专利摘要:

公开号:WO1990011192A1
申请号:PCT/JP1990/000352
申请日:1990-03-16
公开日:1990-10-04
发明作者:Noboru Matsuguchi;Tadashi Matsuguchi
申请人:Daimatsu Kagaku Kogyo Co., Ltd.;
IPC主号:B42D15-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 はがきおよびその製造方法 技術分野
[0002] この発明は、 はがきおよびその製造方法に関し、 特に、 たとえば はがき台紙の表面に形成された秘密事項を一時的に隠すことができ る、 はがきおよびその製造方法に関する。 背景技術
[0003] この発明の背景となる従来のはがきには、 その表面に秘密事項が 形成されたはがき台紙と、 そのはがき台紙の表面に感圧型接着剤で 貼着された貼着片とを含むものがあった。
[0004] このような従来のはがきでは、 貼着片によってはがき台紙の表面 の秘密事項を隠すことができるが、 貼着片をはがき台紙の表面から 剝離することが函難であるので、 秘密事項を一時的に隠すためには 好ま し く なかった。
[0005] そこで、 貼着片をはがき台紙の表面から剝離しゃすくするために はがき台紙の表面にシリ コ ン加工などのような剝離加工を施して、 貼着片が剝離可能となるように構成することが考えられる。 しかし ながら、 はがき台紙の表面に剝離加工を施すことは装置の複雑化を 招き、 コス トが高く なる。 さ らに、 はがき台紙の表面に剝離加工を 施せば、 貼着材がはがき台紙の表面から不用意にはがれてしまう。 発明の開示 それゆえに、 この発明の主たる目的は、 はがき台紙の表面に加工 を施すことなく、 はがき台紙の表面の一部を好適にかつ一時的に隱 すことができる、 はがきおよびその製造方法を提供することである, 第 1 の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され、 折り返してはがき台紙に貼着され、 少な く ともその一部分を被覆す る被覆材とを含み、 被覆材は隱ぺぃ性を有する基材と、 基材の一方 主面に形成されるプライ マ層と、 プライマ層の表面に形成される熱 接着性樹脂層とを含み、 被覆材は熱接着性樹脂層によってはがき台 紙の表面に貼着された、 はがきである。
[0006] 第 2の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され折 り返してはがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを舍むはが き材を準備する工程と、 次の (A ) および ( B ) の各工程によって 被覆材を製造する工程と、 (A ) 基材の一方主面にプライ マ層を形 成する工程、 (B ) プライ マ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する 工程、 はがき材の基材を折り返して、 はがき台紙の少な く とも表面 の一部に熱接着性樹脂層によって被覆材を貼着する工程とを含む、 上述の第 1 の発明のはがきを製造するためのはがきの製造方法であ る。
[0007] 第 3の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され、 折り返して前記はがき台紙に貼着され、 少なく ともその一部分を被 覆する被覆材とを含み、 被覆材は基材と、 基材の一方主面に形成さ れ隱ぺい性を有する隱ぺぃ層と、 隱ぺぃ層の表面に形成されるブラ イマ層と、 プライマ層の表面に形成される熱接着性樹脂層を含み、 被覆材は熱接着性樹脂層によつてはがき台紙の表面に貼着された、 はがきである。 第 4の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され折 り返してはがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを含むはが き材を準備する工程と、 次の (A ) ないし ( C ) の各工程によって 被覆材を製造する工程と、 (A ) 基材の一方主面に隱ぺぃ性を有す る隱ぺぃ層を形成する工程、 (B ) 隱ぺぃ層の表面にプライ マ層を 形成する工程、 ( C ) プライマ層の表面に熱接着性樹脂層を形成す る工程、 はがき材の基材を折り返して、 はがき台紙の少なく とも表 面の一部に前記熱接着性樹脂層によって被覆材を貼着する工程とを 含む、 上述の第 3の発明のはがきを製造するためのはがきの製造方 法である。
[0008] 第 5 の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され、 折り返してはがき台紙に貼着され、 少なく ともその一部分を被覆す る被覆材とを含み、 被覆材は隱ぺぃ性を有する基材と、 基材の一方 主面に形成されるプライ マ層と、 ブライ マ層の表面に形成され弱い 接着力を有する第 1 の熱接着性樹脂層と、 第 1 の熱接着性樹脂層の 表面の一部に形成され強い接着力を有する第 2 の熱接着性樹脂層と を舍み、 被覆材は第 1 の熱接着性樹脂層および第 2の熱接着性樹脂 層によってはがき台紙の表面に貼着された、 はがきである。
