专利摘要:
被覆ステントが、基材と、人体の管腔内に配置されるようになっていて、基材中に織り込まれた部分を備えるステントと、基材及び基材中に織り込まれたステント部分を封入すると共に管状グラフト部材を形成する封入材とを有する。
公开号:JP2011516156A
申请号:JP2011503007
申请日:2009-03-03
公开日:2011-05-26
发明作者:トレヴァー グリーナン
申请人:メドトロニック カルディオ ヴァスキュラー インコーポレイテッド;
IPC主号:A61F2-06
专利说明:

[0001] 本発明は、人体内管腔、例えば動脈内に配置されるのに適した封入ステントに関する。]
背景技術

[0002] 管状補綴具、例えばステント、グラフト及びステント‐グラフト(例えば、グラフト材料から成る内側及び/又は外側カバーを有するステント、このようなステントは、カバーステントと呼ばれる場合がある)が、人体内の通路の異常を治療するために用いられている。血管用では、これら器具は、閉塞状態の、疾患のある又は損傷した血管、例えば狭窄した血管又は動脈瘤のある血管を置換し又はバイパスするために用いられる場合が多い。例えば、動脈瘤を治療し又は隔離するためにステント‐グラフトを用いることは周知であり、このようなステント‐グラフトは、フレーム構造(例えば、1つ又は2つ以上のステント又はステント状構造体)により支持された生体適合性グラフト材料(例えば、ダクロン(Dacron(登録商標))若しくは発泡ポリテトラフルオロエチレン(ePEFE)又は他の何らかのポリマ)から成る。フレーム構造は、機械的な支持体となり、グラフト材料又はライナは、血液バリヤとなる。]
[0003] 動脈瘤は、例えば血管のような管状体即ち通路の異常な広がりであり、一般に、管状体又は血管壁の異常な拡張により形成される嚢又は袋の形態で現われる。異常に拡張した壁は、典型的には、弱くなり、破裂しやすくなる。動脈瘤は、血管、例えば腹部大動脈中に生じる場合があり、この場所では、動脈瘤は、一般に、腸骨動脈の遠位側で又はこれに向かって腎動脈の下の場所から延びる。]
[0004] ステント‐グラフトで動脈瘤を治療する際、ステント‐グラフトは、典型的には、ステント‐グラフトの一端部が血管の疾患部分の近位側又は上流側に位置し、ステント‐グラフトの他端部が血管の疾患部分の遠位側又は下流側に位置するよう配置される。このように、ステント‐グラフトは、動脈瘤嚢を貫通し(またがり)その近位側端部及び遠位側端部を越えて延び、それにより弱くなった部分を置換し又はバイパスする。グラフト材料は、典型的には、動脈瘤の血管内排除を容易にするための血液不浸透性ルーメンを形成する。]
発明が解決しようとする課題

[0005] ステント‐グラフト、例えば、腹部大動脈動脈瘤ステント‐グラフトを製造する手法は、正弦波形状を有するのが良い環状金属製ばね要素を上述の織物材料、例えば発泡ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン又はDacron(登録商標)布に縫い付けるステップを含む。他の手法は、ステント構造体をポリマで電気紡糸するステップ又はステント構造体をポリマで浸漬被覆するステップを含む。公知のポリマ被覆又はコーテッドステント‐グラフトの一例が図1に示されており、この場合、カバーステント即ち被覆ステント100は、ステント又はステント要素と呼ばれる場合のある金属製ばね又は波形のある要素102a,102b,102c,102dを有している。この例では、ステント又はステント要素102a,102b,102c,102dは、管状ポリマグラフト部材104を形成するよう電気紡糸法又は浸漬被覆法で処理され、このような管状ポリマグラフト部材はステント又はステント要素にくっつけられる。電気紡糸法及び浸漬被覆法は、低プロフィール(薄型の)ステント‐グラフトを提供することができるが、ステントと高分子材料との間の接触表面積は比較的僅かであり、更に、ステントと高分子材料との間の接触又は付着線は、ステントの周囲全体にわたって一様ではない場合があり、その結果、力がステント‐グラフトに加えられると、非一様な荷重分布が生じ、その結果、離層(デラミネーション)が生じる場合がある。