专利摘要:
テープカートリッジを取り出し可能に格納するためのスロットが開示される。このスロットは、テープカートリッジを取り出し可能に挿入するための拡張可能な受け入れ部分と、スロット内でテープカートリッジを支持するためのプレートとを備える。プレートの少なくとも一部は、受け入れ部分を拡張するために動かすことができる
公开号:JP2011514613A
申请号:JP2010549616
申请日:2009-03-05
公开日:2011-05-06
发明作者:テック オン、チー;クアン チェン、ヘン;ウー フォク、カー;クアン、エイッキー リム、エン
申请人:ヴェンチャー コーポレーション リミテッド;
IPC主号:G11B15-68
专利说明:

[0001] 本発明は、概してテープストレージスロットに関し、特に、テープライブラリ内のテープストレージスロットに関する。ただし、これに限定されるものではない。]
背景技術

[0002] 通常、テープカートリッジを格納するためのテープライブラリのサイズは、標準的なサイズの範囲内にある。空間的な制限があること、および格納すべきデータが増大し続けることを考えると、一つのテープライブラリに可能な限り沢山のテープカートリッジを格納することが必要である。それぞれのテープカートリッジが各自のスロットに格納されるため、各スロットによって占められるスペースを最小化すれば、容易に、テープライブラリに格納可能なテープカートリッジの数の最大化が達成されるであろう。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 各スロットによって占められるスペースを最小化するためには、それに対応させて、スロット間の隙間や、テープカートリッジとスロットとの間の隙間を小さくする必要がある。現在、一般的に、テープカートリッジをスロットに格納するために、ローディングロボット(loading robot)が使われる。このため、各スロットによって占められるスペースを削減できる程度については、依然として制限がある。ローディングロボットは、典型的に、スロットに格納(load)すべきテープカートリッジを支持する支持構造と、そのテープをスロット内に押し込む駆動機構を備える。格納する過程において、テープは、ローディングロボットの駆動機構によって、テープカートリッジ全体が最終的に支持構造を離れて完全にスロット内に格納されるように、ローディングロボットから押しやられる。このローディングロボットが、テープカートリッジを適切に各スロットの受け入れ部分に、挿入するためには、適切な隙間が必要である。各スロットの受け入れ部分における隙間の許容範囲を縮小することは、すなわち、ローディングロボットの動作の正確性を向上させなければならないことを意味するだろう。これは、ローディングロボットのコスト増加や、より大きなサイズのスロットが必要とされる結果としてのストレージ全体のコストの増加につながる。]
課題を解決するための手段

[0004] [概要]
一例としてある態様によると、テープカートリッジを取り出し可能に(releasably)格納するためのスロットが提供される。このスロットは、テープカートリッジを取り出し可能に挿入するための拡張可能な受け入れ部分と、スロット内でテープカートリッジを支持するためのプレートと、を備える。プレートの少なくとも一部は、受け入れ部分を拡張するために動かすことができる。]
[0005] スロットは、プレートを、第1の位置と第2の位置との間でピボット回転可能に動かすためのアクチュエータをさらに備えてもよい。アクチュエータは、テープカートリッジによって動かされ(actuated)てもよい。そして、アクチュエータは、弾性的に付勢された(biased)レバーであってもよく、弾性的に付勢されたレバーは、シャフトに取り付けられていてもよい。アクチュエータは、回転可能にプレートと係合するよう適合されていてもよい。]
[0006] プレートは突起を含んでもよく、アクチュエータは、突起と回転可能に係合するよう適合されていてもよい。プレートは、第2のスロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであってもよく、第2のスロットは、スロットの真上(directly above)に位置するスロットであってもよい。また、プレートは、そのスロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであってもよい。]
