专利摘要:

公开号:WO1986000313A1
申请号:PCT/JP1985/000330
申请日:1985-06-13
公开日:1986-01-16
发明作者:Kotaro Ono;Kenji Sumida;Kazunori Kagei;Kazuhide Takai
申请人:Washi Kosan Co., Ltd.;
IPC主号:C08F18-00
专利说明:
[0001] 小
[0002] 明 細 書 紫外線吸収性プラスチ ッ ク扳材
[0003] - 〖 技術分野 ]
[0004] 本発明は、 美術品な どの保護部材 と し て甩い ら れる紫外 糠吸収性プラスチッ ク板材に関する 。
[0005] 〔 背景技術 〕
[0006] 紫外耱は、 有據化合物の桔合を開'裂するほ ど大きな エネ ルギ ーを持 っ て いるた め 、 人体や美術品な ど に紫外線が照 射さ れる と、 疲れ目 、 結膜炎、 日 焼け 、 皮膚ガ ン な どが生 じ 、 ま た絵画などの美術品等や飲料、 食料品等に あ っ て は 変退色 し た り 、 内容物の劣化などが生 じ る 。 ま たゴムゃプ ラ スチッ クな ど にあ っ て は長年の間 に劣化 し て 初期の性能 を維持で きな く な る 。
[0007] 従 っ て 、 太陽光糠に含ま れ、 ま た水银灯 、 ブラ ウ ン管デ イ スプ レ イ な どか ら人工的に も発生する紫外線か ら人体や 美術品などを保護する必要がある 。 特に強い太陽光線の下 であるい は紫外線を発生する機器の周辺で 、 長時藺 にわ た り作業な どをする人々 か ら紫外線を遼断 し て人体、 特に 目 などを保護 し た り 、 美術品等を俣護する素材が強 く 求め ら れて いる 。
[0008] 一方、 紫外線を遮断する紫外镲遼断性樹脂組成物 と し て 各種の透明 な樹脂に 有色の酸化チタ ン微粉末を添加 し た も の ( 特開昭 5 8 — 1 6 4 6 2 3 号公報 ) や 、 紫外線遮断性 の改良さ れた樹脂材料の製造法 と し て 、 才 レ フ ィ ン系重合 体粒子に 、 紫外線吸収剤 、 重合開始剤 を含有 し た ビニルま た は ビ ニ リ デン モ ノ マ ー を含浸さ せ て 重合す る方法 ( 特開 昭 5 5 — 7 8 0 0 2 号公報 ) も知 ら れて 、る 。
[0009] し か し な が ら 、 前者の もの は 、 有色の 酸化チタ ン微粉末 を添加 し て いる た め 、 前記樹脂組成物が着色 し 、 透明性に 欠け 、 従 っ て 、 透明性を必要 と する用途に は適用 でき ない 欠点が ある 。
[0010] ま た後者の方法は 、 重合体粒子を水性懸濁液中で前記モ ノ マ 一 な ど を含浸さ せ かつ 水性懸濁液中で重合 す る た め 、 重合反応が進行する につ れて 重合体粒子が凝結 し て し ま い 重合反応を円 滑に行ない難 く 、 含浸工程を必要 と す る こ と と相 ま っ て 、 作業性が悪い欠点が あ っ た 。 ま た 得 ら れた樹 脂材料は 、 才 レ フ ィ ン系の重合体を主材 と し て い る た め 、 機械的強度、 耐熱性な どの諸特性が小さ い だけでな く 、 含 浸さ れた 紫外線吸収剤 が渗出 す る を 防 ぐ に は充分で な く 、 従 っ て 、 長期 に亘 り 紫外線遮断性を維持す る こ と がで きな い 、 と い う 欠点が あ っ た 。
[0011] なお 、 重合体 に は紫外線に よ る劣化を 防止す るた め 、 一 般 に サ リ チル酸エ ス テル系 、 ベ ンゾ 卜 リ アゾー ル系、 ベ ン ゾ フ : L ノ ン系 、 置換ア ク リ ロ ニ ト リ ル系な ど の紫外線吸収 剤 が樹脂の劣化を 防止す る に 必要な最小量使用 さ れ て い る し か し な が ら 、 こ れ ら 重合体に 添加 さ れた 紫外線吸収剤 は 、 絰 曰 に よ り 重合体の表面に滲出 し 、 紫外線吸収性が悪 く な る 。 特に 紫外線吸収剤 と 重合体 どの相溶性が悪い場合 紫外線吸収剤の滲出が著 し い 。 従 っ て 、 こ れ ら の重合体は 長期 に亘 り 波長 380 nB以下の紫外線を 完全に遮蔽す る こ と ができない 。 ま た 紫外線を完全 に遮蔽す るた め に 、 紫外線 吸収剤の使用 量を大幅に 増す と 、 こ れ ら 重合体が著 し く 着 色 し た り 、 重合体の機械的強度や耐熱性等が著 し 低下 し て実用 に供 し 得な く なる欠点があ っ た 。
[0012] 本発明の 目 的は 、 波長 380 riB 以下の紫外線を長期 に亘 り 略完全 に 遮蔽で き 、 透明で 、 着色が少な く 、 機械的強度な ど に優れた紫外糠吸収性プラ ス チ ッ ク 板材を提供す る こ と あ る α
[0013] [ 発明の 開示 ]
[0014] 本発明 は 、 架橋構造を有 し 、 紫外線吸収剤 を含有す る プ ラ ス チ ッ ク板材 、 すなわ ち α — 3 不飽和二重結合を少な く と も 2 以上有 す る ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー ま た は こ れ ら の 予備重合体の少な く と も 1 種を含有する ラ ジ カ ル重合性化 合物 と 、 紫外線吸収剤 と 、 ラ ジ カ ル重合開始剤 と の ラ ジ カ ル重合性混合物 を重合 し て 得 ら れる紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 に よ り 、 上記従来の 問題点を解決す る も ので あ る 本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 は 、 ラ ジ カ ル重 合性化合物 が c 一 /3 不飽和二重結合を少 な く と も 2 以上有 し 、 得 ら れた プラ ス チ ッ ク 板材 は 、 架橋構造を有 し て い る た め 、 紫外線吸収剤の使用 量が多 く て も紫外線吸収剤が長 期 に 亘 り 滲出 す る こ と が ない 。 従 っ て 、 波長 380 n m以下の 紫外線を長期 に亘 り 18完全に遮蔽する こ と ができる 。
[0015] ま た本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク板材 は 、 架橋構 造を有する た め 、 機械的強度、 耐熟性な どの諸特性が著 し く 優れて いる 。
[0016] 更に は 、 プラ ス チ ッ ク板材は透明性に優れ着色がないた め 、 各種の用途に使用 す る こ と ができる 。
[0017] なお 、 以下に使用する用語中 、 板材 とは、 平板状に 限 ら ず 、 厚みが培一定な湾曲板状等の も の も 含み、 レ ンズな ど 全体が厚肉膨出形状等の も のを含 ま ない意味に 使用 す る 。
[0018] [ 図面の簡単な説明 ]
[0019] 第 Ί 図〜第 7 図 は 、 そ れぞれ本発明 の紫外線吸収性ブラ ス チ ッ ク 板材の用 途例 を示 す 図で あ る 。