用いられる材料が、ポリマメンブレン及びステントが離層する傾向を生じさせる一因となる場合がある。ステントワイヤとポリマメンブレンとの分離又は離脱の一例が図1に概略的に示されると共に参照符号D1で指示されている。離層は、典型的には、大きなストレスが加わる領域、例えばポリマグラフト部材と裸ばねとの間に設けられ、図2に示されているようにポリマグラフト部材の縁を越えて延びる連結部において懸念すべきであるという程度以上のものである。図2は、複数個の金属製波形環状ステント要素112a,112b,112c・・・112n及び環状波形裸ワイヤばね116を含む公知構成を備えた被覆ステント110を示している。ステント要素に管状ポリマグラフト110を与えると共に裸ばね116の一端部のところの頂点をグラフトに固定するために公知の電気紡糸法又は被覆浸漬法が利用される。この例では、ステント要素よりも大きな応力を受ける場合のある頂点は、例えば参照符号D2で概略的に示されているように離脱する場合がある。] 図1 図2
[0006] ステント‐グラフト構成を開発すると共に/或いは改良する必要性がある。]
課題を解決するための手段

[0007] 本発明は、被覆ステント構成の改良を含む。]
[0008] 本発明の一実施形態では、人体の管腔(例えば動脈)内に配置されるのに適した被覆ステントは、基材と、人体の管腔内に配置されるようになったステントとを有し、ステントは、基材中に織り込まれた部分を有し、被覆ステントは、基材及び基材中に織り込まれたステントの部分を封入すると共に管状グラフト部材を形成する封入材を更に有する。]
[0009] 本発明の別の実施形態では、人体の管腔内に配置されるのに適した被覆ステントは、基材と、人体の管腔内に配置されるようになったステントとを有し、ステントは基材中に織り込まれた部分を有し、被覆ステントは、ステントを覆うと共に基材の少なくとも一部分を貫通する管状ポリマ部材を更に有する。]
[0010] 本発明の別の実施形態では、被覆ステントの製造方法は、ワイヤを基材中に織り込んで管状部材を形成するステップと、管状部材を封入して人体の管腔内に配置されるのに適した管状カバーを備えた被覆ステントを形成するステップとを有する。]
[0011] 上記のことは、先行技術における幾つかの欠点及び本発明の実施形態の利点の概略説明である。本発明の他の特徴、利点及び実施例は、以下の説明及び添付の図面から当業者には明らかであり、このような説明及び図面には、特定の実施形態が詳細に記載されているが、これらは説明の目的に過ぎない。]
図面の簡単な説明

[0012] 公知の被覆ステント構成例を示す図である。
別の公知の被覆ステント構成例の一部分を示す図である。
本発明の被覆ステント実施形態の切除図であり、ステント要素及びステント要素が組み込まれた基材を示すためにカバーの一部分が省かれている状態を示す図である。
図3Aの3B1‐3B1線に沿った断面図であり、環状ステントが織り込まれた管状基材中の場所を概略的に示す図である。
図3Aのステントのうちの1つの一部分の断面図であり、基材及びカバー材料を示す図である。
図3Aに示されている基材‐ステント形態の変形例を示す拡大図である。
図3Aに示されている基材‐ステント形態の別の変形例を示す拡大図である。
本発明の別の実施形態に従ってステント‐グラフト基材及びこの中に組み込まれた裸ワイヤばねを示す拡大図である。
公知の繋留(アンカ)機構体を示す図である。
図5Aの繋留機構体が組み込まれた被覆ステントの一部分を示す図である。
アンカ要素が固定された被覆ステントの一部分の部分断面図である。
アンカ要素が固定された被覆ステントの一部分の部分断面図である。
本発明の別の被覆ステント実施形態の組み立て法を示す図であり、被覆ステントの繋留取り付けコンポーネントを示す図である。
本発明の別の被覆ステント実施形態の組み立て法を示す図であり、別の実施形態としての被覆ステント中に一体に形成された繋留取り付けコンポーネントを示す図である。] 図3A 図5A
実施例

[0013] 以下の説明は、図面を参照して行われ、種々の図を参照する場合、同一の参照符号又は文字は、同一の要素を示している。さらに、以下に説明するカテーテル、運搬器具及び装填ファスナに言及する場合、近位端部は、オペレータの最も近くに位置する端部であり、遠位端部は、オペレータから見て最も遠くに位置する端部である。]
