专利摘要:

公开号:WO1988006083A1
申请号:PCT/JP1988/000154
申请日:1988-02-16
公开日:1988-08-25
发明作者:Toshiro Suzuki
申请人:Toshiro Suzuki;
IPC主号:C04B40-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] セ メ ン ト系成^物の製造法
[0003] 技 術 分 野 ―
[0004] こ の発明はセ メ ン ト ペース ト 、 セメ ン ト モルタ ルあ る レ、 はコ ンク リ - ト等のセメ ン ト系組成物を原料とした土木建 築等用の部材、 あるいは現場施工した構築物等のセメ ン ト 系成形物の製造法に関する。
[0005] 背 景 技 術
[0006] 高品質、 高強度のセメ ン ト 系成形物を製造する には、 セ メ ン トの水和反応に必要とする最低の水量を添加した低水 セメ ン ト比のセメ ン ト系組成物を用い、 製造するのが好ま しい。 しかし、 骨材の舍水量の変動や成形養生時の乾燥等 によりでき上がったセメ ン ト系成形物の含水量を正確に適 正値に制御することは難し く 、 特に低水セメ ン ト比の組成 物を用いた場合は、 得られた成形物の品質のバラツキが大 き く なる傾向があった。
[0007] この発明は上記問題点に着目してなされたものである。 その目的は、 高強度で品質のバラツキが少ないセ メ ン ト系 成形物の製造法を提案するこ とにある。
[0008] 発 明 の 開 示
[0009] こ のセメ ン ト系成形物の製造法は、 セ メ ン ト系組成物を 成形し、 水和反応させてセ メ ン ト系成形物を製造する方法 において、 製造すべきセ メ ン ト系成形物に必要とする水量 以下の調合水を添加して、 前記セ メ ン ト系組成物を調合し、 この組成物を締] 1め成形し、 少なく とも保形性を保つ程度 まで一次硬化せしめた後、 該締固め成形物に水を捕給しつ つ養生し、 二次硬化せしめることを特徴とする。
[0010] この製造法で用いるセメ ン ト系組成物の水分量は、 製造 すべきセメ ン ト系成形物に必要とする量よりかなり少ない 量である。 例えば組成物が一般に常用されているセメ ン ト ペース ト の場合には水セメ ン 卜比 1 5 %以下、 セメ ン トノ 細骨材比が約 1 : 2 のセメ ン ト モルタルの場合には水セメ ン ト比 2 5 %以下、 セメ ン 卜 /細骨材 Z粗骨材の比が約 1 : 2 : 2のコ ンク リ ー トの場合には水セメ ン ト比 3 0 %以 下程度である。
[0011] これらの水量が少ない、 すなわち低水セメ ン ト比の.セメ ン ト系組成物を調合するには、 調合水を小氷塊として添加 することにより、 均質性が高く 、 品質の優れた組成物を容 易につく る こ とができる。 すなわちセメ ン ト骨材等に調合 水を小氷塊で添加する と、 表面が湿潤した小氷塊表面にセ メ ン ト粒子や微細な細骨材類が付着し、 小氷塊を核にして 小塊となり挙動し、 周囲のセメ ン ト、 骨材等の固体粒状物 中に分散し、 容易に骨材等が均一に分散した巨視的均一系 になる。 続いて雰囲気温度下において、 小氷塊は徐々に融 解して周囲の固体を濡らし、 均質な組成物となる。 こ の組 成物は小氷塊が共存した低温扰態でつ く られる ので、 調合 後もしばら く氷和反応が緩慢であり、 可塑性の低下をもた らす以前に製造過程に用いる ことができる。 このほか低水 .
