专利摘要:

公开号:WO1990006567A1
申请号:PCT/JP1989/001210
申请日:1989-12-01
公开日:1990-06-14
发明作者:Yoshiaki Okayama
申请人:Nohmi Bosai Kabushiki Kaisha;
IPC主号:G08B17-00
专利说明:
[0001] 明 細
[0002] 火災蕃報装置
[0003] [ 技術分野 ]
[0004] 本発明は 、 火災現象に基づ く 熟、 煙、 あ る いはガス等 の物理量を 時系列的に複数検出 し 、 こ れ ら 時系列的な複 数の物理量に基づいて 火災判断 を 行 う よ う に した火災警 報装置に関す る も のであ る 。
[0005] [ 背景技術 ]
[0006] 火災現象の物理量に基づ く 検出情報すなわち セ ンサ - レベルを 時系列的に複数検出 し 、 こ れ ら 時間的に推移す る 複数のセ ンサ · レベルに基づいて 火災判断 を 行 う 場合 複数の時系列的なセ ンサ · レベルに基づ く パ タ ー ン と 各 パ タ ー ン に対す る 火災情報 と のテー ブル を作成 し て R O
[0007] M等に格納 して お き 、 実際に検出 さ れた 時系列的なセ ン サ · レベルを該テー ブル内のパ タ ー ン情報 と 比較す る こ と に よ り 火災判断 を 行 う よ う にす る 、 いわゆ る ノ、。 タ ー ン 判別が者 え られ る と こ ろ であ る 。
[0008] ま た 、 複数の時系列的なセ ンサ · レベルの値 を変数 と し た 鬨数 を 定義 し 、 該関数の入出力間の関係か ら 火災判 断 を 行 う よ う にす る こ と も 考 え られ る と こ ろ であ る 。
[0009] 上記いずれに示 さ れた も の も 、 検出 さ れた セ ンサ ' レ ベル に基づ いて 火災であ る か否かの判断だけ を 行 う も の であ る が 、 も し 、 火災の可能性すなわち 火災確度や 、 危 険度 、 さ ら には燻焼火災か ら 発炎火災 ま で を 全体的 に き め細かに監視す る こ と がで き る と 共に 、 ノ ィ ズ等に よ る 誤報の可能性の除去を も 考慮 した一層精度の高い火災監 視 を 行えれば非常に好ま し い 。
[0010] 従つて 、 本発明の第 1 の 目 的は 、 時系列的に検出 さ れ た複数のセ ンサ - レベルか ら 火災判断を 行 う よ う に した 火災警報装置にお いて 、 火災か否かの判断だけではな く 火災に至る ま での状況を も 含めて 、 火災確度や危険度、 さ ら には燻焼火災か ら 発炎火災ま でを全体的に き め細か に監視する こ と ができ る こ と を可能 と す る と 共に 、 ノ ィ ズ等の影響に よ る 誤報等の可能性を も 除去す る よ う に し た火災警報装置を提供する こ と であ る 。
[0011] こ の よ う な 百的 を 、 前記の時系列的な複数のセ ンサ - レベル対火災情報の 、 R 0 M等に記憶さ れたテーブルで 定義する 場合は 、 入力点数を増加さ せる と 入力 の組合わ せが爆発的に増加す る ため 、 すベて の組合わせを 記述す る には大変な労力 と 大き な R O Mテーブルが必要 と な り 事実上、 実施する こ と は不可能であ る 。 ま た 、 前記の鬨 数に よ り 入出力間の鬨係 を記述する 場合は複雑な関係 を 表わすには限度があ り 、 こ れ も 実施す る こ と は事実上不 可能であ る 。 さ ら に、 テ一ブルゃ鬨数に よ る 方法で ノ ィ ズの影響によ る 誤報等の可能性を 除去する よ う にする 等 は一層不可能な こ と であ る 。
[0012] 従 つ て 、 本発明の第 2 の 目 的は 、 上述の第 1 の 目 的を 成就する に適 した信号処理構造を有する 火災警報装置を 提供する と であ る 。
[0013] L 発明の開示 ]
[0014] こ れ ら 目 的 を 達成す る ため 、 本発明の第 1 の態様に よ れば 、 火災現象検出手段か ら 出力 さ れ る 検出情報を 信号 処理 し て 少な く と も 1 つの火災情報 を得 る よ う に し た火 災警報装置であ っ て 、
[0015] 前記火災現象検出手段か ら 時系列的に複数の検出情報 を 収集す る ための検出情報収集手段 と 、
[0016] 前記火災現象検出手段か ら 前記検出情報収集手段に よ り 時系列的に収集 さ れた複数の検出情報に基づいて 信号 処理 を 行 う ため に 、 それ ら 検出情報が入力 さ れた と き に 前記火災情報に寄与する 程度に応 じ て それ ら 入力 さ れた 検出情報の各 々 に対応の重付け を 行 い 、 該重付け さ れた 検出情報に基づいて 前記火災情報 を 演算す る よ う に構成 さ れた信号処理手段 と 、
[0017] を 備え た こ と を 特徴 と す る 火災警報装置が提供 さ れ る 。
[0018] ま た 、 本発明の第 2 の態様に よ れば、 複数の火災現象 検出手段か ら 出力 さ れる 検出情報 を 信号処理 し て 少な く と も 1 つの火災情報 を 得る よ う に し た火災警報装置にお いて 、
[0019] 前記火災現象検出手段の う ち の少な く と も 1 つか ら は 時系列的な複数の検出情報 を 収集す る よ う に し て 、 前記 各火災現象検出手段か ら 検出情報 を 収集す る 検出情報収 集手段 と 、
[0020] 前記複数の火災現象検出手段か ら 前記検出情報収集手 段に よ り 収集 さ れた検出情報に基づいて 信号処理 を 行 う ため に 、 そ れ ら 検出情報が入力 さ れた と き に前記火災情 報に寄与す る 程度 に応 じ て それ ら 入力 さ れた検出情報の 各 に対応の重付け を 行 い 、 該重付け さ れた値 に基づ い て 前記火災情報 を 演算す る よ う に構成 さ れた 信号処理手 段 と 、 を 備 え た こ と を 特徴と する 火災警報装置が提供さ れる 。 第 2 の態様の場合 、 信号処理手段は 、 検出情報収集手 段が収集 し た検出情報を一括 して 入力 して対応の重付け を 行い火災情報を演算する よ う にす る こ と がで き る し 、 ま た 、 前記信号処理手段が、 前記時系列的な複数の検出 情報が収集 さ れ る 前記少な く と も 1 つの火災現象検出手 段対応に設け られて個別の火災情報を得る べく 演算を行 う 第 1 の副処理手段と 、 該各第 1 の副処理手段か ら の個 別の火災情報並びに複数の検出情報を 時系列的に収集 し な い火災現象検出手段か ら の検出情報を入力 して処理 し 一層信頼性の あ る 最終の火災情報を得る ための第 2 の副 処理手段 と 、 を含む よ う にす る こ と も でき る 。
[0021] 本発明の第 3 の態様によれば 、 複数の火災現象検出手 段か ら 出力 さ れる 検出情報を信号処理 して少な く と も 1 つの火災情報を得る よ う に した火災警報装置であ っ て 、 前記火災現象検出手段の各 々 か ら 時系列的に複数の検 出情報を収集する検出情報収集手段 と 、
[0022] 前記複数の火災現象検出手段か ら前記検出情報収集手 段によ り 収集さ れた検出情報に基づいて信号処理を行 う ため に 、 それ ら 検出情報が入力 さ れた と き に前記火災情 報に寄与す る程度に応 じて それ ら 入力 さ れた検出情報の 各 々 に対応の重付けを行い 、 該重付け さ れた値に基づい て 前記火災情報を演算する よ う に構成さ れた信号処理手 段 と 、
[0023] を 備え た こ と を 特徴 と する 火災警報装置が提(共 さ れ る 。
[0024] こ の第 3 の態様の場合 、 信号処理手段は 、 検出情報収 集手段が収 した検出情報 を一括 し て 入力 L て対応の重 付け を 行い火災 報 を演算す る よ う にす る こ と ができ る し 、 ま た 、 前記信号処理手段が 、 前記時系列的な複数の 検出情報が収集さ れ る 前記火災現象検出手段対応 に設 け ら れて 個別の火災情報 を 得 る べ く 演算 を 行 う 第 1 の副処 理手段 と 、 該各第 1 の副処理手段か ら の個別の火災情報 を 入力 して 処理 し一層信頼性の あ る 最終の火災情報 を 得 る ための第 2 の副処理手段 と 、 を 含む よ う にす る こ と も で き る 。
[0025] いずれの態様の場合 も 、 前記信号処理手段は 、 情報の 各 々 に対応の重付け を 行 う ための重付け値 を あ ら か じめ 記憶す る 記憶手段 を 有 し て い る のが好 ま し い 。 こ こ に 、 記憶手段に記憶さ れ る 重付け値は 、 情報の特定の組 を 与 え た と き に前記信号処理手段が演算す る 火災情報 を 、 前 記各特定の組に よ っ て得 ら れ る べ き 所望め火災情報 に近 似 さ せ る よ う に設定 さ れて な る も のであ る 。
[0026] 記憶手段 を 作成す る には 、 情報の特定の組 、 並びに該 情報の特定の組が与 え ら れた と き に得 ら れ る べ き 少な く と も 1 つの火災情報 を 格納 し た テー ブル と 、 該テ一 ブル 内の前記情報の特定の組 を 前記信号処理手段に与 え た と き に演算 さ れ る 前記火災情報 を 、 前記テー ブル内の前記 火災情報に近似 さ せ る よ う に重付け を 調整す る 調整手段 と 、 が用意 さ れ 、 前記記憶領域内 に格納 さ れ る 前記重付 け値 を 、 前記調整手段に よ り 前記テー ブルの 内容 に基づ いて 調整す る こ と に よ り 行われ る 。
[0027] こ の よ う な記憶手段は 、 例 え ば製造段階等であ ら か じ め 作成 し て お き そ れ を 用 い る よ う にす る こ と がで き る が 、 初期設定時等 に最初 に 火 災警報装置内部で作成す る よ う にする こ と も で ¾ る 。 記憶手-段を 火災警報装置内部で作 成する 場合には、 前記テー ブル及び調整手段は 、 火災警 報装置内部に設け られる 。
[0028] 調整手段は 、 定義テーブルに示さ れる 入出力値に対 し て一番誤差が少な く な る よ う に重付け値の調整を行っ て 記憶手段に格納 して お く 。 こ の よ う に して一度、 記憶手 段が作成さ れる と 、 信号処理手段も し く は副信号処理手 段は 、 記憶手段内の重付け値を用 いて演算を行い 、 すべ て の入力値に対 して望ま し い 出力値を 出力する こ と がで き る よ う にな る ため 、 定義テーブルに定義さ れて いない 複数の時系列的検出情報のパタ ー ンの組合わせに対 して も 対応でき 、 望んでい る 火災情報(火災確度 、 危険度 、 燻焼火災の確度等)の値が示さ れる 。 これに よ り 、 検出 情報収集手段によ り 収集さ れた時系列的検出情報に基づ いて き め細かな火災判断が可能 と なる 。
[0029] こ の よ う に 、 重付け値を格納 した記憶領域及び信号処 理手段(も し く は副処理手段)を用いれば、 入出力 の関係 を定義す る 場合、 すべて のパタ ー ンの組合わせを定義す る 必要はな く 、 各重要な点について定義を行 え ば良い 。 ま た 、 特に 、 入力値のわずかなズ レ に よ っ て 出力 値が大 き く 変化す る 特異点、 も し く は極小点、 極大点の付近を 詳細に記述する 必要があれば 、 そ の周囲 を詳細に定義 し 、 その他の部分に対 して はおお ざっ ぱに定義す る こ と がで き る 。
[0030] ま た 、 入力 と 出力の閧係 を変 え た い場合 、 今 ま で定義 されて いた入力値に対 して違 う 出力値を 定義す る 場合 と 、 今 ま で未定義の領域に対 して 定義を行 う 場合 と があ る が 、 調整手段 (ネ ッ 構造作成プ .ロ グ ラ ム )を 走 ら せて 重付け 値を 修正す る こ と に よ り 定義変更 を 容易 に行 う こ と がで き る 。 すなわち定義 を 変 え る こ と に よ り 正確な火災判定 、 危険判定等 を 行 う こ と が可能 と な る 。
[0031] いずれの態様の場合にお いて も 、 信号処理手段 も し く は副処理手段の各 々 の具体的実施例にお いて は 、 検出情 報収集手段に よ り 収集さ れた複数の検出情報か ら 火災情 報 を直接演算す る のではな く 、 入力 さ れた情報か ら 一旦 、 中間情報 を 演算 し 、 該中間情報か ら 火災情報 を 演算す る と い う よ う に演算 を 階層的に行 う よ う にす る のが好 ま し い 。 階層は複数段階にする こ と がで き 、 各中間階層 にお いて 演算 さ れ る べ き 中間情報の数は任意に設定 さ れ る 。 例 え ば、 階層 を 入力 一 中間並びに中間 一 出力 の二段階 と し て 、 入力情報 と し て の検出情報か ら 中間情報 を 演算 し 、 該中間情報か ら 出 力情報 と し て の火災情報 を 演算す る 場 合 、 最初に 、 入力情報の各 々 に対 して 個 々 の第 1 の重付 けを行っ て各中間情報が演算 さ れ 、 次に 、 中間情報の各 々 に対 し て 個 々 の第 2 の重付け を 行 っ て 出力情報すなわ ち火災情報が演算 さ れ る 。 各中間情報の値は重要では無 く 、 信号処理手段は 、 入力情報 と 出力情報 と の関係が前 記定義テー ブルの 内容に近似す る よ う に 、 初期設定時等 の最初に 、 も し く は製造段階等に 、 前記調整手段に よ つ て 第 1 及び第 2 の重付け値につ いて 調整 さ れ る 。
