Automatic mold exchange type injection molding machine
专利摘要:
公开号:WO1991014560A1 申请号:PCT/JP1991/000377 申请日:1991-03-22 公开日:1991-10-03 发明作者:Yoshiharu Inaba;Susumu Ito;Takayuki Taira;Kikuo Watanabe;Akira Kouketsu;Toshio Matsukura;Kaoru Maeda;Hiroshi Yonekubo;Kenji Haga;Kazunari Tokuda;Hitoshi Minegishi 申请人:Fanuc Ltd;Olympus Optical Company Limited; IPC主号:B29C45-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 金型自動交換式射出成形機 [0003] 技 術 分 野 [0004] 本発明は、 射出成形機に関し、 特に、 金型又はその中 子を自動的に交換するための金型交換機に関する。 [0005] 背 景 技 術 [0006] 射出成形機では、 固定プラ テ ン及び可動プラ テ ンに夫 々装着した一対の金型半部からなる金型の内部に画成さ れる成形キ ヤ ビテ ィ 内に溶融樹脂を射出し、 溶融樹脂を キ ヤ ビテ ィ 内で固化して成形品を得ている。 又、 種々の 形状の成形品を製造すべく種々 の金型が用いられ、 別種 の成形品の製造に移行する と き に金型交換が行われる。 こ の金型交換を容易に行うため、 金型自動交換機を用い る こ と が知られている。 又、 多種少量生産, 金型交換等 に便宜なよ う に、 特に、 レ ン ズ等の小型製品の製造に際 して、 母型と中子とからなる金型を用いる こ とがある。 この場合、 金型交換にあたっては、 一般には、 プ ラテ ン に固定した母型に離脱自在に装着され成形キ ヤ ビティを 画成するため の中子のみが交換される。 更に、 金型温度 を樹脂材料の性質に適合する所要温度に調整するための 金型温調機が用いられる。 [0007] 従来の金型自動交換機は、 例えば、 金型置き場と射出 成形機との間で移動自在の台車と、 射出成形機に設けた 油圧ク ラ ン プ機構とを備え、 台車によ り金型置き場から 射出成形機ま で搬送された金型を油圧ク ラ ンプ機構によ つて射出成形機の金型取付部に装着するよう にな ってい る (例えば日本国実公平 2 — 2 5 7 6号公報を参照) 。 しかしながら、 この金型自動交換機によれば、 射出成形 機と金型置き場との間に広い搬送ス ペー スを要し、 又、 金型搬送ひいては金型交換に時間を要する。 しかも、 金 型置き場において仮昇温した金型が搬送中に温度低下を 来たすので、 金型を再度昇温させなければならない。 [0008] 又、 一対の母型半部と一対の中子半部からなる金型を 用いる場合、 従来は、 各々の中子半部を、 対応する母型 半部にボル ト で固定し、 或は、 母型半部の接合面 (パー テ ィ ン グ面) に形成した凹部内にス ぺーサ等を介して嵌 合固定している。 こ の種の金型は、 多種少量生産に用い られる こ どが多く、 従って、 中子交換が頻繁に行われる C それにもかかわらず、 従来は、 母型に対する中子の着脱 は手動で行われ、 中子交換に手間を要し、 従って、 射出 成形機の生産効率が低下する。 [0009] 又、 従来の金型温調機は、 所定温度に加熱した液体を ホー スを介して温調機と金型との間で循環させる ように なっている。 このため、 金型交換の度に、 使用済みの金 型からホー スを取り外して次に使用すべき金型に取り付 ける手間を要する。 しかも、 ホー ス配設場所をォペ レ— タ によるホー ス着脱作業が可能なよ う に選択せざるを得 ないので、 特にホー スを取り外 した場合にホー ス がオペ レー タ の各種作業の邪魔になる こ とがある。 [0010] 更に、 使用済みの金型又は中子の保管に先立っ て、 一 般には、 金型又は中子の接合面及び成形キャ ビテ ィ形成 面を人手で洗浄している。 この様に、 従来は、 金型交換 に伴う金型の保管に際して人手を要し、 この点において 金型交換の自動化が困難であっ た。 [0011] 発 明 の 開 示 [0012] 本発明の目的は、 金型又は金型の中子等を自動的に交 換でき、 生産効率に優れた射出成形機を提供する ことに め o [0013] 本発明の別の目的は、 型締部に対する金型又は中子等 の着脱を迅速に行える射出成形機を提供する こ と にある。 本発明の更に別の目的は、 金型の母型に対する中子の 着脱が容易で、 中子交換を簡単な操作で行える射出成形 機を提供する こ とにある。 [0014] 本発明の別の目的は、 母型に中子を正確かつ堅固に装 着でき る射出成形機を提供する こ と にある。 [0015] 本発明の別の目的は、 金型又は中子等の交換に広いス ペー スを要しない射出成形機を提供する こ と にある。 [0016] 本発明の別の目的は、 金型又は中子等を保管中に予備 温調でき、 金型又は中子を型締部に装着した後に直ちに 射出成形サイ ク ルを開始でき る射出成形機を提供するこ と の O [0017] 本発明の別の目的は、 金型又は中子等の交換に際して、 金型温調機か ら金型又は中子等への温調液の供給を自動 的に許容 Z阻止でき、 金型又は中子等に対する温調液供 給ホー ス の着脱を不要に した射出成形機を提供すること fcし め る 。 [0018] 本発明の更に別の目的は、 金型又は中子等の交換時に これを自動的に洗浄できる射出成形機を提供する ことに あ 。 [0019] 上述の目的を達成するため、 本発明によれば、 第 1金 型半部を離脱自在に装着される固定プラ テ ンと、 第 1金 型半部と協働 して一つの金型をなす第 2金型半部を離脱 自在に装着され該固定プラ テ ンに対して移動自在にされ た可動プラ テ ンとを含む型締部を有する射出成形機が提 供される。 本発明の射出成形機は、 一つの金型及びその 一部をなす金型部品の少な く と も一方から各々なる複数 の金型要素を搬出入自在に収納するための金型収納部と、 複数の金型要素の任意の一つを金型収納部から搬出し、 斯く搬出した一つの金型要素を型締部側に搬送して型締 '部に取り付ける と共に、 型締部に装着された一つの金型 要素を型締部から取り外し、 斯く取り外した金型要素を 金型収納部側に搬送して金型収納部に収納するための金 型交換部と、 該金型交換部及び型締部の作動を制御する ための制御部とを備える。 [0020] 好ま し く は、 型締部に装着される複数種の金型の各々 の第 1, 第 2 金型半部は、 第 1 , 第 2 中子半部を夫々含 み、 或は、 両中子半部と両該中子半部が夫々装着される 第 1, 第 2母型半部とを含む。 好ま し く は、 中子はその 両中子半部が互いに接合した状態で、 金型収納部に対し て搬出入され、 型締部に対して着脱され、 金型収納部と 型締部間で搬送される。 接合された中子半部の一方又は 双方を、 一方の母型半部の中子装着凹部の外方開口端又 は両母型半部の夫々の上方開口端を介して一方又は双方 の母型半部の中子装着凹部に対 して嵌脱する操作を含む 操作が行われ、 中子が母型に嵌脱される。 又、 円錐台状 の中子半部が用いられ、 この場合、 型締部の型締動作に よ り母型半部或はプラ テ ンに形成した円錐台状の中子装 着凹部に圧入され、 中子取り外し時には、 圧入された中 子半部を中子突出し口 ッ ドで中子装着凹部外に突き出す c 中子半部及び中子装着凹部の夫々に突部を設けた場合、 中子半部を正逆回転させて両突部同士の離脱不能な係合 を確立/解除し、 中子半部が母型半部に対して着脱され る。 よ り好ま し く は、 中子半部を母型半部又はプ ラテ ン に口 ッ ク させるための手段が設けられる。 [0021] 母型半部又はプラ テ ン及び中子半部の対向端部のいず れか一方に電磁石を埋設しても良く、 この場合、 電磁石 を励磁/消勢させて電磁力で中子半部を母型半部又はプ ラ テ ン に着脱する。 そ して、 母型半部又はプラ テ ンの中 子装着凹部に連通する凹部に負圧を供袷するよ う にした 場合は、 負圧供給を許容ノ阻止 して中子半部を母型半部 又はプ ラ テ ン に着脱する。 [0022] 竪型射出成形機にあっては、 固定, 可動プラ テ ンの う ち の下側に配された も の (下方プラ テ ン) に中子突出し 手段を設ける と共に、 中子半部を母型半部にロ ッ ク させ るための手段を設け、 互いに接合した第 1, 第 2 中子半 部を中子着脱位置にある中子突出しロ ッ ド先端面に対し て着脱する。 そ して、 型締部を型締動作させてロ ッ ド先 端面に載置した中子を母型に密着させた後、 中子を母型 にロ ッ クする。 中子取り外し時には、 上方の中子半部の ロ ッ ク を解除した状態で型締部を型開き動作させた後、 下方の中子半部の口 ッ クを解除 した状態で中子突出し口 ッ ドを介して中子を中子着脱位置に位置決めし、 金型交 換部によ り ロ ッ ド上の中子を取り出す。 [0023] 好ま し く は、 金型収納部は、 複数の金型要素を夫々収 納するための複数の収納室を有する と共に任意の一つの 収納室が搬出入位置に位置決めされるよ うに例えば回転 移動自在の収納部本体と、 制御部の制御下で作動して、 所要の一つの収納室が搬出入位置に位置決めされるよう に収納部を例えば回転させるための駆動手段とを含む。 よ り好ま し く は、 少な く と も一つの収納室には ヒ ータ及 び温度セ ンサが配され、 温度セ ンサ出力に応動する制御 部の制御下で ヒータがオ ンオ フ動作する。 [0024] 好ま し く は、 制御部の制御下で作動する自動洗浄装置 を更に含み、 第 1, 第 2 中子半部間にノ ズルを位置づけ た状態でノ ズルから中子半部に洗浄液を噴射させる。 好ま し く は、 固定及び可動プラ テ ンに形成した温調液 通路に温調液供袷装置からの温調液を供袷し、 或は、 固 定, 可動プラ テンに温調液通路を形成する と共に両プラ テ ンに装着される母型半部の各々 にプラ テ ン内通路に連 通する温調液通路を形成してプラ テ ン内通路を介 して母 型内通路に温調液を供給し、 或は、 固定, 可動プ ラテ ン に温調液通路を形成する と共に両プラ テ ンに装着される 中子半部の各々 にプラ テ ン内通路に連通する温調液通路 を形成してプ ラ テ ン内通路を介して中子内通路に温調液 を供給する。 そ して、 ブラテ ン か らの中子又は母型の取 り外し時、 或は、 母型からの中子の取り外し時に温調液 供給を遮断する。 [0025] 上述のよ う に、 本発明によれば、 一つの金型又は金型 部品から各々 なる複数の金型要素を搬出入自在に収納す るための金型収納部から制御部の制御下で作動する金型 交換部によ り搬出した任意の一つの金型要素を、 金型交 換部によ り型締部側に搬送して型締部に取り付けると共 に、 型締部に装着された一つの金型要素を金型交換部に よ り型締部か ら取り外し、 斯く 取り外した金型要素を金 '型収納部側に搬送して金型収納部に収納する。 従って、 金型又は中子等を自動的かつ迅速に交換でき る。 これに よ り、 例えば予備温調された金型又は中子等の交換に伴 う金型又は中子等の温度低下を低減でき、 金型温度等の 再調整を短時間内に行える。 [0026] 好ま し く は、 中子の両半部を互いに接合或は分離した 状態で、 金型収納部に対する中子搬出入, 型締部に対す る中子着脱及び金型収納部と型締部間での中子搬送を種 々の態様で行う よ う に したので、 中子交換を簡単な操作 で迅速に行え、 プ ラ テ ン と別体又は一体の母型に中子を 正確かつ堅固に装着でき る。 又、 金型収納部に対する金 型全体の搬出入等を同様に行う よ う に したので、 金型交 換も簡単かつ正確かつ迅速に行える。 [0027] 好ま し く は、 金型収納部は、 複数の金型要素を夫々収 納するための複数の収納室を有する と共に、 少な く とも —つの収納室に配した ヒータを温度セ ンサ出力に応じて オ ンオ フ動作させ、 又、 固定及び可動プラ テ ン, 母型半 部及び中子半部の所要のものに形成した温調液通路に温 調液を供給する と共に中子又は母型の取り外し時に温調 液供給を遮断するよう にしたので、 金型, 中子等の保管 中及び射出成形サ イ ク ル実行中において金型, 中子等の 温度を好適に調整でき、 又、 金型又は中子交換時に温調 液供給ホ ー ス の着脱などの手間を要せず、 金型又は中子 の自動交換に便宜である。 [0028] 好ま し く は、 自動洗浄装置のノ ズルから中子半部に洗 浄液を噴射するよ う に したので、 中子交換及び中子保管 に際して中子洗浄のための人手を要せず、 中子交換の自 動化を達成でき る。 [0029] 図 面 の 簡 単 な 説 明 [0030] 第 1 図は、 本発明の第 1 実施例の射出成形機を示す概 略斜視図、 [0031] 第 2 図は、 第 1 図に示す固定側キ ヤ ビティ ュニ ッ トを 示す縦断面図、 [0032] 第 3 図は可動側キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ トを示す縱断面図、 第 4 図は、 第 1 図の金型交換機のチ ャ ッ クを示す部分 · 側面図、 第 5 図は、 金型交換機による母型からのキ ヤ ビティュ ニ ッ ト取外し動作を示す部分縦断面図、 [0033] 第 6 図は第 5 図と同様の図、 [0034] 第 7 図は、 金型交換機による母型へのキ ヤ ビテ ィュニ ッ ト取付け動作を示す部分縦断面図、 [0035] 第 8 図は、 第 1 図の金型ス ト ッ カを示す部分側断面図、 第 9 図は、 金型ス ト ッ 力の変形例を示す概略斜視図、 第 1 0 図は、 第 9 図の金型ス ト ッ カの部分側断面図、 第 1 1 図は、 本発明の第 2実施例で用いられる固定側 母型を示す斜視図、 [0036] 第 1 2 図は可動側母型を示す斜視図、 [0037] 第 1 3 図は、 固定側及び可動側キャ ビテ ィ ユニ ッ トを 示す斜視図、 [0038] 第 1 4図は第 2実施例の金型ス ト ッ 力 の斜視図、 第 1 5 図は、 金型交換機によ る母型に対する中子着脱 動作を示す部分斜視図、 [0039] 第 1 6 図は、 第 1 4図の金型ス ト ッ 力への中子収納動 作を示す部分斜視図、 [0040] 第 1 7 図は、 第 1 4図の金型ス ト ッ 力 の変形例を示す 斜視図、 [0041] 第 1 8 図は金型ス ト ッ カの別の変形例を示す斜視図、 第 1 9 図は、 本発明の第 3実施例による射出成形機の 要部を示す部分概略斜視図、 [0042] 第 2 0 図は、 本発明の第 4実施例によ る射出成形機の 全体構成を示す概略ブロ ッ ク図、 第 2 1 図は、 第 2 0図の金型温諷部を示す水平断面図、 第 2 2図は、 固定側母型に形成した温調液通路を示す 斜視図、 [0043] 第 2 3図は、 固定プ ラ テ ン側及び母型側の温調液通路 同士の接合部を示す部分拡大断面図、 [0044] 第 2 4図は、 第 2 0図に示す射出成形機の中子交換機 及びその周辺要素を一部を水平断面で示す平面図、 [0045] 第 2 5図は中子交換機及び周辺要素の斜視図、 [0046] 第 2 6図は、 第 2 5図の XXV I -XXV I線矢視図、 [0047] 第 2 7図は中子ス ト ッカを示す一部縦断面正面図、 第 2 8図は、 中子交換機の中子保持用ス ト ッパ及びそ の周辺要素を一部を縦断面で示す部分正面図、 [0048] 第 2 9図は中子突出し装置の一部断面部分正面図、 第 3 0図は金型洗浄装置を示す正面図、 [0049] 第 3 1図は、 射出成形機の加熱シ リ ン ダ及び中子ス ト ッカを温調制御部と共に示す概略図、 [0050] 第 3 2図は N C装置を示すブロ ック図、 [0051] 第 3 3図は、 中子予備温調 中子交換用のル ッ クアツ プテ ー ブルを示す図、 [0052] 第 3 4 A図及び第 3 4 B図は、 N C装置による温度制 御処理のフ ロ ー チ ヤ — ト、 [0053] 第 3 5 A図〜第 3 5 D図は、 中子交換制御処理のフ π 一チ ャ ー ト 、 [0054] 第 3 6図は、 第 4実施例の第 1変形例による金型構成 を示す一部断面部分平面図、 第 3 7 図は、 第 4実施例の第 2変形例による金型温調 部を一部をプロ ッ ク で示す断面正面図、 [0055] 第 3 8 図は、 第 4実施例の第 3変形例による金型温調 部を示す第 3 7 図と同様の図、 [0056] 第 3 9 図は、 第 4実施例の第 4変形例による温調液通 路の接合部を示す部分拡大断面図、 [0057] 第 4 0 図は、 第 4実施例の第 5変形例による中子ス ト ッ カを示す概略正面図、 [0058] 第 4 1 図は、 同変形例の加熱シ リ ン ダノ中子温調制御 部を示す概略図、 [0059] 第 4 2 図は、 同変形例で用いる中子温調用ル ッ クアツ プテ — ブルを示す図、 [0060] 第 4 3 図は、 同変形例での温度設定 モ ニタ画面を示 す図、 [0061] 第 4 4 図は、 本発明の第 5実施例の型締部及び中子交 換部を示す一部断面概略平面図、 [0062] 第 4 5 図は、 第 4 4 図の型締部に装着される一対の中 子を示す斜視図、 [0063] 第 4 6 図は、 第 4 4 図の中子交換機の回転腕を示す部 分斜視図、 [0064] 第 4 7 図は、 第 5実施例の第 1 変形例による中子交換 部を示す第 4 4図と同様の図、 [0065] 第 4 8 図は、 第 5実施^の第 2変形例に よ る中子保持 手段を示す部分平面図、 - 第 4 9 図は、 第 5 実施例の第 3変形例による射出成形 機を示す一部断面概略平面図、 [0066] 第 5 0図は、 第 4 9図の L 一 L線矢視図、 [0067] 第 5 1 図は、 本発明の第 6実施例による竪型射出成形 機を示す斜視図、 [0068] 第 5 2図は、 第 5 1 図の射出成形機の一部断面正面図、 第 5 3図は、 第 5 1 図の中子交換機のハン ド及びその 周辺要素を示す概略平面図、 [0069] 第 5 4図は、 固定側母型からの中子対の取り外し動作 を示す部分拡大断面図、 [0070] 第 5 5図は、 母型対に中子対を装着した状態を示す部 分拡大断面図、 [0071] 第 5 6 A図〜第 5 6 D図は、 竪型射出成形機の中子交 換動作を示すフ ロ ー チ ヤ 一 ト、 [0072] 第 5 7図は中子交換用ル ツ ク ァップテ ー ブルを示す図、 第 5 8 A図〜第 5 8 G図は、 一連の中子交換動作の説 明図、 [0073] 第 5 9図は、 第 6実施例の変形例による竪型射出成形 機を す概略正面図、 [0074] 第 6 0図は、 本発明の第 7実施例における中子交換機 による固定側母型への中子装着動作を示す斜視図、 第 6 1 図は第 6 0図に示す母型の端面図、 [0075] 第 6 2 A図及び第 6 2 B図は、 第 6 0図に示す中子の 端面図及び側面図、 [0076] 第 6 3図は第 6 0図に示す縦断面図、 [0077] 第 6 4図は、 本発明の第 8実施例による型締部及び金 - - 型交換部の一部縦断面概略図、 [0078] 第 6 5 図は、 第 6 4 図に示す可動プラ テ ン及び金型を 示す縦断面正面図、 [0079] 第 6 6 図は可動プラ テ ン及び金型の端面図、 [0080] 第 6 7 図は、 第 8実施例の変形例によ る金型交換部を 示す一部縦断面正面図、 [0081] 第 6 8図は、 本発明の第 9実施例による型締部及び金 型交換部を示す一部断面平面図、 [0082] 第 6 9 図は、 第 6 8 図に示す固定プラ テンの端面図、 第 7 0 A図〜第 7 0 D図は、 第 9実施例の金型交換部 の作動を示す図、 [0083] 第 7 1 図は、 第 9実施例の第 1 変形例による金型を示 す断面図、 および [0084] 第 7 2 図は、 第 9実施例の第 2変形例による金型を示 す断面図である。 [0085] 発明を実施するための最良の形態 [0086] 第 1 図を参照する と、 本発明の第 1 実施例の射出成形 機は、 射出部 1 と型締部 2 とを備え、 型締部 2 は、 可動 プラ テ ン 4 をタ イ バー 9 に沿っ て固定プラ テ ン 3 に対し て接近離反方向に駆動するための型締装置 (図示略) を 内蔵している。 成形機に搭載される金型は、 第 1 , 第 2 金型半部 (以下、 第 1 , 第 2金型と云う) 1 0 , 2 0か らな り、 第 1 金型 1 0 は、 固定プラ テ ン 3 に離脱自在に 装着される第 1 母型半部 (以下、 第 1 母型と云う ) 1 1 と、 そのパ — テ ィ ング面 1 1 a に形成した円筒状凹部 1 1 内に離脱自在に装着される第 1 キヤ ビティ ユニッ ト 1 2 とを含む。 同様に、 第 2金型 2 0 は、 可動プラテン 4 に離脱自在に装着される第 2 母型半部 (以下、 第 2母 型と云う) 2 1 と、 そのパーテ ィ ング面 2 l a に形成し た凹部 2 1 b (第 5 図) 内に離脱自在に装着される第 2 キヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 とを含む。 一対の第 1, 第 2母 型 1 1 , 2 1 は種々の形状の成形品 (キ ヤ ビテ ィ ュニッ ト) に共通に用いられ、 一対のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 1 2, 2 2 は、 第 1 , 第 2金型 1 0, 2 0 が互いに当接したと きに、 一つの成形品形状に対応するキ ヤ ビティ を画成す る よ う にな っ ている。 [0087] 第 2 図に示すよ う に、 第 1 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 1 2 は、 円筒状の第 1 ス リ ーブ 1 3 と、 これに形成した軸孔 1 3 a に嵌合しボル ト 1 5 によ り ス リ ーブ 1 3 に固定される 第 1 中子半部 (以下、 第 1 中子と云う) 1 4 とからなる。 ス リ ーブ 1 3 のパーテ ィ ング面 1 3 b には、 キヤ ビティ ュニ ッ ト交換に利用される環状溝 1 3 c が軸孔 1 3 a と 同心状に形成され、 中子 1 4 の先端には第 1 キ ヤ ビティ 形成面 1 4 a が形成されている。 又、 第 2 キヤ ビティュ ニ ッ ト 2 2 は、 第 3 図に示すよ う に、 パー テ イ ング面 2 3 b及び環状溝 2 3 c を有する第 2 ス リ —ブ 2 3 と、 そ の軸孔 2 3 a に摺動自在に嵌合 し先端に第 2 キ ヤ ビティ 形成面 2 4 a が形成された第 2 中子半部 (以下、 第 2中 子と云う) 2 4 とを有している。 ス リ ーブ 2 3 の反パー テ ィ ング面側端面には受扳 2 5 がボル ト 2 6 によ つて固 定され、 第 2 中子 2 4 と、 受板軸孔 2 5 a に摺動自在に 嵌合する突出 し ロ ッ ド 2 7 と、 突出し板 2 8 とがボル ト 2 6 , によ って互いに一体に固定されている。 [0088] 更に、 第 2 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 のス リ ーブ 2 3及 び受扳 2 5 には、 ボル ト 2 6 が夫々螺合する複数組のネ ジ孔 2 3 d , 2 5 d の形成位置と異なる周方向位置にお いて環状溝 2 3 c に整合する半径方向位置に一組以上の 別のネ ジ孔 2 3 e, 2 5 eが形成され、 ネ ジ孔 2 3 e, 2 5 e と第 2 母型 2 1 に形成したネ ジ孔 2 1 e と に螺合 する六角ボル ト 2 9 (第 5 図) によ って、 第 2母型 2 1 と第 2 キ ヤ ビティ ュニ ッ ト 2 2 とが離脱自在に装着され ている。 同様に、 第 1 キヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 1 2 は、 要素 2 3 e , 2 5 e及び 2 9 に夫々対応するネ ジ孔及びボル ト (いずれも図示略) を有し、 ネ ジ孔 2 1 e に対応する ネ ジ孔 (図示略) を形成した第 1 母型 1 1 に離脱自在に 装着されてい る。 [0089] 再び第 1 図を参照する と、 射出成形機は、 その作動を 制御するための上位制御部 (図示略) に電気的に接铳さ れた制御部 5 と、 型締部 2 の一側側壁 2 a の可動プラテ ン 4側に配されキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト 1 2, 2 2 を交換す るための金型交換機 6 とを備えている。 金型交換機 6は、 例えば多関節ロボ ッ 卜からなり、 複数の リ ンク 6 1 aか らなるアー ム 6 1 と、 開閉自在の 3本の爪 6 2 a を有し アー ム 6 1 によ り回転自在に支持されたチ ャ ッ ク 6 2 と を含む。 金型交換機 6 は、 制御部 5 の制御下で、 チヤ ッ ク爪 6 2 a が開閉し、 チ ャ ッ ク 6 2 が回転し、 又、 夫々 の リ ンク 6 1 a がモー タ 6 3 によ って回動される ように なっている。 [0090] 射出成形機は、 型締部 2 において金型交換機 6 に隣接 して配され複数組の第 1 , 第 2 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 1 2, 2 2 を離脱自在に収納するための金型ス ト ッ カ 7 を更に 備えている。 