专利摘要:

公开号:WO1989001687A1
申请号:PCT/JP1988/000785
申请日:1988-08-08
公开日:1989-02-23
发明作者:Kunihiko Mizumoto;Koichi Haruta;Hirokazu Kajiura;Koichi Igarashi;Hidehiko Hashimoto
申请人:Mitsui Petrochemical Industries, Ltd.;
IPC主号:G11B11-00
专利说明:
[0001] 明 細
[0002] 光 技 術 分 野
[0003] 本発明は、 優れた耐酸化性および光磁気記録特性を有する光磁気 記録媒^に閬し、 さらに詳しくは、 膜面に垂直な方向に磁化容易軸 を有し、 匱れた耐酸化性および光磁気記録特牲を有する光磁気記録 媒俅に関する。
[0004] B SP. J支
[0005] 鉄、 コバルトなどの遷移金属と、 テルビウ媒ム (Tti)、 力ドリニゥ ム ( Gd)などの希土類元素との合金からなる光磁気記録膜は、 膜面 と垂直な方向に磁化容易軸を有し、 一方向に全面磁化された膜面に この全面磁化方向とは逆向きの小さな反転磁区を形成することがで きることが知られている この反¾磁区の有無を '「 1 」 、 「 G j に 対応させることによって、 上記のような光磁気記録膜にデジタル信 号を記録させることが可能となる。
[0006] このような遷移金属と希土類元素とからなる光磁気記録膜として は、 たとえば特公昭 5 7 - 2 0 6 1号公報に 1 5〜3 0原子%の T を含む Tb-Fe 系光磁気記錄膜が開示されている また丁 Pe に第 3の金属を添加してなる光磁気記録膜も ¾いられている。 さらに Tb-Co 系、 Tb-Fe-Co 系などの光磁気記録膜も知られて いる, '
[0007] これらの光磁気記録膜は、 優れた記録再生特性を有しているが、 — — o 5 使甩時にこの光磁気記録膜は酸化を受けてその特性が経時的に変化 してしまうという実用上の大きな問題点があつた。
[0008] このような遷移金属と希土類元素とを含む光磁気記録膜の酸化劣 化のメカニズムは、 たとえば日本応用磁気学会誌第 9卷、 No.2、 第 93〜96頁で検討されており、 以下のような 3つのタイプがあ ることが報告されている。
[0009] ィ) 孔食
[0010] 孔食とは光磁気記録膜にピンホールが発生することを意味するが. この腐食は、 主として高湿雰囲気下で進行し、 たとえば Tb-Fe 系, Tb-Co 系などで著しく進行する。
[0011] π ) 表面酸化
[0012] 光磁気記録膜に表面酸化層が彤成され、 カー回転角 が経時的 に変化し、 ついにはカー回転角 k が減少してしまう。
[0013] ハ》 希土類金属の選択酸化
[0014] 光磁気記録膜中の希土類金属が選択的に酸化され、 保磁力 He が 経時的に大きく変化してしまう。
[0015] 上記のような光磁気記錄膜の酸化劣化を防止するため、 従来、 種々の方法が試みられている- たとえば、 光磁気記録膜を、 S i 3 、 S i 0、 S i 02 、 A Nなどの酸化防止保護膜でサンド0 したような 3層構造にする方法が検討されている ところが この駿化防止屎護膜は高価であるとともに形成するのに手間がかか り、 またこ ^護膜を形成しても必ずしも光磁気記録膜の酸化劣化 を充分には防止することができないという問題点があつた
[0016] また、 T -Fe系、 Tb-Co系などの光磁気記録膜中に、 この奪 膜の耐酸化性を向上させるために、 第 3の金属を添加する方法が 種々試みられている。
[0017] たとえば上述した日本応用磁気学会誌では、 Tb-Fe あるいは Tb-Co に、 Co 、 N i 、 Pt 、 AJ! 、 C r 、 Τ ί 、 Pd などの第 3金属を 3. 5原子%までの量で添加することによって、 Ti)-Fe 系あるいは Tb-Co 系の光磁気記録膜の耐酸化性を向上させる試み がなされている。 そして Tb-Fe あるいは Tb-Co に Co 、 N i 、 Pt を少量添加した場合には、 表面酸化の防止および孔食の防止に は有効であるが、 この光磁気記録膜中の希土類金属である Tb の選 択酸化の防止には効果がないと報告されている。 このことは、 T Fe あるいは Tb-Co に少量の Co 、 N i 、 Pt を添加した場合に は、 得られる光磁気記録膜では、 Tb が選択酸化されてしまい、 保 磁力 He が経時的に大きく変化してしまうことを意味している。 し たがって Tt)-Fe あるいは Tb-Co に 3 . 5原子%までの少量の Co 、 N i 、 Ρΐ を添加しても、 得られる光磁気記録膜の耐酸化性 は充分には改善されていない。
[0018] また第 9回日本応^磁気学会学術講演概要集 ( 1 985年 1 1月) の第 2 0 9頁には、 やはり光磁気記録膜の耐酸化性を向上させる目 的で、 Tb-Fe あるいは Tb-Fe-Co に、 P t 、 A Jl 、 C r 、 T i を 1 0原子%までの量で添加してなる光磁気記録膜が敎示されてい る。 ところが Tb-Fe あるいは Tb-Fe- Co に 1 0原子 .%までの量 の Pt 、 AS 、 C r -、 Τ i を添加しても .、 表面酸化および孔食はか なり効果的に防止できるものの、 得られる光磁気記録膜中の Tb の 選択酸化に対する該化防止性は充分ではなく、 やはり時間の経過と
[0019] o 5 ともに保磁力 He が大きく変化し、 ついには保磁力 He が大きく低 下してしまうという問題点は依然としてあった。
[0020] また特開昭 6 1 - 2 55 546号公報には、 希土類元素と遷移元 素とからなる充磁気記録膜に、 Pt 、 Au 、 Ag 、 Ru 、 Rh 、 Pd 、 Os 、 I r などの賁金属元素を再生に必要なカー回転角が得 られる範囲内で添加してなる耐酸化性が向上された光磁気記録膜が 開示されている。 ·
[0021] さらにまた、 特開昭 58— 7806号公報には、 Pt Co なる組 成を有し、 Pt が: ί 0〜3 0原子%の置で含まれている多結晶薄膜 からなる光磁気記録膜が開示されている。
[0022] ところがこの Pt Co なる組成を有する多^晶薄膜は、 多結晶で あるため、 成膜後にァニール処理などの熟処理が必要であり、 また 結晶間の粒界部分がノィズ信号として発生することがあり、 さらに この多結晶薄膜はキュリ一点が高いという問題点があつた;
[0023] このように徒来 Tb-Fe あるいは Tb-Co に、 CG 、 Ν ί 、 Pt . AJ! 、 Cr 、 Ti 、 Pd などの第 3金属が添加されてなる光磁気記 録膜は知られているが、 従来知られている光磁気記録膜は、 耐酸化 性が充分でなく、 C / N比が小さく、 ノイズレベルが高く、 かつ大 きなバイアス磁界をかけなければ高い C / N比を得ることができな0 い (バイアス磁界依存性に劣る〉 などのいずれかの問題点があった 本発明者らは、 耐酸化性に優れ、 長期間にわたって使用すること ができ、 しかも C/N比が大きく、 かつノイズレベルが低く、 その 上小さなバイァス磁界で充分高い C / 比が得られるというバイァ ス磁界依存†生に ί憂れた光磁気記録媒^を提洪することを目的として 銃意研究したところ、 ( ί 〉 3 d遷移金属から選ばれる少なくとも 1種と、 ( ii 〉 耐腐食性金属と、 ( ίϋ ) 希土類から選ばれる少なく とも 1種の元素とからなり、 前記耐腐食性金属の含有量が 5 〜 3 0 原子%である光磁気記録膜 ( I ) と、 特定の熱伝導率を有する金属: からなる反射膜 ( 2 ) とからなる光磁気記録膜が優れた諸特性を有 していることを見出して、 本発明を完成するに至った。
[0024] 発明の開示
[0025] 本発明に係る光磁気記録媒体は、 基板上に ( I ) 光磁気記録膜と ( Π ) 反射膜とがこの順序で積層されてなる光磁気記録媒体におい て、
[0026] ' ( I ) 光磁気記録膜が、 ( i ) 3 d遷移金属から選ばれる少なくと も 1種と、 ( ii ) 耐腐食性金属と、 ( iii ) 希土類から選ばれる少な く とも i種の元素とからなり、 前記耐腐食性金属の含有量が 5 〜 3 0原子! ¾である、 膜面に垂直な磁化容易軸を有する非晶質合金薄 膜であり、
