专利摘要:

公开号:WO1989008791A1
申请号:PCT/JP1989/000195
申请日:1989-02-23
公开日:1989-09-21
发明作者:Eisuke Ishida
申请人:Eisuke Ishida;
IPC主号:F16B35-00
专利说明:
[0001] 明 細. 書
[0002] 螺 締 具
[0003] 技術分野
[0004] 本発明は、 共回り防止機能を有する螺締具に関するものである 背景技術
[0005] 従来、 被締結部材に非円形の穴を形成し、 ボル ト の胴部に非円 ' 形の穴の隅部等と係合する係合部を設けて共回りを防止したもの がある。
[0006] 被締結部材に非円形の穴を形成する方式は.、 穴加工が容易でな く 、 プレスの打抜き加工が採用できる場合は少ない。
[0007] 一般に、 ボル トを揷通する穴は、 ドリ ルであけているのが殆ど である。 しかし、 ド リ ルであけ得る穴は円形であるため、 ボル ト の胴部に係合部を形成しておいても、 係合部が係合されないため 、 ボル ト の共回りが防止できない。 そのため、 従来では、 ボル ト の頭部をスパナで固定しながらナ ツ トを回して締結しなければな らなかった。 こ の作業は、 不安定な建築現場や片手だけしか使用 できない場所等では、 非常に危険であり、 困難を伴っていた。
[0008] 発明の開示
[0009] 本発明は、 従来技術の上記問題点に鑑みて提案されたもので、 その目的とするとこ ろは、 円形の穴に使用するこ とができろ共回 り しなぃ螺締具を提拱しょう とするものである。
[0010] 上記目的を達成するため、 第 1 の癸明は、 被締結部材にあけた 円形の穴に揷通して被締結部^を両面からボル ト頭部とナ ツ 卜 と で挾持締結する螺締具であって、 ボル 卜の胴部一部又はナ ッ ト座 面側一部に、 被締結部材の穴とポル ト胴部との隙間に挿入さ .れ、 上記穴の半径と上記ボル トの胴部の半径との差より大き く 、 該差 の 2倍より小さい高さの凸部を具備させたものである。
[0011] 第 の発明は、 被締結部材の穴とボル ト胴部との隙間に揷入さ れ、 上記穴の半径と上記ボル トの胴部の半径との差より大き く 、 該差の 2倍より小さい高さの凸部を、 軸方向の一方へ延設し、 軸 方向の他方にボル ト又はナツ トへの嵌合部を有するヮ ッシャをボ ル ト又はナツ トの座面に組合せて使用するものである。
[0012] 第 3 の発明は、 ボルト胴部径と略同一の穴径をもつ一方の被締 結部材と、 これより大きい穴径をもつ他の被締結部材と、 大きい 方の穴径をもつ被締結部材の穴とボルト胴部との隙間に挿入され る凸部を胴部の一部に有するボル トとを組合せて使甩するもので ある。
[0013] 第 4の発明は、 胴部一部に凸部を形成したボルトと、 ボルトの 凸部の略反対位置.でボル ト胴部と被締結部材の穴との隙間に配置 されるクサビ部材とを組合せて使用するものである。
[0014] 第 5 の発明は、 ボル ト頭部又はナツ トへの嵌合部及び被締結部 材の穴とボル ト胴部との隙間に挿入される凸部を一体に形成した ヮ ッ シャと、 被締結部材の穴内に配置されるクサビ部材とを組合 せて使用する ものである。
[0015] 上記第 4 の発明におけるク サビ部材は、 ボル ト の正逆 回転の両方 する形態をなし、 かつ、 相互に一体又は別体
[0016] に形成したのが第 6の発明である
