Message communication processing system
专利摘要:
公开号:WO1991014230A1 申请号:PCT/JP1991/000293 申请日:1991-03-05 公开日:1991-09-19 发明作者:Syuji Hamada;Koji Miyazaki;Hidefumi Maruyama 申请人:Fujitsu Limited; IPC主号:H04L29-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 メ ッ セージ通信処理方式 [0002] 〔技術分野〕 [0003] 本発明はメ ッセージ通信処理方式に関し、 特に、 複数のノ ー ドでネッ トワークを構成する分散処理システムにおいて、 あるノ ードに存在するク ライ アン ト と他のノ ードに存在する サーバとの間のメ ッセージ通信、 あるノ 一ドと他のノ ードの 間のサーバ間のメ ッセージ通信、 及び、 あるノ ード内のサー バ間のメ ッセージ通信の処理方式に関する。 [0004] 〔背景技術〕 [0005] 近年、 複数のノ一ドでネッ ト ワークを構成する分散処理シ ステムの利用が多方面で進展している。 例えば、 LAN (Loca l Ar ea Networ k) への利用である。 各ノ ードはプロセッサ、 メ モリ等で構成され、 これらは光フアイバ等で結合されてネッ トワークを構成している。 分散処理システムとはノ ード間若 しく は各ノ ―ド内でプロセッサを中心にしてメ ッセージの分 散処理を行い処理の高速化を図るシステムである。 [0006] 分散処理システムにおいて、 あるノ ー ドに存在するク ライ アン トと他のノ ― ドに存在するサーバとの間のメ ッセージ通 信、 若しく はあるノ 一 ド内でのサーバ間のメ ッセージ通信に 際して、 ハ一 ドウヱァに起因して若しく はソフ トウェアに起 因してサーバクラ ッ シュが発生することがある。 一般に、 ハ ードウヱァに起因するサ一バクラ ッ シュに対処 する方法として、 現用系のシステムの他に待機系のシステム を設け、 現用系でサーバクラ ッ シュが発生したならば直ちに 待機系に切り換えてシステムダウンを防止している。 [0007] —方、 ソフ ト ゥ ヱァに起因するサーバク ラ ッ シュに対処す る方法は、 従来、 プ π グラ ムのバグを発見し手直しする以外 になく、 結局その間は待機系を使用することになる。 [0008] 〔発明の開示〕 [0009] 本発明の 1つの目的は、 あるノ ードに存在するクライアン トと他のノ一ドに存在するサーバとの間のメ ッセージ通信、 あるノ ードと他のノ一ドの間のサーバ間のメ ッセージ通信、 及び、 あるノ ード内のサーバ間のメ ッ セージ通信において、 主としてソフ トウヱ了に起因するサーバクラ ッ シュへの対応 を小さなオーバーヘッ ドにより実現することにあり、 [0010] 本発明の他の目的は、 あるノ ードに存在するク ラ イ アン ト と他のノ一ドに存在するサーバとの間のメ ッセージ通信にお いて、 クライアン トからのサービスの要求を受け付ける受付 サーバが、 サービスの提供元となる処理サーバに対して、 ク ライアン トへのサービスの提供を要求するときに、 処理サー バにて、 送られてく るメ ッセージが再送のものであるか冗送 のものであるかを効率的に検出することにあり、 [0011] 本発明のさらに他の目的ば、 あるノードに存在するクライ アン トと他のノ一ドに存在するサーバとの間のメ ッセージ通 信において、 メ ッセージ識別子等を不揮発性メ モリに保存し ておき、 特に送信側現用系がダウンしたとき、 待機系が不揮 発性メモリに保存されているメ ッセージ識別子の内容を参照 し、 現用系サーバに簪わって再送信を示す識別子を付加した 上でメ ッセージを再送信するようにして、 メ ッセージの脱送 防止と冗送検出を行うことにある。 [0012] 上記の目的を達成するために、 以下の本発明を提案する。 本発明の基本的な形態によれば、 分散処理システムにおけ るメ ッ セージ通信処理方式において、 ク ラ イ ア ン ト サーバと 処理サーバの間に配置される受付サーバ内に、 媒体の更新や 資源の排他を伴わない参照処理のみの要求と、 参照処理と共 に資源の状態変更を伴う参照 ·更新処理の要求とを選別する 要求判定手段を設けたことを特徴とし、 [0013] 本発明の 1つの形態によれば、 処理サーバ内に、 クライア ン トから送信されてく るメ ッセージに対しての処理が^了済 であるか否かを判断する判断部と、 該判断部により未処理と 判断されたときにクライアン トからのメ ッセ一ジの処理を実 行する要求処理部と、 該要求処理部の処理結果を不揮発性メ モ リ に書き込む書込部と、 該判断部により処理済と判断され たときにク ラ イ アン トに対して処理済通知を発行し未処理と 判断されたときはクライアン トに対して該要求処理部の正常 終了通知を発行する発行部とを備え、 ク ラ イ アン トは、 メ ッ セージの再送処理に対して該発行部から処理済通知を受け取 るときに正常と判断するように構成することを特徴とし、 本発明の他の形態によれば、 ク ラ イ アン トサーバと複数の 処理サーバの間に受付サーバを設け、 該受付サーバはクラィ ァン トから受け付けたサービス要求の提拱元となる処理サー パを特定し、 この特定した処理サーバに対してサービスの提 供を要求するとともに、 該受付サーバはさらに処理サーバに 送信するメ ッセージに、 該ク ラ イ アン トからのメ ッセージに 付加されている識別子及び再送回数値を付加し、 一方、 処理 サーバは、 受付サーバによりメ ッ セ一ジに付加された識別子 及び 2種類の再送回数值を待機系への引継ぎ情報として保持 し、 処理サーバはさらに 2種類の再送回数値とこの再送回数 値に対応する保持値とを比較し、 該メ ッ セージが再送メ ッ セ 一ジなのか冗送メ ッ セ一ジなのかを検出するようにしたこと を特徴とし、 この比較に際して、 再送回数值が対応の保持値 より大きいときは再送メ ッセージと判断し、 小さいときは冗 送メ ッセージと判断し、 等しいときは更にメ ッセージに付加 されている受付サーバからの再送回数値が対応の保持値より 大きい場合には再送メ ッ セージと判断し、 小さいか等しい場 合には冗送メ ッセージと判断するように処理することを特徴 とし、 [0014] 本発明のさらに他の形態によれば、 現用系の他に待機系を 有するシステムの現用系と待機系の間に、 メ ッセージ及びこ れに付加されたメ ッセージ識別子を保持する不揮発性メモリ の両方の系で共有するように設け、 さらに両方の系にメ ツセ —ジ識別子の異同を識別する識別子判定処理部を設け、 該メ ッセージ識別子は多重要求 I Dと要求カ ウ ンタの内容と再送 カウ ンタの内容により構成され、 メ ッセージの送信に際して は多重要求 I D及びメ ッセージの新規再送の内容に応じ、 対 応したメ ッセージ識別子を付加して送信するようにしたこと を特徴とする。 [0015] 〔図面の簡単な説明〕 [0016] 第 1図は本発明の基本的な形態の構成図、 [0017] 第 2図は本発明の第 1の形態の基本構成図、 [0018] 第 3図は第 1の形態を実現するためのソ フ ト ウ エ ア構成の 実施例構成図、 [0019] 第 4図は第 1の形態においてサーバが実行する処理のフ口 [0020] — -ャ ト [0021] 第 5図は第 1の形態においてク ラ イ ア ン トが実行する処理 のフ ローチ ヤ 一 ト、 [0022] 第 6図は第 1の形態におけるメ ッ セージ通信の処理の説明 図、 [0023] 第 7 A及び 7 B図は分散処理システムの構成図、 [0024] 第 8 A及び 8 B図は従来の処理を説明するフ 口一チャー ト , 第 9 A及び 9 B図は従来の処理の説明図、 [0025] 第 10図は本発明の第 2の形態の基本構成図、 [0026] 第 11図は第 2 の形態を適用する分散処理システム構成図、 第 12図は第 2の形態においてク ラ イ アン トが実行する処理 のフローチ ヤ一ト、 [0027] 第 13図は第 2の形態においてファィル各管理サーバが実行 する処理のフ 口一チヤ一 ト、 [0028] 第 14図は第 2の形態においてファィル資源管理サーバが実 行する処理のフ ロ ーチャ ー ト、 第 15図は第 2の形態の基本的処理の説明図、 [0029] 第 16図は第 2の形態を説明するためのク ラ イ アン トとサ一 バ間の模式図、 [0030] 第 17図は第 2の形態におけるク ラ イ アン トとサーバ間の不 揮発性メ モリの説明図、 [0031] 第 18図は第 2の形態におけるサーバとサーバ間の不揮発性 メ モ リ の説明図、 [0032] 第 19図は本発明の第 3の形態の基本構成図、 [0033] 第 20図は第 3の形態のメ ッセージ識別子の説明図、 [0034] 第 21図は第 3の形態のソ フ トゥユアによる実施例構成図、 第 22図は第 3の形態における通常処理の送信側サーバのメ ッ セージ送信処理のフ ローチャ ー ト、 [0035] 第 23図は第 3の形態における送信側サーバ再起動後のメ ッ セージ再送信処理のフローチャー ト、 及び、 [0036] 第 24図は第 3の形態における受信側サーバでのメ ッセージ 受信処理のフローチャ ー トである。 [0037] 〔発明を実施するための最良の形態〕 [0038] 第 1図は本発明の基本的な形態の構成図である。 