专利摘要:

公开号:WO1986000516A1
申请号:PCT/JP1985/000397
申请日:1985-07-13
公开日:1986-01-30
发明作者:Yasuhito Takeuchi;Takao Higashiizumi;Hideya Akasaka;Takao Jibiki;Shinichi Sano
申请人:Yokogawa Medical Systems, Ltd.;
IPC主号:G01S15-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 画像診新装置
[0002] 〔技術分野〕
[0003] 本発明は、 Bモード 2次元イメージングとパルスドプラ方式によるドプラ信号の獲 得との双方の動作を実時間的に共存, 協調せしめることができるようにした画像診断 装置に関する。
[0004] 〔背景技術〕
[0005] 超音波を用いた画像診断は、 Bモード 2次元イメージ法により行うのが一般的であ る。 Bモード 2次元イメージ法は、 被検体に超音波を照射し、 反射波を受けて電気信 号に変換処理して、 主として被検体内の反射源の反射強度の空藺分布を表わすところ の 2次元のイメージを得、 それを C R T等の表示装證に表示させるものである。 他の 画像診断技術としては、 Mモードィメージ方式やパルスドプラ方式による診断法があ る。 この内、 パルスドプラ方式はドプラ効果を利用したもので、 動いている被写体 (例えば心臓, 血行系等) の軌きの様子を知ることができる。
[0006] ところで、 ドプラ情報を抽出すべきサンプリン点乃至その反射源の位置を、 被検体 の目的領域例えば人体内部において動的に或いは連続的に定位乃至同定するためには. リアルタイムの Bモード 2次元イメージを見ながらパルスドプラシステムのサンプル 点を設定できる画像診断装置が必須とされる。
[0007] しかしながら、 従来の画像診断装置で、 Bモード 2次元イメージングとパルスドプ ラシステムによるデータ収集の双方のモード (以下 B Z Dモー卜と略す) を互いに干 渉なく、 時分割的に実行しょうとすると非常に困難な制約があった。 即ち、 従来装置 で Bモード 2次元イメージをリアルタイム性を十分維持した状態で得ようとすると、 所定の到達深度に対する最大橾返しパルス周期 (例えば周波数として 4 K H z ) のう ち、 例えば半分を Bモードに半分をパルスドプラモードにする、 即ち、 パルス毎に両 モードを交互に実行するものにするが、 このような方法によれば、 パルスドプラモー ドの方のデータレー卜が、 全パルスをパルスドプラモードとした場合の半分となるの O で、 あいまいさ (ドプラ ·ァンビギュイティ) を生ぜしめないで観察できる最高視線 速度が著しく低くなつてしまう。 従って、 通常人の動脈血流の部分で既に折り返し頜 域となってしまい、 それより速い視線速度を有する部分のドプラ信号を正しく得るこ とは実質上不可能となり、 実用上の制約が大きい。
[0008] このような不具合をなくすため、 逆にパルスドプラモードを全てのパルスに割りつ けてしまうと、 今度はサンプル点の確認のための Bモード 2次元イメージを得ること ができなくなってしまい、 操作者は盲周然になってしまう。 そこで、 パルスドプラモ ードの実行中の 1秒の内に 1〜2回程度だけ Bモードを瞬間的に割り込ませることが 考えられる。 その場合、 例えば 1秒毎に 2 0ms〜4 0ms、 間けつ的に休止が入っても、 パルスドプラモードの観測, 分析の目的には特に大きな支障は生じないが、 このよう な方法によっても尚 Bモード 2次元イメージの動的追従把握乃至パルスドプラモード の方のサンプリング点や音線の動的確認は非常に困難である。 このような不具合は、 1台のエコーサゥンダ (超音波の送受信及びビームフォーミングの機能をいう) を B D両モードの使用のために時分割で使用する限り発生が避けられないと考えられて いた。
