专利摘要:

公开号:WO1990009285A1
申请号:PCT/JP1990/000148
申请日:1990-02-07
公开日:1990-08-23
发明作者:Hirokazu Andou;Hiroshi Kikuchi;Tatsuya Koyama;Mitsuru Kishimoto;Kiyoshi Ikeda;Minoru Teshima
申请人:Oki Electric Industry Co., Ltd.;
IPC主号:B41J2-00
专利说明:
[0001] 明 柳 ワ イ ヤ ドッ ト印字へッ ド
[0002] 技術分野
[0003] 本発明は、 複数本の印字ヮィ ャを選択的に駆動し ィ ンク リ ボンを介して印字用紙に衝突させて印字を行うプリ ンタのワイ ャ ドッ ト印字へッ ドに関する。
[0004] 背景技術
[0005] 従来ワ イ ヤ ドッ ト印字へッ ドを用いたプリ ンタは、 印字媒体 の自由度が高く、 複写紙等を使用することができるなどの利点 があり、 高い需要を得ることができる。 また、 該ワイ ヤ ドッ ト 印字へッ ドは、 永久磁石又は電磁石の磁気吸引力によってワ イ ャを駆動している。
[0006] 近年、 高速応答性が良好ないわゆるバネチャ ー ジ型のワ イ ヤ ド ッ ト印字へつ ドが多く.採用されてきた。 - このバネチャージ型のワイ ヤ ドッ ト印字ヘッ ドは、 印字ワイ ャを固定したァーマチュアをバイ アス用の扳バネによって揺動 自在に支持し、 該ァーマチュアを予-め上記バイァス用の板バネ の弾性力に抗して永久磁石によつてコァに吸引させておき、 印 字する際に、 上記コアに巻かれたコ イ ルを励磁させて上記永久 磁石と逆方向に磁束を発生させ、 上記ァーマチュアを解放させ る構造となっている。
[0007] ところで、 上記バネチャージ型のワイ ヤ ドッ 字ヘッ ドに おいては、 永久磁石の磁束を打ち消す電磁石からの漏れ磁束が 磁気干渉を生じ、 隣接するァーマチュア及びコアに流れ込んで その磁束に変化を及ぼすことがある。 該磁気干渉による磁束の 変化は、 同じタイ ミ ングで印字する ドッ トワイ ャの数が多 く な るほど大き く なり、 ァーマチュアを解放する際に、 それぞれ単 独で作動させる時より大きな励磁電流を必要とし、 電気消費量 と印字へッ ドの発熱量を增加させている。
[0008] また、 励磁電流の変化により解放後のァーマチュァの動炸に も影響が生じるので、 同じタイ ミ ングで印字する ドッ ト ワイ ヤ の数に応じてコィルの通電時藺を変化させる等の制御が必要で ある。
[0009] 特に、 バネチヤ一ジ型のヮィ ャ ドッ ト印字へッ ドを高速化し、 印字出力を高くするとともに、 電力消費量を少なく し、 さ らに は小型化して高密度の実装を行う場合には、 上記磁気干渉によ り一層電力消費量が増大し、 発熱する。
[0010] そこで従来種々の改良技術が開発されたが、 特開昭 58- 96568 号公報には、 瞵接するコアを通る磁束の向きを互いに逆方向に して、 逆にこの磁気干渉を利月したワイ ヤ ドッ ト印字へッ ドが 示されている。
[0011] このワイヤ ドッ ト印字へッ ドを第 1図〜第 3図に示す。
[0012] 第 1図は従来のヮィ ャ ドッ ト印字へッ ドの断面図、 第 2図は 第 1図の A— A断面図、 第 3図は従来のワ イ ヤ ドッ ト印字へッ ドの要部斜視図である。
[0013] 図において、 1 1 は円形の下部フ レームであり、 アル ミニゥ ム等の非磁性体により成形される。 1 2 は略 L字状のそれぞれ 独立した複数のコアであり、 該下部フ レーム 1 1上に載置され るとともに印字へッ ドの中央に相当する求心方向の先端が立ち 上がって複数個の凸部を形成する。 そして、 該凸部の ^に ;コ ィ ル 1 3が卷かれ電磁石 1 4を構成するとともに、 コア 1 2 の 後端すなわち印字へッ ドの円周部分に永久磁石 1 5が積層され る。 該永久磁石 1 5 は、 隣接するコア 1 2 に積層 れ ϋ久磁 石 1 5の極性と互いに逆方向となるようにそれぞれ配置してあ る。 ' '.