[0032] 火災警報装置が 、 火災受信機等の受信部 と 、 火災現象 に基づ く 物理量 を 検出す る 少な く と も 1 つの火災現象検 出手段 を 有 し て 前記受信部 に接続 さ れ る 複数個の火災感 知器 と 、 で構成 さ れて い る 場合 、 前記信号処理手段 を 前 記受信部に設け i よ う にする こ と も でき る し 、 火災感知 器に設ける よ う にする こ と も でき る 。 ま た 、 信号処理手 段が副処理手段を有する 場合は、 或る 副処理手段を火災 感知器に設け、 残 り の副処理手段を受信部に設ける よ う にする こ と も でき る 。
[0033] [ 図面の筒単な説明 ]
[0034] 第 1 図及び第 1 A図は 、 それぞれ本発明の第 1 及び第 2 の実施例に よ る 火災警報装置を示すプロ ッ ク 回路図、 第 2 図及び第 2 A図は 、 それぞれ本発明の第 1 及び第 2 の実施例で用い ら れる 定義入力 I N P U T対定義火災 情報 O U T P U T (T )の定義テーブル、 並びに定義入力 I N P U T を与 え た場合にネ ッ ト 構造か ら 実際に出力 さ れる 実測火災情報値 O U T P U T (R )を示す図、
[0035] 第 3 図 、 並びに第 3 A図及び第 3 B 図は 、 本発明の第 1 並びに第 2 の実施例で用い られる 信号処理網 を概念的 に説明す る ための図 、
[0036] 第 4 図は 、 第 1 図及び第 1 A図の動作を 説明する ため の フ ロ ーチ ャ ー ド 、
[0037] 第 5 図及び第 5 A図は 、 それぞれ第 1 図及び第 1 A図 の働作を説明する ための フ ローチヤ一 ト 、
[0038] 第 6 図は 、 第 4 図 に示さ れる ネ ッ ト 構造作成プロ ダラ ム (重付け値の調整手段)を説明す る ための フ ロ ーチヤ 一 卜 、
[0039] 第 7 図は 、 第 5 図及び第 5 A図に示さ れる ネ ッ ト 構造 計算ァロ グ ラ ム を説明する ための フ ロー チ ャ ー ト 、
[0040] 第 8 図は 、 第 2 図の実測火災情報値を 得た と き の各重 付け値を示す図 . 第 9 図は 、 重 け値が第 8 図に示す よ う に設定 さ れた 場合に 、 実際のセ ンサ · レベルの推移 に対 し て ネ ッ ト 構 造か ら 出力 さ れ る 火災確度 を 示す図 、
[0041] であ る 。
[0042] [ 発明を実施す る ための最良の形態 ] 以下、 本発明の実施例につ いて 説明す る 。
[0043] 第 1 図は 、 各火災感知器で検出 さ れた火災現象に基づ く アナ ロ グ物理量のセ ンサ · レベル を 受信機や中継器等 の受信手段に送出 し 、 該受信手段では収集 さ れた セ ンサ - レベルに基づいて 火災判断 を 行 う いわゆ る アナロ グ式の 火災警報装置に本発明の一実施例 を 適用 し た場合の プロ ッ ク 回路図であ る 。 も ち ろ ん 、 本発明は各火災感知器側で 火災判断 を 行い 、 そ の結果だけ を 受信手段に送出す る ォ ン · オ フ 式の火災警報装置に も 適用可能な も のであ る 。
[0044] 第 1 図にお いて 、 R E は火災受信機 、 D E ! D E M は 、 例 え ば一対の電源兼信号線の よ う な伝送 ラ イ ン L を 介 し て 火災受信機 R E に接続 さ れ る N 個の アナ ロ グ式の 火災感知器であ り 、 そ の 1 つ につ いて のみ 内部回路 を 詳 細に示 し て い る 。
[0045] 火災受信機 R E にお いて 、
[0046] M P U 1 は 、 マ イ ク ロ プロ セ ッ サ 、
[0047] O M 1 1 は 、 後述す る 本発明の動作 に鬨係 し たプロ グ ラ ム を 格納 し た プロ グ ラ ム記憶領域 、
[0048] R 0 M 1 2 は 、 火災感知器すべて につ いて 、 火 災判別 基準等の各種定数テー ブル を 格納す る ための各種定数テ 一ブル記憶領域 、
[0049] R 〇 M 1 3 は 、 各火災感知器の ァ ド レ ス を 格納 し た端 末ァ ド レ ステー ル記憶領域、
[0050] R A M I 1 は、 作業用領域、
[0051] R A M 1 2 は、 火災感知器すべて について 、 後述する 定義テーブルを格納す る ための定義テーブル記憶領域、
[0052] R A M I 3 は 、 火災感知器すべて について 、 後述する 信号線の重付け値を格納する ための重付け値の記憶領域 、
[0053] T R X 1 は 、 直 , 並列変換器や並 ■ 直列変換器等で構 成さ れる 信号送受信部、
[0054] D P は 、 C R T等の表示器 、
[0055] K Yは 、 後述する 学習デー タ 入力用テ ンキー 、
[0056] I F 1 1 、 I F 1 2 及び I F 1 3 は 、 イ ン タ ー フ エ一 ス 、
[0057] であ る 。
[0058] ま た 、 火災感知器 D E ,にお いて 、
[0059] M P U 2 は 、 マイ ク ロアロ セ ッ サ、
[0060] R 〇 M 2 1 は 、 プロ グラ ム の記憶領域、
[0061] R O M 2 2 は 、 自 己ア ド レ ス の記憶領域、
[0062] R A M 2 1 は 、 作業用領域、 .
[0063] F S は 、 火災現象に基づ く 熱、 煙、 あ る い.はガス等の 物理量を検出す る 火災現象検出手段であ り 、 本実施例で は散乱光式の煙セ ンサ部 と して いる 。 該煙セ ンサ部 F S は 、 図示 しな いが 、 発光回路 、 受光回路 、 ラ ビ リ ンス構 造の暗箱 、 増幅器、 サンプル ホール ド 回路 、 アナロ グ - デ ィ ジタ ル変換器等を有 して い る 。
[0064] T R X 2 は 、 T R X 1 と 同様の信号送受信部 、
[0065] I F 2 1 及び I F 2 2 は 、 イ ン タ ー フ ェ ー ス 、
[0066] であ る 。 追 っ て 、 本堯明の実施例に よ る 動作が具体的に説明 さ れ る が 、 それに先立 っ て 最初に作用 につ いて 説明す る 。
[0067] 本実施例は 、 火災現象の物理量 を 検出す る セ ンサ部か ら の時系列的な複数のセ ンサ ' レベルに基づいて 、 火災 確度や危険度の よ う な各種の火災判断 を 迅速かつ正 し く 行お う と す る も のであ り 、 5 秒お き にサ ンプ リ ング さ れ る セ ンサ部か ら のセ ンサ . レベル を 2 5 秒間に渡っ て 収 集 し 、 合計 6 個のセ ンサ · レベル を ノ、。タ ー ン と し て ネ ッ ト 構造に入力 し 、 出力 と して 火災確度 を得る も の を挙げ て あ り 、 そ の作用 を 最初に第 2 図及び第 3 図 を 用 いて 説 明す る 。
[0068] 第 2 図は 、 6 つのセ ンサ · レベルの 2 6 通 り の組合わ せ も し く はノ、。 タ ー ンに対 して 、 真実の も し く はかな り 精 度の高い火災確度 を 定義 し た定義テー ブルを 表わす も の であ り 、 2 6 番ま での各パタ ー ン番号にお いて 、 上欄の
[0069] 1 N P U T には時系列的な 6 つのセ ンサ . レベルが表わ さ れ て い る 。 6 つ の セ ンサ . レ ベルは一番左のも の が
[0070] 2 5 秒前にサ ンプ リ ング さ れた も の に対応 して お り 、 左 か ら 右に向か っ て 順に新 し いサンプ リ ング ' デー タ を 表 わ し て お り 、 そ し て 一番右の も のが一番最近にサ ンァ リ ン グ さ れた セ ンサ · レベルであ る 。 各パ タ ー ン番号にお け る 中欄の 〇 U T P U T (T )には 、 上欄の I N P U T に お け る 6 つのセ ンサ · レベルに応 じ た火災確度が 0 〜 1 の値で示 さ れて い る 。 上欄のセ ンサ ' レベル も 0 〜 1 の 値に変換 さ れて お り 、 こ の場合一例 と し て 、 煙セ ンサ部 の 0 〜 1 は 、 煙 セ ン サ 部 に よ り 検 出 さ れた煙濃度 0 〜 2 0 % / m に対応 し て い る 。 下橺の 0 U T P U T ( R )は 火災確度の実 に得 られる 実測値であ る が、 これにつ い て は後述する 。
[0071] 第 2 図のテーブルにお いて 、 6 つのセ ンサ ' レベルの 1 ノ、" タ ー ンが与 え ら れた と き に得 ら れ る べ き 火災確度 O U T P U T (T )は 、 本実施例では概略以下の考え方を 基調 と して導出 される 。
[0072] す な わ ち 、 0 〜 1 に変換 さ れた セ ンサ ' レベルが 0 .3 を超えてお り 、 かつ一定値を保つか も し く は上昇 傾向にあ る 場合は火災確度 と して一区間につ き 0 .2 を 加算 し 、 セ ンサ . レベルが 0 .3 を超えて い る が現在減 少傾向にあ る 場合は火災確度 と して一区間につ き 0 . 1 を加算 し 、 そ して それ以外の区間では 0 を加算 し 、 そ し て 6 つのセ ンサ · レベルに よ る 5 区間すべて につ いて こ れ ら 火災確度を加算 した も の を全体の火災確度 と する 。
[0073] 以上の こ と を式で表わせば、 或る セ ンサ · レベルを SLVn と し 、 次の 5 秒後にサンプ リ ングさ れたセ ンサ - レベルを SLVn + 1 と し 、 各区間にお ける 火災確度を S m ( 1 ≤ m 5 )と した場合、 S mの値は SLVn 及び SLVn + 1 の値に応 じて 、
[0074] S L V n≥ 0 .3 かつ SLVn≤ SLVn + 1 S tn - 0 .2
[0075] SLVn≥ 0 .3 かつ SLVn-l> SLVn て" S in = 0 . 1
[0076] SLVnく 0 .3 かつ SLVn≤ SLVn + 1 で S m = 0
[0077] SLVnく 0 .3 つ SLVn> SLVn→ l で S m = 0 と 表わすこ と ができ 、 従っ て 5 区間全体に渡 る 火
[0078] 5
[0079] 災確度 Sは、 S = :∑: (Sm) となる。
[0080] m=l 以上の よ う し て 求め ら れ る 全体の火災確度 S が 、 第 2 図の定義テー ブルの 中欄の 〇 U T P U T (T )の値 を導 出す る 際の基調 を 為 し て い る が 、 こ の よ う に し て 求め ら れ る 全 く こ の ま ま の値が 〇 U T P U T (T )の値 と し て 用 い られ る のではな く 、 設置場所等 ご と の ノ イ ズに よ る 影 響や確立論的なデー タ の信ぴ ょ う 性等 を 考慮 し た も っ と 実際に近い正確な も の と な っ て い る 。 ま た 、 ノ、 °タ ー ン番 号 2 0 〜 2 6 に見 ら れ る よ う に 、 セ ンサ ' レベルが直線 的に変化 し な い よ う な場合につ いて も 同様に定義 し て 冗 長性 を 持たせ 、 実際の時系列的セ ンサ · レベルのノ、。タ 一 ン に弾力的に充分に対応でき る も の と な っ て い る 。 例 え ば 、 ノ、" タ ー ン番号 5 番 の 場合 、 0 U T P U T ( T ) が 0 .8 0 0 と な っ て い る が 、 上述の考 え 方 を 基調 と すれ ば 〇 U T P U T ( T )は 0 . 7 と な る はずであ る 。 こ れは 、 セ ンサ ' レベル S L V 5 の前後の鬨係が上昇 して お り 、 セ ンサ ■ レベル S L V 5 のみが極端に落ち込んで い る ので 、 SLV 5 - 0.380 は ノ イ ズに よ る 影響 と 見な さ れ 、 SLV5 は 実際は 、 SLV4く SLV5く SLVs の範囲に あ る も の と 見な さ れて い る ため 、 〇 U T P U T (T )が 0 .8 0 0 と な っ て い る 。
[0081] こ の よ う な定義テー ブルは 、 上述の考 え 方 を 基調 と し て 、 火災感知器の特性や設置場所 ご と に実験 を 行 っ た り 、 デー タ の確立論的な信ぴ ょ う 性 を考慮す る 等 に よ り 、 正 確に作成す る こ と がで き る 。 し か し 、 6 つの セ ンサ ' レ ベルの 2 6 通 り のノ、。 タ ー ン につ いて だけでは な く 、 すべ て のノ、' タ ー ン につ いて こ の よ う なテー ブル を 作成す る こ と は実際上不可能であ る 。 以後説明す る 本発明の 作用 に よれば、 時系列的な 6 つのセ ンサ · レベルに基づ く すべ て のパター ンに対 して 、 ノ ィ ズ等の フ ィ ルタ リ ング効果 等を も 含めた正確な火災確度を求め る こ と が可能と なる 今、 本発明に よ る 作用 を説明する ため に第 3 図に示す よ う なネ ッ 卜 構造を仮定する 。 こ のネ ッ ト構造の 目 的は 6 つのセ ンサ • レベルを与 えて正確な火災確度を得よ う と する も のであ り 、 各火災感知器 D Ε ,〜 D Ε Ν に対応 して火災受信機 R E 内 に存在する と 仮定さ れ る も のであ る 。 第 3 図のネ ッ 卜 構造にお いて 、 左側の I N i I N s を 入力層 I N 、 そ して右側の O T ! を 出力層 〇 T と 呼ぶ こ と とする と 、 入力層 I N t〜 I Ν 6 には本実施例では それぞれ 0 〜 1 に変換さ れた 6 つのセ ンサ . レベルが与 え られ 、 ま た 、 出力 層 0 τ ! か ら は本実施例では 0 〜 1 で表わ さ れた火災確度が出力 さ れる 。 一例と して 4 つが 示さ れて い る I Μ!〜 I Μ 4 を 中間層 と 呼ぶこ と と する と 、 各中藺層 I Μ ,〜 : [ Μ 4 は各入力層 I N ,〜 I N 6 か ら の信号を受ける と 共に 、 出力層 O T ,に対 して 信号を 出力する も の と して い る 。 信号を 入力層か ら 出力層の方 に向かっ て進む も の と し 、 逆方向 も し く は同 じ層間での 信号の結合は無い も の と し 、 さ ら に入力層か ら 出力層へ の直接の信号の結合は無い も の と して い る 。 従っ て 、 第 3 図に示さ れる.よ う に入力層か ら 中間層に対 して 2 4 本 の信号線が有 り 、 ま た 、 中間層か ら 出力層に対 して は 4 本の信号線が有 る 。