図示のよ うに、 クライアン トプロセス 10と処理サーバ 30の間に受付サ ーバ 20を配置した構成とする。 ク ラ イ アン ト プロセス 10内に は、 データ処理部 11と、 メ ッセージ送信部 12と、 再送回数値 管理部 13がある。 受付サーバ 20内にはメ ッセージ受信部 21と. 処理サーバ特定部 22と、 メ ッセージ送信部 23と、 再送回数值 管理部 24と、 要求判定部 25がある。 また、 処理サーバ 30内に はメ ッセージ受信部 31と、 引継ぎ情報管理部 32と、 メ ッ セー ジ属性検出部 33と、 サービス提供部 34がある。 [0039] 本発明の基本的形態では受付サーバ 20内に要求判定部 25を 設け、 この要求判定部 25によって、 後述する本発明の第 1、 第 2、 第 3の形態における各メ ッセージ通信の方式を切り分 ける。 即ち、 各方式は要求の種別により選択され、 その選択 順位は以下の ( 1 ), (2 ), (3 ), (4 ) の順位とすることに より必要最小限のオーバーへッ ドに抑えることができる。 以 下の説明から明らかなように、 ( 2 ) が第 1の形態に対応し- ( 3 ) が第 2の形態に対応し、 ( 4 ) が第 3の形態に対応す る o [0040] ( 1 ) 媒体の更新や資源の排他を伴わない参照系の要求の 場合である。 この場合、 再送機構のみ使用しオーバーへッ ド はない。 なお、 この場合は本発明では取り上げない。 [0041] ( 2 ) 更新系の要求であっても、 再送や冗送を意識せずに 処理し、 要求元が処理済等の処理結果を判断することができ る場合である。 ここで、 再送や冗送を意識とは再送や冗送要 求を検出し、 再要求を正常と見なしたり、 要求を破棄するこ とをいう。 サーバとサーバとの間の通信の場合であり、 後述 する本発明の第 1の形態では処理サーバでのみ処理内容を不 揮発性メモリに記憶する。 [0042] ( 3 ) ク ライアン トから見た機能のァ ト ミ シティ保証のた めの処理を処理サーバが行う場合である。 この場合、 受付サ —バは処理サーバを特定するだけである。 後述する本発明の 第 2の形態では、 処理サーバでのみ処理内容を不揮発性メ モ リに記憶する点では上記の ( 2) に同じである。 しかし、 受 付サーバで独自の再送カウ ンタの付加を行う。 ここで、 ア ト ミ シティ保証のための処理とは創成を完全に遂行する処理を 意味する。 [0043] (4) クライアン トから見た機能のァト ミ シティ保証のた めの処理を受付サーバが中心に行う場合である。 この場合、 受付サーバは処理サーバに対して部品ィメ ージで処理を要求 する。 後述する本発明の第 3の形態では受付サーバと処理サ ーバの双方で処理内容を不揮発性メモリに記憶する。 [0044] 要求判定部 25の判定処理を以下に説明する。 図中の ( 1 ) 一 (4) は上記の ( 1 ) 一 (4) に対応している。 [0045] ( 1 ) の要求のときは何の処理も行わない。 単なる参照の みの要求だからである。 [0046] (2 ) の要求のときも何の処理も行わない。 上述したよう に、 更新系の要求であっても、 再送や冗送を意識せずに処理 し、 要求元が処理済等の処理結果を判断するからである。 [0047] ( 3) の要求のときは、 後述する第 2の形態で説明するよ うに、 ク ライ アン トと受付サーバ間、 及び受付サーバと処理 サーバ間に再送力ゥンタを設定し、 さらにク ライアン トから のメ ッセージを識別するメ ッセージ識別子を設定する。 [0048] (4) の要求のときは、 後述する第 3の形態で説明するよ うに、 識別子に多重要求 I Dを割当て、 メ ッセージ識別子を 具体的に設定する。 メ ッセージ識別子は多重要求 I Dと要求 カウ ンタと再送カウンタからなる。 これは受付サーバと処理 サーバ間で使用される。 受付サーバのク ラ ッ シュに対処する ために、 受付サーバ側では送信メ ッセージの内容を不揮発性 メ モ リに退避させる。 [0049] 本発明の第 1の形態について以下に説明する。 [0050] 第 7 A , 7 B図に示すようなプロセ ッ サ 3、 揮発性メ モ リ 4、 不揮発性メ モリ 5及び通信装置 6を備えたノ一ド 1が、 ネッ トワーク 2によって接続されている分散処理システムを 考える。 このようなシステムにおける各ノ ード 1間の情報の やりとりは、 メ ッセ一ジ通信により行われることになる。 [0051] 第 8 A , 8 B図は従来の処理のフローチャ ー トである。 こ こで、 第 8 A図はク ラ イ ア ン トが実行するメ ッセージ送信処 理で、 第 8 B図はサーバが実行するメ ッセージ受信処理のフ 口一チヤ 一 トであ 。 [0052] メ ッセージ通信には、 一般に、 メ ッセージの遅延性と無順 序性という問題がある。 すなわち、 メ ッセージは、 任意の時 間遅れる可能性があり、 喪失する可能性もある。 また、 送信 側で送る順序と受信側で受け取る順序とは一般に一致しない, このような間題に対して、 従来技術では、 次のような方法 を採っていた。 以下、 或るノ ード 1 に存在するク ラ イ アン ト が、 異なるノ ード 1に存在するサーバに対してメ ッセージに より処理を要求する場合を例にして説明する。 [0053] ( a ) メ ッ セージの遅延性に対する対処 [0054] ク ラ イ アン トは、 ある時間経過してもサーバからの返信メ ッ セージを受信できない場合にはサーバに対して再度メ ッ セ ージを送る。 即ち、 メ ッセージを再送する。 [0055] ( b ) メ ッ セージの無順序性に対する対処 クライアン トは、 サーバへの要求毎にメ ッセージに要求 [0056] I Dを昇頫に振る。 要求 I Dを昇順に振るとは、 再送する場 合には同じ要求 I Dを使い、 サーバからの返信を受信後、 次 の要求メ ッセージを送信するときには " 1 " を加算して要求 [0057] I Dを使うことを意味する。 一方、 サーバは、 クライアント 単位に要求 I Dを管理し、 以下のプロ トコルによってメ ッセ ージの選別を行う。 [0058] ( 1 ) 「管理している要求 I D」 = 「ク ライ アン トから送信 されてきた新しい要求 I D」 ならば、 クライアントからのメ ッセージは再送であるので、 クライアントには処理結果のみ を通知する。 [0059] ( 2 ) 「管理している要求 I D」 〉 「ク ライ アン トから送信 されてきた新しい要求 I D」 ならば、 ク ライ アン トからのメ ッセージは遅れてきた再送であるので無視する。 [0060] ( 3 ) 「管理している要求 I D」 < 「ク ライ アン トから送信 されてきた新しい要求 I D」 ならば、 クライアン トからのメ ッセージは新しい要求であるので、 その要求を実行してクラ イ アントに返信メ ッセージを送信するとともに、 「管理して いる要求 I D」 に 「ク ライ アン トから送信されてきた新しい 要求 I D」 を設定する。 [0061] このように処理されるメ ッセージ通信にあつて、 クライア ン トの存在するノ ード 1がクラ ッ シュ した場合のフ オールト ト レラ ン ト (F T ) 对策を実現するために、 ク ライ アン トは、 要求 I Dの昇順性を保証すベく要求 I Dを不揮発性メモリ 5 に書き込む構成を採って、 サーバに要求を依頼する度にその 内容を更新していく方法を採っている。 そして、 クラ ッ シュ 後は、 この情報を揮発性メ モリ 4に展開して矛盾のない状態 に復元してから要求の発行を再開するよう処理している。 こ こで、 フォールト ト レラ ン トとは積極的に冗長設計を取り入 れて故障に対して強いシステムを実現しょうとするアブロー チである。 [0062] 一方、 サーバの存在するノ ード 1がクラ ッ シュ した場合の フォールト ト レラ ン ト ( F T ) 対策を実現するために、 サ一 バは、 クライアン トから送信されてく る要求 I Dを不揮発性 メ モリ 5に書き込む構成を採って、 新たな要求 I Dが送られ てく る度毎にその内容を更新していく方法を採っている。 こ のとき、 サーバクラ ッ シュの影響がクライアン トに見えない ようにするために、 メ ッセージに対する処理結果やサーバの 管理する環境を復元するための情報も不揮発性メモリ 5に書 き込まれることになる。 そして、 クラ ッ シュ後は、 この情報 を揮発性メ モリ 4に展開して矛盾のない状態に復元してから 要求の受付を再開するよう処理している。 [0063] 第 9 A , 9 B図は従来の処理の説明図であり、 クラ ッ シュ 後のリカバリ処理を説明している。 ここで、 第 9 A図は、 ク ライ アン トがクラ ッ シュ したときに実行される リカバリ処理 を図示するものであり、 第 9 B図は、 サーバがクラッ シュ し たときに実行される リ力バリ処理を図示するものである。 [0064] しかしながら、 このような従来技術では、 第 8 B図に示す フローチャー トからも明らかなように、 サーバは、 サーバク ラ ッ シュに対処するために、 処理結果 (サーバの管理する環 境を復元するための情報も含む) の他にメ ッ セージに付され ている要求 I Dも不揮発性メモリ 5に書き込まなくてはなら ないことになる。 