![]() (ヘテロ−)アリール−シクロヘキサン誘導体
专利摘要:
本発明は、μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す化合物、その製造方法、この化合物を含有する医薬ならびに医薬製造へのこの化合物の使用に関する。 公开号:JP2011515429A 申请号:JP2011501139 申请日:2009-03-25 公开日:2011-05-19 发明作者:エングルベルガー・ヴェルナー;シック・ハンス;シュレーダー・ヴォルフガング;シュンク・シュテファン;ゾンネンシャイン・ヘルムート;ツェモルカ・ザスキア;ノルテ・ベルト;バリント・ジョセフ;ヘンケル・ビルギッタ;リンツ・クラウス 申请人:グリュネンタール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング; IPC主号:C07D209-14
专利说明:
[0001] 本発明は、μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す置換シクロヘキサン誘導体、その製造方法、この化合物を含有する医薬ならびに医薬製造へのこの化合物の使用に関する。] 背景技術 [0002] μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示すシクロヘキサン誘導体は従来技術で公知である。これに関連して例えばきわめて広範囲に特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19、特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24、特許文献25、特許文献26、特許文献27、特許文献28および特許文献29を参照することができる。] [0003] しかしながら、これら公知の化合物はどの点においても満足がいかずかつ匹敵するかもしくはより良好な性質を有する更なる化合物が要求される。] [0004] このようにこれら公知の化合物は適当な結合アッセイで、hERG−イオンチャネル、L型カルシウムイオンチャネル(フェニルアルキルアミン−、ベンゾチアゼピン−、ジヒドロピリジン活性部位)、ないしはBTXアッセイ(バトラコトキシン)におけるナトリウムチャネルに対するある一定の親和性をときおり示し、このことはそれぞれ心血管系の副作用についての前兆として示されることができる。さらに数多くの公知の化合物は水性媒体中でわずかな溶解度しか示さず、このことは生物学的利用率にとりわけ不利な影響を及ぼす可能性がある。さらにこれら公知の化合物の化学的な安定性はしばしば不十分でしかない。例えばこれら化合物はときおり不十分なpH安定性、UV安定性もしくは酸化安定性を示し、このことは貯蔵安定性ならびに経口的な生物学的利用率にとりわけ不利な影響を及ぼす可能性がある。さらにこれら公知の化合物は部分的に不利なPK/PD(薬動学/薬力学)プロファイルを示し、このことは例えば長すぎる作用期間で明らかとなりうる。] [0005] 公知の化合物の代謝安定性にも改善が必要であると思われる。代謝安定性が改善されたということは、生物学的利用率が高いということを意味しうる。薬物の摂取および排泄に関与する輸送体分子との相互作用が弱いかもしくは存在しないということも、生物学的利用率が改善されておりかつ場合により薬剤相互作用がわずかであることの示唆とみなすことができる。さらに薬物の分解および排泄に関与する酵素との相互作用もできるだけわずかであることが好ましい、というのもこのような試験結果が、薬剤相互作用が場合によりわずかであるかまたはまったくないことが期待されうることを同様に指し示すからである。] [0006] さらに上記公知化合物はときおり副作用、殊に不快気分、鎮静、利尿、の原因となるκ−オピオイド受容体に対するわずかな選択性しか示さない。さらに公知化合物はときおり、他の副作用、殊に呼吸抑制、便秘および嗜癖性、と関連しているように思われるμ−オピオイド受容体への著しく高い親和性を示す。] [0007] 国際公開第2002/090317号パンフレット 国際公開第2002/90330号パンフレット 国際公開第2003/008370号パンフレット 国際公開第2003/008731号パンフレット 国際公開第2003/080557号パンフレット 国際公開第2004/043899号パンフレット 国際公開第2004/043900号パンフレット 国際公開第2004/043902号パンフレット 国際公開第2004/043909号パンフレット 国際公開第2004/043949号パンフレット 国際公開第2004/043967号パンフレット 国際公開第2005/063769号パンフレット 国際公開第2005/066183号パンフレット 国際公開第2005/110970号パンフレット 国際公開第2005/110971号パンフレット 国際公開第2005/110973号パンフレット 国際公開第2005/110974号パンフレット 国際公開第2005/110975号パンフレット 国際公開第2005/110976号パンフレット 国際公開第2005/110977号パンフレット 国際公開第2006/018184号パンフレット 国際公開第2006/108565号パンフレット 国際公開第2007/079927号パンフレット 国際公開第2007/079928号パンフレット 国際公開第2007/079930号パンフレット 国際公開第2007/079931号パンフレット 国際公開第2007/124903号パンフレット 国際公開第2008/009415号パンフレット 国際公開第2008/009416号パンフレット 米国特許第4065573号明細書] 先行技術 [0008] Lednicer et al.,J.Med.Chem.,23,1980,424−430 Regitz,M.et al.;Chem.Ber.,1968,101;3734−3743 Harned,A.M.et al.Tetrahedron,2005,61,12093−12099 Corey;Fuchs;THL1972,36,3769−3772 Katritzky et al.Synthesis,1992,1295−1298 Prashad,et al.,Tetrahedron Lett.2005,46,5455−5458 Layer,Chem.Rev.,1963,8,489−510 Maddox et al.,J.Med.Chem.,1965,8,230−235 Kudzma et al.,J.Med.Chem.,1989,32,2534−2542 Ardati et al.(Mol.Pharmacol.,51,1997,S.816−824) D’Amour and Smith(J.Pharm.Exp.Ther.72,74 79(1941))] 発明が解決しようとする課題 [0009] 本発明の課題は、薬学的な目的に適当でありかつ従来技術の化合物に対する利点を有する化合物を提供することである。] 課題を解決するための手段 [0010] この課題は特許請求項の対象によって解決される。] [0011] μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す置換シクロヘキサン誘導体を製造できることが意外にも見いだされた。] [0012] 本発明は、一般式(1)、 式中、Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は、それぞれ相互に無関係に−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2から成る群から選択されており;特に、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−CNおよび−C1−8−アリファト(Aliphat)から成る群から選択されているか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わし; Qは−R0を表わし; R0はそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C3−8−シクロアリファト−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト−アリールもしくは−C3−8−シクロアリファト−ヘテロアリールを表わし; R1およびR2は相互に無関係にHまたは−R0を表わすか;あるいはR1とR2は共に−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR4CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わし; R3は−R0を表わし; R4は−H、−R0もしくは−C(=O)R0を表わし; 「アリファト」はそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基であり; 「シクロアリファト」はそれぞれ飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂環式の単環式ないしは多環式の炭化水素基であり、この炭化水素基の環炭素原子の数が好ましくは記載された範囲内であり(つまり「C3−8−」シクロアリファトは好ましくは3、4、5、6、7もしくは8個の炭素を有し); その際、「アリファト」および「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは、相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−NHS(=O)1−2R0、−Si(R0)3および−PO(OR0)2から成る群から選択された置換基による1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えばモノ、ジ、トリ置換または完全な置換のことであり; 「(ヘテロ−)アリール」はヘテロアリールまたはアリールを表わし; 「アリール」はそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合により更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく; 「ヘテロアリール」は1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよく;その際、 その際、「アリール」および「ヘテロアリール」に関して「モノ置換又はポリ置換の」とは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0から成る群から選択された置換基による環系の1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換のことであり;その際、場合により存在するN環原子はそれぞれ酸化されていてもよく(N−オキシド); 個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物の形である。] [0013] 種々の基、例えばY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’、の統合ならびに置換基、例えば−OR0、−OC(=O)R0、−OC(=O)NHR0、の基の統合の場合には、2個以上の基、例えば−OR0、−OC(=O)R0、−OC(=O)NHR0、についての置換基、例えばR0、は1つの物質内で異なる意味を有していてもよい。] [0014] 本発明による化合物はORL1受容体およびμ−オピオイド受容体への良好な結合を示す。] [0015] 有利な実施形態の場合には本発明による化合物は少なくとも0.1のORL1/μ親和性比を有する。このORL1/μ比は1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]とは異なる。特に好ましくはORL1/μ比は、少なくとも0.2または少なくとも0.5、好ましくは少なくとも1.0または少なくとも2.0、なお好ましくは少なくとも3.0または少なくとも4.0、最も好ましくは少なくとも5.0または少なくとも7.5、さらにとりわけ少なくとも10または少なくとも15である。有利な実施形態の場合にはORL1/μ比は0.1〜30、特に0.1〜25の範囲内である。] [0016] その他の有利な実施の形態の場合には本発明による化合物は30以上、好ましくは少なくとも50、なお好ましくは少なくとも100、最も好ましくは少なくとも200、さらにとりわけ少なくとも300、のORL1/μ親和性比を有する。] [0017] 本発明による化合物は好ましくは最大500nM、より好ましくは最大100nM、一層好ましくは50nM、最も好ましくは最大10nM、さらにとりわけ最大1.0nMのμ−オピオイド受容体におけるKi値を有する。] [0018] μ−オピオイド受容体におけるKi値を測定する方法は当業者に公知である。好ましくはこの測定は実施例との関連で記載するとおりに実施される。] [0019] 本発明による化合物は好ましくは最大500nM、より好ましくは最大100nM、一層好ましくは50nM、最も好ましくは最大10nM、さらにとりわけ最大1.0nMのORL1受容体におけるKi値を有する。] [0020] ORL1受容体におけるKi値を測定する方法は当業者に公知である。好ましくはこの測定は実施例との関連で記載するとおりに実施される。] [0021] 意外にも、1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]によって定義されるμに対するORL1の比が0.1〜30、特に0.1〜25、の範囲内であるORL1−およびμ−オピオイド受容体に対する親和性を有する化合物が他のオピオイド受容体リガンドに比して次の顕著な利点を有する薬理学的プロファイルを示すことが明らかとなった:] [0022] 1.本発明による化合物は、常用の第3工程オピオイドにときおり匹敵する急性痛モデルにおける効果を示す。しかし同時にこの化合物は、典型的なμ−オピオイドに比して顕著に良好な適合性が特徴である。] [0023] 2.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物はモノ−およびポリニューロパシー痛みのモデルにおける顕著に高い効果を示し、このことはORL1−オピオイドとμ−オピオイドの成分の相乗作用に原因を求めることができる。] [0024] 3.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物は神経障害性の動物において抗アロディニアないしは抗痛覚過敏の作用および抗侵害効果の十分な、好ましくは完全な、分離を示す。] [0025] 4.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物は慢性炎症痛(とりわけカラゲナン−もしくはCFA誘発の痛覚過敏、内臓炎症痛)についての動物モデルにおいて急性痛に対する顕著な作用の増大を示す。] [0026] 5.常用の第3工程オピオイドに対してμ−オピオイドに典型の副作用(とりわけ呼吸抑制、オピオイド誘発性の痛覚過敏、身体的依存/禁断、精神的依存/中毒)が本発明による化合物の場合には治療有効量範囲内で顕著に軽減されているか、ないしは好ましくは観測不可能である。] [0027] したがって、一方で軽減されたμ−オピオイド副作用と他方で慢性痛、特に神経因性疼痛、における高められた効果という理由からORL1/μ−アゴニスト混合物は、純粋なμ−オピオイドに対する顕著に拡大された安全距離が特徴である。このことから痛みの状態、特に慢性痛、殊に神経因性疼痛、の処理における顕著に拡大された「治療の窓」が得られる。] [0028] 好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2、−NH−C1−6−アリファト、−NH−C3−8−シクロアリファト、−NH−C1−6−アリファト−OH、−N(C1−6−アリファト)2、−N(C3−8−シクロアリファト)2、−N(C1−6−アリファト−OH)2、−NO2、−NH−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−NH−C1−6−アリファト−アリール、−NH−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−SH、−S−C1−6−アリファト、−S−C3−8−シクロアリファト、−S−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−S−C1−6−アリファト−アリール、−S−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−OH、−O−C1−6−アリファト、−O−C3−8−シクロアリファト、−O−C1−6−アリファト−OH、−O−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−O−C1−6−アリファト−アリール、−O−C1−6−アリファト−ヘレトアリール(Heretoaryl)、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−C(=O)C1−6−アリファト、−O−C(=O)C3−8−シクロアリファト、−O−C(=O)C1−6−アリファト−OH、−O−C(=O)C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−O−C(=O)C1−6−アリファト−アリール、−O−C(=O)C1−6−アリファト−ヘレトアリール、−O−C(=O)アリール、−O−C(=O)ヘテロアリール、−C1−6−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−アリール、−ヘテロアリール、−C(=O)C1−6−アリファト、−C(=O)C3−8−シクロアリファト、−C(=O)C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C(=O)C1−6−アリファト−アリール、−C(=O)C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリール、−CO2H、−CO2−C1−6−アリファト、−CO2−C3−8−シクロアリファト、−CO2−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−CO2−C1−6−アリファト−アリール、−CO2−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−CO2−アリール、−CO2−ヘテロアリールから成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されているか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わす。好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2および−OHから成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0029] 好ましい本発明の実施形態において、基Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’の1つが−Hではなくかつ残りの基が−Hを表わす。] [0030] 特に好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’はそれぞれ−Hを表わす。] [0031] 好ましくはQは−C1−8−アリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリール;特に−アリールまたは−ヘテロアリール、を表わす。その場合には−アリファト、−アリールおよび−ヘテロアリールはそれぞれ非置換であってもよく、特に、相互に無関係に、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から選択された置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0032] 好ましい本発明の実施形態において、Qは−C1−8−アルキル、−フェニル、−ベンジル、−ピロリル、−フリル、−チエニル、ピリジル、−インドリル、−ベンゾフリルおよび−ベンゾチエニルから成る群から選択されており、その際、これらはそれぞれ非置換であってもよいし、特に、相互に無関係に、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から選択された置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0033] 特に好ましくはQは: から成る群から選択されている。] [0034] Qが−ヘテロアリールまたは−アリールを表わす場合には、Qはジェミナル結合した基「−(ヘテロ−)アリール」と同じであってもよいし異なっていてもよい。