[0082] 3 図に示さ れる これ ら 信号線は 、 各入力層か ら 入力 さ れ る 信号に応 じて 出力層か ら 出力 さ れる べき 値に よ り そ の重付け値 も し く は結合度が変化さ れ 、 重付け値が大 き いほ ど信号線 'にお け る 信号の通 り が良 く な る 。 入力層 一 中間層の間の 2 4 本及び中間層 一 出力層の間の 4 本の 合計 2 8 本の信号線の重付け値は 、 入出 力閭の関係に応 じて 最初に調整 さ れて 、 第 1 図に示 さ れた重付け値の記 憶領域 R A M I 3 内の各火災感知器用領域に記憶 さ れ る 。 こ の よ う に し て 記憶 さ れた重付け値の内容は以後の火災 監視動作に用 い られる 。
[0083] 具体的には 、 後述す る ネ ッ ト 構造作成プロ グ ラ ム に よ り 、 第 2 図の定義テーブルの各パ タ ー ン番号にお け る 上 欄 I N P U T の 6 つ の値 を 、 そ れ ぞれ入力 層 I N , 〜 I N 6 に与 え 、 それ ら 入力 に基づいて 出力層 O T , か ら 出力 さ れ る 値 を 、 第 2 図の 中欄の O U T P U T (T )に示 さ れ る 教師信号 も し く は学習デー タ と し て の火災確度の 値 と 比較 し 、 それ ら 誤差が最小 と な る よ う に各信号線の 重付け値 を 変更 して い く 。 こ の よ う に し て 、 2 6 点で し か示 さ れて いな い第 2 図の定義テー ブルの閧数の全体に 非常に近似 した も の を第 3 図の ネ ッ ト 構造に教 え 込 ま せ る こ と が可能であ る 。
[0084] 今 、 入力層 Ι Ν ί と 中間層 I M j と の間の重付け値 を w i j と 表わ し 、 中間層 I M j と 出力層 O T k と の間の 重付け値を v jk と 表わす こ と と し (i = l 〜 I 、 j = l 〜 J 、 k = 1 〜 K 、 た だ し 、 本実施例の場合は I = 6 、 J = 4 、 K = 1 )、 重付け値 ui ί j 及び v j k は そ れ ぞれ 正 、 ゼロ 、 負 の値 を と る も の と す る と 、 入力層 I N i に お け る 入力値 を I N ί で表わせば 、 中間層 I M j に対す る 入力 の総和 N E T , ( j ) は I *
[0085] NET,(j)= ∑ (I Ni · wij) (式 1)
[0086] i=l と 表わ さ れ 、 こ の値 N Έ T t ( j ) を 、 例え ばシグモ イ ド (sigmoid)鬨数によ り 0 〜 1 の値に変換 し 、 それを I M j で表わすこ と と する と 、
[0087] I Mj= l+EXP[-NET,(j) - η (式2) と な る 。 同様に出力層 O T k に対する 入力の総和
[0088] N E T 2 (k) は
[0089] J
[0090] NET2(k)= ∑ (IMj - vjk) (式 3)
[0091] j=l
[0092] と 表わ さ れ、 こ の値 N E T 2 (k)を 同 じ く シグモ イ ド 鬨数 に よ り 0 〜 1 の値に変換 し 、 それを O T k で表わす こ と と する と 、
[0093] °Tk= l+EXP[-NETz(k) - r2] (式4) と な る 。 こ の よ う に 、 第 3 図の ネ ッ ト 構造にお ける 、 入 力値 I N t I N s と 、 出力値 O T t と の鬨係は、 重付 け値を 用いて式 1 〜式 4 の よ う に表わ さ れる 。 こ こ に 、 ァ 及び ァ 2は シグモ イ ド 曲線の調整係数であ り 、 本実施 例では ァ , = 1 · 0 、 ァ = 1 . 2 に適当 に選択 さ れて い る 。 こ れ ら 調整係数に よ り シグモ イ ド 曲線の傾き を調整 する こ と がで き 、 それに よ り 誤差を減少 さ せ る と き の収 束速度を調整する こ と が可能であ る 。
[0094] ネ ッ ト 構造作成プロ グラ ム にお いて は 、 ま ず 、 記憶領 域 R A M 1 2 に格納 さ れた第 2 図の定義亍ー ブルに 2 6 通 り が示さ れて い る 6 つのセ ンサ · レベルのパタ ー ン組 合わせの う ち の i つが 、 第 3 図の入力層 I N ,〜 I N 6 に与 え ら れた と き に 、 上述の式 1 〜式 4 で計算 さ れて 出 力層か ら 出力 さ れ る 値 O T k (本実施例の場合 k= l )が 、 第 2 図の 中欄に示 さ れ る 火災確度 と して の教師信号出力 T , と 比較さ れ 、 そ の と き の 出力層 にお け る 誤差 E m (rn = 1 〜 M 、 本実施例の場合は M = 2 6 )を下記の式で表 わす 。
[0095] Ern= : ― (ΟΤχ-Τκ)2 (式 5 )
[0096] k=l 2 本実施例の場合 、 K = 1 なので 、 ( 式 5 ) は 、 Em= -―- (ΟΤ,-Τ,)2 となる。 こ こ に 、 〇 Τ , は前述の式 4 で求め ら れた値であ る 。 誤 差 E m を M通 り のパタ ー ンの組合わせ、 すなわ ち第 2 図 のテー ブルの 2 6 通 り の組合わせパタ ー ンすべて につ い て 合計 し た値 E は
[0097] M
[0098] E= ∑ (Ern) (式 6 ) と な る 。
[0099] 最後に 、 式 6 にお け る 値 E が最小 と な る よ う に信号線 の重付け値 を 1 本 1 本調整す る 動作が と ら れ る 。 そ して 、 記憶領域 R A M I 3 内の各火災感知器用領域に格納 さ れ て い る 重付け値は 、 こ れ ら 調整さ れた新たな重付け値で も っ て 更新 さ れ 、 通常の火災監視動作で用 い ら れ る 。 こ の よ う な信号線の重付け値の調整は火災警報装置内のす ベて の火災感知器 につ いて 行われ る 。
[0100] 第 3 図 に概念的に示 し た ネ ッ 卜 構造に対す る 第 2 図の テーブルの教育 ^'終了す る と 、 すなわち 1 本 1 本の重付 け値の調整が終了する と 、 実際の火災監視時には後述す る ネ ッ ト構造計算プロ グラ ム によ り 、 時系列的に 2 5 秒 間に渡っ てサンプ リ ングさ れた 6 つのセ ンサ · レベルが ネ ッ ト 構造の入力層 に与え られ、 上述の式 1 〜式 4 を用 いて 出力層 O T t か ら得 られる 値を計算によ り 求め 、 そ れ ら計算値を 、 火災確度の基準値と 比較する こ と に よ り 火災判断が行われる 。
[0101] なお 、 上述の説明にお いて 、 入力層か ら入力 さ れる 情 報の数を 6 つ 、 出力層か ら 出力さ れる 情報の数を 1 つの 場合を示 したが 、 こ れ ら 入力情報数及び出力情報数は必 要に応 じて任意に選定する こ と が可能であ る のは言 う ま で も ない 。 出力層か ら 出力 さ れる 情報 と して は 、 火災確 度の他に 、 危険度や煙濃度、 見通 し距離等種々 の も の を 挙げる こ と ができ る 。
[0102] ま た 、 中間層の層数は 1 つで 、 1 つの層に 4 つの素子 が有る 場合を示 したが、 1 つの中間層にお ける 素子の数 と 、 入力情報数及び出力情報数 と の間の鬨係は 、 入力情 報数が増加 した場合、 それにつれて 中間層 にお ける素子 の数 も 増加 さ せ る 方が誤差を よ り 減少さ せる こ と ができ る 。 ま た 、 中間層の層数その も のを増やせば精度は一層 向上す る 。
[0103] さ ら に上述では 、 (式 1 )で演算された中間層の各素子 に対する 入力 の総和 N E T , U )を (式 2 )でシ グモ イ ド鬨 数に よ り 0 〜 1 の値に変換 し 、 それを (式 3 )に用 い る よ う に して いる が 、 N E T ( j )を こ の よ う に 0 〜 1 の値に 変換せずに直接 (式 3 )の I M j の代わ り に用 い る よ う に し て も 良い 。 そ の場合で も 最終的な出力情報は (式 4 )に よ り 0 〜 1 に変換 さ れて 出力層 O T ,か ら 出力 さ れ る 。
[0104] 上記実施例では 、 中間層の素子同士の結合 、 入力層 と 出力層 と の素子の結合は無いが 、 そ の よ う な結合の場合 で も 、 原則 と して誤差を減少 さ せ る よ う に重付け値の変 更 を 行 う こ と に よ り 本願 目 的を 達成す る こ と がで き る 。
[0105] 第 4 図〜第 7 図は第 1 図の記憶領域 R O M 1 1 に格納 さ れて い る プロ グ ラ ム に よ る 本発明の動作 を説明す る た めの フ ロ ーチヤ 一 ト であ る 。
[0106] 第 4 図にお いて 、 最初に 、 第 1 図に示 さ れ る N .個の各 火災感知器 ご と に 、 1 番の火災感知器か ら順番に ネ ッ ト 構造作成プロ グラ ム が実行 さ れ る 。
[0107] n 番火災感知器 (n = 1 〜 N )にお け る ネ ッ ト 構造作成 プロ グラ ム の動作につ いて 説明す る と 、 ま ず 、 第 2 図で 説明 した定義テー ブルの上欄の 6 つのセ ンサ . レベル と 中櫊の火災確度 と が学習デー タ 入力用テ ンキ ー K Y か ら 教師用入力 も し く は学習用入力 と して 与 え られ る (ス テ ツ プ 4 ◦ 4 )。 定義テー ブルは 、 火災感知器 ご と に設置環 境や 、 火災感知器 自 体の個 々 の特性が異な っ て い る ので 、 各火災感知器 ご と に用意さ れ る が 、 も し環境条件や特性 条件が同 じであ る 場合には 、 同 じ条件の も の につ いて 同 一の定義テー ブル を 用 い る こ と がで き る のは勿論であ る 。
[0108] n 番火災感知器用の定義テー ブルの内容がテ ンキ ー K Y か ら 定義テ一 ブルの記憶領域 R A M I 2 内の 当該 n 番火災感知器用領域に格納 さ れて し ま う と (ス テ ッ プ 4 0 3 の Y )、 第 6 図に も 示 さ れ る ネ ッ ト 構造の作成プ ロ グ ラ ム 6 0 0 の実行 に移 る 。 最初に 、 記憶 ^域 R A M I 3 の 当該 n 番火災感知器 用領域に格納さ れて い る 、 第 3 図で説明 した入力層 — 中 間層間の 2 4 本、 並びに中閬層 ー 出力層間の 4 本の合計 2 8 本の信号線の重付け値 1« ^ 、 V jkが或る 値に一定に 設定さ れる (ステ ッ プ 6 0 1 )。 次に 、 一定に設定さ れた 重付け値に基づいて前述の式 1 〜式 6 に従っ て 、 第 2 図の定義テーブルの M通 り の組合わせ(本実施例では M = 2 6 )すべて につ いて の実際の出力値 O T と 教師出力 値 T と の誤差の二乗の合計値(式 6 の E )を求めそれを E 0と する (ステ ッ プ 6 0 2 )。
[0109] 次に 、 同 じ定義テーブルの入力 を与え た と き に該誤差 の合計値 E 。が最小 と な る よ う に 、 ま ず 、 中間層 と 出力 層 と の間の 4 本の信号線の重付け値を 1 本 1 本調整する 動作が取 られる (ス テ ッ プ 6 0 3 の N )。 中間層 と 出力層 と の閭のみの重付け値の調整なので、 前述の式 1 及び式 2 ま での値には変化は無い 。 ま ず最初の 1 本の信号線の 重付け値 V ^を重付け値 V , t + S に変化さ せて (ステ ツ プ 6 0 4 )、 式 3 〜式 6 の同様の計算を 行い 、 式 6 に よ り 求め られ る 最終的な誤差の合計値 E を E s .と する (ス テ ツ プ 6 0 5 )。 そ して該 E s を 、 重付け値を変え る 前 の誤差の合計値 E 。と 比較する (ステ ッ プ 6 0 6 )。
[0110] も し E s E 。な ら ば(ス テ ッ プ 6 0 6 の N )、 該 E s を 新たな E 。と して 設定す る と 共に (ステ ッ プ 6 0 9 )、 変 更さ れた重付け値 V ! r+ S を作業用領域の適当な位置に 格納 して お く 。
[0111] ま た 、 も し E s > E 。な ら ば(ステ ッ プ 6 0 6 の Y )、 重 付け値を変え る 方向が誤 り であ る ため 、 元の重付け値 v , , を 基準 と し'て 反対側 に重付 け値 を 変 え 、 重付け値 V 1 , - S · の値 を 用 いて 前述 と 同様に式 3 〜式 6 に基 づいて E s を 計算 し (ステ ッ プ 6 0 7 、 6 0 8 )、 こ の計 算 さ れた E s の値を 新たな E 。と し て 設定す る と 共に (ス テ ツ プ 6 0 9 )、 変更さ れた重付け値 S · /3 を 作 業用領域の適当な位置に格納 し て お く 。
