专利摘要:

公开号:WO1990001469A1
申请号:PCT/JP1989/000799
申请日:1989-08-03
公开日:1990-02-22
发明作者:Tomomitsu Sugi;Yutaka Ando;Minoru Makita;Akira Ito
申请人:Osaka Cement Co., Ltd.;Nichireki Industry Co., Ltd.;
IPC主号:C04B20-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] セメ ン ト * ァスフアルト混合物および その製造 法
[0003] 産業上の利用分野
[0004] 本発明は、 道路、 工場構内通路、 運動場、 空港、 堤防 水路、 貯水池などの表層、 基層などの舖装材として、 常 温で施工し得るセメ ン ト ·ァスフアルト混合物およびそ の製造方法に関する。
[0005] なお、 以下においては、 "部" および とあるの は、 それぞれ "重量部" および "重量 を意味する。
[0006] 従来技術とその問題点
[0007] セメ ン ト、 ァスフアルト乳剤および骨材を混合したセ メ ント * ァスフアルト混合物は、 公知であり、 その硬化 体は、 舗装の路盤、 工場内の舗装、 連続地中壁、 グラウ ト材 (充填材) などの種々の用途に使用されている。 こ れらのセメ ン ト * ァスフアルト混合物には、 セメ ン トに 対する化学安定性に優れ且つセメ ン トとの混合性にも優 れたアスファルト乳剤 (ァニオン系、 カチオン系または ノニォン系などの界面活性剤を乳化剤とする) が使用さ れており、 混合物中のアスファルト乳剤が分解しないう ちに施工が行われている。 この様な従来法においては、 施工後ァスファルト乳剤の分解およびセメ ン トの水和反 69 応による硬化によって、 セメ ン ト *ァスフアルト硬化体 を形成している。 そのため、 セメ ント · アスフ ァル ト硬 化体では、 セメ ン ト ♦ アスフ ァル トペース 卜が骨材のバ イ ンダ一となつてセメ ン ト ,ァスフ アル ト硬化体を形成 している。 すなわち、 この混合物中では、 アスフ ァルト 乳剤に由来するアスファルト粒子は、 骨材に直接付着し ているよりも、 むしろセメントペース トと混合分散して いるものが多いので、 セメ ント ♦ァスフアルト硬化体に おいては、 セメ ントの特性は発揮されるものの、 ァスフ アルトの特性は十分には発揮されない。
[0008] アスファルト乳剤をあらかじめ分解させ、 ァスフ アル トの粒状固形物の形態で分散させたセメ ント ·ァスファ ルト混合物を使用して、 セメ ン ト ♦ァスフアルト硬化体 を製造する方法も、 提案されている。 すなわち、 特公昭 5 7— 4 8 5 0 2号は、 セメ ン ト 1 0 0部にカチオン系 ァスフ アルト乳剤 1 0〜 5 0部 (アスファル ト固形分と して) 、 骨材および必要に応じて水を混練することによ り、 アスフ ァル ト乳剤からアスファル トの粒状固形物を 形成させ、 これをセメ ント硬化体中に分散させるセメ ン ト · アスフ ァル ト硬化体の製造方法を開示している。 こ の方法によれば、 セメ ン ト硬化体中にアスフ ァル トを粒 状に分散させているので、 弾性が改善され且つ滑り抵抗 性の高いセメ ント ' ァスフアルト硬化体が得られるとさ れており、 また、 該硬化体の表面は、 セメ ン トの色を呈 し、 アスファル ト量が多い場合にも、 表面への浮出しは ほとんど無いとされている。
[0009] し力、しな力《ら、 このセメ ン ト ·アスファルト硬化体に おいても、 アスファル トは、 粒状固形物として硬化体中 に分散しており、 セメ ン トペース トがこの粒状固形物お よび骨材のバインダーとして硬化体を形成している。 換 言すれば、 アスファル トの粒状固形物と骨材とをセメ ン トペース トが覆った硬化体である。 従って、 このセメ ン ト , ァスフ アル ト硬化体も、 前記のセメ ン ト · ァスフ マ ルト混合物から得られる硬化体と同様に、 セメ ン トによ る特性は発揮されるが、 アスファル トの特性は十分には 発揮されない。
[0010] 上記の公知のセメ ン ト · ァスフアルト硬化体は、 通常 の加熱アスファルト混合物に比して、 強度は優れている ものの、 撓み性、 耐久性などの点では、 劣っている。 一方、 加熱アスファル ト混合物は、 撓み性、 耐久性な どに優れているものの、 最近の道路事情を考慮すれば、 その特性は、 さらに大きく改善する必要がある。 すなわ ち、 近年の大型車交通量の増大は、 アスファルト舗装の 表層および基層の轍掘れ、 凹凸、 平坦性の低下、 流動現 象などを発生させる傾向にある。 その対策の一つとして, アスファル トにゴム、 合成高分子物質などを配合して粘 性、 接着性、 耐久性などを改良した改質アスフ ァル トや 従来の舗装用ァスフアル トより も高粘度のァスフ アル ト を使用することが行われるようになってきたが、 夏季の 高温時には交通荷重に対する動的安定性の点で、 満足す べきものとは言い難く、 さらにより一層の改善が切望さ れている。
[0011] 問題点を解決するための手段
[0012] 本発明者は、 上記の如き技術の現状に鑑みて研究を重 ねた結果、 アスファルトが粒子として独立して存在する のではなく、 骨材表面を被覆している新規な構成のセメ ン ト · ァスフ アル ト混合物が、 既存のセメ ン ト · ァスフ アルト混合物および加熱ァスフアルト混合物の欠点を実 質的に解消若しく は大幅に軽減し得ることを見出した。
[0013] すなわち、 本発明は、 下記のセメ ント ·アスファルト 混合物およびその製造方法を提供するものである :
[0014] ① 骨材表面がァスファルト乳剤を分解させたァスファ ルトにより被覆されており、 骨材間に水硬性無機材料 および水が存在していることを特徵とするセメ ント · ァスフ アルト混合物。
[0015] ② 骨材 1 0 0部にカチオン系またはァニオン系ァスフ アルト乳剤 2〜 1 2部 (固形分として) を加えて混合 した後、 水硬性無機材料 1〜 2 0部を混合することを 特徴とするセメ ン ト *ァスフアルト混合物の製造方法 (以下必要な場合には、 これを第一製造方法という) , ③ 骨材 1 0 0部と 2価金属のアルカリ性化合物 0 . 1 〜 6部とからなる混合物にカチオン系またはァニオン 系アスフ ァル ト乳剤 2〜 1 2部 (固形分と して) を加 えて混合した後、 水硬性無機材料 1 〜 2 0部を混合す ることを特徴とするセメ ント · アスフ ァル ト混合物の 製造方法 (以下必要な場合には、 これを第二製造方法 という) 。
[0016] 本発明において使用する骨材は、 その材質、 粒度など の点で、 通常のアスファル ト舖装材で使用されるものと 変わるところはない。 すなわち、 粗骨材および細骨材を 用途などに応じて配合し、 更に必要ならば、 フィ ラーを 併用しても良い。 なお、 本発明において、 社団法人日本 道路協会発行の 「アスファル ト舗装要綱」 の記載にした がって、 2 . 5 ΠΒふるいに止まる骨材を粗骨材といい、 2 . 5 關ふるいを通過し且つ 0 . 0 7 4 議ふるいに止ま る骨材を細骨材というものとする。 また、 フィ ラーとは、 0 , 0 7 4 mmふるいを通過するものをいう。
