专利摘要:

公开号:WO1990009012A1
申请号:PCT/JP1990/000079
申请日:1990-01-24
公开日:1990-08-09
发明作者:Yoshiaki Okayama
申请人:Nohmi Bosai Kabushiki Kaisha;
IPC主号:G08B25-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 火災警報装置 [ 技術分野 ]
[0002] 本発明は、 煙、 熱、 ガス等の火災現象の物理量に鬨する検出情報 及び Zまたは部屋の大きさや人数、 周囲温度等の環境情報に基づい て火災確度や危険度等の少なく と も 1つの火災情報を得るための火 災警報装置に鬨するものである。
[0003] [ 背景技術 ]
[0004] 火災を検出するための種々の方法がある。 例えば一番単純な方法 と してセンサ · レベルすなわち火災感知器の検出情報によ り火災判 定を行う場合を考えると、 センサ ' レベルが或る所定のレベルを超 えた場合に火災信号を出力するよ うにしている。 この場合に火災感 知器から出力される火災信号は、 所定のレベルを超えているか否か によ り一義的に決定されるものであり 、 種々の環境条件を充分に考 慮したものとは言い難い。 また、 火災感知器からの検出情報に加う るに、 環境情報をも収集し、 それら検出情報並びに環境情報から総 合的に火災判定するよ うにすること も考えられるが、 あいまいな環 境情報をも考慮して充分に信頼性のおける火災信号を得るには至つ ておらず、 人間の感覚からすると、 火災信号がオンであっても必ず しも火災である と断定できない場合が多々ある。
[0005] [ 発明の開示 ]
[0006] 従って、 本発明の目的は、 環境情報をも含め、 収集された情報を、 従来行われていたよ りも一層信頼性のある方法で処理することによ り、 よ り確実な火災判定を行おう とする ものである D
[0007] このため、 本発明の第 1の態様によれば、 火災現象に係わる種々 の情報に基づいて火災情報を得るための火災警報装置において、 火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段(ステップ 3 0 5 、 3 0 6 、 3 1 0 、 3 1 2 )と、
[0008] 該情報取得手段により得られる各情報ごとに前記火災情報に対す る鬨数を定義しておく と共に、 該関数を用いて行われるべき少なく と も 1つの処理のルールを定義しておく定義手段( R O M 1 4 、 R〇 M 1 5 )と、
[0009] 前記各処理のルール並びに該各処理のルールに用いられる対応の 前記各鬨数に基づいて、 前記情報取得手段により得られた情報の処 理を行って、 各処理のルールごとの鬨数値を得(ステップ 3 1 4 、 3 1 6 、 3 1 8 )、 得られた関数値の重心を求める(ステップ 3 2 6 ) ことによ り前記火災情報を得る処理手段と、
[0010] を備えたことを特徴とする火災警報装置が提供される。
[0011] 情報取得手段によ り得られる火災現象に係わる情報と しては、 火 災現象に基づく物理量の検出情報はもちろん、 部屋の大きさや周囲 温度等の、 検出情報に影響を与える種々の環境情報も含まれ、 また、 これら情報の時間的な変化量や積分値等の、 いわゆる加工情報も含 まれる。
[0012] 例えば記憶手段であって良い定義手段には、 情報取得手段によ り 得られる各情報ごとに取得情報対火災情報の鬨数が式も しくはテー ブル等の方法で定義されていると共に、 情報の処理を行う際に、 い ずれの取得情報対火災情報の鬨数( 1つまたは 2つ以上の鬨数)を用 いるべきか等に鬨する少なく とも 1つ(普通は複数)の処理のルール も定義されている。
[0013] 処理手段は、 定義されている複数の処理のルール、 並びに該各処 理のルールに用いられる対応の各関数に基づいて、 情報取得手段に よ り得られた情報の処理を行って、 各処理のルールごとの鬨数値を 得ると共に、 得られた関数値を例えば平均する等してそれら閬数値 の重心を求め、 これによ り火災確度や危険度等の火災情報が得られ る。
[0014] 火災受信機や中継器等の受信部と、 火災現象に基づく物理量を検 出する少なく と も 1つの火災現象検出手段を有して受信部に複数個 が接続される火災感知器と 、 を備えた火災警報装置において、 定義 手段及び処理手段を受信部に設け、 受信部では火災感知器から収集 した情報に基づいて火災判別を受信部側で行う よ うにすること もで き る し、 また、 定義手段及び処理手段を火災感知器に設け、 火災判 別を火災感知器側で行ってその結果だけを受信部に送出するよ うに すること もできる。
[0015] このよ うに、 環境条件に適した処理のルールを適当に選択して予 め定義手段に定義しておくことによ り、 火災現象の検出情報に影響 を与える環境情報をも加味し、 得られるべき火災情報に寄与する広 範囲の取得情報を考慮することが可能である。 処理手段は、 環境条 件に適した定義された処理のルールごとに取得情報を処理して火災 情報を得、 得られた火災情報の重心を求めることによ り、 広範囲の 取得情報を正当に絞り込むようにしているので、 信頼性の高い火災 情報が得られる。
[0016] また、 本発明の第 2の態様によれば、 火災現象に係わる種々の情 報に基づいて火災情報を得るための火災警報装置において、
[0017] 火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段(ステップ 7 0 6 、 7 1 2 、 7 1 4 、 7 1 6 、 7 1 8 、 7 2 0 、 7 2 2 、 7 2 4 )と、
[0018] 該情報取得手段によ り得られた各情報ごとに前記火災情報に対す る鬨数を定義しておく と共に、 該定義されている鬨数に基づいて行 われるべき複数の処理のルールを定義しておく定義手段( R O M 3 3 、 R〇 M 3 4 )と、
[0019] 前記情報取得手段によ り得られた情報によ り決定される環境状態 に応じて、 前記定義手段に定義されている前記処理のルールの 1つ または 2つ以上を選択する選択制御手段( R O M 3 2 、 ステップ 7 2 6 、 7 2 8 )と、
[0020] 該選択制御手段によ り選択された前記各処理のルール及び前記定 義手段に定義されている対応の鬨数に基づいて、 前記情報取得手段 によ り得られた情報の処理を行って、 選択された各処理のルールご との関数値を得(ステップ 7 3 0〜7 3 8 )、 得られた鬨数値の重心 を求める(ステップ 7 4 0 、 7 4 2 )ことにより前記火災情報を得る ための選択ルール処理手段と、
[0021] を備えたことを特徴とする火災警報装置が提供される。
[0022] 情報取得手段は、 第 1の態様における情報取得手段と同様の情報 を得、 また、 定義手段も、 第 1の態様における定義手段と同様、 取 得情報対火災情報の鬨数、 並びに複数の処理のルールを定義してい る。
[0023] 選択制御手段は、 まず、 情報取得手段により得られた情報から、 火災情報を得るべき場所の環境状態を決定し、 該得られた環境状態 に応じて、 定義手段に定義されている処理のルールの 1つまたは 2 つ以上を選択する。
[0024] 最後に、 選択ルール処理手段は、 選択制御手段によ り選択された 各処理のルール、 及び該処理のルールに対応の、 定義手段に定義さ れている関数に基づいて、 前記情報取得手段によ り得られた情報の 処理を行って、 選択された各処理のルールごとの鬨数値を得、 得ら れた鬨数値の平均値を求める等の重心を求める操作を行う ことによ り、 火災確度や危険度等の火災情報を得る。 このように本発明.の第 2の態様は、' 第 1の態様のものを一歩進め、 環境状態に応じて、 使用しても効果の無い処理のルール と有効な処 理のルールとを区別し、 有効な処理のルールのみを採用することが できるよ うにしている。
[0025] さ らに、 本発明の第 3の態様によれば、 火災現象に係わる種々の 情報に基づいて火災情報を得るための火災警報装置において、
[0026] 火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段( F S、 S I , . S I :、 C L 3 、 R. O M 4 6 、 並びにステップ 9 0 6 、 9 1 2 、 9 1 6 、 9 1 8、
[0027] 9 2 〇、 9 2 2、 9 24、 9 2 6 )と、
[0028] 該情報取得手段によ り得られた各情報ごとに前記火災情報に対す る閲数を定義しておく と共に、 該定義されている鬨数を用いて行わ れるべき複数の処理のルールを定義しておく定義手段(R O M 4 3 、 R〇 M 44 )と、
[0029] 前記情報取得手段によ り得られた情報によ り決定される環境状態 に応じて、 前記定義手段に定義されている前記各処理のルールに対 して重付けする重付け制御手段(R O M 4 2、 R. O M 4 5 、 並びに ステップ 9 2 8 )と、
[0030] 該重付け制御手段によ り重付けされた前記各処理のルールに従つ て、 前記定義手段に定義されている対応の鬨数を用いて、 前記情報 取得手段によ り得られた情報の処理を行って、 前記各処理のルール ごとの重付けされた閬数値を得(ステップ 9 3 0〜 944 )、 得られ た鬨数値の重心を求める(ステップ 94 6〉ことによ り前記火災情報 を得る重付けルール処理手段と、
[0031] を備えたことを特徴とする火災警報装置が提供される。
[0032] 情報取得手段は、 第 1及び第 2の態様における情報取得手段と同 様の情報を得、 また、 定義手段も、 第 1及び第 2の態様における定 義手段と同様、 取得情報対火災情報の鬨数、.並びに複数の処理のル ールを定義している。
[0033] 重付け制御手段は、 まず、 情報取得手段によ り得られた情報から、 火災情報を得るべき場所の環境状態を決定し、 該決定された環境状 態に応じて、 定義手段に定義されている各処理のルールに対して重 付けを行う 。
