面に接触するのを防止でき - るから、 上記シール材の摩耗を防止できる。 [0086] 以上のようにこの発明によれば、 第 1 ·第 2のスクロー ルの中、 一方のスクロールに他方のスクロールの軸方向へ の移動を規制する規制部材を取付け、 この規制部材と他方 のスクロールの鏡板との間に圧縮空間に連通する圧力室を 形成し、 この圧力室内に規制部材とスク ロールの鏡板とに 接触する弾性シール部材を設けたのであるから、 互にかみ 合わされた両スクロ一ルを軸方向に制限された押圧力で押 付けるこ とができ、 第 1 ·第 2のスクロールの軸方向シー ルカをスク ロールの歪みを考慮しつつ向上でき、 しかも、 規制部材で両スクロールの軸方向の隙間を一定以下に保持 でき、 運転初期の冷凍能力を向上できるものである。 [0087] 次に第 3図と第 4図に示す本発明の第 2実施例について 説明する。 スク ロール圧縮機の基本的構造については第 1 実施例のものと変わらないので説明を省略する。 この実施 例においては、 主フ レーム 8と、 第 1図の構成とはやや形 状を異にした補助フ レーム 1 0との間には内部に空間 5 0 を形成するように円筒フ レーム 7 0が挾持されている。 ま た、 第 2のスク ロール 1 5の軸方向への動きを規制する規 制部材 2 4は平型リ ング状に形成され、 第 2のスク ロール 1 5の鏡板 2 0に接触して第 1のスクロール 1 4の鏡板 1 [0088] 6の外周に係止部材 5 1で固定された円筒部材 5 2に取付 けられている。 [0089] この実施例では、 密閉容器 1 と蓋体 1 Aとの間に仕切板 7 2が挾持され、 この仕切板 7 2は補助フ レーム 1 0と円 筒フレーム 7 0との間に挾み込まれてボルト 1 3によって 補助フ レーム 1 0と円筒フレーム 7 0とに一体に固定され ている。 そ して、 仕切板 7 2は密閉容器 1 と蓋体 1 Aとの 間で一体に溶着されている。 補助フレーム 1 0と仕切板 7 2との間にはシール材 7 3が設けてある。 [0090] 符号 5 4は駆動装置で、 この駆動装置は第 2のスクロー ル 1 5の従動拳由 2 2の外周に設けられたスライ ド面 5 5に 嵌合される リ ング 5 6と、 規制部材 2 4に設けられて従動 軸 2 2のスライ ド面 5 5と直交するキー溝 5 7に搢動自在 に嵌合わされたキー 5 8とで構成されている。 [0091] 密閉容器 1内は仕切板 7 2と補助フ レーム 1 0 とにより 低圧室 2 6と高圧室 2 7とに区画されている。 そして、 空 間 5 0は主フレーム 8に設けられた孔 2 8で低圧室 2 6に 連通している。 また、 主フ レーム 8には空間 5 0内の底部 に溜まつたオイルを低圧室 2 6に逃がすパイプ 6 0が設け られている。 [0092] 従動軸 2 2には圧縮空間 2 3内で圧縮された冷媒を高圧 室 2 7に連通する吐出孔 3 8が設けられている。 [0093] 第 3図と第 4図に示す本発明の第 2の実施例では、 規制 部材 2 4は第 1 のスクロール 1 4の鏡板 1 6の外周に固定 された円筒部材 5 2に取付けて第 2のスクロール 1 5の軸 方向の動きを規制している。 これにより、 前記第 1の実施 例同様に第 1 ♦第 2のスク ロール 1 4 , 1 5のラップ 1 7 , 2 1の先端のク リアラ ンスを一定以下に制限し、 軸方向押 付力の小さい起動時においても冷凍能力が低下しないよう にしている。 [0094] 圧力室 3 2は内部に収納された環状シール材 3 3 , 3 4 で空間 5 0内との連通を遮蔽することにより、 圧縮空間 2 3から小孔 3 7を通って吐出された冷媒が空間 5 0内にリ ーク しないようにしている。 すなわち、 環状シール材 3 3 , 3 4は圧縮空間 2 3から吐出された冷媒によってコ字状の 両端が上下に拡がって変形し、 圧力室 3 2内の冷媒圧力で 第 2のスクロール 1 5が第 1のスクロール 1 4側に押圧さ れ、 この第 2のスクロールと規制部材 2 4との間のク リア ランスが大きく なつても圧力室 3 2内の冷媒が空間 5 0内 にリークするのを防止できるようにしている。 伝達継手 5 4はリ ング 5 6を第 2のスクロール 1 5の従 動軸 2 2のスライ ド面 5 5に嵌合わせるとともに、 キー 5 8を第 1 のスク ロール 1 4に固定された規制部材 2 4のキ 一溝 5 7内に嵌合わせるこ とによ り、 電動要素 2 (第 1図) によって駆動される第 1 のスク ロール 1 4と同じ方向に第 [0095] 2のスクロール 1 5を回転させることができるようにして いる。 