[0017] 一般的な粗骨材および細骨材としては、 砕石、 クラッ シヤーラ ン、 スク リ ーニングス、 砕石ダス ト、 高炉スラ グ、 砂などが例示される。 また、 ルクソバイ ト、 人工焼 成骨材、 アルミ粉、 陶磁器粒、 着色骨材などの明色骨材 エメ リー、 シリカサンドなどの硬質骨材; シラスバル一 ン、 パーライ ト、 シリ カバルーンなどの焼成発泡骨材若 しく は人工軽量骨材: ァスフ アルト被覆砕石、 廃ァスフ ァルト舗装からの再生骨材なども使用可能である。
[0018] フィ ラーとしては、 スク リーニングスのフイ ラ一分、 石粉、 焼却炉灰、 クレー、 タルク、 フライアッシュなど が例示される。
[0019] アスファル ト乳剤は、 乳化剤として使用する界面活性 剤の種類により、 カチオン系、 ァニオン系、 ノニオン系 などに分類されるが、 本発明で骨材と直接混合して使用 するアスファルト乳剤は、 カチオン系およびァニオン系 のものである。 ノニオン系のものは、 骨材へのァスファ ルトの付着という所望の効果を達成することが出来ない ので、 本発明では骨材との直接混合には使用し得ない。 本発明で使用するカチォン系およびァニオン系のァスフ アル ト乳剤としては、 天然ァスフ ァノレ ト、 ス ト レー トァ スフ ァノレ ト、 ブロ ンアスファル ト、 セ ミ ブロー ンァスフ アル ト、 溶剤脱瀝アスフ ァルト (例えば、 プロパン脱瀝 アスフ ァル ト) などの石油アスファル ト、 これら石油ァ スフアルトにゴム、 高分子物質などを混和した改質ァス フアルトなどの一種または二種以上を乳化剤、 分散剤、 安定剤等を使用して、 水中に乳化分散させた水中油滴型 のアスフ ァル ト乳剤を使用する。 アスフ ァル トと しては 硬化後の特性を考慮して、 針入度 (2 5で) が 4 0〜 5 0 0程度のものを使用することが、 好ま しい。 ァスフ アルト乳剤の蒸発残留物 (固形分) 濃度は、 通常 5 0〜 7 0 %程度であるが、 本発明では、 濃度についての制限 は特にない。 本発明で使用するァスフアルト乳剤には、 ァスフアルト乳剤と骨材との結合反応を妨げないかぎり, 必要に応じて、 ゴムラテックス、 合成高分子ラテックス, 合成高分子ェマルジ ヨ ン、 水溶性合成樹脂、 反応性の水 溶性乃至乳化状合成樹脂とその硬化剤などを添加するこ とが出来る。 これらの添加物の使用により、 セメ ン ト , アスファル ト硬化体の物性を改善することが出来る。 ァ スフアルト乳剤の使用量は、 骨材 1 0 0部に対して、 固 形分として (添加物を併用する場合には、 添加物をも含 む) .、 通常 2〜 1 2部程度、 より好ま しく は 4〜 1 0部 程度である。 アスファル ト乳剤の使用量が、 2部を下回 る場合には、 アスファル ト配合の効果が十分に発揮され ず、 セメ ン ト * ァスフアルト硬化体の撓み性が低下する のに対し、 1 2部を上回る場合には、 セメ ン ト * ァスフ アルト硬化体の安定性が低下する。 硬化体の安定性が低 下する場合には、 水硬性材料の使用量を増加させる必要 があり、 経済的に不利となる。
[0020] 本発明で使用する水硬性無機材料としては、 セメ ン ト、 無水石膏、 半水石膏、 粉末状高炉スラグなどが挙げられ る。 セメ ン トとしては、 普通ポル トラ ン ドセメ ン ト、 早 強ポル トラ ン ドセメ ン ト、 超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト、 中庸熱ポル トラ ン ドセメ ン ト、 白色ポル トラ ン ドセメ ン ト、 高炉ポル トラン ドセメ ン ト、 シリ カセメ ン ト、 フラ ィアッ シュセメ ン ト、 アルミ ナセメ ン ト、 膨脹セメ ン ト、 耐硫酸塩セメ ン ト、 ジヱ ッ トセメ ン ト、 高炉コロイ ドセ メ ント、 コロイ ドセメ ントなどが挙げられる。 水硬性無 機材料の使用量は、 骨材 1 0 0部に対して、 通常 1〜
[0021] 2 0部程度、 より好ましく は 3〜 1 8部程度である。 水 硬性材料の量が、 1部未満の場合には、 セメ ン ト · ァス フアルト硬化体の安定性が低下するのに対し、 2 0部を 超える場合には、 セメ ント ,ァスフアルト硬化体の強度 および剛性が過大となって、 撓み性が発揮されなくなる O なお、 水硬性無機材料とともに、 必要に応じて、 水、 ァ スフ アル ト乳剤、 公知のセメ ント用混和材 (例えば、 収 縮捕償材、 硬化促進材、 硬化遅延材、 分散剤、 空気連行 剤、 増粘剤、 減水剤、 充填材) などを併用することが出 来る。 アスファル ト乳剤としては、 前記のカチオン系及 びァニオン系以外に、 ノニオン系を使用しても良い。
[0022] 充填材としては、 ガラス粉、 鉄粉、 金属粉、 顔料 (弁 抦、 酸化チタ ン、 亜鉛華、 酸化ク ロム、 黄鉛、 イェロー オーカ一など) 、 体質顔料 (バライ トなど) 、 有機顔料 (レーキ顔料など) 、 無機および有機の短繊維類 (ガラ ス繊維、 セラ ミ ック繊維、 炭素繊維、 合成繊維、 金属繊 維、 ァラ ミ ド繊維など) 、 高分子材料 (ゴムラテッ クス, 高分子ラテツ タス、 合成ラテツ クスェマルジ ョ ン、 水溶 性合成高分子、 反応性の水溶性乃至乳化状合成高分子お よびその硬化剤) などが例示される。 これらの充填材は、 セメ ン ト * ァスフアルト混合物の用途に応じて、 選択さ れる。 例えば、 顔料は、 セメ ン ト · ァスフアルト硬化体 を着色する必要がある場合に、 使用される。 また、 短繊 維類は、 セメ ン ト ·アスファルト硬化体の強度を改善す るための補強材として使用される。 また、 ゴムラテック ス、 合成高分子ラテツ クス、 合成高分子ェマルジ ヨ ンな どは、 セメ ン ト ·ァスフアルト硬化体の弾性を改善する ために使用される。
[0023] 本発明の第二製造方法で使用する 2価金属のアルカリ 性化合物は、 骨材表面を活性化させるとともにァスファ ルト乳剤を分解させる作用を有しており、 その結果、 ァ Α υ スフ アルト乳剤を骨材に混合した際に、 骨材とァスファ ルト乳剤との結合反応を促進して、 骨材表面へのァスフ アルト粒子の付着をより一層促進とする。 ここに、 " 2 価金属のアルカリ性化合物" とは、 アルカリ土類金属又 はその酸化物を含有する化合物を主成分とするものを意 味する。 2価金属のアルカリ性化合物 (以下分解促進材 という) としては、 下記のものが例示される。
[0024] 酸化物: C a 0、 M g 0など。
[0025] 水酸化物: C a ( O H ) 2 M s ( O H ) 2 など。 セメ ン ト類: ゲイ酸カルシウム、 アルミ ン酸カルシウム、 硫 酸カルシウム、 酸化カルシウムなどを主成分とする普通 ポル トラ ン ドセメ ン ト、 早強ポル トラ ン ドセメ ン ト、 超 早強ポルトラ ン ドセメ ン ト、 中庸熱ポルトラ ン ドセメ ン ト、 白色ポルトラン ドセメ ン ト、 高炉ポルトラ ン ドセメ ン ト、 シリ カセメ ン ト、 フライアッ シュセメ ン ト、 アル ミナセメ ン ト、 膨脹セメ ント、 耐硫酸塩セメ ン ト、 ジヱ ッ トセメ ン ト、 高炉コロイ ドセメ ン ト、 コロイ ドセメ ン トなど。
[0026] これらの分解促進材は、 単独で使用しても良く、 或い は 2種以上を併用してもよい。
