专利摘要:
患者インターフェース装置40とヘッドギア装置70を含む患者インターフェースシステム30。患者インターフェース装置40は、フレーム42、患者回路コネクタ44、密封部材46、及びフレームからのびる結合装置50を含む。結合装置50は装着される際に使用者の前額部の方へ向けられる。ヘッドギア装置70は、伸長パッド支持体72、パッド支持体72上に配置されるヘッドギア取り付け要素78、ヘッドギア取り付け要素78に結合されるヘッドギアストラップ80、及びパッド支持体72に結合される伸長ヘッドギアパッド74を含む。パッド支持体、パッド、又はその両方は、使用者の前額部から概して頭部の中心線に沿ってのび、頭頂部に隣接して終わるように構成される。加えて、患者インターフェース装置の結合装置50をヘッドギア装置70に結合するために、結合装置取り付け装置100がパッド支持体72に動作可能なように結合される。
公开号:JP2011516193A
申请号:JP2011503533
申请日:2009-04-07
公开日:2011-05-26
发明作者:ウィリアム キットリッジ;ユージェネ;エヌ スカーベリー;ロバート ヒーベル;トマス;エイ マクカン
申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ;
IPC主号:A61M16-06
专利说明:

[0001] 本発明は患者インターフェースシステムに関し、特に、伸長ヘッドギアパッドを持つヘッドギア装置に選択的に付着する患者インターフェース装置を含む患者インターフェースシステムに関する。]
背景技術

[0002] 呼吸ガスのフローを患者の気道へ非侵襲的に、すなわち患者に挿管することなく、又は外科的に気管チューブを食道に挿入することなく、供給することが必要とされる、又は望まれる多くの状況が存在する。例えば、非侵襲的換気として知られる技術を用いて、患者に換気を行うことが知られている。また、持続的気道陽圧(CPAP)又は可変気道圧、例えば患者の呼吸サイクルによって変化する二相式圧力、若しくは観察される患者の状況によって変化する自動調節圧力を、患者/使用者の気道へ供給することも知られている。典型的な圧支持療法は、睡眠時無呼吸症候群、特に閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)、又は鬱血性心不全などの医学的障害を治療するために提供される。]
[0003] 非侵襲性換気及び圧支持療法は、人工呼吸器又は圧支持システムを患者の気道とインターフェースし、呼吸ガスのフローが圧力/フロー発生装置から患者の気道へ供給されることができるように、典型的には鼻腔又は鼻腔/口腔マスクである患者インターフェース装置を患者の顔に配置することを含む。上下ストラップを持つヘッドギアによってこうしたマスクを患者の顔の上に維持することが知られており、上下ストラップの各々は両端をマスクの両側及び上端に設けられる接続要素に通す。]
[0004] こうしたマスクは通常、長期間にわたって装着されるので、様々な懸念が考慮されなければならない。例えば、OSAを治療するために圧支持療法が提供される際には、患者は通常、就寝中も一晩中患者インターフェース装置を装着する。このような状況における1つの懸念は、患者インターフェース装置が可能な限り快適であることであり、さもなければ患者はインターフェース装置を装着することを避け、処方された圧支持療法の目的を無にしてしまうかもしれない。また、インターフェース装置が不快感なく患者の顔に対して十分な密封をもたらすことも重要である。マスクの外周まわりで過度のガス漏れを生じることなく、マスクが密封を維持するために、マスククッションが患者の顔に対して圧迫され得るという点で、問題が生じる。]
[0005] いくつかの従来の呼吸マスクは、患者の顔に取り付けられなければならない比較的大きな構造を提供することによって、マスクの安定性を高めようとしている。従って、マスクが患者から容易に取り外されないように、比較的高い安定度を提供しながら、患者の頭部及び顔の上に支持されなければならない材料の量を最小限にする呼吸マスクの利点が存在する。もう一つの利点は、マスクを患者に対して保持するために必要なヘッドギアストラップ力を、こうした力を扱うために最適な患者の顔上の位置において均等に分散させるような呼吸マスクに存在する。]
課題を解決するための手段

[0006] 従って、従来の患者インターフェースシステムの欠点を克服する患者インターフェースシステムを提供することが本発明の目的である。この目的は、患者インターフェース装置及びヘッドギア装置を含む患者インターフェースシステムを提供することによって、本発明の一実施形態に従って実現される。患者インターフェース装置は、フレーム、フレームの第1側面上に配置される患者回路コネクタ、第1側面と反対側のフレームの第2側面上に配置される、使用者の表面に対して密封するようになっている密封部材、及び、患者インターフェース装置がかかる使用者によって装着されるのに応じて、使用者の前額部へ向けられるようにフレームからのびる結合装置を含む。ヘッドギア装置は、伸長パッド支持体、パッド支持体に付随するヘッドギア取り付け要素、ヘッドギア取り付け要素に結合されるヘッドギアストラップを含み、伸長ヘッドギアパッドはパッド支持体に結合される。パッド支持体、パッド、又はパッド支持体とパッドの両方は、患者インターフェース装置がかかる使用者によって装着されるのに応じて、使用者の前額部領域から概してかかる使用者の中心線に沿ってのび、かかる使用者の頭頂部に隣接して終わるように構成される。ヘッドギア装置は、患者インターフェース装置の結合装置をヘッドギア装置に結合させるためにパッド支持体に結合される結合装置取り付け装置も含む。]
[0007] 本発明のこれらの及び他の目的、機構、及び特徴、ならびに、動作方法、構造の関連要素の機能、部品の組み合わせ、製造の経済性は、添付の図面を参照して以下の記載と添付の請求項とを考慮することでより明らかとなり、図面の全ては本明細書の一部を形成し、類似する参照数字は様々な図において対応する部分を指定する。しかしながら、図面は例示と説明のみを目的とし、本発明の制限の定義として意図されないことが明確に理解されるものとする。本明細書及び請求項において使用される、単数形の"a"、"an"又は"the"は、文脈が他に明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。]
図面の簡単な説明

[0008] 図1は本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第1の実施形態の正面図である。
図2は図1の患者インターフェースシステムの背面図である。
図3は図1の患者インターフェースシステムにおける患者インターフェース装置の正面図である。
図4は図1の患者インターフェースシステムにおける患者インターフェース装置の背面図である。
図5は図1の患者インターフェースシステムにおけるヘッドギア装置の正面図である。
図6は図1の患者インターフェースシステムにおけるヘッドギア装置の背面斜視図である。
図7は使用者によって装着されている様が示されている図1の患者インターフェースシステムの正面図である。
