![]() Appareil d'enregistrement magnetique
专利摘要:
公开号:WO1990005363A1 申请号:PCT/JP1988/001140 申请日:1988-11-11 公开日:1990-05-17 发明作者:Michihide Yamauchi;Nobunori Ooji;Atsushi Ishikawa;Masanobu Wakasa 申请人:Kao Corporation; IPC主号:G11B23-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 磁気媒体記録装置 [0003] 〔技術分野〕 [0004] 本発明は、 情報処理用の記録装置に利用する。 本発明は、 情報を 記録およびまたは再生する記録媒体の摺接部品を有する磁気媒体装 置に関する。 特に、 テープ状、 ディスク状あるいはシー ト状などの 記録媒体と常時または一時的に相対して摺接する部品を有する磁気 媒体記録装置に関する。 [0005] 〔従来の技術〕 [0006] 現在、 表面に磁性層を塗布したり、 薄膜形成した磁性層を有する フレキシブルディスクやハ ー ドディ スクまた磁気テープを用いて記 録ぉ びまたは再生を行うための種々の磁気媒体装置が市販されて おり、 さ らに開発が進められている。 [0007] これらの記録再生装置は、 記録媒体と常時または一時的に相対し て摺接する部品が数多く使用されている。 この種の部品を例示すれ ば、 フレキシブルデイスクのへッ ドおよびへッ ドスライダ安定化板、 ジャケッ トのライナがあり、 また磁気テ一プ用へッ ド、 へッ ドスラ イ ダ、 ガイ ドビン、 ガイ ドローラ、 シ リ ンダ、 カセッ ト内のフ リ ク シヨ ンシー ト、 ハー ドディ スクの浮上型へッ ドスライダなどがある。 これらの摺接部品は、 耐久性に優れ、 かつ相対的に摺接する記録媒 体を損傷させないことが必要である。 [0008] 特に記録再生時に摺接して微妙な間隙 (スペーシング) を保つ必 要があるため、 磁気へッ ドおよびスライダの製作には十分な注意が 施されており、 その材質および形状は精選されている。 従来からこ のへッ ドスライ ダの材料と してはチタ ン酸カルシゥム、 チタ ン酸バ リ ウ厶、 硬質ガラス、 アルミ ナ系セラ ミ ッ クス、 カーボン系セラ ミ ッ クスなどが開発されてきている。 [0009] 一方、 フ レキシブル磁気ディスクは昨今の高密度化の要請から年 々記録密度が高まり、 ざらに小型化へと進んできている。 小型大容 量化のために磁性層を連続金属薄膜媒体化したり、 ディスクの回転 速度を 300r pmから 4000 r pmまで高めたり、 あるいはトラ ッキングを 高精度化するためにハ ード磁気ディスク装置にみられるサ一ボシス テムが導入されている。 さらに磁性層厚みも薄くなる傾向にある。 [0010] また、 磁気テープにおいてもデジタル記録や、 より高密度な記録 が行われるようになり、 走行ずれゃ摺動に係わる問題がより大きく なってきている。 [0011] フレキシブル磁気ディスクではこのような高密度化、 高速度化に 対応して生ずる問題として磁気へッ ドと媒体間のスペーシング (間 隙) の安定化があり、 そのための装置上の工夫が必要とされていた。 これに対処するように裏面から媒体を押し付ける方法が取られたが、 この方法では新規の金属媒体などを用いるシステムに対して十分な 耐摩耗性を有した材料がなく、 また媒体に傷を発生させないものと して十分なものが.なかった。 [0012] 磁気テープではテープ媒体と摺動性が優れテープの走行ずれ、 テ ープの安定走行を保証するガイ ドピンなどの材料において問題が生 じてきている。 [0013] またカセッ ト内のテープの巻き、 その走行に対しても厳しい要求 があり媒体を傷つけなく、 またその材料自身も媒体により傷つけら れることがないような材料が要求されている。 [0014] ハ ードディスク装置においても高密度化における淳上へッ ドの低 浮上化のみならず、 システムの小型化と高密度対応のため、 より厳 しいへッ ド ·媒体タッチシステムが要求されている。 [0015] 〔発明の目的〕 [0016] 本発明はこれらの諸問題を解決するもので、 磁気テープや磁気デ ィスク装置の動作において、 より安定にかつ耐久性に優れたシステ ムを提供することを目的とする。 〔発明の開示〕 [0017] 本発明は、 磁気へッ ドと、 この磁気へッ ドに対して磁気記録媒体 を移動させる手段とを備えた磁気媒体記録装置において、 移動する 上記磁気記録媒体に摺接する摺接部品を備え、 その一部または全部 の摺接部品の少なく ともその摺接面が、 ガラス状カ一ボンと、 金属 酸化物微粒子、 金属窒化物微粒子、 金属炭化物微粒子、 金属ホウ化 物微粒子のうちから選ばれる一種以上の無機化合物とを含む複合材 料により構成されたことを特徵とする。 [0018] 磁気媒体は、 磁気ディスク、 磁気テープ、 磁気シー トのいずれか であることができる。 [0019] また、 フレキシブル磁気ディスクを回転させる手段と、 この磁気 ディスクの表面に近接する磁気へッ ドとを備えた磁気媒体記録装置 において、 この磁気媒体は磁気ディスクであり、 上記磁気ディスク の磁気へッ ドが近接する部分の裏面に接触する摺接部品を備え、 こ の摺接部品は少なく ともその接触部分がガラス状カ一ボン材料を主 体とする材料で形成された構造であることを特徴とする。 [0020] 本発明に係るガラス状カーボン材料は、 熱硬化性榭脂を炭化して 得られるガラス状カーボン材料、 共重合や共縮合などにより熱硬化 するように変性された榭脂を炭素化して得られるガラス状カーボン 材料、 硬化あるいは炭素化の過程で化学処理により結晶化を著しく 妨げることにより得られるガラス状力一ボン材料、 メ タ ン、 ェチレ ン、 ベンゼン等の低分子量炭化水素類を気相で熱分解して得られる ガラス状カーボン材料等であり、 具体的には、 ポリアク リ ロニ ト リ ル系ガラス状カーボン材料、 レーヨ ン系ガラス状カーボン材料、 ピ ッチ系ガラス状カーボン材料、 リグニン系ガラス状カーボン材料、 フヱノ ール系ガラス状カーボン材料、 フラ ン系ガラス状カーボン材 料、 アルキッ ド榭脂系ガラス状カーボン材料、 不飽和ポ リエステル 系ガラス状カーボン材料、 キシレン榭脂系ガラス状カーボン材料等 が挙げられる。 上記ガラス状カーボン材料は、 記録媒体が摺動する ときに、 この記録媒体の表面膜が損傷する前に、 カーボン材料自体 が先に摩耗する適度の減摩性を有する材料であって、 穽晶状態のガ ラス状カーボン材料である。 [0021] しかしながら、 より高密度記録のシステムではガラス状カーボン 材料単独ではその減摩性のために問題になる場合があり、 鋭意検討 の結果本発明にいたった。 [0022] すなわち、 本発明では媒体に対して極めて優れた摺動特性を有す る摺接部品を備えた装置を提供するものであり、 ガラス状カーボン と無機化合物の複合材料をその摺接部品とすることであって本発明 でいうガラス状カーボンと無機化合物との複合材料はその減摩性も 更に改良したものである。 その複合材料を例示すれば金属酸化物微 粒子、 金属窒化物微粒子、 金属炭化物微粒子、 金属ホウ化物微粒子 から選ばれる無機化合物とガラス状カーボンとの複合材料である。 特に無機化合物中のアルミナ、 ジルコニァ酸化ケィ素、 酸化チタ ン、 炭化ケィ素、 炭化チタ ン、 窒化ケィ素、 ホウ化ジルコニウムなどが 望ましい。 [0023] また、 これらはガラス状カーボンの製造工程中に無機化合物を分 散混合する方法、 無機^合物の焼結の際にガラス状カーボンまたは ガラス状カーボン前駆体を舍浸、 混合させて得ることができる。 特 にこの場合は含浸法による方法が望ましい。 またこのような複合材 料から物理的な薄膜形成方法により摺接面のみに薄膜状に形成させ てもよい。 [0024] また、 本発明でいう記録媒体と一時的または常時接触しかつ相対 的に摺動する接触部品を備える磁気媒体装置とは、 ディスク ドライ ブ、 テープドライ ブなどの磁気記録に再生およびまたは記録を行う 装置および磁気記録媒体を収納するケースなどを含めた周辺のシス テムに係わるものを含む。 また、 備えられる摺接部品とは磁気ディ スク装置ではへッ ドおよびへッ ドスライ ダで、 バルクへッ ド、 薄膜 へッ ドなどの記録再生素子およひその支持体をいい、 球面などの形 状を問わない。 [0025] 安定化板とはスタビライザ、 パッ ド、 規制板とも呼称されるもの であり、 主に媒体とへッ ドとの相対的な安定なスペーシングを与え るものである。 またジャケッ ト内のライナである磁気テープ装置で は、 同様のへッ ドおよびへッ ドスライ ダをはじめ、 へッ ドを支持す るシ リ ンダ、 テープの走行を規制するガイ ドピン、 ガイ ドロ一ラ、 テープカセ ッ ト内のテープの巻き特性や走行特性を支配するフ リ ク シヨ ンシー トやガイ ドピンなどである。 またハー ドディ スクの浮上 型へッ ドおよびへッ ドスラ イ ダをいう。 さ らにマルチ ト ラ ッ クのへ ッ ド基板が直接媒体と接触する部分など、 磁気記録媒体と一時的ま たは常時、 直接摺動する可能性のある部品およびその接触する部分 をい 。 [0026] このような材料を用いた部品を磁気媒体と摺接する接触部分に用 いることにより、 媒体との摺動特性を向上させ、 摩擦抵抗が少なく 媒体を傷つけることなく長時間にわたり安定した記録再生特性をも たせることができる。 [0027] 〔図面の簡単な説明〕 [0028] 第 1図は本発明実施例における試験の一例を示す図。 [0029] 第 2図は本発明実施例における試験片の一例を示す図。 [0030] 第 3図は本発明実施例磁気ディスク装置の摺接部品の形状を示す 斜視図。 [0031] 第 4図は本発明実施例磁気ディスク装置の構成図。 [0032] 1 ···パッ ド、 2 、 24···フレキシブル磁気ディ スク、 3 、 23…磁気 へッ ド、 11…摺接部品、 21 -··へッ ドア一厶、 22 ···へッ ドジンバルス プリ ング、 25…ス ピン ドル。 〔実施例〕 [0033] 次に、 本発明実施例磁気媒体記録装置について説明する。 [0034] (実施例 1 ) [0035] 平均粒径 0.3 卿のアルミ ナ 100 重量部に焼成助剤として、 正炭酸 マグネシゥム 0.05重量部、 ポリ了ク リル酸ソーダ 0.2 重量部、 水を 30重量部加え、 スラ リ ー状態とし、 50x 50x 10咖の形状に鍀込成形 し、 乾燥後、 1300": X 1時間空気中で、 予備焼成したところ、 収縮 率 7.8 %で、 空隙率 33%であった。 [0036] 本予備焼成体に、 残炭率 40%、 灰分 0.3 %のフエノ ール樹脂を 60 C 加温、 真空下で含浸させ、 90 で硬化処理を行った後、 N'2雰囲気中、 1700°Cで 4時間焼成した。 [0037] 得られた焼結体の嵩密度は 3.57g/ccで、 炭素が 4.8 %複合されて いた。 [0038] (実施例 2 ) [0039] フルフ リルアルコール(花王クエー力㈱製) 100 部に 0.011N— HC ^水溶液を 5部添加し、 96でで 6時間反応させた後に減圧脱水して 熱硬化性樹脂を得た。 