[0034] 最後に、 重付けルール処理手段は、 重付け制御手段により重付け された各処理のルールに従つて、 定義手段に定義されている対応の 鬨数を用いて、 情報取得手段により得られた情報の処理を行い、 各 処理のルールごとの重付けされた閬数値を得、 得られた鬨数値の平 均値を求める等の重心を求める操作を行う ことによ り、 火災確度や 危険度等の火災情報を得る。
[0035] このよう に本発明の第 3の態様は、 第 1及び第 2の態様をさらに 一歩進め、 環境状態に応じて、 よ り有効なルールに対しては大きい 重みを与えるようにして各処理のルールに対して重付けを行う よう にしている。
[0036] [ 図面の簡単な説明 ]
[0037] 第 1図は、 本発明の第 1の実施例を適用した火災警報装置を示す ブロック回路図 ;
[0038] 第 2図は、 第 1の実施例で甩いられ得る定義閬数の例を示す図; 第 3図は、 第 1図の火災警報装置の火災受信機側の動作を説明す るためのフローチヤ一卜 ;
[0039] 第 4図は、 第 1図の火災警報装置の火災感知器側の動作を説明す るためのフローチャート ;
[0040] 第 5図は、 本発明の第 2の実施例を適用した火災警報装置を示す ブロック回路図 ;
[0041] 第 6図は、 第 2の実施例で用いられ得る定義鬨数の例を示す図; 第 7囟及び第 8図は、 第 5図の火災警報装置の火災受信機側の動 作を説明するためのフローチャー ト ;
[0042] 第 9図は、 記憶領域 R〇 M 3 2 、 R 0 M 3 3 , R O M 34の閲連 を示す概念図 ;
[0043] 第 1 0図は、 本発明の第 3の実施例を適用した火災警報装置を示 すブロック回路図 ;
[0044] 第 1 1図は第 3の実施例で用いられ得る定義開数の例を示す図; 第 1 2図及び第 1 3図は、 第 1 0図の火災警報装置の火災受信機 側の動作を説明するためのフローチャー ト ;
[0045] 第 1 4図は、 重みルール選択用制御ルールの記憶領域 R〇 M 4 2 と 、 重みルール ' テーブルの記憶領域 R〇 M 4 5 との関連を示す概 念図 ;
[0046] 第 1 5図は、 個別ルールの記憶領域 R〇 M 4 3 と定義関数の記憶 領域 R O M 44 との鬨連を示す概念図、
[0047] である。
[0048] [ 発明を実施するための最良の形態 ] 以下、 本発明の第 1の実施例について説明する。
[0049] 第 1図は、 各火災感知器で検出された火災現象に基づくアナログ 物理量のセンサ ' レベルを火災受信機 R Eや中継器等の受信部に送 出し、 該受信部では収集されたセンサ · レベルに基づいて火災判断 を行ういわゆるアナログ式の火災警報装置に本発明を適用した場合 のブロック回路図である。 もちろん、 本発明は各火災感知器側で火 災判断を行い、 その結果だけを受信手段に送出するオン · オフ式の 火災警報装置にも適用可能なものである。
[0050] 第 1図において、 R Eは火災受信機、 D E D EN は、 例えば 一対の電源兼信号線のよ うな伝送ライ ン Lを介して火災受信機 R E に接続される N個のアナログ式の火災感知器であり、 その 1つ 1番 3
[0051] 火災感知'器 D E , についてのみ内部回路を詳細に示している。
[0052] 火災受信機 において、
[0053] M P U 1は、 マイクロプロセッサ、
[0054] R 0 Μ 1 1は、 後述する本発明の動作に鬨係したプロダラムを格 納したプログラム記憶領域、
[0055] ROM 1 2は、 各種定数テーブルの記憶領域、
[0056] ROM 1 3は、 端末ァドレス . テーブルの記憶領域、
[0057] RO M 1 4は、 センサ . レベル SLV に対する定義鬨数、 積分値 に対する定義鬨数、 時刻に対する定義鬨数等の種々の定義鬨数を格 納した定義鬨数の記憶領域、
[0058] 0 M 1 5は、 各火災感知器ごとに処理のルールを格納した記憶 領域、
[0059] AM I 1は、 作業用領域、
[0060] D Pは、 C RT等の表示器、
[0061] 0 Pは、 操作部、
[0062] C Lは、 時計、
[0063] TRX 1は、 直 · 並列変換器や並 · 直列変換器等で構成される信 号送受信部、
[0064] I F 1 1〜 I F 1 4は、 イ ンターフェース、
[0065] である。
[0066] また、 火災感知器 において、
[0067] M P U 2は、 マイクロプロセッサ、
[0068] ROM 2 1は、 プログラムの記憶領域、
[0069] ROM 2 2は、 自己アドレスの記憶領域、
[0070] RAM 2 1は、 作業用領域、
[0071] F Sは、 火災現象に基づく熱、 煙、 あるいはガス等のいずれかの 物理量を検出する火災現象検出用センサ部であり、 図示しないが、 増幅器、'サンプルホールド回路、 アナログ ' デイ ジタル変換器等を 有している。
[0072] T RX 2は、 T R X 1 と同様の信号送受信部、
[0073] I F 2 1及び I F 2 2は、 ンタ一フ ェース、
[0074] である。
[0075] 火災受信機 R E内の定義鬨数の記憶領域 R O M 】 4には、 第 2図 (a)〜( に例が示されているよ うな種々の定義閬数が式も しくはテ —ブルの態様で格納されており 、 第 2図(a)〜(e)の例では、 種々の 取得情報すなわち入力情報(横軸)に対する火災情報(縦軸)と しての 火災確度が示されている。 第 2図(a)には、 入力情報と しての火災 現象検出用センサ部 F Sからのセンサ ' レベル SLV に対する定義 関数 F i (SLV)すなわち火災確度が 0〜 1 の範囲で示されており、 第 2図(b〉には、 センサ部 F Sが温度を検出するものである場合に、 入力情報と しての該温度センサ部 F Sからのセンサ . レベルの変化 率 ASLVすなわち温度上昇率に対する火災確度の定義閬数 F 2(ASLV) が 0〜 1 の範囲で示されており(曲線 は発炎火災の確度、 曲線 b2 は燻焼火災の確度 : なお、 火災は燻焼火災を含めた火災状態をい うのに対し、 燻焼火災とは燃え上がらずにくすぶつている状態を言 う)、 第 2図(c)には、 センサ · レベルの積分値 ∑SLV に対する火 災確度の定義鬨数 F 3(∑SLV)が 0〜 1の範囲で示されており、 第 2 図( には、 時刻による環境変化が火災判断値に影響を与える場合 に、 環境情報と しての時刻 t に対する火災確度の定義鬨数 F t) が〇〜 1の範囲で示されており、 第 2図(e)には、 環境情報と して 例えば天井高さ(H)に対する火災確度の定義閬数 F 5(H)が 0〜 1 の範囲で示されている。 記憶領域 R O M 1 4には、 その他種々の定 義鬨数が格納されることができ、 必要に応じて取り出して用いられ Β
[0076] 侍 ^ o 処理の'ルールの記憶領域 R O M 1 "5には、 各火災感知 ごとに行 われるべき処理のルールが格鈉されている。 各処理のル一 /レとは、 ] つまたは 2つ以上の種類の取得情報が与えられたときに、 得られ るべき出力情報との関係を定義したものである。 例えば、 1つの種 類の取得情報が与えられたときに、 得られるべき出力情報との鬨係 を定義した例と しては、
[0077] ( i ) 「煙のセンサ■ レベル SLV == Xならば、 火災の確度は F , (X) である。 」 のようにセンサ · レベル SLV と火災確度とを結び付け る鬨係は 1つの処理のルールである。 これは本実施例では、 第 2図 (a)を用いてセンサ · レベル SLV に対する火災確度 F (SLY)の定義 関数で表わされ得る。
[0078] ( Π ) 「温度上昇率 ASLV =Yならば、 火災確度は F 2(Υ)である。 」 も 1つのルールであり、 これは本実施例では第 2図(b)の定義関数 を用いて決定される。
[0079] (ϋϊ ) 同様に、 ルール「積分値∑SLV= Zならば、 火災確度 F3(Z )で ある。 」 は本実施例では第 2図(C)を用いて決定され、
[0080] ( iv ) ルール「時刻 t=Tならば、 火災確度 F 4(T)である。 j は本 実施例では第 2図( を用いて決定され、
[0081] ( V ) ルール 「天井高さ = Hならば、 火災の確度 F S(H)である。 」 は第 2図(e)を用いて決定される、 等がある。
[0082] また、 2つ以上の種類の取得情報が与えられたときに、 得られる べき出力情報との鬨係を定義した例と して
[0083] ( νί) 「天井が高い室で煙を検出するときは火災の可能性が高い。 j という ように室の天井高さと煙センサ ' レベルとの間の関係を定義 付ける場合が挙げられる。 この場合のルールは、 「センサ ' レベル . SLV= Xかつ天井高さ = Hならば、 火災確度 = F 6 である。 jという ように表わされ、 このルールの結果を求めるためには、 「センサ - レベル V= Xならば、 火災確度 F ,'(X)である I の と、 「天 井高さ - Hならば、 火災確度 F 5(H )である」 の F 5(H〉とをそれぞ れ第 2図(a)及び(e)から別々に求め、 F , (X)及び F 5 (II )の小さい 方が、 この場合のルールの出力情報 F & と して決定される。
[0084] (vii) も う 1つの例と して、 「センサ ' レベル SL V = X かつ時刻 t = Tならば、 火災確度 F 7 である。 」 というルールが挙げられる。 これは、 例えば、 同じセンサ · レベル SLV を検出した場合でも、 昼夜によ り火災確度が異なる場合に用いられ得る。 このルールの結 果を求めるためには、 前述のよ うに「センサ · レベル SLV= Xなら ば、 火災確度 である」の F , (X) と、 「時刻 t = Tならば、 火災確度 F 4 (Τ)である」 の F 4(T)とをそれぞれ第 2図(a)及び( から別々に求め、 F , (X)及び F 4(T)の小さい方が、 この場合のル ールの出力情報 F 7 と して決定される。
