![]() Invitro試験のためのタンパク質に基づくシート材料
专利摘要:
本発明は、化粧品成分及び/又は配合物のin vitro試験のための皮膚等価物として有用であるシート材料を提供する。シート材料は、すぐに使用できるようにタンパク質及び湿分調整剤を含む。シート材料に行うことができる試験は、例えば、メーキャップスミアリング、色評価、日焼け防止指数測定、UVA保護、化粧品の耐水性、サンレスタンニングの適用などである。 公开号:JP2011514511A 申请号:JP2010546717 申请日:2009-02-13 公开日:2011-05-06 发明作者:ゲラルドゥス;ヨハネス;マリア クレイトマンス、セバスティアヌス;バスティアン バウシュトラ、ヤン;ズンデルト、マリヌス;コルネリス ファン 申请人:フジフィルム マニュファクチュアリング ヨーロッパ ビー.ヴィ.; IPC主号:G01N33-50
专利说明:
[0001] 本発明は、化粧品研究の分野である。提供されるのは、化粧品成分及び/又は配合物のin vitro試験のために皮膚等価物として有用であるシート材料又はフィルムである。本発明のシート材料で行うことができる試験は、例えば、メーキャップスミアリング、色評価、日焼け防止指数測定、UVA保護、化粧品の耐水性、サンレスタンニングの適用などである。] 背景技術 [0002] 化粧品工業は多くの新規な製品を導入している。市場に投入する前に、化粧品は、その安全性及び機能特性について試験されなければならない。試験の目的のために動物及びヒトを使用することを避けることは明らかな傾向である。したがって、in vitro試験方法に用いるためのツールの開発が非常に求められている。] [0003] 試験しようとする特性は、大まかに2つのカテゴリーに分けることができる。すなわち、1つは生体反応が必要であるもの(例えば:皮膚刺激性、皮膚感作性、及び皮膚の日焼け)であり、もう1つは製品の物理的特性が大きな役割を果たすもの(例えば:拡散、解乳化、スミアリング、水堅牢度)である。後者のカテゴリーは、in vitro法によって試験されるのに特に適している。in vitro試験の質は、適当な試験基質の利用可能性に大きく依存している。予測的なものであるために、試験基質は、できるだけそっくりにヒトの皮膚を模倣すべきである。重要なパラメーターは、例えば、表面張力、粗さ、弾性、吸湿、及び付着性である。光透過率の測定のために、基質は透明であることが特に望ましい。] [0004] 現在利用可能であるシート材料は、Vitro−Skin(登録商標)である。Vitro−Skin(登録商標)は、ヒトの皮膚の表面の特性を効率的に模倣する進歩的な試験基質である。これは、最適なタンパク質及び脂質成分の両方を含み、ヒトの皮膚に類似の組織分布、pH、臨界表面張力及びイオン強度を有するよう設計されている。] [0005] ヒトの皮膚の特性を模倣することにおける改善が常に望ましいという事実に加えて、Vitro−Skin(登録商標)の1つの大きな欠点は、材料が試験に用いられ得る前に、かなり長い期間相対的に高い湿度及び特定の温度で広範なプレコンディショニングが必要とされるということである。この時間がかかる前処理の後、製品は弱く取り扱いが難しい。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 本発明の一目的は、化粧品成分及び最終製品のin vitro試験に用いることができるタンパク質ベースのフィルムを提供することである。] [0007] さらに一目的は、すぐに使用できる化粧品試験のためのタンパク質ベースのフィルムを提供することである。] [0008] また本発明の一目的は、容易な取り扱いが可能である、遊離のフィルム又は支持基材に適用される若しくは支持基材上に付着させるフィルムとして、化粧品又は化粧品成分のin vitro試験のために、柔軟な方法で用いることができるタンパク質ベースのフィルムを提供することである。] [0009] 驚くべきことに、上記目的が、特定の湿分を有するタンパク質ベースのフィルムによって達成することができることが見出された。一実施形態では、タンパク質ベースのフィルムは遊離フィルムとして提供される。一実施形態では、タンパク質ベースのフィルムは支持基材上のフィルムとして提供される。フィルムの主成分は、タンパク質である。湿分の度合い又は量は、湿分調整剤をフィルムが形成される溶液に添加することによって制御される。本発明によるフィルムを調製する方法には、必要とされる湿分の度合い又は量を有するタンパク質ベースのフィルムに達するように慎重に行うべきである乾燥ステップが含まれる。