一方の好ましい実施形態の場合、これら2つのジェミナル結合した基Qと(ヘテロ−)アリールは一致し、もう一方の好ましい実施形態の場合にはそれらは互いに異なっている。] [0035] R0は好ましくはそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールを表わす。その場合には−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールは、基−C3−12−シクロアリファト、−アリールもしくは−ヘテロアリールがそれぞれ二価の架橋−C1−8−アリファト−を介して結合していることを意味している。−C1−8−アリファト−アリールの有利な例は−CH2−C6H5、−CH2CH2−C6H5、および−CH=CH−C6H5である。] [0036] 好ましくはR1およびR2は相互に無関係にH;−C1−6−アリファト;−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファトまたは−C1−6−アリファト−ヘテロアリールを表わすか;あるいは基R1とR2は共に1個の環を形成しかつ−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR4CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わす。好ましくはR1およびR2は相互に無関係にH;−C1−5−アリファトを表わすか;あるいは基R1とR2は共に1個の環を形成しかつ−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR4−CH2CH2−もしくは−(CH2)3−6−を表わし、その際、R4は好ましくは−Hまたは−C1−5−アリファトを表わす。特に有利であるのは、R1およびR2が相互に無関係にCH3または−Hを表し、その際、R1およびR2が同時には−Hを表わさないか;あるいはR1とR2が共に1個の環を形成しかつ−(CH2)3−4−を表わす化合物である。殊に有利であるのは、R1およびR2が−CH3を表わすか、R1が−Hを表わしかつR2が−CH3を表わす化合物である。] [0037] 特に好ましくはR1およびR2は、R1およびR2が結合した窒素原子とともに次の官能基の1つを形成する:] [0038] 好ましくはR3は−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリールを表わすか;あるいはそれぞれ−C1−3−アリファト−基を介して結合した−アリール、−ヘテロアリールまたは−C3−8−シクロアリファトを表わす。] [0039] 特に好ましくはR3は、それぞれ非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の−エチル、−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−ヘプチル、−シクロペンチル、−シクロヘキシル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリジル、−ピリミジニルまたは−ピラジニル;それぞれ非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の、枝なし飽和−C1−3−アリファト−基を介して結合した−C5−6−シクロアリファト、−フェニル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−ピリジル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリミジニル、−トリアゾリルもしくは−ピラジニルを表わす。] [0040] より好ましくはR3は、それぞれ非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フリル、−チオフェニル、−ナフチル、−ベンジル、−ベンゾフラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ベンゾジオキソラニル、−ピリジル、−ピリミジニル、−ピラジニル、−トリアゾリルまたは−ベンゾチオフェニル;それぞれ非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の、枝なし飽和−C1−3−アリファト−基を介して結合した−フェニル、−フリルまたは−チオフェニルを表わす。] [0041] なお一層好ましくはR3はそれぞれ置換もしくは非置換の−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フェネチル、−チオフェニル、−ピリジル、−トリアゾリル、−ベンゾチオフェニルまたは−ベンジル、特に好ましくは−プロピル、−3−メトキシプロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−チエニル、−ベンゾチオフェニル、−4−クロロベンジル、−ベンジル、−3−クロロベンジル、−4−メチルベンジル、−2−クロロベンジル、−4−フルオロベンジル、−3−メチルベンジル、−2−メチルベンジル、−3−フルオロベンジル、−2−フルオロベンジル、−1−メチル−1,2,4−トリアゾリルまたは−フェネチルを表わす。] [0042] 殊に好ましくはR3は−ブチル、−エチル、−3−メトキシプロピル、−ベンゾチオフェニル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−ベンジル、−1−メチル−1,2,4−トリアゾリル、−チエニルまたは−フェネチルを表わす。] [0043] 最も好ましくはR3はそれぞれ非置換もしくは環にてモノ置換又はポリ置換の−フェニル、−ベンジルまたは−フェネチル;非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の−C1−5−アリファト、−C4−6−シクロアリファト、−ピリジル、−チエニル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリルまたは−ベンゾイミダゾリルを表わす。] [0044] とりわけ好ましくはR3は非置換もしくは−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5もしくは−N(CH3)2でモノ置換又はポリ置換された−フェニル、−ベンジル、−フェネチル、−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリル、−ベンゾイミダゾリルまたは−ベンジル;それぞれ非置換または−OH、−OCH3もしくは−OC2H5でモノ置換又はポリ置換された−エチル、−n−プロピル、−2−プロピル、−アリル、−n−ブチル、−イソブチル、−s−ブチル、−t−ブチル、−n−ペンチル、−イソペンチル、−ネオペンチル、−n−ヘキシル、−シクロペンチルまたは−シクロヘキシルを表わし、この場合、好ましくは−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリルおよび−ベンゾイミダゾリルは非置換である。] [0045] とりわけ好ましくはR3は、非置換もしくは−F、−Cl、−CN、−CH3で一置換された−フェニル;−チエニル;非置換または−OCH3、−OHもしくは−OC2H5、殊に−OCH3、でモノ置換又はポリ置換された−エチル、−n−プロピルまたは−n−ブチルを表わす。] [0046] 好ましくはR4は−H、−C1−5−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリールまたは−C(=O)C1−6−アリファト、特に−Hまたは−C1−5−アリファト、を表わす。] [0047] 説明するということを目的として炭化水素基は一方で脂肪族炭化水素基および他方で芳香族炭化水素基に分けられる。] [0048] 脂肪族炭化水素基自体は非環式の脂肪族炭化水素基(=「アリファト」)と環状脂肪族炭化水素基、即ち脂環式炭化水素基、(=「シクロアリファト」)に分けられる。シクロアリファトは単環式であってもよいし、多環式であってもよい。脂環式炭化水素基(「シクロアリファト」)には純粋な脂肪族炭素環式化合物ならびに脂肪族複素環式化合物が含まれる、即ち、−詳細に明言されない限り−「シクロアリファト」には純粋な脂肪族炭素環式化合物(例えばシクロヘキシル)、純粋な脂肪族複素環式化合物(例えばピペリジルまたはピペラジル(Piperazyl))ならびに非芳香族系、多環式系、場合により混合系(例えばデカリニル(Decalinyl)、デカヒドロキノリニル)が含まれる。] [0049] 芳香族炭化水素自体は、炭素環式の芳香族炭化水素(=「アリール」)と複素環式の芳香族炭化水素(=「ヘテロアリール」)に分けられる。] [0050] 多環式の、少なくとも部分芳香族の系への割当ては、多環式系の少なくとも1つの芳香環が環中に少なくとも1つのヘテロ原子(通常N、OまたはS)を有するかどうかを基準とすることが好ましい。少なくとも1つのこのようなヘテロ原子がこの環中に存在する場合には、(場合により多環式系の付加的に存在する環としてヘテロ原子を有するかもしくは有していない炭素環式の芳香族もしくは非芳香族環が存在している場合でさえ)好ましくは「ヘテロアリール」であり;多環式系の場合により複数の芳香環のいずれにおいてもこのようなヘテロ原子が存在しない場合には、(場合により付加的に存在する多環式系の非芳香環中に環ヘテロ原子が存在する場合でさえ)好ましくは「アリール」である。] [0051] したがって環状置換基の範囲内では好ましくは次の優先順位が上記割当てにおいて有効である:ヘテロアリール>アリール>シクロアリファト。] [0052] 説明するということを目的として一価と多価、例えば二価の炭化水素基を概念的には区別しない、つまり「C1−3−アリファト」には、文脈に応じて、例えば−C1−3−アルキル、−C1−3−アルケニルおよび−C1−3−アルキニルも含まれるし、例えば−C1−3−アルキレン−、−C1−3−アルケニレン−およびC1−3−アルキニレン−も含まれる。] [0053] 好ましくはアリファトはそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基である。アリファトがモノ置換又はポリ置換されている限り、この置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)−NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHS(=O)1−2R0、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。したがって「アリファト」には枝分れしていてもよいし、直鎖であってもよい非環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基、即ちアルカニル、アルケニルおよびアルキニルが含まれる。その場合にはアルケニルは少なくとも1つのC=C−二重結合を有しかつアルキニルは少なくとも1つのC≡C−三重結合を有する。有利な非置換の一価アリファトには−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−CH(CH3)2、−CH2CH2CH2CH3、−CH(CH3)CH2CH3、−CH2CH(CH3)2、−C(CH3)3、−CH2CH2CH2−CH2CH3および−CH2CH2−CH2CH2CH2CH3が含まれるが;−CH=CH2、−C≡CH、−CH2CH=CH2、−CH=CHCH3、−CH2C≡CH、−C≡CCH3および−CH=CHCH=CH2も含まれる。有利な非置換の二価アリファトには−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH(CH3)−、−CH−(CH2CH3)CH2−および−CH2CH2−CH2CH2−が含まれるが;−CH=CH−、−C≡C−、−CH2CH=CH−、−CH=CHCH2−、−CH2C≡C−および−C≡CCH2−も含まれる。有利な置換された一価アリファトには−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2CF3、−CF2CF3、−CH2OH、−CH2CH2OH、−CH2CHOHCH3、−CH2OCH3およびCH2CH2OCH3が含まれる。有利な置換された二価アリファトには−CF2−、−CF2CF2−、−CH2CHOH−、−CHOHCH2−および−CH2CHOHCH2−が含まれる。特に有利であるのはメチル、エチル、n−プロピルおよびn−ブチルである。] [0054] 好ましくはシクロアリファトはそれぞれ飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂肪族(即ち非芳香族)の、単環式ないしは多環式の炭化水素基である。炭化水素基の環炭素原子の数が好ましくは記載された範囲内である(つまり「C3−8−」シクロアリファトは好ましくは3、4、5、6、7もしくは8個の炭素を有する)。説明するということを目的として「C3−8−シクロアリファト」は好ましくは、飽和もしくは不飽和だが非芳香族で、場合により1個もしくは2個の炭素原子が相互に無関係にヘテロ原子S、NまたはOで置換されている3、4、5、6、7もしくは8個の環炭素原子を有する環状炭化水素である。シクロアルキルがモノ置換又はポリ置換されている限り、この置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHS(=O)1−2R0、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。好ましくはC3−8−シクロアリファトはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニル、しかしまたテトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラゾリノニルおよびピロリジニルから成る群から選択されている。] [0055] 好ましくは、「アリファト」ないしは「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1−6−アルキル、−OC(=O)C1−6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1−6−アルキル、−N(C1−6−アルキル)2、−C(=O)OC1−6−アルキルまたは−C(=O)OHによる1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えば一、二、三もしくは四置換、のことをいう。有利であるのは、「置換されたアリファト」または「置換されたシクロアリファト」が−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されたアリファトまたはシクロアリファトを表わす化合物である。特に好ましい置換基は−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2および−C(=O)OHである。] [0056] 多置換された基とは、異なるかもしくは同じ原子にて多置換された、例えば二もしくは三置換された、例えば−CF3または−CH2CF3の場合のように同じC原子でかあるいは−CH(OH)−CH=CH−CHCl2の場合のように異なる箇所で三置換された、基のことと理解することができる。多置換は同じ置換基によって行なわれてもよいし、異なる置換基によって行なわれてもよい。場合により置換基自体もまた置換されていてもよく;例えば−Oアリファトには、とりわけ−OCH2CH2O−CH2CH2−OHも含まれる。アリファトまたはシクロアリファトが−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されている場合が有利である。アリファトまたはシクロアリファトが−OH、−OCH3または−OC2H5で置換されている場合が殊に有利である。] [0057] (ヘテロ−)アリールはヘテロアリールまたはアリールを表わす。その場合には−アリールおよび−ヘテロアリールはそれぞれ非置換であってもよいし、特に−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から相互に無関係に選択された置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0058] 本発明の有利な実施形態の場合には(ヘテロ−)アリールはフェニル、ベンジル、ピロリル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ベンゾフリルおよびベンゾチエニルから成る群から選択されており、その際、これらはそれぞれ非置換であってもよいし、特に−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から相互に無関係に選択された置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0059] 特に好ましくは(ヘテロ−)アリールは次の基から成る群から選択されている:] [0060] 好ましくはアリールはそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合により更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよい。有利なアリールはフェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、フルオランテニル、フルオレニル、インダニルおよびテトラリニルである。特に有利であるのはフェニルおよびナフチルである。アリールがモノ置換又はポリ置換されている限り、このアリール置換基は同じでも異なっていてもよく、アリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)−NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)−NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。有利な置換アリールは2−フルオロ−フェニル、3−フルオロ−フェニル、4−フルオロ−フェニル、2,3−ジフルオロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、3,4−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、3,4−ジクロロ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2,4−ジメトキシ−フェニル、3,4−ジメトキシ−フェニル、2−メチル−フェニル、3−メチル−フェニル、4−メチル−フェニル、2,3−ジメチル−フェニル、2,4−ジメチル−フェニルおよび3,4−ジメチル−フェニルである。] [0061] 好ましくはヘテロアリールは1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよい。有利であるのは、結合がヘテロアリール基のいずれの任意かつ可能な環構成要素を介して行われてもよい、ピロリル、インドリル、フリル(フラニル)、ベンゾフラニル、チエニル(チオフェニル)、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサニル、フタラジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、インダゾリル、プリニル、インドリジニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、フェナジニル、フェノチアジニルまたはオキサジアゾリルから成る群から選択された「ヘテロアリール」である。ヘテロアリールがモノ置換又はポリ置換されている限り、このヘテロアリール置換基は同じでも異なっていてもよく、ヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)−NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NH−C(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0062] 「アリール」または「ヘテロアリール」について「モノ置換又はポリ置換」とは1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えば一、二、三、四もしくは五置換、のことをいう。] [0063] 特に好ましくはアリールおよびヘテロアリールの置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CHO、−CO2H、−NH2、−NO2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−SH、−SR0、−OH、−OR0、−C(=O)R0、−CO2R0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−S(=O)1−2R0、−S(=O)2NH2、−SO3H、=Oまたは−R0から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。