多機能患者移送装置
专利摘要:
本発明の一実施形態は、歩行困難な患者を移送する多機能患者移送装置から成る。一実施形態では、多機能患者移送装置は、リフトカート及び1つ又は2つ以上のリフトコンポーネントを有する。リフトコンポーネントは、リフトカート及び/又は他のリフトコンポーネントに取付け可能である。リフトコンポーネントとしては、前側バー、テーブルトップ、中央アーム、昇降リフト、ホイスト、膝ブロッカ、フットレスト、移送チェア、着脱可能なハンドル及び/又は安全クッションが挙げられる。本発明の実施形態は、1つ又は2つ以上の患者インターフェイスを有するのが良い。患者インターフェイスは、リフトカート及び/又は1つ又は2つ以上の昇降コンポーネントに取付け可能であるのが良い。患者インターフェイスとしては、スリング、チェア、ストラップ、ハーネス及び/又は移送シートが挙げられる。一実施形態では、患者インターフェイスは、折畳み可能なパネルを含むのが良い。一実施形態では、患者インターフェイスは、臀部/リンク支持体を含むのが良い。本発明の方法の例示の実施形態は、前方移送、側方着座移送、側方ベッド移送及び座位‐立位間移行を含むのが良い。 公开号:JP2011516182A 申请号:JP2011503227 申请日:2009-04-03 公开日:2011-05-26 发明作者:フレデリック パレイ;ジュニア;ウィリアム;イー ビュラック 申请人:エルゴ アシスト テクノロジー リミテッド ライアビリティ カンパニー; IPC主号:A61G7-10
专利说明:
[0001] 本発明は、概略的には、患者を扱うシステムに関し、詳細には、多機能患者移送装置を備えた患者扱いシステムに関する。] [0002] 〔関連出願の説明〕 本特許非仮出願は、フレデリック・パレイ(Frederic Palay)及びウィリアム・イー・ブラック・ジュニア(William E. Burak, Jr.)名義で2008年4月4日に出願された先の米国特許仮出願第61/042587号(発明の名称:Multi-Functional Patient Transfer Device)に基づく優先権を主張する出願であり、この米国特許仮出願を参照により援用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。] 背景技術 [0003] 患者を扱う分野に、看護師不足、介護者の負傷及び西洋社会における肥満症発生率の上昇の結果として、関心が高まっている。同時に、患者扱いに関する既存の方式には幾つかの問題がある。例えば、手動患者扱いシステムは、一般に、患者を動かすために種々の持ち上げ及び滑動技術を利用している。このようなシステムが原因となって、患者と介護者の両方に不快感や負傷が生じる場合があり、多くの場合、2人以上の介護者の存在が必要である。伝統的な機械的解決策、例えば床を利用したホイスト、天井リフト及び側方移送システムは、介護者の筋骨格の外傷の発生率を減少させるが、依然として相当な安全上の危険性を患者に与えることが判明している。さらに、伝統的な機械的解決策は、一般に大型であり、重量があり、しかも運ぶのが困難である。伝統的な機械的解決策は又、典型的には、単一の移送機能しか実行しない。] 発明が解決しようとする課題 [0004] したがって、コンパクト且つ軽量で、しかも容易に運ぶことができる多機能患者移送装置が大いに要望されていることが解る。さらに、2つ以上の患者移送機能を実行することができる多機能患者移送装置が強く望まれていることが解る。本発明の実施形態は、以下の詳細な説明及び添付の図面から明らかなようにこれら利点及び他の利点を提供することができる。] 課題を解決するための手段 [0005] 本発明の一実施形態は、歩行困難な患者を移送する多機能患者移送装置から成る。一実施形態では、多機能患者移送装置は、リフトカート及び1つ又は2つ以上のリフトコンポーネントを有する。リフトコンポーネントは、リフトカート及び/又は他のリフトコンポーネントに取付け可能である。リフトコンポーネントとしては、前側バー、テーブルトップ、中央アーム、昇降リフト、ホイスト、膝ブロッカ、フットレスト、移送チェア、着脱可能なハンドル及び/又は安全クッションが挙げられる。一実施形態では、多機能患者移送装置は、1つ又は2つ以上の患者インターフェイスを有するのが良い。患者インターフェイスは、リフトカート及び/又は1つ又は2つ以上の昇降コンポーネントに取付け可能であるのが良い。患者インターフェイスとしては、スリング、チェア、ストラップ、ハーネス及び/又は移送シートが挙げられる。多機能患者移送装置の実施形態で実施可能な例示の方法は、前方着座移送、側方着座移送、側方ベッド移送及び立位助長移送を含む。] [0006] 一実施形態では、多機能患者移送装置は、中央構造体を含むリフトカートと、中央構造体に連結可能な中央アームとを有するのが良く、中央アームには患者インターフェイスが接続可能である。この実施形態では、中央アームの形状は、患者の胸部の曲率に近似した曲線を含む。さらに、中央構造体は、(i)患者インターフェイスが患者を支持し、((ii)患者インターフェイスが中央アームに接続され、(iii)中央アームが患者の前を横切って水平に延びると共に患者の頭と膝との間のあたりに位置決めされた状態で、患者を昇降させることができる。] [0007] 別の実施形態では、多機能患者移送装置は、中央構造体を含むリフトカートと、中央構造体に連結可能であると共に互いにほぼ平行な2本のアームを備えた前側バーと、前側バー及びリフトカートに連結可能なケーブルとを有するのが良い。この実施形態では、中央構造体は、前側バーを昇降させることができる。さらに、この実施形態では、前側バーは、アームがほぼ水平の向きでリフトカートから外方に延びる角度とアームがほぼ垂直の向きでリフトカートから上方に延びる角度との間で回転することができる。また、この実施形態では、ケーブルは、中央構造体が前側バーを上昇させるときに前側バーの回転を助けることができる。] [0008] さらに別の実施形態では、多機能患者移送装置は、中央構造体を含むリフトカートと、中央構造体に連結可能であると共に患者インターフェイスを接続することができる中央アームと、互いにほぼ平行な2本のアームを備えた前側バーとを有するのが良い。この実施形態では、中央構造体は、前側バーに連結可能であると共に前側バーを昇降させることができる。また、この実施形態では、中央構造体は、(i)患者インターフェイスが患者を支持し、(ii)患者インターフェイスが中央アームに接続され、(iii)中央アームが患者の前を横切って水平に延びると共に患者の頭と膝との間のあたりに位置決めされた状態で、患者を昇降させることができる。] 図面の簡単な説明 [0009] 前側バーを水平に回転させた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。 前側バーを垂直に回転させた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。 前側バーの回転を助けるケーブルを備えた本発明の装置の一実施形態の斜視図である。 前側バーの回転を助けるケーブルを備えた本発明の装置の一実施形態の側面図である。 本発明の装置の一実施形態の調節可能な前側バーの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の斜視図であり、前側バーが個々に回動するアームを備えている状態を示す図である。 テーブルトップを水平に回転させた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。 テーブルトップを垂直に回転させた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の中央アームの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の中央アームの一実施形態の側面図である。 本発明の装置の一実施形態の中央アームの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の中央アーム及び安全機構体の一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の中央アーム及び安全機構体の一実施形態を作動させる方法の一例を示す図である。 本発明の装置の一実施形態のウインチの例示の実施形態の正面図である。 本発明の装置の一実施形態のリフトフォークの第1の例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態のリフトフォークの第2の例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態のホイストの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の移送チェアの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態のリフトカートに連結された移送チェアの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の移送チェアの第2の例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の前側バークッションの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の水平に延びる前側バーに連結された前側バークッションの一実施形態の側面図である。 