[0009] 第 6 の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され折 り返してはがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを含むはが き材を準備する工程と、 次の (A ) ないし ( C ) の各工程によって 被覆材を製造する工程と、 (A ) 基材の一方主面にプライマ層を形 成する工程、 ( B ) プライマ層の表面に弱い接着力を有する第 1 の 熱接着性樹脂層を形成する工程、 ( C ) 第 1 の熱接着性樹脂層の表 面の一部に強い接着力を有する第 2 の熱接着性樹脂層を形成するェ 程、 はがき材の基材を折り返して、 はがき台紙の少なく とも表面の 一部に第 1 の熱接着性樹脂層および第 2 の熱接着性樹脂層によって 被覆材を貼着する工程を含む、 上述の第 5 の発明のはがきを製造す るためのはがきの製造方法である。
[0010] 第 7 の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され、 折り返してはがき台紙に貼着され、 少なく ともその一部分を被覆す る被覆材とを舍み、 被覆材は基材と、 基材の一方主面に形成され隠 ぺぃ性を有する隱ぺぃ層と、 隱ぺぃ層の表面に形成されるプライマ 層と、 ブライマ層の表面に形成され弱い接着力を有する第 1 の熱接 着性樹脂層と、 第 1 の熱接着性樹脂層の表面の一部に形成され強い 接着力を有する第 2の熱接着性樹脂層とを含み、 被覆材は第 1 の熱 接着性樹脂層および第 2の熱接着性樹脂層によってはがき台紙の表 面に貼着された、 はがきである。
[0011] 第 8 の発明は、 はがき台紙と、 はがき台紙と一体的に形成され折 り返してはがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを舍むはが き材を準備する工程と、 次の (A ) ないし (D ) の各工程によって 被覆材を製造する工程と、 (A ) 基材の一方主面に隱ぺぃ性を有す る隱ぺぃ層を形成する工程、 (B ) 隱ぺぃ層の表面にプライ マ層を 形成する工程、 ( C ) プライマ層の表面に弱い接着力を有する第 1 の熱接着性樹脂層を形成する工程、 (D ) 第 1 の熱接着性樹脂層の 表面の一部に強い接着力を有する第 2 の熱接着性樹脂層を形成する 工程、 はがき材の基材を折り返して、 はがき台紙の少なく とも表面 の一部に、 第 1 の熱接着性樹脂層および第 2の熱接着性樹脂層によ つて被覆材を貼着する工程を含む、 上述の第 7 の発明のはがきを製 造するためのはがきの製造方法である。 この発明の上述の目的およびその他の目的, 特徴, 局面および利 点は、 添付図面に関連して行なわれる以下の実施例の詳細な説明か ら一層明らかとなろう。 図面の簡単な説明
[0012] 第 1 A図および第 1 B図は、 この発明の一実施例であるはがきを 示す斜視図である。
[0013] 第 2 A図および第 2 B図は、 前記実施例の断面図である。
[0014] 第 3図は、 第 1 A図および第 2 A図実施例に示すはがきの製造方 法の一例を示す図解図である。
[0015] 第 4図は、 連続したはがき材の斜視図である。
[0016] 第 5図は、 連続したはがき材の被覆材を折り返してはがき台紙に 貼り付けた状態を示す図解図である。
[0017] 第 6 A図および第 6 B図は、 それぞれ、 この発明の他の実施例を 示し、 第 6 A図ばその斜視図であり、 第 6 B図はその断面図である < 第 7 A図および第 7 B図は、 それぞれ、 第 6 A図および第 6 B図 に示すはがきの基材をはがした状態を示し、 第 Ί A図はその斜視図 であり、 第 7 B図はその断面図である。
[0018] 第 8 A図および第 8 B図は、 それぞれ、 この発明のさ らに他の実 施例を示し、 第 8 A図はその斜視図であり、 第 8 B図はその断面図 である。
[0019] 第 9 A図および第 9 B図は、 それぞれ、 第 8 A図および第 8 B図 に示すはがきの基材の幅細部分をはがした状態を示し、 第 9 A図は その斜視図であり、 第 9 B図はその断面図である。
[0020] 第 1 0図は、 この発明の一実施例であるはがきを示す断面図であ る。
[0021] 第 1 1図は、 前記実施例の被覆材を切断してはがき台紙より引き 剝がした状態を示す断面図である。
[0022] 第 1 2図は第 1 0図に示すはがきの製造方法の一例を示す図解図 である。
[0023] 第 1 3図は、 この発明の他の実施例を示す断面図である。
[0024] 第 1 4図は、 第 1 3図に示すはがきの被覆材をはがした状態を示 す断面図である。
[0025] 第 1 5図は、 この発明の別の実施例を示す平面図である。
[0026] 第 1 6図は、 第 1 5図に示すはがきの変形例を示す平面図である < 発明を実施するための最良の形態
[0027] 第 1 A図および第 1 B図は、 この発明にかかるはがきを示す斜視 図である。
[0028] 第 2 A図および第 2 B図は、 前記実施例の断面図である。
[0029] このはがきは、 はがき材 1 0を含み、 はがき材 1 0 は、 官製はが き大に形成されたはがき台紙 1 2 と、 このはがき合紙 1 2の一部に 貼着された被覆材 1 4 とを舍む。 被覆材 1 4は、 はがき台紙 1 2 の 一方端から延びて一体的に形成され、 折り返してはがき台紙 1 2に 貼着される。
[0030] また、 はがき台紙 1 2の表面には、 当たり, はずれなどの く じ部 1 6 aおよびたとえば金融や保険の案内などのような秘密事項 1 6 bが、 形成されている。 この く じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bは はがき台紙 1 2の表面に、 たとえば印刷することによって形成され る。 なお、 このく じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bは、 たとえば手 書きによって形成されてもよい。