有利な置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1−6−アルキル、−O−C(=O)−C1−6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1−6−アルキル、−N(C1−6−アルキル)2、−C(=O)OC1−6−アルキルまたは−C(=O)OHである。有利であるのは、「置換されたアリール」または「置換されたヘテロアリール」が−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されたアリールまたはヘテロアリールを表わす化合物である。特に好ましい置換基は−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2および−C(=O)OHである。] [0064] 本発明による化合物は個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物の形で存在してもよい。] [0065] 本発明による化合物は置換パターン(Substitutionsmuster)に応じてキラルであってもよいし、アキラルであってもよい。] [0066] 本発明による化合物はシクロヘキサン環についての置換に応じて、1,4位における置換パターン(1位:>C(NR1R)R3;4位:>C((ヘテロ−)アリール)Q)をシン/アンチと呼ぶこともできる異性体であってもよい。「シン/アンチ異性体」は立体異性体(立体配置異性体)のサブグループである。] [0067] 有利な実施の形態の場合にはシン異性体のジアステレオマー過剰率は少なくとも50%de、より好ましくは少なくとも75%de、一層好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、さらにとりわけ少なくとも99%deである。他の有利な実施の形態の場合にはアンチ異性体のジアステレオマー過剰量は少なくとも50%de、より好ましくは少なくとも75%de、一層好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、さらにとりわけ少なくとも99%deである。] [0068] 異性体(ジアステレオマー)を分離するための適当な方法は当業者に公知である。例としてカラムクロマトグラフィー、分取高速液体クロマトグラフィーおよび結晶法を挙げることができる。] [0069] 本発明による化合物がキラルである場合には、この化合物は好ましくはラセミ体としてかまたはエナンチオマーの富化された形で存在する。有利な実施の形態の場合にはS−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は少なくとも50%ee、より好ましくは少なくとも75%ee、一層好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、さらにとりわけ少なくとも99%eeである。他の有利な実施の形態の場合にはR−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は少なくとも50%ee、より好ましくは少なくとも75%ee、一層好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、さらにとりわけ少なくとも99%eeである。] [0070] エナンチオマーを分離するための適当な方法は当業者に公知である。例としてキラル固定相での分取高速液体クロマトグラフィーおよびジアステレオマー中間体への変換を挙げることができる。ジアステレオマー中間体への変換は、例えばエナンチオマー純粋なキラル酸を用いた酸化として行うことができる。このようにして生成されたジアステレオマーの分離後にこの塩は再びその遊離塩基または他の塩に変換することができる。] [0071] 詳細に明言されない限り、本発明による化合物へのいずれの参照指示にも全ての異性体(例えば立体異性体、ジアステレオマー、エナンチオマー)が任意の混合比で含まれる。] [0072] 詳細に明言されない限り、本発明による化合物へのいずれの参照指示にもその遊離化合物(即ち塩として存在していない形)および全ての生理学的に許容し得る塩が含まれる。] [0073] 説明するということを目的として本発明による化合物の生理学的に許容し得る塩は、生理学的に−殊にヒトおよび/または哺乳類への適用の場合に−認容性である、アニオンとの、または無機ないしは有機の酸とのいずれかの化合物の酸との塩として存在する。] [0074] 特定の酸の生理学的に許容し得る塩の例は次のものの酸である:塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、マンデル酸、フマル酸、乳酸、クエン酸、グルタミン酸、サッカリン酸、モノメチルセバシン酸、5−オキソ−プロリン、ヘキサン−1−スルホン酸、ニコチン酸、2−、3−もしくは4−アミノ安息香酸、2,4,6−トリメチル安息香酸、α−リポ酸、アセチルグリシン、アセチルサリチル酸、馬尿酸および/またはアスパラギン酸。特に有利であるのは塩酸塩、クエン酸塩およびヘミクエン酸塩である。] [0075] カチオンまたは塩基との生理学的に許容し得る塩は、生理学的に−殊にヒトおよび/または哺乳類への適用の場合に−認容性である、−少なくとも1つの、特に無機の、カチオンとのアニオンとしてのいずれもの化合物の塩である。特に有利であるのはアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩、しかしまたアンモニウム塩、しかしとりわけ(モノ−)もしくは(ジ−)ナトリウム塩、(モノ−)もしくは(ジ−)カリウム塩、マグネシウム塩またはカルシウム塩である。] [0076] 次に本発明による化合物の有利なそれぞれの実施形態を説明する。詳細に明言されない限り、置換基のそれぞれ前述の全ての定義(即ち、例えばR0〜R4についてY1〜Y4’、Qなど)が有効であり、そのそれぞれの有利な実施形態は同じでありかつしたがって繰り返さない。] [0077] 一般式(1)の本発明による化合物の有利な実施形態は、一般式(2) 式中、 Wは−O−、−S−、−NR11−、−CR12=CR13−、−CR12=N−または−N=CR13−;特に−O−、−S−または−NR11−;殊に−NR11−を表わし; R5、R6、R6’、R11、R12およびR13はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2または−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0を表わすか;あるいはR5とR6、またはR6とR6’、またはR6’とR12は、場合により、N、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有する5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の、非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の1個の環を共に形成する。] [0078] Wが例えば−CR12=CR13−、−CR12=N−または−N=CR13−を表わす場合には、好ましくは次の官能基が生じる:] [0079] R6とR6’が共に例えば、複素環原子を有していない6員の芳香環を形成する場合には、それぞれ次の官能基が生じる:] [0080] 場合によりR5とR6、またはR6とR6’、またはR6’とR12によって共に形成された5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環は、N、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよい。さらにこの形成された環は非置換かまたはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、置換基は好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0;より好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0081] 好ましくはR5は−H、−F、−Clまたは−R0;より好ましくは−H、−F、−C1−8−アリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールを表わす。] [0082] 好ましくはR6とR6’は共に、6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環を形成し、この環は場合によりN、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよい。この形成された環は非置換かまたはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、置換基は好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)−OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2;より好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0083] R11、R12およびR13は好ましくは−H、−F、−Cl、−CN、−OH、−R0および−OR0から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。特に好ましくはR11、R12およびR13は−存在する場合に限り−それぞれ−Hである。] [0084] 一般式(2)の本発明による化合物の有利な実施形態は、次の一般式(2.1)、(2.2)、(2.3)または(2.4)を有する: 式中、 A1は−N=または−CR7=を表わし、 A2は−N=または−CR8=を表わし、 A3は−N=または−CR9=を表わし、 A4は−N=または−CR10=を表わす が;但し、基A1、A2、A3およびA4の最大2個、好ましくは基A1、A2、A3およびA4の0、1または2個、は−N=を表わし; R7、R8、R9およびR10はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR23、−SR23、−SO2R23、−CN、−COOR23、−CONR23、−NR24R25、=Oまたは−R0、特に−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNまたは−NO2、を表わし; R23はそれぞれ無関係に−Hまたは−R0を表わし; R24およびR25は相互に無関係にHまたは−R0を表わすか;あるいはR1とR2は共にCH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR26CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わし; R26は−Hまたは−C1−6−アリファトを表わす。] [0085] 一般式(1)の本発明による化合物の別の有利な実施形態は次の一般式(3)を有する: 式中、 Xは−O−、−S−、−NR16−、−CR17=CR18−、−CR17=N−または−N=CR18−;特に−O−、−S−、−NR16−または−CR17=CR18−、を表わし; R14、R15、R15’、R16、R17およびR18はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2または−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0を表わすか;あるいはR14とR15、またはR15とR15’、またはR15’とR17は、場合により、N、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有する5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の、非置換もしくはモノ置換又はポリ置換の1個の環を共に形成し;かつ nは0、1または2;特に0または1;殊に0を表わす(nが0を表わす場合には結合が生じる)。] [0086] nが例えば−CR17=CR18−、−CR17=N−または−N=CR18−を表わす場合には、好ましくは次の官能基が生じる:] [0087] R15とR15’が共に例えば、複素環原子を有していない6員の芳香環を形成する場合には、それぞれ次の官能基が生じる:] [0088] 場合によりR14とR15、またはR15とR15’、またはR15’とR17によって共に形成された5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環は、N、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよい。さらにこの形成された環は非置換かまたはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、置換基は好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0;より好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0089] 好ましくはR14は−H、−F、−Clまたは−R0;より好ましくは−H、−F、−C1−8−アリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールを表わす。] [0090] 好ましくはR15とR15’は共に、6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環を形成し、この環は場合によりN、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよい。この形成された環は非置換かまたはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、置換基は好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)−OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2;より好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0091] R16、R17およびR18は好ましくは−H、−F、−Cl、−CN、−OH、−R0および−OR0から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。特に好ましくはR16、R17およびR18は−存在する場合に限り−それぞれ−Hである。] [0092] 一般式(3)の本発明による化合物の有利な実施形態は、次の一般式(3.1)または(3.2)を有する:] [0093] 一般式(3.1)および(3.2)の本発明による化合物の特に有利な実施形態は、次の一般式(3.1.1)、(3.1.2)、(3.1.3)、(3.2.1)、(3.2.2)または(3.2.3)を有する: 式中、 X’は−NR16−、−O−、または−S−;特に−NR16−、を表わし;かつ X”は−N=または−CR18=;特に−CR18−を表わし;かつ A5は−N=または−CR19を表わし; A6は−N=または−CR20を表わし; A7は−N=または−CR21を表わし; A8は−N=または−CR22を表わし; 但し、基A5、A6、A7およびA8の最大2個、好ましくは基A5、A6、A7およびA8の0、1または2個、は−N=を表わす。] [0094] R19、R20、R21およびR22はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR27、−SR27、−SO2R27、−CN、−COOR27、−CONR27、−NR28R29、=Oまたは−R0、特に−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNまたは−NO2、を表わし; R27はそれぞれ無関係に−Hまたは−R0を表わし; R28およびR29は相互に無関係にHまたは−R0を表わすか;あるいはR14およびR15は共に−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR30CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わし; R30は−Hまたは−C1−6−アリファトを表わす。] [0095] 一般式(1)、(2)および(3)の本発明による化合物の特に有利な実施形態は、次の一般式(4)を有する:] [0096] 一般式(4)の本発明による化合物の別の実施形態は、次の一般式(4.1)、(4.2)、(4.3)、(4.4)、(4.5)、(4.6)、(4.7)または(4.8)を有する:] [0097] 一般式(1)の本発明による化合物の別の有利な実施形態は次の一般式(5)を有する: 式中、全ての置換基は上記で定義された意味を有する。−C1−8−アリファトは好ましくは−C1−8−アルキルである。] [0098] 一般式(5)の化合物の有利な実施形態は、次の一般式(5.1)、(5.2)、(5.3)、(5.4)、(5.5)または(5.6)を有する:] [0099] 本発明による化合物は置換基によって、例えばR1、R2およびR3によって定義されており(第1世代の置換基)、この置換基自体も場合により置換されている(第2世代の置換基)。定義に応じてこの置換基の置換基自体も新たに置換されていてもよい(第3世代の置換基)。例えばY1=−R0、式中、R0=−C1−8−アリファト(第1世代の置換基)の場合には、−C1−8−アリファト自体も例えば−OR0、式中、R0=−アリール(第2世代の置換基)で置換されていてもよい。これにより官能基−C1−8−アリファト−Oアリールが得られる。そして−アリール自体も、例えば−Clで、新たに置換されていてもよい(第3世代の置換基)。そしてこれにより全体として官能基−C1−8−アリファト−Oアリール−Clが得られる。] [0100] しかしながら、有利な実施形態の場合には第3世代の置換基は新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第4世代の置換基はない。] [0101] 他の有利な実施形態の場合には第2世代の置換基は新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第3世代の置換基がすでにない。換言すれば、この実施の形態の場合にはR0からR30までについての官能基はそれぞれ場合により置換されていてもよいが、しかしながら、さらにそれら置換基自体が新たに置換されていることはありえない。] [0102] 他の有利な実施形態の場合には第1世代の置換基がすでに新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第2世代の置換基も第3世代の置換基も存在しない。