专利摘要:

公开号:WO1990004862A1
申请号:PCT/JP1989/001073
申请日:1989-10-19
公开日:1990-05-03
发明作者:Toshikiyo Hirata;Toshihide Niihara;Katsuhiko Yoshiki;Yujiro Taguchi;Tomoyuki Watanabe
申请人:Toyo Communication Equipment Co., Ltd.;
IPC主号:H01Q21-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 ア レ ー ア ン テ ナ ^ びそ の給電装置 技 術 分 野
[0002] 本発明 は、 航空機の機体外表面等の外部 に 装着 さ れ る ァ レ ー ア ン テナお よ びそ の給電装置 に関す る 。 背 景 技 術
[0003] 従来よ り 、 軍用機、 民間航空機を 問わず航空機は、 各種通信用 、 或い は レ ー ダ用 の ア レ ー ア ン テ ナ を装備 し てい る 。
[0004] ア レ ー ア ン テ ナ は 、 ベ ー ス 上 に 複数 の ア ン テ ナ素子 '- が並設 さ れた も の で、 通常 は こ のベー ス を介 し て機体 (壁体) の外表面に取 り 付 け ら れて い る 。
[0005] ま た、 こ の 種 の外部 に取付け ら れ る ア レ ー ア ン テ ナ で は 、 高い耐環境性能が要求 さ れ る た め 、 上記 ア ン テ ナ素子を レ ド ー ム に て覆い収納 し た構造が多 く...採用 さ れてい る 。
[0006] 第 8 図 は 、 こ の 種の ア レ ー ア ン テ ナ の 一つ で あ る マ イ ク ロ ス リ ヅ プ ア レ ー ア ン テ ナを例示 し て い る 。
[0007] こ の ア レ ー ア ン テ ナ は 、 金属ベ ー ス 1 と 、 該金属べ ー ス 1 上に順次積層 さ れた ア ー ス板 2 と 、 誘電体基板 3 と 、 放射導体 ( ア ン テ ナ素子) 4 と 、 上記金属べ 一 ス 1 お よ びア ー ス板 2 を貫通 し た状態で固定 さ れ る と と も に、 中心導体 1 0 a か ら放射導体 4 に給電す る 同 軸ケ ー ブル 1 0 (給電装置) と を有す る 。
[0008] レ ドー ム 6 は 、 金属 ス ぺー サ 7 に よ り 放射導体 4 と の間 に所定の ギ ヤ ッ プ 5 を保持 し た状態で配設さ れて お り 、 金属 ス ぺ一サ 1 と レ ドー ム 6 周縁部 と は リ ベ ッ ト 8 に よ っ て固定 さ れてい る。
[0009] と こ ろ で、 従来の ア レ ー ア ン テナでは、 上記金属べ ー ス 1 ゃ レ ドー ム 6 等の外装部品は勿論、 内部構成部 品を含めて全て平面形状を有 し てい る た め、 こ れを航 空機の機体外表面等の よ う に曲面状の部分に固定す る た め に は、 第 9 図に示すよ う に、 金属ベー ス 1 の底面 と 機体 1 1 と の 間に ス ぺーサ 1 2 を介在 さ せ る 必要が あ っ た。
[0010] し 力、 し な力 ら 、 こ の よ う にす る と 、 ア レ ー ア ン テナ の両端面に お け る 機体表面か ら突出量 h が大 き く な る た め、 空気抵抗を増大 さ せ、 さ ら に は風圧 に よ る レ ド — ム 6 の振動 · 変形を招来す る 。
[0011] レ ドー ム 6 は、 通常樹脂等の誘電体物質か ら構成さ れてい る た め、 ビー ム の放射経路に位置す る レ ドー ム の変形は、 放射導体 4 の上方におけ る総合的誘電率の 変化を招来 し、 ビー ム特性に影響を及ぼす こ と に な る 。
[0012] ま た、 レ ドー ム 6 に繰 り 返 し変形が生 じ る こ と は レ ドー ム 6 自 体の機械的強度に は多大な影響を及ぼす こ と に な る 。