[0031] 被覆材 1 4 は、 はがき台紙 1 2の一方端から延びて一体的に形成 される基材 1 8を舍む。
[0032] この基材 1 8 は、 たとえば紙、 合成樹脂フィルムなどの比較的柔 軟で鋏などで切断することが可能な素材をもって形成され、 この基 材 1 8の一方主面には隱ぺぃ層 2 0が形成されている。
[0033] 隠べい層 2 0 は、 たとえば銀ィ ンク等でベタの銀刷り印刷をする ことによって形成され、 またはアルミ ホイ ル等の隱ぺぃ力を有する フィルム材を接着剤等をもって積層するこ とによって形成される。
[0034] この隱ぺぃ層 2 0の表面には、 後述の熱接着性樹脂層 2 4の接着 力を強めるためのプライマ層 2 2が形成される。 このブライ マ層 2 2 は、 隱ぺぃ層 2 0の表面に、 たとえば塩化ビュル一酢酸ビュル共 重合体などの樹脂を塗布することによって形成される。
[0035] さらに、 プライ マ層 2 2の表面には、 たとえば熱接着性樹脂を、 加熱しながら押し出しコ ーティ ングし、 あるいは溶剤に溶解させま たは水に分散させてグラビアまたはシルクスク リ ーン等の印刷をす る ことによって、 熱接着性樹脂層 2 が形成される。
[0036] この熱接着性樹脂層 2 4 は、 たとえば 1 0 0 'cないし 2 0 0 'cの 温度で溶融し、 たとえば紙からなるはがき台紙 1 2に接着されるこ とができるよう に形成されている。
[0037] 前記熱接着性樹脂の例としては、 E V A系の接着剤を選択できる , この接着剤の組成は、 E V A (ヱチレン—酢酸ビニル共重合樹脂) 粘着付与剤、 ワ ックス、 抗酸化剤からなり、 補助的に可塑剤、 充塡 剤が添加される場合がある。
[0038] 粘着付与剤としては、 部分水添口ジンのグリ セ リ ンヱステル、 口 ジンのグリ セ リ ンエステル、 ペンタエ リ ス リ ト ール変成ロ ジ ン、 石 油樹脂、 メ チルスチレ ン ビュル トルエ ン共重合体、 テルペン油 重合体、 テルペンフヱノ ール重合体などがある。
[0039] ワ ッ ク スと しては、 ノ、'ラ フ ィ ンワ ッ ク ス、 マイ ク ロ ク リ スタ リ ン ワ ッ ク ス、 低分子量ポ リ エチレ ンワ ッ ク ス、 フ ィ ッ シャー トロプシ ュ ワ ッ ク ス、 カ スタ ーワ ッ ク ス、 塩素化パラ フ ィ ンなどがある。
[0040] 抗酸化剤としては、 ヒンダ一 ドフユノ ール系化合物、 サリチル酸 系化合物、 ベンゾフユノ ン系化合物、 ベンゾ ト リ アゾール系化合物- 烧系化合物、 硫黄系化合物、 有機金属系化合物などがある。
[0041] 前記実施例以外の熱接着性樹脂の例としては、 スチ レン -ブタジ ェ ン一スチ レ ン共重合体、 スチ レン一 ィ ソプレン一スチレ ン共重合 体、 ポ リ エチ レン、 エチ レン一ェチルァク リ レー ト共重合樹脂、 ェ チ レ ン—アタ リ ル酸共重合樹脂、 エチ レ ン一ァク リ ル酸メ チル共重 合樹脂、 エチ レ ン—メ チルメ タ ク リ レー ト共重合樹脂、 エチ レ ン— メ タク リ ル酸共重合樹脂、 アイ オノ マ一樹脂、 ポ リ メ チルペンテ ン 樹脂、 エチ レ ン一 ビニルアルコ ール共重合樹脂、 塩化ビニ リデン樹 脂、 塩ビ—酢ビ共重合樹脂、 ボリ ア ミ ド樹脂、 スチ レン—アク リル 酸共重合樹脂、 ポ リ スチ レ ン樹脂、 ポリアク リ ル酸共重合樹脂、 ポ リエステル樹脂、 ポリ ウ レタ ン樹脂、 ワ ッ ク ス類などが選択できる , これらをもつて印刷 · 塗工するときには、 加熱しながら、 あるいは 溶剤に溶かしまたは水に分散して用いるとよい。
[0042] 引き続き、 このはがきの製造方法について説明する。
[0043] まず、 はがき材 1 0を形成するための連続紙を準備する。 こ の連 続紙の幅方向には、 はがき台紙 1 2部分と基材 1 8部分とが連続し て形成されている。 したがって、 連繞紙の幅方向の長さは、 はがき 台紙 1 2 の長さと基材 1 8 の長さとの合計の長さとなる。
[0044] そして、 この連繞紙の基材 1 8部分の一方主面に、 銀ィ ンクにて ベタで銀刷り印刷を、 たとえばオフセ ッ ト印刷等の周知の印刷方法 あるいはコーティ ングすることによって隠ぺぃ層 2 0を形成する。 次に、 第 3図に示すように、 この隱ぺぃ層 2 0が形成されたはが き材 1 0をロール状に巻いた積層物を、 被覆材製造装置 3 0 の保持 ローラ 3 2 に装塡する。
[0045] 保持ローラ 3 2に保持されたはがき材 1 0 は、 その一端が解きほ どかれて、 樹脂塗布装置 3 4に導かれる。 この樹脂塗布装置 3 4は、 基材 1 8 の隱ぺぃ層 2 0の表面に、 たとえば、 前記した塩化ビュル -酢酸ビニル共重合体などの樹脂 2 2 aを印刷または塗布するため のものである。
[0046] そして、 この樹脂 2 2 aが印刷 · 塗布された基材 1 8 は、 乾燥機 3 6に導かれ、 そこで樹脂 2 2 aが乾燥されてプライ マ層 2 2 とし て形成される。
[0047] 次に、 プライマ層 2 2が形成されたはがき材 1 0 は、 たとえば前 記したェチ レ ン -酢酸ビニル共重合樹脂を主剤とする熱接着性樹脂 2 4 aを印刷または塗布するための熱接着性樹脂塗布装置 4 0 に導 かれる。 この熱接着性樹脂塗布装置 4 0 は、 活版印刷、 グラビア印 刷、 シルク スク リ ーン印刷など公知の印刷または塗布方法を利用し た印刷 · 塗布装置である。