よく知られているように、 不揮発性メ モ リ 5へのアクセスは揮発性メ モ リ 4へのアクセスより も格段と 処理時間を要することになる。 これから、 従来技術では、 サ 一バタラ ッ シュに対処するためのオーバーへッ ドが大きくな るという問題点があった。 [0065] 本発明の第 1の形態はかかる事情に鑑みてなされたもので あって、 サーバクラ ッ シュへの対応を小さなオーバーへッ ド でもつて実現できるようにする新たなメ ッ セージ通信処理方 式の提供を目的とする。 [0066] 第 2図は本発明の第 1の形態の基本構成図である。 [0067] 図中、 10は分散処理システムの他のノ ードに備えられるク ライアン トであって、 サーバ 10に対してサービスを要求する もの、 30は分散処理システムの或るノ ードに備えられるサー バであって、 特定のサービスを提供するもの、 40はメ ッ セー ジ通信制御部であって、 サーバ 30とク ラ イ ア ン ト 10との間の メ ッセージ通信を制御するものである。 [0068] サーバ 30は、 要求処理部 35、 揮発性メ モ リ 36、 判断部 37、 書込部 38、 不揮発性メ モ リ 39、 リカバリ部 40及び発行部 41を 備える。 この要求処理部 35は、 ク ラ イ アン ト 10からのサービ ス要求を処理し、 揮発性メ モ リ 36は、 要求処理部 35の処理結 果を格納し、 判断部 37は、 クライアン ト 10からのサービス要 求が終了済みであるのか否かを揮発性メモ リ 36の格納データ に従って判断し、 書込部 38は、 要求処理部 35の処理結果を不 揮発性メ モリ 39に書き込み、 不揮発性メ モリ 39は、 書込部 38 により書き込まれた処理結果をクラ ッ シュが発生しても保持 し、 リカノ リ部 40は、 ク ラ ッ シュの回復時に不揮発性メ モ リ 39の保持する処理結果を揮発性メモリ 36に展開し、 発行部 41 は、 判断都 37により既処理であると判断されるときには、 ク ライアン ト 10に対して既処理通知を発行するとともに、 判断 部 37により未処理であると判断されるときには、 クライアン ト 10に対して要求処理部 35の正常終了通知を発行する。 [0069] ク ライアン ト 10は、 通知内容判断部 14を備える。 この通知 内容判断部 14は、 サーバ 30の発行部 41からの通知内容を判断 する。 [0070] 本発明の第 1の形態では、 サーバ 30は、 サーバク ラ ッ シュ に対してのフ ォ ール ト ト レラ ン ト ( F T ) 対策を実現するた めに、 書込部 38の処理に従って、 不揮発性メ モ リ 39に対して 要求処理部 35の処理結果のみを書き込むよう処理し、 リカバ リ部 40の処理に従って、 サーバク ラ ッ シュが発生してもこの 書き込まれた処理結果を正常に回復できるよう処理する。 そ して、 ク ライアン ト 10から処理済に関してのメ ッセージが再 送されてく る場合には、 発行部 41が、 ク ライアン ト 10に対し て、 既に処理が終了していることを表示する既処理通知を発 行する。 [0071] ク ライアン ト 10は、 通知内容判断部 14の判断処理に従って. 発行部 41から既処理通知が発行されてく るときには、 正常な 処理が実行されているものと判断してメ ッセージの再送を終 了する。 このように、 本発明の第 1の形態によれば、 サーバ 30は、 従来のように不揮発性メモリ 39に要求 I Dを書き込まないよ うに処理することから、 不揮発性メモリ 39に対してのァクセ ス回数が減ることで、 サーバクラ ッ シュへの对応を小さなォ 一バーへッ ドでもつて実現できるようになるのである。 [0072] 以下、 本発明の第 1の形態の実施例を詳細に説明する。 第 3図は本発明の第 1の形態を実現するためのソフ トウ二 ァ構成の一実施例である。 [0073] 図中、 第 2図で説明したものと同じものについては同一の 記号で示してある。 301はサーバ 30が備えるサーバメ ッ セー ジ通信処理部であつて、 クライアン ト 10との間のメ ッ セージ 通信の制御を実行するもの、 302はサーバ 30が備えるサーバ 要求処理部であつて、 ク ラ イ アン ト 10からのメ ッ セージ通信 により要求されるサービス処理を実行するもの、 15はク ライ 了ン ト 10が備える揮発性メモリであって、 サーバ 30に送信す るメ ッセージに付加される要求 I Dを管理するもの、 16はク ラ イ アン ト 10が備える不揮発性メ モ リ であって、 ク ラ イ アン トクラ ッ シュに対応すベく揮発性メモリ 15に格納される要求 I Dと同一の要求 I Dを不揮発的に保持するもの、 100— 10 はク ラ イ アン ト 10が備えるク ラ イ アン ト メ ッ セージ通信処理 部であって、 サーバ 30との間のメ ッセージ通信の制御を実行 するもの、 50はメ ッセージ通信権管理部であって、 クライア ン ト 10に对してサーバ 30へのメ ッセージ送信の権限を与える ものである。 [0074] クライ了ントメ ッセージ通信処理部 100— 10は、 サーバ 30 に対して新たなメ ッセージを送信する場合には、 揮発性メモ リ 15の要求 I Dに " 1 " を加算してその加算した要求 I Dを 不揮発性メモリ 25に格納してから、 送信メ ッセージにその加 算した要求 I Dを付加してサーバ 30に対して送信していく と ともに、 所定の時間が経過してもサーバ 30側から返信がない 場合には、 送信メ ッセージに同じ要求 I Dを付加して再送し ていく ことで、 メ ッ セ一ジ送信におけるシリアライズ処理を 実行していくよう処理する。 そして、 クライアン トクラ ッ シ ュが発生してそのク ラ ッ シュが回復するときには、 不揮発性 メモリ 16に保持される要求 I Dを揮発性メモリ 15に展開して いく ことで、 このメ ッ セ一ジ送信のシリアライズ処理の继続 を実現していくよう処理する。 [0075] 次に、 第 4図は第 1の形態においてサーバが実行する処理 フロ ーチャ ー トであり、 サーバ 30が実行するクライアン ト 10 からのメ ッセージを受信したときの処理について説明する。 [0076] クライアン ト 10からのメ ッセージを受信すると、 サーバ 30 は、 先ず最初に、 第 4図のフローチャー トのステップ 1で示 すように、 揮発性メモリ 36を参照することで、 ク ライアン ト 10から要求のある処理が既に処理されているものであるのか 否かをチヱ ッ クする。 このステップ 1のチヱック処理に従つ て、 要求のある処理が既に処理されているものであると判断 するときには、 ステップ 2に進んで、 ク ラ イ ア ン ト 10に対し て既処理通知を発行する。 一方、 このステップ 1のチェック 処理に従って、 要求のある処理が未だ処理されていないもの であると判断するときには、 ステップ 3に進んで、 要求のあ る処理を実行 (サーバ要求処理部 302 が実行する) し、 次の ステップ 4で、 サーバク ラ ッ シュへの対応のためにその処理 結果を不揮発性メモリ 39に書き込み、 続くステップ 5で、 ク ライ アン ト 10に封して正常終了通知を発行する。 そして、 サ ーバクラ ッ シュが発生してそのクラ ッ シュが回復するときに は、 不揮発性メモリ 39に保持される処理結果の管理データを 揮発性メモリ 36に展開していく ことで、 このメ ッセージ受信 の処理の継続を実現していくよう処理する。 [0077] 第 5図は第 1の形態においてクライ アン トが実行する処理 フローチャー トであり、 このサーバ 30からの既処理 Z正常終 了通知を受け取るク ライ アン ト 10の処理を説明する。 クライ アント 10は、 サーバ 30から既処理通知を受け取るときには、 正常終了通知と同様に正常であると判断するよう処理するの め 0。 [0078] 第 6図は第 1の形態におけるメ ッセージ通信の処理の説明 図であり、 図示のように資源 Aのアサイ ンを指定する 「asn A J の処理がサーバ 30により正常に処理されると、 同じ要求 I Dをもつ 「asn A」 が再送されるときに対しても処理済の 既処理通知を通知するとともに、 続いて、 プログラムエラー 等に従って別の要求 I Dをもつ 「asn A」 が送信されるとき に対しても、 処理済の既処理通知を通知するよう処理するこ とになる。 [0079] 以上説明したように、 本発明の第 1の形態によれば、 クラ イアン トからの新要求受付毎に行っていた要求 I Dの不揮発 性メモリへの書込処理が不要になるようにできることから、 サ一ノ ク ラ ッ シュに対処するための処理のォ—パ >ッ ドを 大きく削減できるようになるのである。 [0080] 本発明の第 2の形態について以下に説明する。 [0081] 従来の技術において、 アプリケーショ ンプ πグラム間でメ ッ セージ通信を行ってデータ処理を実行する構成を採る場合、 送出したメ ッセージに対しての応答がないときには、 そのメ ッセージの送出先のアプリケーシ ョ ンプログラムがダウンし たと判断される。 これから、 従来技術では、 メ ッセージ通信 をペースにしてデータ処理を実行する場合、 送信したメ ッ セ 一ジに対して応答がないときには異常終了するという構成を [0082] J>Kつ aいす:。 [0083] しかるに、 メ ッセージの送信先がシステム内の固有な空間 で走行して、 空間内にシステム資源を閉じ込めてシステム全 体の資源を制御するグロ一バル · サービスプログラ厶である ような場合では、 そのサービスの提供を中断しないようにす るために、 現用系と待機系とを備えて、 現用系がダウ ンする ときには待機系にその処理を引き継いでいく ことで、 フ ォ ー ル ト ト レラ ン ト化する構成が採られることになる。 これから. メ ッセージの送信元は、 メ ッセージの送信先がグロ一バル ♦ サービスプログラムであるときには、 送信したメ ッセージに 対しての応答がない場合であっても、 ダウンしているという ことは起こらないことに鑑みて、 メ ッセージを再送していく という構成を採るようにしていく ことが考えられる。 [0084] 第 16図は本発明の第 2の形態を説明するためのクライアン トとサーバ間の模式図であり、 第 17図はクライアン トとサー バ間、 第 18図はサーバとサーバ間の不揮発性メ モ リ の説明図 である。 第 16図において、 クライアントプロセス 10と、 この クライアン トプロセス 10からのサービス提供要求を受け付け る第 1のサーバ 30 aと、 この第 1のサーバ 30 aからのサービ ス提供要求を受け付ける第 2のサーバ 30 bとが、 メ ッセージ 通信に従ってデータ処理を実行していく場合において、 第 1 のサーバ 30 aと第 2のサーバ 30 bとがグロ一バル . サービス プログラムとして構成される場合に、 メ ッセージ送信先とし ての第 1のサーバ 30 aがクラ ッ シュするときには、 第 17図に 示すように、 ク ラ イ アン ト プロセス 10が処理を引き琏いだ新 現用系の第 1のサーバ 30 aに対してメ ッセージを再送してい く とともに、 メ ッ セ一ジ送信元としての第 1のサーバ 30 aが クラ ッ シュするときには、 第 18図に示すように、 処理を引き 琏いだ新現用系の第 1のサーバ 30 aが第 2のサーバ 30 bに対 してメ ッ セージを再送していくよう処理するのである。 サ一 パ 30 aからサーバ 30 bにメ ッセージ通信を行った後、 サーバ 30 bがクラ ッ シュ した場合には、 サーバ 30 aが処理を引き継 いだ新規用系の第 2のサーバ 30 bに対してメ ッセージを返送 していく。 こ こで、 図中の F S Sは、 現用系が待機系に処理 を引き継ぐために必要となる情報を書き込んでおくための不 揮発性の特別な記憶領域である。 [0085] このようなデータ処理構成を採るときに考慮しなければな らないこととして、 送られてく るメ ッセージが新規の要求に 係るメ ッセージであるのか、 あるいは再送メ ッ セ一ジである のか、 あるいは冗送メ ッセージであるのかを知る必耍がある という点である。 新規の要求に係るメ ッセージであれば、 そ の要求の処理を実行しなければならないし、 再送メ ッセージ であれば、 処理済であるか否かを判断して処理済でなければ 処理を実行しなければならないし、 冗送メ ッセージであれば、 処理済であるので何も処理しないようにしなければならない からである。 これから、 メ ッセ一ジを再送していく ことでフ オ ール ト ト レラ ン ト化を図る場合には、 受信側に再送 Z冗送 メ ッセージを検出するための手段を備えていく必要がある。 一方、 第 1のサーバ 30 aが資源を残すような処理を実行す るものであるときには、 クラ ッ シュ時に備えてその受け取つ た要求情報を F S Sに記録していく必要があるものの、 第 1 のサーバ 30 aが資源を残さないような処理を実行するもので あるときには、 ク ラ イ アン ト プロセス 10から送られてく る要 求をすベて新規な要求として扱ってしまえば、 その受け取つ た要求情報を F S Sに記録していく必要はない点が挙げられ ο [0086] これから、 第 1のサーバ 30 aが資源を残さないような処理 を実行するものに対して、 資源を残すものに適用する再送 Z 冗送メ ッセージの検出のァルゴリズムをそのまま適用する必 要はないのであって、 逆に、 そのまま適用してしまうように すると、 不要な F S Sのメ モリ領域を用意してしまうことに なりかつ不要な再送 Z冗送メ ッセージ検出処理を行ってしま い性能を悪化させるという問題点がでてく る。 [0087] 本発明の第 2の形態はかかる背景に鑑みてなされたもので あって、 クライアン トプロセスからのサービス要求を受け付 ける受付サーバと、 ク ライ アン トプロセスにサービスを提供 する複数の処理サーバとを備えて、 受付サーバがサービスの 提供元となる処理サーバを特定してクライ アン トプロセスへ のサービス提供を要求する構成を採るデータ処理システムに おいて、 処理サーバが送られてく る再送 Z冗送メ ッセージを 効率的に検出できるようにする新たなメ ッセージ属性検出処 理方式の提供を目的とするものである。 [0088] 第 10図は本発明の第 2の形態の基本構成図である。 [0089] 図中、 10はク ライ アン トプロセスであって、 サービスの提 供を受けながら所定のデータ処理を実行するもの、 20は受付 サーバであつて、 ク ライ アン トプロセス 10からのサービス要 求を受け付けるもの、 30は複数備えられる処理サーバであつ て、 ク ライ アン トプロセス 10に对して規定のサービスを提供 するものである。 [0090] クライ アン トプロセス 10は、 データ処理部 11と、 メ ッセ一 ジ送信部 12と、 再送回数值管理部 13とを備える。 このデータ 処理部 11は、 データ処理の実行に必要となるサービスの提供 要求を発行する。 メ ッセージ送信部 12は、 データ処理部 11か ら発行されるサービス要求に応答して受付サーバ 20に対して サービス要求メ ッセージを送信する。 このとき送信されるメ ッセージには、 メ ッセージの識別のための識別子と、 該メ ッ セージの再送回数を表示する再送回数值 aとが付加されるこ とになる。 再送回数值管理部 13は、 このメ ッセージの再送回 数值 aをメ ッセージの識別子と対応付けて管理する。 [0091] 受付サーバ 20は、 メ ッセージ受信部 21と、 処理サーバ特定 部 22と、 メ ッセージ送信部 23と、 再送回数值管理部 24とを備 える。 このメ ッセージ受信部 21は、 ク ライ アン トプロセス 10 から送られてく るサービス要求メ ッセージを受信する。 処理 サーバ特定部 22は、 受信されたサービス要求メ ッセージが指 定するサービスの提供元となる処理サーバ 30を特定する。 メ ッセージ送信部 23は、 受信されたサービス要求メ ッセージに ついてのサービス要求メ ッセージに特定された処理サーバ 30 に送信する。 このとき送信されるメ ッセージには、 ク ライ ア ン トプロセス 10から送られてきたメ ッセージに付されている 識別子及び再送回数值 aが付加されることになるとともに、 該メ ッセージの受付サーバ 20からの再送回数を表示する再送 回数値 bが付加されることになる。 再送回数値管理部 24は、 この再送回数値 bをメ ッセージの識別子と対応付けて管理す o [0092] このように、 受付サーバ 20は、 ク ライ アン トプロセス 10が 必要とするサービスの提供元となる処理サーバ 30を特定する 処理を実行するのであって、 ディスクに情報を書き込んだり するような資源を残す処理を実行するものではない。 これか ら、 本発明の第 2の形態の受付サーバ 20は、 ク ライ アン トプ ロセス 10から送られてく るサービス要求のメ ッ セージを再送 Z冗送にかかわらず、 すべて新規なものとして扱うことで F S Sへの引き継ぎ情報の記録を省略する構成を採っている のである。 [0093] 処理サーバ 30は、 メ ッセージ受信部 31と、 引継情報管理部 32と、 メ ッセ一ジ属性検出部 33と、 サービス提供部 34とを備 える。 このメ ッセージ受信部 31は、 受付サーバ 20から送られ てく るサービス要求メ ッセージを受信する。 引継情報管理部 32は、 受信されたメ ッセージに付されている識別子や 2種類 の再送回数值 a , b等の情報を待機系への引き继ぎ情報とし て不揮発的に保持する。 メ ッセージ属性検出部 33は、 受信さ れたメ ッセージに付されている識別子と、 揮発性メ モリに展 開される引继情報管理部 32の保持する識別子とを比較するこ とで、 受信されたメ ッセージが新規のサービス要求にかかる ものであるか否かを検出するとともに、 新規なものでない場 合には、 受信されたメ ッセージに付されている 2種類の再送 回数僮 a , bと、 揮発性メモリに展開される引綞情報管理部 32の保持する対応の保持值とを比較することで、 受信された メ ッセージが再送メ ッセージであるのか冗送メ ッセージであ るのか検出する。 サービス提供部 34は、 メ ッ セージ属性検出 部 33の検出結果に応じてクラ イ アン トプロセス 10に対してサ —ビス提供処理を実行する。 [0094] 本発明の第 2の形態では、 処理サーバ 30のメ ッセージ属性 検出部 33は、 先ず最初に、 受信されたメ ッセージに付されて いる識別子が引继情報管理部 32に保持されているか否かを判 断する。 この判断処理により、 保持されていないことを検出 する場合には、 受信されたメ ッセージが新規のサービス要求 にかかるものであると判断する。 一方、 保持されていること を検出する場合には、 続いて、 受信されたメ ッセージに付さ れている再送回数值 aが引継情報管理部 32に保持される対応 の保持值より大きいか小さいかを判断する。 