[0085] 以上説明した処理のルールは、 各火災感知器ごとに 1つまたは 2 つ以上が定義されて、 記憶領域 R O M 1 5内の各火災感知器用領域 に格納されている。 例えば、 1番火災感知器 D E , に対して上述の ( Ϊ 及び(νίί)で説明したルールが用いられるものとすれば、 記 憶領域 RO M 1 5内の 1番火災感知器 D E , 用領域にはルール( i )、 (Hi )及び(vii)が格納されており、 記憶領域 R O M 1 1 に格納された 後述のプログラムは、 該ルールに基づき、 記憶領域 R O M 1 4に格 納された第 2 図の定義鬨数を用いて、 各ルールごとの出力情報 F , (X)、 F 3(Z )、 F 7 を得、 それら結果の重心を求める。 この重 心を求める操作と して、 本実施例ではそれら各ルールごとに得られ た定義閧数値を合計した値をルール数で割った値、 すなわち定義鬨 数間の平均値を求めるようにしている。
[0086] F = [ F! (X) + F 3(Z )+ F 7 ] / 3
[0087] このよ うにして求められた定義鬨数の平均値 Fが所望の火災情報、 すなわち本実施例では火災確度を表わすこととなる。
[0088] このように、 記憶領域 R O M 1 4に格鈉された、 多数の環境情報 の各人力値と火災確度との鬨係を表わす定義鬨数、 並びに記憶領域 R〇 M 1 5に定められた処理のルールに基づいて、 記憶領域 R 0 M 1 1內のプログラムによ り推論が展開される。
[0089] 以上の各定義関数並びに各ルールの内容を実験や理論から詳細に することができるので、 各ルールごとに求められる結果と しての定 義鬨数の値すなわち火災確度は優れており、 このような各ルールご との結果をさらに積み重ねて平均を取ることによ り最終結果を得る ようにしているので、 高い信頼性を持った火災確度の数値が得られ る。
[0090] なお、 以上の記憶領域 RO M 1 4と ROM 1 5は、 環境条件の変 化等、 必要時に、 書換えることができるか、 も しくは取替えること ができるようにするのが好ましい。
[0091] 以下、 第 1図にプロック回路で示した火災警報装置の動作を第 3 図及び第 4図のフローチヤ一卜に従って説明する。
[0092] 第 1図の火災受信機 R Eは、 1〜 丫番の火災感知器 D E i〜D Εκ の各々について順番に信号処理を行っていく。 以下、 1番火災感知 器 の場合を例にとって説明を進める。 1番火災感知器 D E > に対しては、 処理のルールとして上述の( i )、 (Πί )及び(vii)が採用 されており、 従って、 定義鬨数と して第 2図の(a)、 (c)及び(d)が 用いられるものとする。
[0093] 火災受信機 においては、 最初に、 処理の記憶領域 R O M 1 5 内の 1番火災感知器 D E t 用領域から、 該 1番火災感知器 D E t に 対する処理のルール( i )、 Πϋ)及び(vii)を読込み(ステップ 3 04 )、 次に、 該 1番火災感知器 D E t に対してデータ返送命令を送出する (ステップ 3 0 5 )。 処理のルール( Ί )、 (Πί)及び(vii)に従って信号 処理を ぅ場合は、 前述のルール( i' )、 (iii )、 (vii)の説明から分か るよ うに、 火災感知器から収集すべき情報と してはセンサ · レベル SLV だけが必要であり 、 それ故, データ返送命令と して送出される 返送命令内容はセンサ · レベルのみの返送命令である。
[0094] 火災受信機 R Eからのデータ返送命令を受信する と (ステツァ 4 0 2の Υ)、 1番火災感知器 D Ε ,ではイ ンタ一フェース I F 2 1 を介して火災現象検出用センサ部 F Sからセンサ . レベル SLV を 読込み(ステップ 4 0 4〉、 それをイ ンターフェース I F 2 2にセ ッ ト して信号送受信部 T R X 2から伝送線 Lを介して火災受信機 R Ε に返送する(ステップ 4 0 6 )。
[0095] このよ うにして 1番火災感知器 D Ε , からデータすなわちセンサ ' レベル SLV, が返送されてくれば、 火災受信機 R. Eはそれを SLV, と して作業用領域 RA M 1 1 に格納すると共に(ステップ 3 0 6 )、 該センサ ' レベル SLV, が所定のレベル t 以上であるか否かに ついて判定する(ステップ 3 0 8 )。
[0096] も しセンサ ' レベル SU が所定レベル LV, よ り も小さいなら ば(ステップ 3 0 8の N)、 この火災感知器 D E > については何の処 理も行われることなく次の火災感知器についての処理にいく。
[0097] も し、 センサ . レベル が所定レベル LV,以上であるならば (ステップ 3 0 8の Y )、 ルール( Πί〉の処理のために、 センサ . レべ ル SLV! が所定レベル LV, 以上である期間の積分値 Sが求める ら れる(ステップ 3 1 0 )と共に、 ルール( vii )の処理のために、 イ ンタ 一フェース I F 1 4を介して時計 C Lから時刻 Tが読込まれる(ス テツプ 3 1 2 )。
[0098] 次に、 ルール( i )の処理と して、 定義鬨数の記憶領域 R 0 M 1 4 に格納されている第 2図 )の定義鬨数からセンサ · レベル SLV, に対する定義鬨数値 F JSLV,)が求められ(ステップ 3 1 4 ) . ルー il (Πί )の処理と して、 同じく記憶領 R 0 M 1 4に格納されている 第 2図(c)の定義鬨数から積分値 Sに対する定義閲数値 P 3(S)が求 められ(ステツァ 3 1 G )、 そしてル―ル( νίί )の処理の一環として、 記憶領域 Fi 0 M 1 4に格納されている第 2図(d)の定義閏数から時 刻 Tに対する定義関数値 F 4(T)が求められる(ステップ 3 1 8 )。
[0099] 次に、 ルール(vii)のさらなる処理と して、 定義鬨数値 F SLVJ と F 4(T〉とが比較され(ステップ 3 2 0 )、 小さい方が と して 残される(ステップ 3 2 2または 3 24 )。
[0100] 最後に、 F F 3(S)、 及び F 7 の平均 Bが取ちれ(ステ ッァ 3 2 6 )、 該値 Bは火災確度と してイ ンタ一フ ェース I F 1 2 を介して表示器 D Pに%にして表示される(ステップ 3 28 )。
[0101] 最後に、 火災確度 Bは、 各種定数テーブルの記憶領域 RO M 1 2 に格納されている火災確度の基準値 Fと比較され(ステップ 3 3 0 ) 火災確度 Bが基準値 F以上であれば、 表示器 D Pに対して火災表示 が行われて(ステップ 3 3 2 )、 次の火災感知器の信号処理に移る。 なお、 上記実施例では、 各火災感知器ごとに異なった処理のルー /レを適用するようにしたものを示したが、 各火災感知器が設置され る環境条件が同じである場合には、 火災感知器全体を通じて同じ処 理のルールを用いるようにすることができる。 その場合には、 用い られる処理のルールを R 0 M 1 1のプログラムに組み込むようにす ることにより処理のルールの記憶領域 R 0 M 1 5は不要とすること ができる。 また、 記憶領域 R OM 1 4に格納される定義鬨数は、 全 火災感知器の同じ処理のルールに必要とされるものだけに留どめる ことができ、 そして記憶領域 RO M 1 1に格納されるプログラムは 第 3図のステップ 3 04を削除することができ、 よ り簡単なものと なる。
[0102] 以上、 本実施例によれば、 情報取得手段によ り得られる各情報ご とに火災情報に対する鬨数を定義しておく と共に、 該鬨数を用いて 行われるべき環境条件に適した処理のルールを適当に選択して予め 定義しておき 、 定義された処理のルールごとに取得情報を処理して 火災情報を得、 得られた火災情報の平均値を求める等の重心を求め る操作を行う よ う にしているので、 広範囲の取得情報を考慮するこ とができると共に、 該広範囲の取得情報を正当に絞り込むことが可 能となり、 信頼性の高い火災情報が得られる。
[0103] 次に、 第 5図〜第 9図を用いて本発明のも う 1つの実施例、 すな わち第 2の実施例について説明する。 第 5図は、 第 1図と同様、 各 火災感知器で検出された火災現象に基づくアナログ物理量のセンサ レベルを火災受信機 R E a や中継器等の受信部に送出し、 該受信部 では収集されたセンサ ' レベルに基づいて火災判断を行う いわゆる アナログ式の火災警報装置に本実施例を適用した場合のブロック回 路図であるが、 もちろん、 本実施例は、 第 1 の実施例と同様、 各火 災感知器側で火災判断を行い、 その結果だけを受信部に送出するォ ン · オフ式の火災警報装置にも適用可能なものである。
[0104] 第 5図において、 R E a は火災受信機、 D E ,〜D E N は、 例え ば一対の電源兼信号線のよ うな伝送ライ ン L ,を介して火災受信機 R E a に接続される N個のアナログ式の火災感知器であり、 その 1 つ 1番火災感知器 D E , についてのみ内部回路を詳細に示している。
[0105] 火災受信機 R E a には、 また、 伝送ライ ン L 2を介して換気回数 センサ、 並びに伝送ライ ン L 3を介して人数センサが接続されて示 されている。 これら換気回数センサや人数センサは、 例えば部屋ご と等に配置されており 、 各火災感知器対応に設けられていたり 、 い くつかの火災感知器につき 1つという ように配置されたり しており、 各火災感知器が換気回数センサ及び人数センサのいずれに鬨連して いるかが対応表等で分かるよ うになっている。 第 5図には 1番火災 感知器 f) E に鬨連する換気回数センサ S I ,及び人数センサ S I のみが示されている。