換言すれば、この実施の形態の場合にはR0からR30までについての官能基はそれぞれ置換されていることはありえない。] [0103] 一般式(4.8)の化合物の本発明によれば特に有利な実施形態は次の一般式(4.8.1)で示される化合物である: 式中、 Wは−O−または−NR11−を表わし; Xは−O−、−NR16−または−CR17=CR18−を表わし; nは0または1を表わし; R1は−CH3を表わし; R2は−Hまたは−CH3を表わすか;あるいは R1とR2は共に1個の環を形成しかつ−(CH2)3−4−を表わし; R3は−C1−8−アリファト、−アリールまたはヘテロアリール;特に−C1−8−アルキル、−フェニル、チエニル、フルフィル(Furfyl)またはピロリルを表わし;その際、これらはそれぞれ非置換であるかまたは、特に−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5および−N(CH3)2から成る群から相互に無関係に選択された置換基で、モノ置換又はポリ置換されており; R5およびR14は相互に無関係にH、−F、−C1−8−アリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2または−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0を表わし; R8は−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNまたは−NO2を表わし; R11は−Hを表わし; R14、R15およびR15’は相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2を表わすか;あるいはR15とR15’は共に、6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環を形成し、この環は場合によりN、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよく;その際、この形成された環は非置換であってもよいし、モノ置換又はポリ置換されていてもよく、その際、その置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群から相互に無関係に選択されており、 R16は−Hを表わし;かつ R17およびR18は相互に無関係にHまたは−Fを表わす。] [0104] 殊に有利であるのは、次の群からの化合物である: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; 1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン; 1−ベンジル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−1−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン; 2,2’−(4−ブチル−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール); N−メチル−1−フェニル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン; N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン; N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1,4−ジフェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチルベンゾフラン−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート; N,N,4−トリメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン; 4−ベンジル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン; ジメチル2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジアセタート 2,2’−(2,2’−(4−Bブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジエタノール 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン 1−ブチル−4,4−ビス−(3−(2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン 4−(4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン 2−(2−(2−(4−ブチル−4−ジメチルアミノ−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン 2−[2−[2−[4−ブチル−4−ジメチルアミノ−1−[3−[2−(1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル)−エチル]−1H−インドール−2−イル]−シクロヘキシル]−1H−インドール−3−イル]−エチル]−2H−イソインドール−1,3−ジオン 4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン ジメチル3,3’−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−2,3−ジイル)プロパナート 4−(3−(2−アミノエチル)−1H−インドール−2−イル)−1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン 1−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−チオフェン−2−イルシクロヘキシルアミン 1−ブチル−4,4−ビス−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン 1−ブチル−4−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン 1−ベンジル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキシルアミン 4−(3−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン N−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)シクロペンタンスルホン酸アミド 1−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−チオフェン−2−イルシクロヘキシルアミン N,N−ジメチル−1−フェニル−4,4−ビス−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン 1−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)−3−フェニル尿素 1,1’−(2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ビス(エタン−2,1−ジイル)ビス(3−フェニル尿素) 1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン 4−(3−(2−アミノエチル)−1H−インドール−2−イル)−1−ブチル−4−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−シクロヘキシルアミン (フェニル−2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチルカルバマート 1−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)−3−フェニル尿素(phenylharstoff) N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン N,N−ジメチル−1−フェニル−4−(3−(2−(ピリジン−4−イル)−エチル)−1H−インドール−2−イル)−4−(チオフェン−2−イル)−シクロヘキシルアミンおよびこれらの生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物。] [0105] 本発明による化合物は、例えば種々の疾患に関連して重要なORL1受容体に作用するので、医薬中の薬剤学的有効物質として適当である。] [0106] したがって本発明のもう一つの対象は、少なくとも1種の本発明による化合物ならびに場合により適当な添加剤および/または助剤および/または場合により他の有効物質を含有する医薬に関する。] [0107] 本発明による化合物は、ORL1受容体に対して、特許文献11で実施例化合物として開示された化合物と比較可能な親和性を示す。しかしながら、この化合物と比較して本発明による化合物は副作用、例えば不快気分、鎮静および利尿、の原因となるκ−オピオイド受容体に対するより高い選択性を示す。さらに本発明による化合物はORL1/μ親和性の有利な比においてμ−オピオイド受容体への調和のとれた、強すぎない親和性を示す。このことは利点である、というのもμ−オピオイド受容体は副作用、殊に呼吸抑制、便秘および嗜癖性、と関連があるとみなされるからである。したがって本発明による化合物は特に医薬開発に適当である。] [0108] 本発明による医薬は少なくとも1種の本発明による化合物のほかに場合により適当な添加剤および/または助剤、例えばまた担持材料、賦形剤、溶剤、希釈剤、着色料および/または結合剤を含有しかつ注射剤溶液、滴下剤(Tropfen)または植物液剤(Saefte)の形の液体の剤形として、顆粒剤、錠剤、ペレット剤、貼付剤、カプセル剤、硬膏剤/液体絆創膏(Spruehpflaster)またはエーロゾルの形の半固体の剤形として投与することができる。助剤その他の選択ならびにその使用量は、この医薬を適用しようとするのが経口的なのか、非経口的なのか、静脈内的なのか、腹腔内的なのか、皮内的なのか、筋肉内的なのか、鼻腔内的なのか、口腔的なのか、直腸的なのか、例えば皮膚、粘膜もしくは眼への、局所的なのかに依存する。経口的適用には錠剤、糖衣錠、カプセル剤、顆粒剤、滴下剤、植物液剤及びシロップ剤の形、非経口的、局所的及び吸入的適用には溶液、懸濁液、容易に還元可能な乾燥製剤並びにスプレー剤の形の製剤が適当である。場合により皮膚浸透を促進する薬剤が添加された、デポー剤中、溶解させた形または硬膏剤中の、本発明による化合物は適当な経皮的な適用製剤である。経口もしくは経皮的に適用可能な剤形は、本発明による化合物を遅延させて放出してもよい。本発明による化合物は非経口的な長期デポー形態、例えば植込み錠または埋め込まれたポンプの形でも適用することができる。原則的には、本発明による医薬に当業者に公知の他のさらなる有効物質が添加されてもよい。] [0109] 患者に投与すべき有効物質量は患者の体重、適用方法、適応症および疾患の重度に依存して変動する。通常、少なくとも1種の本発明による化合物0.00005〜50mg/kg、特に0.001〜0.5mg/kgが適用される。] [0110] 本発明による医薬の全ての上記の形にとって特に有利であるのは、医薬が少なくとも1種の本発明による化合物のほかにさらにもう1種の有効物質、とりわけオピオイド、特に強オピオイド、殊にモルヒネ、または麻酔剤、特にヘキソバルビタールまたはハロタン、を含有する場合である。] [0111] 医薬の有利な形態の場合には、含有されている本発明による化合物は純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとして存在する。] [0112] ORL1受容体はとりわけ痛みの発生において同定された。したがって本発明による化合物は痛み、特に急性痛、神経因性疼痛もしくは慢性痛、の治療のための医薬の製造に使用することができる。] [0113] したがって本発明のさらなる対象は、痛み、特に急性痛、内臓痛、神経因性疼痛もしくは慢性痛、の治療のための医薬の製造への本発明による化合物の使用に関する。] [0114] 本発明のもう一つの対象は、不安状態、ストレスおよびストレスに伴う症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老年性認知症、一般的な認知的機能障害、学習障害および記憶障害(抗認知症薬として)、禁断症状、アルコール−および/または麻薬−および/または薬物濫用および/または−依存症、性機能障害、心血管疾患、低血圧、高血圧、耳鳴り(Tinitus)、そう痒症、偏頭痛、聴覚異常、腸運動の欠如(mangelnder Darmmotilitaet)、食物摂取障害、食欲不振症、肥満症、運動器官障害(lokomotorischen Stoerungen)、下痢、悪液質、尿失禁の治療のための、ないしは筋弛緩薬(Muskelrelaxanz)、抗けいれん剤または麻酔剤としての、ないしはオピオイド鎮痛薬もしくは麻酔剤を用いた治療における併用投与のための、利尿または抗ナトリウム排泄増加(Antinatriurese)、不安緩解のための、運動活性の調節のための、神経伝達物質の放出(Neurotransmitter−Ausschuettung)の調整およびこれに伴う神経組織変性疾患の治療のための、禁断症状の治療のための、および/またはオピオイド依存性の可能性(Suchtpotentials)の軽減のための医薬の製造への本発明による化合物の使用に関する。] [0115] その際には、使用される化合物が純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとしてか、ラセミ体としてかあるいはジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーの非等モルもしくは等モルの混合物として存在する場合が上記の使用の一つにおいて有利となりうる。] [0116] 本発明のさらなる対象は、とりわけ上記の適応症の一つにおける痛み、とりわけ慢性痛、の治療を必要するヒト以外の哺乳類またはヒトを本発明による化合物または本発明による医薬の治療有効量の投与によって治療する方法に関する。] [0117] 本発明のさらなる対象は、例えば次の説明および実施例に記載される本発明による化合物の製造方法に関する。] [0118] 一般的な合成反応式1:] [0119] 一般式Aの化合物は、有機酸もしくはそのトリメチルシリルエステルまたは無機酸の作用下にあるいは遷移金属塩の添加下に一般式Bの化合物と反応して一般式Cの化合物に変換することができる。一般式Aの化合物は購入可能である(合成例は特許文献29も参照のこと)。一般式Bを有するシクロヘキサノン誘導体の合成は文献で公知である(特許文献13、特許文献11、特許文献1、特許文献30、非特許文献1)。] [0120] 一般的な合成反応式2: Q=アリール、ヘタリールについて] [0121] 工程1では、タイプQ−[M]の有機金属化合物(例えば[M]=Liまたは[M]=MgXである)は一般式Bのシクロヘキサノンへの1,2−付加としてタイプDの化合物に変換される。一般式Dの化合物は、有機酸もしくはそのトリメチルシリルエステルまたは無機酸の作用下にかあるいは遷移金属塩の添加下に一般式Aの化合物と反応して一般式Eの化合物に変換することができる(工程2)。] [0122] 一般的な合成反応式3.1:] [0123] FとBから一般式Hの化合物への変換は適当な塩基性試薬の使用下に行うことができる(工程1)。工程2では一般式G、式中Xがハロゲン基またはスルホン酸エステルを表わす、の化合物が、Larockによるインドール合成としてパラジウム触媒の添加下に一般式Hのアルキンと反応して一般式Iのインドールに変換される。一般式Gの化合物は購入可能である(合成例は特許文献29も参照のこと)。Iと一般式A’の化合物から一般式C’の化合物への変換は有機酸もしくはそのトリメチルシリルエステルまたは無機酸の作用下にかあるいは遷移金属塩の添加下に行うことができる(工程3)。] [0124] 一般的な合成反応式3.2:] [0125] 一般式Aの化合物は、有機酸もしくはそのトリメチルシリルエステルまたは無機酸の作用下にかあるいは遷移金属塩の添加下に一般式Bの化合物と反応して一般式I’の化合物に変換することができる。一般式Aの化合物は購入可能である(合成例は特許文献29も参照のこと)。一般式Bを有するシクロヘキサノン誘導体の合成は文献で公知である(特許文献13、特許文献11、特許文献1、特許文献30、非特許文献1)。I’と一般式A’の化合物から一般式C’の化合物への変換は有機酸もしくはそのトリメチルシリルエステルまたは無機酸の作用下にかあるいは遷移金属塩の添加下に行うことができる(工程2)。] [0126] 一般的な合成反応式4: Q=−C1−8−(シクロ)アリファト、−C1−8−アリファト−(ヘテロ)アリールについて 一般的な合成反応式4.1:] [0127] 工程1で式Jの化合物(アルキル、アルキル/アルキリデン/アリールもしくはアルキル(飽和/不飽和)で置換されたアルキリデンの群からのXである)が適当な塩基を用いた脱プロトン化とタイプQ−Xの求電子剤との反応とによって一般式Kの化合物に変換される。工程2でそのエステルが還元される。得られたタイプLのアルコールが酸化によってアルデヒドMに変換される(工程3)。工程4で一般式Mのアルデヒドが大平・ベストマン反応(非特許文献2;非特許文献3)ないしはコーリー・フックス反応(非特許文献4)に従って一般式Nのアルキンに変換される。一般式Oの化合物への基R5の導入は工程5で脱プロトン化/アルキル化(R5−X)によってかあるいは薗頭反応としての遷移金属により媒介されるカップリングによって行なわれる。] [0128] 一般的な合成反応式4.2:] [0129] 式Pの化合物は相応のアセタールO、あるいはその塩から当業者に公知の方法に従って、例えば酸を用いた脱保護によって遊離することができる。その場合にはXはアルキル、アルキル/アルキリデン/アリールもしくはアルキル(飽和/不飽和)で置換されたアルキリデンの群から選択されている。式Pの化合物はタイプRのアルキンに変換することができる。これは例えば次の2つの経路に従って行うことができる:(1)経路A:アミノニトリルもしくはトリアゾール経路および(2)経路B:イミン経路(下記参照)。] [0130] 一般的な合成反応式4.3: (1)経路A:アミノニトリルもしくはトリアゾール経路] [0131] ケトンPはアミンおよび酸性の反応出発物質Z−Hと反応させることによって式Sの構造に変換することができる。適当な反応出発物質Z−Hは例えばシアン化水素、1,2,3−トリアゾール、ベンゾトリアゾールまたはピラゾールである。構造S(式中、Z=−CN)の化合物を得るための特に有利な方法は酸の存在下にケトンを金属シアン化物およびそれに相応のアミンと反応させることである。構造Sの化合物を得るための別の特に有利な方法は脱水条件下での存在下にケトンを1,2,3−トリアゾールおよびそれに相応のアミンと反応させることである。] [0132] 式S(式中、Z=−CN)のアミノニトリルは化合物Rに、相応の有機金属化合物(R3−[M])、特にグリニャール化合物、との反応によって変換することができる。この有機金属化合物は購入することもできるし、公知方法で製造することもできる。] [0133] 式S(式中、Z=−トリアゾール)のアミノトリアゾールは化合物Rに、相応の有機金属化合物(R3−[M])、特にグリニャール化合物、との反応によって変換することができる。この有機金属化合物は購入することもできるし、公知方法で製造することもできる。] [0134] その条件は次に示す文献中の箇所に記載されている:(a)非特許文献5(b)非特許文献6。] [0135] 一般的な合成反応式4.4: (2)経路B:イミン経路] [0136] ケトン前駆体PからイミンTが合成され、このイミンは求核試薬(R3−[M])の使用下に構成要素Rに変換される。必要なイミン構成要素Tは当業者に公知の方法によって製造することができる(非特許文献7)。イミンTへの有機金属種R3−[M]の付加については次が参照される:例えば非特許文献8、非特許文献9)。] [0137] 一般的な合成反応式4.5:] [0138] 一般式G、式中Xがハロゲン基またはスルホン酸エステルを表わす、の化合物は、Larockによるインドール合成としてパラジウム触媒の添加下に一般式Rのアルキンと反応して一般式E’のインドールに変換されることができる。一般式Gの化合物は購入可能であるか、あるいはその製造は従来技術で公知であるかまたは当業者に周知のやり方で従来技術から導き出しうる(合成例は特許文献29も参照のこと)。] [0139] 本発明による化合物の合成についてのさらなる詳細に関してはきわめて広範囲に特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19、特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24、特許文献25、特許文献26、特許文献27、特許文献28および特許文献29を参照することができる。] [0140] 次の例は本発明を詳説するのに使用されるが、しかしながら限定的なものとして解釈すべきではない。] [0141] 製造された化合物の収率は最適化されていない。温度は全て未修正である。「Ether」の表記はジエチルエーテルを、「EE」は酢酸エチルを、そして「DCM」はジクロロメタンを意味する。「当量」の表記はモル当量(Stoffmengenaequivalente)、「Smp.」は融点ないしは溶融温度範囲、「Zers.」は分解、「RT」は室温、「abs.」は無水、「rac.」はラセミ体の、「konz.」は濃、「min」は分、「h」は時間、「d」は日、「Vol.%」は容量パーセント、「m%」は重量パーセント、そして「M」は単位mol/lでの濃度表記である。] [0142] カラムクロマトグラフィーのための固定相としてE.Merck社、Darmstadt、のシリカゲル60(0.040−0.063mm)を使用した。薄層クロマトグラフィー検査をE.Merck社、Darmstadt、のHPTLCクロマトプレート、シリカゲル60F254を用いて実施した。クロマトグラフィー検査のための展開剤の混合比は常に容量/容量で示されている。] [0143] 例1 工程1 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン 4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(395mg、2mmol、合成は特許文献28を参照、ケトン構成要素 Ket−4)を3−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール(398mg、2mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−7)とともにジクロロメタン(20ml)中に溶解させた。