专利摘要:
被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するためのシステムは、被検者の目に向かって光を伝送するように構成される光源と、光源から発射され、被検者の目から受光される光の焦点を合わせるように構成されるレンズと、焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を受光するように配置され、かつ受光された光の第1の部分を反射するように構成される測定反射器と、受光された光の第1の部分を受光するように構成および配置され、かつ受光された光の第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成されるカメラと、カメラに連結され、かつ画像の光の強度を分析して目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように構成される、プロセッサとを含む。
公开号:JP2011515189A
申请号:JP2011501810
申请日:2009-03-27
公开日:2011-05-19
发明作者:デニス;ジェイ. ニラン,;ポール ハータング,;ビンセント バルボ,
申请人:ニューロプティックス コーポレイション;
IPC主号:A61B3-10
专利说明:

[0001] (関連出願の相互参照)
本出願は、2008年3月27日に出願された米国仮特許出願第61/072,199号の優先権を主張し、その開示全体が本明細書に参考として援用される。この出願は、2007年4月11日に出願された米国特許第11/786,514号の一部継続出願であり、米国特許第11/786,514号は2006年4月11日に出願された米国仮特許出願第60/791,288号の優先権を主張し、その開示全体が本明細書に参考として援用される。米国特許第7,107,092号の開示全体も本明細書に参考として援用される。]
背景技術

[0002] (背景)
進行において早期に疾患を検出することが常に望ましい。早期検出は、種々の疾患の治療において、より高い成功率をもたらすことが概して証明されている、早期治療を可能にする。近年、人々の目、特に、目の水晶体の分析が、種々の種類の疾患の兆候をもたらすことができると発見されている。例えば、目の内側で散乱する光から得られた測定値は、アルツハイマー病(AD)等の疾患の進行を検出し、監視するのに有用な診断情報を提供することが示されている。特にこの疾患は、近年、目の水晶体の核上領域中で変化を引き起こすことが示されている。この領域は、ほんの1ミリメートルの厚さしかないため、有用となる、この領域の測定は、測定の位置の情報が非常に正確となる必要がある。これは、患者が照射標的を凝視している時でさえも、ヒトの目がほぼ常に運動しているため、特に当てはまる。]
[0003] 正常な対照値と比較した、検査哺乳類の目の核上および/または皮質水晶体領域中の集合体の存在または量の増加は、検査哺乳類が、アミロイド生成性疾患等の神経変性疾患に罹患しているか、またはそれを発現する危険性があることを示すことが、示されている。アミロイド生成性疾患は、AD、家族性AD、散発性AD、クロイツフェルト・ヤコブ病、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病、海綿状脳症、プリオン病(スクレイピー、ウシ海綿状脳症、および他の家畜プリオン病を含む)、パーキンソン病、ハンチントン病(およびトリヌクレオチド反復疾患)、筋萎縮性側索硬化症、ダウン症候群(トリソミー21)、ピック病(前頭側頭認知症)、レビー小体病、脳鉄蓄積を伴う神経変性(ハレルフォルデン・スパッツ病)、シヌクレイン病(パーキンソン病、多系統萎縮症、レビー小体認知症、およびその他を含む)、神経核内封入体病、タウオパシー(進行性核上麻痺、ピック病、大脳皮質基底核変性症、遺伝性前頭側頭認知症(パーキンソニズムを伴う、または伴わない)、およびグアム型筋萎縮性側索硬化症/パーキンソン認知症症候群を含む)を含む。これらの障害は、単独で、または種々の組み合わせで発生する場合がある。集合体の分析も、脳の致命的海綿状神経変性によって特徴付けられるプリオン媒介疾患であり、重症かつ致命的な神経兆候および症状と関連する、感染性海綿状脳症(TSE)を検出するのに有用である。TSEプリオン病は、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)、新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(nv−CJD)、ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー症候群、致死性家族性不眠症、クールー、アルパース症候群、ウシ海綿状脳症(BSE)、スクレイピー、および慢性消耗病(CWD)を含む。]
課題を解決するための手段

[0004] (概要)
一般に、いくつかの局面では、本発明は、被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査を実施するためのシステムを提供する。システムは、被検者の目に向かって光を伝送するように構成される光源と、光源から発射され、被検者の目によって散乱させられる光の焦点を合わせるように構成されるレンズと、焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を受光するように配置され、かつ受光された光の第1の部分を反射するように構成される、測定反射器と、受光された光の第1の部分を受光するように構成および配置され、かつ受光された光の第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成されるカメラと、カメラに連結され、かつ画像の光の強度を分析して目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように構成される、プロセッサとを含んでもよい。]
[0005] 基準点は、目の水晶体嚢の界面、目の水晶体嚢と前房との間の界面、後水晶体嚢界面、外気・角膜界面、角膜・房水界面、および目の網膜の界面に対応してもよい。また、光源およびプロセッサは、蛍光リガンド走査を実施するように構成されてもよい。そのためには、システムは、被検者の目に入射する光の経路に対して実質的に90度のみで散乱させられる光が、収集され、分析されるように構成されてもよい。]
[0006] さらに、本発明の実装はまた、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
・赤外光を伝送するように構成される光源
・受光された光の第1の部分を反射するように構成される鏡を含む、測定反射器であって、鏡は、受光された光の第2の部分が鏡によって反射されずに通過することを可能にするように構成される、開口部を画定する、測定反射器
・測定された散乱光強度を経時的に相関させるために使用されてもよい、受光された光の第2の部分を受光するように、反射器に連結される相関器
・受光された光の第2の部分が、基準点に対する目の選択された部分から散乱させられる光に対応するように、測定反射器を作動させるように構成されるプロセッサ
・相関器に連結され、かつ受光された光の第2の部分のインデックスを分析するように構成されるプロセッサ
・受光された光の第2の部分のインデックス、および受光された光の第2の部分が散乱させられた目の中の場所に基づいて、被検者の病状と関連する物質の存在の指標を提供するように構成されるプロセッサ
さらに、本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
・画像の光強度を分析して、基準点に対する目の中の領域の場所を決定するように構成されるプロセッサ
・画像の光強度を、光強度と関連する光が散乱させられた領域と関連付けるように構成されるプロセッサ
・目の核上、核、および皮質の場所を決定するように構成されるプロセッサ
システムは、いくつかの実施形態によれば、プロセッサに連結されるディスプレイであって、プロセッサは、画像の中の楕円をプロセッサに表示させるように構成される、ディスプレイと、ペンシルビームおよび/または扇形ビームを伝送するように構成される光源とを、さらに含んでもよい。そのためには、プロセッサは、画像に対して楕円のサイズおよび位置を調整するように、画像の光強度を分析して目の虹彩の場所を決定するように、かつ画像中の虹彩を覆って楕円をサイズ決定し、位置付けるように、および/またはシステムのユーザからの入力に応じて楕円のサイズを調整するように、構成されてもよい。]
[0007] 一般に、別の局面では、本発明は、被検者の目の中へペンシルビームを伝送するステップと、被検者の目によって散乱させられるペンシルビームから光を取得するステップと、目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように、取得した散乱光を分析するステップとを含む、診断用光散乱方法を提供する。]
[0008] 分析するステップは、目の水晶体嚢に対応する点として基準点を決定するステップと、ペンシルビームの伝搬の線に沿って高強度の第1および第2の領域を決定するように、目によって散乱させられる光の強度を評価するステップとを含んでもよい。そのためには、第1および第2の領域は、散乱光を実質的に含まない比較的大きい第3の領域によって、ペンシルビームから分離されてもよく、その場合、第2の領域はさらに、ペンシルビームの光源からの伝搬の線に沿っており、水晶体嚢に対応することが決定される。分析するステップは、目の水晶体嚢と前房との間の界面、後水晶体嚢界面、外気・角膜界面、角膜・房水界面、および目の網膜の界面のうちの1つに対応する点として、基準点を決定するステップを含んでもよい。分析するステップはさらに、目の皮質、核上、および/または核の場所を決定するステップを含んでもよい。]
[0009] 本発明の方法の局面はさらに、選択された部分における物質の物理的性質を決定するように、基準点に対する目の選択された部分から散乱させられる光の強度を分析するステップと、選択された部分における物質の物理的性質の指標を提供するステップとを含んでもよい。指標を提供するステップは、目の核上における集合体の存在の指標を提供するステップを含んでもよい。]
[0010] 本発明の方法の局面はさらに、取得した光から画像を形成するステップと、取得するステップの前にペンシルビームを反射するステップと、取得した光の特定の部分の所望の位置に対して、画像中の取得した光の特定の部分の実際の位置を決定するステップと、取得した光の特定の部分の実際の位置および所望の位置の分離を低減するように、反射させるステップを改変するステップとを含んでもよい。]
[0011] 取得するステップは、ペンシルビームの伝搬の方向に対して約90度のみで目によって散乱させられる光を取得するステップを含んでもよい。]
[0012] 本発明のいくつかの方法の局面は、被検者の目の中へ扇形ビームを伝送するステップと、被検者の目によって散乱させられる扇形ビームから光を取得するステップと、被検者の目によって散乱させられる取得された扇形ビームから目の画像を形成するステップと、画像中の目の虹彩のサイズおよび場所に接近して、画像中で楕円を重ね合わせるステップとを含んでもよい。重ね合わせるステップは、コンピュータによって自動的に実施されてもよく、コンピュータによる画像中の光強度の分析を通して、コンピュータによって形成されてもよい。]
[0013] いくつかの方法の局面は、準弾性光散乱を含み、デバイスを使用して実施されてもよい。そのような方法はさらに、同じデバイスを使用して蛍光リガンド走査を実施するステップを含んでもよい。蛍光リガンド走査を実施するステップは、被検者の目を照射するステップと、目に造影剤を導入する前に、目の蛍光の第1のデータを測定するステップと、目に造影剤を導入するステップと、目に造影剤を導入した後に、目の蛍光の第2のデータを測定するステップと、第1および第2のデータを比較するステップとを含んでもよい。]
[0014] 一般に、別の局面では、本発明は、被検者の目の画像診断用システムを提供し、システムは、放射の刺激された放出によって光を伝送するように構成される光源と、光源から垂直扇形ビームを生成し、垂直扇形ビームを左右に直線的に掃引するように構成される光走査デバイスと、光走査デバイスから発射される光の焦点を合わせて、被検者の視線と同一平面上にあり、かつ被検者の目の一部分を通る垂直断面である虚像面を生成するように構成される第1のレンズと、光走査デバイスから発射され、被検者の目によって散乱させられる光の焦点を合わせて、被検者の目の虚像面と一致する急な焦点面を生成するように構成される第2のレンズと、焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を受光するように配置され、かつ受光された光の第1の部分を反射するように構成される第1の測定反射器と、受光された光の第1の部分を受光するように構成および配置され、かつ受光された光の第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成される第1のカメラと、カメラに連結され、かつ画像の光の強度を分析して、目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように構成されるプロセッサとを含み、光走査デバイスによる垂直扇形ビームの左右の直線的掃引は、被検者の目の虚像面に沿って内外に垂直扇形ビームを横断する。]
[0015] 本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。基準点は、目の水晶体嚢の界面に対応する。基準点は、目の水晶体嚢と前房との間の界面に対応する。基準点は、後水晶体嚢界面、外気・角膜界面、角膜・房水界面、および目の網膜の界面のうちの1つに対応する。光源およびプロセッサは、蛍光リガンド走査を実施するように構成される。光源は、赤外光を伝送するように構成される。システムは、被検者の目に入射する光の経路に対して実質的に90度のみで散乱させられる光が、収集され、分析されるように構成される。]