[0007] スロットは、受け入れ部分を拡張するための第2の回転可能なプレートをさらに備えてもよい。プレートは、スロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであってもよい。第2のプレートは、第2のスロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであってもよい。第2のスロットは、スロットの真上に位置するスロットであってもよい。アクチュエータは、第2のプレートと回転可能に係合するよう適合されていてもよい。]
[0008] アクチュエータは、スロットのハウジングに支持されていてもよい。ハウジングは、ラック壁を含んでもよい。アクチュエータは、シャフトのまわりに回転可能であってもよい。シャフトは、ラック壁に取り付けられていてもよい。]
[0009] スロットは、アクチュエータを静止位置に戻すためのバネをさらに備えてもよい。プレートは、ハウジングに、ピボット回転可能であるようにヒンジで取り付けられていてもよい。]
[0010] プレートは、可動部分と固定部分を備えてもよい。可動部分は、固定部分に、ピボット回転可能に接続されていてもよい。]
[0011] プレートは、可動部分が、静止位置と、その静止位置に対して一方の側にある第1の位置と、その静止位置に対して他方の側にある第2の位置と、の間で動くように構成されていてもよい。]
[0012] 可動部分は、リビングヒンジによって、固定部分と接続されていてもよい。スロットは、可動部分を静止位置に戻すための少なくとも一つのバネをさらに備えていてもよい。]
[0013] 別の実施例によると、上記の説明によるスロットを備えるテープライブラリが提供される。]
図面の簡単な説明

[0014] 本発明について十分に理解することができるように、また、容易に本発明の実施上の効果が得られるように、ここで、単に非制限的な例として、実施形態について、添付する説明図を参照して説明する。]
[0015] テープカートリッジがテープ格納スロットに格納されている第1の実施例にかかるテープマガジンを示す斜視概略図である。
図1のテープマガジンのテープスロット5個からなる一のカラムを示す正面概略図である。
図1のテープマガジンの、テープカートリッジを支持するためのプレートを示す斜視概略図である。
図1のテープマガジンのアクチュエータの例を示す斜視概略図である。
図4のアクチュエータがプレートを動かす前の側面概略図である。
図5bのアクチュエータがプレートを動かした後の側面概略図である。
図5aのアクチュエータとプレートの突起のクローズアップ図である。
図5bのアクチュエータとプレートの突起のクローズアップ図である。
テープカートリッジがテープ格納スロットに格納されている第2の実施例にかかるテープマガジンを示す斜視概略図である。
図7のテープマガジンの、テープスロット5個からなる一のカラムを示す正面概略図である。
図7のテープマガジンの、テープカートリッジを支持するためのプレートを右斜め方向から見た概略図である。
図9のプレートを左斜め方向から見た概略図である。
図9のプレートの底部斜視概略図である。
図9のプレートの平面概略図である。
上方に位置がずれて、図9のプレートの可動部分に接触しているテープカートリッジの斜視概略図である。
上方に位置がずれて、図13aのプレートの可動部分に接触しているテープカートリッジのクローズアップ図である。
上方に位置がずれて、図13aのプレートの可動部分を動かしているテープカートリッジの側面概略図である。
下方に位置がずれて、図9のプレートの可動部分に接触しているテープカートリッジの斜視概略図である。
下方に位置がずれて、図14aのプレートの可動部分に接触しているテープカートリッジのクローズアップ図である。
下方に位置がずれて、図14aのプレートの可動部分を動かしているテープカートリッジの側面概略図である。] 図1 図4 図7 図9
実施例

[0016] [実施例の詳細な記述]
各テープカートリッジスロットのサイズを最小にして、テープライブラリに格納可能なテープカートリッジの数を最大にするために、テープマガジンが提供される。このテープマガジンにおいては、現在使用されているローディングロボットによって各テープカートリッジを適切に挿入することができ、さらに、格納すべきテープカートリッジを、現在可能であるよりも密に差し入れる(slot)ことができる。]
[0017] 第1の好適な実施例(図1から図6bまで)においては、テープマガジン10は、図1に示すようにラック壁14を有するハウジング12を備える。複数のU字型プレート16が、ラック壁14を介してハウジング10に取り付けられている。各プレート16は、テープカートリッジ18を、そのスロット20内において支持するためのものである。テープマガジン10は、複数のカラム19を備えてもよい。各カラム19は、複数のスロット20を有する。] 図1