引き続き、トリフルオロメタンスルホン酸(0.2ml、338mg、2.25mmol)の添加を行った。RTで3日撹拌した。後処理のために反応混合物を1N NaOH(10ml)で処理しかつ10分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(2×10ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過しかつ減圧濃縮した。淡褐色の固体741mgが得られ、これはクロマトグラフィーにより分離された[シリカゲル60(80g);酢酸エチル/メタノール(15:1;1.5l);(10:1;500ml);(1:1;500ml)]。 収量:103mg(9%) 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:8.9、10.1、14.0、23.7、26.6、29.6、29.9、37.3、42.4、56.1、107.6、109.6、110.6、110.9、115.7、115.8、116.0、116.1、117.9、118.5、121.0、121.3、121.5、121.6、121.8、121.9、122.1、122.4、124.1、124.2、126.9、129.6、129.8、135.3、135.9、138.0、140.5] [0144] 工程2 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例1) 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン(100mg、0.17mmol)をエタノール(10mL)中に溶解させ、さらに高温のエタノール(3ml)に溶解させたクエン酸(36mg、0.187mmol)で処理した。清澄な無色の溶液を48時間撹拌し、引き続き蒸発濃縮した。ジエチルエーテル(10ml)の添加後にRTで2時間撹拌しかつ次に沈殿物を吸引濾過した。 収量:68mg(53%) 融点:177−179℃] [0145] 例2 工程1: 1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン 5−フルオロ−3−メチルインドール(596mg、4mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(788mg、4mmol、合成は特許文献28を参照、ケトン構成要素 Ket−4)とともにジクロロメタン(30ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(400μl、4.6mmol)で処理した。このバッチをRTで24時間撹拌した。後処理のために反応混合物を2N NaOH(30ml)で処理しかつRTで20分撹拌した。有機相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×15ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.4g)をカラムクロマトグラフィー[シリカゲル60G(50g);酢酸エチル(500ml)]により精製した。 収量:400mg(31%)、白い固体] [0146] 工程2: 1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン;塩酸塩(1:1)(例2) 1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン(400mg、0.84mmol)をエチルメチルケトン(50ml)中に溶解させた。RTでさらにMe3SiCl(214μl、1.68mmol)を滴加しかつ1時間撹拌した。白い沈殿物が析出した。沈殿物を吸引濾過し、エチルメチルケトン(2×5ml)で洗浄しかつ引き続き乾燥させた。 収量:白い固体323mg(75%) 融点:262−304℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:8.3、9.1、13.7、22.5、25.4、26.9、29.8、30.2、37.3、41.1、65.9、102.2、102.4、106.3、106.4、106.7、106.8、108.3、108.4、108.6、108.7、111.4、111.5、111.7、111.8、129.4、129.5、129.6、129.7、131.3、131.4、138.6、139.1、155.5、155.6、157.8、157.9] [0147] 例3 工程1: 1−ベンジル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン 3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1H−インドール(667mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−14)を4−ベンジル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(652mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−3)とともにabs.ジクロロメタン(45ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.553ml、6.3mmol)で処理した。このバッチをRTで67時間撹拌し、その際に褐色の油が沈殿した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(10ml)およびTHF(10ml)で処理した。この混合物をさらに60分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.22g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60(100g);酢酸エチル/メタノール(10:1、1100ml)、酢酸エチル/メタノール(2:1、500ml)、酢酸エチル/メタノール(1:2、750ml)]。 収量:152mg 融点:314−317℃ 13C−NMR(101MHz、DMSO−d6)δppm:14.0、26.3、26.9、29.4、30.4、34.5、34.9、37.0、39.8、56.9、108.9、109.2、111.2、111.4、117.4、117.5、118.2、118.3、119.9、120.0、123.6、123.7、125.4、127.5、128.3、128.6、130.4、134.3、134.6、138.7、139.2、142.1、149.0、149.1、150.7] [0148] 工程2: 1−ベンジル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(2:3)(例3) 1−ベンジル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン(128mg、0.182mmol)およびクエン酸(36mg、0.187mmol)をメタノール(30ml)中に溶解させた。清澄な溶液を減圧濃縮しかつ残留物をエタノール(5ml)中に溶解させた。この溶液にRTで徐々に酢酸エチル(10ml)およびジエチルエーテル(15ml)を滴加した。クエン酸塩が白い固体として沈殿した。混合物をRTで1時間撹拌し、次に濾過しかつジエチルエーテルで洗浄した。 収量:94mg(60%)、白い固体 融点:155−165℃] [0149] 例4 N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−1−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン(例4) 3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1H−インドール(667mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−14)を4−(ジメチルアミノ)−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサノン(671mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−12)とともにabs.ジクロロメタン(45ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.660ml、7.43mmol)で処理した。このバッチをRTで64時間撹拌し、その際に褐色の油が沈殿した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(30ml)およびメタノール(10ml)で処理した。この混合物をさらに60分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.33g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(100g);酢酸エチル/メタノール10:1(1650ml)、酢酸エチル/メタノール1:1(600ml)]。 収量:99mg、黄色の固体 融点:277−282℃ 13C−NMR(101MHz、DMSO d6)δppm:26.5、26.6、31.5、32.8、34.8、34.9、37.8、38.9、58.5、109.4、109.5、111.4、117.6、118.4、120.2、123.7、124.7、126.3、128.5、128.6、134.5、134.6、149.06、149.1、150.6.] [0150] 例5 2,2’−(4−ブチル−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール)(例5) 3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1H−インドール(667mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−14)を4−ブチル−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキサノン(671mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−14)とともにabs.ジクロロメタン(45ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.613ml、6.9mmol)で処理した。このバッチをRTで64時間撹拌し、その際に褐色の油が沈殿した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(30ml)およびメタノール(10ml)で処理した。この混合物をさらに60分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.35g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(90g);酢酸エチル/メタノール1:1(2400ml)]。 収量:48mg、ベージュ色の固体 融点:277−285℃ 13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.1、23.7、24.6、26.4、26.6、26.9、27.0、30.8、31.3、32.1、35.4、35.9、41.5、44.1、54.8、110.1、110.9、111.2、111.9、118.1、118.4、119.5、119.8、121.5、121.8、123.7、129.2、129.4、134.1、134.7、137.7、140.4、149.5、149.6、150.9、151.1.] [0151] 例6 N−メチル−1−フェニル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン(例6) 3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1H−インドール(667mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−14)を4−(メチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(610mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−15)とともにabs.ジクロロメタン(45ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.613ml、6.9mmol)で処理した。このバッチをRTで64時間撹拌し、その際に褐色の油が沈殿した。後処理のために反応溶液を1NNaOH(30ml)およびメタノール(10ml)で処理した。この混合物をさらに60分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.47g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(90g);酢酸エチル/メタノール5:1(1200ml)、酢酸エチル/メタノール1:1(1200ml)]。 収量:100mg、黄色の固体 融点:115−120℃ 13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:26.7、26.8、26.9、27.4、28.8、31.8、32.7、35.5、35.7、41.6、56.8、110.6、110.8、111.06、111.1、111.4、118.2、118.3、119.6、119.7、121.7、121.8、123.7、124.0、126.3、126.7、127.1、128.2、128.3、128.4、129.1、129.3、134.4、134.5、137.6、139.1、149.48、149.53、150.9、151.1] [0152] 例7および例8 工程1: 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−1−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサノール(極性および非極性ジアステレオマー) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(2.17g、10mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−10)を無水THF(30ml)中にあらかじめ導入しかつ10分以内に2−チエニルマグネシウムブロミド溶液(THF中1M、22.5ml、22.5mmol)で処理した。反応溶液を2時間還流下に加熱し沸騰させた。−後処理のために溶液を氷浴冷却下に慎重に氷片およびNH4Clの飽和溶液(25ml)で処理した。引き続き、酢酸エチル(3×30ml)で抽出した。合わせた有機相を水(20ml)および飽和NaCl溶液(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。引き続き、揮発性成分を真空中で完全に除去した。−シリカゲル60(150g)での物質混合物(3.78g)のクロマトグラフィーによる分離を酢酸エチル/メタノール(1:1)を用いて行った。 収量(非極性ジアステレオマー):430mg(14%)、ベージュ色の固体 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:28.7、35.3、37.8、58.2、69.8、121.4、123.2、126.2、126.4、126.6、127.2、139.0、156.4 収量(極性ジアステレオマー):980mg(33%)、ベージュ色の固体 融点:136−141℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:28.3、36.5、37.9、60.4、69.5、121.3、123.3、126.2、126.3、127.5、127.6、136.5、155.8] [0153] 工程2: N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン(非極性ジアステレオマー) スカトール(430mg、3.28mmol)を湿気の排除下に4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−1−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサノール(350mg、1.16mmol、比較的極性ジアステレオ異性体)とともに無水ジクロロメタン(40ml)中にあらかじめ導入しかつ素早くトリフルオロメタンスルホン酸−トリメチルシリルエステル(0.23ml、1.27mmol)で処理した。このバッチをRTで24時間撹拌した。−後処理のために沈殿した沈殿物をフリットガラスフィルタを用いて分離しかつ乾燥させた。これをジクロロメタン(10ml)および2N NaOH(2ml)で処理しかつその懸濁液を2.5日間撹拌した。有機相を分離しかつ水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機相をMgSO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。 収量(非極性ジアステレオマー)110mg(22%)、淡黄色の固体 融点:215℃ 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:10.1、28.5、34.2、37.2、42.4、68.4、105.8、110.8、117.7、118.2、119.1、120.9、121.9、123.6、126.4、128.9、129.1、129.6、129.7、129.8、135.2、135.5、152.9.] [0154] 工程3 N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例7、非極性ジアステレオマー) N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン(90mg、0.22mmol、非極性ジアステレオマー)をプロパン−2−オール(20ml)中に沸騰熱下に溶解させかつクエン酸の熱溶液[60mg、0.31mmol、プロパン−2−オール(2ml)中]で処理した。溶剤を1−2mlに濃縮すると沈殿物が析出した。このバッチを完全な沈殿のために5℃で18時間放置し、次にその固体をフリットガラスフィルタを用いて分離しかつ乾燥させた。 収量:55mg(41%)、ガラス様の固体 1H NMR(300MHz、CDCl3)δppm:1.55−1.78(br s、2H)、1.79−1.99(br s 3H)、2.05−2.29(br s、6H)、2.3−2.67(m、7H)、2.94−3.02(m、3H)、6.57(s、1H)、6.70−7.81(m、11H)、10.77(s、1H)] [0155] 例8 N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン(例8、極性ジアステレオマー) 工程2で沈殿物の分離後に得られた母液を2N NaOH(10ml)で処理しかつ10分撹拌した。引き続き、有機相を分離しかつ水性相をジクロロメタン(4×20ml)で抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、引き続き減圧濃縮しかつ残留物(670mg)をクロマトグラフィーによる精製[シリカゲル60G(10g);酢酸エチル(100ml)]によって精製した。 収量:252mg(52%) 融点:202−205℃(メタノールから) 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:9.6、30.2、33.6、38.0、43.4、60.6*、106.0*、110.2、117.9、118.9、121.2、124.3*、126.7、126.8、127.6*、127.8*、130.3、133.7 *ブロードなシグナル.] [0156] 例9 工程1: 4−(ジメチルアミノ)−1,4−ジフェニルシクロヘキサノール(極性および非極性ジアステレオマー) abs.THF(20ml)中の4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(2.17g、10mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−10)の溶液にフェニルマグネシウムブロミド(20ml、THF中1M、20mmol)の溶液を10分以内に添加した。それによりこのバッチは約40℃に発熱した。添加終了後にこのバッチを2時間加熱し沸騰させた。約1時間後に沈殿物が析出した。−後処理のためにこのバッチを 氷で冷却しかつ約5℃に到達後に氷片(約2g)で処理した。引き続き、この混合物に飽和NH4Cl溶液(20ml)を添加した。