[0013] —方、 こ の 種の外部 に取付け ら れる ア レ ー ア ン テナ に お い て は 、 各ア ン テ ナ素子 と 送受信機 と の 間を接続 す る た め に機体を貫通す る 態様で コ ネ ク タ が設 け ら れ る
[0014] そ の 際、 従来で は, 第 1 0 図に 示すよ う に 、 コ ネ ク 夕 2 3 の フ ラ ン ジ部 2 4 を機体 2 1 の外表面 に 位置 さ せ、 こ の フ ラ ン ジ部 2 4 をパ ッ キ ン 2 6 を介 し て上記 機体 2 1 に締結す る こ と に よ り 該機体 2 1 の気密状態 を保持す る よ う に し て い る 。
[0015] し 力、 し な力 ら 、 上記の よ う な手法で は、 フ ェ ー ズ ド ァ レ ー ア ン テ ナ の如 く 多数の ァ ン テ ナ素子に対 し 個別 に給電す る 必要があ る 場合、 機体 2 1 の比較的狭小な 領域に多数の孔を形成す る こ と に な る た め、 こ の部分 の 強度お よ び気密の維持が困難 と な る の み な ら ず、 多 大の工数を必要 と す る 。
[0016] そ し て、 現に運用 中の機体 に 後付 けで孔穿 け工作を 施す場合に は一層の困難性を招来す る 。
[0017] 本発明 の 目 的は、 上述 し た実状 に鑑み て、 機体外表 面等の よ う に 曲面部分に装着 さ れ る の に適 し た ア レ ー ア ン テナ を提供す る こ と に あ る 。
[0018] ま た 、 本発明の他の 目 的 は、 ア レ ー ア ン テ ナ を取付 け る べ き 筐体の強度を維持 し つつ そ の気密を保持す る こ と ので き る 給電装置を提供す る こ と に あ る 。 発 明 の 開 示
[0019] 本発明 は、 複数の ア ン テ ナ素子を共通のベ ー ス 上 に 配列 し た ア レ ー ア ン テ ナ において、 前記ベー ス と 、 前 記複数の ア ン テナ素子を覆 う レ ドー ム と を、 取付け る べき 壁体等の 曲面形状に合わせて湾曲形成 し てい る 。 し た力 つ て、 ア ン テ ナ全体の壁体か ら の突出高 さ を最 小限で、 かつ同一にす る こ と がで き る 。
[0020] ま た本発明 に係 る 給電装置は、 ア レ ー ア ン テ ナを取 付け る べ き 壁体に形成 さ れた開口 と 、 こ の開 口 の周縁 部に設け ら れた筒状体と 、 前記ア レー ア ン テナ にお け る 前記壁体の開口 に対応す る 部位に配置 さ れた給電用 コ ネ ク タ 群 と 、 前記筒状体の 内部を介 し て配置 さ れ、 前記耠電用 コ ネ ク タ 群に接続 さ れた給電線群 と 、 前記 給電線群と の間を密閉す る べ く 前記筒状体の 内部 に充 填 さ れた接着剤 と を備えてい る 。
[0021] こ の給電装置に よ れば、 ア レ ー ア ン テナが取付け ら れる 壁体の 内側 と 外側の気密、 水密性を保持 し た状態 でァ レ ー ア ンテナへの給電を行な う こ と 力 で き る 。 図 面 の 簡 単 な 説 明
[0022] 第 1 図は、 本発明 に係 る マ イ ク ロ ス ト リ ッ プア レ ー ァ ン テ ナ の一実施例を示す正面断面図であ る 。
[0023] 第 2 図は、 そ の平面図であ る 。
[0024] 第 3 図お よ び第 4 図 は、 それぞれ本発明 に 係 る ァ レ ー ァ ン テ ナの他の実施例を示 し た断面図であ る 。
[0025] 第 5 図 は、 本発明 に係 る 給電装置の一実施例を示す 断面図であ る 。 第 6 図 は、 上記給電装置を適用す る ア レ ー ア ン テ ナ の一例を示す断面図であ る 。
[0026] 第 7 図 は、 そ の部分平面図であ る 。