[0112] こ こ に 、 は I E s— E 。 I に比例 し た係数であ り 、 ま た 、 S は重付け値の変更回数に よ り 可変で変更回数が大 き く な る と S は小 さ な値にな る 。
[0113] ス テ ツ ァ 6 0 4 〜 6 0 9 で 、 V いにつ いて の変更調整 が終 了 す る と 、 次 に 、 残 り の 3 本 の信号線の重付 け値 a , 〜 v 4 1 につ いて の変更調整がス テ ッ プ 6 0 4 〜 6 0 9 で同様に順次行われて い く 。
[0114] こ の よ う に して 、 中間層 一 出力 層間のすべて の信号線 の重付け値 v j k が調整 さ れて し ま う と (ス テ ッ プ 6 0 3 の Y ) 、 次 に 、 入 力 層 一 中 間層間の信号線の重付 け値 ui Uにつ いて も ステ ッ プ 6 1 0 〜 6 1 6 で 、 今度は式 1 〜式 6 すべて に基づいて 同様 に誤差 を 少な く す る よ う に 調整が行われて い く 。
[0115] すべて の信号線の重付け値が調整 さ れて し ま う と (ス テ ツ プ 6 1 0 の Υ )、 こ の よ う に し て 小さ く さ れて き た Ε 。が所定の値 C と 比較 さ れ 、 も し該 C よ り 未だ大 き い な ら ば (ス テ ッ プ 6 1 7 の Ν )、 さ ら に誤差 を 少な く す る ため に ス テ ッ プ 6 0 3 に戻 り 、 ス テ ツ フ。 6 0 4 〜 6 0 9 での 中間層 -- 出力層間の重付け値の調整か ら の上述の過 程が再び繰 り 返 さ れ る 。 繰 り 返 し 調整 を 行 い Ε 。が所定 の値 C 以下 と な る と (ス テ ッ プ 6 1 7 の Υ )、 第 4 図の ス テ ツ プ 4 0 6 に き 、 変更調整さ れた 2 8 本の信号線の 各重付け値 v jk、 ui i j は 、 記憶領域 R A M 1 3 内の 当 該 π 番火災感知器用領域の対応ア ド レス にそれぞれ格 納さ れる 。
[0116] 以上の動作にお いて 、 S 、 a 、 β 、 C等の値は各種定 数テーブルの記憶領域 R O M 1 2 に格納さ れて い る 。
[0117] なお 、 E 。の最終的な誤差は 0 と はな ら ないので 、 適 当な と こ ろで信号線の重付け値の調整は打ち切 られる こ と と なる が、 ステ ッ プ 6 1 7 に示すよ う に所定の値 C 以 下と なっ た と き に調整を終了す る よ う にす る 他に 、 重付 け値の調整回数を 予め定めて おいて その回数に達 した と き に 自動的に打ち切る よ う に して も 良い 。
[0118] 第 2 図の各パタ ー ン番号にお ける 下橱 0 U T P U T ( R
[0119] )の値は、 ステ ッ プ 6 0 3 〜 6 1 6 の調整を (式 6 )の値 が
[0120] M
[0121] E = (Em) = 0.07655
[0122] m=l と な る ま で籙 り 返 して ネ ッ ト 構造を作成 し 、 こ の よ う に し て 作成 さ れた 該 ネ ッ ト 構造 に対 して 、 第 2 図の上欄 I N P U T に示さ れる 6 つのセ ンサ . レべノレ SLV,〜 SLVS を 入力 I N と して与え た際に O T と して 出力 さ れる 火災 確度を 示 して い る 。 ネ ッ ト 構造か ら 実際に 出力 さ れる こ れ ら火災確度 O U T P U T ( R )は 、 最初に教師信号 と し て設定さ れた O U T P U T (T )に非常に近似 して い る こ と が第 2 図か ら分か る 。 ま た 、 こ の よ う な火災確度の実 測値〇 U T P U T ( R )を得た と き の各重付け値が第 8 図 に示さ れて い る 。 第 9 図は 、 6 つのセ ンサ ' レベルの特定のパ タ ー ンだ けでな く 、 刻 々 と し て 変化する セ ンサ · レベルの実際の 任意の値を ネ ッ ト 構造に入力 し た際に 、 該ネ ッ ト 構造か ら 出力 さ れ る 火災確度の実測値を 示す も ので 、 横軸には 時間 T i m e が、 縦軸には 、 刻々 と し て変化す る セ ンサ ' レベル S L V 及びネ ッ ト 構造か ら 出力 さ れ る 火災確度 F が示さ れて い る 。
[0123] こ の よ う に 、 時系列的な 6 つのセ ンサ · レベルの入力 情報 と 教師信号 と し て の火災確度 と を 2 6 個のパ タ ー ン と し て 定義す る こ と に よ り 、 入力情報の組合わせが定義 テー ブルに無 く て も そ の閤を ネ ッ ト 構造は埋めて 、 最適 な 出力 を答 え と して 出力す る 。 本実施例では ネ ッ ト 構造 への入力数は 6 個 、 出力数は 1 個の場合 を示 し た が、 入 力数 を増減さ せた り 、 ま た 出力数を 増減 さ せた り す る こ と は任意に可能であ る のは 当業者には容易 に理解 さ れよ う 。 出力 と し て は火災確度の他に 、 非火災であ る 確率 、 見通 し距離 、 歩行速度 、 消火可能の確率等 、 種 々 の組合 わせが可能であ る 。
[0124] こ の よ う な信号線の重付け値の調整が火災警報装置内 の N 個のすべて の火災感知器につ いて行われて し ま い (ス テ ツ プ 4 0 7 の Y 〉、 再学習の必要性が無い と 判定 さ れ れば(ス テ ッ プ 4 0 8 の N )、 次に 、 1 番の火災感知器か ら 順番に火災監視の動作が行われて い く 。
[0125] π 番火災感知器 D E n に対す る 火災監視動作につ いて 説明す る と 、 ま ず 、 n 番火災感知器 D E n に対 し て イ ン タ ー フ ェ ース I F 1 1 を 介 し信号送受信部 T R X 1 か ら 信号線 L 上 に デ ー タ 返送命令が送 出 さ れ る ( ス テ ッ プ 4 1 1 )。 '
[0126] n 番火災感知器 D E n がデー タ 返送命令 を受信する と 、 該火災感知器 D E n は、 プロ グラ ム記憧領域 R O M 2 1 に格納さ れたプロ グラ ム に よ り 、 セ ンサ部すなわち火災 現象検出手段 F S で検出 さ れ内蔵のアナロ グ · デ ィ ジタ ル変換器によ り デ ィ ジタ ル量に変換さ れた (火災現象に 開する 煙、 熟 、 ま たはガス等の物理量に基づ く )セ ンサ · レベルを イ ン タ ー フ ェ ース I F 2 1 を介 して読込み 、 そ れ を ィ ン タ ー フ エ ー ス I F 2 2 を 介 し て 信号送受信部 T R X 2 か ら 返送す る 。
[0127] n 番火災感知器 D E n のセ ンサ部か ら の返送が有れば (ステ ッ プ 4 1 2 の Y )、 返送さ れたセ ンサ . レベルは作 業用領域 R A M I 1 に格納さ れる (ステ ッ プ 4 1 3 )。
[0128] 作業用領域 R A M I 1 には各火災感知器ご と に複数の セ ンサ . レベルを格納する ための領域が割当て られてお り 、 各ポー リ ングご と に各火災感知器か ら返送される セ ンサ ■ レベルは所定時間分保存 さ れて い き 、 一番古いデ ー タすなわち セ ンサ ' レベルは捨て られ る 。 例 え ば 、 火 災受信機 H E の火災感知器 D E ,〜 D E K に対する 1 ポ 一リ ング周期が 5 秒で、 所定時間を 2 5 秒 と すれば、 各 火災感知器 ご と に 6 回分のポー リ ングのセ ンサ . レベル が常時格納さ れ る こ と と な る 。
[0129] n 番火災感知器 D E n か ら返送 さ れた セ ンサ . レベル が作業用領域 R A M 1 1 の 当該 n 番火災感知器用領域 に格納 さ れ一番古 い デー タ が捨て ら れ る と ( ス テ ツ ァ 4 1 3 )、 次に 、 当該 n 番火災感知器用領域に格納さ れ て い る それ ら 6 つのセ ンサ · レベルはそれぞれ 0〜 1 の 値 I N i Π = 1 6 )に変換 さ れて ネ ッ ト 構造計算プロ グラ ム に入れ ら れ (ステ ッ プ 4 1 4 )、 こ れに よ り 第 7 図 に も 示さ れて い る 該ネ ッ ト 構造計算プロ グラ ム 7 0 0 が 実行 さ れ る 。
[0130] ネ ッ ト 構造計算プロ グ ラ ム 7 0 0 にお いて は 、 前述の 式 1 に従 っ て Ν Ε Τ , Π )を 計算 して (ステ ッ プ 7 0 3 )、 そ れ を 式 2 に 従 っ て I M j の値に変換す る ( ス テ ッ プ 7 0 4 )。 I M ! I M J ( J = 4 )ま でのすベて の I M j の値が決定 さ れ る と (ス テ ッ プ 7 0 5 の Y )、 次に 、 それ ら I M j の値を 用 い前述の式 3 に従 っ て N E T 2 (k)を 計 算 し (ステ ッ プ 7 0 8 〉、 それ を 式 4 に従 っ て O T k (k = 1 〜 K 、 本実施例では Κ = 1 )の値に変換す る (ス テ ッ プ 7 0 9 )。 O T k すなわち火災確度 Ο Τ ,の値が決定 さ れ る と (ステ ッ プ 7 1 0 の Y )、 第 5 図の フ ローチ ャ ー ト に 戻 る 。
[0131] 従 っ て 、 第 5 図では 、 ま ず 、 〇 Τ ,の値がそ の ま ま 火 災確度 と し て 表示 さ れ る と 共 に ( ス テ ッ プ 4 1 5 ) 、 該 〇 Τ ,の値は各種定数テー ブル記憶領域 R 0 Μ 1 2 か ら 読 出 さ れた 火 災確度の基準値 Α と 比較 さ れ ( ス テ ッ プ 4 1 6 )、 0 T , A であれば火災表示が行われ る (ス テ ツ プ 4 1 7 )。
[0132] 以上で π 番火災感知器 に対す る 火災監視動作は終了 し 、 次の火災感知器につ いて の 同様の火災監視動作が行 われて い く 。
[0133] なお 、 上記実施例では 、 定義テー ブルの記憶領域 R A M 1 2 に人為的 にデー タ を 入力 し 、 該デー タ に基づいて ネ ッ ト 構造作 成 プ ロ グ ラ ム に よ り 重付 け値 を 記憶領域 R A M I 3 に格^する よ う に した も の を示 したが、 工場 等での生産段階にお いて ネ ッ ト構造作成プロ グラ ム を用 いて重付け値を求めて E P R O M等の R O Mに記憶さ せ てお き 、 こ の R O M を用い る よ う にする こ と も でき る 。
[0134] ま た 、 上記実施例のアナロ グ式の火災警報装置に代わ つ て 、 本発明は 、 各火災感知器側で火災判断を行い 、 その 結果だけを 火災受信機や中維器等の受信手段に送出する オ ン · オ フ式の火災警報装置に も 適用可能な も のであ る が、 その場合は 、 第 1 図の火災受信機側に示された R 〇 M i l . R O M 1 2 . R A M 1 4 を各火災感知器側に移 設する と 共に 、 R A M I 2 及び R A M I 3 については 、 それ ら の代わ り に、 上述の工場等での生産段階にお いて 重付け値が格納さ れた R O M を各火災感知器に設ける よ う にする のが有利であ る 。 と い う のは 、 火災感知器には 、 R A M I 2 にデー タ を 入力する ための第 1 図に示 した よ う なテ ンキ ー等を設ける ための空間的な余裕が無いか ら であ る 。 こ の場合、 第 4 図のス テ ッ プ 4 0 1 〜 4 ひ 8 ま では工場等に設けた信号処理装置で行われ、 重付け値は ステ ッ プ 4 0 6 で E P R 0 M に記憶さ れて 火災感知器に 搭載さ れ る 。 そ して火災感知器では 、 第 4 図のステ ッ プ 4 0 9 か ら第 5 図のステ ッ プ 4 1 8 ま でが行われる 。
[0135] 以下 、 本発明の も う 1 つの好適な実施例であ る 第 2 の 実施例につ いて第 1 A図 、 第 2 図 、 第 2 A図 、 第 3 A図 、 第 3 図 、 第 3 B 図 、 第 4 図 、 第 5 A図 、 第 6 図 、 第 7 図 を 用 いて 説明する 。
[0136] こ の場合 、 第 1 の実施例 を説明す る 際 に用 いた図面 と 同 じ種類の第 2 の実施例の図面には 、 第 1 の実施例で用 いた図番に A ま は B を付 し た図番が充て ら れ る 。 ま た 、 第 2 図 、 第 3 図 、 第 4 図、 第 6 図 、 第 7 図は第 1 の実施 例 と 同 じ も の を 用 い る こ と ができ る ので、 A ま た は B を 付 さ ずに 、 その ま ま 第 1 の実施例で用いた も の を 流用す る 。
[0137] 第 1 A 図は 、 各火災感知器で検出 さ れた火災現象 に基 づ く アナ ロ グ物理量のセ ンサ · レベルを受信機や中継器 等の受信手段に送出 し 、 該受信手段では収集 さ れた セ ン サ · レベルに基づいて火災判断 を 行 う いわゆ る アナ ロ グ 式の火災警報装置に本発明 を 適用 し た場合の プロ ッ ク 回 路図であ る 。 も ち ろ ん 、 本発明は各火災感知器側で火災 判断 を 行い 、 そ の結果だけ を 受信手段に送出す る オ ン · オ フ 式の火災簪報装置に も 適用可能な も のであ る 。
