专利摘要:
本発明により、多数の露出すべき個別ゾーンを有する、例えば数十万のこうしたゾーンを有する写真素材が経済的で特に適切な露出時間で露出できる方法と、イメージセッタとが示される。これに加えて、主に規則的な、特に一行ずつ配列された多数の露出すべきゾーンを有し、イメージセッタを用いてデジタル方式で算出された画像を含む写真素材を露出するためのプロセスが備わっており、このプロセスにおいて、写真素材とイメージセッタとの間の連続的な相対運動が行われ、また、この運動中に、個々のゾーンの露出が行われる。
公开号:JP2011514547A
申请号:JP2010545371
申请日:2008-12-17
公开日:2011-05-06
发明作者:ラファート・コビリンスキ,フェーリクス フォン;ジェイ リーデル,ヴォルフガンク
申请人:リアルアイズ ゲーエムベーハーRealeyes Gmbh;
IPC主号:G03B27-00
专利说明:

[0001] 本発明は、イメージセッタを用いて、デジタル方式で算出された画像を含み、主に規則的に、特に一行ずつ配列された個別に露出すべき多数のゾーンを有する写真素材の露出のための方法に関するものである。さらに本発明は、デジタル方式で算出された画像を含み、主に規則的に、特に一行ずつ配列された個別に露出すべき多数のゾーンを有する写真素材の露出のためのイメージセッタに関するものである。]
背景技術

[0002] 理論的には、現在のプリント技術の水準において、写真素材の上に載せられたレンズアレイを用いて、三次元画像イメージを呼び起こすことになる写真システムが説明されている。このためには、アレイの各レンズを通して、描き出すべき画像対象物の複写が行われる。この再現(複写)に際しては、レンズアレイを通った画像が観察されるため、観察者が様々な観察角度から得られた画像を同時に見ることができ、また、その限りにおいて三次元イメージが成立する。このテクノロジに関する実例は、WO2005/022255に説明されている。]
[0003] 写真素材自体に関する考察はかなり進んでいたが、特にこれまでは、まだ、どのような手段を用い、かつ、どのような方法で、このような写真素材を露出でき、三次元的に再現すべき画像を提供することができるかについての技術的な考察は存在していない。特に問題は、主として専らデジタル方式で作成された画像においてではなく、アレイの個別のレンズにより撮影される各画像を作成するためのイメージセッタをこれらレンズの前方に移動させなければならず、また、そこで対応する画像を作成しなければならないことから発生する。個別のレンズの数がそのまま数十万個あれば、これは、多数の個別露出と、それに対応する費用のかかる工程を意味する。これを経済的にまとめることができるように、対応する合理的な方法を生み出す必要があり、また、この方法の実行に適し、対応する早い露出過程の実行を可能にする装置が求められている。]
発明が解決しようとする課題

[0004] この方法またはこうした装置を提供することが、ここで説明した発明の目的である。この場合、このような装置とその適用方法とは、WO2005/022255に記載されたような、上に被せた光に鋭敏な装置の露出にだけ合わせてレンズアレイが設計されているわけではなく、基本的に、露出すべき多数の個別ゾーンを有する素材の合理的で経済的な露出のために使用できなければならない。]
課題を解決するための手段

[0005] 発明によれば、上記課題は、一方では請求項1に記載の方法によって、他方では、請求項9に記載されたイメージセッタを用いて解決される。]
[0006] 発明の本質的に重要なアイデアは、イメージセッタを連続的に動かし写真素材の表面に向けて相対的に運動させて、その際に各セルの露出を行うことである。この場合、それは当然、セルが目的に合わせて別々に露出され、イメージセッタが連続的に動いている最中などに、後にその他の画像情報を含め露出すべき隣のセルが、既にその前のセルのために指定された光源を使い露出されることが問題となる。この場合、基本的に、イメージセッタが写真素材に対して能動的に位置を変えるか、または、写真素材が固定したイメージセッタの下でそれに沿って動かされるか、あるいは、イメージセッタおよび写真素材という二つの支持されたコンポーネントの動きが全くの成行きとして生じるかどうかは問題ではない。しかし、実際には、特に大画面の写真素材の場合は、静止している写真素材の上をイメージセッタが動く。]