[0027] 第 8 図は 、 従来の ア レ ー ア ン テ ナを示す断面図であ o
[0028] 第 9 図は 、 従来の ア レ ー ア ン テ ナ を航空機の機体に 固定 し た状態を示す概念図であ る 。 。
[0029] 第 1 0 図は、 従来の給電装置を示す部分断面図で あ る o 発明 を実施す る た めの最良の形態 第 1 図お よ び第 2 図 は本発明 に係 る ァ レ ー ア ン テ ナ の一実施例を示す断面図お よ び平面図で あ る 。 こ の実 施例に係 る ア ン テ ナ は、 マ イ ク ロ ス ト リ ッ プア ン テ ナ 素子を複数並べ た ア レ ー ア ン テ ナで あ り 、 そ れ ら の ァ ン テ ナ素子の位相 を制御 し た場合、 い わ ゆ る シ 一 ケ ン シ ャ ル · ア レ ー · ア ン テ ナ と し て機能す る 。
[0030] こ の マ イ ク ロ ス ト リ ッ プア ン テ ナ は 、 ベ ー ス 3 1 と 、 該ベー ス 3 1 上に順次積層 さ れた ア ー ス板 3 2 お よ び 誘電体基板 3 3 と 、 誘電体基板 3 3 上に所定の 間隔で 配置 さ れた複数の放射導体 3 4 と 、 ベー ス 3 1 お よ び ア ー ス板 3 2 を貫通 し た状態で固定 さ れ、 各 々 の 中心 導体 4 0 a が各放射導体 3 4 に接続 さ れた 同軸 ケ ー プ ル 4 0 と 、 誘電体基板 3 3 と レ ドー ム 3 6 と の 間の空 間 に充填 さ れたペ ー パ ー ハニ カ ム材 4 と を有す る 。 ベー ス 3 1 、 ア ー ス板 3 2 、 誘電体基板 3 3 、 お よ び レ ドー ム 3 6 は、 機体 4 7 の表面の曲面状態に整合 する よ う に、 それぞれ湾曲 し て構成 さ れて い る 。 こ の た め、 ア ン テ ナ底面 (ベー ス 3 1 ) と 機体 4 7 表面と が密着す る と と も に、 レ ドー ム 3 6 の外表面の湾曲率 が機体 4 7 表面の湾曲率と 同等 と な る 。
[0031] な お、 各放射導体 3 4 は、 機体 4 7 の曲率に合せて 湾曲 さ せて も よ い し、 平面形状に し て も よ い。
[0032] こ の実施例では、 放射導体 3 4 の数 と 同数の同軸ケ 一ブル 4 0 を機体内部から導出 し たが、 ア ンテ ナ内部 に分配合成器を設け、 こ の分配合成器に よ り 各放射導 体 3 4 に対す る 給電を行 う よ う にすれば、 給電線路 と し ては一本の 同軸ケ ー ブルだけで充分であ る 。 こ の分 配合成器を用 い る 技術は、 以下に説明す る 他の実施例 に おいて も 共通に適用可能であ る 。
[0033] レ ドー ム 3 6 の組付けは、 誘電体基板 3 3 にぺーパ ー ハニ カ ム材 4 5 を載置 し た状態で該ペ ー パ ー ハニ カ ム材 4 5 上に レ ドー ム 3 6 を被せ、 ベー ス 3 1 と レ ド ー ム 3 6 の周緣部を リ ベ ッ ト 3 8 に よ っ て固定す る こ と に よ っ て実施 さ れる 。
[0034] ペー パ ー ハニカ ム材 4 5 は、 レ ドー ム 3 6 の 内壁面 と面接触 し て こ れを支持す る 構造であ る ため、 支持強 度を大幅に向上 し、 耐振動性を向上 さ せ る こ と がで き る と と も に、 風圧や、 気圧差に よ る 影響を大幅に低減 さ せ る こ と 力《で き る 。 ペ ー パ ー ハニ カ ム 材 4 5 は紙材力、 ら 成 る た め 、 誘電 率 は ほ ぼ 1 (空気 と 同 じ ) に 近 く 、 放射導体 に 密着 さ せ て も 放射導体か ら 放射 さ れ る ビー ム の励振モ ー ド を 乱す こ と 力 な く 、 従 っ て マ イ ク ロ ス ト リ ッ プ ア ン テ ナ の 特性 を変化 さ せ る こ と が な い 。 ま た 、 紙材で あ る こ と か ら 大幅 な 軽量化が可能で あ り 、 従来の 航空機搭載 用 の ア ン テ ナ に 要求 さ れ る 重量制限の ク リ ア が容易で あ り 、 従来の 金属 ス ぺ ー サ を用 い た も の に 比 し て構造 設計 の 自 由 度 を拡大す る こ と がで き る 。
