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    公开号:WO1991012150A1
    申请号:PCT/JP1991/000139
    申请日:1991-02-06
    公开日:1991-08-22
    发明作者:Kanichi Kadotani；Teruyuki Matsuki；Hiroki Nakanishi；Kazuhiko Kubota
    申请人:Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho；
    IPC主号:B60H1-00
    专利说明:
    [0001] 明 細 書 キ ャ ビ ン内空調 シ ス テ ム 、 そ の空調装置および座席 技 術 分 野
    [0002] 本発明 は、 建設機械 · 農業機械等のキ ャ ビ ン内、 あ る い は各種自動車の運転室内の冷暖房に用 い ら れる キ ヤ ビ ン内空調 シス テム と、 その空調装置およ び座席に関す る 背 景 技 術
    [0003] 建設機械 * 農業機械等に搭乗する運転者の環境条件を 可能な限り 快適な状態に保ち、 運転者の身体的および精 神的負荷を軽減して作業能率の向上を図る ため、 従来か ら上記機械等のキ ャ ビ ン に は各種冷暖房装置ない し空調 装置が搭載さ れて いる。
    [0004] と こ ろで上記機械等のキ ャ ビ ン内に設置さ れる空調装 置のエア吹き 出 し口は、 実開昭 5 6 — 1 1 6 2 1 6 に示 さ れてい る よ う に ィ ン ス ツ ルメ ン ト バ ネ ル付近に配置さ れ、 ある い は実開昭 6 3 — 1 2 2 1 0 6 に示されてい る よ う に座席下側と後方に配置さ れて いる 。
    [0005] ま た運転者の尻、 背中等を直接冷暖房する 目的で、 実 開昭 5 2 — 1 2 1 0 2 2 で は シー ト と背当てから 冷風ま た は温風を吹き出す通風形座席が示さ れ、 実開昭 6 1 一 5 2 9 5 8 で は ク ッ シ ヨ ン フ レーム 下部に冷却用 フ ィ ン を設けた熱伝導形座席が示されてい る。
    [0006] しかしなが ら、 キ ャ ビ ン前面に十分な視界を必要とす る建設機械例えば上部旋回体と下部走行体とから なる油 圧掘削機の場合は、 キ ヤ ビ ンの前部に空調装置の吹き 出 しロを設ける こ とがで きず、 座席の後部のみに吹き出 し 口を設置 している。 こ のた め運転者の前面に 日射が当 た る 状態で作業を続ける と、 皮膚表面が高温とな り 身体に 悪影響を及ぼ している。 ま た、 通風形座席で冷房する と 身体表面温度が下がり 過ぎて健康を害するおそれがあ り 、 熱伝導形座席で は熱放散の効果が現れに く い と い う 問 題点があ る。
    [0007] 本発明はかかる従来の問題点に着目 し、 日射等の環境 条件によ つて変化する運転者の身体各部の表面温度を、 常に快適に保つこ とができ る よ う なキ ャ ビ ン内空調シ ス テム と、 そ の空調装置および座席を提供する こ と を目的 と してい る。 発 明 の 開 示
    [0008] 本発明に係る キ ャ ビ ン内空調 シス テム は、 ク ー ラ を上 側、 ヒータを下側に配置した一体構成の空調装置と、 シ 一 ト と背当て とを貫通する通風孔を備えた座席と によ つ て構成さ れている 。
    [0009] 空調装置は、 キ ャ ビ ン内の座席後方に設置されてい る 。 ク ー ラ の吸い込み口 はそ の下面に、 吹き出 し口はそ の 上面と、 ク ー ラ に接続 し座席の両脇に至る ダク 卜 の先端 部と にそれぞれ設け られて いる。 ま た、 ヒータ の吸い込 み口はそ の両側面に、 吹き 出 し口はその前面 と にそれぞ れ設け られて いる。
    [0010] 座席に は、 、 シー ト の前端か ら後方に向っ て シー ト 内 を貫通し、 連続して背当て の下端か ら上端に向 っ て背当 て内を貫通する通風孔が設け られている 。 こ の通風孔内 に小形フ ァ ン、 も し く は小形ヒ ータ が配設さ れて いる。
    [0011] かかる構成によれば、 冷風がキ ャ ビ ン の内面に沿っ て 循環する経路および運転者の前面および背面をそれぞれ 流れる冷風経路とから な る 冷房 シス テム と、 温風キ ヤ ビ ン の内面に沿って循環する経路および運転者の背面を流 れる 温風経路とか らな る暖房シ ス テ ム と を組み合わせた 空調シス テ ム と し た ので、 キ ャ ビ ン内温度を運転者が所 望する状態に保つ こ とがで き る。
    [0012] こ の シ ス テ ムで使用する空調装置は、 ク ー ラ を上側、 ヒ ータ を下側に配置 した一体構成と し、 座席後方に設置 する ので、 キ ャ ビ ン前面の視界は十分に確保する こ とが で き る。 ま た座席には シー ト と背当て内を貫通する通風 孔を設けたので、 必要に応 じて運転者の身体各部を直接 冷却ま た は加熱す る こ とができ る。 図面の簡単な説明