[0027] ( I ) 反射膜が、 熱伝導率 2 J / ciD ' sec ■ K以下の金属または合 金からなることを特徴としている。
[0028] 本発明では、 特に、 反射率が 5 0 %以上であり、 熟伝導率が 2 J cm · sec · K以下である金属からなる反射膜 ( Π ) が好ましい 本発明に係る光磁気記録媒体では、 基板上に、 特定の組成を有す る非晶質合金薄膜からなる光磁気記録膜 ( I ) と、 熱伝導率が 2 J /' cm . sec · K以下である金属からなる反射膜 ( Π ) とがこの順序 で積層された構成を有しており、 耐該化性に優れているため光磁気 記録膜を薄くすることが可能であって、 光磁気記録媒体に反りある いは膜割れが生じにくく、 しかも優れた CZN比を有し、 その上優 れた光磁気光学特性を有し、 経時的に保持力が変化したりあるいは カー回転角が変化することがなく、 さらに反射率も高い。
[0029] 図面の簡単な説明
[0030] 5 第 1図、 第 2図および第 3図は、 本発明に係る光磁気記録媒体の 断面図である。
[0031] 第 4図は、 Pt を含有する光磁気記録膜中の Co / ( Fe -rCo 比 [原子比] とノイズレベル ( dBm)との関係を示す図である 4 第 5図は、 Pd を含有する光磁気記録膜中の Co / ( Fe ÷Co ) 比 10 [原子比] とノイズレベル ( dBra)との関係を示す図である。 第 6 図は、 光磁気記録膜中 Co / (Fe 十 Co ) 比 [原子比] と消去 劣化 (AC N比 ( dB) ) との関係を示す図である。
[0032] 第 7図は、 光磁気記録膜中の Ρΐ および Ζまたは Pd の含有量 (原子%) と耐酸化住 (ΔΟ Ν比) との関係を示す図である。 第 Τ5 S図は、 光磁気記録膜のバイアス磁界 (Oe 》 と C.ZN比との関 ί系 を示す図である。 第 9図は、 光磁気記録膜中の Pt および/または Pd の含有量 (原子%) と最小バイアス磁界 (Hsat. (Oe)) との 関係を示す図である。
[0033] なお、 第 4図〜第 9図の光磁気ディスクはすべて第 1図の構成の Z& もので、 基板がエチレン■テ卜ラシクロドデセン共重合钵であり、 この基板上に 300 Aの記録膜および 1000 Aの二'' ケル合金膜 (反射膜) を順次積層したものである。
[0034] . 第 i 0図は、 N卜 C r 合 からなる反射膜における N i 含量と C.ZNjt ( dB ) との関係を示す図である。 発明を実施するための最良の形態
[0035] 以下本発明に係る光磁気記録媒体について、 具体的に説明する。 本発明に係る光磁気記録媒体 1は、 第 1図に断面図を示すように 透明基板などの基板 2上に、 光磁気記録膜 3と反射膜 4とがこめ順 ; 序で積層された構成を有している。
[0036] 本発明に係る光磁気記録媒钵 1は、 また第 2図に示すように、 基 板 2と光磁気記録膜 3との間に、 ェンハンス膜 5が設けられた構造 を有していてもよい。
[0037] さらにまた第 3図に示すように、 本発明に係る光磁気記録媒铱 1 は、 基板 2と光磁気記録膜 3との間にェンハンス膜 5が設けられる とともに光磁気記録膜 3と反射膜 4との間にェンハンス膜 5が受け られた構造を有していてもよい。
[0038] 基板 2は、 透明基板であることが好ましく、 具钵的には、 ガラス あるいはアルミニウム等の無機材料の他に、 ポリメチルメタクリ レート、 ポリカーボネー卜、 ポリカーボネートとボリスチレンのボ リマーァロイ、 米国特許 4 6 1 4 7 7 8号明細書で示されるような 非晶質ポリオレフイン、 ボリ 4-メチル -1 - ペンテン、 エポキシ樹脂、 ポリエーテルサルフォン、 ポリサルフォン、 ポリエーテルイ ミ ド、 エチレン * テ卜ラシクロドデセン共重合体等の有機材料が使用でき る。 特に下記に示すようなエチレンとテトラシクロドデセン類との 共重合体が好ましい
[0039] すなわち基板 2は、 エチレンと .、 下記一般式 [ I ] または [ Π ] で表わされる環^ォレフィンとク)共重合钵からなり、 1 3 5でのデ 力リン中で 定した極限粘度 [ " ] が G . 0 5〜 1 0 (JJ! Z gの範 囲にあり、 軟化温度 (TMA ) が 70°C以上である環状ォレフィン 系ランダム共重合体から形成されていることが好ましい。
[0040] 一般式
[0041]
[0042] (式屮、. nおよび mはいずれも 0 しくは正の整数であり、 J! は 3 以上の整数であり、 R1 ないし R12はそれぞれ水素原子、 ハロゲン 原子または炭化水素基を示す) 。
[0043] このような環状ォレフィン系ランダム共重合体中においては、 該 環拔才レフイン成分は一般式 [m] または一般式 [IV] で表わされ る構造を形成してい-る。
[0044] -般式
[0045] [ I]
[0046] (式中、 nおよび mはいずれも 0もしくは正の整数であり、 JJ は 3 以上の整数であり、 R1 ないし R12はそれぞれ水素原子、 ハロゲン 原子または炭化水素基を示す) 。
[0047] 環状ォレフィン系ランダム共重合体の構成成分の環状才レフ ィ ン は、 一般式 [ I ] および一般式 [ Π ] で表わされる不飽和 1量体か らなる群から選ばれた少なくとも 1種の環状ォレフィンである。 一 般式中 [ I ] で表わされる環状ォレフィンは、 シクロペンタジェン 類と相応するォレフィン類とをディールス ■ アルダー反応で縮合さ せることにより容易に製造することができる。 また一般式 [ Π:1 で 表わされる環状ォレフィンは、 同様に、 シクロペンタジェン類と相 応する環状才レフィン類とをディールス · アルダー反応によって縮 合させることにより容易に製造することができる。
[0048] —般式 [ I〗 で表わされる環状ォレフインとして、 具体的には、 表 1に記載した化合物、 あるいは 1,4, 5, 8-ジメタノ- 1,2, 3, 4, 4a, 5, 8,8a- ォクタヒドロナフタレンのほかに、 2-メチル -1,4, 5,8- ジメ タノ- 1,2, 3, 4, 4a, 5, 8, 8a- ォクタヒ ドロナフタレン、 2-ェチル -1, 4, 5, 8-ジメタノ- 1,2,3,4, , 5, 3, 8a- ォクタヒドロナフタレン、 2- プロピル- 1,4, 5,8- ジメタノ- 1,2, 3, 4, 4a, 5, 8, 8a- ォクタヒドロナ フタレン、 2-へキシル -1,4,5,8- ジメタノ- 1,2,3,4,4a,5,8,8a- ォ 0 一
[0049] クタヒドロナフタレン、 2,3-ジメチル-1,4,5,8- ジメタノ- 1,2,3, 4,48,5,8,83-ォクタヒドロナフタレン、 2-メチル -3-ェチル -1,4, 5,8-ジメタノ-1,2,3,4,43,5,8,83- ォクタヒドロナフタレン、 2-ク ロロ- 1,4, 5, 8- ジメタノ- 1, 2, 3, 4, 4a, 5, 8, 8a- 才クタヒドロナフタ レン、 2-ブロモ -1,4,5,8- ジメタノ-1,2,3,4,48,5,8,83- ォク夕ヒ ドロナフタレン、 2-フルォ口- 1,4,5, 8- ジメタノ- 1,2, 3, 4, 4a, 5,8, 8a- ォクタヒドロナフタレン、 2,3-ジクロロ-1,4,5,8- ジメタノ -1,2,3,4,48,5,8,33- ォクタヒドロナフタレン、 2-シクロへキシル -1,4,5,8- ジメタノ- 1,2,3,4,4a,5,8,8a- ォクタヒドロナフタレン, 2- ブチル-1,4,5,8- ジメタノ- 1,2, 3, 4,4a, 5, 8, 8a- ォクタヒドロ ナフタレン、 2-イソブチル -1,4,5,8- ジメタノ-1,2,3,4,43,5,8,83 - 才クタヒドロナフタレンなどのォクタヒドロナフタレン類、 およ び表 2に記載した化合物を例示することができる。
[0050] 表 1
[0051] 化 学 式 化 合 物 名