[0138] 第 1 A 図にお いて 、 R E ' は火災受信機 、 D E , ' 〜 D E «' は 、 例 え ば一対の電源兼信号線の よ う な伝送 ラ イ ン L を 介 して 火災受信機 R E ' に接続 さ れ る N 個の ァ ナ ロ グ式の多要素火災感知器であ り 、 そ の 1 つ につ いて のみ 内部回路 を 詳細に示 し て い る 。 なお 、 N 個の火災感 知器すべて が多要素火災感知器であ る 必要はな く 、 複数 種類の火災感知器か ら 成 る 組が 1 つの多要素火災感知器 に対応す る も の と し て も 良 い 。 従 っ て 、 以後 n 番火災 感知器 (π= 1 〜 Ν 〉と 言 う 場合は 、 それが 1 個の多要素 火災感知器 を 指す場合 と 、 複数種類の単要素火災感知器 で構成 さ れた組 を 指す場合 と の両方 を 意味す る こ と と す る 。
[0139] 火災受信機 R Ε ' にお いて は 、 第 1 図に示 し た火 災受 信機 R E の構成に要素判断用重付け値の記憶領域 R O M 1 4 が追加さ れ : ま た 、 重付け値用記憶領域 R A M 1 3 が総合判断用重付け値の記憶領域 R A M 1 3 と な っ て い る が 、 他の火災受信機 R E ' の構成について は第 1 図の 火災受信機 と 同 じであ る ので説明は省略する 。 要素 判断用重付け値の記憶領域 R O M 1 4 は 、 火災感知器す ベて について 、 各火災感知器内の要素セ ンサご と に火災 情報を得る べ く 、 後述す る 信号線の重付け値を格納する ための記憶領域であ り 、 総合判断用重付け値の記憶領域 A M I 3 は 、 火災感知器すべて について 、 各火災感知 器内の要素セ ンサご と に得られた火災情報を基に 当該火 災感知器と して の総合的な火災情報を得る べ く 、 同 じ く 後述する 総合判断用の信号線の重付け値を格納する ため の記憶領域であ る 。
[0140] ま た 、 多要素火災感知器 D E , ' にお いて は 、 火災現 象検出手段すなわちセ ンサ部 F S が第 1 図に示さ れる よ う な単要素の も のではな く 、 火災現象に基づ く 熱、 煙 、 あ る いはガス等の複数の物理量すなわち多要素を検出す る 火災現象検出手段 と な っ て お り 、 例え ば散乱光式であ つ て 良い煙セ ンサ部 F S ,、 例 え ばサー ミ ス タ を有する も のであ っ て 良 い温度セ ンサ部 F S 2、 及び例 え ばガス検 出素子を有す る ガス · セ ンサ部 F S 3 等を含んでい る と 共に 、 さ ら にそれら セ ンサ部に鬨連する イ ン タ ー フ エ一 ス I F 2 3 及び I F 2 4 を有 して示さ れて いる が、 他は 第 1 図に示 した火災感知器 D E ,の構成 と 同 じなので説 明は省略す る 。 各セ ンサ部 F S ,、 F S 2及び F S 3は、 図示 し な いが 、 増幅器、 サンプ リ ングホール ド 回路 、 ァ ナロ グ ' デ ィ ジタ ル変換器等を有 し て い る 。 なお 、 第 1 A 図では 、 1 番の多要素火災感知器 D E は火災現象検出手段 と し て 3 つのセ ンサ部 を 内部に有す る 場合を 示 し て い る が 、 セ ンサ部の数及び種類は こ れに 限定 さ れ る も のではな く 多要素火災感知器 ご と にセ ンサ 部の数及び種類を 変 え る こ と ができ 、 ま た複数の火災感 知器 を 用 い る 組の場合には 、 組内の火災感知器の数及び 種類 を種 々 に変え る こ と ができ る 。
[0141] 追 っ て 、 本発明の第 2 の実施例に よ る 動作が第 4 図 、 第 5 A 図 、 第 6 図 、 及び第 7 図に よ り 具体的に説明さ れ る が 、 それ に先立 っ て最初に作用 につ いて 説明す る 。
[0142] 第 2 の実施例は 、 火災現象に基づ く それぞれ異な っ た 種類の物理量 を検出す る 多要素火災感知器の複数のセ ン サ部 (も し く は組の場合 こは複数の火災感知器)の各セ ン サ部か ら そ れぞれ時系列的な複数のセ ンサ . レベル を 収 集 し 、 該収集さ れた全セ ンサ · レベルに基づいて 火災確 度や危険度の よ う な各種の火災情報 を 迅速かつ正 し く 得 よ う と す る も のであ り 、 よ り 具体的には 、 時系列的な複 数のセ ンサ · レベル と し て 、 各セ ンサ部 ご と に 、 5 秒お き にサ ンプ リ ン グさ れ る セ ンサ ■ レベル を 2 . 5 秒間に渡 つ て 合計 6 個 を 収集 し 、 それ ら 収集さ れた セ ンサ · レベル に基づいて ま ずセ ンサ部ご と に判断 し て火災情報 を得 、 各セ ンサ部 ご と に得 ら れた 火災情報 を さ ら に総合判断す る こ と に よ り 、 一層信頼性の あ る 火災情報を 得 よ う と す る も のであ り 、 そ の作用 を 最初に第 2 図 、 第 2 A 図 、 第 3 A 図 、 第 3 図 、 第 3 B 図 を 用 いて 説明す る 。
[0143] こ の よ う な作用 を 説明す る ため第 3 A 図に示す よ う な ネ ッ ト 楕造 を 仮定す る 。 第 3 A 図の ネ ッ ト 構造は 、 多要 素火災感知器 D E i ' 〜 D E N' の各々 に対応 して 、 火災 受信機 R E ' 内に存在する と 仮定さ れる も のであ り 、 第 3 A図の ネ ッ ト 精造中 、 ブロ ッ ク Aは煙セ ンサ部 F S , に対応 して設け られる と 仮定さ れ 、 ブロ ッ ク B は温度セ ンサ部 F S 2に対応 して設け ら れる と 仮定さ れ、 ブロ ッ ク C はガス · セ ンサ部 F S 3に対応 して設け られる と 仮 定さ れ、 そ して ブロ ッ ク D はブロ ッ ク A〜 C か ら の出力 を入力 して それら を総合判断 し 1 つの火災確度信号を 出 力する ため に設け られて い る と仮定さ れる 。 ブロ ッ ク A 、 B 、 及び C の各々 には 、 対応の多要素火災感知器のセ ン サ部 F S t、 F S 2、 及び F S 3か ら 火災受信機 R E ' に 収集さ れた時系列的な 6 つの 、 それぞれ煙セ ンサ · レべ ル SLVS l〜 SLVs6、 温度セ ンサ · レベル' SLVt ,〜 SLVt6、 及びガス · セ ンサ ' レベル S L V s!〜 SL V 8 s が入力 さ れ 、 それぞれ火災確度信号 O U T s、 O U T t及び O U T gを 出力す る 。 それ ら火災確度信号は 、 ブロ ッ ク D に入力 さ れ、 該ブロ ッ ク D はそれ ら 入力 さ れた火災確度信号 を総 合判断 して極めて正確かつ真実味のあ る 火災確度を 出力 す る 。
[0144] こ こ に 、 ブロ ッ ク A〜 C は 、 本第 2 の実施例では 、 例 え ば製造段階等に各火災感知器 ご と にあ らか じめ作成 し て要素判断用重付け値の記憶領域 R O M 1 4 に記憶さ れ た も の を 用 い る も の と して い る 。 作成方法は 、 例 え ば煙 セ ンサ用の も のであ る ブロ ッ ク Aの場合は 、 前述の第 1 の実施例で説明 した第 2 図の よ う な定義テーブルを 用い て第 6 図に示 した ネ ッ 卜作成プロ グラ ム に よ り 前述の式 1 〜式 6 に基づき 、 信号線の 1 本 1 本の重付け値を調整 す る こ と に よ り 作'成す る こ と ができ る 。 他のブロ ッ ク B 及び C の場合 も 、 それぞれ温度セ ンサ用並びに ガス ■ セ ンサ用の定義テーブルを用意す る こ と に よ り 、 同様に ネ ッ ト 作成プロ グ ラ ム に よ り 前述の式 1 〜式 6 に基づ き 、 信 号線の 1 本 1 本の重付け値 を 調整す る こ と に よ り 作成す る こ と ができ る 。 こ の場合一例 と して 煙セ ンサ部 F S , で得 られ る セ ンサ · レベルは 、 煙濃度の 0 〜 2 0 % Zm が対応する よ う に 0 〜 1 の値に変換 さ れた も のが用 い ら れ 、 温度セ ンサ部 F S 2で得 ら れ る セ ンサ . レベルは 、 温度の 0 て〜 6 4 °Cが対応す る よ う に 0 〜 1 の値に変換 さ れた も のが用 い ら れ 、 そ し て 、 ガス · セ ンサ部 F S 3 で得 ら れ る セ ンサ ' レベルは 、 一酸化炭素 C 〇 の 0 ppm 〜 2 0 0 ppm が対応す る よ う に 0 〜 1 の値に変換 さ れ た も のが用 い られる も の と して い る 。
[0145] ブロ ッ ク A 〜 C の ネ ッ ト 楕造に対する 第 2 図の よ う な 定義テー ブルの教育が終了す る と 、 すなわ ち 1 本 1 本の 重付け値の調整が終了す る と 、 こ れ ら 重付け値は例 え ば 製造段階等でそれ ぞれ記憶領域 R O M 1 4 内の対応の火 災感知器用領域に格納 さ れて 以後に説明す る 火災監視動 作にお いて 用 い られ る 。
[0146] 次に 、 第 3 A図の ブ ロ ッ ク D に示 し た ネ ッ ト 構造の教 育につ いて 説明す る 。 ブロ ッ ク D の ネ ッ ト 構造は 、 そ の 詳細が第 3 B 図に示 さ れて い る よ う に 、 入力 層 に 3 つ 、 中間層 に 3 つ 、 出力層 に 1 つで構成 さ れて お り 、 入力 層 一 中間層の間には 9 本の信号線が 、 ま た 、 中間層 一 出 力 層の間には 3 本の信号線があ る 。 入力層 I N , 、 I N 2、 I N 3には 、 前述 し た よ う に 、 ブロ ッ ク A 、 B 、 C か ら 出力 される 火災確'度 O U T s、 O U T t、 O U T g がそれ ぞれ入力 さ れ 、 出力層 O T , か ら は一層高度に判断さ れ る 火災確度が出力 さ れる 。
[0147] 第 2 A図にはブロ ッ ク D のネ ッ ト 構造を教育する ため の定義テーブルが示さ れて お り 、 左側の 3 つの欄には 、 それぞれ煙セ ンサ部用のネ ッ ト 構造か ら の出力 O U T s、 温度センサ部用のネ ッ ト 構造か ら の出力 O U T t、 ガス - セ ンサ部用の ネ ッ ト 構造か ら の出力 O U T g の特定の値 の 9 通 り の組合わせパタ ーンが示さ れて い る 。 ま た 、 右 側の 1 つの欄には 、 各パタ ー ンに対応す る 実験等で求め られた正確な火災確度が表わ さ れて い る 。
[0148] 第 3 B 図に示さ れた ネ ッ ト 構造は 、 例 え ば現場にて 、 前述 と 同様の態様で第 6 図に示 した ネ ッ ト 作成プログラ ム に よ り 式 1 〜式 6 を用 いて第 2 A図の定義テー ブルに 従っ て重付け値につ いて調整が行われ、 該調整さ れた重 付け値は 、 第 1 図に示 した総合判断用重付け値の記憶領 域 R A M I 3 に格納 されて (第 4 図のステ ッ プ 4 0 6 )、 以後の火災監視に用 い ら れる 。
[0149] なお 、 以上の よ う に、 ネ ッ ト構造は定義テーブルを学 習 さ せ る こ と に よ り 作成さ れ る が、 こ の よ う な作成は 、 火災警報装置が現場に設置さ れて か ら 、 該火災警報装置 の例えば火災受信機 H E ' に定義テーブルを 入力 し ネ ッ ト 構造作成プロ グラ ム に よ り 作成する よ う にす る こ と も でき る し 、 ま た 、 工場等での生産段階にお いて ネ ッ ト 構 造作成プロ グラ ム を 用いて重付け値を求めて E P R O M 等の R O M に記憶さ せて お き 、 こ の R O M を 用 い る よ う にす る こ と も でき る 。 本実施例では 、 ブロ ッ ク A〜 C の ネ ッ ト 構造の重 寸け値につ いて は予め作成 さ れた R 〇 M を 用 い 、 ブロ ッ ク D の ネ ッ ト 構造につ いて は ネ ッ ト 構造 作成プロ グラ ム に よ り 現場で作成す る 場合について説明 す る 。
[0150] ま た 、 上述の説明にお いて 、 ネ ッ ト 構造 A〜 C の入力 層か ら入力 さ れ る 情報の数を 6 つ 、 出力層か ら 出力 さ れ る 情報の数 を 1 つ 、 ま た 、 ネ ッ ト 構造 D の入力層か ら 入 力 さ れ る 情報の数 を 3 つ 、 出力層か ら 出力 さ れ る 情報の 数 を 1 つ の場合 を 示 したが 、 こ れ ら 入力情報数及び出 力 情報数は必要に応 じて 任意に選定す る こ と が可能であ る のは言 う ま で も な い 。 出力 層か ら 出力 さ れる 情報 と し て は 、 火災確度の他に 、 危険度や煙濃度 、 見通 し距離等種 々 の も の を 挙げる こ と ができ る 。
[0151] 第 3 A 図に概念的に示 した ネ ッ ト 構造 A〜 D が第 2 図 及び第 2 A 図の定義テー ブル を 学習 し 1 本 1 本調整 さ れ た重付け値が記憶領域 R 0 M 1 4 及び R A M 1 3 に格納 さ れ る と 、 実際の火災監視時には前述の ネ ッ ト 構造計算 プロ グラ ム に よ り 、 各セ ンサ部 F S ,〜 F S 3ご と に時系 列的に 2 5 秒間に渡 っ て サンプ リ ン グ さ れた 6 つのセ ン サ ' レベルがそれぞれネ ッ ト 構造 A〜 C の各 々 の入力層 に与 え ら れ 、 対応の重付け値 を 用 いて 上述の式 1 〜式 4 に よ り 出力 層 O T ,か ら 得 ら れ る 値 O U T s、 O U T t、 O U T gを 計算に よ り 求め 、 それ ら 値は さ ら に ネ ッ ト 構 造 D の入力層 に与 え ら れて 同様に対応の重付け値 を 用 い て 式 1 〜式 4 に よ り 最終的に火災確度 〇 U T が得 ら れ る 。