有機相を分離し、水性相を酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた残留物(3.1g)をクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(10g);酢酸エチル(100ml)、酢酸エチル/エタノール1:1(100ml)]。 収量(非極性ジアステレオ異性体):405mg(13%)、無色の固体 融点:114−115℃(メタノールから) 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:29.2、34.5、38.1、58.7、72.9、124.8、126.4、126.7、126.8、127.4、128.2、139.34、148.9 収量(極性ジアステレオ異性体):881mg(26%)、無色の固体 融点:123−126℃(メタノールから) 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:28.6、35.8、38.2、61.5、72.3、124.5、126.7、127.9、128.0、128.1、135.8、148.5] [0157] 工程2: N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1,4−ジフェニルシクロヘキサンアミン(ジアステレオマー) スカトール(393mg、3mmol)を4−(ジメチルアミノ)−1,4−ジフェニルシクロヘキサノール(590mg、2mmol、極性ジアステレオマー)とともにジクロロメタン(40ml)中にあらかじめ導入しかつ素早くトリフルオロメタンスルホン酸−トリメチルシリルエステル(0.6ml、3.31mmol)で処理した。このバッチをRTで43時間撹拌した。−後処理のためにこのバッチを2N NaOH(20ml)で処理しかつ10分撹拌した。引き続き、有機相を分離しかつ水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機相をMgSO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた残留物(945mg)をクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(10g);シクロヘキサン/酢酸エチル1:1(100ml)]。得られたアミン混合物をジクロロメタン(5ml)中に溶解させかつ2N NaOH(5ml)で処理した。不溶性の沈殿物(136mg、収率15%、融点:303−307℃)が生じ、この沈殿物を濾過により相混合物から分離した。その後で固体をジクロロメタン(10ml)および2N NaOH(10ml)で処理しかつ撹拌した。17時間後に生じた清澄な二相系を分離しかつ水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機相をMgSO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。 収量:14% 114mg(14%) 融点:193−207℃] [0158] 工程3 N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1,4−ジフェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例9、ジアステレオマー) N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1,4−ジフェニルシクロヘキサンアミン(120mg、0.29mmol)を2−プロパノール(10ml)中に沸騰熱下に溶解させかつクエン酸の熱溶液[70mg、0.36mmol、2−プロパノール(2ml)中]で処理した。溶剤を約5mlに濃縮すると沈殿物が析出した。このバッチを完全な沈殿のために5℃で18時間放置し、次にその固体をフリットガラスフィルタを用いて分離しかつ乾燥させた。 収量:77mg(44%)、ガラス様の固体 13C NMR(101MHz、DMSO−d6)δppm:10.0、29.1*、31.0、32.4*、37.3、43.8*、71.4、105.5、110.6、117.4*、118.1*、120.5*、125.3*、125.9、128.1*、128.6、129.0*、129.7、135.1、147.3*、171.1、176.2* *ブロードなシグナル.] [0159] 例10 工程1: N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチルベンゾフラン−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン 3−メチルベンゾフラン(354mg、3mmol)を4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(651mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−10)とともにジクロロメタン(25ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.613ml、3.4mmol)で処理した。このバッチをRTで20時間撹拌した。−後処理のために反応混合物を2N NaOH(10ml)で処理した。この混合物をさらに20分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(950g)をカラムクロマトグラフィー(展開剤:EtOAc)により精製しかつ引き続きエタノール(60ml)から再結晶させた。 収量:182mg, 融点:164−166℃] [0160] 工程2: N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチルベンゾフラン−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例10) N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチルベンゾフラン−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン(410mg、0.88mmol)を沸騰熱下にエタノール(70ml)中に溶解させかつ高温のエタノール(10ml)中に溶解させたクエン酸(300mg、1.6mmol)で処理した。溶液を約10mlに蒸発濃縮しかつ5℃で3時間加熱した。生じた結晶をフリットガラスフィルタを用いて分離した。 収量:349mg(60%) 融点:161−164℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:7,4、8.2、28.6*、29.9*、37.3、42.4、43.6*、71.7、110.0、110.6、110.8、111.4、119.0、119.2、122.3、122.4、123.9、124.1、128.5*、130.2、130.5、152.0、152.4、171.2、175.8 *ブロードなシグナル。] [0161] 例11 N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例11) 3−メチルインドール(262mg、2mmol)を4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(434mg、2mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−10)とともにジクロロメタン(20ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸−トリメチルシリルエステル(0.44ml、2.45mmol)で処理した。このバッチをRTで20時間撹拌した。−後処理のために反応混合物を2N NaOH(10ml)で処理した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(2×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(638mg)をカラムクロマトグラフィー(展開剤:EtOAc)により精製した。得られた固体(200mg)をエタノール(3ml)中に溶解させかつクエン酸(48mg、0.25mmol)で処理した。この溶液をRTで3日間放置した。固体をフリットガラスフィルタを用いて分離した。 収量:79mg(14%) 融点:168℃から。 1H NMR(400MHz、DMSO−D6)δppm:1.78(s、3H)、1.93−2.15(m、6H)、2.26(s、6H)、2.45−2.70(m、6H) 2.83−2.95(m、2H)、4.14−4.67(br s、1H)、6.82−6.88(m、1H)、6.89−6.99(m、2H)、7.02−7.08(m、1H)、7.21−7.28(m、2H)、7.37−7.43(m、2H)、7.43−7.48(m、1H)、7.48−7.56(m、2H)、7.60−7.70(m、2H),10.30(s、1H)、10.82(s、1H)] [0162] 例12 工程1: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン 3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1H−インドール(667mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、インドール構成要素Ind−14)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(592mg、3mmol、合成は特許文献28を参照、Ket−4)とともにジクロロメタン(45ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.553ml、6.3mmol)で処理した。このバッチをRTで67時間撹拌し、その際に褐色の油が沈殿した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(10ml)およびTHF(10ml)で処理した。この混合物をさらに60分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(1.24g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60(100g);酢酸エチル/メタノール(10:1、1200 1200ml)、酢酸エチル/メタノール(5:1、600ml)、酢酸エチル/メタノール(2:1、700ml)、酢酸エチル/メタノール(1:2、750ml)、メタノール(800ml)]。 収量:121mg, 融点:274−282℃ 13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.0、23.1、26.0、26.5、26.8、28.9、30.7、34.7、35.0、37.2、55.5、109.1、109.6、111.4、111.5、117.5、117.6、118.3、118.4、120.1、123.7、128.6、134.5、134.8、139.6、141.4、149.1、150.7] [0163] 工程2: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(1:1)(例12) 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン(96mg、0.154mmol)およびクエン酸(31mg、0.161mmol)をメタノール(4ml)中に溶解させた。この清澄な溶液にRTで徐々に酢酸エチル(4ml)およびジエチルエーテル(16ml)を滴加した。白い粉末が沈殿した。混合物をRTで2時間撹拌し、次に濾過しかつジエチルエーテルで洗浄した。 収量:100mg(80%)、白い固体 融点:134−142℃] [0164] 例13 工程1: ジメチル2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジアセタート(例13) 3−インドリル酢酸−メチエステル(−methyester)(950mg、5.02mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(395mg、2.00mmol)とともにabs.ジクロロメタン(20ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.230ml、2.62mmol)で処理した。このバッチを23℃で111時間撹拌した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(10ml)で処理した。この混合物を5分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(褐色の油、1.55g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(70g);酢酸エチル(600ml)、酢酸エチル/メタノール4:1(1000ml)]。所望のビスインドール化合物が白い固体(149mg、13%、融点117−121℃)として得られた。 例13:13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.1、23.8、26.5、29.7、30.2、30.9、31.2、31.4、37.3、44.3、52.3、52.4、55.9、101.4、103.0、110.8、110.9、117.7、117.8、118.9、119.1、121.6、121.8、129.0、129.2、135.1、135.5、139.5、141.6、174.8、174.9 Olefin 4:13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.2、23.6、25.6、26.8、28.5、30.5、32.2、38.0、51.9、55.9、104.3、110.5、118.7、119.8、122.0、127.6、128.4、134.9、137.4、172.7] [0165] 例14 工程1: 2,2’−(2,2’−(4−Bブチル(Bbutyl)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジエタノール(例14) abs.テトラヒドロフラン(10ml)中の水素化アルミニウムリチウム(75mg、1.97mmol)の懸濁液にアルゴン下にジメチル2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジアセタート(100mg、0.1791mmol)を添加した。このバッチを23℃で30分撹拌した。冷却しながら1N水酸化ナトリウム溶液(20ml)を添加しかつ室温で5分撹拌した。混合物をジエチルエーテル(3×15ml)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、濾過しかつ揮発性成分を真空中で完全に除去した。生成物がこのようにして収量76mg(90%)で白い固体(融点:174−178℃)として得られた。 例14:13C−NMR(101MHz、CD3OD)δppm:14.4、24.7、27.5、29.3、29.5、30.1、32.1、32.8、37.9、42.9、58.2、63.0、63.1、108.3、108.5、111.88、111.94、118.77、118.80、119.6、119.7、121.7、121.8、130.92、130.94、136.37、136.41、141.0、141.4] [0166] 例15および例16 工程1: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘクス−3−エンアミン 3−[(2−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−インドール(1.38g、6.21mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(1.23g、6.23mmol)とともにHBr/氷酢酸(33% HBr、6ml)で処理しかつ23℃で2時間撹拌した。引き続き、この混合物をジクロロメタン(100ml)で希釈した。冷却しながら5N水酸化ナトリウム溶液(50ml)を添加した。このバッチを室温で10分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(2.53g、褐色の固体)をクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(110g);酢酸エチル/メタノール5:1(1200ml)、メタノール(1200ml)]。目的化合物(融点:146−150℃)1.53g(61%)が得られた。 13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.2、23.7、25.6、26.0、26.9、28.5、30.5、32.3、36.4、38.0、55.9、110.4、110.6、118.3、119.4、121.8、124.4、126.5、128.7、129.2、135.1、136.3、149.5、151.2 工程2: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン(例15、比較的非極性ジアステレオ異性体および例16、比較的極性ジアステレオ異性体) 3−メチル−1H−インドール(400mg、3.05mmol)を1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘクス−3−エンアミン(605mg、1.51mmol)とともにabs.ジクロロメタン(20ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.32ml、3.64mmol)で処理した。このバッチを23℃で112時間撹拌した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(20ml)で処理した。この混合物を5分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×15ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(褐色の油、1.12g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(60g);酢酸エチル/メタノール5:1(1200ml)]。比較的非極性ジアステレオ異性体(136mg、17%、融点:193−198℃)および比較的極性ジアステレオ異性体(46mg、6%、融点:162−167℃)を白い固体として得た。 例15:(比較的非極性ジアステレオ異性体):13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:10.4、14.1、23.7、26.2、26.6、29.9、30.5、31.6、36.0、37.4、42.3、56.0、108.7、109.9、110.8、118.0、118.3、118.2、119.4、121.3、121.7、123.8、129.5、130.2、134.0、134.6、136.3、140.1、149.4、151.4 例16:(比較的極性ジアステレオ異性体):13C−NMR(101MHz、CDCl3)δppm:9.3、14.1、23.7、26.5、27.0、29.6、30.7、31.6、35.4、37.4、41.7、56.1、107.0、110.6、111.0、111.5、118.0、118.3、119.2、119.5、121.3、121.6、123.7、129.3、130.4、134.0、134.5、137.9、138.8、149.5、151.0] [0167] 例17 工程1: 2−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン abs.ジオキサン(50mL)中の3−(2−ブロモ−エチル)−1H−インドール(4.48g、20mmol)およびイソキノリン(5.33g、40mmol)の溶液を80℃で6時間撹拌した。引き続き、溶剤を真空中で除去し、残留物をCHCl3(100mL)で処理しかつ水で2回洗浄した。有機相をNa2SO4上で乾燥させ、減圧濃縮しかつ残された残留物をCHCl3/MeOH(50:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。 収量:4.78g(86%)、白い固体 1H−NMR(DMSO−d6):2.76(6H、m);2.95(2H、m);3.66(2H、s);7.06(6H、m);7.18(1H、s);7.34(1H、d);7.56(1H、d);10.77(1H、s).] [0168] 工程2: 1−ブチル−4,4−ビス−(3−(2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン 2−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(850mg、3.07mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(300mg、1.52mmol)とともにabs.