专利摘要:

公开号:WO1991010881A1
申请号:PCT/JP1991/000016
申请日:1991-01-11
公开日:1991-07-25
发明作者:Shigenobu Shirata;Kensuke Kawai;Miyako Negishi;Toshio Fujiwara
申请人:Kabushiki Kaisha Toshiba;
IPC主号:G05B23-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 設備点検支援装置 技 術 分 野
[0002] 本発明は、 発電所等の各種プラ ン トの現場巡視点検作 業の省力化を支援する設備点検支援装置に関する。
[0003] 背 景 技 術
[0004] たとえば、 火力発電プラン トでは、 その運転および監 視に計算機が用いられており、 プラ ン ト設備の各所にお ける各プロセス状態量は、 アナログ信号、 接点信号、 あ るいは、 パルス信号などの電気信号に変換されて計算機 に取り込まれている。
[0005] —方、 計算機に取り込まれていないが、 火力発電ブラ ン ト設備においては、 設備管理上必要なプロセス状態量 が存在する。 例えば、 現場機器の油漏れや蒸気リークな どに関する状態量である。
[0006] そこで、 このようなプロセス状態量の監視は、 作業員 がプラ ン ト設備を巡回し点検することにより行っている c そして、 その結果を点検報告書に記録することで、 管理 していた。 また、 この目的で、 プラン ト設備の定期点検 や巡視点検などが行なわれる。
[0007] しかしながら、 このような従来の点検作業は主に手作 業で行なつているので、 作業時間が非常に長く なる。 また、 点検にあたって、 その点検もれを防ぐためにプ ラン ト設備の点検順路を予め定めているが、 作業員はそ の点検順路を確実に記憶しておかなければならない。 通 常、 点検順路を記載した点検用紙を持参し、 それを参照 して点検しているが、 それでも作業員の負担は大きい。 たとえば、 発電所等における巡視点検作業には、 通常 定期的に実施する巡視点検作業、 より詳細にプラ ン トの 状態を点検する詳細点検作業、 プラン ト機器保全管理の 為の機器状態の記録など定期的に実施する巡視点検作業 がある。 また、 プラン ト起動時の点検作業、 プラン ト異 常時の点検作業等、 プラン トの状態により特別に実施す る非定例的な巡視点検作業などがある。 これら多種多様 な巡視点検作業のための巡視点検コースの数は膨大な.数 になる。 更に、 非定期的な巡視点検作業などは、 その目 的に応じて点検項目が決定される為、 それにはいろいろ な点検項目の組合せがあり、 その多様さも考慮すると巡 視点検コースを予め設定準備することには、 仕事量が膨 大になり、 大変な時間と労力を要するという問題があつ た。
[0008] 点検コースの設定後、 実際に点検作業を実施している 段階においては、 点検項目のプラン ト状態量を正常であ ると判定するための基準値、 および、 前回の点検時に得 た値などを、 点検時に知ることができないので、 得られ たブラ ン ト状態量が正常か否か、 前回発見された異常が 回復できたのか否か等、 適切な判断を行なう ことが困難 であるという不都合も生じていた。
[0009] 発 明 の 開示
[0010] 本発明は、 上述のような従来技術の不都合を解消し、 プラ ン 卜設備の点検作業を合理的に行なう ことができる 設備点検支援装置を提供することを目的としている。
[0011] さ らに本発明は、 巡視点検を実施する目的を与えるこ とにより、 その時の巡視目的に沿った最適な巡視点検項 目を抽出し、 更にそれらの効率的な巡視点検ルー トとな るような巡視点検コースを自動的に設定することの可能 な設備点検支援装置を提供することを目的とする。
[0012] 本発明の設備点検支援装置は、 プラ ン ト設備の各所に おける巡視点検結果データを現場で収集するための可搬 型端末装置と、 この可搬型端末装置で収集された巡視点 検結果データを入力し所要のデータ処理を行う処理装置 と、 この処理装置でデータ処理された巡視点検結果デー タを要求により表示すると共に予め定められた複数の巡 視点検順路の中から必要な巡視点検順路を対話的に選択 するための対話装置とからなり、 処理装置は、 予め定め られた複数の巡視点検順路およびそれに含まれる巡視点 検項目の識別情報を予め記億すると共に可搬型端末装置 で収集された巡視点検結果データを記億するデータべ一 ス手段と、 対話装置を介して指定された巡視点検項目の 識別情報およびその巡視点検項目における過去の巡視点 検結果データをデータベース手段から取り出し可搬型端 末装置に転送する設備管理処理手段とを備えており、 可 搬型端末装置は、 収集された巡視点検結果データを記憶 するためのデータメモリ と、 巡視点検順路に従って処理 装置から転送された巡視点検項目の識別情報および過去 の巡視点検結果データを更新表示する表示装置とを備え たことを第 1の特徴とする。