この熱硬化性榭脂に、 一次粒子の平均粒径が 約 20卿のアルミナ超微粒子 (日本ァエロジヱル㈱製アルミニゥ 厶ォ キサイ ド C) を 2重量%加え、 ボールミ ルで分散混合した。 得られ たフルフ リ ルアルコ ール初期縮合物樹脂 100 部に対して、 70%パラ トルエンスルホン酸水溶液 1.5 部を添加して十分に撹拌した。 これ を、 厚さ 3 mmの短冊状の型に注入して減圧脱泡した。 '次に、 50〜60 で 3時間、 さらに 90"Cで 5日間加熱した。 これにより得られた短 冊状の複合硬化樹脂を管状炉に入れ、 窒素気流中にて 10 :Zhrの昇 温速度で 1200でまで昇温し、 この温度で 2時間保持した後に冷却し た。 複合材料中のアルミ ナ含量は 4.1 %であった。 [0040] (試験例 1 ) [0041] 実施例 1、 2の複合材料をハ一ドデイ スク用双胴型浮上型へッ ド スライ ダの形状に切り出した。 双方のスキー部分の幅は 0.420 mraス キー部長さは 4.070 讓と した。 スキー部分の後端は 0.340 誦の長さ で 0.5 ° のテ一パを施した。 へッ ド全体の幅は 3.17mmで高さは 0.87 mmとした。 これらをジンバルスプリ ングに固定し市販のテス ト機に 搭載した。 カーボン保護膜が施された Co— Ni系ハー ドディスク媒体 に対し AN S I (米国規格協会) 規格に基づいて C S Sテス ト (Co nt- act Start and Stop Test :スター ト時およびス ト ップ時には 接触し、 回転中は風圧により持ち上るテス トの形態) を行った。 [0042] C S S 2万回後のディ スクとへッ ドの面を目視および顕微鏡で観 察した。 実施例 1、 2の材料を用いた系ではへッ ド、 デイスク摺接 面に傷はっかなかった。 比較例と して同形状の A L T I C (アルミ ナ、 TiC 複合セラ ミ ッ クス) を同様にテス ト したところディ スク面 に走行傷が付いた。 [0043] (実施例 3 ) [0044] 平均粒径 0.1 /ODのイ ツ ト リ ァ部分安定化ジルコニァ粉末 100 重量 部に、 ポ リ ビニルアルコールを 0.2 重量部、 ステア リ ン酸 0.1 重量 部、 水 100 重量部加え、 混合し、 スプレー ドライ粉末を得た。 この 粉末を金型プレス lOOOkgZcrfの圧力で 30 Χ 60 Χ 7 nunの平板に成形し た。 この成形体を 1100で X 1時間空気中予備焼成した。 得られた予 備焼成体は、 収縮率 2.1 %で、 空隙率 56%であった。 [0045] 本予備焼成体に、 残炭率 30%、 灰分 0.02%のフラ ン樹脂を常温、 真空下で含浸させ、 80*Cで硬化処理を行った後、 真空中 1400t:で 4 時間焼成した。 [0046] 得られた焼結体の嵩密度は 4.5g/cc で、 炭素が 11.2%複合されて いた。 [0047] (試験例 2 ) [0048] 実施例 2および 3の材料について市販の 3.5 " フ ロ ッ ピーディス ク用へッ ドの外観形状に加工した。 これをダミ ーへッ ドとしジンバ ルスプリ ングに装着後 3. 5 " ドライブにとり付けた。 [0049] 同一ト ラ ックにて 300rpmで 500 万回各々回転摺動させた。用いた フロ ッ ピーディスクは Co- r Fe 203 塗布型ディスクであるが実施例 [0050] 2、 3いずれの材料でも傷が付かなかった。 [0051] 比較例として同一形状に加工したチタン酸カルシゥムについて同 様のテス トを行ったところ若干の走行跡が目視により確認された。 [0052] (実施例 4 ) [0053] フルフ リ ル了ルコ ール 500 部と 92%パラ ホルムアルデヒ ド 420 部 を 80。Cで撹拌溶解させ、 撹拌下、 フ エノ ール 520 部、 水酸化ナ ト リ ゥム 8. 