[0027] 骨材 1 0 0部に対する分解促進材の配合量は、 骨材の 種類、 分解促進材自体の種類、 アスフ ァル ト乳剤の組成 などにより変わり得るが、 通常 0 . 1 〜 6部程度の範囲 にある。 分解促進材の量が 0 . 1部未満の場合には、 骨 材表面の活性化及びァスファルト乳剤の分解が十分に行 われず、 一方、 6部を上回る場合には、 骨材に対するァ スフアルトの接着性および被覆性がかえって低下する傾 向がある。
[0028] 本発明の第一製造方法によるセメ ン ト · アスファルト 混合物は、 通常以下の A— I 〜 Α— Πの工程により調製 する。
[0029] A— I , 骨材にカチオン系またはァニオン系のァスフ アルト乳剤を添加し、 ミキサにより通常 1 0 〜 6 0秒 程度攪拌混合すると、 骨材の表面でアスファル ト乳剤 が分解されて、 アスフ ァル ト粒子が次第に骨材に付着 し、 アスファルト被膜を形成し、 骨材表面が黒色化す る。 冬期における作業または寒冷地での作業に たつ ては、 アスファルト乳剤の分解を促進するために、 骨 材を 1 2 0でを超えない温度に加熱しても良い。 通常 の条件下では、 特に加熱を必要としないが、 勿論加熱 を行っても良い。 骨材が予め加熱されている場合ゃ最 適条件下に結合反応が速やかに進行する場合などには、 攪袢終了時にほぼ反応が終了していることもあるが、 常温で攪拌混合を行なう場合には、 攪拌後結合反応が " 完結し、 骨材がアスファルトにより被覆されて黒色化 するまでに約 5〜 6分程度必要とすることもある。 粒 径の異なる 2種以上の骨材を併用する場合、 例えば、 粗骨材と細骨材とを併用する場合には、 粗骨材にァス フアルト乳剤を加えて混合した後、 これに細骨材を加 え、 更にアスファルト乳剤を加えて混合を継銃するこ とが好ましい。 或いは、 細骨材とアスファルト乳剤と の混合を最初に行った後、 粗骨材およびアスファルト 乳剤を加え、 さらに混合を行なっても良い。 更にまた, ァスフアルト乳剤の添加を複数回に分けて行なう場合 には、 骨材の周囲に複数層の薄いアスファルト被膜が 形成されるので、 骨材に対するアスファルトの付着が 均一且つ強固になるという大きな利点が得 れる。 こ の反応終了時点では、 実質的にアスファルト乳剤に由 来する水分とァスフアルトにより被覆された黒色の骨 材とからなる混合物が形成されている。
[0030] — Π . 次いで、 アスファルトにより被覆された骨材 と水との混合物に水硬性無機材料および必要に応じて 水、 アスファルト乳剤、 混和材などを添加混合し、 ミ キサにより混合することにより、 本発明のセメ ン ト · アスファルト混合物を得ることができる。 この混合は 通常 3 0〜 6 0秒程度行なえば、 十分であるが、 必要 ならば、 さらに長時間行なっても良い。 水、 ァスファ ルト乳剤、 セメ ン ト用混和材などを使用する場合には 予め水硬性無機材料と混合しておいても良く、 或いは 水硬性無機材料と同時にまたは相前後して添加混合し ても良い。 また、 セメ ン ト * ァスファノレ トの水分は、 通常ァスフアルト乳剤に由来する水分だけで十分であ るが、 それだけでは不足する場合、 例えば、 水硬性無 機材料の水和のための水が不足する場合、 混和材、 充 填材などを併用する場合、 作業性を確保するために稠 度を調整する場合などには、 適宜水またはァスフアル ト乳剤を捕給してもよい。 捕給する場合には、 セメ ン ト ♦ ァスフアル ト混合物の混合形成後に添加し、 混合 しても良い。
[0031] 本発明の第二製造方法によるセメ ント · アスフ ァル ト 混合物は、 通常以下の B - I〜 B - IIIの工程により調製 する。
[0032] B— I . 先ず、 骨材と分解促進材 (2価金属のアル力 リ性化合物) とをパグミルミキサなどのミキザで混合 する。 冬期における作業または寒冷地での作業に当た つては、 下記に説明するアスフ ァル ト乳剤の分解を促 進するために、 骨材を 1 2 0 eCを超えない温度に加熱 しても良い。 通常の条件下では、 特に加熱を必要とし 上* ないが、 勿論加熱を行っても良い。
[0033] B— Π * 次いで、 この混合物にカチオン系またはァニ オン系のアスファルト乳剤を添加し、 ミキサにより通 常 1 0〜 6 0秒程度攪拌混合すると、 骨材の表面でァ スフアル ト乳剤が分解されて、 アスファル ト粒子が次 第に骨材に付着し、 アスフ ァルト被膜を形成し、 骨材 表面が黒色化する。 骨材が予め加熱されている場合や 最適条件下に結合反応が速やかに進行する場合などに は、 攙拌終了時にほぼ反応がほぼ終了していることも あるが、 常温で攪拌混合を行なう場合には、 攪拌後結 合反応が完結し、 骨材がアスフ ァル トにより被覆され て黒色化するまでに約 5〜 6分程度必要とすることも ある。 この反応終了時点では、 実質的にアスファルト 乳剤に由来する水分とァスフアル トにより被覆された 黒色の骨材とからなる混合物が形成されている。
[0034] B - 21. 次いで、 アスファルトにより被覆された骨材 と水との混合物に水硬性無機材料および必要に応じて 水、 アスフ ァルト乳剤、 混和材などを添加混合し、 ミ キサにより混合すること.により、 本発明のセメ ント * アスファルト混合物を得ることができる。 この混合は 通常 3 0〜 6 0秒程度行なえば、 十分であるが、 必要 ならば、 さらに長時間行なっても良い。 この混合によ り、 骨材表面に形成されているアスフ ァル ト被膜は、 さらに一層強固に骨材に結合する。 水、 アスフ ァル ト 乳剤、 混和材などを使用する場合には、 予め水硬性無 機材料と混合しておいても良く、 或いは水硬性無機材 料と同時にまたは相前後して添加混合しても良い。 ま た、 セメ ン ト *ァスフアル トの水分は、 通常ァスファ ルト乳剤に由来する水分だけで十分であるが、 それだ けでは不足する場合、 例えば、 水硬性無機材料の水和 のための水が不足する場合、 混和材などを併用する場 合、 作業性を確保するために稠度を調整する場合など には、 適宜水またはアスフ ァル ト乳剤を補铪してもよ い。 これらを捕耠する場合には、 セメ ン ト *ァスファ ルト混合物の混合形成後に添加し、 混合しても良い。 本発明においては、 上記 A— I 〜A— Π又は B— 1 〜 B— IEの順序で混合を行うことを必要とする。 若し、 こ の特定の順序で混合を行わない場合には、 本願発明と同 —の材料を使用しても、 骨材表面にアスフ ァル トが均一 に付着しているという特異な構成のセメ ン ト · ァスファ ル ト混合物は、 形成されない。 換言すれば、 本発明方法 によるセメ ン ト · 7スフ アル ト混合物は、 骨材表面が均 一に付着したァスフアルト被膜により黒色を呈している 点において、 骨材とァスフアルト粒子とが分離している 丄 0 本発明以外の方法で得られたセメ ント ♦ アスファルト混 合物と明確且つ容易に区別されるものである。
[0035] 以下に図面を参照しつつ、 本発明のセメ ン ト ·ァスフ ァルト混合物について詳細に説明する。
[0036] 第 1図は、 本発明方法により製造されるセメ ント · ァ スフアルト混合物の構造を概略的に示す摸式図である。
[0037] 第 1図から明らかな如く、 粗骨材 (1 ) および細骨材 ( 2 ) の表面に拳で表わすアスファルト粒子が均一に付 着しており、 その表面をほぼ全面的に被覆している。 そ して、 粗骨材 ( 1 ) および細骨材 (2 ) が、 その間の空 間部に存在する〇で示される水硬性無機材料および 0 . 0 1〜 1 0部程度 (骨材 1 0 0部に対し) の少量の 水 (図示せず) と混合物を形成している。