[0020] 第 1 図 は額縁の分解斜視図 、 第 2 図 は美術品な ど の展示 室の側部断面図 、 第 3 図 は照明器具の 断面図 、 第 4 図 は収 納用戸棚の斜視図 、 第 5 図 は フ ロ ン 卜 ガラ ス への吸着機構 を示す 断面図 、 第 6 図 は他の照明器具の 断面斜視図 、 第 7 図 は帽子の斜視図であ る 。
[0021] ま fc第 8 図 は本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材の 紫外線吸収特性を示す 図であ る 。 [ 発明 を実施す る た めの最良の形態 ]
[0022] 以下 に 、 本発明 を詳細 に説明 す る 。
[0023] 本発明の紫外線吸収性プラ スチッ ク扳材は 、 α — 3 不飽 和二重結合を少な く と も 2 以上有する ラ ジ カ ル重合性モ ノ モ ノ マ ー ま た は こ れ ら の予備重合体の少な く と も 1 種を含 有する ラ ジ カ ル重合性化合物 と 、 紫外寧吸収剤 と 、 ラ ジ カ ル重合開始剤 と の重合性混合物を重合 し て得 ら れるも ので める 。
[0024] 前記ラ ジ カ ル重合性化合物 と し て は 、 α — 3 不飽和二重 結合を 2 以上有す る ァ リ ル系モ ノ マ ー 、 ア ク リ ル系モ ノ マ 一、 ス チ レ ン系モ ノ マ ー な ど の ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー と こ れ ら の 予備重合体が挙げ ら れ 、 こ れ ら は紫外線吸収性プ ラ ス チ ッ ク 扳材の用 途、 機械的特性な ど に 応 じ て Ί 種ま た は 2 種以上用 い ら れる 。
[0025] 上記ァ リ ル系モ ノ マ ー と し て は 、 ジ エ チ レ ン グ リ コ ー ル ビ ス ァ リ ル カ ー ポネ ー 卜 、 ジ ァ リ ル フ タ レ ー 卜 、 卜 リ ア リ ルイ ソ シ ァ ヌ レ ー 卜 な ど 2 以上の ァ リ ル基を有する化合物 が挙げ ら れる 。
[0026] ア ク リ ル系モ ノ マ ー と し て は 、 エ チ レ ング リ コ ールジ ァ ク リ レ ー 卜 、 ジ エ チ レ ング リ コ ールジ ァ ク リ レ ー 卜 、 プ ロ ピ レ ング リ コ ールジ メ タ ク リ レ ー 卜 、 ネ オ ペ ンチルグ リ コ 一ルジ メ タ ク リ レ ー 卜 、 卜 リ メ チ ロ ールプ ロ パ ン 卜 リ メ タ ク リ レ ー 卜 な どの多官能性ァ ク リ レ ー 卜 、 メ タ ク リ レ ー 卜 な ど が挙げ ら れる 。 ま た スチレ ン系モ ノ マ ー と し て は 、 ジ ビ ニルベ ン ゼ ン な どが挙げ ら れる 。
[0027] こ れ ら α— 3 不飽和二重結合を少な く と ち 2 以上有する ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー の なかで 、 重合性の点か ら ァ リ ル リ ル系モ ノ マ ー 、 ア ク リ ル系モ ノ マ ー が好 ま し く 、 なかで も透明性、 着色が少ない点か ら ジ エ チ レ ン グ リ コ ール ビス ァ リ ルカ ー ボネ ー 卜 を含有するも のが好 ま し い 。
[0028] ま た 前記 ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー の予備重合体は 、 常法 に よ り 、 こ れ ら モ ノ マ ー に所定量の ラ ジ カ ル重合開始剤 を 加 えて 重合す る こ と に よ り 得 ら れる粘性の あ る 液体 で あ り 前記 α — 3 不飽和二重結合を 2 以上有する ラ ジ カ ル重合性 モ ノ マー の 1 種 ま た は 2 種以上の予備重合体で あ っ て も よ い、
[0029] なお 、 上記 α — 不飽和二重結合を 2 以上有す る ラ ジ カ ル重合性化合物 は 、 α — i3 不飽和二 重結合 を 1 個有 す る各 種の ラ ジ カ ル重合性化合物や こ れ ら の予備重合体 と 併用 す る こ と がで き る 。
[0030] (X - β 不飽和二重結合を 1 個有す る各種の ラ ジ カ ル重合 性化合物 の例 と し て は 、 ア ク リ ル酸 、 メ タ ク リ ル酸や 、 メ タ ク リ ル酸メ チル、 メ タ ク リ ル酸ェ チル、 メ タ ク リ ル酸ブ チル、 ア ク リ ル酸ェ チル 、 ア ク リ ル酸ブチル 、 ア ク リ ル酸 才 ク チル、 ア ク リ ル酸ラ ウ リ ルな ど炭素数 1 〜 1 8の アルキ ル基を有す る ァ ク リ レ ー 卜 、 メ タ ク リ レ ー 卜 や 、 フ エ ニル メ タ ク リ レ ー 卜 、 ア ク リ ロ ニ ト リ ル、 ア ク リ ル ア ミ ドな ど の各種の ア ク リ ル系 モ ノ マ ー 、 ス チ レ ン 、 0 — ク ロ ルス チ レ ン 、 4 ー ョ ー ド ス チ レ ン な どの ス チ レ ン系モ ノ マ ー 、 更 に は ビニル ピ ロ リ ド ン 、 無水マ レ イ ン酸 、 ィ タ コ ン酸な ど が挙げ ら れる 。
[0031] こ れ ら α — 3 不飽和二重結合を 1 個有するラ ジ カ ル重合 性化合物 の中で 、 透明性、 剛性を有す る もの が好 ま し く 、 ア ク リ ル系モ ノ マ ー 、 特に メ タ ク リ ル酸メ チルが好 ま し い この場合 、 前記 ジ エ チ レ ン グ リ コ ール ビ ス ァ リ ルカ ー ボ ネ ー 卜 にメ タ ク リ ル酸メ チルを併用 す る と機械的強度 、 透 明性な ど を任意に調整する こ と がで き 、 好適であ る 。
[0032] α — 3 不飽和二重結合を 2 以上有す るラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー 、 予備重合体 は 、 機械的強度、 光学特性等の点か ら 少な く とも 25重量% 、 特 に 50重量%使用 すれば よ く 、 25重 量% よ り も少な い と上記の特性が低下す る だけ で な く 、 紫 外線吸収剤 を長期 に 亘 り 含有保持でき ない 。 なお 、 a - β 不飽和二重結合を 2 以上有す る ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー 、 予備重合体の使用量が増す に し た が っ て 、 紫外線吸収性プ ラ ス チ ッ ク 板材の機械的強度、 酎熟性な ど の諸特性が著 し く 大き く な る 。
[0033] ま た 、 紫外線吸収剤 と し て は 、 サ リ チル酸エ ス テル系 、 ベ ンゾ 卜 リ アゾ ー ル系、 置換 ア ク リ ロ ニ ト リ ル系等、 各種 のものが使用でき る が 、 ベ ンゾ フ エ ノ ン系紫外線吸収剤や 蛍光増 白 剤 を用 い る と 、 こ れ ら は 、 重合体中 に 長期 に 亘 り 含有保持さ れ 、 紫外線吸収性を長期間維持す る こ と ができ し かちプラ ス チ ッ ク 拫材の着色な ど が な く 好 ま し い 。
[0034] ベ ンゾフ エ ノ ン系紫外線吸収剤 と し て は 、 た と えば 2 .