[0014] 本発明は、一般に、1つ又は2つ以上のステント及び/又はアンカ構造体を例えば公知の電気紡糸法又は浸漬被覆法によって形成できるポリマメンブレンに組み込む方法を含む。1つ若しくは複数個のステント又はその少なくとも一部分は、基材と呼ばれる場合のある材料に一体に組み込まれ、このような一体化構造は、公知の電気紡糸法又は浸漬被覆法によって部分的又は全体的に封入される(例えば、ポリマ、例えばポリウレタン中に)。]
[0015] 一実施形態によれば、基材の材料は、目の荒い織物、編物又は編組体で作られたルーズなテキスタイルメッシュであるのが良い。テキスタイルメッシュは、ポリマが電気紡糸プロセス又は浸漬被覆プロセス中、テキスタイルメッシュを容易に通って流れることができるようにするのに十分目が荒いものであるべきである。ワイヤステントの場合、ステントを基材材料中に組み込むこと又は一体化することは、ステントワイヤの端部を環状の方向にメッシュを通って前後に通し、次にワイヤの自由端部を互いに圧着して環状ステント要素を形成することによって達成できる。ワイヤの全てが以下に詳細に説明するようにメッシュの内外に織成される必要はない。ステント及びメッシュ材料を一体化する他の方法としては、メッシュをステント全体の周りに又はステントの少なくとも一部分の周りに織成すること又は編成することが挙げられる。次に、一体化されたステント‐基材構成体を例えば公知のステント電気紡糸法又は浸漬被覆法の使用により封入し又は被覆してポリマメンブレンステントカバーを形成する。ステントカバーは、例えば患者としてのヒトの体内の管腔内にグラフトとして使用されるのに適した流体バリヤとなる。代表的には、カバーは、患者としてのヒトの動脈内に用いられるのに適した連続血液不浸透性表面材となる。]
[0016] この構成の多くの利点のうちの1つは、ステントが上述の方法により形成されたポリマメンブレンから完全に離脱状態になった場合でも、ステントは、ポリマメッシュによって取り付けられたままであるということにある(ポリマメッシュは、目の荒い織物、編組体又は編物である)。さらに、基材又はメッシュは、このような基材なしのステントと比較して、ステントの荷重をメンブレン中に良好に分布させることができる。高分子材料は又、ステント‐基材と高分子材料との間の結合又は付着性を向上させるよう選択されるのが良い。]
[0017] メッシュ基材は、ステントワイヤを基材の内外に織成するのに適したルーズな又は目の荒い構造を有する。メッシュ基材は、極めて目の荒い織物、編物又は編組体であるのが良い。編成メッシュは、代表的には、高い柔軟性を提供し、織物は、代表的には、高い寸法安定性を提供する。基材メッシュは、種々の材料で作ることができ、このような材料としては、ポリエステル、UHMWPE、液晶ポリマ及びケブラー(Kevlar)が挙げられる。]
[0018] 図3Aを参照すると、本発明の一実施形態としてのカバーステントすなわち被覆ステントは、基材が見えるように切除図で示されている。図示の例では、被覆ステント200は、3つのステント202a,202b,202cを備えた状態で示されている。しかしながら、これよりも多い又は少ないステントを使用することができることが解る。ステントは、各波形部が頂点のところに収斂する2つの脚部を有する波形環状形態を備えた状態で示されている。波形部の数は、ステントのサイズ及び用途に応じて様々な場合があり、この例では、4つの波形部が設けられ、これらのうちの2つは、図から隠されていて見えない。この実施形態では、2つの脚部(波形ステントの2つの脚部)の各々のうちの一方は、材料中に織り込まれ、他方は、材料中に織り込まれておらず、メッシュ基材206の内面又は外面に隣接して位置している。図3Aは、メッシュ基材206中に織り込まれた下行脚部208a,208bを示しており、これら脚部は、メッシュ基材中では破線として現われており、上行脚部209a,209bが基材の外面に沿って位置決めされた状態で示されている。他の波形部分は、同様にメッシュ基材206と一体化されているが、図からは隠れて見えない。1つおきの脚部は、図3B1に概略的に示されているように環状方向又は円周方向に進んでいるときに基材中に織り込まれる。