有利には、そのようにして調製されたタンパク質ベースのフィルムは、フィルムの湿分が所望の範囲内で維持される方法で包装され、それによって、その包装を取り除いたときに、フィルムがすぐに使用できることを保証することができる。また、有利には、タンパク質ベースのフィルムは、裏支持体、例えば、タンパク質ベースのフィルムが恒久的に又は一時的に付着することができる基材に設けられ得る。本発明のタンパク質ベースのフィルムの透明性により、UV光及び光吸収測定を含めた、光測定を含む試験に特に適するようになる。] 課題を解決するための手段 [0010] したがって、本発明は、タンパク質ベースのフィルムに関し、前記フィルムはタンパク質及び湿分調整剤を含み、前記フィルムは、好ましくは、フィルムの全重量を基準として、少なくとも10重量%、最大で25重量%の湿分含有量を有する。] [0011] 一実施形態では、フィルムは、皮膚に適用しようとする組成物及び皮膚に適用しようとする組成物の成分のin vitro試験に適している。] [0012] 本発明によるタンパク質ベースのフィルムは、架橋タンパク質に基づき、任意選択的に裏支持体に設けられる。いくつかの添加剤は、フィルムに、表面張力、表面粗さ、水の取り込み(膨潤)、耐水性、機械強度、疎水性などの独特の特性を与えることができる。] [0013] 市販のVitroSkin(登録商標)に対する独特かつ主な利点は、本発明のフィルムがすぐに使用できるということである。したがって、使用前に骨の折れる高い湿分のプレコンディショニングを必要としない。] [0014] in vitro試験の目的のために皮膚モデル又は代用の皮膚としてこの材料を用いるのに適するようにし、実際にフィルムにその優れたin vitro試験の特性を提供する、本発明によるフィルムの主成分は、タンパク質層によって形成される。本発明のフィルムの乾燥厚さは、通常1μm〜300μmとなり得る。一実施形態では、タンパク質ベースのフィルムの厚さは2〜150μmであり、他の実施形態では、タンパク質ベースのフィルムの厚さは2μm〜100μmである。] [0015] 本発明の文脈の範囲内で、ポリペプチドを含むタンパク質という用語は、天然タンパク質、変性タンパク質、合成及び組換えタンパク質及びペプチド、糖タンパク質、糖タンパク質、リポタンパク質を含めた、ペプチド結合によって結合した少なくとも15個のアミノ酸を有する任意の分子及びまた、側鎖として、バイオオリゴマー又はポリペプチド基を含めた他の基を含むことができる他の分子を含むように理解されるものとする。化学修飾タンパク質を単独で又は非修飾タンパク質と組み合わせて用いることもできる。フィルムは、フィルムの全重量を基準として少なくとも30重量%のタンパク質を含むが、フィルムの全重量を基準として90重量%以下のタンパク質を含む。] [0016] 好ましい実施形態において、本発明のタンパク質ベースのフィルム中のタンパク質は、ゼラチンである。例えば、タンパク質、又はポリペプチドとして用いることができるゼラチンは、酸性若しくは石灰処理した、哺乳動物又は冷血動物から得られた皮膚又は骨のゼラチンである。かかるゼラチンは、従来技術によく見られ、文献によく記載されている。かかる自然に単離したゼラチンの分子量は、約2.5又は7.5〜約300kDaの範囲となり得る。市販のゼラチンは、本発明に従って用いることができる。本発明のフィルムに適用するゼラチンの適当な分子量は、好ましくは、10kDa〜200kDaの範囲にある。一実施形態では、少なくとも20kDa又は少なくとも40ka、又は少なくとも60kDa、又は少なくとも80kDa又は少なくとも100kDaの分子量を有するゼラチンは用いることができる。一実施形態では、300kDa未満の、又は250未満の、又は200kDa未満の分子量を有するゼラチンは用いることができる。化学修飾ゼラチンを単独で又は非修飾タンパク質と組み合わせて用いることもできる。非修飾ゼラチンの例としては、それだけには限らないが、トリメリット化ゼラチン、スクシニル化ゼラチン、アシル化ゼラチン、アルキル化ゼラチン、フタル化ゼラチンが含まれる。修飾ゼラチンは、例えば、ある種の成分又は(化粧)製品とin vitro試験のためのシート材料との相互作用を調整するために、有利に用いることができる。また、組換えゼラチンは用いることができる。組換えゼラチン(また、組換えコラーゲン又は組換えコラーゲン様ペプチドと称される)は、通常、微生物、昆虫、植物又は動物宿主中でペプチドをコード化するヌクレオチドの発現によるなどの組換え方法によって生成された1種又は複数のゼラチン又はゼラチン様ポリペプチドを意味する。