[0038] 本発明によるセメ ン ト ·ァスフアルト混合物は、 各材 料の配合割合などにより、 サラサラした状態のもの、 僅 かにスランプのある状態のもの、 さらにはスランプ性の 良いものまでの広い性状のものとなる。 また、 本発明の セメ ン ト *ァスフアルト混合物の可使時間は、 各材料の 配合割合などにより調整可能であるが、 運搬および施工 に要する時間と施工後に例えば道路として形成されるセ メ ン ト · ァスフアルト硬化体の早期交通開放の要請など を総括的に考慮して、 通常 2時間程度とすることが好ま しい。 勿論、 施工条件、 使用状況などが異なる場合には 可使時間を遒宜変えることが出来る。
[0039] 本発明によるセメ ン ト · ァスフアルト混合物は、 公知 のアスフ ァル ト混合物と同様にして、 既設の道路舗装 (例えば、 アスファル ト コ ンク リー ト舗装、 セメ ン ト コ ンク リー ト舖装など) 上に、 また舖装の表層、 基層、 路 盤などの上などに舖設される。 本発明のセメ ン ト · ァス フアルト混合物を使用する場合、 舗装方法、 使用する機 械類などは、 加熱を必要と しない点を除いては、 公知の ァスフアルト混合物の場合と特に変わるところはないの で、 詳述しない。
[0040] さ らに、 本発明によるセメ ン ト ♦ ァスフ アル ト混合物 は、 安定性、 耐流動性などに極めて優れているので、 交 差点付近、 ノくスタ一ミ ナル、 トラ ッ ク ター ミ ナル、 コ ン テナヤー ド、 高速道路料金所付近、 道路橋の橋面などの 苛酷な使用条件下にある場所の舗装材料と して特に好適 める 0
[0041] さらにまた、 本発明のセメ ン ト · ァスフアルト混合物 は、 道路以外にも、 工場構内通路、 運動場、 空港、 堤防、 水路、 貯水池などの表層、 基層などの舗装材料と しても、 有用 C ¾ O o
[0042] 発 明 の 効ー果 丄 6 本発明によれば、 下記の如き顕著な効果が達成される,
[0043] ( a ) 本発明によるセメ ント ♦ァスフアルト混合物は、 水硬性無機材料の水和に最低限必要な程度の少量の水 を使用しつつ、 常温で製造できるので、 設備およびェ 程が簡略化され、 品質の安定した製品を容易に得るこ とが出来る。
[0044] ( b ) 本発明方法による特定の混合順序で製造されたセ メ ント · ァスフアルト混合物においては、 ァスフアル ト粒子が骨材表面を均一且つ強固に被覆し、 この骨材 間に水硬性無機材料と水とが存在するという特異な構 造を有している。
[0045] ( c ) 使用する原料の種類、 割合などを変更することに より、 季節を問わずセメ ン ト ♦ アスファル ト混合物の 可使時間を調整することが出来る。
[0046] ( d ) 得られたセメ ン ト *ァスフアルト混合物は、 加熱 を必要としないので、 施工から舗装体の構築までを一 貫して常温で作業性良く行ない得る。 従って、 ァスフ アルトが、 熱劣化を受けないので、 リ ビング状態での 転圧により、 十分な結合力を発揮する。
[0047] ( e ) 得られたセメ ン ト · アスファル ト混合物は、 取扱 い易く、 スコップなどによる扱い、 ダンプトラックに よる運搬も、 容易である。 ,Λ
[0048] 69 また、 路面などへの敷きならしも、 通常のァスフアル トフィニッシャ、 レーキなどにより、 密に且つ一様に行 うことが出来る。
[0049] ( f ) セメ ン ト *ァスフアルト混合物は、 敷きならした 後、 水硬性無機材料の硬化が進まない内に (すなわち 可使時間内に) 、 転圧締固めにより、 優れた舗装体を 形成することが出来る。
[0050] 締固めには、 既存のマカダムローラ、 タイヤローラ、 タンデムローラ、 振動ローラなどのローラ類、 ビブ口 プレー ト、 タンパなどを使用することができる。 或い は、 セメ ン ト *ァスフアルト混合物を敷ならした後、 その表面を加熱し、 締固めても良い。
[0051] ( g ) 転圧締固めの過程において、 セメ ン ト * ァスファ ルト混合物中のァスフアルトで被覆された骨材同志は、 密着されて、 アスファル トの結合力により、 結合する。 より詳細には、 骨材を被覆しているアスフ ァル トは、 分解促進材、 水硬性無機材料などの一部をも含んでい るが、 加熱アスファルト混合物とは異なり、 製造工程 中に熱劣化しておらず、 可使時間内にはリ ビング状態 にあるので、 骨材同志が直接結合し、 かなりの安定度 が得られる。 また、 セメ ン ト · ァスファノレト混合物の 水分含有量が少ないことも、 十分な転圧締固めを可能 ύリ とする要因の一つである。
[0052] ( h ) 転圧締固めとアスファル トの結合力とによりかな りの程度にまで安定化されたセメ ント ♦ アスフ ァル ト 混合物は、 水硬性無機材料の水和反応により、 安定度 を更に増大させ、 最終的に高度の安定度を傭えた硬化 体を形成する。
[0053] また、 舗装工程で転圧後に、 シールコー トを行うこ とにより、 さらに安定性の高い舗装表面を形成するこ とが出来る。
[0054] ( i ) 本発明によるセメ ン ト ·ァスフアルト混合物から 得られる硬化体 (セメ ン ト · 7スフアル ト硬化体) は, 加熱アスファルト硬化体と同程度の撓み性を有し、 マ 一シャル安定度、 動的安定度などは、 加熱ァスフアル ト硬化体に比して、 極めて優れている。
[0055] また、 加熱アスファル ト硬化体の場合とは異なり、 用途に応じて安定度を調節することが出来る。
[0056] ( ] ) 本発明によるセメ ント ·ァスフアルト硬化体は、 アスフ ァルトのフラ ッ シュを生ずることがなく、 滑り抵 抗も良好である。
[0057] ( k ) 本発明のセメ ン ト · ァスフアルト硬化体は、 ァス フアルト量を多くする場合にも、 水硬性無機材料の量 を対応して増加させ、 その硬化により安定性を高める ことが出来るので、 耐摩耗性、 耐久性などに優れた硬 化体を得ることが出来る。
[0058] ( 2 ) 安定性に優れた本発明のセメ ン ト ♦ アスフ ァル ト 硬化体を斜面の舗装に使用した場合に、 垂直方向から の日射を受けても、 加熱ァスフアルト硬化体の様に软 化することはない。
[0059] ( m ) 従来のセメ ン ト ·ァスフアルト硬化体においては, 水硬性無機材料に起因する収縮クラックを防止するこ とは、 不可能であつたが、 本発明のセメ ン ト ♦ ァスフ アルト硬化体では、 収縮クラックを実質的に完全に防 止することが出来る。
[0060] 実 施 例
[0061] 以下に実施例を示し、 本発明の特徴とするところをよ り一層明らかにする。
[0062] 実施例 1
[0063] ミキサに 6号砕石 4 4部および 7号砕石 2 4部を投入 し、 これらを混合しつつ、 速硬性混合用カチオン系ァス フアルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発残留物 5 8 % ) 1 0部を 1部、 5部及び 4部に分けて、 投入し、 そ れぞれ約 1 0秒間ずつ混合した。
[0064] 次いで、 さらにスク リーニングス 3 0部を投入し、 約 1 0秒間混合した。 かく して得られた骨材ーァスフアル 卜乳剤混合物に、 予め調製しておいた超早強ポルトラン ドセメ ン ト (大阪セメ ント (株) 製) 4部とフイラー 2 部との均一混合物を投入し、 約 2 0秒間混合した後、 水 を 0. 5部添加し、 さらに約 1 0秒間混合した。