[0007] イメージセッタと写真素材とが、連続的に互いに向かって相対的に動くことにより、イメージセッタと写真素材との間の位置は、各露出のために、特に運動の撮影や制動および正確な位置決めのために時間がかかる新たな調整を施される必要がない。例えば、10万を超える多数のゾーンがある場合の時間の消費は、甚大であり、通常は、個々のゾーンに対する露出時間の合計を明らかに超過する。]
[0008] 散乱光と誤露出とを回避するためには、イメージセッタから放出する光の範囲を、それがぶつかるべきところ、好ましくは、露出すべき写真素材の内側または露出すべき写真素材の入射瞳の平面内に、厳密に限定することが有効である。この代わりに、イメージセッタの外側に入射瞳を作り出すため、開口絞りを写し取ることができる(請求項2を参照。)。]
[0009] 同期の位置に忠実な露出を伴うこの連続的な動作は、最初に露出すべきゾーンから隣接する次に露出すべきゾーンへの運動時間を露出時間が明らかに下回ることにより、追跡できる(請求項3を参照。)。その場合、全写真素材の素早い露出をより確実に行うために、露出時間は、0.1秒以下、特に数ミリ秒の範囲内であることが好ましい。要求通りの露出のために十分な光量が個々のゾーンに到達する限りは、μsの範囲内のさらに短い露出時間またはそれ以下の露出時間も当然考えられる。]
[0010] その他のアプローチの仕方(請求項4を参照。)では、イメージセッタの射出瞳がイメージセッタに沿って同じく相対的に動き、それによって少なくとも露出時間が持続する間、写真素材に対し相対的に静止することにより、露出すべきゾーン以外のゾーンの誤露出を防止できる。この場合、射出瞳は、実際の絞りまたはイメージセッタの外側や出口に投射された絞りである。]
[0011] 本発明のバリエーションに従って写真素材の露出を行う場合、または、本発明に則って設計されたイメージセッタを使用する場合、写真素材に対するイメージセッタまたはイメージセッタの下側の写真素材は、先行するゾーンの露出の間に早くも次のゾーンの方向へ向かうが、その際には、通常は非常に小さくて速く動くイメージセッタの射出瞳だけが、再調整されなければならず、さらに次のセルの露出の間に、再びイメージセッタのケーシングに向かって相対的にまたはイメージセッタに沿って動く。このようにして写真素材に向かっての相対的なイメージセッタの移動以外は何も行われないアイドルタイムにて、多大な節約を達成でき、またそれに伴って、全写真素材の露出に必要な全ての時間を経済的に適切な程度にまで減らすことができる。]
[0012] このバリエーションでは、イメージセッタの射出瞳の開口部幅が、基本的にゾーンの入射瞳と合致していることが好ましく、特にゾーンの入射瞳を少し上回っているかまたは下回っていることが好ましい。つまり、このように射出瞳と写真素材との間に僅かな相対的運動または間違った方向付けがある場合ですら、イメージセッタが進行している最中に露出すべきゾーンが、定義された光量を使って露出されるように保障される。この場合、上記のようなイメージセッタの射出瞳とゾーンの入射瞳との間の関係は、短い露出持続時間を含むその前に言及された方法にとっても有利である。]
[0013] 中心から離れた射出瞳を相対的にイメージセッタに向かって動かすことができる特に簡単な方法は、少なくとも露出時間の持続する間、イメージセッタの内側の絞りを基本的に直線的に動かすことである(請求項5を参照。)。その際、大きな損失がなければ、30°までの直線性の偏差は許容できる。このような偏差は、例えば、開口絞りが円の上を(弓形に)動かされる場合に生じる。しかしながらその円の直径は、直線的な動きに近くなるよう十分大きい。]
[0014] イメージセッタと写真素材との間の粗雑な位置決めを回避するため、できるだけ振動が伝わらないようにしなければならない。これは、不平衡と質量加速度とを回避することにより達成できる。不平衡は、イメージセッタ内に存在する回転体がその質量分布と回転軸との配置に関して適切に設計されていれば回避できる。この場合、回転軸は、回転体の主慣性軸と一致していることが好ましく、また、回転体の重心を通っていることが好ましい。不平衡および質量加速度は、例えばこれに関して問題となる部品ができるだけ少ない質量である(軽い)ことにより、小さくできる。]