かかるペプチドは、Gly−Xaa−Yaaトリプレット(Glyはアミノ酸グリシンであり、Xaa及びYaaは同一でも異なってもよく、任意の既知のアミノ酸となり得る)を含むことを特徴とする。アミノ酸の少なくとも40%は、好ましくは、連続するGly−Xaa−Yaaトリプレットの形態で存在する。より好ましくは、アミノ酸の少なくとも60%、さらにより好ましくは少なくとも80%、さらには90%を超えるものが、Gly−Xaa−Yaaトリプレットの形態で存在する。好ましくは、ペプチドは約2.5kD以上の分子量を有する。より好ましくは、約2.5〜約100kDの分子量又は約5〜約80kDの分子量である。] [0017] 一般に、湿分調整剤は、水結合能を有する不揮発性の若しくはほんのわずかに揮発性の有機化合物である。湿分調整剤は、水溶性又は水に不溶性となり得る。その固有の特性に応じて、湿分調整剤は、タンパク質ベースのフィルムが形成される水溶液中で溶解しても乳化してもよい。湿分調整剤は、固体粒子、中空球、ポリマーなどのキャリアビヒクルによるコーティング溶液に導入することもできる。] [0018] 一実施形態では、活性な湿分調整剤は、グリコール、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリル酸、アクリル酸の任意の重合形態、三酢酸グリセリル、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、キシリトール、エリトリトール、マルチトール、乳酸塩、ポリデキストロース、アセトアミド、グリセレス、ラクトアミド、ヒアルロン酸、エキナシンなどからなる群から選択される。] [0019] 湿分調整剤の量は、フィルム中のタンパク質の重量を基準として2〜100重量%、好ましくは5〜80重量%、より好ましくは10〜60重量%である。一実施形態では、湿分調整剤の量は、タンパク質100g当たり10〜60gである。] [0020] 一実施形態では、フィルムの物理的強度を増加させフィルムの耐水性を改善すると有利となり得る。これを達成するために、タンパク質フィルムは、任意選択的に添加剤と組み合わせて、適当な硬化剤又は架橋剤で硬化させることができる。少なくとも0.1重量%から最大で20重量%までの架橋剤は、フィルム中のタンパク質の重量を基準として、好ましくは0.5〜5重量%を加えることができる。] [0021] 適当な架橋剤は、欧州特許出願公開第1 437 229号に記載されている。したがって、架橋剤は、ホルムアルデヒド、グリオキサール、グルタルアルデヒドなどのアルデヒドに基づく化合物;ジアセチル、シクロペンタンジオンなどのケトンに基づく化合物;ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジクロロ−6−S−トリアジンナトリウム塩などの活性ハロゲン化物;ジビニルスルホン酸、1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノール、N,N’−エチレンビス(ビニルスルホニルアセトアミド)、1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−S−トリアジンなどの活性ビニル化合物;ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントインなどのN−メチロール化合物;メラミン樹脂(例えば、メチロールメラミン、アルキル化メチロールメラミン);エポキシ樹脂;1,6−ヘキサメチレンジイソシアナートなどのイソシアナート化合物;米国特許出願公開第3 017 280号及び米国特許出願公開第2 983 611号に記載のアジリジン化合物;米国特許出願公開第3 100 704号に記載のカルボキシイミド化合物;グリセロールトリグリシジルエーテルなどのエポキシに基づく化合物;1,6−ヘキサメチレン−N,N’−ビスエチレン尿素などのエチレンイミノに基づく化合物;ムコクロル酸、ムコフェノキシクロル酸などのハロゲン化カルボキシアルデヒドに基づく化合物;2,3−ジヒドロキシジオキサンなどのジオキサンに基づく化合物;ホウ酸、ホウ砂及びホウ酸塩などのホウ素化合物;乳酸チタン、硫酸アルミニウム、クロムミョウバン、カリウムミョウバン、酢酸ジルコニル、酢酸クロムなどの金属含有化合物、テトラエチレンペンタミンなどのポリアミン化合物、アジピン酸ジヒドラジドなどのヒドラジド化合物、2つ以上のオキサゾリン基などを有する低分子量化合物若しくはポリマーの1種又は複数であり得る。