专利摘要:

公开号:WO1991009024A1
申请号:PCT/JP1990/001600
申请日:1990-12-10
公开日:1991-06-27
发明作者:Shizuyoshi Fujimori;Michiro Ohnota;Yoshihiro Hirata;Koji Murakami
申请人:Kyorin Pharmaceutical Co., Ltd.;
IPC主号:C07D231-00
专利说明:
[0001] 明 糸田 書 キナゾリ ン -3- アル力ン酸誘導体とその塩およびその製造法 技 術 分 野
[0002] 本発明は血小板凝集抑制作用およびアルド一スレダクタ一ゼ阻害 作用を有する新規なキナゾリ ン- 3- アルカン酸誘導体、 その塩、 そ の製造法およびそれを含有する医薬品に関する。 背 景 技 術
[0003] 近年、 心筋梗塞などの血栓性疾患の成因やそれらの予防に血小板 やァラキドン酸代謝物が重要な役割を果たしていることが明らかに され、 血小板凝集抑制剤など、 これらの有用な阻害剤の開発が期待 されている。 一方、 糖尿病性神経症をはじめとする糖尿病合併症に はアルド一スレダクターゼが関与していることが明らかにされ、 ァ ルド一スレダクターゼ活性を阻害することは糖尿病に起因する合併 症状の治療や予防につながるものである。
[0004] 血小板凝集抑制作用を有する化合物又はアルドースレダクターゼ 阻害作用を有する化合物は、 それぞれ別個に広く探索が行われてい る。 例えば、 キナゾリ ン- 1一アルカン酸誘導体がアルドースレダク ターゼ阻害作用を有することが特開昭 62 -96476号、 特開平 1 - 125322 号、 特開平 1- 1 Π 164号に開示されているが、 これらの化合物は血小 板凝集抑制作用を有していない。 本発明のキナゾリン- 3—アル力ン 酸誘導体は新規化合物であり、 また本発明化合物が血小板凝集抑制 作用とアルドースレダクターゼ阻害作用を併せ持つことを推定され る従来技術は見当たらない。
[0005] 本発明の目的は優れたアルド一スレダクタ一ゼ阻害作用を有し、 同時に強力な血小板凝集抑制作用を併せ持つ医薬品として有用な化 合物を提供することにある。
[0006] 発明の開示
[0007] 本発明者らは、 かかる問題を解決するため鋭意研究を重ねてきた 結果、 一般式 [ I ]
[0008]
[0009] [式中、 Rは水素又はカルボキシル基の保護基であり、 R1は低級ァ ルキル基, アルケニル基, アルキニル基, 低級アルコキシ基, 低級 アルキルチオ基, ハロゲン, フヱニル基 (このフヱニル基は、 低級 アルキル, 低級アルコキシ, ハロゲン, トリフルォロメチル, カル ボキシェチレン又はェトキシカルボ二ルェチレンの 1〜 3個で置換 されていてもよい) 、 ナフチル基, 複素環 (この複素環は、 低級ァ ルキルの 1〜 3個で置換されていてもよい) 、 シクロアルキル基又 はベンゾィル基 (このベンゾィル基は、 低級アルキル又はハロゲン で置換されていてもよい) であり、 R2および R3は同一又は相異なつ て水素, ハロゲン, 低級アルキル基, 低級アルコキシ基, 置換され ていてもよいァラルキル基, ニトロ基, イミダゾリル基, イミダゾ リルメチル基又は- N— R4 (R4および R5は同一又は相異なって水素又 ゝ R5
[0010] は低級アルキル基を示すか、 又は互いに結合して他にヘテロ原子を 含んでもよい 5員もしくは 6員の複素環を示す) であり、 Xはカル ボニル, チォカルボニル又はメチレン基 (このメチレン基は、 低級 アルキル基で置換されていてもよい) であり、 Aは、 低級アルキレ ン又は低級アルケニレンであり、 nは 1〜3の整数を示す] で示されるキナゾリン -3—アル力ン酸誘導体又はその塩が優れた血 小板凝集抑制作用並びに強力なアルド一スレダクタ一ゼ阻害作用を 有することを見出し、 本発明を完成するに至ったものである。
[0011] 本発明において示される 「低級アルキル」 とはメチル, ェチル, n -プロピル, ィソプロピルなど直鎖状又は分岐状の炭素数 1〜6の ものが挙げられる。 「低級アルコキシ」 とはメ トキシ、 エトキシ、 n -プロボキシ、 イソプロポキシなど炭素数 1〜 3のものが挙げられ る。 「低級アルキルチオ」 とはメチルォチ, ェチルチオ, n-プロピ ルチオなど炭素数 1〜3のものが挙げられる。 「ハロゲン」 とはフ ッ素, 塩素, 臭素, ヨウ素が挙げられる。
[0012] 「R4と R5が互いに結合して他にヘテロ原子を含んでもよい 5員もし く も 6員の複素環」 とは、 例えばピロリジニル, ピベリジニル, モ ルフォリノ, チアゾリジル, イ ミダゾリル等が挙げられる。 「シク 口アルキル」 とは炭素数 3〜 6の脂環式炭化水素であり、 例えばシ クロプロピル, シクロブチル, シクロペンチル, シクロへキシルカく 挙げられる。 「複素環」 とは飽和又は不飽和の単環式又は多環式の 酸素, 硫黄および窒素を 1個以上含有し得る複素環式基であり、 例 えば、 ピリジニル, イミダゾリル, チェニル, イソォキサゾリル等 が挙げられる。 「ァルケニル」 とは炭素数 2〜 6の直鎖状又は分岐 状で少なく とも 1ケ所に不飽和結合を含む基であり、 例えばェテニ ル, プロべニル, イソプロぺニル、 ブテニル等が挙げられる。 「ァ ルキニル」 とは炭素数 2〜 6の直鎖状又は分岐状で少なく とも 1ケ 所に三重結合を含む基であり、 例えばェチニル, プロパルギル, プ チニル, ペンチニル等が挙げられる。 「カルボキシル基の保護基」 としては低級アルキル、 置換されていてもよいフヱニル基置換のァ ルキル, アルコキシアルキル, ヒ ドロキシアルキル, テトラヒ ドロ フラニル, テトラヒ ドロビラニル, ビバロイルォキシメチル等が挙 げられる。 Zで示される 「脱離基」 とはハロゲン (例えば塩素, 臭 素, ヨウ素) および置換スルホニルォキシ (例えばメタンスルホ二 ルォキシ, ベンゼンスルホニルォキシ) 又はヒ ドロキシであり、 好 ましいものはハロゲンである。 「低級アルキレン」 としては炭素数 1〜6のものでメチレン, エチレン, トリメチレン, テトラメチレ ンなどが挙げられる。 「低級アルケニレン」 とは 「低級アルキレン」 に準じ、 不飽和結合を有するものである。 本発明において 「その塩」 とは医薬品として許容できる塩であり、 例えばナトリウム, 力リウ ム, カルシウム, マグネシウム等の陽イオンとの塩である。 また、 本発明化合物の中には両性を示すものがあるが、 それらの塩とは、 無機酸 (塩酸, 硫酸など) 又は有機酸 (P-トルエンスルホン酸, 酢 酸など) との塩を含有し得る。 本発明によれば、 一般式 [I] の化合物は以下に示す方法で製造 することができる。
[0013] 1-a) 一般式 [ I ] で示される化合物は、
[0014] 一般式 [Π]
[0015] ) „ C00R
[0016]
[0017] [式中、 R, f¾, R3, Xおよび nは前述の通り] で示される化合物 と、 一般式 [m]
[0018] [式中、 Zは脱離基を示し、 f¾および Aは前述の通り]