[0014] 1 6 は永久磁石 1 5 に積層した側部ョ -ク、 1 7 は電磁石 1 4 と対向した位置に自由端を有する扳バネ、 1 8 は該;自.由端 に固着されたァーマチュア、 1 9 は板パネの上面に配置された 上部ヨーク、 2 0 は該上部ヨーク 1 9上に設けられた上部フ レ ームで、 アルミ ニウム等の非磁性体により一体成形され、 中央 部にワイ ヤガイ ド 2 1を設けて印字ワイヤ 2 2を所定の配列で 案内する。 また、 2 3 は上記永久磁石レ 5上に積層された側部 ヨーク 1 6、 板バネ 1 Ί、 上部ヨーク 1 9及び上部フレーム 2 0を一体に固定する固定ネジである。
[0015] 次にこのように構成された ドッ ト印字へッ ドの作甩について 說明する。
[0016] 非印字時においては電磁石 1 4は励磁されず、 永久磁石 1 5 力 、 矢印 e に示すように側部ョーク 1 6、 上部ョー 1 9、 ァ 一マチュア 1 8及びコア 1 2をこの順に通^磁束のループを形 成する。 これによつてコア 1 2 は板バネ 1 7 の力に抗してァー マチュア 1 8を吸引し、 該板バネ 1 7を偏倚させて印字ワイ ヤ 2 2を引き付ける。
[0017] また、 印字ワイ ヤ 2 2を選択的に駆動して印字する場合、 該 印字ヮィャ 2 2に対応するコイル 1 3が通電される。 この時、 矢印 f 及び gに示すように、 ァーマチュア 1 7 、 上部ヨ^-ク 1 9及び側部ヨーク 1 6をこの順に通る磁束のループが上記永 久磁石 1 5 の磁束と反対方向に形成され、 上記矢印 e方向の磁 束を打ち消してコア 1 2に吸引していたァーマチュア 1 8を解 放する。 その結果、 板パネ 1 7 は復旧され、 印字ワイ ヤ 2 2が 駆動されて印字用紙に所望の ドッ ト文字が印字される。
[0018] この時発生する矢印 gの磁束は、 隣接する永久磁石 1 5 の矢 印 hの磁束と逆方向にループを形成して該永久磁石 1 5 の磁束 を打ち消すので、 隣接するコイル 1 3 と同時に通電する場合に は、 各コ イ ル 1 3の磁束が隣接するコア 1 2内に互いに流れ込 み、 該コア 1 2の永久磁石 1 5 の磁束と逆方向の磁束を形成し. 電力消費量が少なく ても磁石 1 4を励磁するこ とが可能となる , しかしながら上記ワイヤ ドッ ト印字へッ ドにおいては、 各印 字ワイ ヤ 2 2に対応する永久磁石 1 5がそれぞれ独立しており . かつ隣接する永久磁石 1 5の極性の向きが逆であるので、 ワイ ャ ドッ ト印字へッ ドを製造する場合、 無着磁の状態の永久磁石 1 5を用いて印字へッ ドの構造体を形成後、 永久磁石 1 5を強 磁界中で任意の ϋさに磁 する :いう -製造工程をとれない。 す なわち、 予め任意の強さに着磁された永久磁石 1 5を取り扱い ながら印字へッ ドを組み立ててい く という必要があり、 複雑で 管理の難しい製造工程になってしまう。 また、 そのために永久 磁石 1 5だけでなく、 板バネ 1 7、 惻部ョーク 1 6や上部ョ一 ク 1 9 も独立した部品として製造する必要があり、 製品のコ ス トが上昇してしまう。
[0019] 本発明は、 従来のワイャ ドッ ト印字へッ ドの問題点を解決し て、 製造方法が容易で、 しかも小さな消費電力で印字ワイヤを 駆動することを可能としたワ イ ヤ ドッ ト印字へッ ドを提供する ことを目的とする。 さらに、 磁路構成の違いによる特性,の差を な く し、 性能が安定したワ イ ヤ ドッ ト印字へッ ドを提供するこ とを目的とする。 発明の開示
[0020] 本発明は、 先端に印字ワ イ ヤを固着したァーマチュアと、 該 ァーマチュアに対向して設けられるコアと、 上記ァーマチュア が接合されるとともに片持ち梁式に支持される板バネと、 磁束 を発生して該板パネの弾性力に杭して上記ァーマチュアをコア に吸引させる永久磁石と、 上記コアに巻装され、 通電によって コアから磁束を発生させ、 上記永久磁石の磁束を打ち消してァ 一マチュアを解放するコ イ ルとからなるワイ ヤ ドッ ト印字へッ ドにおいて、 円周方向に複数個配列されたバックボールと、 各 バックポールと対を形成するようにそれらの内側に配設される 複数個のコアが設けられ、 バックボールとコアで構成される各 対を、 バックボール側に永久磁石を配設した対と、 コア側に永 A磁石を-配設 対 r-を交互に配列するよう こしてある v