[0065] 得られたセメ ン ト · ァスフアルト混合物を使用して、 常温で片面 5 0回の両面つきでマーシャル安定度試験用 供試体を作製し、 室温 (約 2 0で) で 3日間養生した後, 常法に従ってマーシャル安定度試験 (6 CTC水浸 3 0分 間) を行なった。
[0066] 結果は、 密度; 2. 3 0 c m3 、 マーシャル安定 度: 1 5 5 0kgf 、 フロー値 ( I Z l O O cm) : 2 5で あった o
[0067] また、 得られたセメ ント * ァスフアルト混合物を使用 して、 ローラコンパクタで転圧し、 3 O cm X 3 O cm X 5 cmの供試体を作製した。 転圧および締固めは容易であり 転圧および締固め後直ちに脱型し、 室温 (約 2 0で) で 3日間養生した後、 「舗装試験法便覧」 に記載のホイ一 ルトラッキング試験法により、 試験温度 6 0で、 載荷 重量 (接地圧) 6. 4 ± 0. 1 5 kgf Zci!で試験したと ころ、 密度は 2. 3 1 g c m3 、 動的安定度 (D S ) は、 1 2 0 0 0回ノ Mであった。
[0068] 次いで、 得られたセメ ン ト · ァスフアルト混合物を実 際の舗装に使用した。
[0069] まず、 コンク リー ト舗装面にプライムコー トとして浸 透用カチオン系アスファルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製) を 0 . 3 β / nfの割合で散布した後、 アスフ ァル ト フィニッシャを使用して上記セメ ン ト ♦アスファルト混 合物を約 1 2 O kgZirfの割合で敷きならし、 ローラを使 用して転圧し、 締め固めた。 アスファル トフィニッ シャ へのセメ ン ト * ァスフアルト混合物の供耠は、 通常の加 熱アスフ ァルト混合物の場合と同様に、 ダンプトラック から行なった。 転圧締固めには、 マカダムローラ、 タイ ャローラおよびタンデムローラを使用した。 締固めは、 良好であつた。
[0070] 実施例 2および比較例 1
[0071] ミキサに 6号砕石 4 0部および 7号砕石 2 0部を投入 し、 これらを混合しつつ、 速硬性混合用カチオン系ァス フアル ト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発残留物 5 8
[0072] % 7部を 1部、 3部及び 3部に分けて、 投入し、 それ ぞれ約 1 0秒間ずつ混合した。
[0073] 次いで、 さらに砂 2 3部を投入し、 約 1 0秒間混合し た後、 前記と同様のアスフ ァル ト乳剤 3部を投入し、 約
[0074] 1 0秒間混合し、 引続いてスク リ ーニングス 1 5部を投 入し、 約 1 0秒間混合した。 かく して得られた骨材—アスファルト乳剤混合物に、 予め調製しておいた超早強ポルトラン ドセメ ン ト (大阪 セメ ン ト (株) 製) 5部とフィラー 2部との均一混合物 を投入し、 約 20秒間混合した後、 水を 1部添加し、 さ らに約 1 5秒間混合した。
[0075] かく して得られたセメ ン ト * ァスフアルト混合物は、 サラサラしており、 取扱いが容易で、 ダンプトラックに よる運搬、 アスファルトフィニッシャによる敷ならしな どの作業も容易に行なえた。 また、 この混合物の可使時 間は、 約 2時間以上であった。
[0076] 得られたセメ ント *ァスフアルト混合物を使用して、 実施例 1と同様にしてマーシャル安定度試験用供試体を 作製し、 養生し、 マーシャル安定度試験を行 った。
[0077] 結果は、 密度: 2. 3 1 g / c m3 、 マーシャル安定 度: 1 900 kgf 、 フロー値 ( 1 / 100 cm) : 23で あつ 0
[0078] また、 得られたセメ ン小 ♦ァスフアルト混合物を使用 して、 実施例 1と同様にして供試体を作製し、 養生し、 ホイールトラッキング試験を行なったところ、 密度:
[0079] 2. 33 g/ c m3 、 動的安定度 (D S) : 1 5000 回 Z删であった。
[0080] なお、 比較例 1 として、 実施例 2と同様の骨材を加熱 したもの 100部にス ト レー トァスフ ァノレ ト (針入度
[0081] 60/80) 5. 8部を配合した混合物を使用して、 上 記と同様のマーシャル安定度試験とホイールトラツキン グ試験を行なった。 マーシャル安定度試験の結果は、 密 度: 2. 36 g c m3 、 マーシャル安定度: 1420 kgf 、 フロー値 (IZl O Ocm) : 30であった。 また, ホイールトラッキング試験の結果は、 密度 : 2. 37 g Z c m3 、 動的安定度 (D S ) : 510回 Z龍であつ た。
[0082] 実施例 2と比絞例 1との対比から、 本発明によるセメ ン ト · ァスフアルト硬化体のマーシャル安定度は、 加熱 アスフ ァル ト硬化体のそれの 1. 34倍である。 しかも、 本発明によるセメ ン ト ·ァスフアルト硬化体のフロー値 は、 加熱アスファル ト硬化体のそれに近く、 撓み性に優 れていることが明らかである。 また、 本発明のセメ ン ト ♦ ァスフアルト硬化体の動的安定性は、 加熱ァスファル ト硬化体のそれの約 30倍であり、 交通荷重に対して安 定で、 耐流動性に極めて優れていることを示している。 実施例 3
[0083] (a ) アスフ ァル ト乳剤として密粒度骨材混合用ァニ オン系アスフ ァル ト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発 残留物- 59%) を使用し、 且つ (b) セメ ン トーフィ ώ 0 ラー混合物の添加混合後に水に代えて S B Rラテックス (日本ラテックス加工 (株) 製、 固形分 =50%) 2部 を投入し、 約 20秒間混合した以外は実施例 1と同様に してセメ ント *ァスフアルト混合物を得た。
[0084] 得られたセメ ント * ァスフアルト混合物を使用して、 実施例 1と同様にしてマーシャル安定度試験用供試体を 作製し、 養生し、 マーシャル安定度試験を行なった。
[0085] 锆果は、 密度: 2. 35 cm3 、 マーシャル安定 度: 1410 kgf 、 フロー値 ( 1 Z 100 cm) : 30で め た o
[0086] また、 得られたセメ ント ♦アスファルト混合物を使用 して、 実施例 1と同様にして供試体を作製し、 養生し、 ホイールトラッキング試験を行なったところ、 密度: 2. 35 gZc m3 、 動的安定度 (D S) : 100 回 Z mmであった。
[0087] これらの結果から、 本実施例により得られたセメ ン ト • アスファルト混合物の特性は、 実施例 1で得られたも のの特性と大差がないことが明らかである。
[0088] 実施例 4
[0089] ミキザに 6号砕石 44部および 7号砕石 24部を投入 し、 これらを混合しつつ、 速硬性混合用カチオン系ァス フアルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発残留物 58 %) 8部を 1部、 4部及び 3部に分けて、 投入し、 それ ぞれ約 10秒間ずつ混合した。 次いで、 スク リーニング ス 30部を投入し、 約 10秒間混合した後、 超早強ポル トラン ドセメ ン ト (大阪セメ ン ト (株) 製) 4部とフィ ラー 2部とからなる均一な混合物を投入し、 約 20秒間 混合した後、 セメ ン ト混合用ノニオン系アスファルト乳 剤 (日瀝化学工業 (株) 製) 3部を添加し、 さらに約
