![]() 地理情報システムにおける線形参照システムイベントの配置
专利摘要:
運輸省の線形参照システム(LRS)等のLRS内のイベントの地理的位置を決定する方法及びシステムが提供される。その方法及びシステムは、LRSと米国で使用される郵便住所指定システムとの間の類似性を利用する。LRSイベントジオコーディングデータベース及びスキーマは、郵便住所指定システムのスキーマ及び地理情報システム(GIS)のスキーマの一部から作成される。LRSデータは、郵便住所指定システムにおいて定義されるような郵便住所データとして符号化される。LRSデータ及びGISデータは合成され、現在の郵便住所ジオコーディング化と同様の変換論理を使用してLRSイベントジオコーディングデータベースをポピュレートする。所定のLRSイベントの地理的位置は、LRSイベント識別子において黙示的な線形基準及びLRSイベントジオコーディングデータベースを利用するジオコーディングソフトウェアを使用して生成される。 公开号:JP2011514540A 申请号:JP2010541784 申请日:2009-01-08 公开日:2011-05-06 发明作者:ジェイ クラーク,;ブラッド ハイブナー, 申请人:テレ アトラス ノース アメリカ インコーポレイテッド;テレ アトラス ベスローテン フエンノートシャップTele Atlas B.V.; IPC主号:G09B29-00
专利说明:
[0001] 本発明はデータ変換に関し、特に、線形参照システム(LRS)内の新規イベントの地理的位置の正確な表現を判定する方法及びシステムに関する。] 背景技術 [0002] マッピング及び関連するアプリケーションにおいて、線形参照システム(LRS)のデータ、特に関心イベントと、地理情報システム(GIS)から取得されるデータとを定期的に組み合わせる必要がある。LRSは、道路、線路及び河川に関連するデータ等の関心イベントが線形要素に沿う基準により位置を特定されるシステムである。関心イベントの例には、制限速度変更に対する標識、道路沿いの電話ボックス、あるいは道路、線路又は道路と交差する河川に関連するデータが含まれる。各イベントは、マイル点として周知の点により位置を特定される。システムは、ルートの区分が変更された場合に、変更された区分上のマイル点のみが更新を必要とするように設計されている。一方、GISは、地図中で使用されるように関心イベントの地理位置を含んだシステムである。しかし、2つのデータセットの合成は決して明確になっていない。更には、GISデータが平面測定を使用する一方でLRSデータが2点間の距離の直接測定を採用しているので、混乱が生じる場合がある。] [0003] GISにリンクされたLRSのユーザがGISに対する位置の更新を受信した場合に、LRSは、対応する地理位置に対しての関心イベントの一対一の線形マッピングを維持するように更新される必要がある。LRSが更新されないと、地理データベースの2つのバージョン間の位置の表現の変化により、LRSイベントは1つの地理位置から別の地理位置にジャンプするように見えてしまう。] [0004] 地理データベースは、種々の理由により時々更新される必要がある。その理由の1つとして、例えば、地理データベースにおける実世界オブジェクトの位置の基準が向上したためであろう。別の理由としては、向上したディスプレイの特性に対する平面投影において楕円体地球を表すように用いられる変換における変化のためであろう。] [0005] 新規LRSイベントが発生し且つ関連するGIS内に配置される必要がある場合、このタスクを処理するために現在利用可能なソフトウェアは非常に高価であり、使用するのに時間がかかり且つ困難である。少なくとも3つの異なる手法が試みられてきた。これらの方法は全て、現場におけるイベントの位置の直接測定で開始している。これは、実世界における正確な位置を判定するための測量及び/又はGPS測定を含んでいるであろう。] [0006] 1つの手法においては、イベントの位置は表形式で又は非構造文書として格納され、ユーザが関心領域の地理的表現を閲覧する間にユーザによる参照のために手動で呼び出される。ユーザは、視覚的に及び頭の中で表形式のデータを地理的位置に変換する。別の手法においては、イベントの位置は、周辺の制御点に関連してイベントの位置を位置付け且つ格納するためにGISとして使用されることが多いコンピュータ支援設計ソフトウェアで提供される注釈機能を使用して格納される。別の手法においては、イベントの位置は、動的分割として周知であるGISデータの分割を実行することにより格納される。この処理は、実世界の測定値とGISの表現及び補間とを比較することによりイベントの正確な位置を再計算する。充分な資源が利用可能な場合に、現時点で好適な方法は動的分割である。通常、動的分割の実現例は集中型であり、GISに対してLRSイベントを補間及び再較正するための専用ソフトウェアを必要とする。] [0007] 現在、イベントの位置は一般に、特定のLRSルートのプロパティである座標値として又は別個のテーブルに格納される。例えば、動的分割の目標は、各イベントに道路区分のノードを配置することである。州及び連邦の運輸省(DOT)を含む米国内の多くのDOT、並びに他国のDOTは、イベントの位置の地図を提供するために、道路区分及び他の特徴の地理データベースを使用してLRS内のイベントを視覚的に表示することが有用であると判っている。この処理をイベントのLRSテーブルから直接行うことはできない。LRSにおいて、イベントの位置はルートの始点からルートに沿うイベントまでの線形距離として与えられるのであるが、これでは、特定の地理データベースに位置合わせされた点の地理座標に直接変換するには不十分である。従って、LRSのルート及びイベントを地理データベース内の対応する道路区分に位置合わせする方法が必要とされている。] [0008] 典型的な方法である動的分割は、地理データベース内の対応する道路区分の組を用いてLRSルートを登録し、その後、LRS内のイベントの位置における区分又はノード内に切れ目が存在するように道路の区分を分割する。それにより、ルートに沿うLRSイベントは、LRSにおいて定義されるようにイベントの位置と共に新しい道路区分データベースを生成する。動的分割の処理は充分に文書化されており、市販及びパブリックドメインアルゴリズムが実現されている。しかし、処理は複雑であり、時間のために品質を犠牲にする種々の最適化が存在する。多くの場合には、新しい道路データベース及びイベントの位置の品質は、処理が実行され且つ結果が検査された後に初めて判定される。地理データベース内の適切な位置にイベントを強制的に位置づけるために、動的分割の後で場合によっては拡張機能として手動の再分割を行うことは極めて一般的である。動的分割は、新しい道路データベース及びその新しい道路データベースと共に使用するのに適したイベントの地理的位置を生成することを意図している。] [0009] 現在の各手法は、手動による現地測定又は複数のデータ層の重複処理のいずれかを必要としている。線形参照システム(LRS)内のイベントの地理的位置の正確な表現を決定する、より適切な方法及びシステムが必要とされている。] 発明が解決しようとする課題 [0010] 線形参照システム(LRS)、例えば運輸省のLRS内のイベントの地理的位置を決定する方法及びシステムが提供される。] 課題を解決するための手段 [0011] 方法及びシステムは、LRSと米国において使用される郵便住所指定システムとの間の類似性を利用する。LRSイベントジオコーディングデータベース及びスキーマは、郵便住所指定システムのスキーマ及び地理情報システム(GIS)のスキーマの一部から作成される。LRSデータは、郵便住所指定システムにおいて定義されるような郵便住所データとして符号化される。LRSデータ及びGISデータは合成され、現在の郵便住所ジオコーディングと同様の変換論理を使用してLRSイベントジオコーディングデータベースにデータを投入する。所定のLRSイベントの地理的位置は、LRSイベント識別子において暗示される線形基準及びLRSイベントジオコーディングデータベースを利用するジオコーディングソフトウェアを使用して生成される。] 図面の簡単な説明 [0012] 本発明の実施形態に従って、郵便住所指定システムのデータベースの一例のレコードを示す図である。 本発明の実施形態に従って、図1に示す郵便住所指定情報からの情報を重ねた地図の一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、地理情報システム(GIS)のデータベースの一例の道路レコードを示す図である。 本発明の実施形態に従って、図1に示す郵便住所指定システムのデータベースのレコードの例及び図3に示すGISデータベースのレコードの例から構成される結果として得られる郵便住所ジオコーディングデータベースのレコードの例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、郵便住所ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に従って、郵便住所逆ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に従って、典型的な関心イベントを含むLRSイベントテーブルの一例のレコードを示す図である。 本発明の実施形態に従って、図7Aで説明する実際のルート及び種々のイベントの位置を示す上面図である。 本発明の実施形態に従って、2つのシステム間の類似性を示す郵便住所指定システムの道路区分の一例及びLRSルートの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、路床の高度を説明する潜在住所を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図7Aに示すルートに対するLRSルート定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、郵便住所ジオコーディングテーブルのエントリの一例を示す図である。 本発明に従って、図10Bの郵便住所ジオコーディングデータベースの形式に設定及びマッピングされた図10AのLRSルートの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図10B中の郵便住所データと地理データベースとの位置合わせの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図10C中のLRSデータと地理データベースとの位置合わせの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図1の郵便住所指定システムのテーブルにおいて識別される領域に対するLRSルート定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図12に示すLRSルート定義テーブルからの情報を重ねた地図の一例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、図12に示すLRSルート定義テーブルのレコードの例及び図3に示すGISデータベースのレコードの例から構成される結果として得られるLRSイベントジオコーディングデータベースのレコードの例を示す図である。 