[0017] 第 Ί の癸明は、 ボル ト胴部径と略同一で円形の穴径をもつ複数 の被繚詰部材の上翦穴に挿通されるボル 卜の胴部に 1 つの被締結 部枋の穴に対してクサビ部材を揷ノ、するための隙間を形成する慮 心伏、 凸部付き同心円状、 楕円状、 異形円状等のボル ト胴部より 凹入した小径部を具備させ、 該小径部にクサビ部材を遊嵌したも のである。
[0018] 第 1 の発明によれば、 凸部の存在でボル トを穴内で 2点で当接 5 させ、 かつ偏心させ、 しかも、 こ の偏心伏態でボル トを穴内で回 動させることになるため、 従前の一点接触及び同心回動作用に比 較してボル ト座面側の摩擦抵抗を増大させることができ、 共回り 防止が図れる。
[0019] 第 2 の発明によれば、 従前のボル ト とヮ ッ シ ャ との組合せで第 1 0 1 の癸明と同等の共回り防止作用が得られる。
[0020] 第 3 の発明によれば、 小さい方の穴をもつ被締結部材がボル ト の偏心回転を直接阻止するため、 ボル ト の共回り防止を確実に達 成させるこ とができる。
[0021] 第 4 の発明によれば、 クサビ部材とボル トの凸部とでボ.ル トを Ι δ 穴内に固定させるこ とができ、 共回り防止を確実化できる。
[0022] 第 5 の発明によれば、 従前'のボル トを使用して第 4 の¾ ¾と同 等の共回り防止作用が得られる。 - 第 6 の発明によれば、 ボル ト の共回り防止を、 締付時及び弛め る場合の両方に対して行わせ得る。
[0023] 0 尚、 同径の穴をもつ 2部材を締結する場合においても、 ,両部材 の穴の中心を完全に一致させて使用する場合は稀であって .. 多 く の場合は、 穴の中心が多少ずれて使用されるため、 本発明の螺 . 具による上述の共回り防止作用が一層確実になる。 :
[0024] 第 7 の発明によれば、 ボル ト胴部と被締結部材の穴と ib間に 3 隙間が殆んどない場^ に適用して第 〗 の発明と同様なボル トの共 回り防止劾果が得られる。
[0025] 図面の簡箄な説明
[0026] 第 1図は第 1 の 明の共画り防止原理を説明するためのボル ト と穴との関係を示す撗断平面図、 第 2図はその縦断 W面図、
[0027] 第 3図〜第 8図は第 1 の発明における夫々他の実施例のボルト の側面図と底面図 '
[0028] 第 9 Iは、 第 1 の発明におけるボルトの他の実施例を示す側面
[0029] 第 10図〜第 13図は、 第 1 の発明におけるボル トのさ らに他の実 施例を示す側面図と横断面図、 "
[0030] 第 14図は第 1 の発明を適用したナ ッ トの縦断側面図、
[0031] 第 15図及び第 16図は第 2 の発明をボル ト及びナ トに通用した 例を示す縦断側面図、
[0032] 第 17図は第 3 の発明の共回り防止原理を説明するためのボルト と穴との関係を示す潢断平面図、
[0033] 第 18図はその縦断側面図、
[0034] 第 19図は第 4の発明の共回り防止原理の説明用撗断平面図、 第 20図〜第 24図はクサビ部材の他の実施例を示す斜視図、 第 25図ばクサビ部材をボル卜に支持させる一例を示すボル トの側 面図、
[0035] 第 26図はクサビ部材とナ ッ ト との組合せを示す縦断側面図、 第 27図はクサ -部栻、 凸部付きヮ つ シャ及び従前のボル トの組 合せを示す縦断側面図、
[0036] 第 28図はクサビ都材 . T ¾| ^ ^ .
