Dispositif d'injection de carburant
专利摘要:
公开号:WO1991012421A1 申请号:PCT/JP1991/000148 申请日:1991-02-07 公开日:1991-08-22 发明作者:Taizoh Shimada;Masakuzu Yokoyama;Hiroshi Ishii;Kiyoharu Yamada 申请人:Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha; IPC主号:F02M59-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 燃料噴射装置 [0003] 技術分野 [0004] 本発明は、 内燃機関の燃料噴射ポンプで加圧された燃料を燃焼室 に噴射する装置、 特に、 ディーゼルエンジンの列型燃料噴射ポンプ や分配型燃料噴射ポンプによる燃料加圧する燃料噴射装置に関する。 背景技術 [0005] 周知のよ うに、 ディーゼルエンジンに用いられる列型噴射ポンプ にあっては、 燃料の圧送構 ¾と して、 次ぎに述べる構造を備えたも のがある。 [0006] すなわち、 ポンプエレメ ン トを構成するシリ ンダのプラ ンジャバ レルに形成してあるスピルポ一 ト(燃料逃し孔)に対して、 このブラ ンジャバレル内を摺動するプランジャに形成してある傾斜したブラ ンジャ リ 一 ドを対向させるまでの間の期間を燃料の圧送期間と して 設定する構造である。 [0007] そ して、 噴射ポンプにおいて調量された燃料を噴射ノズルから噴 射するにあたっては、 噴射ポンプど噴射ノズルとを噴射管によ リ接 続した構造と した場合、 噴射管内を燃料が流れる間に生じるタイム ラグにょ リ着火遅れ期間を生じることがある。 [0008] この着火遅れ期間は、 高速回転になるほど着火までの間に回転す るクラ ンク角が大きく なリ、 これによつて最良の燃焼時期を逸する ことになる。 ' [0009] そこで、 このよ う な現象 発生を防止するために、 エンジン側の 回転数にょ リ得られる遠心力を利用したタイマを用いた進角機構を 噴射ポンプのカム軸に装備することが実行されている。 [0010] この進角機構は、 エンジン側のクランク軸と噴射ポンプのカム軸 との間に介在させてぁリ、 クランク軸側が高速回転するときに得ら れる遠心力にょ リ、 内部のタイマウェイ トが径方向に拡張変位した 際にカム軸側の位相を初期位置から進めるようになっている。 [0011] ところで、 近年においては、 ディーゼルエンジンでの燃焼効率を 改善することが排気ガス中の有害成分の発生度合いを低くする上で 効果的であることが考えられてきている。 [0012] このような要求に対しては、 燃料噴射の高圧化を促進することが 提案されている。 [0013] つまリ、 上述した提案は、 高圧の燃料噴射にょ リ燃料を微粒化し、 この微粒化された燃料噴霧内への空気導入量を増加させて噴霧の平 均空気過剰率を上昇させることで良好な混合気の形成を行なおう と するものである。 [0014] しかしながら、 このよ うな提案には本発明が解決しょう とする次 の問題があった。 [0015] すなわち、 上述した噴射ポンプを含めた燃料噴射装置の構造では、 噴射ポンプのプランジャがカムによ リ駆動されるよ うになつている ため、 高圧化に見合う噴射ポンプ側の駆動カムの駆動 トルクを大き く しなければならず、 さらには、 このカムの大型化に従って上述し た進角機構をも大型化せざるを得ない状況となる虞れがある。 [0016] しかも、 このよ うな高圧化を促進する場合には、 装置の大型化に 加え、 エンジン回転数の変化にょ リ、 燃料の噴射圧力が一定になら ないという問題がある。 [0017] すなわち、 高回転では高圧に、 また低回転では低圧になる。 [0018] そしてこのよ うな現象は、 、燃料の微細化に影響を及ぼし、 高速回 転時の燃料噴射の高圧化は、 前述した理由によ リ良好な混合気の形 成促進にとって良い結果を魯られるが、 この反面、 噴射圧力が低く なる低回転時には、 このよ うな結果が得られなく なる。 [0019] このため、 低回転時での噴射ポンプの噴射率を増加させる目的で、 低回転時の燃料噴射率にあ: せて噴射ポンプ内での燃料噴射圧力を 高めよ う とすると、 高回転時には過剰な噴射管内圧力となり、 構造 的に剛性を高めたリする必要を生じるが、 このことが生産コ ス トの 上昇を招く ことになリ、 やみく もに上述した考えを踏襲することは できなく なる。 [0020] このよ うな事情から、 上述した燃料噴射装置を備えたディーゼル エンジンにあっては、 車速および負荷に応じて排気ガス中の有害成 分の発生が異なってく る。 [0021] すなわち、 排気ガス中の有害成分と しては、 ハイ ド口カーボン(H C )、 窒素酸化物(NO x )およびパティキユ レ一 卜と称されるススを核 にしてその周囲に未燃焼ガス中のハイ ド口カーボンが付着した物質 カ ある。 [0022] そして、 これらの成分は、 例えば、 ハイ ドロカーボン(以下、 HC という)の場合、 比較的低速あるいは低負荷域において発生が顕著 であリ、 また窒素酸化物(以下、 NO xという)の場合、 比較的燃焼温 度が高く なる高速あるいは高負荷で、 そして、 パティキュ レー トは、 燃焼室温度が高い場合には比較的残留しないが低負荷あるいは低速 域においては燃焼室温度が低いことによる H Cの残留量が多いこと も 相俟って比較的多く残留する。 [0023] また、 上述した列型燃料噴射ポンプとは別に燃料噴射ポンプには 分配型と称されるものもぁリ、 この分配型燃料噴射ポンプは単一の プランジャを往復動させて燃料加圧を行う と共に同プランジャを回 転させて複数気筒への燃料分配を行っている。 [0024] このよ う に、 列型燃料噴射ポンプに対して分配型燃料噴射ポンプ は部品点数が比較的少なく 、 小型化を図リやすく多用されている。 [0025] ところで、 この分配型燃料噴射ポンプは第 4 4図にその一例が示 されるよ うに、 ポンプス リ ーブ 0 1 内で摺動回転するプランジャ 0 2に対してエンジン側からの回転力が伝達され、 一体結合されたフ ェイスカム 0 3にローラ 0 4がコロ接触することによ リプランジャ 0 2が摺動してポンプ作動するように構成ざれている。 ここで、 口 ーラ 0 4の枢支部材 0 5は油圧タイマによ リ回転方向 Rに移動調整 され、 この機構にょ リポンプの噴射時期を調整し、 他方、 プランジ ャ 0 2 にはスピルリ ング 0 6 が嵌挿され、 この リ ングがスピルポ一 ト 0 7を開放する位置に応じて送油量が調整されるよ うに構成され ている。 しかしながら、 このような構造においては、 本発明が解 決しよ う と している次の問題があった。 [0026] すなわち、 このように、 従来の燃料噴射装置で用いる分配型燃料 噴射ポンプは、 その燃料噴射量や時期を調整するため、 油圧タイマ ゃスピルリ ングおよびガバナ等の手段を必要と し、 装置の小型化を 十分に図ることができなかった。 [0027] しかも、 従来の油圧タイマゃスピルリ ングおよびガバナ等は比較 的その制御域が狭く 、 また、 機関の回転数域によ りその制御特性が 規制されやすく 問題が生じていた。 [0028] 従って、 本発明の目的は、 第 1番目に、 噴射ポンプと噴射ノ ズル とを噴射管によ り接続した構造の燃料噴射装置において、 回転数に 応じた噴射時期および噴射量の設定の際に生じる問題に鑑み、 回転 数に加え、 負荷の変動状態においても、 構造を複雑なものとするこ となく排気ガス中の有害成分の発生を低く抑えることのできる燃料 噴射装置を得ることにある。 [0029] また、 本発明の第 2番目の目的は、 噴射ポンプと噴射ノ スルとを 噴射管にょ リ接続し、 その噴射管の一部を分岐させてその分岐した 噴射管に燃料の圧送圧力を設定するために電磁弁を介装した構造の 燃料噴射装置において、 回転数に応じて噴射時期および噴射量と噴 射率とを独立して制御でき、 これによ リ燃焼騒音の発生や排気ガス 中の有害成分の発生を抑えることができ、 しかも、 燃费を良好なも のとする上でも最適な条件で燃料噴射を行わせることのできる燃料 噴射装置を得ることにある。 [0030] さらに、 本発明の第 3番目の目的は、 噴射ポンプと噴射ノズルと を噴射管にょ リ接続した構造の燃料噴射装置において、 複数気筒を もつディーゼルエンジンでの燃料の調量およぴ圧送期間の設定を行 う構造を簡略化して噴射 置の大型化を抑え、 かつ、 排気ガス中の 有害成分の発生や燃焼騒音を低く抑えるこ とのできる燃料噴射装置 を得ることにある。 [0031] そして、 本発明の第 4番目の目的は、 騒音の低減や応答性、 制御 性の向上を図れる分配型の燃料噴射ポンプを備えた燃料噴射装置を 得ることにある。 [0032] またさらに本発明の第 5番目の目的は、 従来のカムの輪郭を偏向 しパイロ ッ ト噴射の噴射率をその噴射時期に拘らず一定にすること で燃焼を安定させ、 かつ、 パイロッ ト噴射と主噴射との間隔を最適 なものとすることのできる燃料噴射装置を得ることにある。 発明の開示 [0033] このため、 本発明の燃料噴射装置は、 次のよ うな特徴事項を含む 装置と して構成されている。 [0034] 1 .ハウジングに形成されたブランジャ室に摺動可能に配設され、 ェ ンジンによ リ駆動されるカムに作動的に連結されたブランジャを有 し、 上記ハウジング内に形成されると と もに燃料タンクから供給さ れる燃料が上記プランジャによ リ加圧される加圧室を備えた燃料噴 射ポンプと、 上記加圧室から上記燃料が供給される燃料噴射ノズル と、 上記加圧室および上記燃料噴射ノズル間の燃料圧を制御する燃 料制御手段とを備え、 上記燃料制御手段は、 上記加圧室と上記燃料 噴射ノズルとの間を適時に開閉する電磁弁と上記エンジンの回転数 および負荷を制御信号と して入力され、 上記電磁弁に駆動信号を出 力するコン トロ一ラとを備え、 上記コン トロ一ラが上記プランジャ の加圧域内の所定時限において上記駆動信号を出力するよ うに構成 されていること特徴とする燃料噴射装置。 [0035] 2 .上記第 1番目の特徴に加え、 上記燃料噴射ポンプは、 上記プラン ジャが上記カムによ リ上記ブランジャ室内で往復運動を行う列型燃 料噴射ポンプで構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。 3 .上記第 2番目の特徴に加え、 上記コ ン ト ローラは、 上記エンジン 回転数と上記負荷とに応じた進角マップおよび上記エンジン回転数 と上記負荷とに応じた噴射歸始時と噴射期間とを設定した噴射期間 設定マップを備え、 上記エンジン回転数と上記負荷との各上方に応 じて上記マップから得られる進角、 噴射時期および噴射期間になる よ うに上記電磁弁を駆動するよ うに構成されていることを特徴とす る燃料噴射装置。 [0036] 4 .上記第 2番目の特徴に加え、 上記コ ン ト ローラは、 上記エンジン 回転数と上記負荷とに応じて噴射時期および噴射期間を設定する噴 射期間設定マップを有していると と もに、 上記燃料噴射制御手段は、 上記エンジン側に位置する駆動軸と上記カムとを駆動する被駆動軸 との間に配置される偏心力ム式タイマと上記偏心カム式タイマを駆 動するァクチユエ一タとを有し、 上記エンジン回転数と上記負荷と の各情報に応じて上記進角マップから得られる進角になるよ うに上 記ァクチユ エ 一タを作動させると と もに上記エンジン回転数と上記 負荷との各情報に応じて上記噴射期間設定マップから得られる噴射 開始時期および噴射期間になるよ うに上記電磁弁を駆動するよ うに 構成されていることを特徴とする燃料—噴射装置。 [0037] 5 .上記第 3番目の特徴に加え、 上記進角マップは、 上記エンジン回 転数が低回転で高負荷の状態から上記エンジン回転が高回転で低負 荷の状態に向かうに従って進角を進めるよ うに設定されているこ と を特徴とする燃料噴射装置。 [0038] 6 .上記第 4番目の特徴に加え、 上記進角設定マップは、 上記ェンジ ン回転数が低回転で高負荷の状態から上記エンジン回転が高回転で 低負荷の状態に向かうに従って進角を進めるよ うに設定されている ことを特徴とする燃料噴射装置。 [0039] 7 .上記第 3番目の特徴に加え、 上記噴射期間設定マップは、 上記負 荷が高くなるに従って噴射量が増大するように上記噴射期間が長く なるよ うに設定されている子とを特徴とする燃料噴射装置。 [0040] 8 .上記第 4番目の特徴に加え、 上記噴射期間設定マップは、 上記負 荷に応じて上記噴射期間が長くなるように設定されていることを特 徴とする燃料噴射装置。 [0041] 9 .上記第 1番目の特徴に加え、 上記プランジャは、 外周面にリ ー ド を有さない円柱形状に形成されていることを特徴とする燃料噴射装 置。 [0042] 1 0.上記第 1番目の特徴に加え、 上記電磁弁は、 上記加圧室と上記 燃料タンクとを通常開状態に保つ、 ノ一マルオープン型式の電磁弁 で構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。 [0043] 1 1 .上記第 1番目の特徴に加え、 上記電磁弁は、 上記噴射ポンプと 上記燃料噴射ノズルとを連通させる噴射管途中に連通させると共に 上記噴射管上における上記噴射ポンプトと上記電磁弁連結部との距 離を 1 ,と し、 上記電磁弁連結部と上記燃料噴射ノズルとの距離を 1 2と したときに、 1 , > 1 2となるよ うに構成されていることを特 徴とする燃料噴射装置。 [0044] 1 2.上記第 1番目の特徴に加え、 上記コン トローラは、 燃料の主噴 射に先立ち少量の燃料を噴射するパイロッ ト噴射を行う よ うに上記 電磁弁を制御することを特徴とする燃料噴射装置。 [0045] 1 3.上記第 1 2番目の特徴に加え、 上記コ ン ト ローラが上記パイ口 ッ ト噴射を行う際に、 上記カムが進角状態あるいは遅角状態の如何 にかかわらず、 上記パイ ロ ッ ト噴射が行われている期間は上記ブラ ンジャの速度が一定になるよ うに上記カムプロフィルを有するよ う に構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。 [0046] 〗4.上記第 1番目の特徴に加え、 上記カムは、 上記エンジン回転数 と同じ回転数で回転させると共に上記電磁弁は上記力ムの 2回転に 1回転の割合で上記加圧室と上記燃料噴射ノズルとの間を開閉制御 して燃料噴射を行わせるよ うにされていることを特徴とする燃料噴 射装置。 ' [0047] 1 5.上記第 1 4番目の特徴に加え、 上記燃料制御手段は、 上記カム の回転に連動する作動部材と、 上記作動部材の回転軌跡中に位置す る箇所に設けられ、 かつ、 上記コ ン ト ローラに信号を出力するカム センサとを備え、 上記信号によ リ上記コン トローラが上記電磁弁を 開閉制御するよ うに構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。 1 6 .上記第 1 5番目の特徴に加え、 上記燃料制御手段は、 上記電磁 弁と上記燃料噴射ノ ズルと の間に設けられていて、 上記電磁弁から の噴射管が入力側に接続され、 上記エンジンの気筒毎に設けられて いる上記燃料噴射ノズルの複数個を出力側に接続されている燃料圧 送方向切換弁と、 上記燃料圧送方向切換弁に接続され、 上記カムの 回転速度を上記複数個の燃料噴射ノ ズルに応じた倍数に設定したと きの回転位相を検知する燃料圧送切換部材とを備え、 上記燃料圧送 切換部材が圧縮行程側の上記燃料噴射ノズルへ燃料が供給されるよ うに上記燃料圧送方向切換弁を切リ換えるよ うに構成されているこ とを特徴とする燃料噴射装置。 1 7 .上記第 1番目の特徴に加え、 上記燃料噴射ポンプは、 上記ブラ ンジャが上記ハウジング内に支持されたローラ上を摺動する上記力 ムによ リ上記プランジャ室内で往復運動および回転運動を行う分配 型燃料噴射ポンプで形成されている個とを特徴とする燃料噴射装置。 1 8.上記第 1 7番目の特徴に加え、 上記コン トローラは上記ェンジ ン回転数と上記負荷とに応じた進角設定マップおよび上記ェンジン 回転数と上記負荷とに応じて噴射時期と噴射期間とを設定した噴射 期間設定マップを備え、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報 に応じて上記電磁弁を駆動するよ うに構成されていることを特徴と する燃料噴射装置。 [0048] 1 9.上記第 1 7番目の特徴に加え、 上記コ ン ト ローラは、 上記ェン ジン回転数と上記負荷とに応じた進角設定マップおよび上記ェンジ ン回転数と上記負荷とに応じて噴射開始時と噴射期間とを設定した 噴射期間設定マップを備え、 かつ、 上記燃料制御手段は、 上記口— ラの支持部を上記ハウジングに対して回転させるァクチユ エ 一タ を有し、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応じて上記進 角設定マップから得られる進角になるよ うに上記ァクチユ エ 一タを 作動させ、 かつ、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応じ て上記噴射期間設定マップから得られる噴射開始時および噴射期間 になるよ うに上記電磁弁を駆動するようにされていることを特徴と する燃料噴射装置。 [0049] 20.上記第 1 8番目の特徴に加え、 上記進角設定マップは、 上記ェ ンジン回転数が低回転で高負荷の状態から高回転で低負荷の状態に 向かうに従って進角を進めるよ うに設定されていることを特徴とす る燃料噴射装置。 [0050] 1 .上記第 1 9番目の特徴に加え、 上記進角設定マップは、 上記ェ ンジン回転数が低回転で高負荷の状態から高回転で低負荷の状態に 向かうに従って進角を進めるよ うに設定されていることを特徴とす る燃料噴射装置。 [0051] 2 2.上記第 1 8番目の特徴に加え、 上記噴射期間設定マップは、 上 記負荷が高く なるにつれて噴射量が増大するよ うに上記噴射期間を 長く設定されていることを特徴とする燃料噴射装置。 [0052] 2 3 .上記第 1 9番目の特徴に加え、 上記噴 :射期間設定マップは、 上 記負荷が高く なるにつれて噴射量が増大するよ うに上記噴射期間を 長く設定されているこ とを特徴とする燃料噴射装置。 [0053] 24 .上記第 1番目の特徴に加え、 上記燃料噴射ポンプは上記プラン ジャが口 ッカーアームおよびプッシュ口 ッ ドを介して上記カムによ リ駆動されるよ うに構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。 2 5 .上記第 2 4番目の特徴に加え、 上記コ ン ト ローラは上記ェンジ ン回転数および上記負荷とに応じた進角設定マップおよび上記ェン ジン回転数及び上記負荷に応じて噴射開始時および噴射期間とを設 定した噴射期間設定マップとを備え、 上記エンジン回転数と上記負 荷との各情報に応じて上記マップから得られる進角、 噴射開始時お よび噴射期間になるよ うに上記電磁弁を駆動するように構成されて いるこ とを特徴とする燃料噴射装置。 [0054] このような構成にょ リ、 本発明の装置によれば、 燃料噴射ポンプ における給排油孔が閉じられている時点で、 エンジン回転数および 負荷に応じたマップに基づいて噴射開始に相当する時期に電磁弁が 閉じられることによ リ、 燃料噴射ノ ズル内の開弁圧室に至る噴射管 内の圧力が上昇して燃料の噴射が行なわれ、 また、 上述したマップ からの噴射期間に基づく上記電磁弁の閉時間によ リ噴射量が設定さ れる。 [0055] また、 上述した電磁弁側での開閉制御にょ リ、 噴射時期および噴 射量が設定されるので、 噴射ポンプ側のプランジャは、 従来のブラ ンジャと異なリ、 プランジャ リ 一 ドを必要と しない。 [0056] また、 本発明の装置によれば、 燃料噴射ポンプにおける給排油孔 が閉じられている時点で、 エンジン回転数および負荷に応じたマツ プに基づいて噴射開始に相当する時期に電磁弁が閉じられ、 そして その閉じられている間の時間によ リ燃料の噴射量が設定され、 この 噴射量からエンジン回転数おょぴ負荷に応じて最適な燃焼状態が得 られる進角設定が油圧駆動型偏心タイマで行われる。 [0057] さらに本発明の装置によれば、 駆動力ムの回転内においてェンジ ン側でのビス ト ンの上死点位置への移動時において燃焼行程に相当 する移動が行われたときにのみ、 換言すれば、 噴射時期にのみ電磁 弁が還流部を閉じて燃料の噴射を行う。 [0058] そして、 本発明の装置によれば、 噴射ポンプ側での駆動カムの回 転位相からエンジン側でのカム位相を検知し、 ビス ト ンの上死点到 達に該当する気筒に対する燃料の圧送方向を圧送方向切換弁によ リ 設定し、 電磁弁が開状態から閉じられたときの噴射ポンプからの圧 送圧力を噴射ノズルの開弁圧室に印加してその噴射ノ ズルからの燃 料噴射が行われる。 [0059] 一方、 上述した上死点から下死点への変位に移行したときには、 上記圧送方向切換弁が次の燃焼行程に移行する気筒への燃料圧送方 向に切リ換えられる。 [0060] また、 上述した電磁弁は、 開状態から閉じられ、 一旦開放される ことで主噴射前の少量噴射を設定する。 [0061] さ らに、 本発明の装置によれば、 コン トローラが主駆動信号に先 立ち常にパイロ ッ ト信号を出力するので、 燃料噴射弁が主噴射に先 立ち常にパイ 口 ッ ト噴射できるよ うになる。 [0062] そして、 本発明の装置によれば、 常開の電磁弁が圧送室とス ピル ポ一 ト との間を適時に閉鎖でき、 タイマ電磁弁が油圧タイマを進角 あるいは遅角させる圧油を給排操作でき、 これらの電磁弁をコン ト ローラによ リ制御できるので、 このコン トローラが送油率を独立し て調整できると共に噴射時期を独立して調整出来るよ うになる。 [0063] さらに、 本発明の装置によれば、 プランジャ速度の高い時期また は低い時期に噴射時期を適宜設定することで主噴射時での噴射率を 変化させた場合、 パイ ロ ッ ト噴射の噴射率に影饗するブランジャ速 度が一定と されてパイ 口ッ ト噴射率に変化が生じない。 図面の簡単な説明 [0064] 第 1図乃至第 7図は本発明の第 1実施例と しての燃料噴射装置を 示す図であり、 [0065] 第 1 図は燃料噴射装置の制御系を説明するためのプロ ック図、 第 2図および第 3図は第 1図に示した制御部の特性の一例をそれぞれ 説明するための線図、 第 4 ¾および第 5図は第 1図に示した制御部 の作用をそれぞれ説明するための線図、 第 6図は第 1図に示した制 御部の別の作用を説明するための線図、 第 7図は第 1 図に示した装 置の詳細を示す断面図である。 [0066] 第 8図乃至第 1 4図は本発明の第 2実施例と しての燃料噴射装置 を示す図であリ、 [0067] 第 8図は本考案実施例による燃料噴射装置の制御系を説明するた めのブロック図、 第 9図および第 1 0図は第 8図に示した制御系の 作用をそれぞれ説明するための線図、 第 1 1図(A) , (B)および第 1 2図(A) , (B) , (C)は第 8図に示した制御系に装備されている各種マ ップの一例をそれぞれ説明するための線図、 第 1 3図は第 8図に示 した制御系の作用を説明するための線図、 第 1 4図は第 8図に示し た装置の詳細を示す断面図である。 [0068] 第 1 5図乃至第 1 7図は本発明の第 3実施例と しての燃料噴射装 置を示す図でぁリ、 [0069] 第 1 5図は燃料噴射装置の概略構成を説明するための模型図、 第 1 6図は第 1 5図に示した構成の作用を説明するための線図、 第 1 7図は第 1 5図に示した構成における別の作用を説明するための線 図である。 [0070] 第 1 8図乃至第 2 3図は本発明の第 4実施例と しての燃料噴射装 置を示す図でぁリ、 [0071] 第 1 8図は燃料噴射装置の概略構成を説明するための模型図、 第 1 9図(A)乃至(E)は第 1 8図に示した構成の作用を説明するための 線図、 第 2 0図および第 2 1図は第 1 8図に示した構成の一部変形 例をそれぞれ説明するための模型図、 第 2 2図(A)は第 1 8図に示 した構成の他の変形例を説明するための模型図、 第 2 2図(B)は第 2 2図(A)中、 符号 B— B線で示す方向の矢視断面図、 第 2 3図(A) 乃至(E)は第 1 8図に示した構成における別の作用を説明するため の線図である。 [0072] 第 2 4図乃至第 2 9図は本発明の第 5.実施例と しての燃料噴射装 置を示す図でぁリ、 第 2 4図は燃料噴射装置の全体構成図、 第 2 5 図は同上装置の行う制御特性図、 第 2 6図は同上装置内のコン トロ ーラが内蔵する進角量 T及ぴ曠射率 ( A q / A t ) の算出マップの 特性線図、 第 2 7図は同上装置内のコン トローラが内蔵する噴射量 の算出マップの特性線図、 第 2 8図( a ), (b)は同上装置の制御プ ログラムのフローチヤ一 ト、 第 2 9図は第 2 4図に示した装置の変 形例を示す燃料噴射装置の全体構成図である。 [0073] 第 3 0図乃至第 3 4図は本発明の第 6実施例と しての燃料噴射装 置を示す図であリ、 [0074] 第 3 0図は本発明の一実施例と しての燃料噴射装置の全体構成図、 第 3 1図は同上装置の行う制御時の各部の作動特性線図、 第 3 2図 及び第 3 3図は各々異なる同上装置のコン トローラに内臓される噴 射時期及び送油率算出マツプの特性線図、 第 3 4図( a ), (b)は同 上装置の制御プログラムのフローチヤ一 トである。 [0075] 第 3 5図乃至第 4 1図は本'発明の第マ実施例と しての燃料噴射装 置を示す図でぁリ、 [0076] 第 3 5図は本発明の一実施例と しての燃料噴射装置の全体構成図、 第 3 6図は第 3 5図中の油圧タイマの側断面図、 第 3 7図は同上油 圧タイマの作動特性図、 第 3 8図は同上装置のコン トローラに内臓 される ADu算出マップの特'牲線図、 第 3 9図は同上装置の行う制御 時の各部の作動特性線図、 第 4 ◦図(a ), (b)は同上装置内のコン トローラが内蔵する噴射率 ( Δ q Δ t ) 及び進角量 Tの算出マツ プの特性線図、 第 4 1図(a ), (b)は同上装置の制御プログラムの フローチヤ一 トである。 [0077] 第 4 2図および第 4 3図は本発明の第 8実施例と しての燃料噴射 装置を示す図であリ、 [0078] 第 4 2図は電磁弁付き燃料噴射装置の概略図、 第 4 3図(a), (b), (c)は第 4 2図に示した装置における噴射率とクランク角、 プラン ジャ速度およびカムの輪郭との関係を説明するための図でぁリ、 第 4 4図は従来の燃料噴射装置の要部断面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0079] 以下、 第 1図乃至第 7図において、 本発明の第 1実施例の詳細を 説明する。 [0080] 第 1図は本発明実施例による燃料噴射装置の要部を説明するため の模型図であリ、 第 7図は第 1図の装置を詳細に示す断面図である。 第 1図および第 7図において、 燃料噴射ポンプ 1は、 内部にビス トン状のプランジャ 1Aを備えてぉリ、 このプランジャ 1Aは、 ポンプ 1に付設してある駆動カム 2によ リハウジング IBの一部であるプラ ンジャバレル 1C内を摺動自在と されている。 [0081] そして、 燃料噴射ポンプ 1から圧送される燃料は、 燃料噴射ノズ ル 3内の針弁用開弁圧室 3Aに対して噴射管 4によ リ供給される。 上述した噴射管 4は、 その途中において、 噴射ポンプ 1からの距 離( )と噴射ノズル 3までの距離(12)が、 h>l2となる位置で、 換 言すれば、 噴射ノズル 3までの距離が短く なる位置で分岐しておリ、 分岐した噴射管 4Aの端部はシリ ンダ 5に接続されている。 [0082] すなわち、 シリ ンダ 5は、 その内部において一部に上述した噴射 管 4の分岐端部が接続してぁリ、 そして、 この一部とは別の位置に 燃料タンク 30 (第 7図参照)に連通する燃料の還流部 5Aが設けてある。 そして、 このシリ ンダ 5には、 燃料制御手段の一部を構成する電磁 弁 6が付設してある。 [0083] 上述した電磁弁 6は、 シリ ンダ 5內に揷嵌されて摺動自在の開閉 弁 6Aと これを作動する電磁石 6Bとを備えてぉリ、 この開閉弁 6Aは、 シリ ンダ 5内の還流部 5Aに対応して IE置してある。 [0084] なお、 燃料噴射ポンプ 1 は、 第 7図において、 カム 2を回転させ る被駆動軸であるカム軸 2Aを有し、 カム軸 2Aの回転にょ リ、 ローラ 2Cを介してプランジャ 1Aが往復運動を行い、 プランジャ 1Aの往復運 動に応じて燃料室 1Eへ供給された燃料は、 プランジャバレル 1Cの吸 入口 1Fを介して加圧室 1Dに供給され、 プランジャ 1Aの上昇につれて プランジャ 1Aが吸入口 1Fを閉塞することによ リ、 加圧室 1Dの燃料が 吐出弁 1Gを介して燃料噴射ノズル 3 へ供給されるよ うになっている。 また、 第 7図において、 電磁弁 6は、 噴射管 4 と燃料噴射ノズル 3の針弁用回弁圧室 3Aとを互いに連通したシリ ンダ室 5Bを有し、 シ リ ンダ室 5Bと燃料タンク 30との連通の開閉を行う開閉弁 6Aが電磁石 6Bによって駆動されるよ うになつている。 [0085] そして、 第 1図において、 この開閉弁 6Aは、 還流部と反対側の端 部を電磁石 6Bに対向させてぉリ、 通常時には、 図示しない付勢手段 によ リ還流部 5Aを開放するノーマルオープン形式と されている。 —方、 上述した電磁石 6 Bには、 これに卷かれているコイルに通電 する駆動部 7が配置されており、 この駆動部 7は後述する制御部 8 に接続してある。 [0086] なお、 コン トローラ Cは、 駆動部 7 と制御部 8 とから構成されて いる。 [0087] すなわち、 制御部 8は、 出力側に上述した駆動部 7が接続してあ リ、 そして入力側にはエンジン回転数センサ 9およびアクセルぺダ ルの踏み込み量を検知する負荷センサ 1 0がそれぞれ接続してある。 本第 1実施例において、 燃料制御手段は、 電磁弁 6 の他にコ ン ト ローラ Cを有している。 [0088] このコ ン ト ロ 一ラ Cの制御部 8は、 第 2図および第 3図に示すマ ップを備えてぉリ、 エンジン回転数および負荷の各情報に応じてマ ップからの噴射時期および噴射時間を選択して、 駆動部 7への駆動 信号を出力する。 [0089] すなわち、 第 2図には、 エンジン回転数および負荷に応じた進角 (T)に関するマップの一例が示されてぉリ、 また、 第 3図にはェン ジン回転数および負荷に応じた噴射時間(t )に関するマップの一例 が示されている。 [0090] そして、 第 2図のマップにおいては、 単位時間に対する噴射量の 微分値にょ リ求められる噴射率の大きさに応じて進角の程度が決め られておリ、 高速回転では、 進角を大きく して従来通リの噴射率と して最適燃焼時期を設定し、 また低速回転時には、 噴射率を上げて 高圧噴射が行なえる時期を設定するよ うになっている。 なお、 低速 回転低負荷時と して、 アイ ドル回転時があるので、 この場合にも対 処するためのマップも設定してある。 [0091] また、 第 3図のマップにおいては、 回転域に関係なく負荷情報に よ リ、 必要量の燃料を噴射するための噴射時間が設定してある。 従って、 第 2図に示したマップによる噴射開始時期は第 4図にお いて符号 Tで示すカム角度における上死点位置からの進角値の選択 によ リ求められ、 そして第 3図に示したマップによる噴射時間は第 4図において符号 t で示す時間幅を選択することで求められること になる。 [0092] 第 4図においては、 例えば、 第 3図のマップにおける同じ噴射時 間を設定された場合に、 第 2図のマップにおける低速回転時での噴 射時期(符号 ]3で示す位置)と高速回転時での噴射時期(符号 αで示 す位置)の二つの状態が示してぁリ低速回転時には、 カム速度が大 きい時、 換言すれば、 プランジャ速度が高く燃料の圧送圧力が上昇 傾向にあるときを選択されておリ、 そして高速回転時には、 カム速 度が小さい時、 換言すれば、 従来通リに燃料の圧送圧力が得られる 傾向のときを選択されている。 [0093] 本第 1実施例は以上のよ うな構造であるから、 その動作は第 5図 に示すタイ ミ ングチャー トに示す通リである。 [0094] すなわち、 第 1 図に示した制御部 8に対してエンジン回転数セン サ 9、 負荷センサ 1 0からの入力情報に基づいて第 2図および第 3図 に示したマップからの噴射時期および噴射時間を選択して駆動部 7 に信号を出力する。 [0095] 従って、 電磁弁 6は第 5嘆 iこ示すよ うに、 ノ—マルォ—プンの状 態から電磁石 6 Bが励磁された時点でシリ ンダ 5の還流部 5 Aを閉じる そして、 噴射ポンプ 1 内でのプランジャ 1 Aの上昇過程においてポ ンプ内の給排油孔が閉じられたことに応じて噴射管 4内での噴射ノ ズル 3に至る間の燃料圧送圧力を上昇させ、 開弁圧室 3A内の圧力を 上げることで、 噴射ノズル 3からの燃料噴射を許容する。 [0096] なお、 第 5図において二点鎖線で示す動作時期は、 例えば噴射時 間を一定と した場合に、 エンジン回転数および負荷に応じて噴射開 始時期をマップ内で変更できることを示している。 [0097] 以上、 本第 1実施例によれば、 噴射管 4における分岐位置を燃料 噴射ノズル 3に近い位置と したので、 噴射終了時での燃料の戻リ に 要する距離を短くすることができる。 従って、 所謂、 噴射終了時の 特性である「燃料の切れ」が良く なリ、 噴射終了間際に低圧で噴射さ れる燃料の量を少なくすることができ、 この燃料が未燃燃料と して 残ることに原因して起こる黒煙の発生や排気ガス中の残留有害成分、 例えば、 H Cの発生を低く抑えられ、 さらには、 無駄な燃料の消費 が抑えられる。 [0098] また、 本第 1実施例の燃料噴射装置にあっては、 電磁弁 6の開閉 時期を調整することで、 噴射時期を調整できるので、 例えば、 第 6 図に示すよ うに、 燃料の噴射形態と して、 大量の燃料を噴射する主 噴射に先立ち(第 6図中、 符号 Lで示す時間)、 少量の燃料を噴射し て火炎の連続伝播を行なうパイロ ッ ト噴射を行なわせること も可能 である。 従って、 このよ うなパイ ロ ッ ト噴射を行なう ことによ リ、 —時期に集中して起こる燃焼による騒音の発生や集中燃焼による高 温促進による NOxの発生を低いものとすることができる。 [0099] さらに、 上述した電磁弁にょ リ噴射時期および噴射量を設定する ことができるので、 従来、 噴射時期の設定に用いられていたタイマ による進各機構および、 噴射ポンプ側のプランジャに形成してある プランジャ リ ー ドさらには、 このプランジャ リ ー ドの位置を変更す るためのコン トロールラックがそれぞれ不要になリ、 構造をきわめ て簡素化することができる。 [0100] 次に、 第 8図乃至第 1 4図を用いて第 2,実施例の詳細を説明する。 第 8図は本発明第 2実施例による燃料噴射装置の要部を説明する ための第 1図相当の模型図でぁリ、 そして、 第 1 4図は第 8図に示 した装置の詳細断面を示してぉリ、 第 1図および第 7図に示したも のと同じ構造部品については同符号にょ リ示してある。 [0101] 本第 2実施例の特徴は、 電磁弁での開閉制御によ リ設定される噴 射時期おょぴ噴射時間による噴射量を、 エンジン回転数および負荷 に対して燃焼騒音や振動音および燃费について最適な結果が得られ るよ うにタイマでの進角設定によ リ噴射時期を設定する点にある。 すなわち、 燃料噴射ポンプ 1 の駆動カム 2のカム軸は、 周知のタ イマである油圧駆動構造を備えた偏心カム式タイマ 20に連結されて ぉリ、 この油圧駆動型偏心カム式タイマ 20の油圧ァクチユエ一タは、 電磁駆動式の方向切り換え制御弁で構成され、 駆動部 2 1を介して制 御部 8の出力側に接続してある。 [0102] 第 2実施例において、 燃料制御手段は、 電磁弁 6、 コン トローラ C、 油圧駆動型偏心カム式タイマおよび油圧ァクチユエ一タ 2 1を含 む。 [0103] 上述した制御部 8は、 第 9図に示すよ うに、 前述した電磁弁 6に 対する噴射時期(第 9図中、 符号 T )および噴射量(第 9図中、 符号 t )を選択するためのマップに加え、 第 1 0図示のように、 標準と なる駆動カム側の位相に対して進角あるいは遅角させるためのマツ プを備えている。 [0104] すなわち、 上述した進角設定マップは、 第 1 2図に示すよ うに、 エンジン回転数および負荷によ リ第 9図において示した噴射時期、 つま り、 電磁弁 6側での噴射時期(第 1 2図(A)参照)とエンジン回 転数および負荷から要求される噴射率(第 1 2図(B)参照)が得られ る噴射時期を設定するためのものでぁリ、 電磁弁 6側で選択された 噴射時期を標準と した場合にその噴射時期からみて適正な噴射率を 得るための補正量を進角および遅角マップと したものである(第 1 2図(C)参照)。 [0105] 従って、 エンジン回転数および負荷に基づいて電磁弁 6側におい て選択された噴射時期および噴射量は、 第 1 3図において実線で示 すよ うに、 電磁弁 6側で噴射時期および噴射量をエンジン回転数お よび負荷に応じて選択したのに対して、 進角設定マップから選択さ れた進角(第 1 3図中、 一点鎖線で示す状態)あるいは遅角(第 1 3 図中、 破線で示す状態)方向に噴射時期が更正される。 [0106] 従って、 例えば第 1 3図中、 実線で示した状態での噴射時期と同 じ噴射時期(図中、 符号 T ,で示す時期)と した場合、 第 4図の場合 と同様に低回転時の噴射時期(図中、 符号 αで示す時期)において第 1 3図中、 破線で示すよ うに遅角するとカム速度が低い、 所謂、 プ ランジャ速度が低下した状態で圧送圧力が低く なる時期に設定され る。 この状態は噴射率が低く なる状態である。 [0107] また、 これとは逆に第 8図の場合と同様に高回転時の噴射時期( 図中、 符号 jSで示す時期)において第 1 3図中、 一点鎖線で示すよ うに進角するとカム速度が高い、 所謂、 プランジャ速度が上昇した 状態でブランジャ速度が高く なる時期,に設定される。 この状態は噴 射率が高く なる状態である。 [0108] つま リ、 電磁弁 6側で設定された噴射時期および噴射量を基に、 そのエンジン回転数および負荷に対して騒音や燃費の悪化そして排 気ガス中に有害成分が残留するのを招かない最適燃焼が得られる噴 射時期を第 1 2図に示した進角設定マップから選択してタイマでの 進角あるいは遅角設定を行 ぅ よ うになつている。 [0109] 本第 2実施例は以上のよ うな構造であるから、 制御部 8に対して ェンジン回転数情報および負荷情報が入力されると制御部 8は、 第 4図に示したマップから噴射時期(T)および噴射量(t )を選択すると と もに、 この噴射時期および噴射量から入力されたエンジン回転数 および負荷に応じた噴射率が得られる噴射時期を第 1 2図に示した マップから選択して電磁弁 6および油圧ァクチユエータの駆動部 2 1 に出力する。 [0110] 従って、 電磁弁 6では上述したマップからの噴射時期および噴射 量に見合う開閉制御が行なわれ、 これと同時に、 油圧駆動型偏心力 ム式タイマ 20は駆動部 2 1を介した油圧ァクチユエ一タの作動によ リ 進角設定あるいは遅角設定を行なわれる。 [0111] 次に、 第 1 5図乃至第 1 7図において、 本発明の第 3実施例の詳 細を説明する。 [0112] 第 1 5図は本発明第 3実施例による燃料噴射装置の要部を説明す るための模型図である。 第 1 5図において、 燃料噴射ポンプ 1は、 内部にピス ト ン状のプ ランジャ 1Aを備えてぉリ、 このプランジャ 1Aは、 ポンプ 1 に付設し てある駆動力ム 2によ リプランジャバ レル内を摺動自在と されてい る。 [0113] そして、 燃料噴射ポンプ 1から圧送される燃料は、 燃料噴射ノズ ル 3内の針弁用開弁圧室 3Aに対して噴射管 4によ リ供給される。 上述した噴射管 4は、 その途中において、 噴射ポンプ 1からの距 離(h)と噴射ノ ズル 3 までの距離(12)が、 1ι > 12となる位置で、 換 言すれば、 噴射ノズル 3までの距離が短く なる位置で分岐しておリ、 分岐した噴射管 4Aの端部はシリ ンダ 5に接続されている。 [0114] すなわち、 シリ ンダ 5は、 その内部において一部に上述した噴射 管 4の分咹端部が接続してぁリ、 そして、 この一部とは別の位置に 燃料の還流部 5Aが設けてある。 そして、 このシリ ンダ 5には、 電磁 弁 6が付設してある。 [0115] 上述した電磁弁 6は、 シリ ンダ 5内に挿嵌されて摺動自在の開閉 弁 6Aとこれを作動する電磁石 6Bとを備えてぉリ、 この開閉弁 6Aは、 シリ ンダ 5内の還流部 5Aに対応して配置してある。 [0116] そして、 この開閉弁 6Aは、 還流部と反対側の端部を電磁石 6Bに対 向させてぉリ、 通常時には、 付勢パネ 6Cによ リ還流部 5Aを開放する ノーマルオープン形式と されている。 [0117] 一方、 上述した電磁石 6Bには、 これに卷かれているコイルに通電 するコン トロ一ラ Cの一部である駆動部 7が配置されておリ、 この 駆動部 7は後述する位相センサと して機能するカムセンサ 8Aに接続 してある。 第 3実施例では、 燃料制御手段はカムセンサ 8 Aが含まれている。 すなわち、 カムセンサ 8Aは、 駆動カム 2 の回転からエンジン側で のバルブ開閉タイ ミ ングを検知するため ものでぁリ、 エンジン側 回転の 2倍の速度で回転している駆動カム 2の軸に取リ付けてある 作動片 2 Bの回転軌跡中に位置するァクチユエ一タ 8 A 1を備えたマイ ク ロ スィ ツチで構成してある。 [0118] そして、 駆動カム 2は、 1回転のうちで燃焼室内でのピス ト ンの 圧縮上死点と吸排気時における上死点に対応する時期に作動片 2 Aを カムセンサ 8 Aに対向させてァクチユ 一タ 8 A 1を作動させるよ うに なっている。 このカムセンサ 8Aからの信号は電磁弁 6の駆動回路 7 に出力され、 駆動回路 7においては、 駆動カム 2の回転中で、 上述 した出力信号のうち、 エンジン側の 1回転に相当する 2回転中 1回 の割合で圧縮上死点に対応する信号が入力されたときにのみ電磁弁 6に対して駆動電流を印加して電磁弁 6を励磁する。 従って、 電磁 弁 6は、 駆動カム 2の 2回転で 1回の励磁を行われることになる。 本第 3実施例は以上のよ うな構造でああるから、 その動作は第 1 6図のタイ ミングチヤー トに示す通リである。 [0119] すなわち、 駆動カム 2の回転中、 駆動カム 2の 2回転中で 1 回の 割合でカムセンサ 8 Aから出力される信号のうちのビス トンが圧縮上 死点位置に相当したときの信号が駆動回路 7に出力されると、 この 駆動回路 7から電磁弁 6に対して励磁駆動信号が出力される。 [0120] 従って、 電磁弁 6は、 ノー;マルオープンの状態から付勢パネ 6 Cに 杭して開閉弁 6 Aを動作させる,ことで還流部 5 Aを閉じ、 噴射ポンプ 1 内でのブランジャ 1 Aの上昇過程においてポンプ 1内の給排油孔が閉 じられたことに応じて噴射管 4内での噴射ノズル 3に至る間の燃料 圧送圧力を上昇させ、 開弁圧室 3A内の圧力を上げることで、 噴射ノ ズル 3からの燃料噴射を許容する。 [0121] この時のプランジャ 1 Aの移動速度は駆動カム 2の回転速度がクラ ンク軸よ リ も早く設定されていることで増加してぉリ、 この分、 燃 料の圧送速度を高めて圧送圧力が高く されている。 この状態は第 1 6図において、 噴射圧力の部分に二点鎖線で示した従来のものとの 圧力差 Pで表される。 [0122] なお、 上述した駆動カム 2の回転は実施例の場合のよ うにェンジ ン側の回転の 2倍とすることに限られるものではなく、 整数倍を適 宜選択されるものである。 この場合には、 選択された倍数のうちの 1回を電磁弁の励磁時期と して設定する。 [0123] 本第 3実施例によれば、 噴射管 4は、 その途中において、 噴射ポ ンプ 1からの距離( )と噴射ノズル 3までの距離(1 2)が、 h > l 2と なる位置で、 換言すれば、 噴射ノズル 3までの距離が短く なる位置 で分岐しておリ、 分岐した噴射管 4Aの端部はシリ ンダ 5に接続され ているので、 電磁弁 6がノーマルオープンに復帰した場合には、 噴 射ノズル 3からシリ ンダ 5内の還流部 5Aに至る管路長が短い分、 流 動抵抗を少なく される。 従って、 噴射を終えた燃料の戻リが良好に 行われ、 所謂、 燃料の切れを良く して燃料の後垂れによる黒煙の発 生を抑えることができる。 [0124] また、 第 3実施例においては、 上述した電磁弁 6の開閉時期を変 ィ匕させることで、 主噴射前の噴射を行えるよ うにすることもできる, すなわち、 第 1 7図はこの場合の特性を示しておリ、 電磁弁 6に おける電磁石 6 Βの駆動回路 ·7は、 上述した駆動カム 2の 2回転中 1 回の割合で電磁弁 6への駆動電流を印加するときに、 この駆動電流 の印加状態を一様とするのでなく、 印加開始から所定時間後にその 電流の印加を中断して電磁弁 6のノーマルオープン状態を設定し、 その後、 再度、 所定時間の励磁を行う よ うに構成されることで第 1 7図に示すよ うに、 大量噴射が行われる主噴射前に少量の噴射を行 い、 燃焼室内での火炎伝播を連続的にし、 一時的に集中して燃焼し た場合の燃焼騒音や振動騒音の発生を低く抑えることができる。 こ の場合においても、 噴射圧力は駆動カム 2の回転速度を上げた分、 第 1 7図に示す従来の噴射装置の噴射圧力特性に比較して、 プラン ジャの移動速度が高められることで、 第 1 7図中の噴射圧力の欄で 符号 Ρで示すように上昇させることができる。 [0125] また、 上述した分割噴射を、 主噴射後においても適用すると、 つ ま り、 第 1 7図における電磁弁リ フ トにおいて二点鎖線で示すよ う に主噴射用の励磁後に今一度の励磁による燃料の少量噴射を行う と を排気ガス中の有害成分の一つである NC を低減させること も可能 である。 [0126] 次に、 第 1 8図乃至第 2 3図において本発明の第 4実施例の詳細 を説明する。 [0127] 第 1 8図は本考案実施例による燃料噴射装置の要部を説明するた めの模型図でぁリ、 この実施例においては、 噴射ポンプ側での 1本 のプランジャによ リ 2気筒分の噴射ノズルに対する燃料の分配を行 う ことを特徴と している。 [0128] すなわち、 第 1 8図において、 燃料噴射ポンプ 1 は、 内部にビス ト ン状のプラ ンジャ 1Aを備えてぉ リ 、 このプランジャ 1Aは、 ポンプ 1 に付設してある駆動カム 2によ リプランジャバ レル内を摺動自在 と されている。 上述した駆動カム 2の回転速度は、 本実施例の場合、 燃料の分配を受ける噴射ノズルの数に合わせた倍数と され、 具体的 には、 エンジン側のカム速度の 2倍と されている。 [0129] そして、 燃料噴射ポンプ 1から圧送される燃料は、 後述する複数 の燃料噴射ノズル 3、 40内の針弁用開弁圧室 3A、 40Aに対して噴射 管 4によ リ供給される。 本実施例においては、 複数の噴射ノズルと して、 第 1、 第 2 と呼称する 2個(3、 40)を接続した場合が示して ある。 [0130] 上述した噴射管 4は、 その途中において分岐してぉリ、 分岐した 噴射管 4Aの端部はシリ ンダ 5に接続されている。 [0131] すなわち、 シリ ンダ 5は、 その内部において一部に上述した噴射 管 4の分岐端部が接続してぁリ、 そして、 この一部とは別の位置に 燃料の還流部 5Aが設けてある。 また、 シリ ンダ 5には、 電磁弁 6が 付設してある。 [0132] 上述したシリ ンダ 5には電磁弁 6が配置してあリ、 この電磁弁 6 は、 シリ ンダ 5内に挿嵌されて摺動自在の開閉弁 6Aとこれを作動す る電磁石 6Bとを備えてぉリ、 この開閉弁 6Aは、 シリ ンダ 5内の還流 部 5Aに対応して配置してある。 [0133] そして、 この開閉弁 6Aは、 還流部 5Aと反対側の端部を電磁石 6Bに 対向させてぉリ、 通常時には、 リ ターンスプリ ング 6Cの付勢にょ リ 還流部 5Aを開放するノーマルオープン形式とされている。 [0134] 一方、 上述した電磁弁 6に向け分岐している噴射管 4は、 この分 岐位置からさらに延長されて圧送方向切換弁 70の入力側に接続して ある。 [0135] すなわち、 圧送方向切換弁 70は、 本実施例の場合、 電磁駆動式の スプール弁で構成してぁリ、 内部には、 第 1の弁室 70A、 第 2の弁 室 70Bおよびこれら各室の間に位置する中立室 70 Cと、 これら各室内 を摺動自在のスプール 70Dとを備えておリ;、 スプール 70Dの摺動方向 一端はスプール 70Dの態位駆動部材である.'電磁石 70 Eに対向している。 [0136] この圧送方向切換弁 7 0は、 通常態位、 所謂、 初期態位と して、 第 1 8図において実線で示すよ うに、 第 1の弁室 70Aを開放して燃料 の通過を許容する態位と されてぉリ、 この態位は電磁石 70Eに付設 してあるパネ 70Fの付勢によ リ設定されている。 [0137] そして、 第 1、 第 2の弁室 70A、 70 Bには、 上述した第 1、 第 2の 噴射ノズル 3、 40の開弁圧室 3 A、 40Aに至る噴射管 4B、 4 Cが接続し てある。 [0138] また、 上述した電磁石 70Eほ圧送方向切換弁 70の態位を設定する ための駆動部材であって、 噴射ポンプ 1 における駆動力ム 2の回転 位相によ リ駆動態位を設定されるよ うになつている。 [0139] すなわち、 噴射ポンプ 1の.駆動カム 2の回転は、 エンジン側の力 ム速度に対して、 燃料を分 ϋされる噴射ノズルの数に合わせた倍数 を乗じた速度に設定されておリ、 この回転は伝達機構 8 Βを介して噴 射ノ ズルの数を等分できる周長をもつ円盤 9に伝達される。 