これらの架橋剤は、単独で又は組み合わせて用いることができる。] [0022] 他の実施形態では、タンパク質ベースのフィルム中で固体粒子又はビーズを含むことによって、例えば、固体粒子又はビーズをフィルムが形成される溶液に加えることによってシート材料の表面粗さを所望の特性に調節すると有利となり得る。固体粒子又はビーズは、架橋剤の存在に加えて存在し得る又は存在し得ない。表面粗さに影響を与えるかかる固体粒子は、ポリスチレン、若しくはポリメチルメタクリラートなどの有機粒子、又はケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、酸化鉄などの無機粒子となり得る。様々な粒子タイプの混合物も可能である。固体粒子は、好ましくは、1〜200μm、より好ましくは2〜100μmのサイズを有する。最適なサイズは、適用及びフィルムの厚さに依存する。固体粒子の量は、0.01g/m2〜50g/m2であり、好ましくはフィルムの0.1g/m2〜10g/m2である。] [0023] さらに、それはフィルム形成過程を助ける及び/又は本発明のフィルムの表面張力を調整することができる適当な界面活性剤を含むのに有益となり得る。1種又は複数の適当な界面活性剤は、化粧品/成分のフィルムへの適用を促進し、できるだけヒトの皮膚の表面張力を模倣するために選択することができる。例えば、界面活性剤をフィルム形成溶液に加えることにより、本発明のフィルム中で存在することができる適当な界面活性剤の例としては、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び/又は両性界面活性剤又はそれらの組み合わせが含まれる。好ましくは、界面活性剤は、フィルム形成溶液の性質を満たすものを選択すべきである。] [0024] 一実施形態では、1種又は複数の陰イオン界面活性剤はフィルム中で存在する。適当な陰イオン性界面活性剤の例としては、アルキルスルホカルボキシラート、α−オレフィンスルホナート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルアセタート、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキルスルファート、ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキルエーテルリン酸塩、ロジン石けん、ヒマシ油硫酸塩、ラウリルアルコール硫酸塩、アルキルフェノールホスファート、アルキルホスファート、アルキルアリルスルホナート、ジエチルスルホスクシナート、ジエチルヘキシルスルホスクシナート及びジオクチルスルホスクシナートが含まれる。] [0025] 一実施形態では、1種又は複数の陽イオン性界面活性剤はフィルム中で存在する。適当な陽イオン性界面活性剤の例としては、2−ビニルピリジン誘導体及びポリ−4−ビニルピリジン誘導体が含まれる。] [0026] 一実施形態では、1種又は複数の両性界面活性剤は、フィルム中で存在する。適当な両性の界面活性剤の例としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、プロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン及びイミダゾリン誘導体が含まれる。] [0027] 一実施形態では、1種又は複数の非イオン性界面活性剤は、フィルム中で存在する。適当な非イオン性界面活性剤の例としては、非イオン性フッ素化界面活性剤及び非イオン性炭化水素界面活性剤が含まれる。非イオン性炭化水素界面活性剤の有用な例としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルなどのエーテル;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ラウリン酸ソルビタンエステル、モノステアリン酸ソルビタンエステル、モノオレイン酸ソルビタンエステル、セスキオレイン酸ソルビタンエステル、ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル及びポリオキシエチレンステアリン酸エステルなどのエステル;及びグリコール界面活性剤が含まれる。非イオン性界面活性剤の具体的な例には、Union Carbide Co.、Danbury、Conn.から入手可能なTriton(商標)X−100、X−114及びX−405などのオクチルフェノキシポリエトキシエタノール;Air Products&Chemicals Co.