[0015] 光学的システムの計算に際しては、部分絞り、すなわち動かされた開口絞りがその中に存在する全絞りを定義することに注意を払うべきであり、また、この全絞りのためのライトパスを最適化することが好ましい。これによって、全絞りの中で動かされた開口絞りの位置に光学的写像の品質が比較的左右されなくなる。]
[0016] イメージセッタが射出瞳の平面において、基本的にそれと平行な写像を、無限に写し取られる画像情報を担う光線に基づいて処理するならば、二番目に挙げられたバリエーションに基づく方法が特に簡単に実行可能である。つまり、イメージセッタ中に配置された複雑な構造を使わない写真素材に関係したイメージセッタの方法では、この光線の再調整が行われなければならない(請求項7を参照。)。]
[0017] その際、画像情報の写像を無限にすることができ、また意図的なプラスまたはマイナス1ジオプトリによって、そこからの偏差を起こすこともできる。こうして、多分存在する露出すべきゾーンの僅かな写像の欠点を補整できる。明らかに1ジオプトリ以上の偏差は、露出の間に、写真素材とイメージセッタとの間の相対的運動との相互作用において、新しいピンボケの元が発生する程度に画像情報を担う光線が僅かに平行であるため、通常は意味のあるものではない。]
[0018] 冒頭で既に述べたように、この方法および発明に則ったイメージセッタは、基本的に、その有効範囲に基づいて常にまたは様々なゾーンに細分される各写真素材の露出のために使用できるとしても、この発明は、レンズアレイで覆った写真素材としての感光フィルムの露出にその優先的な用途を見出す(請求項8を参照。)。]
[0019] 三次元的効果を持つ画像を作成できるようにするためには、請求項8に示されたように、露出過程中のイメージセッタが、位置を変えた観察角度から見た画像を含む様々なゾーンを露出することが好ましい。これらの画像は、代表的には、デジタル式の画像計算装置によって算出され、場合によっては(中間)保存され、そして、イメージセッタに同期化されて託送される。その際、画像の算出とイメージセッタへの同期化された託送とは、空間的および時間的に配置換えをして行うことができる。こうして画像は、例えば計算センタまたはそのような箇所で算出することができ(場合によっては、必ずこの画像データを基礎にしたイメージセッタのための具体的な制御データを算出した上で)、また例えばCD−ROMやDVDなどの記録媒体、あるいはオンラインでイメージセッタに移すことができる。]
[0020] その際、基本的に発明に則った方法を用い、異なる色彩の隣接するゾーンを露出することが可能であるが、この場合、これらのゾーンが色混合システムの3原色を形成することが好ましい。後々の再現に応じて(透明陽画(カラースライド)の種類または焼き増し(複写)の種類に応じて)、加法または減法の混合システムの原色を使用することができる。このようにして3つの隣接するゾーンから得たこれらの情報が、観察者の目に総じて1つの多色画像を呼び起こす。同様に、色混合システムの原色を用い、スペクトルの全幅についてカラー画像情報をゾーンに刻み込むためゾーンを次々に露出できる。]
[0021] 主に規則的に、特に一行ずつ配列された、数多くの個々に露出すべきゾーンを有し、デジタル方式で計算された画像を含む写真素材の1つを露出するための、発明に則ったイメージセッタは、イメージセッタ装置内に画像発生装置と開口絞りとを備えるが、この場合、自動プロセスのためのイメージセッタ装置は、相対的に露出すべき写真素材に向かって調整されており、開口絞りは、その位置においてイメージセッタ装置に向かって相対的に制御され、いずれにせよ基本的に露出時間が持続する間は、写真素材に向かって相対的にイメージセッタを扱う際にその画像や射出瞳が写真素材に対して固定的に動かないように変更することが可能である。この結果、鮮明な写像を実現できる。もちろん品質または鮮明度を大きく損なわなければ、露出時間中の固定度の逸脱、つまり露出時間におけるゾーン中心部から最大1/4の距離の動きは許容できる。]