[0018] 図2は、一のカラム19において、スロット20−1からスロット20−5の各スロットの範囲が定められる様子を示す。各スロットの範囲は、左側ラック壁14L、右側ラック壁14R、そして、各スロットにおいてテープカートリッジを支えるための底部プレート16−1から底部プレート16−5によって、それぞれ、定められる。各スロット(例えば、スロット20−2)は、上部プレート(16−3)によっても、境界づけられる。第1のスロット(20−2)の上部プレート(16−3)はまた、実際のところ、第1のスロット(20−2)の真上(directly above)に位置する第2のスロット(20−3)の底部プレート(16−3)でもあることが理解されるであろう。したがって、この上部プレート(16−3)は、第2のスロット(20−3)に格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートである。] 図2
[0019] 図3に示されるように、各プレート16は、テープカートリッジを支持するためのベースパネル22を備える。プレート16はまた、側壁24を有し、側壁24は、プレート16を隣接するラック壁14にピボット回転可能に接続するための、隆起した(elevated)ヒンジポイント26を有する。このため、プレート16は、ヒンジポイント26を中心としてピボット回転可能である。側壁24にはまた、挿入されるテープカートリッジの位置を、ベースパネル22上で位置合わせ(align)して配置させるための導入ベンド(lead-in bends)28が設けられてもよい。
ベースパネル22において、基準タブ36が、プレート16を静止位置で安定させるために設けられてもよい。基準タブ36は、典型的には、ラック壁14に沿って適切な高さに設置されたストッパ(stop,図示せず)と係合する。] 図3
[0020] 図2と図3の両方を参照すると、スロット20(例えば、20−2)の受け入れ部分(receiving portion)は、したがって、底部プレート16(例えば、16−2)の前端29(例えば、29−2)、上部プレート16(例えば、16−3)の対応する前端29(例えば、29−3)、さらに、底部プレート16(例えば、16−2)の側壁24の導入ベンド28によって境界づけられる開口である。] 図2 図3
[0021] 各プレート16には、少なくとも一の突起30が設けられる。図3に示される好適な実施例においては、プレート16には、一対の突起30が設けられている。すなわち、スロット20の受け入れ部分付近に、左突起30Lと、右突起30Rが設けられている。各突起30は、プレート16の下方に突出し、ラック壁14に取り付けられるアクチュエータ32に係合するよう適合されている。アクチュエータ32と係合させるため、好適には、突起30には傾斜面、あるいは曲面が設けられる。これに代えて、アクチュエータ32に、傾斜面または曲面が設けられてもよく、もしくは、アクチュエータ32と突起30の両方に、傾斜面または曲面が設けられてもよい。] 図3
[0022] 図2に示される好適な実施例においては、すべてのスロットに(例えば、20−2)、左突起30Lと、右突起30Rが設けられている。図4は、図2に円で示されているような、プレート16を回転させるための機構のクローズアップを示す。図4においては、第1のスロット201の右アクチュエータ32Rと、第1のスロット201の上方の上部プレート16Tの右突起30Rを見ることができる。また、第1のスロット201の右にある第2のスロット202の左アクチュエータ32Lも見ることができる。両アクチュエータ32R、32Lは、ラック壁14によって支持されているシャフト34を中心に回転する。各アクチュエータ32R、32Lは、ねじりバネ36によって弾性的に付勢されるレバー33を備える。ねじりバネ36は、個々のアクチュエータ32R、32Lに対して、それぞれ、ねじりバネ36R、ねじりバネ36Lとして図示されている。
ねじりバネ36は、レバー33に内側向きの力が作用するときには、アクチュエータ32のスロット20が内側に向かって回転することを許容する。アクチュエータ32は、アクチュエータ32が回転する間、突起30と係合するような位置に配置される。力が取り除かれたとき、ねじりバネ36は、アクチュエータ32をその静止位置に戻す。使用時には、スロット20の受け入れ部分に挿入されるテープカートリッジによって、内側向きの力が作用する。] 図2 図4