[0035] 第 3 図 は 本発明 の他 の 実施例 に 係 る マ イ ク ロ ス ト リ ッ プ ア レ ー ア ン テ ナ を 示 し て い る 。 こ の ア ン テ ナ は 、 ア ン テ ナ底板 た る ベ ー ス 5 1 と 、 該ベ ー ス 5 1 上 に 順 次積層 し た 誘電材 よ り 成 る 第 1 ア ー ス 層 5 2 、 第 1 の .. 誘電体基板 7 0 、 ス ト リ ッ プ ラ イ ン 力、 ら 成 る イ ン ビー ダ ン ス 整合用 の L C 整合回路 7 1 、 第 2 の 誘電体基板 7 4 、 第 2 の ア ー ス 層 7 6 、 第 3 の ア ー ス 層 7 8 お よ び第 3 の 誘電体基板 8 0 と が、 こ れ ら の 部材 を 覆 う よ う に 配置 さ れた レ ド ー ム 5 6 と を備 え て い る 。
[0036] レ ド ー ム 5 6 は リ ベ ッ ト 5 5 に よ っ てベ ー ス 5 1 に 止着 さ れて い る 。 こ の レ ド ー ム 5 6 の 内底面 に は複数 の 凹所 5 6 a が所定の 間隔で形成 さ れ る と と も に 、 各 凹所 5 6 a 内 に は放射導体 5 4 が そ れぞれ埋 め込 ま れ て い る 。
[0037] 上記ベ ー ス 5 1 お よ び こ の ベ ー ス 5 1 の 上方 に 順次 積層 し た 各部材 は、 そ れぞれ機体 4 7 の 曲面 と 同一 の 曲率を も つ よ う に湾曲形成 さ れて い る 。
[0038] 各同軸ケ ー ブル 6 0 は、 そ れぞれベー ス 5 1 と 第 1 の ア ー ス層 5 2 を貫通 し た状態で固定さ れて い る 。 そ して各ケー ブル 6 0 の 中心導体 6 0 a は、 各 L C 整合 回路 7 1 に接続さ れて い る 。 各 L C 整合回路 7 1 と 各 放射導体 5 4 と の間は それぞれ各給電 ピ ン 8 5 に よ り 接続さ れて い る 。
[0039] 第 1 およ び第 2 の ア ー ス層 5 2 , 7 6 は、 各 L C 整 合回路 7 1 を上下か ら 包囲 し 、 ま た第 3 の ア ー ス層 7 8 は各放射導体 5 4 に対向 し てい る 。 な お、 ア ー ス層 7 6 と 7 8 の作用を 1 枚の ア ー ス層で得 る よ う に し て も よ い。
[0040] 各放射導体 5 4 は、 そ の下面が誘電体基板 8 0 の上 面 と 接触 し てお り 、 こ れ ら は、 各給電 ピ ン 8 5 力、 ら給 さ れ O
[0041] レ ドー ム 5 6 と 放射導体 5 4 と を密着 さ せ る と 、 放 射導体上方の励振モ ー ドが変化 し、 ア ン テ ナ の特性、 特に ィ ン ピー ダ ン ス特性力 レ ドー ム 5 6 を使用 し な い 場合に比 し て変動す る 。 そ こ で、 こ の実施例では、 整 合回路 7 1 を入力端子部分に設け る こ と に よ っ て、 入 カ イ ン ピー ダ ン ス を希望値に整合 させ る よ う に構成 し た。 こ の こ と に よ っ て、 レ ドー ム と放射導体 と を密着 させた場合にお け る 入カ イ ン ピー ダ ン ス特性の変化を 補償す る こ と がで き る 。