[0021] また、 バックボール側に永久磁石を配設した対においては、 ノ ッ クポールとァーマチュアとを連結する磁路に加えて、 ァ一 マチュアヨークを介して両者を連結する磁路を併設してある。
[0022] したがって本発明によれば、 上記のように円周方向に複数個 配列されたバックボールと、 各バックポ―ルと対を形成するよ うにそれらの内側に配設される複数個のコァが設けられ、 バッ クボールとコアで構成される各対を、 バックボール側に永久磁 石を配設した対と、 コア側に永久磁石を配設した対とを交互に 配列するようにしてある。 従ってこの構成によれば、 従来のように各ァーマチュアに対 応して独立した永久磁石を設ける必要がなく なり、 1個の永久 磁石を用いて構成できるので、 無着磁の状態の永久磁石を用い て印字へッ ドの各部品を一体に組み立てた後、 これを強磁界中 において永久磁石を所望の強さに磁化するという製造工程をと ることができ、 製造工程が容易になるという効果が得られる。
[0023] さらに、 永久磁石が 1個になることによりァーマチュアを支 持する板バネも一体形のものを用いることができ、 しかもバッ クポール等の新たな部品が加わるものの従来永久磁石と同様に 独立して設けていた中間ョーク及び前部ヨーク等の部品を省略 することができるので、 製品コス トが低減して安価に製造可能 になるという効果も得られる。
[0024] そして、 バックボ一ル側に永久磁石を配設した対においては. ノ ッ クポールとァーマチュアとを連結する磁路に加えて、 ァー マチュアョークを介して両者を連結する磁路が併設されている ので、 永久磁石とコアの吸引面との距離が長いにもかかわらず ァーマチュアに琉れ ϋ 磁束量が增加ム、 吸弓 I力が増大する したがって、 コァ側に永久磁石を配設した対とバックポール 側に永久磁石を配設した対の間で、 ァーマチュアの吸引力が均 一となり、 動作特性が安定する。 図面の簡単な説明
[0025] 第 1図ば従来のヮィ ャ ドッ ト印字へッ ドの断面図、 第 2図は 第 1図の A— A断面図、 第 3図は従来のヮィ ャ ドッ ト印字へツ ドの要部斜視図、 第 4図は本発明の一実施例を示すワイャ ドッ ト印字へッ ドの要部平面図、 第 5図は第 4図の B — B断面図、 第 6図は同 C一 C断面図、 第 7図はヮィ ドッ ト印字 ッ ドの 要部斜視図、 第 8図は同分解斜視図、 第 9図は本発明の他の実 施例を示すワイ ヤ ド ッ ト印字へッ ドの要部断面図、 第 1 0図は 他の部分の要部断面図、 第 1 1図はへッ ドフ レームを取 賒ぃ た状態の要部平面図、 第 1 2図はァーマチュア、 板バネ、 金属 レシジユアルシー トを取り除いた状態の要部平面図、 第 1 3図 はへッ ドフ レームを取り除いた状態の要部斜視図である。 発明を実施するための最良の形態
[0026] 第 4図は本発明の一実施例を示すヮィ ャ ドッ ト印字へッ ドの 要部平面図、 第 5図は第 4図の B - B断面図、 第 6図は同 C - C断面図、 第 7図はワイ ヤ ドッ ト印字へッ ドの要部斜視図、 第 8図は同分解斜視図である。
[0027] 第 5図及び第 6図に示すような 2種類のコァ 3 5が、 4図 に示すように交互に放射状に配置され、 印字へッ ドを構成して いる。