、Allentown、Pa.から入手可能なSurfynol(商標)GA及びSurfynol(商標)CT−136など、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールなどのアセチレンジオール;Union Carbide Co.、Danbury、Conn.から入手可能な(10オキシエチレン単位を含む、式C12H25O(C2H4O)5Hであると考えられる)Tergitol(商標)TMN−10などのトリメチルノニルポリエチレン−グリコールエーテル;E.I.Du Pont de Nemours & Co.、Wilmington、Del.から入手可能な(式CH3(CH2)12(OC2H4)8OHであると考えられる)Merpol(商標)SHなどのエチレンオキシドの非イオン性エステル;E.I.Du Pont de Nemours&Co.、Wilmington、Del.などから入手可能な(式CH3(CH2)n(OC2H4)8(OC3H6)8OH(式中、nは12〜16の整数である)と考えられる)Merpol(商標)LFHなどのエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの非イオン性エステル並びにそれらの混合物が含まれる。] [0028] 適当な非イオン性フッ素化界面活性剤の例には、直鎖の全フッ素置換ポリエトキシ化アルコール(例えば、DuPont Specialty Chemicals、Wilmington、Del.から入手可能なZonyl(商標)FSN、Zonyl(商標)FSN−100、Zonyl(商標)FSO、及びZonyl(商標)FSO−100)、フッ素化アルキルポリオキシエチレンエタノール(例えば、3M、St.Paul、Minn.から入手可能なFluorad(商標)FC−170C)、フッ素化アルキルアルコキシラート(例えば、3M、St.Paul、Minn.から入手可能なFluorad(商標)FC−171)、フッ素化アルキルエステル(例えば、3M、St.Paul、Minn.から入手可能なFluorad(商標)FC−430、FC−431、及びFC−740)及びフッ素置換アルキルエステル及びペルフルオロアルキルカルボキシラート(例えば、Neos Co.、Ltd.によって製造されたF−tergentシリーズ、Ciba−Geigyによって製造されたLodyneシリーズ、ICIによって製造されたMonflorシリーズ、Asahi Glass Co.、Ltd.によって製造されたSurfluonシリーズ、及びDaikin Industries、Ltd.によって製造されたUnidyneシリーズ)が含まれる。] [0029] 好ましい非イオン性フッ化炭素界面活性剤には、Zonyl(商標)FSO、Fluorad(商標)FC−170C、及びFluorad(商標)FC−171が含まれる。] [0030] 一実施形態では、上記界面活性剤は、フィルムの0.01〜1.0g/m2、好ましくは0.05〜0.50g/m2の範囲の濃度で適用される。] [0031] 本発明のフィルムの表面特性を調節するための他の界面活性剤は、シリコーンなどの不水溶性有機化合物となり得る。一実施形態では、フィルムには、直鎖のポリジメチルシロキサン(PDMS)及び例えば、オクタメチルテトラシクロシロキサン(OCS)などの環式シロキサンの群から選択されるシリコーンが含まれる。PDMSの分子量は、フィルム形成溶液の特性に一致させるために選択すべきである。好ましくは、PDMS化合物は、室温(20℃)で純粋な化合物として10〜50000cPの粘度を有する。] [0032] 水溶性ポリマーは、その機械的若しくは化学的特性を変更するために本発明のフィルム中に含めることができる。シート材料は、タンパク質100g当たり水溶性ポリマーを少なくとも0.1gから最大で40gまで含むことができる。好ましくは、水溶性ポリマーの量はタンパク質100g当たり0.5〜30gである。適当な水溶性ポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第1 437 229号に記載されている。