[0106] 火災受信機 R E 3 において、
[0107] M P U 3は、 マイ クロァロセッサ、
[0108] ROM 3 1は、 後述する本発明の動作に閬係したプログラムを梏 鈉したァログラム記憶領域、
[0109] R O M 3 2は、 制御用ルール用の記憶領域、
[0110] R O M 3 3は、 個別ルール用の記憶領域、
[0111] R 0 34は、 個別ルールの定義鬨数、 すなわちセンサ · レベル SLV に対する定義鬨数、 積分値に対する定義関数、 時刻に対する定 義閬数等の種々の定義鬨数を格納した定義鬨数の記憶領域、
[0112] RAM 3 1は、 各火災感知器ごとに収集したセンサ . レベルを格 納するための各火災感知器ごとの領域を含む、 センサ · レベル用の 記憶領域であり、 後述する差分値を求めるために、 各火災感知器か ら複数回に渡って収集される複数のセンサ . レベルが各火災感知器 ごとに記憶される。
[0113] R AM 3 2は、 積分値用の記憶領域、
[0114] RAM 3 3は、 使用するルール数の記憶領域、
[0115] RAM 34は、 合計の定義鬨数値の記憶領域、
[0116] AM 3 5は、 作業用領域、
[0117] D P 3は、 C RT等の表示器、
[0118] 0 P 3は、 操作部、 '
[0119] C L 3は、 時計、
[0120] TRX 3 1は、 火災受信機 REa に火災感知器 D E >〜D EH を 接続する、 直 · 並列変換器や並 ■ 直列変換器等で構成される信号送 受信部、
[0121] TRX 32は、 前述の換気回数センサ S I , を接続するための信 号送受信部、
[0122] T R X 3 3は、 前述の人数センサ S I 2 を接続するための信号送 受信部、
[0123] I F 3 1〜 I F 3 6は、 イ ンタ一フェース、
[0124] である。
[0125] なお、 火災感知器 D E , の構成については第 1図に示したものと 同様なので説明は省略する。
[0126] 本実施例は前述のよ うに各火災感知器並びに関連の環境センサか らの収集情報に基づいて、 火災判断の推論を行う際に、 状況に応じ て推論を行うべきルールを選択でき るよ う にしたものである。
[0127] 火災受信機 R E a 内の制御用ルール用の記憶領域 R 0 M 3 2には 環境状況に応じて使用すべきルールが記憶されている。 その例を示 せば以下の通りである。
[0128] 制御用ルール 1 : 時刻が Τ ,〜Τ2 の間で、 室が換気されている時 は、 ルール a、 b、 d、 e を選択。
[0129] 制御用ルール 2 : 時刻が T ,〜T2 の間で、 室が換気されていない 時は、 ルール a、 d、 f を選択。
[0130] 制御用ルール 3 : 時刻が T ,〜T2 以外の時で、 室が換気されてい る時は、 ルール a、 d を選択。
[0131] 制御用ルール 4 : 時刻が T ,〜T2 以外の時で、 室が換気されてい ない時は、 ルール a、 b、 選択。
[0132] という ように使用するルールを適切に選択する。
[0133] 火災受信機 R E a 内の個別ルール用の記憶領域 R 0 M 3 3には、 ルール a〜 f のよ うな種々のルールの内容並びに該ルールに用いら れる定義閧数のアドレスが記憶されている。 その例を示せば以下の 通りである。
[0134] ルール a: センサ ■ レベル SLV = Xならば、 火災情報と しての火 " 災確度 F , (X)であるべきであり、 記憶領域 R 0 Μ 34 内のアドレス AD t から始まる定義閬数を用いて火災情 報と しての火災確度の決定が行われる。
[0135] ルール b: センサ . レベル SLV が所定のレベル LV1 を超えてから の時間 t = Tならば、 火災確度 F2(T)であるべきであ り 、 記憶領域 R O M 34内のアドレス AD 2 から始まる 定義関数を用いて火災情報と しての火災確度の決定が行 われる o
[0136] ルール c: センサ . レベル SLV の一定時間の差分値 ASLV =Yな らば、 火災確度 F 3(Υ)であるべきであり 、 記憶領域 R 0 Μ 34內のァドレス A D 3 から始まる定義鬨数を用 いて火災情報と しての火災確度の決定が行われる。
[0137] /レール d: センサ ' レベル SLV の所定のレベル LV, を超えてから の積分値が∑SLV ならば、 火災確度 F 4(M)であるべき であり、 記憶領域 R〇 M 34内のアドレス A D 4 から始 まる定義鬨数を用いて火災情報と しての火災確度の決定 が行われる。
[0138] ルール e: 火災感知器の設置されている室の換気回数 n (Z時〉 =
[0139] Nならば、 火災確度 F 5(N)であるべきであり、 記憶領 域 RO M 34内のアドレス AD 5 から始まる定義鬨数を 用いて火災情報として火災確度の決定が行われる。
[0140] ルール f : 火災感知器の設置されている室の人数 P= Pならば、 火 災確度 F s(P )であるべきであり、 記憶領域 R OM 34 内のアドレス A D s から始まる定義関数を用いて火災情 報と しての火災確度の決定が行われる。
[0141] 等である
[0142] 最後に 火災受信機 REa 内の定義鬨数の記憶領域 R O M 34に は、 ルール a〜f のよ うな種々のルールの実際の鬨数値すなわち定 義鬨数が式も しくはテーブルの態様で格納されている 。 記憶領域 R O M 34に格納されているルール a〜f のような定義鬨数の例が それぞれ第 6図(a)〜 )に示されており、 この第 6図の例では、 種 々の収集情報すなわち入力情報(横軸)に対する火災情報(縦軸)と し ての火災確度が示されている。
[0143] 第 6図(a)には、 入力情報と しての火災現象検出用センサ部 F S からのセンサ · レベル SLV に対する定義鬨数 F , (SLV)すなわち火 災確度が 0〜 1の値で示されており 、
[0144] 第 6図(b)には、 センサ ' レベルが所定のレベル 'LV, を超えてか らの時間 t に対する火災確度の定義鬨数 F 2(t)が示されてお り、 第 6図(c)には、 センサ ' レベルの差分値 ASLVに対する火災確度 の定義鬨数 F 3(厶 SLV)が示されており、
[0145] 第 6図( には、 センサ ' レベルの積分値∑SLVに対する火災確度 の定義鬨数 F 4(∑SLV)が示されており、
[0146] 第 6図(e)には、 換気回数 Z時が火災判断値に影響を与える場合 に、 環境情報と しての換気回数 時 に対する火災確度の定義閲 数 F 5(n)が示されており、
[0147] そして第 6図(Πには、 環境情報と して例えば室内の人数 p に対 する火災確度の定義関数 F s(P)が示されている。
[0148] 定義鬨数の記憶領域 R O M 34には、 その他種々の定義鬨数が格 納されることができ、 必要に応じて取り出して用いられ得る。
[0149] なお、 以上の記憶領域 R O M 3 2、 R〇 M 3 3、 R O M 34は、 環境条件の変化等、 必要時に、 書換えることができるか、 も しくは 取り替えることができるよ うにするのが好ま しい。
[0150] 以下、 第 7図及び第 8図のフローチャートをも用いて第 5図の動 作を説明する。 火災受信機 R E 3 は 1〜1^番の火災感知器 D E T〜 D E Hから順番 にデータを収集して信号処理を行っていく。 以下、 1番火災感知器 D E t に鬨する信号処理について—説明する,, 1番火災感知器 D E i にデータ収集命令を送出した後、 該 1番火災感知器 からセン サ - レベル SLV! が読込まれると(ステップ 7 0 6 )、 該センサ - レ ベル SLVt は所定のレベル LV, と比較され(ステップ 7 0 8 )、 セ ンサ . レベル SLVi が所定のレベル L より小さいならば(ステツ プ 7 0 8の N〉、 該 1番火災感知器 D E > のためのさらなる信号処 理動作は行われず、 センサ ' レベル SLV, が所定のレベル LVt 以 上である時間を計数するための変数 Tがクリアされた後、 次の火災 感知器 D E 2 のための信号処理動作に行
[0151] センサ . レベル SLVt が所定のレベル L 以上であるならば(ス テツプ 7 0 8の Y)、 該センサ ■ レベル SLV, がセンサ . レベル用 の記憶領域 RAM 3 1 に格納されると共に(ステップ 7 1 4 )、 セン サ . レベル SLV, が所定のレベル LV, 以上である時間を計数する ための変数 T が 1つ増分された後(ステップ 7 1 2 )、 1番火災感 知器 D E【 のための信号処理動作が続けられてい rノ まず、 1番火災感知器 D E , について制御用ルールの記憶領域 R 0 M 3 2内の何番の制御用ルールが適用されるべきかが決定され なければならない。 そのため、 イ ンターフェース I F 3 3を介して 時計 C L 3から時刻 T ime が読込まれると共に(ステップ 7 2 0 )、 イ ンタ一フェース I F 34を介して、 該 1番火災感知器 D E , に鬨 連の換気回数センサ S I !から換気回数 Nが読込まれる(ステップ 7 2 2 )。
[0152] また、 適用すべき制御用ルールが決定された後に該制御用ルール に徒って信号処理動作を行うために用いられる情報を得るための収 集及び Zまたは演算動作も行われる。 本実施例の場合、 信号処理動 作用の情報と して、 前述の変数 T ,め演算(ステップ 7 1 2 )に加う るに、 センサ . レベルの差分値 ASLV (ステップ 7 1 6 )、 並びに センサ . レベル SLV, が所定のレベル LVi を超えてからの積分値 ∑SLV (ステップ 7 1 8 )が演算され、 さ に、 信号送受信き! IT R X 3 3及びイ ンタ一フヱ一ス I F 3 5を介して人数センサ S I 2 から 1番火災感知器 D E , に鬨連する室の人数 Pが収集される(ステッ プ 7 24 )。