ジクロロメタン(10ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.230ml、2.62mmol)で処理した。このバッチを23℃で6日撹拌した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(10ml)で処理した。この混合物を5分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(褐色の油、1.24g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(60g);酢酸エチル(240ml)]。所望のビスインドール化合物がほぼ白い固体(89mg、8%)として得られ、これはNMRスペクトルによれば不純な状態であった。 ビスインドール化合物:13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.1、22.6、22.8、23.8、26.5、28.4、28.7、29.5、30.7、31.6、37.5、43.1、50.8、51.0、56.1、57.0、58.9、59.4、108.6、110.0、110.5、110.6、117.6、117.8、118.4、118.6、121.0、121.2、125.6、125.8、126.8、128.9、129.2、129.3、134.3、134.6、134.8、135.0、135.4、138.3、140.3] [0169] 工程3: 1−ブチル−4,4−ビス−(3−(2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン塩酸塩(例17) 1−ブチル−4,4−ビス−(3−(2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン(57mg、0.079mmol)をエチルメチルケトン(2ml)中に溶解させた。この溶液をRTでクロロトリメチルシラン(50μl、0.391mmol)で処理した。この反応混合物は直ちに混濁した。23℃で30分撹拌した。白い沈殿物を吸引濾過した。固体をエチルメチルケトン(3×0.5ml)で洗浄し、さらに乾燥させた。上記塩酸塩(48mg、約80%)が淡いベージュ色の固体として得られた。] [0170] 例18 工程1: 4−ジメチルアミノ−1−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルシクロヘキサノール(非極性ジアステレオ異性体および極性ジアステレオ異性体) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(4.34g、20mmol)を酸素の排除下に無水テトラヒドロフラン(60ml)中に溶解させ、氷冷下に4−メトキシフェニルマグネシウムブロミド溶液(90ml、45mmol、0.5N)で処理しかつ2時間還流させながら煮沸した。後処理のためにこのバッチを氷冷下にNH4Clの飽和溶液(50ml)で処理しかつ室温で10分撹拌した。水性相を分離しかつ酢酸エチル(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。粗製生成物を単離し、これをクロマトグラフィーにより分離した[シリカゲル60(50g);酢酸エチル(1000ml)、メタノール(1000ml)]。比較的非極性生成物2.016g(31%、Smp.174−175℃)および比較的極性生成物2.51g(39%、Smp.149−151℃)が生じた。両方とも酢酸エチルから再結晶させることができた。 比較的非極性ジアステレオ異性体:13C−NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:28.7、34.2、37.8、54.9、58.0、70.5、113.0、125.8、126.1、126.6、127.2、139.4、142.7、157.5 比較的極性ジアステレオ異性体:13C−NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:28.1、35.5、37.9、54.9、60.7、70.2、113.0、125.5、126.1、127.5、127.8、136.6、142.1、157.5] [0171] 工程2: 4−(4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン(例18、2つのジアステレオ異性体の混合物) 3−メチル−1H−インドール(393mg、3mmol)および比較的非極性4−ジメチルアミノ−1−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルシクロヘキサノール(651mg、2mmol)を酸素の排除下に無水ジクロロメタン(50ml)中に溶解させ、トリフルオロメタンスルホン酸−トリメチルシリルエステル(581μl、3mmol)で処理しかつ室温で16時間撹拌した。後処理のためにこのバッチを5N NaOH(50ml)で処理しかつ室温で1時間撹拌した。水性相を分離しかつジクロロメタン(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。粗製生成物を単離し、これをクロマトグラフィーにより分離した[シリカゲル60(50g);酢酸エチル(1000ml)]。生成物が収量600mg(68%、融点90−95℃)で白い固体として得られた。それは2つのジアステレオ異性体の混合物(約1:1)であり、これらは同じRf値のために分離することができなかった。 例18:ジアステレオ異性体混合物:13C−NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:9.9、30.1、31.3、32.2、37.7、43.4、54.8、104.7、110.5、110.6、113.4、113.4、117.0、117.1、117.8、117.9、120.0、120.1、126.2、126.4、126.8、127.0、127.3、127.5、127.6、128.2、129.5、129.7、134.6、134.7、139.2、157.0、157.1] [0172] 例19 工程1: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン(例19) 3−メチル−1H−インドール(4g、30.492mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(2g、10.14mmol)とともにabs.ジクロロメタン(40ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(1.4ml、14.93mmol)で処理した。このバッチを24℃で6日撹拌した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(25ml)で処理した。この混合物を25分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(褐色の油、6.75g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(70g);酢酸エチル/メタノール5:1(1200ml)、酢酸エチル/メタノール2:1(1200ml)]。所望のビスインドール化合物が淡黄色の固体(2016mg、45%、融点:192−195℃)として得られた。 例19:13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:9.4、10.3、14.1、23.8、26.6、29.8、29.9、31.7、37.3、42.7、56.0、106.3、108.3、110.4、110.6、117.9、118.2、118.9、119.2、121.1、121.5、130.3、130.6、133.7、134.4、136.5、138.8] [0173] 例20 工程1: 2−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]インダン−1,3−ジオン トリプタミン(3.09g;19mmol)をトルエン(300ml)中に溶解させた。引き続き、フタル酸無水物(3g;20.2mmol)を添加した。黄色の反応溶液を7時間還流下に煮沸した(水分離器)。反応の経過をDCによって管理した。後処理のためにトルエンを完全に留去した。残った黄色の固体をシクロヘキサン/クロロホルム(1:1)から再結晶させた。生成物4.796g(90%)が得られた。] [0174] 工程2: 2−(2−(2−(4−ブチル−4−ジメチルアミノシクロヘクス−1−エニル)−1H−インドール−3−イル)−エチル)イソインドール−1,3−ジオン 2−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]インダン−1,3−ジオン(4.40g、15.16mmol)を4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(2.50g、12.67mmol)とともにHBr/氷酢酸(33% HBr、15ml)で処理しかつ24℃で5時間撹拌した。引き続き、この混合物をジクロロメタン(50ml)で希釈した。冷却しながら5N水酸化ナトリウム溶液(100ml)を添加した。このバッチを室温で10分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(5.81g、褐色の油)をクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(110g);酢酸エチル/メタノール2:1(1200ml)]。目的化合物(融点125−130℃)1.98g(33%)が得られた。 13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:14.2、23.6、24.3、25.6、26.6、28.5、30.5、32.3、38.1、38.5、56.0、107.8、110.4、118.5、119.6、121.9、123.1、126.8、128.8、129.1、132.3、133.8、134.93、136.5、168.2] [0175] 工程3: 2−(2−(2−(4−ブチル−4−ジメチルアミノ−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン(例20、2つのジアステレオマーの混合物) 3−メチル−1H−インドール(1.0g、7.62mmol)を2−(2−(2−(4−ブチル−4−ジメチルアミノシクロヘクス−1−エニル)−1H−インドール−3−イル)−エチル)イソインドール−1,3−ジオン(1.20g、2.56mmol)とともにabs.ジクロロメタン(15ml)中に溶解させかつトリフルオロメタンスルホン酸(0.3ml、3.41mmol)で処理した。このバッチを24℃で6日撹拌した。後処理のために反応溶液を1N NaOH(20ml)で処理した。この混合物を10分撹拌した。相の分離後に水性相をジクロロメタン(3×15ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。得られた粗製生成物(褐色の油、2.3g)をカラムクロマトグラフィーにより精製した[シリカゲル60G(100g);酢酸エチル/メタノール5:1(600ml)、酢酸エチル/メタノール2:1(1200ml)]。所望のビスインドール化合物が淡黄色の固体(505mg、33%、融点:測定不可能)として得られた。NMRスペクトルによればそれは比率約30:70での、可能性のある2つのジアステレオ異性体の混合物であった。 例20:13C NMR(101MHz、CDCl3)δppm:9.6、10.2、14.1、23.8、24.7、26.5、26.6、29.7、30.5、31.6、31.8、37.4、38.3、38.7、42.3、42.7、56.1、106.5、107.4、108.1、109.2、110.6、110.72、110.75、110.9、117.8、118.1、118.2、118.3、118.8、119.0、119.4、119.6、121.0、121.30、121.32、121.7、123.1、129.7、129.8、130.3、130.4、132.16、132.22、133.8、134.0、134.4 134.5、137.8、138.7、140.7、168.4] [0176] 例21 工程1: 1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノール(比較的極性ジアステレオ異性体) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(4.34g、20mmol)を酸素の排除下に無水テトラヒドロフラン(60ml)中に溶解させ、氷冷下に3,4−(メチレンジオキシ)フェニルマグネシウムブロミド溶液(45ml、45mmol、1N)で処理しかつ3時間還流させながら煮沸した。後処理のためにこのバッチを氷冷下にNH4Clの飽和溶液(50ml)で処理しかつ室温で10分撹拌した。水性相を分離しかつ酢酸エチル(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。粗製生成物を単離し、これをクロマトグラフィーにより分離した[シリカゲル60(50g);酢酸エチル(1000ml)、メタノール(1000ml)]。比較的極性生成物2.0g(29%、Smp.104−107℃)が生じた。比較的非極性生成物の痕跡量のみが見いだされた。 比較的極性ジアステレオ異性体:13C−NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:28.1、35.6、37.7、60.7、70.5、100.5、105.5、107.3、117.2、126.2、126.7、127.4、127.5、127.7、127.8、136.5、138.2、144.5、145.2、146.7] [0177] 工程2: 4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン(例21、可能性のある2つのジアステレオ異性体の一方) 3−メチル−1H−インドール(393mg、3mmol)および比較的極性1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノール(679mg、2mmol)を酸素の排除下に無水ジクロロメタン(50ml)中に溶解させ、トリフルオロメタンスルホン酸−トリメチルシリルエステル(581μl、3mmol)で処理しかつ室温で16時間撹拌した。後処理のためにこのバッチを5N NaOH(50ml)で処理しかつ室温で1時間撹拌した。水性相を分離しかつジクロロメタン(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させかつ引き続き蒸発濃縮した。粗製生成物を単離し、これをクロマトグラフィーにより分離した[シリカゲル60(50g);酢酸エチル(1000ml)]。生成物が収量545mg(60%、融点235−238℃)で白い固体として得られた。それは可能性のある2つのジアステレオ異性体の一方であった。 例21:13C−NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:9.9、30.3、32.0、38.0、44.5、60.4、100.9、106.6、108.0、110.1、117.8、118.9、120.2、121.1、126.6、127.3、127.7、130.3、133.9、137.4、139.0、145.8、147.9] [0178] 例22 工程1: 3−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸メチルエステル アルゴン下に3−インドールプロピオン酸(3.78g、20mmol)をメタノール(50ml)中に溶解させた。この溶液にきわめてゆっくりと塩化チオニル(4.7g、2.9ml、40mmol)を滴加した。その際に温度は35℃まで上昇した。このバッチを7時間加熱して還流させかつ室温で夜通し撹拌した。DCにおいて完全な変換を確認することができた。LC/MSは副産物のわずかな痕跡量を示した。このバッチを通風室で(unter dem Abzug)蒸発濃縮しかつメタノールと共蒸留した。残留物は褐色の油であり、これをそのまま次の反応工程に使用した。]
权利要求:
請求項1 一般式(1)式中、Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2から成る群から選択されているか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わし;Qは−R0を表わし;R0はそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C3−8−シクロアリファト−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト−アリールもしくは−C3−8−シクロアリファト−ヘテロアリールを表わし;R1およびR2は相互に無関係にHまたは−R0を表わすか;あるいはR1とR2は共に−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR4CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わし;R3は−R0を表わし;R4は−H、−R0もしくは−C(=O)R0を表わし;式中、「アリファト」はそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基であり;「シクロアリファト」はそれぞれ飽和又は一価もしくは多価不飽和の、非置換又はモノ置換又はポリ置換の脂環式の単環式ないしは多環式の炭化水素基であり;その際、「アリファト」および「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−NHS(=O)1−2R0、−Si(R0)3および−PO(OR0)2から成る群から選択された置換基による1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換のことであり;「(ヘテロ−)アリール」はヘテロアリールまたはアリールを表わし;「アリール」はそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合により更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;「ヘテロアリール」は1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換もしくはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよく;その際、「アリール」および「ヘテロアリール」に関して「モノ置換又はポリ置換の」とは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2、−C1−8アリファト−NHC(=O)R0、−C1−8アリファト−NHC(=O)OR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)NHR0、−C1−8アリファト−NHC(=O)N(R0)2および−C1−8アリファト−NHS(=O)1−2R0から成る群から選択された置換基による環系の1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換のことであり;その際、場合により存在するN環原子はそれぞれ酸化されていてもよい;で示される、個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩の形の化合物。 請求項2 一般式(2)式中、Wは−O−、−S−、−NR11−、−CR12=CR13−、−CR12=N−または−N=CR13−を表わし;R5、R6、R6’、R11、R12およびR13はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)−NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)−R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2を表わすか;あるいはR5とR6、またはR6とR6’、またはR6’とR12は、相互に無関係に、場合により、N、SおよびOから選択された1個もしくは2個の複素環原子を有する5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の1個の環を共に形成し;かつこの環は非置換かまたは、相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)−R0、−NHC(=O)−OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2;好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群から選択された置換基でモノ置換又はポリ置換されている、を示す請求項1に記載の化合物。 