本発明の実施形態に従って、LRSイベントジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に従って、LRSイベント逆ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態と共に使用可能である例示的なシステム1700を示すブロック図である。] 図1 図10A 図10B 図10C 図12 図3 図7A 実施例 [0013] 添付の図面を使用して、本発明の更なる詳細を説明する。] [0014] 全体として、運輸省(DOT)の線形参照システム(LRS)内のイベントの地理的位置を決定する方法及びシステムが提供される。すなわち、DOTは本方法及びシステムを使用して、例えば整備員を派遣するために、特定のLRSイベントが地表上に位置する場所を検出することができる。本方法及びシステムは、空間情報を表示、マッピング及び解析するために、地理情報システム(GIS)により使用される地理データベースにおいてLRSイベントを表すのに有用であってもよい。] [0015] LRSデータは、電子地図及び電子データベースにおいて使用するためにGISデータと合成される。LRSイベントジオコーディングデータベースが作成され、イベント識別子の暗示する線形基準からイベントの位置を生成するためにジオコーディングソフトウェアが使用される。その後、イベントの識別子、記述及び位置は、マッピング及び表示のために、変更されていない既存の地理データベースの適切な層に挿入される。ジオコーディングデータベースは、DOTがイベントの位置を表示するために使用するのと同一の道路区分データベースを組み込む必要がある。本方法及びシステムは、新規イベントに地理的位置を提供するため、及び関連するGISデータベースが変化する場合にイベントを再配置するために使用される。] [0016] 方法及びシステムは自動化され、LRSと米国において使用される郵便住所指定システムとの間の類似性を利用している。郵便住所ジオコーディングと同一の基礎となる2次元道路地理学データが使用され、郵便住所ジオコーディングと同一の変換論理が使用される。その場合、使用されるデータの種類、例えば郵便か又はDOTかによって、変換可能な入力データが決定される。] [0017] ソフトウェアのユーティリティである住所コーディングガイドにより、ユーザはLRSに基づくイベントの位置を入力し、GISにより使用中である地理データベースの特定のバージョンに対するそのイベントの正確な2次元位置を受信できる。GISに対して新しい地理データベースが発行される場合、LRSに基づくジオコーディングデータベースの一致するバージョンが同様に発行される。関心イベントは、GISにおいて表されるようなイベントの座標を取得するために、LRSに基づくジオコーディングを使用してGISデータベースの各バージョン内に配置される。このように、地理データベースの新規バージョンに対する全LRSイベントの全面的な再位置合わせ及び関連する地理データベースにおける新規イベントの位置の決定が提供される。] [0018] GISにおいて示される場合と同様に、イベントの位置は個々の道路区分の属性として処理されるため、動的分割にかかる膨大なコストは回避される。動的分割の場合と同様に、新しい地理データベースを再作成するための時間及び資源は不要であり、生成されるイベントの位置は既存の地理データベースに即座に適用可能である。GISにおいて表される道路網内の区分の端点又はノードの再分配は不要である。更に、新規イベントが発生すると、それらは即座に配置され、他のユーザ及び地理データベースの使用を中断することなくその地理データベースに追加可能である。動的分割と比較して、手作業の量は完全に取り除かれないとしても大幅に削減される。] [0019] 更に、新規LRSイベントが発生し且つ関連するGIS内に配置される必要がある場合に、現地測定、GISデータベースの修正又は参照を行わずに即座に回答が生成される。従って、ユーザは、手動による訂正を含まずに、1時間に200〜300万個のオブジェクトを潜在的に配置できるが、オブジェクトの数はこれに限定されない。] [0020] 線形参照は、既存の道路にわたって連続するパス又はルートの線形表現である。これら既存の道路は、関連する地理(GIS)データベースにおいても表されている。これらの線形ルートは、エンドユーザにより自身の用途に応じて定義される。1つの目標としては、地理データベースの連続するバージョンにおいて表されるように実世界のイベントの位置を追跡することである。] [0021] 住所ジオコーダは、郵便住所情報を地理データベース内の住所の地理的位置に変換するデータベース及び関連する探索エンジンである。特に、住所ジオコーディングデータベースは、道路に沿う線形郵便住所識別子から対応する2次元地理座標への極めて高速な変換を可能にするように設計されている。住所ジオコーディングデータベースにおいて、各道路は、概念的に、一意の名称及び線形ルートの制御セクションに沿う間隔に割り当てられた潜在住所範囲を有する連続した線形ルートの制御セクションにマッピングされる。] [0022] 郵便住所道路ルートは、任意に定義された線形参照ルートに置換される。各線形参照ルートは、それに沿って定義された等間隔の「住所」を有する。LRSは、各々が始点及び終点を有する独立したルートとしてそれらを定義する。郵便住所とは異なり、各ルートは異なる名称を有する道路のセクションを範囲に含んでもよく、唯一の必要条件としては、ルートが始点から終点まで連続していることである。] [0023] 新規ユーザが既存のGISデータベース及び関連するLRSルートを有する場合、既存のGISデータベースから新しいGISデータベースに移行するために、初期較正及び位置合わせ処理を完了する必要がある。この処理の完了後、LRSに基づくジオコーディング及びGISデータベースの再位置合わせは、GISデータベースの各新規リリースと同時に自動的に実行される。LRSに基づくジオコーディングの再較正は、GISデータベースのメーカが前のGISデータベース及び次のGISデータベースにおける制御点の位置を比較することにより実行されてもよい。] [0024] 各イベントの位置の識別は、新しいGISデータベースが受信される度に既存のイベントをジオコーディングすることにより維持される。ジオコーディングは、従来の方法より数桁速い、1日当たり数百万個以上の速度でイベントを配置できる。同様に、新規イベントは、新規イベントの「住所」をジオコーディングすることによりGIS内に配置可能である。] [0025] 本発明の構造、動作及びアプリケーションをより明確に理解するために、最初に郵便住所ジオコーディングに対するシステムと比較する。] [0026] 郵便住所指定システム 多くの管轄区域において米国郵政公社により使用されるものと非常に類似する郵便住所指定システムが提供される。郵便住所指定システムは、道路上の構造体に1組の数値を割り当てることにより道路網に適用される。通常、これらの住所は、道路の一方側に「偶」数が存在し且つ道路の反対側に「奇」数が存在する状態で番号順に進んでいる。デジタル道路マッピングにおいて、これらの数字は、一般に一貫した方向で分割された線又は区分に適用される。郵便住所指定システムにおける各住所は、管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地の一意の組み合わせであると考えられる。管轄区域名は、郡、市又は他の任意の法律で定義された地理学の領域の名称等の地域名である。郵便住所指定システムは、1点から別の点まで道路の左側及び右側に存在する住所の範囲であると考えられる。これらの範囲は、LFrom、LTo(Left from及びLeft to)、RFrom及びRTo(Right from及びRight to)と略記されることが多い。このシステムにおいて、住所範囲は道路と別の道路との交差点において開始してもよく、又は地域の歴史的に重要な点において開始して単一管轄区域内の名称及び住所を有する道路の全範囲まで両方向に延在してもよい。住所範囲又は番地の範囲は、道路の両側に割り当てられる。通常、住所範囲は、交差する道路間の道路の一方側に番地を含む。従って、2つの交差する道路間には2つの住所範囲が存在する。すなわち、道路の各側に1つの住所範囲が存在する。通常、各住所範囲は、1つの住所範囲に100個の住所の割合で道路の一方側に奇数の番地を有し且つ道路の他方側に偶数の番地を有する。] [0027] 図1は、本発明の実施形態に従って、郵便住所指定システムのデータベースの一例のレコードを示す図である。この住所指定方式は、本例においては05045及び05037である郵便番号110に対するオレンジ郡105の管轄区域内の道路の複数のセクションに適用される。郵便住所指定方式は、それ自体において地理参照を有さない表形式のシステムである。すなわち、システムは、任意の道路の全範囲に沿う連続するマーカとして以外は道路の地理的位置を記録せず且つそれらに依存もしない。更に、05045又は05037の郵便番号の地理的範囲又は境界は明確に示されない。境界は、道路のリスト及びそれを定義する住所範囲において暗示される。] 図1 [0028] 例えば、道路名は道路名欄120に示される。道路は、交差道路等の識別可能な目印により定義される範囲を有する。道路は、通常は2つの交差点の間、例えば開始交差点欄130と終了交差点欄140との間の道路区分に分割される。開始交差点130と終了交差点140との間には、LFrom欄152及びLTo欄154により境界付けられる住所範囲を形成する道路の左側150が存在している。開始交差点130と終了交差点140との間には、RFrom欄162及びRTo欄164により境界付けられる住所範囲を形成する道路の右側160が存在している。1行目、例えば交差点Gatewood Ln.からBirch Ln.までの道路名「W. Indian Acres Rd.」を参照すると、W. Indian Acres Rd.の左側の住所範囲は299〜201の奇数の範囲であり、W. Indian Acres Rd.の右側の住所範囲は298〜200の偶数の範囲である。実施形態において、道路の一方側の番地の一部又は全てが偶数であってもよく、道路の他方側の番地の一部又は全てが奇数であってもよい。実施形態において、開始交差点130及び終了交差点140は交差点以外の目印であってもよい。] [0029] 郵便住所指定システムの以下の特徴を仮定しておく。] [0030] 1)住所範囲は、全ての偶数値の住所が一方側に存在し且つ全ての奇数値の住所が他方側に存在するように道路区分に適用される。] [0031] 2)道路区分は、2つの交差道路の間、交差道路と終端道路との間、あるいは交差道路又は終端道路と行き止まり又は袋小路等の道路の終端との間の道路の連続する長さである。] [0032] 3)正式な道路名は最大4つの部分を含む。これら4つの部分は、方向接頭辞、基本名、道路の種類の名称及び方向接尾辞である。全ての道路命名システムに対して、基本名は常に存在する必要がある。方向接頭辞及び方向接尾辞の例は、特に、north、south、east及びwestである。基本名の一例は、Main St.のMainである。道路の種類の名称の例として、特に、Street、Avenue及びBoulevard又はそれらの略記であるSt.、Ave.及びBlvd.