図8は使用者に取り付けられる又は使用者から取り外される様が示されている図1の患者インターフェースシステムの側面図である。
図9は使用者によって装着されている様が示されている本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第2の実施形態の正面図である。
図10は使用者に取り付けられる又は使用者から取り外される様が示されている図9の患者インターフェースシステムの側面図である。
図11は本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの一部分の第3の実施形態の斜視図である。
図12は本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの一部分の第4の実施形態の正面図である。
図13は使用者によって装着されている様が示されている本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第5の実施形態の斜視図である。
図14は図13に示されるヘッドギア装置の一部分の背面図である。
図15は本発明の第6の実施形態に従う患者インターフェースシステムの一部分の正面斜視図である。
図16は本発明の第7の実施形態に従う患者インターフェースシステムの一部分の正面斜視図である。
図17は使用者によって装着されている様が示されている本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第8の実施形態の正面図である。
図18は図17に示されるヘッドギア装置の一部分の背面図である。
図19は使用者によって装着されている様が示されている本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第9の実施形態の正面図である。
図20は本発明の第10の実施形態に従う患者インターフェースシステムの一部分の斜視図である。
図21は図20の患者インターフェースシステムの側面図である。
図22は本発明の原理に従う患者インターフェースシステムの第11の実施形態の正面斜視図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18
実施例

[0009] 図1から図8は本発明の原理に従う患者インターフェースシステム30の第1の実施形態を図示する。患者インターフェースシステム30は、圧支持システム32へ患者回路34を介して接続される様が概略的に示され、患者回路34は圧支持システムから患者インターフェースシステムヘガスを伝える。患者回路34は、圧支持システム内の圧力/フロー発生器から患者インターフェース装置へガスのフローを運ぶ、柔軟な管などの任意の装置である。] 図1 図8
[0010] 本明細書で採用される、"number"という語は1つ又は1つよりも多くを意味するものとし、単数形の"a"、"an"及び"the"は文脈が他に明確に指定しない限り複数の指示対象を含む。加えて本明細書で採用される、2つ以上の部品が一緒に"接続"又は"結合"されるという記述は、これらの部品が直接連結されるか、又は1つ以上の中間部品を通して連結されることを意味するものとし、一方2つ以上の部品が"付着される"又は"取り付けられる"という記述は、これらの部品が直接連結されることを意味するものとする。]
[0011] 本明細書で使用される方向の表現、例えば限定はされないが頂上、底、左、右、上、下、前、後、及びこれらの派生語などは、図面に示された要素の方向に関し、請求項において明確に列挙されない限り請求項を限定しない。]
[0012] 圧支持システム32は任意の従来の換気又は圧支持システムである。こうした圧支持システムの例は、人工呼吸器、持続的気道陽圧(CPAP)装置、又は可変圧装置、例えば自動調節装置、比例補助換気(PAV(登録商標))装置、比例気道陽圧(PPAP(登録商標))装置、C‐Flex(登録商標)装置、Bi‐Flex(登録商標)装置、又は、Respironics,Inc. of Pittsburgh,PAによって製造及び流通されているBiPAP(登録商標)装置(この装置では、呼気中よりも吸気中により高い圧力が供給されるように、患者に供給される圧力が患者の呼吸サイクルによって変化する)、又は他の圧支持装置を含むが、これらに限定されない。本発明との使用に適した、ガスのフローを患者の気道へ伝える他の装置は、分泌物除去又は弛緩の目的で高圧及び低圧又は陽圧及び陰圧を気道へ加える装置を含む。]
[0013] 患者回路34は任意の適切な構成をとることができる。例えば、患者回路は圧支持システムと患者インターフェースシステムの間のシングルリム管であることができる。あるいは、患者回路は、使用者へガスのフローを運ぶための吸気リムと使用者からガスのフローを運ぶための呼気リムを持つ、デュアルリム管システムであることができる。典型的には、吸気リムと呼気リムを患者インターフェースシステムへ接続するYコネクタが患者の近くに設けられる。]
[0014] 様々な構成要素が、圧支持システム32、患者回路34、患者インターフェースシステム30、又はこれらの任意の組み合わせの中に設けられるか、又は結合され得ることがさらに理解されるものとする。例えば、細菌フィルタ、圧力制御弁、流量制御弁、圧力/流量/温度/湿度センサ、計器、圧力フィルタ、加湿器、及び/又はヒーターが、患者回路の中に設けられるか、又は患者回路に取り付けられることができる。]
[0015] 患者インターフェースシステム30は患者インターフェース装置40とヘッドギア装置70を含む。患者インターフェース装置40は顔の一部分を覆い、患者回路から使用者の気道へガスのフローを伝える。ヘッドギア装置70は患者インターフェース装置を使用者の頭部へ取り付ける役目を果たす。本発明はまた、以下でより詳細に記載されるように、患者インターフェース装置40が単独で使用されることができることも意図することに留意すべきである。つまり、患者インターフェース装置はヘッドギア装置70を用いることなく使用者の頭部に結合されることができる。従って本発明は、患者インターフェース装置を使用者へ取り付ける上で使用するために特定の構成及び/又は技術を決定する柔軟性、すなわち、例えば改良された安定性のためにはヘッドギア装置を使用し、又は、例えば使用者の頭部に設けられる若しくは他の方法で結合されるアイテムの量を最小限にするためにはヘッドギア装置を使用しない、という柔軟性を使用者に提供する。]
[0016] 患者インターフェース装置30は、フレーム42、フレームの第1側面上に配置される患者回路コネクタ44、及び第1側面と反対側のフレームの第2側面上に配置される密封部材46を含む。密封部材は、クッションとも称するが、使用者の表面に対して密封するようになっている。この図示された例示的な実施形態において、フレームは使用者の鼻を受けるための鼻受け空洞を画定し、比較的硬い材料から形成され、密封部材を支持する。]