本発明の装置の一実施形態の垂直に延びる前側バーに連結された前側バークッションの一実施形態の側面図である。 本発明の装置の一実施形態の安全クッションの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の安全クッションの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の安全クッションの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の着脱可能なハンドルの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の着脱可能なハンドルの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の着脱可能なハンドルの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の着脱可能なハンドルの例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスの一実施形態の第2の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイスの一実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイスの一実施形態の端面図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスを取り付ける例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスを取り付ける例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスを取り付ける例示の実施形態の斜視図である。 本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイスを取り付ける例示の実施形態の斜視図である。 中央アームが水平の向きで取り付けられた状態の本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。図である。 中央アームが水平の向きで取り付けられた状態の本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。図である。 中央アームが水平の向きで取り付けられた状態の本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。図である。 中央アームが水平の向きで取り付けられた状態の本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。図である。 着座移送と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。 着座移送と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。 着座移送と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。 着座移送と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示す図である。 座位と立位との間の移行と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる一例を示す図である。] 実施例 [0010] 本発明の好ましい一実施形態は、歩行困難な患者を移送する多機能患者移送装置から成る。一実施形態では、多機能患者移送装置は、リフトカート及び1つ又は2つ以上のリフトコンポーネントを有する。以下に詳細に説明するように、リフトコンポーネントは、リフトカート及び/又は他のリフトコンポーネントに取付け可能である。リフトコンポーネントとしては、前側バー、テーブルトップ、中央アーム、昇降リフト、ホイスト、膝ブロッカ、フットレスト、移送チェア、着脱可能なハンドル及び/又は安全クッションが挙げられる。本発明の実施形態は、1つ又は2つ以上の患者インターフェイスを更に有するのが良い。患者インターフェイスは、リフトカート及び/又は1つ又は2つ以上の昇降コンポーネントに取付け可能であるのが良い。以下に詳細に説明するように、患者インターフェイスとしては、スリング、チェア、ストラップ、ハーネス及び/又は移送シートが挙げられる。本発明の方法の例示の実施形態は、前方移送、側方着座移送、側方ベッド移送及び座位‐立位間移行を含むのが良い。本発明の実施形態は、病院、長期治療施設、熟練看護施設、リハビリテーション施設、患者の自宅又は他の場所で利用できると共に単独で又は他の患者昇降装置、例えば天井リフト、床利用ホイスト、低摩擦滑動移送シート又は滑動ローラボードと関連して利用できる。] [0011] 次に図1を参照すると、図1は、前側バー102を回転させ水平にした状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、多機能患者移送装置101は、前側バー102及びリフトカート103を有するものとして示されている。リフトカート103は、リフトカートが床又は地面上をあちらこちらに転動することができるようにする車輪110を有するのが良い。車輪110は、キャスタの形態をしているのが良い。リフトカート103は、リフトカート103の運動を制限するブレーキ(図示せず)を更に有するのが良い。一実施形態では、遠位車輪110aは、近位車輪110bよりも小さなサイズのものである。リフトカート103は、前側バー102及びベース105に連結された中央構造体104を垂直の向きで有するよう示されている。一実施形態では、ベース105は、2本の脚部107を備えたU字形フレーム106を有し、これら脚部は、中央構造体104に安定性をもたらすことができる。一実施形態では、U字形フレーム106の脚部107の長さは、リフトカート103に追加の安全性を提供するようなものであるのが良い。例えば、脚部107は、入れ子式(伸縮式)延長部を有するのが良い。また、脚部107相互間の距離108を増大させることができる。一実施形態では、例えば、脚部107は、ベース105へのこれらの取り付け箇所のところで回動することができ、その結果、脚部107aの遠位部分は、互いに広がって離れるようになっている。さらに、ベース105は、この実施形態では、フットレスト111を有するものとして示されている。一実施形態では、膝ブロッカ(図示せず)を中央構造体104に取り付けるのが良い。] 図1 [0012] この実施形態では、中央構造体104は、ベース105から見て垂直の向きで取り付けられている。中央構造体104の形状は、この実施形態では、筒体109を有するものとして示されているが、他の実施形態としては、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、他の形状の採用が可能である。中央構造体104は、滑動スリーブ112を有するのが良く、この中央構造体は、垂直方向に伸縮することができる。その目的は、中央構造体104を昇降させることにある。変形実施形態では、リフトカート103の中央構造体104は、電動昇降機構体、例えば油圧ポンプ、アクチュエータ、モータ、ねじ山付きスクリュー機構体又は機械式ジャッキを用いて昇降可能である。中央構造体104の運動は又、前側バー102の高さを上げ下げすることができると共にときどき中央構造体104に連結可能な他のリフトコンポーネント、このようなリフトコンポーネントに連結可能な患者インターフェイス及びこのようなリフトコンポーネント及び/又は患者インターフェイスによって支持される患者を昇降させることができる。] [0013] さらに図1を参照すると、前側バー102は、取り付けプレート113に取り付けられた状態で示されており、この取り付けプレートは、この実施形態では、中央構造体104に固定されている。取り付けプレート113は、中央構造体104への前側バー102の取り付けバー116にしっかりとヒンジ止め可能であり、それにより、前側バー102は、患者をピンチ(挟み)箇所にさらすことなく回転することができる。許容回転度を様々にすることができる。一実施形態では、前側バー102は、前側バー102のアーム120が例えば図1に示されている水平の向きをなしてリフトカート103から外方に延びる角度と前側バー102のアーム120が例えば図2に示されているほぼ垂直の向きをなしてリフトカート103から上方に延びる角度との間で回転することができる。さらに、任意所与の時点における前側バー102の回転度は、前側バー102の高さとは独立しているのが良く、或いは、以下に詳細に説明するように、前側バー102の高さに依存していても良い。] 