8 部、 水 45部の液状混合物を滴下した。 滴下終了後、 80 °Cで 3時間反応させ、 その後フ ェノール 80部、 水酸化ナ ト リ ウ厶 8. 8 部、 水 45部の混合液をさらに滴下し、 80 :、 3. 5 時間反応させた。 30 : まで冷却後、 70%パラ ト ルエンスルホン酸で中和し、 次に減圧下で 中和物を脱水して 150 部の水を除去した後、 500 部のフルフ リ ルァ ルコールを添加した。 得られた榭脂は 25でで 150cpsの粘度を有し水 分は 7 %であった。 この樹脂 100 部に対し粒径 0. 01卿の A 1 203 超微 粒子 (日本ァェロ ジェル社製) 2部を添加し、均一になるまでミ リ ングした。この A 12G 3 複合樹脂 100 部に対しパラ ト ルエンスルホン 酸 70部、 水 20部、 グリ コール 10部より調製した溶液 3. 5 部を添加し、 十分撹拌後、 減圧脱泡し厚さ 3 mmの型に注入した。 次に、 50〜60 : で 3時間、 さらに 80でで 2 曰藺加熱した。 得られた硬化樹脂を管状 炉に入れ、窒素気流中、 10 : /hrの昇温速度で 1200 まで昇温し、 [0054] 2時間保持後冷却してガラス状カーボン複合材料を得た。 [0055] (試験例 3 ) [0056] 実施例 3、 4で作成した材料を 2 ram X 2 mm X 20mraの角棒に切り出 し 2画 X 2画の面を精密旋盤および球面研磨機を用いて先端球面加 ェ (R 20mm ) を施した。 これを長さ 3 mmに切断した。 2 " メ タル塗 布型媒体 (ソニー㈱製) に对し 2 " フレキシブル磁気ディスク装置 のへッ ド部分を上記材料に置き換え、 へッ ド突出量 60 «Dとし周速 7. 5 m/s e cでメディアを回転させた。 1000万回パス後も目視でフレキシ ブル磁気デイ スクの損傷はなかつた。 [0057] (実施例 5 ) [0058] 実施例 4で得られた複合材料を厚さ 2翻の円盤状に加工し、 無酸 素銅のスパッタ リ ング用ノ、。ッキングプレー トにメ タルボンディ ング を施し、 装置の陰極に取り付けターゲッ トとした。 対極には被膜を 施す材料として N i Znフユライ トを試験例 3の形状に加工し極板上に 固定した。 この対極を冷水下予めスパッタエッチング処理した後、 スパッタ リ ングによりアルミ ナ薄膜を形成した後力ーボン複合薄膜 を 400 A形成した。 スパッタ リ ング装置として日電ァネルバ製 S P F 430 Hを用い、 通常のスパッタ リ ングと同様に背景圧力として 10— 7 Tor rの真空にした後、 放電ガスと してアルゴンガスを 5 X 10— 3Tor r まで導入し 400 Wの高周波電力を印加して高周波スパッタ リ ングを 行った。 得られた複合材薄膜が形成されたダミ 一の球面へッ ドを試 験例 3と同様にテス ト した。 同様に 1000万回パス後も目視でフレキ シブル磁気ディスクの損傷はなかった。 [0059] (実施例 6 ) [0060] ジルコニァ粉末 (平均粒径 4卿) とガラス状カーボン前駆体であ るフエノ一ル榭脂 1重量%を混合硬化後に温度 1400 で焼結した。 (実施例 7 ) [0061] フルフ リ ルアルコ ール 100 部に対しパラ ト ルエ ンスルホ ン酸 0. 2 部を混合し、 90 の温度条件下で撹拌した後に反応させ初期縮合物 (粘度 20 :で 650cps B型粘度計使用) を得た。 中和後これにアルミ ナ超微粒子 (曰本ァェロジェル社㈱製、 アルミ ニウムォキサイ ド C ) を 2 Vo l %を加えサンド ミルで十分撹拌、 パラ トルェンスルホン酸 30%水溶液を加え 80でで 2日間硬化させた。 