[0017] 密封部材44は、ゲル、シリコーン、発泡体、ゴム、又は材料の組み合わせなどの任意の適切な材料から作られることができる。密封部材としての使用に適したゲル材料の例は、米国特許第5,647,357;5,884,624;6,397,847;6,895,965、及び係属中の米国特許出願第11/715,760(まとめて"ゲル参考文献"と称する)に記載され、これらの各々の内容は引用により本明細書に組み込まれる。密封部材44はまた、米国特許出願第11/266,808(公開番号2006‐0096598)に開示されているような高弾性材料から形成されることもでき、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。]
[0018] 本発明はさらに、密封部材44が、クッションの患者接触部分に設けられる1つ以上のフラップを随意に含み得ることを意図する。複数のフラップを持つクッションの例は米国特許第4,971,051に開示され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。さらに、密封部材44は、リブ、支持部材、変動壁厚、及びクッションの密封特性を制御するプリーツなど、他の構造を含むことができる。本発明での使用に適したプリーツを持つクッションの例は、米国特許第7,237,551に開示され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。]
[0019] 例示的な実施形態において、患者回路コネクタ44は、患者回路コネクタがフレームに対して回転可能であるように、フレーム42の中に画定される開口部に結合されるエルボ管である。本発明はまた、患者の呼気二酸化炭素などのガスを大気へ排気することを可能にするために、患者回路コネクタの中に、全体的に48と示される排気装置を設けることも意図する。排気装置48は、患者回路コネクタ44の壁の中に設けられる1つ以上の通気口など、任意の適切な構成をとることができる。]
[0020] 本発明はまた、排気装置48が大気へ排気するガスの量を能動的に又は受動的に制御するように構成されることができることも意図する。例えば、患者回路内の圧力が降下する場合、排気装置は患者に大気への大きな直接アクセスをもたらすために開くことができる。こうした排気装置の例は、米国特許第6,851,425に開示され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。本発明との使用に適した排気装置のさらなる例は、米国特許第5,438,981;5,647,355;5,685,296;5,937,855及び6,584,977に開示され、これらの各々の内容は引用により本明細書に組み込まれる。本発明はまた、マスクシェル、密封部材、又はこれらの任意の組み合わせの中に排気装置を設けることも意図する。最終的に、この装置は、該システムからガスを排気する必要がない場合には省略されることもでき、これはデュアルリム患者回路構成において通常よくあることである。]
[0021] 全体的に50と示される結合装置は、患者インターフェース装置が使用者によって装着される際に結合装置が使用者の前額部へ向けられるように、フレーム42からのびる。図示された例示的な実施形態において、結合装置50は、支持アーム52、支持アームに動作可能なように結合される前額部アーム54、及び、前額部アームに結合される、全体的に56と示されるヘッドギア結合要素を含む。支持アーム52はフレーム42に調節可能なように結合されるか、又はフレームに固定されることができる。同様に、前額部アーム54は支持アーム52に調節可能なように又は選択的に結合されることができる。例示的な実施形態において、支持アーム52は、例えば米国特許第7,069,932("'932特許")に記載されるように、支持アームがフレームに沿って弓形の経路にわたってスライドするように、フレーム42に結合され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。さらなる例示的な実施形態において、前額部アームは'932特許に記載されるように支持アーム52に回転可能なように結合される。]
[0022] この実施形態において、結合装置50は前額部アーム54に結合される前額部パッド58をさらに含む。パッド58は前額部アームへ固定されるか又は取り外し可能なように結合されることができる。本明細書の記載からわかるように、前額部パッド58は本発明の多くの実施形態においてオプションである。前額部パッド58は、ゲル、発泡体、シリコンなどの任意の適切な材料又は材料の組み合わせから形成されることができる。これらのパッドとしての使用に適したゲル材料の例は、ゲル参考文献に記載され、これらの各々の内容は引用により本明細書に組み込まれる。前額部パッド58は1つの単一要素として示されている。本発明は前額部パッド58が前額部アームに結合される複数のパッドによって画定されることができることを意図することが理解されるものとする。]
[0023] 本発明は、支持アーム52、前額部アーム54、及び前額部パッド58が様々な異なる構成のうちのいずれか1つをとることができることを意図する。例えば、前額部アームと支持アームは1つの一体装置であることができる。図示された実施形態において、支持アームと前額部アームは概して"T"形状をとる。本発明のさらなる実施形態を考察することからわかるように、本発明はこれらの構成部品が様々な他の構成をとることができることを意図する。また、支持アームをフレームに調節可能なように結合するための機構は、任意の適切な接続であることができる。図示された実施形態において、調節機構は、支持アームがフレームに対する複数の別個の位置のうちの1つに位置づけられることを可能にする。]
[0024] ヘッドギア装置70は、伸長パッド支持体72と、パッド支持体に結合される伸長ヘッドギア/前額部パッド74を含む。パッド支持体、パッド、又はパッド支持体とパッドの両方は、患者インターフェース装置が使用者によって着用される際に、使用者の前額部領域から概してかかる使用者の中心線に沿ってのび、かかる使用者の頭頂部に隣接して終わるように構成される。図示された例示的な実施形態において、パッド支持体72とヘッドギアパッド74は、一般的に人の頭部の前面に概して一致する曲率半径に沿って(又は曲率を持って)伸長し湾曲している。これはおそらく図7及び図8に最もよく図示されている。] 図7 図8
[0025] パッド支持体72は剛体又は半剛体の材料から形成され、ヘッドギアパッド74は、発泡体など、使用者の表面に接触するのに適した材料から形成される。パッド支持体72とヘッドギアパッド74は任意の適切な方法で一緒に結合される。例示的な実施形態において、パッド支持体とヘッドギアパッドは縫合される。しかしながら、本発明はまた、一方が他方から取り外されることができるように、例えばスナップ又はマジックテープ(登録商標)を用いて、パッド支持体とヘッドギアパッドを選択的に結合することも意図する。このオプションは、例えば、必要に応じパッドを交換することを可能にし、又は異なるサイズのパッド支持体とヘッドギアパッドが互いに使用されることを可能にする。]