[0019] で示される化合物を適当な塩基の存在下、 反応させることによって 得られる。 この反応はエタノール, ジメチルホルムアミ ド, ジメチ ルスルホキシドのような溶剤中、 塩基として、 例えば水素化ナトリ ゥムのようなアル力リ金属水素化物, 例えばナトリウムエトキシド 等の低級アルコキシド, 例えば水酸化ナトリウムのようなアルカリ 金属水酸化物, 例えば炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩, 例え ばピリジン, トリエチルァミ ン等の有機塩基の存在下で有利に行う ことができる。 この際、 反応を促進させるため、 触媒量ないし等モ ル量のヨウ化ナトリゥム等のアル力リ金属ヨウ化物を添加すること も有利である。 反応温度は 5Q〜120 °Cの範囲で行われ、 2〜10時間 で反応は完結する。
[0020] 一般式 [Π] で示される原料化合物の一部は公知であるが、 下記 の方法によって有利に合成することができる。 N一 N N一 N
[0021] ) „ Cひ OR 0
[0022] [式中、 R, R2, ί¾, Xおよび ηは前述の通り]
[0023] 即ち、 一般式 [XIX] で示される化合物と N, N'—カルボ二ルジィ ミダゾールを、 ジメチルホルムアミ ドゃジォキサンのような溶剤中- 又は無溶剤下で 80〜 0°Cに加熱することによって得られる。
[0024] 1 - b) また、 一般式 [I] の化合物は一般式 [IV]
[0025]
[0026] [式中、 Ri, Rz, f¾, X, Aおよび nは前述の通り]
[0027] で示される化合物を一般式 [V]
[0028] Z - (CH2 ) n -C00R [V]
[0029] [式中、 R, nおよび Zは前述の通り]
[0030] で示される化合物と適当な塩基の存在下で反応させることにって得 ることができる。
[0031] この反応は、 エタノール, ジメチルホルムアミ ド, ジメチルスル ホキシドのような溶剤中、 塩基として、 上述のアル力リ金属水素化 物, 低級アルコキシド, アルカリ金属水酸化物, アルカリ金属炭酸 塩あるいは有機塩基の存在下有利に行うことができる。 この場合、 水素化ナトリゥムあるいは炭酸力リゥムが好ましい。 この際、 反応 を促進させるため、 アル力リ金属ヨウ化物を添加することが有利で あ o
[0032] 一般式 [IV] で示される原料化合物は、 一部は公知であるが、 下 記の方法によって合成することができる。 r iy ]
[0033] [式中、 f¾, Rz, f¾, Xおよび Aは前述の通り]
[0034] 即ち、 一般式 [XX] で示される化合物と N, N' —カルボニルジイミ ダゾールをジメチルホルムアミ ドゃジォキサンのような溶剤中ある いは無溶剤下で 80〜 150°Cに加熱することによって得ることができ る。
[0035] 1-c) 一般式 [ I ] の化合物は、 一般式 [VI]
[0036]
[0037] [式中、 R , Ri, R2, f¾, X, Aおよび nは前述の通り]
[0038] で示される化合物と、 N, N'—カルボ二ルジィ ミダゾ一ルをジメチル ホルムアミ ド, ジォキサンなどの溶剤中あるいは無溶剤下で 8 0〜 1 5 0 °Cに加熱することによって得ることができる。 N, W—カルボ二 ルジィ ミダゾ一ルは等モルあるいはそれ以上用いることが望ましい, 反応は 1〜 5時間で完結する。
[0039] 2) 一般式 [ I ] において Rが水素である化合物は、 エステル型力 ルボン酸保護基を加水分解して得ることができる。 この加水分解は, 塩基又は酸の存在下に行うことができる。 好ましい塩基としては、 アル力リ金属水酸化物 (例えば水酸化ナ卜リゥムゃ水酸化力リウム など) であり、 室温から溶剤の沸点までの温度範囲で実施ざれる。 酸としては、 例えばギ酸, 酢酸, プロピオン酸, ベンゼンスルホン 酸等の有機酸, 例えば塩酸, 臭化水素酸, 硫酸等の無機酸又はその 混合物によって行うことができる。 この反応は通常過剰量の'酸を使 用し、 加熱下で行われる。
[0040] 両者とも、 反応溶剤としては水, アセ トン, メタノール, ェタノ —ル, プロパノール又はジメチルホルムアミ ドが用いられる。
[0041] 3) 一般式 [现]
[0042]
[0043] [式中、 R , Rt , f¾, F¾, Aおよび nは前述の通り]
[0044] で示される化合物は、 上述の 1 - a)〜(;), 2) の方法によって得ること のできる一般式 [K] (CH2 ) n COOR
[0045] [K]
[0046] [式中、 R, Ri, R2, f¾, Aおよび nは前述の通り]
[0047] で示される化合物を適当な硫化物と反応させることにより得ること ができる。 この反応で用いられる硫化物としては例えば口一ソン試 薬, 五硫化リ ンなどが挙げられる。
[0048] この反応は、 通常無水条件下, クロ口ホルム塩化メチレン, ジォ キサン, 二硫化炭素, ベンゼン, トルエン等、 反応に不活性な常用 の溶剤中で当量以上、 望ましくは 2〜 5倍当量の前述の硫化物を用 いて行われる。 反応温度は室温から 120°Cの範囲で行われ、 1〜5 時間継続することにより反応は完結する。
[0049] 4) また、 一般式 [I] で Rがカルボキシル基の保護基を示す化合 物は、 一般式 [X]
[0050]
[0051] [式中、 Ri, R2, Rs, X, Aおよび nは前述の通り]
[0052] で表される化合物を適当な塩基の存在下で一般式 [XI]
[0053] R'-z [XI] [式中、 はカルボキシル基の保護基を示し、 zは前述の通り] で表される化合物と反応させることにより得ることができる。 この 反応を用いる塩基としては例えばリチウム, ナトリゥム等のアル力 リ金属, 例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物, 例え ば水酸化ナトリウム, 水酸化力リゥム等のアル力リ金属水酸化物, 例えば炭酸ナトリウム, 炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩, 例 えばナトリウムメ トキシド等のアル力リ金属アルコキシド, 例えば トリェチルァミ ン, ピリジンのような有機塩基が挙げられる。 通常、 この反応はアセトン, ジメチルホルムアミ ド, クロ口ホルム等の反 応に不活性な溶剤中, 室温から 1 2 0 °Cの範囲で行われ、 3 0分から 2 時間で反応は完結する。
[0054] 一般式 [ I ] で Rがカルボキシル基の保護基を示す化合物は、 一 般式 [X ] で表される化合物の反応性誘導体と一般式 [XH]
[0055] R' - O H [ΧΠ]
[0056] [ は前述の通り]
[0057] で表される化合物と反応させることによつても得ることができる。 例えば、 [ X ] の反応性誘導体, 例えば酸ハライ ド等を例えばクロ 口ホルム, テトラヒ ドロフラン, ジメチルホルムアミ ド等の非プロ トン性溶剤中、 もしくは無溶剤下で、 メタノール, エタノール等の 低級アルコール、 例えばべンジルアルコール等のァラルキルアルコ —ル, 例えばエチレングリコール, メ トキシエチルアルコール等の 水酸基が置換されてもよぃヒ ドロキシ低級アルコール等と反応させ 得ることができる。 5) 一般式 [Χϋ]
