专利摘要:

公开号:WO1987001184A1
申请号:PCT/JP1986/000409
申请日:1986-08-08
公开日:1987-02-26
发明作者:Akira Yoshino
申请人:Daidousanso Co., Ltd.;
IPC主号:F25J3-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 発明の名称
[0003] 酸素ガス製造装置
[0004] 産業上の利用分野
[0005] 本発明は、 純度の高い酸素ガスを加圧状態で得ることができる酸 素ガス製造装置に関するものである。
[0006] 従来の技術
[0007] 従来から、 酸素ガスは、 空気分離装置を用い、 窒素と酸素の沸点 の差を利用して両者を分離することにより製造されている。 そして 、 上記空気分離装置においては、 空気の液化分離に必要な寒冷を発 生させるため、 膨脹タービンを備え、 断熱膨脹による冷熱発生効果 を利用している。
[0008] '発明が解決しょうとする問題点
[0009] しかしながら、 膨脹タービンは回転速度が極めて大 (数万回ノ分 ) であるため、 食荷変動 (製品酸素ガスの取出量の変化) に対する きめ細かな.追従運転が困難である。 すなわち、 製品酸素ガスの取出 量の変化に応じて即座に膨脹タービンの回転速度を正確に変化させ 、 酸素ガス製造原料である圧縮空気を常時一定温度に冷却すること が困難であり、 その結果、 得られる製品酸素ガスの純度がばらつき 、 頻繁に低純度のものがつくりだされ全体的に製品酸素ガスの純度 が低くなつていた。 また、 膨脹タービンは高速回転するため機械構 造上高精度が要求され、 かつ高価であり、 機構が複雑なため特別に 養成した保全要員が必要という難点も有している。 すなわち、 膨脹 タービンは高速回転部を有するため、 上記のような諸問題を生じる のであり、 このような高速回転部を.有する膨脹タービンの除去に対 して強い要望がある。 製品酸素ガスは、 空気分離装置の製品酸素ガ ス取出路を介して消費サイ ドに送出されるが、 製品酸素ガスの圧力 が高いと送出が円滑に行われ、 また消費に際しても便利であること から、 製品酸素ガスは昇圧されていることが望まれている。
[0010] 本発明は、 このような事情に鑑みなされたもので、 膨脹タービン を用いることなく、 純度の高い酸素ガスを加圧状態で得ることので きる酸素ガス製造装置の提供をその目的とする。
[0011] 発明の開示
[0012] 上記の目的を達成するため、 本発明は、 外部より取り入れた空気 を圧縮する空気圧縮手段と、 この空気圧縮手段によって圧縮された 圧縮空気中の炭酸ガスと水分とを除去する除去手段と、 この除去手 段を经た圧縮空気を超低温に冷却する熱交換手段と、 この熱交換手 段により超低温に冷却された圧縮空気を液化分離し窒素を気体の状 態で酸素を液体の状態で保持する精留塔と、 装置外から液体酸素の 供給を受けこれを貯蔵する液体酸素貯蔵手段と、 この液体酸素貯蔵 手段内の液体酸素を冷熱発生用膨脹器からめ発生冷熱に代え圧縮 気液化用の寒冷源として連繞的に上記精留塔内に導く導入路と、 上 記精留塔内の液体酸素を冷媒として上記熱交換手段に案内し熱交換 により生じた気化酸素を製品酸素ガスとして取り出す酸素ガス取出 路と、 この酸素ガス取出路から取り出された製品酸素ガスを加圧す る加圧手段を備えている酸素ガス製造装置を第 1の要旨とし、 外部 より取り入れた空気を圧縮する空気圧縮手段と、 この空気圧縮手段 によって圧縮された圧縮空気中の炭酸ガスと水分とを除去する除去 手段と、 この除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却する熱交換手 段と、 この熱交換手段により超低温に冷却された圧縮空気を液化分 離し窒素を気体の状態で酸素を液体の状態で保持する锖留塔と、 装 置外から液体酸素の供袷を受けこれを貯蔵する液体酸素貯蔵手段と 、 この液体酸素貯蔵手段内の液体酸素を冷熱発生用膨脹器からの発 生冷熱に代え圧縮空気液化用の寒冷源として連続的に上記精留塔内 に導く導入路と、 上記精留塔内の液体酸素を取り出す液体酸素取出 路と、 この液体酸素取出路から取り出された液体酸素を加圧する加 圧手段と、 この加圧手段によって加圧された液体酸素を冷媒として 上記熱交換手段に案内し熱交換によって生じた気化酸素を製品酸素 ガスとして取り出す酸素ガス取出路を備えている酸素ガス製造装置 を第 2の要旨とするものである。