[0037] σ! - ^ ali きヮ 'ノ ン ャ及ひ従前 © + ,. 卜の ^ 合せを示す縦断側面図、
[0038] 第 29図は第 7 の発明の実施例を示す縦断側面図、
[0039] 第 30図〜第 33図は第 Ί の発明の異なる実施例を示す要部横断平 面図、
[0040] 第 34図及び第 35図はクサビ部材の他の実施例を示す斜視図、 第 36図は第 7 の発明のさ らに他の実施例を示す要部横断平面図 である。
[0041] 発明を実施するために最良の形態
[0042] 先ず、 第 1 の発明におけるボル ト の共回り防止作用を説明する。 ボル ト が共回りするか否かは、 第 2図における座面 ( F ) と、 ナ ツ トのネジ部 ( G ). との摩擦抵抗の大小によって決ま って く る。 座面 ( F ) の摩擦抵抗が、 ナ ツ トのネジ部 ( G ) の摩擦抵抗よ り大きければ、 ボル ト の共回り は防止できる。
[0043] 一般に、 ボル ト と穴との間には隙間が存在する。
[0044] 第 1 の発明は、 上記隙間に適当な大きさの凸部を設けて共回り を防止しょう と したものである。
[0045] 第 1 図において、 凸部 ( 2 ) の為にボル ト ( 1 ) は穴 ( 6 ) の 片方に偏心せしめられている。 こ こで、 穴 ( 6 ) の中心点 ( X ) 、 ボル ト の中心点を ( Y ) とすると、 凸部 ( 2 ) の高さを適当に選 ぶことにより、 ボル ト は (. Y ) 点を中心に回ることができな く な り、 ボル 卜が回るにしたがつて ( Y ) 点も移動するよう になる。 即ち、 被締結部材にあけられ'た穴の半径とボル トの胴部の半径 との差より大き く 、 こ の差の 2倍より小さい高さの凸部をボル ト ( 1 ) の胴部の一部に設けるとよい。 この伏態の '時、 共回り によ つてボル ト f 1 ) に回 させよう とする力が r る と、 凸部 ( 2 '· が穴 ( 6 ) の内壁に当たって回らなく なる。 更に力が加わつてボ ル ト ( 1 ) を回そう とすると、 凸部 ( 2 ) の為にボル トの中心点 ( Y) は ( Υ')に移動し凸部の内壁との接点.( P ) は ( Ρ ')に、 ボル ト ( 1 ) と內壁との接点 (Q〉 は (CT)に摺動しながら移勤. してい く。 こ う してボル ト ( 1 ) の中心点 ( Y ) ば穴 ( 6 ) の中 心点 (X) の回りを自転しながら酉転することになる。
[0046] 一方第 2図に見られるように、 ボル ト ( 1 ) の頭部座面 ( F ) においては、 ボル ト ( 1 ) の中心点 ( Y ) が撗に移動するため座 面 ( F ) も (Y) を中心に回転す-るのではなく 、 撗に移動するこ とになる。 したがってボル ト ( 1 ) の座面 ( F ) はボル ト ( 1 ) の座面以上の面積を摺動することになるから、 摩擦抵抗も中心点 (Y) が移動しない時より増大する。 ' '
[0047] 又、 ナ ツ トが強く締め付けられると、 座面 ( F ) の摩擦抵抗も それにつれて大き く なる。 又、 この動きに く く なつた ¾面 ( F ) の為、 凸部 ( 2 ) と穴 ( 6 ) の内壁との摩擦抵抗も大き く なる c 従って、 ナツ トをい く ら強く締めても共回り は起こらない。
[0048] 以上のごと く共回りを防ぐ側の摩擦抵抗は、 摺動面積の増えた 座面 ( F ) の他に P点、 Q点の摩擦抵抗も加わるので、 従来のボ ル トを使用する時より可なり増大することが判る。
[0049] —方ネジ部 ( G ) における摩擦.抵抗は、 従来のボル ト と変わら ないので、 兵 11りを防止する側の摩擦抵抗の方が常に相对的に大 き ぐなり .、 共回りを防止することが出来る。
[0050] 第 2 の癸明は.. 第〗 の発明と同一の作用をする