[0048] この熱接着性樹脂塗布装置 4 0 によって、 プライ マ層 2 2 の表面 には、 熱接着性樹脂 2 4 aが印刷または塗布される。
[0049] 次に、 この熱接着性樹脂 2 4 aが印刷 · 塗布されたはがき材 1 0 は、 乾燥機 4 2 に導かれ、 そこで熱接着性樹脂 2 4 aが乾燥されて 熱接着性樹脂層 2 4 として形成される。
[0050] このようにして、 このはがき材 1 0では、 第 4図に示すように、 基材 1 8 の一方主面に、 隱ぺぃ層 2 0、 ブライマ層 2 2および熱接 着性樹脂層 2 が順次積層された、 被覆材 1 4が形成される。 そし て、 この被覆材 1 4が形成されたはがき材 1 0 は、 巻き取り ローラ 4 4によってロール状に巻き取られる。
[0051] この実施例においては、 第 2 A図および第 4図に示すように、 基 材 1 8 の一方主面に隱ぺぃ層 2 0が形成され、 隱ぺぃ層 2 0の表面 にブライマ層 2 2が形成され、 さらに、 このプライマ層 2 2の表面 に熱接着性樹脂層 2 4が形成されている。 そして、 プライマ層 2 2 によって、 熱接着性樹脂層 2 の接着力が強められている。 したが つて、 熱接着性樹脂層 2 4は、 基材 1 8 に強く接着され、 はがき台 紙 1 2 に弱く接着される。
[0052] なお、 この基材 1 8 として、 アル ミ ホ イ ル等のように隱ぺぃ性に 優れたものを選択した場合には、 隱ぺぃ層 2 0を形成しなくてもよ い。 この場合、 ブライマ層 2 2 は、 基材 1 8の一方主面に形成され る。 そして、 熱接着性樹脂層 2 4は、 ブライマ層 2 2の表面に形成 される。
[0053] また、 はがき材 1 0 の材料としては、 前記実施例においては口― ル状に巻かれた連続紙を選択したが、 各片に分離されたいわゆる枚 葉型の基材を選択してもよい。
[0054] また、 基材 1 8の表面には、 適宜はがきの性質に適した印刷を施 してもよ く、 前記した実施例のように連続したものの場合に、 たと えば基材 1 8の送り ピッチを検知するための検知マーク (矢印〉 を 墨色等によつて印刷してもよい。 引き続き、 はがき材 1 0 は、 はがき台紙 1 2部分にこの被覆材 1 4部分を貼着する被覆材粘着装置に導かれる。 このとき、 はがきの 表面の一部に形成された銀行預金残高等の秘密事項をこの被覆材 1 4によって被覆するには、 予めはがき材の適宜な箇所、 たとえば表 面下欄に適宜な文字を予め印刷しておく必要性がある。
[0055] なお、 この被覆材 1 4を、 たとえばはがきの下欄に接着させる場 合、 はがき材 1 0を順次送り込み、 第 5図に示すように、 はがき台 紙 1 2部分と被覆材 1 4部分との境界において折り返して、 はがき 台紙 1 2 と被覆材 1 4 とを接合する。 そして、 加圧ローラにてはが き材 1 0の表面を加圧しながら、 はがき台紙 1 2の表面に被覆材 1 4を貼着すればよい。 そして、 はがき材 1 0が適当な大きさにカ ツ ティ ングされ、 この発明のはがきが形成される。
[0056] このようにして接着された被覆材 1 4において、 熱接着性樹脂層 2 4は、 基材 1 8 ないしは隱ぺぃ層 2 0 に強く接着され、 はがき台 紙 1 2 に弱く接着される。
[0057] したがって、 第 1 B図および第 2 B図に示すように、 たとえば、 被覆材 1 4を切断して、 はがき合紙 1 2から比較的簡単に引き剥が すことができる。 なお、 被覆材 1 4 は、 それを切断しなくても全体 をはがき台紙 1 2から簡単に引き剥がすこ とができる。 そして、 は がき台紙 1 2 の表面のく じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bを、 見る ことができる。
[0058] 第 6 A図および第 6 B図は、 それぞれ、 この発明の他の実施例を 示し、 第 6 A図はその斜視図であり、 第 6 B図はその断面図である この実施例では、 特に、 基材 1 8 , 隱ぺぃ層 2 0 , プライ マ層 2 2 および熱接着性樹脂層 2 4の上下両端に、 たとえば、 ミ シン目から なる切目 2 6 aおよび 2 6 bが形成されている。 これらの切目 2 6 a , 2 6 bは、 たとえば切歯付き口ールいわゆるダイ 口一ルを舍む 切目形成装置あるいは切歯を有するダイ力 ッタを含む切目形成装置 によつて形成される。
[0059] したがって、 この実施例では、 第 7 A図および第 7 B図に示すよ うに、 被覆材 1 4の上下方向の中央部分をはがす際、 被覆材 1 4を 切目 2 6 a , 2 6 bで切断して、 はがき台紙 1 2から比較的簡単に 引き剝がすことができる。 そして、 引き剝がせば、 はがき台紙 1 2 の表面の く じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bを見ることができる。 第 8 A図および第 8 B図は、 それぞれ、 この発明のさらに他の実 施例を示し、 第 8 A図はその斜視図であり、 第 8 B図はその断面図 である。 この実施例では、 特に、 切目 2 6 bの少し内側において、 基材 1 8 , 隱ぺぃ層 2 0 , プライ マ層 2 2および熱接着性樹脂層 2 4には、 別の切目 2 6 cが形成されている。 この切目 2 6 。 は、 た とえばダイ ロールで切目 2 6 aおよび 2 6 b とともに形成される。 さらに、 切目 2 6 bおよび 2 6 c の間において、 基材 1 8 , 隱ぺぃ 層 2 0 , プライマ層 2 2および熱接着性樹脂層 2 の一端には、 た とえば平面半円形の切欠部 2 6 dが形成されている。