[0013] 発明の効果
[0014] 以上のように、 本発明の酸素ガス製造装置は、 膨脹タービンを用 いず、 そ.れに代えて何ら回転部をもたない液体酸素貯槽等の液体酸 素貯蔵手段を用いるため、 装置全体として故障が全く生じない。 し かも膨脹タービンは高価であるのに対して液体酸素貯槽は安価であ り、 また特別な要員も不要になる。 そのうえ、 膨脹タービンは負荷 変動 (製品酸素ガスの取出量の変化) に対するきめ細かな追従運転 が困難であり、 製品酸素ガス等の取出量の変化に応じてその回転数 を正確に変化させ、 酸素ガス製造原料である圧縮空気を常時一定温 度に冷却することが困難であるところ、 本発明は、 それに代えて液 体酸素貯槽を装備し、 供給量のきめ細かい調節が可能な液体酸素を 寒冷源として用いるため、 負荷変動に封するきめ細かな追従が可能 となり、 純度が安定していて極めて高い酸素ガスを製造しうるよう になる。 しかも、 この装置は、 加圧手段を備えているため、 製造さ れる純度の高い酸素ガスが加圧状態で得られるようになり、 消費サ ィ ドにとって極めて使い易くなる。 特に、 上記酸素の加圧を、 液体 酸素を対象として行うことにより、 加圧効率の大幅な向上効果が得 られ、 製品酸素ガスのコストの大幅低減および装置の小形化を実現 しうるようになる。 また、 液体を対象とする場合には気体を対象と する場合に比べてシールが容易になり、 酸素の漏出を完全に防止し うるようになるため、 爆発等の災害の発生予防の見地からも大きな 成果が得られるようになる。
[0015] 図面の簡単な説明
[0016] 第 1図は本発明の一実施例の構成図、 第 2図は他の実施例の構成 図、 第 3図は液体酸素加圧ポンプの平面図、 第 4図はその断面図、 第 5図および第 6図は第 1図および第 2図の変形例の構成図である 発明を実施するための最良の形態
[0017] 本発明を実施例にもとづいて詳しく説明する。
[0018] 第 1図は本発明の一実施例を示している。 図において、 1は第 1 の空気圧縮機、 2は廃熱回収器、 3はインタークーラ、 4は第 2の 空気圧縮機、 5はアフタークーラ、 6は 2偭 1組の空気冷却筒で、 —方 (6 a ) が密閉型になっており、 他方 (6 b ) が排気パイプ 6 1に接続されている。 7は 2個 1組の吸着筒で、 内部にモレキユラ 一シーブが充填されており、 第 1および第 2の空気圧縮機 1, 4に より圧縮された空気中の H 2 0および C O 2を交互に作動して吸着 除去する。 8は第 1の熱交換器であり、 この熱交換器 8に、 吸着筒 7により H 2 0および C 0 2を吸着除去された圧縮空気が、 圧縮空 気供給パイプ 9を経て送り.込まれ熱交換作用により超低温に冷却さ れる。 1 0は第 2の熱交換器であり、 上記圧縮空気供袷パイプ 9か ら分岐した分岐パイプ 9 aにより、 H 2 0および' C 0 2の吸着除去 された圧縮空気が送り込まれる。 この第 2の熱交換器 1 0に送り込 まれた圧縮空気も熟交換作用により超低温に冷却され、 ついで上記 第 1の熱交換器 8で冷却された超低温圧縮空気に合流される。 1 1 は精留塔、 1 2はその下部塔であり、 第 1および第 2の熱交換器 8 , 1 0により超低温に冷却されパイブ 9を柽て送り込まれる圧縮空 気をさらに冷却し、 その一部を液化し液体空気 1 3として底部に溜 め、 窒素 (微量の H e等を舍む) のみを気体状態で上部に保持する ようになつている。 1 5は上記精留塔 1 1の上部塔であり、 内部に 凝縮器 1 6が配設されている。 