[0051] 第 3 ©発明は、 第 17図 示す様に、 凸部 ( 2 ) の存在によって 、 ボル ト ί i ) が大きい方の穴 (63) 內で偏心した状態て、 (6a) の中心点 ( X 1)を中心と して回耘しょう とするが、 小さい 方の穴 (6b) を形成した被締結部材 ( 4 ) が、 上記ボル ト ( 1 ) の偏心回転を防止する。 即ち、 小さい方の穴 (6b) は、 ボル ト ( 1 ) の胴部と略同一直径であるから、 小さい方の穴 (6b〉 の中 心点 ( X 2)は、 ボル ト ( 1 ) の中心点 ( Y ) と略同心上にあり、 ボル ト ( 1 ) の中心点 ( Y ) が、 偏心回転によって ( Y : )に移動 するためには、 小さい方の穴 (6b) を形成した被締結部材 ( 4 ) を、 大きい方の穴 (6a) を形成した被締結部材 ( 3 ) に対して摺 動させなければならず、 そのためには大きい力が必要となり、 結 果と して、 ボル ト ( 1 ) の共画りを防止するのである。 したがつ て、 凸部 ( 2 ) の高さは、 小さい方の穴 ( 6b ) の半径とボル ト胴 部の半径との差の 2倍より少しでも大きければ、 共回り は防止で さ る。
[0052] 第 4 の発明は、 第 19図に示す様に、 凸部 ( 2 ) をもつボル ト ( 1 ) が穴 ( 6 ) 内で回転しょう とするとき、 凸部 ( 2 ) と反対 側の位置でクサビ部材 ( 9 ) がボル ト ( 1 ) の胴部と穴 ( 6 ) と の隙間に食い込み、 ボル ト ( ] ) の共回りを防止する。
[0053] この場合、 ボル ト ( 1 ) の凸部 ( 2 ) と穴 ( 6 ) の接鲑点から 、 ボル ト ( 1 ) の中心を通って伸びた線上の、 クサビ部材 ( 9 ) と穴 ( 6 ) との接触点までの县さの方が穴 ( 6 ) の直径より大き ければ、 クサビがき く 。 従って、 凸部 ( 2 ) の高さは、 第 1 の発' 明における凸部 ( 2 ) の高さより小さ く てもよい。
[0054] 第 5 の発明は.、 ボル ト ( 】 ) の共回りを防止する作用について 、'第 4 の発明と同一であり、 異なろ点は、 凸部 ( 2 ) をもたな . 通常のホル ト ( 1 ) を使用できる点である。 第 6の発明は、 クサビ部材をボルトの正逆回転の雨方に作用す る形態とし、 これによつて、 締付時のボル トの共回りを防止する と共に、 弛める方向に回転させたときにもボル ト の共回りを防 It させるものである。
[0055] 第 7 の発明は、 一方の被締結部材の穴の中でボルトが共回りす ると、 小径部の凸部に相当する最大 II転半径部分がクサビ部材の 肉厚が大き く なる方へ II動して、 クサビ部材を穴内壁に圧接し、 クサビ作用が発生してボル トを穴内に固定し、 共回りを防止する。 第 1図は第 1 の癸明の共回り防止原理を説明するためのボルト と穴との関係を示す撗断平面図、 第 2図はその縦断側面図であつ て、 ( 1 ) はボル ト 、 ( 2 ) は凸部、 ( 3〉 ( 4 ) は被締結部材 、 ( 5 ) はナ ッ ト、 ( 6 ) ( 7 ).は円形の穴を示している。
[0056] 上記凸部 ( 2 ) の高さ ( h ) は、 穴 ( 6 ) ( 7 ) の半径 ( r 1) とボル ト ( 1 ) の胴部の半径 ( r 2)との差より大き く 、 その差の 2倍よりも小さい範囲で任意に選択することができる。
[0057] 即ち、 ( r 1 - r 2- ) < h < 2 ( r ί - r 2 )
[0058] その理由は、 · ( r 1 - r 2 ) より小さい高さの凸部 ( 2 を設 けた'場合、 そのポル ト の中心 (Y) が穴の中心点 ( X) に置かれ. たときは、 凸部 ( 2 ) は穴 ( 6 ) ( 7 ) の内壁に接触するこ とな く 回転してしまう ことになるため、 共回りを防止できない。 また 、 2 ί r 1 一 r 2 ) 以上の高さの凸部 ( 2 ) を設けると-. 穴 ( S ) ( 7 、>. に揷通できない。 '