[0060] したがって、 この実施例では、 被覆材 1 4の上下方向の中央部分 をはがす際、 第 9 A図および第 9 B図に示すように、 まず、 切目 2 6 bおよび 2 6 c間の幅細部分ではがされる。 この場合、 切欠部 2 6 dに指をかければ、 切目 2 6 bおよび 2 6 c間の幅細部分で簡単 にはがすこ とができる。 そして、 被覆材 1 4の上下方向の中央部分 を切目 2 6 aで折り曲げるか切目 2 6 aで切断すれば、 はがき台紙 1 2の表面の く じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bを見ることができ る。
[0061] なお、 第 8 A図および第 8 B図に示す実施例において、 切欠部 2 6 dを形成する代わりに、 切目 2 6 bおよび 2 6 cの間で外側に延 びる突片を形成してもよい。 このようにすれば、 その突片をつまむ ことによって、 被覆材 1 4などの幅細部分をさらに簡単にはがすこ とができる。
[0062] 上述の各実施例では、 いずれも、 被覆材 1 4の上下方向の中央部 分がはがせるように構成されているが、 たとえば、 基材 1 8 , 隱ぺ い層 2 0 , プライ マ層 2 2および熱接着性樹脂層 2 4の周囲にそつ て切目を形成して、 まず、 被覆材 1 4の中央部分をはがき台紙 1 2 からはがすことができるように構成してもよい。
[0063] また、 上述の各実施例では、 いずれも く じ部 1 6 aが、 はがき台 紙 1 2の表面に形成さているが、 く じ部 1 6 a は、 隱ぺぃ層 2 0を 有する場合には隱ぺぃ層 2 0の表面およびはがき台紙 1 2 の表面の いずれの面に形成されてもよ く、 隱ぺぃ層 2 0を有しない場合には 基材 1 8の一方主面およびはがき台紙 1 2 の表面のいずれの面に形 成されてもよい。
[0064] 第 1 0図は、 この発明の一実施例であるはがきを示す断面図であ る。
[0065] 第 1 1図は、 前記実施例の被覆材を切断して、 はがき台紙より引 き剝がした状態を示す断面図である。
[0066] このはがきは、 はがき材 1 0を含み、 はがき材 1 0 は、 官製はが き大に形成されたはがき台紙 1 2 と、 このはがき台紙 1 2 の一部に 貼着された被覆材 1 4 とを含む。 被覆材 1 4は、 はがき台紙 1 2の 一方端から延びて一体的に形成され、 折り返してはがき台紙 1 2に 貼着される。
[0067] また、 はがき台紙 1 2の表面には、 たとえば当たり, はずれなど のく じ部 1 6 aおよびたとえば金融や保険の案内などのような秘密 事項 1 6 bが、 形成されている。
[0068] この被覆材 1 4は、 はがき台紙 1 2の一方端から延びて一体的に 形成される基材 1 8を舍み、 基材 1 8は、 たとえば紙、 合成樹脂フ ィルムなどの比較的柔軟で、 铗などで切断することが可能な素材を もって形成され、 この基材 1 8の一方主面には隱ぺぃ層 2 0が形成 されている。
[0069] この隱ぺぃ層 2 0の表面には、 後述の第 1の熱接着性樹脂層 2 8 の接着力を強めるためのブライマ層 2 7が形成される。 このプライ マ層 2 7 は、 隱ぺぃ層 2 0の表面に、 たとえば塩化ビュル—酢酸ビ ニル共重合体などの樹脂を塗布することによって形成される。
[0070] さらに、 プライマ層 2 7 の表面には、 たとえば弱い接着力を有す る熱接着性樹脂を、 加熱しながら押し出しコーティ ングし、 あるい は溶剤に溶解させまたは水に分散させてグラビアまたはシルクスク リ ーン等の印刷をするこ とによって、 弱い接着力を有する第 1 の熱 接着性樹脂層 2 8が形成される。
[0071] この第 1 の熱接着性樹脂層 2 8 は、 たとえば 1 0 0 でないし 2 0 0 での温度で溶融し、 たとえば紙からなるはがき台紙 1 2に弱い接 着力で接着されることができるように形成されている。
[0072] 前記の弱い接着力を有する熱接着性樹脂の例としては、 前記した 第 1図図示例の熱接着性樹脂層 2 を形成する樹脂と同様なものを 選択すればよい。
[0073] さらに、 第 1 の熱接着性樹脂層 2 8の表面には、 強い接着力を有 する第 2 の熱接着性樹脂層 2 9が形成される。 この実施例において は、 第 2 の熱接着性樹脂層 2 9 は、 はがき台紙 1 2の長手方向の両 側、 すなわち被覆材 1 4の上下両端に一定幅をもって形成されてい る。 さらに、 この第 2の熱接着性樹脂層 2 9 は、 はがき合紙 1 2の 幅方向の両側、 すなわち被覆材 1 4の左右両端において、 スポ ッ ト 状に形成されている。 この第 2の熱接着性樹脂層 2 9 は、 第 1 の熱 接着性樹脂層 2 8の表面に、 たとえば E V A系の接着剤, スチ レン 一ブタ ジエ ン—スチ レ ン共重合体, スチ レ ンー ィ ソプレ ン—スチ レ ン共重合体などからなり、 強い接着力を有する熱接着性樹脂を、 部 分的に塗布することによって形成される。 この場合、 強い接着力を 有する熱接着性樹脂の材料には、 弱い接着力を有する熱接着性樹脂 の材料に比べて、 たとえば粘着付与剤が多く配合されたり剝離剤が 全く配合されなかったりする。 なお、 第 2 の熱接着性樹脂層 2 9 は- 被覆材 1 4の上下両端あるいは左右両端のみにおいて、 第 1 の熱接 着性樹脂層 2 8の表面に形成されてもよい。 この場合、 第 2の熱接 着性樹脂層 2 9 は、 一定幅をもつて形成されてもよ く、 あるいは、 スポッ ト状に形成されてもよい。