図3Cに示されている変形例では、逆の形状のパターンが用いられている。脚部209a,209b,209cは、メッシュ基材206中に織り込まれ、脚部208a,208b,208cは、電気紡糸又は浸漬被覆の実施に先立ってメッシュ基材の外側に位置している(環状ステントを形成する残りの脚部は、図から隠されて見えない)。図3Dに示されている変形例では、各波形部の全ての脚部は、電気紡糸又は浸漬被覆の実施前にメッシュ基材中に織り込まれる(5つの脚部がこの図に示されており、環状ステントを形成する残りの脚部は、図から隠されて見えない)。] 図3A 図3B1 図3C 図3D
[0019] 図3B2を参照すると、ステント200の一部分の断面図が示されており、この断面図は、メッシュ基材の互いに反対側の高分子材料の2つの層204相互間のステントワイヤ202cを示している。上述したように、メッシュ基材は、電気紡糸法又は浸漬被覆法の実施中、ポリマがメッシュ基材を通過することができるほど十分目が荒い。] 図3B2
[0020] 図4を参照すると、別の実施形態が示されており、この実施形態では、波形裸ばねワイヤ510が電気紡糸又は浸漬被覆の実施前にメッシュ基材506と一体化されている。裸ばねの一端部のところの頂点部分は、メッシュ基材506中に織り込まれている。頂点部分は、円で囲むと共に符号512a,512b,512cが付けられた状態で示されている。ステント要素は、本明細書において開示する実施形態のうちの任意のものに記載されているものとして提供されるのが良い。] 図4
[0021] 図5A及び図5Bを参照して被覆ステント中へのアンカの組み込み方について説明する。図5Aは、棘支持部材又はケージ602を備えた公知のステント‐グラフトアンカ600を示しており、複数個の棘604a,604b,604c,604dが端部からその一方の側部に沿って延び又はこれに固定されている。自由端部のところにアイレット又はループ608a,608b,608c,608dを備えたワイヤ又はポスト606a,606b,606c,606dがケージの他方の側部から延び又はこれに取り付けられている。図5Bを参照すると、アンカは、上述の基材を用いて1つ又は2つ以上のステント652が組み込まれた被覆ステント650に固定されている。アンカは、アイレット608a,608b・・・608nを通ってループ状になった複数本の高強度フィラメント654a,654b・・・654nにより基材に固定されている。各々が高強度繊維であるのが良いフィラメントは、ステント、基材及びアイレットが例えば電気紡糸法又は浸漬被覆法によりポリマ中に封入される前に例えば図6に詳細に示されているように基材の長さの一部分に沿って基材中に織り込まれ、それにより管状カバーを通る血液の流れに対して不浸透性である管状被覆ステントが構成されている。基材は、この実施形態又は本明細書において説明する任意他の実施形態において被覆ステントの全長にわたって延びるのが良く、フィラメントは、カバー又はポリマメンブレン656へのフィラメント組み込み又は一体化を最大にするよう基材の全長に沿って織り込まれるのが良く、カバー又はポリマメンブレンは、例えば、上述の材料のうちの任意のもので構成できる。しかしながら、基材は、被覆ステントの全長にわたって延びる必要はなく、フィラメントも基材の全長にわたって延びる必要がない。別の実施形態では、フィラメントの自由端部は基材に付着され、結束され又は違ったやり方で固定されるのが良い。アンカ600及び以下に説明する裸ばねは、代表的には、被覆ステントの近位端部に取り付けられ、この近位端部は、被覆ステントが現場に位置決めされたときに血液の流量を基準にしてみて心臓の最も近くに位置する端部である。] 図5A 図5B 図6