[0035] 4 ー ジ ヒ ド ロ キ シ ベ ンゾフ エ ノ ン 、 2 — ヒ ド ロ キ シ ー 4 一 メ 卜 キシベ ンゾ フ エ ノ ン、 2 —ヒ ド ロ キシ ー 4 一 才 ク 卜 キ シ ペ ンゾ フ エ ノ ン 、 2 —ヒ ド ロ キ シ ー 4 ー ドデシル 才 キ シ ベ ンゾフ エ ノ ン、 2 . 2 一 ー ジ ヒ ド ロ キシ ー 4 ー メ 卜 キシ ベ ンゾ フ エ ノ ン、 2 . 2 一 一ジ ヒ ド ロ キ シ ー 4 . 4 ー ジ メ 卜 キシ ベ ンゾフ エ ノ ン、 2 . 2 ' . 4 . 4 一 一テ 卜 ラ ヒ ド ロ キ シ ベ ンゾ フ エ ノ ン、 2 . 4 ー ジ ベ ンゾィ ル レゾル シ ノ一ルな どが挙げ ら れる
[0036] 上記ベ ンゾ フ エ ノ ン系紫外線吸収剤 の使用 量 は 、 紫外線 吸収性プラ ス チ ッ ク板材の厚みお よび使用 す る ベ ン ゾ フ エ ノ ン系紫外線吸収剤 の種類に よ っ て 著 し く 異な る が 、 紫外 線を遮蔽する た め に 波長 380nm の光線の透過率が 10%以下 と な り 、 かつ 着色 を避け る た め に 波長 440nm 以 ヒ の 可 視領 域の光線の透過率が全体 と し て 85%以上 と な !)条件を 充足 す る よ う な量を添加 す る必要が あ る 。
[0037] た と えば、 プラ ス チ ッ ク 板材の厚みが 2 mmで 、 紫外線吸 収剤 と し て 2 — ヒ ド ロ キ シ ー 4 一 才 ク 卜 キ シ べ ンゾ フ エ ノ ン を用 いた場合に は 、 第 8 図 に示す よ う に 、 そ の使用 量の 範囲 は 0.03 〜 0.05 重量%で足 り る 。 ま た べ ンゾ フ エ ノ ン系紫外線吸収剤で あ れば、 通常 0.01 〜 5 重量%の籍囲 の使用 量で上記の条件を充足す る こ と がで き る
[0038] ま た紫外線吸収剤 と し て 蛍光増 白剤を用 いた もの は 、 若 干黄色味を帯びる素材を用 い て も 、 増 白 効果に よ り 明 る い 色調 を与え る こ と ができ 、 かつ紫外線を吸収す る こ と がで きる 。
[0039] こ のよ う な蛍光増白剤 と し て は 、 2 . 5 ビス ( 5 ' タ ー シ ャ リ ー ブ チルベ ンゾ才 キ サゾ リ ル ) チ才 フ ェ ン ( チパガ ィ ギ 一社商品名 、 ュ ビ テ ッ ク ス O B 〉 な どが挙げ ら れる 。 ま た そ の使用量は 、 0 . 000 1 〜 0 . 1重量% が好 ま し い 。
[0040] 0 . 000 1 % よ り も少な い と 紫外線吸収性、 増白 効果が充分 でな く 、 0 . 1 % を越す と経済的で ない ばか り か 、 上記効果 も さ ほ ど向上 し ない 。
[0041] 上記の蛍光増白剤 は 、 溶解性が よ いた め 、 前記各種の重 合性混合物 に対 し て通常の方法 に よ り 添加混合 し て 用 い ら れる 。 な お 、 上記の蛍光増白剤 にブル ー イ ン グ剤 を併用添 加 し て プラ ス チ ッ ク 板材 に青味を 与 え 白 度を高 め て も よ い 上記の蛍光増白剤を 、 前記べ ンゾ フ X ノ ン系等の紫外線 吸収剤 に 添加 す る と 、 ベ ンゾ フ エ ノ ン 系等の 紫外線吸収剤 に よ り 蛍光増白剤の堅牢度が高 ま る と とも に紫外線吸収性 を更に 高め る こ と がで き る 。
[0042] ま た本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材を得る の に 使用 さ れる ラ ジ カ ル重合開始剤 と し て は通常の重合開始剤 が使用でき る が 、 重合温度 と の関係か ら選定 1 0時間半減期 温度が 8 0で 以下の有機通酸化物 が好 ま し い 。
[0043] こ れ ら の例 と し て は 、 ジイ ソ プ ロ ピルペル 才 キ シ ジ カ ー ポネ ー 卜 、 ジ ノ ルマルプ ロ ピルペル 才 キ シ ジ カ ー ボネ ー 卜 ジ ミ リ ス チルぺル才 キ シ ジ カ ー ポネ ー 卜 、 ジ シ ク ロ へ キ シ ルペル才 キシ ジ 力 ー ポネ一 卜 、 ジ ( 2 — ェチルへ キシル ) ペル 才 キシ ジ カ ー ポネ ー 卜 、 タ ー シ ャ リ ープチルペル才 キ シネ 才デカ ノ エ一 卜 、 タ ーシ ャ リ 一ブチルペル才 キ シ ピパ レ ー 卜 、 ラ ゥ ロ イ ルぺル 才 キ シ ド 、 タ ー シ ャ リ ープチルぺ ル 才 キシ ー 2 - ェ チルぺキサ ノ エ ー 卜 、 ベ ンゾィ ルペル才 キ シ ド な どが挙げ ら れる
[0044] BiJ 5C1選定 1 0時間半減期温度が 80で 以下の有機適酸化物の 使用 量は 2 〜 5 重量 % が好 ま し い 。 2 重量% よ り も少ない と重合時間が著し く 増加 し た り 、 得 ら れたプラ ス チ ッ ク 板 材の硬度が低下 し 、 ? 5 重量 % よ り も多い と過度の使用 と な り 、 経済的でないだけでな く 、 プラ ス チ ッ ク 板材 に亀 裂が発生 し て 好 ま し く ない 。
[0045] さ ら に後重合 に お いて 、 重合を 完結 し 、 プラ ス チ ッ ク板 材の硬度を著 し く 改善す る に は 、 前記重合開始剤 と と も に 選定 1 0時間半減期温度が 90 以上 、 1 1 0 °C 以下の有機過酸 化物 を併用 す る の が好 ま し い 。
[0046] こ れ ら の有機通酸化物 と し て は 、 た と えば 1 . 1 一ビ ス ( タ ー シ ャ リ 一プチルぺル 才 キ シ ) 一 3 . 3 . 5 — 卜 リ メ チルシ ク ロ ぺキサン 、 1 . 1 一ビ ス ( タ ー シ ャ リ ー ブチル ペル才 キ シ ) シ ク 口 へ キサン 、 タ 一 シ ャ リ ー プチルペル 才 キ シ ラ ウ レ一 卜 、 2 . 2一ビ ス ( タ ー シ ャ リ ープチルペル 才 キ シ ) 才 ク タ ン 、 タ一シ ャ リ 一プチルペル 才 キ シ ァ セ テ 一 卜 、 2 . 2 — ビ ス ( タ ー シ ャ リ ープチルペル 才 キシ ) ブ タ ン 、 タ ー シ ャ リ ープチルペル才 キ シ ベ ンゾエ ー 卜 な ど が 挙げ ら れる 。
[0047] ま た 、 そ の使用量 は 、 0.05 〜 5重量%が好 ま し い 。 使 用 量が 0.05 重量% よ り も少ない と 、 十分な硬度の改善が できず 、 ま た 5重量 6よ り も多い と 、 硬度は上昇す る もの の亀裂が発生 し た り 、 も ろ く て 割 れやす く な り 好ま し く な い 。
[0048] な お 、 上記の組成よ り な る重合性混合物 は 、 作業性等の 点か ら 、 45〜 300cpsの粘度を有す る も の が好 ま しい 。
[0049] ま た重合性を損わない範囲で酸化防止剤な どの添加荊、 充塡剤 、 顔料、 染料等を 添加 し て も よ い 。
[0050] ま た上記の重合性混合物の重合条件 は適宜選択できる 。 す なわ ち 前記重合性混合物 は 、 紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク板材の用途など に応 じて 種々 の重合方法で重合す る こ と が で き 、 屈折部な ど を有 す る部材 を得 る に はバ ッ チ式注型 重合法 、 平板状の も のを得る に は連続注型重合法 に よ り 重 合 す る の が好 ま し い 。
[0051] ま た 上記重合方法 に お け る重合温度 は 、 重合性化合物の 種類 、 ラ ジ カ ル重合開始剤の開裂温度な ど に 応 じ て 任意に 選択で きるが 、 重合時間の短縮 、 プラ ス チ ッ ク 板材の着色 等の点か ら室温か ら 120 、 特 に 90 以下の範囲 で重合さ せた後、 100D以上 に 加熟 し 、 後重合を行な う の が好 ま し い 。 100で 以上 に加熱す る に は 、 各種 オ イ ルな ど 100°C以 上の沸点を有す る熱媒を用 いればよ い 。 ま た プ ラ ス チ ッ ク板材が酸化反応な ど に よ り 着色 す る の を防止する た め 、 重合反応は 、 窒素置換な ど に よ り 略酸素 の ない状態で重合する のが好 ま し い 。