[0013] この発明によれば、 可搬型端末装置を用いて点検デー タを収集するので、 プラン ト点検作業における作業員の 作業量が大幅に削減し、 作業員の負担を軽減することが できる。 また、 点検データに基づいてデータベースを構 築し、 一括して管理するので、 過去の履歴を参照して異 常の早期発見を可能と し、 又各種の管理レポー トを容易 に、 かつ、 効果的な形式で形成することができる。
[0014] 本発明の第 2の特徵による設備点検支援装置は、 ブラ ン 卜設備の各所における巡視点検結果データを現場で収 集するための可搬型端末装置と、 この可搬型端末装置で 収集された巡視点検結果データを受け取り、 予め定めら れた複数の巡視点検順路の中から最適な巡視点検コース を決定する処理装置とからなり、 処理装置は、 巡視点検 実施条件を設定するための手段と、 設定された巡視点検 実施条件に基づいて対象となる巡視点検項目を巡視点検 項目ファイルの中ら抽出する手段と、 抽出された巡視点 検項目を巡視目的に沿った最適な巡視点検コースとして 編集し巡視点検コース保存ファィルに保存する手段と、 可搬型端末装置から受取った巡視点検結果データを巡視 点検結果実績ファイルに保存する手段と、 保存された巡 視点検結果データを表示させる手段とを備えており、 可 搬型端末装置は、 処理装置から送信された巡視点検コー ス情報を受け取る手段と、 受け取った巡視点検項目を順 次表示する手段と、 表示された巡視点検項目に関する巡 視点検結果データを入力する手段と、 入力された巡視点 検結果データを処理装置へ送信する手段とを備えている。 第 2の特徴による設備点検支援装置においては、 巡視 点検実施条件設定手段にて設定された巡視目的等の巡視 点検実施条件をもとに、 巡視点検項目抽出手段では巡視 点検項目フアイルょり対象となる巡視点検項目を抽出す る。 巡視点検コース編集手段では巡視点検実施条件設定 手段にて設定された巡視点検方法等の条件をもとに巡視 点検機器情報フアイルよりたとえば最短の時間で巡視点 検作業が実施できるための条件をもとめ、 それを基に巡 視点検項目抽出手段にて抽出された巡視点検項目を最適 な巡視コース (巡視経路) となるように編集し、 その結 果を巡視点検コース保存ファイルへ設定する。 巡視点検 コース送信手段では、 前記にて編集された巡視点検項目 を巡視点検情報として可搬型端末装置へ伝送装置を使用 して送信する。 受信手段では処理装置より送信された巡 視項目を受け取る。 表示手段では、 受け取った巡視点検 項目を表示する。 入力手段では、 表示手段にて表示され た巡視点検項目に従い点検作業を実施し、 その結果を入 力する。
[0015] 全ての巡視点検項目について作業終了した時点で送信 手段では巡視点検結果データを処理装置へ伝送装置を使 用して送信する。 受信手段では可搬型端末装置より送信 された巡視点検結果データを受取り、 巡視点検データ保 存手段へ渡す。 巡視点検データ保存手段では、 受け取つ た点検結果のデータを点検実績として巡視点検結果実績 フ ァイルへ保存する。 データ保存時は点検結果データの みでなく巡視点検実施条件等も加味し、 データの検索が 容易な様に保存しておく。 表示手段では、 巡視点検結果 実鑌ファイルより点検結果一覧表示、 過去の履歴データ から巡視ボイ ン トの変化傾向を見るための傾向グラフや 相関関係を判断するための相関グラフ等の表示を行う。
[0016] かく して巡視点検実施条件を選択することにより任意 の巡視点検項目を組合せ、 巡視点検実施条件に沿った最 適な巡視点検コースを設定することが出来る。
[0017] 図面の簡単な説明
[0018] 添付図面において、
[0019] 第 1図は本発明の一実施例による設備点検支援装置の ブロ ック図、
[0020] 第 2図は第 1図の装置のハ ー ドウユア構成を示す配置 図、 第 3図は第 1図の装置における可搬型端末装置の上面 図、
[0021] 第 4図は点検準備時の処理手順例を示すフローチャー h、
[0022] 第 5図は点検準備時の対話装置の表示例を示す図、 第 6図は点検時の可搬型端末装置の処理手順例を示す フローチャー ト、
[0023] 第 7 A図、 第 7 B図、 第 7 C図、 第 7 D図はそれぞれ 点検時の可搬型端末装置の異なる表示例を示す図、 第 8図は点検終了時の処理例を示すフローチャー ト、 第 9図は点検終了時の対話装置の表示例を示す図、 第 1 0図は点検結果を表す表示例を示す図、
[0024] 第 1 1図ほ点検結果を表すレポー トの一例を示す図、 第 1 2図は点検結果を表す傾向グラフの一例を示す図、 第 1 3図は点検結果を表す相関グラフの一例を示す図、 第 1 4図は第 1図の実施例の変形例を示すプロ ッ ク図、 第 1 5図は本発明の他の実施例による設備点検支援装 置のブロッ ク図、
[0025] 第 1 6図は第 1 5図の装置における巡視点検実施条件 選択のための表示画面例を示す図、
[0026] 第 1 7図は巡視点検フアイルの一例を示す図、
[0027] 第 1 8 A図、 第 1 8 B .図、 第 1 8 C図は巡視点検機器 情報ファィルの一例を示す図、
[0028] 第 1 9図は巡視点検結果実繽ファィルの一例を示す図 である。
[0029] 発明の実施例