この凝縮器 1 6に、 精留塔 1 1にお ける下部塔 1 2の上部に溜る窒素ガス (微量の H eガス等を含む) の.一部がパイプ 1 2 bを介して送入され、 H eガスより沸点の高い 窒素ガスが液化し、 パイプ 1 2 cを経て下部塔 1 2の液体窒素溜め 1 2 aに送入され、 沸点の低い H eガスは気体のままバイプ 1 6 a から大気中に放出するようになっている。 上記上部塔 1 5内は、 下 部塔 1 2内よりも滅圧状態になっており、 下部塔 1 2の底部の貯留 液体空気 (N 2 : 5 0〜 7 0 % , O z : 3 0〜 5 0 1 3力く、 膨 脹弁 1 7 a付きパイプ 1 8を柽て中央部に送り込まれ、 その低沸点 成分である窒素分を気化させ、 塔 1 5の底部には液体酸素 2 1 cを 溜るようになつている。 この場合、 下部塔 1 2内の液体窒素溜め 1 2 aに溜った液体窒素の一部は、 膨脹弁 2 9 a付パイプ 2 9を介し て上部塔 1 5内に送入され、 上部塔 1 5の還流液として使用される 。 3 0は、 上部塔 1 5の上部に溜った窒素分 (純度はそれ程高くな い) を廃窒素ガスとして取り出す廃窒素ガス取出パイブで、 上記廃 窒素ガスを第 1の熱交換器 8に案内してその冷熱により原料空気を 超低温に冷却し、 続いて、 分岐パイプ 3 0 aを轻由させて 2偭 1組 の冷却筒 6のうちの冷却筒 6 bに案内し、 バイブ 3 4の先端ノズル からシャ'ヮー状に流下される水と接触させて冷却し、 熱交換を終え た廃窒素ガスをパイプ 6 1から矢印 Dのように大気中に放出する。 この場合、 上部塔 1 5からパイプ 3 0を経て送出される廃窒素ガス は、 その一部が、 前記 2個 1組の吸着筒 7における吸着作勤してい ない方の吸着筒の再生に用いられる。 すなわち、 超低温の廃窒素ガ スをパイブ 3 0からパイプ 3 9を径由させて廃熟回収器 2に送入し て舁温させ、 ついでパイプ 4 0を経由させ再生用ヒータ 4 1でさら に高温まで昇温させ、 吸着作動していない方の吸着筒に送入してモ レキユラ一シーブの再生を行わせ、 ついでパイプ 6 l a , 6 1を経 由させ大気中に矢印 Dのように放出する。 上記モレキユラ一シーブ は高温では吸着能が殆どなく、 低温において優れた吸着能を発揮す るものであり、 上記のようにして再生されたままの状態では高温に なっていて吸着能を発揮しえない。 そのため、 高温の廃窒素ガスを 流したのち、 パイプ 3 0 bから低温の廃窒素ガスを流してモレキュ ラーシーブを冷却し、 使用済みの廃窒素ガスを矢印 Dのように放出 するということが行われ、 これによつてモレキュラーシーブの再生 が完了する。 2偭 1組の吸着筒 7はこのようにして交互に再生され 使用される。 なお、 冷却筒 6 bにおいて、 廃窒素ガスにより冷却さ れた水 3 1 bは冷却筒 6 bの底部に溜り、 ポンプ 3 2の作用により 、 パイプ 3 3を柽て密閉型冷却筒 6 aの上部に送られ、 そこからシ ャヮー状に流下して第 1および第 2の空気圧縮機 1 , 4から送り込 まれる原料空気を冷却する。 そして、 冷却を終えた水 3 1 aは、 圧 力差により冷却筒 6 bに還流され、 廃窒素ガスの冷熱により再び冷 却される。 上記上部塔 1 5の下部側の部分には、 外部から液体酸素 の供給を受けこれを貯蔵する液体酸素貯槽 2 3から液体酸素が寒冷 源として導入路バイブ 2 3 aを介して送入され、 上部塔 1 5内に内 蔵された凝縮器 1 6を冷却する。 2 1 aは、 上部塔 1 5の底部に溜 る液体酸素 2 1 cの気化ガスを取り出す気体酸素取出パイブで、 液 体酸素 2 1 c (純度 9 9..5 % ) の液面のやや上方から気体酸素を取 り出して第 1の熱交換器 8内に案内し、 そこに送り込まれる圧縮空 気と熱交換させて常温にし、 製品酸素ガス取出パイプ 2 1 bに送り 込む作用をする。 2 9 cは上部塔 1 5の底部の滞留液体酸素 2 1 c を廃棄する廃棄パイプであり、 上記液体酸素 2 1 cを第 2の熱交換 器 1 0に送り込み、 そこで原料空気と熱交換させて原料空気を超低 温に冷却したのち、 矢印 Cのように放出する。 