[0016] さらに、本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。測定反射器は、受光された光の第1の部分を反射するように構成され、受光された光の第2の部分が鏡によって反射されずに通過することを可能にするように構成される、開口部を画定する、鏡を含み、システムはさらに、受光された光の第2の部分を受光するように、かつ測定された散乱光強度を経時的に相関させるように、反射器に連結される相関器を備える。プロセッサは、受光された光の第2の部分が、基準点に対する目の選択された部分から散乱させられる光に対応するように、測定反射器を作動させるように構成され、プロセッサは、相関器に連結され、かつ受光された光の第2の部分のインデックスを分析するように構成される。プロセッサは、受光された光の第2の部分のインデックス、および受光された光の第2の部分が散乱させられた目の中の場所に基づいて、被検者の病状と関連する物質の存在の指標を提供するように構成される。システムはさらに、焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を受光するように配置され、かつ受光された光の第2の部分を反射するように構成される、第2の測定反射器を備える。]
[0017] 一般に、別の局面では、本発明は、操作者が測定される目の場所を選択することを可能にするように、目の画像を示す表示スクリーンを含む、被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するためのシステムを提供する。システムは、目の選択された場所に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実行するため、かつ実施される準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査と関連するデータを収集するためのプロセッサに連結される光学ユニットを含んでもよい。プロセッサはさらに、操作者による再検討のために、表示スクリーン上にデータを表示してもよい。そのためには、準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査と関連するデータが、同じ表示スクリーン上で報告され、および/または、わずか60ミリ秒のサイクルで収集されてもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサは、最大10回の連続サイクルを実行してもよい。また、表示スクリーン上に表示されるデータは、検査設定、目の正面図および断面図、準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査の平均強度値、準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査の自己相関関数の図式描写、および自己相関データへの指数関数適合に基づく曲線適合パラメータを含んでもよい。データは、β−アミロイドタンパク質を無制限に含む、関心の物質または物体の存在を検出し、および/または疾患の進行を追跡するために使用されてもよい。]
[0018] いくつかの実施形態では、システムによって収集されるデータは、実施される準弾性光散乱と関連する散乱光の平均強度、および/または実施される蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度を含んでもよい。本発明の実装は、目の水晶体の核および/または核上領域中の場所からデータを収集して、目の水晶体の核領域の蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度と、目の水晶体の核上領域の蛍光リガンド走査の平均蛍光強度との間の比を決定してもよい。同様の比が、目の水晶体の核および核上領域の準弾性光散乱について決定されてもよい。比の増加が目の中の物質および/または物体の量の増加を示すように、比は、目の疾患の状態と相関してもよい。いくつかの実施形態はまた、これらの比を一緒に乗ずること、または曲線y(t)=Ie−ktを使用することによって計算される、測定品質の測定基準を組み込んでもよく、式中、Iは、平均強度であり、kは、減衰時定数であり、tは、時間である。]
[0019] 本発明の付加的なシステムの局面は、操作者が分析するための目の領域を選択することを可能にするように、画像を表示するための表示スクリーン、ならびに、準弾性光散乱からの散乱光および/または蛍光リガンド走査からの蛍光放射を分析して、目の選択された領域に位置する関心の物質または物体を検出するように構成される過程を含んでもよい。関心の物質または物体は、β−アミロイドであってもよい。いくつかの実施形態では、目の水晶体の核上および/または核領域からの散乱光および/または蛍光放射の平均強度が、分析されてもよい。また、目の中の関心の物質または物体の存在を評価するための相関係数を提供するように、目の水晶体の核領域からの散乱光または蛍光放射の平均強度は、目の水晶体の核上領域に対する散乱光または蛍光の平均強度と比較されてもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサは、造影剤の導入前および造影剤の導入後に、目の領域から蛍光強度を測定して、2つの強度間の差異を決定してもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサは、目に造影剤を導入する前の蛍光の第1のデータ、および造影剤を導入した後の蛍光の第2のデータを測定し、次いで、第1のデータおよび第2のデータを比較してもよい。比較は、例えば、測定された蛍光の差異を決定するように、第2のデータから第1のデータを引くステップを含んでもよい。さらに、プロセッサは、操作者の再検討のために、表示スクリーン上に準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査からのデータを表示してもよい。データは、実施される準弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査についての任意の情報を含んでもよい。]
[0020] 本発明の別の局面は、被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するための方法を提供する。方法は、データを収集するための目の中の場所を選択するステップと、選択された場所に弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するステップと、弾性光散乱および/または蛍光リガンド走査からデータを収集するステップと、データを提示するステップとを含んでもよい。データは、表示スクリーン上に表示される、および/またはプリントアウトされてもよい。そのためには、収集されるデータは、実施される準弾性光散乱と関連する散乱光のうちの少なくとも1つの平均強度、および実施される蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度を含んでもよい。平均強度データは、目の水晶体の核上および/または核領域中の場所から収集されてもよく、目の水晶体の核領域からの散乱光の平均強度と、目の水晶体の核上領域からの散乱光の平均強度との間の比が決定されてもよい。同様の比が、蛍光リガンド走査に関して決定されてもよい。]
[0021] 本発明の方法の局面はさらに、被検者の目を照射することによって蛍光リガンド走査を含むステップと、目に造影剤を導入する前に、目の蛍光の第1のデータを測定するステップと、目に造影剤を導入するステップと、目に造影剤を導入した後に、目の蛍光の第2のデータを測定するステップと、第1のデータを第2のデータと比較するステップとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1のデータおよび第2のデータは、目からの平均蛍光強度を含んでもよく、第1のデータおよび第2のデータを比較するステップは、第2のデータから第1のデータを引くステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2のデータの測定は、目に前記造影剤を導入してからわずか24時間後に実施されてもよい。方法はまた、目の中のβ−アミロイドタンパク質の存在を検出すること、および/または、目の中の蛍光のレベルを測定することによって、疾患の進行が追跡されることを可能にすることができてもよい。]
[0022] また、本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。システムはさらに、受光された光の第2の部分を受光するように構成および配置され、かつ受光された光の第2の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成される第2のカメラを含んでもよい。システムはさらに、焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を第2の測定反射器に反射し、第1の測定反射器に焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を伝送するように構成および配置される、二色性ビームスプリッタを含む。プロセッサは、画像の光の強度を分析して、基準点に対する目の中の領域の場所を決定するように構成される。プロセッサは、画像の光強度を、光強度と関連する光が散乱させられた領域と関連付けるように構成される。プロセッサは、目の核上、核、および皮質の場所を決定するように構成される。システムはさらに、プロセッサに連結されるディスプレイを含み、プロセッサは、画像の中の楕円をプロセッサに表示させるように構成される。プロセッサは、画像に対して楕円のサイズおよび位置を調整するように構成される。プロセッサは、画像の光強度を分析して目の虹彩の場所を決定するように、かつ画像中の虹彩を覆って楕円をサイズ決定し、位置付けるように構成される。プロセッサは、システムのユーザからの入力に応じて、楕円のサイズを調整するように構成される。]
[0023] 一般に、別の局面では、本発明は、被検者の目に蛍光リガンド走査を実施するためのシステムを提供する。システムは、被検者の目に向かって光を伝送するように構成される光源と、光源から被検者の目に向かって発射される光の焦点を合わせて、目に当たる光の焦点を生じるように構成および配置される、第1の顕微鏡対物レンズと、可動性の第1のレンズに連結され、かつ被検者の目の内側で、第1の顕微鏡対物レンズから可動性の第1のレンズを通して発射される光の焦点を位置付けるように構成される、アクチュエータと、光源から発射され、被検者の目によって散乱させられる光の焦点を合わせるように構成されるレンズと、受光された光の第1の部分を受信するように構成および配置され、かつ受光された光の第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成される、光電子増倍管または同様の検出器と、光電子増倍管または同様の検出器に連結され、かつ画像の光の強度を分析して目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように構成される、プロセッサとを含む。]
[0024] 本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。被検者の目によって散乱させられ、光電子増倍管検出器において受光される光は、光源から発射された光と実質的に同様の経路に沿って進む。第1の顕微鏡対物レンズは、光源が、被検者の目に向かった平行ビームとして光を伝送することを可能にするように、除去される。]
[0025] さらに、本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。システムはさらに、光源から発射され、被検者の目によって散乱させられる光の焦点を合わせるように構成される第2のレンズと、第2のレンズから受光された光の第1の部分を受信するように構成および配置され、かつ受光された光の第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成される、検出器とを含み、プロセッサはさらに、検出器に連結され、かつ画像の光の強度を分析して目の一部分の界面に対応する基準点の場所を決定するように構成され、被検者の目によって散乱させられ、第2のレンズによって焦点を合わせられた光は、被検者の視線に対して45度であり、光源からの光の経路に対して90度である経路に沿って進む。]
[0026] また、本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。システムはさらに、第2のレンズによって受光される光の経路に配置される、第1の二色性ビームスプリッタと、光源からの光の経路に配置される、少なくとも1つの第2の二色性ビームスプリッタとを含み、第1の二色性ビームスプリッタおよび少なくとも1つの第2の二色性ビームスプリッタは、検出器に、受光される光の少なくとも一部分を反射するように構成される。システムはさらに、光が光源から被検者の目に向かって進むにつれて、光の経路の中の点に配置される高速シャッタを含む。システムはさらに、心拍数モニタを含み、プロセッサは、鼓動間の静止期間にデータ収集を同期化するように構成される。心拍数モニタは、被検者用の額当ての一部分として構成される。心拍数モニタは、被検者用の顎当ての一部分として構成される。システムはさらに、被検者の鼓動を調節するように構成されるペースメーカーを含み、プロセッサは、鼓動間の静止期間にデータ収集を同期化するように構成される。]
[0027] 本発明の実装によれば、以下の能力のうちの1つ以上が提供されてもよい。
・目の水晶体における局所測定が可能である、実行可能な蛍光強度測定システム(例えば、FLS)。
・目の測定値を使用して疾患を検出するための、実行可能、準弾性、および/または光散乱強度走査システム。
・単一のデバイスを使用する1人の操作者によって、目の診断測定値を採取することができる。例えば、疾患関連情報についての目の診断測定値は、目との物理的接触なしで得ることができる。
・目の内側の光散乱強度の反復可能で高度に正確な測定を実施することができる。
・蛍光リガンド走査(FLS)および準弾性光散乱(QLS)(動的光散乱、自己ビート分光、ホモダイン分光、レーザレイリー散乱、および他の名前としても知られている)を、単一のプラットフォーム/デバイスで実施することができる。
・診断測定中に、被検者の目の運動を補うことができる。
・例えば、レーシック手術のために、非侵襲的に眼内インプラントの測定値を決定することができる。目の内側の位置に対する蛍光強度の赤外(IR)フォトドキュメンテーションを得ることができる。
・光散乱測定の目の内側の場所を、正確に決定することができる。
・測定したデータについて目の内側の場所を検証するように、品質管理を提供することができる。
・目の生体形態計測値、例えば、レンズ方程式で使用するためのパラメータ、前部の深度、角膜の厚さ、および/またはレンズの厚さの測定値を決定することができる。