[0042] 以上の よ う に第 1 図およ び第 3 図に示 し た実施例 に よ れば、 レ ド ー ム を含むア レ ー ア ン テ ナ の 全体形状を 機体 4 7 等の表面形状 に適合 さ せて湾曲 さ せて い る の で、 ア ン テ ナ 全体の突出高 さ を最小限 に抑え る こ と 力 で き る 。
[0043] 従 っ て、 航空機に搭載 し た場合に従来生 じ 易か っ た 種 々 の 問題を解決で き る 。 即 ち 、 こ れを航空機に搭載 し た場合に は、 空気抵抗を大幅に低減で き る た め、 風 圧 に起因 し た レ ドー ム の振動、 伸縮等の変形を防止で き る 。 こ の結果、 ビー ム の放射経路 に位置す る レ ド一 ム の変形に起因 し た ビー ム特性への影響や、 機械的強 度への影響、 更 に は運航燃費の悪化を防止で き る 。
[0044] 第 4 図 は、 本発明 に係 る マ イ ク ロ ス ト リ ッ プア レ ー ア ン テナの更に別の実施例を示 し て い る 。
[0045] こ の マ イ ク ロ ス 卜 リ ッ プア レ ー ア ン テ ナ は 、 機体 4 7 表面等 に設置 さ れ る ア ー ス板を兼ね た ベー ス 9 1 と 、 こ のベー ス 9 1 上面 と の 間 に所定の空隙 9 5 を介 し て 配設 さ れた レ ド ー ム 9 6 と 、 こ の レ ド ー ム 9 6 の 内面 に下面が露出す る 状態で配設 し た複数の放射導体 9 4 と 、 ベー ス 9 1 を貫通 し た状態で固定 さ れ、 そ れぞれ の各中心導体 1 0 0 a が対応す る 放射導体 9 4 に接続 さ れた 同軸ケ ー ブル 1 0 0 群 と を有す る 。
[0046] ベー ス 9 1 は、 機体 4 7 の表面の 曲面形状 と 同等の 曲率を も つ よ う に湾曲形成 さ れ、 ま た レ ド ー ム 9 6 の 上面 も機体表面 4 7 に沿 っ て湾曲 さ れて い る 。
[0047] ベ ー ス 9 1 と 放射導体 9 4 と の間 に形成 さ れ る ギ ヤ ッ プ 9 5 内に は空気が存在 し 、 こ の空気は誘電体 と し て機能す る 。
[0048] こ の実施例 も 、 前記各実施例 と 同様に風圧に よ る レ ドー ム の変形を防止で き る 。 ま た、 部品点数を減少 し て構造を簡単化 し 、 レ ドー ム の高 さ を充分に小 さ く 設 定で き る 上、 軽量化を図 る上で有利であ る 。
[0049] な お、 上記各実施例に示 し た ア ン テ ナ は、 いずれ も 航空機の機体 4 7 の表面に配置 し て い る が、 航空機以 外の移動物体や建築物等であ つ て壁面等が曲面状に形 成 さ れてい る も の に も上記実施例の ア ン テ ナ は適用可 能であ る 。 従 っ て、 請求の範囲 に お いて は こ れ ら の被 装着対象を包括 し て壁体 と 表現 し た。
[0050] 次に、 本発明 に係 る耠電装置の実施例を説明する 。 実施例を説明す る に先立 っ て、 こ の実施例が適用 さ れ る ア レ ー · ア ン テ ナ、 特に フ ラ ッ ト な電波放射面を 有す る ア レ ー ♦ ア ン テ ナの一般的構成につ い て簡単に 説明す る 。
[0051] 第 6 図お よ び第 7 図は、 それぞれフ ラ ッ 卜 な放射パ ツ チを有する 背面 2 点給電型マ イ ク ロ ス ト リ ッ プ * フ エ ー ズ ドア レ 一 · ア ン テナの一部断面図お よ び部分背 面図であ る 。 こ の ア ン テナの ア ン テ ナ素子は、 所要の 容量を構成す る 誘電体 1 1 5 の表面に例え ば円形の放 射パ ッ チ 1 1 6 を、 ま た背面に ア ー ス板 1 1 7 を設け、 該ア ー ス板 1 1 7 背面に更に第 7 図 に示す如 き ハイ ブ リ ツ ド回路 1 1 8 を形成 し た プ リ ン ト 板 1 1 9 を貼着 す る と 共 に 前記放射パ ッ チ 1 1 6 と 前記ハ イ プ リ ッ ド 回路 1 1 8 と の 間 を前記誘電体 1 1 5 お よ び プ リ ン 卜 板 1 1 9 を貫通す る ピ ン 1 2 0 , 1 2 1 で接続 し た 構 成を も つ 。