が挙げられる。] [0033] 4)正式な道路名は、区分の全長に沿って連続する。] [0034] 5)管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地の任意の組み合わせは一意である必要があり且つ一意である。その住所を有する位置は1つだけ存在する。ジオコーディングに対して有効で完全な郵便住所は、実際の住所に対する管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地を含む。図中では郡105を使用するが、上述のように、より一般的な用語は管轄区域名である。場合によっては、例えば管轄区域名である他の明確な識別子を用いずに郵便番号が使用されてもよい。] [0035] 実際の郵便住所指定システムはこれらの特徴に対する多くの例外を処理する必要があるが、例外はデータベース及び地図作成技術の当業者には周知であり且つ理解される。例えば、単一の道路区分の両側に沿う住所指定可能な土地の区画は、通常は100個よりはるかに少ない。従って、住所範囲は通常、道路区分に物理的に存在可能な数より多い潜在住所を含む。実際の郵便住所指定システムは、個々の区分に沿う範囲内に個々の住所を分配する方法を処理する。いくつかの例において、住所は、実際の住所間の潜在住所を飛ばして、一端から他端までの範囲にわたり均一に分配される。他の例において、住所は、範囲の下端だけが実際の住所に常に割り当てられるように両側で連続して発行されてもよい。] [0036] 図2は、本発明の実施形態に従って、図1に示す郵便住所指定情報からの情報を重ねた地図の一例を示す図である。この地図又は地図作成の表現は、図1の道路の見え方を示す一例である。図1からの郵便住所指定システムの情報、例えば住所範囲の番号が地図に重ねられている。尚、この簡略化された地図において、道路は、道路の交差点の地理座標を接続することにより形成される直線として表される。地図の描写部分は簡略化されるが、交差点の実際の座標は正確に判る。図2に示す地図の重ね合わせの種類は、通常、地理情報システム(GIS)のデータベースから生成される。図3に関連して、その詳細を更に説明する。] 図1 図2 図3 [0037] 地理情報システム 地理情報システム(GIS)は、地球に対して空間的に参照されるデータ及び関連する属性を取り込み、格納し、解析し且つ管理するためのシステムである。例えば、GISは道路の交差点及び道路の端点の位置を格納する。位置は地理的位置、緯度及び経度等の地表上の点の座標を常に参照する。郵便住所は位置ではなく、位置に対する参照である。地理参照等の更なる情報を用いずに、任意の住所にナビゲートできない。他の情報を用いない場合、既に正しい道路に偶然に位置しない限り、単に任意の住所を検討することにより目的地を区別できない。従って、地理参照システムが郵便住所システムに接続される場合、住所はジオコーディング処理により位置に直接変換可能である。ジオコーディングの詳細を以下に説明するが、最初に、GISのデータベースのレコードの例を図3に示す。] 図3 [0038] 図3は、本発明の実施形態に従って、地理情報システムのデータベースの一例の道路レコードを示す図である。この簡略化されたGISの例において、図1からの道路区分が使用される。各道路区分は道路名、並びに道路区分の端部の緯度座標及び経度座標により列挙される。例えば、道路区分の道路名は道路名欄320に示される。各道路区分は、開始点330及び終了点340を有する。各開始点330は、SLong欄332及びSLat欄334にそれぞれ示される経度及び緯度により識別される。終了点340は、ELong欄342及びELat欄344にそれぞれ示される経度及び緯度により識別される。最初の3行に示すように、道路名欄320において、W. Indian Acres Rd.は3つの道路区分に分割されている。SLat欄334及びELat欄344に示すように、3つの道路区分の各々に対する緯度は43.281921であるため、道路は同一緯度に沿って東西に延在する。第1の道路区分の経度は、SLong欄332の−72.12232からELong欄342の−72.1211まで延在する。第2の道路区分の経度は、SLong欄332の−72.1211からELong欄342の−72.119まで延在する。第3の道路区分の経度は、SLong欄332の−72.119からELong欄342の−72.114563まで延在する。端点の経度において端部が接続するこれら3つの道路区分は、共にW. Indian Acres Rd.の長さを形成する。] 図1 図3 [0039] 郵便住所ジオコーディングデータベース 郵便住所ジオコーディングデータベースは、郵便住所指定システムのデータベースと地理情報システム(GIS)のデータベースとを組み合わせることにより構成可能である。更に、住所コーディングガイドは、郵便住所ジオコーディングデータベースの実現例である。郵便住所ジオコーディングデータベースは、GISにおいて参照されるように郵便住所指定と位置との間の変換を可能にするために望ましい。基本的な手法は、郵便上の点と道路の交差点等の地理点とを一致させることによりデータベースを形成することである。例えば、GISデータベースからの地理区分の端点は、地理区分に対する郵便住所指定システムからの住所範囲の下限及び上限と一致される。この処理は、住所を「地理参照」してジオコーディングを可能にする。図4は、本発明の実施形態に従って、図1に示す郵便住所指定システムのデータベースのレコードの例及び図3に示すGISデータベースのレコードの例から構成される結果として得られる郵便住所ジオコーディングデータベースのレコードの例を示す図である。便宜上、図1及び図3から引用した要素を同様の図中符号で示す。] 図1 図3 図4 [0040] ジオコーディングデータベースの構築において重要な要素は、郵便住所指定システムのデータベース内の特定の十字路とGISデータベース内の適切な区分及び区分の端部との正確な一致である。2つの異なるデータベースからのデータを識別及び一致した後に組み合わせるこの処理は合成と呼ばれる。利用可能な多くの合成方法及び技術が存在する。それらは、必要な構築処理の資源及び構築されたジオコーディングデータベースの品質の双方に影響を及ぼす速度、精度、サイズ及び品質を妥協する。] [0041] 図4を更に説明するために、合成処理を使用して、互いに対応する図1及び図3中の行を見つける。本明細書において合成処理を更に詳細に説明しないが、本例に対する合成処理の一部は、同一の道路名を有する図1及び図3中の行を見つけることである。例えば図1及び図3の双方は、道路名W. Indian Acres Rd.を有する3つの行を含む。実施形態において、図3のGISデータベースの例ではなく、より詳細な実際のGISデータベースから交差道路の属性を識別する項目を含むより詳細な合成処理を介して、図1の1行目の道路区分が図3の1行目の道路区分に対応することを見つける。これら2つの行を組み合わせることにより、図4の1行目が得られる。以下の図4の欄である郡105、郵便番号110、道路名120、左側150、LFrom152、LTo154、右側160、RFrom162及びRTo164は図1の同一の欄に対応する。同様に、以下の図4の欄である道路区分の開始点330、SLong332、SLat334、道路区分の終了点340、ELong342及びELat344は図3の同一の欄に対応する。] 図1 図3 図4 [0042] GISデータベース及び郵便住所ジオコーディングデータベースの1つ以上におけるレコード毎に、道路区分の表現は、地球にわたる道路のセンターラインの実際のパスの、より正確な表現を提供するために、交差点間の分割中に追加の切れ目を含むことができる。パスが正確であるほど、ジオコードはより正確に配置されると仮定する。ジオコードが空間的に正確であるほど、結果の価値は高い。管理が若干困難であるが、直線により接続された単純な座標点の代わりに道路の曲線及び線のパラメータ表現も使用できる。] [0043] 住所指定システム及び地理情報システムの位置合わせを向上するために、追加情報が収集されてもよい。例えば、実際の住所範囲が取得され、郵便住所指定システムのデータベース及び郵便住所ジオコーディングデータベースの1つ以上において潜在住所範囲を置換してもよい。実際の実在住所を収集し、住所範囲の代わりに使用してもよい。] [0044] 道路住所指定の例外は種々の方法で提供可能である。例えば、システムが割り当てた住所指定範囲又は道路名に準拠しない区分沿いの単一点の住所である、いわゆる「バニティアドレス」の各位置が測定され、データベースにおいて片側の単位範囲のバニティアドレス記録として表されてもよい。] [0045] 郵便住所ジオコーディング処理 郵便住所ジオコーディングデータベースを構築する処理を説明したので、郵便住所を地理的位置に変換するために郵便住所ジオコーディングデータベースを使用する処理を説明する。管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地の一意の組み合わせを点位置の地理座標に変換する処理をジオコーディングと呼ぶ。同様に、逆論理は「逆ジオコーディング」の処理により位置を住所に変換できる。] [0046] 図5は、本発明の実施形態に従って、郵便住所ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。処理はステップ500において開始する。ステップ510において、番地、道路名、郵便番号及び管轄区域名の組み合わせが処理に提供される。この一意の組み合わせは、ジオコーディングされる住所である。例示する目的のために、少なくとも3つのことを仮定する。第1に、ジオコーディングのために、この住所は有効且つ完全であると仮定する。第2に、道路区分の全長に沿う記載された範囲において、番地は均一に分配されると仮定する。第3に、一般に住所は道路からのオフセットを有するため、結果として得られるジオコーディングされた位置に対して、道路区分から道路区分の一方側又は他方側へのオフセットが適宜適用されると仮定する。] 図5 [0047] 多くの場合、実際の郵便住所ジオコーディングはより詳細であるが、基本的手法は常に同じである。基本的手法に対して例外が存在し、それらの例外は対処される。1つの例外としては、例えば1つの道路区画に対する番号付け又はパリティが逆方向である場合に通常の計画とは異なって割り当てられる偶数/奇数の番号付けを含む。別の例外としては、特徴が区分の一端又は他端でクラスタ化される場合に生じる。これは、道路区分が長いが構造体を殆ど含まない場合に生じる。他の例外は、道路のセンターラインの適切な側に対する適切なオフセットの適用、欠落しているか、不正確であるか、不完全であるか又は不明確である住所情報の処理、より無秩序且つ/又は英数字の住所指定システム及び無計画な矩形格子システムの処理である。] [0048] ステップ520において、道路名、郵便番号及び管轄区域名を含む郵便住所ジオコーディングデータベース内の候補行が見つけられる。ステップ530において、ジオコーディングされる番地が行において特定される住所範囲に含まれるように、ステップ520で見つけられた候補行のうち1行が選択される。図4の郵便住所ジオコーディングデータベースの選択された行中のこれら2つの住所範囲は、図1の郵便住所指定システムのデータベースから取得されたものである。2つの住所範囲は、道路区分の各側に存在する住所に対するものである。ステップ540において、行中の適切な住所範囲が判定される。