しかも、 駆動装置 5 4は第 2のスクロール 1 5の軸 方向への移動を規制するようにこの第 2のスク ロールの鏡 板 2 0に位置する規制部材 2 4と、 第 2のスク ロール 1 5 の従動軸 2 2とに嵌合わせて設けたことにより、 スクロー ル圧縮要素 3の内側に設けることができ、 密閉容器 1の径 方向の内側に設けることができ、 密閉容器 1の径方向の外 形寸法が大きく ならないようにしている。 [0096] また、 駆動装置 5 4は第 1 のスクロール 1 4に固定され . た規制部材 2 4に嵌合わせることにより、 第 1 ·第 2のス クロール 1 4 , 1 5の圧縮空間 2 3内で圧縮された圧力に よってこれらの両スクロ一ルが軸方向への移動による押圧 力が作用しても、 第 2のスクロール 1 5の軸方向の押圧力 の影響を受けないようにされている。 すなわち、 軸方向へ の押圧力は規制部材 2 4で受けている。 [0097] 尚、 上記の説明においては、 第 2のスクロール 1 5の従 動軸 2 2にスライ ド面 5 5を一体に形成して説明したが、 第 5図及び第 6図に示すように駆動装置 5 4のリ ング 5 6 に嵌合わされるスライ ド面 6 2を有する部材 6 4を、 従動 軸 6 6の間に挾み込まれる係止部材 6 8と、 軸方向の両側 ― ェ 4— [0098] に設けられる止め輪 7 1 とで固定しても同様な効果を有す ることは言うまでもない。 第 5図と第 6図のその他の構成 は上記第 3図と第 4図で説明した構成と大同小異である。 以上のようにこの発明の第 2実施例によれば、 第 1 ·第 2のスクロールのうち、 一方のスクロールに他方のスクロ 一ルの軸方向への移動を規制する規制部材を取付け、 この 規制部材に他方のスクロールを一方のスクロールと同じ方 向に回転させる駆動装置を摺動自在に嵌合わせる案内部を 設けたのであるから、 駆動装置に両スクロールの圧縮空間 で圧縮された圧力による軸方向の押圧力を受けないように し、 前記駆動装置の摩耗を防止できるようにするとともに、 駆動装置をスクロール圧縮要素の内側に位置させ、 この駆 動装置による径方向の外形寸法が大きく ならないようにし、 スクロール圧縮機の小型化を図ることができるようにした ものである。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲 1 . 密閉容器と、 この容器内に収納された電動要素とスクロール圧縮要 素とを備え、 前記スク ロール圧縮要素は 鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラ ップと他方の面に立設させて電動要素に連結される軸と を有する第 1のスクロールと、 鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラ ップと他方の面に立設された軸とを有する第 2のスクロ ールと、 前記第 1 のスク ロールの軸を軸支する主フ レームと、 前記第 2のスクロールの軸を軸支する補助フレームと で構成され、 前記第 1 のスク ロールと第 2のスク ロールとは 前記ラ ップを互いに向かい合わせてかみ合わせ、 前記第 2のスクロールの回転中心を第 1 のスクロール の回転中心に対し偏心させて複数の圧縮空間を形成して 組立てられ、 前記第 2のスクロールを第 1のスクロールと同じ方向に回 転させて前記圧縮空間を外方から内方へ向かって次第に縮 小させて圧縮を行う駆動装置を備えたスクロール圧縮機に おいて、 第 1のスクロールと第 2のスクロールとの中、 一方のスク ロールに他方のスク ロールの軸方向の移動を制限する規制 部材を取付け、 この規制部材と移動の制限されるス ク ロールの鏡板との間 に圧力部を形成したス クロール圧縮機。 2 . 前記圧力部は規制部材と前記鏡板との間の弾性シール 部材でシールされている請求項 1 のスクロール圧縮機。 3 . 前記圧力部は規制部材と鏡板との少なく とも一方を凹 ませて室を形成している請求項 2のスクロール圧縮機。 4 . 上記弾性シール部材は、 上記スク ロールに接触する環 状シール部材を備えた耐摩耗性の摺動部材を上記圧力室内 に設けてなる請求項 1 のスクロール圧縮機。 5 . 前記規制部材には他方のスクロールを一方のスクロ一 ルと同じ方向に回転させる駆動装置を摺動させる案内部を 設けた請求項 1 のスクロール圧縮機。 6 . 前記駆動装置は前記規制部材で規制されるスクロール 軸に設けたスライ ド面に搢動自在に嵌合されている請求項 5のスク ロール圧縮機。
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