この硬化複合材を厚み 3 mmに切り出し温度を 1600 まで毎時 10 で上昇させ、 高温下の Ar 雰囲気中で熱処理した。 複合材料中のアルミ ナ含量 8. 3 重量%であ つ /し。 [0062] (実施例 8 ) [0063] フルフ リ ル了ルコ 一ル 500 部と 92%パラホルム了ルデヒ ド 420 部 を 80でで撹拌溶解させ、 撹拌下、 フユノール 520 部、 水酸化ナ ト リ ゥム 8. 8 部、 水 45部の液状混合物を滴下した。 滴下終了後、 80 で 3時間反応させ、 その後フエノ ール 80部、 水酸化ナ ト リ ウム 8. 8 部、 水 45部の混合液をさらに滴下し、 80 :、 7. 5 時間反応させた。 30 まで冷却後、 70%パラ ト ルエンスルホン酸で中和し、 次に減圧下で 中和物を脱水して 200 部の水を除去した後、 500 部のフルフ リルァ ルコ ールを添加した。 得られた榭脂は 25でで 1500cps の粘度を有し 水分は 7 %であった。この樹脂 100 部に対し粒径 0. 06卿の S i C粉 [0064] (白水化学㈱製) 5部、 ポリエチ レングリ コール 2部を添加し、 均 一になるまでミ リ ングした。 この S i C複合樹脂 100 部に対しパラ ト ルエ ンスルホ ン 70部、 水 20部、 グリ コール 10部より調製した溶 液 3. 5 部を添加し、 十分撹拌後、 減圧脱泡し厚さ 3画の型に注入し た。 次に、 50〜60でで 3時間、 さらに 80 で 2日間加熱した。 得ら れた硬化樹脂を管状炉に入れ、窒素気流中、 10で/ hrの昇温速度で UOO tまで昇温し、 2時間保持後冷却してガラス状カーボン複合材 料を得た。 複合材料中の S i C含量は 10. 5%であった。 [0065] (試験例 5 ) [0066] 実施例 6、 7、 8の材料について第 2図に示す形状に切り出し加 ェした。 この摺接部品を第 1図のように装着したフ レキシブル磁気 ディスク装置のパッ ド 1上に、 2イ ンチメ タル塗布ビデオフロッ ピ 一 (ソニー㈱製) 2をセッ ト し、 耐久試験を行った。 周速 7. 54mm ( ディ スク回転数 3600 rpm 、 へッ ド位置の R 20mm ) で、 磁気へッ ド 3 の突出量 60 とした。 また、 磁気へッ ドとしては 2 ィ ンチビデオフ 口 ッ ビー用のものを使用した。 その結果、 1000万回パス後も目視で 1 フ レキ シブル磁気ディスクの損傷はなく安定した出力特性を得た。 複合材料摺接部分も顕微鏡観察により実質上摩耗のないことが確認 され、 また走行安定性も大変良好であった。 [0067] 第 1図において、 押し込みの形状は説明をわかりやすくするため 実際の形状より誇張されて描かれている。 [0068] (実施例 9 ) [0069] 実施例 5で用いた方法で対極に第 2図に示された形状をもつアル ミの成形体に同様にして 400 Aの複合材薄膜を形成させた。 これを 試験例 5 と同様に 2 " フ レキシブル磁気ディス ク ドライ ブに装着し 1000万回パスのテス トを行った。 ディスクの損傷はなく安定した出 力特性を得た。 また摺接部も摩耗のないことが確認された。 [0070] (試験例 6 ) [0071] 実施例 8と同様にして 0. 5 画厚の複合材料の薄い板状物を形成し 表面を最終 # 10, 000の研磨砥粒 (アルミ ナ) を用い鏡面に仕上げた。 この材料の磁気テープ原反に対する摩擦係数を測定するために、 平 坦な定盤の上に磁気テープを接着テープで固定し材料を治具に固定 し磁気テープ面と面接触させテンシロ ンで引っぱった。 磁気テープ に対する相対速度は 200 画/ m i nで行い、 本材料の重量対張力比で摩 擦係数を求めた。 [0072] またカセ ッ トテープとカセ ッ 卜の内壁に本材料の成形体を磁気テ ープエツジと摺接するように挿入しオーディ才力セ ッ トを組み立て 巻きとり ト ルクを測定した。 市販の黒鉛質フィ ラーを榭脂で固めた ものに対し摩擦係数は 8割以下の 0. 10〜 0. 13であった。 また巻きと り ト ルクも約 7割の値で 1. 5 〜 8. 5gcraであつた。 この材料の特性は カセ ッ ト内のすべり シー トのみならず磁気テープ装置のガイ ドピン ゃシリ ンダにも応用可能な特性といえる。 [0073] 次に本発明磁気媒体記録装置の請求項 2に示す実施例を図面に基 づいて詳しぐ説明する。 以下に示す例はあくまでも一例であって、 これにより本発明の技術範囲を限定するものではない。 [0074] 第 3図は請求項 3に示す本発明実施例磁気媒体記録装置の摺動部 品の形状を示す斜視図、 第 2図はその磁気媒体記録装置の構造図で め o [0075] この実施例磁気媒体記録装置は、 フレキシブル磁気ディスク 21を 回転させるスピンドル 22と、 この磁気ディスク 21の表面に近接する 図外の手段に備えられたへッ ドアーム 23と、 このへッ ドアーム 23に 固定され、 フレキシブル磁気ディスク 21の表面に近接する磁気へッ ド 24を有するへッ ドジンパルスプリ ング 25とを備える。 ここで本発 明はフレキシブル磁気ディスク 21の磁気へッ ド 24が近接する裏面の 位置に接触する摺接部品 11を備えることを特徵とする。 [0076] 以下この摺接部品 11のいくつかの実施例について述べる。 これら はいずれも第 3図に示す形状に形成され、 第 4図に示す装置にてテ ス トされたものである。 [0077] (実施例 10) [0078] ガラス状力一ボン (花王㈱製グラハード R ) を切り出し厚み 2. 1 腿になるまで粗研磨により表面出しを行い第 3図に示すように R面 および C面とりを行った。 このフレキシブル磁気媒体記録装置を用 い 5. 25イ ンチ r - Fe 203系の磁性粉を塗布した磁気ディスクに対し耐 久性を調べるためおよび磁気ディスクと磁気へッ ドとの安定走行を 調べるために出力特性をとつた。 すなわち、 磁気ディスク 21の 1つ のト ラ ックに断続するパルスパタ一ンの情報を記録し、 次いでこの 情報を繰り返し読み取り記録したパルスパターンと比較した。 その 結果 U万回回転きせても、 1回も誤りは検出されなかった。 また ト ルク測定から長時間安定した潤滑性を持つことが判明した。 [0079] (実施例 11) [0080] フルフ リ ルアルコール 100 部に対しパラ トルエンスルホン酸 0. 2 部-を混合し、 90 の温度条件下で撹拌した後に反応させ初期縮合物 (粘度 で 650cPs B型粘度計使用) を得た。 中和後これにアルミ ナ超微粒子 (日本ァエロジニル社㈱製、 アルミ ニウムォキサイ ド C ) を 2 vo l %を加えサン ド ミ ルで十分撹拌、 パラ トルェンスルホン酸 30%水溶液を加え 80 °Cで 2 日間硬化させた。 この硬化複合材を厚み 3卿に切り出し温度を 1600 :まで毎時 lO tで上昇させ、 高温下の Ar 雰囲気中で熱処理した。 これを第 3図に示す形状に切り出し摺接部 11とした。 [0081] (実施例 12) [0082] 花王製グラハー ド Rをジヱ ッ ト ミ ルで粉砕し、 平均粒径 20 のガ ラス状カーボン微粒子を得た。 これをフエノ ール樹脂 (住友べ一ク ライ ト製ノ ボラ ッ クおよびへキサミ ン) で圧縮熱成形し第 3図に示 す形状に切り出した。 [0083] (実施例 13) [0084] ジルコニァ粉末 (平均粒径 4卿) とガラス状カーボン前駆体であ るフユノ一ル榭脂 1重量%を混合硬化後に温度 1400でで焼結した。 