[0074] 引き続き、 この第 1 0図図示のはがきの製造方法について説明す る。
[0075] まず、 はがき材 1 0を形成するための連続紙を準備する。 この連 続紙の幅方向には、 はがき台紙 1 2部分と基材 1 8部分とが連繞し て形成されている。 したがって、 連続紙の幅方向の長さは、 はがき 台紙 1 2 の長さと基材 1 8の長さとの合計の長さとなる。
[0076] 次に、 第 1 2図に示すように、 この隱ぺぃ層 2 0が形成されたは がき材 1 0をロール状に卷いた積層物を、 被覆材製造装置 1 3 0 の 保持口ーラ 1 3 2に装塡する。
[0077] 保持口ーラ 1 3 2に保持されたはがき材 1 0 は、 その一端が解き ほどかれて、 樹脂塗布装置 1 3 4に導かれる。 この樹脂塗布装置 1 3 4は、 基材 1 8の隱ぺぃ層 2 0の表面に、 たとえば、 前記した塩 化ビュル—酢酸ビュル共重合体などの樹脂 2 7 aを印刷 . 塗布する ためのものである。
[0078] そして、 基材 1 8部分に樹脂 2 7 aが印刷又は塗布されたはがき 材 1 0 は、 乾燥機 1 3 6 に導かれ、 そこで樹脂 2 2 aが乾燥されて プライマ層 2 7 として形成される。
[0079] 次に、 プライ マ層 2 7が形成されたはがき材 1 0 は、 たとえば前 記したェチレン -酢酸ビニル共重合樹脂を主剤とする弱い接着力を 有する熱接着性樹脂 2 8 aを印刷又は塗布するための熱接着性樹脂 塗布装置 1 4 0に導かれる。 この熱接着性樹脂塗布装置 1 4 0 は、 活版印刷、 グラビア印刷、 シルクスク リ ー ン印刷など公知の印刷 · 塗布方法を利用した印刷 · 塗布装置である。
[0080] この熱接着性樹脂塗布装置 1 4 0 によって、 プライ マ層 2 7 の表 面には、 弱い接着力を有する熱接着性樹脂 2 8 aが印刷又は塗布さ れる。
[0081] そして、 この熱接着性樹脂 2 8 aが印刷 ♦ 塗布されたはがき材 1 0 は、 乾燥機 1 4 2に導かれ、 そこで熱接着性樹脂 2 4 aが乾燥さ れて第 1 の熱接着性樹脂層 2 8 として形成される。
[0082] 次に、 第 1 の熱接着性樹脂層 2 8が形成されたはがき材 1 0 は、 強い接着力を有する熱接着性樹脂 2 9 aを印刷又は塗布するための 熱接着性樹脂塗布装置 1 4 4 に導かれる。 この熱接着性樹脂塗布装 置 1 4 4 は、 活版印刷、 グラビア印刷、 シルクスク リ ーン印刷など の公知の印刷 · 塗布方法を利用した印刷 · 塗布装置である。 この熱 接着性樹脂塗布装置 1 4 4によって、 第 1 の熱接着性樹脂層 2 8 の 表面に部分的に、 強い接着力を有する熱接着性樹脂 2 9 aが印刷 - 塗布される。
[0083] そして、 熱接着性樹脂 2 9 aが印刷 · 塗布されたはがき材 1 0 は、 乾燥機 1 4 6 に導かれ、 そこで熱接着性樹脂 2 9 aが乾燥されて第 2 の熱接着性樹脂層 2 9 として形成される。
[0084] このようにして、 このはがき材 1 0では第 1 0図に示すように、 基材 1 8部分の一方主面に隱ぺぃ層 2 0、 プライマ層 2 7、 第 1 の 熱接着性樹脂層 2 8および第 2 の熱接着性樹脂層 2 9が順次積層さ れた被覆材 1 4が形成される。
[0085] そして、 この被覆材 1 4が形成されたはがき材 1 0 は、 巻取口— ラ 1 4 8でロール状に巻き取られる。
[0086] この実施例においては、 第 1 0図に示すように、 基材 1 8 の一方 主面に隠ぺぃ層 2 0が形成され、 隱ぺぃ層 2 0の表面にプライ マ層 2 7が形成され、 プライ マ層 2 7 の表面に第 1 の熱接着性樹脂層 1 8 が形成されている。 そして、 プライ マ層 2 7 によって、 第 1 の熱 接着性樹脂層 2 8 の接着力が強められている。 そのため、 第 1 の熱 接着性樹脂層 2 8 は基材 1 8 に強く接着される。
[0087] また、 被覆材 1 4の上下両端において第 1 の熱接着性樹脂層 2 8 の表面に、 一定幅をもって第 2 の熱接着性樹脂層 2 9が形成されて いる。 さ らに、 この第 2 の熱接着性樹脂層 9 は、 被覆材 1 4の左 右両端において第 1 の熱接着性樹脂層 2 8 の表面にスポッ ト状に形 成されている。 したがって、 被覆材 1 4 は、 はがき台紙 1 2に、 第 2の熱接着性樹脂層 2 9が形成された部分で強く接着され、 第 2 の 熱接着性樹脂層 2 9が形成されていない部分で弱く接着される。 このようにして接着された被覆材 1 4は、 第 2の熱接着性樹脂層 2 9が形成された部分においては強く接着され、 第 2の熱接着性樹 脂層 2 9が形成されなかった部分においては弱く接着される。 した がって、 第 1 1図に示すように、 第 2の熱接着性樹脂層 2 9が形成 されていない部分において、 基材 1 8 , 隱ぺぃ層 2 0 , プライ マ層 2 7および第 1 の熱接着性樹脂層 2 8を切断してはがき台紙 1 2か ら比較的簡単に引き剝がすことができる。 この場合、 第 2の熱接着 性樹脂層 2 9がスポッ ト状に形成された部分でも、 基材 1 8 , 隱ぺ い層 2 0 , ブライマ層 2 7および第 1の熱接着性樹脂層 2 8を簡単 に引き剝がすことができる。 そして、 はがき台紙 1 2の表面の く じ 部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bを見ることができる。