[0030] この設備点検支援装置は、 第 1図および第 2図に示す ように、 設備点検管理のためのデータ処理を行なう処理 装置 1、 作業員が携帯して点検順路を移動しながら点検 項目における点検状態や異常状態データを入力するため の可搬型端末装置 2、 および処理装置 1 と可搬型端末装 置 2とを接続するための接続装置 3とから構成されてい る。 処理装置 1 としては、 たとえば東芝製のパーソナル · コ ンピュータ J 3 3 0 0や J 3 1 0 0を用いる こと力 でき、 また、 可搬型端末装置 2としては、 たとえば東芝 製のハンディ · ター ミ ナル P T 2 0 0 0を用いるこ と力《 できる。 処理装置 1には、 点検結果レポ一 トなどを表示 出力するためのディ スプレイ 4 a、 および種々の数値や コマン ドを入力するためのキーボー ド 4 bを含む対話装 置 4が装備されると共に、 上記点検結果レポ一 卜などを プリ ン ト出力するためのプリ ンタ 5が装備されている。 可搬型端末装置 2には、 第 3図に示すように、 種々の 機能キー、 および、 数値入力のためのキーが入力装置 2 7と して配設されているとともに、 必要な情報を表示 するための液晶表示装置 2 6が配設されている。 なお、 異常時に警報音を発するためのブザーも備えられている が、 図示は省略されている。
[0031] 次に、 処理装置 1の設備管理処理手段 1 5は、 可搬型 端末装置 2との間のデータの入出力処理をデータ送信手 段 1 6およびデータ受信手段 1 7を介して行うとともに、 対話制御手段 1 4を介して対話装置 4およびプリ ンタ 5 との間の対話制御処理を行う ものであり、 また、 データ ベース手段 1 1 に対し指令を出し、 上記入出力処理およ び対話制御処理を行うにあたつて必要なデー夕の書込み 読出しを行う。
[0032] 処理装置 1のデータベース手段 1 1 は、 たとえば磁気 ディ スク装置や光ディ スク装置などから構成され、 この データベース手段 1 1 には予め定められた複数の点検コ ースに対応した点検項目およびその点検項目における点 検状態量の制限値が予め記憶されている。 そして、 可搬 型端末装置 2からデータ受信手段 1 7を介して入力され たプラ ン ト設備の各点検項目における各点検状態量の値 を点検作業ごとに記憶する。 つま り、 データベース手段 1 1 にはプラン ト設備の各点検項目に関する諸情報が記 憶されており、 作業員が点検ダータを確認したい場合に は、 対話装置 4にて必要な情報を表示出力したり、 プリ ンタ 5に記録出力させたりすることができるようになつ ている。
[0033] データ送信手段 1 6およびデータ受信手段 1 7は、 ケ 一ブル 1 8を介して接続装置 3に接続され、 この接銃装 置 3は可搬型端末装置 2の接続部 2 4と着脱可能に装着 される。 これにより処理装置 1 と可搬型端末装置 2との 接続が切離可能に行われる。
[0034] 次に、 可搬型端末装置 2の制御手段 2 1 は、 この可搬 型端末装置 2内の動作を制御するものである。 制御手段 2 1は、 入力装置 2 7を通して入力された点検状態量を 表すデータを、 時計回路 2 2から得た現在時刻情報とと もにデータメモリ 2 3に記憶させる。 データメモリ 2 3 にはこれら点検状態量および入力時刻のデータの他に後 述するような種々の情報が記億される。
[0035] 接続部 2 4は、 接続装置 3と接続するためのものであ り、 点検の開始時およびその終了時に可搬型端末装置 2 を処理装置 1に接続するためのものである。 伝送手段 2 5は、 可搬型端末装置 2が処理装置 1に接続されて処 理装置 1 とめ間でデータのやりとりを行なうためのもの である。
[0036] 表示装置 2 6は、 種々のメ ッセージ情報などを表示す るための液晶表示装置から構成され、 また、 入力装置 2 7は、 上述した各種キーの入力情報を入力するための ものである。
[0037] 以上の構成で、 点検作業開始時、 第 4図に示す処理手 順に従って、 点検準備が行なわれる。
[0038] すなわち、 作業員が可搬型端末装置 2を接続装置 3に 装着した状態で、 対話装置 4より点検準備を指令入力す る。 この指令は対話制御手段 1 4を介して設備管理処理 手段 1 5に入力される。 設備管理処理手段 1 5では、 点 検項目入力のためのガイダンス画面を対話装置 4に表示 し (処理 1 0 1 ) 、 作業員が対話装置 4を通して入力す べき必要な情報をガイ ドする。 例えば、 第 5図に示すよ うなガイダンス画面を表示し、 点検順路 (パ トロールコ ース) の選択、 そのときのプラ ン ト、 たとえば火力発電 所の負荷の大きさ、 および、 作業担当者の識別情報など を入力させるベく ガイ ドする。 こ こで火力発電所の負荷 の大きさを入力させるようにしているのは、 負荷の大き さによって点検状態量の制限値が異なる場合があるから . である。