[0052] こ の ア ン テ ナ素子で は、 ピ ン 1 2 0 , 1 2 1 を 介 し て放射パ ッ チ 1 1 6 に 給電が行 な われ る 。 こ の と き 、 給電点 1 2 2 , 1 2 3 に於 け る 高周波電流の 位相差が 互 に所定の 角 度、 一般 に は 9 0 ° と な る よ う 、 ま た 給 電点 1 2 2 , 1 2 3 に 於 け る イ ン ピ ー ダ ン ス が 例 え ば 5 0 Ω に 整合す る よ う に すれば、 円 偏波 し た 電波 を 放 射、 或 は受信す る こ と がで き る 。 そ し て 、 こ の よ う な ァ ン テ ナ素子 を 多数整列せ し め そ れ ぞれの素子 に 対す る 給電の 位相 を順次回転す る こ と に よ り フ ュ ー ズ ド ア レ ー ♦ ア ン テ ナ を構成す る こ と がで き る 。
[0053] 前記 ハ イ プ リ ッ ド回路 1 1 8 の 一端 は 、 前記 プ リ ン 卜 板 1 1 9 に 固定 し た コ ネ ク タ : L 2 4 に 接続 さ れ て お り 、 上記 ア ン テ ナ素子へ の給電 は こ の コ ネ ク タ 1 2 4 を介 し て行 な わ れ る 。
[0054] な お 、 回路 1 1 8 の 他端 は適当 な 抵抗 1 2 5 を 介 し て前記ア ー ス 板 1 1 7 に 半 田 付 け 1 2 6 さ れ る 。
[0055] ま た 、 前記 コ ネ ク タ 1 2 4 の ア ー ス 側 も 半 田 1 2 7 に て前記 ア ー ス 板 1 1 7 に 接続 さ れ る 。
[0056] さ ら に 、 前記ア ー ス 板 1 1 7 は例 え ば航空機の 機体 表面等 に 電気的 に 接続 し て お く 必要が あ る が、 該 ァ 一 ス 板 1 1 7 の 背面 に は前述 し た ハ イ プ リ ッ ド 回路 1 1 8等が存在す る の で こ れ ら の短絡を防止する 為 に、 適 当な絶縁板 1 2 8 の周部をア ー ス板 1 1 7 に 当接 し 、 こ の絶縁板 1 2 8 の背面に付着 し た導体面 1 2 9 を介 し てア ー ス板 1 1 7 を機体に接地す る。 こ の 際、 ァ ー ス扳 1 1 7 と前記導体面 1 2 9 と の接続は、 保護用絶 緣板 1 2 8の端部、 開 口部等の適所を半田 1 3 0 でァ ー ス板 1 1 7 に接合す る こ と に よ り 行な われ る 0
[0057] 上記構成を有す る ァ ン テナ素子を多数配列 し た ァ レ ― · ア ン テナ は、 基本的に極めて薄い板状に形成す る こ と が可能であ る故、 空力抵抗の増大を嫌 う 航空機搭 載通信 シ ス テ ム の ァ ン テ ナ と し て好適であ る 。
[0058] 第 5 図は、 こ の よ う な ア レ ー · ア ン テ ナを航空機の 与圧隔壁、 機体等に取付け る 場合に使用 さ れ る 本発明 に係 る 給電装置の一実施例を示 し てい る 。
[0059] 同図 に は、 前記放射パ ッ チ 1 1 6 , 1 1 6 … を多数 平面的に配列 し てな る ボー ド 1 3 1 が示 さ れてお り 、 こ の ボー ド 1 3 1 は レ ド ー ム 1 3 2 と ァ ノレ ミ 台金製 シ ム ( S h i m , 当て扳) 1 3 3 と に よ っ てサ ン ド イ ツ チ さ れた状態で航空機与圧隔壁 1 3 4 に当接 さ れてい る o