[0058]
[0059] [式中、 Ri' はフヱニル基 (このフヱニル基は、 低級アルキル, 低 級アルコギシ, ハロゲン, トリフルォロメチル, カルボキシェチレ ン又はエトキシカルボ二ルェチレンの 1〜 3個で置換されていても よい) , !¾' は水素, ハロゲン, 低級アルコキシ基であり, R, A および nは前述の通り]
[0060] で表される化合物は、 一般式 [XIV]
[0061]
[0062] [式中、 R , Ri', f¾' , Aおよび nは前述の通り]
[0063] で示される化合物を、 例えば塩素, 臭素, N-クロロコハク酸イ ミ ド 等のハ口ゲン化剤によりハロゲン化することによつて一般式 [XV]
[0064]
[0065] A-Ri ' 2
[0066] [式中、 H a l はハロゲンであり、 R , R F¾', Aおよび nは前述の 通り]
[0067] で示される化合物を得、 次いでィミダゾールと縮合させることによ つて得られる。 ハロゲン化は通常、 四塩化炭素, 酢酸, クロ口ホル ム等を溶剤として用い、 過酸化ベンゾィル等の過酸化物や、 光照射 によって有利に行うことができる。 反応は、 室温から溶剤の沸点ま での温度範囲で、 2〜6時間で完結する。 イミダゾールとの縮合は、 適当な塩基の存在下, ジォキサン, ジメチルホルムアミ ド, ジメチ ルァセトアミ ド等の溶剤中、 80〜 120°Cの加熱することによって得 ることができる。 塩基としては炭酸カリウム, 炭酸ナトリウム等の アル力リ金属炭酸塩ゃィミダゾ一ルそれ自身が望ましい。
[0068] 6) 一般式 [X¾]
[0069]
[0070] [式中、 [¾' は水素, ハロゲン, 低級アルキル基, 低級アルコキシ 基, 置換されていてもよいァラルキル基, ニトロ基であり, R , Ri,
[0071] Aおよび nは前述の通り]
[0072] で表される化合物は、 一般式 [Χ¾ 3
[0073]
[0074] [式中、 R , f¾' および nは前述の通り]
[0075] で表される化合物を等モル以上の N, N' 一カルボ二ルジィミダゾール と共に、 ジォキサン又はジメチルホルムアミ ド中、 又は無溶剤下で 1 00〜1 6 G °Cに加熱することによって得られる一般式 [X ]
[0076]
[0077] [式中、 R, F¾' および nは前述の通り]
[0078] で示される化合物と一般式 [m]
[0079]
[0080] [式中、 F¾, Aおよび Zは前述の通り]
[0081] で表される化合物とを、 卜 a)の条件と同様に反応させることによつ て得られる。
[0082] 一般式 [XW] で示される化合物は、 4, 5 -ジフルォロ無水イサトン 酸と、 アミノアルカン酸又はそのエステル (例えばグリシン, 2 -ァ ミノプロピオン酸, ァラニン等並びにそのエステル誘導体及びその 塩) とを縮合させることによって得ることができる。 この反応は、 適当な塩基 (例えば炭酸カリウム, 炭酸ナトリウム, トリェチルァ ミ ン, ピぺリジン, ピリジン等) の存在下、 エタノール, ジォキサ ン、 又はこれらの溶剤と水の混合物中、 室温ないし 70°Cまでの温度 範囲で行われる。
[0083] 以上の方法で得られる化合物は、 公知の分離精製手段、 例えば溶 媒抽出, 再結晶, クロマトグラフィーなどにより単離精製すること ができる。
[0084] 一般的 [I] で示される化合物の製薬的に許容される塩が更に必 要である場合には、 常法により、 例えば水酸化ナトリウム, 水酸化 力リゥム等の陽イオンを共存する塩基、 又は例えば塩酸, 硫酸等の 無機酸や例えばフマル酸ゃシユウ酸等の有機酸と反応させて得るこ とができる。
[0085] 発明を実施するための最良の形態
[0086] 本発明化合物の製造例および実施例を記載し、 本発明を更に詳細 に説明する。
[0087] 参考例 1 ェチル (2-ァミノ- 5—クロロべンゾィル) アミノアセテ
[0088] 一ト
[0089] グリシンェチルエステル塩酸塩 5 gをジォキサン 160mi、 水 40 mlの混液に溶解し、 6-クロロ- 2H- 3, 1-ベンゾォキサジン- 2, 4 (1H)― ジオン 11. 9 gを加えた。 これに室温撹拌下、 トリェチルァミ ン 8. 1 gを滴下し 30分撹拌した。 更に 1時間撹拌後、 ジォキサンを留去し、 水 lOOmlを加え、 析出物を瀘取し、 水洗、 乾燥した後四塩化炭素で 再結晶し、 表題化合物 11. 0 gを得た。 m. p. 108— 110°C 元素分析値(%) N 2 0 3 として
[0090] 計算値 C : 51. 47 H : 5. 10 N : 10. 92
[0091] 実測値 C : 51. 27 H : 5. 08 N : 10. 88
[0092] 参考例 2 ェチル 6 -クロ口- 1. 4ージヒ ドロ- 2. 4—ジォキソ -3 (2H) - キナゾリ ンアセテー ト
[0093] 参考例 1の化合物 27. 6 gをジォキサン 35 mlに溶解し、 N, N'—カル ボニルジイミダゾ一ル 35 gを加え、 150°Cに加熱した。 ジォキサン を留去後、 更に 20分間加熱撹拌した。 冷却後メタノールを加え、 析 出した結晶を濾取乾燥した。 ジォキサンで再結晶し、 表題化合物 28. 6 gを得た。 m. p. 214. 0— 215. 0°C
[0094] 元素分析値(%) N 2 0 4 として
[0095] 計算値 C : 50. 98 H : 3. 92 N : 9. 91
[0096] 実測値 C : 50. 68 H : 3. 84 N : 9. 88
[0097] 参考例 3 2- (4—クロ口フエニルメチルァミノ) ベンズアミ ド
[0098] 1 - ( 4-クロ口フエニルメチル) - 2H-3, 1 -ベンゾォキサジン- 2, 4 (1H) —ジオン 14. 4 gを濃アンモニア水 400 ml中 100°Cに加熱し 3時 間撹拌した。 冷却後結晶を濾取、 水洗乾燥した。 エタノールで再結 晶し、 表題化合物 8. 6 gを得た。 m. p. 138 - 139°C
[0099] 参考例 4 1- (4-クロ口フエニルメチル) キナゾリン- 2. 4- (1 H, 3H)
[0100] ージオン
[0101] 参考例 3の化合物 3. 5 gと N, N' —カルボ二ルジィミダゾ一ル 4. 4 gをジォキサン 10 ml中で 150 °Cに加熱した。 ジォキサン留去後さら に 30分加熱撹拌した。 冷却後メタノールで浸潤し析出結晶を濾取乾 燥した。 ジォキサンより再結晶し、 表題化合物 30 gを得た。
[0102] m. p. 217- 218°C
[0103] 元素分析値(%) C15RliC£ N2 02 として
[0104] 計算値 C : 62. 83 H : 3. 87 N : 9. 77
[0105] 実測値 C : 62. 88 H : 3. 70 N : 9. 75