[0052] ビシクロ [2,2,1]ヘプト -2-ェン . 〔 or 6-メチルビシクロ [2,2,1]ヘプト -2-ェン
[0053] : (χΐ; 5,6-ジメチルビシクロ [2,2,1]ヘプ卜- 2-ェン
[0054] 1-メチルビシクロ [2,2,1]ヘプ卜- 2-ェン or 6-ェチルビシクロ [2,2,1]ヘプ卜- 2-ェン
[0055] ^^•■n H,
[0056] 6 プチルビシクロ [2, 2,1]ヘプ卜- 2-ェン
[0057] 6-イソブ'チルビシクロ [2, 2,1]ヘプ卜- 2-ェン
[0058] 7-メチルビシクロ [2,2,1]ヘア卜- 2-ェン 表 2
[0059]
[0060] 表 2 (つづき)
[0061] 化 。 学 式 化 合 物 名 ィゾブ ' レー? 7_ ジ' 手ク ラシ,ク ά 0 "]2·5 ι /· 10·|-ς- ゝノ
[0062] q}: 1 I1I, 1 I9t- k Γ· IソI /"» v / rノノ、'ノノク W L Π 11*" J , 11 '· J O Γ^ 7'-+^ V
[0063] 9-ェチノレ-" n, 12- ジメチルチ卜ラシクロ [4, 40 ΐ2·5 ' 10"|-3-ドデ ソ
[0064] i
[0065] 9-イソブチル -11,12-ジメチノ トラシクロ [4,4,0,12'.5 ,17'10]-3-ドデセン
[0066] TO ;; 5,8,9,10- ィ卜ラメチルテ卜ラシクロ [4,4,0,12·5 '17· 10]-3-ドデセン
[0067] CHa
[0068] 表 2 (つづき ί ィヒ 学 式 - 化 合 物 名 へキサシクロ [6,6,1, 13' 6 ,110·13 ,02,7 ,'09· 14]-4-ヘプタデセン
[0069] 12-メチルへキサシクロ [6,6,1, 13·6 ,110,13 ,0"7 ,09'14]-4-ヘプタデセン
[0070] 12-ェチルへキサシクロ [6,6,1, 13' 6 ,110,13 ,02, ί ,09'14]-4-ヘプタデセン
[0071] 12-イソブチルへキサシクロ [6,6,1,13'6 ,110·13 ,02,79, l4J-4- ヘプタデセン
[0072] 1,6,10- トリメチル -12-イソブチルへキサシクロ [6,6,1,13·6 ,110·13 , 0ム · ' , 09·14]-4 -へプタデセン
[0073] mo 才クタシクロ [8,8, 0,12'9 J ' ,111'18 ,113'16 03·8 ,012·17 〕 - 5-ドコセン
[0074] 表 2 (つづき〉
[0075] 化 学 式 化 合 物 名
[0076] 15-メチル才クタシクロ [8,8,0,12·9 ,14, ,111·18 ,113,16 03·8 , 012·17 ]-5-ドコセン
[0077] 15-ェチルォクタシクロ [8,8,0,12·9,14·7 ,111·18 ,113·16 03·8 , 012·17ト5-ドコセン
[0078] また、 一般式 [ E〗 で表わされる環状ォレフィンとして、 具体的 には、 たとえば、 表 3および表 4に示した化合物などを例示するこ とができる。
[0079]
[0080] 表 3 Wき)
[0081] 化 学 式 化 合 物 名
[0082] 14, 15-ンメチノレヘンタンク口 [6,5,1,† ,0 ,0 J-4-ヘンタァセン ベンタシクロ [6,6,1, Γ'0 ,02·7 ,09'13]-4-†sキサデセン
[0083] a ヘプタシクロ [8,7,0, 12' 9 ,14'7 ,111,17,03·8 ,012·16〗-5-ィコセン ヘプタシクロ [8,8,0, 12·9 ,14' 1 ,111·183·01"· '7 ]-5-ヘンィコセン
[0084] - -■■ ■ - - »
[0085] 表 4
[0086] 化 学 式 化 合 物 名
[0087] 1 リノシク / σ t~*『L4, 3リ, 0 w, 1, ^ J 1-3-デ /セン^1
[0088] 2 - 手 / t/レ- 1 リノシ Zク σWΓL44, 3, 0v, J /セしノソ
[0089] 5-メチル- 卜リシクロ !"4 30 1^'^ 1-3-亍'セン
[0090] I
[0091] '■GO 卜リシクロ [4,4,0J2'J 〗-3-ゥンデセン
[0092] 10- メチル- 卜リシクロ [4,4,0,12'5 ]-3-ゥンテ 'セン
[0093] この環 ォレフイン系ランダム共重合体 [A] は、 上記のように エチレンおよび前記環 ォレフィンを必須成分とするものであるが. 該必須の二成分の他に本発明の目的を損なわない範囲で、 必要に応 じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を含有していてもよい。 任 意に共重合されていてもよい該不飽和単量体として、 具体的には、 たとえば生成するランダム共重合体中のェチレン成分単位と等モル 未満の範囲のプロピレン、 1-ブテン、 4-メチル -1- ペンテン、 1-へ キセン、 1-ォクテン、 1-デセン、 1-ドデセン、 テ卜ラデセン、 1- へキサデセン、 Ί-ォクタデセン、 1-エイコセンなどの炭素原子数が 3〜20の《- ォレフィンなどを例示することができる。
[0094] 上記のような環状ォレフィン系ランダム共重合^ [A] において エチレンに由来する繰り返し単位(a) は、 40〜85モル%、 好ま しくは 50〜75モル%の範囲で存在しており、 また該環^ォレ フィンに由来する鎳り返し単位(b) は 1 5〜60モ/レ 好ましく <*. 0モル%の範囲で存在しており、 エチレンに由来する辏 り返し単位(a) および該環状ォレフィンに由来する繰り返し単位 (b) は、 ランダムに実質上線状に配列している。 なお、 エチレン組 成および環^ォレフィン組成は | JC— NMR.によって測定した。 こ の環^ォレフィン系ランダム共重合 [ A]が実質上線^であり、 ゲル祓架撟構造を有していないことは、 該共重合体が 1 3 のザ 力リン中に完全に溶解することによって確認できる。
[0095] このような環拔ォレフィン系ランダム共重合体 [ A j の 135。C めデカリン中で測定した極限粘度 [ 7 ] は、 0. 05〜 10 / ίτ、 好ましくは 0. 08〜 5 U / sの範囲にある; また環状ォレフィン系ランダム共重合侔 [ A ] のサーマル · メカ 二カル · アナライザーで測定した軟化温度 (TMA ) は、 7 CTC以 上、 好ましくは 9 0〜 2 50で、 さらに好ましくは 1 0 0〜 2 0 0 。Cの範囲にある。 さらに軟化温度 ( TM A ) は、 デュポン社製 : T ermomechanica! Analyser を用いて 1麵厚さシートの熟変形挙動 により測定した々 すなわちシート上に石英製針をのせ、 荷重 4 9 s をかけ、 5eCZ分で昇温していき、 針が 0. 6 3 5匪侵入した温度 を TMAとした。 また、 該環状ォレフィン系ランダム共重合体 A ! のガラス転移温度 (Tg)は、 通常 50〜 2 3 0 、 好ましくは 7 0 〜2 1 (TCの範囲にある。
[0096] また、 この環状ォレフィン系ランダム共重合体 [A ] の X線回折 法によって測定した結晶化度は、 0〜1 0%、 好ましくは 0〜7%、 とくに好まレ ヽ 0〜5%の範囲である。
[0097] 光磁気記録膜 3は、 ( i ) 3 d遷移金属から選ばれる少なくとも 1種と、 ( ii ) 耐腐食性金属と、 ( ) 希土類から選ばれる少なく とも 1種の元素とからなっている。
[0098] ( i ) 3 d遷移金属としては、 Fe 、 Co 、 T i. 、 V、 Cr 、 Mn 、 N i 、 Cu 、 Zn などが用いられるが.、 このうち Fe または Co あ るいはこの両者であることが好ましい。 ·
[0099] ; この 3 d遷移金属は、 光磁気記録膜 3中に好ましくは 2 0〜 9 0 原子%より好ましくは 3 0〜8 5原子%と くに好ましくは 3 5〜 S 0原子%の量で存在している。