[0022] 図6を参照すると、別の被覆ステント実施形態700が示されており、この実施形態では、裸コイルばね750がアンカ600を被覆ステント650に固定するのと同一の仕方で被覆ステントに固定されており、この裸コイルばねからはポスト752a,752b,752c・・・752nが延びており、これらポストは、アイレット754a,754b,754c・・・754nを有する。各々が高強度繊維であるのが良い複数本の高強度フィラメント756a,756b,・・・756nの各々は、それぞれ対応のアイレットに通され、被覆ステントの全長及び全周にわたって延びるメッシュ基材中に織り込まれている。被覆ステント700は、部分断面図で示されており、ポリマ層又はカバー757の一部分は、基材758中に織り込まれたフィラメント756bを示すよう基材758の一部分を拡大された仕方で示すために省かれている。基材758は、織物のたて糸とよこ糸のように織編できる複数本の織成糸を有する。本明細書において説明する実施形態の全てのメッシュパターンは、区別なく用いられ、更に、他のパターンを例示目的で提供され、考えられるオプションの範囲を限定するものではない例示の実施形態として使用できることが解る。被覆ステント700は、1つ又は2つ以上のステント780を更に有し、ステント780は、ステント202a〜202cと同一の形態を有するのが良く、ステント780は、ステント202a〜202cが編組体型のメッシュ基材206中に織り込まれるのと同一な仕方でメッシュ基材758中に織り込まれるのが良い。] 図6
[0023] 図7を参照すると、固定フィラメントパターンが異なっている点を除き、被覆ステント700と同一である別の被覆ステント実施形態800が示されている。裸ばね850は、裸ばね750と同一の構成を有するのが良く、裸ばね850は、アイレット854a,854b,854c・・・854nを備え、高強度フィラメント856a,856b,856c・・・856nがこれらアイレットに通されている。フィラメント856a,856b,856c・・・856nが基材858中に織り込まれており、この基材は、基材758又は任意他の適当な基材と同一の構成を有するのが良い。被覆ステント800は、部分断面で示されており、ポリマ層又はカバー857の一部分は、基材858中に織り込まれたフィラメント856a,856cを示すよう基材858の一部分を拡大された仕方で示すために省かれている。図示の実施形態では、各フィラメントは、時計回りの螺旋方向に延びる一部分及び反時計回りの螺旋方向に延びる別の部分を有する。この実施形態におけるフィラメントは、アイレットからの荷重分布状態を向上させることができる。図示されていないが、被覆ステント800は、1つ又は2つ以上のステントを更に有し、これらステントは、ステント202a〜202cと同一の形態を有するのが良く、これらステントは、ステント202a〜202cが編組体型のメッシュ基材206中に織り込まれるのと同一な仕方でメッシュ基材858中に織り込まれるのが良い。] 図7
[0024] 図8A及び図8Bを参照すると、本発明の別の被覆ステント実施形態900が示されており、図8Aは、被覆ステント900のアンカ及び取り付けコンポーネントを示し、図8Bは、電気紡糸法又は浸漬被覆法を用いて被覆ステント中に一体形成されたアンカ及び取り付けコンポーネントを示している。図8Aを参照すると、裸ばね950は、裸ばね750と同一の構成を有し、裸ばね950は、アイレット954a,954b,954c・・・954nを有し、単一の高強度フィラメント956がこれらアイレットに通されている。高強度繊維であるのが良いフィラメント956は、環状基材958中に織り込まれ、この環状基材は、基材758又は任意他の適当な基材と同一構成のものであるのが良い。この場合、環状基材958は、管状基材、例えば基材206に結合されるのが良い。被覆ステント800は、1つ又は2つ以上のステント980を更に有し、これらステント980は、ステント202a〜202cと同一の形態を有するのが良く、これらステント980は、ステント202a〜202cが編組体型のメッシュ基材206中に織り込まれるのと同一な仕方でメッシュ基材958中に織り込まれるのが良い。この場合、ステント、裸ばね及び基材組立体は、任意の適当な方法、例えば電気紡糸法又は浸漬被覆法を用いてポリマで封入される。] 図8A 図8B
[0025] 図示していないが、本明細書において説明した被覆ステントのうちのどれであっても、腹部大動脈の動脈瘤を治療するのに適した二股形態を有することができる。]