[0028] 通において、 3 J は印字ヮィャ 3 3を先 固着したァ一マ チユア、 3 2 はァーマチュア 3 1をレーザ溶接等で自由端に固 着した板バネ、 3 4は厚さ方向に着磁された環状の永久磁石、 3 5 は磁性体のコァである。 また 3 6 は磁性体により形成され たバックボール、 3 7 はコア 3 5及びバックボ一ル 3 6を円周 方向に交互に固着する磁性体によつて形成された円形のベース プレー ト、 3 8 は板バネ 3 2 の固定端を形成するスぺーサリ ン グ、 3 9 は永久磁石 3 の上にコア 3 5及びバックボール 3 6 を交互に固着するマグネッ トプレー ト、 4 0 はマグネ ッ トプレ ー ト 3 9、 永久磁石 3 4及びベースプレー ト 3 7を固定するた めのネジ、 4 0 a はヮ ッ シャ、 4 1 はコアに巻装された励磁コ ィ ル、 4 2 は、 コア 3 5 、 ノ ックポール 3 6 と板バネ 3 2 の藺 に挿入され、 コア 3 5面及びァーマチュア 3 1を保護するため に配設されたレシジユアルシー ト、 4 3 はスぺーサリ ング 3 8 と共に板バネ 3 2の固定端を形成し、 かつワイ ヤガイ ド 4 4を 位置決めするへッ ドフ レームである。 該へッ ドフ レーム 4 3及 びベースプレー ト 3 7 は、 ネジ 4 5 によって板バネ 3 2を挟ん でスぺーサリ ング 3 8 に取り付けられている。
[0029] すなわちベースプレー ト 3 7 にはコア及びバックボール用の 取り付け孔が円周方向に交互に設けられていて、 コア用の取り 付け孔にはコア 3 5が 1個置きに挿入固定され、 かつこれらの コア 3 5 に隣接するコア 3 5に対応するバックポール 3 6が同 じく 1個置きにバックボール用の取り付け孔に挿入固定されて いる。
[0030] —方、 マグネッ トプレー ト 3 9 にも前記と同様のコァ及びバ ックボール用の取り付け孔が円周方向に交互に設けられていて, 前記ベースブレー ト 3 7上に遍 されたコア に対応するバ ックポール 3 6 と、 同じく ベースプレー ト 3 7上に固定された ノ ックボール 3 6に対応するコア 3 5がそれぞれ 1個置きにコ ァ及びバックポ一ル用の取り付け孔に挿入固定されている。
[0031] このマグネッ トプレー ト 3 9 は永久磁石 3 4 と同一の外形を 持つように形成されていて、 両者にはそれぞれ前記ベースプレ 一 ト 3 7上に固定されたコア 3 5 とバックポール 3 6の逃げを 行うための孔及び切り欠きが設けられている。 従ってこの孔及 び切り欠きをコア 3 5およびバックボール 3 6が挿入固定され ている永久磁石 3 4 とマグネッ トプレー ト 3 7 を、 コア 3 5お よびバックボール 3 6が挿入固定されているベースプレー ト 1 4の中央部上に積み重ね、 ネジ 4 5で一体に囿定することに より、 第 3図に示すようにコア 1 5 とバックボール 1 7がそれ ぞれ円周方向に配列固定される。 これにより本実施例では、 ベ ースプレー ト 3 7 に固定されたコア 3 5及び永久磁石 3 上に 設けられたバックポール 3 6から成る第 1 の磁石アセンブリ と、 ベースプレー ト 3 7 に固定されたバックポール 3 6及び永久磁 石 3 4上に設けられたコア 3 5から成る第 2の磁石アセンブリ が形成されている。
[0032] 尚、 コア 3 5及びバックボール 3 6 はそれぞれベースプレー ト 3 7及びマグネ ッ トプレー ト 3 9 と一体に形成しておく こ と も可能である。
[0033] ここで前記板バネ 3 2 は各々 の自由端に支持したァーマチュ ァ 3 1が対応するコア 3 5及びバックボール 3 6上に位置する ようにスぺーサリ ング 3 8上に重ねられ、 またレシジユアルシ 一 ト 4 2 は各コア 3 5及び各バックポール 3 6 と板バネ 3 2 の 自由端との間に挟み JA れている そして- 板バネ 3 2 の^周 上にはへッ ドフ レーム 4 3 が重ねられ、 このへッ ドフ レーム 4 3側から通したネジ 4 5を前記スぺーサリ ング 3 8のネジ穴 に締結することにより、 これらは一体に組み立てられている。
[0034] この組み立て状態において、 各印字ワイ ヤ 3 3 の先端はヮィ ャガイ ド 4 4により所定の配列に位置決め保持されている。