2 4は製品酸素ガス 取出パイプ 2 1 bに設けられた酸素ガス圧縮機からなる加圧手段で 、 製品酸素ガスを所定の圧力に加圧して、 製品酸素ガスが加圧状態 で得られるようにしている。 4 4はバックアップ系ラインであり、 空気圧縮系ラインが故障したとき弁 4 4 aを開き、 液体酸素貯槽 2 3内の液体酸素を蒸発器 4 5により蒸発させてパイプ 2 1 bに送り 込み、 酸素ガスの供給がとだえることのないようにする。 一点鎮線 は真空保冷函を示している。 この真空保冷函は外部からの熱侵入を 遮断し、 一層精製効率を向上させるものである。
[0019] この装置は、 つぎのようにして製品酸素ガスを加圧状態で得る。 すなわち、 空気圧縮機 1により空気を圧縮し、 このとき発生した熱 を廃熱回収器 2で回収する。 そして、 圧縮された空気をインターク ーラ 3で冷却し、 ついで空気圧縮機 4により圧縮し、 アフタークー ラ 5でさらに冷却したのち、 密閉型冷却筒 6 aに送入し、 廃窒素ガ スで冷却された水と向流接触させて冷却する。 つぎに、 これを吸着 筒 7に送り込み、 H 2 0および C 0 2を吸着除去する。 ついで、 H 2 0および C 0 zが 着除去された圧縮空気の一部を、 パイプ 9を 錢由させ第 1の熱交換器 8内に送り込んで超低温に冷却するととも に、 残部を、 分岐バイプ 9 aを経由させ第 2の熱交換器 1 0に送り 込んで超低 に冷却し、 両者を合流させて下部塔 1 2の下部内に投 入する。 ついで、 この投入圧縮空気を、 液体窒素溜め 1 2 aからの 溢流液体窒素と向流的に接触させて蒸留し、 その酸素分を液化して 下部塔 1 2の底部に溜める。 この過程において、 窒素と酸素の沸点 . の差 (酸素の沸点— 1 8 3 窒素の沸点一 1 9 6で) により、 圧 縮空気中の高沸点成分である酸素が液化し、 窒素が気体のまま残る 。 そして、 下部塔 1 2の底部には酸素分が多い液体空気 1 3が溜^ 。 ついで、 下部塔 1 2の底部に溜った液体空気 1 3は、 膨脹弁 1 7 aで断熱膨脹されたのち、 パイブ 1 8を介して上部塔 1 5内に噴霧 され、 液体窒素溜め 1 2 aから塔 1 5の上部に送入された液体窒素 と接触しながら塔 1 5の底部に流下する。 このとき、 前記同様、 窒 素と酸素の沸点の差により、 高沸点成分である酸素が液化して底部 に溜り、 窒素が気体のまま残る。 この場合、 上記上部塔 1 5には、 液体酸素貯槽 2 3から液体酸素が寒冷として供給され、 上記液化分 離された液体酸素と混じり合って塔底に溜り、 上部塔 1 5内の凝縮 器 1 6を冷却する。 他方、 前記のようにして塔 1 5内で分離された 窒素ガスは、 その殆どが廃窒素ガス取出パイブ 3 0から取り出され 、 第 1の熱交換器 8の冷媒として、 また空気冷却筒 6の冷却水の作 製および吸着筒 7の再生に利用される。 そして、 上記のようにして 塔 1 5の底部に溜った液体酸素の気化ガスが、 気体酸素取出パイプ 2 1 aからとり出され、 第 1の熱交換器 8で熱交換され、 ついで加 圧手段 2 4で所定の圧力に加圧され、 常温製品ガスとしてパイプ 2 1 bから系外に送出される。 このようにして、 純度の高い酸素ガス が加圧状態で得られる。
[0020] 第 2図は、 他の実施例を示している。 この装置は、 製品酸素ガス を加圧する加圧手段 2 4に代えて、 液体酸素を加圧する加圧手段 1 9を液体酸素取出パイプ 2 1 dに設けるとともに、 塔 1 5の底部に 溜るメタンゃァセチレン等の不純物を吸着除去する吸着筒 1 0およ び第 3の熱交換器 2 2を設けている。 それ以外は第 1図の実施例と 同じであるから同一もしくは相当部分に同一符号を付している。 上 記加圧手段 1 9は、 第 3図に示すような液体酸素加圧ポンプからな つている。 