[0022] イメージセッタまたはそのケーシングに対し相対的にずらすことができる射出瞳の考えうる形態は、従属的な装置である請求項14に記載されている。光透過スリットに対し斜めに動き、縦に延びた開口部を有し、かつ、その回転速度において相対的に写真素材に向かうイメージセッタの送り速度と相関関係がある回転ディスクを用いて、非常に簡単に、相対的にイメージセッタに向かう射出瞳の動きを発生できる。この射出瞳は、通常は相対的に写真素材に向かうイメージセッタの前進方向と反対に動く。]
[0023] これを実現するための簡単な方式と方法は、請求項15に示されている。光透過スリットの縦軸上にその回転軸を有するディスクを配置するとともに、ディスク中に開口部を螺旋状に設けることにより、ディスクの回転運動を通じて縦スリットと回転ディスク中の開口部との重なりによって形成され縦スリットに沿った開口絞りの直線的な進行が生じる。ディスク上には、請求項16に示された通り、2つのこうした螺旋状に延びた開口部が存在し、これによって次々に隣接した2つのゾーンの露出を行うことができる。ディスク上の開口部の間には、優先的に、運転中にイメージセッタのための開口部のない奥まった領域が、露出のない時間のために設けられている。]
[0024] 代わりに、同じように配置された回転するディスク上に縦に延びた開口部に代えて、基本的に円形またはそれに同様に作用する形状をした多数の開口部を優先的に設けることも考えられる。これらの開口部は、ディスクの回転に際し、いずれにせよディスクの開口部の運動ラインに沿って延びる対応した光透過開口部上を移動する。回転するディスク代えて、相対的にケーシングに向かって動く射出瞳を形成させるため、有孔テープを開口部上に直線的に移動させることもできる。]
[0025] イメージセッタ中の画像発生装置には、例えば、主に赤、緑および青の原色の発光ダイオード(LED)を設けることができる。これを使って、例えば、全LEDを同時に一方向に向けることにより、フルカラーの画像を作り出すことができる。また、次々に画像を発生させ、写真素材上に露出させることができる。これらの画像は、その都度原色の一つだけから成る画像情報を含む。]
[0026] 画像発生装置の構成部分としてイメージセッタ中に配置された平板の光変調器、特にMMDまたはLCoSにおいて、請求項18に示された有利な方法を用い、発生する画像を、特に簡単で精度の高い方式と方法とに基づいて、射出瞳の方向に向けることができる。こうした平板な光変調器(MMD/LCoS)を用いて、画像情報が原色に応じて分離され、次々にゾーンにピクセル分解されて投射される。]
[0027] 発明に則った方法と発明に則ったイメージセッタが、多数の新しい創造的な特徴と備え、かつ、現在の技術水準に対して著しい利点を必然的に伴うことは、これまでの記述から既に明らかである。]
[0028] 本発明のそれ以外の利点と考えうる構造上の特徴は、添付された図を用いた以下の実施の形態の説明から明らかである。各図は以下のことを示している。]
図面の簡単な説明

[0029] 図1は、本発明に係る方法および本発明に係る装置であるイメージセッタを用いて露出できる数多くのゾーンまたはセルから構成された写真素材の構造を図式的に示している。
図2は、様々な光学的コンポーネントおよび画像放射進路を有する本発明の装置であるイメージセッタの構成を図式的に示している。
図3aおよび図3bは、本発明に基づいて構造を転換し、イメージセッタまたはイメージセッタケーシングに向かって相対的に動くことが可能な開口絞りを2つの異なる側面から示している。] 図1 図2
実施例

[0030] 図1は、本発明をより良く理解するため、本発明の方法および本発明の装置であるイメージセッタを使って露出することが可能な写真素材Fの原理的構造が示されている。ここに示された写真素材は、三次元画像を撮影して、見る際に三次元効果を再現するのに適しておりそのように利用されるべきである。そのためには写真素材Fは、その都度レンズシステムと絞り開口部が上に重なる数多くのゾーンまたはセルに細分されている。この写真素材は、上層Dと、この上層Dの下の前部に位置する凹レンズ表面Iaおよび上層Dの下の後部に位置する凸レンズ表面Ibを有する最初のメニスカスレンズ層Iと、ゾーン全体に配分されていた絞り開口部を有する絞り層IIと、そして最後に光感度の高い層Lとから構成される。2つのレンズ層、すなわちメニスカスレンズ層Iおよび第2のレンズ層IIのそれぞれのレンズと絞り層Bの絞り開口部とは、垂直方向に重なり合って配置されており、またそれにより写真素材の水平分布におけるそれぞれのゾーンまたはセルを定義している。] 図1