    [0013] 第 1 図は本発明の実施例に係る キ ャ ビ ン内空調 シス テ ムを構成する空調装置および座席を装着 した油圧掘削機 の キ ャ ビ ンの側面説明図、 第 2 図は同 じ く 上面説明図で あ る。 発明を実施する ため の最良の形態 本発明に係る キ ャ ビ ン内空調 シス テム と、 空調装置お よび座席の実施例について、 図面を参照 して詳細に説明 する。
    [0014] 第 1 図は油圧掘削機の上部旋回体に搭載さ れたキ ヤ ビ ン内空調 シス テム と、 空調装置およ 座席に関す る側面 説明図、 第 2 図は同 じ く 上面説明図であ る。 座席後方の 床上にク ーラ 1 を上側に、 ヒータ 2 を下側に配置 した一 体構成の空調装置 2 0 が設置さ れ、 ク ー ラ 1 の吸い込み 口 3 a はク ー ラ 1 の下面に、 吹き出 し口 3 はク ーラ 1 の 上面にそれぞれ設け られている 。 ま た、 ク ー ラ 1 に接続 し座席の両脇に至る ダク ト 4 の先端部に は、 左右各 2 個 ずつの吹き出 し口 7 が設け られてい る。 こ の吹き 出 し口 7 は吹き 出 し方向を調整する グ リ ル と、 吹き 出 しロを閉 鎖する シ ャ ツ タ と を備えて いる 。 さ らに、 ヒ ータ 2 の吸 い込み口 5 は ヒ ータ 2 の両側面に、 吹き 出 し口 6 はヒ ー タ 2 の前面にそれぞれ設け られてい る。
    [0015] 一方、 座席 3 0 には シー ト 8 の前面か ら後方に向 っ て シー ト 8 内を貫通 し、 さ ら に背当て 9 の下端から上端に 至る接続 した通風孔 1 0 が設け られてい る。 こ の通風孔 1 0 内に は、 シー ト 8 の後部に相当する 部分に小形の ク ロ ス フ ロ ーフ ァ ン 1 1 が配設さ れて いる。 ま た運転者の 尻、 背中に対する暖房効果を高める手段 と して、 シー ト 8 前部の通風孔開口部付近に小形ヒ ータ 1 2 が配設さ れ てい る。
    [0016] 上記空調装置および座席によ つて構成される空調 シ ス テ ム を利用 したキ ャ ビ ン内冷房の場合、 ク ー ラ 1 の上面 か ら吹き 出 した冷風は座席の背後か ら運転者の頭上を通 り 、 キ ャ ビ ン 1 3 の前部で下降 した後、 足元を通って ヒ ータ 2 の間か ら ク ーラ 1 の下面の吸い込み口 3 a に吸い 込ま れる経路でキ ャ ビ ン 1 3 内を冷却する。 こ の と き前 記冷風の一部は座席の シー ト 8 前面に設け られた開口部 8 a か ら シー ト 8 内に入り 、 ク ロ ス フ ロ ーフ ァ ン 1 1 に よ っ て背当て 9 内に送 られ、 シー ト 8 と背当て 9 とを冷 却 した上、 背当て 9 上端か らキ ャ ビ ン 1 3 内に排出さ れ る。 ま た、 ク ー ラ 1 の左右両側に接続さ れたダク ト 4 は、 その先端が座席の左右にま で延びて いて、 ダ ク ト 4 先端部に設け られた吹き岀 しロ 7 の う ち、 左右各 1 個の 吹き 出 し口 7 a か ら吹き出 した冷風は、 運転者の下肢を 冷却 した後、 ク ー ラ 1 の下面の吸い込み口 3 a に吸い込 ま れる。
    [0017] 冷却風量は調節可能であ る。 ま た、 ダク ト 先端の冷風 吹き 出 し口 7 に設け られて い る グ リ ルの向き を調節して 、 冷風をすベて上方あ る い は下方に向ける こ と も でき る 。 そ のほか、 キ ャ ビ ン内面に沿って循環する 冷風のみで 十分な冷房効果が得られる場合は、 ク ロ ス フ ロー フ ァ ン のス ィ ッ チを O F F にする と と もに、 ダク ト 先端の吹き 出 し口 7 を閉鎖すればよ い。
    [0018] キ ャ ビ ン内暖房の場合は、 ヒ ータ 2 の前面に設け られ た吹き出 し口 6 か ら吹き出す温風が床面およ びキ ャ ビ ン 前面に沿 って上昇 し、 運転者の頭上を通って後方に流れ 、 座席 3 0 の背後を下降 して ヒ ータ の両側面に設け られ た吸い込み口 5 か ら吸い込まれる。 こ の と き温風の一部 は シー ト 前面に設け られた開口部 8 a か ら シー ト 内に入 り 、 ク ロ ス フ ロ ー フ ァ ン 1 1 に よ っ て シー ト 8 と 背当 て 9 内を流れ、 これ らを加熱 した後、 背当て 9 の上端開口 部 9 a か らキ ャ ビ ン内に排出さ れる 。 シー ト 前部に小形 ヒ ータ 1 2 を設け、 こ れを作動させた場合は、 室内を循 環する温風よ り 高温の風が シー ト 8 、 背当て 9 内を流れ る ので、 暖房効果が一層向上する。
    [0019] ま た冷房時と同様に、 ク ロ ス フ ロ ーフ ァ ン 1 1 や小形 ヒ ータ 1 2 のス ィ ツ チを O F F にすれば温風の座席内流 通を止め る こ とができ る。