図1 図2 [0014] 次に図2を参照すると、図2は、前側バー102を垂直に回転させた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、フットペダル201がベース105のところに配置された状態で示されており、このようなフットペダルにより、介護者は、リフトカート103の脚部107を上述したように広げることができる。他の実施形態は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、脚部107を動かす他の機構体、例えば手動レバーを有しても良いことが解る。また、例えば電気アクチュエータを収容することができる制御ボックス204が中央構造体104に取り付けられた状態で示されている。手持ち型制御ユニット205がモジュラー通信コード203を介して制御ボックス204に連結された状態で示されている。また、安全バー202が示されており、この安全バーは、中央構造体104に向かう介護者の動きを制限するのに役立つと共にリフトカート103に構造的支持作用を追加することができる。] 図2 [0015] 再び図1を参照すると、前側バー102は、この実施形態では、左アーム120a及び右アーム120bを含むものとして示されている。左アーム120a及び右アーム120bは、例えば立つのを助ける手段として使用可能なように患者が掴むことができる。種々の患者インターフェイスが左アーム120a及び右アーム120bに連結可能である。例えば、患者インターフェイスは、左アーム120a及び右アーム120bに連結されて座位から立位への患者の移行を助け又は着座位置での患者の移送を助けることができる。一実施形態では、アーム120は、患者インターフェイスのための多くの取り付け箇所を提供する。このような多くの取り付け箇所により、例えば、特定の患者インターフェイスを特定の患者に最適な仕方で取り付けることができ又は種々の形式の患者インターフェイスの取り付けを可能にする。] 図1 [0016] 前側バー102は又、この実施形態では、内側ハンドルバー114及び外側ハンドルバー115を有するものとして示されている。前側バー102を回転させてアーム120が図1に示されているように水平に延びるようにすると、患者は、立った状態で支えるために又は座位から立位への移行の補助手段として内側ハンドルバー114を掴むことができる。さらに、介護者は、外側ハンドルバー115を掴んでリフトカート103を所望の場所まで動かすことができ又は前側バー102を手動で回転させることができる。同様に、前側バー102を回転させてアーム120が図2に示されているように垂直に延びるようにすると、介護者は、内側ハンドルバー114を掴んでリフトカートを所望の場所まで動かすことができ又はアーム120が図1に示されているように水平に延びるよう前側バー102を手動で回転させることができる。一実施形態では、前側バー102は、リフトカート103に着脱可能な仕方で連結可能である。] 図1 図2 [0017] 次に図3Aを参照すると、図3Aは、前側バー102の回転を助けるケーブル305を備えた本発明の装置の一実施形態の斜視図である。一実施形態では、前側バー102は、てこ装置としての機能を実行することができ、前側バー102のアーム120は、腕の長さとしての役目を果たし、取り付けバー116は、支点としての役目を果たし、アーム120及び取り付けバー116以外の前側バー102の部分は、てことしての役目を果たす。前側バー102は、この実施形態では、てこ端部304a′を備えた左アーム304a及びてこ端部304b′を備えた右アーム304bを有するものとして示されている。前側バー102は又、内側ハンドルバー114及び外側ハンドルバー115の変形実施形態を有するものとして示されている。一実施形態では、リフトカート103の昇降機構体を用いると前側バー102の回転を助けることができる。例えば、ケーブル305aが左アーム304aのてこ端部304a′及び例えば中央構造体104の上方運動によっては高さが増大せず、或いは、中央構造体104の下方運動によっては高さが減少するリフトカート103の固定部分に連結可能である。一例としての固定位置は、ベース105に設けられた第1のコネクタ306aであるのが良い。変形実施形態では、第2のケーブル305bが右アーム304bのてこ端部304b′及びリフトカート103の固定部分、例えばベース105に設けられた第2のコネクタ306bに連結可能である。変形実施形態では、ケーブル305は、てこ部分としての内側ハンドルバー114又は外側ハンドルバー115に取り付け可能である。] 図3A [0018] 次に図3Bを参照すると、図3Bは、前側バー102の上方回転を助けるケーブル305を備えた本発明の装置の一実施形態の側面図である。一方又は両方のケーブル305の取り付けにより、中央構造体104を上昇させると、前側バー102のアーム304が上方に(308)回転し、ついには、アーム304が垂直に延びるようになる。これとは逆に、一方又は両方のケーブル305の取り付けにより中央構造体104を下降させた場合、前側バー102のアーム304は、下方に回転し、ついには、アーム304は、水平に(307)延びるようになる。変形実施形態では、前側バー102のアーム304は、水平を越えて回転しても良い。] 図3B [0019] 以下に詳細に説明するように、前側バー102の回転を用いると、患者が座位から立位に移行するのを助けることができる。一実施形態では、ケーブル305の長さは、前側バー102の回転を中央構造体104の垂直運動に同期させるために調節可能である。例えば、ケーブル305を短くすることにより、前側バー102は、前側バー102が長いほうのケーブル305と共に回転し始める中央構造体104の垂直運動中の箇所よりも中央構造体104の垂直運動中の低い箇所での回転を開始することができる。他の実施形態は、本発明の範囲及び思想から逸脱することなく、前側バーの回転を助ける他形式の機構体を有することができることが解る。] [0020] 次に図4を参照すると、図4は、本発明の装置の一実施形態の調節可能な前側バー102の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、前側バー102のアーム403の幅及び高さは、個々に又は相互に調節可能であるのが良い。前側バー102のアーム120の幅及び高さも又、中央構造体104の垂直運動が行われなくても調節可能であるのが良い。例えば、前側バー102は、図4では、U字形区分402及び2つの細長いS字形403を有するものとして示されている。一方の細長いS字形403は、U字形区分402の各端部408から延びている状態で示されている。各細長いS字形403は、細長いS字形アーム403の遠位端部403′を位置決めするためにU字形区分402内でその長手方向軸線を中心に回転可能である。前側バー102は、細長いS字形アーム403の回転を制限するロック機構体401を更に有するのが良い。例えば、細長いS字形アーム403の遠位端部403′は、2本の細長いS字形アーム403の遠位端部403′相互間の幅404がU字形区分402の2つの端部408相互間の幅405よりも広いか狭いかのいずれかであるように位置決め可能である。変形例として、細長いS字形アーム403の遠位端部403′は、例えば中央構造体104上の一点に対する2本の細長いS字形アーム403の遠位端部403′の高さ406がU字形区分402の2つの端部408の高さ407よりも大きいか小さいかのいずれかであるように位置決め可能である。例えば、細長いS字形アーム403の遠位端部403′は、2本の細長いS字形アーム403の遠位端部403′相互間の幅404がU字形区分402の2つの端部408相互間の幅405よりも広い(大きい)ように位置決め可能である。この追加の幅404は、肩幅が広い又は胴回りが大きい患者にとって好ましい場合がある。さらに、細長いS字形アーム403の遠位端部403′は、例えば特定の患者の相対的背丈又は腕の長さを補償するために2本の細長いS字形アーム403の遠位端部403′の高さ406がU字形区分402の2つの端部408の高さ407よりも低い(小さい)ように位置決め可能である。] 図4 [0021] 次に図5を参照すると、図5は、前側バー102が個々に回動可能なアーム502を備えた状態の本発明の装置の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、前側バー102のアーム502は、水平と垂直(鉛直)を含むこれら相互間の多くの角度をなした状態で個々に回動可能であると共に定位置にロック可能である。例えば、図5では、前側バー102の左アーム502aは、水平に延びている状態で示されている。しかしながら、右アーム502bは、水平と垂直との間の角度で回動されると共にロックされている状態で示されている。以下に詳細に説明するように、患者は、個々に回動可能なアーム502を有する本発明の装置の一実施形態により側方に移送可能である。] 図5 [0022] 次に図6及び図7を参照すると、これらの図は、テーブルトップ601を備えた本発明の装置の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、テーブルトップ601を前側バー102のアーム120に容易に取り付けたりこれから取り外したりすることができる。