[0039] このよう に して、 点検順路、 負荷値、 担当者コ一 ドが 入力されると、 設備管理処理手段 1 5は、 その入力され た各種データおよび現在時刻情報をデータ送信手段 1 6 に通知して、 可搬型端末装置 2へそのデータ送信を開始 させる (処理 1 0 2 ) 。 すなわち、 データ送信手段 1 6 は、 点検順路に対応した各点検箇所におけ.る点検状態量 の識別情報とその前回値、 および、 制限値などをデータ ベース手段 1 1より取り出して、 点検順路、 負荷値、 担 当者コー ドおよび現在時刻情報とともに可搬型端末装置 2に送信する。
[0040] また、 このデータ送信の過程は、 対話装置のディ スプ レス 4 aに表示され (処理 1 0 3 ; 第 5図の画面下部参 照) 、 それによつて、 作業員は、 可搬型端末装置 2への データ送信状況を適切に知ることができる。 一方、 可搬型端末装置 2では、 このようにして、 処理 装置 1より点検作業に必要な情報が送信されてく ると、 それらの情報を伝送手段 2 5および制御手段 2 1を介し て一旦データメモリ 2 3に時計回路 2 2からの現在時刻 情報と共に記憶させる。
[0041] 可搬型端末装置 2の制御手段 2 1は、 第 6図に示す処 理を行なう。 すなわち、 各点検項目について作業員によ るプロセス状態量の入力処理を行なう。 ' まず、 点検順路のうち、 まだ通過していない最初の点 検箇所における点検項目を液晶表示装置 2 6に表示し (処理 2 0 1 ) 、 その点検項目のプロセス状態量の前回 値が異常状態をあらわしているかどうかを調べ (判断 2 0 2 ) 、 前回値が異常状態であるときには、 今回の点 検時に注意を促すために警報音を発生する (処理
[0042] 2 0 3 ) o
[0043] このとき、 作業員が前回値の表示あるいは制限値の表 示を指令入力したときには、 それぞれ前回値または制限 値を液晶表示装置 2 6に表示する (判断 2 0 4 , 2 0 5、 処理 2 0 6 , 2 0 7 ) 。 これにより、 作業者は点検場所 で点検項目の前回値や制限値を知ることができるので、 適切な判断を行なう ことが可能と る。
[0044] そして、 その点検項目における今回値を入力するにあ たっては、 その点検項目のプロセス状態量が、 数値で入 力されるのか、 あるいは状態として入力されるのかを調 ベ (判断 2 08) 、 数値入力の場合には、 数値入力ガイ ダンスを表示して作業員に数値データを入力させてその 入力データを対応する点検項目の現在値と して記憶する とともに (処理 2 0 9 ) 、 そのときの時刻情報を時計回 路 2 2より得てその現在値と関連して記憶する (処理 2 1 0 ) o
[0045] 現在値が制限値から外れている場合には (判断 2 1 1 の結粜が Y E S ) 、 その旨をあらわす警報音を発生する (処理 2 1 2 ) 。
[0046] また、 点検項目のプロセス量が状態入力の場合には、 状態入力ガイダンスを表示して作業員に点検項目の状態 をあらわす情報を入力させてその入力データを対応する 点検項目の現在値と して記憶するとともに (処理
[0047] 2 1 3 ) 、 そのときの時刻情報を時計回路 2 2より得て その現在値と関連して記憶する (処理 2 1 4 ) 。
[0048] 現在値が異常入力をあらわしているとぎには (判断 2 1 5の結果が Y E S ) , その異常内容を一覧表示して いずれかを入力させるとともに (処理 2 1 6 ) 、 異常程 度を一覧表示していずれかを入力させる (処理 2 1 7 ) 。 例えば、 異常内容と しては、 「異臭」 、 「泡発生」 、 「油切れ」 、 「変色」 などがあり、 異常程度と しては、 「至急処置」 、 「点検後処理」 、 「次回まで様子見」 な どがあり うる。
[0049] このような 1つの点検項目についてのデータ入力を、 全ての項目について繰返し行なう (判断 2 1 8の N 0ル —プ) 。
[0050] 例えば、 タービン軸受油状態を検査するときには、 第 7 A図に示すように、 液晶表示装置 2 6に点検項目内容 である 「タービン軸受油状態?」 を表示して、 2つの項 目に表示したいずれかの状態を選択させる。
[0051] これにより、 異常状態が選択入力された場合には、 第 7 B図および第 7 C図に示した 2つの画面を切り換えて いずれの異常状態が発生しているかを入力させる。
[0052] そして、 異常内容の入力を終了すると、 第 7 D図に示 した画面を表示してその異常程度を入力させる。
[0053] このようにして、 1つの点検項目のデータ入力を終了 すると、 選択されている点検順路の次の点検項目につい て、 同様の処理を繰返し行'なう。
[0054] このように、 液晶表示装置 2 6に表示される点検項目 に従って、 点検順路の全ての点検項目についてデータ入 力を終了すると、 作業員は、 可搬型端末装置 2を接続装 置 3に装着し、 対話装置 4より処理装置 1に点 ½データ の読み取りを指示する。