[0152] こ れ を 第 4 図 、 第 5 A 図 、 第 7 図 を 用 いて 説明す る と 、 第 4 図のス テ ッ プ 4 0 9 以降で 、 火災監視の動作は 1 番 の火災感知器か'ら順番に行われて行 く 。 II 番の火災感知 器 D E ii' に対する 火災監視動作について説明する と 、 ま ず、 n 番火災感知器 D E n' に対 して イ ン タ ー フ エ一 ス I F 1 1 を介 し信号送受信部 T R X 1 か ら 信号線 L上 にデータ返送命令が送出さ れる (ステ ッ プ 4 1 1 )。
[0153] n 番火災感知器 D E n' がデー タ 返送命令を受信する と 、 該火災感知器 D E n ' が多要素火災感知器であ る 場 合には、 プロ グラ ム記憶領域 R 〇 M 2 1 に格納さ れたプ ロ グラ ム に よ り 、 セ ンサ部 F S ,、 F S 2、 F S 3で検出 さ れ内蔵のアナロ グ ' デ ィ ジタ ル変換器でデ ィ ジタ ル量 に変換さ れた火災現象に鬨する 煙、 熱、 ガス等の物理量 に基づ く セ ンサ ' レベルを イ ン タ ー フ ェ ース I F 2 1 、 I F 2 3 、 I F 2 4 を介 して読込み 、 それ ら セ ンサ . レ ベルを ィ ン タ ー フ ェ ー ス I F 2 2 を介 して信号送受信部 T R X 2 か ら一括返送する 。 ま た 、 複数の火災感知器か ら 成 る 組であ る 場合には、 火災受信機 R E ' は組内の複 数の火災感知器か ら セ ンサ ■ レベルを収集 し それ ら 収集 したセ ンサ ' レベルに基づいて 火災判断を行 う.。 これ ら デー タ の返送方式に鬨する 事項は通常のポー リ ング方式 が使用でき る が 、 例 え ば本件発明者並びに本件出願人に な る 下記の特許出願明細書 1 ) 〜 3 ) に記載さ れて い る 方式 を用い る こ と も でき る 。
[0154] 1 ) 昭和 6 3 年 7 月 8 日 に 出願さ れた 「 火災報知設備 j と い う 名称の特願昭 6 3 — 1 6 8 9 8 6 号には 、 多要素 火災感知器の複数のセ ンサ部すなわち火災現象検出部の 第 1 の火災現象検出部に対 し て 先頭ア ド レ ス を設定 し 、 残る 火災現象検'出部に対 し て は先頭ア ド レ ス に関連 し た 開連ア ド レス を 設定 し 、 火災受信機か ら いずれかの ア ド レス に対す る デー タ 返送命令が受信さ れる と 、 そ のア ド レ ス に対応す る 火災現象検出部に よ つ て 検出 さ れた デー タ を 火災受信機に返送する よ う にす る こ と が記載 さ れて い る 。
[0155] 2 ) 昭和 6 3 年 8 月 1 5 日 に 出願 さ れた 「 火災報知設 備 」 と い う 名称の特願昭 6 3 — 2 0 1 8 6 1 号には 、 受 信部すなわ ち火災受信機は 、 各火災感知器が有す る 1 ま た は複数のセ ンサ部すなわ ち火災現象検出部の種別情報 を 各火災感知器に対応 さ せて 記憶 し 、 各火災感知器か ら 火災監視情報を 収集す る 際に 、 ポー リ ングすべ き 火災感 知器のァ ド レ ス信号 と 共に火災感知器の種別情報の う ち の要求すべ き 火災監視情報に対応す る 種別情報 を 送出 し 、 そ して 火災感知器は 、 火災受信機か ら ポー リ ン グに よ つ て 種別情報を 受信 し た と き に 、 該種別情報に よ っ て 指定 さ れた火災現象検出部か ら 得 ら れ る 火災監視情報 を 送出 す る よ う にす る こ と が記載 さ れて い る 。
[0156] 3 〉 昭和 6 3 年 8 月 2 5 日 に 出願 さ れた 「 火災報知設 備 」 と い う 名称の特願昭 6 3 — 2 0 9 3 5 6 号に は 、 火 災感知器は 、 第 1 の手段に よ り 内蔵す る 火災現象検出部 の種別情報が設定さ れ 、 受信部か ら 最初に種別情報が要 求 さ れた と き 1 ま た は複数の種別情報 を 送出す る と 共に 、 そ の送出順 を記憶 し 、 受信部か ら 火災監視情報が要求 さ れた と き に 1 ま た は複数の火災現象検出部か ら 得 ら れ る 各火災監視情報 を 、 前記記憶 さ れた送出順に従 っ て 送出 し 、 受信部は 、 最初 に火災感知器か ら 受信 し た 種別情報 を火災感知器のァ'ド レス に対応さ せて受信順に記憶 し 、 火災感知器か ら火災監視情報を受信 した と き に 、 受信 し た該火災監視情報の受信順を前記記憶 した種別情報 と 対 照す る こ と に よ り 当該火災感知器のいずれの火災現象検 出部か ら の火災監視情報かを判別する よ う にする こ と が 記載さ れて い る 。 n 番火災感知器 D E n' の複数のセ ンサ部か ら の返送 が有れば (ステ ッ プ 4 1 2 の Y )、 それら返送さ れたセ ン サ ' レベルは作業用領域 R A Μ 1 1 に格納 さ れる (ステ ツ プ 4 1 3 )。
[0157] 作業用領域 R A M 1 1 には各火災感知器ご と に複数の セ ンサ ' レベルを 格納する ための領域が割当て られて お り 、 各火災感知器用領域は、 各ポー リ ングご と に各火災 感知器か ら返送さ れる 複数の要素セ ンサ部のセ ンサ · レ ベルを それぞれ所定時間分に渡っ て保存 し得 る よ う に区 画 さ れて い る 。 すなわ ち 、 本実施例では 、 火災受信機 R E ' の火災感知器 D E ^ 〜 D E N' に対する 1 ポー リ ング周期が 5 秒で、 所定時間を 2 5秒 と し 、 各要素セ ン サ部ご と に 6 回分のボー リ ングのセ ンサ · レベルを保存 す る と して い る ので 、 例え ば、 n 番火災感知器 D E n ' が第 1 A図に示さ れる よ う に 3つの要素セ ンサ部 F S ,、 F S 2、 F S 3 を有 して い る 場合には 、 作業用領域 R A M i l 内の n 番火災感知器 D E iT 用領域には 、 3 つの 要素セ ンサ部の各 々 ご と に 、 6 回分のボー リ ン グのセ ン サ · レベル- SLVSl〜 SLVss、 SLVt ,— SLVt 6. S L V g , - S L V g 6. 全部で 1 8個のセ ンサ · レベルが常時格納 さ れ る こ と と な る 。 こ の際 、 ポー リ ングで新 し いセ ンサ · レベルが返 送 さ れ る て く る ご と に 、 各要素セ ンサ部の一番古いセ ン サ * レベルは捨て られる 。 '
[0158] n 番火災感知器 D E n ' か ら 返送 さ れた デー タ 、 すな わち各要素セ ンサ部 ご と の 3 つのセ ンサ · レベルが作業 用領域 R A M I 1 の 当該 n 番火災感知器用領域に格納 さ れ、 一番古いデー タが捨て られ る と (ス テ ッ プ 4 1 3 )、 次に 、 当該 n 番火災感知器用領域に格納 さ れて い る 、 各要素セ ンサ部 ご と の 6 つのセ ンサ ■ レベル
[0159] SLVs , - SLVs 6 , SLVt , - SLVt 6 SLVg !― SLVg6 は それ ぞ れ 0 〜 1 の値 I N i = 1 〜 6 〉に変換 さ れて 、 第 3 図に示 さ れた ネ ッ ト 構造 A〜 C に入力 さ れて 、 第 7 図に も 示 さ れて い る ネ ッ ト 構造計算プロ グラ ム 7 0 0 の実行 に移 る 。
[0160] 最初に 、 煙セ ンサ部 F S ,か ら のセ ンサ . レベル
[0161] SLVs,〜 SLVs 6 が 、 第 3 A 図に示 さ れて い る ネ ッ ト 構造 A に入力 さ れ る と (ス テ ッ プ 5 1 4 )、 ネ ッ ト 構造計算プ ロ グラ ム 7 0 0 にお いて は 、 前述の式 1 に従 っ て
[0162] N E T 1 (j)を 計算 し て (ス テ ッ プ 7 0 3 )、 それ を 式 2 に 従 っ て I M j の値に変換する (ス テ ッ プ 7 0 4 )。 I M , 〜 : [ M j ( J = 4 )ま でのすベて の I M 〗 の値が決定 さ れ る と (ス テ ッ プ 7 0 5 の Y )、 次 に 、 それ ら I M j の値 を 用 い前述の式 3 に従 っ て N E T 2 (k)を 計算 し (ス テ ッ プ 7 0 8 )、 それ を 式 4 に従 っ て O T k の値に変換す る (ス テ ツ ァ 7 0 9 )。 O T k (本実施例では k = 1 )、 すなわ ち ネ ッ ト 構造 A の 出力 〇 U T s が決定 さ れ る と (ステ ツ プ 7 1 0 の Y )、 第 5 図の フ ロ ー チ ャ ー ト に戻 り 、 次 に 、 温度セ ンサ部 F S 2か ら のセ ンサ ' レ ベル がネ ッ ト 構造 B に与え られ(ステ ッ プ 5 1 5 )、 同様に し て ネ ッ ト 構造計算プロ グラ ム 7 0 0 に よ り 出力 O U T t が決定さ れる と 共に 、 ガス · セ ンサ部 F S 3か ら のセ ン サ . レベル SLVg,〜 SLVgs がネ ッ ト 構造 C に与え られて (ステ ッ プ 5 1 6 )、 ネ ッ ト 構造計算ァロ グラ ム 7 0 0 に よ り 出力 O U T g が決定される 。
[0163] ネ ッ ト構造 A 、 B 及び C か ら のそれぞれの出力
[0164] O U T s、 O U T t、 O U T g が決定さ れる と 、 それ ら 出 力は 、 次に 、 第 3 B 図に も 示さ れて い る ネ ッ ト 構造 D に 与え られ(ステ ッ プ 5 1 7 )、 ま た 同様に して ネ ッ ト 構造 計算プロ グ ラ ム 7 0 0 が実行さ れ 、 そ して該ネ ッ ト 構造 D の 出 力 層 O T t か ら最終的な 出力 と して の火災確度 〇 U Tが得 られる 。
[0165] 次に 、 得 ら れた火災確度 O U T 、 O U T s、 O U T t. O U T g は イ ン タ ー フ ェ ー ス I F 1 2 を 介 し て 表示器 D P に表示さ れる と 共に (ス テ ッ プ 5 1 8 )、 最終の火災 確度 0 U Tは 、 各種定数テーブル記憶領域 R 0 M 1 2 か ら読出 さ れた火災確度の基'準値 K と 比較さ れ(ステ ッ プ 5 1 9 )、 O U T ≥ Kであれば火災表示や火災警報を行 う 等の適当な火災動作が取 ら れ る (ステ ッ プ 5 2 0 )。
[0166] 以上で Π 番火災感知器に対す る 火災監視動作は終了 し 、 次の火災感知器につ いて の同様の火災監視動作が行 われて い く 。
[0167] なお 、 上記実施例では 、 複数の要素セ ンサ部の各々 に 対応さ せて第 1 のネ ッ ト 構造 を設け 、 各要素セ ンサ部か ら 時系列的に収集 した複数セ ンサ ' レベルを対応の第 1 の ネ ッ ト 楕造に与'え て それぞれ火災判断情報を得 、 得 ら れた それ ら 火災判断情報 を さ ら に も う 1 つの第 2 の ネ ッ ト 構造に与 え て最終的な火災判断情報を得 る よ う に した も の を 示 したが 、 各要素セ ンサ部対応に ネ ッ ト 構造 を 設 け る 代わ り に 、 全体でただ 1 つのネ ッ ト 構造を 設け 、 複 数の要素セ ンサ部か ら 得 ら れた時系列的な複数セ ンサ - レベルのすべて を そ のただ 1 つのネ ッ ト 構造に入力す る こ と に よ り 、 総合判断 さ れた火災判断情報 を 得 る よ う に す る こ と も でき る 。
[0168] ま た 、 要素セ ンサ部のすべて か ら 時系列的な複数セ ン サ _ レベル を 収集す る 代わ り に 、 必要に応 じ て 、 時系列 的な複数セ ンサ · レベルを 収集す る のは少な く と も 1 つ 以上の要素セ ンサ部か ら と し 、 残 り の要素セ ンサ部か ら はた だ 1 つのセ ンサ · レベルだけ を 収集 し 、 それ ら セ ン サ · レ ベル を それぞれ対応の第 1 の ネ ッ ト 構造 を 介 し て 第 2 の ネ ッ ト 構造 、 も し く は全体でただ 1 つの ネ ッ ト 構 造に与 え て 火災判断情報 を 得る よ う にする こ と も で き る 。
[0169] さ ら に 、 上記では群 を なす複数の火災現象検出手段 を 異な る 種類の も の と し た場合につ いて説明 し たが 、 複数 の火災現象検出手段 を 異な る 場所 (同 じ部屋やゾー ン)に 設けた 同種の も の と す る こ と も でき 、 そ の場合には 、 第 2 A 図 に示 さ れた定義テー ブルは 、 そ の よ う な 同種のセ ンサ部か ら の出力 に対 し て 各種火災判断値 を 示す よ う な も のが作成 さ れ る こ と と な る 。
[0170] ま た 、 上記実施例では 、 第 3 A 図に示 さ れた ブ口 ッ ク A 〜 C の ネ ッ ト 構造は工場での生産段階で作成 さ れて 該 ネ ッ ト 構造の重付け値が E P R 0 M等の要素判断用重付 け値記憶領域 R O'M 1 4 に格納さ れて お り 、 第 3 A図に 示さ れた ブロ ッ ク D の ネ ッ ト 構造のみがネ ッ ト構造作成 プロ グラ ム によ り 作成さ れて総合判断用重付け値の記憶 領域 Ft A M 1 3 に格納 さ れて い く 場合 を説明 したが、 ブ ロ ッ ク A〜 D のすベて のネ ッ ト構造について設置後に ネ ッ ト 構造作成プロ グラ ム に よ り 重付け値を記憶領域 R A M 1 3 に格納させて い く よ う にする こ と も でき る し 、 ま た 、 逆に、 すべて の ネ ッ ト 構造を工場の生産段階等でネ ッ ト 構造作成プロ グラ ム に よ り 予め作成 して お き それ ら ネ ッ ト 構造の重付け値を格納 した E P R O M等の R O M を 用 い る よ う にす る こ と も でき るのは 、 当業者には容易に理 解さ れ得る であ ろ う 。