[0153] ここに差分値 ASLV は、 センサ · レベル用の記憶領域 R A M 3 1 に複数が記憶されたセンサ · レベルの内、 例えば、 令回収集された センサ ' レベルと先に収集されたセンサ ' レベルとの差を、 先と今 回の時間差で除することによ り演算される。 また、 積分値∑Sい' の演算は、 問題となっている 1番火災感知器 D E ,から所定レベル LV, 以上のセンサ ■ レベル が収集されるごとに、 前回までに 積分値用の記憶領域 RAM 3 2に格納されている積分値∑SLV に、 センサ . レベル SLVi の該所定レベル LV, 以上の値 (SLV,— LV,) を加算していく こ とによ り行われ、 この加算結果でもって、 積分値 用の記憶領域 RA M 3 2に格納されている前回までの積分値は更新 される。 すなわち、 前回までの積分値用の記憶領域 R A M 3 2の内 容∑SLV = (R A M 3 2 )は、
[0154] (RAM 3 2 )十 SLVi— LV,
[0155] でもつて更新される。
[0156] 以上の各種情報が収集及びノまたは演算されて しま う と、 まず、 ステップ 7 2 0及び 7 2 2によ り得られた時刻 T inie 並びに換気回 数 Nの情報から制御用ルールの記憶領域 R O M 3 2に記憶されてい る何番の制御用ルールを用いるべきかの決定が為される(ステップ 7 2 6 )。 例えば、 時刻情報 T ime から時刻が Ί 〜Τ2の間にあり、 かつ換気回数情報 Nから該火災感知器の設置されている室が換気さ れてい と判断されたならば、 前述の制御用ルール 1が採用される。 制御用ルール 1が採用された場合について説明を進めると、 記憶 領域 Π 0 M 3 2内の制御用ルール 1用領域には、 知識ルール名 b、 d、 e と、 それら各ルール名に鬨する詳細情報を格納した記憶領 域 R 0 M 3 3におけるァドレスと、 ルール数 R = 4とが格納されて おり、 それらは読出されて、 ルール数の記憶領域 RAM 3 3に格納 される(ステップ 7 2 8 ) 。
[0157] 知識ルール名 a、 b、 (1、 e. のアドレスから、 第 9図に線 ! 、 £z、 ί で概念的に指し示されているように、 詳細情報と して、 各 ルールに用いられるべき定義鬨数のアドレスを個別に格納した個別 ルール用の記憶領域 R 0 Μ 3 3内の格納場所を知ることができる。 次に、 記憶領域 R O M 3 2の制御用ルール 1用領域から読出され た 4つのルールについて順番に以下の処理を行う。 最初にルール a についての処理について説明する と、 記憶領域 R〇 M 3 3から、 定義鬨数用の記憶領域 ROM 34内の、 ルール a に対応する第 6 図(a)の定義鬨数の入っている領域の先頭ァドレス AD! を読込む(ス テツプ 7 34 )。 次に、 ルール a に用いる入力情報の値、 すなわち ステップ 7 1 4で記憶領域 RAM 3 1に格納された最新のセンサ - レベル SLV, を先頭アドレス AD ! に加算し、 第 6図(a)の定義鬨 数の入っている領域の A D , + SLV , 番地の內容を読込み、 合計の定 義鬨数値の記憶領域 RAM 34に格納する(ステップ 7 3 6 )。 この 領域の AD i + SLV, 番地の内容がセンサ ' レベル SLV に対する定 義鬨数値すなわち火災確度 F SLDに対応する。
[0158] 同様にして次のルール b についての処理を説明すると(ステップ 7 3 2 )、 記憶領域 R O M 3 3から、 定義鬨数用の記憶領域 R 0 M 34内の、 ルール b に対応する第 6図(b)の定義鬨数の入っている 領域の先頭ァドレス A D 2 を読込む(ステップ 7 34 )。 次に、 ルー ル b に用いる入力情報の値、 すなわちセンサ · レベル SLV, が所 定のレベル し V , を超えてからの時間 T i (ステップ 7 1 2で求めら れている)を先頭アドレス A D 2 に加算し、 第 6図(b)の定義関数の 入っている領域の A D 2 + T ,番地の内容すなわち火災確度 F 2 (T , ) を読込み、 そして該火災確度 F2(T )を、 先に合計の定義鬨数値の 記憶領域 RAM 34に格納されている火災確度 F , (SLV Jに加算す る(ステップ 7 3 6 )。
[0159] 以下、 ルール d、 e について も同様に処理が行われ、 ステップ 7 ] 8及び 7 2 2で決定されている積分値∑Sい' 及び換気回数 Nに 基づいてそれぞれ火災確度 F■» (∑SLV)、 F 5(N )が求められ、 それ ら火災確度は合計の定義閔数値の記憶領域 RAM 34に加算される (ステップ 7 3 6 )。
[0160] このよ うにして使用ルール a、 b、 d、 e のすべてについての処理 が完了すると(ステップ 7 3 8の Y)、 記憶領域 RAM 34に格納さ れた火災確度の加算値 F , (SLV,) + F 2(T,) + F 4(∑SLV) -卜 F 5(N ) が読出され(ステップ 74 0 )、 該加算値は使用ルール数 Rすなわち 4で除算され(ステップ 74 2 )、 除算された値は表示器 D P 3に表 示され(ステップ 744〉、 また適当な基準値と比較されて該基準値 以上ならば火災表示を行う等の適当な火災動作が取られたりする。
[0161] これにて、 1番火災感知器 に対する信号処理動作は終了し、 次の 2番火災感知器 D E 2 以降の火災感知器に対しても同様の処理 動作が行われていく。
[0162] なお、 以上の実施例においては、 制御用ルールの内容と しては制 御用ルール 1〜4を、 また、 処理のルールと してはルール a〜f を、 そして定義鬨数と しては第 6図(a)〜 )のものを示したが、 これは あく まで説明のためであり、 これら制御用ルール、 処理のルール、 並びに定義鬨数の内容は、 用いられる環境に応じて適宜変更され得 るのは容易に理解されよう。
[0163] 以上、 第 5図〜第 9図の実施例によれば、 情報取得手段により得 られた各情報ごとに火災情報に対する鬨数を定義しておく と共に、 該鬨数を用いて行われるべき複数の処理のルールをも定義しておき、 決められた処理のルール及び該処理のルールに対応の閬数に基づい て、 情報取得手段により得られた情報の処理を行う ようにしたもの において、 環境状態に応じて、 処理のルールを適宜選択変更して用 いることができるようにしたので、 環境状態に適した有効な/レール のみを採用することができ 、 一層信頼性の高い火災警報装置を得る ことができる。
[0164] 次に、 第 1 0図〜第 1 5図を用いて本発明のさらにも う 1つの实 施例、 すなわち第 3の笑施例について説明する。 第 1 0図は、 各火 災感知器で検出された火災現象に基づくアナログ物理量のセンサ - レベルを火災受信機 R E b や中継器等の受信手段に送出し、 該受信 手段では収集されたセンサ · レベルに基づいて火災判断を行ういわ ゆるアナログ式の火災警報装置に本発明を適用した場合のブロック 回路図である。 もちろん、 本実施例においても、 第 1及び第 2の実 施例と同様、 各火災惑知器側で火災判断を行い、 その結果だけを受 信手段に送出するオン · オフ式の火災警報装置にも適用可能なもの である。
[0165] 第 1 0図において、 R E b は火災受信機、 D E ,〜D E M は第 1 及び第 2の実施例と同様の N個のアナログ式の火災感知器である。 火災受信機 R E b には、 第 5図に示した第 2の実施例と同様、 伝 送ライン L 2 を介して換気回数センサ S I 【、 並びに伝送ライ ンし3 を介して人数センサ S I 2 が接続されて示されている。
[0166] 火災受信機 R E b において、
[0167] M P U 4は、 マイ クロプロセッサ、 R O M 4 1は、 後述する本実施例の動作に鬨係したプログラムを 格納したプログラム記憶領域、
[0168] 0 M 4 2は、 重みルール選択用制御ルールの記憶領域、
[0169] R 0 M 4 3は、 個別ルール用の記憶領域、
[0170] R O M 44は、 個別ルールの定義鬨数、 すなわちセンサ . レベル' SLV に対する定義鬨数、 積分値に対する定義鬨数、 時刻に対する定 義鬨数等、 その他種々の定義鬨数を格納した定義関数用の記憶領域 R 0 M 4 5は、 重みルール · テーブル用の記憶領域、
[0171] R O M 4 6は、 各火災感知器ごとの危険度合用の記憶領域、 R AM 4 1は、 各火災感知器ごとに収集したセンサ · レベルを格 納するための各火災感知器ごとの領域を含む、 センサ . レベル用の 記憶領域であり 、 後述する傾きを求めるために、 各火災感知器から 複数回に渡って収集される複数のセンサ · レベルが各火災感知器ご とに記憶される。
[0172] R A M 4 2は センサ · レベルの傾き用の記憶領域、
[0173] R A M 4 3は 積分値用の記憶領域、
[0174] R A M 44は 危険度合用の記憶領域、
[0175] R A M 4 5は 重付け値 6 T>S の合計値用の記憶領域、
[0176] R A M 4 6は 定義関数と重付け値 o>rs との積の合計値用の記 憶領域、
[0177] RAM 4 7は、 作業用領域、
[0178] である。 なお、 表示器 D P 3、 操作部 O P 3、 時計 C L.3、 信号送 受信部 TR X 3 1 、 T R X 3 2及び TR X 3 3 、 並びにイ ンターフ エース I F 3 1〜 I F 3 6については.、 第 5図に示した第 2の実施 例のものと同様であるので説明を省略する。 また、 火災感知器 D E ! の精成についても第 1図に示した第 1の実施例及び第 5図に示し た第 2の実施例のものと同様なので説明は省略する。 本実施例は各火災感知器並びに鬨'連の環境センサからの取得情報 に基づいて、 火災判断の推論を行う際に、 状況に応じて推論を行う べき各ル一ルに対して重付けを行う ようにしたものである。