[0106] 参考例 5 ェチル [2- [N- (2, ί—ジクロロフヱニル) メチル] アミ ノ- 5—メ トキシベンゾィル] ァミノアセテート 1- (2. 4 -ジクロ口フエニル) メチル -6—メ トキシ- 2Η-3, 1-ベンゾ ォキサジン- 2, 4 (1H)—ジオン 5. をジォキサン 150ml, 水 30mlの 混液に溶解しグリシンェチルエステル塩酸塩 1、 4 gを加え更にトリ ェチルァミ ン 1. 9 gを滴下し、 3時間還流した。 放冷後溶媒留去し 水を加えて酢酸チェルにて抽出し、 乾燥、 溶媒留去し油状物として 表題化合物 4. Ί gを得た。
[0107] 参考例 6 ェチル (2-ァミノ- 4, 5—ジフルォロベンゾィル) ァミノ アセテート
[0108] グリシンェチルエステル塩酸塩 19 gをジォキサン 280 ml, 水 70ml の混液に溶解し、 6, 7-ジフルォ口- 2H-3, 1-ベンゾォキサジン- 2, 4 (1H)—ジオン 21. 7 gを加え室温撹拌下トリエチルアミ ン 14. 7 gを滴 下した。 さらに 30分撹拌したのち、 70°Cに加熱し 1, 5時間撹拌した。 ジォキサンを留去し水 150mlを加え析出結晶を瀘取、 水洗、 乾燥し た。 これを酢酸ェチルから再結晶し、 表題化合物 20 gを得た。
[0109] m. p. 147°C 元素分析値(%) C 11Ei2F 2 N2 03 として
[0110] 計算値 C : .16 H : 4.69 N : 10.85
[0111] 実測値 C : 50.78 H : 4.31 N : 10.36
[0112] 実施例 1
[0113] ェチル 6-クロ口- 1- (4-クロロフヱニル) メチル - 1, 4 ジヒ ドロ- 2, 4 ージォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンァセテー ト
[0114] 水素化ナ ト リウム (60%) 0.34 gをジメチルホルムアミ ド 30mlに 懸濁し、 6-クロ口- 1, 4ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -3 (2H)ーキナゾリ ンアセテー ト 2.00 gを加え、 室温にて 10分間撹拌後、 2-クロ口ベン ジルクロライ ド 1.25gを加え、 室温で 20分間、 更に 70°Cとして 1時 間撹拌した。 空冷後水に注ぎ析出物を濾取しエタノールより再結晶 し、 表題化合物 0.78 gを得た。 m p. 137- 138°C
[0115] 元素分析値(%) C19H16C 2 N2 04 として
[0116] 計算値 C : 56.03 H : 3.96 N : 6.88
[0117] 実測値 C : 56.12 H : 3.88 N : 6.77
[0118] 実施例 2
[0119] ェチル 1- (4-ブロモ -2—フルオロフェニル) メチル -6—クロ口- 1, 4 ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト
[0120] ェチル 6-クロロ- 1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト 10gを乾燥ジメチルホルムアミ ド 250 mlに溶解し、 炭 酸カリウム 4.86 gを加え、 撹拌下 4-ブロモ 2-フルォロベンジルブ口 マイ ド 10.40gを添加した。 60°Cで 1時間撹拌した後氷水 400mlに 投入し、 結晶を濾取し、 エタノールより再結晶して表題化合物 12.0 gを得た。 m. p. 145 - 146°C
[0121] 元素分析値 C 19H15B r F N2 04 として 計算値 C : 48. 59 H : 3. 22 N : 5. 96 実測値 C : 48. 54 H : 3. 18 N : 5. 96
[0122] 9 一
[0123] 実施例 3— 79
[0124] 実施例 1, 2と同様な方法で以下に示す化合物を得た
[0125]
[0126] R n A R 1 融点 (°C) (再結晶溶媒)
[0127] 50 6-N02 -CH2― - -> - c/ 155-156 (EtOH)
[0128] 51 6-C/ -CH2 - - C CH 118-119 (EtOH)
[0129] 5 6-C/ -CH2 - 131 (EtOH) u 6-Et - CH2 - - T - Br 125-126 (EtOH) ϋ 4 fi 7- (OCH, ) つ - CH2 - -^v- Br
[0130] J 0 fi - F -^= - Br 1 fi1 (CH^ CN) υ 3 -CH2 - - Br 156-158 fCH^ CN)
[0131] 57 5-C/ -CH2 - ¾T - Br 156 (EtOH)
[0132] 58 -CH2 - Br 155-156 (EtOH)
[0133] 59 6 - Br -CH2 - - = - Br 1 7-148 (EtOH)
[0134] 60 6-Ci - CH- CH2 CH - ,/ 88-89 (シク uへキサン)
[0135] 6 u1 6-Ci 一し H (.H o ίιΠ 一 104-105 (EtOH)
[0136] 62 6-OCH2 <^ - " -CH2 - 155-156 (EtOH)
[0137] M
[0138] 63 6-N (CH3 ) 2 -CH2 - -< c - 143-144 (EtOH)
[0139] 64 6-C/ - (CH2 ) 6 - -Br 67-68 (Et2 0)
[0140] 65 6-NO2 -CH2 - 138-138. 5 (EtOH)
[0141] 66 6"0 -CH2 - - - Br Ϊ73-1Ϊ4 (CH3 CN) 実施例 80
[0142] ェチル 1- (4 -クロロフヱニル) メチル -1, 4ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキ ソ- 3 (2H)—キナゾリ ンァセテ一 ト
[0143] 水素化ナトリウム 0. gを乾燥ジメチルホルムァミ ド 20mlに懸濁 し、 これに 1- (4-クロロフヱニル) メチル -3H-キナゾリ ン- 2, 4ージ オン 1.43 gを加えて 15分撹拌した。 その後更にブロモ酢酸ェチル 0.92gを滴下し、 室温にて 2時間撹拌した。 放冷後、 水 500mlに注 ぎ、 析出物を瀘取し、 エタノールから再結晶し、 1.29gの表題化合 物を得た。 πι· p. 138 - 139°C
[0144] 元素分析値(%) C19H17C N2 04 として
[0145] 計算値 C : 61.21 H : 60 N: 7.52
[0146] 実測値 C : 61.12 H : 4.45 N : Ί.48 実施例 81— 84
[0147] 実施例 80と同様な方法で以下に示す化合物を得た。
[0148]
[0149] 難例 R" A R1 n 融点 (。c) (再結晶溶媒)
[0150] 81 H -0> - CI 2
[0151] 82 6-C -CH2 - - - Ci 1 168-168.5 (EtOH)
[0152] 83 H - CH2 - * -< >- c/ 2 ΙΠ-118 (EtOH)