ジオコーディングされる番地が奇数の場合、行から判定される範囲境界は奇数の範囲境界であり、道路の左側又は右側のいずれかに対応する。同様に、ジオコーディングされる番地が偶数の場合、行から判定される範囲境界は偶数の範囲境界であり、奇数の範囲境界が対応する道路の反対側に対応する。] 図1 図4 [0049] ステップ550において、住所範囲の下限からジオコーディングされる番地までの量により表されるステップ530の選択された行における全住所範囲の比率を計算することにより、住所補間が実行される。このステップは、以下のサブステップにより実行可能である。] [0050] 1)番地から住所範囲の下限を減算する。] [0051] 2)範囲の上限から範囲の下限を減算する。] [0052] 3)2)の結果で1)の結果を除算する。] [0053] ステップ560において、ステップ550で算出された比率を使用して番地、道路名、郵便番号及び管轄区域名の組み合わせに対するジオコーディング点を見つけるために、区分補間が実行される。選択された行において特定される道路区分に対してこの比率を使用して、区分の始点からジオコーディング点までのパスに沿う道路区分の全長の長さの比率としてジオコーディング点を見つける。図4の郵便住所ジオコーディングデータベースの行における道路区分及び関連する始点は、図3のGISデータベースから取得されたものである。このステップは、以下のサブステップにより実行可能である。] 図3 図4 [0054] 1)道路区分の長さを判定する。これは、風の強いパスが存在する場合にそれを定義するために使用される任意の中間点又は頂点に従うパスの長さである。これら中間点に関する情報は、データベースの行中の地理データに含まれる。丘陵地の歪曲を考慮する実施形態の場合、パスの長さは適切に変倍される。] [0055] 2)ステップ550で得られた比率と1)で得られた道路区分の長さとを乗算することにより、住所までの道路区分に沿う番地を使用して住所までの距離を算出する。] [0056] 3)道路区分のLFrom点又はRFrom点から開始して、道路区分の始点及び終点を結合するパスに沿って、2)で算出された距離を測定する。] [0057] 4)オプションとして、道路区分の適切な側に住所の位置を配置するために、区分の左又は右への少量の横方向シフトを適用することにより、住所の位置を見つける。図4中の住所範囲の例の場合、全ての行に対して、to-from方向に対して道路の左側に対する住所範囲は奇数であり、道路の右側に対する住所範囲は偶数である。道路番号が奇数である場合、住所の位置は道路の左側にシフトされ、道路番号が偶数である場合、住所の位置は道路の右側にシフトされる。] 図4 [0058] 処理はステップ570において終了する。] [0059] 図6は、本発明の実施形態に従って、郵便住所逆ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。郵便住所ジオコーディングデータベース及びジオコーディング論理が適切に機能している場合、同一のデータベース及び逆論理は「逆ジオコーディング」するために使用可能である。すなわち、地理的位置が与えられる場合に、その位置に最短の道路の住所が決定可能である。] 図6 [0060] 処理はステップ600において開始する。ステップ610において、ジオコーディング点が処理に提供される。このジオコーディング点は逆ジオコーディング化され、住所を見つけられる点である。ステップ620において、ジオコーディング点に最短の道路区分を含む行が郵便住所ジオコーディングデータベースにおいて見つけられる。図4の郵便住所ジオコーディングデータベース内のこの道路区分は、図3のGISデータベースから取得されたものである。ステップ630において、ステップ620で見つけられたジオコーディング点に最短の道路区分により形成されるパスに沿う点が見つけられる。オプションとして、区分の左又は右への少量の横方向シフトが、ステップ630で見つけられたパスに沿う点に適用されてもよい。住所を決定するために、このシフトは、ジオコーディング点に最短の位置でもよい道路の一方側に存在する住所の位置を説明する。] 図3 図4 [0061] ステップ640において、ステップ620で見つけられた道路区分の始点からステップ630で見つけられた最短点までのパスの長さを道路区分のパスの全長で除算したものを使用して、パスの全長の比率が計算される。ステップ650において、ステップ640で計算された比率を使用して、ジオコーディング点に対応する番地が見つけられる。行において特定される住所範囲に対してこの比率を使用して、住所範囲の下限からこの比率を生じる番地までの全住所範囲の比率として番地を見つける。図4の郵便住所ジオコーディングデータベースの行における住所範囲及び住所範囲の関連する下限は、図1の郵便住所指定システムのデータベースから取得されたものである。ステップ660において、行から得られる道路名、郵便番号及び管轄区域名が取り出され、完全な住所を形成するために、ステップ650で見つけられた番地と組み合わされる。処理はステップ670において終了する。] 図1 図4 [0062] 独自に開発した全機能を備えた郵便住所ジオコーディングシステムは、2つの基本構成要素を含む。1)郵便住所ジオコーディングデータベースと呼ばれる地理情報システムのデータベースと組み合わされた郵便住所指定システムのデータベース、及び2)郵便住所ジオコーディングデータベース内の住所をルックアップし且つデータベースにより提供される情報からその地理的位置を補間するために必要な論理を実現するジオコーディングエンジンである。更に、一般的な誤綴りの訂正、不完全又は不正確な入力の処理、一致推論オプションのユーザ選択、名称の綴り及び郵便番号の正規化、並びに逆ジオコーディング等のより高度な機能が提供される。] [0063] 線形参照システム 線形参照システムは、各ルートに沿ってイベントと呼ばれる地点情報の位置を記録するために使用される。従来、LRSは州の運輸省(DOT)により使用されてきた。道路区分の始点に対するこれらのイベントの正確な位置は、DOTにより正確に測定されてきた。LRSは、2つの論理構成要素であるルート定義のテーブル及びイベントのテーブルを含む。実現例に応じて、これら2つのテーブルは1つに組み合わされてもよいが、それらはLRSの別個の構成要素として概念化される必要がある。LRSにおいて、イベントの位置は、ルート及びルートの始点からイベントまでの距離により完全に記述される。] [0064] 図7Aは、本発明の実施形態に従って、典型的な関心イベントを含むLRSイベントテーブルの一例のレコードを示す図である。LRSイベントテーブルは、LRSデータベースの一部である。図7Bは、本発明の実施形態に従って、図7Aで説明する実際のルート及び種々のイベントの位置を示す上面図である。LRSの設計は階層型であるので、各イベントは通常、国、州、郡、地区、ルート、制御セクション及び位置と関連付けられている。しかし、階層は全ての領域において同一ではない。例えば、ルートが州に対して一意ではない場合がある。所定の領域における階層の種類に関係なく、イベントの位置は、依然としてこの階層を使用してLRSテーブルに格納可能である。イベントは必ずしも一意である必要はないが、少なくともイベント識別番号及びイベント記述と関連付けられる。図7Aにおいて、不図示の国、州及び郡、並びに地区705、ルート710及び制御セクション720により特定性を増加しながら、ある特定の各イベントが特定される。また、ルートに沿うその特定の点における道路名730及びイベントID番号740がイベントと関連付けられる。距離760は、ルートの始点からイベントまでの距離である。実施形態において、距離はマイル単位で測定可能である。実施形態において、距離は、任意の種類の単位又はマイル及びフィート等の単位の組み合わせで測定可能である。実施形態において、イベントID740は、小数点を有さない距離760と後続の文字との組み合わせである。特定の距離において発生する2つ以上のイベントのイベントIDは、異なる末尾の文字により区別される。] 図7A 図7B [0065] 各イベントID740は、イベント記述770の下に示すような各イベントを識別する。Main St.に沿うこれら各イベントの距離は、距離欄760内の各距離により示される。イベントの例は、制限速度の変更である「制限速度変更:35から25へ」778及び2つの特定の道路標識、すなわち道路の一方側に位置する「標識:25 MPH East Bound」780及び道路の反対側に位置する「標識:35 MPH West Bound」782である。これら3つのイベントは、同一の距離1.300のところに存在し、それらのイベントIDは、1300A、1300B及び1300Cでそれぞれ示すように末尾の文字により区別される。Federal street784は距離1.350のところに存在し、Fisher Creek786及びFisher Creekに架かる橋788は距離1.510のところに存在し、特定の電話ボックス794は距離1.700のところに存在する。] [0066] 別の例において、2つのイベント792及び794は、拡張イベント又は「地点」情報、例えば表面の種類を識別する。これらの地点は、距離0.000のところに存在する「アスファルト表面の開始」772及び距離1.620のところに存在する「アスファルト表面の終了」790を含む表面の種類の始点及び終点である。拡張地点情報の別の例は、ルートに沿う事故現場、例えば距離0.010のところに存在する開始774と距離0.070のところに存在する終了776と間の自動車事故である。距離1.620には2つのイベントが存在する。一方は道路表面の1つの種類の終了である「アスファルト表面の終了」790であり、他方は道路表面の別の種類の開始である「砂利表面の開始」792である。イベントの他の種類は、排水溝、排水管、塗装された縞模様、マイルマーカ及びガードレールを含むが、それらに限定されない。] [0067] 単純なLRSにおいて、パス又はルートは、2つの任意の点の間の道路の連続する長さである。これらの点は、ルートに対する始点及び終点である。従って、ルートは、正確に測定された長さを割り当てられる。ルートは、システム全体にわたる一意の識別子を有し、その長さは、異なる名称を有する多くの短い道路を含んでもよく、又は1つの名称を有するより長い道路の限定された範囲に制限されてもよい。場合によっては、道路は2つのルートにより定義可能である。例えば東西間の幹線道路は、東ルート及び西ルートにより定義されてもよく、又は1つのルートにより定義されてもよい。ルートは適宜定義される。] [0068] ルート/支柱/オフセット(RPO)表記を使用して、ルートに沿う関心位置又はイベントは以下のステップにより処理される。ルート識別子(ルート)に対して、ルートの始点からルートに沿って終点に向けて移動する。イベントに到達する直前の非常に正確に配置されたマイルマーカの支柱識別子(支柱)が記録される。その後、イベントが支柱を越えて配置されるフィート数を判定するために、ルートの始点からイベントまでのフィート単位の距離が判定される。例えばイベント45.23.3121は、ルート45上でルート45の始点から23マイル3121フィートに位置する。] [0069] DOTは、イベントを追跡するためにLRSを使用する。