したがって、水溶性ポリマーは、親水性構造単位としてヒドロキシ基を有する樹脂であるポリビニルアルコールに基づく樹脂(例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、アセトアセチル修飾ポリビニルアルコール、陽イオン修飾ポリビニルアルコール、陰イオン修飾ポリビニルアルコール、シラノール修飾ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタールなど)、セルロースに基づく樹脂(メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)、キチン、キトサン、デンプン、エーテル結合導入樹脂(ポリオキシエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルエーテル(PVE)など)、カルバモイル基導入樹脂(ポリアクリルアミド(PAAM)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリル酸ヒドラジドなど)、並びに遊離基としてのカルボキシル基を有するポリアクリラート、マレイン酸樹脂、アルギナートなどの1種又は複数となり得る。PVAの適当なコポリマーは、例えば、PVA−NVFコポリマーのような国際公開第03/054029号に開示されている。] [0033] 一実施形態では、ポリグリコールは、湿分調整剤のために並びに本発明のフィルムの機械的及び/又は化学的特性を改善するためにポリマーとして用いるために本発明のフィルムに用いられる。] [0034] 任意選択的に、本発明のフィルムに加えることができる他の添加剤には、殺生物剤、着色剤、有機若しくは顔料タイプ、UV吸収剤、媒染剤、光学的増白剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定化剤などが含まれる。] [0035] 一般に、殺生物剤として、例えば、保存剤及び/又は抗真菌剤として用いることができる薬剤は、例えば、フェノール、チモール、トリクロロフェノール、テトラクロロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール、p−クロロ−m−クレゾール、o−フェニルフェノール、ベンジルフェノール、2−ベンジル−4−クロロフェノール、35クロロフェン、ジクロロフェン、ブロモクロロフェン、2,2’−ジヒドロキシ−5,5’ジクロロジフェニルモノスルフィド、2,4,4’トリクロロ−2’ヒドロジフェニルエーテル、3,4,5−トリブロモサチシルアニリド、又はその塩などの芳香族ヒドロキシ化合物;ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、クロロアセトアルデヒド、グルタルアルデヒド、クロロアセトアミド、メチロールクロロアセトアミドなどのカルボニル基を含む化合物;安息香酸、モノブロモ酢酸エステル、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、ソルビン酸などのカルボン酸又はそのエステル;40ヘキサメチレンテトラミン、アルキルグアニジン、ニトロメチルベンジルエチレンジアミンなどのアミン;テトラメチルチウラムジスルフィドなどのジスルフィド;2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール、2メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾールなどの窒素含有複素環式化合物;フェニル酢酸水銀、フェニルプロピオン酸水銀、フェニルオレイン酸水銀などの有機水銀化合物;ネオマイシン、カナマイシン、ポリマイシン、ストレプトマイシン、フラマイシンなどの抗生物質などを含むことができる。] [0036] 一実施形態では、本発明によるフィルムは裏基材に設けられる。] [0037] 裏基材、又は支持基材は、一実施形態において、例えば、ポリエチレン積層を有する若しくは有さない紙など、不透明となり得る、又は一実施形態において、裏基材は、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタラート(PEN)、ポリスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリカーボナートなど透明となり得る。基質のタイプは、試験のための要件に従って選択することができる。例えば、可視及びUV光に対する透明性が不可欠である試験において、TACを選択することができる。シート材料の剥離可能なフィルムが必要とされるとき、好ましくはポリエチレンで積層された原紙が用いられる。驚くべきことに、湿分調整剤を添加することにより、シート材料の裏基材への粘着性をも抑制する。] [0038] 裏基材の厚さは特に制限されないが、実用的な観点から50〜300μmが適している。] [0039] 任意選択的に、下引き層が、シート材料の結合を増強するために支持する裏基材上で存在することができる。