この液体酸素加圧ポンプは、 モータ支持台 2 5の上部に 高速回転モータ 2 6を載置し、 下部に圧縮部 2 7を液体酸素漏れ止 め部 2 8を介して取着することにより構成されている。 より詳しく 説明すると、 第 4図に示すように、 モータ支持台 2 5 , 液体酸素漏 れ止め部 2 8および圧縮部 2 7の中心を通って主軸 3 5が設けられ 、 この主軸 3 5はモータ 2 6の回転軸 2 6 aとカブリ ング 3 6を介 して接続されており、 モータ支持台 2 5の内部に設けられ軸受カバ - 3 7 aで固定された軸受 3 7と圧縮部 2 7の先端に設けられた軸 受 3 8によって回転自在に軸支されている。 7 0はスリーブである 。 上記圧縮部 2 7は、 この主軸 3 5に 2枚の渦巻型羽根車 4 6を上 下 2段に取り付けるとともに、 これらを収容するケーシングを設け て構成されており、 主軸 3 5の回転により、 液体酸素を羽根車 4 6 の中央吸込口 4 6 aから吸込み、 外周の吐出口 4 6 bから加圧状態 で吐出するようになっている。 すなわち、 羽根車 4 6の回転により 、 吸込ノズル 4 8から液体酸素を吸込み、 まず 1段目の羽根車 4 6 で加圧し、 ついで加圧流体を導通路 4 7を介して 2段目の羽根車 4 6で加圧し、 液体酸素を所定の圧力に昇圧するようになつている。 上記液体酸素漏れ止め部 2 8は、 主轴 3 5の外周をスリーブ 5 0で 包囲し、 さらにこのスリーブ 5 0の外周にラビリンス 5 1およびラ ピリンスカバー 5 2を設け、 圧縮部 2 7から液体酸素が漏出してモ ータ支持台 2 5内に達し爆発を起こすことがないようにしている。 この点に関し上記モータ支持台 2 5は内部を 3つに気密分割し漏出 酸素がモータ側に達しないよう配慮している。 5 3は、 酸素排出パ イブで、 上記漏れ止め部 2 8から例え液体酸素が漏出しても、 それ がモータ側に達しないよう液体酸素を気化状態で外部へ排出するよ うになっている。
[0021] この液体酸素加圧ボンブは、 吸着筒 2 0を経由して不純物が吸着 除去された液体酸素を加圧し、 それを第 3の熱交換器 2 2に送出し 、 そこで、 下部塔 1 2からバイプ 1 2 bを介して取り出された窒素 ガスと熱交換させて昇温させ、 ついで第 1の熱交換器 8に送出して 昇温させ、 加圧状態の常温酸素ガスとし製品酸素ガス取出パイプ 2 1 bに送り込む。 これにより、 加圧状態の製品酸素ガスが得られる。 このように、 この実施例は、 前記実施例のように酸素を気体の状 態で加圧するのではなく、 液体の状態で加圧して純度の高い酸素ガ スを加圧状態で得るため、 前記実施例よりも加圧効率が高くなり、 僅かな動力で加圧を行うことができ、 製品ガスのコス 卜の低減およ び装置の小形化を実現できる。 すなわち、 気体は 1モルが 2 2. 4 £ と大容積であるため、 これの加圧には大がかりな装置を必要とする ところ、 液体は気体に比べて体積が小さいため、 その加圧は比較的 容易である。 特に、 酸素は活性が強く、 気体状態では加圧ポンプの 潤滑油等と S応し直ちに爆発するところ、 液体状態ではそのような 事態の発生を防止できるうえ、 ポンプのシールも気体に比べて液体 の方が容易であり簡易に行いうるという利点を有するのである。 なお、 第 1図および第 2図の装置は、 原料空気を圧縮および不純 分除去し、 それをそのまま精留塔 1 1に供袷しているが、 第 5図お よび第 6図に示すように、 原料空気を、 予め窒素除去装置 7 1を通 して酸素リッチな状態にし、 これを精留塔 1 1に供給してもよい。 上記窒素除去装置 Ί 1について図面を参照して詳しく説明すると、 6 2, 6 3, 6 4はそれぞれ内部に N2 を選択的に吸着する吸着剤 (合成ゼォライ ト :モレキユラーシーブ) が充塡されている窒素吸 着筒で、 それぞれその入口が弁 6 2 b, 6 3 b, 6 4 bを備えた流 入路 6 2 a, 6 3 a, 6 4 aを介して空気圧縮機パイプ 1 aに接続 されている。 