[0090] 20秒間混合した。
[0091] 得られたセメ ン ト ♦ ァスフアルト混合物を使用して、 常温で片面 50回の両面つきでマーシャル安定度試験用 供試体を作製し、 室温 (約 20で) で 3日間養生した後、 常法に従ってマーシャル安定度試験 (60。C水浸 30分 間) を行なった。
[0092] 結果は、 密度: 2. 32 g/ c m3 、 マーシャル安定 度: 133 Okgf 、 フロー値 (1 Z100cm) : 28で あった。
[0093] また、 得られたセメ ン ト , アスファルト混合物を使用 して、 ローラコンパクタで転圧し、 3 0 cm X 3 0 cm X 5 cmの供試体を作製した。 転圧および締固めは容易であり、 転圧および締固め後直ちに脱型し、 室温 (約 20で) で 3日間養生した後、 「舗装試験法便覧」 に記載のホイ一 ルトラ ッキング試験法により、 試験温度 60 C、 載荷 9 重量 (接地圧) 6. 4 ± 0. 1 5kgf Zci!で試験したと ころ、 密度は 2. 32 c m3 、 動的安定度 (D S ) は、 8700回 Zmmであった。
[0094] 実施例 5
[0095] 低温でァスファルト乳剤の分解が極端に遅い場合に、 分解促進材として消石灰を使用した。
[0096] すなわち、 ミキザに 6号砕石 44部と 7号砕石 24部 とを投入し、 混合しつつ、 速硬性混合用カチオン系ァス フアルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発残留物 58 % 1部を投入し、 約 1 0秒間混合した。 次いで、 さら に消石灰 0. 5部を投入し、 約 1 0秒間混合した後、 上 記のアスファルト乳剤 5部を投入し、 約 20秒間混合し, 次いで混合を停止して放置し、 アスファルト 剤を分解 させた。 約 5分後に骨材表面が黒くなり、 水が分離した 時点で、 混合を再開し、 前記と同様アスファルト乳剤 4 部を投入し、 約 1 0秒間混合した。 次いで、 スク リー二 ングス 30部を投入し、 約 1 0秒間混合した。 その後は 実施例 1と同様にして、 セメ ン ト * ァスフアルト混合物 を製造した。
[0097] 得られたセメ ン ト ♦ ァスフアルト混合物を使用して実 施例 1と同様のマーシャル安定度試験を行なったところ 密度: 2. 28 s: c m3 、 マーシャル安定度: 480kgf 、 フロー値 ( l Z l O Ocm) : 2 5であつ o
[0098] また、 得られたセメ ント * ァスフアルト混合物を使用 して実施例 1と同様にして試験片を作成し、 ホイールト ラッキング試験を行なったところ、 密度は 2, 29 srZ c m3 、 動的安定度 (D S) は、 1 0 500回 mm であつた。
[0099] 実施例 6
[0100] 5〜 1 0°C程度の低温でァスフ アル ト乳剤の分解が遅 い場合に、 分解を促進するために、 骨材を加熱して使用 した。
[0101] すなわち、 6号砕石および 7号砕石を予め約 80でに 加熱してミキザに投入し、 以下実施例 1と同様にして、 セメ ン ト * ァスフ アル ト混合物を製造した。
[0102] 得られたセメ ン ト * ァスフアルト混合物を使用して実 施例 1と同様のマーシャル安定度試験を行なつたところ, 密度: 2* 30 s:/ c m3 、 マーシャル安定度 :
[0103] 1 520 kgf 、 フロー値 (l Z l O Ocm) : 27であつ た。
[0104] また、 得られたセメ ン ト ♦ アスフ ァル ト混合物を使用 して実施例 1 と同様にして試験片を作成し、 ホイールト ラッキング試験を行なったところ、 密度は 2. 29 g / c m 3 、 動的安定度 (D S ) は、 1 1 4 0 0回 mm であつナ: o
[0105] 実施例 7
[0106] 実施例 1と同様にじて得たセメント · アスファル ト混 合物を実際の舗装に使用した。 舖装に際しては、 舖設表 面の肌荒れなどが予想される場合に備えて、 転圧時にヒ 一タブレーナを使用することにより、 緻密な表面に仕上 げた。
[0107] まず、 コンクリー ト舗装面にプライムコー トとして浸 透用カチオン系アスファル ト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製) を 0 . 3 β / irfの割合で散布した後、 アスファル ト フィニッシャを使用して上記セメ ント ·アスファルト混 合物を約 1 2 O kg Z nfの割合で敷きならした。
[0108] 次いで、 ヒータプレーナを使用して、 路面の表面を約 8 0でに加熱した後、 ただちにローラを使用して、 転圧 し、 締め固めた。
[0109] 転圧締固めは、 良好であり、 得られた路面は、 緻密に 仕上がつており、 交通開放後にも、 路面の肌荒れはなか つた。
[0110] 実施例 8
[0111] パグミルミキサに 6号砕石、 7号砕石およびスク リー ニングスを混合した密粒度骨材 (最大粒径 2 O nun以下で 0. 0 74mmふるい通過量が 5 %) 1 0 0部と超早強ポ ルトラン ドセメ ント (大阪セメ ン ト (株) 製) 1部とを 投入し、 1 0秒間混合した後、 速硬性混合用カチオン系 アスファルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製、 蒸発残留物 58 %. 蒸発残留物の針入度 (2 5で) = 78
[0112] 1 / 1 Onm) 14. '8部を投入し、 約 20秒間混合し、 次いで混合を停止して放置し、 アスファルト乳剤を分解 させた。 約 5分後に骨材表面が黒くなり、 水が分離した 時点で、 混合を再開し、 前記と同様の超早強ポルトラン ドセメ ン ト 1 1部を投入し、 約 30秒間混合した。
[0113] かく して得られたセメ ン ト · ァスフアルト混合物は、 サラサラしており、 取扱いが容易で、 ダンプトラックに よる運搬、 アスファルトフィニッ シャによる敷ならしな どの作業も容易に行なえた。 また、 この混合物の可使時 間は、 約 2時間であ た o
[0114] 得られたセメ ン ト · 7スフアルト混合物を使用して、 常温で片面 50回の両面つきでマーシャル安定度試験用 供試体を作製し、 約 2 0でで 3日間養生した後、 常法に 従ってマーシャル安定度試験
[0115] ( 6 0 °C水浸 3 0分間) を行なった。
[0116] 結果は、 密度: 2. 34 ^ / c m3 、 マーシャル安定 度 : 2 6 0 0kgf 、 フロー値 ( l Z l O Ocm) : 28で あった。
[0117] また、 得られたセメ ント *ァスフアルト混合物を使用 して、 ローラコ ンパクタで転圧し、 30 crax 3 0craX 5 cmの供試体を作製した。 転圧および締固めは容易であり , 転圧および締固め後直ちに脱型し、 約 2 CTCで 3日間養 生した後、 「舖装試験法便覧 J に記載のホイール卜ラッ キング試験法により、 試験温度 60で、 載荷重量 (接 地圧) 6. 4 ± 0. 1 5kgf Zedで試験したところ、 密 度は 2. 3 1 g/ c m3 、 動的安定度 (D S ) は、
[0118] 6250回/ anであつた。
[0119] 実施例 9および比較例 2