[0009] このような問題点を解決するものとして、 特開昭 58-89242号に開示された技術があ る。 この技術は、 パルスドプラモードの実行中の 1秒の内に、 Bモードの完全な 1 7 ィ一ルドの 杏または部分的な走査を、 リアルタイム性のよい 2次元イメージを得る のに十分な頻度で割込ませ、 その間に中断されたドプラ信号は、 Bモードが割込まな ぃ朗間に測定してあるものから推量して補うようにしたものである。 しかしながら、 この方法では、 B E—ド走査が割込んでいる間の例えば Ί 5 msの間の大量のドプラ信 -を推量によって補う必要があるので、 そのための手段が大掛りなものとなり、 かつ、 実際のドアラ信芎と推: によって補うドプラ信号とのつなぎ目を連続化するための信 ¾編集手続等も必要となる。
[0010] ί発明の開示〕
[0011] 本発明は、 このような点に鑑みてなされたもので、 その目的は、 1台のエコーサゥ ンダを時分割で用いて B / D両モードで使用する場合において、 Βモード 2次元ィメ —ジングのリアルタィム性の維持と、 十分なデータレー卜によるパルスドプラ信号の 獲得を、 簡単なドプラ信号の補間手段により、 両立させることができる BZD両モー ドの画像診断装置を実現することにある。
[0012] この画像診断装置は、 超音波送受信手段 ( 2 1 . 2 3〜2 5 , 2 7 ) で、 被検体
[0013] ( 2 2 ) に対して、 複数回のパルスドップラーモード用超音波送受信シーケンスと 1 回の Bモード 2次元イメージング用超音波送受信シーケンスとの組合せを操返し実行 し、 復調手段 (3 8〜4 1 ) で、 パルスドップラーモード用超音波送受信シーケンス によって得られる受信信号に基づいて、 ドップラー信号を復調し、 サンプリング手段
[0014] ( 4 2〜4 4 ) で、 復調されたドップラー信号をレンジゲー卜サンプリングし、 補間 手段 (4 5 ) で、 サンプリング出力信号に、 Bモード 2次元イメージング用超音波送 受信シーケンスの実行時に失われるドップラー信号のサンプリング値を補間し、 ドッ ブラー信号処理手段 ( 4 6〜4 8 ) で、 補間済みのサンプリング信号を処理し、 Bモ ード 2次元イメージング手段 ( 2 8〜3 4〉 で、 Bモード 2次元イメージング用超音 波送受信シーケンスによって得られる受信信号を処理するようにしたものである。
[0015] 〔図面の簡単な説明〕
[0016] 第 1図は本発明の—実施例を示す電気的構成図、
[0017] 第 2図は補間装置の一実施例を示すブロック図、
[0018] 第 3図は第 2図に示す補間装置の各部の波形を模式化したタイミングチャート、 第 4図は第 1図に示す実施例の各部の動作を示すタイミングチ 一卜である。 (発明を実施するための最良の形態〕 - レンジゲー卜方式のパルスドプラシステムにおいては、 ベースバンドドプラ信号の サンプリング値は、 その送受信シーケンスの都度 1つの複素数、 即ち 1つのべク卜ル として得られる。 このことは、 パルスドプラ信号が可聴領域のオーディオ信号とほぼ 等価な性格を有していることから、 パルスドプラシステムの特性を考察するにあたつ て、 音声のサンプル値列伝送、 例えば、 P CM方式の電話回線等における会話音声の 扱われ方が十分に参考となりうることを意味している。