・例えば、白内障、分子時代、糖尿病、放射線被曝(例えば、航空機パイロット、放射線作業者、宇宙飛行士、癌患者に対する)、および/または眼毒性(例えば、全身性ステロイドおよび/または抗精神病薬への長期暴露に対する)に関連する、目の中の凝集の測定を実施することができる。
・神経変性疾患および/またはTSEを診断し、予後を提供することができる。
・薬物検査、例えば、前臨床および臨床哺乳類検査を実施することができる。
・診断測定中に、鼓動による被検者の目の運動を補うことができる。
・目の連続断面走査を実施することができる。
・網膜における照射の安全なレベルで目を維持しながら、目の測定の領域が十分に照射されてもよい。]
[0028] 本発明自体とともに、本発明のこれらの能力および他の能力は、以下の図、発明を実施するための形態、および請求項を再検討した後に、より完全に理解されるであろう。]
図面の簡単な説明

[0029] 図1は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の目の内側で散乱する光を測定する際に使用するための光散乱システムの予想図である。
図2は、図1に示されたコンピュータのブロック図である。
図3は、ペンシルおよび扇形ビームレーザの両方がオンになっている、図1に示されたシステムによって提供される目の断面像である。
図4は、ペンシルビームレーザのみがオンになっている、図1に示されたシステムによって提供される目の断面像である。
図5は、図1に示されたシステムを使用して、被検者の目から散乱する光を測定する過程のブロックフロー図である。
図6は、本発明のいくつかの実施形態による、蛍光リガンド走査を実施する過程のブロックフロー図である。
図7は、本発明のいくつかの実施形態による、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査を実施する過程のブロックフロー図である。
図8は、本発明のいくつかの実施形態による、データの取得のタイミングを示す概略図である。
図9は、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査を実施する前に、本発明のいくつかの実施形態による、検査設定情報および目の正面図および断面図を示す、サンプルディスプレイウィンドウである。
図10は、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査を行った後に、本発明のいくつかの実施形態による測定を示す、サンプルディスプレイウィンドウである。
図11は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の目の内側で測定値を採取するための走査シャインプルーク照射および走査シャインプルーク撮像システムのブロック図である。
図12は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の目の内側で散乱する光を測定する際に使用するための光散乱システムの一部分の側面図である。
図13は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の目の内側で散乱する光を測定する際に使用するための光散乱システムの斜視図である。
図14は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の頭に関して患者の目の内側で散乱する光を測定する際に使用するための光散乱システムの斜視図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図2 図3 図4 図5
実施例

[0030] (好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明のいくつかの実施形態は、診断目的で、被検者の目、例えば、ヒトの目の内側で散乱する光を測定するための技法を提供する。例えば、光散乱システムは、被検者の目の中へレーザビームを照らす、レーザアセンブリを含む。移送レンズが、測定鏡上に画像を形成する散乱レーザの焦点を合わせる。移送レンズと測定鏡との間で、光は、所望の位置で測定鏡上に画像を位置付けるように調整することができる、操縦可能な鏡から反射される。測定鏡は、散乱レーザ光のうちのいくらかが、単一の光子検出器を通過し、光子検出器によって検出され、ハードウェアまたはソフトウェア相関器によって分析されることを可能にする、ピンホールを有する。ピンホールを通過しない散乱レーザ光は、電荷結合素子(CCD)カメラに向かって測定鏡によって反射される。カメラは、散乱レーザ光の画像を得て、画像をコンピュータに提供する。コンピュータは、相関器から情報を、カメラから画像を得る。コンピュータは、測定された散乱光および目の内側の位置に関して、相関器(相関関数)の出力を分析して、目に疾患等の異常の兆候があるかどうかを決定することができる。コンピュータはさらに、目からの散乱光の画像を提供するように、かつ操縦鏡に制御信号を送信して、被検者の目の運動に合わせて調整するように、かつ目の所望の場所からの光が測定鏡のピンホールを通って方向づけられていることを確実にするのに役立つように、カメラからの画像情報を処理することができる。しかしながら、この光散乱システムは、例示的であり、本開示による他の実装が可能であるため、本発明を限定しない。]
[0031] 図1を参照すると、光散乱システム10は、光源12と、移送レンズ14と、操縦型鏡アセンブリ16と、測定鏡18と、CCDカメラ20と、相関器22と、コンピュータ24とを含む。光源12、移送レンズ14、鏡アセンブリ16、測定鏡18、およびCCDカメラ20の組み合わせは、光学ユニット11を形成する。光学ユニット11は、被検者の目26に器具を整合させる際に単一ユニットとして移動させられてもよい。システム10は、被検者の目26の中へレーザ光線を発射するように構成される。目26から散乱させられる光は、操縦型鏡アセンブリ16によって決定される位置で測定鏡18に焦点を合わせられる。鏡18に入射する光のいくらかは、光子検出器19に光を伝導する光ファイバ28へと、小さな穴38を通過する。検出器19は、分析のために相関器22にパルスを出力することができ、相関はまた、特定のハードウェア相関器、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせを伴わずに、ソフトウェアで実施することもできる。散乱光の他の部分は、鏡18からCCDカメラ20に方向づけられ、散乱光領域の画像は、コンピュータ24に提供される。コンピュータ24はまた、相関器によって受信される光の相関関数および強度測定を受信し、診断検査を行って被検者における疾患の可能性および疾患の種類を決定するように、かつ操縦型鏡アセンブリ16によって光の方向変更を制御して、光が測定され、相関器22に提供される目26における場所を制御するように、相関関数および強度測定を処理することができる。示されていないが、システム10は、必要に応じて光源の位置および/または角度の微調整を伴って、被検者の目26が光源12によって照射されるよう位置付けられるように、被検者の頭部を位置付けるのに役立つ顎当ておよび額当てを含む。] 図1
[0032] 光源12は、目26に複数のレーザビームを提供するように構成されてもよい。例えば、光源12は、ペンシルビーム30の複数部分を散乱させる目26に向かってレーザペンシルビーム20を発射するように構成されてもよい。ペンシルビーム30は、直線に沿って目26に深く浸透し、目26の内側の異なる物質によって様々な程度に散乱させられる。レーザ源12はさらに、目26に方向づけられる扇形ビームまたはスリットビーム32を提供するように構成されてもよい。扇形ビーム32は、同様に目26に深く浸透し、種々の物質によって異なる程度に散乱させられる、非常に細い平面的なビームである。扇形ビーム32は、被検者に器具11を整合させるのに操作者を支援するために使用される。整合中、目の照射は、1秒に数回、ペンシルビーム30から扇形ビーム32に変更され、戻される。測定中、好ましくは、ペンシルビーム30のみがオンにされる。]
[0033] レーザ光線30、32は、好ましくは、患者にとって可視的ではないか、わずかにしか可視的ではない波長であり、患者の目26にビーム30、32を照らすことが、患者への不快感を及ぼして患者の望ましくない動きをもたらし得るようなことがない。好ましくは、ビーム30、32の両方は、約400nm〜820nmの波長を有する。]
[0034] 移送レンズ14は、その長手方向軸がペンシルビーム30および扇形ビーム32に対して垂直な状態で配設される(すなわち、ビーム30、32の伝搬の方向)。ビーム30、32と移送レンズ14の軸との間の好ましくは90°の角度は、目26から受光される散乱光の標的領域の寸法を低減/最小限化するのに役立つ。移送レンズ14は、目26から測定鏡18上に散乱させられる光の焦点を合わせるように構成される。操縦型鏡アセンブリ16は、鏡34と、鏡駆動モータ36とを含む。鏡34が、移送レンズ14から焦点を合わせられた散乱光を受光し、測定鏡18上の散乱領域の焦点像に、ビーム30、32に対応するビーム40、42で、この光を方向づけ直すように、鏡34が構成され、アセンブリ16が位置付けられる。鏡34は、コンピュータ24から受信される制御信号に従って2つの軸で鏡34の角度を調整するように構成される、駆動モータ36に接続される。モータ36は、光が所望の相対位置で鏡18に入射するように(例えば、散乱光の所望の部分が鏡18の穴を通過するように)、鏡34を駆動して移送レンズ14からの散乱光を方向づけるように構成される。]
[0035] 測定鏡18は、操縦型鏡アセンブリ16からCCDカメラ20に光を反射するように構成および配置される。鏡18は、CCDカメラ20が、目26からの散乱光を画像化するためにビーム40、42から反射光を受光することができるように、鏡34から散乱光を反射する。穴38が、鏡18の中央に提供されてもよい。この穴38は、好ましくは、ピンホール(例えば、直径約50μm)である。穴は、散乱ビーム40からの光が光ファイバ28を通過し、光ファイバによって受光されることを可能にする。光ファイバ28は、電子インデックスを相関器22に提供する検出器19へとピンホール38を通過する、ビーム40の複数部分のインデックスを移送する。]
[0036] 検出器19は、光ファイバケーブル28を通して測定鏡18に接続される。検出器19は、ケーブル28から受光された光を電子パルスに変換するように、および相関器22にパルスを送信するように構成される。]
[0037] 相関器22は、検出器19から電子パルスを受信するように構成され、かつピンホール38を通して受光される光の光強度の変動を経時的に分析するように構成される。相関器22は、受光された光の強度のインデックスを使用して自己相関アルゴリズムを行い、目の水晶体26の中のタンパク質集合体のサイズを決定するように構成される。相関器22はさらに、コンピュータ24に接続され、かつ目の水晶体26の中のタンパク質集合体のサイズに関する情報をコンピュータ24に提供するように構成される。]
[0038] CCDカメラ20は、光ビーム40、42から、測定鏡18から反射された光を受光するように配置および構成される。カメラ20は、ピンホール38に焦点を合わせられるように、および目26によって散乱させられた反射光の画像を提供するように構成される。カメラ20は、反射光を処理して、扇形ビーム32およびペンシルビーム30から散乱させられた光による目の水晶体26の断面を示す画像を生じるように構成される。カメラ20はさらに、コンピュータ24に接続され、かつコンピュータ24による表示のために目26の画像に関する情報をコンピュータ24に提供するように構成される。]
[0039] コンピュータ24は、相関器およびカメラ20から情報を受信し、それに応じてこの情報を処理して、所望の情報を収集し、診断動作を実施するように構成される。コンピュータ24は、相関器22からの集合体の種類およびサイズの指標を処理して、疾患の兆候を決定することができる。コンピュータ24は、カメラ20からの目26の画像を処理し、鏡34の位置付けを調整して、ビーム40の散乱光のどの部分がピンホール38に入射するのかを制御するようにアセンブリ16に制御信号を提供することができる。]
[0040] また、図2も参照すると、コンピュータシステム24は、プロセッサ82と、メモリ84と、ディスクドライブ86と、ディスプレイ88と、キーボード90と、マウス92とを含む。プロセッサ82は、Intel(登録商標)Corporation製のもの等のパーソナルコンピュータ中央処理装置(CPU)となり得る。メモリ84は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読み出し専用メモリ(ROM)を含む。ディスクドライブ86は、ハードディスクドライブを含み、かつフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、および/またはzipドライブを含むことができる。ディスプレイ88は、陰極線管(CRT)であるが、他の形態のディスプレイ、例えば、TFTディスプレイを含む液晶ディスプレイ(LCD)が、受諾可能である。キーボード90およびマウス92は、ユーザ用のデータ入力機構(図示せず)を提供する。構成要素82、84、86、88、90、および92は、バス94によって接続される。コンピュータシステム24は、例えば、メモリ84に、以下で説明される機能を果たして、目26によって散乱させられる光を画像化および分析するようにプロセッサ82を制御するためのコンピュータ可読でコンピュータ実行可能な命令を含有する、ソフトウェアコードを記憶することができる。] 図2
[0041] また、図3−4も参照すると、コンピュータ24は、ビーム30、32の散乱光から目26の画像50を生じるように構成される。画像50の中で示されるように、光は、角膜において有意な強度で散乱させられ、画像50の中の輝点52として現れる。ペンシルビーム30がさらに目26の中へ入るにつれて、光は目26の硝子体液領域54によって有意に散乱させられず、したがって、画像50の中の暗い領域として現れる。画像50の中で左に移動して、光は、水晶体嚢、核上領域58、および目26の核60の中のIV型コラーゲンにより、水晶体嚢56によって有意に散乱させられる。有意な散乱は、カメラ20によって受光される散乱光の増加した強度により、画像50の中に示される明るい部分をもたらす。また、プルキンエ点である、輝点53が、角膜から反射する光によって引き起こされる。] 図3