[0052] 更 に は 、 平滑で厚みが一定 の平板状の板材な どを得る場 合 、 前記重合性混合物を加圧下で重合さ せ て も よ い 。 こ の 場合、 同一方向 、 周一速度で所定間隔を隔て て 平行に走行 する 2 本の エ ン ド レ スベル 卜 と 、 こ の エ ン ド レ スベル 卜 の 両脚端部 と接 し て 走行 し 、 エ ン ド レ ス ベル 卜 間 の空間をシ ールするガ スケ ッ 卜 に よ り 形成さ れる間隙に 前記重合性混 合物を前記エ ン ド レスベル 卜 の始端部か ら注入 し 、 重合反 応 を行な い 、 紫外線吸収性プ ラ ス チ ッ ク 板材板材を連続的 に得る のが好 ま し い 。 特に前記エ ン ド レ ス ベル 卜 の始端部 か ら 終端部 に かけ て 配設さ れた 液槽であ っ て 、 前記ベル 卜 の走行方向 に並設さ れた複数の重合用 液槽 と 、 重合完了後 の板材を冷 ifl す る冷却 液槽か ら な る 液槽 を通過さ せ て 重合 す る こ と が好 ま し い 。
[0053] この方法に よ る と き は 、 液槽中 の液体に よ り 前記ベル 卜 間 の重合性混合物 に 前記ベル 卜 を介 し て 液圧が かか り 、 ま た酸素が略無い状態で重合反応が行なわれる た め 、 透明性 が高 く 着色のな い平滑で均一 な厚みを有 し 、 広範囲 の用 途 に適用 し う る板材を連続的に製造できる 。
[0054] ま た 複数の重合用液槽の 液体 に よ り 重合熱が容易 に 除去 でき 、 重合反応を円 滑に行な う こ と がで きる 。 従 っ て 、 重 合熟の大き い重合性化合物 、 特 に α— 3 不飽和 二重結合を 2 以上有す る前記重合性化合物 を含有する重合性混合物 の 重合に好適で ある 。
[0055] 上記の よ う に し て 得 ら れた各種形状の紫外線吸収性ブラ ス チ ッ ク 板材は 、 着色が な く 、 透明度が高 く 、 平滑で 、 擦 傷性が優れかつ紫外線吸収性が大きい 。
[0056] 反射防止効果お よ び表面硬度を更に 高め 、 本発明の紫外 線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材の用途を広げる に は 、 前記ブラ ス チ ッ ク 板材の表面 に 、 M g F 9 、 A I 2 0 3 、 Z n 0 2 Z n S な ど の金属化合物 を真空蒸着 、 スパ ッ タ リ ング 、 ィ オ ンプ レ ー テ ィ ングな どの成膜手段に よ り 被膜を形成 し た り 、 コ ー テ ィ ン グ に よ り シ リ コ ー ン樹脂の被膜を形成 し た も の が好 ま し い 。
[0057] 前記金属化合物 の蒸着 は 、 例 え ば 、 4 X 1 0 _ 4 m m H g程度の 真空状態 に て金属化合物 を加熟蒸着 さ せ 、 前記プラ ス チ ッ ク 板材 に 付着さ せ ればよ い 。 ま た イ オ ン プ レ ー テ ィ ン グ に よ る も の は 、 金属化合物 の蒸気 に 与える運動 エネルギ ー が 大き い た め 、 きわめ て 密着性が よ く 強い被膜が得 ら れる 。
[0058] な お 、 本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 は 、 架橋 構造を有 し 、 蒸気圧が著 し く 小さ い た め 、 従来のプラ ス チ ッ ク板材 と 異な り 、 イ オ ンプ レ ー テ ィ ン グ法を用 いて も容 易 に 被膜を形成す る こ と がで き る 。
[0059] ま たプラ スチ ッ ク 板材の表面 に は 、 上記の金属化合物の う ち 少な く と も 1 種の被膜が形成さ れ て い ればよ く 、 ま た 被膜は 、 1 屬 に 限 らず 、 2 層以上の靨で形成さ れて いて も よ い 。 なお 、 被膜は 、 2 以上の層 に よ り 形成 し た も の が反 射防止効果 、 表面硬度を髙め る上で好 ま し い 。
[0060] プラ ス チ ッ ク板材の表面に 上記の金属化合物ゃ シ リ コ ー ン樹脂の被膜を形成 し た ものは 、 砂塵な どや摩擦な ど に よ る傷が生 じ る こ と がない 。 従 っ て 、 得 ら れ た プラ ス チ ッ ク 板材を よ り 広範囲の用途に適用 す る こ と ができ る 。
[0061] ま た 、 配合処方や重合操作な ど の過誤によ り 、 得 ら れた プラ ス チ ッ ク 扳材 に おい て 、 紫外線遮蔽性が充分でない場 合やプ ラ ス チ ッ ク 板材が着色 し た 場合に は 、 蛍光増白 染料 特に 才キサゾー ル環を有する 才 キサゾー ル系分散型蛍光増 白 染料に よ り 染色す る の が好 ま し い 。 染色 に よ り 、 400nm 特に 380nm 以下の紫外線を遮蔽できる 。 こ の場合、 紫外線 を少な く と も 90%以上遮蔽 し 、 かつ 可視光線が少な く と も 80%以上透過する よ う に染色 し た も の が よ い 。 なお 、 平板 状のプ ラ ス チ ッ ク 板材 は均一 な染色が特 に容易 で あ る 。
[0062] 染色方法 と し て は 、 各種の方法が採用 できる が 、 高温高 圧下で し かも弱酸性下で染色す る 高温高圧染色法や 、 常圧 下で行な う 常圧キ ヤ リ ヤ ー染色法が好 ま し い 。 髙温髙圧染 色法 は 、 温度 100で 〜 150 、 圧力 2 〜 10½ の篱囲で 酔酸、 塩酸等各種の酸性化合物を用 いて 行なわれる 。 ま た 常圧キ ヤ リ ヤ ー 染色法は 、 50〜 100で の範囲 内で 中性下で お こ なわれる 。
[0063] こ の よ う に し て 染色さ れたプラ スチ ッ ク 板材 は 、 紫外線 吸収剤 を含有す る た め か 、 前記分散型蛍光増 白 染料の退色 を著 し く 防止で き 、 かつ 紫外線吸収剤 お よ び分散型蛍光増 白染料の双方に よ り 紫外線吸収性を長期 に亘 り 維持す る こ と がで さる 。
[0064] なお 、 上記の染色法を紫外線吸収剤を含 ま な いプラ スチ ッ ク板材に適用 し て 、 紫外線を遮断 し 、 かつ 可視光線が透 通できる よ う に し て も よ い 。
[0065] こ の場合、 例 えば、 前記ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー と 3 % の重合開始剤 よ り 重合形成 し た合成樹脂板を 、 前記髙温髙 圧染色法 と周 じ く 、 0.1 /しの濃度の 酢酸 ( 98% ) と 分散 型蛍光染料を混合 し 、 浴比 1 : 20と し た溶液中 に投入 し 、 135 、 2 の条件下 、 30分間染色す る こ と に よ り 、 390nm 以下の紫外線透過率が 0 %で 、 400nm 近辺の透過率 が 10%以下の透明 な合成樹脂板が得 ら れる 。 ま た 、 上記 と 同 じ合成樹脂板を常圧キ ヤ リ ャ 一 法 と同 じ く 、 100 、 浴 比 1 : 10の 中性の 溶液中 に 投入 し て 染色す る こ と に よ り 、 上記 と周様の特性を有す る合成樹脂板が得 ら れる 。
[0066] 本発明の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 は 、 紫外線吸収 剤 の存在下、 特定の ラ ジ カ ル重合性化合物 を重合 し て お り プラ ス チ ッ ク 板材 は、 架橋構造を有する た め 、 機搣的強度 耐熱性な ど の諸特性に優れ 、 含有さ れた紫外線吸収剤がプ ラ ス チ ッ ク 板材の 表面か ら 滲出 す る こ と が な く 、 長期 に 亘 り 紫外線遮蔽効果を維持する こ と がで き る 。 ま た本発明 の 紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 は樹脂本来の性質を摄 う こ と な く 、 波長 380nm 以下の紫外線を略完全 に遮蔽 し 、 可視 光線の透遏率が髙 く て 着色が少な い 。