テーブルトップ601を前側バー102に取り付けると、前側バー102を回転させてアーム120及び取り付け状態のテーブルトップ601が図6に示されているように水平に延びるようにすることができる。この水平位置では、テーブルトップ601は、テーブルとして使用可能である。テーブルトップ601は又、リフトカート103の中央直立構造体104によって昇降可能である。例えば、テーブルトップ601をオーバー・ザ・ベッド(over-the-bed)テーブルとして使用するのに適した高さまで上昇させることができ又はベッドサイドテーブルとして使用するのに適した高さまで下降させることができる。また、テーブルトップ601を前側バー102に取り付けると、前側バー102を回転させてアーム120及び取り付け状態のテーブルトップ601が図7に示されているように垂直に延びるようにすることができる。例えば、前側バー102及びテーブルトップ601が垂直位置にあるとき、リフトカート103を容易にしまい込むことができる。] 図6 図7 [0023] 次に図8Aを参照すると、図8Aは、本発明の装置の一実施形態の中央アーム801の一実施形態の斜視図である。図8Aでは、中央アーム801は、リフトカート103の中央構造体104に取り付けられると共に中央構造体104から水平に延びている状態で示されている。一実施形態では、中央アームは、アーム120を水平に回転させたときに延びる前側バー102のアーム120の方向にほぼ平行な方向に延びている。患者811は、支えるために中央アーム801を掴むことができ、患者インターフェイス810を患者811の支持のために中央アーム801に連結することができる。中央アーム801は、前側バー102を中央構造体104に取り付けた状態で又は取り付けない状態で中央構造体104に連結可能である。一実施形態では、中央アーム801は、リフトカート103に永続的に取り付けられるのが良い。他の実施形態では、中央アーム801をリフトカート103に容易に取り付けたりこれから取り外したりするのが良い。] 図8A [0024] 次に図8Bを参照すると、図8Bは、本発明の装置の一実施形態の中央アーム801の一実施形態の側面図である。一実施形態では、中央アーム801は又、例えば図8Bに示されているようにリフトカート103に垂直に取り付け可能である。例えば、中央アーム801は、中央アーム801を使用していないとき、中央アーム801をリフトカート103に取り付けてしまい込むために垂直位置でリフトカート103に取り付け可能である。一実施形態では、テーブルトップは、中央アーム801に連結可能である。] 図8B [0025] 中央アーム801の形状は、本発明の装置の互いに異なる実施形態において様々であって良い。再び図8Aを参照すると、中央アーム801は、中央構造体104に取り付け可能な近位端部802を有するものとして示されている。この実施形態では、近位端部802の形状は、近位端部802の一部分を中央構造体104に設けられた垂直の受け具内に挿入することができると共に中央アーム801の遠位部分804が水平に延びることができるようにする直角部803を含む。] 図8A [0026] 次に図8Cを参照すると、図8Cは、本発明の装置の一実施形態の中央アーム801の例示の実施形態の斜視図である。図8Cでは、直角部803は中央アーム801の遠位部分804に対して回転することができる中央アーム801の一実施形態が示されている。 次に図8Dを参照すると、図8Dは、本発明の装置の一実施形態の中央アーム801及び安全機構体807の一実施形態の斜視図である。図8Dでは、中央アーム801の近位端部802は、コネクタ805を有するものとして示されている。この実施形態では、安全機構体807には対応のつがい関係をなす又は相手方のコネクタ806が設けられている。安全機構体807は、取り付けプレート113に取り付けられた状態で示されている。この実施形態では、安全機構体807が取り付けプレート113にヒンジ止め(808)されている。] 図8C 図8D [0027] 次に図8Eを参照すると、図8Eは、本発明の装置の一実施形態の中央アーム801及び安全機構体807の一実施形態を作動させる方法の一例を示している。図8Eでは、中央アーム801及び安全機構体807は、上向きの力810が中央アーム801の下側に加えられた場合に上方に(809)回動するよう示されている。例えば、上向きの力810が中央アーム801の下側に加えられた場合、例えば、中央アーム801が誤って患者の下肢上に下降しようとしている場合、安全機構体807は、上方に動いて中央アーム801も又上方に動くようにする。他の実施形態は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく他形式の取り付け機構体及び安全機構体を有することができることが解る。] 図8E [0028] 再び図8Aを参照すると、中央アーム801の形状は、曲線を更に含んでも良い。一実施形態では、中央アーム801の遠位部分804は、水平面内において湾曲している。この実施形態において図示されている中央アーム801の遠位部分804の曲率の度合いは、患者の胸部の曲率にほぼ等しい。一実施形態では、リフトカート103に対する中央アーム801の曲率の方向を調節することができる。例えば。一実施形態では、中央アーム801の遠位部分804を例えば図8Cに示されているように中央アーム801の長手方向軸線を中心に少なくとも180°回転させることができる。変形実施形態では、中央アーム801の近位端部802は、中央アーム801の曲率の方向を調節することができるようにするために別の向きをなして中央構造体104に取り付け可能である。介護者は、例えば、中央アーム801の曲率方向を調節して曲率の方向が患者811に対するリフトカート103の位置とは無関係に、患者811から見て凹であるようにすることができる。例えば、曲率方向は、リフトカート103が患者811の左側に位置決めされているか右側に位置決めされているかに応じて調節可能である。以下に詳細に説明するように、中央アーム801は、患者811を中央アーム801が患者811の前を横切って水平に延びると共に患者811の頭と膝の高さ相互間のあたりに位置決めされた状態で患者811のいずれかの側から移送するよう使用可能である。種々の患者インターフェイス812も又中央アーム801に取り付け可能である。] 図8A 図8C [0029] 次に図9を参照すると、図9は、本発明の装置の一実施形態のウインチ901,902の例示の実施形態の正面図である。第1の例示のアーム906が中央アーム801及び/又は前側バー102のアーム120の部分的表示として示されている。第1の例示のアーム906は、1つ又は2つ以上のウインチ901,902を有するのが良い。一実施形態では、ラチェットウインチ901を第1の例示のアーム906の外面に取り付けることができる。ラチェットウインチ901は又、第1の例示のアーム906から延びるのが良いウェッビング904の長さを調節するブレーキ/解除機構体903を有するのが良い。一実施形態では、内部ウォームウインチ902が第1の例示のアーム906内に設けられるのが良い。内部ウォームウインチ902は又、第1の例示のアーム906から延びるのが良いウェッビング904の長さを調節するスイッチ905を有するのが良い。] 図9 [0030] 次に図10を参照すると、図10は、本発明の装置のリフトフォーク1001の第1の例示の実施形態の斜視図である。図10を参照すると、車いす1005を支持することができるリフトフォーク1001は、リフトカート103の中央構造体104に取り付けられた状態で示されている。この実施形態では、リフトフォーク1001は、リフトフォーク1001のフォーク1003が中央構造体104へのリフトフォーク1001の取り付け箇所1004の下に位置する高さで水平に延びるよう垂直延長アーム1002を有している。リフトフォーク1001は、この場合も又前側バー1002が中央構造体104に取り付けられた状態で又は取り付けられない状態で取り付けプレート113に取り付け可能である。リフトフォーク1001を中央構造体1004に取り付けると、中央構造体104の昇降機構体は、リフトフォーク1001を昇降させることができる。リフトフォーク1001を用いて車いす1005を支持する場合、リフトカート103は、車いす1005及びオプションとして例えば、種々の高さ位置の場所に対する車いす1005の例えば往来と関連して車いす1005によって支持された患者を昇降させることができる。] 図10 [0031] 次に図11を参照すると、図11は、本発明の装置の一実施形態のリフトフォーク1101の第2の例示の実施形態の斜視図である。この実施形態では、リフトフォーク1101は、垂直延長アーム1002を備えていない。その結果、リフトフォーク1101のフォーク1103は、中央構造体104へのリフトフォーク1101の取り付け箇所1104とほぼ同じであるのが良く又はこれよりも僅かに低い又はこれよりも僅かに高い高さで水平に延びている。この実施形態では、リフトフォーク1101は、例えばリフトフォーク1101のフォーク1103を剛性患者インターフェイス1105の受け具1107内に滑り込ませることにより剛性患者インターフェイス1105を支持することができる。