[0059] 第 3図、 第 4図に示す例では、 ボルト ( 1 ) の 部 ( Is ) の ' ル ト頭部に近い部分に、 偏心カ ム状の凸部 ( 2 ) を形成している— '第 5 ML 第 6 1に示す! !]で 、 踞部の 部付;斤 一部にボ ! の先端に向かって傾斜する (高さが低く なる) 突起 (2a) が付加 されている。 この突起 ( 2a ) は、 ボル ト ( 1 ) がナ ッ ト ( 5 ) に よって穴 ( 6 ) に引き込まれるときに、 穴の内壁にこすられて次 第に抵抗を增しながら き込まれるこ とになる。 したがって、 ボ ル トは最初のう ち穴に軽く 固定される状態から次第に強く壁面に 押し付けられるようになつて次第にボル ト と内壁との接点におけ る摩擦抵抗が増大する。 しかも、 締め付け作業が進むに従って座 面 ( F〉 が被締結部材 ( 3 ) の表面に密着するので、 その摩壕抵 抗も次第に大き く なり、 ボル ト とナ ツ トの共回りを防止する。 ま た、 第 1図、 第 3図の突起 ( 2 ) に前記のような傾斜を付けるこ とにより、 共回り防止のための抵抗増大作用に加えて穴の径とボ ル トの径の組み合わせにある程度の調整機能を生ずる。
[0060] 第 7図、 第 8図はボル ト ( 1 ) の頭部に穴をあけ、 ピ ン (2b) を立てて凸部を形成したものである。 当然のこ とながら凸部は被 締結物にあけられた穴の中に収ま らなければならないので、 凸部 の高さ ( h ) 及び、 長さ ( L ) とも穴の大きさによって異なって く る。
[0061] なお、 このピン (2b) は第 5図に示した凸部 (2a) のように县 さ方向にテーバーをつけることもできる。
[0062] 第 9図は、 ボル ト ( 1 ) の胴部 (la) の頭部付近の一部に、 別 体の金属片を溶接等で接着させて凸部 ( 2 ) を形成した例である 。 尚、 プラスチ ッ クボル ト又はセラ 、 ッ クスのボノレ トの場合では 、 同一又はそれ以上の硬質のプラスチ ッ ク片又はセラ ミ ッ ク片を 接着するものである。
[0063] 第 10図及び第 11図は、 ピアノ線の両 を斜めに切断したも Oを ボル ト ( 1 ) の胴部 (la) の一側に溶接付けして凸部 ( 2 ) を形 成させたもので、 この凸部 ( 2 ) はボル ト ( 1 ) の画転方向の両 端が尖銳端となっているため、 穴 ( 6 ) の内壁面に突き刺さり、 共 §1り抵抗を増大させ得る。
[0064] 第 12図及び第 13図は、 ボル ト ( 1 ) の胴部 (la) に凹部 (lb) を形成し、 この凹部 (lb〉 に別体の金属片等を接着して凸部 ( 2 ) を形成した別の例を示している。
[0065] 凸部 ( 2 ) の形伏は、 上記例以外に種々の形状とでき、 また、 ボル ト ( 1 ) と別体のものを接着させる場合では、 その材質を任 意に選択できる。
[0066] 第 14図は、 凸部 ( 2 ) をナツ ト ( 5 ) に一体に形成した例を示 すもので、 この例では、 ボル ト側を回転させて、 ナ ッ ト ( 5 ) の 共回りを防止するものである。
[0067] 第 15図は第 2 の発明の実施例を示しており、 ヮ ッ シャ ( 8 ) の 穴の一部に軸方向の一方へ凸部 ( 2 ) を一体に延設し、 かつ、 外 周部に軸方向の他方へ屈曲形成した角形穴伏の嵌合部 (8 ) を形 成し、 凸部 ( 2 ) のない従前のボル ト ( 1 ) の頭部を上記嵌合部 (8a) に嵌合してヮ ッ シャ ( 8 ) とボル ト ( 1 ) とを一体的に回 転するようにし、 これによつてボル ト ( 】 ) に凸部 ( 2 ) を け た場合と同様な共回り防止作用を得られるようにしたものである。 第 16図は、 第 15図のヮ ッ シャ ( 8 ) をナ ' 7 ト ( 5 ) に適 ffiした 例を示すものである。