第 1 図及び第 8図に示すよ う に、 金型ス ト ッ カ 7 は、 型締部 2 の側壁 2 a 外面に固定した円筒状ハ ウ ジング 7 1 と、 側壁 2 a 内面に固定され制御部 5の制 御下で回転するステ ッ ピングモータ 7 2 と、 ハウ ジング 7 1 内に配されたキ ヤ ビティ ュニ ッ ト収納部 7 3 とを有 している。 収納部 7 3 には、 種々の成形品形状に対応す る複数組のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 1 2, 2 2 を収容するた めの複数の収納穴 (収納室) 7 4が周方向に等間隔で形 成されている。 このキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト収納部 7 3は、 モータ出力軸 7 2 a に固定した支軸 7 5 にこれと一体回 - 転自在に固定されている。 参照符号 7 6 はハウ ジ ング 7 1 に埋設じた温調管を示す。 [0091] 更に、 射出成形機は、 プラ テ ン 3 , 4 に装着される母 型 1 1 , 2 1 及び金型ス ト ッ カ 7 内に収容されるキ ヤ ビ テ ィ ユニ ッ ト 1 2, 2 2 の温度を夫々 の所望温度に調整 するための温調機 8 を備えている。 温調機 8 は、 温調液 供給管 8 a , 8 b及び 8 c ならびに戻り管 8 d, 8 e及 び 8 f を介して第 1 母型 1 1 及び第 2母型 2 2 に接続さ れる と共に金型ス ト ツ 力ハ ウ ジ ング 7 1 内の温調管 7 6 に接続され、 温調液 (一般には熱交換媒体) を温調機 8 と要素 1 1, 2 2, 7 6 間で循環させるよ う にな って L 、 る 0 [0092] 以下、 第 5 図〜第 7 図を参照して、 射出成形機の金型 交換動作を説明する。 [0093] 別種の成形品の製造に移行する場合、 母型 1 1 , 2 1 に装着された一組のキ ヤ ビティ ュニ ッ ト 1 2 , 2 2が別 の一組のキ ヤ ビティ ュニ ッ ト に交換され、 両キ ヤ ビティ ユニ ッ ト 1 2 , 2 2 の交換作業は略同様に行われる。 以 下、 可動プ ラ テ ン 4 に対応する第 2 キ ヤ ビテ ィ ュニッ ト 2 2 の交換作業について説明する。 [0094] 或るタ イ プの成形品の製造終了後に上位制御部から制 御部 5 に金型交換信号が送出される と、 制御部 5 の制御 下で、 金型交換機 6 のアーム 6 1 の リ ン ク 6 1 a がモー タ 6 3 に よ り夫々駆動されて、 金型ス ト ッ カ 7 に対向す る搬出入開始位置から第 2母型 2 1 に向けてチ ヤ ック 6 2 が移動する。 そ して、 アーム 6 1 が更に作動して、 第 2母型 2 1 と第 2 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 とを結合する 六角ボル ト 2 9 に対向する周方向位置において、 ボル ト 頭部寸法よ り も僅かに大き く拡開された 3本のチ ャ ッ ク 爪 6 2 a がキ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト 2 2 の環状溝 2 3 c内に 挿入される。 次に、 チ ャ ッ ク爪 6 2 a でチ ヤ ッキ ングし つつ六角ボル ト 2 9 の頭部を把持した後、 ボル ト頭部を 把持した状態でチャ ッ ク 6 2 が回転し (第 5 図) 、 ボル ト 2 9 を回転させつつ母型 2 1 のネ ジ孔 2 1 e か ら離脱 させる。 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 が複数本のボル ト 2 9 によ り母型 2 1 に固定されている場合は、 同様の手順で、 夫々のボル ト 2 9 を要素 2 1 , 2 2 から離脱させる。 [0095] 次に、 3本のチ ャ ッ ク爪 6 2 a の夫々 をキヤ ビティュ ニ ッ ト 2 2 の互いに異なる 3 つの周方向位置において環 状溝 2 3 c内に挿入した後、 チ ャ ッ ク爪 6 2 a が環状溝 2 3 c の外方内周面に当接する まで爪を環状溝内で半径 方向外方に拡開させてチ ャ ッ ク爪 6 2 a によ り キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 を保持する。 次いで、 アー ム 6 1 が作動 して、 第 6 図に示すよ う に、 母型 2 1 の凹部 2 1 b内で チ ャ ッ ク 6 2 がキヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 と一体に矢印方 向に後退移動する。 この結果、 キヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 が母型 2 1 から取り外される。 [0096] キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 の取り外し中或は取り外し後 に、 制御部 5 の制御下で金型ス ト ッ カ 7 のステ ツ ビング モータ 7 2 が駆動され、 キヤ ビティ ユニ ッ ト収納部 7 3 の複数の収納穴 7 4 の う ちの、 母型 2 1 から取り外され たキ ヤ ビティ ュニッ ト 2 2 に対応する空の収納穴 7 4が、 チ ャ ッ ク 6 2 のキヤ ビテ ィ ュニ ッ ト搬出入開始位置に対 向する所定回転位置に位置決めされる。 次に、 母型 2 1 から取り外したキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 を保持したチヤ ッ ク 6 2 が空の収納穴 7 4内に挿入され、 チ ャ ッ ク爪 6 2 a が僅かに閉じて牛 ャ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 をチ ャ ッ ク 6 2から離脱させ、 チ ャ ッ ク 6 2が収納穴 7 4か ら搬出 入開始位置まで後退する。 その後、 モー タ 7 2 が更に駆 動されて次に母型 2 1 に装着すべき新たなキ ヤ ビティュ ニ ッ ト 2 2 を収納した収納穴 7 4 が所定回転位置に位置 決めされる と、 第 7 図に矢印で示すよ う にアー ム 6 1が 前進し、 新たなキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 の環状溝 2 3 c 内で夫々のチ ャ ッ ク爪 6 2 a が拡開してキ ヤ ビテ ィュニ ッ トを保持する。 次いで、 アー ム 6 1 が後退してキヤ ビ テ ィ ュ ニ ッ ト 2 2 を収納穴 7 4 から取り出す。 [0097] そ して、 アー ム 6 1 が作動して新たなキ ヤ ビテ ィユエ ッ ト 2 2 を母型 2 1 に向けて移送し、 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 を母型 2 1 の凹部 2 1 b 内に嵌入させる。 次に、 ア ー ム 6 1 が後退して 3本のチ ャ ッ ク爪 6 2 a を牛ャ ビ ティ ュニ ッ ト 2 2 の環状溝 2 3 c から離脱させた後、 3 本爪 6 2 a が縮閉され、 キ ヤ ビ テ ィ ユ ニ ッ ト 2 2 のネ ジ 孔 2 3 e , 2 5 e に螺合した六角ボル ト 2 9 に対向する 位置に移動される。 更に、 環状溝 2 3 c 内に挿入された 爪 6 2 a でボ ル ト頭部を把持し た状態で、 チ ャ ッ ク 6 2 が回転してボル ト 2 9 を母型 2 1 のネ ジ孔 2 1 e に螺着 し、 こ れに よ り、 新たなキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト 2 2 が母型 2 1 に装着され、 第 2 キ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト 2 2 の交換を 終了する。 第 1 キ ヤ ビテ ィ ユ ニ ッ ト 1 2 の交換は同様に 仃われる。 [0098] 射出成形機の稼働中、 温調機 8 において、 水, 油など からなる温調液 (一般には熱交換媒体) が成形材料の種 別に応じた所定温度 ( P M M A の場合は約 1 0 0 。 C ) に調節される。 温調液は、 管 8 a 〜 8 f を介して、 温調 機 8 と第 1 母型 1 1 , 第 2母型 2 1 及び金型ス ト ッ カ 7 のハ ウ ジ ン グ 7 1 との間で循環され、 要素 1 1, 2 1及 び 7 1 の温度が所定温度に維持される。 [0099] 上記第 1 実施例の射出成形機によれば、 金型のキヤ ビ テ ィ ユニ ッ ト 1 2, 2 2 のみを交換する よ う に したので、 金型交換機 6 及び金型ス ト ッ カ 7 を小型化でき、 省スぺ — ス化が図られる。 又、 金型交換機 6 をプラ テ ン 3, 4 と金型ス ト ツ 力 7 との間に設けたので、 金型交換機 6の キ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト交換のため のア ー ム作動距離を低減 でき、 動作を迅速かつ的確に行える。 更に、 温調機 8に よって母型 1 1 , 2 1 及び金型ス ト ッ カ 7 を常時温調す るので、 迅速なキヤ ビテ ィ ュニ ッ ト交換と相ま っ て、 キ ャ ビテ ィ ュニ ッ ト交換後の金型温調作業は微調整で足り、 射出成形サイ クル開始のための段取り時間を短縮できる。 [0100] 第 1 実施例は種々に変形可能である。 [0101] 例えば、 開閉自在の 3本爪チ ャ ッ ク 6 2 に代えて、 ェ ァ吸着チ ヤ ッ ク又は電磁石チ ヤ ッ ク を使用しても良い。 又、 第 1 実!^例では金型ス ト ッ カ 7 の温調液供給ポー ト を温調機 8 に接铳したが、 母型 2 1 又は 2 2 の戻りポー 卜 に接続して も良い。 更に、 金型ス ト ツ 力 7 に代えて、 第 9 図及び第 1 0 図に示す金型ス ト ッ カ 7 ' を用いても 良い。 [0102] 金型ス ト ツ 力 7 , は、 支持軸 7 5 " を介して型締部側 壁 2 a に固定 した円筒状支持体 7 5 ' と、 支持.体 7 5 ' によ り回転自在に支持されたキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト収納部 7 3 , と、 型締部側壁 2 a に固定したス テ ッ ピ ン グモー 夕 7 2 ' とを備え、 支持体 7 5 ' 内には温調管 7 6 ' が 埋設されている。 キ ヤ ビティ ユニ ッ ト収納部 7 3 ' は、 歯車 7 3, a 及び 7 2, a を介 してモー タ 7 2, に駆動 的に連結され、 収納部 7 3 ' の外周面に周方向に等間隔 で形成され牛 ャ ビテ ィ ユニ ッ ト 1 2 , 2 2 を収納するた めの複数の収納穴 7 4 ' の所要の一つが、 金型交換機 6 のキ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト搬出入開始位置に対向する所定回 転位置に位置決めされるよ う になっている。 又、 キヤ ビ ティ ユ ニ ッ ト収納部 7 3 , には収納穴 7 4, と同数のク リ ッ ク機構 7 7 ' が設けられている。 各ク リ ッ ク機構 7 7 , は、 キ ヤ ビテ ィ ユ ニ ッ ト 1 2, 2 2 のス リ ー ブの外 周面に形成した係合凹部 (図示略) に離脱自在に係合す る係合ボー ル 7 7, a と、 ボー ル 7 7, a を内方に付勢 するノ、、ネ 7 7 , b と、 収納部 7 3 , からのバネ 7 7, b の離脱を防止するパネ押え 7 7 ' c とからなる。 収納部 7 3 ' の回転中、 収納穴 7 4 ' に収納されたキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト の係合凹部にク リ ッ ク機構 7 7 , の係合ボール 7 7, a が嵌入し、 キ ヤ ビテ ィ ユ ニ ッ ト の落下が防止さ れる。 収納部 7 3 ' に対するキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ 卜 の搬出 入時、 係合ボー ル 7 7 , a はバネ 7 7 , b のバネ力に抗 して係合凹部に対して係脱する。 [0103] 以下、 第 1 1 図〜第 1 6 図を参照して、 本発明の第 2 実施例の射出成形機を説明する。 [0104] 第 2実施例は、 固定, 可動プ ラ テ ン及び金型ス ト ツ 力 に対して一対の中子半部を同時に着脱可能にした もので、 夫々の中子半部を別々 に着脱する第 1 実施例と比べて、 金型及び金型ス ト ツ 力 の構成が異なる。 又、 第 1 実施例 の 3本爪チ ヤ ッ ク 6 2 に代えて、 制御部 5 に電気的に接 続された電磁チ ャ ッ ク 2 6 2 (第 1 5 図) が金型交換機 6 のアー ム 6 1 の先端に装着されている。 その他の構成 は第 1 実施例と同様であり、 両実施例に共通の要素に同 一の参照符号を付して図示し、 説明を省略する。 [0105] 金型は、 第 1 実施例の金型と基本構成は同様で、 第 1 母型半部 2 1 0 a と第 1 キ ヤ ビティ ュニ ッ ト 2 1 2 とか らなる第 1 金型半部 2 1 0 と、 第 2母型半部 2 2 0 a と 第 2 キ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト 2 2 2 とからなる第 2金型半部 2 2 0 とによ り構成され (第 1 5図参照) 、 両キ ヤ ビテ ィ ユ ニ ッ ト のノ、'一テ ィ ン グ面 2 1 2 a, 2 2 2 a にはキ ャ ビテ ィ (図示略) が形成されている。 第 1母型 2 1 0 a は、 固定プ ラ テ ン 3 に装着される取付板 2 1 0 bと、 こ れに固定した母型本体 2 1 1 とを有している (第 1 1 図) 。 同様に、 第 2母型 2 2 0 a は、 可動プラ テ ン 4に 装着される取付板 2 2 O b と、 これに固定した母型本体 2 2 1 とを有 している (第 1 2 図) 。 [0106] 第 1 母型本体 2 1 1 のパー テ ィ ン グ面 2 1 1 a には第 1 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 1 2 が嵌合する凹部 2 1 l bが 形成され、 凹部 2 1 1 b は母型本体 2 1 1 の一側側面に 開口 している。 凹部 2 1 1 b の内周面の上下側には母型 本体 2 1 1 の側面に開口する係合溝 2 1 1 c が形成され、 第 1 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 1 2 の反パー テ イ ング面側端 部の上下縁に設けた係合突起 2 1 2 c が係合溝 2 1 1 c に離脱自在に嵌合するよ う にな つている。 又、 第 1母型 本体 2 1 1 のパーテ ィ ング面 2 1 1 a には、 第 2母型本 体 2 2 1 のパ ー テ ィ ン グ面 2 2 1 a に設けた係合 ピン 2 2 1 c が離脱自在に嵌入する係合孔 2 1 1 dが穿設され ている。 第 2 母型本体 2 2 1 のパー テ ィ ング面 2 2 1 a には第 2 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 2 2 が嵌合する凹部 2 2 1 bが形成されている。 凹部 2 2 1 b内周面には、 第 2 牛 ャ ビテ ィ ユ ニ ッ ト 2 2 2 の端部上下縁に設けた係合突 起 2 2 2 c が嵌合する係合溝 2 2 1 。 と、 キ ヤ ビティュ ニ ッ ト 2 2 2 の突出し板 2 2 8 が上下縁部が嵌合する係 合溝 2 2 1 d とが形成されてい る。 [0107] 上述の金型を収納するための金型ス ト ッ カ 2 0 7は、 型締部 2 の側壁 2 a に固定される枠体 2 7 1 と、 枠体 2 7 1 によ り夫々回転自在に支持され加熱手段 (図示略) を夫々内蔵した複数の ヒータ ロ ー ラ 2 7 7 と、 ヒ ータ口 - ラ間に張設されたベル ト コ ンベア 2 7 8 と、 例えば制 御部 5 の制御下でベル ト コ ンベア 2 7 8 を駆動するため のサーボモー 夕 2 7 9 とを備えている。 そ して、 ベルト コ ンベア 2 7 8 は、 互いに列設された複数の載置台 2 7 8 ' を有し、 各々の載置台 2 7 8 ' 上に載置された一対 のキ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト 2 1 2 , 2 2 2 は、 載置台を介し て ヒ ー タ ロ ー ラ 2 7 7 によ り所定温度 (例えば、 成形材 料が P Cであ る場合は約 1 4 0 。 C ) に温調されるよう になっている。 又、 各々の載置台 2 7 8, には、 一対の キ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト の係合突起 2 1 2 c , 2 2 2 cが嵌 合する係合溝 2 7 8, a が形成される と共に電磁石 (図 示略) が内蔵され、 ベル ト コ ンベア 2 7 8 の作動に伴つ て載置台 2 7 8 ' が枠体 2 7 1 の両側壁及び底壁に沿つ て移動する間は電磁石が励磁され、 載置台 2 7 8 , から のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ 卜 の落下を防止する よ う にな ってい る [0108] 以下、 上記射出成形機のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト交換動作 を説明する。 [0109] キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト交換時、 制御部 5 の制御下で金型 交換機 6 のアー ム 6 1 が作動して、 電磁チャ ッ ク 2 6 2 がキヤ ビテ ィ ュニッ ト搬出入開始位置から金型に向けて 駆動される。 このと き、 金型は金型半部 2 1 0, 2 2 0 同士が互いに接合した型閉じ状態にある。 そ して、 互い に同時に取り外すべき第 1, 第 2 キ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト 2 1 2, 2 2 2 は、 係合突起 2 1 2 c , 2 2 2 cが係合溝 2 1 1 c, 2 2 1 c に係合した状態で、 取付板 2 1 0 b, 2 2 O bを介 して固定, 可動プラ テ ン 3, 4 に装着され た第 1, 第 2 母型半部本体 2 1 1, 2 2 1 の凹部 2 1 1 b , 2 2 1 b 内に夫々装着されている。 [0110] 次に、 アー ム 6 1 が更に作動 して電磁チ ャ ッ ク 2 6 2 を一対のキ ヤ ビティ ュニ ッ ト 2 1 2, 2 2 2 の側面に当 接させる。 制御部 5 の制御下で電磁チ ャ ッ ク 2 6 2が作 動し、 一対のキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ トを電磁吸引力で同時に - - 吸着, 保持する。 次いで、 アー ム 6 1 が後退して一対の 牛 ャ ビテ ィ ュ ニ ッ トを母型本体 2 1 1, 2 2 1 か ら同時 に引き抜く。 その一方で、 制御部 5 の制御下でサーボモ 一夕 2 7 9 が駆動して、 母型本体から引き抜かれた一対 のキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト に対応する空の載置台 2 7 8, を、 チ ャ ッ ク 2 6 2 の搬出入開始位置に対向しかつ金型ス ト ッ カ 2 0 7 の上部開口に臨む所定位置に移動させる。 そ して、 第 1 6 図に示すよ う に、 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ トとー 体にアー ム 6 1 を下動させ、 係合突起 2 1 2 c, 2 2 2 c を係合溝 2 7 8, a に係合させつつ、 キ ヤ ビテ ィュニ ッ ト 2 1 2, 2 2 2 を載置台 2 7 8, 上に載置する。 次 に、 電磁チ ャ ッ ク 2 6 2 を非作動化させて牛 ャ ビティュ ニ ッ トを電磁チャ ッ クから離脱させた後、 チ ャ ッ クを搬 出入開始位置まで後退させる。 [0111] 母型本体 2 1 1, 2 2 1 に次に装着すべき一対のキ ヤ ビテ ィ ユニ ッ ト 2 1 2, 2 2 2 が載置された載置台 2 7 8, が所定位置に位置決めされる と、 電磁チ ャ ッ ク 2 6 2 によって新たな一対のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ トを吸着, 保 持し、 次いで、 上述のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト取り外 し手順 と略逆の手順で、 新たな一対のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト 2 1 2, 2 2 2 が母型本体 2 1 1, 2 2 1 に装着され、 キヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト交換を終了する。 [0112] 上記第 2実施例によれば、 一対のキ ヤ ビテ ィ ュニッ ト を同時に交換するので、 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト交換に要す る時間を短縮でき る。 又、 一対のキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ トを 係合ピン及び係合孔を利用して互いに接合させた状態で 交換作業を行う ので、 両キ ヤ ビ テ ィ ュ ニ ッ トに位置ずれ を生じるおそれがない。 又、 金型の母型の温調と は別個 にキ ヤ ビテ ィ ュニ ッ トを温調する ので、 現在使用中の金 型の最適温度と次に使用すべき金型の最適温度とが異な る場合でも、 次に用いる金型を最適温度に温調でき、 金 型交換直後に射出成形を開始できる。 [0113] 上記第 2実施例は更に変形可能である。 [0114] 例えば、 金型ス ト ッ カ 2 0 7 に代えて、 第 1 7 図に示 す金型ス ト ッ カ 2 0 7 , 又は第 1 8図に示す金型ス ト ッ 力 2 0 7 " を用いても良い。 金型ス ト ッ カ 2 0 7 , は、 枠体 2 7 1 , によ り往復動自在に夫々支持された複数の 棚板 2 7 1, a と、 棚板 2 7 1 , a に夫々駆動的に連結 された複数のモータ 2 7 9 , とを備え、 各々の棚板 2 7 1 ' a上に載置台 2 7 8 ' が列設されている。 一方、 金 型ス ト ツ 力 2 0 7 " は、 載置台 2 7 8, を周方向に列設 した回転テー ブル 2 0 7 " a と、 これを回転自在に支持 する脚台 2 0 7 " b とを備えている。 [0115] 又、 上記第 2実施例では、 一対のキ ヤ ビテ ィ ュ ニ ッ ト を交換するよ う に したが、 一対のキ ヤ ビティ ュニ ッ トを 装着した一対の母型を交換する よ う に しても良い。 この 場合、 母型が離脱自在に装着される凹部を固定, 可動プ ラ テ ン 3, 4 に形成する と共に、 金型ス ト ッ カ 2 0 7 の 載置台 2 7 8 ' を大型にすれば足り る。 [0116] 以下、 本発明の第 3 実施例を説明する。 本実施例は、 射出成形機の射出部 1 で発生する熱を金 型ス ト ッ 力の温調に有効利用して省エネルギ化を図った もので、 第 1 実施例に比べて、 金型ス ト ッ カ を必ずしも 温調機 8 に接続しな く と も金型ス ト ッ カ の温調が可能で ある点が主に相違する。 [0117] 第 1 9 図に示すよう に、 金型ス ト ッ カ 3 0 7 は射出部 1 の加熱シ リ ンダ 1 a の下方に配されている。 加熱シリ ンダの基端部 1 a , には、 ホ ッ パ 1 bから供袷される成 形材料を加熱して軟化させるための ヒ ー タ (図示略) が 内蔵される と共に温度制御用の冷却水が導かれ、 基端部 1 a ' は約 8 0 。 Cに維持されている。 シ リ ンダ基端部 l a ' において加熱される油, 水, 空気等の熱媒体は、 熱媒体供給管 3 0 8 a と中間にボ ンプ装置 3 0 8 を設け た戻り管 3 0 8 b とを介して、 金型ス ト ッ カ 3 0 7内に 埋設した温調管 (図示略) と シ リ ンダ基端部 1 a ' との 間で循環し、 金型ス ト ッ カ 3 0 7 を 6 0 ° C以上に温調 する。 なお、 必要に応じて、 金型ス ト ッ カ 3 0 7 を温調 機 8 に接続して 8 0 ° C以上に温調する。 第 1 9 '図中、 参照符号 3 7 3 及び 3 7 4 は、 キ ヤ ビテ ィ ュニ ッ ト収納 部及びこれに形成した収納穴 (収納室) を夫々表す。 [0118] 以下、 本発明の第 4実施例の射出成形機を説明する。 