[0019] ところで、 音声信号の伝送等においては、 会話音声を 8 K H z のサンプリング周波 数でサンアル値列化した後、 サンプル間引きによるデータレー卜低減の後、 巧みな予 測復元工程を経るならば、 実用上全く遜色のない復元と会話の維持とを行いうること がわかっている ( THE BELL SYSTEM TECHNICAL JOURNAL VOL.62, NO.6, 1983に記載され ている論文 S ample Reduct ion and Subsequent Adapt ive I nterpolat ion of S peech S ignal s…以下参考文献と略す) 。 周様の考えが音声信号と酷似した性質を 有する CWドプラ乃至パルスドプラシステムにおけるベースパンドドプラ信号につい ても成り立ちうる害である。 参考文献には、 4サンプル中 1サンプル間引いた場合が 示されているが、 このことはパルスドプラモードにおけるサンプリングによるデータ 獲得についても妥当する。
[0020] 本発明においては、 この間引いた 1サンプルに相当する時間を Bモードィメ^:ジ - (以下「2次元」 の語は略す) の実時間処理に用いる。 即ち、 パルスドプラモードで の 4回の送受信の内 1回分を間引き、 その間引きの時間にパルスドプラモードシステ 厶側では紛失するデータの復元処理を行い、 一方 Bモードシステム側ではその間に B モードのイメージ獲得のための音線の送受信を 1回分だけ行うのである。 この場合に おいて、 受信の際マルチビーム受信を行えば一気に隣り合う 4音線を探査することも できる。 このようにマルチビームで得られた Bモードイメージは、 測定の全期間を B モードにして 1音-線すつ) (頁次に受信していく場合と実用上品質に差異が生じない。 2 音線受信とすれば、 常識的なフレームレー卜 (例えば 3 O F P S ) が半分( Ί 5 F P S ) におちるのみで済み、 心臓等のイメージを得る場合等にも十分に実時間動態観察 を行うことができる。 なお、 単音線のみの受信としても、 リアルタイム性の低下は実 用上許容できることが多い。
[0021] 次に Ίサンプル間引くことにより紛失したデータの復元処理について説明する。 参 考文献に記載されている補間方法を説明する。 今、 会話信号を X ( t ) 、 そのバンド リミツ卜をで e [ H z ] 、 サンプリング周波数 f s [ Hz ] とすると、 標本化定理に より s ≥2 c ( 1 )
[0022] が成立することが必要である。 サンプリングして得られた原信号列を (乂 レ } とし、 'n回のサンプリングごとに 1サンプルを捨てるものとする。 第 2図は補間装置の一実 施例のブロック図で、 本発明においてもそのまま適用することができる。
[0023] 入力会話信号 X ( t ) はフィルタ 1を経た後、 サンプリング回路 2でサンプリング される。 このサンプリング周波数は第 Ίの発振器 3の周波数 f sで規定される。 サン プリングされた原信号列 {X k} はギアダウンチェンジングバッファ 4に入って、 n 回のサンプルごとに Ίサンプル圜引かれる。 間引かれた後、 第 2の発振器 5の発振周 波数 Fsで規定される周波数の信号列 {y^}に変換される。 ここで、 Fsとバンド リミツ卜 との間には
[0024] Fs < 2 f c )
[0025] の関係が成立するものとする。 尚、 間引き操作を行うために、 第 Ίの発振器 3の出力 が、 分周器 6の出力によって制御される禁止回路 7を通じてギアダウンチ Iンジング バッファ 4に入っている。
[0026] 圧縮された信号列 はチャネル 8を経由してギアアップチェンジングバッフ ァ 9に入る。 ギアアップチェンジングバッファ 9はギアダウンチェンジングバッファ
[0027] 4と同様、 第 2の発振器 5及び禁止回路 7の出力を受け、 もとの周波数 f eの信号列
[0028] {ζ,, } に変換する。 但し、 この信号列 {zk } は周波数のみ元の信号に復元された のみで、 間引かれた情報は補塡されていない。 この信号列 (zk } は補間回路 10に 入って紛失データの復元がなされた信号列 {ζ,, } となる。 この復元信号 (2k } は フィルタ 1 Ίを介して外部に取り出される。