[0171] さ ら に 、 上記実施例のアナロ グ式の火災警報装置に代 わ っ て 、 本発明は 、 各火災感知器側で火災判断を行い 、 その結果だけを 火災受信機や中緞器等の受信手段に送出 する オン * オ フ 式の火災警報装置に も 適用可能な も ので あ る が、 そ の場合は 、 第 1 A図の火災受信機側に示さ れ た R O M l l 、 R O M 1 2 を各火災感知器側に移設する と 共に、 R 〇 M 1 4 、 R A M I 2 及び R A M I 3 につい て は 、 上述の工場等での生産段階において 重付け値が格 納さ れた R 〇 M を各火災感知器に設ける よ う にす る のが 有利であ る 。 と い う のは、 火災感知器には R A M 1 2 に デー タ を 入力する ための第 1 A図に示 した よ う なテ ンキ 一等を設ける ための空間的な余裕が無いか らであ る 。
权利要求:
Claims ' 請 求 の 範 囲
( 1 ) 火災現象検出手段か ら 出力 さ れ る 検出情報 を 信号 処理 し て 少な く と も 1 つの火災情報 を得 る よ う に し た火 災警報装置であ っ て 、
前記火災現象検出手段か ら 時系列的に複数の検出情報 を 収集す る ための検出情報収集手段 と 、
前記火災現象検出手段か ら前記検出情報収集手段に よ り 時系列的に収集 さ れた複数の検出情報に基づいて 信号 処理 を 行 う ため に 、 それ ら 検出情報が入力 さ れた と き に 前記火災情報に寄与す る 程度に応 じ て それ ら 入力 さ れた 検出情報の各 々 に対応の重付け を 行い'、 該重付け さ れた 検出情報に基づいて 前記火災情報を 演算す る よ う に構成 さ れた信号処理手段 と 、
を備 え た こ と を 特徴 と す る 火災警報装置 。
( 2 ) 複数の火災現象検出手段か ら 出力 さ れ る 検出情報 を 信号処理 し て 少な く と も 1 つの火災情報 を 得 る よ う に した火災警報装置であ っ て 、
前記火災現象検出手段の う ち の少な く と も 1 つか ら は 時系列的な複数の検出情報 を 収集す る よ う に し て 、 前記 各火災現象検出手段か ら検出情報 を 収集す る 検出情報収 集手段 と 、
前記複数の火災現象検出手段か ら 前記検出情報収集手 段に よ り 収集 さ れた検出情報に基づいて 信号処理 を 行 う ため に 、 それ ら 検出情報が入力 さ れた と き に前記火災情 報に寄与す る 程度に応 じ て それ ら 入力 さ れた検出情報の 各 々 に対応の重付け を 行 い 、 該重付 け さ れた値に基づ い て 前記火災情報 を 演算す る よ う に構成 さ れた信号処理手 段と 、 '
を 備え た こ と を特徴 と する 火災警報装置。
( 3 ) 前記信号処理手段は 、 前記時系列的な複数の検出 情報が収集さ れる 前記少な く と も 1 つの火災現象検出手 段対応に設け られて個別の火災情報を得る べ く 演算を行 う 第 1 の副処理手段 と 、 該各第 1 の副処理手段か らの個 別の火災情報並びに複数の検出情報を 時系列的に収集 し ない火災現象検出手段か ら の検出情報を入力 して処理 し 一層信頼性のあ る 最終の火災情報を得る ための第 2 の副 処理手段 と 、 を含む請求の範囲第 2 項記載の火災警報装 置。
( 4 ) 複数の火災現象検出手段か ら 出力 さ れる 検出情報 を信号処理 して少な く と も 1 つの火災情報を得 る よ う に した火災警報装置であ っ て 、
前記火災現象検出手段の各 々 か ら 時系列的に複数の検 出情報を 収集す る 検出情報収集手段 と 、
前記複数の火災現象検出手段か ら前記検出情報収集手 段に よ り 収集された検出情報に基づいて信号処理を行 う ため に 、 それ ら検出情報が入力 さ れた と き に前記火災情 報に寄与す る 程度に応 じて それ ら 入力 さ れた検出情報の 各々 に対応の重付けを行い 、 該重付けさ れた値に基づい て前記火災情報 を 演算する よ う に構成 さ れた信号処理手 段 と 、
を備えた こ と を特徴 と する 火災警報装置。
( 5 ) 前記信号処理手段は 、 前記時系列的な複数の検出 情報が収集さ れる 前記火災現象検出手段対応に設け ら れ て 個別の火災情報を 得 る べ く 潢算 を 行 う 第 1 の副タ几理手 段 と 、 該各第 1 'の副処理手段か ら の個別の火災情報 を 入 力 し て 処理 し一層信頼性の あ る 最終の火災情報 を 得 る た めの第 2 の副処理手段 と 、 を 含む請求の範囲第 4 項記载 の火災警報装置 。
( 6 ) 前記信号処理手段は 、 情報の各 々 に対応の重付け を 行 う ための重付け値を あ ら か じめ記憶す る 記憶手段 を 有 し 、 該重付け値は 、 情報の特定の組 を与 え た と き に前 記信号処理手段が演算す る 火災情報を 、 前記各特定の組 に よ つ て 得 られ る べ き 所望の火災情報に近似 さ せ る よ う に設定 さ れて な る も のであ る 請求の範囲第 1 項な い し第 5 項 いずれか記載の火災警報装置 。
( 7 ) 情報の特定の組 、 並びに該情報の特定の組が与 え ら れた と き に得 ら れ る べ き 少な く と も 1 つの火災情報 を 格納 し たテー ブル と 、 該テー ブル内の前記情報の特定の 組 を 前記信号処理手段に与 え た と き に演算 さ れ る 前記火 災情報 を 、 前記テー ブル内の前記火災情報に近似 さ せ る よ う に重付け を 調整す る 調整手段 と 、 を さ ら に備 え 、 か つ前記信号処理手段は 、 情報の各 々 に対応の重付け を 行 う ための重付け値 を 記憶す る 記憶手段 を 有 し 、 該記憶領 域内 に格納 さ れ る 前記重付け値が 、 前記調整手段に よ り 前記テー ブルの 内容に基づ いて 最初に調整 さ れ る よ う に し た請求の範囲第 1 項な い し第 5 項いずれか記載の火災 警報装置 。
( 8 ) 情報の特定の組 、 並びに該情報の特定の組が与 え ら れた と き に得 ら れ る べ き 少な く と も 1 つの火災情報 を 格納 し た テー ブル と 、 該テー ブル内の前記情報の特定の 組 を 前記信号処理手段に与 え た と き に演算 さ れ る 前記火 災情報を 、 前記 'テーブル内の前記火災情報に近似さ せる よ う に重付けを調整す る 調整手段 と 、 を さ ら に備え 、 か つ前記信号処理手段は 、 情報の各々 に対応の重付けを行 う ための重付け値を 記憶する 記憶手段を有 し 、 該記憶手 段内 に格納さ れ る 前記第 1 の副処理手段のための重付け 値は 、 該第 1 の処理手段用の情報の特定の組を 与えた と き に該第 1 の副処理手段が演算する 火災情報を 、 該第 1 の処理手段用の各特定の組に よ っ て 得 られる べき 所望の 情報に近似さ せる よ う に設定さ れた も のがあ ら か じめ格 納さ れ 、 前記記憶領域内に格納さ れる 前記第 2 の副処理 手段のための重付け値は 、 前記調整手段に よ り 前記テー ブルの内容に基づいて最初に調整さ れる よ う に した請求 の範囲第 3 項ま たは第 5 項記載の火災警報装置。
( ) 火災受信機等の受信部 と 、 火災現象に基づ く 物理 量 を検出する 少な く と も 1 つの火災現象検出手段を有 し て前記受信部に接続される 複数個の火災感知器 と 、 を備 えた火災警報装置にお いて 、 前記信号処理手段を前記受 信部に設ける よ う に した請求の範囲第 1 項な い し第 5 項 いずれか記載の火災警報装置。
( 1 0 ) 火災受信機等の受信部 と 、 火災現象に基づ く 物 理量を検出す る 少な く と も 1 つの火災現象検出手段を有 して前記受信部 に接続さ れる 複数個の火災感知器 と 、 を 備えた火災警報装置にお いて 、 前記信号処理手段を前記 火災感知器に設け る よ う に した請求の範囲第 1 項な い し 第 5 項いずれか記載の火災警報装置。
( 1 1 ) 火災受信機等の受信部 と 、 火災現象に基づ く 物 理量 を検出す る 少な く と も 1 つの火災現象検出手段を有 して 前記受信部'に接続さ れ る 複数個の火災感知器 と 、 を 備え た火災警報装置にお いて 、 前記第 1 の副処理手段 を 前記火災感知器 に設け、 前記第 2 の副処理手段を前記受 信部に設ける よ う に した請求の範囲第 3 項 ま た は第 5 項 記載の火災警報装置。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
Karl et al.1999|Clivar/GCOS/WMO workshop on indices and indicators for climate extremes workshop summary
CN103842924B|2017-04-19|用于预报和预测的序列核回归建模方法
CN103597346B|2016-09-14|使用合成信号的真实条件下无损检测操作的模拟方法
US7937164B2|2011-05-03|Multivariate detection of abnormal conditions in a process plant
US9011352B2|2015-04-21|Fall detection and/or prevention systems
US6159155A|2000-12-12|Apparatus and method for monitoring a system
Clark et al.2004|Fecundity of trees and the colonization–competition hypothesis
Sheridan1981|Understanding human error and aiding human diagnostic behaviour in nuclear power plants
AU2004226618B2|2009-01-15|Data analysis system and method
US4001807A|1977-01-04|Concurrent overview and detail display system having process control capabilities
US5197114A|1993-03-23|Computer neural network regulatory process control system and method
Graupe et al.1975|Functional separation of EMG signals via ARMA identification methods for prosthesis control purposes
AU674227B2|1996-12-12|Method and apparatus for operating a neural network with missing and/or incomplete data
EP0680639B1|2000-04-05|Predictive networks and method with learned preprocessing parameters
US5493273A|1996-02-20|System for detecting perturbations in an environment using temporal sensor data
Wilby et al.1997|Downscaling general circulation model output: a review of methods and limitations
Getty et al.1995|System operator response to warnings of danger: A laboratory investigation of the effects of the predictive value of a warning on human response time.
CN104573850B|2017-08-11|一种火电厂设备状态评估方法
CN100456190C|2009-01-28|使用过程变量传感器信号的过程装置诊断
JP5991388B2|2016-09-14|安否監視装置
CN100558290C|2009-11-11|电生理直觉指示器
Elsner et al.1992|Nonlinear prediction, chaos, and noise
Ng et al.1989|Development and evaluation of control charts using exponentially weighted moving averages
US6850183B2|2005-02-01|Slope monitoring system
CN106593534B|2019-11-05|一种智能隧道施工安全监控系统
同族专利:
公开号 | 公开日
DE68926958D1|1996-09-19|
US5168262A|1992-12-01|
EP0403659A4|1992-04-22|
EP0403659A1|1990-12-27|