本実施例は、 中子を自動交換し、 中子交換時に中子を 自動洗浄し、 更に、 保管中の中子を予熱して中子交換か ら成形サイ ク ル開始までの所要時間を短縮する こ とを企 図する。 第 2 0 図を参照する と、 射出成形機は、 射出部 4 0 1 と、 中子交換部 4 3 0, 金型温調部 4 4 0, 製品ノ中子 突出し装置 4 5 0及び金型洗浄装置 4 6 0 を付設した型 締部 4 0 2 と、 第 1 実施例の制御部 5及び上位制御部の 双方の機能を奏する数値制御 ( N C ) 装置 4 0 5 とを備 え、 射出部 4 0 1 及び型締部 4 0 2 は射出成形機本体を 成している。 [0119] 第 2 1 図に示すよ う に、 射出成形機には、 金型係止部 材 4 0 2, を含む金型ク ラ ンプ装置によ り金型が離脱自 在に装着されている。 金型は、 固定プラ テ ン 4 0 3に装 着した第 1母型 4 1 1 に離脱自在に装着される第 1中子 4 1 4 と、 可動プラ テ ン 4 0 4 に装着した第 2母型 4 2 1 に離脱自在に装着される第 2 中子 4 2 4 とを含み、 両 中子の接合面には例えばレ ンズ用の成形キャ ビテ ィが形 成されている。 第 1 中子 4 1 4 のパーテ ィ ング面 4 1 4 a には係合ピ ン 4 1 4 c (第 2 8図) が形成され、 第 2 中子 4 2 4 のパーテ ィ ング面 4 2 4 a には係合ピ ン 4 1 4 c が 脱する係合孔 4 2 4 c (第 2 9 図) が形成され、 両中子は一体に移送可能にされている。 [0120] 第 2 5 図, 第 2 6 図及び第 2 8 図を参照する と、 第 1 母型 4 1 1 の中心部にはスプル一ブッ シュ 4 1 1 f が配 され、 又、 母型 4 1 1 の中子装着側端面には、 水平断面 視 T字状の中子取付け凹部 (溝) 4 1 1 bが、 後述の中 子交換機の回転腕の移動軌跡に沿って円弧状に形成され ている。 凹部 4 1 1 b は.母型上面から母型中心部まで延 び、 その水平断面寸法は上端開口側で中子断面寸法より も大き く、 底部側で中子断面寸法と略同一され、 凹部 4 1 1 b の底部に第 1 中子 4 1 4 が密に嵌合するよ うにな つている。 第 1 中子 4 1 4 の軸方向中間部の外周面には 環状溝 4 1 4 d (第 2 8図) が形成され、 従って、 中子 4 1 4 は I 字状断面にされ母型凹部 4 1 1 bから水平方 向外方に離脱不能にな っている。 そ して、 中子 4 1.4に はスプル一ブ ッ シュ 4 1 1 f の樹脂流路に連通する樹脂 流路 (図示略) が形成されている。 又、 第 2 9 図に示す よ う に、 第 2 母型 4 2 1 の中子装着面側端面の中央部に は第 2 中子 4 2 4が嵌合する凹部 4 2 1 bが形成され、 凹部 4 2 1 b にはテーパがつけ られ、 その縦断面寸法が 凹部開口側で大き く 凹部底部側で小さ く されている。 [0121] 第 2 1 図を参照する と、 金型温調部 4 4 0 は、 温調液 供給装置 (金型温調機) 4 0 8 と、 固定プラ テ ン 4 0 3, 第 1 母型 4 1 1 , 可動プラ テ ン 4 0 4及び第 2母型 4 2 1 に夫々形成した第 1 〜第 6温調液通路 4 4 1〜 4 4 6 と、 温調機 4 0 8 と通路の対応する もの とを夫々接続す る温調液チュ ーブ 4 4 7 a〜 4 4 7 d とを備え、 上記通 路及びチュー ブを介して温調機 4 0 8 と母型 4 1 1, 2 1 間で所定温度例えば 5 0〜 1 5 0 ° Cの温調液を循 環させて母型及び中子 4 1 4, 4 2 4 を所定温度に維持 する よ う にな っている。 又、 チ ュ ー ブ 4 4 7 a, 4 4 7 b の中間及びチ ュ ー ブ 4.4 7 c , 4 4 7 d の中間には N C装置 4 0 5 の制御下で開閉動作する第 1, 第 2 電磁切 換弁 4 4 8 a , 4 4 8 が設け られ、 温調液の循環を阻 止可能になっている。 [0122] 詳し く は、 第 1 通路 4 4 1 は、 供袷チ ユ ーブ 4 4 7 a を介して温調機 4 0 8 の供給ポー ト に接続される入口ポ — 卜 と、 この入口ポー トに連通し固定プラ テ ン 4 0 3内 をプラ テ ン幅方向に水平に延びる孔 4 4 1 a と、 これに 連通しプラ テ ン厚さ方向に水平に延びる孔とからなる。 孔の外方開口端はねじ栓 4 4 1 cで塞がれている。 第 2 3 図に示すよ う に、 孔の内方端' は大径にされ、 固定プ ラ テ ン 3 の金型取付面には 0 リ ン グ" が孔に整合して配 されている。 この 0 リ ングは、 金型の装着に支障を来さ ないよ うな厚さにされている。 [0123] 第 2 2 図に最も良く 示すよう に、 第 2通路 4 4 2は、 孔に整合して第 1 母型 4 1 1 内を水平に延びる孔 4 4 2 と、 母型 4 1 1 内を垂直に延びる 4 つ の孔 4 4 2 b〜 4 4 2 e と、 孔 4 4 2 e に連通 し母型 4 1 1 内を水平に 延びる孔 4 4 2 f と、 孔 4 4 2 b, 4 4 2 c の上方開口 端同士, 孔 4 4 2 c , 4 4 2 d の下方開口端同士及び孔 4 4 2 d , 4 4 2 f の上方開口端同士を夫々接続するチ ユ ーブ 4 4 2 g〜 4 4 2 i と力 ^ らなる。 孔 4 4 2 b, 4 4 2 e の下方開口端はねじ栓 4 4 2 j で塞がれている。 第 2 3 図に最も良く 示すよ う に、 孔 4 4 2 a は孔に整合 しかつ孔の内方端, よ り も小径にされている。 [0124] 第 3通路 4 4 3 は、 孔 4 4 2 f に整合して固定プラテ ン 4 0 3 内をプラ テ ン厚さ方向に水平に延びる孑し 4 4 3 a と、 これに連通しプラ テ ン幅方向に水平に延びる孔 4 4 3 わ と、 こ の孔に連通しかつ戻りチュ ーブ 4 4 7 bを 介して温調機 4 0 8 の戻り ポー ト に連通する出口ポー ト と力 らなる。 孔 4 4 3 a の外方開口端はね じ栓 4 4 3 c で塞がれている。 孔 4 4 1 b と同様、 孔 4 4 3 a は内方 端が孔 4 4 2 f よ り も大怪にされ、 0 リ ングで囲まれて いる O [0125] 第 4通路〜第 6通路 4 4 4〜 4 4 6 は、 第 1 〜第 3通 路 4 4 1〜4 4 3 と夫々同様に構成されている。 [0126] 以下、 金型温調部 4 4 0 の作動を説明する。 [0127] 金型ク ラ ンプ装置によ って固定, 可動プラ テ ン 4 0 3, 4 0 に母型 4 1 1, 4 2 1 が装着される と、 第 2通路 の孔 4 4 2 a , 4 4 2 ί の内方端が第 1 通路の孔 4 4 1 b及び第 3通路の孔 4 4 3 a の対向端に夫々水密に接続 される と共に第 5通路 4 4 5 の両端が第 4 , 第 6 通路 4 4 4, 4 4 6 の対向端と夫々水密に接続される。 又、 セ ンサ 4 4 9 a によ り金型装着が検出され、 該センサから N C装置 4 0 5 に金型装着完亇信号が送出される。 これ に応じて、 N C装置 4 0 5 の制御下で第 1, 第 2 電磁切 換弁 4 4 8 a, 4 4 8 bが温調液供給側に切り替わる。 この結果、 温調機 4 0 8 の供給ポー トが供袷チュ ーブ 4 4 7 a , 4 4 7 c を介して第 1 , 第 4通路 4 4 1, 4 4 4 の入口ポー ト に連通する と共に、 温調機 4 0 8 の戻り ポー 卜が戻り チューブ 4 4 7 b , 4 4 7 d を介して第 3, 第 6通路 4 4 3, 4 4 6 の出口ポー ト に連通し、 これに よ り、 温調機 4 0 8 と母型 4 1 1 , 4 2 1 間で温調液が 循環して両母型及び中子 4 1 4, 4 2 4が所定温度に維 持される。 [0128] —方、 母型 4 1 1 , 4 2 1 が取り外されると、 センサ 4 4 9 a の検出出力に応動する N C装置 4 0 5 の制御下 で電磁弁 4 4 8 a , 4 4 8 bが温調液供給禁止側に切り 替わる。 結果と して、 温調機 4 0 8が通路 4 4 1, 4 3, 4 4 4及び 4 4 6 から遮断される。 又、 供給チュー ブ 4 4 7 a と戻りチュ ーブ 4 4 7 b とが電磁弁 4 4 8 a において接続される と共にチュ ーブ 4 4 7 c , 4 4 7 d 同士が電磁弁 4 4 8 b において接続され、 温調液はこれ らチュ ーブ内を循環する。 以上のよ う に、 プラ テ ンへの 母型の取付け取り外しに応じて温調液供袷が自動的に許 容又は阻止され、 温調機とプラ テ ンとを接铳するチュー 'ブを手動で着脱する必要がない。 チ ュ - ブの着脱が不要 なので、 チュ ーブをオペレータ の作業の邪魔にな らない 場所に整然と配設でき る。 又、 無駄な熱エネルギ消費が 抑制される。 [0129] 以下、 第 2 4図〜第 2 7 図を参照して、 中子交換機と 中子ス ト ッ カ とを備える中子交換部を説明する。 [0130] 中子交換部 4 3 0 (第 2 0 図) の中子ス ト ッ カ 4 0 7 は、 ス テ— 4 0 3 a を介して固定プラ テ ン 4 0 3 に固定 した軸 4 0 3 b によ り回転自在に支持された ス ト ッカ本 体 4 7 1 と、 N C装置 4 0 5 の制御下でス ト ツ 力本体 4 7 1 を回転さ せるためのサ— ボモ一 夕 4 7 2 とを備え、 ス ト ッ カ本体 4 7 1 には複数対の中子 4 1 4 , 4 2 4を 収納するための複数の収納穴 (収納室) 4 7 4 が周方向 に形成されている。 各々の収納穴 4 7 4 には、 金属円筒 内に密封した シーズヒ ータ 4 3 7 と熱電対 (一般には温 度セ ンサ) 4 3 8 とが配され (第 2 7 図) 、 後述の中子 予備温調に供される。 ス ト ッ カ本体 4 7 1 の収納穴画成 面と これに対応する ヒ ータ 4 3 7 との間には断熱材 4 3 7 ' が介設され、 収納穴 4 7 4 間での熱的な相互干渉を 低減する よ う に している。 又、 ス ト ッ カ本体 4 7 1 の後 部外周面に形成したギア 4 7 1 b は、 サーボモー タ 4 7 2 の出力軸に固定されたギア 4 7 2 と嚙み合っている。 中子交換部 4 3 0 の中子交換機 4 0 6 は、 一対の中子 4 1 4 , 4 2 4 を母型 4 1 1, 4 2 1 に対して着脱しか つ母型と中子ス ト ッ カ 4 0 7 間で移送するための回転腕 4 3 1 と、 固定プラ テ ン 4 0 3 の上面に固定され N C装 置 4 0 5 の制御下で回転腕 4 3 1 を駆動するためのサー ボモータ 4 3 2 とを有している。 回転腕 4 3 1 は、 固定 プラ テ ン 4 0 3 に近接して配される と共にその基端部に おいて一本の上方タ イ バ— 4 0 9 によ り回動自在に支持 されている。 回転腕 4 3 1 の先端部に設けた中子保持リ ング 4 3 1 a には中子外径よ り も僅かに大きい径の軸孔 がリ ングを貫通して形成され、 軸孔の内周面は中子を保 護すべく 真鍮等の钦質金属で被覆されている。 中子保持 リ ング 4 3 1 a の厚さは、 型締時の母型 4 1 1, 2 1 の対向面間隔よ り も小さ く されている。 又、 回転腕 4 3 1 の基端部の外周面に固定したギア 4 3 1 b は、 サ―ボ モータ 4 3 2 の出力軸に固定したギア 4 3 2 b に嚙み合 つ てい る。 [0131] 中子交換機 4 0 6 は、 第 1母型 4 1 1 の凹部 4 1 1 b に装着された第 1 中子 4 1 4 の上部外周面を押圧 して中 子装着状態を保持するための ス ト ッパ 4 3 5 と、 ス ト ツ パを駆動するための空気ァクチユエ一夕 4 3 6 と、 N C 装置 4 0 5 の制御下でァ ク チ ユ エ 一 夕 4 3 6 への加圧空 気の供袷を許容又は阻止するための電磁切換弁 4 3 6 ' とを更に含んでいる (第 2 8図) 。 ス ト ツパ 4 3 5及び ァク チユエ一 夕 4 3 6 は、 母型 4 1 1 の反中子側端面の 上部から中子取付け凹部 4 1 1 b に向けて母型を斜めに 貫通して形成した段付き穴 4 1 1 c内に配されている。 [0132] 中子交換機 4 0 6 は、 中子受渡し位置にある収納穴 4 7 4 と中子受渡し位置にある中子保持リ ング 4 3 1 a と の間で一対の中子を移動させるための空気式押出 し, 戻 しァク チユエ一夕 4 3 3 , 4 3 4 と、 両ァクチユ エ一夕 と加圧空気源 (図示略) との間に夫々介在する電磁切換 弁 4 3 3 , , 4 3 4, とを更に含んでいる (第 2 4図) c ァ ク チ ユ エ 一 夕 4 3 3, 4 3 4 は、 中子ス ト ッ カ 4 0 7 及び回転腕 4 3 1 の両側に夫々配され、 ピス ト ン 4 3 3 a , 4 3 4 a 及び復帰ス プ リ ン グ 4 3 3 b, 4 3 4 bを 夫々有している。 そ して、 1^ じ装置 4 0 5 の制御下で電 磁弁 4 3 3 ' 又は 4 3 4, が加圧空気供給側に切り替わ る と、 ピス ト ン 4 3 3 a又は 4 3 4 a がス プ リ ン グ 4 3 一 — [0133] 3 b又は 4 3 4 bのバネ力に抗 して前進して収納穴 4 7 4及び中子保持リ ング 4 3 1 a の対応する一方か ら他方 に一対の中子を移動させる一方、 電磁弁が加圧空気供給 禁止側に切り替わる と ビス ト ンがスプリ ングのバネ力で 後退する よ う にな っている。 [0134] 中子受渡し位置に臨んで配された光電セ ンサ 4 3 9 a は、 中子保持 リ ング 4 3 1 a と中子ス ト ッ カ 4 0 7 との 間隙に一対の中子が存在しないと きにオ ンになる ように され、 又、 各々の収納穴 4 7 4 の入口に配された磁気セ ンサ 4 3 9 b は、 収納穴内に一対の中子が存在するとき にオ ンになる よ う にされている。 [0135] 次に、 第 2 5 図及び第 2 9 図を参照して、 中子突出し 装置を説明する。 [0136] 製品 中子突出し装置 4 5 0 は、 第 2母型 4 2 1 の軸 '心に沿ってこれを貫通して延び第 2 中子 4 2 4 の段付き 軸孔 4 2 4 c の大怪部に嵌入する突出し ロ ッ ド 4 5 1 と、 軸孔 4 2 4 c 内に摺動自在に配された突出し ピン 4 5 2 とを備え、 突出し ピン 4 5 2 は戻しスプ リ ング 4 5' 3 に よ り突出し 口 ッ ド 4 5 1 側に付勢されている。 可動ブラ テ ン 4 0 4 の反金型側端面に固定した貫通型サー ボモー 夕 4 5 4 は、 図示しないロータ と一体に回転する ボール ナ ツ ト (図示略) と軸方向移動のみ可能なボー ルネジか らなるモータ 出力軸 4 5 4 a と を含み、 N C装置 4 0 5 の制御下で、 出力軸 4 5 4 a に直結された突出し ロ ッ ド 4 5 1 を金型側に軸方向移動させて突出 し ピン 4 5 2を 介して成形キ ヤ ビティ 内の製品を突き出すと共に、 突き 出しロ ッ ド 4 5 1 を更に軸方向移動させて第 2 中子 4 2 を第 2母型 4 2 1 から離脱させるよ う になつている。 なお、 貫通型サーボモータ 4 5 4 に代えて、 2段作動可 能な空気ァク チュ ヱー タ等を用いても良い。 突出 し装置 4 5 0 は、 モータ出力軸 4 5 4 a の両側に夫々配された ソ レノ ィ ド 4 5 5 を更に含み、 各ソ レノ ィ ドはプラ ンジ ャ 4 5 5 a を短時間にわたり中子 4 2 4 に突き当てるよ う に作動し、 一種の電磁ハ ンマ と して機能する。 [0137] 第 2 5 図, 第 2 6 図及び第 3 0 図を参照する と、 金型 洗浄装置 4 6 0 は、 中子 4 1 4, 4 2 4 のキ ヤ ビティ形 成面に向けて洗浄液を噴射するためのノ ズル 4 6 1 を備 え、 ノ ズル 4 6 1 は、 N C装置 4 0 5 により制御される 電磁開閉弁 4 6 2が中間に配されたホー ス 4 6 2 ' を介 して'洗净液供給源 (図示略) に接続されている。 ノ ズル 4 6 1 を退避位置と洗浄位置間で移動させるための空気 ァクチユ エ一 夕 4 6 4 は、 N C装置 4 0 5 によ り制御さ れる電磁切換弁 4 6 5 を介して加圧空気源 (図示略) に 接続されている。 ァク チユエ一 夕の ピス ト ン 4 6 4 a は その先端にノ ズル 4 6 1 が装着され、 ァ ク チユ エ一夕に 内蔵の復帰ス プリ ン グ (図示略) によ り退避位置側に付 勢され、 加圧空気供給遮断時に退避位置に復帰するよう になっている。 ノ ズル 4 1 が洗浄位置にある と き、 セ ンサ 4 6 .6 によ り これが検出される。 固定プラ テ ン 4 0 3 の上面に固定した基台 4 6 3 a を有する ス タ ン ド 4 6 - - [0138] 3 (第 2 5 図) は、 基台に対して旋回自在かつ中間部で 屈曲自在のア ー ム 4 6 3 bを有 し、 アー ム先端にはァク チュ ヱータ 4 6 4 がア ー ム に対 して揺動自在に装着され、 旋回角度, 屈曲角度及び揺動角度を手動調整する ことに より ノ ズル 4 6 1 の移動方向を適宜設定可能にな ってい 0 [0139] 第 3 1 図に示すよ う に、 射出成形機は、 スク リ ュ 4 0 1 a, を内蔵した加熱シ リ ンダ 4 0 1 a を備えている。 加熱シ リ ンダ 4 0 1 a の 3 つの加熱帯には、 N C装置 4 0 5 によ り ォ ンオ フ制御される開閉器 S W 1 〜 S W3を 介して電源 4 0 1 c に接続されたバン ド ヒ ータ B B [0140] 3 と、 加熱帯の温度を検出するための熱電対 T C 1〜T C 3 とが設け られている。 熱電対 T C 1 〜 T C 3 は、 温 度変換器 4 0 1 d の第 1 〜第 3 入力端子に接続され、 変 換器 4 0 1 d の第 4〜第 1 0入力端子には、 中子ス ト ッ 力 4 0 7 の 7 つの収納穴 4 7 4 に夫々対応する熱電対 4 3 8 (第 2 7 図) が接続され、 変換器 4 O l d において 夫々の熱電対出力をデジタ ル信号に変換するよ う にして いる。 第 3 1 図中、 記号 F C 1 〜 F C 7 は 7 つの収納穴 4 7 4 を表すコ ー ドを示し、 S W 4〜 S W 1 0 は 7つの 収納穴 4 7 4 に夫々対応する ヒ ータ 4 3 7 と電源 4 0 1 c 間に介在し N C装置 4 0 5 によ り オ ンオ フ制御される 開閉器を示す。 [0141] 第 3 2 図を参照する と、 N C装置 4 0 5 は、 数値制御 用マイ ク ロ プロ セ ッ サ (以下、 N C用 C P U と云う) 4 0 5 a と、 プロ グラマブノレマ シ ン コ ン ト ロー ラ用マイ ク 口プロ セ ッ サ (以下、 P M C用 C P U と云う) 4 0 5 b とを備えている。 P M C用 C P U 4 0 5 b には、 射出成 形機のシーケ ン ス制御に用いる シー ケ ン ス プロ グ ラ ム等 を記憶した リ ー ドオ ン リ メ モ リ ( R O M) 4 0 5 c とデ 一 夕 の一時記億等に用いる ラ ン ダム ア ク セ ス メ モ リ (R A M) 4 0 5 d とが接続されている。 N C用 C P U 4 0 5 a には、 射出成形機を全体的に制御するための管理プ ロ グラ ムを記億した R O M 4 0 5 e とデータの一時記億 等に用いる R A M 4 0 5 f とが接続されている。 更に、 射出用, 型締用, スク リ ュ回転用, 中子交換のための回 転腕駆動用, 中子ス ト ッ カ駆動用, 突出 し装置用等の各 軸サーボモー タの夫々を駆動制御するための複数のサー ボ回路 (その一つを参照符号 4 0 5 hで示す) が、 サー ポイ ンタ ー フ ェ イ ス 4 0 5 gを介して N C用 C P U 4 0 5 a に接続されている。 サーボ回路にはサ―ボモータに 設けた位置検出器例えばパルス コ ーダ (図示略〉 が接続 され、 サーボ回路によ りサーボモータの位置, 速度を制 御する よ う に している。 [0142] N C装置 4 0 5 は、 共有 R A M 4 0 5 i , 入力回路 4 [0143] 0 5 j , 出力回路 4 0 5 k およびバス ア ー ビタ コ ン ト ロ ー ラ ( B A C ) 4 0 5 mを更に備えている。 共有 R AM 4 0 5 i は、 バブルメ モ リ, C M 0 S メ モ リ等の不揮発 性メ モ リ か らな り、 射出成形機の各種動作を制御するた めの N Cプロ グラ ム等を記憶するためのメ モ リ部と、 各 種設定値, パ ラ メ ー タ, マ ク ロ変数を記億するための設 定メ モ リ部とを有している。 入力回路 4 0 5 j は、 各種 セ ンサ, 金型温調機 4 0 8及び温度変換器 4 0 1 dに接 続されている。 出力回路 4 0 5 k は、 各種電磁弁, 電磁 ソ レノ イ ド, 金型温調機, 開閉器, 温度変換器及びサー ポ回路に接続されている。 B A C 4 0 5 mには、 N C用 C P U, P M C用 C P U, 共有 R A M及び入出力回路の 夫々 のバスが接铳され、 使用すべきバスを B A C により 制御する よ う になっている。 又、 ォペ レ 一 タ ノ、。ネ ルコ ン ト ロー ラ 4 0 5 n を介して B A C 4 0 5 mに接続された C R T表示装置付き手動データ入力装置 ( C R T ZMD I ) 4 0 5 p は、 各種指令, 設定デー タ入力用のソ フ ト キー, テ ンキ ー等の各種操作キーを有している。 [0144] 上述のよ う に構成された N C装置 4 0 5 において、 N Cプロ グラ ム, シー ケ ン ス プロ グラ ム及び各種成形条件 ノヽ。 ラ メ 一夕 に従って、 P M C用 C P U 4 0 5 b により射 出成形機がシ ー ケ ン ス制御される と共に、 N C用 C P U 4 0 5 a によ り各軸サーボ回路へのパル ス分配が行われ、 これによ り計量, 型締, 射出, 保圧, 冷却, 型開き, 製 品突出し等の射出成形サイ ク ルが従来公知のよ う に実行 される。 [0145] 以下、 N C装置 4 0 5 の制御下で実行される中子予備 温調動作を説明する。 [0146] 中子ス .ト ッ 力 4 0 7 の夫々の収納穴 4 7 4 に複数対の 中子 4 1 4 , 4 2 4 に収納する際に、 オペレータ は、 C R T /M D I 4 0 5 p を操作して C R T画面上に中子予 備温度設定画面を表示させた後、 収納穴 4 7 4内に収納 した例えば 7 対の中子の名称 (中子コ ー ド) 4 1 4一 1, 4 2 4 — 1 〜 4 1 4ー 7 , 4 2 4 — 7 と、 夫々の中子対 (収納穴) の目標予備加熱温度 T s l 〜 T s 7 と、 収納 穴ヒ ータ 4 3 7 のオ ンオフ制御周期 (温度制御周期) t p l 〜 t p 7 とを収納穴表示コ ー ド F C 1 〜 F C 7に夫 々対応させて設定し、 これによ り、 共有 R A M 4 0 5 i には第 3 3 図に示す中子予備温調ノ中子交換用のルツ ク ア ッ プテー ブル T bが格納される。 なお、 制御周期 t p l 〜 t p 7 を互いに同一の値に設定する場合は、 これを デフ ォ ル ト値と して予め固定的に設定可能である。 又、 テーブル T b 中の記号 Q 1 〜 Q 7 は、 夫々 の収納穴 4 7 4 を中子搬出入位置に位置決めするための中子ス ト ツ力 駆動用サー ボモー タ 4 7 2 (第 2 4図) の目標回転位置 を表す。 回転位置 Q 1 〜 Q 7 は例えば射出成形機の製造 時に予め設定され、 従って、 設定不要であって、 C R T 画面上にも表示されない。 更に、 加熱シ リ ンダ 4 0 1 a の夫々の加熱帯についての目標温度および温度制御周期 (オ ンオ フ制御周期) ならびに目標金型温度が夫々手動 設定される と、 夫々の設定温度が共有 R A M 4 0 5 i に 記憶される と共に温度制御周期がヮ— ク メ モ リ に記億さ れる。 [0147] 上述のよ う に設定されたテ— ブル T b に従って、 第 3 4 A図及び第 3 4 B図に示す温度制御処理が、 バ ン ド ヒ 一夕 B 1 〜 B 3及び収納穴ヒ ー タ 4 3 7 のオ ンオ フ制御 周期よ り も充分に短い周期で P M C用 C P U 4 0 5 bに よ り繰り返し実行される。 [0148] 第 3 4 A図及び第 3 4 B図を参照する と、 各々 の温度 制御処理周期において、 P M C用 C P U 4 0 5 b は、 指 標 i を 「 1 」 にセ ッ ト し (ス テ ッ プ S 1 0 0 ) 、 ノ、 *ン ド ヒータ B 1 〜 B 3 及び 7 つの収納穴ヒー タ 4 3 7 に夫々 対応し初期設定で 「 0 」 に夫々 リ セ ッ ト されるフ ラ グ F 2 - l 〜 F 2 — 1 0及びフ ラ グ F 1 — 1 〜 F 1 - 1 0の う ち の指標 i に対応する フ ラ グ F 2 — i , F 1 — i の各 々が 「 1 」 にセ ッ ト されているか否かを判別する (ステ ッ プ S 1 0 1 , S 1 0 2 ) 0 フ ラ グ F 2 — i, F 1 — i の双方共に 「 1 」 でなければ、 C P Uは出力回路 4 0 5 kを介して温度変換器 4 0 1 d に熱電対出力選択のため の指令を送出 し、 指標 i に対応する温度変換器 4 0 1 d の第 i 入力端子に印加される熱電対出力に対応する検出 温度 T a i を入力回路 4 0 5 j を介して読み取る (ステ ッ プ S 1 0 3 〉 。 [0149] 次に、 C P U 4 0 5 D は、 変換器 4 0 1 d の第 i入力 端子に対応する ヒ ータ (加熱帯又は収納穴) の目標温度 T s i と当該 ヒ ー タ の前回オ ン動作時における検出温度 T a i と の偏差を表すレ ジ ス タ E 1 i の記億値を レジス 夕 E O i に格納し ( ス テ ッ プ S 1 0 4 ) 、 目標ヒ ータ温 度 T s i と ス テ ッ プ S で読み取った検出温度 T. a i との 偏差とに基づいて温度偏差を求めてレ ジ ス タ E 1 i に格 納する (ス テ ッ プ S I 0 5 ) 。 そ して、 温度偏差の積算 値を表すレ ジ ス タ E s i の記憶値にス テ ッ プ S 1 0 5で 求めた温度偏差を加算し ( ス テ ッ プ S 1 0 6 ) 、 更に、 下記第 ( 1 ) 式に従ってオ ン時間 t o n を算出する (ス テ ツ プ S 1 0 7 ) 0 [0150] t o n = K l - E l i + K 2 - E s i [0151] + K 3 · ( E l i - E O i ) · · · ( 1 ) こ こで、 K 1, K 2及び K 3 は温度制御における比例, 積分及び微分ゲイ ンを夫々表し、 E l i , E s i 及び E 0 i は、 今回検出温度偏差, 積算温度偏差及び前回検出 温度偏差を夫々表すレ ジス タ値を表す。 [0152] そ して、 第 i 入力端子に対応する加熱帯又は収納穴につ いての、 ワ ー ク メ モ リ又はテー ブル T b に設定した温度 制御周期 t p i より もス テ ッ プ S 1 0 7 で算出したオ ン 時間 t 0 nが大きいか否かを判別する ( ス テ ッ プ S 1 0 8 ) 。 算出値 t 0 nが設定周期 t p i より も大き ければ、 設定周期 t p i をオ ン時間 t o n と して設定して温度制 御周期 (オ ン オ フ周期) の全期間をオ ン時間にする (ス テ ツ プ S 1 0 9 ) 。 次いで、 温度制御周期 t p i からォ ン時間 t o n を減じてオ フ時間 t o i ί を求め ( ステツ プ S 1 1 0 ) 、 タ イ マ Τ 1 i 及び Τ 2 i にオ ン時間 t 0 n及びオ フ時間 t o f f を夫々設定する ( ス テ ッ プ S 1 1 1 , S 1 1 2 ) 0 [0153] 次に、 C P Uは、 タ イ マ T l i をス タ ー ト させ、 開閉 器 S W 1 〜 S W 1 0 の指標 i に対応する一つをオ ンに し て ヒ ー タ B 1 〜 B 3及び 7 つの収納穴ヒ 一夕 4 3 7の対 応する一っをォ ン作動させた後、 フ ラ グ F l i を 「 1 」 にセ ッ ト し、 タ イ マ T 1 i 力 'タ イ ムア ッ プしたか否かを 判別する (ス テ ッ プ S 1 1 3 〜 S 1 1 6 ) 。 当初はタイ マ T 1 i 力'タ イ ムア ッ プしていないので、 指標 i を 「 1」 だけイ ンク リ メ ン ト し (ス テ ッ プ S 1 2 2 ) 、 次いで、 更新後の指標 i が加熱帯及び収納穴の総数 「 1 0 」 以下 であるか否かを判別し (ス テ ッ プ S 1 2 3 ) 、 指標 i が 「 1 0 」 以下であればステ ッ プ S 1 0 1 に戻る。 [0154] 温度制御開始直後での制御処理周期では、 バン ドヒー 夕 B 1 に対応する フ ラ グ F 2 — 1 及び F 1 一 1 以外のフ ラ グ F 2 — 2 〜 F 2 — 1 0及び F 1 — 2 〜 F 1 — 1 0 は 「 0 」 に リ セ ッ ト されたま まであるので、 その他のバン ド ヒ ー タ B 2 , B 3及び 7 つの収納穴 7 4 7 の夫々につ いて上述と同様の処理が実行される。 この結果、 加熱シ リ ンダ 4 0 1 a及び 7 対の中子 4 1 4 , 4 2 4が夫々加 熱される。 ス テ ッ プ S 1 0 1 において指標 i が 「 1 0」 を越えた と判別される と、 今回周期での温度制御処理を 終了する。 [0155] 次の処理周期において、 ステ ッ プ S 1 0 0 で指標 i力 ϊ 「 1 」 にセ ッ ト され、 ステ ッ プ S 1 0 1 でフ ラ グ F 2 — i ( こ こでは F 2 — 1 ) 力 ϊ 「 0 」 である と判別される。 前回周期においてフ ラ グ F 1 - i が 「 1 」 に夫々 セッ ト されている ので、 ス テ ッ プ S 1 0 2 での判別結果が肯定 になる。 そ こ で、 C P U 4 0 5 b は、 タ イ マ T 1 i が夕 ィ ムア ッ プしたか否かを判別する ( ス テ ッ プ S 1 1 6 ) 。 タ イ マがタ イ ムア ッ プしていなければ指標 i を 「 1」 だ けイ ン ク リ メ ン ト し ( ス テ ッ プ S 1 2 2 ) 、 更新後の指 標 i 力 ί 「 1 0 」 以下か否かを判別する ( ス テ ッ プ S 1 2 3 ) 。 そ して、 指標 i が 「 1 0 」 を越えるまでス テップ S 1 0 1 , S 1 0 2 , S 1 1 6 , S 1 2 2及び S 1 2 3 からなる一連の処理が繰り返され、 指標 i が 「 1 0」 を 越える と今回周期での温度制御処理を終了する。 [0156] その後の周期の夫々 において も同様の処理が操り返さ れる。 そ して、 或る周期でのステ ッ プ S 1 1 6 でタイマ T 1 i がタ イ ムア ッ プしたと判別する と、 C P U は、 指 標 i に対応する開閉器 S W i をオフにするための指令を 出力回路 4 0 5 kを介して当該開閉器に送出し (ステツ プ S 1 1 7 ) 、 次に、 フ ラ グ F 1 — i を 「 0」 に リセッ 卜する と共にフ ラ グ F 2 — i を 「 1 」 にセ ッ トする (ス テ ツ プ S 1 1 8 ) 0 そ して、 先の周期のステ ッ プ S I 1 2で設定したォフ時間 t o f f を計測するためのタイマ T 2 i をス タ ー ト させてオ フ時間の計測を開始し (ステ ッ プ S 1 1 9 ) 、 当該タイ マがタ イ ムア ッ プしたか否か を判別する (ステ ッ プ S 1 2 0 ) 。 タ イ マ T 2 i がタイ 厶ア ッ プしていなければ、 指標 i を 「 1 」 だけイ ンク リ メ ン ト し ( ス テ ッ プ S 1 2 2 ) 、 イ ン ク リ メ ン ト後の指 標 i 力 s 「 1 0 」 以下か否かを判別する ( ス テ ッ プ S 1 2 3 ) 。 判別結果が肯定ならばス テ ッ プ S 1 0 1 に戻る。 こ の様に して、 オ ン時間が経過した開閉器はオ フ され、 - - 当該開閉器のォフ時間の計測が開始される。 [0157] その後の夫々の周期において、 オ ン動作中の開閉器に ついては同様の処理が繰り返される一方で、 オ フ動作中 の開閉器についてはス テ ッ プ S 1 0 1 からステ ッ プ S 1 2 0 に移行してタ イ マ T 2 i がタ イ ムア ッ プしたか否か が判別される。 或る周期のステ ッ プ S 1 2 0 において夕 ィ ム T 2 i のタ イ ムア ッ プが検出される と、 対応するフ ラ グ F 2 — i が 「 0 」 に リ セ ッ 卜 される (ス テ ッ プ S 1 2 1 ) 。 こ の様に、 フ ラ グ F 2 — i 及び F 1 — i の双方 がリ セ ッ ト される と、 両該フ ラ グに関連する開閉器につ いてステ ッ プ S 1 0 3 及びそれ以降のス テ ッ プで開閉器 のオ ン制御が再度実行される。 結局、 バ ン ド ヒー タ B 1 〜 B 3及び 7 つの収納穴ヒータ 4 3 7 についての比例, 積分及び微分制御が行われ、 3 つの加熱帯及び 7 対の中 子の夫々の温度が設定温度に制御される。 [0158] 射出成形に係る温度条件の設定或はモニタを行うべく オペ レータが C R T ZM D I 4 0 5 Pを操作する と、 C R T画面上に温度設定 モニタ画面が表示される。 この と き、 P M C用 C P U 4 0 5 b は、 設定金型温度及び設 定加熱帯温度を共有 R A M 4 0 5 i から読み出して C R T画面上に表示させる。 又、 熱電対 T C 1 〜 T C 3及び 7 つの熱電対 4 3 8 を出力回路 4 0 5 k を介して順次指 定して、 夫々 の熱電対で検出した加熱帯及び中子対の現 在温度を入力回路 4 0 5 j を介 して順次読み取って C R T画面上に表示させる。 上記温度制御では中子温度を加熱シ リ ンダ温度と同時 に制御したが、 中子ス ト ッ カ 4 0 7 での中子の予備温調 は加熱シ リ ンダ温度ほどの制御精度を要しないので、 中 子予備温調制御を加熱シ リ ンダ温度制御間隔より も長い 間隔で加熱シ リ ンダ温度制御と別途実施しても良い。 [0159] 以下、 第 3 5 A図〜第 3 5 D図を参照して、 中子交換 制御を説明する。 [0160] 金型温度, 加熱シ リ ンダ温度, 型締力, 射出速度, 保 圧, シ ョ ッ ト量等の各種成形条件の設定後、 使用すべき 中子を表すコ ー ド及び中子交換指令が手動入力され、 或 は、 プロ グラ ムから読み出されると、 P M C用 C P U 4 0 5 b は第 3 5 A図〜第 3 5 D図の中子交換制御処理を 実行する。 [0161] 先ず、 P M C用 C P U 4 0 5 t» は、 N C用 C P U 4 0 5 aがサーボイ ンタ ー フ ヱ イ ス 4 0 5 gを介して各軸サ ーボ回路 4 0 5 hから読み取って共有 R A M 4 0 5 i に 書き込んだ各軸サーボモータ回転位置のうちのサーボモ —タ 4 3 2 の回転位置を共有 R A Mから読み取る。 次い で、 サーボモータ 4 3 2 の回転位置に基づいて、 回転腕 4 3 1 が母型に中子対が装着されている こ とを表す回転 位置 P 1 にあ るか否かを判別する ( ス テ ッ プ S 2 0 0 ) c 回転腕 4 3 1 が回転位置 P 1 にあり、 従って、 第 1, 第 2中子 4 1 4, 4 2 4 が第 1, 第 2母型 4 1 1, 4 2 1 に夫々装着されている と判別する と、 第 1, 第 2 中子の キ ヤ ビテ ィ形成面を洗浄すべく 第 2 中子 4 2 4 を第 1 中 子 4 1 4 から所定距離だけ離反させるため、 ? 1 (:用〇 P U 4 0 5 b は、 当該所定距離に対応する移動位置 P 3 に可動プラ テ ン 4 0 4 を位置決めするための移動指令を 共有 R A M 4 0 5 i を介して N C用 C P U 4 0 5 aに送 出する (ステ ッ プ S 2 0 1 ) 。 この移動指令に応 じて、 P M C用 C P U 4 0 5 a は、 第 2 4図に示す型締用サ一 ボモータ M 0 に対応するサ―ボ回路にパルス分配を行つ て可動プラ テ ン 4 0 4 を移動させる。 サー ボモー タ M 0 に装着した位置検出器からの位置検出信号に基づいて、 可動プラ テ ン 4 0 4が指令位置 P 3 を含むイ ン ポ ジシ ョ ン幅内に到達 したと判別する と、 C P U 4 0 5 a は、 位 置決め完了信号を共有 R A M 4 0 5 i を介して P M C用 C P U 4 0 1 b に送信する。 [0162] 位置決め完了信号に応じて、 C P U 4 0 1 b は、 出力 回路 4 0 5 k を介して金型洗浄装置 4 6 0 の電磁切換弁 4 6 5 をオ ン にする (ステ ッ プ S 2 0 2 ) 。 この結果、 電磁弁 4 6 5 を介して洗浄装置 4 6 0 の空気ァク チユ エ 一夕 4 6 4 に加圧空気が供給されて ピス ト ン 4 6 4 a と —体にノ ズル 4 6 1 が移動する。 第 3 0 図に示すように、 ノ ズル 4 6 1 が中子 4 1 4 , 4 2 4 の軸線上の洗浄位置 に到達する と セ ンサ 4 6 6 がオ ンになる。 セ ンサ 4 6 6 がオ ンにな っ た こ と をス テ ッ プ S 2 0 3 で判別すると、 C P U 4 0 5 b は電磁開閉弁 4 6 2 をオ ンにする と共に 夕 イ マ A 1 を ス タ ー ト させる ( ス テ ッ プ S 2 0 4, S 2 0 5 ) 。 この結果、 洗浄液が電磁弁 4 6 2 を介してノ ズ ル 4 6 1 に供給され、 ノ ズルか ら洗浄液が中子 4 1 4, [0163] 4 2 4 に向けて噴射されて中子が洗浄される。 タ イマ A 1 がタ イ ムア ッ プし、 従って、 設定洗浄時間が経過した と ステ ッ プ S 2 0 6 で判別する と、 C P U 4 0 5 bは電 磁弁 4 6 2, 4 6 5 をオ フにする (ス テ ッ プ S 2 0 7, [0164] 5 2 0 8 ) 。 この結果、 ノ ズルからの洗浄液の噴射が停 止し、 ノ ズル 4 6 1 が退避位置まで上動する。 [0165] 次に、 C P U 4 0 5 b は、 両中子 4 1 4, 4 2 4間に 僅かな間隙 5 を生じさせるプラ テ ン移動位置 P 4 (金型 タ ッチ位置よ り も間隙 δ [0166] だけ手前) に可動プラ テン 4 0 4 を位置決めするための 移動指令を C P U 4 0 5 a に送出する (ステ ッ プ S 2 0 9 ) 。 位置 P 4への位置決めの完了を表す信号が C P U 4 0 5 a から送出される と、 C P U 4 0 5 b は、 中子同 士間に僅かな間隙が生じさせる突出しロ ッ ド移動位置 P 5 に突出しロ ッ ド 4 5 1 を位置決めするための移動指令 を、 突出し口 ッ ド駆動用サーボモータ 4 5 4 に関連する サー ボ回路に送出する (ステ ッ プ S' 2 1 0 ) 。 更に、 C P U 4 0 5 b は、 電磁ソ レノ ィ ド 4 5 5 を短時間作動さ せる と共にタ イ マ A 2 をスタ ー ト させる (ス テ ッ プ S 2 1 1, S 2 1 2 ) 。 この結果、 ソ レノ イ ド 4 5 5 で駆動 される プラ ン ジャ 4 5 5 a によ り、 第 2 中子 4 2 4を第 2母型 4 2 1 から離脱させるよ う に作用する衝撃力が第 2中子に加え られる。 [0167] C P U 4 0 5 b は、 タ イ マ A 2 がタ イ ムア ッ プ したか - - 否かを判別する と共に突出しロ ッ ドが指令位置 P 5に到 達したこ とを表す位置決め完了信号が N C用 C P U 4 0 5 a から送出されたか否かを判別する ( ス テ ッ プ S 2 1 3, S 2 1 ) 。 そ して、 位置決め完了信号の送出前に タ イ マ A 2 がタ イ ムア ッ プし、 従って、 中子 4 2 4が母 型 4 2 1 から未だ離脱していないと判別する と、 ソ レノ ィ ド 4 5 5 を再度作動させて、 中子 4 2 4 に衝撃力を再 び与える (ス テ ッ プ S 2 1 1 ) 。 一方、 位置決め完了信 号が送出され、 中子 4 2 4が母型 4 2 1 から離脱したと 判別する と、 C P U 4 0 5 b は、 突出し ロ ッ ドに関連す るサーボ回路に出力回路 4 0 5 k を介して ト ルク リ ミ ッ ト値を送出する と共に、 母型 4 2 1 から中子 4 2 4を完 全に離脱させる突出し ロ ッ ド移動位置 P 6 に突出 しロ ッ ド 4 5 1 を位置決めするための移動指令を C P U 4 0 5 a に送出する ( S 2 1 5 ) 。 この結果、 突出しロ ッ ド駆 動用サ ー ボモ ー タ 4 5 4 の出力 ト ルク を ト ルク リ ミ ッ ト 値に対応する トルク以下に制限 しつつ、 突出しロ ッ ド 4 5 1 によ り中子 4 2 4 が母型 4 2 1 から突き出される。 位置 P 6 への移動指令の送出と同時に、 C P U 4 0 5 b は、 中子突出 し速度よ り も僅かに遅い移動速度で可動プ ラ テ ン 4 0 4 を中子交換位置 P 7 に位置決めする ための 移動指令を C P U 4 0 5 a に送出する ( ス テ ッ プ S 2 1 6 ) 。 この結果、 可動プラ テ ン 4 0 4 が後退して型開き が行われる。 又、 第 2 中子 4 2 4 が可動プラ テ ン移動速 度よ り も速い速度で移動しかつ突出し口 ッ ド駆動用サー ボモータ 4 5 4 の出力 ト ルク が制限されているので、 第 2 中子 4 2 4 は第 1 中子 4 1 4 に密着した状態に保持さ れる [0168] 位置 P 6への突出し口 ッ ド 4 5 1 の位置決め完了を表 す位置決め完了信号が送出されたとステ ッ プ S 2 1 7で 判別する と、 C P U 4 0 5 b は、 突出し ロ ッ ド 4 5 1 を 元の退避位置 P 8 まで後退させるための移動指令を送出 する (ス テ ッ プ S 2 1 8 ) 。 突出しロ ッ ド 4 5 1 の後退 移動によ り、 突出しロ ッ ドから第 2 中子 4 2 4 に加えら れる押圧力が消滅しても、 第 1 中子 4 1 4 とその係合ピ ンと係合孔において嵌合する第 2中子 4 2 4 は互いに密 着した状態にあり、 両中子は第 1母型 4 1 1 によ って保 持される。 また、 C P U 4 0 5 b によ り電磁切換弁 4 3 6 , がオ フに され (ス テ ッ プ S 2 1 9 ) 、 これにより、 電磁弁 4 3 6 , を介するァク チ ュヱータ 4 3 6 への加圧 空気供給が遮断されて、 ス ト ツ バ 4 3 5 による第 1母型 4 1 1 への第 1 中子 4 1 4 の口 ッ クが解除される。 [0169] 中子交換位置 P 7 への可動プラ テン 4 0 4 の位置決め 完了を表す信号の送出をステ ツ プ S 2 2 0 で判別すると、 C P U 4 0 5 b は、 中子ス ト ッ カ 4 0 7 の所要の収納穴 4 7 4 に対向する回転位置 P 2 (第 2 6 図) に回転腕 4 3 1 を位置決めするための移動指令を送出する ( ステツ プ S 2 2 1 ) 。 この結果、 C P U 4 0 5 aで制御される サーボモータ 4 3 2 によ り回転腕 4 3 1 が回転する。 そ の一方で、 中子取り出 し後、 取り出された中子が再度収 納されるまでは、 中子ス ト ッ カ 4 0 7 の回転は禁止され ている。 従っ て、 回転腕 4 3 1 が位置 P 2 に位置決めさ れる と、 回転腕の中子保持リ ング 4 3 1 a は、 当該リ ン グによ り現在保持されている中子を取り出した収納穴 4 7 4 に整合する。 そ こで、 位置 P 2への回転腕 4 3 1 の 位置決め完了を表す信号が送出される と、 C P U 4 0 5 b は、 電磁切換弁 4 3 4, をオ ンにする (ス テ ッ プ S 2 2 2 ) 。 この結果、 弁 4 3 4 ' を介して戻しァク チユエ —夕 4 3 4 に加圧空気が供給されてァク チュ ヱ ー タのピ ス ト ン 4 3 4 a が前進し、 中子保持リ ン グ 4 3 1 a内に 保持された一対の中子 4 1 4, 4 2 4が収納穴 4 7 4に 向けて移動させる。 こ の間、 C P U 4 0 5 > は、 光電セ ンサ 4 3 9 a がオ ンであるか否かを判別し、 次いで、 磁 気セ ンサ 4 3 9 bがオ ンであるか否かを判別する (ステ ッ プ S 2 2 3, S 2 2 4 ) 。 両セ ンサがオ ンであれば、 中子保持リ ン グ 4 3 1 a と中子ス ト ッ カ 4 0 7 と の間隙 に中子が存在しないと共に収納穴 4 7 4 内に中子が存在 し、 従って、 中子が収納穴内に完全に収納された ことを そ こで、 両セ ンサがオ ンである と判別する と、 C P U 4 0 5 b は電磁弁 4 3 4, をオ フ にする (ステ ッ プ S 2 2 5 ) 。 この結果、 戻しァク チ ュ ヱ —タ 4 3 4 への加圧 空気供給が遮断され、 ァク チユ エー タ の ピス ト ン 4 3 4 a が復帰スプ リ ング 4 3 4 b のバネ力で復帰する。 次い で、 C P U 4 0 5 b は、 次に使用すべき一対の中子 4 1 4 - j , 4 2 4 — j ( j = l〜 7 ) を表す中子コ ー ドに 対応する中子ス ト ッ カ駆動用サーボモー タ 4 7 2 の目標 回転位置 Q j を第 3 3 図のテー ブル T bから読出 し、 サ ーボモータ 4 7 2 を位置 Q j に位置決めするための移動 指令を送出する (ステ ッ プ S 2 2 6 ) 。 この結果、 N C 用 C P U 4 0 5 a によ り制御されるサー ボモータ 4 7 2 によ り、 次に使用すべき中子を収納した収納穴 4 7 4が 中子搬出入位置に位置決めされるまで、 中子ス ト ッカ 4 0 7 が回転される。 [0170] 位置 Q j へのサーポモータ 4 7 2 の位置決め完了を表 す信号が N C用 C P U 4 0 5 a から送出される と、 P M C用 C P U 4 0 5 b は電磁切換弁 4 3 3 ' をオ ンにする (ステ ッ プ S 2 2 7 ) 。 この結果、 弁 4 3 3 , を介して 押出しァク チ ユ エ一夕 4 3 3 に加圧空気が供給されてァ ク チユ エ一 夕 の ビス ト ン 4 3 3 a が前進し、 収納穴 4 7 4内に保持された一対の中子 4 1 4, 4 2 4 を中子保持 リ ング 4 3 l a に向けて移動させる。 この間、 C P U 4 0 5 b は、 光電セ ンサ 4 3 9 a がオ ンであるか否かを判 別し、 光電セ ンサがオ ンになっ た後に磁気セ ンサ 4 3 9 bがオ フであ るか否かを判別する (ス テ ッ プ S 2 2 8, S 2 2 9 ) 。 中子の移動中、 当初、 光電セ ンサ 4 3 9 a がオフになる一方で、 中子が一部でも収納穴 4 7 4内に 残っている限 り磁気セ ンサ 4 3 9 b はオ ンである。 そこ で、 光電セ ンサがオ ンになった後に磁気セ ンサがオフに なり、 従って、 一対の中子 4 1 4, 4 2 4 が中子保持リ - - ング 4 3 1 a によ り完全に保持された と判別する と、 C P U 4 0 5 b は電磁弁 4 3 3, をオ フ にする (ス テップ S 2 3 0 ) 。 この結果、 押出 し ァク チ ユ エ一 夕 4 3 3へ の加圧空気供給が遮断され、 ァ ク チ ュヱータの ピス ト ン 4 3 3 a が復帰スプ リ ング 4 3 3 » のバネ力で復帰する。 [0171] 次に、 C P U 4 0 5 b は、 回転腕 4 3 1 を中子取付け 位置 P 1 に位置決めするための移動指令を送出する (ス テ ツ プ S 2 3 1 ) 。 こ の結果、 C P U 4 0 5 a で制御さ れるサーボモータ 4 3 2 によ り 回転腕 4 3 1 が回転する。 位置 P 1 への回転腕の位置決め完了を表す信号が C P U 4 0 5 a から送出される と、 C P U 4 0 5 b によ り電磁 切換弁 4 3 6 , がオ ン にされ ( ス テ ッ プ S 2 3 2 〉 、 こ れによ り、 電磁弁 4 3 6 ' を介してァク チユエ一 夕 4 3 6 に加圧空気が供給されて、 ス ト ッパ 4 3 5 によ り第 1 '中子ひいては一対の中子が第 1 母型 4 1 1 に口 ッ クされ る。 更に、 C P U 4 0 5 b は、 可動プラ テ ン 4 0 4を設 定型締カ発生位置に位置決めするための移動指令を送出 する (ス テ ッ プ S 2 3 3 ) 。 こ の結果、 N C用 C P U 4 0 5 a によ り制御される型締用サーボモータ M 0 の回転 に伴って可動プラ テ ン 4 0 4が移動する。 可動プラテン 4 0 4 が型締カ発生位置に到達する と、 第 2 中子 4 2 4 は第 2母型 4 2 1 の中子装着凹部 4 2 1 b に嵌合 し、 従 つて、 第 1, 第 2 中子が第 1, 第 2母型に夫々固定され る。 そ こで、 型締カ発生位置への可動プラ テ ンの位置決 め完了を表す信号が送出される と、 C P U 4 0 5 bは、 可動プラテンを型開き位置 P 9 に位置決めさせるための 移動指令を送出し ( ス テ ッ プ S 2 3 4 ) 、 こ れに よ り、 中子交換処理が終了する。 [0172] 母型に中子が装着されていない場合、 中子交換指令が 入力される と、 中子交換処理のス テ ッ プ S 2 0 0 におい て、 回転腕 4 3 1 が中子装着状態に対応する回転位置 P 1 にな く、 従って、 母型から中子を取り外す必要がない と判別される。 