[0153] 84 H - CH2 - -< = - c/ 3 109-110 (EtOH) 実施例 85
[0154] 1 - (4-ブロモ -2—フルオロフヱニル) メチル -6—クロ口- 1, 4ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -3 (2H)—キナゾリ ン酢酸
[0155] ェチル 1- (4-ブロモ -2—フルオロフェニル) メチル -6—クロ口 -1, 4ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト 0 gを濃塩酸 nOml, 酢酸 140mlに懸濁し、 濃硫酸 l mlを加えて 3時 間還流した。 空冷後反応液を氷水 600 mlに投入し、 析出物を瀘取し エタノールより再結晶し、 15. Ogの表題化合物を得た。
[0156] m. p. 189°C
[0157] 元素分析値 {(%¾) C17HnB r C& F N 2 04 と して
[0158] 計算値 C 46.23 H : 2.51 : 6.34
[0159] 実測値 C 46.28 H : 2.39 N : 6.30
[0160] 実施例 86
[0161] 6-クロ口- 1- (4-フルォロフヱニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジ ォキソ -3 (2H)—キナゾリン酢酸
[0162] ェチル 6-クロ口- 1- (4-フルォ口フヱニノレ) メチノレ- 1, 4—ジヒ ドロ -2, 4ージォキソ -3 (2H)一キナゾリ ンアセテー ト 1.59 gをエタノール 50mlに溶解し、 水酸化力リウム 0.30 gの水溶液 5 mlを加え、 1時間 還流した。 放冷後エタノールを留去し、 残渣に水 30mlを加え、 溶解 し、 濃塩酸にて酸性とし、 析出物を濾取、 ァセトニトリルより再結 晶し、 0.75 gの表題化合物を得た。 m. p. 211- 212°C 元素分析値(%) C17H12C FN2 04 として 計算値 C : 56.28 H : 3.34 N : 7.72 実測値 C : 56.26 H : 3.29 N : 1.68
[0163] 実施例 87 - 175
[0164] 実施例 85, 86と同様な方法で以下に示す化合物を得た o
[0165] A-R1
[0166]
[0167]
[0168]
[0169] 難例 Rn A R1 (。C) (再結晶溶媒)
[0170] 168 5-C/ -CH2 - - - c< 127-128 (ベンゼン)
[0171] 169 6-C/ -CH2 - ~^J^^- COOH >300 (ジォキサン -へキサン)
[0172] A-R1
[0173] era
[0174] A-R1
[0175] mm Rn A R1 n 融点 (。C) (再結晶灘
[0176] 173 H -CH2 - - - c/ 2
[0177] c/、
[0178] 174 H -CH2 - 2 192-193 (EtOH)
[0179] 1Ϊ5 H -CH2 - 3 170 (EtOH) 実施例 176
[0180] ヒ ドロキシェチル 6-クロ口- 1- (2, 4-ジクロロフエニル) メチル - 1, 4 —ジヒ ドロ- 2.4—ジォキソ- 3 (2H)一キナゾリ ンアセテー ト
[0181] 水素化ナトリウム(60%) 60mgを乾燥ジメチルホルムァミ ド 10mlに 懸濁し、 それに 6-クロ口- 1-(2, 4-ジクロロフエニル) メチル -1, 4— ジヒ ドロ- 2.4—ジォキソ -3 (2H)—キナゾリ ン酢酸 500mgを乾燥ジメ チルホルムアミ ド 3mlに溶解した溶液を撹拌下滴下した。 そのまま 室温にて 30分撹拌後、 エチレンプロモヒ ドリ ン Omgを添加し 110 °Cにて 4時間撹拌した。 放冷後水 200mlに注ぎ塩酸酸性とし、 酢酸 ェチルにて抽出した。 無水硫酸マグネシゥムにて乾燥後溶媒留去し、 残渣をエタノールより再結晶し、 表題化合物 300mgを得た。
[0182] m. p. 167 - 168°C
[0183] 元素分析値(%) C19H 3 N 2 05 として
[0184] 計算値 C : 49.86 H : 3.30 N : 6.12
[0185] 実測値 C : 49.88 H : 3.21 N : 6.16
[0186] 実施例 Π7
[0187] 実施例 176と同様な方法で下記に示す化合物を合成した。
[0188] ビバロイルォキシメチル 6-クロ口- 1- (3, 4-ジクロロフヱニル) メ チル- 14-ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンァセテー ト。 m. p. 125 - 126°C (EtOH)
[0189] 実施例
[0190] ェチル 1- (2, 4-ジクロロフエニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ- 2—ォキ ソ- 4ーチォキソ- 3 (2H)一キナゾリ ンアセテー ト ェチル 1- (2, 4-ジクロロフエニル) メチル- 14-ジヒ ドロ- 2, 4—ジ ォキソ - 3 (2H)—キナゾリンァセテ一ト 3.80gをトルエン 100mlに溶 解し、 ローソン試薬 5.70gを加え、 7時間 30分還流し、 更に 1.90g のローソン試薬を加え、 5時間還流後、 溶媒留去した。 残渣にエタ ノール 10mlを加えて、 洗浄し、 更にエタノールより再結晶し、 2.80 gの表題化合物を得た。 m. p. 138 - 139°C
[0191] 元素分析値 «) C19H16C 2 N2 03 Sとして
[0192] 計算値 C : 91 H : 3.81 N : 6.62
[0193] 実測値 C : 53.98 H : 3.76 N : 6.61
[0194] 実施例 179— 181
[0195] 実施例 178と同様な方法で以下の化合物を合成した。
[0196] 実施例 179
[0197] ェチル 1- (4-ブロモ -2—フルオロフェニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ -2—ォキソ -4ーチォキソ -3 (2H)—キナゾリ ンアセテート。
[0198] m. p. 109- 110°C (EtOH)
[0199] 実施例 180
[0200] ェチル 1- (4-ブロモ -2—フルオロフヱニル) メチル -6—クロ口- 1, 4 —ジヒ ドロ- 2—ォキソ -4—チォキソ -3 (2H)—キナゾリンァセテ一ト。
[0201] m. p.89 - 90°C (EtOH)
[0202] 実施例 18j
[0203] ェチル 1- (3, 4-ジク口口フエニル) メチル- 1, 4—ジヒ ドロ- 6—メチ ル- 2—ォキソ -4ーチォキソ -3 (2H)—キナゾリ ンアセテート。
[0204] m. p. 175.5 - 177 °C (EtOH) 実施例 182
[0205] ェチル 1- (3, 4-ジクロロフエニル) メチル -1, 4ージヒ ドロ- 2—ォキ ソ- 4—チォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト。