[0026] パッド支持体72及びパッド74は各々1つの単一要素として示されている。本発明は一緒に連結された複数の要素を用いてパッド支持体を形成することを意図することが理解されるものとする。同様に、パッド74は複数の別個のパッドによって画定されることができる。パッド支持体とパッド74は様々なサイズと構成をとることができることがさらに理解されるものとする。例えば、図1から図8に示されるパッドとパッド支持体は概してこの構造の中央に開口部76を含む。この開口部は増大した快適性のために使用者の頭部へ空気が流れることを可能にする。この開口部は省略されることができ、又は1つよりも多くのこうした開口部が設けられることができる。] 図1 図8
[0027] 複数のヘッドギア取り付け要素78a,78bがパッド支持体72に付随する。より具体的には、ヘッドギア取り付け要素78a,78bは、ヘッドギア装置が使用者上にある際に使用者の前額部に隣接して位置するパッド支持体の第1端部の両側に設けられる。図示された実施形態において、ヘッドギア取り付け具78a,78bは、パッド支持体上にスロットが形成されるように、パッド支持体からのびる突起によって形成される。]
[0028] ヘッドギアストラップ80は、ヘッドギア取り付け具によって画定されるスロットを通して挿入されることによって、ヘッドギア取り付け要素78a,78bに結合される。図示された実施形態において、ヘッドギアストラップはヘッドギア取り付け具を通して挿入し、自身の上に巻きつく。固定装置82がヘッドギアストラップの端部に設けられ、ストラップの自由端がヘッドギアストラップの残りの部分に戻って付着する位置を制御することによって、使用者がヘッドギアストラップの有効長を制御することを可能にする。本発明は、固定装置82がスナップ又はバックルなどの任意の適切な締め具であることができることを意図する。例示的な実施形態において、固定装置82は通称VELCRO(登録商標)ファスナーとして知られるマジックテープ(登録商標)である。]
[0029] 第2のヘッドギアストラップ84がパッド支持体の第2端部に結合される。本発明は、第2のヘッドギアストラップ84が任意の従来の方法でパッド支持体に結合され、パッド支持体に固定されても、パッド支持体から選択的に取り外し可能であってもよいことを意図する。しかしながら、例示的な実施形態において、第2のヘッドギアストラップは、例えばパッド支持体に縫合されることによってパッド支持体に固定される。第2のヘッドギアストラップ84はパッド支持体72の端部から頭部の中心線に沿って頭部の前から後へのびる。第1のヘッドギアストラップ80は頭部に巻きつき、頭部の後で第2のヘッドギアストラップ84に結合される。例示的な実施形態において、第2のヘッドギアストラップ84は、第2のヘッドギアストラップの中に画定される1つ以上のスロット86に第1のヘッドギアストラップ80を通すことによって第1のヘッドギアストラップ80に結合する。これは、ヘッドギアストラップが患者に対して適切に位置づけられることができるように、第1のヘッドギアストラップが第2のヘッドギアストラップに対して動くことを可能にする。]
[0030] ヘッドギア装置70は、第1と第2のヘッドギアストラップの接合部から、使用者の頭部の後から使用者の前面(顔)の方へ戻ってのびる第3のヘッドギアストラップ88a及び88bを含む。この実施形態において、第3のヘッドギアストラップは、例えば第3のヘッドギアストラップを第2のヘッドギアストラップへ縫合することによって、第2のヘッドギアストラップに固定される。勿論、第3のヘッドギアストラップは第2及び第1のヘッドギアストラップから分離可能であることができる。]
[0031] ヘッドギアクリップ90a及び90bが第3のヘッドギアストラップ88a及び88bの各々に結合される。ヘッドギアクリップ90a及び90bは、ヘッドギアストラップを患者インターフェース装置40に、特にフレーム42に結合するために使用される。例示的な実施形態において、第3のヘッドギアストラップ88a及び88bは、ヘッドギアクリップの中に設けられるスロットに第3のヘッドギアストラップを通すことによって、ヘッドギアクリップ90a及び90bに取り付けられる。そして第3のヘッドギアストラップの自由端は、スナップ又はマジックテープ(登録商標)などの任意の従来の締め具を用いて第3のヘッドギアストラップに戻って固定される。この構成は使用者が第3のヘッドギアストラップの有効長を調節することを可能にする。]
[0032] ヘッドギアクリップ90a及び90bは、患者インターフェース装置40上に設けられるヘッドギアクリップ結合部材60a及び60bを係合する部分を含む。図示された例示的な実施形態において、ヘッドギアクリップ90a,90b及びヘッドギアクリップ結合部材60a,60bは玉継ぎ手構成で構成される。この構成の例は、米国特許第7,066,179('179特許)に開示され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。勿論、ヘッドギアクリップとヘッドギアクリップ結合部材の他の構成が本発明によって意図される。実際、こうした他の構成は'179特許に開示されている。さらに、本発明は、スナップ、フック、ループ、クランプ、又は他のコネクタを含む、ヘッドギアストラップを患者インターフェース装置へ連結するための任意の固定技術を用いることを意図する。]
[0033] 患者インターフェース装置40は、前額部アーム54に結合される第2のヘッドギア取り付け要素62a及び62bを含む。図示された例示的な実施形態において、ヘッドギア取り付け要素62a及び62bは前額部アーム54の両端に設けられるが、前額部アーム及び/又は支持アーム52におけるこれらの要素の他の位置が本発明によって意図される。ヘッドギア取り付け要素は様々な構成のうちのいずれか1つをとってよく、簡単な例示的な実施形態において、ヘッドギア取り付け要素は、ヘッドギアストラップが通るスロット68によって画定される。ヘッドギア取り付け要素78a,78bに関して上述した通り、ヘッドギアストラップはヘッドギア取り付け具を通して挿入し、自身の上に巻きつく。ヘッドギアストラップの端部に設けられる固定装置は、ストラップの自由端がストラップに戻って付着することを可能にし、使用者がヘッドギアストラップの有効長を制御することを可能にする。]
[0034] 患者インターフェース装置40はヘッドギア装置70の必要なく使用者によって装着され、使用者の頭部に取り付けられることができる。結果として、本発明の患者インターフェースシステムは高度に柔軟であり、患者及び介護者の特定のニーズに適合するようになっている。ヘッドギア装置70なしで使用される際、患者インターフェース装置40は任意の従来の4点ヘッドギアを用いて使用者に取り付けられることができる。使用者の顔に患者インターフェース装置だけを取り付ける上での使用に適した従来のヘッドギアの例は、米国特許出願第11/849,675に開示され、この内容は引用により本明細書に組み込まれる。4点ヘッドギアは、ヘッドギアストラップがヘッドギアクリップ結合部材60a,60b及びヘッドギア取り付け要素62a,62bに付着するように構成されるべきである。勿論、上述の通り、ヘッドギアクリップ結合部材60a,60b及びヘッドギア取り付け要素62a,62bは他の構成をとることができ、それによって任意の従来のヘッドギアを用いて患者インターフェース装置の取り付けを容易にする。]