適当な下引き材料は、例えば、ゼラチンである。] [0040] 裏基材に付着させたとき、フィルムは内部強度を有する必要がなく、シート材料の最適な厚さは、水の取り込み、透明性、表面粗さなどの特性によって決定される。一実施形態では、裏基材に付着させたとき、フィルムの乾燥厚さは、通常、2〜150μmである。] [0041] フィルムが形成されることになる元の溶液(言い換えれば、フィルム形成溶液)を作製するために、タンパク質は、適当な揮発性溶媒、好ましくは少なくとも50%の水に溶解される又は分散される。共溶媒の使用は、フィルム形成溶液の特定の成分を溶解する又はフィルム形成を改善するのに有利となり得る。共溶媒は、好ましくは、乾燥によって十分に除去することができる揮発性溶媒となるべきである。] [0042] 固形の、分散した若しくは溶解した架橋剤は、フィルム形成直前にフィルム形成溶液に加えることができる又はオーバーコーティング、すなわち、架橋剤が適用されるフィルムの上のコーティングとして適用することができる。] [0043] さらに、上記の適当な界面活性剤、水溶性ポリマー及び他の添加剤は、フィルム形成溶液を含むタンパク質に加えることができる。] [0044] 本発明のさらなる一態様は、フィルムが形成される溶液に関する。本発明によるタンパク質ベースのフィルムを形成するための溶液は、5〜25重量%の溶解したタンパク質であって、好ましくは上記定義のゼラチンであって好ましくは少なくとも50重量%の水で溶解した、タンパク質;タンパク質の重量を基準として2〜100重量%、好ましくは5〜80重量%、より好ましくは10〜60重量%の湿分調整剤;タンパク質の量を基準として0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%の上記で定義した架橋剤;及び0.01g/m2〜50g/m2、好ましくは0.1g/m2〜10g/m2のフィルムが得られるような量の上記で定義した表面粗さに影響を与える固体粒子を含む。任意選択的に、溶液は1種又は複数の添加剤を含む。溶液は、溶液の0.01〜0.1重量%の量で界面活性剤及び又はタンパク質100g当たり0.1g〜40g、好ましくは0.5〜30gの量で水溶性ポリマーを含むことができる。さらに、溶液は、殺生物剤、着色剤、有機又は顔料タイプ、UV吸収剤、媒染剤、光学的増白剤、酸化防止剤、帯電防止剤及び光安定化剤を含むことができる。フィルム形成溶液のpHは、好ましくは2〜10、より好ましくは4〜9、最も好ましくは5〜8である。] [0045] 本発明により、自己支持するフィルムを、フィルムを流延するために当技術分野で知られている方法によって調製することができる。例えば、フィルム形成溶液は、それが凝固する場合には、冷却ドラムでコーティングされる。引取ロールによって、連続フィルムは冷却ドラムから取り除かれ、乾燥過程で必要とされる湿分まで乾燥させる。フィルムは必要とされるサイズにスリットし包装される。] [0046] 自己支持するフィルムを作製する他の好ましい方法は、コーティング過程によって低い表面張力を有する基質にフィルム形成溶液をコーティングすることである。使用するコーティング方法は、カーテンコーティング、エキストルージョンコーティング、エアナイフコーティング、スライドコーティング、ロールコーティング、リバースロールコーティング、ディップコーティング、ロッドバーコーティングなどから選択することができる。冷却及び乾燥後、基質へのフィルムの付着力が非常に乏しいため、形成されたフィルムは基質から除去することができる。この方法の他の利点は、フィルムの一方の表面(基質に直接接触した表面)が基質の陰性の表面特性であり、それによってフィルムの表面のテクスチャーが制御することができるということである。] [0047] 本発明によって、裏基材上のフィルムを、単層若しくは多層コーティング方法を用いて調製することができる。コーティング方法として、フィルムのコーティングに適した任意の方法が用いることができる。例えば、カーテンコーティング、エキストルージョンコーティング、エアナイフコーティング、スライドコーティング、ロールコーティング、リバースロールコーティング、ディップコーティング、ロッドバーコーティングが適している。コーティングは、使用する実施形態に応じて、同時に行っても連続的に行ってもよい。] [0048] 上記裏支持体の表面にコーティングを施す前に、裏支持体は、湿潤性及び付着性を改善する目的のために、コロナ放電処理、グロー放電処理、火炎処理、紫外光照射処理などにかけることができる。] [0049] フィルム形成後、フィルムは乾燥させる。