[0031] こうした写真素材を使って、所望の大きさで三次元画像を撮影し、かつ現示できるようにするため、特に数10万の個別ゾーンが、その都度レンズ層I,II並びにこれらに付随し並んで配置された絞り層Bおよび対応するその下の光感度の高い層Lからなる絞りによって形成され、また図解されなければならない。特にデジタル方式で計算され、総じてバーチャルな画像作成が可能な画像、または、自然な原本に基づいて計算により様々な観察位置から個々の画像に転換された画像、あるいは自然な原本から個別に様々な観察位置から撮影されデジタル化され保存された数多くの画像を使い露出する場合、イメージセッタは、最後に三次元的な印象を観察者に呼び起こさせるため、これらセルの各個別セルを、様々な観察位置からの画像を用いて次々と露出しなければならない。]
[0032] これは、発明に則って、相対的に写真素材Fに向かって連続的に動き、かつこの運動中、個々のセルまたはゾーンを露出するイメージセッタを使って行われる。]
[0033] 図2には、最も重要な光学的コンポーネントと画像放射進路と有するイメージセッタの設計バリエーションの構造が図式的に示されている。こうしたイメージセッタは、例えばLCD装置とすることができ、また、ピクセルの正確さに基づいてカラー画像が作成される画像発生装置1を備える。ここで、代わりにLCoSも配置できるが、その場合、完全なカラー複写を保存するため、さらに多くの異なる色のLEDを使った照明が必要である。画像発生装置1から発する光における投射光線経路の方向への方向転換は、鏡またはビームスプリッタを使った方向転換装置2にて行われる。方向転換装置2により開口絞り3を通った光は対物レンズ4の方向に向けられる。そこから光は、対物レンズによって作り出され、画像発生装置1がはっきりと図解される中間画像5を通り、さらに集光レンズ6を通り抜ける。最後に光は、反射対物レンズ7を用いて、露光すべきゾーンまたはセルの方向に向けられ、そして8において、開口絞り3の画像として射出瞳を形成する。図1の写真素材の露出に際しては、こうして形成された射出瞳8の平面が、正確に、メニスカスレンズ層Iを通って写し取られた絞りBのバーチャル画像の平面内に存在する。] 図1 図2
[0034] 全ての配置物はここでは示されていないが、プロジェクタのケーシング内に置かれており、露出過程の最中に、個々のゾーンを制御しかつ露出するために相対的に写真素材Fに向かって運ばれるか動かされる。]
[0035] 図3には、最終的に、1つの実施の形態における前方から対角線方向の三次元の斜視(図3a)と前方からの斜視(図3b)の2つの異なる眺めに対し、イメージセッタの外側に向かって写し取られたイメージセッタ内に存在する開口絞り3を用いた、イメージセッタのケーシングに向かって相対的に移動する射出瞳を創造するために考えられる機械的バリエーションが示されている。この開口絞り3は、RBで示唆された相対的に写真素材に向かうイメージセッタの運動方向に延び、そして光透過スリット9の縦軸上にその回転軸が位置した絞りホイール10と共にこの光透過スリット9の前に配置される障壁内に形成された光透過スリット9の重なりにより実現される。この実施の形態では、絞りホイール10は、この絞りホイール10の周方向に近づくように延びるが、絞りホイール10の周縁まで僅かな距離を有する部分から、より大きなそうした距離を有する部分までを螺旋状にのびる2つの縦開口部11を有する。]
[0036] 縦開口部11の間には、絞りホイール10において裂け目の無い閉鎖部分12が存在する。]
[0037] ここで論及された発明に則ったイメージセッタの実施の形態において、発明に則った方法を実行するための設計バリエーションでは、絞りホイール10が、運動方向RBへの前進速度に合わせて回転方向RRに動かされるが、この場合、絞りホイール10の周縁からの光透過スリット9を超えて進む開口部11の距離が増加することにより、より厳密には、その裏返しの画像である射出瞳8が、相対的に光感度の高い素材の表面に向かって基本的に固定されたままであるような方式での運動方向RBの方向に対する運動速度と方向RRに向かう回転速度との間の関係の選択により、これら両構成要素の重なりにて形成される開口絞り3が運動方向RBに対してずれる。]