[0023] 図5aおよび5bは、作動(actuation)前後の第1のスロット201の構造を示す。スロット201は、それ自身の底部プレート16Bと上部プレート16Tによって境界付けられる。上部プレート16Tは、スロット201の真上に位置する第2のスロット202の底部プレートを構成する。この実施形態においては、スロット201のアクチュエータ32は、上部プレート16Tから下方に突出する突起30と回転可能に係合するよう適合される。]
[0024] 図5aは、第1の位置にあって静止しているスロット201を示す。
図6aは、第1の位置にあるアクチュエータ32と突起30のクローズアップを示す。]
[0025] 図5bにおいては、矢印A1が示す向きに挿入されるテープカートリッジ(図示せず)によって、内側に向かう力(矢印F)が、アクチュエータ32に対して作用している。これにより、クローズアップ図6bに示されるように、上部プレート16Tの突起30に対して、アクチュエータ32が回転する。突起30に、傾斜面または曲面が設けられているため、突起30は、アクチュエータ32に対してカムとして作用する。この結果、上部プレート16Tが上方に回転するように動く。すなわち、上部プレート16Tが、矢印A2によって示される向きに持ち上げられる。この上方に回転する動きは、前述のように、上部プレート16Tが、ヒンジポイント26を中心として自由に回転できることによって可能となる。このようにして、上部プレート16Tの回転により、上部プレート16Tが第2の位置に持ち上げられる。これにより、スロット20の受け入れ可能部分が拡張され、その結果、ローディングロボットによってテープカートリッジを挿入するために必要な隙間が確保される。]
[0026] テープカートリッジが、さらにスロット20の内側に挿入されると、アクチュエータ32は、突起30と接触しなくなるまで、さらに内側に回転する。重力、および、一対の付勢用(biasing)板バネ(図示せず)による力を受けて、その結果、図5aに示すように、上部プレート16Tは回転し、その静止状態に戻る。テープカートリッジがスロット20から取り出されるとき、アクチュエータ32は、ねじりバネ36の力を受けて逆回転し、その静止位置に戻る。]
[0027] 所定の規格(フォームファクタ)のテープライブラリに、より多くのスロットを詰め込もうとすると、スロット20自体においてテープカートリッジ18を格納するために許容できる範囲は非常に小さくなりうる。しかしながら、回転可能なプレート16を設けることにより、ローディングロボットが、適切にテープカートリッジを挿入できることができるように、テープカートリッジを挿入するための受け入れ可能部分を、適切に、さらに拡張することができる。]
[0028] 第2の実施例(図7から図14cまで)においては、テープマガジン100は、図7に示すようにラック壁140を有するハウジング120を備える。複数のプレート160が、ラック壁140を介してハウジング100に取り付けられている。各プレート160は、テープカートリッジ180を、そのスロット200内で支持するためのものである。テープマガジン100は、複数のカラム190を備えてもよい。各カラム190は、複数のスロット200を有する。] 図7
[0029] 図8は、一のカラム190において、スロット200−1から200−5の各スロットの範囲が定められる様子を示す。各スロットの範囲は、左側ラック壁140L、右側ラック壁140R、そして、各スロットにおいてテープカートリッジを支えるための底部プレート160−1から160−5によって、それぞれ、定められる。各スロット(例えば、200−2)は、上部プレート(160−3)によっても、境界づけられる。第1のスロット(200−2)の上部プレート(160−3)はまた、実際のところ、第1のスロット(200−2)の真上に位置する第2のスロット(200−3)の底部プレート(160−3)でもあることが理解されるであろう。したがって、この上部プレート(160−3)は、第2のスロット(200−3)に格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートである。] 図8
[0030] 図9から12に示されるように、第2の実施形態にかかる各プレート160は、テープカートリッジを支持するための固定部分220を備える。プレート160はまた、側壁240を有する。側壁240は、プレート160を隣接するラック壁140に接続するためのものである。挿入されるテープカートリッジを固定部分220において適切に位置合わせ(align)して配置するために、側壁240に導入スロープ280が設けられてもよい。プレート160は、さらに、スロット200の受け入れ部分を拡張させるための可動部分221を備える。好適には、可動部分221は、固定部分220にピボット回転が可能であるように接続される。] 図9