イベントの距離により、DOTは、例えば特定のイベント距離に存在するガードレールの保守を実行するために職員を派遣できる。DOTは電話ボックスを保守でき、道路の表面の再舗装を開始及び終了する位置を知ることができる。DOTの職員は実際の道路の始点に行き、上述のように始点からイベントまでの距離を測定する。実際には、職員はイベント距離の算出を簡略化するために、マイルマーカ又は道路に沿う他の一意に識別されるイベントを使用できる。新しい表面の例の場合、職員は、表面の種類の開始のイベント及び表面の種類の終了のイベントの双方に対するイベント距離を測定する必要がある。職員は、この算出を実行するためにも自身の全地球測位システム(GPS)又は地理情報システム(GIS)を使用してもよい。警察の調書は、種々のイベントの距離を示すためにLRSの値を使用する。] [0070] 郵便住所指定システムと線形参照システムとの間の類似性の判定 図8は、本発明の実施形態に従って、2つのシステム間の類似性を示す郵便住所指定システムの道路区分800の一例及びLRSルート810の一例を示す図である。郵便住所820及び830は、LRSイベント840に類似すると考えられる。一般に、住所820は道路区分の左側に位置し、住所830は道路区分の右側に位置し、LRSイベント840はルート上又はルートのいずれかの側に位置する。道路区分の左側に存在するLFrom850からLTo855又は道路区分の右側に存在するRFrom860からRTo865により示す道路区分800に沿う郵便住所の範囲は、始点870から終点880により示すLRSルート810に沿う可能なイベントの範囲に類似する。更に、これらの類似性は、LRSイベントジオコーディングが郵便住所ジオコーディングと同一の効率、精度及びシステム構成要素で実行可能である限りにおいて利用される。その場合、地理データベースにおけるDOTのLRSイベント距離の維持に関する特定の問題は、任意の既存の方法より効率的に解決可能である。以下に更に詳細に説明するように、これは明確且つ重要な利点を有する。] 図8 [0071] 郵便住所ジオコーディングは2つの主要な構成要素を必要とする。それらは、データベース及びソフトウェアで実現される変換論理である。データベースは組み合わされた2つのデータセットを正確に含み、変換論理は、そのデータベースを使用して変換を実行する。郵便住所ジオコーディングデータベースを作成するために組み合わされる2つのデータセットは、基礎となる道路網の正確な地理表現であり、その上に郵便住所指定システムが重ねられる。適切に組み合わされる場合、これら明確に定義された2つのデータセットの双方は、郵便住所を地理座標に変換するために必要であり且つ十分である。すなわち、変換される郵便住所以外のデータは変換処理に不要である。適切な変換アルゴリズムだけが適用される必要がある。] [0072] このシステムにより変換可能な入力データに対する唯一の判定要因は、住所指定システムのデータセットである。道路網と組み合わされるのが郵便システムか又はLRSシステムかに関わらず、必要な道路網データ及び適切な変換論理は同一である。すなわち、ジオコーディングシステムが地理点の位置に正確に変換できる入力の種類は、住所指定システム、すなわち郵便か又はLRSかによってのみ決定される。] [0073] 郵便住所指定システムが地理表現と組み合わされる場合、郵便住所ジオコーディングが実行可能である。従って、LRSが地理表現と組み合わされる場合、「イベント」の位置のジオコーディングが実行可能である。ジオコーディング論理は、特定の郵便住所が特定のLRS「イベント」と同等であるとして実行するように作成されてもよい。地理データの品質は、変換の品質、例えば精度及び一意性に影響を及ぼす。しかし、入力データの種類及び形式は、地理学ではなく住所指定システムにより判定される。また、出力の種類及び形式は、住所指定システムではなく地理学及びアルゴリズムにより判定される。] [0074] 郵便住所指定システムと基礎となる道路網とを組み合わせる既存の処理を使用して、LRS住所指定システムと基礎となる道路網の地理表現とを組み合わせて新しいLRSイベントジオコーディングデータベースを作成する処理が提供される。新しいLRSイベントジオコーディングデータベースは、既存のジオコーディングソフトウェアと共に使用するのに適している。従って、郵便住所変換に対するソフトウェア論理を変更せずに使用できる。] [0075] LRSにおいてイベントを識別する方法は、郵便住所指定システムのデータベースにおいてイベントを識別する方法と形式が同様である。LRSイベント識別子の入力フォーマットは、以下の方法で郵便イベント識別子の形式にマッピングされる。郵便住所は、管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地により完全に識別される。これらの各構成要素は、LRSイベント識別子の構成要素と同一であると考えられる。すなわち、郵便住所の各構成要素である管轄区域名、郵便番号、道路名及び番地は、LRSイベントの構成要素である地区、ルート、制御セクション及びイベント距離とそれぞれ同一であると考えられる。更に、以下により詳細に説明するように、変倍後の郵便住所の構成要素の住所範囲は、ルートの始点と終点との間のLRSイベント距離と同等である。] [0076] 最初に、LRSに対して使用された測定距離を100倍することにより、0.01マイル離れた別個の「住所」はLRSルートに沿ってシミュレートされる。この結果得られるDOTのLRS住所範囲は、0から最大でルートの全長まで延在する。例えば、1.70マイルの長さのルートは、0〜170の範囲の住所を含む。これにより、郵便住所範囲が郵便住所と地理座標との間の基本リンクを提供するのと同一の方法で、省略されていないDOTのLRSイベント識別子を地理座標に変換する基本参照が提供される。この概念は、郵便住所ジオコーディングに使用されるのと同一の変換論理を使用するのに不可欠である。] [0077] 例えばGIS内の個々の道路区分は、1〜99の潜在住所範囲を有してもよい。郵便住所ジオコーディング中、その範囲内の住所は、区分に沿って均一に分配されると仮定される。道路の一端は住所1に存在すると仮定され、他端は住所99に存在し、それらの間に含まれる任意の住所は道路区分に沿って補間される。LRSジオコーディングの場合、ルートに沿う区分では、一端が始点から0.15マイルの距離のところに存在し且つ他端が始点から0.45マイルの距離のところに存在してもよい。その区分に沿うイベント住所の範囲は15〜45である。範囲に含まれるイベントの位置の検出は、補間により実行可能である。] [0078] 実施形態において、ルートを含むGIS区分に沿う線形距離0.01マイル毎の点は、LRSイベントジオコーディングデータベースにおいて「潜在住所」として使用される。] [0079] 更に図9は、本発明の実施形態に従って、路床の高度を説明する潜在住所を示す図である。「潜在住所」は、道路の長さに対する路床の高度の変化の影響を模倣するように、GIS区分に沿って分配される。LRSジオコーディングの処理は較正される。平面データの側面図は、長さが1,000フィートである2次元道路を示す。ルートの第3の次元、例えば高度が既知である場合、ルートに沿うイベントはより正確に配置可能である。道路は丘陵地で平地より長い距離を有するため、道路の倍率は変化する。従って、測定距離の側面図は、平面データの側面図より長い1,012フィートである3次元道路を示す。本実施形態は、図8中の道路の上面図に示すように、高度が関係する場合にルートの長さの短縮効果を更に考慮し、それによりルートの長さ及びルートに沿うイベントのより正確な空間相関を与える。] 図8 図9 [0080] LRSイベントジオコーディングデータベース LRSイベントジオコーディングデータベースは、郵便住所ジオコーディングソフトウェア論理の必要条件に準拠するように作成される。既存のソフトウェア論理は郵便データのようにLRSデータを使用できるため、LRSデータを形成する処理だけが必要である。LRSイベントジオコーディングデータベースは、住所コーディングガイドの別の実現例である。地理データの形式、内容及び処理、すなわち地理点に対する範囲境界の位置合わせは、郵便住所ジオコーディングデータベース及びLRSイベントジオコーディングデータベースの双方に対して同一である。図10Aに示し且つ以下に説明するように、LRSルート定義テーブルの1つのエントリのみから開始する場合、図示される各データベースの1つの行だけの内容、例えば図10B及び図10Cに示し且つ以下に説明するように郵便住所ジオコーディングデータベース内の1つの住所範囲及びLRSイベントジオコーディングデータベース内の1つのLRSルートを示すことにより、説明を簡略化できる。本例に対して選択された住所範囲及びLRSルートは、図11A及び図11Bに示し且つ以下に説明するように同一の地理を有する。これにより、各例における処理の結果の比較が更に容易になるが、これはデータベース構築処理とは無関係である。] 図10A 図10B 図10C 図11A 図11B [0081] 図10Aは、本発明の実施形態に従って、図7Aに示すルートに対するLRSルート定義テーブルのエントリの一例を示す図である。図10A中のLRSルート定義は、LRSデータベースの一部である。実施形態において、LRSルート定義テーブルはLRSイベントテーブルとは別個である。実施形態において、これら2つのテーブル又はこれら2つのテーブルの要素は1つのテーブルに結合可能である。LRSルート定義テーブルは、ルートを所有する管轄区域により作成される。ルートの長さは管轄区域により測定され、テーブルに含まれる。LRSに整合性があり且つ記号が同一であることを保証するために、1組のコード及びスタイルテンプレートが更に作成される。LRSルート定義テーブルは、地図の復号器と同様に動作し、GIS内のメタデータと更に同様に動作する。テーブルは、LRS内のルート毎に1つの行を含む。図10A中の1行のテーブルエントリは、ルート欄10中のルートLA3154の定義を示す。これは、地区欄5及び制御セクション欄20にそれぞれ示すように、地区02VTransに位置し且つ826−44の制御セクションにより更に細分化される。POB欄30及びPOE欄40に示す始点0.00000000000及び終点1.70000000000により特定されるように、これは厳密に1.70マイルの長さであると測定された。] 図10A 図7A [0082] 図10Bは、本発明の実施形態に従って、郵便住所ジオコーディングテーブルのエントリの一例を示す図である。このテーブルエントリは、郵便データが郵便住所ジオコーディングデータベースに格納される方法を示す。ジオコーディングソフトウェアは、Main St.120が道路の左側150においてLFrom152及びLTo154により境界付けられ且つ道路の右側160においてRFrom162及びRTo164により境界付けられる住所範囲を形成するという宣言としてこれを解釈する。Main St.120は、郵便番号110及び郡105の欄にそれぞれ示すように、オレンジ郡の郵便番号05045に存在する。これらの欄は図1及び図4中の欄と同一である。図1及び図4中には道路の左側及び右側に対する2組の住所範囲の欄があるが、図10BにおいてLRSイベントを配置するためには1つの住所範囲だけが必要である。ジオコーディング論理は、この行に住所「153 Main St 05045 オレンジ」を正常に一致させ、それと関連する地理データ(不図示)を使用して地理データベースにおける住所の位置を算出する。