[0060] 前記 シ ム 1 3 3 は 、 前記ボ一 ド 1 3 1 の ア ー ス導体 面 1 2 9 に密着さ れ、 かつ前記与圧隔壁 1 3 4 外側の 曲面に フ ィ ッ 卜 す る如 く 形成されて い る 。 一方、 前 記与圧隔壁 1 3 4 に は、 前記ボー ド 1 3 1 の背面か ら 該面に付着 し たア ー ス導体面 1 2 9 を回避 し て突出す る コ ネ ク タ 群 1 2 4 , 1 2 4 , … を収容 し 得 る 開 口 1 3 5 を あ け て あ る 。 そ し て、 該開 口 1 3 5 の 内径 よ り 少 し 小径であ っ て該開 口 1 3 5 に ほぼ同心 に 当接す る 前記 シ ム 1 3 3 の孔周辺 に筒状体 1 3 6 を ネ ジ 1 3 7 に て固定 し 、 こ の筒状体 1 3 6 を前記隔壁 1 3 4 の開 口 1 3 5 を通 し て隔壁 1 3 4 内 に垂下 さ せて あ る 。
[0061] 前記筒状体 1 3 6 は、 そ の外周 に ネ ジ 1 3 8が刻設 さ れ、 こ の ネ ジ に ナ ッ ト 1 3 9 力《螺着 さ れて い る 。 ナ ッ ト 1 3 9 と 前記隔壁 1 3 4 と の 間 に はパ ッ キ ン グ 1 4 0 と ス プ リ ン グ · ヮ ッ シ ャ 1 4 1 が介在 さ れて お り 、 し た力《 つ てナ ツ ト 1 3 9 を締付け る こ と に よ り 前記隔 壁の開口 1 3 5 の気密保持 と 機械的固定が行 な われ る 。
[0062] 又、 前記 シ ム 1 3 3 の外周縁は、 前記与圧隔壁 1 3 ·. 4 に 固定 し た気密 ピ ン 1 4 2 の 内側雌ネ ジ に ボル 卜 で 固疋す る 。
[0063] コ ネ ク タ 1 2 4 , 1 2 4 , … に は、 給電用 同聿由ケ 一 ブル (耠電線) 1 4 3 , 1 4 3 , … がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 上記ケ 一 ブノレ 1 4 3 , 1 4 3 は 、 筒状体 1 3 b の蓋 1 4 4 に形成 さ れた開 口 1 4 4 a に予め揷通 さ れ る。 そ し て、 コ ネ ク タ 1 2 4 を揷着固定 し た の ち 、 前記筒状体 1 3 6 開 口部に蓋 1 4 4 を固定す る 。
[0064] 上記蓋 1 4 4 の固定後、 該蓋 1 4 4 に設 け た接着剤 注入口 1 4 5 か ら エ ポ キ シ系或は シ リ コ ン 系の接着剤 1 4 6 を充填 し 、 こ の接着剤を前記筒状体 1 3 6 内で 固化 さ せ る 。 斯 く す る こ と に よ っ て万一、 前記ア ン テ ナ ♦ レ ド 一 ム 1 3 2 が鳥等の衝突に よ っ て破壊 し前記与圧隔壁 1 3 4 の開 口 1 3 5 に於け る 気密が破れて も 与圧キ ヤ ビ ン内 に そ の影響が及ばな い。
[0065] 上記給電装置 は、 放射パ ッ チ に対 し て背面か ら 2 点 給電 タ イ プの マ イ ク ロ ス ト リ ッ プ · ア レ ー · ア ン テナ に適用 し てい る が、 放射パ ツ チへの耠電が一点で行な われる ア ン テナや、 給電点が放射パ ッ チのエ ツ ジ に設 け ら れてい る ァ ン テ ナ に も 上記耠電装置は適用する こ と がで き る 。
[0066] ま た、 第 5 図の実施例では、 耠電 コ ネ ク タ 1 2 4 力く —個所に集中配置 さ れて い る 放射パ ッ チが、 パ ッ チ の 数が多 い場合に は給電 コ ネ ク タ を 2 個所以上に分割集 中 さ せ る こ と 力 あ る 。 かか る場合で も 、 本発明 に係る 給電装置は 当然有効であ る 。
[0067] 更に、 本発明 の耠電装置は、 適用対象が平面ア ン テ ナ に限定さ れず、 各種タ イ プの ア レ ー ア ン テナ素子を 整列せ し め た ァ レ ー ア ン テナであれば、 いずれに も適 用可能であ る 。