[0100] ( ϋ ) 耐腐食性金属は、 光磁気記録膜 3に含ませることによって、 この光磁気記録膜の耐酸化性を高めることができる。 このような耐 腐食性金属としては、 Pt 、 Pd 、 Ti 、 Zr 、 Ta 、 Nb などが 甩いられるが、 このうち Pt 、 Pd 、 Ti が好ましくとくに Pt ま たは Pd あるいはこの両者であることが好ましい。
[0101] この耐腐食性金属は、 光磁気記録膜 3中に、 5〜30原子%好ま しくは 5〜25原子%、 とくには 10〜25原子%さらに好ましぐ は 10〜2 G原子%の量で存在している。
[0102] この耐腐食性金属の含有量が 5原子%未満であると、 得られる光 磁気記録膜の耐酸化性が充分には改善されず、 経時的に保磁力 He が大きく変化したりあるいはカー回転角^ k が減少したり、 また反 射率 R-も Pt あるいは Pd を添加しない系に比べて劣る頜向がある < また、 30原子%を超えて存在する場合には、 得られる非晶質合金 薄膜のキュリ一点が室温以下となる傾向もあるため好ましくない。 ( iii ) 光磁気記録膜 3は、 上記 ( i ) および ( ίί ) に加えて、 下記 の群から選ばれる少なくとも 1種の希土類元素を含んで構成されて いる。
[0103] 、 Tb 、 、 Ho 、 Er 、 Tm 、 Yb 、 Lu 、 La 、 Ce . P !、 ·、 N d 、 P m .、 S m 、 E u
[0104] このうち (J 、 Tb 、 Dy 、 : o 、 Nd 、 Sm 、 Prが好ましく m られる。
[0105] 上記のような群から選ばれる少なくとも 1種の希土類元素は、 光 磁気記録膜 3中に、 好ましくほ 5〜50原子%さらに好ましくは 8 〜45原子%とくに好ましくは 10〜40原子%の量で存在してい -© ,
[0106] 本発明では、 ( I ) 光磁気記録膜が、 特に、 下記の記載寸るよう な組成を有することが好ましい。
[0107] ( ί ) 3 d遷移元素
[0108] 本発明に係る光璲気記録膜中には、 ( i ) 3 d遷移元素として、 好ましくは Fe または Co あるいはこの両者が含まれており、 Fe 5 および または Co は、 40原子%以上 80原子%以下好ましくは 40原子%以上 75原子%未満さらに好ましくは 40原子%以上 59原子%以下の量で存在していることが望ましい。
[0109] さらに Fe および 'Zまたは Co は、 Co / ( Fe ÷CQ ) 比 [原 子比] が 0以上 G . 3以下好ましくは 0以上 0 · 2以下さらに好ま tO しくは 0. 01以上0. 2以下であるような量で、 光磁気記録膜中 - に存在していることが望ましい。
[0110] Fe およびノまたは Co の置が 40原子%以上で 80原子%以下 の範囲にあると、 耐酸化性に優れ、 かつ膜面に垂直な方向に磁化容 易? をもった光磁気記録膜が得られるという利点を有する。
[0111] 5 ところで光磁気記録膜中に、 Co を添加すると、 (ィ ) 光磁気記 録膜の.キュリー点が上昇し、 また (口〉 カー回転角 ( <9k ) が大き くなるという現象が認められ、 その結果、 CO の添加量により、 光 磁気記録膜の記録感度を調整することができ、 しかも Co の添加に より、 再生信号のキャリアレベルを増加することができる。 本発明 20 に係る光磁気記録膜では、 ノイズレベル、 CZN比の点から Co /
[0112] ( Fe - Co ) 比 [原子比 ] は 0以上 0. 3以下好ましくは 0以上 0, 2以下さらに好ましくは 0. 01以上0. 2以下であることが 望ましい。
[0113] 第 4図に Ρΐ Tb Pe Co 系光磁気記録膜における Cc' / ( Co ÷ Fe ) 比 [原子比] とノイズレベル ( d Bm)との閧係を示し、 ま た第 5図に PcJ Tb Fe Co 系光磁気記録膜における C o / ( Co - Fe ) 比 [原子比] とノイズレベル ( d Bm)との関係を示す。 具体的には、 Pt 13Tり 28Fe 50Co 3 で示される組成を有する 本発明に係る光磁気記録膜 ( Co / ( Fe +Co ) 比 [原子比] : 0 . 1 5 ) は、 ノイズレベルが一 5 6 d B m であるのに対し、 Pt 13Tb 28Fe 36Co 2つで示される組成を有する光磁気記録腠 ( Co / ( Fe 十 Co ) 比 [原子比] : 0. 3 9》 は、 ノイズレべ ルがー 50 d Bm であり、 ノイズレベルが大きくなる傾向がある。 また Pd 14Tb n7Fe 52Co 7 で示される組成を有する本発明に係 る光磁気記録膜 ( Co / ( Fe +Co ) 比 [原子比] : 0. 12 ) は、 ノイズレベルが一 56 d Bra であるのに対して、 Pd Ί ,T! "b 27
[0114] Fs 41Co 18で示される組成を有する光磁気記録膜 ( Co Z ( Fe ÷ C o ) 比 [原子比] : 0 . 3 1 ) は、 ノイズレベルが一 5 1 d Bm であり、 ノイズレベルが大きくなる傾向がある
[0115] 第 6図に Pt Tb Fe Co あるいは Pd Tb Fe Co で示される 組成を有する光磁気記録膜における Co Z ( Fe 十 Co ) 比 [原子 比] と消去劣化 比 ( d B ) ) との関係を示す。
[0116] 具 的には、 本発明に Sいる Pt ,oTb 2。Fe 5«Co g なる組成 を有する光磁気記録膜 ( C o Z ( F e + C G ) 比 [原子比] : 0. 1 55 ) に.、 一たん記録された情報を消去する際、 膜に照射す るエネルギーを大きくしても膜変質は全く起こらず、 新たな情報も C.ZN比の値としては、 消去前のと同じ値の記録ができる。
[0117] さらに本発明に用いる光磁気記録膜は、 記録および消去を繞り返 し行なっても、 膜変質が生ずることはない。 たとえば本発明に係る Pt uTb n8Fe C()CG 9 なる組成を有する光磁気記録膜は、 1 0 万回の記録および消去を繰り返し行なっても C N比の低下は認め られない。
[0118] ( ϋ ) 耐腐食性金属
[0119] 本発明に用いる光磁気記録膜中には、 ( ii ) 耐腐食性金属と して 好ましくは Pt または Pd あるいはこの両者が含まれており、 および Zまたは Pd は、 光磁気記録膜中に 5〜3 0原子%、 好まし くは 1 0原子.%を超えて 3 0原子%以下、 さらに好ましくは 1 0原 子%を超えて 2 0原子%未満、 最も好ましくは 1 1原子%以上 1 9 原子%以下の量で存在していることが望ましい。
[0120] 光磁気記録膜中の Pt および Zまたは Pd の量が 5原子%以上特 に ί 0原子%を超えて存在すると、 光磁気記録膜の耐酸化性に優れ、 長期間使用しても孔食が発生せず、 CZN比も劣化しないという利 点を有する。
[0121] 第 7図に光磁気記録膜中における Pt および Zまたは Pd 含有量 と、 光磁気記録膜を相対湿度 8 5 % . 8 (TCの環境下に 1 0 0 0時 間保持した場合の Δ C / N比との関係を示す
[0122] この第 7図から、 光磁気記録膜中の Pt および/または Pfi の量 が 5原子%以上特に: L 0原子%を超えている場合には、 光磁気記録 膜の耐駿化性が向上し、 長期間使 ¾しても孔食が発生せず、 C ZN 比が劣化することがないことがわかる。
[0123] たとえば Pt ,oTb 28Fe 〔GCo g あるいは Pd 12Tb 28Fe ,3
[0124] Co 7 で示される組成を有する本発明に ί系る光磁気記録膜は、 相対 湿度 85%、 8 G°Cの環境下に 1 0 0 0時間保持しても、 CZN比 は全く変化しない。 これに対して Pt または Pd を含まない Tb 25 Fe 63Co 7 で示される組成を有する光磁気記録膜は、 相対湿度 85%、 8 CTCの環境下に 1 00 0時間保持すると、 C.ZN比は大 きく低下する。