リフトフォーク1101を用いて剛性患者インターフェイス1105を支持する場合、リフトカート103は、リフトフォーク1101、剛性患者インターフェイス1105及びオプションとして、例えば種々の高さ位置の場所に対する剛性患者インターフェイス1105の例えば往来と関連して剛性患者インターフェイス1105によって支持された患者を昇降させることができる。] 図11 [0032] 次に図12を参照すると、図12は、本発明の装置の一実施形態のホイスト1201の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、ホイスト1201は、リフトカート103の中央構造体104に取り付けられた状態で示されている。ホイスト1201は、垂直延長アーム1202及び水平支持アーム1203を有するのが良い。一実施形態では、水平支持アーム1203は、垂直延長アーム1202に連結されるようになった中央アーム801から成るのが良い。一実施形態では、水平支持アーム1203の形状は、例えば患者1206に追加の空き高を提供するよう弓形になっているのが良い。一実施形態では、垂直延長アーム1202と水平支持アーム1203は、ヒンジ1207により互いに連結されるのが良い。一実施形態では、垂直延長アーム1202と水平支持アーム1203は、使用されていないときには互いに折畳まれ又は互いに分離されるのが良い。ホイスト1201は、例えば水平支持アーム1203によって支持可能な重量を増大させるために傾斜支持バー1204を更に有するのが良い。一実施形態では、ホイスト1201は、水平支持アーム1203の遠位端部1203′が水平よりも上方に又は下方に回動することができるようにする手段を有するのが良い。例えば、一実施形態では、傾斜支持アーム1204は、水平支持アーム1203の遠位端部1203′を上昇させるよう伸長したり水平支持アーム1203の遠位端部1203′を下降させるよう引っ込んだりすることができる油圧シリンダを有するのが良い。] 図12 [0033] 垂直延長アーム1202は、例えば中央構造体104に設けられた受け具内への垂直延長アーム1202の挿入によってリフトカート103に取り付け可能である。垂直延長アーム1202は、この場合も又前側バー102が中央構造体104に取り付けられた状態で又は取り付けられない状態でリフトカート103に取り付け可能である。水平支持アーム1203は、患者1206が水平支持アーム1203を掴むことができるようにすることにより又は患者1206を支持した患者インターフェイス1205に連結されることにより患者1206を支持することができる。種々の患者インターフェイス1205を水平支持アーム1203に取り付けることができる。図12では、患者インターフェイス1205は、水平支持アーム1203から吊り下げられた状態で示されている。以下に詳細に説明するように、ホイスト1201は、患者1206を患者1206の各側から側方に移送するよう利用できる。] 図12 [0034] 次に図13を参照すると、図13は、本発明の装置の移送チェア1301の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、移送チェア1301は、リフトカート103に直接取り付け可能である。移送チェア1301は、移送チェア1301の座部1303の側部1304に設けられたコネクタ1302を有するものとして示されている。変形例として、移送チェア1301は、移送チェア1301の座部1303のいずれか一方の側部又は両方の側部1304に設けられると共に/或いは移送チェア1301の座部1303の後側1305に設けられたコネクタ1302を有しても良い。この実施形態では、コネクタ1302は、リフトカート103の中央構造体104に設けられたつがい関係をなす又は相手方のコネクタ1306に連結可能である。他の実施形態は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、他形式の連結機構体を有することができることが解る。] 図13 [0035] 次に図14を参照すると、図14は、本発明の装置の一実施形態のリフトカート103に連結された移送チェア1301の一実施形態の斜視図である。移送チェア1301をいったんリフトカート103に連結すると、リフトカート103は、例えば患者を互いに異なる高さ位置の場所に往来させるために移送チェア1301を昇降させることができる。この実施形態では、移送チェア1301の側部1401は、ヒンジ止め(1404)されている。側部1401は、側部1041が連結された移送チェア1301の部分の上面1407とほぼ垂直(1405)の位置と側部1401が連結されている移送チェア1301の部分の上面1407とほぼ平行(1406)の位置との間で回転することができる。例えば、側部1401は、患者を移送チェア1301の上面1407の境界部内に固定するのに役立つようにするために側部1401が連結されている移送チェア1301の部分の上面1407とほぼ垂直(1405)である位置まで回転可能である。さらに、側部1401は、患者が移送チェア1301と別の場所、例えばベッド1408との間で移り変わるのを助けるために側部1401が連結されている移送チェア1301の部分上面1407とほぼ並行(1406)である位置まで回転可能である。一実施形態では、側部1401は、移送チェア1301から取り外し可能である。一実施形態では、移送チェア1301の側部1401の幅は、様々であって良い。例えば、図14では、側部1401の幅は、例えば患者が移送チェア1301からベッド1408に滑って動くのを助けるために側部1401の近位端部1402から側部1401の遠位端部1403まで減少している。] 図14 [0036] 次に図15を参照すると、図15は、本発明の装置の一実施形態の移送チェア1501の第2の例示の実施形態を示している。この実施形態では、移送チェア1501は、剛性フレーム1502を有している。剛性フレーム1502は、剛性フレーム1502の後側部分1504が剛性フレーム1502の座部1505に対してもたれる(リクライニングする)ことができるようにするヒンジ1503を有するものとして示されている。また、移送チェア1501のもたれ位置は、別の手段、例えばロック用ガススプリング、アクチュエータ、油圧シリンダ、調節可能なストラップ又は無重力システムの使用によって支援可能であると共に制御可能である。移送チェア1501は又、ヒンジ1503又は剛性フレーム1502の座部1505に取り付け可能なコネクタ1506を有するものとして示されている。移送チェア1501は、剛性フレーム1502に取り付けられたファブリック1507を更に有するのが良い。] 図15 [0037] 次に図16Aを参照すると、図16Aは、本発明の装置の一実施形態の前側バークッション1601の一実施形態の斜視図である。図16Aでは、前側バークッション1601は、前側バー102のアーム120の相互間の距離よりも僅かに小さい幅1602を備えた形状が全体として長方形であるものとして示されている。前側バークッション1601は又、前側バークッション1601を前側バー102又は中央構造体104に取り付ける手段を有するのが良い。この実施形態では、前側バークッション1601は、2本のストラップ1603を有している。例えば、前側バークッション1601の底部右下コーナ部のところに位置するストラップ1603bは、前側バー102の右アーム120bに連結可能であり、前側バークッション1601の左下コーナ部のところに位置するストラップ1603aは、前側バー102の左アーム120aに連結可能である。この実施形態では、ストラップ1603は又、前側バークッション1601が前側バー102を水平に回転させたときに前側バー102のアーム120の水平面の上方に位置するよう前側バークッション1601を支持する。] 図16A [0038] 次に図16Bを参照すると、図16Bは、本発明の装置の一実施形態の水平に延びる前側バー102に連結された前側バークッション1601の一実施形態の側面図である。図16Bでは、前側バークッション1601は又、患者1604が中央構造体104の頂部1605にぶつからないようにするよう角度をなして中央構造体104の頂部で支持された状態で示されている。] 図16B [0039] 次に図16Cを参照すると、図16Cは、本発明の装置の一実施形態の垂直に延びる前側バー102に連結された前側バークッション1601の一実施形態の側面図である。図16Cでは、前側バー102のアーム120は、垂直に向かって回され、前側バークッション1601は、前側バークッション1601の底部1606が上昇することができる場合であっても、中央構造体104の頂部1605に当たったままであろう。例えば、底部1606は、前側バー102へのストラップ1603の取り付け箇所1607のところで前側バー102のアーム120が上昇するのと同じ量上昇することができる。さらに、前側バークッション1601の勾配は、これが中央構造体104にもたれかかっているので、増大することができる。前側バークッション1601の高さ及び幅は、様々であって良い。] 図16C [0040] 次に図17A〜図17Cを参照すると、これらの図は、本発明の装置の一実施形態の安全又は保護クッションの例示の実施形態の斜視図である。