メ ッセージ属性検出部 33は、 この判断処理により、 受信さ れたメ ッセージに付されている再送回数値 aが対応の保持値 より大きいことを検出する場合には、 受信されたメ ッセージ が再送メ ッセージであると判断し、 逆に、 小さいことを検出 する場合には、 受信されたメ ッセージが冗送メ ッセージであ ると判断する。 一方、 等しいことを検出する場合には、 続い て、 受信されたメ ッセージに付されている再送回数値 bが引 继情報管理部 32に保持される対応の保持値より大きいか等し いか小さいかを判断する。 [0095] メ ッセージ属性検出部 33は、 この判断処理により、 受信さ れたメ ッセージに付されている再送回数値 bが対応の保持値 より大きいことを検出する場合には、 受信されたメ ッセージ が再送メ ッセージであると判断し、 等しいか小さいことを検 出する場合には、 受信されたメ ッセージが冗送メ ッセージで あると判断する。 [0096] このように、 本発明の第 2の形態では、 処理サーバ 20が資 源を残す処理を実行するものではないという特性に鑑みて、 受付サーバ 20に送られてく るクライアン トプロセス 10からの サービス要求のメ ッセージをすベて新規なものとして扱って- 受付サーバ 20ではメ ッ セージの再送 Z冗送の判断をしないよ うにするとともに、 F S Sへの引き継ぎ情報の記録を省略す る構成をとる。 そして、 処理サーバ 30は、 送られてく るメ ッ セージに付されている 2種類の再送回数値 a , bに従って、 受信したメ ッセージが再送メ ッ セージであるのか冗送メ ッ セ ージであるのかを判断する構成を採るので、 メ モ リ容量の削 減を図りつつ、 少ないダイナミ ッ クステツプ数でもつて効率 的に再送 Z冗送メ ッセージを検出できるようになるのである < 以下、 本発明の第 2の形態の実施例を詳細に説明する。 [0097] 第 11図は、 本発明の第 2の形態を適用する分散処理システ ム構成図である。 図中、 10は第 10図で説明したク ライ アン ト プロセスである。 20 xはファイル名管理サーバであって、 シ ステム内のすべてのファィルの名前とそれらのファィルの存 在するボリ ュ一ムとの対応闋係を管理するもの、 30 Xは各ボ リ ュ一ム对応で備えられるファィル資源管理サーバであって, ボリ ューム内のフアイルの使用権を発行処理等のファィル資 源の管理処理を実行するものである。 ここで、 ファイ ル名管 理サーバ 20 X及びファィル資源管理サーバ 30 Xは、 クラ ッ シ ュに備えて現用系の他に待機系が備えられることになる。 そ して、 図中では省略してあるが、 フ ァ イ ル資源管理サーバ 30 Xは、 待機系に処理を引き耱ぐために必要となる情報を書 き込んでおくための特別な記憶領域である上述の F S Sを備 えている。 [0098] この図に示すように、 クライアン トプロセス 10は、 フアイ ル名管理サーバ 20 xに対してファィル使用権の獲得要求メ ッ セージを受信し、 このメ ッセージを受け取ると、 ファイ ル名 管理サーバ 20 Xは、 獲得要求のあるファィルが存在するボリ ユ ー厶を特定して、 その特定したボリ ュームについてのフ ァ ィル使用権を管理するファィル資源管理サーバ 30 Xに対して- フアイル使用権の発行要求メ ッセージを送信する。 そして、 このメ ッセージを受け取ると、 フアイル資源管理サーバ 30 X は、 フ ァ イ ルの排他獲得を実行して、 獲得したフ ァ イ ル使用 権のケーパビリティ (図中の cap)をファィル名管理サーバ 20 x に発行し、 フ ァ イ ル名管理サーバ 20 x は、 このフ ァ イ ル 使用権のケーパピリティをクライアン トプロセス 10に譲渡す る。 このようにして、 ファイル使用権を獲得すると、 クライ 了ン ト プロセス 10は、 直接、 フ ア イ ル資源管理サーバ 30 X に 対して、 譲渡されたケーパピリティの指す排他獲得されたフ アイル資源 (図中の《) のオープン要求や属性情報の参照処 理を要求していく よう処理することになる。 [0099] この処理にあって、 ク ライアン トプロセス 10は、 フ ァ イ ル 名管理サーバ 20 xがクラ ッ シュする場合には、 待機系に処理 が引き継がれていることを考慮して、 フアイル使用権の獲得 要求メ ッセージを再送していくよう処理するとともに、 フ ァ ィル名管理サーバ 20 Xは、 フアイル資源管理サーバ 30 xがク ラ ッ シュする場合には、 待機系に処理が引き継がれているこ とを考慮して、 フ ァ イ ル使用権の発行要求メ ッ セージを再送 していくよう処理することになる。 これから、 フ ァ イ ル資源 管理サーバ 30 xは、 この再送メ ッセージを検出するための手 段を備える必要があるとともに、 何らかの理由で遅れて送ら れてく る処理済の冗送メ ッセージを検出するための手段を備 える必要があるのである。 [0100] 第 12図は本発明の第 2の形態でクラ イ ア ン トが実行する処 理フローチャー ト、 第 13図はファィル名管理サーバが実行す る処理フロ ーチャー ト、 第 14図はファィル資源管理サーバが 実行する処理フローチヤー トである。 第 12図ないし第 14図に 示すフローチャー トに従って、 本発明の第 2の形態の再送 Z 冗送メ ッセージの検出処理について詳細に説明する。 [0101] ク ライ アン トプロセス 10は、 第 12図のフローチャー トのス テップ 10で示すように、 フアイル名管理サーバ 20 xに対して ファイル使用権の獲得要求メ ッセージを送信する。 このとき, クライアン トプロセス 10は、 この送信するメ ッセージに一意 のメ ッセージ I Dを付加していく とともに、 そのメ ッセ一ジ の再送回数值 (第 10図で説明した再送回数 a ) を付加してい く。 続いて、 ステップ 11で、 このメ ッセージの送信処理に対 して、 図示しないメ ッセージサーバに従って、 メ ッセージが 届かないことが検出され、 あるいは送信先のファィル名管理 サーバ 20 Xがクラ ッ シュしていることが検出されると、 クラ イアン トプロセス 10は、 続くステツプ 12で、 再送回数を管理 するカウ ンタの計数值をィ ンク リ メ ン トするとともに、 ステ ップ 10に戻って、 そのィ ンク リメ ント した再送回数值を付加 して、 再度、 ファイル名管理サーバ 20 xに対してファイ ル使 用権の獲得要求メ ッセージを送信していくよう処理していく ことになる。 [0102] 第 15図は本発明の第 2の形態の基本的処理の説明図である £ 図示のように、 クライアン トプロセス 10からフアイル名管理 サ一バ 20 Xに送信されるメ ッセージには、 メ ッセージ I Dと 再送回数值 aが付加されることになる。 [0103] フアイ ル名管理サーバ 20 Xは、 ク ライ アン トプロセス 10か らフアイル使用権の獲得要求メ ッセージを受信すると、 第 13 図のフローチヤ一トに示すように、 受信したメ ッセージに対 しての再送 Z冗送の検出処理を行わずに、 直ちに、 ステ ッ プ 21に進んで、 ク ラ イ アン ト プロセス 10が指定したファィルの 存在するボリ ュームを特定し、 続いて、 ステップ 22で、 その 特定したボリ ュームについてのフアイル使用権を管理するフ ァィル資源管理サーバ 30 Xに対して、 フアイル使用権の発行 要求メ ッ セージを送信する。 このとき、 フ ァ イ ル名管理サー バ 20 xは、 この送信するメ ッセージに対して、 ク ライ アン ト プロセス 10から送られてきたメ ッ セージ I D及び再送回数値 aを付加するとともに、 この送信するメ ッセージの再送回数 値 (第 10図で説明した再送回数 b ) を付加していく。 [0104] 続いて、 ステップ 23で、 このメ ッセージの送信処理に対し て、 図示しないメ ッセージサーバに従って、 メ ッセージが届 かないことが検出され、 あるいは送信先のファィル資源管理 サーバ 30 xがクラ ッ シュ していることが検出されると、 ファ ィ ル名管理サーバ 20 xは、 続くステ ッ プ 24で、 再送回数を管 理するカ ウ ンタの計数値をイ ンク リ メ ン ト (再送回数 bがィ ンク リ メ ン トされる) するとともに、 ステツプ 22に戻って、 そのイ ンク リ メ ン ト した再送回数値を付加して、 再度、 ファ ィ ル資源管理サーバ 30 Xに対してフアイル使用権の発行要求 メ ッセージを送信していくよう処理していく ことになる。 一 方、 ステツプ 23で、 メ ッ セ一ジが届いたことが確認されると ステツプ 25に進んで、 ク ライ アン トプロセス 10に対してメ ッ セージの返信処理を実行していく。 [0105] このようにして、 第 15図に示すように、 フ ァ イ ル名管理サ —バ 20 xからファィル資源管理サーバ 30 xに送信されるメ ッ セージには、 ク ライ アン トプロセス 10から送られてきたメ ッ セージ I D及び再送回数值 aに加えて、 フ ァ イ ル名管理サー バ 20 xからのメ ッセージの再送回数値である再送回数 bが付 加されることになる。 [0106] フアイル資源管理サーバ 30 Xは、 フアイル名管理サーバ [0107] 20 xからフアイル使用権の発行要求メ ッセージを受信すると、 第 14図のフローチヤ一トのステツプ 31で示すように、 送られ てきたメ ッセ一ジ I Dを持つファィル使用権が既に登録され ているのか否かを判断する。 この判断処理は、 第 15図に示す ように、 揮発性メモリ に展開される F S Sの保持情報を検索 することで実行されることになる。 この判断処理に従って、 送られてきたメ ッセージ I Dを持つファィル使用権が未だ登 録されていないと判断するときには、 ステツプ 32に進んで、 新たな要求として処理を行い、 続くステップ 33で、 フ ァ イ ル の排他を獲得して資源を作成すると、 ステップ 34で、 復元情 報を書き込むための領域を F S S内に確保してから、 ステツ プ 35で、 その確保した F S Sの領域に送られてきたメ ッ セー ジ I D、 再送回数 a及び再送回数 bを書き出すとともに、 そ の他の復元に必要となる情報を書き出すよう処理する。 この ようにしてフ ァ イ ル使用権を獲得すると、 フ ァ イ ル資源管理 サーバ 30 xは、 第 15図に示すように、 そのケーパビリティを フアイル名管理サーバ 20 Xを経由してク ライ アン トプロセス 10に提供するよう処理することになる。 [0108] —方、 ステップ 31の判断処理に従って、 送られてきたメ ッ セージ I Dを持つファィル使用権が既に登録されていると判 断するときには、 ステップ 36に進んで、 送られてきた再送回 数 aがそのフアイル使用権に設定されている再送回数 aより も大きいか否かを判断して、 大きいと判断するときには受信 したメ ッセージは再送であると判断する。 一方、 ステツプ 36 の判断で大きく ないと判断するときには、 ステ ッ プ 37に進ん で、 今度は送られてきた再送回数 aがそのファィル使用権に 設定されている再送回数 aよりも小さいか否かを判断して、 小さいと判断するときには受信したメ ッセ一ジは冗送である と判断する。 一方、 このステップ 37の判断で、 送られてきた 再送回数 aとそのフアイル使用権に設定されている再送回数 aとが等しいと判断するときには、 ステップ 38に進んで、 今 度は送られてきた再送回数 bがそのファィル使用権に設定さ れている再送回数わよりも大きいか否かを判断して、 大きい と判断するときには受信したメ ッセージは再送であると判断 し、 それ以外、 すなわち等しいか小さいときには受信したメ ッセージは冗送であると判断する。 [0109] フアイル資源管理サーバ 30 xは、 このようにして冗送メ ッ セージであると判断したときには、 既に処理済であるので何 ら処理を実行しないで処理を終了する。 一方、 再送メ ッセー ジであると判断したときには、 ステップ 39に進んで、 F S S 内に保持されている再送回数 a , bを書き換えて更新すると ともに、 ステップ 40に進んで、 再送メ ッセージに応じた処理 を実行する。 すなわち、 同一の処理を行っている可能性があ るものとして処理を行い、 同一の処理を行っていることが確 認されたならば処理を終了し、 同一の処理を行っていないこ とが確認されたならば処理を続行していくよう処理する。 [0110] このようにして、 本発明の第 2の形態では、 フ ァ イ ル名管 理サーバ 20 Xで再送 Z冗送の判断をしないで済むように構成 したことから、 ク ラ イ アン ト プロセス 10に対して高速にフ ァ ィル使用権を提供できるようになるのである。 [0111] 以上説明したように、 本発明の第 2の形態を用いることで- ク ラ イ アン ト プロセスが受付サーバを呼び出し、 この受付サ ーバが処理サーバを呼び出していく構成を採るデータ処理シ ステムにあって、 受付サーバが資源を残さないような場合に は、 それに適合したメ ッセージの再送 Z冗送検出処理を実現 できるようになるのであって、 これにより、 メ モ リ容量の削 減を図りつつ、 少ないダイナミ ックステツプ数でもつて効率 的に再送/冗送メ ッセージを検出できるようになるのである ( 本発明の第 3の形態について以下に説明する。 従来の技術 において、 プログラ厶間の通信手段としてメ ッセージ通信を 使用する場合、 メ ッセージ宛先のプログラムが、 システム内 で固有な空間で走行し、 空間内にシステム資源を閉じ込めて システム全体の資源を制御するサービスプログラム、 すなわ ちグローバル ' サービス ( G S ) であった場合、 メ ッ セージ 自動再送機能を使用することによりメ ッセージの送信漏れを 防止していた。 こ こでメ ッ セージ自動再送機能とは、 メ ッ セ ージ宛先の現用系 G S、 すなわち受信側の現用系の G Sがダ ゥンした場合に、 待機系 G Sの再起動後にメ ッセージを再度 送信する機能である。 [0112] メ ッセージ受信側の G Sでは、 メ ッセージを受信する毎に メ ッセージ識別子を不揮発性メモリに保存し、 新たに受信し たメ ッセージ識別子とそれらを比較し、 新規メ ッセージか再 送メ ッセージかを認識するようにしていた。 [0113] なお、 本発明では、 G Sは現用系 G Sと待機系 G Sとを 1 つの G Sと見なす。 また現用系 G Sがダウンした場合には待 機系 G Sが処理の引き继ぎを行うようになつている。 [0114] しかしながら従来の方式では、 送信側の G Sにメ ッセージ 識別子を現用系 G Sと待機系 G Sとが共通に使用できる形態 で保存していなかつたため、 メ ッセージ送信側の G Sがダウ ンした場合、 送信メ ッセージに使用したメ ッセージ識別子が 喪失してしまい、 待機系から再送信したメ ッセージ識別子は 前の現用系で送信したメ ッセージ識別子と異なるものがメ ッ セージに付加されて送信されていた。 [0115] そのため従来の方式では、 送信側 G Sの再起動後、 すなわ ち送信側待機系 G Sが送信した再送メ ッセージを、 受信側 G Sでは再送要求と認識できず、 新規のメ ッセージとして受 入れられる等新規再送メ ッセージの判別ができず、 G S間メ ッセージの脱送、 冗送が生じる欠点があった。 [0116] 本発明の第 3の形態は、 上記の欠点を解決することを目的 としており、 特に送信側現用系 G Sがダウンしたとき、 待機 系 G Sが不揮発性メ モ リ に保存されているメ ッ セージ識別子 等の内容を参照し、 再送信である旨の識別子を付加した上で メ ッセージを送信する構成にしてメ ッセージの脱送防止と冗 送検出を行う多重要求 I Dと再送力ゥンタを使用する G S間 メ ッセージの脱送防止と冗送検出方式を提供することを目的 としている。 [0117] 第 19図は本発明の第 3の形態の基本構成図、 第 20図は第 3 の形態のメ ッセージ識別子の説明図である。 [0118] 図中、 100は現用系であり、 正常時には当該現用系 100 か らメ ッセージ通信の内容が受信されるものであり、 特にメ ッ セ一ジ宛先のプログラムが上記説明の G Sである場合には、 後に説明するメ ッセージ識別子を付加してメ ッセージ通信が 行われるもの、 100— 1 はプロセッサであり、 現用系 100 に 所属するもの、 100— 2は主メモリであり、 現用系 100 に所 属するもの、 200は待機系であり、 現用系 100 がダウンした 場合、 当該現用系 100 に替つて処理の引き継ぎを行うもの、 200 - 1 はプロセ ッサであり、 待機系 200 に属するもの、 200 一 2は主メモリであり、 待機系 200 に所属するもの、 100— 11 , 200— 11は識別子判定処理部であり、 メ ッ セージ識別子 の異同判定を行うもの、 5は不揮発性メモリであり、 現用系 100 及び待機系 200 に共通にアクセスされるようになってお り、 上記メ ッセージ宛先のプログラムが G Sである場合には、 送受信されるメ ッセージ内容と共に同時に付加された後に説 明するメ ッセージ識別子の内容を保存しておく もの、 50はメ ッセージ通信制御部であり、 現用系 100 がダウンし待機系 200 が起動された場合、 通常はスーパバイザの提供するメ ッ セー ジの自動再送機能により送受信を行うようになっているが、 上記メ ッ セ一ジ宛先のプログラムが G Sの場合には、 当該メ ッセージの自動再送機能が使用されず、 送受信を行う G S間 の論理でのメ ッセージ再送を行うようになっているものであ る o [0119] そして第 20図において、 上記送受信を行う G S間の論理で のメ ッセージ再送を行う際、 メ ッセージには必ず図示のメ ッ セージ識別子 300 が付加され、 送信側、 受信側の G Sともこ のメ ッセージ識別子 300 を不揮発性メモリ 5に保存するよう になっている。 [0120] このメ ッセ一ジ識別子 300 は多重要求 I D 300— 1、 要求 カウ ンタ 300— 2及び再送カウ ンタ 300— 3の各識別子で構 成されており、 それぞれ次の役割を分担し、 その使用方法は 次の通りである。 [0121] 多重要求 I D 300— 1 は、 通信路を指定するものである。 つ まり送信側の G Sの論理で要求毎の I Dが割当てられる。 送 信側の G Sでは、 複数の要求を同時に処理するために、 受信 側の G Sも複数の要求を同時に処理する必要が生じ、 このた め各要求毎の通信路を指定するのに当該多重要求 I D 300— 1 を使用する。 