[0031] 図8から図12に示されるように、スロット200(例えば、200−2)の受け入れ部分は、したがって、底部プレート160(例えば、160−2)の前端290(例えば、290−2)、上部プレート160(例えば、160−3)の対応する前端290(例えば、290−3)、さらに、底部プレート160(例えば、160−2)の側壁240の導入ベンド280によって境界づけられる開口である。] 図12 図8
[0032] 図7から図14cに示されるように、固定部分220は、好適には、後退した導入端220Eを有する。導入端220Eは、スロット200に挿入されつつあるテープカートリッジ180の重心がローディングロボットの支持機構を離れたときに、テープカートリッジ180とやっと接触するような位置に設けられる。これにより、スロット200に挿入されるテープカートリッジ180の動きが妨げられない。また、これにより、テープカートリッジ180に作用する重力の結果として、またはテープカートリッジ180がローディングロボットの駆動機構によってスロット200に押し入れられるときに、テープカートリッジ180が導入端220Eに対してスライドし、また導入端220Eによって案内される(guided)ことによる結果として、テープカートリッジ180が独りでにスロット200に入るように位置合わせされる。
図12に示すように、固定部分220の導入端220Eは、好適には、側壁240に対して垂直ではない。これにより、テープカートリッジ180がスロット200に挿入されるにつれて、テープカートリッジ180と導入端220Eとの接触が、徐々に増加する。したがって、固定部分220は、台形に形成される。好適には、テープカートリッジ180の脚部(feet)に配慮するため、導入端220Eは、0.8mmの面取りした面を有する。] 図12 図7
[0033] 好適には、側壁240のうちの一つに隣接する固定部分220の導入端220Eの部分223に沿って、ピボット回転可能に、可動部分221が固定部分220に接続される。部分223は、好適には、可動部分221と固定部分220との間の柔軟なリビングヒンジ(living hinge)223として形成される。リビングヒンジとは、一体として形成されている二つの部分をつなぐ薄いプラスチックの部分である。好適には、リビングヒンジ223は、約0.4mm厚さである。このようにして、可動部分221は、固定部分220に対して、静止位置と、静止位置から一方の側の第1の位置と、静止位置の他方の側の第2の位置との間で、ピボット回転することができる。静止位置は、スロット200にテープカートリッジが存在しないとき、または、テープカートリッジが完全にスロット200に挿入されているときの可動部分221の位置である。従来型の、テープカートリッジを水平に格納するタイプのテープマガジンにおいては、第1の位置は、静止位置から上方に移動した位置であり、第2の位置は、静止位置から下方に移動した位置である。]
[0034] 可動部分221は、好適には、スロット200の横側(side)において、固定部分220の導入端220Eをスロット200の受け入れ部分に向かって伸展させた個所に位置する。これにより、内側に挿入されるテープカートリッジ180は、固定部分220の導入端220Eに接触する前に、まず可動部分221の導入端221Eに接触する。好適には、可動部分221の形は、概して、台形である。]
[0035] 図13aから図13cに示されるように、ローディングロボットが、テープカートリッジ180を矢印によって示される向きにスロット200−1に挿入しようと試みているときに、挿入されるテープカートリッジ180の位置が上方にずれている場合を仮定する。この場合、テープカートリッジ180は、最初に、テープカートリッジ180が挿入されようとしているスロット200−1の真上に位置するスロット200−2の一部を構成する可動部分221−2の導入端221Eに接触する。テープカートリッジ180がスロット200−1に押し入れられるにつれて、テープカートリッジ180が可動部分221−2に対して接触し、それにより、可動部分221−2が、固定部分220−2に対してピボット回転して、上方に移動した位置(図13c)に動かされる。したがって、可動部分221−2は、挿入されるテープカートリッジ180によって、動かされる(actuated)。このようにして、意図するスロット200−1の上のスロット200−2を構成するプレート160の前端290−2が持ち上げられ、その結果、テープカートリッジ180が挿入されつつあるスロット200−1の受け入れ部分が拡張される。]