[0029] 第 3図は第 2図に示す補間装置の各部の波形を模式化したタイミングチヤ一卜であ る。 図において、 (a)は原信号列 {xk}を、 ( b)は圧縮信号列 { y k} を、
[0030] (c)は周波数のみ復元された信号列 {zk } を、 (d)は補間して復元された信号 列 (zk } をそれぞれ示す。 圧縮信号列 は、 図に示すようにサンプル値とサ ンプル値の間の周期が 1ZFpになり ( a) 図に示す原信号列 {X ,, } のそれ 1Z よりも長くなつている。 又、 周波数のみ復元された信号列 (zk } には、 (c) 図に示すように間引きにより紛失したデータは復元されずにそのままである。 補間回 路 1〇により紛失データが補間された復元信号列 {ζΛ,}は (d)図に示すように
[0031] (a)に示す原信号列 {xk}とほぼ同様のデータが再現されている。 (d)図の破 線で示すデータが復元データである。
[0032] 復元信号列 {z k} を原信号列 { X レ} にどの程度近づけることができるかは、 ひ とえに補間回路 10の性能のよしあしで決定される。 参考文献に記載されている補間 方法は以下のとおりである。
[0033] 前述した信号列 {zk } から、 お互いの距離が 1/f s秒だけ離れたサンプル数 W の連続したプロックを取出す。 信号列 {zk } はそれ故 n回のサンプルごとに 1サン プル間引かれた W個のサンプルから構成される。 今、 このプロックが
[0034] A Λ
[0035] x1 ' ···' xn-1 ' zn ' xn+1 ' ···' xw-2 ' x -1 ' zw
[0036] なるコンポーネントで構成されているものとする。 ここで、 r は補闥すべきサンプ ルを示し、 r としては
[0037] p =η , 2η , ···, W-n , W
[0038] のうちの任意の値をとりうるものとする。 各会話信号サンプルを補間するにあたり、 補間すべきサンプルの前後の/ ί個のサンプル値を使用する。 但しスとしては
[0039] λ≤η -1 (3)
[0040] の制約がある。
[0041] ここで、 第 3図の (c)に示す第 r番目の紛失データ点における補間データ Zpは 次式で与えられる。
[0042] Λ -'
[0043] z =∑a{ xp+i +∑a: xr+i (4 )
[0044] ここで、 aj は補間係数である。 (4)式は次のように書くこともできる。
[0045] Λ λ
[0046] z p = I a: x P+: ( b )
[0047] こヒで、 aQ =0である。 第 r番目のサンプルに対する補間誤差 e「 は次式で与えら れる。
[0048] A
[0049] erΓΓ (6)
[0050] 参考文献によれは、 (6)式で与えられる補間誤差 e「 の 2乗 ep 2 が最小になるよ うな係数 aj を選択すれば補間誤差 e「 が最小になることがわかっている。 更に、 1 プロックのサンプル数 Wが 256以上になると補間係数 a j を求めるための補間マ卜 リクスも簡路化されうることが記述されている。
[0051] 本発明に用いる補間方法は、 上述のような方法に眼らず、 種々の方法を用いること ができる。 補間方法としては、 以下のようなものがある。
[0052] ( 1 ) 直線補間法…隣り合う 2点間を直線で結びその 2点間に存在すべき紛失データ を補間するもので、 両隣りのサンプルがあれば補間できる。 ( 2 ) 2次乃至さらに高次の偶数次補間法…両 n 隣りまでのサンプル数があれば補間 することがでぎる。
[0053] 以上の何れの方法を用いても本発明を実現することができるが、 サンプル値の Ί発抜 けを一定の周期で操り返す場合に、 全体として復元信号の品質を良くするという点を 考慮すると、 参考文献記載の方法が一番秀れている。
[0054] 以下、 図面を参照し、 本発明の実施例を詳細に説明する。