EP0403659B1|1996-08-14|
DE68926958T2|1997-04-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS59157789A|1983-02-24|1984-09-07|Hochiki Co|Fire alarm|
JPS59172093A|1983-03-21|1984-09-28|Nobuo Takahashi|Abnormality alarm for fire or the like|
JPH06198498A|1992-02-26|1994-07-19|Estee Lauder Inc|粉末の解凝集方法および装置|US6491703B1|1995-10-09|2002-12-10|Ethicon, Inc.|Surgical instrument for treating female urinary incontinence|JPS5938897A|1982-08-27|1984-03-02|Nittan Co Ltd|Abnormality monitor|
DE3405857C2|1983-02-24|1988-05-11|Hochiki K.K., Tokio/Tokyo, Jp||
JPH0241075B2|1983-04-30|1990-09-14|Matsushita Electric Works Ltd||
JPS6198498A|1984-10-19|1986-05-16|Hochiki Co|Fire alarm|
JPH079680B2|1985-04-01|1995-02-01|ホーチキ株式会社|アナログ火災報知装置|
US4818994A|1987-10-22|1989-04-04|Rosemount Inc.|Transmitter with internal serial bus|
US4881060A|1988-11-16|1989-11-14|Honeywell Inc.|Fire alarm system|US5670938A|1991-01-18|1997-09-23|Hochiki Kabushiki Kaisha|Fire alarm device|
JP3029716B2|1991-11-01|2000-04-04|ホーチキ株式会社|無線式アナログ感知器|
US5483222A|1993-11-15|1996-01-09|Pittway Corporation|Multiple sensor apparatus and method|
CH686913A5|1993-11-22|1996-07-31|Cerberus Ag|Anordnung zur Frueherkennung von Braenden.|
DE69418977T2|1993-12-02|1999-12-30|Nohmi Bosai Ltd|Feueralarmsystem|
JP3274929B2|1994-03-30|2002-04-15|能美防災株式会社|初期火災検出装置|
US5627515A|1995-02-24|1997-05-06|Pittway Corporation|Alarm system with multiple cooperating sensors|
US5812992A|1995-05-24|1998-09-22|David Sarnoff Research Center Inc.|Method and system for training a neural network with adaptive weight updating and adaptive pruning in principal component space|
US5557262A|1995-06-07|1996-09-17|Pittway Corporation|Fire alarm system with different types of sensors and dynamic system parameters|
EP0856826A3|1997-02-04|1999-11-24|Jonathan Richard Raphael Martin|A security system|
US6229439B1|1998-07-22|2001-05-08|Pittway Corporation|System and method of filtering|
US5870022A|1997-09-30|1999-02-09|Interactive Technologies, Inc.|Passive infrared detection system and method with adaptive threshold and adaptive sampling|
US6222456B1|1998-10-01|2001-04-24|Pittway Corporation|Detector with variable sample rate|
SE520655C2|2000-03-28|2003-08-05|Firefly Ab|Anordning och förfarande för att positionsbestämma en risksituation|
SE520659C2|2000-03-28|2003-08-05|Firefly Ab|Anordning och förfarande för att risknivåbestämma en risksituation|
US7034701B1|2000-06-16|2006-04-25|The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy|Identification of fire signatures for shipboard multi-criteria fire detection systems|
PT102617B|2001-05-30|2004-01-30|Inst Superior Tecnico|Sistema lidar controlado por computador para localizacao de fumo, aplicavel, em particular, a deteccao precoce de incendios florestais|
US7135161B2|2003-09-04|2006-11-14|University Of Florida Research Foundation, Inc.|Method of producing nanosized oxide powders|
US7142107B2|2004-05-27|2006-11-28|Lawrence Kates|Wireless sensor unit|
US7102505B2|2004-05-27|2006-09-05|Lawrence Kates|Wireless sensor system|
US7561057B2|2004-05-27|2009-07-14|Lawrence Kates|Method and apparatus for detecting severity of water leaks|
US7102504B2|2004-05-27|2006-09-05|Lawrence Kates|Wireless sensor monitoring unit|
US7218237B2|2004-05-27|2007-05-15|Lawrence Kates|Method and apparatus for detecting water leaks|
US7042352B2|2004-05-27|2006-05-09|Lawrence Kates|Wireless repeater for sensor system|
US20050262923A1|2004-05-27|2005-12-01|Lawrence Kates|Method and apparatus for detecting conditions favorable for growth of fungus|
US7623028B2|2004-05-27|2009-11-24|Lawrence Kates|System and method for high-sensitivity sensor|
SE0401607D0|2004-06-22|2004-06-22|Nilsson Intelligence Systems A|Övervakningssystem|
WO2005124714A1|2004-06-22|2005-12-29|Portendo Ab|Surveillance system for real-time threat monitoring|
US7228726B2|2004-09-23|2007-06-12|Lawrence Kates|System and method for utility metering and leak detection|
US8248226B2|2004-11-16|2012-08-21|Black & Decker Inc.|System and method for monitoring security at a premises|
US7336168B2|2005-06-06|2008-02-26|Lawrence Kates|System and method for variable threshold sensor|
WO2007005947A1|2005-07-01|2007-01-11|Terahop Networks, Inc.|Nondeterministic and deterministic network routing|
US7230528B2|2005-09-20|2007-06-12|Lawrence Kates|Programmed wireless sensor system|
US7142123B1|2005-09-23|2006-11-28|Lawrence Kates|Method and apparatus for detecting moisture in building materials|
US7528711B2|2005-12-19|2009-05-05|Lawrence Kates|Portable monitoring unit|
US7642924B2|2007-03-02|2010-01-05|Walter Kidde Portable Equipment, Inc.|Alarm with CO and smoke sensors|
US7986228B2|2007-09-05|2011-07-26|Stanley Convergent Security Solutions, Inc.|System and method for monitoring security at a premises using line card|
WO2009151877A2|2008-05-16|2009-12-17|Terahop Networks, Inc.|Systems and apparatus for securing a container|
US20100148946A1|2008-12-16|2010-06-17|Portendo Ab|Surveillance System|
AU2011253012A1|2010-05-14|2013-01-10|Christopher George Kalivas|Fire alarm power line carrier com-system|
CN102708645B|2012-05-18|2013-10-30|哈尔滨工程大学|一种船舶舱室火灾连锁报警优先级评估方法|
US10081504B2|2014-05-02|2018-09-25|Assa Abloy Entrance Systems Ab|Systems and methods for automatically controlling loading dock equipment|
JP6547427B2|2015-06-05|2019-07-24|富士通株式会社|火災検知装置、火災検知システム、火災検知方法、及び火災検知プログラム|
US10494205B1|2018-12-06|2019-12-03|Assa Abloy Entrance Systems Ab|Remote loading dock authorization systems and methods|
法律状态:
1990-06-14| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1990-06-14| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE ES FR GB IT LU NL SE |
1990-07-23| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1989913245 Country of ref document: EP |
1990-12-27| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1989913245 Country of ref document: EP |
1996-08-14| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1989913245 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP30417788A|JP2755973B2|1988-12-02|1988-12-02|火災警報装置|
JP63/304177||1988-12-02||
JP63/308807||1988-12-08||
JP30880788A|JP2755975B2|1988-12-08|1988-12-08|火災警報装置|EP89913245A| EP0403659B1|1988-12-02|1989-12-01|Fire alarm system|
DE1989626958| DE68926958T2|1988-12-02|1989-12-01|Feueralarmsystem|
[返回顶部]