[0036] 図14aから図14cに示されるように、ローディングロボットが、テープカートリッジ180を矢印によって示される向きにスロット200−1に挿入しようと試みているときに、挿入されるテープカートリッジ180の位置が下方にずれていると仮定する。この場合、テープカートリッジ180は、最初に、そのテープカートリッジが挿入されつつあるスロット200−1の可動部分221−1の導入端221Eに接触する。テープカートリッジ180がスロット200−1に押し入れられるにつれて、テープカートリッジ180が可動部分221−1に対して接触し、それにより、可動部分221−1が、固定部分220−1(図では隠れている)に対してピボット回転して、下方に移動した位置(図14c)に動かされる。したがって、可動部分221−1は、挿入されるテープカートリッジ180によって、動かされる。このようにして、意図するスロット200−1を構成するプレート160の前端290−1が下げられ、その結果、テープカートリッジ180が挿入されつつあるスロット200−1の受け入れ部分が拡張される。]
[0037] テープカートリッジ180が完全にスロット200に挿入されると、リビングヒンジ223に自然な柔軟性があるため、その結果、可動部分221は、その静止位置に戻る。しかしながら、プラスチックは、恒久的にクリープ(creep)したり、また、何度もの繰り返し使用による疲労によって変形したりする傾向がある。リビングヒンジ223が、時間経過や使用によってその自然な柔軟性を失った場合にも、可動部分221がその静止位置に向かって常に付勢されるように、ガータスプリング225のような復帰手段225が設けられてもよい。好適には、ガータスプリング225の一方の端は、固定部分220に接続され、ガータスプリング225の他方の端は、可動部分221に接続される。]
[0038] 可動部分221には、さらに、ローディングロボットによって、鉛直方向の位置はもとより、水平方向の位置をも検知するために、位置検知用アダプタが設けられてもよい。好適には、アダプタは、反射するプラスチック・クロム材質でつくられる。好適には、挿入されるテープカートリッジ180が最初に接触するのが、可動部分221のアダプタとなるように、アダプタは、プレート160の前端290において、可動部分221の最前端にスナップ方式で取り付けるように構成される。]
[0039] 所定の規格(フォームファクタ)のテープライブラリに、より多くのスロットを詰め込もうとすると、スロット200自体におけるテープカートリッジ180を格納するための許容範囲は非常に小さくなる。しかしながら、可動部分221を有する可能なプレート160を設けることにより、ローディングロボットが、適切にテープカートリッジを挿入できることができるように、テープカートリッジを挿入するための受け入れ可能部分を、適切に、さらに拡張することができる。]
[0040] 以上、本発明を実施形態にもとづいて説明した。本発明の範囲を逸脱することなく、設計、構成かつ/または動作の詳細における種々の変形が可能であることは、関連する技術分野における当業者において、理解されるところである。
例えば、第1の実施例において、回転可能なプレートは、プレートの両サイドのラック壁に留めるかわりに、ハウジングの後ろの壁に、ヒンジで留められるように構成されてもよい。また、アクチュエータの回転によって、上部プレートを押し上げる代わりに、底部プレートを押し下げることにより、スロットの開口を拡張するように、プレートは、上方に突出する突起を有してもよい。
これに代えて、二つのプレートが回転して各スロットの受け入れ可能部分を拡張するように、回転可能なプレートは、上方に突出する突起と、下方に突出する突起との両方を有してもよい。すなわち、アクチュエータが、スロットの上部プレートを押し上げると共に、底部プレートを押し下げる。
さらに別の変形例においては、適切に、各プレートを回転させて持ち上げ、または押し下げるように適合されたアクチュエータが設けられさえすれば、場合によっては、プレートに突起を設けることは一切必要ない。
また、例えば、板バネのような、異なる付勢手段が、アクチュエータをその静止位置に戻すために設けられてもよい。]
权利要求:

請求項1
テープカートリッジを取り出し可能に格納するためのスロットであって、テープカートリッジを取り出し可能に挿入するための拡張可能な受け入れ部分と、前記スロット内で前記テープカートリッジを支持するためのプレートと、を備え、前記プレートの少なくとも一部は、前記受け入れ部分を拡張するために動かすことができることを特徴とするスロット。