[0067] 上記の特性を有するた め 、 本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク扳材は 、 紫外線を遮蔽す る用途に 好適に 用 い ら れる 。
[0068] なお 、 本発明の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 扳材は 、 注型 重合法 に よ り 予め用途に応 じ た形状 に重合 し て 、 ま た は得 ら れた板状等のプラス チ ッ ク板材を圧縮成形法な ど に よ り 成形加 工 し て 各種用途 に 適用 で き る が 、 プラ ス チ ッ ク 板材 が架橋構造を有 し 、 機械的強度 、 耐熱性等が大き い た め 、 前者に よ る も のが好適であ る 。
[0069] 以下に 、 本発明の紫外線吸収性プラスチ ッ ク 板材の用途 を説明 す る 。
[0070] 本発明 に よ り 得 ら れた紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材が 平板状であ る 場合 、 以下の用 途に 好適で あ る 。
[0071] テ レ ビ 、 ワ ー ドプ ロ セ ッ サー な どのブラ ウ ン管デ ィ スプ レ イ の前面に 配設さ れる紫外線遮蔽板 と し て 好適で あ る 。 こ の よ う な遮蔽板 と し て使用 す る と 、 紫外線吸収性板材は 、 有害な紫外線を格完全 に遮蔽 す る 。 ま た ブラ ウ ン管の輝度 が大き く て も 、 ま た長時間作業 し て も 目 の疲労が少な く 、 人体 に 悪影響を与え な い 。
[0072] ま fc絵画、 掛軸 、 観賞用絨毯等の美術品掲示物 に適宜手 段に て近接あ るい は遮蔽状態で 前記本発明 の 紫外線吸収性 板材を配設す る と美術品の退色や劣化を防止でき る 。
[0073] 例 えば、 第 1 図 に 示す よ う に 、 平面方形状で 、 裏部 に 嵌 合凹部を有す る外枠 1 と こ の外枠 1 の前記嵌合凹部 に適合 し た 大き さ の 内枠 2 お よ び裏蓋 3 と か ら なる額縁 に お い て 絵画等の掲示物 4 は 、 前記内枠 2 と裏蓋 3 と の園 に介装さ れて い る 。 そ し て 、 掲示物 4 の 前面、 例えば、 前記外枠 1 と 内枠 2 と の間 、 あ るい は内枠 2 と掲示物 4 と の間 に は 、 外枠 1 裏部 に適合 し た大きさ の紫外線吸収性板材 5 が前記 外枠 1 に 嵌合 し た状態で配設さ れて い る 。
[0074] こ の よ う な額縁に あ っ て は 、 外枠 1 の前面 か ら 入射す る 紫外線は 、 掲示物 4 の前面に配設さ れた前記紫外線吸収性 板材 5 に よ り 吸収遮断さ れる た め 、 紫外線か ら 絵画等の掲 示物を保護す る こ と ができる 。
[0075] な お 、 額縁の 内枠 2 は必ず し も必要で は ない 。
[0076] ま た 紫外線吸収性板材の 内外いず れかに通常使用 さ れる 無機ガ ラ ス等の透明板を併用 し て も よ い 。 前記透明板を用 い る と き は 、 透明板に吸着部材等の取着手段を介 し て 前記 板材を近接 し て 配設 し て も よ い 。 こ の よ う に 取着 手段 に よ り 板材を配設 し た も の は 、 従来の額縁に容易 に取り 付け る こ と がで ぎ る 。
[0077] ま た上記の額縁に あ っ て は 、 湿度の変化に伴 う 書画等の 変退色を 防止す る た め 、 吸湿機能等を有す る処理屬 を枠体 や裏蓋に設け る こ と が好 ま し い 。
[0078] 第 1 図 に 示す例 で は 、 内枠 2 の一方の 面に 第 1 処理層 7 と第 2 処理層 8 の複合層か ら なる処理層 6 が設け ら れて い る 。 ま た 、 裏蓋 3 の 内面 に は前記 と周様な処理層 6 が設け ら れて いる 。 なお 、 処理屬 は 、 2 層 、 あ る い は 3 層以上の 複合層から な る ちの が よ い
[0079] 上記の第 1 処理層 と し て は 、 特開昭 5 7 - 2 7 1 7 6 号 公報、 特開昭 5 7— 1 5 1 6 6 1 号公報、 特開昭 5 7 - 1 7 4 3 5 7 号公報に 開示されているあのが好適に使用 さ れ る 。 すなわ ち 、 第 1 処理層 7 は 、 吸湿性 と 断熟性を有す る 塗料か ら なる 。 こ の塗料は 、 デンプ ン ー ア ク リ ル酸グラ フ 卜 重合体な ど吸湿機能を有す る髙吸水性ポ リ マ ー、 ァク リ ル酸エステル 、 エチ レ ン一酢酸 ビ ニル、 S B R ラ テ ッ ク ス な ど各種の ェマルジ ヨ ン 、 水溶性樹脂 、 各種の有機溶媒 に 溶解す る油溶性樹脂な ど各種のパ イ ンダ一、 硅藻土などの 多孔質充塡剤 、 着色剤及び水や有機溶剤 な ど の溶媒、 オル 卜 ホ ゥ酸マグネシ ウ ムな ど の 防激剤な どの諸添加剤 か ら な る 。 上記の塗料は 、 髙吸水性ポ リ マ ー 、 ま た は各種の エマ ルジ ョ ン と多孔質充頃剤を少な く と ち含有 し 、 吸湿性、 放 湿性の 両機能を有す る よ う 構成 し た も のが好 ま し い 。
[0080] な お 、 上記バイ ン ダー は 、 得 ら れた 乾燥塗膜が水の吸収 放出 を妨げた り せず 、 着色剤等を分散等さ せ る に 必要な最 小限の量を使用 する のが好 ま し 、 、 m pd髙吸水性ポ リ マ ー ェマルジ ョ ン を結合さ せる に 必要な量 であ ればよ い 。 ま た 前記髙吸水性ポ リ マ ー と ェマルジ ヨ ン は併用 し て も よ く 、 そ れぞれ単独で用 い て も よ い 。
[0081] 上記の硅藻土 は、 多孔性でかつ 親水性である た め 、 環境 湿度に応 じ て 水分 を吸収 し 、 ま た放出 す る特性を有す る 。
[0082] 上記の多孔質充塡剤 の使用量は 、 髙吸水性ポ リ マ ー 、 ェ マルジ ヨ ン に対 し て 250phr〜 500phrが好 ま し い 。 250phrよ り も少な い と水分の吸収 、 放出が充分でな く 、 ま た 500hr を越す と 、 得 ら れた 塗膜の強靱性に欠け る 。
[0083] ま た第 1 処理層 に断熱性を付与す る に は 、 前記バ イ ン ダ 一 と し て 、 前記特開 昭 5 7 — 2 7 1 7 6 号公報 に示さ れる よ う な湿気硬化型で一液型ポ リ ウ レ タ ン発泡組成物を用 い れぱよ い 。
[0084] 上記の組成 よ り なる塗料は 、 環境湿度な ど に 応 じ て 0.2 inn!〜 2 mm程度等適宜の厚さ に スプ レ ー 、 刷毛等の適宜手段 に よ り 前記額縁の枠体な ど に 塗布さ れる 。
[0085] ま た第 2 処理層 8 は水分吸着性 、 吸湿性ま た は装飾性を 有 し て いる 。
[0086] 第 2 処理羼 8 .は 、 毛細閻現象 に よ り 水分を吸収 し た り 、 水分が吸着 し や す い よ う な親水性素材よ り 構成さ れた も の が好 ま し い 。 こ れ ら の素材 と し て は 、 例 え ば 、 電気植毛等 に よ り 微細な繊維を植毛 し た も の や ベ ルべ ッ 卜 等の微細 な 繊維を付着 し た も のの よ う に 吸湿性の大き い も のが よ い 。 ま fc 前記素材 と し て 織布 、 編地、 和紙な ど を用 いて も よ く こ の場合、 意匠的装飾効果を高める た め 、 模様等を施 し た 織布、 編地、 和紙な ど を貼着等 し て も よ い 。
[0087] な お 、 上記の よ う な処理層が設け ら れた 額縁を 、 結露な ど が生 じ る壁面な ど に取 り 付け る と 、 結露が多い場合 に は 前記第 2 処理層 に よ り 水分が吸収さ れる と と も に 、 第 2 処 理層で吸収さ れた 水分 は 、 前記第 1 処理層 に よ り 迅速 に吸 収さ れる た め 、 湿度変化 に伴 う 絵画な どの変退色を防止す る こ と ができ る 。 ま た湿度が低い場合に は、 前記第 1 、 第 2 処理層か ら 漯境湿度に応 じ て水分が放出さ れる た め 、 狯 画な どを一定の湿度条件下に保つ こ と ができる 。 更に は 本願発明の紫外線吸収性板材は 、 璣搣的強度や耐熱性が大 きいた め 、 従来の無機ガラ ス と 異な り 、 外部か ら の衝撃な ど か ら 美術品 を保護する こ と がで きる 。