この場合は、 次に装着すべき中子を中子 ス ト ッ 力から搬出すべく ス テ ッ プ 2 2 6及びそれ以降の ステ ッ プが実行される。 又、 中子交換指令ではな く、 中 子取り外し指令が入力される と、 中子取り外しに関連す るス テ ッ プ S 2 0 0〜 S 2 2 5 のみが実行される。 [0173] 上記第 4実施例は種々の変形が可能である。 [0174] 例えば、 第 4実施例では母型 4 1 1 , 4 2 1 を固定, 可動プラ テ ン 4 0 3, 4 0 4から離脱自在に装着するよ う に したが、 第 3 6図に示すよ う に、 母型の機能を奏す るよ う に両プ ラ テ ンを変形して も良い。 換言すれば、 こ の第 1 変形例では、 第 1 , 第 2 母型を一体に形成した固 定, 可動プラ テ ン 4 0 3, , 4 0 4 ' に第 1, 第 2中子 4 1 4 , 4 2 4が離脱自在に装着されている。 第 1変形 例は、 中子交換のみで間に合い、 母型交換を殆ど要しな い小型成形品例えばレ ン ズの製造に適する。 [0175] 第 3 7 図は、 第 1 変形例の射出成形機に搭載される第 2変形例によ る金型温調部 4 4 0 ' を示す。 固定プラ テ ン 4 0 3 , には温調液通路 4 0 3, a〜 4 0 3, j が形 - - 成されている。 通路 4 0 3 ' a は、 入口ポ— ト及びチュ ーブ 4 4 7 a を介して温調機 4 0 8 に連通し、 通路 4 0 [0176] 3 ' j は、 出口ポー ト及びチュ — ブ 4 4 7 b を介 して温 調機に連通し、 チューブ 4 4 7 a, 4 4 7 bの中間には 電磁弁 4 4 8 a が介在している。 通路 4 0 3 ' d は通路 4 0 3, e にチューブで接続され、 又、 通路 4 0 3, f 〜4 0 3, i の相隣る もの同士はチュ ー ブ (図示略) で 接続されている。 さ らに、 固定プラ テ ン 4 0 3 ' に第 1 中子 4 1 4, を装着したと きに、 通路 4 0 3, b および 4 0 3, c の内方開口端が中子 4 1 4 ' に形成した温調 液通路 4 1 4, a の対向端に夫々連通し、 温調機 4 0 8 からの温調液が、 チュ ー ブ 4 4 7 a, 入口ポー ト, 通路 [0177] 4 0 3 ' a , 4 0 3 ' b , 1 ' a , 4 0 3 ' c〜4 0 3, j , 出口ポー ト及びチュ ーブ 4 4 7 bで構成され る経路に沿って循環するよ う になっている。 同様に、 可 動プラ テ ン 4 0 4, には通路 4 0 3, a〜 4 0 3, j に 対応する温調液通路が形成され、 第 2 中子 4 2 4 ' には 通路 4 1 4 ' a に対応する温調液通路が形成され、 温調 液がこれらの通路に沿って循環するよ う にされている。 この結果、 中子温度が直接的に調整されて中子の温調が 迅速に行われる。 [0178] なお、 プラ テ ンへの中子の装着を円滑にすべ く 、 プラ テ ン側通路と中子側通路との接合部には、 厚さが小さ く かつ表面が滑らかな 0 リ ングが配される。 又、 中子交換 に先立って、 両プラ テ ンへの温調液供給を阻止するよう に電磁切換弁 4 4 8 a , 4 4 8 b の作動が制御される。 更に、 第 2変形例において、 プラ テ ン側通路と中子側通 路とを正確に整合させるベく 中子を断面多角形状に形成 しても良く、 この場合、 中子ス ト ッ 力 の収納穴及び中子 保持リ ングの穴を中子と同一の断面形状に形成する。 [0179] 第 3 8図は第 4実施例の第 3 変形例を示し、 こ の変形 例は、 第 2変形例から中子温調液通路を除去した ものに 対応する。 すなわち、 第 3 7 図の通路 4 0 3 ' f 〜 4 0 3 , j に対応する温調液通路 4 0 3 " a 〜 4 0 3 " d力 ί 固定プラ テ ン 4 0 3 " に形成されている。 通路 4 0 3 " a及び 4 0 3 " d は入口及び出口ポー ト に接続され、 通 路 4 0 3 " a 〜 4 0 3 " d の対応する もの同士はチュー ブ (図示略〉 で接铳されている。 可動プラ テ ン 4 0 4 " には通路 4 0 3 " a〜 4 0 3 " d に対応する温調液通路 が形成されている。 [0180] 第 3 9 図は、 第 4実施例の金型温調部に関連する変形 例を示す。 こ の第 4変形例は、 第 1, 第 2母型のプラテ ン側端面の温調液通路形成部の各々 に、 プラテンに形成 した温調液通路の対応する ものの拡径部に嵌入する突起 を形成する と共に各該突起の外周面に 0 リ ングを配設し た点に特徵がある。 例えば、 第 1 母型 4 1 1 の固定ブラ テ ン側端面には突起 4 1 1 dが形成され、 母型 4 1 1 の 温調液通路 4 4 2 a が突起 4 1 1 d を貫通して延びてい る。 そ して、 固定プラ テ ン 4 0 3 に形成した温調液通路 4 4 1 b の拡怪部 4 4 1 b ' に突起 4 1 1 dが離脱自在 に嵌入するよ う にな っている。 又、 突起 4 1 1 d の外周 面には 0 リ ン グ 4 1 1 e が配さ れている。 [0181] 第 4 0 図〜第 4 3 図は、 第 4実施例の金型温調部に関 連する別の変形例を示す。 この第 5変形例による中子ス ト ツ 力 (一般には、 金型ス ト ッ カ) 4 0 7 ' は、 中子対 4 1 4 - 1 , 4 2 4 - 1 , · · · , 1 4 - 9 , 4 2 4 - 9 (便宜上、 中子対を矩形で図示する) を夫々収納す るための縦断面矩形状の 9 つの収納室 4 7 4 ' を備え、 各々の収納室にはヒー タ 4 3 7 及び熱電対 (一般には温 度セ ンサ) 4 3 8が配されている。 収納室は断熱材 (図 示略) で互いに仕切られ、 収納室間での熱伝導が防止さ れている。 [0182] 9 つの ヒー タ 4 3 7 は、 開閉器 S W 5, 〜 S W 1 3, を介して電源 4 0 1 c に夫々接続され、 この電源には、 開閉器 S W 1 , 〜 S W 4, を介 して、 加熱シ リ ンダ 4 0 1 a の 4 つの加熱帯に夫々設けたバ ン ド ヒ ータ B 1, 〜 B 4 ' が接続されている。 又、 9 つの熱電対 4 3 8は温 度変換器 4 0 1 d ' の第 5 〜第 1 3入力端子に接続され、 該変換器の第 1 〜第 4入力端子には加熱帯の温度を検出 するための熱電対 T C 1 , 〜 T C 4, が接続されている。 更に、 開閉器 S W 1 ' 〜 S W 1 3 ' 及び温度変換器 4 0 1 d ' は、 第 3 2 図に示す N C装置 4 0 5 に夫々接続さ れている。 N C装置の共有 R A Mには第 4 2 図に示す中 子予備温調用テー ブル T b ' が格納されている。 第 4 2 図中、 記号 M l は中子対 4 1 4 — 1 , 4 2 4 — 1 を示す 中子名称を表し、 同様に、 記号 M 2〜M 9 は対応する中 子名称を夫々表す。 [0183] 4つの加熱帯及び 9対の中子の夫々についての温度制 御処理は、 N C装置 4 0 5 によ り第 3 4図に示す手順と 同様の手順で実行される。 第 4 3 図は、 射出成形に係る 温度条件の設定或はモニタを行うべく N C装置 4 0 5の C R T/M D I を手動操作したと きに C R T画面上に表 示される温度設定/モニタ画面を示す。 当該画面には、 金型及び加熱シ リ ンダを表す図形が表示され、 又、 中子 名称 M 1 〜 M 9 ならびに夫々の収納室についての設定予 備温度 T s 5 〜 T s 1 3及び検出温度 T a 5〜 T a l 3 が夫々表示される。 [0184] 第 4実施例の第 5変形例では中子を温調するよ うにし たが、 中子を備えないタイ プの金型の温調を行っ ても良 い。 又、 第 5 変形例では第 4実施例と同様に中子の予備 温調温度をテーブル T b ' に設定したが、 成形サ イ クル 実行時での目標中子 (金型) 温度と同一の温度を設定可 能である。 こ の場合、 中子名称 (金型名称或は金型コー ド〉 の入力に応じて自動的に温度設定が行われる ように しても良い。 更に、 夫々の中子対あるいは金型の使用順 序が予め決定される場合には、 全ての収納室について予 備温調制御を行う代わ り に、 収納室のう ちの一つのみに ついて温調制御を実行しても良い。 この場合、 次に使用 される中子対あるいは金型を予備温調制御される収納室 に格納する。 又、 その他の収納室については簡略な温度 - - 制御を行うべ く、 夫々 の収納室に収納室温度に応じてォ ンオ フするバイ メ タ ルを、 夫々 の収納室に配されたヒー 夕 と電源との間に配設し、 ヒ ー タ をオ ン オ フ させても良 い。 更に、 予備温調制御される収納室のみを断熱材で囲 むよ う に して も良い。 [0185] 第 4実施例は更に別の変形が可能である。 例えば、 第 4実施例では円弧溝状の中子取付け凹部 4 1 1 を母型 に形成したが、 直線溝状の中子取付け凹部 (図示略〉 を 母型又はプラ テ ンに形成しても良い。 この場合、 中子取 付け凹部に対する着脱及び金型と中子ス ト ッ カ間での中 子搬送には、 直線移動自在に設けた腕 (図示略) を有す る中子交換機が用いられる。 又、 第 4実施例では所要の 中子を中子搬出入位置に位置決めするために中子ス ト ツ 力本体を回転させるよ う に したが、 第 4 0 図に示す中子 ス ト ッ カ と直線移動自在に設けた腕を有する中子交換機 とを装備した射出成形機にあっては、 中子交換機の腕又 はス ト ッ 力本体を水平方向又は高さ方向に移動させて所 要の中子を中子搬出入位置に位置決め可能である。 この 場合、 中子搬出入を、 第 4実施例と同様にス ト ッ カ本体 の正面側で行い、 或は、 ス ト ッ 力本体の側面側又は上面 側で行う。 [0186] 次に、 本発明の第 5実施例を説明する。 [0187] 第 4実施例と比べて、 第 5実施例は中子交換部の構成 が主に相違する。 即ち、 第 4実施例では、 単に回転自在 に設けた中子交換機の回転腕を回転させる こ と により、 母型に形成した円弧溝状の中子装着凹部を利用しつつ母 型に対する中子の着脱を行う と共に、 金型と中子ス ト ッ 力間での中子移送を行い、 押出 し, 戻しァク チユ エ一夕 によ り回転腕と中子ス ト ツ 力間での中子搬出入を行う。 これに対して、 第 5実施例では、 回転自在かつ金型軸線 方向及び金型半径方向に移動自在かつ中子を把持可能に 設けた回転腕で中子を把持しつつ、 回転腕を金型軸線方 向に移動させる こ とによ り母型に対する中子の着脱を行 い、 回転腕を金型半径方向に進退させると共に回転させ る こ とによ り、 金型とス ト ッ カ間での中子移送を行い、 回転腕を金型軸線方向に移動させるこ と によ り回転腕と 中子ス ト ッ カ間での中子搬出入を行う。 [0188] 第 4実施例で用いる金型に比べ、 第 5 実施例で用いら れる金型は円弧溝状の中子装着凹部を有していない点が '主に相違する。 即ち、 第 4 4図及び第 4 5 図に示すよう に、 第 1 , 第 2母型 5 1 1 , 5 2 1 のパー テ イ ング面 5 1 1 a , 5 2 1 a には、 第 4実施例の凹部 4 2 1 bに対 応する中子装着凹部 5 l i b , 5 2 1 bが夫々形成され、 両凹部に装着される第 1, 第 2 中子 5 1 4, 5 2 4は円 錐台状に形成されている。 中子 5 1 4 のパーティ ング面 側に設けたフ ラ ンジ部 5 1 4 は凹部 5 2 1 bの拡怪部 に嵌合し、 両母型がパーテ ィ ング面において接合可能に なっている。 更に、 中子 5 1 4 の上部外周面には、 反パ - テ ィ ング面側が開口 した中子交換用の係合溝 5 1 4 c が形成されている。 第 4 4 図及び第 4 6 図を参照する と、 第 5実施例によ る中子交換部 5 3 0 の中子交換機 5 0 6 は、 タ イ バ— 5 0 9 に平行に延びるボー ルネ ジ 5 0 6 a と、 これに螺合 するボー ルナ ツ ト 5 0 6 わ と、 ボー ルネ ジを回転させる ためのサーボモータ 5 0 6 c と、 回転腕 5 3 1 と を備え、 ボー ルナ ツ ト 5 0 6 b にはサー ボモータ 5 3 2 が固定さ れている。 回転腕 5 3 1 は、 サーボモー タ 5 3 2 により 回動される空気ァクチユエータ 5 3 1 a と、 中子保持手 段 5 3 1 b とを含んでいる。 中子保持手段 5 3 1 bは、 ァク チユエー タ 5 3 1 a の シ リ ンダに対して進退自在か つ回転不能に された ビス ト ン 5 3 1 c の先端に固定され る と共に第 1 , 第 2 の指 5 3 1 d, 5 3 1 e を有 し、 第 1 中子 5 1 4 が 2 つの指の間に嵌入するよ う にな ってい る。 第 1 の指 5 3 1 d にはソ レノ ィ ド 5 3 1 ί が固定さ れ、 ソ レノ ィ ドで進退駆動されるプラ ン ジ ャ 5 3 1 gは、 第 1 の指を貫通して第 2 の指に向かって延び、 第 1中子 の係合溝 5 1 4 c に嵌脱自在に されている。 [0189] 中子交換部 5 3 0 は、 第 1 母型 5 1 1 内に夫々配され たソ レノ イ ド 5 3 0 a と、 ソ レ ノ イ ドによ り夫々駆動さ れるプラ ンジ ャ 5 3 0 b とを更に含み、 プラ ンジャによ り中子 5 1 4 の フ ラ ン ジ部 5 1 b の内方端面に衝撃力 を加えるよ う にしている。 又、 中子交換部は中子ス ト ッ 力 5 0 7 と戻 しァクチユ エ 一タ 5 3 4 とを備え、 中子ス ト ツ 力本体 5 7 1 の収納穴 (収納室) 5 7 4 は、 中子 5 1 1 に形成した中子装着凹部 5 1 1 b と同一深さ の有底 円筒状に形成されている。 ス ト ッ カ本体 5 7 1 の収納穴 画成面には、 中子 5 1 4 の係合溝 5 1 4 c に嵌合する位 置決め用突条 5 7 1 a が形成され、 収納穴画成面の収納 穴底部に対応する部位には中子収納状態を検出するため のセ ンサ 5 7 1 bが配されている。 [0190] 次に、 第 5 実施例での中子交換処理を説明する。 [0191] 第 4実施例と同様に、 中子交換処理は、 基本的には、 N C装置 4 0 5 に対応する N C装置 (図示略) の PM C 用 C P Uの制御下で第 3 5 図に示す手順で行われる。 即 ち、 P M C用 C P Uは、 母型 5 1 1 , 5 2 1 に中子 5 1 4 , 5 2 4が装着されているか否かを先ず判別する。 こ の判別のために、 中子が母型に装着されたと きに後述の よ う に 「 1 」 にセ ッ ト されるフ ラ グが参照される。 フラ グが 「 1 」 にセ ッ ト されており、 従って、 中子が母型に 装着されている と判別すると、 C P Uは第 3 5 図のステ ッ プ 3 2 0 1 〜 3 2 1 8 を実行する。 この結果、 中子の 洗浄が行われ、 第 2中子 5 2 4 が第 2母型 5 1 4 から離 脱する。 第 2 中子 5 2 4 は第 1 中子 5 1 4 によ り保持さ れる。 第 5実施例では押出しァ クチュ ヱ一夕が設けられ ていないので、 これに関連する ステ ッ プ S 2 1 9 を行う こ とな く 、 中子交換位置への可動プラ テ ンの位置決めが 完了したか否かが次に判別される (ステ ッ プ S 2 2 0 ) c 位置決め完了後、 C P Uがァ ク チユ エータ 5 3 1 aを 作動させる と、 ピス ト ン 5 3 1 cが前進し、 ビス ト ン先 端の中子保持手段 5 3 1 b に設けたプラ ン ジャ 5 3 1 が第 1 中子 5 1 4 の係合溝 5 1 4 c に対向する に至る。 そ して、 C P Uの制御下でソ レ ノ ィ ド 5 3 1 ί が励磁さ れる と、 プラ ンジャが係合溝に嵌入し、 これによ り中子 5 1 4が中子保持手段によ り把持される。 次に、 C P U の制御下で、 サー ボモー タ 5 0 6 c の出力 ト ルク を制限 しつつ、 サー ボモータが回転駆動される。 サ―ボモータ の回転に伴ってボールネ ジ 5 0 6 a が回転し、 ボールナ ッ ト 5 0 6 b及びモー タ 5 3 2 と一体に回転腕 5 1 3が 金型軸線方向に移動し、 回転腕の中子保持手段 5 3 1 b で把持した中子 5 1 4 が母型 5 1 1 から離脱する に至る。 又、 母型から中子を離脱させる際に、 第 3 5 図のステツ プ S 2 1 1 〜 S 2 1 4 と同様に、 ソ レノ ィ ド 5 3 0 aで 駆動されるプ ラ ン ジ ャ 5 3 0 t ( によ り中子 5 1 4 に衝撃 力が加えられる。 [0192] 母型 5 1 1 から中子 5 1 4が完全に離脱する と、 C P Uの制御下で ビス ト ン 5 3 1 c が後退し、 サーボモー夕 5 3 2 が駆動されて回転腕 5 3 1 が中子ス ト ッ カ 5 0 7 側まで回転する。 次に、 ピス ト ン 5 3 1 Tが前進駆動さ れて、 中子保持手段 5 3 1 bで保持された一対の中子 5 1 4, 5 2 4 力 S、 中子ス ト ツ 力 の対応する収納穴 5 7 4 に対向するに至る。 そ して、 サ一ボモー タ 5 0 6 cが逆 転駆動され、 回転腕 5 1 3 が金型軸線方向に中子ス ト ッ 力側に移動し、 回転腕によ って保持された中子 5 1 4が 収納穴に嵌入される。 このと き、 中子 5 1 4 の係合溝 5 1 4 c 力 ϊス ト ッ カ本体に設けた突条 5 7 1 a に嵌合し、 収納穴内での中子の回転が防止される。 中子 5 1 4が収 納穴に所定の深さまで嵌入される と、 ソ レノ イ ド 5 3 1 f が消勢されて中子 5 1 4 を中子保持手段 5 3 1 わから 離脱させる。 そ して、 ピス ト ン 5 3 1 c を後退させた後、 モータ 5 3 2 を回転させて回転腕 5 3 1 を退避位置に移 動させる。 C P Uの制御下で、 戻しァク チユ エ — タ 5 3 4が作動して一対の中子 5 1 4 , 5 2 4 を収納穴底部に 向けて更に移動させる。 第 1 中子 5 1 4 の内方端面が収 納穴底部に達してセ ンサ 5 7 1 bがオ ン になる と、 戻し ァクチユ エ 一 タが復動し、 フ ラ グが、 母型からの中子の 取り外しの完了を表す値 「 0」 に リ セ ッ ト される。 一対 の中子は、 第 1 中子 5 1 4 のフ ラ ンジ部 5 1 4 b及び第 1 中子に係合する第 2 中子 5 2 4が収納穴 5 7 4 の外部 に配された状態で、 収納穴に収納される。 [0193] —方、 中子を母型に装着する場合は、 母型に装着すベ き一対の中子 (選択中子) を収納した収納穴 5 7 4が中 子搬出入位置に配されるような回転位置に中子ス ト ツ力 本体 5 7 1 が位置決めされ、 回転腕 5 3 1 が中子ス ト ッ 力側に回転される。 次に、 収納穴 5 7 4 の外部に位置す る第 1 中子のフ ラ ンジ部 5 1 4 b に中子保持手段 5 3 1 が嵌合する までピス ト ン 5 3 1 c を前進駆動した後、 第 1 中子の係合溝 5 1 4 c に中子保持手段のブラ ンジャ 5 3 1 gを係合させる。 .更に、 回転腕 5 3 1 を中子ス ト ッ カ本体 5 7 1 から離反する方向に移動させて、 選択中 子を収納穴 5 7 4 から抜取る。 そ して、 回転腕を金型側に回転させて、 第 1 , 第 2中 子 5 1 4 , 5 2 4が第 1, 第 2 母型の中子装着凹部 5 1 1 , 5 2 1 b に整合して配されるよ う に両中子を位置 決めする。 次に、 回転腕 5 3 1 を第 1 母型側に移動させ て中子 5 1 4 を凹部 5 1 1 b内に所定深さだけ嵌入させ た後、 可動プラ テ ン 5 0 4 を固定プラ テ ン 5 0 3 側に前 進させて第 2 母型の凹部 5 2 1 b内に第 2中子 5 2 4を 所定深さだけ嵌入させ、 これによ り、 第 1, 第 2 中子の 外方端部が第 1, 第 2母型で夫々支持される。 次に、 中 子保持手段のプラ ン ジャ 5 3 1 gを後退させて回転腕 5 3 1 と中子 5 1 4 との係合を解除した後、 回転腕を後退 及び回転させて退避位置に移動させる。 更に、 可動ブラ テ ンを設定型締カ発生位置まで移動させて、 中子 5 1 4, 5 2 4 を母型凹部 5 1 1 , 5 2 1 b内に嵌合, 固定す る。 そ して、 フ ラ グを母型への中子装着の完了を表す値 「 1 」 にセ ッ ト して、 中子取付け処理を終了する。 [0194] 第 5実施例は種々の変形が可能である。 [0195] 例えば、 第 5実施例では中子と母型からなる金型 (第 4 4 図, 第 4 5 図) を用いる射出成形機に中子交換部を 搭載した場合について説明したが、 第 5 実施例は実質的 に中子のみか らなる金型を用いる射出成形機にも適用可 能である。 第 4 7 図は、 この種の成形機に搭載される第 5実施例の第 1 変形例による中子交換部を示す。 [0196] 又、 第 5実施例に係る中子保持手段 5 3 1 (第 4 6 図) に代えて、 第 4 8 図に示す第 2変形例による中子保 持手段 5 3 1 hを用いても良い。 この中子保持手段 5 3 1 h は、 一対のギア 5 3 1 kを介して互いに連結される と共に夫々回転自在に支持された第 1, 第 2 中子把持部 材 5 3 1 i , 5 3 1 j と、 第 1 中子把持部材に固定され た レパー 5 3 1 mと、 レバーを揺動させるためのァクチ ユエ一夕 5 3 I n (第 4 6 図のソ レノ ィ ド 5 3 1 f に対 応) とを備えている。 ァク チユ エータ 5 3 1 mがオンさ れる と、 レバ ー 5 3 1 mが実線で示す回転位置まで反時 計方向に回転して中子把持部材 5 3 1 i , 5 3 1 j が夫 々反時計方向及び時計方向に回転して中子 (図示略〉 を 把持する。 一方、 ァク チユ エ一 夕がオ フ される と、 一点 鎖線で示すよ うに両中子把持部材が開いて中子を解放す る 0 [0197] 第 4 9 図及び第 5 0 図は第 5 実施例の第 3変形例によ る射出成形機を示し、 この変形例の主たる特徴は、 一対 の中子を金型高さ方向に移動させて金型に対する中子対 の着脱を行う点にある。 [0198] この射出成形機において、 射出部 5 0 1 , に対向して 配された型締部 5 0 2 , の可動プラ テ ン 5 0 4, は、 リ ァプラ テ ン 5 0 2, a に固定した型締用サーボモ ー夕 5 0 2, b によ り回転駆動される ボー ルネ ジ 5 0 2 , じ に 螺合するボー ルナ ツ ト (図示略) に固定されている。 可 動プラ テ ン 5 0 4, は、 N C装置 5 0 5 , の制御下で作 動するモー タ 5 0 2 ' b の正逆回転に伴って、 タ イバー 5 0 9 , に沿って リ アプラ テ ン 5 0 2 , a と固定プラテ ン 5 0 3, 間で往復動するよ う にな っ ている。 [0199] ブラ.テ ン 5 0 3 , 及び 5 0 4 , に夫々一体に形成され た第 1, 第 2 母型 (図示略) には、 上面及び内方端面に おいて開口する水平断面視四角形状の中子装着凹部 5 1 1, b及び 5 2 1, bが夫々形成されている。 両凹部の 夫々に離脱自在に嵌合する第 1 , 第 2 中子 5 1 4 ' 及び 5 2 4 ' は、 水平断面視四角形状に夫々形成され、 ブラ テ ンに対する中子の着脱時及び型締部 5 0 2 ' と中子ス ト ツ 力 5 0 7 , 間での中子搬送時に互いに一体に接合す るよ う になっ ている。 このため、 例えば、 一方の中子に は係合孔 (図示略) が形成され、 他方の中子は係合孔に 嵌脱自在の係合ビ ン (図示略) を有している。 又、 第 1 中子 5 1 4, の上面には半円形水平断面の首部 5 1 4 ' a及び半円形水平断面のフ ラ ン ジ部 5 1 4, が形成さ れ、 第 2 中子は同様の首部 5 2 4, a及びフ ラ ン ジ部 5 2 4, bを有 している。 更に、 可動プラ テン 5 0 4 ' 内 には、 各々 ソ レ ノ ィ ド 5 3 6, と該ソ レ ノ ィ ドにより駆 動されるプラ ン ジ ャ 5 3 5 , とからなる 2 つの中子ク ラ ンブ装置が配され、 各プラ ン ジ ャ 5 3 5 , は、 中子装着 凹部 5 2 1, b に装着された第 2 中子 5 2 4 , の両側側 面に夫々形成 した係合孔 5 2 4, d の対応する も のに嵌 合して中子を保持するよ う にな っ ている。 固定プ ラ テ ン 5 0 3 , 内に も同様の中子ク ラ ンプ装置が配されている ( 型締部 5 0 2 , の側方には平面視円弧状の中子ス ト ッ 力 5 0 7 , が配され、 中子ス ト ッ カ 5 0 7 , の複数の収 納穴 5 7 4 , の各々 には、 ブロ ッ ク 5 0 1, dで一括し て示す開閉器及び温度変換器を介して夫々 N C装置 5 0 5 ' に接続された ヒータ 5 3 7 , および熱電対 5 3 8, が設けられている。 