    [0020] なお、 図示 しないがヒータか ら吹き出す温風の一部を 前記ダク ト 4 に導き、 暖房使用時にダク ト か ら温風が吹 き 出すよ う に して もよ い。
    [0021] ダ ク ト 4 は座席の肘掛け と一体に した もので も よ く 、 あ る いは座席両側に設けた操作バネ ルボ ッ ク ス と一体に し た も ので も よ い。
    [0022] こ の よ う に キ ャ ビ ン 1 3 内面に沿 っ て循環する 冷風 （ ま た は温風） によ って キ ャ ビ ン 1 3 内を適温に保つ と と も に、 座席内部を流通する 冷風 （ま た は温風） と、 ダク ト 4 から吹き 出す冷風 （ま た は温風） と によ っ て運転者 の皮膚表面を適切に冷却 （ ま た は加熱） する こ と によ り 、 運転者の稼働条件の向上を図っ た。
    [0023] 本実施例で は座席内部の加熱効果を高める ため、 シ ー ト 8 の通風孔開口部 8 a 付近に小形ヒータ 1 2 を設けた が、 稼働地域の環境条件等によ っ て は小形ヒ ータ 1 2 は 装着 しな く て もよ い。
    [0024] 以上説明 したよ う に本発明によれば、 冷風ま た は温風 がキ ャ ビ ン 1 3 の内面に沿 って循環する経路 と、 運転者 の前後をそれぞれ流れる経路とから なる空調 シ ス テ ム を 構成 し、 こ れに必要な空調装置 2 0 と座席 3 0 と をキ ヤ ビ ン 1 3 内に設置 した ので、 運転者が所望す る状態にな る よ う に こ の空調装置 2 0 を適切に操作する こ と によ り 、 稼働地域， 季節， 日射等の環境条件によ っ て変化す る キ ャ ビ ン内温度あ る い は運転者の身体各部の表面温度を 、 年間を通 じて常に快適に保つ こ と がで き る。 こ れによ り 運転者の身体的および精神的負荷が著 し く 軽減され、 作業能率を向上させる こ とがで き る。 ま た、 座席 3 0 前 方に空調装置、 吹き 出 し口等を設置 しな い の で、 前方視 界は十分に確保す る こ とができ る。 産業上の利用可能性 本発明 は、 建設機械 * 農業機械等ある いは各種自動車 の運転者の身体各部の表面温度を、 常に快適に保つこ と がで き る キ ャ ビ ン内空調シ ス テ ム と 、 そ の空調装置およ び座席と して有用であ る。
    权利要求:
    Claims請 求 の 範 囲
    1 . ク ー ラ を上側、 ヒ ータ を下側に配置 した一体構成の 空調装置と、 シー ト と背当て と を貫通する通風孔を備え た座席 と によ って構成される こ とを特徴 とする キ ャ ビ ン 内空調シ ス テ ム 。
    2 . 前記ク ー ラ は、 そ の吸い込み口を ク ーラ の下面に、 吹き 出 し口を ク ー ラ の上面 と、 ク ー ラ に接続 し座席の両 脇に至る ダク ト の先端部と にそれぞれ有 し、 前記 ヒ ータ は、 その吸い込み口を ヒータ の両側面に、 吹き出 し口を ヒ ータ の前面 と にそれぞれ有 し、 キ ャ ビ ン内の座席後方 に設置 し た こ とを特徴とする請求の範囲 1 記載のキ ャ ビ ン 内空調 シ ス テ ム の空調装置。
    3 . 前記シー ト と背当ては、 、 シー ト の前端か ら後方に 向 っ て シー ト 内を貫通 し、 連続 して背当ての下端か ら上 端に向 っ て背当て内を貫通する 通風孔を有し、 こ の通風 孔内に小形フ ァ ンを配設 した こ とを特徴とする請求の範 囲 1 記載のキ ャ ビ ン内空調 シ ス テ ム の座席。
    4 . 前記通風孔内には、 小形ヒ ータ を配設 した こ とを特 徴とする 請求の範囲 3 記載のキ ャ ビ ン内空調 シ ス テ ム の 座席。
    类似技术:
    公开号 | 公开日 | 专利标题
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    JP2007126047A|2007-05-24|車両用シート空調装置
    同族专利:
    公开号 | 公开日
    JPH03231023A|1991-10-15|
    引用文献:
    公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
    法律状态:
    1991-08-22| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): KR US |
    1991-08-22| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE FR GB IT |
    优先权:
    申请号 | 申请日 | 专利标题
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