[0125] また光磁気記録膜中に Pt および Zまたは Pd を上記のような範 匪の量で添加することにより、 光磁気記録膜に情報を記録したりあ るいは情報を読出す際に、 小さなバイァス磁界で充分に高い CZN 比が得られる。 小さなバイァス磁界で充分に高い C Z N比が得られ ると、 バイアス磁界発生用のマグネ'、/トを小さくすることができ、 しかもマグネッ卜からの発熱も押えることができ ため、 光磁気記 録膜を有する光ディスクのドライブ装置を簡素化することができる : しかも小さなバイァス磁界で充分に大きな C Z N比が得られるため、 オーバーライ ト可能な磁界変調記録用のマグネットの設計も容易と なる。
[0126] 第 8図に Pi 13Tb 28Fe 50Co 9 で示される組成を有する本発 明に係る光磁気記録膜および Tb 25Pe 68Co j で示される組成を 有する充磁気記録膜のバイァス磁界依存性と、 C/N比 ( d B ) と の関係を示す。 - この第 8図より .. 来公知の Tt) 2CFe 68Co j で示される光磁 気記録膜では、 2 5 0 Oe 以上のバイァス磁界を印加しないと N比は飽¾しないのに対し、 本発明に係る Pt 13Tb o8Fe 50 Co s で示される光磁気記録膜では、 小さなバイアス磁界でも充分 に記録可能であり、 1 2 G Oe 以上で C ZN比は飽和していること がわかる。 なお以下に示す実施例および比較例では、 表中に各光磁 気記録膜について、 CZN比が飽和するのに必要な最小バイァス磁 界 Hsat の値を示す。 この値 Hsat が小さいほど、 小さなバイアス 磁界で CZN比が飽和することになる。
[0127] また第 9図に、 Pt Tb Fe Co 系光磁気記録膜および Pd Tb Fe Co 系光磁気記録膜における Pt および または Pd の含有量 と、 最小バイアス磁界 ( Hsat. (Oe)) とめ関係を示す。
[0128] この第 9図より、 Pt および Zまたは Pd の含有量が 10原子.% を超えると、 最小バイアス磁界 Hsat が充分に小さくなることがわ かる。
[0129] ( iii ) 希土類元素 (RE〉
[0130] 本発明に係る光磁気記録膜中には.、 希土類元素 ( RE ) が含まれ ており、 この希土類元素と しては、 Nd 、 Sfii 、 Pr 、 Ce 、 Eu 、 、 Tb 、 Dy または Ho が用いられる。
[0131] これらの中では、 Nd 、 Pr 、 Gd 、 T 、 y が好ましく用い つゥ" Λし、 特に Τί3 が好ましい。 また希土類元素は 2種以上併用しても よく、 この場合に Tb を希土類元素のうち 50原子%以上含有して いることが好ましい。
[0132] この希土類元素は.、 膜面に垂直な方向に磁化容易軸をもった光磁 気を得るという点から REZ (RE十 Fe 十 Co } 比 [原子比] を Xで表わした場合に、 0. 1 5≤x 0. 45好ましくは G . 20 ≤x≤ 0. 4であるような量で光磁気記録膜中に存在していること が望ましい。
[0133] 本発明においては、 光磁気記録膜に種々の元素を少量添加して . キュリー温度や補償温度あるいは保磁力 He やカー回転角^ k の改 善あるいは低コスト化を計ることもできる。 これらの元素は、 記録 膜を構成する全原子数に対してたとえば 1 0原子%未満の割合で用 いることができる。
[0134] 5 併用できる他の元素の例としては、 以下のような元素が挙げられ る。
[0135] ( I ) Fe . Co 以外の 3 d遷移元素
[0136] 具 的には、 Sc 、 Ti 、 V、 Cr 、 Mn 、 Ti 、 Cu 、 Zn が 用いられる。
[0137] TO これらのぅち、 Ti 、 Ni 、 Cu 、 Zn などが好ましく用いられ る。
[0138] ( I ) Pd 以外の 4 d遷移元素
[0139] 具体的には、 Y、 Zr 、 Nb 、 Mo 、 Tc 、 Ru 、 Rh 、 Ag 、 Cd が^いられる
[0140] T5 このうち Zr 、 b が好ましく用いられる。
[0141] (I / Pt 以外の 5 d遷移元素
[0142] 具体的には、 Hf 、 Ta 、 W、 Re 、 Os 、 I r 、 Au 、 Hg が 用いられる。
[0143] このうち Ta が好ましく用いられる。
[0144] ^ ( IV ) B族元素
[0145] 具体的には、 B、 A』 、 Ga 、 I n 、 TJ} が招いられる。
[0146] このうち B、 AJ1 、 Ga が好ましく用いられる
[0147] ( V ) IV B族元素
[0148] 具 的には、 C、 S 、 Ge 、 Sn 、 Pt) が いられる このうち、 S i 、 Ge 、 Sn 、 Pb が好ましく用いられる。
[0149] (VI) VB族元素
[0150] 具体的には、 N、 P、 As 、 Sb 、 B i が用いられる。 このうち St) が好ましく用いられる。
[0151] 5 (W) VI B族元素
[0152] 具体的には、 S、 Se 、 Te 、 Po が用いられる。
[0153] このうち Te が好ましく用いられる。
[0154] 上記のような組成を有する光磁気記録膜 3は、 膜面に垂直な磁化 容易軸を有し、 多くはカー · ヒステリシスが良好な角形ループを示 ΐひ す垂直磁気および光磁気記録可能な非晶質薄膜となることが、 広角 X線回析などにより確かめられる。
[0155] なお本明紲書において、 カー ' ヒステリシスが良好な角形ループ を示すとは、 最大外部磁場におけるカー回転角である飽和カー回転 角 ) と外部磁場ゼロにおけるカー回転角である残蜇ヵ一回 15 転角 ( k 2 ) との比 k 2 /6 k 1 が 0 · 8以上であることを意 味している。
[0156] この光磁気記録膜 3では、 後述する反射膜 4を設けなかった場合 に 5%以上の光線透過率を有するような膜厚であることが好ましく、 具^的には光磁気記録膜 2の膜厚は 1 00〜600 A好ましくは3 100〜400 Aより好ましくは 1 50〜300 A程度である。
[0157] 反 射 膜
[0158] 本発明に ί系る光磁気記録媒侔 1では、 上記のような光磁気記録膜 3上に、 反射膜 4が設けられている。
[0159] こ 、反射膜 4は、 熱沄導率が 2 J . cm■ sec · K以下好まし くは 1 J 'cm · sec ■ K以下であるような金属または合金から構成され ている。
[0160] さらに好ましくは、 反射膜 4は、 反射率が 50%以上好ましくは 70%以上であり、 かつ熱伝導率が 2 J /cm · sec · K以下好まし : くは I J/cm ' sec · K以下であるような金属または合金から構成 されている。
[0161] 具体的には、 反射膜 4は、 熟伝導率が 0. 7 1 J /cm · sec ' K である Pt 、 熟伝導率が 0. 76 JZcm■ sec 。 Kである Pd 、 熟 伝導率が 0. 22 JZcm ' sec · Κである Ti 、 または熟伝導率が 0. 9 J/GIU · sec ■ Kである Co 、 熱伝導率が 0 , 23 J/cm - sec · Kである Zr あるいはこれらの合金から構成されているこ とが好ましい。
[0162] 本発明では、 また、 反射膜 4が、 反射率が 50%以上好ましくは 70%以上であり、 熱伝導率が 2 J/cm■ sec - K以下好ましくほ 1 J OD■ sec ■ K以下であるニッケル系合金であることが好まし い
[0163] 本発明で反射膜を構成する二':/ケル系合金は、 特に二 ·:/ケルを主 成分とし、 かつシリコン、 モリブデン、 鉄、 クロムおよび銅からな る群から選択される少なくとも 1種を含有していることが好ましい このようなニッケル系合金では、 二'、 ケルは 30〜99原子%好ま しくは 50〜90原子%の量で存在している。
[0164] 上記のような反射膜を構成する二ブケル合金としては、 具昧的に ほ下記のような合金を^いることができる
[0165] N i-C r 系合金 (たとえば 30〜99原子%N i 、 1〜了 0原子 % C r 、 特に好ましくは 7 0〜9 5原子%N i 、 5〜3 0原子% Cr } i-S i 系合金 (たとえば 85原子%N i 、 1 0原子%S i 、 3 原子%Cu 、 2原子%A』 )