[0055] 第 Ί図は本発明の一実施例を示す電気的構成図である。 図において、 2 1は被検物 体 2 2に超音波を照射し、 反射波を受信する超音波プローブ、 2 3は超音波送信信号 を超音波プローブ 2 Ίに送り、 超音波プローブ 2 1の受信信号を受ける送受信機ァレ ィ、 2 4は送受信機アレイ 2 3に送出用のパルスを送る送波ビームフォーマ、 2 5は 送受信機アレイ 2 3からの受信パルスを受け、 受信パルスの波形整形を行う受波ビー ムフォーマ、 2 6はこれら送波ビームフォーマ 2 4及び受波ビームフォーマ 2 5の動 作を制御すると共に、 各種演算制御を行うコントローラである。
[0056] 2 7は送波ビームフォーマ 2 4及びコン卜ローラ 2 6にパルス信号を与えるパルス 発生器、 SWは受波ビームフォーマ 2 5の出力を受けて Bモードイメージングモード 側 (B側) に接続するか、 パルスドプラ信号獲得モード側 (D側〉 に接続するかを決 める切換スィッチである。 2 8は切換スィッチ SWからの信号を受けるバンドパスフ ィルタ、 2 9はパンドパスフィルタ 2 8の出力を受けて信号圧縮を行うログアンプ、 3 0はログアンプ 2 9の出力を検波する検波回路、 3 1は検波回路 3 0の出力を受け てビデオ信号として出力するビデオアンプである。
[0057] 3 2はパルス発生器 2 7の出力を受けて、 ビデオアンプ 3 に時圊と共に変化する ゲイン信号を与えるタイムゲインコン卜ロール回路、 3 3はビデオアンプ 3 1の出力 を受けるアンチアリアジングフィルタ、 3 4はフィルタ 3 3の出力を受けるディジタ ルスキャンコンバータ (D S C〉 である。 ディジタルスキャンコンバータ 3 4は所定 の制御信号を受けて縱方向に読み込んだデータを横方向に変換して出力する。
[0058] 3 5はスィッチ SWからの信号を受けるバンドパスフィルタ、 3 6はパンドパスフ ィルタ 3 5の出力を受けるリニヤアンプ、 3 7はパルス発振器 2 7の出力を受けて時 間と共に変化するゲイン信号をリニヤアンプ 3 6に与えるタイムゲインコン卜ロール 回路である。 38は局部発振器 39の出力を受けて、 位相が 90° ずれた 2つの信号 に変換する移相器、 40, 4 Ίはそれぞれ一方の入力にリニヤアンプ 36の出力を共 通に受け、 他方の入力に移相器 38からのそれぞれ位相が 90 ずれた交流信号を受 ける復調器(B DM)、 42, 43はそれぞれ復調器 40, 41の出力を受け、 一定 の周期でサンプリングするサンプルホールド回路、 44はパルス発生器 27及びコン 卜ローラ 26の出力を受けレンジゲ一卜用のサンプリングパルスを発生させるモノマ ルチ回路である。 モノマルチ回路 44の出力はサンプルホールド回路 42, 43に印 加され、 サンプリングのタイミングを決めている。
[0059] 45はサンプルホールド回路 42, 43の出力を受け、 間引きにより紛失したデー タを補間する補間装置である。 補間装置 45には、 コントローラ 26から間引きのタ イミングを了知させるための信号が印加されている。 補間装置 45としては、 例えば 第 2図に示したような回路が用いられる。 補間方法としては、 第 2図について説明し たように (6)式に示す補間誤差 ep の 2乗値 が最小となるように補間係数 選ぶ方法を用いることが最良である。 しかしながら、 本発明はこれに限る必要はなく、 直線補間法のような占典的方法を用いてもよいことは前述したとおりである。 ·
[0060] 46, 47はそれぞれ補間装置 45の出力を受けるドプラフィルタ、 48はこれら ドプラフィルタ 46, 47の出力を受けてヒルベル卜変換及び変換したデータを 1次 結合して各方向別のベースバンドドプラ信号を合成する合成回路である。 合成回路 4 8からは、 USB (上側波帯) 及び LSB (下側波帯) に相当する各々の可睫域のベ ースパンドドプラ信号が出力される。 このように構成された回路の動作を第 4図のタ イミングチヤ一卜を参照しながら詳細に説明する。