[0120] パグミルミキサに 6号砕石 42部、 7号碎石 1 6部お よびスク リ ーニングス 42部からなる密粒度骨材 (最大 粒径 20 mm以下で、 0. 074 ra ふるい通過量が 6 % ) 1 00部と超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト (大阪セメ ン ト (株) 製) 1部とを投入し、 1 0秒間混合した後、 速硬 性混合用カチオン系アスフ ァルト乳剤 (日瀝化学工業
[0121] (株) 製、 蒸発残留物 58%、 蒸発残留物の針入度
[0122] ( 25 °C ) = 78 1 / 1 0 nun) 1 1部を投入し、 約
[0123] 20秒間混合し、 次いで混合を停止して放置し、 ァスフ アルト乳剤を分解させた。 約 5分後に骨材表面が黒くな り、 水が分離した時点で、 混合を再開し、 前記と同様の 超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト 5部を投入し、 約 40秒間 混合した。
[0124] かく して得られたセメ ン ト * ァスフアル ト混合物は、 サラサラ しており、 取扱いが容易で、 ダンプトラックに よる運搬、 アスファルトフィニッ シャによる敷ならしな どの作業も容易に行なえた。 また、 この混合物の可使時 間は、 約 2時間であった。
[0125] 得られたセメ ン ト * ァスフ アル ト混合物を使用して、 実施例 8と同様にしてマーシャル安定度試験用供試体を 作製し、 養生し、 マーシャル安定度試験を行なった。
[0126] 結果は、 密度 : 2, 32 c m3 、 マー シャル安定 度 : 2460kgrf 、 フロー値 (l Zl O Ocm) : 28で めった o
[0127] また、 得られたセメ ン ト * ァスフアルト混合物を使用 して、 実施例 8と同様にして供試体を作製し、 養生し、 ホイールトラ ッキング試験を行なったところ、 密度 :
[0128] 2. 30 s / c m3 、 動的安定度 (D S ) : 5750 回 Z mmであつた。
[0129] なお、 比較例 2と して、 実施例 9と同様の骨材を加熱 したもの 100部にス ト レー トァスフ ァノレ ト (針入度 60/80) 5. 5部を配合した混合物を使用して、 上 記と同様のマーシャル安定度試験とホイール トラ ツキン グ試験を行なった。 マーシャル安定度試験の結果は、 密 度: 2. 39 g/ c m3 、 マーシャル安定度: 1400 kgf 、 フロー値 (1 / 1 00 cm) : 3 1であった。 また ホイールトラッキング試験の結果は、 密度: 2. 37 gノ c m3 、 動的安定度 (D S ) : 560回 Zmmであつ 実施例 9と比較例 2との対比から、 本発明によるセメ ン ト · ァスフアルト硬化体のマーシャル安定度は、 加熱 アスファルト硬化体のそれの 1, 75倍にも、 達してい る。 しかも、 本発明によるセメ ン ト · アスファルト硬化 体のフロー値は、 加熱ァスファルト硬化体のそれに近く , 撓み性に優れていることが明らかである。 また、 本発明 のセメ ン 卜 · ァスフアルト硬化体の動的安定性は、 加熱 ァスフアルト硬化体のそれの約 1 0倍であり、 交通荷重 に対して安定で、 耐流動性に極めて優れていることを示 している。
[0130] 実施例 1 0
[0131] 実施例 8と同様にして得たセメ ント · アスファルト混 合物を実際の舗装に使用した。
[0132] 先ず、 コンク リー ト舗装面にプライムコー トとして滲 透用カチオン系アスファルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製) を 0. 32 Znfの割合で散布した後、 アスファルト フニッ シャを使用 して上記セメ ン ト · ァスフアル ト混合 物を約 1 2 O kgZ nfの割合で敷きならし、 ローラを使用 して転圧し、 締め固めた。 アスフ ァル トフニッ シャへの セメ ン ト * ァスフアル ト混合物の供給は、 通常の加熱ァ スフアルト混合物の場合と同様に、 ダンプトラックから 行なった。 転圧締固めには、 マカダムローラ、 タイヤ口 ーラおよびタンデムローラを使用した。 締固めは、 良好 であった 0
[0133] 次いで、 スク リーニングス 1 0 0部、 普通ポルトラン ドセメ ン ト 1部、 スラ リーシール用カチォン系ァスフ ァ ルト乳剤 (日瀝化学工業 (株) 製) 1 9部および水 5部 からなる混合物を上記締め固め表面に厚さ約 3 ramに敷き ならし、 約 1時間後に交通開放した。
[0134] 交通開放から 1月後にも、 セメ ン ト · ァスフ ァ ノレト硬 化体の舗装には、 ひび割れ、 交通荷重による轍掘れ、 流 動、 アスファルトのフラ ッ シュなどは、 全く発生してお らず、 極めて良好な状態にあった。
[0135] 実施例 1 1
[0136] バグミルミキサに 5号砕石、 6号砕石、 7号砕石およ びスク リ一 二ングスからなる粗粒度骨材 (最大粒径 2 5 删以下で、 0 . 0 7 4 ふるい通過量が 3 % ) 1 0 0部 と早強ポル トラ ン ドセメ ン ト (大阪セメ ン ト (株) 製) 9 0 0
[0137] 1部とを投入し、 約 1 0秒間混合した後、 実施例 1で使 用したと同様のァスフアルト乳剤 1 0部を投入し、 約 2 分間混合分解させ、 さらに上記と同様の早強ポルトラン ドセメ ント 5部、 フライアッシュ 1部および水 0 . 5部 を投入し、 約 3 0秒間混合して、 セメ ン ト *ァスフアル ト混合物を得た。
[0138] 得られたセメ ン ト * ァスフアルト混合物の作業性は良 好であり、 ダンプトラックによる運搬が容易であり、 ァ スフアルトフニッシャによる敷きならし、 ローラなどに よる転圧締固めも良好であった。
[0139] 実施例 1 2
[0140] ス ト レー トアスファルトに対してスチレン · ブタジェ ンプロック共重合体 2 %およびエチレン ·酢 ビニル共 重合体 1 %を混和した改質ァスファルトを乳化した速硬 性混合用カチオン系アスファルト乳剤 (蒸発残留物の針 入度 (2 5で) - 7 6 1 / 1 O iniD ) をアスファルト乳 剤として使用した。
[0141] パグミルミキサに実施例 9で使用したと同様の密粒度 骨材 1 0 0部と超早強ポルトラン ドセメ ン ト 1部とを投 入し、 約 1 0秒間混合した後、 上記のァスファルト乳剤 1 1部を投入し、 約 2 0秒間混合し、 次いで混合を停止 して放置し、 アスファルト乳剤を分解させた。 約 5分後 に骨材表面が黒く なり、 水が分離した時点で、 混合を再 開し、 前記と同様の超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト 5部を 投入し、 約 4 0秒間混合した。
[0142] かく して得られたセメ ン ト · 7スフアルト混合物は、 作業性良好で、 ダンプトラックによる運搬が容易であり , アスファルトフニッ シャによる敷きなら し、 ローラなど による転圧締固めも良好であった。
[0143] 実施例 1 3〜 1 4
[0144] 実施例 8において分解促進材と して使用した超早強ポ ルトラン ドセメ ント 1部に代えて普通ポル トラ ン ドセメ ン ト 1. 5部 (実施例 1 3) または高炉セメ ン ト 2部 (実施例 14) を使用する以外は実施例 8と同様にして、 セメ ン ト * ァスフアルト混合物を製造した。