型締部 5 0 2, と中子ス ト ツ 力 5 0 7, 間に介設された中子交換機 5 0 6 , は、 N C装置 5 0 5, の制御下で作動する円筒座標ロボ ッ トからなり、 基台 5 0 6, a と、 これに対して旋回自在の第 1 ァクチ ユエ一夕 5 0 6, b と、 第 1 ァ ク チユエ一夕本体に対し て高さ方向移動自在の第 1 ァク チ ユ エー タ ビス ト ンの先 端に固定した第 2 ァク チユエ一 夕 5 0 6 ' c とを備え、 第 2 ァクチュ ヱータ本体に対して進退自在の第 2 ァクチ ユ エ一タ ピス ト ンの先端には U字状のハ ン ド (中子保持 部材) 5 3 1 ' aが装着されている。 [0200] 以下、 第 3 変形例での中子交換動作を説明する。 [0201] 中子交換指令が N C装置 5 0 5 ' に手動入力され、 或 は、 プロ グラ ムから読み取られる と、 N C装置の制御下 で中子交換が行われる。 即ち、 第 1, 第 2中子 5 1 4 ' 及び 5 2 4 ' のパーテ ィ ング面同士が当接する金型タ ツ チ位置に可動プラ テ ン 5 0 4 ' が先ず位置決めされ、 両 中子が互いに接合する。 次に、 中子ク ラ ンプ装置の 4つ の ソ レノ ィ ド 5 3 6 , が作動して 4 つのプラ ン ジ ャ 5 3 5 ' が両中子の係合孔 (第 2 中子側の 2 つを 5 2 4, d で示す) から夫々離脱し、 両中子とプラ テ ン 5 0 3 ' , 5 0 4 , との固定が解除される。 次いで、 可動プラテン 5 0 4 , が金型タ ツ チ位置から後退し、 中子対を中子装 着凹部 5 1 1 ' b , 5 2 1 ' b 内に緩く 収納して両凹部 からの中子対の離脱時に両中子が分離しないよ う にする c 斯かる状態で、 中子交換機 5 0 6, の第 2 ァク チユエ 一夕 5 0 6 ' c が駆動されて第 2 ァク チユエ一夕 ビス ト ンが前進し、 ハ ン ド 5 3 1, a が中子対の首部 5 1 4, a , 5 2 4 ' a に嵌合するに至る。 次に、 第 1 ァ クチュ エータ 5 0 6, bが駆動されて第 1 ァク チユエ一 夕 ビス ト ンと一体に第 2 ァク チユ エ 一 タ 5 0 6, c及びハン ド 5 3 1 ' a が上動し、 フ ラ ンジ部 5 1 4, b , 5 2 4, b底面においてハン ドと係合した一対の中子 5 1 4, 及 び 5 2 4 ' が中子装着凹部 5 1 1, , 5 2 1, t>から 上方に抜き出される。 更に、 中子交換機 5 0 6 ' が基台 軸心の回り に旋回して中子対を中子ス ト ッ カ 5 0 7, の 所要の収納穴 5 7 4 ' の直上に位置決めする。 更に、 第 1 ァク チユ エ 一夕 5 0 6, bが駆動されて第 1 ァ クチュ エ ー タ ビ ス ト ン と一体に第 2 ァ ク チ ユ エ 一 タ, ハ ン ド及 び中子対が下動し、 中子対が収納穴に嵌入される。 この 結果、 中子対は互 1 に接合した状態で中子ス ト ッ カ内に 収納される。 なお、 中子が母型に装着されていない場合 には、 上述の中子取り外し/中子ス ト ッ カへの中子収納 動作は省略される。 [0202] 中子収納後、 中子交換機 5 0 6, の第 2 ァク チ ユエ一 タ ピス ト ンが後退し、 次いで、 中子交換機がその軸心の 回り に旋回して、 ハ ン ド 5 3 1 , a が、 次に装着すべき 中子対 5 1 4, , 5 2 4, を収納した収納孔 5 7 4, に 向けられる。 そ して、 第 2 ァク チユエ一夕 ピス ト ンが前 進し、 ハ ン ド 5 3 1 , a が中子対の首部 5 1 4, a, 5 2 4 ' a に嵌合する。 次に、 第 1 ァク チ ユエ一夕 ピス ト ン と一体に第 2 ァクチユエータ 5 0 6, c及びハ ン ド 5 3 1, aが上動し、 中子対 5 1 4, , 5 2 4 ' が収納孔 5 7 4, から抜き出される。 更に、 中子交換機 5 0 6 ' がその軸心の回り に旋回して中子対を中子装着凹部 5 1 1, b, 5 2 1, b の直上に位置決めする一方で、 可動 プラテン 5 0 4, が金型タ ツチ位置よ り も僅かに手前の 移動位置に位置決めされる。 次いで、 第 1 ァク チ ユエ一 タ ビス ト ン と 一体に第 2 ァクチ ユエ一夕, ハン ド及び中 子対が下動し、 中子対が中子装着凹部の上側開口面から 該凹部に嵌入される。 そ して、 第 1 ァク チユエー タ ビス ト ンが元の位置まで後退する。 次に、 可動プラテ ン 5 0 4, が金型タ ツ チ位置に位置決めされた後、 中子ク ラ ン プ装置のプラ ン ジ ャ 5 3 5, が中子の係合孔に夫々嵌合 し、 こ れによ り、 両中子がプラ テ ン 5 0 3, , 5 0 4, に夫々固定されて中子交換を終了する。 [0203] 第 5実施例は更に変形可能である。 例えば、 第 5実施 例では、 金型軸線方向及び金型半径方向に直線移動自在 の回転腕を有する中子交換機を金型と中子ス ト ッ 力との 間に配設し、 回転腕を金型と中子ス ト ッ カ間で回転させ るよ う に したが、 金型軸線方向及び金型半径方向に直線 移動自在の腕を有する中子交換機を中子ス ト ッ 力 に関し て反金型側に配設し、 腕を直線移動させて母型に対する 中子の着脱及び金型と中子ス ト ッ カ間での中子搬送を行 つても良い。 [0204] 以下、 本発明の第 6実施例を説明する。 こ の実施例は、 竪型射出成形機において中子を自動交換する こ とを主に 企図している。 [0205] 第 5 1 図及び第 5 2 図を参照する と、 竪型射出成形機 は、 N C装置 6 0 5 の制御下で夫々作動する射出部 6 0 1, 型締部 6 0 2及び中子交換部 6 3 0 を備えている。 [0206] N C装置 6 0 5 は、 第 2 0 図に示す N C装置 4 0 5 と同 様に構成され、 その詳細の図示及び説明を省略する。 [0207] 型締部 6 0 2 は、 可動プラ テ ン (第 1 プラ テ ン) 6 0 4 と、 成形機の機枠 6 0 0 に固定した固定プラ テ ン (第 2 プラ テ ン) 6 0 3 と、 固定プ ラ テ ン 6 0 3 を貫通して 延びる 4本のタイバー 6 0 9 を介して可動プラテ ン 6 0 4 に連結された第 3 プラ テ ン 6 0 2 e とを備え、 固定及 び可動プラ テ ンには、 種々の成形品形状に対応する複数 種類の第 1, 第 2中子 6 1 4 , 6 2 4 に共通の第 1, 第 2母型 6 1 1 , 6 2 1 が夫々離脱自在に装着されるよう になっている。 第 3 プラ テ ン 6 0 2 e には型締用サ—ボ モ ー夕 6 0 2 bが固定され、 固定プラ テ ン 6 0 3 には枠 体 6 0 2 f を介してボー ルナ ツ ト 6 0 2 d が固定され、 ボー ルナ ツ ト 6 0 2 d に螺合するボー ルネ ジ 6 0 2 c は 伝動機構を介してモータ 6 0 2 b に駆動的に連結されて いる。 そ して、 サーボモータ 6 0 2 b の回転に伴ってボ — ルネ ジ 6 0 2 c 力 Sボ一 ルナ ツ ト 6 0 2 <3 に沿つて移動 する と、 可動プラ テ ン 6 0 4がボー ルネ ジ 6 0 2 。及び 第 3 プラ テ ン 6 0 2 e と一体に成形機の高さ方向に移動 して固定プラ テ ン 6 0 3 に対して接近離反移動し、 型閉 じ, 型開きを行う よ う になっている。 [0208] 射出部 6 0 1 は、 機枠 6 0 0 の上壁を貫通して型締部 6 0 2 のタイ バー 6 0 9 と平行に延びる 4本のガイ ドロ ッ ド 6 0 1 e によ り、 型締部 6 0 2 の可動プラ テ ン 6 0 4 に固定され、 型締部 6 0 2 と一体に成形機の高さ方向 に移動自在になっている。 ガイ ドロ ッ ド 6 0 1 e の上端 にはノ ズルタ ツ チ用サーボモー タ 6 0 1 f を固設したべ 一 ス プ レー ト 6 0 1 gが固定され、 4本のタイ '一 6 0 l mにより互いに連結された上下プレー ト (第 1 , 第 3 プレー ト) 6 0 1 j , 6 0 1 kが、 モー タ 6 0 1 f の出 力軸に連結されたボー ルネ ジ 6 0 1 h と これに螺合する ボー ルナ ツ ト 6 0 1 i とを介して、 ベー スプレー ト 6 0 1 gによ り支持されている。 又、 下プレー ト 6 0 l kに は射出ス ク リ ュ 6 0 1 a ' を内蔵した加熱シ リ ン ダ 6 0 1 a が固定され、 上プレー ト 6 0 1 j には成形材料を供 袷するためのホ ッパ 6 0 1 bが固定されている。 そして、 サ一ボモー タ 6 0 1 f の回転に伴ってボ—ルネ ジ 6 0 1 hが回転する と、 上下プレー ト 6 0 1 j , 6 0 1 k及び 両該プレー ト 間に配されたプッ シ ャ プレ— ト (第 2プレ - ト) 6 0 1 n を貫通して延びる上記ガイ ドロ ッ ド 6 0 1 e に沿って、 加熱シ リ ンダ 6 0 1 a が上下プレー ト と —体に移動し、 加熱シ リ ンダ先端のノ ズルが型締部 6 0 2 の可動プラ テ ン 6 0 4 に対して接近離反移動するよう になっている。 [0209] プッ シ ャ プ レー ト 6 0 1 n にはボー ルナ ツ ト 6 0 1 s が固定され、 このボー ルナ ツ ト に螺合するボールネジ 6 0 1 r は、 上プレー ト 6 0 1 j に固定した射出用サ―ボ モータ 6 0 1 q に伝動機構を介して連結され、 サーボモ —夕 6 0 1 q の回転に伴って射出ス ク リ ュ 6 0 1 a ' が ボー ルナ ツ ト 6 0 1 s 及ブッ シ ャ プレー ト 6 0 1 n と一 体にボールネ ジ 6 0 1 r に沿って射出方向に駆動される よ う にな っている。 更に、 射出ス ク リ ュ 6 0 1 a , は、 プッ シ ャ プレー ト 6 0 1 n に固定した計量用サー ボモー タ 6 0 1 p に伝動機構を介して連結され、 該モー タによ り回転駆動されるよ う にされている。 [0210] 中子交換部 6 3 0 の中子ス ト ッ カ 6 0 7 は回転テープ ル 6 7 1 を備え、 該回転テー ブルの上面には複数組の第 1, 第 2 中子 6 1 4 , 6 2 4 を夫々収納するための複数 の収納穴 6 7 4が周方向に等間隔で形成されている。 そ して、 収納穴 6 7 4 に中子対 収納されたと き、 第 1中 子 6 1 4 の下半部が収納穴 6 7 4 に嵌合する一方で、 第 1 中子 6 1 4 のパーテ ィ ング面側に設けられ中子交換に 利用されるフ ラ ンジ部 6 1 4 b と、 第 1 中子 6 1 4 に一 体に接合した第 2 中子 6 2 4 とが、 収納穴 6 7 4 の外部 に配されるよ う になっている。 又、 収納穴の各々 には中 子温調用 ヒ ー タ 6 3 7 及び熱電対 (図示略) が配されて いる。 回転テ ー ブル 6 7 1 は、 回転テー ブルの支軸 6 7 5 を 回転自在に支持する昇降板 6 7 7 と こ の昇降板に固定さ れた枠体 6 7 7 a に設けたポー ルナ ツ ト 6 7 7 とこの ナ ツ ト に螺合するボー ルネ ジ 6 7 7 c とを介して、 ベー ス 6 7 8 によ り支持されている。 そ して、 ベ一 ス 6 7 8 に固定した昇降用モータ 6 7 8 a の回転に伴って、 伝動 機構を介して該モータ に連結されたポー ルネ ジ 6 7 7 c が回転する と、 ガイ ドロ ッ ド 6 7 8 b に沿ってボールナ ッ ト 6 7 7 b と一体移動自在の昇降板 6 7 7 と共に高さ 方向に移動するよ う になっている。 符号 6 7 7 d及び 6 7 7 e は、 昇降板 6 7 7 の上限及び下限移動位置を夫々 検出するための リ ミ ッ ト スィ ツ チを表す。 又、 回転テー ブル 6 7 1 は、 テー ブル支軸 6 7 5 に設けたギア 6 7 5 a と これに嚙み合うギア 6 7 2 a とを介して、 昇降板 6 7 7 に固定されス テ ッ ピ ン グモータ等からなる中子選択 用モータ 6 7 2 に駆動的に連結され、 所要の中子対を収 納した収納穴 6 7 4を中子搬出入位置に位置決め可能に なっている。 [0211] 中子ス ト ッ カ 6 0 7 と型締部 6 0 2 間に配された中子 交換機 6 0 6 は、 先端にハ ン ド 6 3 1 a を装着した回転 腕 6 3 1 と、 回転腕の基端に固定され固定プラ テ ン 6 0 3 によ り回転自在に支持された回転軸 6 3 1 ' と を備え ている。 回転腕 6 3 1 ' は、 その上端に固定したギア 6 3 1 ' b と これに嚙み合うギア 6 3 2 b とを介して回転 腕駆動用サー ボモータ 6 3 2 の出力軸に連結され、 モー 夕 6 3 2 が回転したと きに、 中子ス ト ッ カ 6 0 7 に対す る中子搬出入位置と母型に対する中子着脱位置と の間で 回転軸 6 3 1 , の回り に水平旋回するよ う になっている。 第 5 1 図及び第 5 3 図に示すよ う に、 ハ ン ド 6 3 l aは、 ソ レノ ィ ド (図示略) によ り駆動され互いに開閉自在の 2 つの把持部材 6 3 1 a ' を有し、 第 1 中子 6 1 4のフ ラ ンジ部 6 1 4 b よ り下方の部位を離脱自在に把持する よ う にされている。 ハ ン ドの開作動時、 両把持部材間の 角度は 1 8 0 ° 以上になる。 [0212] 中子交換部 6 3 0 は、 母型での中子装着状態を維持す るための中子ロ ッ ク手段 (第 5 4図及び第 5 5 図〉 を更 に備えている。 即ち、 第 1 母型 6 1 1 内には、 ソ レノ ィ ド 6 3 6 と該ソ レノ イ ドによ り駆動されるプラ ン ジャ 6 3 5 とから各々なる 2 つの中子ク ラ ンプ装置が Eされ、 各プラ ン ジャ 6 3 5 は、 中子装着凹部 6 1 1 b に装着さ れる中子 6 2 4 の両側側面に夫々形成した係合孔 6 2 4 d の対応する ものに嵌合して中子を保持するよ う になつ ている。 第 2 母型 6 2 1 内には、 ソ レノ ィ ド 6 3 6, 及 びブラ ン ジャ 6 3 5, からなる同様の中子ク ラ ンプ装置 が配され、 第 1 母型側の中子ク ラ ンプ装置と協働 して中 子口 ッ ク手段を成している。 [0213] 第 5 4 図及び第 5 5 図を参照する と、 第 1 母型 6 1 1 の底面中央部には、 第 2 9 図に示す要素 4 5 0 に対応す る製品 Z中子突出し装置 6 5 0 が配設されている。 突出 し装置 6 5 0 は、 第 1 母型 6 1 1 を貫通して延び中孑装 着凹部 6 1 1 b内に突出自在の中空円筒状の突出 し口 ッ ド 6 5 1 と、 第 1 中子 6 1 4 を貫通して延び成形キヤ ビ ティ M C内に突出自在の突出し ピ ン 6 5 2 とを備え、 突 出し ピ ンは戻しスプリ ン グ 6 5 3 によ り突出し口 ッ ド側 に付勢されている。 固定プラ テ ン 6 0 3 の反金型側端面 に固定した貫通型サー ボモー タ 6 5 4 の出力軸には、 突 出しロ ッ ド 6 5 1 のモータ側半部内周面に設けられたボ — ルナ ツ ト 6 5 1 a に螺合する ポー ルネ ジ 6 5 4 aが連 結され、 モー タ 6 5 4 が回転したと きに突出しロ ッ ド 6 5 1 がボー ルネ ジ 6 5 4 a に沿って金型側に軸方向移動 して突出し ピ ン 6 5 2 を介して成形キ ヤ ビテ ィ 内の製品 を突き出すよ う にされ、 モータが更に回転する と突出し ロ ッ ド 6 5 1 が更に軸方向移動して第 1 中子 6 1 4を第 1 母型 6 1 1 から離脱させるよ うになつている。 なお、 第 5 4図及び第 5 5図中、 参照符号 6 2 4 f は樹脂流路 を表す。 [0214] 金型温調のため、 金型には、 第 2 1 図及び第 3 7図に 示す温調液通路に類似の温調液通路が形 されている。 すなわち、 第 5 4図及び第 5 5 図に示すよ う に、 第 1母 型 6 1 1 及び第 1 中子 6 1 4 には温調液通路 6 4 2及び 6 1 4 e が夫々形成され、 同様に、 第 2母型 6 2 1及び 第 2 中子 6 2 4 には温調液通路 6 4 2, 及び 6 2 4 eが 夫々形成されている。 そ して、 第 1, 第 2中子が第 1, 第 2母型に夫々装着されたと き、 通路 6 1 4 e, 6 2 4 e が通路 6 4 2 , 6 4 2 ' に夫々連通し、 通路 6 4 2及 び 6 4 2 ' と両該通路に連通するよ う に固定及び可動プ ラ テ ン 6 0 3, 6 0 4 に夫々形成した温調液通路 (図示 略) とを介して金型温調機 (図示略) に接続されるよう にな っている。 [0215] 以下、 第 6 実施例の竪型射出成形機の全体的な作動を 説明する。 [0216] 竪型射出成形機の型締部 6 0 2 の固定及び可動プラテ ン 6 0 3, 6 0 4 に装着した第 1, 第 2母型 6 1 1, 6 2 1 に、 予備温調済みの第 1, 第 2 中子 6 1 4 , 6 2 4 が、 N C装置 6 0 5 の制御下で中子交換機 6 0 6 により 夫々装着され、 中子交換機の回転腕 6 3 1 が退避する。 次いで、 ノ ズルタ ツ チ用モータ 6 0 I f を駆動制御して ノ ズルタ ッチ状態を確立した後、 射出成形サイ ク ルが繰 り返し実行される。 [0217] 各々の成形サイ ク ルにおいて、 先ず、 型締用モータ 6 0 2 bを駆動 して射出部 6 0 1 及び型締部 6 0 2 を下動 させて、 型締部 6 0 2 の第 1, 第 2中子同士がパーティ ング面において互いに接合する型閉じ完了状態を確立す る。 こ の間、 射出用モー 夕 6 0 1 qの出力 ト ルク を制御 しつつ計量用モータ 6 0 1 pを駆動して、 背圧を付与し つつ成形材料 (樹脂) を溶融させる。 次いで、 金型ロ ッ ク ア ッ プ状態の確立後、 射出用モータ 6 0 1 q を駆動し てプッ シ ャ プ レ ー ト 6 0 1 nを介して射出ス ク リ ュ 6 0 l a ' を前進させて溶融樹脂を成形キ ヤ ビテ ィ M C内に 射出する。 更に、 保圧及び冷却工程完了後、 型締用モー 夕 6 0 2 bを逆転駆動して型開きを行う と共に計量用モ 一夕 6 0 1 q を駆動して計量を行う。 型開き完了後、 製 品/中子突出 し装置 6 5 0 が作動して製品が成形キヤ ビ ティ から突き出される。 [0218] 以下、 第 5 6 A図〜第 5 6 D図を参照して、 竪型射出 成形機の中子交換動作を説明する。 こ の中子交換動作は、 第 4実施例の場合と同様、 第 2 0 図の要素 4 0 5 に対応 する N C装置 6 0 5 の制御下で行われる。 第 5 7 図は、 第 3 3 図のテ ー ブル T b に対応する中子交換用ル ッ クァ ッ プテー ブル T b " を示す。 [0219] 現在使用中の一対の中子例えば中子対 6 1 4 - 1, 6 2 4 - 1 (以下、 添え字 「 1 」 を省略する) を次の製品 に適合した別の中子対例えば中子対 6 1 4 — 2 , 6 2 - 2 に交換すべく、 中子交換指令及び次に使用すべき中 子対を表す中子コー ドが N C装置 6 0 5 の C R T ZMD I を介して手動入力され、 或は、 中子交換指令及び中子 コー ドがプロ グラ ムから読み出される と (ステ ッ プ S 3 0 0 ) 、 N C装置 6 0 5 の P M C用 C P Uは、 中子コー ドを記億し、 次いで、 N C装置の共有 R A Mから読み出 した実際の成形サ イ ク ル実行回数と設定回数とを比較し て、 中子対 6 1 4 - 1 , 6 2 4 - 1 に対応する製品が所 定個数だけ既に製造されたか否かを判別する ( ス テ ッ プ S 3 0 1 ) o [0220] 成形サ イ ク ルを終了すべきでなければ、 P M C用 C P Uは、 アラー ムを発して中子交換指令の解除を促す (ス テ ツ プ S 3 0 2 ) o —方、 成形サイ ク ルを終了すべきな らば、 フ ラ グ Fを中子交換処理の許容を表す 「 1 」 にセ ッ ト した後 (ステ ッ プ S 3 0 3 ) 、 共有 R A Mか ら読み 取った型締用モータ 6 0 2 bの実際回転位置に基づいて 型開き状態が確立されたか否かを判別する (ステ ップ S 3 0 4 ) 。 型開き状態が未だ確立されていなければ、 P M C用 C P Uは、 可動プラテン 6 0 4 を型開き完了位置 に位置決めするための移動指令を共有 R A Mを介 して N C装置 6 0 5 の N C用 C P Uに送出する (ステ ツ プ S 3 0 5 ) 。 この移動指令に応じて、 N C用 C P Uは、 型締 用サーボモー タ 6 0 2 b にパル ス分配を行って可動ブラ テ ンを上動させる。 その後、 サーボモー タ 6 0 2 bに装 着した位置検出器からの実際モータ回転位置を表す信号 に基づいて可動プラ テ ンが型開き完了位置に関するイ ン ポ ジシ ョ ン幅以内に入ったと判別する と、 共有 R AMを 介して N C用 C P Uから P M C用 C P U に型開き完了信 号が送出される。 以下の説明において、 P M C用 C P U からの移動指令に応動する N C用 C P Uによる、 上述の モータ制御と同様のモータ制御に関連して行われる両 C P U間での信号授受及びモータ駆動制御ついては簡略に 述べる。 [0221] 次に、 可動ブラテン 6 0 4が金型タ ッ チ位置ま で下動 され (ステ ッ プ S 3 0 6 ) 、 第 5 8 A図に示すよ うに、 第 1 , 第 2 中子 6 1 4 , 6 2 4 が互いに接合する に至る ( N C用 C P Uから送出される金型タ ツ チ完了信号に応じ て、 P M C用 C P Uは、 N C装置 6 0 5 の出力回路を介 して中子ロ ッ ク手段のソ レノ ィ ド 6 3 6 , をオフ し (ス テ ツ プ S 3 0 7 ) 、 第 5 8 B図に示すよ うに、 第 2金型 6 2 1 内での第 2 中子 6 2 4 のロ ッ ク状態を解除する。 ロ ッ ク状態解除時、 ソ レノ ィ ド 6 3 6, に対応するブラ ン ジ ャ 6 3 5 , の退避移動の完了を表す リ ミ ッ ト スイ ツ チ出力信号が N C装置 6 0 5 の入力回路を介して N C装 置に供給される と、 P M C用 C P Uは N C用 C P Uに型 開き動作指令を送出する (ステ ッ プ S 3 0 8 ) 。 この結 果、 可動プラ テ ン 6 0 4が上動する一方で、 第 1 中子 6 1 4 と接合した第 2中子 6 2 4 は、 可動プラ テ ンに装着 された第 2母型 6 2 1 から離脱し、 第 5 8 C図に示すよ う に、 第 1 中子と共に固定プラ テン 6 0 3 に装着された 第 1 母型 6 1 1 によ り支持される。 [0222] その後送出される型開き完了信号に応じて、 P M C用 C P Uは、 出力回路を介して中子ロ ッ ク手段のソ レノ ィ ド 6 3 6 をオ フ し (ス テ ッ プ S 3 0 9 ) 、 第 5 8 D図に 示すよ う に、 第 1 金型 6 1 1 内での第 1 中子 6 1 4の口 ッ ク状態を解除する。 ロ ッ ク状態解除時、 プラ ン ジャ 6 3 5 の退避移動の完了を表すリ ミ ツ ト スイ ツ チ出力信号 が入力回路を介して N C装置に供袷される と、 フ ラグ F が中子交換を表す 「 1 」 にセ ッ ト されているので、 P M C用 C P Uは製品 Z中子突出し装置 6 5 0 に中子突出し 指令を送出する (ステ ッ プ S 3 1 0 ) 。 これに応じて、 突出し装置 6 5 0 のサ―ボモー タ 6 5 4 は第 2段まで作 動し、 これによ り、 第 1 中子 6 1 4 が第 1 母型 6 1 1 か ら上方に押し出され、 中子対 6 1 4 , 6 2 4 は、 中子交 換腕 6 3 1 のハ ン ド 6 3 1 a が中子対を把持可能な中子 着脱位置に位置づけられる (第 5 8 E図) 。 [0223] 更に、 その後送出される中子突出し動作完了信号に応 じて、 P M C用 C P Uは、 ノ、ン ド 6 3 l a を第 5 2図に 実線で示す中子搬出入位置から第 5 2 図に破線で示す中 子着脱位置に移動させるための指令を送出し (ス テップ S 3 1 1 ) 、 これによ り、 中子交換用サー ボモー タ 6 7 2 の回転に伴って中子交換腕 6 3 1 が中子搬出入位置か ら中子着脱位置に水平旋回する。 このと き、 ハ ン ド 6 3 1 a はその 2 つの把持部材 6 3 1 a ' が 1 8 0 。 以上の 角度をなす開いた状態にあるので、 ハ ン ドが中子対に衝 突する こ とはない。 中子着脱位置においてハ ン ド 6 3 1 a が閉じて、 第 5 8 F図に示すよ う に、 中子対を把持す る (ステ ッ プ S 3 1 2〉 。 そ して、 突出 し ロ ッ ド 6 5 1 が初期位置まで下動するまで中子突出し用モータ 6 5 4 が逆転駆動され (ス テ ッ プ S 3 1 3 ) 、 突出しロ ッ ドの 先端面が第 1 中子 6 1 4 の底面から離反して第 1 母型 6 1 1 の中子装着凹部 6 l i bから退避する。 [0224] 突出しロ ッ ドの初期位置への移動完了を表す信号に応 じて、 P M C用 C P Uの制御下で、 中子交換用ハ ン ド 6 3 1 a が型締部 6 0 2 側の中子着脱位置から中子ス ト ツ 力 6 0 7 側の中子搬出入位置に旋回する。 