そして この円盤 9の周方向には、 部分的に導電部 9Αが形成してある。 本実 施例の場合、 噴射ノズルの数に相当する 2個を等分できる半周部に 導電部 9Αは形成してぁリ、 この導電部 9Αを含む周面には導電部 9Αを 閉回路の一部とする端子 10Aおよび 11がそれぞれ接触しており、 こ の各端子は上述した圧送方向切換弁 70における電磁石 70Eのコイ ル に接続してある。 [0140] 従って、 上述した円盤 9 上の導電部 9Aおよび端子 10A、 11は電磁 石 70Eに対する駆動態位設定部材を構成してぉリ、 円盤 9が半回転 した場合、 導電部 9Aが端子 10A、 11と対応することで閉回路が構成 されて電磁石 70Eに電流が印加され、 この場合には、 スプール 70Dが パネ 7 OFの付勢に杭して電磁石側に吸引されるよ うになっている。 そして、 上述した導電部 9Aと端子 1 OA、 11との対向関係は、 本実施 例の場合、 圧送切換弁 70が初期態位にあるときには、 これら各部材 による閉回路が構成されない状態を設定されている。 [0141] —方、 前述した開閉弁 6Aを備えた電磁弁 6は、 駆動回路 6Dを介し てプランジャ 1Aの駆動カム 2の位相を検知する位相センサ 8Aに接続 してぁリ、 駆動カム 2がその頂部をプランジャ 1Aに対向させるまで の間の所定位置に到達したことを位相センサ 8Aによ リ検知した時点 に還流路 5Aを所定時間の間閉じる向きに電磁弁 6の開閉弁 6Aを変位 させる信号を出力する。 [0142] 本実施例では、 燃料制御手段は、 伝達機構 8Bから圧送切換弁 70ま での信号伝達部材を含んでいる。 [0143] 本実施例は以上のよ うな構造であるから、 その作動は第 1 9図に 示す通リである。 [0144] すなわち、 エンジンにおける第 1番気筒が圧縮行程にあるときに は、 この気筒に設けてある噴射ノ ズル 3に連通する噴射管 4Bは、 初 期態位にある圧送方向切換弁 70の第 1 の弁室 70Aに連通している。 つま リ、 圧送切換弁 70の 磁弁 70Eは端子 10A、 11が円盤 9におけ る導電部 9Aと対向しない態位と されることで駆動されない状態を維 持し、 これによ リ、 第 1 9図(A)に示すよ うに、 スプール 70Dが第 2 の弁室 70Bを閉じた態位に移行したままと されている。 [0145] 従って、 この状態において、 駆動カム 2がその頂部をプランジャ 1Aに対向させるまでの間の所定位置に到達したのを位相センサ 8Aに ょ リ検知されると、 電磁弁 6は駆動回路 6Dを介して、 所定時間の間、 第 1 9図(B)において二点鎖線で示すよ うに、 電磁石 6Bに対する励 磁電流が印加され、 開閉弁 6Aがリ ターンスプリ ング 6Cの付勢に抗し て電磁石 6B側に吸引される。 [0146] 従って、 電磁弁 6の開閉弁 6Aは、 シリ ンダ 5の還流部 5Aを閉じて プランジャ 1Aの上昇変位に応じて噴射管 4内および第 1 の弁室 7 OA 内の圧力を上昇させ、 第 1の噴射ノ ズル 3における開弁圧室 3Aの圧 力を高めて開弁圧に達した時点で第 1 9図(D)に示すよ うに針弁の 移動を許容して燃料の噴射を行う。 [0147] この時の噴射管 4内の圧力、 換言すれば噴射圧力の変化は第 1 9 図(E)において二点鎖線で示す通リである。 [0148] —方、 円盤 9が回転して導電部 9Aが端子 1 OA、 11と対向する と、 圧送方向切換弁 70の電磁石 70Eに対する閉回路が構成され、 電磁石 7 0Eへの駆動電流が印加されてスプール 70Dがバネ 70Fの付勢に杭して 吸引される。 従って、 圧送方向切換弁 70のスプール 70Dは、 第 1 の 弁室 70Aと噴射管 4 との連通状態を設定していた初期態位から、 第 1 8図および第 1 9図(A)において下側に向け変位し、 第 2 の弁室 7 0Bと噴射管 4 との連通状態を設定する。 この状態において電磁弁 6が第 1 9図(B)において実線で示すよ うに、 上述した場合と同様に励磁されると、 プランジャ】 Aの上昇変 位に応じて噴射管 4および第 2 の弁室 70Bの圧力を上昇させ、 噴射 管 4内の圧力が高く なつて噴射ノズル 40における開弁圧室 30Aの圧 力を上げ、 その圧力が開弁圧に達した時点で噴射ノ ズル 40の針弁を 開放して燃料の噴射を行わせる。 この時の噴射圧力の変化は第 1 9 図(E)において実線で示す通リである。 [0149] 上述した第 4実施例によれば、 駆動カム 2 の回転速度を、 燃料が 分配される噴射ノズルの数に合わせた倍数を乗じて設定したので、 高速度とすることができ、 これによ リプランジャ 1 Aの移動速度を上 げて燃料の圧送圧力を高めることで高圧噴射が行える。 従って、 低 速あるいは低負荷時での燃料の噴射が高圧で行われるので、 白煙や パティキュレー トの発生を未然に抑えることができる。 [0150] なお、 上述した圧送方向切換弁 70は、 第 1 8図に示したスプール 弁で構成する場合には、 噴射ノ ズルの数を 2個に限定することなく、 第 2 0図および第 2 1図に示すように、 圧送方向切換弁 70と同様な 構造の切換弁を複数組み合わせることで、 第 2 0図の場合は 4個の 噴射ノズルに対応させ、 また第 2 1 図の場合は 3個の噴射ノズルに 対応させることができる。 さらに、 上述したスプール弁に代えて第 2 2図に示すよ うにシリ ンダ内で回転可能なロ ータ リ 一弁と し、 こ のロータ リ 一弁に形成してある噴射管の開口を各噴射ノ ズルに接続 された噴射管に対向させるよ うにしても良い。 [0151] また、 第 4実施例においても、 第 3実施例の場合と同様に、 上述 した電磁弁 6の開閉時期を変化させることで、 主噴射前の噴射を行 わせる よ う にする こ とができ る。 [0152] すなわち、 第 2 3図はこの場合の特性を示してぉリ、 電磁弁 6に おける電磁石 6Βの駆動回路 6Αは、 駆動力厶 2の頂部がプランジャ 1A に対向するまでの間の所定位置に到達したことを位相センサ 8Αによ リ検知された時点で所定時間の励磁を行う と共に、 この所定時間が 過ぎた時点で瞬間的に電磁石 6Βを初期態位に復帰させ、 その後、 再 度、 所定時間の励磁を行う よ うに構成することで、 第 2 3図に示す よ うに、 噴射形態を主噴射前に少量の噴射が行える形態とする。 こ のよ う に駆動回路を構成することで、 一時的な集中噴射による集中 燃焼を防止して、 燃焼騒音や振動騒音の発生を抑え、 かつ、 集中燃 焼による排気ガス中の有害成分の発生も抑えることができる。 [0153] 次に、 2 4図乃至 2 8図において、 本発明の第 5実施例の詳細を 説明する。 [0154] 第 2 4図に示した燃料噴射装置は多気 ディーゼルエンジンの燃 料供給系 100に付設されている。 [0155] このディ一ゼルエンジンの燃料供給系 100は燃料タンク 111の燃料 を図示しないフィルタを介して分配型燃料噴射ポンプ(以後単に噴 射ポンプと記す) 112に供給し、 同ポンプで加圧された燃料を噴射管 113を介して燃料噴射弁 114に供給するように構成されている。 [0156] ここで燃料噴射弁 111はエンジンの気筒数だけ配備され、 それぞ れは噴射管 113を介して噴射ポンプ 112に接続されている。 なおここ では噴射管 113及び燃料噴射弁 114を ΐつのみ示した。 [0157] ここで符号 115はドレーン路を示している。 [0158] 燃料噴射装置は分配型燃料噴射ポンプ 112と同ポンプの常開電磁 弁 116を駆動するコン トローラ 170とこのコン トローラ 170に接続さ れた負荷センサ 118、 クランク各センサ 119及び回転数センサ 141と で構成されている。 [0159] 燃料噴射弁 114には図示しない針弁が配設され、 同針弁は噴射管 1 13を介して圧送される燃料噴射ポンプ 112からの燃料を受け、 その 噴射管内の噴射圧力 Piを変化させ、 噴射圧 Piの変化に応じ図示しな い針弁をリ フ ト Rさせ、 例えば、 第 2 5図に示すよ うな所定の噴射 量パターンで燃料を噴射する。 [0160] 燃料噴射ポンプ 112は基体と してのケーシング 120に枢支される回 転軸 121と、 回転軸 121に取リ付けられたフ ィー ドポンプ 122と、 基 体の一部であるポンプス リーブ 123と、 回転軸 121にジョイン ト 124 を介して結合されると共にポンプス リーブ 123のプランジャ穴 125に 摺動及び回転自在に嵌挿されたプランジャ U6と、 ケーシング 120に 枢支されたローラー: 127にコロ接触することによ リ回転方向と直交 するポンプ作動方向 Pに往復動するフェイスカム 128と、 ポンプス リーブ 123内でプランジャ穴 125の一部をなす圧送室 129と ドレーン 路 115に連通するス ピルポー ト 130との間を適時に閉鎖する常開の電 磁弁 131とを備える。 [0161] フェイ スカム 128には 4つのリ フ ト部 rが形成され、 この部分が 4つの口一ラー 127に対向するとポンプ作動方向 Pにフェイ スカム 1 28及びプランジャ 126が摺動し、 第 2 5図に示すよ うにプランジャ 1 26の リ フ ト量 Rpが変化するよ うに構成されている。 なお、 ジョイン ト 124は回転軸 121とプランジャ 126の一端とを相対的に接離可能に、 かつ、 一体化移転可能に連結するよ うに構成されている。 ブランジャ 126はその他端に圧送室 129に連通する中央路 132を備 え、 その一端の分配溝 133がポンプスリーブ 126の 4つの分配通路 13 に順次対向するよ うに構成され、 しかも、 圧.送室 129に常時対向す る吸入溝 135がポンプス リ一ブ 123の吸い込み通路 136に対向するよ うに構成されている。 [0162] ここで、 吸い込み通路 136はカム室 1 7を介してフィー ドポンプ 12 2に接続されている。 なお、 符号 118は ドレーン路 115に設けたォ一 バ一フローオリ フィ スを示し、 符号 139はプランジャ 126の戻しパネ を示し、 符号 140はデリバリバルブを示している。 [0163] 電磁弁 131は常開でぁリ、 閉出力を受けた際に第 2 4図に示すよ うに閉位置に切リ換えられる。 [0164] コン トローラ 170は制御回路 171、 記憶回路 172、 入出力回路 173及 び駆動回路 174及び図示しない電源回路等で構成される。 [0165] 本第 5実施例において、 燃料制御手段は、 電磁弁 130、 コ ン ト口 —ラ 170を含むものである。 [0166] コン トロ一ラ 170内の入出力回路 173は上述の負荷センサ 118、 ク ラ ンク角センサ 119、 エンジン回転数情報を出力する回転数センサ】 41ょ リ各検出信号を受けるよ うに構成される。 [0167] 記憶回路 172は第 2 8図(a ),(b )に示した噴射制御プログラムや 第 2 6図, 第 2 7図に示すようなそれぞれ異なる進角量 T及び送油 率 ( Δ q / Δ t ) の算出マップがそれぞれ設定され記憶処理される, 第 2 6図の進角量 T及び送油率 ( Δ ς , Δ t ) の算出マップでは 次のよ うな特性が設定される。 [0168] ここで、 低回転高負荷においては高送油率 ( A q / A t ) で遅角 ィ匕を図リ (第 2 5図に符号 ta域と して示す) 、 これによ リ高圧噴射 による出力アップを可能とする。 他方、 高回転域での進角量 Tを相 対的に進め、 しかも、 噴射率 ( A q Z A t ) を低目に設定して (第 2 5図に符号 tb域と して示す) 、 高速回転域での過剰な燃料噴射を 押える。 [0169] 第 2 7図の進角量算出マップではエンジン回転には関係無く、 負 荷 Lの増大に応じて送油量 (tで示される) が増加するよ うに構成 されている。 [0170] 制御回路 171は記憶回路 172の噴射制御プロ グラムに沿って制御量 を算出し、 駆動回路 I を介して電磁弁 114を駆動し、 噴射圧力 Piの 調圧制御を行う よ うに構成されている。 [0171] こ こで燃料噴射装置の作動を第 2 8図(a )、 (b )に示した噴射制 御プログラムに沿って説明する。 [0172] エンジンの図示しないメインスィ ツチがオンされることによ リ コ ン ト ローラ 170はメイ ンルーチンの作動を開始する。 [0173] まず、 現在のエンジン回転数 N、 負荷 L、 クランク角 0等の各情 報を取リ込み、 所定のエリアに格納する。 [0174] そして、 エンジン回転数 N、 負荷 Lに応じた進角量 T、 送油率 (厶 q ZA t ) が第 2 6図, 第 2 7図に示した進角量 T及び送油率 ( Δ q / Δ t ) の算出マップに基づき算出され、 所定のエリアに格 納されステップ a 1に戻る。 [0175] 他方、 図示しない制御ルーチンによ リ、 ク ランク角信号 0 が割込 み処理にょ リ順次カウン トされる。 さらに、 基準信号の割込みによ リ、 ステップ blに達し、 ここで、 進角量 Tに応じた電磁弁オン時 tl が算出され、 カ ウンタにセッ 卜され、 送油量 qを確保出来る噴射時 間 t が経過の後、 電磁弁オフ時 t2が算出され、 カウンタにセッ ト さ れリ ターンする。 [0176] このよ うな燃料噴射装置は低回転高負荷で、 第 2 5図の符号 "域 での特性で作動し、 高送油率 ( Δ qノ Δ t ) での噴射を可能と して、 低速域での出力向上を図れる。 他方、 高回転高負荷では符号 tb域で の特性で作動し、 進角量 Tを進めて低送油率 ( A q Z A t ) での噴 射を可能と して過剰噴射を防止して、 噴射系やエンジンの耐久性を 向上させることができ、 エンジン回転による振動、 騒音の低減を図 ることができる。 [0177] 特に、 この燃料噴射装置は、 油圧式タイマ、 スピルリ ング及びガ バナを排除出来、 装置の小型化を図リやすい。 [0178] 更に、 電磁弁のオン、 オフ制御によ り進角量 T、 噴射時期、 噴射 量を適確に調整出来、 噴射時期等の制御性、 応答性が飛躍的に向上 するので、 始動性、 始動時の白煙低減、 過渡時の排煙低減、 加速時 騒音低減を図れる。 [0179] 一方、 第 2 9図に示す燃料噴射装置は第 5実施例の変形例でぁリ 第 2 4図乃至第 2 8図に示す第 5実施例と相違する点は、 常開電磁 弁 116の取付け位置が噴射管 113の途中に設けられている点である。 すなわち、 噴射管 113は、 その途中において噴射.ポンプ 112からの 距離( 1 ,)と噴射ノズル 114までの距離( 1 2)との関係が 1 , > 1 2と なる位置で、 換言すれば、 噴射ノズル 114までの距離が短く なる位 置で分岐しており、 分岐した噴射管 113の端部はシリ ンダ室 123Αに 接続されている。 従って、 第 2 9図に示す第 5実施例の変形例によれば、 、 第 5実 施例について上述した効果の他に、 噴射管 Π3は、 その途中におい て、 噴射ポンプ 112からの距離( )と噴射ノズル 114までの距離(12) が、 1! > 12となる位置で、 換言すれば、 噴射ノ ズル 114までの距離 が短く なる位置で分岐してぉリ、 分岐した噴射管 4Aの端部はシリ ン ダ室 123 Aに接続されているので、 電磁弁 116がノーマルオープンに 復帰した場合には、 噴射ノズル 114からシリ ンダ室 123A内の還流部】 25Aに至る管路長が短い分、 流動抵抗を少なく される。 従って、 噴 射を終えた燃料の戻リが良好に行われ、 所謂、 燃料の切れを良く し て燃料の後垂れによる黒煙の発生を抑えることができるという効果 が得られる。 [0180] 次に第 3 0図乃至第 3 4図において、 本発明の第 6実施例の詳細 を説明する。 [0181] 第 3 0図に示した燃料噴射装置は多気筒ディーゼルエンジンの燃 料供給系 100に付設されている。 [0182] このディーゼルエンジンの燃料供給系 100は燃料タンク 111の燃料 を図示しないフィルタを介して分配型燃料噴射ポンプ(以後単に噴 射ポンプと記す) 112に供給し、 同ポンプで加圧された燃料を噴射管 113を介して燃料噴射弁 114に供給するように構成されている。 [0183] ここで燃料噴射弁 114はエンジンの気筒数だけ配備され、 それぞ れは噴射管 113を介して噴射ポンプ 112に接続されている。 なおここ では噴射管 13及び燃料噴射弁 114を 1 つのみ示した。 [0184] こ こで符号 115は ドレ一ン路を示している。 [0185] 燃料噴射装置は分配型燃料噴射ポンプ 112と同ポンプの常開の電 磁弁 116を駆動するコン トロ一ラ 117と、 このコン トロ一ラに接続さ れた負荷センサ 118、 ク ランク角センサ 119、 回転センサ 141とで構 成されている。 [0186] 燃料噴射弁 Π4には図示しない針弁が配設され、 同針弁は噴射管 1 13を介して圧送される噴射ポンプ 112からの燃料を受け、 その噴射 管内の噴射圧力 Pf を変化させ、 噴射圧力 Pfの変化に応じ図示しない 針弁をリ フ ト Rさせ、 例えば第 3 1図に示すよ うな所定の噴射量パ ターンで燃料を噴射する。 [0187] 噴射ポンプ 112は基体と してのケ一シング 120に枢支される回転軸 121と、 回転軸 121に取リ付けられたフィー ドポンプ 122と、 基体の —部であるポンプス リーブ 123と、 回転軸 121にジョイン ト 124を介 して結合されると共にポンプス リーブ 123のプランジャ穴 125に摺動 及び回転自在に嵌挿されたプランジャ 126と、 ケーシング 120側に支 持された 4つのローラー 12Γと、 これらローラー 127にコロ接触する フェイスカム 128と、 ポンプス リ ーブ 123内でプランジャ穴 125の一 部をなす圧送室 129と ドレーン路 115に連通するスピルポー ト〗 30と の間を適時に閉鎖する常開の電磁弁 116とを備える。 [0188] こ こでフェイスカム 128には 4つの リ フ ト部 r が形成され、 この 部分が 4つのローラー 127 対向するとポンプ作動方向 Pにフ ェイ スカム 128及びプランジャ 126がリ フ ト作動し、 第 3 1図に示すよ う にプランジャ 126のリ フ ト量 Rpが変化するよ うに構成されている。 なお、 ジョイン ト 124は回転軸 121とプランジャ 126の一端とを相 対的に接離可能に、 かつ、 一体化移転可能に連結するよ う.に構成さ れている。 プランジャ 126はその他端に圧送室 129に連通する中央路 132を備 え、 その一端の分配溝 133がポンプスリーブ 123の 4つの分配通路 13 4に順次対向するよ うに構成され、 しかも、 圧送室 129に常時対向す る吸入溝 135がポンプス リーブ 123の吸い込み通路 136に対向するよ うに構成されている。 [0189] ここで吸い込み通路 136はカム室 137を介してフィー ドポンプ 122 に接続されている。 なお、 符号 118はドレ一ン路 115に設けたオーバ 一フローオリ フ ィ スを示し、 符号 139はプランジャ 126の戻しバネを 示し、 符号 140はデリパリバルブを示している。 [0190] 電磁弁 116は常開でぁリ、 駆動信号を受けた際に第 3 0図に示す よ うな閉位置に切リ換えられる。 [0191] コン トローラ 170は制御回路 171、 記憶回路 172、 入出力回路 173及 び駆動回路 174, 175及び図示しない電源回路等で構成される。 [0192] なお、 電磁弁 116の位置は第 5実施例の変形例である第 2 9図に 示した構造と同様に、 燃料噴射ノズル 114と分配型燃料噴射ポンプ 1 12との間に介装しても良いものである。 [0193] 本実施例において、 燃料制御手段は、 電磁弁 116とコン トローラ 1 70とを含むものである。 [0194] コン トロ一ラ 170内の入出力回路 173は上述の負荷センサ 118、 ク ラ ンク角センサ】 19、 エンジン回転数情報を出力する回転数センサ 1 41等よ リ各検出信号を受けるよ うに構成される。 記憶回路 172は第 3 4図(a ), ( b )に示した噴射制御プログラムや、 第 3 2図の送油 率 ( Δ q Δ t ) 及び噴射時期 Tの算出マップ、 あるいは第 3 3図 の噴射量 (電磁弁のオン時間 t。n (= t。n l + t。π2)に応じた値) の 算出マップがそれぞれ設定され記憶処理される。 [0195] 特に、 コン トローラ Π0は電磁弁 131の駆動制御の際、 各噴射時期 Tに主噴射に先立ち、 パイ ロ ッ ト噴射を行うべく電磁弁 U6を 2度 閉作動すべく、 4つのタイマのセッ ト処理を行う。 [0196] 即ち、 主噴射用の弁閉処理で主噴射オンタイマのセッ トを行い、 主噴射用の弁開処理で主噴射オフタイマのセッ トを行い、 更に、 各 噴射時期 Tに主噴射に先立ち、 パイ 口 ッ ト用の弁閉処理でパイ 口 ッ トオンタイマのセッ トを行い、 パイ ロ ッ 卜用の弁開処理であるパイ ロ ッ ト才フタイマのセ ッ トを行う。 [0197] ここで、 第 3 2図の送油率 ( A q Z A t )及び噴射時期 Tの算出 マップでは次のよ うな特性が得られるよ うに設定される。 [0198] こ こで、 低回転高負荷においては、 高送油率 ( Δ ς Ζ Δ ί ) 化を 図リ、 これに伴い噴射時期 Τの遅角化が図られ、 これによ リ高圧噴 射による出力アップを可能とする。 他方、 高回転での送油率 (厶 9 / Δ t ) を相対的に低減し、 これに伴い噴射時期 Tの進角化を図リ、 過剰噴射を防止して、 耐久性向上、 パティキュ レー ト、 HCの低減を 図る。 更に、 アイ ドル域での遅角化、 高送油率 ( Δ ς Ζ Δ ί ) 化を 図リ、 アイ ドル回転の安定化、 アイ ドル騒音の低減を図る。 [0199] 他方、 第 3 3図の噴射量 qの算出マップではエンジン回転には関 係無く 、 負荷の増大に応じて噴射量 q (電磁弁のオン時間 t 。 こ応 じた値となる) が增加するよ うに設定されている。 [0200] 制御回路 171は記憶回路 172の噴射制御プロ グラムに沿って制御量 を算出し、 電磁弁 116をその駆動回路 174を介して駆動し、 噴射圧力 Piの調圧制御を行う よ うに構成されている。 こ こで燃料噴射装置の作動を第 3 4図( a )、 (b )に示した噴射制 御プログラムに沿って説明する。 [0201] エンジンの図示しないメインスィ ツチがオンされることによ リ コ ン ト ローラ 170はメイ ンルーチンの作動を開始する。 [0202] まず、 現在のエンジン回転数 N、 負荷 、 クランク角 0 、 噴射時 期 T等の各情報を取リ込み、 所定のエリアに格鈉する(ステップ Cl)。 そして、 エンジン回転数 N、 負荷 Lに応じた目標の噴射時期 Tや 送油率 ( A q / A t ) が第 3 2図に示した噴射時期 T及び送油率 (厶 q ZA t ) の算出マップに基づき算出され(ステツプ C2)、 所定 のエリアに格納され、 ステップ clに戻る。 [0203] 他方、 図示しない制御ルーチンによ リ、 クランク角信号 0が割込 み処理によ リ順次力ゥン トされる。 [0204] 更に、 各気筒毎の基準信号 00の割込みによ リ電磁弁駆動ル一チ ンに入リ、 ステップ dlに達する。 ここで、 目標の噴射時期 Tに応じ たパイ ロッ ト噴射 (第 3 1図の t。nl域参照) のパイロッ ト信号ォ ン時 tpl及びオフ時 tp2が算出され、 順次パイロ ッ トオンカウンタ及 びパイ ロッ トオフカウンタにセッ トされる。 [0205] 更に、 ステップ d2に達する。 ここでは、 目標の噴射時期 Tに応じ た主噴射(第 3 1図の t 。n2域参照)の主噴射信号オン時 tlが算出さ れ、 主噴射オン力ゥンタにセッ 卜され、 更に、 目標の噴射時期丁に 応じた主噴射信号オフ時 t 2が算出され、 主噴射オフ力ゥンタにセッ ト(ステップ d3)されてリ ターンする。 [0206] この処理にょ リ、 パイロ ッ ト噴射が所定時限( t 。„1)噴射ポンプ よ リ燃料噴射弁 114に燃料が供給され、 同弁では開弁圧 paを上回つ た時点で噴射弁がリ フ ト し、 パイ ロ ッ ト噴射が行われ、 続いて、 主 噴射が所定時限( t 。π2)噴射ポンプよ リ燃料噴射弁 114に燃料が供給 され、 同弁では開弁圧 paを上回った時点で噴射弁がリ フ ト し、 主噴 射が行われる。 [0207] なお、 噴射時期 Tの進角化にょ リ第 3 ,1図に破線で示すよ うな作 動特性に切リ替わること となる。 [0208] このよ う に、 この燃料噴射装置は、 コン ト ローラに操作される電 磁弁 116が主噴射に先立ちパイ ロ ッ ト噴射を行えるので、 過度の筒 内圧の上昇を防止出来、 エンジン騒音の低減を図れ、 NOxの低減を 図れる。 [0209] 他方、 高回転低負荷では低噴射率 ( A q Z A t ) での噴射をして 過剰噴射を防止して、 噴射系やエンジンの耐久性を向上させ、 ェン ジン回転による振動、 騒音の健減を図:,ることができる。 [0210] 更に、 この燃料噴射装置は、 ガパナを備えたアクセルリ ンク系に 操作されるスピルリ ングゃ噴射時期の調整をする油圧タイマを排除 出来、 装置の小型化を図リやすい。 [0211] 更に、 電磁弁 131のオン、 オフ制御によ リ送油率 ( Δ ς Ζ Δ ΐ ) 、 噴射時期 Τを適確に調整出来、 これらの制御時の応答性が向上する。 次に、 第 3 5図乃至第 4 1 図において本癸明の第 7実施例の詳細 を説明する。 [0212] 第 3 5図に示した燃料噴射装置は多気筒ディーゼルエンジンの燃 料供給系 100に付設されている。 [0213] このディーゼルエンジンの燃料供給系 100は燃料タンク 111の燃料 を図示しないフィルタを介して分配型燃料噴射ポンプ(以後単に噴 射ポンプと記す) Π 2に供給し、 同ポンプで加圧された燃料を噴射管 U3を介して燃料噴射弁 114に供給するよ う に構成されている。 [0214] ここで燃料噴射弁 114はエンジンの気筒数だけ配備され、 それぞ れは噴射管 113を介して噴射ポンプ 12に接続されている。 なおここ では噴射管 113及び燃料噴射弁] 14を 1 つのみ示した。 [0215] ここで符号 115は ドレーン路を示している。 [0216] 燃料噴射装置は分配型燃料噴射ポンプ 112と同ポンプの常開の第 一電磁弁 116と タイマ電磁弁と しての第一、 第三電磁弁 142, 143を駆 動するコン ト ロ一ラ 170と このコ ン ト ローラ 170に接続された負荷セ ンサ 118、 クランク角センサ 119、 回転センサ 141及び進角センサ 144 とで構成されている。 [0217] 燃料噴射弁 114には図示しない針弁が配設され、 同針弁は噴射管】 13を介して圧送される噴射ポンプ 112からの燃料を受け、 その噴射 管内の噴射圧力 Piを変化させ、 噴射圧 Pf の変化に応じ図示しない針 弁を リ フ ト R させ、 例えば第 3 6 図に示すよ う な所定の噴射量バタ —ンで燃料を噴射する。 [0218] 噴射ポンプ 112は基体と してのケ一シング 120に枢支される回転軸 12】と、 回転軸 121に取リ付けられたフィー ドポンプ 122と、 基体の 一部であるポンプス リ ーブ 123と、 回転軸 121にジョ イ ン ト 124を介 して結合される と共にポンプス リ ーブ 123のプランジャ穴 125に摺動 及び回転自在に嵌挿されたプランジャ 126と、 4つのローラー 127を 枢支する回動枠 145をプラ ンジャ 126の回転方向 Rに回動する油圧タ イマ 146と、 ケーシング 120側に支持されたローラ一 127にコ ロ接触 するフェイスカム 128と、 ポンプス リ ーブ 123内でプランジャ穴 125 4 : の一部をなす圧送室】 29と ドレーン路 1J 5に連通するス ピルポ一 ト 13 との間を適時に閉鎖する常開の第一電磁弁] 16とを備える。 [0219] ここで回動枠 145は、 4つの口一ラー 127を環状に配列して枢支し ておリ、 この回動枠がその一 の係止片 Ϊ45を介して油圧タイマ 146 に駆動される。 [0220] 第 3 6図に示す様に、 油圧タイマ 146はケーシング 120の一部に形 成された油圧室 148と、 そこに摺動自在に嵌合して戻しパネ U9によ リ遅角方向 a に付勢されているビス ト ン 147とで構成される。 この 油圧室 148は、 フィ一 ドポンプ 122の圧油を第二電磁弁】 42を介して 供給される と共に分岐管 130上の第三電磁弁 143を介して ド レーン路 U5に圧油を戻すよ うに構成されている。 この油圧タイマ 146は第 3 7図に示すよ うに、 供給される油圧 Poが増加するのに応じて第 3 6 図における進角方向 bに回動して、 回転枠 145の各ローラ一 127を遅 角最小位置(mini)よ リ進角最大位置(max)に切リ換え移動させる様 に構成されている。 [0221] なお、 第二、 第三電磁弁 142, 143はデューティー弁でぁリ、 デュ 一ティ一比 Duの增加に応じてその開弁率を増加させる様に構成され ている。 [0222] フ ェイ スカム 128には 4 つの リ フ ト部 r が形成され、 この部分が 4つのローラ一 127に対向するとポンプ作動方向 Pにフ ェイ スカム 1 28及びプランジャ 126がリ フ ド作動し、 第 3 9図に示すよ うにプラ ンジャ 126の リ フ ト量 Rpが変化するよ うに構成されている。 なお、 ジョイン ト 124は回転軸 121とプランジャ U6の一端とを相対的に接 離可能に、 かつ、 一体化移転可能に連結するよ うに構成されている プランジャ 126はその他端に圧送室 129に連通する中央路 132を備 え、 その一端の分配溝 133がポンプスリーブ 123の 4つの分配通路 13 に順次対向するように構成され、 しかも、 圧送室 129に常時対向す る吸入溝 135がポンプス リーブ 123の吸い込み通路 136に対向するよ うに構成されている。 [0223] ここで吸い込み通路 136はカム室 137を介してフィー ドポンプ 122 に接続されている。 [0224] なお、 符号 138はドレーン路 115に設けたオーバーフローオリ フィ スを示し、 符号 139はプランジャ 126の戻しバネを示し、 符号 140は デリバリバルブを示している。 [0225] 第一電磁弁 116は常開であリ、 閉出力を受けた際に第 3 5図に示 すよ うに閉位置に切リ換えられる。 [0226] コン トローラ 170は制御回路 171、 記憶回路 172、 入出力回路 173及 び駆動回路 174, 175及び図示しない電源回路等で構成される。 [0227] なお、 電磁弁 116の一は、 第 5実施例の変形例である第 2 9図に 示した構造と同様に、 燃料噴射ノズル 114と分配型燃料噴射ポンプ 1 】2との間に介装しても良いものである。 [0228] 第 7実施例において燃料制御手段は、 電磁弁 Π6と コン トローラ 1 70とを含むものである。 [0229] コン トローラ 170内の入出力回路 173は上述の負荷センサ 118、 ク ランク角センサ 119、 エンジン回転数情報を出力する回転数センサ】 41、 噴射時期 Tを油圧タイマ 146側よ リ検出する進角センサ 144等よ リ各検出信号を受けるように構成される。 記憶回路 172は第 4 1図 ( a ),(b )に示した噴射制御プロダラムゃ第 3 8図に示すよ うな油 圧タイマの噴射時期 Tの調整用の第二、 第三電磁弁 142,143の 比 の算出マップや、 第 4 0図(a), (b)の送油率 ( Δ ς , Δ ί ) の算出 マップ、 噴射時期 Τの算出マップがそれぞれ設定され、 記憶処理さ れる。 [0230] こ こで、 第 4 0図( a )の送油率 ( A q Z A t ) の算出マップでは 次のよ うな特性が得られるよ うに設定される。 [0231] こ こで、 低負荷全域あるいは高回転全域 低送油率 ( A q Z A t ) 化を図リ過剰噴射を防止して耐久性向上、 パティキユ レ一 ト、 Heの 低減を図リ、 低、 中回転の中高負荷においては高送油率化を図リ、 これによ リ高圧噴射による出力アップを可能とする。 [0232] 他方、 第 4 0図(b)の噴射時期 Tの算出マップでは次のよ うな特 性が設定される。 こ こで、 低回転低負荷で遅角化を図リ、 アイ ドル 騒音の低減を図り、 高速高負荷でも遅らせて、 機関の耐久性の向上. を図リ、 排ガス、 Heの低滅を図る。 [0233] 制御回路 1Πは記憶回路 172の噴射制御プログラムに沿って制御量 を算出し、 第一電磁弁 16の駆動回路 174、 第二、 第三電磁弁 142, 143 の駆動回路 Π5し、 噴射圧力. Piの調圧制御を行う よ うに構成されて いる。 [0234] ここで燃料噴射装置の作動を第 4 1図( a )、 (b )に示した噴射制 御プロ グラムに沿って説明する。 [0235] エンジンの図示しないメインスィ ツチがオンされることによ り コ ン ト ローラ 170はメ ィ ンルーチンの作動を開始する。 [0236] まず、 現在のエンジン回転数 N、 負荷 L、 ク ラ ンク角 0 、 噴射時 期 T等の各情報を取リ込み、 所定のエリ アに格納する。 そ して、 エンジン回転数 N、 負荷 Lに応じた目標噴射時期 Tや送 油率 ( Δ ς /Δ ΐ ) が第 4 0図( a )、 (b )に示した噴射時期 T及び 送油率 ( Δ ς Δ ΐ ) の算出マップに基づき算出され、 所定のエ リ ァに格納される。 [0237] ステップ e 3では現噴射時期 Τηと 目標噴射時期 Τとの差分 Δ Τ ( = Τ一 Τη)を算出し、 その差分 Δ Τに応じた ADu比を Du比算出マップ (第 3 8図参照)ょ リ算出する。 その上で、 現デューティー比 Duを厶 Du比の加減算にょ リ修正し、 更新する。 [0238] ステツプ e4では更新された Du比で第二、 第三電磁弁 142,143を駆 動し、 ステップ elに戻る。 この場合、 現噴射時期 Tnを更に、 差分 厶 Τだけ進角 させたい場合である と、 その補正量 ADu比は正の値と な リ 、 第二電磁弁 142のデューティ一比を更新して、 同出力で駆動 する。 他方、 現噴射時期 Tnを差分 Δ Tだけ遅角 させたい場合であ る と、 その補正量 ADu比は負の値とな リ 、 第三電磁弁 143のデュ一 ティー比を更新して、 同出力で更新する。 [0239] 他方、 図示しない制御ルーチンによ リ 、 ク ランク角信号 0が割込 み処理によ リ順次カ ウン ト される。 [0240] 更に、 各気筒毎の基準信号 00の割込みにょ リ 、 ステップ Πに達 し、 ここで、 現噴射時期 Tnに応じた電磁弁オン時 tlが算出され、 カ ウンタにセッ ト され、 更に、 負荷情報 Lに応じた噴射量 qを確保 出来る噴射時間 t が得られる電磁弁オフ時 t2が算出され、 カ ウンタ にセ ッ ト され(ステ ップ ί 2)、 リ ターンする。 [0241] この処理にょ リ 、 所定時限 (tl〜t2) 噴射ポンプよ リ燃料噴射弁 114に燃料が供給され、 同弁では開弁圧 paを上回った時点で噴射弁 がリ フ ト し、 燃料噴射が行われ、 第 4 0図( a )、 ( b )のマップに沿 つた特性が得られる。 [0242] このよ う に、 この燃料噴射装置は、 コ ン ト ローラに操作される第 一電磁弁 116が送油率 ( Δ ς / Δ ΐ ) の調整(第 3 9図の t a位置よ り tb位置の送油率が小さい)を行えると共に、 噴射時期 Tが第二、 第 三電磁弁 142, 143に操作される油圧タイマ 146によ リ操作 (第 3 9図 のプランジャ リ フ ト及びその速度 Vpが実線の遅角側よ リニ点鎖線の 進角側に調整される) されるので、 送油率 ( A q Z A t ) 、 噴射時 期 T、 噴射量をエンジン回転域及び負荷域で最適な状態に自由に設 定出来る。 このため、 アイ ドル時の騒音低減や、 低速高負荷での出 力向上を図れる。 他方、 高回転低負荷では低噴射率 ( Δ q Δ t ) での噴射をして過剰噴射を防止して、 噴射系やエンジンの耐久性を 向上させ、 エンジン回転による振動、 騒音の低減を図ることができ る。 [0243] 更に、 この燃料噴射装置は、 ガバナを備えたアクセルリ ンク系に 操作されるス ピルリ ングを排除出来、 装置の小型化を図りやすい。 更に、 電磁弁のオン、 オフ制御によ リ送油率 ( A q / A t ) 、 噴 射時期 T、 噴射量を適確に調整'出来、 これらの制御時の応答性が向 上する。 [0244] 次に、 第 4 2図および第 4 3図において、 本発明の第 8実施例の 詳細を説明する。 [0245] 第 4 2図において、 符号 201aはカムを示し、 カム 201aは、 クラン ク軸の回転によって回転するカムシャフ ト 20 lbに設けられている。 符号 207は燃料を噴射ノズルまで送リ出すポンプを示し、 ポンプ 2 07はプランジャ、 シリ ンダ 207 b部、 プランジャ 207をシ リ ンダ部 207 bょ リ素とへ出す方向に移動させるばね 207cによって構成されてい る。 符号 2 0 2 は、 プシュ ロ ッ ド 2 0 4の一端に取付けられている 口一ラタペッ トを示し、 ローラタペッ ト 2 0 2は、 ばね 2 0 3 の弾 性力によって常にカム 2 0 1 a に当接されている。 プシュ ロ ッ ド 2 0 4の他端は、 ロ ッカシャフ ト 2 0 6 を中心に摇動自在な口 ッカァ ーム 2 0 5 の一端に枢着されておリ 、 ロ ッカアーム 2 0 5 の他端は プランジャ 2 0 7 a の外端に当接されている。 