請求項3 一般式(3)式中、Xは−O−、−S−、−NR16−、−CR17=CR18−、−CR17=N−または−N=CR18−を表わし;R14、R15、R15’、R16、R17またはR18はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2を表わすか;あるいはR14とR15、またはR15とR15’、またはR15’とR17は、場合により、N、SおよびOから相互に無関係に選択された1個もしくは2個の複素環原子を有する5もしくは6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の1個の環を共に形成し;かつこの環は非置換かまたは、相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)−R0、−NHC(=O)−OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2;好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群から選択された置換基でモノ置換又はポリ置換されており;かつnは0、1または2を表わす、を示す請求項1に記載の化合物。 請求項4 一般式(4)を示す請求項2または3に記載の化合物。 請求項5 一般式(4.8.1)を示す請求項4に記載の化合物。 請求項6 Wが−O−または−NR11−を表わし;Xが−O−、−NR16−または−CR17=CR18−を表わし;nが0または1を表わし;R1が−CH3を表わし;R2が−Hまたは−CH3を表わすか;あるいはR1とR2が共に1個の環を形成しかつ−(CH2)3−4−を表わし;R3が−C1−8−アリファト、−アリールまたはヘテロアリールを表わし;その際、これらがそれぞれ非置換であるか、あるいは相互に無関係に−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5および−N(CH3)2から成る群から選択された置換基でモノ置換又はポリ置換されており;R5およびR14が相互に無関係にH、−F、−C1−8−アリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールを表わし;R8が−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNまたは−NO2を表わし;R11が−Hを表わし;R14、R15およびR15’が相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2を表わすか;あるいはR15とR15’が共に、6員の、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の環を形成し、この環が相互に無関係に、場合によりN、SおよびOから選択された1個もしくは2個の複素環原子を有してもよく;その際、この形成された環が非置換であってもよいし、モノ置換又はポリ置換されていてもよく、その際、その置換基が相互に無関係に−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−CNおよび−NO2から成る群から選択されており、R16が−Hを表わし;かつR17およびR18が相互に無関係にHまたは−Fを表わす、請求項5に記載の化合物。 請求項7 1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン;1−ベンジル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−1−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン;2,2’−(4−ブチル−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール);N−メチル−1−フェニル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサンアミン;N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1,4−ジフェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチルベンゾフラン−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス(3−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキサンアミン;2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート;N,N,4−トリメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;および4−ベンジル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキサンアミン;ジメチル2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジアセタート2,2’−(2,2’−(4−Bブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ジエタノール1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン1−ブチル−4,4−ビス−(3−(2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン4−(4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミン1−ブチル−N,N−ジメチル−4,4−ビス−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン2−(2−(2−(4−ブチル−4−ジメチルアミノ−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン2−[2−[2−[4−ブチル−4−ジメチルアミノ−1−[3−[2−(1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル)−エチル]−1H−インドール−2−イル]−シクロヘキシル]−1H−インドール−3−イル]−エチル]−2H−イソインドール−1,3−ジオン4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミンジメチル3,3’−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−2,3−ジイル)ジプロパナート4−(3−(2−アミノエチル)−1H−インドール−2−イル)−1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン1−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−チオフェン−2−イルシクロヘキシルアミン1−ブチル−4,4−ビス−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン1−ブチル−4−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン1−ベンジル−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキシルアミン4−(3−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニルシクロヘキシルアミンN−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)シクロペンタンスルホン酸アミド1−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−4−チオフェン−2−イルシクロヘキシルアミンN,N−ジメチル−1−フェニル−4,4−ビス−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミン1−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)−3−フェニル尿素1,1’−(2,2’−(2,2’−(4−ブチル−4(ジメチルアミノ)シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(1H−インドール−3,2−ジイル))ビス(エタン−2,1−ジイル)ビス(3−フェニル尿素)1−ブチル−4,4−ビス(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン4−(3−(2−アミノエチル)−1H−インドール−2−イル)−1−ブチル−4−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)−N,N−シクロヘキシルアミン(フェニル−2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチルカルバマート1−(2−(2−(4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−1−(5−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシル)−1H−インドール−3−イル)エチル)−3−フェニル尿素N,N−ジメチル−4−(3−メチル−1H−インドール−2−イル)−1−フェニル−4−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)−1H−インドール−2−イル)シクロヘキシルアミンN,N−ジメチル−1−フェニル−4−(3−(2−(ピリジン−4−イル)−エチル)−1H−インドール−2−イル)−4−(チオフェン−2−イル)−シクロヘキシルアミンから成る群から選択された請求項1に記載の化合物およびこれらの生理学的に許容し得る塩。 請求項8 個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩の形の請求項1〜7のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、ならびに場合により適当な添加剤および/または助剤および/または場合により他の有効物質を含有する医薬。 請求項9 痛みの治療のための医薬の製造への、個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩の形の請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の使用。 請求項10 不安状態、ストレスおよびストレスに伴う症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老年性認知症、一般的な認知的機能障害、学習障害および記憶障害(抗認知症薬として)、禁断症状、アルコール−および/または麻薬−および/または薬物濫用および/または−依存症、性機能障害、心血管疾患、低血圧、高血圧、耳鳴り、そう痒症、偏頭痛、聴覚異常、腸運動の欠如、食物摂取障害、食欲不振症、肥満症、運動器官障害、下痢、悪液質、尿失禁の治療のための、ないしは筋弛緩薬、抗けいれん剤または麻酔剤としての、ないしはオピオイド鎮痛薬もしくは麻酔剤を用いた治療における併用投与のための、利尿または抗ナトリウム排泄増加、不安緩解のための、運動活性の調節のための、神経伝達物質の放出の調整およびこれに伴う神経組織変性疾患の治療のための、禁断症状の治療のための、および/またはオピオイド依存性の可能性の軽減のための医薬の製造への、個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物の形の請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の使用。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US9822100B2|2017-11-21|Aryl-substituted imidazoles US8492563B2|2013-07-23|4,5,6,7-tetrahydrobenzo[B]thiophene derivatives and their use as sigma receptor ligands ES2284876T3|2007-11-16|Derivados sustituidos de ciclohexano-1,4-diamina. RU2383544C2|2010-03-10|Спироциклические производные циклогексана со сродством к orl1-рецептору DK1836179T3|2015-05-26|Piperidine and piperazine-1-carboxylic acid amide derivatives and related compounds as modulators of fat acid amide hydralase | for the treatment of ancient, pain and other conditions EP2044016B1|2012-12-05|4-heteroaryl-substituierte 1-aminocyclohexan-1- und cyclohexen-1-derivate mit wirkung auf das opiod rezeptor system KR101162518B1|2012-07-09|3,3-스피로인돌리논 유도체 ES2349164T3|2010-12-28|Derivados de 3-|-indol para uso como compuestos miméticos de glucocorticoides en el tratamiento de enfermedades inflamatorias, alérgicas y proliferativas. US8394828B2|2013-03-12|Quinoline-derived amide modulators of vanilloid VR1 receptor RU2309157C2|2007-10-27|Производные индолилалкиламина в качестве лигандов 5-гидрокситриптамина-6 US6822100B2|2004-11-23|Cyclopropylindole derivatives as selective serotonin reuptake inhibitors RU2470933C2|2012-12-27|Спироциклические производные циклогексана ES2382139T3|2012-06-05|Derivados de espiroindolinona como inhibidores de MDM2-p53 CA2287551C|2009-06-02|3-|-indole compounds having 5-ht6 affinity KR101465178B1|2014-12-02|신규 1-아릴-3-아자바이사이클로[3.1.0]헥산:제조 방법 및 신경 정신 질환 치료를 위한 용도 JP2802169B2|1998-09-24|片頭痛に用いる5−ht▲下1▼様アゴニストとしてのインドール誘導体 JP4732354B2|2011-07-27|グリシン輸送阻害薬としての二環式[3.1.0]誘導体 AU662960B2|1995-09-21|N-sulphonyl-2-oxoindole derivatives having affinity for vasopressin and/or ocytocin receptors AU2008217276B2|2012-08-23|Spirocyclic cyclohexane derivatives AU2005250116B2|2011-01-20|3-amino-1-arylpropyl indoles as monoamine reuptake inhibitor US6699864B2|2004-03-02|Substituted phenyl-piperazine derivatives, their preparation and use EP1560809B1|2007-08-22|Cyclohexyl-harnstoff-derivate US9580386B2|2017-02-28|Substituted 4-aminocyclohexane derivatives US7759385B2|2010-07-20|4-substituted 1-aminocyclohexane compounds for utilization as ORL1-receptor and mu-opiate receptor ligands US20050119246A1|2005-06-02|1H-pyrazolyl derivative compounds, for use in diseases associated with the 5-ht2c receptor
同族专利:
公开号 | 公开日 CA2718209A1|2009-10-01| AU2009228637A1|2009-10-01| HUE026184T2|2016-05-30| WO2009118163A1|2009-10-01| EP2280941B1|2015-05-06| ES2544488T3|2015-08-31| CN102046597B|2013-09-11| RU2010143451A|2012-05-10| PE20091657A1|2009-11-07| AR071066A1|2010-05-26| HK1153744A1|2012-04-05| IL208137A|2015-10-29| RU2502733C2|2013-12-27| JP5650637B2|2015-01-07| PL2280941T3|2015-10-30| AU2009228637B2|2013-12-19| MX2010010446A|2010-11-05| US7977370B2|2011-07-12| IL208137D0|2010-12-30| EP2280941A1|2011-02-09| CL2009000733A1|2009-05-15| US20090247573A1|2009-10-01| CN102046597A|2011-05-04|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-09| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120308 | 2013-12-03| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 | 2014-02-28| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140227 | 2014-03-07| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140306 | 2014-04-02| A524| Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20140401 | 2014-04-03| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140402 | 2014-04-18| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140402 | 2014-10-21| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2014-10-30| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141029 | 2014-11-20| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141113 | 2014-11-21| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5650637 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2017-11-21| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|