[0145] 得られたセメ ン ト * ァスフ アル ト混合物の特性は、 実 施例 8のものとほとんど変りなかった。
[0146] 実施例 1 5
[0147] パグミルミキサに実施例 8で使用したと同様の骨材 1 0 0部と超早強ポルトラン ドセメ ン ト 1部とを投入し、 約 1 0秒間混合した後、 密粒度骨材混合用ァニオン系ァ スフアルト乳剤 (蒸発残留物 5 9 %、 蒸発残留物の針入 度 ( 2 5で) - 7 6 1 / 1 Omm) 1 4部を投入し、 約 2 0秒間混合し、 次いで混合を停止して放置し、 ァスフ アルト乳剤を分解させた。 約 5分後にアスフ ァルトの被 覆により骨材表面が黒くなり、 水が分離した時点で、 混 合を再開し、 前記と同様の超早強ポルトラ ン ドセメ ント 1 0部および水 1部を投入し、 約 3 0秒間混合して、 本 発明のセメ ン ト *ァスフアルト混合物を製造した。
[0148] 実験例 1
[0149] 実施例 8において分解促進材としての超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト 1部に代えて N a O Hの添加量 (固形分と して) 種々変えて配合し、 実施例 8と同様にして骨材と 混合した後、 実施例 8と同様速硬性混合用カチオン系ァ スフ アル ト乳剤 1 4 . 8部を投入し、 約 2 0秒間混合し た。 次いで混合を停止してアスファルト乳剤が完全に分 解するまで放置した。 骨材 1 0 0部に対する N a 0 H (固形分として) の添加量と放置時間は、 下記の通りで める。
[0150] (ィ) 0 . 1部 X 1 0分
[0151] (口) 0 . 3部 X 6分
[0152] (ハ) 0 . 5部 X 2分
[0153] (二) 1 . 0部 (混合直後分解)
[0154] しかしながら、 いずれの場合にも、 アスファル ト乳剤 自体は分解されたものの、 アスファル ト粒子は、 掲色を 呈し、 骨材表面への付着は認められなかった。 実験例 2
[0155] 実施例 8において分解促進材として使用した超早強ポ ルトラン ドセメ ント 1部に代えて C a (O H) 2 を添加 量を変えて配合し、 実施例 8と同様にして骨材と混合し た後、 実施例 8と同様の速硬性混合用カチオン系ァスフ アルト乳剤 14. 8部を投入し、 約 20秒間混合した。 次いで混合を停止してァスフアルト乳剤が完全に分解す るまで放置した。 骨材 1 00部に対する C a (0 H) 2 (固形分として) の添加量と放置時間は、 下記の通りで ある。
[0156] (ィ) 0. 1部 X 1 0分
[0157] (口) 0. 3部 X 6分
[0158] (ハ) 0. 5部 X 5分
[0159] (二) 1. 0部 X 2分
[0160] 上記いずれの場合にも、 アスフ ァル ト乳剤が分解され て、 黒色のアスファルト粒子が骨材表面に付着した。 従 つて、 さらに水硬性無機材料を配合することによ り、 本 発明のセメ ント * ァスフアルト混合物を得ることが出来 た。
[0161] 実験例 3
[0162] 実施例 8において分解促進材と しての超早強ポルトラ ン ドセメ ン ト 1部に代えて A £ 2 (O H) 3 を添加量を 変えて配合し、 実施例 8と同様にして骨材と混合した後 実施例 8と同様の速硬性混合用カチォン系アスファル ト 乳剤 14. 8部を投入し、 約 20秒間混合し、 次いで混 合を停止して放置した。 骨材 100部に対する
[0163] A £ 2 (OH) 3 の添加量と放置時間は、 下記の通りで ある。
[0164] (ィ) 0. 1部 X 10分
[0165] (口) 0. 3部 X 10分
[0166] (ハ) 0. 5部 X 10分
[0167] (二) 1. 0部 X 10分
[0168] (ホ) 2, 0部 X 10分
[0169] (へ) 4. 0部 X 10分
[0170] いずれの場合にも、 アスファルト乳剤は、 全く分解し なかった。 従って、 A β 2 (OH) 3 は、 分解促進材と しては、 使用できない。
权利要求:
Claims

9 ¾ A 請 求 の 範 囲
① 骨材表面がァスフアル ト乳剤を分解させたァスフ ァ ルト粒子により被覆されており、 骨材間に水硬性無機 材料および水が存在していることを特徵とするセメ ン ト ·ァスフアルト混合物。
② 骨材 1 0 0部にカチオン系またはァニオン系ァスフ アルト乳剤 2〜 1 2部 (固形分として) を加えて混合 した後、 水硬性無機材料 1〜 2 0部を混合することを 特徴とするセメ ン ト , ァスフアルト混合物の製造方法 <
③ アスファルト乳剤の量が、 4〜 1 0部である請求の 範囲第 2項に記載の製造方法。
④ 水硬性無機材料の量が、 3〜 1 8部である請求の範 囲第 2項に記載の製造方法。
⑤ 骨材 1 0 0部と 2価金属のアルカリ性化合物 0 . 1 〜 6部とからなる混合物にカチオン系またはァニオン 系ァスフ アル ト乳剤 2〜 1 2部 (固形分と して) を加 えて混合した後、 水硬性無機材料 1〜: 2 0部を混合す ることを特徴とするセメ ン ト ♦ ァスフアルト混合物の 製造方法。
⑥ アスファルト乳剤の量が、 4〜 1 0部である請求の 範囲第 5項に記載の製造方法。 ⑦ 水硬性無機材料の量が、 3〜 1 8部である請求の範 囲第 5項に記載の製造方法。
⑧ 2価金属のアルカリ性化合物が、 酸化物、 水酸化物 およびセメ ント類の少なく とも 1種である請求の範囲 第 5項に記載の製造方法,
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP0380704A1|1990-08-08|
EP0380704A4|1990-12-27|
KR920700169A|1992-02-19|
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EP0380704B1|1995-03-01|
DE68921459T2|1995-08-03|
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1990-02-22| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): KR US |
1990-02-22| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT LU NL SE |
1990-04-02| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1989909041 Country of ref document: EP |
1990-08-08| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1989909041 Country of ref document: EP |
1995-03-01| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1989909041 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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