種類欄90は、郵便住所指定エントリ及びLRSイベントエントリが1つのデータベースに組み合わされる場合に、データベースにおいてこれら2種類のエントリを区別するために更に示される。種類欄90の「ST」は「道路(street)」の略記であり、このエントリが郵便住所ジオコーディングデータベース内の郵便住所指定エントリであることを示す。あるいは、これらエントリは、種類欄を用いずにそれぞれのデータベースに格納されてもよい。] 図1 図10B 図4 [0083] 図10Cは、本発明に従って、図10Bの郵便住所ジオコーディングデータベースの形式にフォーマット及びマッピングされた図10AのLRSルートの一例を示す図である。図10A中のLRSルートLA3154は、LRSイベントジオコーディングデータベースを構成するために、図10B中の郵便住所ジオコーディングデータベースの形式にマッピング及びフォーマットされる。LRSルートの地区5、ルート10及び制御セクション20はそれぞれ、郵便住所ジオコーディングデータベースの郡105、郵便番号110及び道路名120にマッピングされる。あるいは、LRSルートの要素の他の組み合わせが郵便住所ジオコーディングデータベースの要素の他の組み合わせにマッピングされてもよい。] 図10A 図10B 図10C [0084] 更に、LRSルートの始点及び終点は、郵便住所ジオコーディングデータベースのLFrom/LTo及びRFrom/RToの双方にマッピングされる。あるいは、POB及びPOEはLFrom/LTo及びRFrom/RToの一方にマッピングされる。本例において、可能なイベント距離は1/100マイル間隔である(1.70マイル×100=170センチマイル)。ジオコーディングソフトウェアは、LFrom152又はRFrom162、LTo154又はRTo164、郡105、郵便番号110及び道路名120の欄にそれぞれ示すように、地区02VTrans内のルートLA3154上の制御セクション82644内に0〜170の範囲の171個の可能なイベントの位置又は「住所」が存在するという宣言としてこれを解釈する。例えば論理は、この行にイベント「43 82644 LA3154 02VTrans」を正常に一致させ、それと関連する地理データ(不図示)を使用して地理データベースにおけるイベントの位置を算出する。種類欄90の「LRS」は、このエントリが郵便住所ジオコーディングデータベース内のLRSイベントエントリであることを示す。] [0085] 図11Aは、本発明の実施形態に従って、図10B中の郵便住所データと地理データベースとの位置合わせの一例を示す図である。図11Aは、住所範囲が地理データベース内の対応する道路区分に重なる方法を示す。標準的技法を使用して、住所101、149、161及び199は、中間の番地を補間するために必要な較正を提供するために地理点と位置合わせされる。] 図10B 図11A [0086] 図11Bは、本発明の実施形態に従って、図10C中のLRSデータと地理データベースとの位置合わせの一例を示す図である。図11Bは、変倍された測定距離である潜在LRSイベント範囲が地理データベース内の同一の点と位置合わせされることにより、位置135及び151、すなわちルートLA3154の始点からそれぞれ1.35マイル及び1.51マイルのところに存在するイベント等の中間イベントの位置を補間するための較正を提供する方法を示す。] 図10C 図11B [0087] 図12は、本発明の実施形態に従って、図1の郵便住所指定システムのテーブルにおいて識別される領域に対するLRSルート定義テーブルの一例を示す図である。この領域は、図2及び図13の地図にも示される。便宜上、図10Aから引用した要素を同様の図中符号で示す。図1は、各々が開始交差点130及び終了交差点140を有する10個の行を含む。図12は、同一領域に対するルート区分を記述するための10個の行を同様に含む。02VTransと示される地区5に対して、LA3161、LA3162,LA3163及びLA3164と示される4つのルート10が存在する。各ルートはStewart Ave.において開始し、それぞれW. Indian Acres Rd.を西へ進み、W. Smith Ave.を西へ進み、E. Indian Acres Rd.を東へ進み、E. Smith Ave.を東へ進む。これら道路名1200は本例のテーブルに含まれる。制御セクション20は、移動車線の分離又は分岐点及び物理的実体を説明するためにルートが細分化される必要がある他の状況等のイベントを考慮するために使用されるルート10の下位区分である。本例において、ルート10は制御セクションにより細分化されないため、各ルート10に対して1つの制御セクション20が存在する。制御セクション20は、826−44、826−45、826−46及び826−47と示される。10個の行の各々はルート区分を表し、各ルートの長さは始点(POB)30及び終点(POB)40により定義される。例えば1行目において、0.89000000000のPOB30及び0.63000000000のPOE40を有するルート区分は、図13に示し且つ以下で更に詳細に説明するように、Gatewood Ln.とBirch Ln.との間のW. Indian Acres Rd.の道路名1200上に存在する。] 図1 図10A 図12 図13 図2 [0088] 図13は、本発明の実施形態に従って、図12に示すLRSルート定義テーブルからの情報を重ねた地図の一例を示す。ルート区分の端点であることに加えて、本例における交差点はイベントであってもよい。2つの更なるイベント例を示す。制限速度の変更を示し且つ制限速度道路標識イベントに対応する制限速度道路標識は、Stewart Ave.からW. Smith Ave.を西へ進んだ0.45マイルの距離のところに位置する。電話ボックスイベントに対応する電話ボックスは、Stewart Ave.からE. Smith Ave.を東へ進んだ0.50マイルの距離のところに位置する。] 図12 図13 [0089] 図14は、本発明の実施形態に従って、図12に示すLRSルート定義テーブルのレコードの例及び図3に示すGISデータベースのレコードの例から構成される結果として得られるLRSイベントジオコーディングデータベースのレコードの例を示す図である。便宜上、以下に説明する理由で図3及び図4から引用した要素を同様の図中符号で示す。LRSイベントジオコーディングデータベースは、図4の郵便住所ジオコーディングデータベースが図1に示す郵便住所指定システムのデータベースのレコードの例及び図3に示すGISデータベースのレコードの例の双方から構成されるのと同様の方法で構成される。図14の場合、図4のスキーマが使用されるが、データは、図1の郵便住所指定システムのデータベースのレコードではなく図12のLRSルート定義テーブルから取得される。] 図1 図12 図14 図3 図4 [0090] GISデータベース内の道路区分のノードは、固定郵便住所に対応するのと同様に、LRS内の固定「住所」に対応する。郵便住所ジオコーディングの場合、これら固定住所は道路区分に沿う住所の範囲、例えば「05045内のMain Street上の1〜99」を定義する。LRSイベントの場合、これら固定「住所」は、ルート区分に沿うイベントの変倍範囲、例えば0.30マイルの長さのルート区分に対して「ルートLA3161上の制御セクション826−44内の15〜45」を定義する。ルートは物理的特徴によりルート区分に分割され、場合によってはルート区分の端点はイベントに対応する。特定のルートが非常に短い場合を除いて、ルートは通常は分割される。例えば、幹線道路であるルートは、他の物理的特徴の中でも特に交差する道路及び河川によりルート区分に分割される。郵便住所ジオコーディングの「郡」、「郵便番号」及び「道路名」は、ダッシュ記号等の句読点を用いずにLRSイベントの地区、ルート及び制御セクションを定義できる。例えば、制御セクション826−44は道路名82644と定義可能である。] [0091] 互いに対応する図12及び図3中の行を見つけるために、合成処理が使用される。本明細書において合成処理を更に詳細に説明しないが、本例に対する合成処理の一部は、同一の道路名を有する図12及び図3中の行を見つけることである。例えば図12及び図3の双方は、道路名W. Indian Acres Rd.を有する行を含む。図3では各行は道路区分を表すが、図12では各行はルート区分を表す。実施形態において、図3のGISデータベースの例ではなく、より詳細な実際のGISデータベースからの交差道路の属性を識別する項目を含む更に詳細な合成処理を介して、図3の1つの行が図12の1つの行と合成又は一致されることを見つける。これら2つの行の組み合わせは、図14の3行目を提供する。例えば図3の3行目は、Bixbox Rd.及びStewart Ave.(図3には不図示)により境界付けられるW. Indian Acres Rd.の道路名320に存在する。合成処理は、この行が図12の3行目に対応すると判定する。これは、図13に示すように、Bixbox Rd.及びStewart Ave.により境界付けられる道路名1200のW. Indian Acres Rd.と関連付けられることを更に示す。道路区分の始点及び終点の緯度及び経度であるSLong332、Slat334、ELong342及びELat344等の図3からの幾何学的配置は、図14の3行目をポピュレート(populate)するために使用される。] 図12 図13 図14 図3 [0092] 行が関連付けられると、始点及び終点は、図14の郵便住所フィールドをポピュレートするために使用可能である。合成処理は、図12のPOB30及びPOE40を使用して、図14に対する「住所範囲」を判定する。合成処理は、10進数から余分な0を切り捨て且つ小数点を除去することによりPOB及びPOEを変換する。また、ルート区分が端点を共有できるため、合成処理は、POB又はPOEのいずれか数字が大きい方から1を減算することにより、重複しない住所範囲を作成する。例えば図12の1行目において、POBはPOEより数字が大きいため、0.63000000000であるPOE40は63になり、0.89000000000であるPOB30は89−1、すなわち88になる。これらの数字88及び63は、道路の左側150のLFrom152及びLTo154をそれぞれポピュレートするために使用される。道路の右側160に対するRFrom欄162及びRTo欄164におけるエントリは、道路の左側150に対するエントリのコピーである。] 図12 図14 [0093] LRSイベントジオコーディング処理 LRSイベントジオコーディングデータベースを構築する処理を説明したので、LRSイベントを地理的位置に変換するためにLRSイベントジオコーディングデータベースを使用する処理を説明する。ルート及びイベント距離の一意の組み合わせを点位置の地理座標に変換する処理をジオコーディングと呼ぶ。同様に、逆論理は「逆ジオコーディング」の処理により位置をルート及びイベント距離に変換できる。] [0094] 図15は、本発明の実施形態に従って、LRSイベントジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。図13中のE. Smith Ave.上に示すLRS電話ボックスイベントを例とする。