[0061] 第 4図において、 (a)はパルス発生器 27の出力 Txgを、 (b)は切換スイッチ SWの動作を、 (c)は Bモードのエコービデオ信号波形 (フィルタ 33の出力) を、 (d)は復調器 40の出力波形を、 (e)はレンジゲートパルス (モノマルチ回路 4 4の出力) を、 ( f )はサンプルホールド回路 42の出力を、 (g)はドプラフィル タ 46或いは 47の出力をそれぞれ示している。
[0062] パルス発生器 27から出力された第 4図 (a)に示すようなパルスが送波ビームフ ォーマ 24 , 送受信機ァレイ 23を経て超音波プローブ 21から被検体 22に照射さ れる。 被検体 22に入った超音波は被検体の各部にあたり、 それらから反射波を生ぜ しめる。 この反射波は、 超音波プローブ 2 Ί, 送受信機アレイ 23を経て受波ビーム フォーマ 25に入る。 ビームフォーマ 25で波形整形されたエコー信号は切換スイツ チ SWに導かれる。
[0063] ここで、 切換スィッチ SWが第 4図 (b)に示すように D側 (パルスドプラモード 側) に接続されているものとすると、 エコー信号はパンドパスフィルタ 35により特 定の周波数領域の成分のみ抽出された後、 続くリニャアンプ 36でタイムゲインコン 卜ロールされる。 タイムゲンイコン卜ロールされたエコー信号は、 復調器 40, 41 で位相が 90° シフ卜された交流信号'と乗算され、 第 4図 (d)に示すような復調信 号に変換される。 この復調信号は、 第 4図 (e)に示すレンジゲー卜パルス (サンプ リングパルス) の周期でサンプルホール 回路 42, 43でサンプルホールドされる。 時刻 1^ でサンプリングパルスが発生すると、 において、 復調信号がサンプ リングされ、 第 4図 (f )に示すようなホールド出力が得られる。
[0064] 次に時刻 t2 において、 第 4図 (b)に示すように切換スィッチ SWが Bモード 側に切り換わると、 エコー信号はバンドパスフィルタ 28, ログアンプ 29を経て検 波回路 30に入る。 検波回路 30は入力エコー信号を検波してビデオ信号をつくる。 このビデオ信号は続くビデオアンプ 31でタイムゲインコン卜ロールされた後、 フィ ルタ 33でフィルタリングされる。 この結果、 フィルタ 33から第 4図 (c)に示す ような Bモードビデオ信号が得られ、 ディジタルスキャンコンバータ 34に入る。 こ のような Bモードイメージングのための Ί回の送受信に関するエコービデオ信号の入 手が 1サンプル周期 Tの間に完了する。 マルチビーム受信を行えば、 一度に複数音線 分のエコービデオ信号がえられる。 ディジタルスキャンコンバータ 34は被検体 22 を縱方向に超音波走査して得られるエコービデオ信号列から、 CRTモニタにおける TV表示に適した横方向走査のビデオ信号に変換して出力する。
[0065] この Bモードイメージングが行われている期間、 モノマルチ回路 44は第 4図 (e) に示すようにサンプリングパルスを発生しない。 即ち、 この期圜はパルスドプラモー ド用のサンプルが 1回間引かれる。 時刻 t3 において、 切換スィッチ SWが再びパ ルスドプラモード側に接続されると、 前述の動作を繰り返してサンプルホールド回路 4 2には第 4図 ( f ) に示すようなホールド出力が得られる。 このパルスドプラモー ドを第 4図に示すように 3周期分続けて行い、 再び Bモードに移る。 即ち、 第 1図に 示す回路は 4サンプルのうち 1サンプル周期分を Bモードイメージングに用い、 残り の 3サンプル周期をパルスドプラモードに使用している。 このことをパルスドプラモ ード側からながめてみると、 4サンプルに 1回の割り合いで常にデータが間引かれて いることになる。