[0055] これにより、 処理装置 1の設備管理処理手段 1 5は、 第 8図に示すように、 まず、 データ受信手段 1 7に指令 して、 可搬型端末装置 2からの点検データの受信を開始 させる (処理 3 0 1 ) 。 データ受信手段 1 7は、 可搬型 端末装置 2にデータ受信開始を指令し、 それにより、 制 御手段 2 1 は、 データメモリ 2 3に記憶している点検状 態量の今回値を伝送手段 2 5を介して処理装置 1 に送信 する。 データ受信手段 1 7は、 入力された点検状態量を 所定の形式でデータベース手段 1 1 に記憶させる。 この とき、 対話装置 4には、 第 9図に示すように、 可搬型端 末装置 2から処理装置 1へのデータ転送の状況が表示さ れる (処理 3 0 2 ) 。
[0056] データ転送が終了すると、 設備管理処理手段 1 5は、 データベース手段 1 1より点検データを取り出し (処理 3 0 3 ) 、 それぞれの点検項目について、 プロセス状態 量を制限値と比較し、 その比較結果が異常状態を示すも のである場合にはその旨を表示する情報を作成して (判 断 3 0 4、 処理 3 0 5 ) から、 またそれ以外の場合には 処理 3 0 5を飛ばして点検結果を表示する情報を作成し (処理 3 0 6 ) 、 それによつて、 第 1 0図に示すように、 点検結果を対話装置 4のディ スプレイ 4 a上に一覧表示 する。
[0057] この表示では、 欄 R 1 に点検結果表示の日付を、 欄 R 2に点検の日付を、 欄 R 3に点検順路の識別情報を、 欄 R 4に作業担当者のコ一ドを、 欄 R 5に作業担当者の氏 名を、 欄 R 6に負荷値を、 それぞれ表示するとともに、 それらの表示欄の下側の大部分の領域に、 点検結果を点 検順路に従って一覧表示している。
[0058] また、 作業員が対話装置 4より点検報告書を記録出力 するように指令入力すると、 設備管理処理手段 1 5は、 データべ一ス手段 1 1に記憶されている前々回、 前回、 および、 今回の点検データを取り出して、 対話制御手段 1 4に出力する。 これにより、 対話制御手段 1 4は、 所 定形式の点検報告書表示データを作成して、 それをプリ ンタ 5に出力し、 その結果、 例えば、 第 1 1図に示した ような点検報告書がプリ ンタ 5より記録出力される。 同様にして、 データベース手段 1 1に記憶されている 過去の点検データをも参照して、 第 1 2図に示すような 各種設備の経年劣化状態を示す傾向グラフや、 第 1 3図 に示すような 2つの項目間の相関関係を示す相関グラフ が、 プリ ンタ 5から記録出力される。
[0059] また、 同様にして、 指定期間のみの点検結果をあら.わ す点検報告書などを記録出力させるこ ともできる。
[0060] 以上説明したように、 本実施例では、 可搬型端末装置 2に点検順路に位置している機器の名称、 制限値、 およ び前回値などが記憶されて、 その表示装置 2 6の表示内 容に従って移動、 データ入力を行なう ことで点検作業を 行なう ことができるで、 作業員の負担が大幅に軽減され る o
[0061] また、 入力データをデータベース手段 1 1に蓄積して いるので、 点検データを保存するスペースが大幅に削減 される。 また、 その記憶内容に基づいて、 各種レポ一ト を容易に作成するこ とができるので、 使い勝手が大幅に 向上する。
[0062] 第 1 4図は、 本発明の他の.実施例にかかる設備点検支 援装置を示している。
[0063] この実施例では、 処理装置 1 に、 複数のプラ ン ト Nos . 1 , 2 ·-· , nを個々に運転 監視制御しているユニッ ト 計算機 U C 1〜U C nをオンライ ン接続し、 設備管理に 必要なプロセス状態量を直接に各ュニッ 卜計算機 U C 1 ~ U C n力、らも入力している。
[0064] したがって、 この実施例では、 点検時に作業員が移動 する距離をさらに短縮するこ とができる。 また、 プラ ン ト全体のプロセス状態量を適宜に入力/管理することが できるので、 統括的な設備点検支援装置を行なう ことが できる。 "
[0065] 次に、 巡視点検の目的を特定することにより巡視点検 コースを自動的に設定するように構成した実施例につい て説明する。
[0066] 第 1 5図に示した実施例の処理装置 3 0は、 可搬型端 末装置 2と組合せて用いられる。 処理装置 3 0は、 巡視 員 (オペレータ) 等により設定され後述する巡視点検を 行う為の実施条件を入力し、 その条件を解析し設定する 巡視点検実施条件設定手段 3 1、 この巡視点検実施条件 設定手段 3 1 にて設定された巡視点検実施条件から対象 となる巡視点検項目を抽出する巡視点検項目抽出手段 3 2、 抽出された巡視点検項目を最適な巡視点検コース — I S — に編集する為の条件を求める巡視点検コース編集条件判 定手段 3 4と抽出された巡視点検項目を巡視点検コース 編集条件判定手段 3 4にて判定された編集条件に従い編 桀する巡視点検項目編集手段 3 5とからなる巡視点検コ ース編集手段 3 3、 編集された巡視点検コース及び前回 点検データを可搬型端末装置 2へ伝送装置 3を介して送 信するデータ送信手段 3 6、 可搬型端末装置 2より伝送 装置 3を介して巡視点検結果を受信するデータ受信手段 3 7、 巡視点検結果を実績データとして保存する巡視点 検データ保存手段 3 8、 巡視点検結果を対話装置 4へ一 覧表示、 グラフ表示等を行わせるための対話制御手段 3 9、 巡視点検項目を記憶しておく巡視点検項目フアイ ル 4 ◦、 巡视点検機器に関する情報を記億しておく巡視 点検機器情報フアイル 4 1、 編集された巡視点検コース を記憶しておく巡視点検コース保存フアイル 4 2、 巡視 点検結果を記憶しておく巡視点検実績フアイル 4 3とか ら構成されている。