処理はステップ1500において開始する。ステップ1510において、イベント距離、制御セクション及びルートの組み合わせが処理に提供される。この一意の組み合わせは、ジオコーディングされるイベントである。これら3つの項目は、郵便住所指定方式のフォーマットで、例えばLRSデータベースにおいてこれら項目に対して通常は含まれる小数点及びダッシュ記号を使用せずに提供される。要素間の明確な関連付けを達成するために、通常は地区及び州が仮定されるか又は必要に応じて特定されてもよい。電話ボックスイベントの例の場合、LRSイベントテーブルに示されるように、イベント距離は50であり、制御セクションは82647であり、ルートはLA3164であると仮定する。] 図13 図15 [0095] LRSイベントジオコーディングは、通常の計画とは異なって割り当てられる偶数/奇数番号付けの処理、特徴が区分の一端又は他端でクラスタ化される場合の処理、道路のセンターラインの適切な側に対する適切なオフセットの適用、欠落しているか、不正確であるか、不完全であるか又は不明確である住所情報の処理、より無秩序且つ/又は英数字の住所指定システム及び無計画な矩形格子システムの処理等の郵便住所ジオコーディングと同一の例外のうちの多くを有さなくてもよい。] [0096] しかし、LRSイベントジオコーディングは、例外のうちの1つを有してもよい。それは、1つのイベントから次のイベントまでの湾曲したパスが道路区分の地理表現に格納される任意の中間点又は頂点に従う場合、そのパスに沿う補間を実行する必要があることである。この点情報は、GISデータベースの行中の地理データに含まれる。LRSジオコーディングに関する別の一般的な例外は、1つのイベントから次のイベントまでの湾曲したパスに沿う補間が、測定ルートのジオ空間表現と同程度にしか正確でないことである。形状点を使用する際の注意が不十分であると、物理的に測定されたルートと比較した場合に誤差が生じる。] [0097] ステップ1520において、提供された「道路名」又は制御セクション及び「郵便番号」又はルートを含むLRSイベントジオコーディングデータベース内の候補行が見つけられる。電話ボックスイベントの例の場合、図14の最後の2行は提供された制御セクション82647及びルートLA3164を含む。ステップ1530において、イベント距離が行において特定される2つの「住所範囲」の一方に含まれるように、候補行のうち1行が選択される。LFrom152/LTo154又はRFrom162/RTo164の組み合わせは互いに重複し、LRSイベントジオコーディングデータベースの郵便住所指定スキーマに対するエントリを単に切り上げただけなので、これらの組み合わせのいずれも使用可能である。図14のLRSイベントジオコーディングデータベースの選択された行におけるルート及び住所範囲は、図12のLRSデータベースから取得されたものである。電話ボックスイベントの例の場合、図14の下から2行目は62〜25の住所範囲を含み、提供されたイベント距離である50は範囲に含まれる。] 図12 図14 [0098] ステップ1540において、住所範囲の下限からジオコーディングされるイベント距離までの量により表されるステップ1530の選択された行における全「住所範囲」の比率を計算することにより、イベント距離の補間が実行される。このステップは、以下のサブステップにより実行可能である。] [0099] 1)イベント距離から「住所範囲」の下限を減算する。] [0100] 2)範囲の上限から範囲の下限を減算する。] [0101] 3)2)の結果で1)の結果を除算する。] [0102] 電話ボックスイベントの例の場合、1)50であるイベント距離から住所範囲の下限25を減算すると25である。2)下限25と上限62との差分は37である。3)37で25を除算すると0.675676である。ステップ1550において、ステップ1540で算出された比率を使用してイベント距離、制御セクション及びルートの組み合わせに対するジオコーディング点を見つけるために、区分補間が実行される。選択された行において特定される道路区分に対してこの比率を使用して、区分の始点からジオコーディング点までのパスに沿う道路区分の全長の長さの比率としてジオコーディング点を見つける。図14のLRSイベントジオコーディングデータベースの行における道路区分及び関連する始点は、図3のGISデータベースから取得されたものである。このステップは、以下のサブステップにより実行可能である。] 図14 図3 [0103] 1)道路区分の長さを判定する。これは、風の強いパスが存在する場合にそれを定義するために使用される任意の中間点又は頂点に従うパスの長さである。これら中間点に関する情報は、データベースの行中の地理データに含まれる。丘陵地の歪曲を考慮する実施形態の場合、パスの長さは適切に変倍される。例えば、入力データが1/10マイル単位である場合等、入力データの精度が低い場合、変倍は実行されなくてもよいが、入力データが測量レベルである場合、変倍は実行されてもよい。] [0104] 2)ステップ1540で得られた比率と1)で得られた道路区分の長さとを乗算することにより、イベントまでの道路区分に沿うイベントまでの距離を算出する。] [0105] 3)道路区分のLFrom点又はRFrom点から開始して、道路区分の始点及び終点を結合するパスに沿って2)で算出された距離を測定する。] [0106] 電話ボックスイベントの例の場合、1)図14の下から2行目から得られる道路区分の長さは、両端点に対して緯度が同一であるため、経度−72.114563と経度−72.0011との差分であり、これは0.113463である。2)イベントまでの距離は、比率0.675676に道路区分の長さ0.113463を乗算した0.076664である。3)道路区分の始点及び終点を結合するパスに沿う距離は−72.0011+.076664であり、これは経度−72.077764及び緯度43.202199である。この緯度及び経度は、電話ボックスイベントの例のジオコーディングされた位置である。処理はステップ1560において終了する。] 図14 [0107] 図16は、本発明の実施形態に従って、LRSイベント逆ジオコーディング処理の一例を示すフローチャートである。LRSイベントジオコーディングデータベース及びジオコーディング論理が適切に機能している場合、同一のデータベース及び逆論理は「逆ジオコーディング」するために使用可能である。すなわち、地理的位置を与えられる場合、その位置までの最短のルート及びイベント距離が決定可能である。この最短のルート及びイベント距離に対応するイベントは、実際のイベントであってもよい。しかし、実際のイベントがその位置にない場合、イベントは潜在イベントである。] 図16 [0108] 処理はステップ1600において開始する。ステップ1610において、ジオコーディング点が処理に提供される。このジオコーディング点は逆ジオコーディング化され、ルート、制御セクション及びイベント距離を見つけられる点である。ステップ1620において、ジオコーディング点に最短の道路区分を含む行がLRSイベントジオコーディングデータベースにおいて見つけられる。図14のLRSイベントジオコーディングデータベース内のこの道路区分は、図3のGISデータベースから取得されたものである。ステップ1630において、ステップ1620で見つけられたジオコーディング点に最短の道路区分により形成されるパスに沿う点が見つけられる。] 図14 図3 [0109] ステップ1640において、ステップ1620で見つけられた道路区分の始点からステップ1630で見つけられた最短点までのパスの長さを道路区分のパスの全長で除算したものを使用して、パスの全長の比率が計算される。ステップ1650において、ステップ1640で計算された比率を使用して、ジオコーディング点に対応する「番地」又はイベント距離が見つけられる。行において特定される「住所範囲」に対してこの比率を使用して、住所範囲の下限からこの比率を生じる番地までの全住所範囲の比率として番地を見つける。図14のLRSイベントジオコーディングデータベースの行における「住所範囲」及び住所範囲の関連する下限は、図12のLRSイベントデータベースから取得されたものである。ステップ1660において、行から得られる地区、ルート及び制御セクションが取り出され、完全なルート、制御セクション及びイベント距離を形成するために、ステップ1650で見つけられた「番地」又はイベント距離と組み合わされる。処理はステップ1670において終了する。] 図12 図14 [0110] 自社開発の全機能を備えたLRSイベントジオコーディングシステムは、2つの基本構成要素を含む。すなわち、1)LRSイベントジオコーディングデータベースと呼ばれる地理情報システムのデータベースと組み合わされたLRSイベントデータベース及び2)LRSイベントジオコーディングデータベース内の住所をルックアップし且つデータベースにより提供される情報から住所の地理的位置を補間するために必要な論理を実現するジオコーディングエンジンである。これは、より高度な機能、例えば逆ジオコーディングを更に提供する。] [0111] システムのハードウェア、ソフトウェア及び構成要素 図17は、本発明の実施形態と共に使用可能である例示的なシステム1700を示すブロック図である。図17は論理的に別個のものとして構成要素を示すが、そのような描写は単に例示を目的とする。図17に示す構成要素が別個のソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェア構成要素に組み合わされるか又は分割されることは当業者には明らかである。更に、そのような構成要素が組み合わされるか又は分割される方法に関係なく、それらは同一の演算装置/システム上で実行可能であるか、あるいは1つ以上のネットワーク又は他の適切な通信手段により接続される異なる演算装置/システムに分散可能であることも当業者には明らかである。] [0112] 図17に示すように、通常、システム1700は、1つ以上のメモリ1712、1つ以上のプロセッサ1714及び1つ以上の何らかの記憶装置又はリポジトリ1716を具備してもよい演算装置1710を含む。システム1700は、システム上で動作するディスプレイ1718を更に含んでもよく、これによりシステムはユーザに対して地図及び他の情報を表示できる。] [0113] 上述のように、LRSイベントジオコーディングデータベース作成ソフトウェア1720は、郵便住所指定システムのデータベース1730からのスキーマ、GISデータベース1740からのスキーマ及びデータ、並びにLRSデータベース1750からのデータを使用してLRSイベントジオコーディングデータベース1760を作成する。更に、住所コーディングガイド1760は、GISデータベース1740及びLRSデータベース1750から変化を取得して、LRSイベントジオコーディングデータベース1760を更新する。図15を参照して上述したように、イベント距離、制御セクション及びルートの入力を与えられた場合、LRSイベントジオコーディングソフトウェア1770は、LRSイベントジオコーディングデータベース1760を使用してイベントの地理的位置を見つける。図16を参照して上述したように、地理的位置の入力を与えられた場合、LRSイベント逆ジオコーディングソフトウェア1780は、LRSイベントジオコーディングデータベース1760を使用して最短のルート及びイベント距離を見つける。] 