[0166] 5 N i-C U 系合金 (たとえば 6 3原子%N i 、 2 9〜3 0原子 C u 、 0 . 9〜 2原子% F e 、 0 . 1 〜4原子%S i 、 0〜
[0167] 2 · 7 5原子%A』 ) ―
[0168] 3
[0169] 1
[0170] N i-Mo-Fe 系合金 (たとえば 6 0〜6 5原子%N i 、 2 5〜
[0171] 3 5原子%Mo 、 5原子%Fe )
[0172] N i-Mo-Fe-er 系合金 (たとえば 5 5〜6 0原子%N i 、 1 5 -2 ΟΜΨ Μο 、 6原子%Fe 、 1 2〜 1 6原子.%Cr 、 5原子 %W)
[0173] N i-Mo-Fe-C r-Cu 系合金 (たとえば 6 0原子%N i 、 5原子 %Mo 、 8原子%Fe 、 2 1原子%Cr 、 3原子%Cu 、 1原子% S! 、 1原子%Μη , 1原子%W、 あるいは 44〜4 7原子%N i , 5. 5〜7. 5原子%Μ0 、 2 1〜23原子%Cr 、 0. 1 5原子 % C U 、 1原子%S i 、 1〜2原子%¾^) 、 2. 5原子%C0 、 1 原子%W、 1 . 7〜2. 5原子%Nb 、 残部 Fe ) i-Cr-Cu-Mo 系合金 (たとえば 5 6〜57原子%N i 、 2 3 ,0' 〜24原子%C r , 8原子%Cu 、 4原子%Mo 、 2原子%W、 1 原子% S i または Mn }
[0174] N i-C r-Fe 系合金 (たとえば 7 9 . 5原子%N i , 1 3原子% Cu . 6. 5原子%Fe 、 0. 2原子%Cu 、 あるいは 3 0〜: 4 原子%Nし、 1 9〜2 2原子%C r 、 0. 5原子%C II 、 1原子 ' 2 —
[0175] S i 、 1 . 5原子%M n 、 残部 F e )
[0176] このような本発明で特定されるような反射膜 4を有する光磁気記 録媒 は、 アルミニウム、 銅、 金などからなる反射膜を有する光磁 気記録媒 と比較して、 優れた C Z N比を有している。
[0177] すなわち、 アルミニウムなどの熱伝導率が大きな反射膜を用いる と、 レーザービームを照射して光磁気記録膜にピットを形成する場 合に、 レーザービームから光磁気記録膜に与えられた熟エネルギー がこの反射膜を伝わって拡散するため、 大きな記録レーザーパワー を必要とする。 さらに、 光磁気記録膜に形成されるビットの开拔はO 大きくなつたり、 形状が乱れたりしてしまう その他、 反射膜の膜 厚に対する記録パワー依存性が大きくなりすぎてしまう。
[0178] また本発明で特定されるような反射膜 4は、 光磁気記録膜の耐酸 化性を向上させる効果を有しており、 したがって長期信頼性に匳れ た光磁気記録媒钵が得られる。
[0179] 本発明では、 熟伝導率が 2 J m · sec . K以下、 好ましくは 1 J /cm - sec ■ K以下のニッケル系合金からなる反射膜が好まし く、 特に N i- C r 合金 (たとえば 3 0〜 9 9原子%N i 、 1〜7 0 原子%C r)が好ましく、 さらに N i 7 0〜9 5原子%、 C r 5〜 3 0原子%の 卜 C r 合金からなる反射膜が、 高い C Z N比が得ら れるため好ましい。
[0180] また一方低い熱伝導率で高い反射率を有する金属特にニッケル系 合金からなる反射膜 4を設けることによって、 光磁気記録膜の膜厚 を薄くしても、 高いカー回転角、 反射率を得ることができる。 このような反射腠 4の膜厚は、 1 0 0〜4 (5 0 G A好ましくは 200〜20 G 0 A程度である。
[0181] また光磁気記録膜 3と反射膜との合計膜厚は 300〜4 6 00 A 好ましくは 3 50〜2400 A程度である 4
[0182] 本発明に ί系る光磁気記録媒体 1では、 上記のように基板 2と光磁 S 気記録膜 3との間にェンハンス膜 5が設けられていてもよく、 また 磁気記録膜 3と反射膜 4との間にェンハンス膜 5が設けられてい てもよい。 このェンハンス膜 5は、 本発明に係る光磁気記録媒 (Φ: 1 の感度を高める働きをするとともに光磁気記録膜 3の保護膜として も作用している。 このようなェンハンス膜 5は.、 基板の屈折率より も大きな屈折率を有する透明膜であれば用いることができる。
[0183] このようなェンハンス膜と しては、 Zn S、 Zn Se 、 Cd S , S i 3 4 、 S i N ( 0 < xく 4 Z 3 ) 、 S i 、 A J! Nなどを用 いることができる。 このェンハンス膜の膜厚は.、 1 00〜 1 000 . A好ましくは 300〜 850 A程度である。 この中で耐クラック性 の点から、 特に S i 4 S i X ( 0 < χ < 4 / 3 ) をェンハ ンス膜として用いることが好ましい。
[0184] 上記のようなェンハンス膜を用いる場合には、 基板 2と して、 特 に下記のような重合体を用いることが好ましい
[0185] すなわち基板 2は、 エチレンと、 下記一般式 [ I ] または [ E ] : で表わされる環状才レフィ ンとの共重合 からなり、 1 3 5°Cのデ 力リン中で測定した極限粘度 [ n ] が 0. 0 5〜: L 0 dJI / gの範 囲にあり、 軟化温度 ( TMA ) が 7 (TC以上である環«ォレフィン - 系ランダム共重合钵から形成されていることが好ましい。
[0186] 一般式
[0187]
[0188] (式中、 nおよび mはいずれも 0もしくは正の整数であり、 は 3 以 :の整数であり、 Η·1 ないし R12はそれぞれ水素原子、 ハロゲン 原子または炭化水素基を示す) 。
[0189] このような環状ォレフィン系ランダム共重合体中においては、 該 I _ -— 環 ォレフィン成分は一般式 [ΠΠ または一般式 LIV]で表わされ る構造を形成している。
[0190] 一般式 Q
[0191] (R9-c C--R10) [IV]
[0192] (式中、 nおよび mはいずれも 0もしくは正の整数であり、 J! は 3 以上の整数であり、 R1 ないし R12はそれぞれ水素原子、 ハロゲン 原子または炭化水素基を示す) 。
[0193] この環状才レフィン系ランダム共重合体 [A] は、 上記のように エチレンおよび前記環状才レフィンを必須成分とするものであるが, 該必須の二成分の他に本発明の目的を損なわない範囲で、 必要に応 じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を含有していてもよい。 任 意に共重合されていてもよい該不飽和単量体として、 具体的には、 たとえば生成するランダム共重合体 Φのェチレン成分単位と等モル 未満の範囲のプロピレン、 1-ブテン、 4-メチル -1- ペンテン、 1-へ キセン、 1-才クテン、 1-デセン、 ドデセン、 1-テトラデセン、 1- へキサデセン、 1-ォクタデセン、 1-エイコセンなどの炭素原子数が 3〜 20のひ- ォレフィンなどを例示することができる。
[0194] 上記のような環状ォレフィン系ランダム共重合体 [A] において、 エチレンに由来する繰り返し単位(a) は、 40〜85モル%、 好ま しくは 50〜7 5モル%の範囲で存在しており、 また該環状ォレ フィンに由来する繰り返し単位(b) は 1 5〜60モル%、 好ましく は 25〜50モル%の範囲で存在しており、 エチレンに由来する繰 り返し単位(a) および該環状ォレフィンに由来する繰り返し単位 (b) は、 ランダムに実質上線犹に配列している。 この環状ォレフィ ン系ランダム共重合体 [A] が実質上線状であり、 ゲル犹架撟構造 を有していないことは、 該共重合体が 135 Cのデカリン中に完全 に溶解することによって確認できる。
[0195] このような環状ォレフィン系ランダム共重合体 [A] の 135 C のデカリン中で測定した極限粘度 [ ] は、 0. 05〜10 (JJ1 £、 好ましくは 0. 08〜5 dJI の範囲にある。 一