[0068] 第 17図及び第 18図は第 3 の発明の共回り防止原理を説明するた めのボル 卜と穴との関係を示す撗断平面図及び縦断側面 1Uであ'つ て、 被綠結部枋 ( 3 ) ( 4 ) 一方にはボル ト ( 1 ) の!!都 Sと 略同一の小さい穴 (6b) を形成し、 他方には大きい穴 (6a) を形 成しておき、 大きい方の穴 (6a) に凸部 ( 2〉 を嵌合するよ うに している。 この場合の作用は、 既に説明したので省略する。 尚、 凸部 ( 2 ) は、 第 15図のヮ ッ シ ャ ( 8 ) と組合せてもよい。
[0069] 第 19図は第 4の発明の共回り防止原理を説明するためのボル ト と穴との関係を示す橫断平面図であって、 凸部 ( 2 ) を有するボ ' ル ト ( 1 ) と、 クサビ部材 ( 9 ) とを組合せ使用したものである 。 この場合は、 凸部 ( 2 ) をもつボル ト ( 1 ) が穴 ( 6 ) 内で回 転しょう とするとき、 凸部 ( 2 ) と反対側の位置でクサビ部材
[0070] ( 9 ) がボル ト ( 1 ) の胴部と穴 ( 6 ) との隙間に食い込んでボ ノレ ト ( 1 ) の共回りを防止する。
[0071] 上記クサビ部材 ( 9 ) は、 ボル ト ( 1 ) の正逆回転の両方に食 い込み得るように対称的に形成する。
[0072] 第 20図〜第 24図はクサビ部材 ( 9 ) の各種の例を示すもので、 第 20図はヮ ッ シ ャ (10) にクサビ部材 ( 9 ) を形成したものであ り、 第 21図は窓 (11 a ) を形成した帯伏金属板 (11) の両端にク サビ部材 ( 9 ) ( 9 ) を形成しており、 第 22図は、 同様な形態を 針金等の金属線材 (12) で形成しており、 第 23図は、 両側のクサ ビ部材 (. 9 ) ( 9 ) を凸部 ( 2 ) の反対側で連結させるために、 クサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) の肉厚が薄く なる先端側で薄肉の板状架 橋材 (13) で連結しており、 第 24図は、 金属線材 (14) の両端を 屈曲し、 先端側が薄肉となるよう に圧延してクサビ部材 ( 9 )
[0073] ( 9 > を形成した例である。
[0074] 第 21図〜第 24図のクサビ部材 ( 9 :) ( 9 〉 を連結する部材の長 さは、 ボル ト ( 1 ) の啁部の円周長の 以上と し、 円弧状に弯 K して形成しておく ことにより、 ボル ト ( 1 ) の胴部に遊嵌させ得 る。 この場合、 ボル ト ( 1 ) の ΰ部 ( 2 ) を第 25図のように、 頭 部から若干離隔して形成し tおけば、 凸部 ( 2 ) と頭部との間で 連結部材を支持させたり、 窓.(!Aa ) に凸部 ( 2 > を挿入して支 持させることができる。 尚、 クサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) を穴 ( 6 ) の周縁に係止させて保持させるためのフ ラ ンジを折曲形成してお いて もよい。 この場合は、 第 20図のヮ ッ シャ (10) と同様に、 フ ラ ンジ又はヮ ッ シ ャ (10) の外径より若干大きい穴を持ちかつ、 若干厚い別のヮ ッ シャを併用することにより'、 クサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) をボル ト の動きとは無蘭係にすることが望ましい。
[0075] 第 26図は第 23図のクサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) を、 第 14図のナッ ト ( 5 ) に組合せて使用する例を示し、 第 27図は第 15図のヮ 'ン' シャ ( 8 ) と第 23図のクサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) とを従前のボル ト ( 1 ) に組合せて使用する例を示し、 第 28図は第 15図のヮ 'ン シ ャ ( 8 ) と第 23図のクサビ郭材 ( 9 ) ( 9 ) とをナツ ト ( 5 ) に組合せて 使用する例を示している。 - 上記クサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) は、 穴 ( 6 ) より大きい径て、 形 成し、 弾性作用で穴 ( 6〉 に苣己保持させてもよい。