[0067] 巡視点検機器情報フアイル 4 1は、 巡視点検機器の設 置情報を記憶しておく点検機器設置情報ファイル 4 1 a、 巡視点検機器の設置建屋の情報を記憶しておく巡視点検 機器設置建屋情報ファイル 4 1 b、 巡視点検機器の設置 フロアの情報を記憶しておく巡視点検機器設置フロア情 報ファイル 4 1 c、 巡視点検機器の設置部屋の情報を記 億しておく巡視点検機器設置部屋情報ファイル 4 1 d、 および巡視点検機器の設置位置の情報を記憶しておく巡 視点検設置位置情報ファイル 4 1 eからなつている。
[0068] さて、 巡視点検実施前、 巡視点検実施条件設定手段 3 1 は、 巡視員等が巡視点検実施条件を設定するための 第 1 6図に示す巡視点検実施条件選択画面を対話装置 4 のディ スプレイ 4 aに表示する。 この表示画面にはュニ ッ ト起動、 M T S (マスタ ト リ ップソ レノ イ ド) 、
[0069] F C B (ファス トカッ トバック) 等のイベン ト要因に対 する巡視点検すべきブラ ン ト構成機器がボイラ燃焼系、 ボイラ通風系等の系統別に一覧表に示される。 巡視員は、 この表示画面を見て今回の巡視目的に応じた巡視点検す べきプラ ン ト構成機器系統を設定入力する。 例えば、 今 回の巡視の目的が M T Sの場合は、 タービン本体系と夕 一ビン給水系は必ず巡視点検が必要となる。 このため、 巡視点検すべきブラン ト構成機器系統と してター ビン本 体系およびタービン給水系を設定入力する ,。 このときの 設定は勿論自動的に行う ことができる。 同時に上記系統 以外に点検する必要のある系統を経験的に判断して手動 にて設定入力する。
[0070] 次いで、 巡視条件として巡視距離優先にするのか巡視 時間優先にするのかを選択し、 更にィベン トに応じて系 統内のブラン ト機器を選択的に重点巡視するか否かを選 択する。 もし、 重点巡視する場合は巡視レベルをいくつ にするか設定する。 また、 可搬型端末装置 2の表示装置 26に表示する巡視支援情報の内容をどの程度詳細に表 示するかを決めるための巡視員熟練度を設定する。 最後 に表示画面上の条件設定ェリア 4 Mをタツチすることに より、 設定条件が巡視点検実施条件設定手段 3 1に保存 されると共に、 巡視点検項目抽出手段 32に渡される。 巡視点検項目抽出手段 32では、 巡視点検実施条件設 定手段 31にて設定された巡視及びブラン ト構成機器に 基づいて、 対象となる巡視点検項目をプラ ン ト構成機器 毎に独立した項目フアイルを有する巡視点検項目ファィ ル 4 0より抽出する。
[0071] 第 1 7図は、 巡視点検項目フアイル 40の内容の一例 を、 ター ビン本体系について示したものである。 この巡 視点検項目ラアイル 40には、 点検項目を識別する為の 项目 I D、 点検項目名称、 点検すべき機器を識別する為 の点検機器番号及び、 各点検項目がどのィベン ト要因
[0072] (巡視目的) にて必要かを定義したイベン ト要因及び重 要度等の情報が格納されている。 即ち、 巡視点検実施条 件設定の際、 巡視目的 (イベン ト要因) が "MT S" で、 巡視対象 (ブラ ン ト構成機器系統) と して "タービン本 体系" が選択されると、 巡視点検項目抽出手段 32は、 第 1 7図に示すタービン本体系の巡視点検項目フアイル 40よりイベン ト要因内 MT Sフィ ール ドの "NU L" 以外の点検項目のみを抽出する。 こ こで "NU L" とは 点検対象外を示すものである。 また、 巡視点検実施条件 設定時、 巡視条件がィベン トに応じた重点巡視の場合で、 かつ俊先度を指定した場合は、 指定優先度以下のもの、 及び巡視員熟練度が指定された場合は、 指定熟練度以下 のものは抽出対象外とされる。 こ こで俊先度の判定は、 第 1 7図におけるイベン ト要因内各フィ ール ドの優先度 と巡視員等のオペレータの指定された優先度の比較によ り行われる。
[0073] 例えば、 第 1 6図の条件設定の際、 重点巡視を設定し て巡視レベルを " 1 " に設定した場合は T◦ 0 2の "タ 一ビン保護継電器盤状態" を点検するための点検機器番 号 " 3 " と T 0 0 4の "タービン ト ツプの表示状態" を 点検するための点検機器番号 " 4 " 等の巡視点検項目が 巡視点検項自フ ァイル 4 0から抽出される。
[0074] なお、 第 1 7図において、 M F Tはマスタフユエル ト リ ップを意味し、 E H Cはエレク ト ロ · ハイ ドロ リ ッ ク • コ ン ト ロールを意味している。
[0075] 巡視点検コース編集条件判定手段 3 4では、 巡視点検 項目抽出手段 3 2にて抽出された巡視点検項目から巡視 点検実施条件設定手段 3 1 にて設定された巡視条件に従 い巡視点検機器情報フアイル 4 1を基に最適な巡視点検 コースとなるように編集する為の編集条件を判定し、 そ の結果を基に巡視点検項目編集手段 3 5で巡視点検コー スを編集する。