6 6は真空ポンプで、 弁 6 2 c, 6 3 c, 6 4 cを備 えた吸引路 6 5を介して上記吸着筒 6 2, 6 3, 6 4の入口に接続 されている。 6 2 d, 6 3 d, 6 4 dは、 それぞれ上記吸着筒 6 2 , 6 3, 6 4の出口に接続されている吐出路で、 それぞれ弁 6 2 e , 6 3 e , 6 4 eを備えている。 これらの吐出路 6 2 d, 6 3 d, 6 4 dは、 圧縮空気供袷バイブ 9に接続されている。 そして、 上記 吸着筒 6 2, 6 3, 6 4は、 そのなかの 1個が吸着に使用され、 そ の間、 残るものが真空ボンブ 6 6の真空吸引による再生作用を受け 、 ついで再生されたものの 1個が吸着作動する。 これを操り返して 連続吸着作動するようになっている。 このような窒素除去装置 6 1 を用いることにより、 必要とされる原料空気量が少なくなり酸素ガ スの発生コストを低減させることができる。
权利要求:
Claims請求の範囲
(1) 外部より取り入れた空気を圧縮する空気圧縮手段と、 この空 気圧縮手段によって圧縮された圧縮空気中の炭酸ガスと水分とを除 去する除丟手段と、 この除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却す る熱交換手段と、 この熱交換手段により超低温に冷 ίΠされた圧縮空 気を液化分離し窒素を気体の状態で酸素を液体の状態で保持する精 留塔と、 装置外から液体酸素の供給を受けこれを貯蔵する液体酸素 貯蔵手段と、 この液体酸素貯蔵手段内の液体酸素を冷熱発生用膨脹 器からの発生冷熱に代え圧縮空気液化用の寒冷源として連続的に上 記精留塔内に導く導入路と、 上記精留塔内の液体酸素を冷媒として 上記熱交換手段に案内し熱交換により生じた気化酸素を製品酸素ガ スとして取り出す酸素ガス取出路と、 この酸素ガス取出路から取り 出された製品酸素ガスを加圧する加圧手段を備えていることを特徴 とする酸素ガス製造装置。 -
(2) 外部より取り入れた空気を圧缩する空気圧縮手段と、 この空 気圧縮手段によって圧縮された Ε縮空気中の炭酸ガスと水分とを除 去する除去手段と、 この除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却す る熱交換手段と、 この熱交換手段により超抵温に冷却された圧縮空 気を液化分離し窒素を気体の状態で酸素を液体の状態で保持する精 留塔と、 装置外から液体酸素の供袷を受けこれを貯蔵する液体酸素 貯蔵手段と、 この液体酸素貯蔵手段内の液体酸素を冷熱発生用膨脹 器からの発生冷熱に代えて圧縮空気液化用の寒冷源として連続的に 上記精留塔内に導く導入路と、 上記精留塔内の液体酸素を取り出す 液体酸素取出路と、 この液体酸素取出路から取り出された液体酸素 を加圧する加圧手段と、 この加圧手段によって加圧された液体酸素 を冷媒として上記熱交換手段に案内し熱交換によって生じた気化酸 素を製品酸素ガスとして取り出す酸素ガス取出路を備えていること を特徴とする酸素ガス製造装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日
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EP0232426A4|1987-12-01|
EP0232426B1|1991-03-13|
EP0232426A1|1987-08-19|
JPS6237674A|1987-02-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP60/178232||1985-08-12||
JP60178232A|JPH0721378B2|1985-08-12|1985-08-12|酸素ガス製造装置|DE19863678149| DE3678149D1|1985-08-12|1986-08-08|Einheit zur sauerstoffgasherstellung.|
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