図17Aでは、例えばストリップの状態に形作られているものとして示された保護クッション1701は、U字形フレーム106の内部及び脚部107の遠位部分107aを覆うのが良い。一実施形態では、保護クッション1701は、リフトカート103の脚部107を広げた場合には可撓的に曲がることができ、脚部107を互いに近づけた場合には真っ直ぐになるのが良い。S字形クッション1710の一実施形態も又示されている。] 図17A 図17B 図17C [0041] 図17Bでは、ストリップの状態に形作られた車輪クッション1702が、脚部107の各遠位部分107aを覆っている。別の実施形態では、ベースクッション1703がU字形フレーム106の内部の少なくとも一部分を覆うのが良く、このベースクッションは又、中央構造体104の少なくとも一部分を覆うよう上方に延びるのが良い。] 図17B [0042] 図17Cでは、別の実施形態としてのS字形クッション1704が中央構造体104に取り付け可能である。S字形クッション1704の第1の真っ直ぐな部分1705は、中央構造体104の底部の一部分を覆っている。S字形クッション1704の湾曲部分1706は、中央構造体104から側方に突き出た中央構造体104の特徴部1709上に延びている。また、S字形クッション1704の第2の真っ直ぐな部分1707が中央構造体104の幾つかの部分及び/又は突出した特徴部1709の一部分を覆うよう上方に延びている。S字形クッション1704は、U字形フレーム106の内部の少なくとも一部分を覆う下側部分1706を更に有するのが良い。S字形クッション1704は、上側部分1708を更に有するのが良い。一実施形態では、上側部分1708は、透明である。上述の安全クッション(保護クッション1701、車輪クッション1702、ベースクッション1703、S字形クッション1704、別のS字形クッション1710及び上述したクッションの各々の幾つかの部分を含む)の実施形態は、例えばリフトカートの作動の安全性又は快適さを向上させるよう個々に又は組み合わせて採用可能である。] 図17C [0043] 次に図18A〜図18Dを参照すると、これらの図は、本発明の装置の一実施形態の着脱可能なハンドル又は取っ手1801の例示の実施形態の斜視図である。図18Aでは、2つの例示の着脱可能なハンドル1801は、第2の例示のアーム1806に取り付けられた状態で示されている。第2の例示のアーム1806は、中央アーム801又は前側バー102のアーム120の部分表示として示されている。この実施形態では、着脱可能なハンドル1801は、これらの遠位端部のところに位置するハンドル1802及びこれらの近位端部のところに位置するフック1803を有している。フック1803は、第2の例示のアーム1806にクリップ止め可能である。この実施形態では、着脱可能なハンドル1801は、真っ直ぐな部分1803及び湾曲した部分1804を有するよう形作られており、ハンドル1802は、フック1803を第2の例示のアーム1806に締結したときに水平に延びるようになっている。一実施形態では、着脱可能なハンドル1801は、ロック機構体1805を有するのが良い。ロック機構体は、この実施形態では、プッシュボタンロックであるものとして示されている。ロック機構体1805は又、着脱可能ハンドル1801をアーム1806に締結すると、ハンドル1802が水平以外の角度をなして延びることができるよう種々の向きで位置決め可能である。一実施形態では、ハンドル1802は又、アーム支持体1807を有するのが良い。この実施形態では、アーム支持体1807は、開きカフ1808及び延長ロッド1809を有する。延長ロッド1809は、ハンドル1802に設けられた開口部1810を貫通すると共に追加のロック機構体1805によって定位置に締結されている状態で示されている。ハンドル1802に対する開きカフ1808の高さは、ロック機構体1805を延長ロッド1809に沿う互いに異なる箇所に固定することにより調節可能である。] 図18A 図18B 図18C 図18D [0044] 図18Bには、アーム支持体1807の一実施形態が前腕1811を支持している状態で示されている。] 図18B [0045] 図18Cには、着脱可能ハンドル1801の変形実施形態が示されている。この実施形態では、着脱可能ハンドル1801は、着脱可能ハンドル1801を第2の例示のアーム1806に締結するリング1812を有している。リング1812は、リング1812が開いて多くの場所で第2の例示のアーム1806に締結可能であるようにする留め金1813を有するのが良い。リング1812は、ロック機構体1805を更に有するのが良い。] 図18C [0046] 図18Dには、着脱可能ハンドル1801の変形実施形態が示されている。この実施形態では、着脱可能ハンドル1801のハンドル1802及びフック1803は、互いに締結可能な別々のコンポーネントとして存在している。この実施形態では、フック1803に対するハンドル1802の高さを変化させることができると共にハンドル1802のヨー(yaw)を変化させることができる。着脱可能ハンドルの他の実施形態は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、他形式のロック機構体及び/又は連結機構体を有することができることが解る。] 図18D [0047] 次に図19を参照すると、図19は、本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイス1901の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、患者インターフェイス1901は、背もたれスリング1902、太ももスリング1903及びストラップ1908を含む。背もたれスリング1902は、患者1904の背中上部に当てて位置決め可能である。一実施形態では、背もたれスリング1902は、肩フラップ1905、頸部フラップ1906及び/又はスライドフラップ1907を有するのが良い。太ももスリング1903は、患者1904の太ももの下に位置決め可能である。ストラップ1908は、互いに連結可能であると共にリフトカート103又はリフトコンポーネントに連結可能である。] 図19 [0048] 一実施形態では、患者インターフェイス1901のコンポーネントとしては、半剛性関節連結パネル1909が挙げられる。例えば、背もたれスリング1902は、患者1904の下への背もたれスリング1902の位置決めを助けるために半剛性関節連結パネル1909で補強されるのが良い。半剛性関節連結パネル1909は、患者1904の下への患者インターフェイス1901の直接的位置決め又は患者1904を患者インターフェイス1901上に慎重に転がして移すことによる患者1904の下への患者インターフェイス1901の位置決めを助けることができる。] [0049] 次に図20Aを参照すると、図20Aは、本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイス1901の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、患者インターフェイス1901は、背もたれスリング1902、太ももスリング1903、ストラップ1908及び臀部/リンク支持体2001を含む。臀部/リンク支持体2001は、背もたれスリング1902及び太ももスリング1903に連結可能である。例えば、臀部/リンク支持体2001は、ベルクロ(Velcro)取り付け機構体2002によって背もたれスリング1902及び太ももスリング1903に連結可能である。臀部/リンク支持体2001は、切欠き部分2003を更に有するのが良い。さらに、切欠き部分2003は、患者1904が患者インターフェイス1901を取り外すことなく放尿し又は排便することができるようにするよう位置決めされるのが良い。図20Aでは、側部フラップ1907は、患者1904のわき腹周りに引き寄せられ、肩フラップ1905は、患者1904の肩の上に引き寄せられている。側部フラップ1907は、患者1904の腕の下又はこれらを覆って配置可能である。また、頸部フラップ1906は、患者1904の頸部及び頭を支持するよう示されている。一実施形態では、ストラップ1908を肩フラップ1905周りに締め付けることは、頸部フラップ1906を患者1904の頸部及び頭に当てて位置決めするのに役立つ。一実施形態では、ストラップ1908は、患者1904の位置を変更するよう調節可能である。例えば、ストラップ1908を締め付けることにより、患者1904は、押し込み着座位置で座ることができ、ストラップ1908を弛めることにより、患者は、開放位置のままでいることができる。] 図20A [0050] 次に図20Bを参照すると、図20Bは、本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイス1901の一実施形態の第2の斜視図である。一実施形態では、臀部/リンク支持体2001は、ハンドル2004を更に有するのが良い。一実施形態では、患者インターフェイス1901は、臀部/リンク支持体2001及び次のもの、即ち、背もたれスリング1902、太ももスリング1903、ストラップ1908のうちの2つ又は3つ以上を有するのが良い。] 