[0042] カメラ20は、約30画像/秒を生じ、当業者であれば、他のフーレムレートも使用されてもよいことを理解する。相関関数は、約1ミリ秒から1秒の間の時間枠で取得される。通常は、目の所与の点に焦点を合わせた測定11により、5つの相関関数が目26の各位置で得られる。例えば、被検者の鼓動ならびに他の要因による圧力上昇により、目26の正常な運動は、通常は、情報を得て相関関数を生じるために使用される時間の間に、目26を動かす。そのような運動は、生じるデータの有効性、したがって実施される測定の有効性、結果として診断結果を低減し得る。システム10、特にコンピュータ24は、好ましくは、目26の運動を補うことによって、画像50を安定させるのに役立つように構成される。]
[0043] 測定を実施する時は、好ましくは、ペンシルビーム30のみがオンにされ、追跡機構が動作中である。図4を参照すると、コンピュータ24は、種々の原因による目26の運動に適応することができる。例えば、衝動性眼球運動、瞬き、(例えば、鼓動による)脈動、または目26の随意運動は、コンピュータ制御信号の追跡機構およびモータ36を使用して適応させることができる。コンピュータ24は、レーザビーム30が2つの既知の領域の間と通過する位置を決定し、目26の特定部分の位置を特定する際に使用するため、および目26の所望の位置についてピンホール38を通してデータを収集するために鏡34を調整する際に使用するための、基準点を決定することができる。例えば、コンピュータ24は、水晶体嚢56と硝子体液領域54との間の界面に対応する前水晶体嚢界面61、後水晶体嚢界面63、外気・角膜界面65、角膜・房水領域界面67、硝子体液・網膜界面等の場所を決定することができる。界面61については、コンピュータ24は、角膜52が画像50の中で右から左に移動した後に、散乱強度が急激に上昇する場所を決定することによって、レーザビーム30が房水領域54から前水晶体嚢56に入る位置を決定することができる。上記の界面のうちのいずれかを、測定、マッピング、および追跡のための基準点として使用することができる。] 図4
[0044] コンピュータ24は、取り込まれた画像50の中で、前水晶体嚢界面61付近の基準点の場所に、マーカー、例えば、「X」55を設置して、適正な追跡動作の将来的な視覚確認を可能にする。ピンホール38に対応するピックアップ点66は、画像50の中の同じピクセルアドレスにとどまる。目26における所望のピックアップ点64は、水晶体嚢56から測定される特定数のピクセルとなるように、設定画面中で設定される。水晶体嚢56、所望のピックアップ点64、および実際のピックアップ点66のピクセル位置が分かると、コンピュータ24は、所望のピックアップ点64と実際のピックアップ点66との間の存在している誤差を計算し、鏡34を移動させて、この差異を補うことができる。この動作は、目26における所望の位置64で実際のピックアップ点66を維持するように、(例えば)1秒に30回実施される。コンピュータ24は、このようにして、水晶体嚢56の現在位置を決定することができる。コンピュータ24は、画像50の中の水晶体嚢56の現在位置から水晶体嚢56の所望の位置までのピクセルの距離を決定することができる。決定された距離は、(例えば)目26の現在位置から、カメラ20の視野、したがって画像50に対する所望の位置までの水平距離である。コンピュータ24は、画像50の中の目26の実際の水平位置が、画像50の中の目26の所望の水平位置であるように、アセンブリ16に制御信号を送信して、モータ36に鏡34を移動させることができる。コンピュータ24は、目26の測定中に、これらの調整を行い続ける。コンピュータ24はさらに、目26の現在位置と所望の位置との間の相対垂直距離を決定し、モータ36に制御信号を送信して、目26の垂直運動を補うように、モータ36に鏡34を調整させることができる。コンピュータ24は、経時的に得られた情報を分析し、目26の運動または瞬きにより、どの情報が破棄されるべきかを決定することができる。コンピュータ24は、目の運動または瞬きによって損なわれていない(または、運動が十分に補われた)情報を保持し、目の運動または瞬きによって損なわれた(または、運動が十分に補われなかった)情報を破棄することができる。]
[0045] 初期整合手順の一部として、コンピュータ24はさらに、両方のレーザビーム30、32がオンにされた状態で、画像50に楕円68を重ね合わせるように構成されてもよい。楕円68は、好ましくは、目26の瞳孔70と整合するようにサイズ決定され、配置される。楕円68は、例えば、キーボード90またはマウス92を使用して、コンピュータ24のユーザによって手動でサイズ決定することができる。ユーザは、水晶体の種々の領域(皮質57、核上58、核60)の間の境界を選択し、各領域内で収集されるデータを有するために、画像50を使用することができる。ユーザは、楕円68を挿入するか、または重ね合わせることを選択し、被検者に対して光学ユニット11を移動させることによって、目26の画像50を移動させることができる。楕円68が目26の瞳孔70に合致し、被検者が標的(図示せず)を凝視しているように光学ユニット11が位置付けられると、レーザビーム30は、目26の水晶体における独自の経路を通過し、1つの測定セッションから別のセッションに再現可能な位置で、測定が実施されてもよい。ユーザは、例えば、楕円68を選択し、カーソルをドラッグして楕円68のいずれか一方の軸でサイズを調整することによって、楕円68をサイズ決定することができる。この整合手順を使用して、被検者に実施される手技または投与される薬剤の成功を評価するように、目26の手術または薬剤の投与等の手技の前後に、同被検者を分析することができる。]
[0046] コンピュータ24はさらに、目の画像50を領域に分けるように構成されてもよい。図3に示されるように、コンピュータ24は、画像50の強度を分析し、画像50を、目26の皮質57、核上58、および核60領域に分けることができる。コンピュータ24は、アセンブリ16を制御して測定領域64の位置を決定するために、目の画像50の区分化を使用することができる。例えば、コンピュータ24は、核上58または核60領域の光の散乱強度を測定することを特異的に選択することができる。具体的には、コンピュータ24は、例えば、角膜52に対する目26の内側の4つの異なる深度で、測定領域64を使用して、測定を実施させることができる。] 図3
[0047] システム10は、単一のプラットフォーム/デバイスで準弾性光走査(QLS)および他の形態の走査の両方を実施するために使用することができる。例えば、特定種類のアイテム、例えば、疾患を示す集合体に結合または付着し、かつ特徴的に検出することができる方法で光に反応する、造影剤を導入することができる。好ましくは、造影剤は、光に反応して蛍光を発するように構成され、その場合、走査は蛍光リガンド走査(FLS)と呼ばれる。造影剤は、種々の方法で、例えば、点眼薬、クリーム、ローション、軟膏、全身的方法等を通して、目に導入することができる。光源12は、特定の造影剤に適切な波長および偏光特性を有する。例えば、造影剤が蛍光物質であれば、波長は、好ましくは、造影剤の吸収スペクトルのピークに同調される。光源12は、造影剤が反応する光の波長に同調することができ、ピンホール38を通過する、結果として生じる画像部分は、集合体の存在および量を決定することができるように、コンピュータ24によって分析することができる。造影剤は、発色団(可視光スペクトルにおける比色である)、光に反応して蛍光を発する蛍光物質(例えば、蛍光プローブ)、または可視光または非可視光(例えば、赤外光)に特徴的かつ検出可能に反応する他の物質等の、種々の形態を成すことができる。特徴的な反応は独特である必要はないが、もしあれば、造影剤以外の関心の領域中の物質の反応とは(例えば、波長および/または反応の程度が)異なるようなものである。蛍光造影剤は、好ましくは、目26の中の物質とは異なる光の波長および/または(蛍光波長において)目26の中の物質よりも多い量で、蛍光を発する。例示的な蛍光物質は、米国特許第6,849,249号(その全体で参照することにより本明細書に組込まれる)で論議されており、クリサミンまたは{(トランス,トランス),−1−ブロモ−2,5−ビス−(3−ヒドロキシカルボニル−4−ヒドロキシ)スチルベンゼン(BSB)}等のクリサミン誘導体を含む。システム10はまた、QLSおよびFLS測定の両方に同じカメラ20を使用することもできる。システム10は、FLSおよびスリットビーム32で光学的区分を行い、目26のマッピング(例えば、目26の区分)を支援することができる。2つのビーム30、32から散乱される光は、示されるような画像50上に共同で合わせることができる。さらに、コンピュータ24は、QLS測定を確認するためにFLS測定を使用することができ、および/または、FLS測定および診断結果を確認するためにQLS測定を使用することができる。]
[0048] したがって、システム10は、哺乳類、例えば、ヒト被検者の眼組織を、アミロイドタンパク質またはプレアミロイドタンパク質集合体に結合する検出可能に標識された化合物と接触させることによって、診断目的で使用することができる。化合物は、β−プリーツシート含有タンパク質と比較して、アミロイドタンパク質に優先的に結合する。好ましくは、検出可能に標識された化合物は、蛍光プローブを含有する。例えば、蛍光プローブまたは蛍光物質は、クリサミンまたは{(トランス,トランス),−1−ブロモ−2,5−ビス−(3−ヒドロキシカルボニル−4−ヒドロキシ)スチルベンゼン(BSB)}等のクリサミン誘導体化合物である。クリサミンGおよびその誘導体が、当技術分野で公知である(例えば、米国特許第6,133,259号、第6,168,776号、第6,114,175号)。これらの化合物は、Aβペプチドに結合するが、蛍光性ではない。診断方法は、目の中のAβペプチドを検出するために、極めて脂溶性の蛍光アミロイド結合クリサミンGを利用する。生物学的に利用可能な脂溶性蛍光プローブも、使用されてもよい。そのような蛍光物質およびプローブは、例えば、Molecular Probes,Inc.(Eugene,OR)から市販されている。いくつかの染料、例えば、X−34または{(トランス,トランス),−1−ブロモ−2,5−ビス−(3−ヒドロキシカルボニル−4−ヒドロキシ)スチルベンゼン(BSB)}(Styren et al., 2000,J.Histochem.48:1223−1232;Link et al.,2001,Neurobiol.Aging22:217−226;およびSkrovonsky et al.,2000,Proc.Natl.,Acad.Sci.U.S.A.97:7609−7614)が、(眼組織ではなく)脳組織を分析するために使用されてきた。これらのプローブは、青緑色範囲の光を放射し、したがって、診断に関連する蛍光のレベルは、青緑色範囲のヒト水晶体の自己蛍光の量を超える。他の有用な化合物は、Me−X04(1,4−ビス(4’−ヒドロキシスチル)−2−メトキシベンゼン)等の検出可能なメトキシ剤を含む。他のメトキシ剤は、例えば、クリサミンまたは{(トランス,トランス),−1−ブロモ−2,5−ビス−(3−ヒドロキシカルボニル−4−ヒドロキシ)スチルベンゼン(BSB)}等のクリサミン誘導体化合物を含む。そのような化合物は、Mathis et al.,Curr.Pharm.Des.,vol.10(13):1469−93(2004)、米国特許第6,417,178号、第6,168,776号、第6,133,259号、および第6,114,175号で説明されており、これらの各々の全体が本明細書に参考として援用される。チオフラビンT、チオフラビンS、またはコンゴレッド染料等の非特異的アミロイド親和性プローブも、使用されてもよい。]
[0049] システム10、特にコンピュータ24は、測定結果のフォトドキュメンテーションを提供することができる。コンピュータ24は、得られた全てのFLS番号について、FLS番号を決定するために分析された画像50の中のどこから光が発生したかという指標を提供することができる。このようにして、コンピュータ24は、種々のFLS指標が発生した領域を文書化することができる。次いで、FLS番号が特定の疾患または他の原因に対応するかどうかを決定するために、FLS番号および対応する関心の領域を使用することができる。目26の一領域中の集合体を示す指標またはFLS番号が、疾患または他の異常を示してもよい一方で、目26の異なる領域中の同じFLS番号は、無害であってもよい。したがって、コンピュータ24は、好ましくは、測定されたFLS番号を、FLS番号に達するように測定が実施された目26の内側の対応する領域と関連付ける。]
[0050] コンピュータ24はさらに、目26の異なる部分を分析して、画像50の中の強度ピーク間の距離を決定してもよい。例えば、強度ピークは、例えば、眼内インプラントを選択する際に使用するための目26の深度、例えば、被検者の目26に埋め込むための人工眼内レンズ(IOL)のサイズを決定するために使用することができる。したがって、システム10は、非侵襲的に使用するように適切な眼内インプラントを決定するために、使用することができる。システム10はまた、前房の深度、角膜および水晶体の厚さ等を決定するために使用することもできる。]
[0051] 図1−3をさらに参照して、図5を参照すると、システム10を使用して被検者の目26の中の物体を測定および分析するための過程110は、示された段階を含む。過程110は、システム10を使用してFLSおよび/またはQLSを実施するために使用することができる。しかしながら、過程110は、例示的にすぎず、限定的ではない。過程110は、例えば、段階を追加、除去、または再編成することによって、修正されてもよい。] 図1 図5
[0052] 段階112では、レーザ源12が、被検者の目26にレーザのビーム30、32を照らす。ビーム32は、目26の断面を画像化することができるように、レーザ赤外光の平面を提供する。扇形ビーム32は、断面像50が形成されることを可能にする一方で、ペンシルビーム30は、集合体等の顕著な特性について目の異なる領域を分析するための焦点を合わせられた光を提供する。]
[0053] 段階114では、レーザビーム30、32から目26によって散乱させられる光が画像化される。目26によって散乱させられる光は、好ましくは、入射ビーム伝搬方向に対して90°で収集される。目26によって散乱させられる光は、レンズ14によって測定鏡18に焦点を合わせられる。測定鏡18は、受光された光を処理して目26の断面像50を形成するカメラ20に、散乱光を反射する。断面像50は、ビーム30により散乱させられた光のオーバーレイを伴う目26の断面図である。断面像50は、好ましくは、角膜、水晶体、および目26の核の一部を含む、目26の前部である。画像情報は、コンピュータのモニタ88に表示するために、カメラ20によってコンピュータ24に提供される。]