[0035] また、 各ァーマチュア 3 1 は対応するバックポール 3 6を支 点として回動するように予め設定されており、 更にレシジユア ルシー ト 4 2 はその回動支点におけるバフ クポール 3 6及び板 バネ 3 2 と各コア 3 5 の上面を保護する役目をする。 なお、 バ ックボール 3 6を支点として回動しない場合であっても、 レシ ジュアルシー ト 4 2を設けてあれば、 接触する各部は保護され る。
[0036] 次に、 上記構成によるワイヤ ドッ ト印字へッ ドの動作につい て説明する。
[0037] 非印字時においては、 コ イ ル 4 1 に通電されず、 第 5図のよ うに永久磁石 3 4が配置された都分においては、 永久磁石 3 4 により コア 3 5 、 ァ ーマチュア 3 1 、 ノ、'ックポール 3 6及びべ ースプレー ト 3 7をこの順に通る磁束ループ 4 6が形成される。 これによつてァーマチュア 3 1 が板バネ 3 2の力に抗してコア 3 5に吸引され、 板バネ 3 4が偏倚して歪エネルギーを蓄える。 一方、 第 1 1図に示す部分では、 同様に永久磁石 3 4により ノ フ クポール 3 6、 ァーマチュア 3 1 、 コア 3 5及びベースプ レー ト 3 7をこの順に通る磁束ループ 4 7が形成され、 ァーマ チユア 3 1がコア 3 5 に吸引される。
[0038] この場合隣接する磁束ループ 1 6 と 1 7の極性は逆方向にな つている。
[0039] 次に第 7図において、 任意の ドッ トワイヤ 3 3を選択的に駆 動して印字する場合、 その ドッ トワイヤ 3 3 に対応する励磁コ ィ ル 4 1 — bに通電し、 矢印 eに示すように永久磁石 3 4の磁 束ループ 4 7 と反対方向の磁束を形成する。 またこの時、 コィ ル 4 1 — bにより発生した磁束の一部は、 隣接するァーマチュ ァ 3 1 — a及びコア 3 5 — aに流れ込む。 この磁束の方向は隣 接するァーマチュア 3 1 — a及びコア 3 5 — aを流れる永久磁 石 3 4により発生した磁束 4 6 とは反対方向、 つまり永久磁石 3 4の磁束を打ち消す方向となる。 1 1 . , このため、 上記コ ィ ル 4 1 — b と隣接するコ ィ ル 4 1 一 aに 同時に通電する場合は、 コイル 4 1 一 bの励磁磁束の一部がコ ァ 3 5 - a内に流れ込むので、 コ イ ル 4 1 — aが単独で励磁さ れるより小さな励磁磁束 ί により所定の印字動作を行う こ が 可能となる。 つまり電力消費量の低減が可能となる。
[0040] しかしながら、 上記構成のワイヤ ドッ ト印字へッ ドにおいて は、 2種類の構造を持つコア 3 5が採用されるため、 奢の間 でァーマチュア 3 1 を吸引する磁力に差異が生じる。 すなわち、 第 5図に示す構造の磁路に比べ第 6図に示す構造の磁路の方が ァーマチュア 3 1 の吸引力が小さ く なつてしまい、 ァ一マチュ ァ 3 1 の動作特性にばらつきが生じてしまう。
[0041] ァーマチュア 3 1 を吸引する力は、 コア 3 5からァーマチュ ァ 3 1 に流れ込む (又は、 ァーマチュア 3 1からコア 3 5 に流 れ込む) 磁束量と、 ノ -ックポール 3 6からァ ーマチュア 3 1 に 流れ込む (又はァーマチュア 3 1からバックポール 3 6に流れ 込む) 磁束量によって決まるが大部分は前者による。 そして磁 束量は—永 AM石の特性、 磁路の材質 気抵抗及び翳れ磁束に よって決まる。 そこで、 第 5図と第 6図の磁路を比較してみる と、 前者は、 コア 3 5 の直下に永久磁石 3 4があるので、 コァ 3 5の吸引面すなわちァーマチュア 3 1 との対向面までの距離 が短く 、 その間に磁気抵抗の大きい部分がな く 、 したがって空 間への磁束の漏れは少ない。
[0042] いいかえると、 隣接する第 1、 第 2磁石ァセンブリ それぞれ のコィルに同時に通電する場合は、 その漏れ磁束が互いに隣接 し合う磁石アセ ンブリ内に流れ込んでコ イ ルによる励磁磁束と 相加わるため、 コィルを単独で励磁するより も励磁磁束が増加 することになり、 その結果、 コイルのイ ンダクタンスが增加し て電流が減少するので、 コイルからみればより小さな励磁磁束 により印字ワイャを駆動して所定の印字動作を行う ことが可能 となる。