[0088] 第 1 3図は、 それぞれ、 この発明の他の実施例を示す断面図であ る。 この実施例では、 特に、 基材 1 8 , 隱ぺぃ層 2 0 > プライマ層 2 7および第 1 の熱接着性樹脂層 2 8の上下両端に、 第 2の熱接着 性樹脂層 2 9の緣に沿って、 たとえば、 ミ シン目からなる切目 2 6 aおよび 2 6 bが形成されている。
[0089] したがって、 この実施例では、 第 1 4図に示すように、 第 2の熱 接着性樹脂層 2 9が形成されていない部分において、 基材 1 8 , 隠 ぺぃ層 2 0 , ブライマ層 2 7および第 1 の熱接着性樹脂層 2 8を、 切目 2 6 a , 2 6 bで切断してはがき台紙 1 2から比較的簡単に引 き剝がすことができる。 そして、 はがき台紙 1 2の表面の く じ部 1 6 aおよび秘密事項 1 6 bを見ることができる。
[0090] さらに、 上述の各実施例において、 切目は、 表面の基材の周囲に 沿って形成されてもよい。 このように切目を形成すれば、 被覆材の -中央部分のみを引き剥がすことができる。 この場合、 第 1 5図に示 すように、 被覆材 2 1 2を引き剝がす方向に見て隣り合った切目 2 2 4の一部が重なるように、 1つの切目 2 2 4を直線状の切目部分 2 2 4 a と円弧状の切目部分 2 2 4 b とで構成すれば、 被覆材 2 1 2の中央部分を容易に引き剝がすことができる。 なお、 このよう に 貼着材の中央部分を容易に引き剝がすことができるようにするため には、 たとえば第 1 6図に示すように被覆材 3 1 2を引剝がす方向 に見て隣りあった切目 3 2 4の一部が重なるように、 基材 3 1 4の 周囲に直線状の各切目 3 2 4を斜めに形成してもよい。
[0091] 第 1 5図および第 1 6図に示すはがきでは、 矢印で示す方向に被 覆材を引っ張ると、 図中において 1点鎖線の矢印でその方向を示す ように、 隣合う切目間の被覆材が破れて、 切目でかこまれた部分の 被覆材が引き剥がされる。 なお、 この第 1 5図及び第 1 6図図示例 では、 被覆材がはがき台紙と同一の大きさに形成され、 はがき台紙 の全面に貼着されている。 このように、 前記した各実施例において も同様にしてもよい。
[0092] この発明が詳細に説明され図示されたが、 それは単なる図解およ び一例として用いたものであり、 限定であると解されるべきでない ことは明らかであり、 この発明の精神および範囲は添付されたク レ 一ムの文言によつてのみ限定される。 産業上の利用可能性
[0093] プライ マ層は、 熱接着性樹脂層の接着力を強める働きをする。 そ のため、 熱接着性樹脂層は、 基材あるいは隱ぺぃ層に、 強く接着さ れ、 はがき台紙に弱く接着される。 また、 この状態では、 はがき台 紙の表面が、 隱ぺぃ性を有する基材を舍むはがきにおいては基材に よって隠され、 一方、 隠べい性を有する隱ぺぃ層を含むはがきにお いては隱ぺぃ層によって隠される。
[0094] それから、 基材をはがせば、 隠べい性を有する基材を舍むはがき では、 基材とともにプライマ層および熱接着性樹脂層がはがき台紙 からはがれ、 一方、 隱ぺぃ性を有する隱ぺぃ層を含むはがきでは、 基材とともに隱ぺぃ層, プライマ層および熱接着性樹脂層がはがき 合紙からはがれる。 そのため、 はがき台紙の表面が見える。
[0095] 第 1 の熱接着性樹脂層は、 はがき合紙に弱く接着され、 第 2の熱 接着性樹脂層は、 はがき台紙に強く接着される。 また、 プライ マ層 は、 第 1 の熱接着性樹脂層の接着力を強める働きをする。 そのため. 第 1 の熱接着性樹脂層は、 基材あるいは隱ぺぃ層に強く接着される , したがって、 第 2の熱接着性樹脂層が形成されている部分に受ける 力によって、 基材がはがき台紙から不用意にはがれることがない。 また、 この状態では、 はがき台紙の表面が、 隱ぺぃ性を有する基材 を含むはがきにおいては基材によって隠され、 一方、 隠ぺぃ性を有 する隱ぺぃ層を舍むはがきにおいては隱ぺぃ層によって隱される。
[0096] それから、 第 2の熱接着性樹脂層が形成されていない部分で基材 などを切断してはがせば、 隱ぺぃ性を有する基材を含むはがきでは 基材とともにプライマ層および第 1 の熱接着性樹脂層がはがき台紙 からはがれ、 一方、 隱ぺぃ性を有する隱ぺぃ層を含むはがきでは、 基材とともに隱ぺぃ層, プライマ層および第 1 の熱接着性樹脂層が はがき台紙からはがれる。 そのため、 はがき台紙の表面が見える。
[0097] この発明によれば、 はがき合紙の表面に加工を施すことなく 、 は がき台紙の表面のたとえば表示事項を好適にかつ一時的に隠すこと ができる、 はがきおよびその製造方法が得られる
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲
1 はがき台紙と、
前記はがき台紙と一体的に形成され、 折り返して前記はがき台紙 に貼着され、 少な く ともその一部分を被覆する被覆材とを含み、 前記被覆材は、
隱ぺぃ性を有する基材、
前記基材の一方主面に形成されるプライマ層、 および
前記プライマ層の表面に形成される熱接着性樹脂層を含み、 前記被覆材は前記熱接着性樹脂層によつて前記はがき台紙の表面 に貼着された、 はがき。
2 はがき台紙と、 前記はがき台紙と一体的に形成され折り返し て前記はがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを含むはがき 材を準備する工程 、
次の (A ) および (B ) の各工程によって被覆材を製造する工程.