[0206] m. p. 128 - 129°C (EtOH)
[0207] 実施例 183
[0208] 1- (2, 4-ジクロロフヱニル) メチル- 1, 4—ジヒ ドロ- 2—ォキソ -4一 チォキソ -3 (2H)—キナゾリ ン酢酸
[0209] ェチル 1- (2, 4-ジクロロフヱニル) メチル -14-ジヒ ドロ- 2—ォキ ソ -4—チォキソ -3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト を酢酸1()1111に 溶解し、 濃塩酸 3ml、 次いで濃硫酸 0.5mlを加え 1時間還流した。 放冷後水 200mlに注ぎ析出物を濾取した。 酢酸より再結晶し、 300 mgの表題化合物を得た。 m. p. 220 - 221°C
[0210] 元素分析値(%) C17H12C 2 N 2 03 Sとして
[0211] 計算値 C : 51.66 H : 3.06 N : 7.09
[0212] 実測値 C : 51.90 H : 3.05 N : 7.02
[0213] 実施例 4— 186
[0214] 実施例 183と同様な方法で以下の化合物を合成した。
[0215] 実施例 184
[0216] 1 - (4-ブロモ -2—フルォロフヱニル) メチルー 1, 4-ジヒ ドロ- 2—ォ キソ- 4—チォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ン酢酸。
[0217] m. p. 269 - 270.5 。C (EtOH) 実施例 185
[0218] 1- (4-ブロモ -2—フルオロフヱニル) メチル一 6-クロ口- 1, 4—ジヒ ドロ- 2—ォキソ -4—チォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ン酢酸。
[0219] m, p. 249. 5 - 250. 5°C (AC OE t)
[0220] 実施例 186
[0221] 1- ( 3, 4-ジクロロフエニノ H) メチル- 1, 4—ジヒ ドロ- 2—ォキソ -4— チォキソ- 3 (2H) —キナゾリ ン酢酸。 m. p. 237 - 238°C (CH3 CN) 実施例 187
[0222] ェチル 1- (2, 4-ジクロロフヱニル) メチル -6—メ トキシ- 1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4ージォキソ -3 (2H)—キナゾリ ンァセテ一 ト
[0223] ェチル (2- ( (2, 4 -ジクロロフヱニル) メチル) ァミ ノ - 5—メ ト キシベンゾィル) アミソアセテー ト 5. 2 gを N, N' —カルボ二ルジィ ミダゾール 6. 2 gをジォキサン 10 mlに溶解し、 140— 150 °Cに加熱 してジォキサンを留去し、 更に 140 °Cにて 15分間加熱した。 空冷後 ェタノールを加えて結晶性物質を濾取し、 ェタノールより再結晶し て、 2. 8 gの表題化合物を得た。 m. P. 167 - 168°C
[0224] 元素分析値(%) C 20 H 18 C 2 N 2 0 5 として
[0225] 計算値 C : 54. 94 H : 4. 15 N : 6. 41
[0226] 実測値 C : 54. 93 H : 4. 11 N : 6. 34
[0227] 実施例 188
[0228] ェチル 1- ( 3, 4-ジクロロフエニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジ ォキソ -6—ィ ミダゾリルメチル -3 (2H)—キナゾリ ンァセテ一 ト ェチル 1- (3, 4-ジクロロフヱニル) メチルー 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4— ジォキソ- 6—メチル -3 (2H)—キナゾリ ンアセテート 3.5 gと N -プロ モコハク酸イ ミ ド 1.66 gおよび触媒量の過酸化ベンゾィルを四塩化 炭素 30 ml中で 2時間還流した。
[0229] 不溶物を濾別し、 濾液を濃縮し、 残渣にエーテルを加えて結晶化 させ、 得られた結晶をァセトニトリルより再結晶しェチル 6-ブロモ メチル -1一 (3, 4-ジクロロフエニル) メチル一1, 4 -ジヒ ドロ- 2, 4— ジォキソ- 3 (2H)—キナゾリ ンァセテ一ト I 0 gを得た。
[0230] m. p. 128 - 129°C
[0231] 上記ブロモ体 1.90 gとイ ミダゾ一ル 0.28 gおよび炭酸力リウム 0.53 gをジメチルホルムアミ ド 30ml中にて 100°Cで 1.5時間撹拌し た。 放冷後水 500mlに注ぎ析出晶を濾取し、 シリカゲルカラムクロ マ トグラフィ ー (展開溶媒クロ口ホルム : メ夕ノール =10: 1) に て精製し、 ァセトニト リルより再結晶し、 0.33 gの表題化合物を得 た。 m. p. 201 - 202°C
[0232] 元素分析値(%) C23H20C 2 N4 04 として
[0233] 計算値 C : 56.68 H : 4.14 N : 11.50
[0234] 実測値 C : 56.57 H : 4.02 N : 11.26
[0235] 実施例
[0236] 1- (3, 4-ジクロロフヱニル) メチル -1, 4ージヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -6—ィミダゾリルメチル -3 (2H)—キナゾリン酢酸
[0237] ェチル 1- (3, 4-ジクロロフヱニル) メチル一 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4— ジォキソ- 6—イ ミダゾリルメチル -3 (2H)—キナゾリ ンアセテート 0. 71 gを 1 N水酸化ナトリウム水溶液 1. 6ml、 エタノール 20ml中で 1時間還流した。 エタノールを留去し、 3 N塩酸にて中和し、 析出 晶を瀘取、 水洗、 乾燥した。 酢酸より再結晶し、 表題化合物 0. 50 g を得た。 m. p. 243 - 244°C
[0238] 元素分析値(%) C21H16C 2 Ν4 04 · H2 0として
[0239] 計算値 C : 52. 84 H : 3. 80 N : 11. 74
[0240] 実測値 C : 52. 55 H : 3. 45 N : 11. 5
[0241] 実施例 190
[0242] ェチル 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ- 6—フルォ口- 7—イ ミダゾリル - 3 (2H)—キナゾリ ンアセテー ト
[0243] ェチル (2 -ァミ ノ -4, 5—ジフルォロベンゾィル) アミ ノアセテー ト 20. 0 g、 N, N' —カルボニルジイミダゾール 25. 1 g、 ジォキサン 35 mlを 150 °Cに加熱し、 ジォキサンを留去後、 1時間加熱し、 放冷後、 得られた結晶をメタノールで洗浄し、 ジメチルホルムアミ ドにて再 結晶し、 13. 8 gの表題化合物を得た。 m. p. 276 - 278°C