こ のと き、 中 子対 6 1 4, 6 2 4 は、 第 1 中子フ ラ ン ジ部 6 1 4 bの 底面に係合するハ ン ドによ り支持された状態で、 ハン ド と一体に中子搬出入位置に向けて移送される (第 5 8 G 図) 。 その後、 中子搬出入位置へのハ ン ド 6 3 1 aの位 置決め完了が確認される と、 リ ミ ッ ト ス ィ ッ チ 6 7 7 d が作動するまで昇降用モータ 6 7 8 a が駆動され (ステ ッ プ S 3 1 4 〜 S 3 1 6 ) 、 回転テー ブル 6 7 1 が昇降 板 6 7 7 と一体に上動する。 型締部 6 0 2 から今回取り 外した中子対の回転テーブルからの搬出後、 回転テープ ル 6 7 1 は当該中子搬出時点での回転位置に維持される ので、 回転テ ー ブルの上動に伴って、 ハ ン ド 6 3 1 aで 把持された中子対 6 1 4, 6 2 4が当該中子対に対応す る元の収納穴 6 7 4内に嵌入される。 リ ミ ッ ト ス ィ ツチ 6 7 7 dの作動時に送出される リ ミ ッ ト スィ ツチ出力が N C装置 6 0 5 の入力回路を介して N C装置に印加され る と、 P M C用 C P Uの制御下で中子交換腕のハ ン ド 6 3 1 a が開動作して ( ス テ ッ プ S 3 1 7 ) 、 把持部材 6 3 1 a ' から中子対が離脱して収納穴 6 7 4内に収納さ れる。 [0225] 以上のよ う にして、 使用済みの中子対を中子ス ト ツ力 6 0 7 内に収納した後、 P M C用 C P Uは、 ステ ップ S 3 0 0 において記憶されかつ次に使用すべき選択中子対 6 1 4 - 2 , 6 2 4 — 2 (以下、 添え字 「 2」 を省略す る) を表す中子コー ドを読み出 し (ス テ ッ プ S 3 1 8〉 、 この中子コ ー ドに対応す-る回転テ—ブル駆動用サ—ボモ —タ 6 7 2 の目標回転位置 Q 2 (—般には Q i ( i = 1 - - [0226] 〜 7 ) ) を第 5 7 図のテーブル T b " から読み出す。 そ して、 選択中子対 6 1 4, 6 2 4 を中子搬出入位置に位 置づけるために必要なサーボモータ 6 7 2 の回転量を算 出し (ステ ッ プ S 3 1 9 ) 、 算出回転量を共有 R AMに 格納する と共に N C用 C P Uに送出する。 これに応じて、 N C用 C P U の制御下で、 サー ボモータ 6 7 2 が駆動さ れて、 回転テーブル 6 7 1 が回転して選択中子対 6 1 4, 6 2 4 が中子搬出入位置に位置決めされる ( ス テ ップ S 3 2 0 ) 。 N C用 C P Uからの回転テー ブルの回転移動 完了を表す信号に応じて、 P M C用 C P Uの制御下で中 子交換機のハ ン ド 6 3 1 a が閉動作して選択中子対が保 持される (ス テ ッ プ S 3 2 1 ) 。 次いで、 P M C用 C P Uからの昇降板下降指令に応じて、 N C用 C P U の制御 下で昇降用モータ 6 7 8 a が作動して回転テ ー ブル 6 7 1 が昇降板 6 7 7 と一体に下動する。 この間、 P M C用 C P Uは リ ミ ッ ト スィ ツ チ 6 7 7 e がオ ンしたか否かを 判別する (ス テ ッ プ S 3 2 3 ) 。 [0227] リ ミ ッ ト ス ィ ッ チのォ ン作動が確認され、 従って、 収 納穴 6 7 4か ら選択中子対 6 1 4, 6 2 4 が離脱 したと 判別される と、 中子搬出入位置から中子着脱位置へのハ ン ド移動指令が P M C用 C P U から N C用 C P Uが送出 され ( ス テ ッ プ S 3 2 4 ) 、 N C用 C P Uの制御下で中 子交換用モー タ 6 3 2 が駆動されて中子交換腕 6 3 1 が 旋回し、 ハ ン ド 6 3 1 a によ り把持された中子対が中子 ス ト ッ カ 6 0 7 側の中子搬出入位置から型締部 6 0 2側 の中子着脱位置に搬送される (第 5 8 G図) 。 次に、 突 出しロ ッ ド 6 5 1 の先端面が中子対の底面に当接して中 子対が突出し ロ ッ ドによ って支持される に至るまで中子 突出し用モー タ 6 5 4 が正転し (ステ ッ プ S 3 2 5及び 第 5 8 F図) 、 更に、 ハン ド 6 3 1 a が開動作して中子 対から離脱した後に (第 5 8 E図) 、 中子交換腕 6 3 1 が中子着脱位置から中子搬出入位置に戻る (ステ ップ S [0228] 3 2 6 ) 0 [0229] 次に、 突出 しロ ッ ド 6 5 1 が初期位置に向けて後退移 動するにつれて中子対の第 1 中子 6 1 4 が第 1 母型 6 1 1 の中子装着凹部内に徐々に嵌入し (ス テ ッ プ S 3 2 7 及び第 5 8 D図) 、 突出しロ ッ ドの初期位置への到達が 確認される と、 中子 6 1 4が母型 6 1 1 にロ ッ ク される (ステ ッ プ S 3 2 8及び第 5 8 C図) 。 そ して、 中子交 換腕 6 3 1 の中子搬出入位置への到達を確認した後、 可 動プラ テ ン 6 0 4が金型タ ッ チ位置まで下動される (ス テ ツ プ S 3 2 9及び第 5 8 B図) 。 このプラ テ ン移動の ために、 第 1 , 第 2母型を装着した状態で先に行った型 厚調整の完了時に共有 R A M内に記憶した金型タ ツチ位 置が共有 R A Mから読み出される。 第 1, 第 2母型は中 子ス ト ツ 力内の各種中子対に共通であり、 各種中子対は キ ヤ ビティ形成面を除いては各部寸法, 形状が互いに同 —であるので、 金型タ ツチ位置を中子の種別に応じて変 更する必要はない。 そ して、 可動プラ テ ンの下動により、 可動プラ テ ンに装着した第 2母型 6 2 1 の中子装着凹部 に中子対の第 2 中子 6 2 4 が嵌合する と、 中子 6 2 4が 母型 6 2 1 に ロ ッ ク されて中子交換が終了し (ス テップ S 3 3 0及び第 5 8 A図) 、 更に、 フ ラ グ Fを中子交換 の終了を表す 「 0」 に リ セ ッ ト して中子交換処理を終了 する (ステ ッ プ S 3 3 1 ) 。 なお、 第 1, 第 2母型の中 子装着凹部に嵌合した第 1 , 第 2中子の凹部内での夫々 の位置が所定装着位置からずれている場合、 両中子が両 母型に夫々 口 ッ ク される と きに位置ずれが解消される。 [0230] 母型対から取り外した中子対を単に中子ス ト ッ 力に収 容する場合は、 新たな中子対を母型対に装着するための 処理が不要であるので、 第 5 6 図のステ ッ プ S 3 0 0〜 S 3 1 7 のみを実行すれば足り る。 又、 新たな中子対を 単に金型対に装着する場合は、 使用済みの中子対を中子 ス ト ツ 力に収容するための処理が不要であるので、 ステ ッ プ S 3 1 8, S 3 1 9 を実行 した後にステ ッ プ S 3 0 3〜 S 3 0 5 を実行し、 次いで、 ステ ッ プ S 3 2 0〜S 3 3 1 を実行すれば足り る。 [0231] 第 5 9 図は第 6実施例の変形例による竪型射出成形機 を示す。 この変形例は、 型締部の固定プラ テ ンに対して 可動プラ テ ン等の型締部のその他の要素を移動させると きに該型締部要素と一体に射出部を移動するよ う にした 第 6実施例と比べて、 固定プラ テ ンに対 して型締部要素 のみを移動させて型締用.モータ に加わる負荷を軽減させ るよ う に した点が主に異なる。 [0232] 変形例において、 射出部 6 0 1 , を支持する 4 本のガ イ ドロ ッ ド 6 0 1 , e は機枠 6 0 0 , に結合されている。 又、 型締部 6 0 2 ' の可動プラ テ ン 6 0 4 ' は固定ブラ テ ン 6 0 3 , の下方に配され、 4本のタ イ ノ 一 6 0 9 ' の上端は機枠 6 0 0, と一体の固定プラ テ ン 6 0 3, に 固定されている。 第 5 9 図中、 参照符号 6 1 1 ' 及び 6 2 1 ' は固定及び可動プラ テ ン に夫々装着された第 1, 第 2金型を夫々示す。 中子交換動作時、 可動プラ テン 6 0 4 , は、 第 6実施例の固定プラ テ ン 6 0 3 と同一高さ 方向位置に位置決めされる。 [0233] 第 6実施例は更に変形可能である。 例えば、 第 6実施 例では、 可動プラ テ ンを型開き完了位置に一旦位置決め 後に金型タ ツ チ動作に移行するステ ッ プ S 3 0 4及び S 3 0 5 を実行して、 中子交換処理における金型タ ツチ動 作開始時点での可動プラテン位置を型厚調整処理でのそ れと同一に してプラ テ ン位置誤差を解消するよ う にした 力 両ステ ッ プは必須ではない。 又、 第 6実施例では母 型をプラテンに離脱自在に設けたが、 母型交換が殆ど行 われない場合は、 母型をプラ テ ンに一体に形成しても良 い 0 [0234] 以下、 第 6 0 図〜第 6 3 図を参照して、 本発明の第 7 実施例を説明する。 [0235] 本実施例の特徵は、 夫々の中子半部 (以下、 中子と云 う) を互いに分離された非接合状態で互いに別個独立に 母型半部 (以下、 母型と云う〉 に装着する点と、 中子に 回転力を加えて中子を母型に対 して着脱する点と にある。 可動側金型半部 (図示略) と協働して一つの金型を成 す固定側金型半部 (以下、 金型と云う) 7 1 0 は、 母型 7 1 1 と、 その中子側端面中央部に形成した有底の中子 装着凹部 7 1 1 b に離脱自在に嵌合する中子 7 1 4 とか らなる。 [0236] 母型 7 1 1 は、 その上面及び下面の固定プラ テ ン側に 固定プラ テ ン (図示略) への母型 7 1 1 の取付けに利用 される ク ラ ンプ部 7 1 1 ' を一体に形成され、 中子側端 面 7 1 1 a には中子装着凹部 7 1 1 b の回り に 4 つの位 置決めピン 7 1 1 f が形成されている。 位置決め ピン 7 1 1 f は、 可動側金型半部 (図示略) の中子側端面に形 成した 4つの位置決めビン孔 (図示略〉 に夫々嵌脱自在 にされている。 母型 7 1 1 の、 中子装着凹部 7 1 1 bを 画成する円筒面 7 1 1 b ' には、 1 ピッ チ分の雌ネジの 略四半周を形成する第 1 雌ネ ジ突部 7 1 1 g と、 同一雌 ネ ジの別の略四半周を形成する第 2雌ネ ジ突部 7 1 1 h とが凹部画成面 7 1 1 b ' 上の母型厚さ方向中間位置に 形成されている。 両雌ネ ジ突部 7 1 1 g , 7 1 1 hの一 方の対向端同士間及び他方の対向端同士間には上記雌ネ ジの略四半周に対応する切り欠きが夫々形成されている。 母型 7 1 1 の反中子側端面に穿設された有底円筒穴 7 1 1 j (第 6 3 図) 内には、 中子装着凹部 7 1 1 bに嵌 合した中子 7 1 4 を適所に保持するための位置決めピン 7 1 1 i と、 これと一体に形成した リ リ ー ス ロ ッ ド 7 1 1 k と、 ピン及びロ ッ ドを中子側に付勢する ス プ リ ング 7 1 1 mとが配されている。 ピ ン 7 1 1 i 及びロ ッ ド 7 1 l k は、 図示しないァクチユ エ一夕 に連結され、 ァク チユエ一夕によ り スプリ ング 7 1 l mのバネ力に抗して 反中子側に後退駆動されるよ う になっている。 そ して、 位置決めピ ン 7 1 1 i は、 両端が中子装着凹部 7 1 1 b および円筒穴 7 1 1 j に夫々開口する孔 7 1 1 n を挿通 し、 凹部 7 1 1 b内に突出自在にされている。 又、 リ リ ース ロ ッ ド 7 1 1 k は、 両端が円筒穴 7 1 1 j 及び母型 の中子側端面 7 1 1 a に夫々開口する穴 7 1 1 を挿通 し、 端面 7 1 1 a から突出自在にされている。 [0237] 中子 7 1 4 は、 母型の中子装着凹部 7 1 1 b に嵌脱自 在で軸方向長さ L 1 が凹部深さ L 2 よ り も小さい小径部 7 1 4 ' と、 これと一体に形成した大怪部 7 1 4 " とを 有し、 全体と して段付き円筒状に形成されている。 中子 小径部 7 1 4 ' の外周面には、 1 ピッ チ分の雄ネ ジの略 四半周を形成する第 1 雄ネ ジ突部 7 1 4 ' g と、 同一雄 ネ ジの別の略四半周を形成する第 2雄ネ ジ突部 7 1 4, h とが形成され、 両雄ネ ジ突部は、 母型側の雌ネ ジ突部 7 1 1 , 7 1 1 hに螺合可能になっている。 両雄ネジ 突部 7 1 4, g , 7 1 4, hの一方の対向端同士間及び 他方の対向端同士間には上記雄ネ ジの略四半周に対応す る切り欠きが夫々形成されている。 [0238] 中子小径部 7 1 4 ' の母型側端面には、 母型側の位置 決め ピ ン 7 1 1 i に整合してピ ン孔 7 1 4, i が穿設さ れ、 中子を母型に装着したと き に位置決め ピ ン 7 1 1 i がピ ン穴 7 1 4 ' i 内に嵌入するよ う になっている。 中 子大怪部 7 1 4 " は、 中子を母型に装着したと きに母型 端面 7 1 1 a に当接する環状端面 7 1 4 " f を有 し、 環 状端面 7 1 4 " f に リ リ ー スロ ッ ド 7 1 1 kが当接する よ う にな っている。 又、 中子大径部 7 1 " のパーティ ング面 7 1 4 " a には成形キ ヤ ビテ ィ半部を画成する丰 ャ ビテ ィ画成面 (図示略) が形成されている。 [0239] 可動側金型は、 固定側金型 7 1 0 と略同一構成であり、 その説明を省略する。 [0240] 本実施例の中子交換機は、 図示しない N C装置の制御 下で 3次元空間内で移動自在の中子交換腕 7 3 1 と、 腕 7 3 1 の先端に装着され N C装置の制御下で作動するハ ン ド 7 3 l a とを備え、 ノ、 ン ド 7 3 1 a は、 中子 7 1 4 を把持するための開閉自在の 4本の把持部材 7 3 1 a ' を有する と共に腕 7 3 1 に対して回転自在にされている。 以下、 本実施例での中子交換動作を説明する。 [0241] 中子ス ト ッ カ (図示略) から中子交換機によ り取り出 された所要の中子 7 1 4 力 s、 型開き状態にされた射出成 形機の固定プラ テ ン (図示略) に装着した母型 7 1 1 の 中子装着凹部 7 1 1 b に対向する中子着脱位置に中子交 換機によ って搬送される。 次に、 母型側の位置決めピン 7 1 1 i 及び リ リ ー ス ロ ッ ド 7 1 1 kが反中子側に駆動 され、 中子交換腕 7 3 1 が前進する。 これに伴って、 ハ ン ド 7 3 1 a で把持された中子の小径部 7 1 4 ' が中子 装着凹部 7 1 1 b に嵌入し、 中子の雄ネ ジ突部 7 1 4, g , 7 1 4, hが母型の雌ネ ジ突部 7 1 1 g, 7 1 1 h に当接するに至る。 次いで、 ハ ン ド 7 3 1 a が腕 7 3 1 の軸線の回り に所定回転方向に回転駆動される と、 雄ネ ジ突部 7 1 4 , g, 7 1 4, h が雌ネ ジ突部 7 1 1 g, 7 1 1 hに螺合して中子 7 1 4 が更に前進し、 中子大怪 部の環状端面 7 1 4 " f が母型端面 7 1 1 a に当接する に至る。 このとき母型側のァク チユエ一夕を消勢すると、 スプリ ング 7 1 1 mによ り位置決めピン (ス ト ッ パ) 7 1 1 i が中子側に駆動されピ ン穴 7 1 4 , i に嵌入し、 中子 7 1 4 を回転不能と して適所に保持し、 これにより 固定側母型 7 1 1 への中子 7 1 4 の装着が完了する。 そ して、 可動側母型にも同様の手順で中子が装着される。 射出成形サイ ク ルでの型締時、 固定側金型において中子 環状端面 7 1 " f と母型端面 7 1 1 a とが荷重支持面 と して機能し、 固定側金型の変形, 破損が防止される。 可動側金型の変形, 破損も同様に防止される。 [0242] 中子 7 1 4 を母型 7 1 1 から取り外す場合、 中子交換 機を駆動して中子をハ ン ド 7 3 1 a で把持した後、 母型 側のァク チユ エ一夕を付勢して位置決め ピ ン 7 1 1 i を ピ ン穴 7 1 4 , i から離脱させて中子 7 1 4 を回転自在 にし、 次いで、 ハ ン ド 7 3 l a を逆転駆動する。 これに 伴って、 母型の雌ネ ジ突部に螺合した中子の雄ネ ジ突部 が雌ネ ジ突部に沿って周方向に移動し、 従って、 中子が 反母型側に後退移動し、 中子が中子装着凹部から離脱す る。 次に、 ァ ク チユ エ —夕が消勢され、 母型から取り外 - 1 - された中子が中子ス ト ッ カ (図示略) に収納される。 第 7実施例は種々の変形が可能である。 [0243] 例えば、 母型への中子装着に伴って中子環状端面が母 型端面に当接 したと きに、 これと同時に、 中子小径部先 端面が、 母型の、 中子装着凹部底面に対応する凹部画成 面に当接する よ う にしても良い。 又、 母型側の位置決め ビ ンが中子小径部の周面に嵌脱するよ う に位置決めピン を配しても良い。 中子大怪部を縦断面視多角形状に形成 して、 ロ ボ ッ トハン ドで中子を容易に把持でき る ように しても良い。 更に、 母型をプラ テ ンに一体に形成可能で め る。 [0244] 次に、 第 6 4図〜第 6 7 図を参照して、 本発明の第 8 実施例を説明する。 こ の実施例は、 負圧を利用して金型 交換を容易に行う こ とを企図している。 [0245] 第 8実施例の射出成形機は、 図示しない N C装置によ り後述の金型交換部 8 3 0 を駆動制御して、 第 1 金型 8 1 0 を固定プ ラ テ ン 8 0 3 に着脱する と共に、 タ イバー 8 0 9 に沿って固定プラ テ ンに対して接近離反移動自在 の可動プラ テ ン 8 0 に第 2金型 8 2 0 を着脱するよ う にな っ てい る。 [0246] 第 6 5 図に示すよ う に、 可動プラ テ ン 8 0 4 の金型側 端面 8 0 4 a には正面視四角形状の金型装着凹部 8 0 4 bが形成され、 凹部 8 0 4 b に ク ラ ンプ部 8 2 0 , の可 動プラ テ ン側半部が嵌入した金型 8 2 0 を、 可動プラ テ ン端面 8 0 4 a の、 金型装着凹部底面に対応する凹部画 成面 8 0 4 a , によ り支持し、 又、 凹部 8 0 4 b 内に斯 く装着された金型 8 2 0 を、 金型上面に形成した ピン孔 8 2 0 d に嵌入する金型ク ラ ン プ装置の係止ピ ン 8 0 0 d によ り、 可動プラ テ ンに係止するよう にしている。 [0247] また、 可動ブラテ ン 8 0 4 の凹部画成面 8 0 4 a, に は正面視四角形状の環状溝 8 0 4 b ' が形成され、 環状 溝 8 0 4 b, 内には、 堅固な通気性部材 8 0 0 a がその 外面が可動プ ラ テ ンの凹部画成面 8 0 4 a ' と面一をな すよう に埋設されている。 通気性部材 8 0 0 a は、 例え ば、 セル壁に形成した貫通孔を介して互いに連通する多 数のセルか らなるハニ カ ム材, 多孔性焼結合金な どで構 成されている。 そ して、 突出し ピ ン挿通孔 8 0 4 cが可 動プラ テ ン 8 0 4の軸心に沿って該プラ テ ンを貫通して 穿設されている。 更に、 可動プ ラ テ ン 8 0 4 の凹部画成 面 8 0 4 a, には、 環状溝 8 0 4 b, の半径方向外方に おいて環状溝を囲繞する第 1 環状シー ル材 8 0 0 bと、 環状溝 8 0 4 b ' の半径方向内方かつ突出し ビ ン掙通孔 8 0 4 c の半径方向外方において挿通孔を囲繞する第 2 環状シー ル材 8 0 0 c とが夫々埋設されている。 又、 金 型 8 2 0 の可動プラ テ ン側端面には、 環状溝 8 0 4 b ' の半怪方向内方かつ第 2環状シ ー ル材 8 0 0 c の半径方 向外方に配された第 3環状シー ル材 8 0 0 dが埋設され ている。 [0248] 可動プラ テ ン 8 0 と同様に、 固定プ ラ テ ン 8 0 3に は金型装着凹部, 環状溝等 (図示略) が形成されている c 但し、 固定プ ラ テ ン 8 0 3 には、 突出し ピ ン挿通孔 8 0 4 c に代えてスプル—孔 (図示略) が形成されている。 又、 固定プラ テ ンに装着される第 1 金型 8 1 0 は、 第 2 金型 8 2 0 と同様に構成されている。 [0249] 金型交換部 8 3 0 は、 射出成形機の型締部 8 2 0 と図 示しない金型ス ト ツ 力 との間で金型 8 1 0, 8 2 0を搬 送するための、 第 6 4 図において模式的に示す金型交換 機 8 0 6 と、 固定及び可動プラ テ ン 8 0 3 , 8 0 4にお ける金型装着状態を維持/解除すべく 負圧を供給/遮断 するための負圧供給系 8 0 0, とを備えている。 [0250] 負圧供給系 8 0 0 ' は、 真空ポンプ 8 0 0 ' a とこれ に接続されたアキ ュ ム レー タ 8 0 0 ' b とを含んでいる。 アキ ュ ム レー タは、 一方では、 第 1 管路 8 0 0, 。 とこ れに連通する第 2管路 8 0 0 ' d と可動プラ テ ンに形成 されかつ第 2 管路及び可動プラ テ ンの環状溝 8 0 4 b ' に連通する貫通孔 8 0 0 ' e とを介して、 環状溝 8 0 4 b ' に連通し、 他方では、 第 1 管路 8 0 0 ' c と これに 連通する第 3 管路 8 0 0 ' f と固定プラ テ ンに形成され かつ第 3管路及び固定プラ テ ン の環状溝 8 0 3 b , に連 通する貫通孔 8 0 0 ' g とを介 して、 環状溝 8 0 3 b ' に連通している。 そ して、 第 2 及び第 3 管路 8 0 0 ' d 及び 8 0 0 , ί の中間には、 第 1 及び第 2 ロー タ リ型電 磁切換弁 8 0 0 , h及び 8 0 0 , i が夫々介在している。 両電磁弁 8 0 0 ' hおよび 8 0 0 , i は、 第 1, 第 2押 し釦ス ィ ッ チ 8 0 0, j , 8 0 0, k の閉動作に夫々応 動する第 1, 第 2 ソ レノ イ ド 8 0 0, m, 8 0 0, nに よ り夫々駆動され、 第 2 , 第 3 管路を介する環状溝 8 0 4 b ' , 8 0 3 ' への負圧供給を許容又は阻止するよ う にな つ てい る。 [0251] 以下、 第 8実施例の金型交換部の作動を説明する。 [0252] 先ず、 金型交換機 8 0 6 によ り、 互いに接合された第 1, 第 2金型 8 1 0, 8 2 0 を型開き状態の型締部 8 0 2 に向けて搬送し、 金型交換機 8 0 6 によ り金型対の搬 送位置を調整する と共に可動プ ラ テ ン 8 0 4 の移動位置 を調整する こ と によ り 、 第 2金型 8 2 0 のク ラ ンプ部 8 2 0, を可動プラ テ ンの金型装着凹部 8 0 4 b内に嵌入 させる。 次いで、 第 1 押し釦ス ィ ッ チ 8 0 0, j を一旦 閉じて第 1電磁弁 8 0 0 ' 11を負圧供給側にセッ トする。 この結果、 可動プラ テ ンの環状溝 8 0 4 b ' が真空ポン プ 8 0 0, a に連通して環状溝内部に負圧が発生して金 型のク ラ ンプ部 8 2 0 , が負圧で環状溝 8 0 4 b, 内に 吸引され、 ク ラ ンプ部 8 2 0 ' は、 その内方端面を可動 プラ テ ンの凹部画成面 8 0 4 a , に当接させた状態で、 可動プラ テ ン の金型装着凹部 8 0 4 b に密着する。 [0253] 次に、 可動プラテンを金型タ ツチ位置まで前進させ、 第 1 金型 8 1 0 のク ラ ンプ部 8 1 0, を固定プラ テ ンの 金型装着凹部 8 0 3 b に嵌合させる。 そ して、 第 2押し 釦ス ィ ッ チ 8 0 0 ' k を閉じて第 2電磁弁 8 0 0, i を 介して固定プ ラ テ ンの環状溝 8 0 3 b ' 内に負圧を発生 させ、 ク ラ ン プ部 8 1 0, を金型装着凹部 8 0 3 bに密 着させる。 [0254] さ らに、 金型ク ラ ン プ装置を駆動して、 その係止ピン [0255] 8 0 0 d を第 2金型 8 2 0 の ピ ン孔 8 2 0 d に嵌入させ る と共に同様の係止ピ ンを第 1 金型 8 1 0 の同様のピン 孔に嵌入させ、 これによ り、 両金型を固定, 可動プラテ ン 8 0 3 , 8 0 4 に夫々離脱不能に係止する。 そ して、 金型交換機 8 0 6 を退避させて金型装着を終了する。 射 出成形サイ ク ルでの型締時、 第 2金型 8 2 0 は可動ブラ テ ンの凹部画成面 8 0 4 a ' 及び通気性部材 8 0 0 a に よって支持され、 金型の変形が防止される。 第 1 金型に ついても同様である。 [0256] 型締部 8 0 2 に装着した金型 8 1 0, 8 2 0 を取り外 す場合は、 可動プラ テ ン 8 0 4 を金型タ ツ チ位置に移動 させた後、 中子交換機 8 0 6で両金型を支持し、 次いで、 金型ク ラ ンプ装置の係止ピ ンを両金型の ピ ン孔か ら夫々 離脱させる。 そ して、 第 2押し釦ス ィ ッ チ 8 0 0, kを 一旦閉じて第 2電磁弁 8 0 0 ' i を介する負圧供給を遮 断して固定プ ラ テ ンの環状溝 8 0 3 b, 内を大気圧にし、 可動プラ テ ン 8 0 4 を後退させる と共に金型交換機 8 0 6 を駆動して第 1 金型 8 1 0 を固定プラ テ ン 8 0 3 から 離脱させる。 