[0043] 上記構成のヮィ ャ ドッ ト印字へッ ドにおいては、 第 8図に示 すように、 一体型の永久磁石 3 4が使用され、 印字へッ ドを組 み立てた後に磁化を行う製造工程を採用することが可能となる ので製造コス トは低減される。
[0044] 一方、 後者の磁路は永久磁石 3 4がコア 3 5の吸引面から離 れているのでその間の磁束の漏れが大きいが、 永久磁石 3 4 と ノ ックボール 3 6の吸引面すなわちァーマチュア 3 1 との対向 面までの距離が短いので、 その部分における磁束密度は高く な り、 磁路が飽和し易く なつている。
[0045] よって、 コア面での磁束量は第 5図の磁路が第 6図の磁路ょ り多いが、 その反面バックポール面での磁路に比べ第 6図の磁 路の方がァーマチュア 3 1 の吸引力は小さ く なる。
[0046] さて、 本発明の他の実施例 ついて画面を参照しながら 細 に説明する。
[0047] 第 9図は、 本発明のワイヤ ド ッ ト印字へッ ドの要部断面図、 第 1 0図は他の部分の要部断面図、 第 1 1図はへ 'ン ドフ レーム を取り除いた状態の要部平面図、 第 1 2図はァーマチュア、 板 バネ、 金属レシジユアルシー トを取り除いた状態の要部平面図 第 1 3図はへッ ドフ レームを取り除いた状態の要部斜視図であ 図において本発明のワイ ヤ ドッ ト印字へッ ドは、 従来のもの と同様、 第 9図及び第 1 0図に示すような 2種類のコァ 3 5を 交互に複数個配設している。 そして、 該複数個のコァ 3 5 の外 側に、 各コア 3 5 と対を形成するように 2種類の断面を有する 複数個のバックボール 5 6 — a , 5 6 - bが配列される。
[0048] そして、 上記コア 3 5 とノ ッ クボール 5 6 — a , 5 fi — bか らなる各対は、 コア 3 5側に永久磁石 3 4が積層される対 (第 9 @ ) と、 ノ ッ クボール 5 6 — b側に永久磁石 3 4が積層され る対とが交互に配設される。
[0049] ここで、 バックポール 5 6 — b側に永久磁石 3 4が積層され る対においては、 永久磁石 3 4がコア 3 5の吸引面から離れて いて、 その間の磁束の漏れが多 く 、 ァーマチュア 3 1 の吸引力 が小さ く なる。
[0050] そこで、 ァーマチュア 3 1 に流入する磁束を増加させるため に印字へッ ドの外周部分にァーマチュアヨーク 5 1が設けられ る。 そして、 永久磁石 3 4により形成された磁束を該ァーマチ ユアヨーク 5 1 に通す磁束ループ 5 2を形成するため、 バック ボール 5 6 — bが配設される。 すなわち 1つの磁束ループ 4 6 を有するノ ッ クポール 5 6 - a : Jつの磁束ループ 5 2 -、 -5 3 を持つバックボール 5 6 — bが交互に配置されており、 該バッ クボール 5 6 - bのすぐ下部に永久磁石 3 4が配置されるよう になっている。
[0051] また、 これと対応してァーマチュアヨーク 5 1を介してァー マチュア 3 1 に磁束を流し込むため、 ァーマチュアヨーク 5 1 にはァーマチュア 3 1 を両側から包み込むような突起 5 4が形 成されている。 該突起 5 4 は、 ノ ッ クポール 5 6 - b の下部に 永久磁石 3 4がある箇所にだけ形成され、 コア 3 5の下部に永 久磁石 3 4がある箇所には形成されない。 永久磁石 3 4が発生した磁束は、 第 1図に示すよ う にコア 3 5の下部に永久磁石 3 4がある箇所では従来のヮィ ャ ドツ ト 印字ヘッ ドと周様に流れるが、 ノ ッ クポール 5 6 — bの下部に 永久磁石 3 4がある箇所では、 第 2図に示すように、 従来の磁 束ループ 5 3 に加えァーマチュアヨーク 5 1を通ってァーマチ ユア 3 1 に流れ込む磁束ループ 5 2が形成され、 ァーマチュア 3 1内を通る磁束量が增大する。 この結果、 ァーマチュア 3 1 を通りコア 3 5へ流れ込む磁束量も増大し、 ァーマチュア 3 1 の吸引力が増加することになる。