[0026] 本明細書において説明した任意の一実施形態に関して説明した任意の特徴を他の実施形態の任意他の1つ若しくは複数の特徴又は本明細書において説明した特徴と組み合わせることができる。さらに、本明細書において開示した器具及び方法の変形例及び改造例は、当業者には容易に明らかであろう。]
权利要求:

請求項1
人体の管腔内に配置されるのに適した被覆ステントであって、基材と、人体の管腔内に配置されるようになったステントであって、前記基材中に織り込まれた部分を有するステントと、前記基材及び前記基材中に織り込まれた前記ステントの前記部分を封入すると共に管状グラフト部材を形成する封入材と、を備えている、ことを特徴とする被覆ステント。
請求項2
前記基材は、管状のものである、請求項1記載の被覆ステント。
請求項3
前記基材は、前記管状グラフト部材の全長未満の長さにわたって延びている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項4
前記基材は、前記管状グラフト部材の全長にわたって延びている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項5
前記基材は、メッシュ材料から成る、請求項1記載の被覆ステント。
請求項6
前記封入材は、前記メッシュ材料を貫通して延びている、請求項5記載の被覆ステント。
請求項7
前記封入材は、高分子材料から成る、請求項1記載の被覆ステント。
請求項8
前記封入材は、電気紡糸法により形成されている、請求項7記載の被覆ステント。
請求項9
前記封入材は、浸漬被覆法によって形成されている、請求項7記載の被覆ステント。
請求項10
複数個の前記ステントを有し、前記ステントの各々は、前記基材中に織り込まれている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項11
前記管状グラフトは、血液の流れに対して不浸透性である壁を形成する、請求項1記載の被覆ステント。
請求項12
アンカ部材及び少なくとも1本のフィラメントを更に有し、前記フィラメントは、前記アンカ部材の一部分を貫通して延びると共に前記基材中に織り込まれている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項13
前記アンカ部材からは棘が延びている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項14
裸ばね及び少なくとも1本のフィラメントを更に有し、前記フィラメントは、前記裸ばねの一部分を貫通して延びると共に前記基材中に織り込まれている、請求項1記載の被覆ステント。
請求項15
人体の管腔内に配置されるのに適した被覆ステントであって、基材と、人体の管腔内に配置されるようになったステントであって、前記基材中に織り込まれた部分を有するステントと、前記ステントを覆うと共に前記基材の少なくとも一部分を貫通して延びる管状ポリマ部材と、備えている、ことを特徴とする被覆ステント。
請求項16
前記基材は、メッシュから成る、請求項15記載の被覆ステント。
請求項17
アンカと、前記アンカ及び前記基材に固定されたフィラメントとを更に有する、請求項15記載の被覆ステント。
請求項18
前記アンカは、裸ばね要素から成る、請求項15記載の被覆ステント。
請求項19
前記アンカからは棘が延びている、請求項15記載の被覆ステント。
請求項20
被覆ステントの製造方法であって、ワイヤを基材中に織り込んで管状部材を形成するステップと、前記管状部材を封入して人体の管腔内に配置されるのに適した管状カバーを備えた被覆ステントを形成するステップとを有する、ことを特徴とする方法。
請求項21
前記封入ステップは、ポリマを前記ステント及び前記基材上に電気紡糸するステップから成る、請求項20記載の方法。
請求項22
前記封入ステップは、前記ステント及び前記基材を高分子材料中に浸漬するステップから成る、請求項20記載の方法。
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公开号 | 公开日
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引用文献:
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