[0196] また環状ォレフィン系ランダム共重合体- [A]のサーマル ·メカ 二カル -アナライザーで測定した軟化温度 (TMA) は、 7 (TC以 上、 好ましくは 90〜250°C、 さらに好ましくは 1 00〜200 での範囲にある。 また、 該環状ォレフィン系ランダム共重合体 [A; のガラス転移温度 (Tg)は、 通常 50〜23 (TC;、 好ましくは 70 〜210 Cの範囲にある。
[0197] また、 この環妆ォレフィン系ランダム共重合体 [A] の X線回析5 法によって測定した結晶化度は、 0〜10%、 好ましくは 0〜7%、 とくに好ましくは 0〜 5 %の範囲である。
[0198] 次に、 本発明に係る光磁気記録媒铱の製造方法について説明する < 基板温度を室温程度に保ち、 非晶質合金薄膜を構成する各元素か らなるチップを所定割合で配置した複合ターゲッ卜、 または所定割ff 合の組成を有する合金ターゲ トを用い、 スパッタリング法あるい は電子ビーム蒸着法などの従来公知の成膜条件を採 , して、 この基 板 (基板は固定していてもよく、 また自転していてもよい) 上に所 定組成の非晶質合金薄膜を被着させ、 次いでこの上に反射膜を上記 と同檬にして被着させることによって、 本発明に係る光磁気記録媒 体を製造することができる
[0199] このように本発明に係る光磁気記録媒体は、 常温での成膜が可能 であり、 膜面に垂直な磁化容易軸を持たせるために成膜後にァニー ル処理などの熱処理をする必要がない。
[0200] なお必要に応じては、 基板温度を 5 0〜6 0 CTCに加熱しながら または一 5 CTCまで冷却しながら、 基板上に非晶質合金薄膜を形成 することもできる。
[0201] またスパッタリング時に、 基板を負電位になるようにバイァスす ることもできる, このようにすると、 電界で加速されたアルゴンな どの不活性ガスイオンはターゲツト物質ばかりでなく成膜されつつ ある垂直磁化膜をもたたくことになり、 優れた特性を有する垂直磁 化膜が得られることがある。
[0202] 発明の効果
[0203] 本発明に係る光磁気記録媒体では、 基板上に、 特定の組成を有す る非晶質合金薄膜からなる光磁気記録膜 ( I ) と、 熱伝導率が 2 J /cm · sec · K以下である金属または合金からなる反射膜 ( Ε ) と が順次積層されて構成を有しており .、 耐酸化性に優れているため光 磁気記録膜を薄くすることが可能であつて、 光磁気記録媒体に反り あるいは膜割れが生じにくく、 しかも優れた C / N比を有し、 経時 的に保磁力が変化したりあるいはカー回転角が変化することがなく、 さらに反射率も高い
[0204] 以下本発明を実施例によって説明するが、 本発明は、 これら実施 例に限定されるものではない,
[0205] 実施例 1 エチレン ' テトラシクロドデセン共重合体 (エチレン含量 6 0モ ル%、 テトラシクロドデセン含量 40モル%、 軟化温度 (TMA) 1 55 、 [τ ] = 0. 45 (1J1 Ζε、 χ線解析による結晶化度 0 % ) 製ディスク基板上に、 スパッター法によつてェンハンス 層として 6 0 0 A Z n S、 光磁気記録層として 2 00 Aの Pt 20 b ¾2Fe 36Co 12.、 反射層として 20 0 Aの Τί を遂次積層形成 し、 光磁気ディスクを作成した。
[0206] このディスクの記録再生特性を記録周波数 1 MHz(Duty比 50%) . 線速度 ί 1 m sec にて評価した。 その結果、 最適記録レーザパ ヮ一は 3. OmW、 CZ ^±42 d B (再生レーザパワーは 1. 0 m ) であっ 。
[0207] 比較例 1
[0208] 実施例 1と同様のエチレン テトラシクロドデセン共重合体製 ディスク基板上に、 スパヅター法によってェンハンス層と して 6 0 0 の Zn S、 光磁気記録層として 2 0 0 Aの Pt ^Tb γ) Fe 36Co 、 反射層として 200 Aの AJI を (熱伝導率 2. 3 7 J /cm - sec · Κ) を遂次積層形成し、 光磁気ディスクを作成した. このディスクの評価を実施洌 1と同様にして行なったところ最適 記録レーザパワーは 6 , 2mW、 CZNは 42 d Bで-あった。
[0209] 実施例 1と比較すると、 CZNは同レベルであるものの、 記録に 必要なレ一ザパワーは 2倍以上必要なことが判る
[0210] 実施例 2
[0211] T i の膜厚を 4 0 0 Aとした以外は、 実施^ ίΐと同檨にした。 そ の結果、 最適レーザパワーは 3. 1 mW、 C Z Tは 44 d Bであつ 比較例 2
[0212] A J! の膜厚を 4 G 0 Aとした以外は、 比較例 1と同様にした。 そ の結果、 レーザパワーを 8. OmWまで上げたが、 記録できなかつ た。
[0213] 実施例 1, 2および比較例 1 , 2からも判るとおり、 本発明の構 成のディスクは、 記録レーザパワーが反射膜の膜厚によって変化し ないのに対し、 Α. を反射膜と して使用したものは膜厚によって記 録レーザパワーが大きく変動する。
[0214] 実施例 3
[0215] 光磁気記録層の組成を Pt 20Tb 32Fe 26Co 2ゥと した以外は、 実施例 1と同樣に行なった。 その結果、 最適レーザパワーは 3. 9 mW、 CZNは 44 d Bであった。
[0216] 実施例 4
[0217] 光磁気記録層の組成を Pt. o{)T 32 22Co 26と した以外は、, 実施例 1と同様に行なった。 その結果、 最適レーザパワーは 5. 8 mW、 CZNは 46 d Bであった。
[0218] 実施例 5 ,
[0219] 反射膜として 200 Aの Pt を用いた以外は、 実施冽 1と同檨に 行なった。 最適レーザパワーは 3. 5mW、 CZNは 45 d Bであ
[0220] -&> »
[0221] 実施例 6
[0222] 反射膜と して 4 G 0 λの Pt を用いた以外は、 実施例 1と同様に 行なった。 最適レーザパワーは 3. 8mW、 CZNは 47 d Dであ る。
[0223] 実施例 7
[0224] 反射膜として 200 Αύ Ρ(1 を用いた以外ほ、 実施例 1と同様に 行なった。 最適レーザパワーは 3 , 5mW. CZNは 45 dBであ る
[0225] 実施例 8
[0226] 実施例 1と同檨なエチレン ·テトラシクロドデセン共重合 (ェ チレン含置 60モル%、 テトラシクロドデセン含量 40モル% ) 製 ディスク基板上に、 スパッタ法によってェンハンス層と して 700 Aの S i Nx ( 0く xく 4Z3、 屈折率 n = 2. 3、 k (消衰係数) = 0 - 0 1 4 ) , 光磁気記録層と して 3 0 0 Aの Pt 18Tb 34 Fe 38Co 1Q、 反射層として 700 Aの N i 8QC r 2Qを遂次積層形 成し、 光磁気デイスクを作成した
[0227] このディスクの記録再生特性を記録周波数 1 MHz(But '比 50% } 、 镍速 5. 4 m./sにて評偭した。
[0228] その結果、 最適記録レーザパワーは 3. 5mWであり . C/Nは 50 d B (再生レーザパワーは 1. 0 iri ) であった。
[0229] 実施例 9〜 1 4 , th¾例 3〜4
[0230] 実施例 1と同檨にして、 表 1に示すような組成および構造を有す る光磁気ディスクを作成し、 実施例 1と同様にして評偭を行なった: 結果を表 5に示す
[0231] ― ―
[0232] 実施例 15
[0233] 実施例 1と同檨なエチレン ·テトラシクロドデセン共重合 (ェ チレン含量 60モル%、 テトラシクロドデセン含量 40モル 製 ディスク基板上に、 スパ、 :/タ法によってェンハンス層として 600 人の S i N ( 0 <x<4/3. n = 2. 3、 k (消衰係数) = 0. 014 ) . 光磁気記録層として 300 Aの Pt 13Tb 28Fe 53 C o 6 、 反射層と して 2000 Aの N i g3C r を遂次積層し、 光 磁気ディスクを作成した。
[0234] また N i Cr の組成を第 10図に示すように変化させて光磁気 ディスクを作成した。
[0235] この光磁気ディスクの CZN ( d B ) を測定し、 結果を第 10図 に示す。