[0068] ま た本発明 に係 る 辁電装置を適用す る対象 も 、 航空 機に限定す る 必要はな く 外板内外の気密或は水密を必 要する 宇宙空間航行 ビー ク ル、 艦船或は陸上移動体等 に も適用可能であ る 。 産 業 上 の 利 用 可 能 性 本発明 に 係 る ア レ ー ア ン テ ナ は 、 高 い耐環境性能、 低姿勢を要求 さ れ る 航空機搭載用 ァ ン テ ナ と し て き わ めて有効で あ る 。
[0069] ま た本発明 に係 る 給電装置 は、 気密、 水密性を保持 し た状態で ア レ ー ア ン テ ナへの給電を行な う こ と がで き る ので、 と く に航空機の与圧隔壁等に ア レ ー ア ン テ ナ を配設す る 場合等に適用 し て有効であ る 。
权利要求:
Claims1 D 請 求 の 範 囲
( 1 ) 複数の ア ン テナ素子を共通のベ ー ス 上に配 列 し た ア レ ー ア ン テ ナ に お い て、
前記ベー ス と 、 前記複数の ア ン テ ナ素子を覆 う レ ド ー ム と を、 取付け る べ き壁体等の曲面形状に合せて湾 曲形成 し た こ と を特徵 とす るア レー ア ン テ ナ。
( 2 ) 前記 レ ド ー ム の 内壁面に、 ペー パ ー ハニ カ ム材を設けた こ と を特徵と す る 請求の範囲第 ( 1 ) 項 記載の ア レ ー ア ン テナ。
( 3 ) ア レ ー ア ン テナを取付け る べ き壁体に形成 さ れた開口 と 、
こ の開口 の周縁部に設け ら れ こ筒状体 と 、
前記ア レ ー ア ン テナ に お け る 前記壁体の開 口 に対応 する 部位に配置さ れた給電用 コ ネ ク タ 群と 、
前記筒状体の 内部を介 し て配置 さ れ、 前記耠電用 コ ネ ク タ群に接続さ れた給電 ^群 と、
前記給電線群 と の 間を密閉す る べ く 前記筒状体の 内 部に充填さ れた接着剤 と を備え た こ と を特徵 と す る 耠 電装置。
( 4 ) 前記铪電用 コ ネ ク タ 群を、 壁体に設けた筒 状体の 内部に収容 さ せた こ と を特徵と する請求の範囲 第 ( 3 ) 項記載の給電装置。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
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同族专利:
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US5392053A|1995-02-21|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1990-05-03| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU US |
1990-05-03| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT LU NL SE |
1990-06-16| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1989911610 Country of ref document: EP |
1990-10-31| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1989911610 Country of ref document: EP |
1996-03-06| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1989911610 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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