[0035] 使用者が患者インターフェース装置40をヘッドギア装置70とともに使用したい場合、患者インターフェース装置はヘッドギア装置に結合され、ヘッドギア取り付け要素62a及び62bはヘッドギアストラップ付着点として使用されない。全体的に100と示される結合装置取り付け装置は、パッド支持体72に動作可能なように結合され、患者インターフェース装置40の結合装置50に結合するようになっており、それによって患者インターフェース装置40をヘッドギア装置70と連結する。]
[0036] 例示的な実施形態において、結合装置50は、患者インターフェース装置がヘッドギア装置に対して調節されることができるように、結合装置取り付け装置100に調節可能なように結合される。しかしながら、本発明はまた、調節不可能な接続、すなわちヘッドギア装置70に対して患者インターフェース装置40の位置が1つしかない接続も意図する。図1から図8に示された実施形態において、ヘッドギア装置70に対する患者インターフェース装置40の間の接続は調節不可能な接続である。図13、15、17、20及び22に示された実施形態においては、以下でより詳細に記載される通り、ヘッドギア装置70に対する患者インターフェース装置40の間の接続は調節可能な接続である。] 図1 図13 図8
[0037] 結合装置は、ヘッドギア結合要素56と結合装置取り付け装置100の相互作用によってヘッドギア装置70に結合される。図1から図8に図示された例示的な実施形態において、ヘッドギア結合要素56はスロット64を含み、結合装置取り付け装置100はスロット64の中に挿入されるようになっているフック102を含む。勿論、本発明はまた、結合装置取り付け装置がスロットを含み、ヘッドギア結合要素がスロットへの挿入用のフックを含むように、この構成を反対にすることも意図する。] 図1 図8
[0038] 図示された例示的な実施形態において、ヘッドギア結合要素56及び結合装置取り付け装置100は、ヘッドギア結合要素56によって形成される棒状部材66が、患者インターフェース装置がヘッドギア装置に結合される際に、フック102の湾曲部の中に画定される溝104内に配置されるように、構成される。本発明は、棒状部材66を溝104内に維持するのを助けるためにフック102上に比較的小さな突起106を設けることを意図する。]
[0039] 加えて、ヘッドギア結合要素56及び結合装置取り付け装置100は、図7に示される正常位置において、結合装置50がヘッドギア装置70から分離されることができないように、すなわちヘッドギア結合要素56と結合装置取り付け装置100が外れないように、構成され方向づけられる。ヘッドギア結合要素56を結合装置取り付け装置100から外すためには、患者インターフェース装置40又は少なくとも結合装置50が、図8に示されるような取り付け/取り外し位置へ、回転させられるか又は他の方法で動かされなければならない。例示的な図示された実施形態において、これは、最初にヘッドギア取り付け要素60a,60bからヘッドギアクリップ90a,90bを取り外し、図8に矢印Aで示されるように、患者インターフェース装置40の下部を頭頂部へ向かって使用者から離して回転させることによって、実現される。この位置にあるとき、棒状部材66は溝104から取り外されることができる。本発明は、棒状部材66及び/又は溝104が、患者インターフェース装置が取り外し位置へ回転されるときにのみ、棒状部材が溝から容易に取り外し可能になるような形状をとることを意図する。他の場合には、これら2つを分離することは非常に困難である。] 図7 図8
[0040] 患者インターフェース装置40をヘッドギア装置70へ取り付けることは、逆の手順に従うことによって実現される。すなわち、患者インターフェース装置は最初に取り付け/取り外し位置に置かれ、フック102をスロット64の中に完全に挿入することによって棒状部材が溝104の中に挿入される。そして患者インターフェース装置は矢印Bで示されるように顔の上へ下げられる。勿論、取り付け及び取り外しステップは、患者インターフェースシステム30のいかなる部分も使用者によって装着されることなく実現されることができる。]
[0041] 図1から図8に図示された第1の例示的な実施形態において、ヘッドギア装置70、及び少なくとも結合装置50の前額部アーム54と前額部パッド58は、結合装置がヘッドギア装置に連結される際に、複合構造が概して単一の前額部係合構造をもたらすように、構成される。言い換えれば、ヘッドギア装置70が結合装置50に連結される際、複合構造は、2つ以上の別々のパッドではなく単一の大きなパッドのように"感じる"前額部/頭部パッドが使用者にもたらされるように、嵌合するか又は他の方法で組み合わさる。この構成は患者インターフェース装置にとって非常に安定なプラットフォームを提供すると考えられる。] 図1 図8
[0042] ヘッドギア装置70と結合装置50の間の概して密接な嵌合係合は、図1から図8に図示された実施形態において、パッド支持体72とパッド74の中にカットアウト92を設けることによって実現される。カットアウト92は、前額部がヘッドギア装置の中にぴったりと合うように、前額部アーム54のサイズと形状に概して一致するような構成とサイズをとる。前額部パッド58とパッド74は、これらのパッドによって画定される使用者への接触面が概して均一であるような、すなわち均一な高さを持つようなサイズと構成をとる。パッド58及び74は複合装置の単一パッド感を増すために同じ材料から形成されることができる。] 図1 図8
[0043] 上述の通り、本発明はまた、従来のヘッドギアに結合するためにヘッドギア付着点60a,60b、62a,及び62bを用いて患者インターフェース装置のみを利用する柔軟性を使用者へ提供する。必要に応じて、使用者はヘッドギア装置70を追加することができる。]
[0044] 図示された実施形態において、患者インターフェース装置40は使用者の鼻と口を覆って塞ぐフルフェイスマスクである。本発明は患者インターフェース装置が任意の適切な構成をとることができることを意図することが理解されるものとする。例えば、図9及び図10は、患者インターフェース装置112が使用者の鼻のみを覆って塞ぐ鼻腔マスクである患者インターフェースシステム110の第2の実施形態を図示する。患者インターフェース装置112は上記と同じ方法でヘッドギア70に結合される。] 図10 図9
[0045] 上述の通り、本発明は患者インターフェース装置をヘッドギア装置へ取り付けるための無数の異なる構成を意図する。残りの図面、すなわち図11から図22はこれらの可能な構成のいくつかを図示する。簡略化のため、関心のあるアイテムに焦点が置かれるように、患者インターフェースシステムの特徴の多くはこれらの図面の各々において再現されていない。] 図11 図22