[0244] 元素分析値(%) C 15H13F N4 04 として
[0245] 計算値 C : 54. 22 H : 3. 94 N : 16. 86
[0246] 実測値 C : 54. 03 H : 3. 98 N : 16. 74
[0247] 実施例 191
[0248] ェチル卜 (2, 4-ジクロロフヱニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジ ォキソ -6—フルォ口- 7—イ ミダゾリル -3 (2H)ーキナゾリ ンァセテ一 h ェチル 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -6—フルォ口- 7—ィ ミダゾリ ル- 3(2H)—キナゾリ ンァセテー ト 2.33 gをジメチルホルムアミ ド 50 mlに溶解し、 炭酸力リゥム 0.97gおよび 2, 4-ジクロロべンジルクロ ライ ド 1.51 gを加え、 100°Cにて 5時間撹拌した。 放冷後水 500ml に注ぎ、 析出物を濾取し、 エタノールより再結晶し、 表題化合物 2.25 gを得た。 m. p. 192 - 193°C
[0249] 元素分析値( C22H17C 2 FN4 04 として
[0250] 計算値 C : 53.78 H : 3.49 N : 11. 0
[0251] 実測値 C : 53.62 H : 3.54 N : 11.30
[0252] 実施例 192— 193
[0253] 実施例 191と同様な方法で以下の化合物を合成した。
[0254] 実施例 192
[0255] ェチル 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -6—フルォ口- 7—ィ ミダゾリル -1- ( (4-ト リフルォロメチル) フエニル) メチル -3 (2H)一キナゾ リ ンァセテー ト。 m. p. 132 - 133°C (Et2 0)
[0256] 実施例 193
[0257] ェチル 1- (3, 4-ジクロロフヱニル) メチル -1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジ ォキソ -6—フルォロ- 7—イ ミダゾリル -3 (2H)—キナゾリ ンァセテー ト。 m. p. 129 - 130°C (EtOH)
[0258] 実施例 194
[0259] 1- (2, 4-ジクロロフエニル) メチル- 1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -6—フルォロ- 7—ィ ミダゾリル -3 (2H)—キナゾリ ン酢酸 ェチル 1- (2, 4-ジクロロフヱニル) メチルー 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4— ジォキソ- 6—フルォ口- 7—ィミダゾリル- 3 (2H)—キナゾリンァセテ ート 2. Q gをエタノール 50 mlに溶解し、 1 N水酸化ナトリウム水溶 液 4. 5 mlを加え、 1. 5時間還流した。 エタノールを留去し、 水を加 え、 3 N塩酸で pH 5とし析出物を瀘取した。 ジォキサンより再結晶 し、 表題化合物 930mgを得た。 m. p. 188 - 189°C
[0260] 元素分析値(%) C 20 H 13 C 2 F N 4 04 として
[0261] 計算値 C : 51. 85 H : 2. 83 N : 12. 10
[0262] 実測値 C : 51. 91 H : 2. 91 N : 11. 94
[0263] 実施例 195— 196
[0264] 実施例 194と同様な方法で以下の化合物を合成した。
[0265] 実施例 195
[0266] 1, 4-ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ- 6—フルォ口- 7—イ ミダゾリル -1— ( (4-トリフルフロメチル) フヱニル) メチル -3 (2H)—キナゾリン 酢酸。 m. p. 245 - 246°C (ジォキサン)
[0267] 実施例 196
[0268] 1- ( 3, 4-ジクロロフエニル) メチル- 1, 4—ジヒ ドロ- 2, 4—ジォキソ -6—フルォロ- 7—ィミダゾリル- 3 (2H)—キナゾリン酢酸
[0269] m. p. 251 - 253°C (ジォキサン)
[0270] 産業上の利用可能性
[0271] 本発明による新規なキナゾリン- 3—アル力ン酸誘導体及びその塩 類は、 顕著なアルド一スレダクタ一ゼ阻害活性を有し、 糖尿病合併 症の治療及び予防のための薬剤として有用である。 又、 本発明化合 物は優れた血小板凝集抑制作用を有し、 脳循環系障害, 動脈系疾患, 血栓症, 心疾患, 局所貧血性発作および糖尿病に伴なう血管障害治 療にも有用である。
[0272] 実験例 1
[0273] くアルド一レスレダクタ一ゼ阻害作用〉
[0274] ラッ トのレンズより酵素アルドースレダクターゼを部分精製し、 ハイマンらの方法 (Hyman et al; J. Biol. Cheni, 240, 877 (1965) ) を用いて本発明化合物の阻害活性を測定した。 本発明化合物の IC50 値 (酵素活性の 50%を阻害する薬物濃度) は、 1 7〜 10 9Mであり、 優れたアルドースレダクターゼ阻害作用を示した。
[0275] 実験例 2
[0276] <血小板凝集抑制作用 >
[0277] ゥサギのクェン酸過多血小板血漿を用い、 ァラキドン酸惹起によ る凝集をァグリゴメータ一で測定した。 本発明化合物の 1C50値 (血 小板凝集の 50%を阻害する薬物濃度) は、 1 5〜 10 7Mであり、 優 れた血小板凝集抑制作用を示した。
权利要求:
Claims言青求の範囲
(1) 一般式 [ I ]
[式中、 Rは水素又はカルボキシル基の保護基であり、 Riは低級ァ ルキル基, アルケニル基, アルキニル基, 低級アルコキシ基, 低級 アルキルチオ基, ハロゲン, フヱニル基 (このフヱニル基は、 低級 アルキル, 低級アルコキシ, ハロゲン, トリフルォロメチル, カル ボキシェチレン又はェトキシカルボ二ルェチレンの 1〜 3翻で置換 されていてもよい) 、 ナフチル基, 複素環 (この複素環は、 低級ァ ルキルの 1〜3個で置換されていてもよい) 、 シクロアルキル基又 はベンゾィル基 (このベンゾィル基は、 低級アルキル又はハロゲン で置換されていてもよい) であり、 f¾および f¾は同一又は相異なつ て水素, ハロゲン, 低級アルキル基, 低級アルコキシ基, 置換され ていてもよいァラルキル基, ニトロ基, イミダゾリル基, イミダゾ リルメチル基又は- N— t (1¾および Reは同一又は相異なって水素又 は低級アルキル基を示すか、 又は互いに結合して他にヘテロ原子を 含んでもよい 5員もしくは 6員の複素環を示す) であり、 Xはカル ボニル, チォカルボニル又はメチレン基 (このメチレン基は、 低級 アルキル基で置換されていてもよい) であり、 Aは、 低級アルキレ ン又は低級アルケニレンであり、 nは 1〜3の整数を示す] で示さ れるキナゾリン- 3—アル力ン酸誘導体又はその塩。