[0179] 火災受信機 R Eb 内の定義関数の記憶領域 R 0 M44 (第〗 5図 参照)には、 ルール a〜g のような種々のルールで実際に用いられ る実際の鬨数値すなわち定義閬数が式も しくはテーブルの態様で格 納されている。 記憶領域 R.〇 M 44に格納されているルール a〜 g のような定義鬨数の例がそれぞれ第 1 1図(a)〜(g)に示されており、 この第 1 1図の例では、 種々の取得情報すなわち入力情報(横軸)に 対する火災情報(縦軸)と しての火災確度が示されている。
[0180] 第 1 1図(a)には、 入力情報と しての火災現象検出用センサ部 F Sからのセンサ ' レベル SLV に対する定義鬨数 F【(SLV)すなわ ち火災確度が 0〜 1の値で示されており、
[0181] 第 1 1図(b)には、 センサ ' レベルが所定のレベル , を超えて からの時間 t に対する火災確度の定義鬨数 F 2(t)が示されており、 第 1 1図(c)には、 センサ . レベルの傾き ASLVに対する火災確度 の定義鬨数 F 3(ASLV)が示されており、
[0182] 第 1 1図( には、 センサ ' レベルの積分値∑SLVに対する火災確 度の定義鬨数 F 4(∑SLV)が示されており、
[0183] 第 1 1図(e)には、 換気回数 Z時が火災判靳値に影響を与える場 合に、 環境情報と しての換気回数 n 時に対する火災確度の定義 関数 F s(n)が示されており、
[0184] 第 1 1図(f)には、 環境情報と して例えば室内の人数 p に対する 火災確度の定義関数 F ε(Ρ)が示されており、
[0185] そして第 1 1図(¾ )には、 環境情報と して室内の危険度合 h に対 する火災確度の定義鬨数 F 7(h)が示されている。
[0186] 定義鬨数の記憶領域 ROM 44には、 その他種々の定義鬨数が格 納されることができ 、 必要に応じて取り出して用いられ得る。
[0187] 火災受信機 ft E t 内の個別ルール用の記憶領域 R 0 M 4 3には、 ルール a〜 g のような種々のルールの内容並びに該ル一ルに用いら れる定義鬨数の記憶領域 R〇 M 4 4内のアドレスが記憶されている (第 ] 5図参照)。 その例を示せば以下の通りである。
[0188] ルール a: センサ ' レベル SLV = Xならば、 火災情報と しての火 災確度は定義鬨数 F , (SLV)を用いて F ! (X〉と決定され るべきであり 、 該定義鬨数 F , (SLV)は記憶領域 R〇 M 44内のアドレス A D ,から始まる領域に格納されてい る。
[0189] ルール b: センサ ' レベル SLV が所定のレベル LV, を超えてから の時間 t = Tならば、 火災情報と しての火災確度は定 義鬨数 F 2(t)を用いて F 2(T)と決定されるべきであ り、 該定義鬨数 F 2 ( t )は記憶領域 R 0 M.44内のアドレス A D 2 から始まる領域に格納されている。
[0190] ル一ル c: センサ ' レベル SLV の差分値も しくは一定時間の傾き
[0191] ASLV = Yならば、 火災情報と しての火災確度は定義閧 数 F 3(ASLV)を用いて F 3(Y)と決定されるべきであり 、 該定義関数 F 3(ASLV)は記憶領域 R O M 44内のアドレ ス A D 3 から始まる領域に格納されている。
[0192] ルール d: センサ ' レベル S L V の所定のレベル L V , を超えてか らの積分値が∑SLV= Mならば、 火災情報と しての火災 確度は定義鬨数 F 4(∑SLV)を用いて F 4 (M)と決定され るべきであり、 該定義鬨数 F 4(∑SLV)は記憶領域 R O M 44内のアドレス A D 4 から始まる領域に格納されてい る。
[0193] ルール e: 火災感知器の設置されている室の換気回数 n (Z時) = ' Nならば、 火災情報と し tの火災確度は定義鬨数 F η) を用いて F 5 (Ν)と決定されるべきであり 、 該定義鬨数 F ¾ (η)は記憶領域 R〇 Μ 44内のアドレス A D s から始 まる領域に格納されている。
[0194] ルール f : 火災感知器の設置されている室の人数 P= Pならば、 火 災情報と しての火災確度は定義関数 F S (P)を用いて、 F 6(P )と決定されるべきであり、 該定義鬨数 F s )は 記憶領域 R 0 M 4 4内のアドレス A D s から始まる領域 に格納されている。
[0195] ルール 火災感知器の設置されている室の危険度合 h= Hならば.
[0196] 火災情報と しての火災確度は定義鬨数 F - (1 を用いて F 7(H)と決定されるべきであり 、 該定義鬨数 F 7(h)は 記億領域 R〇 M4 4内のアドレス A D 7 から始まる領域 に格納されている。
[0197] 等である。
[0198] 火災受信機 R E。 内の重みルール選択用制御ルールの記憶領域 R 0 M 4 2 (第 1 4図参照)には、 環境状況に応じて選択使用される べき重みルール制御用ルールが記憶されている。 その例を示せば以 下の通りである。
[0199] 重み制御用ルール 1 : 時刻が T ,〜T2 の間で、 室が換気されてい る時は、 重みルール · テーブル Αを選択。 重み制御用ルール 2 : 時刻が T i〜T2 の間で、 室が換気されてい ない時は、 重みルール · テーブル Bを選択。 重み制御用ルール 3: 時刻が丁,〜!^ 以外の時で室が換気されて いる時は、 重みルール ' テーブル Cを選択。 重み制御用ルール 4 : 時刻が下 〜!^ 以外の時で、 室が換気され ていない時は、 重みルール · テーブル Dを撰 - 択。
[0200] 等である。 ここでは実施例と して 4つの重み制御用ルールのみが示 されたが、 実際には、 記憶領域 R O M 4 2にはさ らに多数の重み制 御用ルールが格納され得る。
[0201] 火災受信機 R E t, 内の重みルール ' テーブルの記憶領域 R O M 4 5には、 上の例において 4つで示した重みル一几 . テープル Aへ- Dのよ うな複数の重みルール · テーブルが格納されてお り、 各重み ルール ' テーブルには、 記憶領域 R O M 4 3に格納されているルー ルの順番で、 各ルールに対して重付けすべき値 oo i.i が格納されて いる。 第 1 4図には重みルール · テーブル Αについてのみ重付け値 の記憶態様が示されており、 第 1 4図において ) i.i の ί = 1 〜 7 はルール a〜g に対応し、 〗= 1〜4が重みルール ■ テーブル A〜 Dに対応する。
[0202] なお、 以上の記憶領域 R.〇 M 4 2 、 R O M 4 3 、 R O M 4 4 、 R O M 4 5は、 環境条件の変化等、 必要時に、 書換えることができ るか、 も しくは取り替えることができるよ うにするのが好ま しい。 以下、 第 1 2図及び第 1 3図のフローチャー トをも用いて第 1 0 図の動作を説明する。
[0203] 火災受信機 R E b は 1 〜1^番の火災感知器 D E ,〜D E Hから順番 にデータを収集して信号処理を行っていく 。 以下、 1番火災感知器 D E , に鬨する信号処理について説明する。 1番火災感知器 D E , にデータ収集命令を送出した後、 該 1番火災感知器 D E , からセン サ · レベル SLV が返送されてく ると、 該返送されたセンサ · レべ ル SLV は SLVii と して読込まれ(ステップ 9 0 6 )、 所定のレベル LV, と比較される(ステップ 9 0 8〉。 比較の結果、 センサ . レベル SLVn が所定のレベル LV , よ り小さいならば(ステップ 9 0 8の N )、 該 1番火災感知器 D E > のためのさらなる信号処理動作は行われず、 センサ ·' レベルが所定のレベル LV 以上である時間を計数するた めの変数 Tn がク リアされた後(ステップ 9 1 0 )、 次の火災感知器 D Ε ζ のための信号処理動作に行く。
[0204] センサ . レベル SLVn が所定のレべ Λ LV, 以上であるならば(ス テツプ 9 0 8の Y)、 該センサ · レベル SLVn がセンサ . レベル用 の記憶領域 R. A M 4 1 に格納されると共に(ステツァ 9 1 4 )、 セン サ . レベル SLV が所定のレベル 以上である時間を計数するた めの変数 Tri が 1つ増分された後(ステツフ。 9 1 2 )、 1番火災惑知 Ψά D E t のための信号処理動作が続けられていく。
[0205] まず、 1番火災感知器 D E > について、 重みルール選択用制御ル ールの記憶領域 R 0 M 42内の何番の重み制御用ルールが適用され るべきかが決定されなければならない。 そのためインターフエ一ス I F 3 3を介して時計 C L 3から時刻 T ime が読込まれると共に(ス テツプ 9 2 2)、 インタ一フェース I F 34を介して該 1番火災感 知器 D E t に鬨連の換気回数センサ S I iから換気回数 Nが読込ま れる(ステップ 9 24 )。
[0206] また、 適用すべき重み制御用ルールが決定された後に該重み制御 用ルールに従って信号処理動作を行うために用いられる情報を得る ための情報取得動作も行われる。 本実施例の場合、 情報取得動作と して前述の変数 Τπ の演算(ステップ 9 1 2 )に加う るに、 センサ - レベルの差分値すなわち傾き ASLV (ステップ 9 1 6 )、 並びにセン サ ' レベル SLV が所定のレベル LVi を超えてからの積分値∑SLV (ステップ 9 1 8 )が演算され、 さらに、 1番火災感知器 D E 1 に対 する室の危険度合が記憶領域 R 0 M 4 6から読込まれて記憶領域 R A M 44に格納され(ステツァ 9 2 0 ) 、 そして、 信号送受信部 T R X 3 3及びイ ンタ一フヱ一ス I F 3 5を介して、 人数センサ S I 2 から 1番火災感知器 D E , に鬨連する室の人数 Pが収集され る(ステップ 9 2 6 )。