請求項2
前記プレートを、第1の位置と第2の位置との間でピボット回転可能に動かすためのアクチュエータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のスロット。
請求項3
前記アクチュエータは、前記テープカートリッジによって動かされることを特徴とする請求項2に記載のスロット。
請求項4
前記アクチュエータは、弾性的に付勢されたレバーを備えることを特徴とする請求項2または3に記載のスロット。
請求項5
前記弾性的に付勢されたレバーは、シャフトに取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のスロット。
請求項6
前記アクチュエータは、回転可能に前記プレートと係合するよう適合されていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のスロット。
請求項7
前記プレートは突起を含み、前記アクチュエータは、前記突起と回転可能に係合するよう適合されていることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のスロット。
請求項8
前記プレートは、前記スロットの真上に位置する第2のスロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載のスロット。
請求項9
前記プレートは、前記スロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであることを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載のスロット。
請求項10
前記受け入れ部分を拡張するための第2の回転可能なプレートをさらに備え、前記プレートは、前記スロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであり、前記第2のプレートは、前記スロットの真上に位置する第2のスロットに格納されるテープカートリッジを支持するためのプレートであることを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載のスロット。
請求項11
前記アクチュエータは、前記第2のプレートと回転可能に係合するよう適合されていることを特徴とする請求項10に記載のスロット。
請求項12
前記アクチュエータは、前記スロットのハウジングに支持されていることを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載のスロット。
請求項13
前記ハウジングは、ラック壁を含むことを特徴とする請求項12に記載のスロット。
請求項14
請求項13が請求項5に従属するとき、前記アクチュエータは、前記ラック壁に取り付けられた前記シャフトのまわりに回転可能であることを特徴とする請求項13に記載のスロット。
請求項15
前記アクチュエータを静止位置に戻すためのバネをさらに備えることを特徴とする請求項2から14のいずれかに記載のスロット。
請求項16
前記プレートは、前記ハウジングに、ピボット回転可能であるようにヒンジで取り付けられていることを特徴とする請求項12から15のいずれかに記載のスロット。
請求項17
前記プレートは、可動部分と固定部分を備え、前記可動部分は、前記固定部分に、ピボット回転可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のスロット。
請求項18
前記プレートは、前記可動部分が、静止位置と、該静止位置に対して一方の側にある第1の位置と、該静止位置に対して他方の側にある第2の位置との間で動くように構成されることを特徴とする請求項17に記載のスロット。
請求項19
前記可動部分は、リビングヒンジによって、前記固定部分と接続されていることを特徴とする請求項17または18に記載のスロット。
請求項20
前記可動部分を静止位置に戻すための少なくとも一つのバネをさらに備えることを特徴とする請求項17から19のいずれかに記載のスロット。
請求項21
前記可動部分は、前記テープカートリッジによって動かされることを特徴とする請求項17から20のいずれかに記載のスロット。
請求項22
先行する請求項のいずれかに記載のスロットを備えることを特徴とするテープライブラリ。
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