[0066] 補圜裝置 4 5は、 このように間引かれたサンプルデータを種々の補間法を用いて復 元し、 合成回路 4 8からドプラ信号として出力する。
[0067] 上述の操作では、 4サンプルに 1サンプルの間引きの場合を例にとったが、 本発明 はこれに限る必要はなく、 目的とするベースパンドドプラを遜色なく再現できる程度 であれば、 その間引き率に制限はない。
[0068] 又、 間引きの周期も、 完全に一律な周期性をもつ手法の他、 一定の規則に沿って、 乃至ランダムに、 周期が変化する如き手法も可能であり、 それも又本発明の主旨の中 に含まれるものである。
[0069] 以上詳細に説明したように、 本発明によれば、 パルスドプラモードのサンプリング のうち、 1回分を間引き、 その間引いた時間内に Bモードイメージングを行うと共に, 間引かれたパルスドプラモード側では補間法により紛失した 1個のデータを復元して 完全なドプラ信 ¾を得るようにすることにより、 Ί台のエコーサゥンダを時分割で用 いて BZD両モードで使用する場合においても Bモードイメージのリアルタイム性を 維持しつつ、 且つパルスドプラ方式によるドプラ信号の獲得を所定のデータレー卜に より実質的に完全に得ることが.できる画像診断装置を実現することができる。
[0070] 以上、 発明を実施するための最良の形態について説明したが、 この技術分野の通常 の知識を持つ者にとっては、 下記の請求の範囲に示されている発明の概念を逸脱する ことなく種々の変形を行うことが可能である。
权利要求:
Claims
請求の範囲
被検体に対する超音波パルスの印加とこの印加した超音波パルスのエコー信号の 受信とを一行程とする超音波送受信シーケンスを、 パルスドップラーモード用と B モード 2次元イメージング用にそれぞれ有し、 複数回継続するパルスドップラーモ ード用超音波送受信シーケンスと 1回の Bモード 2次元イメージング用超音波送受 信シーケンスとの組合せを橾返し実行する超音波送受信手段 (21. 23〜25, 27)、
この超音波送受手段のパルスドップラーモード用超音波送受信シーケンスによつ て得られる受信信号に基づいて復調信号を得る復調手段 (38〜41 )、
この復調手段から出力される復調信号をレンジゲー卜サンプリングするサンプリ ング手段(42〜44)、
このサンプリング手段の出力信号として得られるサンプル値列において、 前記超 音波送受信手段が Bモード 2次元イメージング用超音波送受信シーケンスを実行す る場合に失われるドップラー信号のサンプリング値を補間して得る補間手段 (45) この補間手段によって補間されたサンプリング信号を処理するドップラー信号処 理手段 (46〜48)、 および
前記超音波送受信手段の Bモード 2次元イメージング用超音波送受信シーケンス によって得られる受信信号を処理する Bモード 2次元イメージング手段 ( 28〜3 4)
を具備する画像診断装置。
補間手段は、 第「番目の補間値を次式で与えるものである請求の範囲 1の画像診 断装置。
Λ λ
Z= t¾ 「十 i
ただし、
λ:補間点の前後のサンプリング値の数 a i :定数、
x「 + j :補間点の前後の実際のサンプリング値 補間手段は、 補間点の前後の各 1個のサンプリング値に基づいて直線補間を行う ものである請求の範囲 1の画像診断装置。 補間手段は、 補間点の前後の各 n個のサンプリング値に基づいて偶数次補間を行 うものである請求の範囲 1の画像診断装證。 Bモード 2次元イメージング手段は、 複数の音線についてマルチビーム受信を行 うものである請求の範囲 1の画像診断装置。
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优先权:
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