[0076] また、 上記クサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) は、 相互に別体とし、 両方 のクサビ部材 ( 9 ) ( 9 ) をボル ト ( 1 ) の正逆回転の両方向か ら食い込ませて穴 ( 6 ) に固定させることができ、 この彩式のク サビ部材 ( 9 ) ( 9 ) は、 ボル ト ( 'に) を穴 ( 6 ) 内に位置決め 固定し得るため、 音響機器類の可変抵抗器の組立工程におけるッ · マ ミ の零点位置 ¾め固定手 ¾等にも利用し得る。
[0077] 上記クサビ部衬 ( 9 ) ( S ) の材質は、 金属材 1 に限らず、 ブ ラスチック、 セラ ミ ック、 その他の適当な材料で作成することが できる。
[0078] 第 29図は、 第 7 の発明の実施例を示し、 被締結部材 ( 3 ) ( 4 ) の穴 ( 6 ) ( 7 ) が、 ボル ト ( 1 ) の胴部径と略同一の場合であ つて、 この場合、 ボル ト ( 1 ) に凸部 ( 2 ) を設けると穴 ( 6 ) ( 7 ) に揷入できないため、 小径部 (lc) を凹入形成し、 クサビ 部材 ( 9 ) と組み合わせて使用するものである。
[0079] 上記小径部 (lc) は'、 第 30図に示す様に、 ボル ト ( 1 ) に対し て儡心円伏に形成し、 又は、 第 31図に示す様に、 凸部 ( 2 ) 付き の同心円状に形成し、 或いは、 第 32図に示す様に、 楕円伏に形成 し、 さらには、 第 33図 こ示す様に、 異形円伏等と して形成する。 クサビ部材 ( 9 ) は割リ ング状とし、 第 30図及び第 31図の場合で は外径円に対して内径円を偏心円伏とし、 第 32図の場合では、 外 径円に対して内径円を楕円状とし、 第 33図の場合では、 外径円に 対して内径円を異形円状とする。 .
[0080] 上記構成としておく と、 ボル ト ( 1 ) が穴 ( 6 ) の中で共回り すると、 小径部 (lc) の最大回転半径部分がクサビ部材 ( 9 ) の 肉厚が大き く なる方へ回動して、 クサビ部材を穴内に圧接し、 ク サビ作用が発生してボル ト ( 1 ) を穴 ( 6 ) 内に固定し、 共回り を防止する。
[0081] 第 33図の場合は、 2個所でクサビ作用が発生し、 第 33図の場合 は、 3個所でクサビ作用が発生する。
[0082] 第 30図〜第 33図のクサビ部材 ( 9 ) は、 穴 ( 6 ) 内に弾性拡開 力で圧接させるようにするもので、 外周面には、 第 34図に示す捽 な V形の璟伏突条 (9a) を複数本設けてボル ト ( 1 ) が穴 ( 6 ) から抜け落ち難.く したり、 又は、 第 35図に示す様な軸線方向に平 行な V形の突条 (9b) を円周方向に適当間隔で形成しておく こと ができ、 これによつて、 回り止めを確実化することができる。 そ して、 これらのクサビ部材 ( 9 ) の外周面ば面取り加工して丸味 を持たせ、 穴 ( 6 ) への挿入を容易化するのが望ま しい。
[0083] 简、 ボル ト ( 1 ) の小柽部 (lc) は、 異形の円の変形の 1つと して、 第 36図の如く 、 欠円伏とし、 これに三ヶ月形状のクサビ部 材 ( 9 ) を遊嵌しても同様な共回り防止作用が得られる。
[0084] ボル ト ( 1 ) の小径部 (lc) ば、 ボル ト頭部と胴部との境晁位 置に形成すれば、 クサビ部材 ( 9 ) を座金と一体化することが可 能となり、 また、 その他の位置、 例えば、 ナ ツ ト側被締結部材 ( 4 ) の穴 ( 7 ) に対応させて形成してもよい。
权利要求:
Claims- 請求の範囲 .