[0207] ここに差分値 ASLV は、 センサ ' レベル用の記憶領域 R A M 4 1 に複数が記憶されたセンサ · レベルの内、 例えば、 今回収集された センサ ' レベルと先に収集されたセンサ ' レベルとの差を、 先と今 回の時間差で除することによ り演算され、 記憶領域 R A M 4 2に格 納される。
[0208] また、 積分値∑SLV の演算は、 問題となっている 1番火災感知器 D E i から所定レベル LV, 以上のセンサ . レベル SLV が収集され るごとに、 前回までに積分値用の記憶領域 R A M 4 3に格納されて いる積分値∑SLV に .. センサ ' レベル SLV の該所定レベル い 以 上の値 (SLV— LV,) を加算していく ことによ り行われ、 この加算結 杲でもって、 積分値用の記憶領域 R A M 4 3に格納されている前回 までの積分値は更新される。 すなわち、 前回までの積分値用の記憶 領域 R AM 4 3の内容 (RAM 4 3 ) = ∑ SLV は、
[0209] (RAM 4 3 ) + SLV 一 LV, でもって更新される r,
[0210] 以上の各種情報が取得されてしま う と、 まず、 ステップ 9 2 2及 び 9 24によ り得られた時刻 T ime 並びに換気回数 Nの情報を、 第
[0211] 1 4図に一層詳細に示した記憶領域 R OM 4 2内の時刻並びに換気 回数情報と比較することによ り、 重みルール選択用制御ルールの記 憶領域 R O M 4 2に記憶されている何番の重み制御用ルールを用い るべきかの決定が為される(ステップ 9 2 8 ) 。 例えば、 時刻情報 T irne から時刻が T ,〜 T 2の間にあり、 かつ換気回数情報 Nから該 火災感知器の設置されている室が換気されていると判断されたなら ば、 第 1 4図に示すよ うに、 重み制御用ルール 1が採用される。 重み制御用ルール 1が採用された場合について説明を進める と、 記憶領域 R O M 4 2内の重み制御用ルール 1用領域には、 比較用の 時刻 T ,〜T2や換気回数情報に加う るに、 用いるべき重みルール - テープ/!^ Aの記憶領域 R O M 4 5内の領域の先頭ァドレス T A D i も格納されており、 該先頭ァドレス TAD!から、 第 1 4図に線 で概念的に指し示すように、 重みルール · 干一ブル Aの場所並びに その内容を知ることができる。
[0212] また、 同時に、 個別も しくは知識ルール用の記憶領域 R O M4 3 の先頭ァドレス K ADも読込まれる(ステップ 9 3 0 )„ 知識ルール も しくは個別ルール用の記憶領域 R.OM4 3内の記憶態様が第 1 5 図に示されており、 ルール a〜g の順番に、 それらルールに用いら れるべき定義鬨数の記憶領域 R 0 M 44内のアドレス A D ,〜 A D - 等が記憶されている。
[0213] 以下、 ルール a〜g について順番に信号処理動作を行っていくた めに、 ルール a〜g の順番の変数 r が r= 0に設定される(ステツ プ 9 32 )。 最初にルール a の処理について説明すると、 記憶領域 R OM43の先頭アドレス K ADに変数 r= 0 を加算することに よ り、 すなわち K AD + r =K ADから、 記憶領域 R.0 M 4 3内 の個別ルール a の情報の入っているァドレスを知ることができ 、 該アドレス K A Dに入っている内容から、 ルール a で用いられる 第 1 1図(a)の定義鬨数の入っている、 記憶領域 R 0 M 44内の領 域の先頭アドレス AD i を読込む(ステップ 9 34 )。
[0214] 次に、 ルール a に用いる入力情報の値すなわちステップ 9 1 4 で記憶領域 RAM 4 1に格納された最新のセンサ ■ レベル SLVn を 先頭アドレス AD , に加算し、 第 1 1図(a)の定義鬨数の入ってい る領域の A D ! + SLVn 番地の内容を読込む(ステップ 9 3 6 )。 この 領域の AD , 4 SLVn 番地の内容が、 センサ . レベル SLVn に対する 定義鬨数値すなわち火災確度 F i (SLVn)に対応する。
[0215] 次に、 ステップ 9 28で読込まれている重みルール · テーブル A の先頭アドレス TAD t に同じく変数 r= 0を加算し、 アドレス TA D + r = T A D , が指し示す記憶領域 R〇 M 4 5内の領域か ら、 ルール a の重付け値 を作業用領域 R ΑΜ 4 7に読込む と共に、 該重付け値 の値を、 重付け値の合計値を求めるため の記憶領域 R A Μ 4 5に格納する(ステップ 9 3 8 )。 次に、 先に求 められた定義鬨数値 F t (SLVn) と重付け値 ω , , との乗算値 ω t , · F , (SLVn) を求め、 それを合計値用の記憶領域 R A M 4 6に 格納する(ステップ 94 0 )。
[0216] その後、 変数 r が 1つ増分されて(ステツア 94 2 )、 r= 1すな わちルール b についての同様の処理に行く 。
[0217] ル一ル. b の場合もルール a の場合と同様に記憶領域 R〇 M 4 3 の先頭アドレス K A Dに変数 r= 1 を加算し、
[0218] K AD十 r - K A D + 1 から、 記憶領域 R O M 4 3内の個別ルー ル b の情報の入っているアドレスを知ることができ 、 該アドレス K A D + 1 に入っている内容から、 ルール b で用いられる第 1 1 図(b)の定義関数の入っている、 記憶領域 R O M 44内の領域の先 頭アドレス A D 2 が読込まれる(ステップ 9 3 4 )。
[0219] 次に、 ルール b に用いる入力情報の値、 すなわちセンサ · レべ ルが所定のレベル を超えてからの時間 T (ステップ 9 1 2で求 められている)を先頭ア ドレス A D 2 に加算し、 第 1 1図( の定義 閧数の入っている領域の A D 2 + T 番地の内容すなわち火災確度 F 2(T)が読込まれる(ステップ 9 3 6 )。
[0220] 次に、 ステップ 9 2 8で読込まれている重みルール · テ一ブル A の先頭ァドレス T A D , に同じく変数 r= 1 を加算し、 ァドレス T A D , + r = T A D , + 1 が指し示す記憶領域 R O M 4 5内の領 域から、 ルール b の重付け値 ω 2 Ι を作業用領域 RA M 4 7に読 込むと共に、 該重付け値 ω 21 の値は、 先に記憶領域 R ΑΜ 4 5に 格納されている重付け値 ω , , に加算され、 記憶領域 R A Μ 4 5の 内容は該加算値 ω Η + ω でもって更新される(ステップ 9 3 8 )。 このようにして各ルール a〜s の処理ごとにステップ 9 3 8におい て記憶領域 R A M 4 5には重付け値 0 1 :〜 ぃ,. , が顺次加算されて い' < 。
[0221] 次に、 先に求められた定義開数値 F 2(T) と重付け値 ω 21 との 乗算値 6 2 1 . F 2 ( T〉 が求められ、 該乗算値は、 先に記憶領域 R A M 4 6に格納されている乗算値 ω ,! · F , (SLVn) に加算され、 合計値用の記憶領域 R A M 4 6の内容は該加算値 ω ι ι · F! (SLVn) o 2 F 2(T) でもって更新される(ステツァ 9 4 0 )。 このよう にして、 各ル一ル a〜 s の処理ごとに、 ス千ツプ 9 4 0において、 記憶領域 R A M 4 6には、 乗算値 ω! , · F , (SLVn)〜 ω 7 1 · F 7 ( Ρ ) が順次加算されていく。
[0222] 以下、 ルール c〜s についても同様に処理が行われ、 ステップ 9 1 6、 9 1 8、 9 2 4 , 9 2 6、 9 2 0でそれぞれ決定されてい る差分値 ASLV、 積分値∑SLV、 換気回数 n、 人数 p、 危険度合 h に基づいて、 火災確度 F 3(ASLV)、 F 4(∑SLV)、 F 5(n)、 F 6 (p)、 F 7(h)が求められ、 それら火災確度すなわち定義開数値に、 記憶領 域 R 0 M 4 5内の重みルール - テーブル A内に格納されている重付 け値 ω 31〜 ) 71 がそれぞれ乗算され、 最終的に、 記憶領域 R AM 4 6には
[0223] 7
[0224] (RAM46)=∑ ω F - . (式 1 )
[0225] ι=1 が格納される。 また、 記憶領域 R A Μ 4 5には
[0226] 7
[0227] (RAM4 5) =∑ ω t · ■ · (式 2)
[0228] 1 が格納される。
[0229] このようにしてルール a〜g のすべてについての処理が完了する と(ステ 'ップ 9 4 4の Y )、 記憶領域' R Α Μ 4 6に格納された上式 1 の、 火災確度と重付け値との積の合計値(R A M 4 6 )は、 記憶領域 R A Μ 4 5に格納された上式 2の重付け値の合計値(R A M 4 5 )で もって除算され(ステップ 9 4 6 )、 除算された値 T o t a l は表示器 D P 3に表示される(ステップ 9 5 2 )と共に、 火災確度の基準値 K と比較され、 該基準値以上ならば(ステップ 9 4 8の Y )火災表示を 行う等の適当な火災動作が行われる(ステップ 9 5 0 )。
[0230] これにて、 1番火災感知器 D E , に対する信号処理動作は終了し 、 次の 2番火災感知器 D E 2 以降の各火災感知器に対しても収集情報 から重みルール選択用制御ルールの記憶領域内の適切な重み制御用 ルールを選択することによ り、 同様の処理動作が行われていく 。