[0054] 段階116では、楕円68が目26の画像50を覆って位置付けられる。器具10のユーザによって、光学ユニット11を位置付けることができ、楕円68を手動でサイズ決定することができる。例えば、楕円が目26の瞳孔に対応するように、楕円68がサイズ決定され、光学ユニット11が移動させられる。楕円68は、過程110を同じ目26の上で異なる時に繰り返すことができるように、目26の上に繰り返し位置付けることができ、経時的な目26の変化と比較するよう、目26の同じ領域について測定を確実に実施することができるように、目26の一貫した測定を可能にする。]
[0055] 段階118では、目26の内側の種々の領域が識別される。これは、キーボード90および/またはマウス92等の入力デバイスを操作するコンピュータ24のユーザによって手動で、またはコンピュータ24によって自動的に実施することができる。自動的に実施される場合、コンピュータ24は、画像50の強度パターンを分析し、目の画像の強度分布の既知の性質を考慮して目26の種々の領域を識別する。コンピュータ24は、ビーム30の伝搬の方向に沿って移動し、画像50の中の広い高強度領域を見出すことによって、角膜52を識別し、画像50の中の目26の内側部分に向かって移動し、画像強度が低強度の広い領域の後に有意である次の場所を見出すことによって、水晶体嚢56を識別する。コンピュータ24は、線62に沿ってビーム32によって散乱させられた絶対および/または相対強度レベルを分析することにより、皮質57、核上58、および核60領域を識別することによって、画像50をさらに区切る。コンピュータ24は、例えば、種々の物体と目26の領域との間のピクセルの数の指標として、角膜56と目26の内側の種々の領域との間の距離の指標を記憶する。]
[0056] 段階120では、目26の所望の領域を測定するように、ビーム30からの散乱光が、測定鏡18のピンホール38に方向づけられる。コンピュータ24は、モータ36に制御信号を送信して鏡34を駆動および操縦し、目26の所望の領域からピンホール38へ、ビーム30から散乱させられた光を方向づける。コンピュータ24は、測定が実施されることが所望される、目26の所望の領域を決定する。コンピュータ24は、ピンホール38に対応する測定領域66が所望の測定領域64に位置付けられるように、モータ36に制御信号を送信して鏡34を2つの軸で操縦する。コンピュータ24は、目26の内側の一式の所望の領域、例えば、皮質、核上内の2つの測定、および核内の1つの測定等の、目の異なる領域に対応する一式の4つの領域に、測定領域64を位置付けることができる。他の量の測定および/または領域、または領域内の測定の分布が、使用されてもよい。さらに、コンピュータ24は、例えば、特定の異常を診断するために、特定の領域または特定の場所に測定領域64を位置付けて、目26の内側の特定の位置で目26の特性を測定してもよい。例えば、測定領域64は、アルツハイマー病、他の神経変性疾患、TSE等に対応する集合体についてナビゲーションするように、核上58に設置することができる。ピンホール38に対応する測定領域から受光される散乱光は、収集され、光ファイバケーブル28を通して検出器19に伝送され、検出された信号は、相関器22に送信される。相関器22は、相関関数を計算して、受光された光の強度を経時的に分析し、例えば、目26の内側の異常の決定のために、この分析の指標をコンピュータ24に提供する。]
[0057] 段階120の間に実施される段階122では、システム10が、目26の運動に適応する。コンピュータ24は、水晶体嚢56の所望の場所に対して、目26の特定部分、例えば、水晶体嚢の場所を決定するように画像50を分析し、鏡34の角度を調整して目26の運動に適応するようにモータ36に制御信号を送信する。したがって、システム10は、目26の比較的安定した画像を提供することができ、測定された光強度が、目26の内側の所望の検査場所内の集合体の存在または非存在および集合体の種類を正確に反映するように、目26の内側の比較的安定した場所から測定値を採取することができる。]
[0058] 段階124では、コンピュータ24が、診断目的で相関器22からの測定結果を分析する。コンピュータ24は、目26の内側の測定領域64の場所の知識と併せて、相関器22からのデータを分析する。この情報を使用して、コンピュータ24は、目26の内側の集合体または他の物体の存在および種類を決定し、例えば、コンピュータのディスプレイ88を通して、ユーザに、目26の内側の物体の存在、非存在、および/または種類を提供することができる。]
[0059] 図1−3をさらに参照して、図6を参照すると、被検者の目26にFLSを実施するための過程150は、示された段階を含む。しかしながら、過程150は、例示的にすぎず、限定的ではない。過程150は、例えば、段階を追加、除去、または再編成することによって、修正されてもよい。例えば、段階152が除去されてもよく、段階156が、測定された強度を以前に測定された強度と比較するステップを排除するように修正されてもよい。さらに、光に応じて蛍光を測定するステップが以下で論議されるが、過程150は、上記で論議されるように、他の形態のエネルギーを使用する、および/または他の特性を測定するように修正することができる。] 図1 図6
[0060] 段階152では、目26が照射され、蛍光が測定される。目26は光源で照射され、照射に反応して目26から放射される蛍光が測定され、記録される。放射された蛍光の規模およびこれらの規模の場所が、相関され、記録される。]
[0061] 段階154では、造影剤が目26に導入される。造影剤は、目26に存在してもよい関心の物質/物体に結合するように構成され、光源からの光に反応して蛍光を放射するように構成される。造影剤は、種々の方式で、例えば、目26に投与される点眼薬を通して、静脈内投与等で、導入されてもよい。]
[0062] 段階156では、目26が光源からの光で照射され、目26からの蛍光が測定される。強度の規模および場所が、相関され、記憶され、段階152で記録された規模と比較され、段階152および156において同様の場所から測定された規模が比較される。比較は、規模の差異を分析するステップと、関心の物質/物体の存在、および実際に目26に存在する場合は物質/物体の量を決定するステップとを含む。アルツハイマー病等の疾患の存在および/または病期等の被検者の病状等の、関心の物質/物体の存在および/または量の示唆に関して、結論を決定することができる。]
[0063] システム10のいくつかの実施形態は、QLSおよびFLS技術の両方を統合して、所定の生物学的物質(例えば、1つ以上のタンパク質)の非侵襲性定量的測定が、疾患(例えば、アルツハイマー病)の早期発見のために、水晶体の特定領域中の堆積物を検査し、測定することを可能にしてもよい。例えば、システムは、水晶体の核上領域中のβ−アミロイド集合体を識別することによって、アルツハイマー病の診断(例えば、スクリーニング)を支援するために使用されてもよい。このためには、QLSは、目の中の物質および/または物体の相対量の定量的尺度を提供し、FLSは、そのような物質および/または物体が目の中に位置する場合に、それらの視覚的識別を提供する。]
[0064] いくつかの実施形態によれば、QLSおよびFLS測定は、目の同じ解剖学的領域から実施されてもよい。断面像上で基準点を選択することによって、検流計が、780nmレーザについて(例えば、ソフトウェアによって)位置付けられてもよく、ステッピングモータが、操作者によって特定された解剖学的場所でデータを収集するように、405nmレーザについて位置付けられてもよい。場所は、選択され基準点の周囲の200ミクロンエリアとして画定されてもよい。]
[0065] 図8−10をさらに参照して、図7を参照すると、システム10を使用して被検者の目26の中の物体を測定し、分析するための過程151は、示された段階を含む。過程151は、システム10でQLSおよびFLS技術を使用して実施される。しかしながら、過程151は、例示的にすぎず、限定的ではない。過程151は、例えば、段階を追加、除去、または再編成することによって、修正されてもよい。] 図7 図8
[0066] 段階153では、操作者が、図9に示されるような表示スクリーン上に表示された正面図および/または断面図から、測定される目26の解剖学的領域を選択してもよい(例えば、断面像上でクリックするために、キーボード90またはマウス92を使用する)。解剖学的領域は、指定されてもよい。段階155では、データ収集および測定分析が開始する。解剖学的領域の場所は、選択された解剖学的場所における全ての断面像上でマークする(例えば、マークを重ね合わせることによって)ように、(例えば、ソフトウェア処理を介して)記録されてもよい。正面像については、画像の中央の瞳孔と同様のサイズの円が、(例えば、ソフトウェア制御を介して)重ね合わせられてもよい。システムのいくつかの実施形態は、図8に示されるように、各測定サイクルにわたって、QLSおよびFLSのうちの少なくとも1つに対する60ミリ秒のデータを収集してもよい。被検者を再整合させることなく、10回ほどの測定が、立て続けに自動的に実施されてもよい。これは、1つ以上のデータセットが被検者の運動により損なわれた場合に、被検者の再検査を必要とすることなく、いくつかのデータセットの収集を可能にする。受諾可能な検査の選択は、データセットを受け取る前に操作者によって手動で、またはコンピュータによって自動的に実施されてもよい。] 図8 図9
[0067] 段階157では、システム10が、QLSおよびFLS測定結果の報告を提供する。図10を参照すると、いくつかの実施形態は、操作者の再検討のために、各測定の一連の画面上および/または印刷可能報告を提供する、ソフトウェアを含んでもよい。報告は、検査設定、データ収集の場所を画定し、特徴付ける各測定と関連する画像、各データセットに対する平均QLS強度(ID−QLS)および平均FLS強度(ID−FLS)、各データセットの受諾または拒否について評価するようにQLSおよびFLSの両方について図式形態で提供される自己相関関数、および自己相関データへの指数関数適合に基づく曲線適合パラメータのうちの1つ以上を備えてもよく、それは、いくつかの実施形態ではデータの分析で使用されなくてもよい。] 図10
[0068] QLSに関して、光強度の測定は、例えば、60ミリ秒以下の少ない時間増分で、検出器19から光子の光強度を収集することによって実施されてもよい。わずかな時間間隔で検出器19から光強度を収集することによって、経時的に強度の自己相関関数を計算する(例えば、ソフトウェアを使用して)ことが可能である。次いで、自己相関関数は、流体基質に存在する粒子の相対サイズを計算するために使用することができる。いくつかの実施形態では、自己相関関数が被検者の運動等の測定アーチファクトに敏感であるため、自己相関関数は、QLS測定の品質を評価するために使用されてもよい。]
[0069] カウント毎秒の測定時間にわたる平均強度が、(例えば、ソフトウェアを介して)報告されてもよい。いくつかの実施形態では、これらの測定は、表計算形式で別個に分析されてもよい。いくつかの実施形態では、分析用の1次QLS尺度は、照明源(例えば、光源12)に対してある角度で設置される検出器19によって捕捉される、波長の光子の毎秒の平均強度(ID−QLS)である。光の波長は、例えば、785nmであってもよく、検出器19の入射角は、照明源の伝搬の線に対して90度であってもよい。測定は、目26の水晶体の核上および核領域の両方で実施されてもよい。水晶体の核領域は、β−アミロイドを発現せず、したがって、内部対照尺度の役割を果たす。統計分析の尺度は、目の核上領域中の散乱光の平均強度(ID−QLS−SN)と、目の核領域中の散乱光の平均強度(ID−QLS−N)との間の比(QLSNorm)である。]
[0070] いくつかの実施形態では、QLSNormの値は、病状に直接相関してもよく、そのようなものとして、臨床的病状の増加(すなわち、目の中の物質および/または物体凝集の増加した量)とともに増加する。すなわち、散乱光強度が経時的に増加する場合、潜在的診断を実施することができ、目によって反射される散乱光の強度レベルを測定することによって、臨床医および/または医師が患者の疾患の進行を追跡することを可能にする。加えて、散乱光強度の増加はまた、臨床医、医師、および/または研究者が、臨床試験設定で疾患に対する薬剤の有効性を監視することを可能にしてもよい。]
[0071] FLSに関して、測定は、蛍光放射ピークにおける光子の数を収集し、例えば、帯域通過フィルタリングによって、他の波長を除外することによって、実施されてもよい。β−アミロイドタンパク質に結合するための例示的な化合物は、480〜520nmのピーク吸収スペクトルを有する、Methoxy−X04およびMethoxy X−34を無制限に含む。わずかな時間間隔で検出器19から光強度を収集することによって、システム10は、経時的に蛍光強度の自己相関関数を計算することが可能である。]
[0072] カウント毎秒の測定時間にわたる平均蛍光強度は、視覚表示または印刷のいずれか一方によって報告されてもよい。測定はまた、表計算形式で別個に分析されてもよい。いくつかの実施形態では、分析用の1次FLS尺度は、FLS照明源(例えば、光源12)に共焦点的に整合される検出器19によって捕捉される、波長の光子の毎秒の平均強度(ID−FLS)である。光の波長は、例えば、480〜520nmであってもよい。測定は、目26の水晶体の核上および核領域の両方で実施されてもよい。水晶体の核領域は、β−アミロイドを発現せず、したがって、内部対照尺度の役割を果たす。したがって、統計分析の尺度は、目の核上領域中の散乱光の平均蛍光強度(ID−FLS−SN)と、目の核領域中の散乱光の平均蛍光強度(ID−FLS−N)との間の比(FLSNorm)であってもよい。]
[0073] いくつかの実施形態では、FLSNormの値は、病状に直接相関してもよく、そのようなものとして、臨床的病状の増加(すなわち、目の中の物質および/または物体凝集の増加した量)とともに増加する。言い換えれば、蛍光が経時的に増加する場合、潜在的診断を実施することができ、蛍光のレベルを測定することによって、臨床医および/または医師が患者の疾患の進行を追跡することを可能にする。加えて、蛍光の増加はまた、臨床医、医師、および/または研究者が、臨床試験設定で疾患に対する薬剤の有効性を監視することを可能にしてもよい。]