1 . 被締結部材にあけた円形の穴に挿通して被締結部材を両面か らボル ト頭部とナ ツ ト とで挾持締結する螺締具であって、
ボル ト の胴部一部又はナ ツ ト座面側一部に、 被締結部材の穴と ボル ト胴部との隙間に挿入され、 上記穴の半径と上記ボル トの胴 部の半径との差より大き く 、 該差の 2倍より小さい高さの凸部を 具備させたことを特徴とする螺締具。
2 . 被締結部材にあけた円形の穴に挿通して被締結部材を両面 からボル ト頭部とナ ッ ト とで挾持締結する螺締具であって、 被締結部材の穴とボル ト胴部との隙間に挿入され、 上記穴の半 径と上記ボル ト の胴部の半径との差より大き く 、 該差の 2倍より 小さい高さの凸部を、 軸方向の一方へ延設し、 軸方向の他方にボ ル ト又はナ ツ トへの嵌合部を有するヮ ッ シャをボル ト又はナ ツ ト の座面に組合せて使用することを特徵とする螺締具。
3 . 被締結部材にあけた円形の穴に挿通して被締結部材を両面 からボル ト頭部とナ ツ ト とで挾持締結する螺締具であつて、
ボル ト胴部径と略同一の穴径をもつ一方の被締結部材と、 これ より大きい穴径をもつ他の被締結部材と、 大きい方の穴径をもつ 被締結部材の穴とボル ト胴部との隙間に挿入される凸部を胴部の 一部に有するボル ト とを組合せて使用するこ とを特徵とする螺締 m
4 . 被締結部材にあけた円形の穴に挿通して被締結部材を両面 からボル ト頭部とナ ッ ト とで挾持締結する螺締具であつ.て .、 胴部一部に凸部を形成したボル ト と 、 ボル ト の凸部の略反対位 でボル ト胴部と被締結部材の穴との隙間に配置されるクサビ部 材とを組合せて使用することを特徽とする螺締具。
5 . 被締結部材にあけた円形の穴に揷通して被締結部材を両面 からボルト頭部とナッ トとで挾持締結する螺締具で φつて、
ボルト頭部又はナ'ツ トへの嵌'合部及び被締結部材の穴とボル ト 胴部との隙間に揮入される凸部を一体に形成したヮ ッ シャと、 被綠結部材の穴内に配置されるクサビ部材とを組合せて使用す ることを特徵とする螺締具。
6 . クサビ部材がボルトの正逆画耘の雨方向に作用する形態を なし、 かつ、 相互に一体又は別体に形成されていることを特徵と する請求項 4又は 5 に記載の螺締具。
7 . 被締結部材にあけた円形の穴に挿通して締結部材を両面か らボル ト頭部とナッ トとで挾持締結する螺締具であって、 ボル ト 胴部径と略同一で巧形の穴径をもつ複数の被締結部材の上記穴に 揷通さ-れるポル トの胴部に 1つの被締結部材の穴に対してクサビ 部材を揷入するための隙間を形成する偏心伏、 凸部付き同心円伏 、 楕円伏、 異形 R犾等のボルト胴部より凹入した小径部を具備さ せ、 該小径部にクサビ部材を遊嵌したことを特徵とする螺綠具。
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