[0046] 図11は、結合装置120、より具体的には、ヘッドギア装置130と結合されるようになっている前額部アーム122を含む、患者インターフェースシステムの一部分の第3の実施形態を図示する。この実施形態において、ヘッドギア結合要素56及び結合装置取り付け装置100は、上記と同じフック及びスロット構成を持ち、前額部アーム122をパッド支持体132へ結合するために使用される。しかしながらこの実施形態において、前額部アーム122及びパッド支持体132(及び前額部パッドも)は図1から図8に示されたものとは異なる構成をとる。この実施形態において、前額部アーム122は概して楕円形であり、パッド支持体132は前額部アームの湾曲形状に概して一致する湾曲端面134を持つ。] 図1 図11 図8
[0047] この実施形態は、本発明によって意図される結合装置とヘッドギア装置のさらなる代替的な構成を例示する役目を果たす。また、ヘッドギア取り付け要素136は、前述の実施形態のような隆起した突起ではなく、パッド支持体の中に画定されるスリット又はスロットである。]
[0048] 前述の実施形態において、前額部アームは単一のヘッドギア結合要素を持っていた。図12に図示された実施形態において、前額部アーム140は複数のヘッドギア結合要素56を含む。この実施形態において、ヘッドギア結合要素56はここでもやはり前額部アームの中に画定されるスロット144である。前額部パッド支持体142は複数の対応する結合装置取り付け装置100を含む。この実施形態において、結合装置取り付け装置100はここでもやはり、スロット144の中に挿入する又ははめ込む、パッド支持体142からのびるフック又は突起146である。] 図12
[0049] 図13及び図14は、使用者によって装着されている様が示されている、本発明の原理に従う患者インターフェースシステム150の第5の実施形態を図示する。前述の実施形態と同様に、患者インターフェースシステム150は患者インターフェース装置152とヘッドギア装置170を含むが、これらは少し異なる方法で一緒に結合される。この実施形態において、患者インターフェース装置152は支持アーム156と前額部アーム158を持つ結合装置154を含み、一対の前額部パッド160が前額部アームに結合されている。ヘッドギア結合要素162は前額部アーム158の端部に設けられる。この実施形態において、ヘッドギア結合要素は前額部アームの上縁付近に画定される比較的長いスロット164である。ヘッドギア取り付け要素166a及び166bは前額部アームの両端に設けられる。] 図13 図14
[0050] ヘッドギア装置170は、前額部パッド支持体172と、パッド支持体に結合される前額部パッド174を含む。しかしながらパッド支持体172はヘッドギア取り付け要素(図1の78a,78b)を含まない。代わりに、ヘッドギアストラップ180は前額部アーム158上のヘッドギア取り付け要素166a及び166bに結合される。ヘッドギア装置170は、前額部アーム158上のヘッドギア結合要素162に取り付けられるために前額部パッド支持体172に結合される結合装置取り付け装置176も含む。硬いフックではなく、結合装置取り付け装置176は柔軟なストラップ178である。] 図1
[0051] この実施形態において、患者インターフェース装置152は、ストラップ178をスロット164の中へ挿入することによってヘッドギア装置170へ結合する。そしてストラップ178の自由端は任意の従来技術を用いてパッド支持体172へ固定される。図示された実施形態においてはマジックテープ(登録商標)式の締め具が使用され、一部分、例えばフックがストラップ178上に設けられ、別の部分、例えばループ材料がパッド支持体上に設けられる。図示された例示的な実施形態において、マジックテープ(登録商標)の一部分はパッド支持体172の中に設けられる開口部179の中に配置される。この構成は、前額部アームがどれだけパッド支持体に密接するかを使用者が調節することを可能にする。結合装置取り付け装置176での使用のために単一ストラップ178が示されているが、複数のストラップ及び前額部アーム中の関連スロットが本発明によって意図されることが理解されるものとする。]
[0052] 図15は本発明の第6の実施形態に従う患者インターフェースシステムの一部分の正面斜視図である。より具体的には、この実施形態はヘッドギア装置200に結合される患者インターフェース装置の結合装置190部分を図示する。結合装置190は、ヘッドギア結合要素194とヘッドギア取り付け要素196を持つ一体の支持及び前額部アーム192を含む。この実施形態において、ヘッドギア結合要素194及びヘッドギア取り付け要素はスロットである。前額部パッド198もアーム192に結合される。] 図15
[0053] ヘッドギア装置300は、パッド支持体202と、パッド支持体に結合されるパッド204を含む。ヘッドギア装置200は、アーム192上のヘッドギア結合要素194に取り付けられるためにパッド支持体202に結合される結合装置取り付け装置206を含む。直前の実施形態と同様に、結合装置取り付け装置206は柔軟なストラップ208である。柔軟なストラップはヘッドギア結合要素194を画定するスロットを通して挿入し、パッド支持体202、パッド204、又はパッド若しくはパッド支持体に結合される別の構造に、固定される。]
[0054] この実施形態において、前額部パッド198は、患者インターフェース装置がヘッドギア装置に結合される際に、アーム192の一部分及び/又はヘッドギア結合要素194がパッド204を覆うように、アーム192からわずかにオフセットされる。これは患者インターフェース装置へ安定性をもたらす役目を果たす。前額部パッド198とパッド204は嵌合係合のために構成される、すなわちこれらが密接に組み合わさるように隣接縁が同様の輪郭をとる。]
[0055] 図16は本発明の第7の実施形態に従う患者インターフェースシステムの一部分の正面斜視図である。この実施形態は患者インターフェース装置の結合装置210部分と、対応するヘッドギア装置220を示す。結合装置210は支持アーム212と前額部アーム214を含む。前額部アームは、前額部アームの上部の中に画定される一対のスロットの形式でヘッドギア結合要素216を含み、前額部アームの両端に設けられるスロットの形式でヘッドギア取り付け要素218を含む。] 図16
[0056] ヘッドギア装置は、パッド支持体222と、パッド支持体222に結合される結合装置取り付け装置224を含む。この実施形態においては、結合装置取り付け装置224の付近のパッド支持体の部分と関連するヘッドギア取り付け要素はない。結合装置取り付け装置224はパッド支持体からのびるフック又は突起を含む。フックは、ヘッドギア装置を患者インターフェース装置に取り付けるために前額部アームの中の関連スロットと係合する。示されていないが、パッドがパッド支持体222に結合され、前額部パッドが前額部アーム214に結合されることができる。あるいは、パッドは前額部アーム214に結合される必要がない。パッド支持体222の下のパッドは、前額部アームがパッド支持体に結合されるときに前額部アームの全部又は一部の下になるように、延長されることができる。]