[0236] また、 以下の実施例で作成した光磁気記録媒^を下記のようにし て評価した。
[0237] ( 1 ) 光弾性定数の測定
[0238] プレス成牙によって成形した 1 0 X 1 0 X 0 . 5雌の大きさの試 験片に対して . 無荷重時あるいは 50 g、 100 ff 、 2 G 0 gの分 銅をそれぞれつり下げて応力のかかった状態時での試験片の複屈折 度を、 波長 632. 8隐のヘリウム- ネオンレーザー光源の透過型 エリプソメータを甩いて測定し、 複屈折度と応力との関係から光弾 性定数を求めた
[0239] { 2 ) レタ一ゼーション (ダブ;レパス)
[0240] (無荷重時の複屈祈度〉-'-試験片の厚み) X 2で求めた。
[0241] ぐ参考実施例 1 > 4
[0242] ェチレン含有率 6 0モル%のエチレンとテトラシクロドデセン ( fi 3 〉〕 ) の共重合体 ( — Ν Μ Πによって共重合体中におい てテ卜ラシクロドデセンは Ί の構造を採っていることが確 認された) と、 従来の光ディスクの原料ポリマーであるポリメチル メタクリレー卜 (協和ガス化学工業、 T1 0- 10 ) 、 ポリカーボネート 〈帝人化成、 AD -5503 ) の光弾性定数を測定した。
[0243] また、 レーザーの照射角度を鉛直方向を 0度と し、 斜めに 1 0度 ずつ変化させていった時のレターゼーシヨン (ダブルパス) を円形 に成形された試験片を中心から半径 r腿の距離において測定した。 結果を表 6に示す。
[0244] この結果を見てもわかるとおり、 エチレン ·テトラシクロドデセ ン共重合体は光弾性定数が小さいので、 射出成形のように残留応力 が発生するような成形条件で基板を成^しても光学的影響をほとん ど示さないことが予測できる。 またエチレン ·テトラシクロドデセ ン共重合 からなる基板は、 レーザの入射角度が変化しても複屈折 がほとんど変化せず一定である。 さらにエチレン .テ卜ラシクロド デセン共重合钵からなる基板は、 基板とェンハンス膜との密着性が 他の重合体からなる基板と比較してより優れているという利点をも 有している。
[0245] <参考実施例 2 >
[0246] 参考実施例 1のエチレン 'テトラシクロドデセン共重合体上にェ ンハンス膜を表 7に示すような種々の化合物を用いてスパツタリン グ法 ( 5 0 W、 1分) で^成し、 その製膜速度を表 7に示す。
[0247] マ
[0248] A
[0249] N
[0250] 成 膜 速 度 ( 50W 1分) !屈折率
[0251] 200 400 600 A
[0252] SiO 1.4b i SiO **** 1.85 j ZnO t 2.0 j ITO j 2.0 j TiO j 2.3 j
[0253] Si N4 ! j 2.0 !
[0254] ! 2.25 ί
[0255] ZnSe ! 2.58 CdS j 2.6
[0256] この結果から、 Zn Se と Cd Sの製膜速度が著しく大きくて、 生産性の面からは両化合物がとくに優れることがわかる。
[0257] 実施例 1 5 2 0 参考実施例 1で便用したエチレン · テ卜ラシクロドデセン共重合 体 ( 0) を用いて直径 1 3 0 のディスク基板を成形し、 この基板 上に表 4に示すような化合物をェンハンス層として 5 0 C Aの厚み でスパッタリング法で形成、 さらにその上に Tb Fe からなる光磁 気記録層をスパ' タリングで 1 0 0 0 Aの厚みで形成し、 さらにそ の上に 5 G 0 Aの厚みのェンハンス眉をスパ /タリングで形成した、 このようにして得られた光裡磁気記録体を、 70 、 85%RK の条^下に 7曰間放置および一 2 CTCを 2時間、 + 6 CTCを 2時間 交互に放置するヒートサイク.レテス卜を 7日間続けた後のそれぞれ の保磁力 ( H(: 》 を測定した。
[0258] 結果を表 8に示す。
[0259] この結果から、 上記のような光磁気記録媒^は初期保磁力を極め て安定に維持していることがわかる。
[0260] 20
权利要求:
Claims 請求の範囲
1. 基板上に、 光磁気記録膜 ( I ) と反射膜 ( H ) とがこの順序で 積層されてなる光磁気記録媒体において、
光磁気記録膜 ( I )が、 ( ί ) 3 d遷移金属から選ばれる少なく とも 1種と、 ( ίί )耐腐食性金属と、 ( ίίί )希土類から選ばれる少 なくとも.1種の元素とからなり、 前記耐腐食性金属の含有量が 5〜 30原子%である、 膜面に垂直な磁化容易軸を有する非晶質合金薄 膜であり、
反射膜 ( 2 ) が、 熱伝導率 2 J /cm■ sec · K以下の金属または は合金からなることを特徴とする光磁気記録媒体。
2. 光磁気記録膜 ( I ) に含まれる ( i ) 3 d遷移金属が、 Fe ま たは CO あるいはこの両者であることを特徴とする請求項第 1項に 記載の光磁気記録媒体。
3. 光磁気記録膜 ( I ) に含まれる ( ίί ) 耐腐食性金属が、 Pt ま たは Pd あるいはこの両者であることを特徴とする請求項第 1項に 記載の光磁気記録媒体。
4. 光磁気記録臈 ( I ) に含まれる ( ϋί )希土類が Nci 、 Sm 、 Pr , Ce 、 Eu 、 Gd 、 Tb 、 Dy または Ho であることを特徴 とする請求項第 1項に記載の光磁気記録媒体。
5. 光磁気記録膜 ( I ) に含まれる ( ί ) 3 d遷移金属の量が 40 原子%以上 80原子%以下であり、 ( ) 耐腐食性金属の量が 10 原子%を超えて 30原子%以下であることを特徴とする請求項第 1 項に記載の光磁気記録媒体。
6. 反射膜 ( Π ) は、 熟伝導率が 2 J /cm · sec ' K以下であり .、 W¾ig9/0I687 PCT/JP88/00785
4 S -
反射率が 5 0 %以上であることを特徴とする請求項第 1項に記載の 光磁気記録媒钵。
7. 反射膜 ( II ) は、 熱伝導率が 1 J Zcm · sec ■ K以下であり、 反射率が 7 0 %以上であることを特徴とする請求項第 1項に記載の
5 光磁気記録媒体
8. 反射膜 ( H ) が、 ニッケル合金であることを特徴とする請求項 第 1項に記載の光磁気記録媒体。
9. 反射膜 ( H ) が、 ニッケル■ クロム合金であることを特徴とす る請求項第 1項に記載の光磁気記録媒体。
tO 10. 反射膜 ( H ) が、 ニッケル 7 0〜9 5原子%と、 クロム 5〜 3 0原子%とからなるニッケル · クロム合金であることを特徴とす る請求項第 9項に記載の光磁気記録媒体。
11. 反射膜 ( E ) の膜厚が、 1 0 0〜4 0 0 0 Aであり、 光磁気記 録膜 ( I〉 と反射膜 ( H ) との合計膜厚が 3 0 0〜4 6 0 0 Aであ 5 ることを特徴とする請求項第 1項に記載の光磁気記録媒钵。
12. 基板と光磁気記録膜 ( I ) との間および Zまたは光磁気記録膜 ( I ) と反射膜 ( E ) との間にェンハンス膜が設けられていること を特徴とする請求項第 1項に記載の光磁気記録媒体。
13. ェンハンス膜が S i 3 . または S i N x ( 0く xく 4 Z 3 ) 2δ である請求項第 1 2項に記載の光磁気記録媒体。
14. 基板が、 エチレンと、 下記一般式 [ I ] または [ Π〗 で表わさ れる環状ォレフィンとの共重合^であり、 かつ 1 3 5。Cのテガリン 中で測定した極限粘度 [ ] が 0 . 0 5〜: I 0 であり、 軟 化温度が 7 0で以上である環状ォレフィン系ランダム共重合体から 形成され、
ェンハンス膜が、 Zn S、 Zn Se 、 Cd S、 S i 3 N4 、 S NX ( 0く xく ) 、 S i 3 N4 、 Si または A J! Nである とを特徴とする請求項第 12項に記載の光磁気記録媒体:
10 [ Π ]
(式中、 nおよび mはいずれも 0もしくは正の整数であり、 -ί は ί - _ 3 以上の整数であり、 R1 ない R12はそれぞれ水素原子、 ハロゲン rln 原子または炭化水素基を示す
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