不揮発性メ モ リ 5の容量拡大を制御するため、 送信側の G Sでは、 再送要求を含め要求が完了した時点、 す なわち受信側の G Sからメ ッセージを正規に受信した旨の応 答があった時点で当該多重要求 I D 300 - 1を他の要求に再使 用するようにしている。 [0122] 一方、 受信側の G Sでは、 この多重要求 I D 300 - 1毎にメ ッセージ内容を記憶する領域が設けられる。 つまりこの記憶 領域の増加を抑止するため、 多重要求 I D 300— 1を再使用す る構成となっている。 [0123] 要求力ゥ ンタ 300— 2は、 多重要求 I D 300 - 1で一意に決 まる通信路の中で、 何審目の要求なのかを示すものである。 [0124] 1つの要求が完了し新しい要求を処理する際に、 送信側の [0125] G Sでこのカウン ト值に 「 1」 を加えてメ ッセージを送信す るようになっている。 [0126] —方、 受信側の G Sでは、 このカ ウ ン ト値が直前の力ゥン ト值より大きいカ ウ ント值のメ ッセージを受信した場合、 新 規要求と見做し処理を行う。 [0127] 再送カウ ンタ 300— 3は、 1つの要求の中で再送回数を示 すものである。 送信側の G Sでは、 新規要求の場合には 「 0 . を設定し、 メ ッ セージの再送を行う度に 「 1」 を加えて送信 を行う。 [0128] —方、 受信側の G Sでは、 このカ ウ ン ト値が直前の力ゥ ン ト值より大きいカウン ト值のメ ッセージを受信した場合に、 再送要求とみなし処理を行う。 [0129] 送信側の G Sと受信側の G Sとの間の通信路が多重要求 [0130] I D 300 - 1の内容によって限定され、 通信路毎に送信側、 受 信側でメ ッセージ内容、 特にメ ッセージ識別子 300 が不揮発 性メ モ リ 5に保存されるようになっている。 [0131] 従って、 送信側 G Sの現用系 100 がダウンしても、 起動さ れた待機系 200 は不揮発性メ モ リ 5に保存されているメ ッ セ ージ識別子 300 を参照し、 新メ ッセージ識別子 300 を作成し た上でメ ッセージと共に通信制御部 50を介して受信側 G Sに 再送信される。 受信側の G Sは、 新メ ッセージ識別子 300 の 各内容と直前の旧メ ッセージ識別子 300 の各内容とをそれぞ れ比較することにより、 新規再送メ ッセージの判定認識がで き、 G S間メ ッ セージの脱送防止と冗送検出が可能となる。 第 21図は本発明の第 3の形態のソ フ トゥ アによる実施例 構成図を示しており、 101は現用系送信側の G S空間、 101 [0132] - 1 はプログラム領域、 101— 2はデータ領域、 101— 5は 送信メ ッセージ · テーブル、 102は待機系送信側の G S空間、 201は現用系受信側の G S空間、 201— 1 はプログラム領域、 201 - 2はデータ領域、 201— 5は受信メ ッセージ ♦ テープ ル、 202は待機系受信側の G S空間、 50はメ ッセージ通信制 御部のスーパバイザを表わしている。 [0133] メ ッセージ識別子 MSG I D 1ないし 3等にはメ ッセージ識別 子 MSG I Dごとに第 20図図示の 3つの識別子がそれぞれ格納さ れている。 [0134] 第 21図において、 点線で描画されている待機系送信側の [0135] G S空間 102 及び待機系受信側の G S空間 202 は、 現用系送 信側の G S空間 101 及び現用系受信側の G S空間 201 がそれ ぞれダウンして使用不可になったとき、 起動され発生するも のであり、 通常の動作では存在していないものと考えてよい ( また同図における各最下位桁の番号は、 第 19図のハードゥ エアの符号にそれぞれ対応しているものと考えてよい。 [0136] なお第 21図には第 19図に示した不揮発性メモリ 5が描画さ れていないが、 送信メ ッセージ ♦ テーブル 101— 5、 受信メ ッセージ ' テーブル 201— 5に相当するものを記憶している 不揮発性メモリ 5が実質的には存在している。 [0137] 第 22図は第 3の形態における送信側サーバのメ ッセージ送 信処理のフローチャート、 第 23図は第 3の形態の送信側サー バの再起動後の再送信処理のフロ ーチヤ一ト、 第 24図は第 3 の形態の受信側サーバでのメ ッ セ一ジ受信処理のフローチャ ― ト &る。 [0138] 第 22図において、 メ ッセージ送信要求が生じたとき、 現用 系送信側の G S空間 101 側ではメ ッセージ通信路を獲得し、 メ ッセージ送信要求に備える。 すなわち現在未使用の多重要 求 I D、 例えば MSG ID1を獲得する (ステ ッ プ 1 ) 。 そして 当該 MSG ID1の要求カウンタに 「 1」 を加算すると共に (ス テツプ 2 ) 、 当該 MSG ID1の再送カウンタに 「 0」 を設定す る (ステップ 3 ) 。 この様にして生成された MSG ID1 につい てのメ ッセージ識別子の内容を送信すべきメ ッセージ内容と 共に送信メ ッセージ · テーブル 101— 5に格納し、 かつ待機 系送信側の G S空間 102 もアクセスできる図示されていない 共有の不揮発性メ モ リ (第 19図の不揮発性メ モ リ 5に相当。 以下同様) に保存する (ステップ 4 ) 。 その上でメ ッセージ 内容と共に当該メ ッセージ識別子 MSG ID 1を付してスーパバ ィザ 104 にメ ッセージの送信を依頼し、 その返信メ ッセージ を受信する (ステ ッ プ 5 ) 。 返信メ ッセージが正規に受信し た旨の内容であれば、 すなわち現用系受信側の G S空間 201 の受信メ ッセージ · テーブル 201— 5における、 MSG ID 1及 びそのメ ッ セージ内容の各欄にメ ッセージ識別子とメ ッ セー ジとの内容がそれぞれ格納され、 かつ図示されていない受信 側 G Sの不揮発性メ モ リ にも保存され、 受信側の G Sのダウ ンにより処理が中断されていなければ (ステッ プ 6 ) 、 当該 メ ッ セージ通信路の解放を行う (ステ ップ 8 ) 。 一方、 受信側の G Sのダウンにより、 現用系受信側の G S 空間 202 にメ ッ セージ送信が正規になされなかったとき (ス テツプ 6 ) 、 現用系送信側の G S空間 101 ではメ ッ セ一ジ識 別子の再送力ゥンタに 「 1」 を加算し (ステップ 7 ) 、 この 「 1」 加算された再送力ゥンタの内容を送信メ ッセージ · テ 一ブル 101— 5におけるメ ッ セージ識別子 MSG I D 1に格納す ると共に図示されていない不揮発性メ モリに保存する (ステ ップ 4 ) 。 その上で改めてメ ッ セージ内容に新たなメ ッ セ一 ジ識別子 MSG I D 1の内容を付してスーパバイザ 104 にメ ッ セ ージ送信を依頼し、 その返信メ ッ セージを受信する (ステツ プ 5 ) 。 この返信メ ッ セージの内容に応じて、 上記メ ッ セー ジ識別子の再送力ゥンタに 「 1」 を加算するか (ステップ 7 ) メ ッセージ通信路の解放か (ステップ 8 ) が行われる。 [0139] 第 23図において、 何んらかの原因により現用系送信側の G Sがダウンした場合、 待機系送信側の G Sが起動され、 現 用系送信側の G S空間 101 に替り、 待機系送信側の G S空間 102 により改めてメ ッセージ送信処理が行われる。 すなわち 待機系送信側の G S空間 102 では、 図示されていない不揮 発性メモリに保存されているメ ッセージ送信内容、 例えば上 記メ ッセージ識別子 MSG I D 1 についての再送信を行う場合に は当該メ ッセージ識別子 MSG I D 1 についてのメ ッセージ識別 子と共にそのメ ッセージ内容を上記不揮発性メモリから読出 し、 当該待機系送信側の G S空間 102 の送信メ ッセージ · テ 一ブルに格納する (ステップ 11) 。 その上でメ ッセージ識別 子の再送力ゥ ンタに 「 1」 を加算し (ステップ 12) 、 送信メ ッセージ - テーブルの MSG I D 1を新たなメ ッセージ識別子に 置換すると共に、 上記不揮発性メモリに当該新たなメ ッセー ジ識別子を保存する (ステ ッ プ 4 ) 。 この後は第 22図の場合 と同様に、 当該新たなメ ッ セージ識別子 MSG I D 1を対応メ ッ セージ内容に付加してスーパバイザ 104 にメ ッセージの送信 を依頼し、 その返信メ ッセージを待機系の G Sが受信する [0140] (ステップ 5 ) 。 以下第 22図の場合と同様であるのでその説 明を省略する。 [0141] 現用系送信側の G Sがダウンする直前のメ ッセージ識別子 及びその送信されるべきメ ッセージ内容が不揮発性メモリに 保存されているので、 現用系送信側の G S空間 101 が使用で きない状態になりデータが喪失しても、 起動された待機系送 信側の G S空間 102 に現用系送信側の G Sのダウン直前の状 態を再現することができる。 [0142] またそのメ ッセージ再送に当っても、 現用系送信側の G S のダウン直前の状態が再現できるので、 これに基づいて容易 に再送することが可能となる。 [0143] 第 24図において、 現用系又は待機系送信側の G Sから送信 されてきたメ ッセージの内容とそのメ ッセージ識別子とが現 用系受信側の G S空間 201 又は当該現用系受信側の G Sがダ ゥンしたときには起動された待機系受信側の G S空間 202 に 受信される。 