次に、 第 1 押し釦ス ィ ッ チ 8 0 0, j を閉 じて可動ブラ テ ンの環状溝 8 0 4 b, 内を大気圧と した 後、 金型交換機 8 0 6 を静止さ せた状態で、 可動プラ テ ン 8 0 4 を後退させて第 ·2金型 8 2 0 を可動プラ テ ンか ら離脱させる。 第 6 7 図は、 母型と中子とからなる金型を用いる竪型 射出成形機に適用される第 8実施例の変形例によ る金型 交換部を示す。 図中、 参照符号 8 1 1 b及び 8 2 1 bは、 固定, 可動プ ラ テ ンに夫々装着した第 1, 第 2母型 8 1 1, 8 2 1 に形成された中子装着凹部を夫々表し、 参照 符号 8 1 1 b ' 及び 8 2 1 b ' は両母型に形成した負圧 発生用凹部 (第 8実施例の環状溝に対応) を夫々表す。 凹部 8 1 1 b , 及び 8 2 1 b ' 内に通気性部材は配設さ れていない。 好ま し く は、 中子交換機と して、 中子を把 持するためのハン ドを先端に装着しかつ水平旋回可能な アー ムを有する ロボッ ト (図示略) が用いられる。 そし て、 中子交換にあたっては、 両中子を一体に接合した状 態で、 中子装着凹部に対して中子が着脱される。 [0257] 第 8実施例は更に変形可能である。 例えば、 金型をプ ラ テ ンに係止するための係止ピ ン及びピン孔は必須要素 ではない。 また、 負圧供給が不本意に遮断される ことを 防止すべく、 押し釦ス ィ ッ チ及び電磁弁に安全装置を付 設しても良い。 [0258] 次に、 第 6 8 図, 第 6 9 図及び第 7 O A図〜第 7 0 D 図を参照して、 本発明の第 9実施例を説明する。 この実 施例は、 電磁力を利用して金型交換を迅速かつ容易に行 う と共に金型交換部の部品点数を低減させて金型交換部 の製造及び保守を簡便にする こ とを企図している。 [0259] 第 9実施例の射出成形機は、 図示しない N C装置によ り後述の金型交換部 9 3 0 を駆動制御して、 第 1 金型 9 一 一 [0260] 1 0 を固定プラ テ ン 9 0 3 に着脱する と共に、 タ イバー 9 0 9 に沿って固定プラテ ンに対して接近離反移動自在 の可動プラ テ ン 9 0 4 に第 2金型 9 2 0 を着脱するよう にな っている。 第 6 8 図中、 参照符号 9 0 1 a, 9 5 0 は、 加熱シ リ ンダ及び製品突出 し装置を夫々表す。 [0261] 金型交換部 9 3 0 は、 固定プラ テ ン 9 0 3 に埋設され た第 1 群の電磁石 9 3 0 a と、 可動プラ テ ン 9 0 4に埋 設された第 2 群の電磁石 9 3 0 b とを備えている。 第 1 群の電磁石の夫々の励磁巻線 9 3 0 a ' は、 第 1 群の電 磁石を励磁するための第 1電源 9 3 0 c に互いに並列に かつ夫々の励磁巻線に共通の第 1 電源ス ィ ツ チ 9 3 0 d を介して接铳されている。 同様に、 第 2群の電磁石の励 磁巻線 9 3 0 b ' は、 第 2群の電磁石を励磁するための 第 2電源 (図示略) に互いに並列にかつ共通の第 2電源 ス ィ ッ チ 9 3 0 e (第 7 0 A図〜第 7 0 D図) を介して 接続されている。 [0262] 例えば 8 つの電磁石からなる第 1 群の電磁石 9 3 0 a は、 霪磁石の ヨ ー ク 9 3 0 a " の端面が固定プラ テンの 金型装着面 9 0 3 a と面一をなすよ うに、 固定プラテン 9 0 3 の金型装着領域 (第 6 9 図に破線で示す) の周縁 部に周方向に等間隔に配されている。 第 2群の電磁石 9 3 0 b も可動プラ テ ン 9 0 4 において同様に配設されて いる。 そ して、 第 1, 第 2金型 9 1 0, 9 2 0 間に作用 する接合力に抗して型開き可能とすべく 、 各々の電磁石 群 9 3 0 a, 9 3 0 b をなす 9 つの電磁石は、 互いに協 働して、 射出成形機の種別に応じて 1 0 0 0〜 2 0 0 0 k gの値をと る型締力の 1 0 %以上の電磁力を発生する よ う にな つている。 [0263] 金型交換部 9 3 0 は、 電磁石群が不本意に消勢されて 電磁力が消減した場合での金型落下を防止するための安 全装置 9 3 0 , を備えている。 この安全装置は、 第 1 , 第 2金型 9 1 0, 9 2 0 の上面に夫々形成したピ ン孔 9 1 0 a , 9 2 0 a に夫々嵌脱自在の係止ピン 9 3 0 ' a 及び 9 3 0 ' b とを含んでいる。 両係止ビンは、 固定, 可動プラ テ ンの金型装着面 9 0 3 a , 9 0 4 a の下端部 に夫々設けた第 1 及び第 2支持ロー ラ群 9 0 3 a , 及び 9 0 4 a ' と協働して、 第 1 , 第 2金型 9 1 0, 9 2 0 を固定, 可動プラ テンから離脱不能に夫々支持するよう になっている。 [0264] 以下、 第 7 O A図〜第 7 0 D図を参照して、 第 9実施 例の金型交換部の作動を説明する。 [0265] 先ず、 互いに接合した第 1, 第 2金型 9 1 0, 9 2 0 を、 第 7 0 図において模式的に示す金型交換機 9 0 6に よ り、 型開き状態の固定, 可動プラ テ ン 9 0 3, 9 0 4 間に搬送する (第 7 O A図) 。 次に、 可動プラ テ ンを金 型交換位置に前進させ、 これによ り、 第 1 及び第 2支持 ロー ラ群 9 0 3 a, 及び 9 0 4 a, で両金型を支持する (第 7 0 B図) 。 そ して、 可動プラ テ ンを金型夕 ツチ位 置に移動させた後、 第 1 及び第 2電源ス ィ ッ チ 9 3 0 d, 9 3 0 e を閉成して第 1 群及び第 2群の電磁石 9 3 0 a, 9 3 0 bを励磁し、 こ れによ り第 1, 第 2金型 9 1 0, 9 2 0 が固定, 可動プラ テン側に電磁的に吸引され、 両 プラ テ ン上に夫々固定される (第 7 0 C図) 。 更に、 安 全装置 9 3 0 , の係止ビ ン 9 3 0, a及び 9 3 0 ' bを 両金型の ピ ン孔 9 1 0 a , 9 2 0 a に夫々嵌入させ、 金 型交換機 9 0 6 を退避させて、 金型装着を終了する。 第 7 0 D図は型開き状態を示す。 [0266] 金型 9 1 0, 9 2 0 を取り外す場合は、 可動プ ラテ ン 9 0 4 を金型タ ツチ位置に移動させた後、 中子交換機 9 0 6 で両金型を支持し、 次いで、 係止ピ ンを両金型のピ ン孔から夫々離脱させる。 そ して、 第 2電源ス ィ ッ チ 9 3 0 e を開成して第 2群の電磁石 9 3 0 b を消勢した後、 可動プラ テ ンを金型交換位置に移動させる。 次に、 第 1 電源ス ィ ツ チ 9 3 0 d を開勢して第 1 群の鼋磁石 9 3 0 a を消勢して金型 9 1 0, 9 2 0 を取り外し可能にし、 金型交換機 9 0 6 で両金型を型締部 9 0 2 から搬出する。 [0267] 第 7 1 図は第 9実施例の第 1 変形例を示す。 こ の変形 例は、 プラ テ ン内部にではな く て金型内部に電磁石群を 埋設した点が第 9実施例と異なる。 第 7 1 図において、 参照符号 9 1 0 ' は、 電磁石群 9 3 0 a ' を埋設した第 1 金型を示す。 図示を省略するが、 第 2金型にも電磁石 群が同様に埋設される。 [0268] 第 7 2 図は、 母型と中子とか らなる金型を用いる射出 成形機に装備される第 2変形例による中子交換部を示す。 第 7 2 図において、 第 1 金型 9 1 0 " は、 固定プ ラ テ ン 9 0 3 " に装着した母型 9 1 1 " と、 これに装着される 中子 9 1 4 " とからな り、 母型 9 1 1 " には電磁石群 9 [0269] 3 0 a " が埋設されている。 そ して、 電磁群 9 3 0 " a が励磁される と、 中子 9 1 4 " が電磁的に母型に吸引さ れて、 中子のフ ラ ンジ部 9 1 4 " a と母型 9 1 1 " の対 向端面同士が当接し、 母型の中子装着凹部 9 1 1 " bの 底面に近接して記された電磁石群 9 3 0 a " に中子 9 1 [0270] 4 " が衝突しないよ う になっており、 これによ り電磁石 群の損傷が防止される。 第 7 2 図中、 参照符号 9 1 4 " ί は樹脂流路を表す。 図示を省略するが、 可動プラテン に装着される第 2金型の母型に も電磁石群が同様に埋設 される。 又、 第 2金型には、 樹脂流路 9 1 4 " f に代え て突出し ピンガイ ド孔が穿設される。 [0271] 第 9実施例は更に別の変形が可能で、 例えば、 電磁石 群をなす電磁石の構成, 数及び配置関係ならびに金型着 脱手順は、 第 9実施例及びその第 1, 第 2変形例で説明 したものに限定されない。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲 . 第 1 金型半部を離脱自在に装着される固定プラテン と、 前記第 1 金型半部と協働 して一つの金型をなす第 2金型半部を離脱自在に装着され該固定プラ テ ンに対 して移動自在にされた可動プラ テ ンとを含む型締部を 有する射出成形機において、 —つの金型及びその一部をなす金型部品の少なく と も一方から各々なる複数の金型要素を搬出入自在に収 納するための金型収納部と、 前記複数の金型要素の任意の一つを前記金型収納部 から搬出し、 斯く搬出した一つの金型要素を前記型締 部側に搬送して前記型締部に取り付ける と共に、 前記 型締部に装着された一つの金型要素を前記型締部から 取り外し、 斯く取り外した金型要素を前記金型収納部 側に搬送して前記金型収納部に収納するための金型交 換部と、 前記金型交換部及び前記型締部の作動を制御するた めの制御部とを備える こ とを特徵とする射出成形機。 . 前記型締部は複数種の金型の任意の一つを装着可能 にされ、 前記複数種の金型の各々は、 その第 1 金型半 部が、 前記固定プラ テ ンに離脱自在に装着される第 1 母型半部と これに離脱自在に装着される第 1 中子半部 とを含み、 その第 2 金型半部が、 前記可動プラ テンに 離脱自在に装着され前記第 1 母型半部と協働して一つ の母型をなす第 2母型半部と これに離脱自在に装着さ れ前記第 1 中子半部と協働して一つの中子をなす第 2 中子半部とを含む請求の範囲第 1 項記載の射出成形機。 3 . 前記複数種の金型の夫々の母型の少な く と も一つは 前記複数種の金型の少な く と も 2つに共通に用いられ、 前記共通の母型の各々に対応する少な く と も 2 つの中 子は互いに形状が異なる成形キャ ビテ ィ を夫々画成す る請求の範囲第 2項記載の射出成形機。 4 . 前記金型収納部に収納される複数の金型要素の各々 は、 互いに離脱自在に接合された第 1, 第 2中子半部 からなる中子であり、 前記金型交換部は、 各前記中子 の第 1, 第 2 中子半部が互いに接合した状態で、 各前 記中子の、 前記金型収納部に対する搬出入, 前記型締 部に対する着脱及び前記金型収納部と前記型締部間で の搬送を行う請求の範囲第 2項記載の射出成形機。 5 . 前記第 1 , 第 2母型半部は前記第 1, 第 2中子半部 が嵌脱する中子装着凹部を夫々有し、 両前記中子装着 凹部の一方はその外方端が該一方の中子装着凹部に対 応する母型半部の外周面に開口 し、 前記金型交換部は、 前記互いに接合した第 1, 第 2 中子半部の対応する一 つを前記一方の中子装着凹部の前記外方開口端を介し て前記一方の中子装着凹部に対して嵌脱させる請求の 範囲第 4項記載の射出成形機。 6 . 前記第 1 , 第 2母型半部は前記第 1 , 第 2中子半部 が嵌脱する中子装着凹部を夫々有し、 両前記中子装着 凹部は夫々 の上方端が両該母型半部の上面に夫々開口 し、 前記金型交換部は、 両前記中子半部を両前記中子 装着凹部の上方開口端を介して両前記中子装着凹部に 対して嵌脱させる請求の範囲第 4項記載の射出成形機 (. 前記第 1 , 第 2中子半部は前記第 1 , 第 2母型側の 直径が反前記第 1 , 第 2母型側の直径よ り も小さい円 錐台状に夫々形成され、 前記第 1, 第 2母型半部は前 記第 1 , 第 2 中子半部が嵌脱する中子装着凹部を夫々 有し、 両前記中子装着凹部は両前記中子半部の外形に 対応する円錐台状に形成され、 前記制御部の制御下で 前記型締部を型締動作させる こ とによ り、 前記第 1 , 第 2 中子装着凹部に夫々嵌入 した前記第 1 , 第 2中子 半部を両前記中子装着凹部に圧入させる請求の範囲第 4項記載の射出成形機。 . 前記第 1 , 第 2母型半部の中子装着凹部に対して夫 々進退自在の突出し ロ ッ ドを有する中子突出し装置を 更に含み、 前記中子突出し装置は、 前記制御部の制御 下で前記突出しロ ッ ドの夫々 を前記第 1, 第 2 中子半 部側に駆動 して両前記中子装着凹部内に圧入された両 前記中子半部を両前記中子装着凹部外に突き出す請求 の範囲第 7 項記載の射出成形機。 . 前記複数の金型要素は前記第 1, 第 2 中子半部のい ずれか一方から夫々なり、 前記第 1, 第 2 中子半部の 各々 はその母型半部側の外周面に第 1 所定周方向領域 にわたつて突部を形成され、 前記第 1 , 第 2母型半部 は前記第 1 , 第 2 中子半部が嵌脱する中子装着凹部を 夫々有し、 各前記母型半部は、 その中子装着凹部画成 周面に第 2所定周方向領域にわたつて形成されかつ両 前記中子半部の対応する ものに形成された前記突部に 係合する突部を有し、 前記金型交換部は、 これに保持 された各前記中子半部を正逆回転させるこ とにより、 当該中子半部の前記突部と前記対応する母型半部の前 記突部との離脱不能な係合を確立/解除して前記中子 半部を前記対応する母型半部に対して着脱する請求の 範囲第 2項記載の射出成形機。 1 0 . 前記第 1 , 第 2 中子半部の各々は、 各該中子半部 の前記突部と前記対応する母型半部の前記突部とが係 合した状態で当該中子半部が前記所定回転方向に更に 回転されたときに前記対応する母型半部の中子半部側 端面に当接する荷重支持面を有する請求の範囲第 9項 記載の射出成形機。 1 1 . 前記制御部の制御下で作動するス ト ッパ手段を更 に含み、 前記ス ト ッパ手段は、 各前記中子半部の荷重 支持面が前記対応する母型半部の前記端面に当接した と きに当該中子半部を回転不能に維持し、 各前記中子 半部が前記対応する母型半部から取り外される ときに 当該中子半部の回転を許容する請求の範囲第 1 0項記 載の射出成形機。 1 2 . 前記金型交換部は、 前記第 1母型半部及び前記第 1 中子半部の対向端部のいずれか一方に埋設された第 1 の電磁石と、 前記第 2母型半部及び前記第 2 中子半 W° 91/1 560 謂腦 0377 一 105 一 部の対向端部のいずれか一方に埋設された第 2 の電磁 石と、 前記制御部の制御下で作動して前記第 1 , 第 2 の電磁石を励磁及び消勢させるための手段とを含む請 求の範囲第 2項記載の射出成形機。 5 1 3. 前記第 1 , 第 2母型半部の各々 は、 前記第 1, 第 2 中子半部の対応する ものが嵌合する第 1 凹部とこれ に連通する第 2 凹部とを形成され、 前記金型交換部は、 前記第 1 , 第 2母型半部の前記第 2凹部の夫々 に負圧 を供袷するための手段と、 前記制御部の制御下で、 前 10 記負圧供給手段から両前記母型半部の前記第 2 凹部の 夫々への負圧供給を許容/阻止するための手段とを含 む請求の範囲第 2項記載の射出成形機。 1 4. 前記第 1, 第 2母型半部の前記第 2凹部内に夫々 配された堅固な通気性部材を更に含み、 各前記通気性 15 部材の中子半部側端面は、 両前記母型半部の対応する ものの前記第 1 凹部の底面と面一をなす請求の範囲第 1 3項記載の射出成形機。 1 5. 前記制御部の制御下で作動して'前記第 1, 第 2中 子半部を前記第 1, 第 2母型半部に夫々離脱自在に口 20 ッ ク させるための中子ロ ッ ク手段を更に含む請求の範 囲第 2項記載の射出成形機。 1 6. 前記固定プラ テ ン及び前記可動プラ テ ンの うちの 射出成形機高さ方向下側に配された一方に設け られる と共に前記制御部の制御下で中子突出 しロ ッ ドを該口 25 ッ ドの先端面が前記一方のプラ テ ンよ り も上方の中子 着脱位置に位置決めするための中子突出し手段と、 前 記制御部の制御下で作動して前記第 1, 第 2中子半部 を前記第 1 , 第 2母型半部に夫々離脱自在にロ ックさ せるための第 2中子ロ ッ ク手段とを更に含み、 前記互 いに接合した第 1 , 第 2中子半部を前記中子着脱位置 にある前記中子突出しロ ッ ド先端面に対して前記金型 交換部によ り着脱する請求の範囲第 4項記載の射出成 形機。 7 . 前記中子着脱位置に位置決めされた前記中子突出 しロ ッ ド先端面上に前記互いに接合した第 1, 第 2中 子半部を前記金型交換部によ り載置した状態で前記型 締部を型締動作させて前記第 1 , 第 2母型半部に夫々 密着させた後、 両前記中子半部を両該母型半部に口ッ ク させ、 又、 両前記中子半部のう ちの上方に Εされた ものと両前記母型半部の対応する ものとのロ ッ クを解 除した状態で前記型締部を型開き動作させた後、 他方 の中子半部と他方の母型半部との口 ッ クを解除した状 態で前記中子突出しロ ッ ドを前記中子着脱位置に位置 決めし、 前記中子突出しロ ッ ド先端面上の両前記中子 半部を前記金型交換部によ り取り出す請求の範囲第 1 6項記載の射出成形機。 8 . 前記型締部は複数種の金型の任意の一つを装着可 能にされ、 前記複数種の金型の各々 は、 その第 1金型 半部が、 前記固定プラ テ ンに離脱自在に装着される第 1 中子半部を含み、 その第 2 金型半部が、 前記可動プ 一 107 一 ラ テ ンに離脱自在に装着され前記第 1 中子半部と協働 して一つの中子をなす第 2中子半部を含む請求の範囲 第 1 項記載の射出成形機。 9 . 前記金型収納部に収納される複数の金型要素の各 々 は、 互いに離脱自在に接合された第 1 , 第 2 中子半 部からなる中子であり、 前記金型交換部は、 各前記中 子の第 1 , 第 2中子半部が互いに接合した状態で、 各 前記中子の、 前記金型収納部に対する搬出入, 前記型 締部に対する着脱及び前記金型収納部と前記型締部間 での搬送を行う請求の範囲第 1 8項記載の射出成形機。 0 . 前記固定及び可動ブラ テ ンは前記第 1 , 第 2中子 半部が嵌脱する中子装着凹部を夫々有し、 両前記中子 装着凹部は夫々の上方端が両該プラ テ ンの上面に夫々 開口 し、 前記金型交換部は、 両前記中子半部を両前記 中子装着凹部の上方開口端を介して両前記中子装着凹 部に対して嵌脱させる請求の範囲第 1 9項記載の射出 成形機。 1 . 前記第 1, 第 2 中子半部は前記固定, 可動プラテ ン側の直径が反前記固定, 可動プラ テ ン側の直径より も小さい円錐台状に夫々形成され、 両前記プラ テンは 前記第 1 , 第 2 中子半部が嵌脱する中子装着凹部を夫 々有し、 両前記中子装着凹部は両前記中子半部の外形 に対応する円錐台状に形成され、 前記型締部を型締動 作させる こ と によ り、 前記第 1 , 第 2 中子装着凹部に 夫々嵌入した前記第 1 , 第 2 中子半部を両前記中子装 - 108 - 着凹部に圧入させる請求の範囲第 1 9項記載の射出成 形機。 2 2 . 前記固定, 可動プラテンの中子装着凹部に対して 夫々進退自在の突出しロ ッ ドを有する中子突出 し装置 を更に含み、 前記中子突出し装置は、 前記制御部の制 御下で両前記突出しロ ッ ドの夫々を前記第 1, 第 2中 子半部側に駆動して両前記中子装着凹部内に夫々圧入 された両前記中子半部を両前記中子装着凹部外に突き 出す請求の範囲第 2 1 項記載の射出成形機。 2 3 . 前記制御部の制御下で作動して前記第 1, 第 2中 子半部を前記固定及び可動ブラテ ンに夫々離脱自在に ロ ッ ク させるための中子ロ ッ ク手段を更に含む請求の 範囲第 1 8項記載の射出成形機。 2 4 . 前記金型交換部は、 前記固定プラ テ ン及び前記第 1 中子半部の対向端部のいずれか一方に埋設された第 1 の電磁石と、 前記可動プラ テ ン及び前記第 2 中子半 部の対向端部のいずれか一方に埋設された第 2 の電磁 石と、 前記制御部の制御下で作動して前記第 1 , 第 2 の電磁石を励磁及び消勢させるための手段とを含む請 求の範囲第 1 8項記載の射出成形機。 2 5 . 前記固定及び可動プラ テ ンの各々 は、 前記第 1 , 第 2中子半部の対応する ものが嵌合する第 1 凹部とこ れに連通する第 2 凹部とを形成され、 前記金型交換部 は、 前記固定及び可動プラテ ンの前記第 2凹部の夫々 に負圧を供給するための手段と、 前記制御部の制御下 一 1 0 9 一 で、 前記負圧供給手段から前記固定及び可動プラテン の前記第 2 凹部の夫々への負圧供給を許容/阻止する ための手段とを含む請求の範囲第 1 8項記載の射出成 2 6 . 前記固定及び可動ブラテ ンの前記第 2 凹部内に夫 々配された堅固な通気性部材を更に含み、 各前記通気 性部材の中子半部側端面は、 両前記プラテンの対応す る ものの前記第 1 凹部の底面と面一をなす請求の範囲 第 2 5項記載の射出成形機。 2 7 . 前記金型収納部は、 前記複数の金型要素を夫々収 納するための複数の収納室を有する と共に前記複数の 収納室の任意の一つが搬出入位置に位置決めされるよ う に移動自在の収納部本体と、 前記収納部本体を移動 させるための駆動手段とを含み、 前記制御部は、 前記 複数の収納室の所要の一つが前記搬出入位置に位置決 めされるよ う に前記駆動手段の作動を制御し、 前記金 型交換部は前記搬出入位置に位置決めされた収納室に 対して金型要素の搬出入を行う請求の範囲第 1 項記載 の射出成形機。 2 8 . 前記収納部本体はその軸心の回り に回転移動自在 にされ、 前記駆動手段は前記収納部を回転させる請求 の範囲第 2 7項記載の射出成形機。 2 9 . 前記金型収納部の前記複数の収納室の少な く とも —つに夫々配された ヒ ー タ及び温度セ ンサを更に含み、 前記制御部は温度セ ンサ出力に応じて前記ヒ — タをォ 一 110 — ンオ フ動作させる請求の範囲第 1 項記載の射出成形機。 3 0 . 射出用スク リ ュを内蔵し少なく と も一つの加熱帯 を有する加熱シ リ ン ダと、 各前記加熱帯に夫々記され た第 2 ヒー タ及び第 2温度セ ンサとを更に含み、 前記 制御部は第 2温度セ ンサ出力に応じて前記第 2 ヒータ をオ ンオ フ動作させる請求の範囲第 2 9項記載の射出 成形機。 3 1 . 前記型締部に対して進退自在のノ ズルを有し前言さ 制御部の制御下で作動する自動洗浄装置を更に含み、 前記自動洗浄装置は、 前記型締部の型開き動作により 互いに離隔 した前記第 1 , 第 2 中子半部間に前記ノ ズ ルを位置づけた状態で前記ノ ズルから両前記中子半部 に洗浄液を噴射させる請求の範囲第 2項記載の射出成 形機。 3 2 . 前記固定プラ テ ンは第 1 , 第 3温調液通路を形成 され、 前記第 1母型半部は前記固定プラ テ ンに装着さ れたと き に両端が前記第 1, 第 3温調液通路に連通す る第 2温調液通路を形成され、 前記可動プラ テ ンは第 4 , 第 6温調液通路を形成され、 前記第 2母型半部は これが前記可動ブラ テンに装着されたと きに両端が前 記第 4, 第 6通路に連通する第 5温調液通路を形成さ れ、 前記射出成形機は、 温調液を供給するための装置 と、 該温調液供給装置を前記第 1, 第 3温調液通路に 接繞する と共に前記温調液供袷装置を前記第 4, 第 6 温調液通路に接続する管路手段と、 前記管路手段を介 一 1 11 一 する温調液供給を許容ノ阻止するための手段とを更に 含む請求の範囲第 2項記載の射出成形機。 3 . 前記第 2 , 第 4温調液通路は前記第 1, 第 2中子 半部を囲繞するよう に Eされる請求の範囲第 3 2項記 載の射出成形機。 3 4 . 温調液を供袷するための装置と、 該温調液供給装 置と前記固定プラ テ ンに形成した温調液通路とを及び 前記温調液供給装置と前記可動ブラ テ ンに形成した温 調液通路とを接続する管路手段と、 前記管路手段を介 する温調液供給を許容ノ阻止するための手段とを更に 含む請求の範囲第 1 8項記載の射出成形機。 3 5 . 両前記温調液通路は前記第 1, 第 2 中子半部を囲 繞するよ う に Eされる請求の範囲第 3 4項記載の射出 成形機。 3 6 . 前記固定プラ テ ンは第 1 , 第 3温調液通路を形成 され、 前記第 1 中子半部は前記固定プラ テ ンに装着さ れたと きに両端が前記第 1, 第 3温調液通路に連通す る第 2温調液通路を形成され、 前記可動プラ テ ンは第 4, 第 6温調液通路を形成され、 前記第 2中子半部は これが前記可動ブラ テ ンに装着されたと きに両端が前 記第 4, 第 6通路に連通する第 5温調液通路を形成さ れ、 前記射出成形機は、 温調液を供給するための装置 と、 該温調液供給装置を前記第 1, 第 3温調液通路に 接続する と共に前記温調液供給装置を前記第 4 , 第 6 温調液通路に接続する管路手段と、 前記管路手段を介 一 1 12 一 する温調液供給を許容/阻止するための手段 を更に 含む請求の範囲第 1 8項記載の射出成形機。
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