[0076] 第 1 8 A図は点検機器設置情報フアイル 4 1 a に保存 されている巡視点検機器設置情報表を、 また第 1 8 B図 および第 1 8 C図は、 それぞれ点検機器設置位置情報フ アイル 4 1 e に保存されている巡視点検機器設置位置間 距離情報表および巡視点検機器設置位置間時間情報表を 一例として示したものである。
[0077] 点検機器設置建屋情報フアイル 4 1 b、 点検機器設置 フロア情報ファイル 4 1 c、 点検機器設置部屋情報ファ ィル 4 1 dは、 第 1 8 B図における巡視点検機器設置位 置間距離情報表、 及び第 1 8 C図における巡視点検機器 設置位置間時間情報表と同様に構成されている。
[0078] 巡視点検実施条件設定で "巡視距離優先" が選択され たとすると、 巡視点検コース編集条件判定手段 3 4は、 巡視点検項目抽出手段 3 2にて抽出された点検項目デー 夕から、 第 1 7図における点検機器番号をすベて取り出 し、 対象となる点検機器に関する設置情報を第 1 8 A図 の巡視点検機器設置情報表から取り出す。 .その情報をも とに各建屋間の距離、 建屋内各フロア間の距離、 各フロ ァ内各部屋間の距離、 各部屋内各点検機器設置位置間の 距離を第 1 8 B図の巡視点検機器設置位置間距離情報表 より もとめ、 巡視距離が最短となるように巡視径路を決 定する。
[0079] 例えば、 巡視点検項目抽出手段 3 2で第 1 7図の点検 機器番号 1 , 2, 3等の巡視点検項目が取り出されたも のとすると、 巡視点検コース編集条件判定手段 3 4は 1 8 A図を基に点検機器を建屋別、 フロア別、 部屋別に 分け、 各建屋間、 各フロア間、 各部屋間の最短巡視経路 を求めた後、 同じ部屋内の機器については第 1 8 B図か らどの様な順序で巡回したら最短距離となるかを決定す る。 即ち、 第 1 8 A図から点検機器番号 2と 3は 3 Fの 同じ制御機器室内に設置されていることから両者は一つ のものとみなされ、 第 1 8 B図から各巡回経路の合計距 離が計算され、 最短距離となる経路が決定される。
[0080] 巡視点検項目編集手段 3 5では、 前記にて決定した巡 視経路に従い各点検項目を並び替え巡視点検コース保存 フ ァイル 4 2へ保存する。 データ送信手段 3 6は、 前記 にて編集された巡視点検コースを、 巡視点検コース保存 フ ァイル 4 2より取り出す。 同時に、 巡視点検時異常判 断の目安とする為に今回の巡視目的 (イベン ト要因) と 同じ巡視目的 (イベン ト要因) にて実施した以前の巡視 点検結果 (前回異常モー ド時の値) を巡視 ά検結果実績 フ ァイル 4 3より取り出し、 可搬型端末装置 2へ伝送装 置 3を介して送信する。
[0081] —方、 可搬型端末装置 2は、 処理装置 3 0から伝送装 置 3を介して送信された巡視点検コース及び前回の巡視 点結果を伝送手段 2 5を介して受け取る。 制御手段 2 1 は、 受け取った巡視点検項目を必要に応じて前回点検デ 一夕値と共に表示装置 2 6へ表示する。 こ こで前回値は、 点検時の参考データ (前回値との比較による異常値の判 断用) として使用する為のものである。 表示装置 2 6に 表示された巡視点検項目に従い巡視員が点検作業を実施 し、 その点検結果を入力装置 2 7より入力する。 全ての 巡視点検項目について点検作業を終了した時点で伝送手 段 2 5および伝送装置 3を介して巡視点検結果データを 処理装置 3 0へ送信する。
[0082] 巡視点検作業終了後、 処理装置 3 0は、 可搬型端末装 置 2より巡視点検結果のデータを伝送装置 3を介してデ 一夕受信手段 3 7で受け取る。 受け取られた点検データ は巡視点検データ保存手段 3 8により巡視点検結果実績 フ ァイル 4 3へ保存する。 こ こで点検結果のデータを保 存する場合、 データの検索が容易なように点検結果デ一 タのみでなく巡視点検実施目的等も点検結果データへッ ダとして保存する。
[0083] 第 1 9図は、 点検結果データ保存フォーマツ トの一例 を示すものである。 ここで点検結果データヘッダとして 点検データ採取日、 巡視点検目的、 点検対象ブラン ト構 成機器等を保存しておく ことで、 データ検索時それらの フィ 一ルドを検索キイ 一として容易に検索可能となる。 対話制御手段 3 9により巡視点検結果実鑌ファイル 4 3 から取り出された巡視点検結果は対話装置 4のディ スプ レイ 4 aへ点検結果の一覧表や、 異常項目の一覧表、 履 歴データのグラフ等として表示される。
[0084] このようにして、 巡視点検を実施する条件を与えるこ とにより、 その時の巡視目的にもっとも沿った最適な巡 視点検コースとなるように巡視点検項目を選択抽出し、 設定するこ とができるとと もに、 巡視目的に応じた巡視 点検方法を指定することで巡視距離、 時間等に無駄のな い効率的な巡視点検作業手順となるように巡視経路を考 慮した巡視点検コースを設定することができる。