現用系受信側の G S空間 201 ではその受信メ ッ セージ · テーブル 201— 5 にメ ッセージの内容とメ ッセージ 識別子とがそれぞれ格納される。 [0144] 受信メ ッセージ · テーブル 201— 5に正規に格納されたと き、 現用系受信側の G Sは正規に受付けた旨の受信メ ッセー ジの送信をスーパバイザ 104 に依頼する。 また当該現用系受 信側の G Sがダウンし送信側の G Sから送信されてきたメ ッ セージを受信できないときにはスーパパィザ 104 が現用系送 信側 G Sに対してその旨を返信し、 待機系受信側の G Sが起 動されて、 上記説明の手顒を経て再送されてく る送信メ ッセ ージを当該待機系受信側の G S空間 202 の受信メ ッセージ · テーブルに格納する。 そして正規に受信した旨の返信メ ッセ 一ジの送信を待機系受信側の G Sがスーパバイザ 104 に依頼 する。 [0145] この様な状態の下で、 すなわち受信側 G Sにメ ッセージが 受信され、 例えば現用系で受信されたものとして説明すると、 現用系受信側 G Sに受信されたメ ッセージ受信内容が取出さ れ (ステップ 21) 、 当該受信メ ッセージに付加されている第 20図図示のメ ッセージ識別子 300 の異同判定処理が行われる c 当該メ ッセージ識別子 300 内の多重要求 I D 300 - 1がー致す るものを受信メ ッセージ · テーブル 201— 5より検索する [0146] (ステップ 22) 。 この多重要求 I D 5— 1の内容と一致するェ ン ト リが受信メ ッセージ · テーブル 201— 5にあるとき (ス テップ 23) 、 例えば MSG I D 1の多重要求 I Dと一致している と、 続いて当該メ ッセージ識別子 300 の要求力ゥンタ 300— 2と MSG I D 1の要求カウ ンタとのカウ ン ト值が比較される [0147] (ステップ 24) 。 受信メ ッセージの要求力ゥンタの方が大き くないとき、 当該メ ッセージ識別子 300 の再送力ゥンタ 300 — 3 と MSG I D 1 の再送カウ ンタ とのカウ ン ト值が比較される (ステツプ 25) 。 受信メ ッセージの再送カウンタの方が大き いとき、 当該受信メ ッセージの内容、 すなわちメ ッセージ内 容とそのメ ッセージ識別子とが図示されていない受信側不揮 発性メ モリの MSG I D 1の攆に書込まれ保存される。 従って前 の記憶内容は消去される (ステップ 26) 。 同時に現用系受信 側 G Sは受信メ ッセージ ' テーブル 201— 5の MSG I D 1の檷 も当該受信メ ッセージの内容で更新する。 つまり当該受信メ ッセージが送信側 G S或いは受信側 G S (現用系 G Sの場合) のダウンにより再送要求に応答して送信されてきたものとみ なして処理を行う (ステップ 27) 。 [0148] ステツプ 25で受信メ ッセージの再送力ゥ ンタの方が MSG I D1 の再送カウンタより大きくないとき、 上記メ ッセージ識別子 300 の再送カウ ンタの所で説明した様に、 再送を行う度に [0149] 「 1」 を加えて送信する規約から、 当該受信メ ッセージは以 前に受信した冗送メ ッセージとして処理される (ステツプ 30 また、 ステツプ 24で受信メ ッセージの要求力ゥ ンタの方が MSG I D 1の要求力ゥンタより大きいとき、 上記メ ッセージ識 別子 5の要求カウ ンタの所で説明した様に、 1つの要求が完 了し新しい要求を処理する際に送信側の G Sで 「 1」 を加え て送信する規約から、 当該受信メ ッセージは新規のメ ッセー ジとして図示されていない受信側不揮発性メモリの MSG I D 1 の槻にその内容、 すなわちメ ッセージ内容とそのメ ッセージ 識別子とが書込まれ保存される (ステップ 28) 。 同時に現用 系受信側 G Sは受信メ ッセージ · テーブル 201— 5の欄も当 該受信メ ッセージの内容で更新し、 新規要求として処理する (ステ ッ プ 29) 。 [0150] 同様に、 ステ ップ 23で受信メ ッセージの多重要求 I Dが受 信メ ッセージ · テーブル 201— 5にェン ト リ されていないと き、 全く新規のメ ッ セージとして図示されていない受信側不 揮発性メモリの新たな MSG I D 1の欄にそのメ ッセージの内容 とそのメ ッ セ一ジ識別子とを書込み保存する (ステッ プ 28) t 同時に現用系受信側 G Sは送信メ ッセージ · テーブル 201— 5の新たな欄に当該受信メ ッセージの内容を新規要求として 格納し保存する (ステツプ 29) 。 [0151] 以上の第 24図のフローチヤ 一 トの説明は受信側が現用系 G Sで説明したが、 当該現用系 G Sがダウンし起動された待 機系 G Sが上記メ ッセージを受信した場合でも、 待機系 G S が起動された後に図示されていない受信側不揮発性メモリか らその時点での受信メ ッセージ · テーブルが当該待機系 G S に再構築される処理が行われる様になっているので、 上記説 明の現用菜 G Sの場合と同様の処理が実行される。 [0152] 以上説明した如く、 本発明の第 3の形態によれば、 受信側 の G Sがダウンした場合でも、 不揮発性メ モ リ に保存してい た旧メ ッセージ識別子を参照し、 送信形態対応の新メ ッセー ジ識別子を作成した上でメ ッセージ内容と共に送信する構成 とし、 さらに受信側の G Sで当該新メ ッセージ識別子の内容 を保存されている旧メ ッセージ識別子のものと比較処理を行 う構成としたので、 受信側の G Sで、 再送信であると認識さ れ得るメ ッセージを送信することができ、 G S間のメ ッセー ジの脱送防止と冗送検出とを行うことができる。 従ってシス テムのダウンが回避される。 〔産業上の利用分野〕 [0153] 本発明は複数のノードをネッ トワークで結合した分散処理 システムにおけるフ ォ ール ト ト レラ ン トへのアプ ーチに有 劲であり、 特にソフ トゥヱァに起因するクラ ッ シュに対して 有効である。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲 1. 分散処理システムにおけるメ ッセージ通信処理方式に おいて、 ク ラ イ アン トサーバと処理サーバの間に配置される 受付サーバ内に要求判定手段を備え、 該要求判定手段は、 媒 体の更新や資源の排他を伴わない参照処理のみの要求と、 参 照処理と共に資源の状態変更を伴う参照 ·更新処理の要求と を選別することを特徴とするメ ッセージ通信処理方式。 2. 該処理サーバ内に、 クライアン トから送信されてく る メ ッセージに対しての処理が終了済であるか否かを判断する 判断部と、 該判断部により未処理と判断されたときにクライ アン トからのメ ッセージの処理を実行する要求処理部と、 該 要求処理部の処理結果を不揮発性メモリに書き込む書込部と, 該判断部により処理済と判断されたときにク ラ イ アン ト に対 して処理済通知を発行し未処理と判断されたときはクライア ン トに対して該要求処理部の正常終了通知を発行する発行部 とを備え、 クライアン トは、 メ ッセージの再送処理に対して 該発行部から処理済通知を受け取るときは正常と判断するこ とを特徴とする請求項 1 に記載のメ ッセージ通信処理方式。 3. 該受付サーバはク ラ イ アン トから受け付けたサービス 要求の提供元となる処理サーバを特定し、 この特定した処理 サーバに対してサービスの提供を要求するとともに、 該受付 サーバはさらに処理サーバに送信するメ ッセージに、 該クラ イ アン トからのメ ッセージに付加されている識別子及び再送 回数僚を付加し、 一方、 処理サーバは、 受付サーバによりメ ッセージに付加された識別子及び 2種類の再送回数爐を待機 系への引継ぎ情報として保持し、 処理サーバはさらに 2種類 の再送回数值とこの再送回数値に対応する保持僮とを比較し- 該メ ッセージが再送メ ッセージなのか冗送メ ッセージなのか を検出することを特徴とする請求項 1 に記載のメ ッセージ通 信処理方式。 4. 前記比較に際して、 再送回数值が対応の保持值より大 きいときは再送メ ッセージと判断し、 小さいときは冗送メ ッ セージと判断し、 等しいときは更にメ ッセージに付加されて いる受付サーバからの再送回数值が対応の保持值より大きい 場合には再送メ ッセージと判断し、 小さいか等しい場合には 冗送メ ッセージと判断するように処理することを特徴とする 請求項 3に記載のメ ッセージ通信処理方式。 5. 現用系の他に待機系を有するシステムの現用系と待機 系の間に、 メ ッセージ及びこれに付加されたメ ッセージ識別 子を保持する不揮発性メモリを両方の系で共有するように設 け、 さらに両方の系にメ ッセージ識別子の異同を識別する識 別子判定処理部を設け、 該メ ッセージ識別子は多重要求 I D と要求力ゥ ンタの内容と再送力ゥ ンタの内容により構成され, メ ッセージの送信に際しては多重要求 I D及びメ ッセージの 新規再送の内容に応じ、 対応しメ ッセージ識別子を付加して 送信するようにしたことを特徴とする請求項 3に記載のメ ッ セージ通信処理方式。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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