これを第 3図に示す形状に切り出した。 [0085] 実施例 11〜13で得られた摺接部品についても第 4図に示すテス ト を行った結果、 同様の出力安定性低トルクが実現できた。 また金属 連続メディ ア、 例えば CoCrのディスクを用いた場合に 1500rpm の高 速回転を行った場合も同様の安定性が得られた。 [0086] 〔産業上の利用の可能性〕 [0087] 以上述べたように本発明によれば、 装置の動作をより安定させ、 耐久性を向上させることができる。 また、 片面記録のフレキシブル 磁気媒体と磁気へッ ドとの間隙を安定に維持させることができ、 磁 気へッ ドがスプリ ングにより支持される場合にはさらに、 磁気媒体 と磁気へッ ドの接触圧が安定化する。 両面記録のフレキシブル磁気 媒体に対しても磁性層を損傷させることがなく、 また、 フレキシブ ル磁気媒体に保護潤滑層を施すことができ、 摺接部品に潤滑剤を塗 布する必要がなくなる。 さらには、 使用する材料の導電性により静 電気が発生せず、 記録媒体と接触する部分や記録媒体に塵埃が付着 しにくいなどの優れた効果がある。
权利要求:
Claims 捕正された ¾求の範囲 [1990年 3月 5日(05.03.90)国! ^事務局受理; iti臝当初の請求の « 1は補正された;新しい請求の範囲 4が加えられた;他の ¾求の範囲は変更なし。 ひ頁)】 1. 磁気ヘッ ドと、 この磁気ヘッ ドに対して磁気記録媒体を移動さ せる手段とを備えた磁気媒体記録装置において、 移動する上記磁気記録媒体に摺接する摺接部品を備え、 その一部 または全部の摺接部品の少なく ともその摺接面が、 ガラス状カ一ボ ンと、 アルミ ナ、 金属窒化物微粒子、 金属炭化物微粒子、 金属ホウ 化物微粒子のうちから選ばれる一種以上の無機化合物とを含む複合 材料により構成されたことを特徵とする磁気媒体記録装置。 2. 磁気媒体は、 磁気ディスク、 磁気テープ、 磁気シー トのいずれ かである請求項 1記載の磁気媒体記録装置 3. フレキシブル磁気ディ スクを回転させる手段と、 この磁気ディスクの表面に近接する磁気へッ ドと を備えた磁気媒体記録装置において、 この磁気媒体は磁気ディ スクであり、 上記磁気デイスクの磁気へッ ドが近接する部分の裏面に接触する 摺接部品を備え、 この摺接部品は少なく ともその接触部分がガラス状カ一ボン材料 を主体とする材料で形成された構造である ことを特徵とする磁気媒体記録装置。 4. 磁気へッ ドと、 この磁気へッ ドに対して磁気記録媒体を移動さ せる手段とを備えた磁気媒体記録装置において、 移動する上記磁気記録媒体に摺接する摺接部品を備え、 その一部 または全部の摺接部品の少なく ともその摺接面が、 ガラス状カーボ ンと、 金属窒化物微粒子、 金属炭化物微粒子、 金属ホウ化物微粒子 のうちから選ばれる一種以上の無機化合物とを含む複合材料により 構成されたことを特徵とする磁気媒体記録装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日 JP2759456B2|1998-05-28| JPS6452603A|1989-02-28|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1990-05-17| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE US |
优先权:
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申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
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