(2) (a) 一般式 [Π]
[式中、 R, R2, Rs, Xおよび nは前述の通り] で示される化合物 又はその塩と、 一般式 [m]
Rt - A - Z [Π] [式中、 Ζは脱離基であり、 および Αは前述の通り]
で示される化合物と反応させるか、
(b) 一般式 [IV]
[式中、 Ri, f¾, Rs, Xおよび Aは前述の通り] で示される化合物 又はその塩と、 一般式 [V]
Z-(CH2 ) n - COOR [V] [式中、 Zは脱離基であり、 Rおよび nは前述の通り]
で示される化合物と反応させるか、 ( c ) 一般式 [VI]
[式中、 R , Ri, Rz, R , X, Aおよび nは前述の通り]
で示される化合物又はその塩を N, N'—カルボ二ルジィミダゾ一ルと 反応させることを特徵とする特許請求の範囲第 1項記載のキナゾリ ン- 3—アルカン酸誘導体又はその塩の製造方法。
(3) 一般式 [W]
[式中、 R'はカルボキシル基の保護基であり、 Ri, R2, F¾, X , A および nは前述の通り]
で示される化合物を加水分解することを特徴とする特許請求の範囲 第 1項において Rが水素原子であるキナゾリン- 3—アル力ン酸誘導 体又はその塩の製造方法。
(4) 一般式 [IX]
Α— RI [式中、 R, Ri, R2, F¾, Aおよび nは前述の通り] で示される化合物を硫化物と反応させることを特徵とする特許請求 の範囲第 1項において Xがチォカルボニル基であるキナゾリン -3— アル力ン酸誘導体又はその塩の製造方法。
(5) 一般式 [X]
[式中、 Rl, R2, R3, X, Aおよび nは前述の通り]
で示される化合物を一般式 [XI]
R'-z [XI] [式中、 R'および Zは前述の通り]
で示される化合物とを、 適当な塩基の存在下で反応させるか、 一旦 カルボン酸の反応性誘導体を生じさせ、 一般式 [χπ]
R'-OH [ΧΠ] [式中、 は前述の通り]
で示される化合物とを反応させることを特徴とする特許請求の範囲 第 1項において Rがカルボキシル基の保護基であるキナゾリン- 3— アル力ン酸誘導体又はその塩の製造方法。
(6) 一般式 [XIV]
[式中、 Ri' はフヱニル基 (このフエニル基は、 低級アルキル, 低 級アルコキシ, ノヽロゲン, トリフルォロメチル, カルボキシェチレ ン又はェトキシカルボニルエチレンの 1〜3個で置換されていても よい) 、 f¾' は水素, ハロゲン, 低級アルコキシ基であり、 R, A および nは前述の通り]
で示されるキナゾリン- 3—アル力ン酸誘導体に、 ハロゲン化剤を作 用させて一般式 [XV]
[Ha l はハロゲンであり、 R , [¾' , (¾', Aおよび nは前述の通 で示される化合物を得、 ついでィミダゾールと反応させることを特 徵とする特許請求の範囲第 1項において がフエニル基 (このフエ ニル基は、 低級アルキル, 低級アルコキシ, ハロゲン, トリフルォ ロメチル, カルボキシエチレン又はェトキシカルボニルエチレンの 1〜 3個で置換されていてもよい) 、 がィミダゾリルメチル基, [¾が水素, ハロゲン, 低級アルコキシ基であり、 Xがカルボニル基 であるキナゾリ ン- 3—アル力ン酸誘導体又はその塩の製造方法,
(7) 一般式 [X¾]
[式中、 f¾' は水素, ハロゲン, 低級アルキル基、 低級アルコキシ 基, 置換されていてもよいァラルキル基, ニトロ基であり, Rおよ び nは前述の通り]
で示される化合物を N, N' 一カルボ二ルジィミダゾールで処理するこ とにより一般式
[式中、 R, F¾' および nは前述の通り]
で示される化合物を得、 ついで一般式 [ m ]
[式中、 Zは脱離基であり、 および Aは前述の通り]
で示される化合物と反応させることを特徵とする特許請求の範囲第 1項において がイミダゾリル基, は水素, ハロゲン, 低級アル キル基, 低級アルコキシ基、 置換されていてもよいァラルキル基, 二ト口基, Xがカルボニル基であるキナゾリン- 3—アル力ン酸誘導 体又はその塩の製造方法 (
(8) 一般式 [ I ]
[式中、 Rは水素又はカルボキシル基の保護基であり、 Riは低級ァ ルキル基, アルケニル基, アルキニル基, 低級アルコキシ基, 低級 アルキルチオ基, ハロゲン, フヱニル基 (このフヱニル基は、 低級 アルキル, 低級アルコキシ, ハロゲン, トリフルォロメチル, カル ボキシェチレン又はェトキシカルポ二ルェチレンの 1〜 3個で置換 されていてもよい) 、 ナフチル基, 複素環 (この複素環は、 低級ァ ルキルの 1〜 3個で置換されていてもよい) 、 シクロアルキル基又 はベンゾィル基 (このベンゾィル基は、 低級アルキル又はハロゲン で置換されていてもよい) であり、 F¾および f¾は同一又は相異なつ て水素, ハロゲン, 低級アルキル基, 低級アルコキシ基, 置換され ていてもよいァラルキル基, ニトロ基, イミダゾリル基, イ ミダゾ リルメチル基又は- N— F¾ (R4および ί¾は同一又は相異なって水素又 は低級アルキル基を示すか、 又は互いに結合して他にヘテロ原子を 含んでもよい 5員もしくは 6員の複素環を示す) であり、 Xはカル ボニル, チォカルボニル又はメチレン基 (このメチレン基は、 低級 アルキル基で置換されていてもよい) であり、 Aは、 低級アルキレ ン又は低級アルケニレンであり、 nは 1〜3の整数を示す] で示されるキナゾリ ン -3—アル力ン酸誘導体又はその塩の少なく と も一種以上を有効成分とする血小板凝集抑制剤。
-般式 [ I ]
[式中、 Rは水素又はカルボキシル基の保護基であり、 F¾は低級ァ ルキル基, アルケニル基, アルキニル基, 低級アルコキシ基, 低級 アルキルチオ基, ハロゲン, フヱニル基 (このフヱニル基は、 低級 アルキル, 低級アルコキシ, ハロゲン, トリフルォロメチル, カル ボキシェチレン又はェトキシカルボ二ルェチレンの 1〜 3翻で置換 されていてもよい) 、 ナフチル基, 複素環 (この複素環は、 低級ァ ルキルの 1〜 3個で置換されていてもよい) 、 シクロアルキル基又 はベンゾィル基 (このベンゾィル基は、 低級アルキル又はハロゲン で置換されていてもよい) であり、 および は同一又は相異なつ て水素, ハロゲン, 低級アルキル基, 低級アルコキシ基, 置換され ていてもよいァラルキル基, ニトロ基, イ ミダゾリル基, イミダゾ リルメチル基又は- N— f¾ (Rdおよび f¾は同一又は相異なって水素又 は低級アルキル基を示すか、 又は互いに結合して他にヘテロ原子を 含んでもよい 5員もしくは 6員の複素環を示す) であり、 Xはカル ボニル, チォカルボニル又はメチレン基 (このメチレン基は、 低級 アルキル基で置換されていてもよい) であり、 Aは、 低級アルキレ ン又は低級アルケニレンであり、 nは 1〜 3の整数を示す] で示さ れるキナゾリ ン- 3—アル力ン酸誘導体又はその塩の少なく とも一種 以上を有効成分とするアルド一スレダクターゼ阻害剤。
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