[0038] このようにイメージセッタは、射出瞳8を通って写真素材に降下する光を使った露出が比較的穏やかであるとはいえ、先に、相対的に光感度の高い素材に向かってさらに移動させられる。回転方向RRに向かってその最後尾の端を有する開口部11が、光透過スリット9を超えて延びているなら、閉鎖部分12がそのスリットを隠し、その結果、開口絞り3が閉鎖される。このようにして、2つのゾーン間の移行部分において、好ましくない2つのゾーンの二重露出が発生することが防止される。絞りホイール10がさらに回転すると、次の縦開口部11が、絞りホイール10の外縁近くに位置し光透過スリット9を超えるその部分と共に現れ、その結果、射出瞳8が、開口絞り3の画像として再び次の露出すべきゾーンの入射瞳に降下し、そして、絞りホイール10の更なる回転により、相対的にイメージセッタケーシングに向かって移動させられるが、露出すべきゾーンに対しては基本的に固定されたまま残る。]
[0039] この方法によれば、個別ゾーンの同時に確実かつ明確に分離された露出の際に、露出すべき写真素材を超えてのイメージセッタの速くて連続的な前進が可能である。]
[0040] なお、上記実施の形態は、連続的に動くイメージセッタに向かって相対的に移動する射出瞳を作り出すための唯一の可能性を示したものではないことは明らかである。これは円形または適切な方法で成形されたその他の開口部を有する絞りホイールでも適用できる。この絞りホイールには、ホイール面に向かって曲げられた孔に対する部分または偏心板を、リニアモータまたはカム軸伝動装置、あるいは専門化によく知られたその他の手段を用いて振動する孔絞りとして、真っ直ぐなまたは曲がったエッジを有する有孔テープを同じく備え付けることができる。]
[0041] 1画像発生装置
2方向転換装置
3開口絞り
4中間画像のための対物レンズ
5 中間画像
6焦点レンズ
7反射対物レンズ
8射出瞳
9光透過スリット
10絞りホイール
11 縦開口部
12閉鎖部分
B 絞り層RB運動方法
D上層RR回転方向
F写真素材
Ia) 第1レンズ層の前部レンズ表面
Ib) 第1レンズ層の後部レンズ表面
II 第2レンズ層
L光感度の高い層]
权利要求:

請求項1
主に規則的に、特に一行ずつ配列された数多くの個別に露出すべきゾーンを有し、イメージセッタを用いてデジタル方式で算出された画像を含む写真素材を露出するための方法であって、この方法では、写真素材とイメージセッタとの間で連続的な相対運動が行われ、この運動中に個別ゾーンの露出が行われる。
請求項2
開口絞りは、イメージセッタの外側に向かって、主に露出すべき写真素材の内側に向かってまたは露出すべき写真素材の入射瞳の平面において写し取られることを特徴とする請求項1に基づく方法である。
請求項3
各ゾーンの露出は、最初の露出すべきゾーンから隣接する次に露出すべきゾーンまでのイメージセッタと写真素材との間の相対運動の持続時間を、少なくとも10、主に50またはそれ以上のファクタだけ下回り、かつ、数ミリ秒以下の短い範囲になるような露出持続時間で、集中的かつ短時間に行われることを特徴とする請求項1または2に基づく方法。
請求項4
露出光線または露出ビームの放射過程中のイメージセッタは、基本的にゾーンの入射瞳と一致するが、特に僅かに上回るかまたは下回る開口部幅を有する射出瞳を備え、イメージセッタが相対的に写真素材に向かって連続的にその表面を越えて移動し、射出瞳は、その位置で、イメージセッタの連続運転中、相対的に写真素材に対して、少なくとも露出時間の持続する間、基本的に露出すべきゾーンに関して動かないまま止まるよう相対的にイメージセッタに対して変化することを特徴とする請求項1または2に基づく方法。
請求項5
イメージセッタ内の開口絞りは、少なくとも露出時間の持続する間、基本的に直線的に動くことを特徴とする請求項2または4に基づく方法。
請求項6
イメージセッタ内の開口絞りは、イメージセッタの連続運転中、不平衡または質量加速度による振動がイメージセッタの他の部分に伝わらないような方法で直線的に動くことを特徴とする請求項5に基づく方法。
請求項7