( A ) 前記基材の一方主面にプライマ層を形成する工程、
( B ) 前記プライ マ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する工程、 および
前記はがき材の前記基材を折り返して、 前記はがき台紙の少なく とも表面の一部に前記熱接着性樹脂層によつて前記被覆材を貼着す る工程を舍む、 特許請求の範囲第 1項記載のはがきを製造するため のはがきの製造方法。
3 はがき台紙と、
前記はがき台紙と一体的に形成され、 折り返して前記はがき台紙 に貼着され、 少なく ともその一部分を被覆する被覆材とを含み、 前記被覆材は
基材、
前記基材の一方主面に形成され隱ぺぃ性を有する隱ぺぃ層、 前記隱ぺぃ層の表面に形成されるプライ マ層、 および
前記プライマ層の表面に形成される熱接着性樹脂層を含み、 前記被覆材は前記熱接着性樹脂層によつて前記はがき台紙の表面 に貼着された、 はがき。
4 はがき台紙と、 前記はがき台紙と一体的に形成され折り返し て前記はがき台紙の少な く とも一部分に被さる基材とを含むはがき 材を準備する工程、
次の (A ) ないし ( C ) の各工程によって被覆材を製造する工程, ( A ) 前記基材の一方主面に隠ぺぃ性を有する隱ぺぃ層を形成す る工程、
( B ) 前記隱ぺぃ層の表面にプライ マ層を形成する工程、
( C ) 前記プライ マ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する工程、 および
前記はがき材の前記基材を折り返して、 前記はがき台紙の少なく とも表面の一部に前記熱接着性樹脂層によって前記被覆材を貼着す る工程を含む、 特許請求の範囲第 3項記載のはがきを製造するため のはがきの製造方法。
5 はがき台紙と、
前記はがき台紙と一体的に形成され、 折り返して前記はがき台紙 に貼着され、 少なく ともその一部分を被覆する被覆材とを舍み、 前記被覆材は、
隱ぺぃ性を有する基材、 前記基材の一方主面に形成されるプライ マ層、
前記プライマ層の表面に形成され弱い接着力を有する第 1 の熱 接着性樹脂層、 および
前記第 1 の熱接着性樹脂層の表面の一部に形成され強い接着力 を有する第 2 の熱接着性樹脂層を含み、
前記被覆材は前記第 1 の熱接着性樹脂層および前記第 2 の熱接着 性樹脂層によって前記はがき台紙の表面に貼着された、 はがき。
6 はがき台紙と、 前記はがき台紙と一体的に形成され折り返し て前記はがき台紙の少なく とも一部分に被さる基材とを含むはがき 材を準備する工程、
次の (A ) ないし ( C ) の各工程によって被覆材を製造する工程.
( A ) 前記基材の一方主面にプライ マ層を形成する工程、
( B ) 前記プライ マ層の表面に弱い接着力を有する第 1 の熱接着 性樹脂層を形成する工程、
( C ) 前記第 1 の熱接着性樹脂層の表面の一部に強い接着力を有 する第 2 の熱接着性樹脂層を形成する工程、 および
前記はがき材の前記基材を折り返して、 前記はがき台紙の少なく とも表面の一部に前記第 1 の熱接着性樹脂層および前記第 2 の熱接 着性樹脂層によって前記被覆材を貼着する工程を含む、 特許請求の 範囲第 5項記載のはがきを製造するためのはがきの製造方法。
7 はがき台紙と、
前記はがき台紙と一体的に形成され、 折り返して前記はがき台紙 に貼着され、 少な く ともその一部分を被覆する被覆材とを含み、 前記被覆材は
基材、 前記基材の一方主面に形成され 11ベい性を有する隱ぺぃ層、 前記隱ぺぃ層の表面に形成されるブライマ層、
前記プライ マ層の表面に形成され弱い接着力を有する第 1 の熱 接着性樹脂層、 および
前記第 1 の熱接着性樹脂層の表面の一部に形成され強い接着力 を有する第 2 の熱接着性樹脂層を含み、
前記被覆材は前記第 1 の熱接着性樹脂層および前記第 2 の熱接着 性樹脂層によって前記はがき台紙の表面に貼着された、 はがき。
8 はがき台紙と、 前記はがき台紙と一体的に形成され折り返し て前記はがき合紙の少なく とも一部分に被さる基材とを含むはがき 材を準備する工程、
次の (A ) ないし (D ) の各工程によって被覆材を製造する工程.
( A ) 前記基材の一方主面に隠べい性を有する隱ぺぃ層を形成す る工程、
( B ) 前記隱ぺぃ層の表面にプライ マ層を形成する工程、
( C )■ 前記プライマ層の表面に弱い接着力を有する第 1 の熱接着 性樹脂層を形成する工程、
( D ) 前記第 1 の熱接着性樹脂層の表面の一部に強い接着力を有 する第 2 の熱接着性樹脂層を形成する工程、 および
前記はがき材の前記基材を折り返して、 前記はがき台紙の少なく とも表面の一部に前記第 1 の熱接着性樹脂層および前記第 2 の熱接 着性樹脂層によって前記被覆材を貼着する工程を含む、 特許請求の 範囲第 7項記載のはがきを製造するためのはがきの製造方法。
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