図20B [0051] 次に図21A〜図21Dを参照すると、これらの図は、本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイス2101の一実施形態の斜視図である。この実施形態では、折畳み可能患者インターフェイス2101は、各々がストラップ2104及び3枚のパネル2102a,2102b,2102c及び2103a,2103b,2103cを備えた座部2202及び背面部2103を有するものとして示されている。座部2102と背面部2103を側方折り目2105に沿って互いに折畳むことができ又は広げることができる。例えば、座部と背面部は、図21bに示されているようにチェア2106を形成するよう側方折り目に沿って折畳み可能である。さらに、座部のパネル2102a,2102b,2102cと背面部のパネル2103a,2103b,2103cも又、第1の長さ方向折り目2107及び第2の長さ方向折り目2108に沿って折畳み可能である。例えば、座部のパネルと背面部のパネルは、図21Cに示されているように第1及び第2の長さ方向折り目に沿って折畳み可能である。] 図21A 図21B 図21C 図21D [0052] 図21Dには折畳み可能な患者インターフェイス2101を患者の下に配置する一手段が示されている。折畳み可能患者インターフェイス2101は、外側パネル2102a,2103aがそれぞれ中間パネル2102b,2103bの上に載った状態で第1の長さ方向2107に沿って折畳まれた状態で示されている。第1の長さ方向折り目2107の外側縁部2109は、患者2110の右側の下に配置された状態で示されている。この実施形態では、患者2110は、自分の右のわき腹を下にして横たわっており、第1の長さ方向折り目2107は、患者の裏側の方向から患者2110の下に配置される。この位置から、患者2110は、折畳まれた外側パネル2102a,2103a及び中間パネル2102b,2103b上で転がって自分の左のわき腹を外側パネル2102c,2103cに当てた状態で休むことができる。患者2110が自分の左わき腹を下にした状態で外側パネル2102a,2103aを中間パネル2102b,2103bから開くことができ、そして患者2110は、患者インターフェイス2101が患者2110の下に正しく位置決めされた状態で、転がって仰向けになるのが良い。] 図21D [0053] 次に図21Eを参照すると、図21Eは、本発明の装置の一実施形態の折畳み可能な患者インターフェイス2101の一実施形態の端面図である。図21Eの端面図は、背面部2103のパネル2103a,2103b,2103cの端部を示しているに過ぎない。しかしながら、この実施形態では、パネル2102a,2103aは、パネル2102c,2103cがパネル2102b,2103bの上に折畳まれた状態で患者2110の下に挿入されている。パネル2102c,2103cを広げた後、患者2110は、患者インターフェイス2108が患者2110の下に正しく位置決めされた状態で、転がって仰向けになるのが良い。折畳み可能患者インターフェイス2101を配置するこの手段は、図21Dを参照して上述した手段の代替手段として利用できる。] 図21D 図21E [0054] 次に図22A〜図22Dを参照すると、これらの図は、本発明の装置の一実施形態の患者インターフェイス2204を取り付ける例示の実施形態の斜視図である。図22Aでは、ループ2201がバックル2202に取り付けられた状態で示されている。患者インターフェイス2204のストラップ2203は、バックル2202中を通り、これを次第に締め付けることができ又は弛めることができる。また、ストラップ2203は、その表面のうちの少なくとも一方に数値又は記号の目盛2205を有するのが良い。図22Bでは、ループ2201は、ループ2201を取り付けリング2206に通し、そしてバックル2202をループ2201に通すことによりアーム2207に設けられている取り付けリング2206に連結された状態で示されている。図22Cには別のバックル締め装置が示されている。図22Dでは、管コネクタ2208がアーム2207の周囲に沿って連結された状態で示されている。管コネクタ2208は、アーム2207に沿って滑ってアーム2207に沿う特定の箇所で定位置にロック可能である。管コネクタ2208は、例えばプラスチック、金属又はウェッビングで構成されるのが良い。] 図22A 図22B 図22C 図22D [0055] 次に図23A〜図23Dを参照すると、これらの図は、中央アーム801が水平の向きで取り付けられた状態で本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示している。図23Aでは、介護者2301は、リフトカート103を患者2303が収容されているベッド2302の一方の側に向かって押した状態で示されている。リフトカート103がいったんベッド2302から適当な距離を置いたところに位置すると、介護者2301は、リフトカート103の車輪110にブレーキをかけるのが良く、更にリフトカート103の脚部107を互いに広げるのが良い。この実施形態では、リフトカート103の前側バー102は、前側バー102のアーム120が垂直に延びるよう回転した状態にある。中央アーム801も又、中央アーム801の曲率が患者2303から見て凹の状態で中央アーム801がリフトカート103から水平に延びるようリフトカート103に取り付けられている。] 図23A 図23B 図23C 図23D [0056] 図23Bでは、介護者2301は、患者インターフェイス2304を患者2303の下に位置決めしている状態で示されている。例えば、介護者2031は、患者2303を動かさないで患者インターフェイス2304を患者2303の下に挿入することができる。変形例として、介護者2301は、患者インターフェイス2304を位置決めするために患者2303を転がして患者のわき腹を下にしても良い。] 図23B [0057] 図23Cでは、介護者2301は、患者インターフェイス2304を中央アーム801に連結している状態で示されている。この実施形態では、中央アーム801は、患者2303の前を横切って水平に延びている。また、中央アームは、患者2303の頭2310と膝2311との間のあたりに位置決めされる。また、中央アーム801の高さは、患者2303の肩2305の高さと腰2306の高さの間にあるように示されている。患者インターフェイス2304がいったん中央アーム801にしっかりと締結されると、リフトカート103は、患者2303が患者インターフェイス2304によって中央アーム801に固定された状態で中央アーム801を上昇させることができる。] 図23C [0058] 図23Dでは、リフトカート103は、患者2303をベッド2302の上方に支持した状態で示されている。この実施形態では、中央アーム801は、患者2303の前を横切って水平に延びている。中央アームは又、患者2303の頭2310と膝2311との間のあたりに位置決めされている。この実施形態では、中央アームは又、患者2303の胸部2312の前に且つ患者2303の太もも2308上に延びた状態で示されている。吊り下げ状態の患者2303と中央アーム801との間の距離は、吊り下げ状態の患者2303の揺動を阻止し又は減少させることができ、安全性及び品位に関する患者2303の感覚を向上させることができしかも患者2303及び多機能患者移送装置101をモニタする介護者2301の能力を高めることができる。患者2303が吊り下げられた状態で、リフトカート103を用いると患者2303を別の場所に移すことができる。この実施形態では、患者インターフェイス2304は、患者の太もも2308及び背中2309の下に位置した状態で示されている二部品から成る半剛性患者インターフェイスを有する。一実施形態では、患者2303は、中央アーム801を備えた側方移送手段の代替手段として、例えば図12に示されたホイスト1201を採用しているリフトカート103により側方に移送できる。一実施形態では、患者2303は、中央アーム801の代替手段として例えば図5に示された個々に回転するアーム120を有する前側バー102を採用したリフトカート103により側方に移送できる。] 図12 図23D 図5 [0059] 次に図24A〜図24Dを参照すると、これらの図は、着座移送と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる方法の例を示している。図24Aでは、患者2401は、チェア2402に座った状態で示されている。また、患者インターフェイス2403は、患者2401の下に且つ患者2401とチェア2402との間に配置された状態で示されている。リフトカート103は、患者2401の前に位置した状態で示されている。リフトカート103の前側バー102は、前側バー102のアーム120が垂直に延びるよう回転している。図24Bでは、介護者2404は、アーム120が水平に向かって回転するよう前側バー102を回している状態で示されている。介護者2404は又、リフトカート103を患者2401の近くに動かすことができる。介護者2404は又、前側バー102の高さが例えば患者2401の肩と腰との間に位置するよう前側バー102を上昇させ又は下降させることができる。] 