[0074] 付加的な実施形態は、目26に造影剤(例えば、リガンド)を投与する前に、測定された蛍光強度の差異を決定するステップを含んでもよい。より具体的には、目26が、最初に光源で照射されてもよく、照射に反応して目26から放射される蛍光の強度(IBaseline)の規模が、測定され、記録されてもよい。目26の中に存在する場合がある関心の物質および/または物体に結合するように構成され、かつ照射に反応して蛍光を発するように構成される造影剤が、目26に導入されてもよい。造影剤が導入されてもよい目の1つの場所は、目26の水晶体の核上領域である。目26が光源で照射されると、照射に反応して目26から放射される蛍光の強度(IImaging Agent)の規模が、測定され、記録されてもよい。したがって、いくつかの実施形態では、統計分析の尺度が、これら2つの強度の間の差異(IDIFF)であってもよい。
IDIFF=IImaging Agent−IBaseline
いくつかの実施形態では、IImaging Agentは、結合剤の流出が発生した後の24時間以内に目26から放射される蛍光の強度の測定値または規模であってもよい。さらに、いくつかの実施形態では、測定は、目の水晶体の核上領域中で実施されてもよい。]
[0075] いくつかの実施形態は、目の中に蓄積した生物学的物質、例えば、β−アミロイドの尺度としてのQLSおよびFLS測定の精度および有用性を評価するための追加尺度を含んでもよい。一実施形態は、複合測定基準においてQLSおよびFLS尺度の両方を結び付ける複合尺度であってもよい。この分析は、偽陽性結果または矛盾する結果の可能性に対処するために採用されてもよい。これは、QLSが(疾患の種類ではなく)疾患の進行のより敏感な測定基準を提供してもよく、およびFLSがβ−アミロイド(アルツハイマー病の選択的マーカー)の有無に対する敏感な尺度を提供してもよいという可能性を考慮している。複合尺度Nxは、QLSNormおよびFLSNormの積として計算されてもよい。
Nx=QLSNorm×FLSNorm
加えて、いくつかの実施形態では、測定「品質」の操作者の解釈のために指定期間にわたって強度データをグラフにするために、線形およびマルチタウ自己相関アルゴリズムが採用されてもよい。QLSの以前の臨床研究は、相関関数がデータ収集中の運動アーチファクトの敏感な測定であることを見出している。方程式y(t)=Ie−ktに基づいて(例えば、ソフトウェアを使用して)、相関関数のユーザ選択可能な「高速」および「低速」領域中で曲線が適合されてもよく、式中、Iは、平均強度(振幅)であり、kは、減衰時定数(ガンマ)である。この分析は、病状の決定において有用であってもよい。]
[0076] さらに、いくつかの実施形態では、各測定は、最大10グループの60ミリ秒のQLSおよびFLS測定(1グループあたり合計120秒の測定)から成ってもよい。各測定グループは、測定の場所を画定するように、30ミリ秒の画像取得によって分離されてもよい。画像および測定の組み合わせは、各検査を画定してもよい。平均値、自己相関関数、および画像を含む、検査は、操作者に報告され、操作者によって評価されてもよい。測定は、データ測定に含まれる、少なくとも5つの受諾可能な尺度を生じることが予期されてもよい。]
[0077] いくつかの実施形態では、初期予備研究のための経時的測定が、X軸上に時間を、Y軸上に各平均強度を伴う、X−Y散布図として報告されてもよい。加えて、各時点における各被検者およびグループの平均および標準偏差が報告される。造影剤の適用後の測定のための最適な時間は、正常群と疾患群との間でFLSNormおよびNxの最大の分離を提供する時間として選択されてもよい。次いで、この時間は、検査方法を標準化するために、以降の研究で使用されてもよい。]
[0078] いくつかの実施形態では、各被検者は、造影剤を用いずにQLSおよびFLSの両方で検査されてもよい。このデータは、造影剤の適用後のQLS測定と比較するための対照を提供してもよい。仮説として、造影剤は、造影剤の状態とは無関係に、各患者の測定の時間的経過の全体を通して一貫したままとなるべきである、QLS測定に影響を及ぼさない場合がある。被検者内および被検者間のQLSNormの平均値は、造影剤を用いた、または用いていない、QLS尺度の差異について、このデータを評価するように、ノンパラメトリック符号付き順位検定を使用して評価されてもよい。]
[0079] システム10は、異なる診断目的で幅広い適用性を有する。例えば、システム10は、被検者内の種々の種類の疾患または他の種類の異常を診断するための集合体を決定するために、上記で説明されるように使用することができる。]
[0080] システム10はさらに、被検者の目26に挿入される、眼内インプラント、例えば、人工眼内レンズのサイズを選択する際に使用するために、被検者の目の深度を決定するために使用することができる。]
[0081] さらに、システム10はまた、麻酔を使用せずにFLSおよび/またはQLSを実施するために使用することもできる。動物への麻酔の使用は、麻酔をかけられたヒト以外の動物の目の脱水により、QLSを実施する能力を阻害する。しかしながら、システム10は、麻酔なしでQLSを実施することができ、したがって、測定およびそのような測定からの診断結果の品質を改善する。]
[0082] いくつかの実施形態では、レーザ源12以外の光源を使用することができる。例えば、光源は、本質的に全方向性である(例えば、電球)、および/または扇形ビームを提供することができる、および/またはペンシルビームを提供することができる、広域スペクトル光源であってもよい。一種類の方向性、または異なる方向性の組み合わせを提供するために、1つ以上の光源が使用されてもよい。さらに、光スペクトル外のエネルギーに反応する造影剤と組み合わせて、光スペクトル外のエネルギーを提供する1つ以上のエネルギー源が使用されてもよい。例えば、マイクロ波、無線周波エネルギー、磁場等に反応する、造影剤を使用することができる。適切なエネルギー形態に反応する1つ以上の造影剤と組み合わせて、光エネルギーまたは非光エネルギー両方をまとめて提供する複数のエネルギー源、または該エネルギーを提供する単一のエネルギー源も、使用されてもよい。これらの技法の使用は、造影剤の蛍光放射をもたらさない場合があるが、これらの技法は、FLSの一部と見なすことができる。]
[0083] 図11は、本発明のいくつかの実施形態による、シャインプルーク照射および撮像システム160を示し、それは、光源162、光走査システム164、一対の平面対物レンズ166および170、二色性ビームスプリッタ172、スリットを伴う一対の鏡174および176、一対の検出器178および180、一対のCCDカメラ182および184、自己相関器186、コンピュータおよびモニタ188、および検眼鏡190のうちの1つ以上(好ましくは全て)を含んでもよい。シャインプルーク照射および撮像システム160は、検眼鏡190で患者の目にシステムを整合させる単一ユニットとして移動させられてもよい。システム160は、被検者の目168の中へレーザ光線を発射するように構成され、その場合、第2の対物レンズ170および二色性ビームスプリッタ172によって、目168から散乱させられた光が、それぞれ174、176の上で、スリットを伴う鏡に焦点を合わせられる。各鏡174、176に入射する光のいくらかは、それぞれ、QLSおよびFLS検出器180、178へと、各鏡の上のスリットを通過してもよい。] 図11
[0084] 検出器178、180のうちの少なくとも1つ、好ましくは両方が、分析のために自己相関器186に出力することができる。散乱光の他の部分が、それぞれ、鏡174、176からCCDカメラ182、184に方向づけられてもよく、散乱光および蛍光領域の画像が、コンピュータ188に提供されてもよい。コンピュータ188はまた、相関器によって受信される光の相関関数および強度測定を受信し、相関関数および強度測定を処理して診断検査を行い、被検者の疾患の可能性および疾患の種類を決定することもできる。コンピュータ制御システムは、好ましくは、カスタマイズされたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を通して、システムのいくつかの局面、および好ましくは全ての局面を監視する。画像収集ソフトウェアは、画像を収集し、それらを分析のためにファイルに記憶してもよい(ファイルは、以前に開示されているように分析されてもよい)。検眼鏡190は、ヒト用の標準眼科用の頭当ておよび顎当てであってもよい。光学プラットフォーム全体が、(例えば)ジョイスティック制御を通して目168に位置付けられる。可動域は、好ましくは、両目の前部における任意の場所で測定を実施するのに十分である。カスタムホルダが、霊長類およびげっ歯類の種々の動物研究のための頭当ておよび顎当てに適応されるか、または取って代わってもよい。]
[0085] 光源162は、好ましくは、垂直扇形ビームを生じるように一式のレンズおよび光走査システム164を通して焦点を合わせられる、偏光レーザビームを提供するように構成されてもよい。当業者であれば、光走査システム164が、第1の平面対物レンズ166の対物面において放射の線形掃引運動(ページを横断して左右)を生じるためのいくつかの異なる方法のうちの1つを利用してもよいことを理解するであろう。]
[0086] 複数のレンズ要素を含有してもよい、第1の平面対物レンズ166は、好ましくは、患者の目168の前部を通る垂直断面169を作製する虚像面を生成するように、シャインプルークの法則に基づいて、ある角度で傾転させられる。照明の入射角は、好ましくは、患者の視線に対して45度である。光走査システム164は、目168の前部を横断して垂直扇形ビームを掃引するために使用される。輻輳角は、発散角が同様に急勾配であるように、かなり急勾配となるべきである。この例示的構成は、断面169内で急な焦点領域を可能にするだけでなく、天然水晶体の裏から出射する光が、同様に発散し、網膜に到達した時に低エネルギーであることも確実にする。]
[0087] 走査システム164は、好ましくは、角膜の前の(例えば)1〜2mmを起点とする目168の前部の中へ、(例えば)10mmの光線を横断させるために使用される。この実施形態では、具体的な測定値が求められるが、それらは例示的にすぎず、限定的ではない。目を通る(例えば)16〜33ミリ秒の単一通過走査時間を、垂直扇形ビームで作ることができる。焦点を合わせられた垂直扇形ビームは、画像面169において約50μm×10mm(幅×長さ)であってもよい。所要電力は、目に安全となるように選択される。安全性を確保するように、リアルタイム電力監視を組み込むことができる。]
[0088] 第2の平面対物レンズ170は、例えば、視線に対して45度、および目の前部断面169を横断して走査される垂直扇形ビームとしての照明に対して90度で、散乱光を画像化するように構成および/または配置されてもよい。複数のレンズ要素を含有してもよい、第2の平面対物レンズ170は、好ましくは、患者の目168の照明の画像面169と一致する明確に焦点を合わせられた対物面を生成するように、シャインプルークの法則に基づいて、ある角度で傾転させられてもよい。]
[0089] 二色性ビームスプリッタ172は、(例えば)鏡の表面にスリット開口を伴う前面鏡174に、レーザの励起波長を通すように構成および/または配置されてもよい。これは、好ましくは、QLS検出用の画像面である。画像化の入射角は、好ましくは、患者の視線に対して45度である。QLSは、分解能および効率を最大限化するように、好ましくは約50μm×10mm(W×L)の幅で、水平に(ページ面の左右)走るスリットを通るQLS画像面で検出されてもよい。検出器180(好ましくは、光電子増倍管)は、スリットの後ろにあってもよく、検出器の信号が、コンピュータおよびモニタ188に連結される自己相関器186に送達されてもよい。]
[0090] 扇形ビームの散乱像がスリットを横断して走査されると、QLS測定が、検出器180および自己相関器186により実施されてもよい。(例えば)50ナノ秒から50μ秒に及ぶサンプル時間が、(例えば)3〜33ミリ秒の走査中に作られてもよい。これは、数百点の分解能を可能にする。情報は、ファイルに読み込まれ、コンピュータ188によって分析されてもよい。断面構造の整合および総和は、ソフトウェアアルゴリズムを通して実施されてもよい。]
[0091] CCDカメラ182は、鏡174から反射された光を受光するように配置および/または構成されてもよい。CCDカメラ182は、大きな目の運動を不適格と見なし、画像中のスリット運動に合わせて調整し、目168の断面励起像を示すために使用されてもよい。カメラ182はさらに、コンピュータ188に接続され、かつコンピュータ188による表示のために目168の画像に関する情報をコンピュータ188に提供するように構成されてもよい。断面カメラは、電荷結合素子(CCD)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS)素子であってもよい。光散乱分析の高速および低速構成要素を図式的に表す、自己相関関数が求められてもよく、ならびに流体力学的半径(分子サイズおよび分子量の代用となる)の推定値が、傾斜の決定から導出されてもよい。]
[0092] QLS測定は、角膜を通るライン走査である。他の実施形態では、断面像を横断して上下にスリットを走査することによって、または対物面と画像面との間に別の走査デバイスを設置することによって、または扇形ビームの代わりに単一の照明点をラスタすることによって、2次元走査が実施されてもよい。]
[0093] 蛍光リガンド走査(FLS)は、アミロイド凝集の存在を決定するための重要な第2のツールである。垂直扇形ビームが目168の前部断面を横断して走査されると、リガンドの蛍光は、視線に対して45度、および平面対物レンズ170による励起照明に対して90度で画像化されてもよい。複数のレンズ要素を含有してもよい、対物レンズ170は、好ましくは、患者の目の照明の画像面169と一致する対物面を生成するように、シャインプルークの法則に基づいて、ある角度で傾転させられてもよい。蛍光は、スリット176を伴う前面鏡にリガンドの放射波長を反射する、二色性ビームスプリッタ172から画像化されてもよい。これは、好ましくは、FLS検出用の画像面である。画像化の入射角は、好ましくは、患者の視線に対して45度である。FLSは、分解能および効率を最大限化するように、好ましくは約50〜200μm×10mm(W×L)の幅で、垂直に(ページ面の上下)走るスリットを通るFLS画像面で検出されてもよい。検出器178(好ましくは、光電子増倍管)は、スリットの後ろにあってもよく、検出器の信号が、コンピュータおよびモニタ188に連結される自己相関器186に送達されてもよい。]