[0012] 3
[0013] セメ ン ト比の組成物は、 調合水を噴霧状、 あるいは骨材に 湿潤含浸させる等の手段で添加し調合するこ ともできる。
[0014] この発明で用いる低水セメ ン ト比の組成物は、 ほとんど 流動性を示さないので、 加圧成形、 振動圧密、 プレス、 圧 延、 真空マツ ト、 口 -ラー転圧等の方法で締固め成形しな ぐてはならない。 この製造法は工場生産でコ ンク リ ― ト製 品等を製造する場合、 あるいは現場打設でマス コ ンク リ - ト構築物等を構築する場合等に適用できるが、 それぞれの 条件に適した手段、 例えば工場生産でコ ンク リ - ト製品を つ く るに当たってはプレス成形したり、 施工現場でスラブ を構築する場合は、 口 —ラ —転圧して成形したり して締固 め成形した後、 養生工程に移される。
[0015] 一般のセメ ン ト系組成物は水セメ ン ト比が高く 、 液相で あるので締固めの効果が容易に飽和し、 締固めによる充塡 効果が乏し く 、 逆に締固めの圧力による排水により欠陥部 を発生したり、 加圧板等で加圧した時の僅かな加圧板の傾 きにより厚みむらを発生し易い等の欠点があった。 しかし こ の製造法で用いるセメ ン ト系組成物は液相としての流動 性を示さない低水セ メ ン ト比であるので、 締固め効果が飽 和に近い高圧で加圧成形しても、 実質的に排水を伴わず、 組成物の組成変化や欠陥発生の恐れがない。
[0016] 締固め成形した組成物は、 打設後、 凝固が進行し、 強度 発現がはじまり、 少な く とも脱型しても形状を維持できる 程度まで硬化した例えば 4時間後、 あるいは多少硬化が進 行し最終到達強度の 5 0 〜 8 0 %に達する例えば 2 4時間 後から水を捕給しつつ養生し、 二次硬化せしめる。 水を捕 給する手段としては、 水、 水蒸気、 噴霧水、 湿潤布帛類で 覆う等により成形物表面を湿潤する方法、 水中に成形物を 浸漬する方法、 あるいはォ— トク レ—ブ内で養生し高圧水 蒸気、 凝縮水等にさらす方法等がある。 蹄固め成形され、 一次硬化した密実な組織の成形物は、 養生の過程において 過剰の水分を吸収せず、 水和反応に必要とする不足分の水 を吸収するのみで硬化体に移行する。
[0017] なお、 不足分の水を補給した二次硬化段階初期の成形物 を再度加圧し、 初期成形時に封じ込められた空気を水によ り排出し、 いっそう緻密な組織とすることができる。
[0018] この発明は以上の構成からなる。 この製造法では製造す べきセメ ン ト系成形物に必要とする水量以下の調合水を添 加してセメ ン ト系組成物を調合し、 この組成物を締固め成 形し、 少な く とも保形性を有する程度まで一次硬化せしめ、 低水セメ ン ト組成物の密実成形体となし、 この成形体に水 を捕給しつつ養生して、 二次硬化せしめるものであり、 締 面め成形してなった密実な成形物は水和反応に必要とする 不足水を吸収し、 過剰の氷吸収することな く硬化するので 強度が高い。 また水分は養生の過程において水和反応と平 衡を保ちつつ不足分が捕給されるので、 品質のバラツキを 生じない。
[0019] 従ってこの製造法による成形物は低水セメ ン ト比で、 組 織が緻密であって強度が高く 、 品質のバラッキが少ない。 図 面 の 簡 単 な 説 明
[0020] 第 1 図および第 2図はそれぞれ実施例 No. 4 と比較例 α 2 の供試体の水セメ ン ト比と圧縮強度および曲げ引張強度と の相関グラ フ、 第 3図および第 4図はそれぞれ実施例 α 5 と比較例 No. 3 の供試体の水セメ ン 卜比と圧縮強度および曲 げ引張強度との相関ダラフ、 第 5図および第 6図はそれぞ れ実施例 o. 6 と比較例 No. 4の供試体の水セメ ン 卜比と圧縮 強度および曲げ引張強度との相閔グラ フである。
[0021] 実 施 例 の 説 明
[0022] 実施例 1
[0023] セメ ン ト系組成物の調合 :
[0024] 0. 6 龍のふるいを通つた小氷塊を調合水として用いた。 小氷塊は混合に先だち冷凍し、 - 2 0 で の低温に保ち、 水 セメ ン ト比 4 %および 1 0 %の割合で混合し、 2 0 で の室 温下でモルタルミキサーを用いて攪拌し、 2種のセメ ン ト ペース トを調合した。
[0025] 加圧成形条件 :
[0026] 小氷塊が完全に融解した前記 2種のセメ ン トぺ -ス トを それぞれ成形用型枠内に充塡し、 1000 kgノ oiの圧力で短時 間 (加圧から除荷まで約 5分間) 加圧成形し、 (高さ 4 on ) X (幅 4 cm ) X (長さ 1 6 cm ) の供試体をつ く った。
[0027] 養生条件 :
[0028] 実施例 No. 1 打設後 2 4時間で脱型し、 その後水中養生。 実施例 o. 2 打設後 4時間で脱型し、 その後水中養生。 実施例 3 打設後 2 4時間で脱型し、 2時間水中で湿 潤し、 その後密封養生。 比較例 ΐ 打設後 2 4時間で脱型し、 その後密封養生 これらの供試体の強度は下表の通りであった。