[0052] なお、 ここに説明した実施例ではいずれも複数のコァが各バ ックボールに対して印字へッ ドの中央側に配設されて対を形成 しているが、 印字へッ ドの外方側に配設されて対を形成してい てもよい。 産業上の利用可能性
[0053] 本発明は、 各種情報処理装置とりわけハー ドコ ビーを手軽に 入手するプリ ンタの印字へッ ドとし T用いるの こ適している と く に、 小さな消費電力で安定した動作が期待されるシリアル ブ1 J ンタを構成するのに適している。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1. 先端に印字ワイ ヤを固着したァーマチュアと、 該ァーマチ ユアに対向して設けられるコアと、 上記ァーマチュアが接合さ れるとともに片持ち梁式に支持される板パネと、 磁束を発生し て該板バネの弾性力に抗して上記ァーマチュァをコアに吸引さ せる永久磁石と、 上記コアに巻装され、 通電によってコアから 磁束を発生させ、 上記永久磁石の磁束を打ち消してァーマチュ ァを解放するコイルとからなるワイヤ ドッ ト印字へッ ドにおい て、
(a) 円周方向に複数個配列されたバックボールと、
(¾) 各バックボールと対を形成するように配設される複数偭 のコアと、
(c) バックボールとコアの各対を、 ノ 'ックボ一ル側に永久磁 石を配設した対と、 コア側に永久磁石を配設した対とを交互に 配列することを特徴としたワイヤ ドッ ト印字へッ ド。
2. 複数個のコアが各バックポールに対して印字ヘッ ドの中央 側に配設される請求の範囲第 1項記载のヮィャ ドッ ト印字へつ
3. 複数個のコァが各バックボールに対して印字へッ ドの外方 側に配設される請求の範囲第 1項記載のワイ ヤ ドッ ト印字へッ
F ,
4. バックポール側に永久磁石を配設した対においては、 バッ クボールとァーマチュアとを連結する磁路に加えて、 ァーマチ ユアヨークを介して両者を連結する磁路を形成した請求の範囲 第 2項記載のヮィ ャ ドッ ト印字へッ ド。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US3049990A|1962-08-21|Print hammer actuator
US5048985A|1991-09-17|Wire guide device for wire dot printer
US4439700A|1984-03-27|Magnetic drive system for generating linear movements
EP0047883B1|1985-07-03|Punktdruckvorrichtung, insbesondere für Matrix-Zeilendrucker
US3217640A|1965-11-16|Electromagnetic actuating means for wire printers
CA1117363A|1982-02-02|Segmented-ring magnet print head
US7314323B2|2008-01-01|Wire dot printer head and wire dot printer
US4165940A|1979-08-28|Free flight head assembly for dot matrix printers and the like
US4016965A|1977-04-12|Matrix print head and solenoid driver
US20050053407A1|2005-03-10|Wire dot printer head and wire dot printer
US6682233B2|2004-01-27|Supporting structure of an armature of a wire dot printer head