イメージセッタは、射出瞳の平面において、基本的にそれと平行な写像を、無限に写し取られる画像情報を担う露出光線に基づいて処理することを特徴とする請求項4ないし6いずれかに基づく方法。
請求項8
写真素材は、光感度の高い層の上にされた、並列に配列された集束レンズまたは集束レンズシステムからなる箇所を有し、その場合露出すべきゾーンが、集束レンズまたは集束レンズシステムの入射瞳により規定されることを特徴とする請求項1ないし7いずれかに基づく方法。
請求項9
露出過程の最中に、イメージセッタ中で作られた、位置を変えた観察位置からデジタル方式で算出された画像を含む様々なゾーンが露出されることを特徴とする請求項1ないし8いずれかに基づく方法。
請求項10
露出過程の最中に、イメージセッタ中で作られた、色混合システムの3原色の1つずつについてデジタル方式で算出された画像情報を含む隣接するゾーンが露出されることを特徴とする請求項1ないし9いずれかに基づく方法。
請求項11
露出過程の最中に、イメージセッタ中で作られた、色混合システムの3原色の1つずつについてデジタル方式で算出された画像情報を含むゾーンが次々と露出されることを特徴とする請求項1ないし9いずれかに基づく方法。
請求項12
主に規則的な、特に一行ずつ配列された数多くの個別に露出すべきゾーンを有し、デジタル方式で算出された画像を含む写真素材(F)を露出するための、イメージセッタ装置内に画像発生装置(1)と開口絞り(3)とを備えたイメージセッタであり、その場合、イメージセッタ装置は、相対的に露出すべき写真素材に向かって能動的に移動するように調整されており、またその場合、相対的にイメージセッタ装置に対してその位置で制御される開口絞り(3)は、その画像すなわち射出瞳(8)が、相対的に写真素材(F)に向かうイメージセッタ装置の移動に際し、いずれにしても露出時間を持続する間、基本的に写真素材(F)に対して動かないまま止まるよう変更可能である。
請求項13
イメージセッタは、無限に写し取られる画像情報を担う露出光線に向かって、基本的に平行に、射出瞳(3)の平面において、射出瞳を発生させるように調整された写像装置を含むことを特徴とする請求項12に基づくイメージセッタ。
請求項14
イメージセッタは、相対的に写真素材に向かうイメージセッタの速度制御された直線的な移動のためのリニアモータを有し、さらにイメージセッタがイメージセッタ装置内に設けられた、相対的に写真素材に向かって移動する際に同じ運動方法(RB)に向かって進行するとともに、光透過スリット(9)が配置された回転可能なディスク(10)を有し、その場合、回転可能なディスク(10)において、少なくとも1つの縦方向に延びた、光透過スリット(9)に対して斜めに延びかつ開口絞り(3)の形成のための光透過スリットを覆う開口部(11)が設けられており、その場合、開口部(11)が、ディスクに沿ってディスクの回転に際して開口絞り(3)が光透過スリット(9)に沿って移動するように導かれ、また、ディスク(10)の回転速度と相対的に写真に向かうケーシングの直線的前進速度とを相関させるための手段が、少なくとも露出時間の持続する間、射出瞳(8)が基本的に写真素材(F)の表面に対し固定され続けるように備わっていることを特徴とする請求項12または13に基づくイメージセッタ。
請求項15
光透過スリット(9)の縦軸上にその回転軸を有するディスク(10)は、その縦軸上またはその延長部上に配置されており、また少なくとも1つの開口部(11)は、ディスク(10)の周縁から内側に向かって回転軸の周りを螺旋状に導かれていることを特徴とする請求項14に基づくイメージセッタ。
請求項16
ディスク(10)上に、2つの対照的に配列された、螺旋状にのびる開口部(11)が配置されており、またこれらの開口部の間には、ディスク(10)が開口部から自由な周辺部分(12)が存在することを特徴とする請求項15に基づくイメージセッタ。
請求項17
画像発生装置(1)は、LEDを、主に赤、緑および青の原色のLEDを有することを特徴とする請求項12ないし16いずれかに基づくイメージセッタ。
請求項18
イメージセッタは、平板の光変調器(1)を、特にMMDまたはLCoSを有することを特徴とする請求項12ないし17いずれかに基づくイメージセッタ。
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