[0029] 〔表〕 单位 kg / cm セメ ン ト ペース ト 4 % 1 0 % の水セメ ン ト比 α 1 曲げ強度 195 301
[0030] 圧縮強度 1266 1328
[0031] No. 2 曲げ強度 260
[0032] 圧縮強度 1217 例
[0033] Ν 3 曲げ強度 103
[0034] 圧縮強度 1122 比較例 曲げ強度 84 174
[0035] No. 1 圧縮強度 669 1150
[0036] 実施例 2 セメ ン ト系組成物の調合 : 使用材料は普通ポル ト ラ ン ドセメ ン ト、 砂 ( 2. 5 Mのふ るいを通ったもの) 、 小氷塊 ( 0. 6 のふるいを通ったも の) をいずれも— 1 0 て に冷却して用いた。 混合はセメ ン ト と小氷塊、 およびセメ ン ト砂 ( 1 : 2 ) 混合物と小氷塊 (緣重量 6 5 0 g ) をそれぞれ水セメ ン ト比を変えて、 2 ひ での室内でモルタルミ キサーで 3分間混婊し、 混練後 約 5分で小氷塊が完全に融解した。 約 4 。cの氷セ メ ン ト比 が異なる複数のセメ ン ト ぺ — ス トおよびセメ ン ト モルタル を得た。
[0037] 加圧成形条件 :
[0038] 4 cm X 4 cm X 1 6 cmの供試体を、 250 kg / crf 、 および 1 000 kg / αίで加圧成形 ( 4 X 4 n断面に平行方向に加圧、 加圧から除荷まで約 5分間) して成形した。
[0039] 養生条件 :
[0040] 加圧成形型枠内に 2 0 。Cで、 2 4時間放置した後、 脱型 し、 2 0 °cの水中に 2 8 日間浸漬し、 水中養生した (実施 例) 。 同時に 2 0 てで、 2 8 日間密封養生を行なつた (比 較例) 。
[0041] 供試体と製造条件 :
[0042] 供試体と製造条件は下表の通りである。 供試体 組成物 加圧成形条件 養生条件 実施例 Να 4 セメ ン トぺ 卜 250 kg / cm 水中養生 α 5 セメ ン ト ぺ一ス 卜 1000 kgr / ci 水中養生
[0043] Να 6 コ ンク リ ー 卜 1000 kg / ci 水中養生 比較例 Να 2 セメ ン ト ぺ一ス 卜 250 kg / ci 密封養生 α 3 セ メ ン トぺ - ス 卜 1000 kg / ci 密封養生 i
[0044] Να 4 コ ンク リ ー 卜 1 000 kg / cifi 密封養生 i
[0045] 1 供試体評 ffi結果 :
[0046] 実施例および比較例の供試体の水セメ ン ト比と圧縮強度 および曲げ引張強度との関係ば、 第 1図〜第 6図のグラフ の通りであった。
[0047] 産業上の利用可能性
[0048] このセメ ン ト系成形物の製造法は、 プレキャス ト部材ぁ るいは現場構築物等のセメ ン ト系成形物の製造に利用する ことができ、 その強度の向上および品質のバラツキ低減に 効果を発攆する。
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲
. セメ ン ト系組成物を成形し、 水和反応させてセ メ ン ト 系成形物を製造する方法において、 製造すべきセメ ン ト 系成形物に必要とする水量以下の調合水を添加して前記 セメ ン ト系組成物を調合し、 こ の組成物を蹄固め成形し 少な く とも保形性を保つ程度まで、 一次硬化せしめた後 該締固め成形物に水を補給しつつ養生し、 二次硬化せし めることを特徴とするセ メ ン ト系成形物の製造法。
. セメ ン ト系組成物は調合水に代わり、 小氷塊を添加し て混合し、 こ の小氷塊を融解せしめて調合する こ とを特 徴とする請求項 1記載のセメ ン ト系成形物の製造法。 . セメ ン ト系組成物は調合水を噴霧状となして添加し、 混合し、 調合する ことを特徴とする請求項 1 記載のセ メ ン ト系成形物の製造法。
. 水中養生し、 水を補給することを特徴とする請求項 1 記載のセメ ン ト系成形物の製造法。
. 水蒸気養生し、 水を補給する ことを特徴とする請求項 1記載のセメ ン ト系成形物の製造法。
. 高圧水蒸気養生し、 水を補給することを特徴とする請 求項 1 項記載のセメ ン 卜系成形物の製造法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1988-08-25| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): JP US |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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