[0088] ま た美術品を保護する他の用途例 と し て 、 床の間等の掛 軸 を保護す る た め に 、 掛軸の前面 に 、 本発明 の紫外線吸収 性扳材を吊設 し た り 、 床上に 置かれた載置台の凹状支持部 な ど に 紫外線吸収性板材を挟持 し て つ い立状に設けて も よ い α
[0089] ま た美術館等の展示室に おいて 、 照明部材か ら生 じ る紫 外線か ら 美術品 を保護する た め に 、 本発明 の紫外線吸収性 扳材を用 い て も よ い 。
[0090] す なわち 、 第 2 図 に示す よ う に 、 美術館等の展示室 1 0の 前面 に 配設さ れた透明ガラ ス板 1 2の上部 と 天 井 1 6と の 隅角 部等 に設け ら れた照明部材 1 1か ら 生 じ る紫外線を遮蔽 し て 絵画な ど の掲示物 1 4を保護す る た め に は 、 前記照明部材 1 1 を包囲す る よ う 斜め方向 に本発明の扳材 1 5を配設すればよ い 。 なお 、 板材 1 5の上下端は 、 保持固定部材 1 3に よ り 透明 ガラ ス板 1 2の上部 と天井 1 6に 固定さ れて いるが 、 板材を取 着す る に は 、 適宜手段が採用 で きる 。 ま た透明ガ ラ ス板に 代えて 、 本発明の扳材を用 いれば 、 更に紫外镍遮蔽効果が 大きい 。 ま た照明部材を包囲する形態と し て は、 後述する 照明器具と周様、 断面湾曲板状の紫外檫吸収性板材で照明 部材を包囲 し て ち ょい。
[0091] 上記のよ う にする と 、 絵画、 掛軸美術品の色素の変退色 だけでな く 、 基材 と し て の紙等の黄変、 劣化をも長期 に亘 り 防止できる。 従 っ て 、 厳格な管理を必窭とする美術品の 保護管理を簡便に行なえる。
[0092] ま た、 紫外線を放出する蛍光灯や白熟灯などを用いる照 明器具の紫外線遮蔽材と し て も好適である。 こ の場合、 紫 外線に よる美術品の変退色の防止や読書等において 目 を保 護する こ とができる 。
[0093] ま た手術などで用い ら れる医療用照明器具の紫外線遮蔽 材と し て用いる と 、 人体な どの被照射体に有害な紫外線が 当 らず、 切開さ れた内部器官を保護 し得る と と もに施術者 の 目 も保護できるので、 手術の進行が効率的である 。
[0094] このよ う な例 と し て第 3 図 に示す よ う な手術用照明器具 20がある 。 ごの照明器具 20は、 開口部を有するボ ッ ク ス状 枠体 21と 、 この枠体 21の開口部を遮蔽する扳材 25と 、 前記 枠休 21内部に位翯 し 、 コ ー ド 24が接続さ れたソ ケ ッ 卜 22に 装着された 白熟ラ ンプなどの光源 23と か ら な り 、 板材 25と し て本発明の紫外線吸収性板材が使用 さ れて いる。 ま た枠 体 21の両側部に は突出片 26があ り 、 この突出片 26は、 光の 照射角度を可変できる よ う に 、 側部で回動自在に保持具 27 に よ り支承さ れて お り 、 ま た前記板材 25は、 枠体 21の開口 部の端部でネ ジ 2 8に よ り 取着さ れて い る 。
[0095] なお 、 本発明の紫外線吸収性板材は、 上記の取着手段に 限 ら ず 、 接着、 嵌着、 掛着な ど適宜の手段で取着 し て も よ い 。 ま た光が透光す る開口部を複数有する様な照明器具な ど に あ っ て ち 、 上記 と周様、 複数の 開口 部を上記板材で遮 蔽すればよ い 。
[0096] ま た前記板材の表面 は 、 平滑である必要 はな く 、 表面 に 凹凸模様な ど を施 し て も よ い 。
[0097] ま た店舗や美術館等に お いて 、 美術工芸品 、 書画 、 織維 製品 、 人形な ど を展示、 保管す る シ ョ ー ケ ー スや 、 薬品 、 食品 、 染料等紫外線に よ り 変質劣化 し易い物品の保存用収 納戸棚 に おけ る光透光部 、 す なわ ち 、 従来使用 さ れ て い た 無機ガラ スな ど に代えて 本発明の紫外線吸収性扳材 を配設 する と 、 展示品 の変退色 、 劣化を防止で き る だけ で な く 、 外部か ら の機械的損傷か ら も保護で き る 。
[0098] 例 え ば 、 第 4 図 に示す開 き戸式戸棚 3 0は 、 収納物品 を 載 置する棚 3 2が配設さ れた戸棚本体 3 1と 、 2 分割 さ れ戸棚本 体 3 1の 開 閉部を遮蔽す る板材 3 5か ら な り 、 前記板材 3 5の一 の端部は 、 戸棚本体の前記開口部側端の上下部で開閉自 在 に 軸支さ れ て い る 。 ま た 前記板材 3 5の他の端部お よ び こ の 端部に対応す る戸棚本体 3 1の開閉中央部に は 、 そ れぞれ磁 石 3 3、 3 4が取着さ れて お り 、 扳材 3 5が磁気的 に 吸着で き る よ う に さ れて いる 。 そ し て 前記板材 3 5と し て 、 本発明の紫 外線吸収性板材が用 い ら れて い る 。 な お 、 シ ョ 一ケ ー ス 、 物品収納用 戸棚な ど に おい て 、 本 発明の扳材 は 、 開き戸式のちの に 限 らず 、 スラ イ ド式 な ど 適宜の方法で戸棚 な ど に 取 り 付け て も よ い 。
[0099] こ の場合、 シ ョ ー ケ ー ス 、 戸棚の内部下面な ど適所に前 記額緣に おけ る と同様の処理層 ( 第 1 処理層 、 第 2 処理層 ) を設け る と 、 湿度変化な ど に よ る変質、 劣化を更に効果的 に 防止で きる ο
[0100] ま たブラ イ ン ド状 カ ー テ ン の素材 と し て も好適である 。 す なわ ち 、 回動 、 上下動 な ど の操作で採光 ま た は遮蔽する ブライ ン ド状 カ ー テ ン に おいて 、 遮光部材 と し て のルー パ 一 の構成部材 と し て 本発明 の紫外線吸収性板材を用 い た も の は 、 遮藪時に 紫外糠を遮断でき 、 室内 の家財道具や調度 美術品 を光線 、 特 に 紫外線か ら 保護 し 、 劣化 、 変退色 を防止でき る だけでな く 、 透明性が良いた め外景を見透す こ と が で ぎ る
[0101] 従 っ て 、 上記の様にブラ イ ン ド状 カ ー テ ン のル ー パ ー に 本発明 の紫外線吸収性板材を用 い た も の は 、 部屋の雰囲気 の融和が図 れる と と も に 部屋の広が り が感 じ ら れる こ と と な り 、 快適な く つ ろぎ空 間 が も た ら さ れる 。
[0102] ま た着色、 染色さ れた板材を用 いる と 、 意匠 的装飾効果 を高め る こ と が で き る 。 なお 、 ル ーパ ー は 、 並列状ある い は放射状に設置さ れて も よ く 、 ルーパー を縱型 に 配 し た も ので も よ い 。
[0103] ま た 、 自 動車等の車両 、 建物ある い は 、 航空機の窓ガ ラ ス と し て 、 ま た は窓ガラ ス の内側 に近接 し て本発明 の紫外 線吸収性板材を適宜手段に て取着する と 、 車内 、 建物内の 各種物品を紫外線か ら 保護す る こ とがで き 、 ま た 車両の運 転時に は紫外糠から運転者の 目 を保護する こ と ができる 。 特に 紫外線の多い髙層 を飛行す る航空機の窓ガ ラ ス用 に 、 ま たは窓ガラ ス に近接 し て 本発明の紫外線吸収性プラ スチ ッ ク板材を配設す る と 、 操縦士の 目 を紫外線か ら 有効 に保 護する こ と がで きる 。 ま た本発明 の板材は 、 架橋構造を有 し 、 機械的強度、 耐熱性、 耐衝撃性な ど に 優れて い る た め 窓ガラ ス に代え て本発明の紫外線吸収性扳材を用 いる と 、 上記の効果 に加 えて 車内 、 建物 内 の各種物品 を機械的損傷 等か ら保護する こ と ができる 。