図24A 図24B 図24C 図24D [0060] 図24Cでは、リフトカート103は、患者2041の近くに位置決めされた状態で示されている。患者2401は、例えば、自分の足をリフトカート103のベース105に連結されたフットレスト111の上に載せることができる。介護者2404は、患者インターフェイス2403を前側バー102に取り付けている状態で示されている。介護者2404は又、リフトカート103の脚部107を互いに広げてリフトカート103の一方の脚部107がチェア2402の各側に沿って延びるようになっている。患者インターフェイス2403をいったん前側バー102にしっかりと締結すると、リフトカート103を用いて前側バー102及び患者インターフェイス2403により前側バー102に固定された患者2401を上昇させることができる。図24Dでは、リフトカート103は、患者2401をチェア2402の座部2405の上方に支持した状態で示されている。また、リフトカート103の中央構造体104は、前側バー102及び支持状態の患者2401を上昇させるよう上方に延びた状態で示されている。患者2401が吊り下げられた状態で、リフトカート103を用いると、患者2401を別の場所に移すことができる。] 図24C 図24D [0061] 次に図25を参照すると、図25は、座位と立位との間の移行と関連して本発明の装置の一実施形態を作動させる一例を示している。図25では、患者2501は、座位から立位に移行している状態で示されている。一実施形態では、患者インターフェイス2502は、患者2501を着座させた状態で患者2501が背中2503の後ろに且つ太もも2504の下に配置されるのが良い。次に、リフトカート103を患者2501の前に動かすのが良く、リフトカート103の前側バー102を水平に回転させるのが良く、患者インターフェイス2502を前側バー102に取り付けるのが良い。また、リフトカート103の車輪110をロックしてリフトカート103が転動するのを阻止する。ベルトとして図25に示されたケーブル305は、前側バー102の外側ハンドルバー115及びリフトカート103のベース105の延長部2506に取り付けられている。また、ケーブル305の長さは、前側バー102の回転を中央構造体104の垂直運動及び/又は患者2501の個人的属性にマッチさせるよう調節可能である。患者2501のこのような個人的属性としては、身長、胴の長さ、腕の長さ及び/又は下肢の長さが挙げられる。患者2501は、図25には、前側バー102の取り付けバー116を掴んだ状態で示されている。変形例として、患者2501は、前側バー102のアーム120を掴むよう選ぶことができる。患者2501は又、自分の足2505を地面に又はリフトカート103のベース105のところに取り付けられたフットレスト111上に載せるよう選択することが可能である。中央構造体104を上昇させているとき、ケーブル305は、前側バー102のアーム120が水平に延びる位置から前側バー102のアーム120が例えば図25に示されている水平と垂直との間の角度をなして延びる位置への前側バー102の回転を助ける。前側バー102のこの回転により、患者インターフェイス2502は、患者2501の体重を部分的に支えると共に患者2501の重心を患者の足2505と垂直に一線をなして近づけることができる。一実施形態では、前側バー102の回転により患者の上半身がリフトカート103に向かって持ち上げられているとき、患者2501は又、自分の膝又は脛を膝ブロッカ(図示せず)に当てた状態でいることができる。足2505がフットレスト111に載せられる場合、リフトカート103は、患者2501を立った又はほぼ立った位置で移送するよう使用することも可能である。一実施形態では、患者2501は、リハビリテーション療法の一部として多機能患者移送装置101を用いて座位と立位との間の移行を繰り返すことができる。] 図25 [0062] 当業者であれば理解できるように、本発明は、具体的に図示すると共に上述した内容によって限定されることはなく、他の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び範囲に属する場合がある。]
权利要求:
請求項1 患者移送装置であって、中央構造体を含むリフトカートと、前記中央構造体に連結可能な中央アームとを有し、前記中央アームには患者インターフェイスが接続可能であり、前記中央アームの形状は、患者の胸部の曲率に近似した曲線を含み、前記中央構造体は、前記患者インターフェイスが前記患者を支持した状態で且つ前記患者インターフェイスが前記中央アームに接続された状態で、しかも前記中央アームが前記患者の前を横切って水平に延びると共に前記患者の頭と膝との間のあたりに位置決めされた状態で、前記患者を昇降させることができる、ことを特徴とする装置。 請求項2 前記曲線の方向は、調節可能である、請求項1記載の装置。 請求項3 前記曲線の方向は、前記中央アームを前記中央構造体に多数の向きをなして連結することにより調節可能である、請求項1記載の装置。 請求項4 前記曲線の方向は、前記中央アームをその長手方向軸線を中心に回転させることにより調節可能である、請求項1記載の装置。 請求項5 前記中央アームは、前記リフトカートに取り付けて垂直にしまい込み可能である、請求項1記載の装置。 請求項6 前記中央アームは、前記中央構造体に取り付けられた安全機構体への連結によって前記中央構造体に連結される、請求項1記載の装置。 請求項7 前記中央構造体は、上向きの力を前記中央アームの下側に加えた場合、前記中央アームが上方に回動できるようにする、請求項1記載の装置。 請求項8 テーブルトップが前記中央アームに連結可能である、請求項1記載の装置。 請求項9 前記中央アームは、ウインチを含む、請求項1記載の装置。 請求項10 前記中央アームは、着脱可能なハンドルを含む、請求項1記載の装置。 請求項11 前記リフトカートは、安全クッションを含む、請求項1記載の装置。 請求項12 前記患者インターフェイスは、折畳み可能なパネルを含む、請求項1記載の装置。 請求項13 前記患者インターフェイスは、臀部/リンク支持体並びに背もたれスリング、太ももスリング及びストラップのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項1記載の装置。 請求項14 前記中央構造体は、前側バーに連結可能であると共に前記前側バーを昇降させる、請求項1記載の装置。 請求項15 前記中央構造体は、前側バーに連結可能であると共に前記前側バーを昇降させることができ、前記前側バーは、互いにほぼ平行な2本のアームを有し、前記前側バーは、前記アームがほぼ水平の向きで前記リフトカートから外方に延びる角度と前記アームがほぼ垂直の向きで前記リフトカートから上方に延びる角度との間で回転することができる、請求項1記載の装置。 請求項16 前記中央構造体は、リフトフォークに連結可能であると共に前記リフトフォークを昇降させることができる、請求項1記載の装置。 請求項17 前記中央構造体は、ホイストに連結可能であると共に前記ホイストを昇降させることができる、請求項1記載の装置。 請求項18 前記中央構造体は、移送チェアに連結可能であると共に前記移送チェアを昇降させることができる、請求項1記載の装置。 請求項19 患者移送装置であって、中央構造体を含むリフトカートを有し、前記中央構造体に連結可能な前側バーを有し、前記前側バーは、互いにほぼ平行な2本のアームを有し、前記前側バー及び前記リフトカートに連結可能なケーブルを有し、前記中央構造体は、前記前側バーを昇降させることができ、前記前側バーは、前記アームがほぼ水平の向きで前記リフトカートから外方に延びる角度と前記アームがほぼ垂直の向きで前記リフトカートから上方に延びる角度との間で回転することができ、前記ケーブルは、前記中央構造体が前記前側バーを上昇させるときに前記前側バーの回転を助けることができ、前記リフトカートは、前記リフトカートから水平に延びると共に互いに間隔を広げることができる2本の脚部を含む、ことを特徴とする装置。 請求項20 前記前側バーは、内側ハンドルバー及び外側ハンドルバーを含む、請求項19記載の装置。 請求項21 前記前側バーの前記アームの幅は、調節可能である、請求項19記載の装置。 請求項22 前記前側バーの前記アームの高さは、前記中央構造体を動かすことなく調節可能である、請求項19記載の装置。 請求項23 前記前側バーは、少なくとも1つの細長いS字形アームを含み、前記S字形アームは、その長手方向軸線を中心に回転可能である、請求項19記載の装置。 請求項24 前記前側バーの前記アームのうちの少なくとも一方は、別個に回動可能である、請求項19記載の装置。 請求項25 テーブルトップが前記前側バーに連結可能である、請求項19記載の装置。 請求項26 前記前側バーに連結可能な前側バークッションを更に有する、請求項19記載の装置。 請求項27 前記前側バーは、ウインチを含む、請求項19記載の装置。 請求項28 前記前側バーは、着脱可能なハンドルを含む、請求項19記載の装置。
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