[0231] なお、 以上の実施例においては、 重み制御用ルールの內容と して は重み制御用ルール 1〜4を、 また、 処理のルールと してはルール a〜s を、 そして定義関数と しては第 1 1図 )〜( のものを示し たが、 これはあく まで説明のためであり、 これら重み制御用ルール、 処理のルール、 並びに定義鬨数は、 用いられる環境に応じて適宜増 減も しくは内容変更され得るのは容易に理解されよ う 。
[0232] 本実施例によれば、 情報取得手段によ り得られた各情報ごとに火 災情報に対する鬨数を定義しておく と共に、 該鬨数を用いて行われ るべき複数の処理のルールをも定義しておき、 それら処理のルール 及び該処理のルールに対応の鬨数に基づいて、 情報取得手段によ り 得られた各情報の処理を行う よ うにしたものにおいて、 環境状態に 応じて、 各処理のルールに対して重付けを行う ようにしたので、 環 境状態に適した有効なルールに対しては大きい重みを与えるこ とが でき、 一層信頼性の高い火災情報を得ることができるという効果が ある。 また、 同種の定義鬨数を用いたルールに対しては 1つのルー ルに重みを付与することによ り対処できるので、 ルールの数を減ら すことができるという効果も合わせ持つ。
权利要求:
Claims' 請 求 の '範 囲
( 1 ) 火災現象に係わる種々の情報に基づいて火災情報を得るため の火災警報装置において、
火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段と 、
該情報取得手段によ り得られる各情報ごとに前記火災情報に対す る鬨数を定義しておく と共に、 該鬨数を用いて行われるべき少なく と も 1つの処理のルールを定義しておく定義手段と、
前記各処理のルール並びに該各処理のルール に用いられる対応の 前記各鬨数に基づいて、 前記情報取得手段によ り得られた情報の処 理を行って、 各処理のルールごとの鬨数値を得、 得られた閲数値の 重心を求めることによ り前記火災情報を得る処理手段と 、
を備えたことを特徴とする火災警報装置。
( 2 ) 前記情報取得手段によ り得られる収集情報は、 火災現象に基 づく物理量の検出値である請求の範囲第 1項記載の火災警報装置。
( 3 ) 前記情報取得手段によ り得られる収集情報は、 火災現象に基 づく物理量の検出値、 並びに該検出値に影響を与える環境情報であ る請求の範囲第 1項記載の火災警報装置。
( 4 ) 前記収集情報からの前記加工情報は、 前記収集情報の時間的 な変化量である請求の範囲第 1項ないし第 3項いずれか記載の火災 警報装置。
( 5 ) 前記定義手段は、 前記情報取得手段によ り得られる各情報ご とに前記火災情報に対する鬨数を定義して記憶した第 1 の記憶手段 と、 該鬨数を用いて行われるべき処理のルールを定義して記憶した 第 2の記憶手段と、 を備え、 前記第 1及び第 2の記憶手段は、 設置 される環境に応じて個別に書換え可能も しくは取替え可能である請 求の範囲第 1項記載の火災警報装置。
( 6 ) 火災受信機や中継器等の受信部と、 火災現象に基づく物理量 を検出する少なく と も 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受信 部に接続される複数個の火災感知器と、 を備えた火災警報装置にお いて、 前記定義手段及び前記処理手段を前記受信部に設けるように した請求の範囲第 1項記载の火災警報装置。
( 7 ) 火災受信機や中継器等の受信部と、 火災現象に基づく物理量 を検出する少なくとも 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受信 部に接続される複数個の火災感知器と、 を備えた火災警報装置にお いて、 前記定義手段及び前記処理手段を前記火災感知器に設けるよ 、にした請求の範囲第 1項記載の火災警報装置。
( 8 ) 前記求められた重心を表示するための表示手段を前記受信部 に設けた請求の範囲第 6項または第 7項記載の火災警報装置。
( ) 火災現象に係わる種々の情報に基づいて火災情報を得るため の火災警報装置において、 - 火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段と、
該情報取得手段によ り得られた各情報ごとに前記火災情報に対す る鬨数を定義しておくと共に、 該定義されている鬨数に基づいて行 われるべき複数の処理のルールを定義しておく定義手段と、
前記情報取得手段により得られた情報により決定される環境状態 に応じて、 前記定義手段に定義されている前記処理のルールの 1つ または 2つ以上を選択する選択制御手段と、
該選択制御手段によ り選択された前記各処理の/レール及び前記定 義手段に定義されている対応の鬨数に基づいて、 前記情報取得手段 によ り得られた情報の処理を行つて、 選択された各処理のルールご との鬨数値を得、 得られた鬨数値の重心を求めることにより前記火 災情報を得るための選択ルール処理手段と、 を備えだことを特徴とする火災警報装置。
( 1 0 ) 前記定義手段は、 前記情報取得手段によ り得られる各情報 ごとに前記火災情報に対する関数を定義して記憶した第 1の記憶手 段と 、 該鬨数を用いて行われるべき処理のルールを定義して記憶し た第 2の記憶手段と、 を備え、 前記第 1及び第 2の記憶手段は、 設 置される環境に応じて個別に書換え可能も しくは取替え可能である 請求の範囲第 9項記載の火災警報装置。
( 1 1 ) 火災受信機や中継器等の受信部と、 火災現象に基づく物理 量を検出する少なく と も 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受 信部に接続される複数個の火災感知器と 、 を備えた火災警報装置に おいて、 前記定義手段、 前記選択制御手段及び前記選択ルール処理 手段を前記受信部に設けるよ う にした請求の範囲第 9項または第 〕 〇項記載の火災警報装置。
( 1 2 ) 火災受信機や中継器等の受信部と、 火災現象に基づく物理 量を検出する少なく と も 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受 信部に接続される複数個の火災感知器と 、 を備えた火災警報装置に おいて、 前記定義手段、 前記選択制御手段及び前記選択ルール処理 手段を前記火災感知器に設けるよ うにした請求の範囲第 9項または 第 1 0項記載の火災警報装置。
( 1 3 ) 前記求められた重心を表示するための表示手段を前記受信 部に設けた請求の範囲第 1 1項記載の火災警報装置。
( 1 4 ) 火災現象に係わる種々の情報に基づいて火災情報を得るた めの火災警報装置において、
火災現象に係わる種々の収集情報、 並びに該収集情報からの加工 情報を得るための情報取得手段と、
該情報取得手段によ り得られた各情報ごとに前記火災情報に対す る鬨数を定義しておく と共に、 該定義されている鬨数を用いて行わ れるベぎ複数の処理のルールを定義しておく定義手段と、
前記情報取得手段によ り得られた情報によ り決定される環境状態 に応じて、 前記定義手段に定義されている前記各処理のルールに対 して重付けする重付け制御手段と、
該重付け制御手段によ り重付けされた前記各処理のルールに従つ て、 前記定義手段に定義されている対応の鬨数を用いて、 前記情報 取得手段により得られた情報の処理を行って、 前記各処理のルール ごとの重付けされた鬨数値を得、 得られた鬨数値の重心を求めるこ とによ り前記火災情報を得る重付けルール処理手段と、
を備えたことを特徴とする火災警報装置。
( 1 5 ) 前記定義手段は、 前記情報取得手段によ り得られる各情報 ごとに前記火災情報に対する開数を定義して記憶した第 1 の記憶手 段と、 該鬨数を用いて行われるべき処理のルールを定義して記憶し た第 2の記憶手段と、 を備え、 前記第 1及び第 2の記憶手段は、 設 置される環境に応じて個別に書換え可能もしくは取替え可能である 請求の範囲第 1 4項記載の火災警報装置。
( 1 6 ) 火災受信機や中維器等の受信部と、 火災現象に基づく物理 量を検出する少なく とも 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受 信部に接続される複数個の火災感知器と、 を備えた火災警報装置に おいて、 前記定義手段、 前記重付け制御手段及び前記重付けルール 処理手段を前記受信部に設けるようにした請求の範囲第 1 4項また は第 1 5項記載の火災警報装置。
( 1 7 ) 火災受信機や中維器等の受信部と、 火災現象に基づく物理 量を検出する少なくとも 1つの火災現象検出手段を有して、 前記受 信部に接続される複数個の火災感知器と、 を備えた火災警報装置に おいて、 前記定義手段、 前記重付け制御手段及び前記重付けルール 処理手段を前記火災感知器に設けるようにした請求の範囲第 1 4項 または第 1 5項記載の火災警報装置
( 1 8 ) 前記求められた重心を表示するための表示手段を前記受 f; に設けた請求の範 ffl第 1 6項記載の火災警報装置。
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP1/14135||1989-01-25||
JP1/14134||1989-01-25||
JP1014133A|JP2891469B2|1989-01-25|1989-01-25|火災警報装置|
JP1/14133||1989-01-25||
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JP1014135A|JP2843590B2|1989-01-25|1989-01-25|火災警報装置|EP19900902391| EP0419668B1|1989-01-25|1990-01-24|Fire alarm system|
DE1990626014| DE69026014T2|1989-01-25|1990-01-24|Feueralarmsystem|
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