US7018116B2|2006-03-28|Armature, wire dot printer head and wire dot printer
US5166652A|1992-11-24|Bistable solenoid for use with a knitting machine
KR880001139B1|1988-07-01|인자헤드|
US4537520A|1985-08-27|Dot printer head with reduced magnetic interference
US4046244A|1977-09-06|Impact matrix print head solenoid assembly
US3994381A|1976-11-30|Wire matrix print head
US4214836A|1980-07-29|Impact print head
CA1129246A|1982-08-10|Print hammer mechanism having dual pole pieces
US4568207A|1986-02-04|Magnetic actuator mechanism
US4348120A|1982-09-07|Printing head for a dot printer
EP0141522B1|1988-03-09|Dot printer head
US4723854A|1988-02-09|Dot-matrix print head and apparatus for supporting pivotable armatures
CA1114671A|1981-12-22|Print wire solenoid
EP0155816B1|1990-07-25|Dot printer head
同族专利:
公开号 | 公开日
DE69013260D1|1994-11-17|
EP0411148A1|1991-02-06|
EP0411148A4|1991-09-25|
EP0411148B1|1994-10-12|
DE69013260T2|1995-05-11|
US5165808A|1992-11-24|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1990-08-23| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1990-08-23| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB IT LU NL SE |
1990-10-16| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1990902821 Country of ref document: EP |
1991-02-06| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990902821 Country of ref document: EP |
1994-10-12| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1990902821 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP1/16279U||1989-02-16||
JP1627989U|JPH0716437Y2|1989-02-16|1989-02-16|ワイヤドット印字ヘッド|
JP2618589U|JPH0716438Y2|1989-03-09|1989-03-09|ワイヤドット印字ヘッド|
JP1/26185U||1989-03-09||DE1990613260| DE69013260T2|1989-02-16|1990-02-07|Punktrasterdruckkopf.|
EP19900902821| EP0411148B1|1989-02-16|1990-02-07|Wire dot printing head|
[返回顶部]