[0085] なお上記実施例では、 巡視員の指定による巡視項目の ダイナミ ッ クな設定及び効果的な巡視コースの設定につ いてのみ記述したが、 プラ ン トのイ ンベン ト発生信号を 実施例の巡視点検実施条件設定手段に取り込むことで、 イベン ト発生 (例えばプラ ン ト起動時や事故時) を検出 することにより、 自動的に点検項目を設定することも可 能である。
[0086] また、 上記実施例ではブラ ン トのイベン トにより巡視 点検項目のダイナミ ックな設定について記述したが、 一 般的に実施される定期的な巡視点検につい.ての点検項目 のダイナミ ッ クな設定も可能である。
[0087] また、 巡視点検項目抽出手段 3 2では巡視点検結果実 績ファイル 4 3から前回のデータを取り出し、 その結果 を加味して今回点検すべき項目を決定するようにしても よい。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲
1. プラ ン ト設備の各所における巡視点検結果デー タを現場で収集するための可搬型端末装置 (2) と、 こ の可搬型端末装置で収集された巡視点検結果データを入 力し所要のデータ処理を行う処理装置 (1 ) と、 この処 理装置でデータ処理された巡視点検結果データを要求に より表示すると共に予め定められた複数の巡視点検順路 の中から必要な巡視点検順路を対話的に選択するための 対話装置 (4) とからなり、
前記処理装置 (1 ) は、 前記予め定められた複数の巡 視点検順路およびそれに含まれる巡視点検項目の識別情 報を予め記憶すると共に前記可搬型端末装置で収集され た巡視点検結果データを記憶するデータベース手段
(1 1 ) と、 前記対話装置を介して指定された巡視点検 項目の識別情報およびその巡視点検項目における過去の 巡視点検結果データを前記データベース手段から取り出 し前記可搬型端末装置に転送する設備管理処理手段
( 1 5 ) とを備えており、
前記可搬型端末装置 (2) は、 前記収集された巡視点 検結果データを記億するためのデータメ モリ (23) と、 前記巡視点検順路に従って前記処理装置から転送された 巡視点検項目の識別情報および過去の巡視点検結果デー タを更新表示する表示装置 (26) とを備えている 設備点検支援装置。
2. 前記対話装置 (4) は、 ディ スプレイ (4 a ) およびキーボー ド (4 b) を含んでいる、 請求の範囲第 1項に記載の設備点検支援装置。
3., 前記処理装置 ( 1 ) にプリ ンタ (5) が接続さ れている、 請求の範囲第 1項に記載の設備点検支援装置。
4. 前記可搬型端末装置 (2) は、 巡視点検結果デ 一夕が入力された時、 その入力時刻を一緒に入力するた めに時計回路 (22) を備えている、 請求の範囲第 1項 に記載の設備点検支援装置。
5. プラン ト設備の各所における巡視点検結果デー 夕を現場で収集するための可搬型端末装置 (2) と、 こ の可搬型端末装置で収集された巡視点検結果データを受 け取り、 予め定められた複数の巡視点検順路の中から最 適な巡視点検コースを決定する処理装置 (30) とから なり、
前記処理装置 (30) は、 巡視点検実施条件を設定す るための手段 (31 ) と、 設定された巡視点検実施条件 に基づいて対象となる巡視点検項目を巡視点検項目ファ ィル (40) の中から抽出する手段 (32) と、 抽出さ れた巡視点検項目を巡視目的に沿った最適な巡視点検コ ースと して編集し巡視点検コース保存フ ァイル (42) に保存する手段 (33) と、 前記可搬型端末装置 (2) から受取った巡視点検結果データを巡視点検結果実鑌フ アイル (43) に保存する手段 (38) と、 保存された 巡視点検結果データを表示させる手段 (39) とを備え ており、
前記可搬型端末装置 (2) は、 前記処理装置 (30) から送信された巡視点検コース情報を受け取る手段
(25, 2 1 ) と、 受け取った巡視点検項目を順次表示 する手段 (26) と、 表示された巡視点検項目に関する 巡視点検データを入力する手段 (27) と、 入力された 巡視点検結果データを前記処理装置 (30) へ送信する 手段 (2 1 , 25) とを備えている
設備点検支援装置。
6. 前記保存する手段 (33) は、 抽出された巡視 点検項目を最適な巡視点検コースに編集するための条件 を求める手段 (34) と、 抽出された巡視点検項目を、 条件を求める手段 (34) で判定された編集条件に従い 編集する手段 (35) とを含んでいる、 請求の範囲第 5 項に記載の設備点検支援装置。
7. 前記対話装置 (4) は、 ディ スプレイ (4 a) およびキーボー ド (4 b) を含んでいる、 請求の範囲第 5項に記載の設備点検支援装置。
8. 前記処理装置 (1 ) にプリ ンタ (5) が接続さ れている、 請求の範囲第 5項に記載の設備点検支援装置。
9. 前記可搬型端末装置 (2) は、 巡視点検結果デ —夕が入力された時、 その入力時刻を一緒に入力するた めに時計回路 (22) を備えている、 請求の範囲第 5項 に記載の設備点検支援装置。
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