[0057] 使用者によって装着されている様が示されている、本発明の原理に従う患者インターフェースシステム230の第8の実施形態が図17及び図18に示される。患者インターフェースシステム230は患者インターフェース装置232とヘッドギア装置250を含む。患者インターフェース装置232は、図13に示され図13に関連して上述された結合装置154と概して同様の結合装置234を含む。結合装置234は、ヘッドギア結合要素238と、ヘッドギア取り付け要素240a及び240bを含む、前額部アーム236を含む。] 図13 図17 図18
[0058] ヘッドギア装置250は、パッド支持体252と、パッド支持体に結合されるパッド254を含む。ヘッドギア装置はまた、パッド支持体252に結合される結合装置取り付け装置256も含む。結合装置取り付け装置256は、図13に示され図13に関連して上述された結合装置取り付け装置176と概して同様である。すなわち、結合装置取り付け装置256は前額部アームの中のスロットを通して挿入する比較的幅広いストラップであり、ヘッドギア装置に戻って固定される。] 図13
[0059] ヘッドギア装置250は、前額部パッド254の構成において前述の実施形態のヘッドギア装置とは異なる。とりわけ、前額部パッド254は、患者インターフェースシステムが使用者によって着用される際、前額部パッドの下部258が、使用者と、結合装置234の全部又は一部、特に前額部アーム236との間に配置されるようなサイズと構成をとる。この実施形態は使用者と結合装置の構成部品との間に大きな単一パッド面をもたらす。この実施形態においては、前額部アーム236上に配置される前額部パッド58などの前額部パッドがないことに留意すべきである。使用者が患者インターフェース装置を単独で、すなわちヘッドギア装置250なしで使用したい場合、本発明は、1つ又は複数の前額部パッドが前額部アームに結合されることができるように前額部アーム236上に取り付け構造を設けることを意図する。]
[0060] 本発明は、前額部アーム又は結合装置の他の部分がパッド254に固定されることができることを意図する。例えば、マジックテープ(登録商標)のフック部分は、フック部分がパッド254の表面上の軟質(ループ)材料と係合することができるように、前額部アーム236の下側に固定されることができる。勿論、他のタイプの締め具が前額部アームをパッド254に固定するために使用されることができる。]
[0061] 図19は本発明の原理に従う患者インターフェースシステム260の第9の実施形態を図示する。患者インターフェースシステム260は患者インターフェース装置262とヘッドギア装置270を含む。患者インターフェース装置262は、図13に示され図13に関連して上述された結合装置154と概して同様の結合装置264を含む。結合装置264は、ヘッドギア結合要素268を含む前額部アーム266を含む。結合装置264、特に前額部アーム266は、患者インターフェース装置がヘッドギア装置なしに使用されることができるように、ヘッドギア取り付け要素を含むことができる。] 図13 図19
[0062] ヘッドギア装置270は、パッド支持体272と、パッド支持体に結合されるパッド274を含む。ヘッドギア装置はまた、パッド支持体272に結合される結合装置取り付け装置276も含む。この実施形態において、パッド支持体272は下部278を含み、パッド274は下部280を含む。両下部278及び280は、患者インターフェース装置262がヘッドギア装置270に結合される際に、使用者と、結合装置264の全部又は一部との間に配置される。図示された例示的な実施形態において、前額部アーム266は、ヘッドギア装置が前額部アームに結合される際に、ヘッドギア装置270のパッド支持体及びパッドの両方の上に配置される。]
[0063] この例示的な実施形態において、結合装置取り付け装置276は、パッド支持体272に固定される一対の比較的硬いフック282を含む。フック282は、ヘッドギア装置への患者インターフェース装置の、強い、ただし取り外し可能な接続をもたらすために、ヘッドギア結合要素268の中の棒284に結合する。]
[0064] 上述の通り、ヘッドギア装置270は、ヘッドギア80がパッド支持体に取り付けられることができるように、一対のヘッドギア取り付け要素も含む。ヘッドギア取り付け要素は、スロット、スナップ、クリップなどの任意の適切な構成であることができる。]
[0065] 図20は本発明の原理に従う患者インターフェースシステム300の第10の実施形態を図示する。患者インターフェースシステム300は患者インターフェース装置302とヘッドギア装置310を含む。患者インターフェース装置302は、図13に示され図13に関連して上述された結合装置154と概して同様の結合装置304を含む。結合装置304は支持アーム306と前額部アーム308を含む。前額部パッド310が前額部アーム306に取り付けられる。前額部パッド310はまた、以下で詳細に述べられるように、ヘッドギア装置に前額部アームを取り付けるためにも使用される。前額部アームは、前額部アームの両端に配置される一対のヘッドギア取り付け要素312a及び312bをさらに含む。ヘッドギア取り付け要素312a及び312bは、ヘッドギアストラップ80を前額部アームに取り付けるための任意の適切な装置又は技術であることができるが、図示された実施形態において、ヘッドギア取り付け要素は、ヘッドギアストラップが通って挿入する、前額部アームの両端に設けられる単なるスロットである。] 図13 図20
[0066] ヘッドギア装置320は、パッド支持体322と、パッド支持体に結合されるパッド324を含む。ヘッドギア装置は結合装置取り付け装置326も含む。この例示的な実施形態において、結合装置取り付け装置326はマジックテープ(登録商標)の一部分、すなわちパッド326の下部328上に配置されるフック部分である。マジックテープ(登録商標)の他の部分、すなわちループ部分は、前額部パッド310の露出面上にあるヘッドギア結合要素310の部分である。従って、この実施形態は、前額部パッドを結合装置取り付け装置326に対して置く及び/又は押しつけて、マジックテープ(登録商標)がこれら2つの要素を係合するようにすることによって、前額部アームのヘッドギア装置への迅速かつ容易な取り付けを可能にする。この実施形態はヘッドギア装置なしに患者インターフェース装置が使用されることを可能にし、前額部パッド310が前額部アームの下で使用者の表面に接する役目を果たすこともまた認められることができる。]
[0067] 本発明の原理に従う患者インターフェースシステム330の第11の実施形態が図22に示される。患者インターフェースシステム330は患者インターフェース装置332とヘッドギア装置340を含む。患者インターフェース装置332は、支持アーム336を含む結合装置334を含む。この実施形態においては、前述の実施形態のような前額部アームがない。代わりに、以下で詳細に述べられるように、支持アームがヘッドギア装置に直接付着する。] 図22