符号 2 0 8 はポンプ 2 0 7 と電磁弁 2 0 9 と をつなぐ燃料通路を示し、 電磁弁 2 0 9 は、 バルブ 2 0 9 a 、 バルブ 2 0 9 a を閉じる方向に弾性力を与えるば ね 2 0 9 b 、 バルブ 2 0 9 a に開く方向に力を与える電磁石 2 0 9 c とからな リ 、 電磁石 2 0 9 c はバルブ 2 0 9 a を開ける時期を決 める信号を出すコン ト ローラ 2 1 0に接続されている。 [0246] 上記のよ う な構成によるプランジャ 2 0 7 a の速度をカム 2 0 1 a の輪郭と クランク軸の回転速度によって決められる。 [0247] 本第 7実施例によって、 燃料制御手段は電磁弁 2 0 9 と コン ト 口 —ラ 2 1 0 と を含むものである。 [0248] 本第 7実施例では、 第 4 3図 ( b ) の実線 2 1 7 に示すよ う に、 ブラ ンジャ速度が一定速度で上昇し最高速度に達する手前のクラン ク角度でしかもパイ 口 ッ ト噴射の行なわれる範囲のクラ ンク角の間 の一時期にプランジャ速度を一定にし、 最高速度に達したら今度は 負の一定加速度によってブランジャ速度を減じる という プランジャ 速度と ク ランク角の関係 (エンジン回転数が一定の場合) にしたレ、。 従って、 例えば、 同図 ( c ) の直線部を含む二次曲線 2 1 8 (第 4 2図よる力学系モデルが変わればこの曲線は変わる。 ) で示すよ う なカムの輪郭とク ランク角との関係にする必要がある。 燃料噴射時 期の遅い場合と早い場合とによってその噴射率を第 4 3図 ( a ) の 上段の図の実線 2 1 3 2 1 4、 下段の図の破線 2 1 5 2 1 6に 示すが、 上記カムの輪郭とク ランク角の関係を採用した場合、 主噴 射の噴射率はプランジャ速度の違いによつて変化するも、 パイロ ッ ト噴射においてはそのプラ ジャ速度が一定であることからその噴 射率は変化しない。 [0249] 産業上の利用可能性 [0250] 以上のよ うに、 本発明に係る燃料噴射装置は、 ディーゼルェンジ ンにおける最適燃焼を得るために有効利用でき、 特に、 エンジン回 転数および負荷に応じた燃焼特性を設定することができ、 騒音ゃ排 気ガス中の有害成分の発生を極力抑えるという要求に対し、 優れた 効果が得られる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲 1 . ハウジングに形成されたプランジャ室に摺動可能に配設され、 エンジンによ リ駆動されるカムに作動的に連結されたプランジャ を有し、 上記ハウジング内に形成されると と もに燃料タンクから 供給される燃料が上記プランジャによ リ加圧される加圧室を備え た燃料ポンプと、 上記加圧室から上記燃料が供給される燃料噴射 ノズルと、 上記加圧室おょぴ上記燃料噴射ノズル間の燃料圧を制 御する燃料制御手段とを備え、 上記燃料制御手段は、 上記加圧室 と上記燃料噴射ノズルとの間を適時に開閉する電磁弁と上記ェン ジンの回転数および負荷を制御信号と して入力され、 上記電磁弁 に駆動信号を出力するコ ン ト ローラとを備え、 上記コ ン ト ローラ が上記プランジャの加圧域内の所定時限において上記駆動信号を 出力するよ うに構成されていること特徴とする燃料噴射装置。 2 . 上記燃料噴射ポンプは、 上記プランジャが上記カムにょ リ上記 プランジャ室内で往復運動を行う列型燃料噴射ポンプで構成され ていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射装置。 3 . 上記コ ン ト ローラは、 上記エンジン回転数と上記負荷とに応じ た進角マップおよび上記エンジン回転数と上記負荷とに応じた噴 射開始時と噴射期間とを設'定した噴射期間設定マップを備え、 上 記ェンジン回転数と上記負荷との各上方;に応じて上記マップから 得られる進角、 噴射時期および噴射期間になるよ うに上記電磁弁 を駆動するよ うに構成されていることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の燃料噴射装置。 . 上記コ ン ト ローラは、 上記エンジン回転数と上記負荷とに応じ て噴射時期および噴射期間を設定する噴射期間設定マップを有し ていると と もに、 上記燃料噴射制御手段は、 上記エンジン側に位 置する駆動軸と上記カムとを駆動する被駆動軸との間に配置され る偏心カム式タイマと上記偏心カム式タイマを駆動するァクチュ ェ一タとを有し、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応 じて上記進角マップから得られる進角になるように上記ァクチュ エータを作動させると と もに上記エンジン回転数と上記負荷との 各情報に応じて上記噴射期間設定マップから得られる噴射開始時 期および噴射期間になるよ うに上記電磁弁を駆動するよ うに構成 されていることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の燃料噴射装 置 c . 上記進角マップは、 上記エンジン回転数が低回転で高負荷の状 態から上記エンジン回転が高回転で低負荷の状態に向かうに従つ て進角を進めるように設定されていることを特徴とする請求の範 囲第 3項記載の燃料噴射装置。 . 上記進角設定マップは、 上記エンジン回転数が低回転で高負荷 の状態から上記エンジン回転が高回転で低負荷の状態に向かうに 従って進角を進めるよ うに設定されていることを特徴とする請求 の範囲第 4項記載の燃料噴射装置。 . 上記噴射期間設定マップは、 上記負荷が高く なるに従って噴射 量が増大するよ うに上記噴射期間が長く なるよ うに設定されてい ることを特徴とする請求の範囲第 3項記載の燃料噴射装置。 . 上記噴射期間設定マップは、 上記負荷に応じて上記噴射期間が 長く なるよ うに設定されていることを特徴とする請求の範囲第 4 項記載の燃料噴射装置。 .上記プランジャは、 外周面にリ 一 ドを有さない円柱形状に形成 されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射装 置。 0 . 上記電磁弁は、 上記加圧室と上記燃料タンク とを通常開状態 に保つ、 ノーマルオープン型式の電磁弁で構成されていることを 特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射装置。 1 . 上記電磁弁は、 上記噴射ポンプと上記燃料噴射ノ ズルとを連 通させる噴射管途中に連通させると共に上記噴射管上における上 記噴射ポンプト と上記電磁弁連結部との距離を 1 ,と し、 上記電 磁弁連結部と上記燃料嘖射ノズルとの距離を 1 2と したときに、 1 , > 1 2となるよ うに構成されていることを特徴とする請求の範 囲第 1項記載の燃料噴射装置。 2 . 上記コン トローラは、 燃料の主噴射に先立ち少量の燃料を噴 射するパイロ ッ ト噴射を行う ように上記電磁弁を制御することを 特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射装置。 3 . 上記コン トローラ 上記パイ ロ ッ ト噴射を行う際に、 上記力 ムが進角状態あるいは遅角状の如何にかかわらず、 上記パイ 口 ッ ト噴射が行われている期間は上記プランジャの速度が一定になる よ うに上記カムプロフ ィ ルを有するよ うに構成されているこ とを 特徴とする請求の範囲第 1 2項記載の燃料噴射装置。 4 . 上記カムは、 上記エンジン回転数と同じ回転数で回転させる と共に上記電磁弁は上記カムの 2回転に 1 回転の割合で上記加圧 室と上記燃料噴射ノズルとの間を開閉制御して燃料噴射を行わせ るよ うにされていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃 料噴射装置。 5 . 上記燃料制御手段は、 上記カムの回転に連動する作動部材と、 上記作動部材の回転軌跡中に位置する箇所に設けられ、 かつ、 上 記コン トロ一ラに信号を出力するカムセンサとを備え、 上記信号 によ リ上記コン トロ一ラが上記電磁弁を開閉制御するよ うに構成 されていることを特徴とする請求の範囲第 1 4項記載の燃料噴射 装置。 6 . 上記燃料制御手段は、 上記電磁弁と上記燃料噴射ノズルとの 間に設けられていて、 上記電磁弁からの噴射管が入力側に接続さ れ、 上記エンジンの気筒毎に設けられている上記燃料噴射ノズル の複数個を出力側に接続されている燃料圧送方向切換弁と、 上記 燃料圧送方向切換弁に接続され、 上記カムの回転速度を上記複数 個の燃料噴射ノズルに応じた倍数に設定したときの回転位相を検 知する燃料圧送切换部材とを備え、 上記燃料圧送切換部材が圧縮 行程側の上記燃料噴射ノズルへ燃料が供給されるよ うに上記燃料 圧送方向切換弁を切リ換えるよ うに構成されていることを特徴と する請求の範囲第 1 5項記載の燃料噴射装置。 7 . 上記燃料噴射ポンプは、 上記プランジャが上記ハウジング内 に支持されたローラ上を摺動する上記カムにょ リ上記プランジャ 室内で往復運動および回転運動を行う分配型燃料噴射ポンプで形 成されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射 装置。 8 . 上記コン ト ローラは上記エンジン回転数と上記負荷とに応じ た進角設定マップおよび上記エンジン回転数と上記負荷とに応じ て噴射時期と噴射期間とを設定した噴射期間設定マップを備え、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応じて上記電磁弁を 駆動するよ うに構成されていることを特徴とする請求の範囲第 1 7項記載の燃料噴射装置。 9 . 上記コン ト ローラは、 上記エンジン回転数と上記負荷とに応 じた進角設定マップおよび上記エンジン回転数と上記負荷とに応 じて噴射開始時と噴射期間とを設定した噴射期間設定マップを備 え、 かつ、 上記燃料制御手段は、 上記ロ ーラの支持部を上記ハウ ジングに対して回転させるァクチユエ一タを有し、 上記エンジン 回転数と上記負荷との各情報に応じて上記進角設定マップから得 られる進角になるよ うに上 ァクチユエ一タを作動させ、 かつ、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応じて上記噴射期間 設定マップから得られる噴射開始時および噴射期間になるよ うに 上記電磁弁を駆動するよ うにされていることを特徴とする請求の 範囲第 1 7項記載の燃料噴射装置。 0 . 上記進角設定マップは、 上記エンジン回転数が低回転で高負 荷の状態から高回転で低負荷の状態に.向かうに従って進角を進め るよ うに設定されていることを特徴とする請求の範囲第 1 8項記 載の燃料噴射装置。 1 . 上記進角設定マップは、 上記エンジン回転数が低回転で高負 荷の状態から高回転で低負荷の状態に向かうに従って進角を進め るよ うに設定されていることを特徴とする請求の範囲第 1 9項記 載の燃料噴射装置。 2 . 上記噴射期間設定マップは、 上記負荷が高く なるにつれて噴 射量が増大するよ うに上記噴射期間を長く設定されていることを 特徴とする請求の範囲第 1 8項記載の燃料噴射装置。 3 . 上記噴射期間設定マップは、 上記負荷が高く なるにつれて噴 射量が増大するよ うに上記噴射期間を長く設定されていることを 特徴とする請求の範囲第 1 9項記載の燃料噴射装置。 4 . 上記燃料噴射ポンプは上記プランジャが口 ッカ—アームおよ びプッシュロ ッ ドを介して上記カムによ リ駆動されるよ うに構成 されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の燃料噴射装 置。 5 . 上記コ ン ト ローラは上記エンジン回転数および上記負荷とに 応じた進角設定マップおよび上記エンジン回転数及び上記負荷に 応じて噴射開始時および噴射期間とを競って下噴射期間設定マッ プとを備え、 上記エンジン回転数と上記負荷との各情報に応じて 上記マップから得られる進角、 噴射開始時および噴射期間になる よ うに上記電磁弁を駆動するよ うに構成されていることを特徴と する請求の範囲第 2 4項記載の燃料噴射装置。
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同族专利:
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引用文献:
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