[0104] 本発明 の扳材を窓ガラ ス に近接 し て 取着す る場合 、 窓ガ ラ スな ど適所に取着できるが 、 車内 のサンバ イ ザ ー に対 し て適宜 手段 に よ り 回動自在 に 取 り 付け た も のや 、 フ ロ ン 卜 ガラ ス に 吸盤等の吸着機構な ど を介 し て 取着さ れた ちのが 好 ま し い 。
[0105] な お 、 車両の フ ロ ン 卜 ガラ スな ど へ板材を取 り 付け る前 記吸着機構は 、 第 5 図 に 示す よ う に 、 吸着凹 面を呈す る吸 着部 40と 、 外方へ突出 し 中央部に外部 と連通する孔 41を形 成 し た管部 42を有する吸着部材 43か ら なる もの が好 ま し い こ の吸着部材 43に おいて 、 前記管部 42の外部突出端を栓 44 で塞げる よ う に す る と と も に 前記管部 42の突出端部を ヮ ッ シ ヤ ー 47を介 して キ ャ ッ プナ ツ 卜 46で糠め付けできる よ う に さ れ て い る 。
[0106] こ の よ う な吸着部材 43は 、 紫外線吸収性板材 45の端部な ど適所に 設け た孔に 前記管部 42を揷通す る と と も に 、 前記 管部 42の外部突出端を栓 44で塞ぎ 、 キ ャ ッ プナ ツ 卜 46を蹄 め付け る こ と に よ り 、 前記板材 45に吸着部材 43を取着でき る 。 こ の よ う に す る と 、 栓 44が脱落す るのを防止できる と と も に 、 前記吸着部 40を フ ロ ン 卜 ガ ラ ス に押圧する こ と に よ り 、 吸着凹面で真空空間が形成さ れ 、 板材 45を容易 に取 着す る こ と がで き る 。 ま た 板材 45を フ ロ ン 卜 ガ ラ ス な どか ら 外す に は 、 栓 44を抜き真空部分 に空気を送るだけで よ い た め 、 板材 45の脱着が極め て 容易 で あ る 。
[0107] な お 、 上記の吸着機構は 、 え ば、 前記額縁の無機ガ ラ ス 、 窓 ガ ラ ス な ど他の用 途 に お い て 、 本発明 の紫外線吸晈 性板材を取着する に も好適であ る 。
[0108] ま た 本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材が 、 厚みが 略一定 な湾曲板状等で ある場合、 以下の用途に 好適であ る 照明器具の遮蔽部材 と し て本発明 の紫外線吸収性プ ラ ス チ ッ ク 板材を用 いる と 、 前記照明器具に おけ る と同様、 照 明器具の光源か ら 発生 す る紫外線に よ る各種物品の変退色 劣化を防止する こ と ができる 。
[0109] こ の よ う な例 と し て第 6 図 に示す よ う な照明 器具 50が あ る 。 こ の照明器具 50に お い て 、 紫外線が発生す る蛍光灯な ど の光源 5 1は 、 光源 5 1の裏側 に位置す る反射板 52と は所定 間 隔を隔て て 、 照明器具 50の長手方向両端部での ソ ケ ッ 卜 56に 取着さ れて い る 。 5 7は コ ー ド等の収钠部であ る 。
[0110] 前記反射板 52は 、 本発明の紫外線吸収性プラ スチ ッ ク 板 材 55で前記光源 5 1を遮蔽状態で包囲 す る た め 、 両側端部 に 前記板材 55の両側端部 54と の係合部 53を有 し て いる 。 すな わ ち 、 反射板 52の前記係合部 53と係合す る紫外線吸収性プ ラ スチ ッ ク板材 55は 、 断面 U 字状であ り 、 両脚端部 54は内 方に 湾曲 し 、 前記反射板 52の係合部 53と係合 し う る よ う な 形状で あ り 、 こ のプラ ス チ ッ ク 扳材 55は 、 前記反射板 52の 両端部の係合部 53と抱き合わせ状態に係合 し て い る 。
[0111] なお 、 本発明の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 扳材は 、 上記 の係合手段に 限 ら ず 、 嵌合、 掛合手段な ど適宜の手段で取 着 し て も よ い 。
[0112] 更に は 、 直射 日 光を遮蔽 し 、 顔面の 日 焼け 、 目 の疲労を 防止 す る た め の帽子等の頭部被着具用 部材 と し て も好適で あ る 。
[0113] こ の場合 、 第 7 図 に示す よ う に 、 帽子 60は 、 頭部に被着 さ れる被着手段 61と 、 こ の被着手段 61に連接さ れ た つ ば部 62を有す るつ ば 65か ら なる 。 前記被着手段 61は 、 頭部に被 つ た 際、 頭部 と の密着度を高め る た め 、 あ る程度伸縮性の ある部材を用 いて構成するか、 後頭部に て 自在 フ ァ スナ ー を用 い て 着用 時 に適宜調整可 能に構成す る も の が よ い 。
[0114] 前記つ ば 65は 、 前記被着手段 61に 連接 して 、 特に 回動自 在 に 軸支 し て 設け ればよ い 。 こ の例で は 、 つ ば 65は 、 っ ぱ 部 62お よびつ ぱ部 62に連接する二又部 63、 64か ら な り 、 二 又部 63、 64の端部で前記被着手段 61に 止めネ ジ 66、 67等に よ り 軸支さ れて いる 。 そ し て 、 前記つ ぱ 65と し て 、 本発明 の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材が用 い ら れて い る 。
[0115] こ の よ う な頭部被着具は 、 特に太陽光が強い場合に は 、 前記つ ばを止めネ ジ等を 中心に 回動 し て 顔面を覆 う 位置に セ ッ 卜 すれば 、 頹面を含む顔面の 日 焼けが防止できる と と も に 、 プラ ス チ ッ ク 板材の可視光透過率が大きい た め 、 前 面の視野も きわ め て 明る く なる 。
[0116] ま た ゴル フ 用 等 に用 い て も板材が回動自在である た め 、 ス イ ン グな ど に支障をきた す こ と もない 。 更に は扳材が着色 さ れた も ので あ れば、 サ ン グラ ス的作用 を果す ので 目 の疲 れを一層防止できる 。 な お 、 上記の よ う なサンバ イ ザー状 の形状 に 限 ら ず 、 ゴ ー グル等の各種用途に応 じ た形状に し て も 同様な効果が得 ら れる 。
[0117] ま た 薬品 、 食品 、 染料等の保存容器、 例 え ば、 筒状 、 ポ 卜 ル状等の容器用用素材 と し て も好適である 。 本発明のプ ラ ス チ ッ ク 板材を こ の よ う な容器用 素材 と し て 用 い る と 、 従来の よ う に褐色に着色 し た り 、 冷暗所に 保存する必要が ない 。 ま た 容器 は透明 、 かつ 軽量で 耐熱性、 耐衝撃性を有 し 、 紫外線を吸収遮断するた め 、 内容物の確認が容易 にで き 、 保管、 取扱い が容易であ る 。
[0118] [ 産業上の利用 可能性 ]
[0119] 本発明 の紫外鎳吸収性プ ラ ス チ ッ ク 扳材は 、 架橋構造を 有 し 引 張強度な どの機械的強度が大き く 強靱で 、 耐衝撃性 耐熱性など に優れて いるだけでな く 、 着色がな く 、 透明で あ り 、 含有さ れた紫外線吸収剤 は 、 プラ ス チ ッ ク板材の表 面に滲み出ないた め 、 長期 に亘 り 紫外線吸収性を有 し 、 ま た可視光線の透過率が大きい 。 従 っ て 、 本発明 の紫外線吸 収性プラ スチ ッ ク 板材は 、 紫外線を遮断 し 、 かつ 機械的損 傷等か ら 各種物品 を保護す る用途 に好適であ る 。
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲 . ラ ジ カ ル重合性化合物 と 、 紫外線吸収剤 と 、 ラ ジ カ ル重 合開始剤 と か ら な る ラ ジ カ ル重合性混合物 を重合 し て 得 ら れるプラ スチ ッ ク 板材であ っ て 、 前記ラ ジ カ ル重合性化合 物 が 、 α — /3 不飽和二重結合を 2 以上有す る ラ ジ カ ル重合 性モ ノ マ ー ま た は こ れ ら の予備重合体の少な く と も 1 種を 含有す る こ と を特徴 と す る紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材. ラ ジ カ ル重合性化合物が 、 ァ リ ル系モ ノ マ ー 、 ア ク リ ル 系 モ ノ マ ー 、 ス チ レ ン系 モ ノ マ ー ま た は こ れ ら の予備重合 体の少な く と ち 1 種を含有す る特許請求の範囲第 1 項記載 の紫外線吸収性プラ ス チッ ク 板材 。