[0094] 扇形ビームの散乱像が鏡176のスリットを横断して走査されると、FLS測定が、検出器178により実施されてもよい。(例えば)50ナノ秒から50μ秒に及ぶサンプル時間が、(例えば)3〜33ミリ秒の走査中に作られてもよい。これは、数百点の分解能を可能にする。情報は、ファイルに読み込まれ、コンピュータ188によって分析されてもよい。断面構造の整合および総和は、ソフトウェアアルゴリズムを通して実施されてもよい。]
[0095] CCDカメラ184は、鏡174から反射された光を受光するように配置および/または構成されてもよい。CCDカメラ184は、大きな目の運動を不適格と見なし、画像中のスリット運動に合わせて調整し、目168の断面励起像を示すために使用されてもよい。カメラ184はさらに、コンピュータ188に接続され、かつコンピュータ188による表示のために目168の画像に関する情報をコンピュータ188に提供するように構成されてもよい。断面カメラは、電荷結合素子(CCD)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS)素子であってもよい。]
[0096] FLS測定は、角膜を通るライン走査である。他の実施形態では、断面像を横断して上下にスリットを走査することによって、または対物面と画像面との間に別の走査デバイスを設置することによって、または扇形ビームの代わりに単一の照明点をラスタすることによって、2次元走査が実施されてもよい。]
[0097] QLSおよびFLS像面の両方の画像面に焦点を合わせられるカメラ182、184は、それぞれ、断面像および蛍光画像を提供してもよい。カメラ182、184は、(例えば)30〜60fpsのフレームレートを有してもよい。加えて、鏡174、176のQLSおよびFLSスリットが画像を横断する基準の役割を果たすため、これらの画像は、衝動性眼球運動および閉鎖(瞬き)のフィードバック情報を提供して、QLSおよびFLS測定の正確度および精度を強化する。]
[0098] システム160の較正は、カスタムミクロスフェアで充填されたカスタムキュベットを使用して実施されてもよい。球体のいくつかの濃度および異なるサイズの球体が利用されてもよい。初期較正は、好ましくは、視線に対して45度回転させられた四角キュベットにより実施されてもよい。これは、キュベットの面が入射照明および出射散乱に対して垂直であることを確実にする。加えて、第2の種類のキュベットが、管内の管で作られてもよい。半径およびそれらの位置は、好ましくは、角膜および眼間レンズに接近する。内管は、未クロスフェアで充填されてもよく、外管は、水で充填されてもよい。]
[0099] 図12および14をさらに参照して、図13を参照すると、本発明のいくつかの実施形態による光散乱システム230は、第1のレーザ光源200、第1のレンズ201、第1の二色性ビームスプリッタ202、第2のレンズ203、第2のレーザ源204、第1の顕微鏡対物レンズ205、鏡206、第3のレンズ207、第2の二色性ビームスプリッタ208、第4のレンズ209、第2の顕微鏡対物レンズ210、光フィルタ211、検出器212、レンズ架台214、モータ215、第5のレンズ216、第3の二色性ビームスプリッタ217、スリット開口218、第2の検出器219、第2のモータ220、カメラ221、拡大図整合カメラ222、第4の二色性ビームスプリッタ223、第2の光フィルタ224、狭角標的225、交差点整合システム226、広視野整合カメラ227、および定位プラットフォーム228のうちの1つ以上(好ましくは全て)を含んでもよい。システム230は、被検者の目の中にレーザ光線を発射するように構成される。目から散乱させられる光は、第1および第2の検出器212、219に焦点を合わせられる。] 図12 図13
[0100] 第1のレーザ光源200は、目に方向づけることができるレーザビームを提供するように構成されてもよい。好ましくは、レーザ光源ビームは、約780nmの波長を有する。レーザ源200からの光は、目に当たる光点を生じるように、一式の第1のレンズ201、第1の二色性ビームスプリッタ202、および第2のレンズ203を通して焦点を合わせられてもよい。光の焦点は、目の直径において(例えば)約50〜200μmである。所要電力は、目に安全となるように選択される。安全性を確保するように、リアルタイム電力監視が組み込まれてもよい。]
[0101] 第2のレーザ光源204は、目に方向づけることができるレーザビームを提供するように構成されてもよい。好ましくは、レーザ光源ビームは、(例えば)約405nmの波長を有する。例示的実施形態では、レーザ源204からの励起光が、FLS測定を達成するために使用されてもよい。レーザ源204からの光は、第1の顕微鏡対物レンズ205を通して鏡206に焦点を合わせられてもよい。顕微鏡対物レンズ205は、機構213の使用を通して、光学経路の外に移動させられてもよい。顕微鏡対物レンズ205の除去は、目における焦点の代わりに、平行光線を生じる。平行光は、平行であり、したがって平面波形を含む光線を有する、光である。]
[0102] 鏡206は、目に当たる光の焦点を生じるように、顕微鏡対物レンズ205から、レンズ207、二色性ビームスプリッタ208、202、およびレンズ203を通して光を反射するように構成および/または配置されてもよい。]
[0103] 第4のレンズ209は、二色性ビームスプリッタ208から反射された光を、顕微鏡対物レンズ210およびフィルタ211を通して検出器212に焦点を合わせられるように構成および/または配置されてもよい。好ましくは、検出器212は、その開口を覆うピンホールを伴う光電子増倍管(PMT)型検出器であるが、他の種類の検出器が使用されてもよい。検出器212の開口は、システム230のFLS検出用の画像面であってもよい。示されていないが、検出器212のPMT信号は、コンピュータおよびモニタ(例えば、図11の188)に連結される自己相関器(図11の186)に送達されてもよい。] 図11
[0104] レンズ架台214は、レンズ203を担持するように構成されてもよく、かつモータ215に取り付けられてもよい。第2のレーザ源204から発生する光の焦点は、レンズ架台214に取り付けられてもよいモータ215の運動によって、好ましくは、患者の視線に対して45度で目を通して走査されてもよい。したがって、好ましくは、モータ215の運動は、光線の軸に沿ってレンズ203の運動を引き起こす。レンズの運動は、焦点の場所を変化させてもよく、かつ光の焦点を合わせられた点の運動をもたらしてもよい。]
[0105] 目に当たる焦点を選択することにより、目の内側に光錐を生成し、蛍光測定のための解剖学的に所望される場所で光強度を最大限化する一方で、目の水晶体の遠位に位置付けられる、網膜のより広い領域にわたってレーザエネルギーが分散させられることを可能にする。この設計は、より大きい電力が測定の領域を照射することを可能にする一方で、過剰な露光による損傷を受けやすい網膜において「目に安全な」レベルの照明を維持する。目の安全性のための具体的な計算は、ANSIZ136.1「レーザの安全な使用」内で定義されている。]
[0106] 目の水晶体を横断して、(好ましくは)不連続ステップで、焦点が移動させられると、リガンドの蛍光は、第2の二色性ビームスプリッタ208から反射するように、レンズ203および二色性ビームスプリッタ202を通したシステムを通して後方散乱させられ、画像化されてもよい。上記のような二色性ビームスプリッタ208から反射された光は、レンズ209を通過してもよく、かつ顕微鏡対物レンズ210によって、その開口を覆うピンホールを伴う検出器212へと光フィルタ211を通して、ある点に画像化されてもよい。]
[0107] 検出器212によって収集される信号は、蛍光相関分光法を実施するように、経時的な光強度の自己相関等の関心の領域の蛍光挙動を説明するいくつかの分析技法を実施するために使用されてもよく、総信号レベルを画定するように、既知の測定期間にわたる総強度および/または平均強度の測定を実施することができる。]
[0108] 第5のレンズ216は、好ましくは、視線に対して45度、および光源200からの照明レーザ光線の経路に対して90度で、目から散乱させられる光の焦点を合わせるように方向づけられ、および/または構成されてもよい。第5のレンズ216は、第3の二色性ビームスプリッタ217上に光の焦点を合わせてもよい。]
[0109] 第3の二色性ビームスプリッタ217は、スリット開口218上に光を反射してもよい。スリット開口218は、光が第2の検出器219を通過し、第2の検出器219によって受光されることを可能にするように構成されてもよい。これは、QLS検出用の画像面であってもよい。画像化の入射角は、好ましくは、患者の視線に対して45度である。スリット218の幅は、分解能および効率を最大限化するように、好ましくは、約50〜200μm×10mm(W×L)である。示されていないが、検出器219(APD、または同様の敏感な光検出器)の信号は、コンピュータおよびモニタ(例えば、図11の188)に連結される自己相関器(図11の186)に送達されてもよい。] 図11
[0110] 光線の散乱像は、モータ220でスリット開口218および検出器219を平行移動させることによって走査されてもよい。QLS測定は、検出器219および自己相関器で実施されてもよい。離散場所/量のサンプルは、約30ミリ秒(ビデオの1フレーム)となり得て、次いで、光学システムは、関心の解剖学的領域を通して、次の測定のために目の次の解剖学的場所等に走査する。水晶体嚢から皮質まで測定するための好ましい方法は、目を通して段階的に、約50〜200umの量を占める約33ミリ秒の「ステップ」で測定を実施するステップを含んでもよい。望ましい特徴は、この過程が(鼓動または他の眼球運動による)有意な眼球運動を伴わずに生じることを可能にすることである。]
[0111] 単一のQLS測定セッションで、この過程が何回採用されてもよいかに関する限度はないため、測定は、目を通した多くの「ステップ」の繰り返される「走査」を伴って、(例えば)数ミリ秒ほどの短さ、または数十秒もの長さとなり得る。(例えば)1μ秒から200μ秒に及ぶサンプル時間が、走査中に作られてもよい。スキャン速度は、水晶体の異なる解剖学的特徴を捕捉するように変動され、鼓動、目のマイクロサッカード等を含む、種々の理由による運動に対処するように後処理されてもよい。情報は、ファイルに読み込まれ、コンピュータによって分析されてもよい。断面構造の整合および総和は、ソフトウェアアルゴリズムを通して実施されてもよい。]
[0112] カメラまたは同様の検出器221は、二色性ビームスプリッタ217を通って進む、目からの散乱光を受光し、解剖学的参照画像を提供するように配置および/または構成されてもよい。カメラ221は、大きな目の運動を不適格と見なし、画像中のスリット運動に合わせて調整し、断面励起像を示すために使用されてもよい。カメラ221は、電荷結合素子(CCD)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)素子、または画像を取り込むための任意の他の種類の適切なデバイスであってもよい。光散乱分析の高速および低速構成要素を図式的に表す、自己相関関数が求められてもよく、ならびに流体力学的半径(分子サイズおよび分子量の代用となる)の推定値が、傾斜の決定から導出されてもよい。QLS測定は、角膜を通るライン走査である。追加光学フィルタが、検出された信号の信号対雑音比を強化するように、光学経路内に設置されてもよい。]
[0113] 広視野整合カメラ227は、技術者が患者の目にシステム230を整合させるのを助けるように構成されてもよい。カメラ227は、技術者が患者を粗く整合させることを可能にしてもよい。]
[0114] 拡大図整合カメラ222は、ビームスプリッタ223およびフィルタ224を通して見られるような患者の虹彩の拡大図を提供するように構成および配置されてもよい。]
[0115] システム230の整合は、左または右の目に光学システム230全体を上下に移動させるジョイスティック制御下で実施されてもよい。デバイスは、虹彩を中心とする角膜頂点上で相互に重なる2つの点を投影する、交差点整合システム226を使用して、操作者によって手動で患者に整合させることができる。標的は、目および整合カメラ222、227に可視的であってもよい、着色発光ダイオード(LED)で照射することができる。赤外(IR)LED照明が、照準用の追加照明を提供するように含まれてもよい。]
[0116] 狭角標的225は、患者が自分の視覚を固定させるための点標的を提供するようにビームスプリッタ223からフィルタ224を通して反射されるように構成および/または配置されてもよい。標的は、赤色LEDによって背後から光を当てられてもよい。標的225の焦点は、患者の屈折補正に対処するように調整可能であってもよい。点標的は、約2度の範囲を定める。使用中、患者は、眼鏡を外してもよく、標的225は、公称平均度数処方に調整されてもよい。拡大視野カメラ222は、目の光軸と同軸上にある正面視野を提供するように、固定標的225に照準を合わせられてもよい。]
[0117] 定位プラットフォーム228は、ヒト用の標準眼科用の頭当ておよび顎当てであってもよい。光学プラットフォーム全体が、上記で説明されるようなジョイスティック制御を通して目に位置付けられてもよい。可動領域は、両目の水晶体における任意の場所で測定を実施するのに十分であってもよい。カスタムホルダが、霊長類およびげっ歯類の種々の動物研究のための頭および顎当てに適合するか、または取って代わるように設計されてもよい。]
[0118] 上記のように、手動で、またはモータで作動させることができる機構213により、顕微鏡対物レンズ205を除去することによって、代替的な測定の実施形態を実装することができる。光源204からの光の経路からの顕微鏡対物レンズ205の除去は、光源204からの励起光が平行ビームとして放射されることを可能にする。適切な平行光学系の追加によって、より低品質のレーザの視準を達成できることが、当技術分野で公知である。この実施形態の形式では、平行ペンシルビームが、目を透過し、網膜の比較的平行な点として当たってもよい。適正に選択された検出器および光学系により、この配設は、目に安全ではないレベルでのレーザ照明を必要とすることなく、十分な照明を供給することができる。]