[0068] ヘッドギア装置340は、パッド支持体342と、パッド支持体に結合されるパッド344を含む。ヘッドギア装置は結合装置取り付け装置346も含む。結合装置取り付け装置346は、矢印Cで示されるように支持アーム336が中へスライドするスロットを画定する。支持アームは複数の別個の位置にわたってスロット内でロック可能である。これは支持アームに結合される少なくとも1つの可動ロックタブ338を設けることによって実現される。図示された例示的な実施形態において、ロックタブ338は、タブが結合装置取り付け装置346の中に設けられるスロット348のうちの1つとの係合に出入りして曲げられることができるように、片持ちアーム上に配置される。図示された実施形態においては、1つだけのロックタブで可能な数よりも多くの、ヘッドギア装置に対する支持アームの可能なロック位置をもたらすために、2つのロックタブが支持アーム336の中に設けられる。]
[0069] 本発明は、例示を目的として、現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものに基づいて詳細に記載されているが、当然ながらこうした詳細はその目的のために過ぎず、本発明は開示された実施形態に限定されず、それどころか添付の請求項の精神及び範囲内にある変更及び均等な構成を包含することが意図される。例えば、当然ながら本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1つ以上の特徴が任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わされることができることを意図する。]
权利要求:

請求項1
患者インターフェース装置であって、フレームと、前記フレームの第1側面上に配置される患者回路コネクタと、前記第1側面と反対側の前記フレームの第2側面上に配置される、使用者の表面に対して密封する密封部材と、前記フレームからのびる結合装置であって、前記患者インターフェース装置が前記使用者によって装着されるのに応じて、前記結合装置が前記使用者の前額部へ向けられるようになっている、結合装置と、を有する患者インターフェース装置と、ヘッドギア装置であって、伸長パッド支持体と、前記パッド支持体に付随するヘッドギア取り付け要素と、前記ヘッドギア取り付け要素に結合されるヘッドギアストラップと、前記パッド支持体に結合される伸長ヘッドギアパッドであって、前記パッド支持体、前記パッド、又は前記パッド支持体及び前記パッドの両方が、前記患者インターフェース装置が前記使用者によって装着されるのに応じて、前記使用者の前額部領域から概して前記使用者の中心線に沿ってのび、前記使用者の頭頂部に隣接して終わるように構成される、伸長ヘッドギアパッドと、前記パッド支持体に動作可能なように結合される、前記患者インターフェース装置の前記結合装置を前記ヘッドギア装置に結合する、結合装置取り付け装置と、を有するヘッドギア装置と、を有する、患者インターフェースシステム。
請求項2
前記フレームが鼻受け空洞を画定する、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項3
前記密封部材が、前記患者インターフェース装置が前記使用者によって装着されるのに応じて、前記使用者の口と鼻孔を包囲するようなサイズと構成をとる、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項4
前記患者回路コネクタが回転可能なエルボ結合である、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項5
前記結合装置が、前記フレーム、前記結合装置取り付け装置、又はこれらの両方に調節可能なように結合される、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項6
前記結合装置が、前記フレームに結合される第1端部と、前記ヘッドギア装置の前記結合装置取り付け装置に結合される第2端部とを持つ支持アームを有する、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項7
前記パッド支持体が、前記結合装置の少なくとも一部を受ける凹部を含む、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項8
前記患者インターフェース装置が前記ヘッドギア装置と組み立てられるのに応じて、前記前額部アーム及び前記パッド支持体が隣接している又は重なり合っている、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項9
前記結合装置が、支持アームと、前記支持アームに動作可能なように結合される前額部アームと、前記前額部アームに結合される、前記ヘッドギア装置の前記結合装置取り付け装置に選択的に結合するヘッドギア結合要素と、を有する、請求項1に記載の患者インターフェース装置。
請求項10
前記前額部アームに結合される前額部パッドをさらに有する、請求項9に記載の患者インターフェース装置。
請求項11
前記ヘッドギア結合要素がスロットであり、かつ、前記結合装置取り付け装置が前記スロットの中に挿入される部材を含むか、又は、前記結合装置取り付け装置がスロットであり、かつ、前記ヘッドギア結合要素が前記スロットの中に挿入される部材を含む、請求項9に記載の患者インターフェース装置。
請求項12
前記前額部アームに結合される第2のヘッドギア取り付け要素をさらに有する、請求項9に記載の患者インターフェース装置。
請求項13
前記パッド支持体が前記前額部アームの少なくとも一部を受ける凹部を含む、請求項9に記載の患者インターフェース装置。
請求項14
患者インターフェース装置であって、フレームと、前記フレームの第1側面上に配置される患者回路コネクタと、前記第1側面と反対側の前記フレームの第2側面に動作可能なように結合される、使用者の表面に対して密封するための密封部材と、を有する患者インターフェース装置と、ヘッドギア装置であって、伸長パッド支持体と、ヘッドギアストラップと、前記パッド支持体に前記ヘッドギアストラップを結合するためのヘッドギア手段と、前記パッド支持体に結合される伸長ヘッドギアパッドであって、前記パッド支持体、前記パッド、又は前記パッド支持体及び前記パッドの両方が、前記患者インターフェース装置が前記使用者によって装着されるのに応じて、前記使用者の前額部領域から概して前記使用者の中心線に沿ってのび、前記使用者の頭頂部に隣接して終わるように構成される、伸長ヘッドギアパッドと、を有するヘッドギア装置と、前記患者インターフェース装置に前記ヘッドギア装置を結合するための結合手段と、を有する、患者インターフェースシステム。
請求項15
前記結合手段が前記パッド支持体と前記フレームの間に調節可能な結合をもたらす、請求項14に記載のシステム。
請求項16
前記結合手段が、前記患者インターフェース装置に結合される第1端部と、前記ヘッドギア装置に結合される第2端部とを持つ支持アームを有する、請求項14に記載のシステム。
請求項17
前記結合手段が、前記支持アームの前記第1端部を前記患者インターフェース装置に調節可能なように結合するための第1結合手段、前記支持アームの前記第2端部を前記ヘッドギア装置に調節可能なように結合するための第2結合手段、又は、これらの両方をさらに有する、請求項16に記載のシステム。
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