. ラ ジ カ ル重合性化合物が 、 ジ エチ レ ン グ リ コ ー ル ビ ス ァ リ ル カ ー ポネ ー 卜 ま た はそ の予備重合体で あ る特許請求の 範囲第 1 項 ま た は第 2 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
. ラ ジ カ ル重合性化合物が 、 ジエ チ レ ン グ リ コ ー ル ビス ァ リ ル カ ー ボネ ー 卜 ま た はそ の予備重合体 と 、 メ タ ク リ ル酸 メ チルま た はメ タ ク リ ル酸メ チルの予備重合体 と の混合物 で あ る特許請求の範囲第 1 項 ま た は第 2 項記載の紫外線吸 収性プラスチ ッ ク 板材 。
. ラ ジ カ ル重合性化合物が 、 一 3 不飽和二重結合を 2 以 上有す る ラ ジ カ ル重合性モ ノ マ ー を少な く と も 25重量 %含 有す る特許請求の範囲第 1 項ま た は第 4 項記載の 紫外線吸 収性プラ ス チ ッ ク 板材。
6 . 紫外線吸収剤の量が 、 波長 380nm の光線の透適率が 10% 以下で あ っ て 、 かつ 波長 440ηπι 以上の可視領域の透過率が 全体 と し て 85%以上 と なる量であ る特許請求の範囲第 1 項 記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
7 . 紫外線吸収剤がベ ンゾ フ エ ノ ン系紫外線吸収剤である特 許請求の範囲第 1 項 ま た は第 6 項記載の紫外線吸収性ブラ ス チ ッ ク板材。
8 . ベ ンゾフ エ ノ ン系紫外耱吸収剤の量が 、 0.01 〜 5 重量 %であ る特許請求の範囲第 6 項 ま た は第 7 項記載の紫外耱 吸収性プラ スチ ッ ク 扳材 。
9 . 紫外線吸収剤 が 、 2 . 5 ビ ス ( 5 一 タ ー シ ャ リ ー プチル 'ベ ンゾ才 キサゾ リ ル ) チオ フ I ンで ある特許請求の範囲第 1 項 ま た は第 6 項記載の 紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク板材。
10. 2 . 5 ビ ス ( 5 タ ー シ ャ リ ー プチルペ ンゾ 才 キサゾ リ ル ) チ 才 フ ェ ンの量が 、 0.0001 〜 0.1重量% で あ る特許 請求の範囲第 6 項ま た は第 9 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
11. ラ ジ カ ル重合開始剤が 、 選定 10時間半威期.温度が 80^ 以 下の ラ ジ カ ル重合開始剤であ る特許請求の範囲第 1 項記載 の紫外線吸収性プラスチ ッ ク板材。
12. 選定 10時闥半減期温度 80°G 以下のラ ジ カ ル重合開始剤の 量が 、 2〜 5 重量%である特許請求の範囲第 11項記載の紫 外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
13. ラ ジ カ ル重合開始剤 が 、 選定 10時間半減期温度が 801; 以 下の ラ ジ カ ル重合開始剤 と 、 選定 10時間半減期温度が 90 〜 110で の ラ ジ カ ル重合開始剤 と か ら な る特許請求の範囲 第 1 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
14. 選定 10時闥半滅期温度 80で 以下の ラ ジ カ ル重合開始剤 2 〜 5 重量% と 、 選定 10時間半滅期温度 90で〜 110°G のラ ジ カ ル重合開始剤 0.05 〜 5重量 96か ら な る特許請求の箱囲 第 13項記載の紫外線吸収性プラ スチ ッ ク板材 。
15. M g F 2 、 A I 2 03 、 Z n 02 、 Z n S の少な く と も 1 種の金属化合物の被膜がプラ ス チ ッ ク 板材の表面に 形成 さ れた特許請求の範囲第 1 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
16. プラ スチ ッ ク 板材の表面 に シ リ コ ー ン樹脂の被膜が形成 さ れ た特許請 の範囲第 1 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 。
17. 分散型蛍光増 白染料に よ り 染色さ れた特許請求の範囲第 1 項記載の紫外線吸叹性プラ ス チ ッ ク 板材。
18. ブラ ウ ン管デ ィ スプ レ イ の前面に配設さ れる紫外線遮蔽 板で あ る特許請求の範囲第 1 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 扳材 。
19. 美術品な どの被保護物品の前面 に配設さ れる紫外線遮蔽 部材であ る特許請求の範囲第 1 項ま た は第 6 項記載の紫外 線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。
20. 外枠 と 、 外枠の裏部に 取着さ れる裏蓋 と 、 前記外枠 と 裏 蓋 と の 間 に介装さ れる絵画等の美術品掲示物 と か ら な る額 縁に おいて 、 前記美術品掲示物の前面に配設さ れる保護部 材であ る特許請求の範囲第 1 項 ま た は第 1 9項記載の紫外線 吸収性プラ スチ ッ ク板材。
. 照明器具の光源を遮蔽 し た状態で配設さ れる紫外線遮蔽 材である特許請求の範囲第 1 項ま た は第 6 項記載の紫外線 吸収性プ ラ ス チ ッ ク扳材 。
. シ ョ ー ケー スの透光部用素材である特許請求の範囲第 1 項、 第 6 項 ま た は第 1 9項の い ず れかに記載の紫外線吸収性 プラ スチ ッ ク 板材 α
. 物品収納用戸棚の 開閉部 に お ける透光部用 素材で あ る特 許請求の範囲第 1 項、 第 6 項 ま た は第 1 9項の い ず れ か に 記 載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材。 -. プラ イ ン ド状カ一テ ン に お け るル ー パ ー '用 素材 で あ る特 許請求の範囲第 1 項 ま た は第 6 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 。
. 建物 、 車両 、 航空機な どの窓 ガ ラ ス用 素材であ る特許請 求の範囲第 1 項 ま た は第 6 項記載の 紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク 板材 。
. 建物 、 車両、 航空機な ど の窓ガ ラ ス に近接 し て 配設さ れ た 紫外線遮蔽部材で あ る特許請求の範囲第 1 項ま た は第 6 項記載の紫外線吸収性プラ スチ ッ ク 板材 。
. 帽子等の頭部被着具に お け るつ ば ま た は サ ンパ イ ザ用 素 材である特許請求の範囲第 1 項記載の紫外線吸収性プラ ス チ ッ ク板材。
28 . 紫外線に よ り 劣化、 変質する物質の保存容器用素材であ る特許請求の範囲第 1 項記載の紫外線吸収性プラ スチ ッ ク 板材。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1986-01-16| AK| Designated states|Designated state(s): JP KR US |
1986-01-16| AL| Designated countries for regional patents|Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT NL |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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