[0119] この平行ビーム構成では、多数の測定を実施するために、両方の検出器212、219が採用されてもよい。平行ペンシルビームは、目の水晶体を横断して位置付けられてもよく、リガンドの蛍光は、検出器212におけるFLS測定のために、システムを通して後方散乱させられ、画像化されてもよい。リガンドの蛍光はまた、全方向に放射され、好ましくは、視線に対して45度、およびレンズ216による照明ビーム経路に対して90度で、画像化することができる。光は、QLS測定のためにスリットの後ろに検出器219を伴って、ビームスプリッタ217からスリット218上に画像化されてもよい。検出器219によって収集される信号は、405nmの狭域通過フィルタが検出器の直前に設置される時に、780nmで実施される測定と同様に405nmでQLSを実施する等、関心の領域の蛍光挙動を説明するいくつかの分析技法を実施するために使用することができ、経時的な光強度の自己相関は、蛍光相関分光法を実行するように実施することができ、既知の測定期間にわたる総強度および/または平均強度は、総信号レベルを画定するように実施することができる。FLS検出はまた、フィルタ選択の適切な変更を伴って、この構成で実施することもできる。]
[0120] 他の代替的実施形態では、システム230は、リガンドの蛍光減衰特性を検出するために使用することができ、レンズ自己蛍光等の、他の蛍光源からのリガンドによる蛍光を単離する代替的方法を可能にする。これは、部分的に、高速切替能力を伴う405nmレーザ源204を選択することによって、あるいは、励起ビーム経路または検出経路(上記で説明されるような)のいずれか一方に高速スイッチまたはシャッタ(qスイッチ等)229を設置し、以前に説明された蛍光検出経路のうちのいずれかを使用することによって、達成することができる。]
[0121] システム230の光学的測定は、150μmを超える目の平行移動に対して臨床的に敏感である。元の実施形態では、運動アーチファクトの大きな源は、鼓動関連運動によって誘発された眼球運動であった。これらの予測可能なアーチファクトを回避するために、多数の方法を採用することができる。]
[0122] 解剖学的構造と関連付けながら測定量の相対位置を評価することによって、またはこの尺度で運動の顕著な特性を探して、相関関数を評価することによって、スリットランプカメラ221における解剖学的構造の位置で運動アーチファクトを認識する、コンピュータアルゴリズムを利用することができる。]
[0123] 鼓動による運動アーチファクトを回避する第2のアプローチは、鼓動にデータ収集を同期化することであってもよい。ヒトの静止心拍数は、通常は、50〜85拍/分(BPM)であるが、病的頻脈の場合は120BPMを超え得る。鼓動間の静止期間に測定を同期化することによって、このアーチファクトを回避することができる。]
[0124] 鼓動間の静止期間に測定を同期化する方法は、以下を含む。
i.被検者に心拍数モニタを設置し、データ取得の開始および停止制御するため、および関心の解剖学的領域を通した測定の数および位置分布を計算するために、これは、任意の数の市販または特注の心拍数モニタ信号を使用して実施することができる。
ii.額当てまたは顎当て等のデバイスの利便的な接触点に心拍数モニタを組み込み、データ取得の開始および停止制御するため、および関心の解剖学的領域を通した測定の数および位置分布を計算するために、被検者の心拍数を使用するステップ。これは、電極の適切な場所とともに、任意の数の市販または特注の心拍数モニタ信号を使用して実施することができる。
iii.組み込まれたペースメーカーを伴ってシステム230を構築し、欠点のないデータ収集を確実にする適切な方式で鼓動およびデータ収集の両方を変調するためにペースメーカーを使用するステップ。]
[0125] 他の実施形態が、本発明の範囲および精神内にある。例えば、ソフトウェアの本質により、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはこれらのうちのいずれかの組み合わせを使用して、上記で説明される機能を実装することができる。機能を実装する特徴はまた、機能の複数部分が異なる物理的場所で実装されるように分布していることを含んで、種々の位置に物理的に位置してもよい。]
[0126] さらに、上記の説明は本発明を参照するが、説明は、2つ以上の発明を含んでもよい。]
权利要求:

請求項1
被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するためのシステムであって、該システムは、測定される該目の中の場所を操作者が選択することを可能にするように、該目の画像を示す表示スクリーンと、該目の選択された場所に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実行するため、かつ実施される準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つと関連するデータを収集するためのプロセッサに連結された光学ユニットとを備え、該プロセッサは、該操作者による再検討のために、該表示スクリーン上に該データを表示する、システム。
請求項2
準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つからのデータは、前記同じ表示スクリーン上に表示される、請求項1に記載のシステム。
請求項3
前記データは、60ミリ秒以下のサイクルで収集される、請求項1に記載のシステム。
請求項4
前記システムは、最大10回の連続サイクルを実行する、請求項3に記載のシステム。
請求項5
前記データは、検査設定と、前記目の正面視野および断面視野の画像と、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つに対する平均強度値と、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つに対する自己相関関数の図式描写と、自己相関データへの指数関数適合に基づく曲線適合パラメータととして、前記表示スクリーン上に表示される、請求項1に記載のシステム。
請求項6
収集される前記データは、実施される準弾性光散乱と関連する散乱光の平均強度、および実施される蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
請求項7
前記データは、前記目の水晶体の核領域および該目の水晶体の核上領域のうちの少なくとも1つから収集される、請求項1に記載のシステム。
請求項8
前記目の水晶体の前記核領域中の場所の蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度(IFLS−N)と、該目の水晶体の前記核上領域中の場所の蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度(IFLS−SN)との間の比(FLSNorm)は、方程式FLSNorm=IFLS−SN/IFLS−Nに従って決定されてもよく、該目の水晶体の該核領域中の準弾性光散乱と関連する散乱光の平均強度(IQLS−N)と、該目の水晶体の該核上領域中の準弾性光散乱と関連する散乱光の平均強度(IQLS−SN)との間の比(QLSNorm)は、方程式QLSNorm=IQLS−SN/IQLS−Nに従って決定されてもよく、FLSNormまたはQLSNormの増加は、該目の中の物質または物体の存在における増加を示す、請求項6に記載のシステム。
請求項9
測定品質の測定基準(Nx)は、QLSNormとFLSNormとの積として計算される、請求項8に記載のシステム。
請求項10
前記システムは、前記目の中の物質または物体の存在を検出する、請求項1に記載のシステム。
請求項11
前記物質または物体は、β−アミロイドタンパク質である、請求項10に記載のシステム。
請求項12
収集される前記データの少なくとも一部分は、疾患の進行を追跡するために使用される、請求項1に記載のシステム。
請求項13
準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つの測定品質は、曲線y(t)=Ie−ktを使用して分析され、式中、Iは、平均強度であり、kは、減衰時定数であり、tは、時間である、請求項1に記載のシステム。
請求項14
前記プロセッサは、前記目に造影剤を導入する前に該目の蛍光の第1のデータを測定し、該造影剤を導入した後に該目の蛍光の第2のデータを測定し、該第1のデータを該第2のデータと比較する、請求項1に記載のシステム。
請求項15
前記第1のデータを前記第2のデータと比較することは、該第2のデータから該第1のデータを引くことを含む、請求項14に記載のシステム。
請求項16
被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するための方法であって、該方法は、分析される該目の中の場所を選択することと、該選択された場所に弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施することと、弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つと関連するデータを収集することと、操作者の再検討のために該データを提示することとを含む、方法。
請求項17
収集される前記データは、実施される準弾性光散乱と関連する散乱光の平均強度、および実施される蛍光リガンド走査と関連する平均蛍光強度のうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の方法。
請求項18
前記平均強度データは、前記目の水晶体の核領域および該目の水晶体の核上領域の中の場所から収集され、該目の水晶体の該核領域からの散乱光の該平均強度と、該目の水晶体の該核上領域からの散乱光の該平均強度との間の比が決定される、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記平均強度データは、前記目の水晶体の核領域および該目の水晶体の核上領域の中の場所から収集され、該目の水晶体の該核領域からの該平均蛍光強度と、該目の水晶体の該核上領域からの該平均蛍光強度との間の比が決定される、請求項17に記載の方法。
請求項20
蛍光リガンド走査を実施することは、前記被検者の目を照射することと、該目に造影剤を導入する前に、該目の蛍光の第1のデータを測定することと、該目に該造影剤を導入することと、該目に該造影剤を導入した後に、該目の蛍光の第2のデータを測定することと、該第1のデータを該第2のデータと比較することとを含む、請求項16に記載の方法。
請求項21
前記第1のデータを前記第2のデータと比較することは、該第2のデータから該第1のデータを引くことを含む、請求項20に記載の方法。
請求項22
前記データは、前記目からの前記平均蛍光強度である、請求項20に記載の方法。
請求項23
前記第2のデータの前記測定は、前記目に前記造影剤を導入してから24時間以内に行われる、請求項20に記載の方法。
請求項24
前記方法は、前記目の中の物質または物体の存在を検出することが可能である、請求項16に記載の方法。
請求項25
前記物質または物体は、β−アミロイドである、請求項24に記載の方法。
請求項26
疾患の進行は、前記目の中の蛍光のレベルを測定することによって追跡され得る、請求項16に記載の方法。
請求項27
被検者の目に準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実施するためのシステムであって、該システムは、該被検者の目に向かって光を伝送するように構成される光源と、該光源から発射され、該被検者の目から受光される光の焦点を合わせるように構成されるレンズと、該焦点を合わせられた光の少なくとも一部分を受光するように配置され、かつ該受光された光の第1の部分を反射するように構成される、測定反射器と、該受光された光の少なくとも一部分を受光するように構成および配置され、かつ該受光された光の該第1の部分に対応する画像のインデックスを提供するように構成される、カメラと、操作者が分析するための該目の領域を選択することを可能にするように、該画像を表示するための表示スクリーンと、該カメラに連結され、かつ準弾性光散乱からの散乱光および蛍光リガンド走査からの蛍光のうちの少なくとも1つを分析して、該目の選択された領域に位置する関心の物質または物体を検出するように構成される、プロセッサとを備える、システム。
請求項28
前記関心の物質または物体は、β−アミロイドである、請求項27に記載のシステム。
請求項29
前記散乱光および蛍光のうちの少なくとも1つの平均強度は、前記目の水晶体の核上領域および前記目の水晶体の核領域のうちの少なくとも1つに対して分析される、請求項27に記載のシステム。
請求項30
前記目の水晶体の前記核領域からの散乱光の平均強度を、該目の水晶体の前記核上領域に対する散乱光の平均強度と比較することは、該目の中の前記関心の物質または物体の存在を評価するための相関係数を提供する、請求項29に記載のシステム。
請求項31
前記目の水晶体の前記核領域からの平均蛍光強度を、該目の水晶体の前記核上領域に対する平均蛍光強度と比較することは、該目の中の前記関心の物質または物体の存在を評価するための相関係数を提供する、請求項29に記載のシステム。
請求項32
前記プロセッサは、造影剤の導入前および造影剤の導入後に、前記目の領域から蛍光強度を測定して、該2つの強度間の差異を決定する、請求項27に記載のシステム。
請求項33
前記プロセッサは、操作者の再検討のために前記表示スクリーン上にデータを表示し、該データは、前記散乱光および蛍光のうちの少なくとも1つの平均強度を含む、実施される準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つについての情報を含む、請求項27に記載のシステム。
請求項34
準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つを実行し、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つからのデータを前記表示スクリーン上に表示するように、前記システムを制御するためのコンピュータ可読でコンピュータ実行可能な命令を含有する、コンピュータをさらに備える、請求項27に記載のシステム。
請求項35
前記プロセッサは、準弾性光散乱および蛍光リガンド走査のうちの少なくとも1つが実施されている間に、データが前記被検者の運動によって生じているかどうかを評価するために自己相関関数を実行する、請求項27に記載のシステム。
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