図15 図16 [0114] 演算装置1710は、例えば地図メーカがLRSイベントジオコーディングデータベース1760を作成するために使用するコンピュータ又はデジタル化テーブル等の任意の大型装置であってもよい。演算装置1710は、例えばDOTの職員がLRSイベントジオコーディングソフトウェア1770を使用してイベントの地理的位置を見つけるために現場で使用してもよい移動電話又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA)等のより小型の表示装置であってもよい。] [0115] データベース1730、1740、1750及び1760は、演算装置1710の外部記憶装置として示される。しかし、これらデータベースのうち任意の数のデータベースが外部記憶装置に共に格納されてもよく、これらデータベースのうち任意の数のデータベースが記憶装置1716に格納されてもよい。ソフトウェアプログラム1720、1770及び1780は、演算装置1710のユーザにより使用される。これらソフトウェアプログラムは、ユーザの演算装置1710に対してリモートに示される。しかし、これらソフトウェアプログラムのうち任意の数のソフトウェアプルグラムが共にリモートに常駐してもよく、これらソフトウェアプログラムのうち任意の数のソフトウェアプルグラムがユーザの演算装置1710に常駐してもよい。] [0116] 本発明の実施形態は、本開示の教示に従ってプログラムされた従来の汎用又は専用デジタルコンピュータ又はマイクロコンピュータを使用して実現可能なコンピュータを利用した方法及びシステムを含むことができる。適切なソフトウェアコーディングは、本開示の教示に基づいてプログラマにより容易に準備される。] [0117] 本発明の実施形態は、例えばコンピュータ可読記憶媒体であるコンピュータ可読媒体を含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書中で提示された特徴のうち任意の特徴を実行するようにコンピュータをプログラムするために使用可能な命令を格納していてもよい。記憶媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、DVD、CD−ROM、マイクロドライブ及び光磁気ディスクを含む任意の種類のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、DRAM、フラッシュメモリ、あるいは命令及び/又はデータを格納するのに適した任意の媒体又は装置を含むことができるが、それらに限定されない。本発明は、汎用/専用コンピュータ又はマイクロプロセッサ等のコンピュータのハードウェアを制御するためのソフトウェア及びコンピュータがユーザ又は本発明の結果を利用する他の機構と対話することを可能にするためのソフトウェアを含むことができる。そのようなソフトウェアは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、実行環境/コンテナ、ユーザインタフェース及びユーザアプリケーションを含んでもよいが、それらに限定されない。] [0118] 本発明の実施形態は、本発明の処理を実現するためのコードの提供を含むことができる。提供は、ユーザに対する任意の態様でのコードの提供を含むことができる。例えば提供は、ユーザに対するコードを含むデジタル信号の送信、ユーザに対する物理媒体上のコードの提供、又はコードを利用可能にする他の任意の方法を含むことができる。] [0119] 本発明の実施形態は、本発明の実施形態の処理のうち任意の処理を実行するためにコンピュータにおいて実行可能なコードを送信するコンピュータにより実現される方法を含むことができる。送信は、例えばインターネットであるネットワークの任意の部分を介するか、ワイヤ、大気又は空間を介するか、あるいは他の任意の種類の送信を介する転送を含むことができる。送信は、コードの送信の開始、あるいは別の地域又は国から任意の地域又は国にコードを移行させることを含むことができる。ユーザへの送信は、送信元の位置に関係なく、任意の地域又は国内のユーザにより受信される任意の送信を含むことができる。] [0120] 本発明の実施形態は、本発明の実施形態の処理のうち任意の処理を実行するためにコンピュータにおいて実行可能なコードを含む信号を含むことができる。信号は、例えばインターネットであるネットワークを介するか、ワイヤ、大気又は空間を介するか、あるいは他の任意の種類の送信を介して送信可能である。信号全体が同時に送信中である必要はない。信号は、その転送期間にわたり時間を延長できる。信号は、現在送信中のもののスナップショットであると考えられない。] [0121] 本発明の好適な実施形態の上記説明は、例示及び説明の目的で提供された。本発明を網羅する意図はなく、あるいは開示された厳密な形式に本発明を限定する意図はない。多くの変更及び変形が関連技術の当業者には明らかとなるだろう。例えば、開示される本発明の実施形態において実行されるステップは別の順序で実行でき、特定のステップは省略でき、また追加のステップが追加できる。本発明の他の実施形態が開発可能であり且つ本発明の趣旨の範囲及び請求の範囲に含まれることが理解される。実施形態は、本発明の原理及びその実際的な応用例を最適に説明し、それにより関連技術の当業者が特定の使用に適すると考えられる種々の変更を伴う種々の実施形態に対して本発明を理解できるように選択及び説明された。本発明の範囲は、以下の請求の範囲及びそれらの等価物により特定されることが意図される。]
权利要求:
請求項1 郵便住所としての線形参照システム(LRS)イベントをジオコーディングデータベースに符号化する、コンピュータにより実現される方法であって、郵便住所指定システムのスキーマの一部からLRSイベントジオコーディングデータベース及びスキーマを作成する工程と、前記郵便住所指定システムにおいて定義されるような郵便住所データとして、LRSデータを符号化する工程と前記LRSイベントジオコーディングデータベースに投入するために、幾何学データを有する前記符号化されたLRSイベントデータを添付する工程とを備えることを特徴とする、コンピュータにより実現される方法。 請求項2 前記符号化する工程は、LRSイベント距離を用いて郵便住所範囲を生成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項3 前記郵便住所範囲は、LRSルートの長さ及び2つのLRSイベント間の距離のうちの一つから決定されることを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項4 前記符号化する工程は、LRSイベント制御セクション、LRSイベントルート及びLRSイベント地区にそれぞれ対応する道路名、郵便番号及び郡のうちの少なくとも1つを生成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項5 入力としてのLRSイベント識別子及び前記LRSイベントジオコーディングデータベースを用いてLRSイベントの地理的位置を決定する工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項6 前記LRSイベント識別子は、イベント距離、制御セクション及びルートを含むことを特徴とする請求項5に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項7 前記LRSイベントの前記地理的位置を検出するためのジオコーディングソフトウェアを用いる工程を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項8 入力としてのLRSイベントの前記地理的位置及び前記LRSイベントジオコーディングデータベースを用いて、LRSイベント識別子を決定する工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項9 前記LRSイベントの前記LRSイベント識別子を検出するためのジオコーディングソフトウェアを用いる工程を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項10 前記LRSイベント識別子は、イベント距離、制御セクション及びルートを含むことを特徴とする請求項8に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項11 関連する道路の実際の長さに対する高度の変化の影響を明らかにするために、1つ以上の郵便住所範囲に沿って潜在住所を分配する工程を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項12 関連する道路の実際の長さに対する高度の変化の影響を明らかにするために、1つ以上の郵便住所範囲を縮小する工程を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項13 前記LRSイベントジオコーディングデータベースは住所コーディングガイドを含むことを特徴とする請求項1に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項14 地理地図における変更、前記地理地図に対する追加及び前記地理地図内の要素の削除のうちの1つ以上を反映するために、前記LRSイベントジオコーディングデータベース及び前記住所コーディングガイドを変更する工程を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項15 LRSイベントに対する変更、LRSイベントの追加及びLRSイベントの削除のうちの1つ以上を反映するために、前記LRSイベントジオコーディングデータベース及び前記住所コーディングガイドを変更する工程を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の、コンピュータにより実現される方法。 請求項16 1つ以上のプロセッサにより処理される場合に、郵便住所指定システムのスキーマの一部からLRSイベントジオコーディングデータベース及びスキーマを作成する工程と、前記郵便住所指定システムにおいて定義されるような郵便住所データとしてLRSデータを符号化する工程と、前記LRSイベントジオコーディングデータベースに投入するために、幾何学データを有する前記符号化されたLRSイベントデータを添付する工程とをシステムに実行させる演算を格納するコンピュータ読取可能な媒体。 請求項17 1つ以上のプロセッサにより処理される場合に、請求項2乃至15のいずれか1項に記載の工程をシステムに実行させる更なる演算を含むことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
类似技术:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-04-03| A300| Withdrawal of application because of no request for examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120403 |
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