原則的に、乾燥シート様材料、例えばフィルム、に用いられる任意の乾燥方法を適用することができる。フィルムの乾燥は、フィルムを完全に乾燥しないように慎重に行うべきである。フィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のシート材料の最終湿分含有量を維持し、そのため、裏基材の重量を含めずに、脆性でないが柔軟である材料をすぐに使用できることを保証するために、乾燥状態は調整されるべきである。] [0050] 本明細書では、湿分含有量は、前記処理前の裏基材を含まない重量に対する、処理後すなわち105℃で24時間フィルムを維持した後、のフィルムの重量、によって(そのため、裏基材を含まない)決定される。湿分含有量は、処理後のフィルムの重量を処理前のフィルムの重量から引き、次いで、その結果を処理前のフィルムの重量で割り、次いで、その結果を100%で掛けることによって算出される。湿分含有量が高すぎると、取り扱いが難しい粘着性の材料が得られる。湿分含有量が低すぎると、脆性の材料が得られる。フィルムの表面の粘着性、フィルムの柔軟性及びフィルムの裏基材への粘着性の視点から、本フィルムの湿分含有量は10重量%〜25重量%であり、好ましくは、12重量%〜25重量%であることが有利である。本フィルムの湿分含有量は、少なくとも10、12、14若しくは15重量%、最大でも25、22若しくは20重量%となり得る。] [0051] したがって、本発明は、任意選択的に包装されたフィルムを調製するための方法に関し、前記方法は、フィルムを、任意選択的に裏基材上で形成するステップを含み、前記フィルムは、自体公知の方法による上記で定義したタンパク質及び湿分調整剤を含み、続いて、フィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のフィルムの最終湿分含有量を得るような条件下で前記フィルムを乾燥し、したがって、任意選択的に、フィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のフィルムの湿分含有量を維持するのに適している容器中で得られるシート材料を包装する。その方法の一実施形態では、フィルムは、上記で定義したフィルム形成溶液から形成される。] [0052] 上記の方法に従って調製されたフィルムは、直ちに用いることができる。また、その後の使用のためにフィルムを保管すると有利となり得る。その後の使用の点で、フィルムを良好な状態で維持し、湿分含有量を安定させるために、フィルムの適切な包装が推奨される。フィルムの包装は、例えば、直鎖の低密度ポリエチレンなどの、任意の適当なプラスチックフィルム材料を含むことができる。包装は、複数のプライを含むことができる。外側のプライは、箔材料若しくは適当な金属化基質から作られた層、又は非金属化材料を含めた任意の他の認識される柔軟な遮断若しくは基質材料を含めた遮断単層となり得る。外部遮断単層は、ナイロンの外層、中間層若しくは箔、及びポリエチレンの内層を適当に含む。あるいは、遮断単層は、ポリエチレンの外層、金属化ナイロン、又は金属化ポリエステル、又は金属化ポリビニルアルコールの中間層、及びポリエチレンの内層を含むことができる。好ましくは、包装はエアシールされ、より好ましくは、包装は保存剤で又は不活性雰囲気下でエアシールされる。好ましくは、湿度の低い雰囲気条件に曝露されるときフィルムが乾燥する恐れがあるのを防ぐ。] [0053] したがって、さらなる一態様では、本発明は、容器から取り除いてすぐに使用できるようにフィルムを維持するために適当な容器に包まれる本発明のフィルムに関する。すぐに使用できることは、シート材料が試験条件に適するようにするためのプレコンディショニングステップを必要としないことを意味する。] [0054] また、本発明の一態様は、化粧品配合物の、又は化粧品等用成分の、メーキャップスミアリング、色評価、日焼け防止指数測定、UVA保護、耐水性、サンレスタンニングの適用などのin vitro試験におけるフィルムの使用である。] [0055] (例1) サンプルフィルムの調製] [0056] 調製手順 フィルム形成溶液を以下の通り調製した。まず、水性ゼラチン溶液(石灰化骨質ゼラチン、分子量180kD)を40℃で調製した。(空気の取り込みを避けるため)低速で撹拌しながら、以下の添加を連続して行った。すなわち、殺生物剤ベンゾ[d]イソチアゾル−3(2H)−オンの溶液、シリカ懸濁液、界面活性剤(Aerosol OT/SDBS)の溶液、ポリアクリルアミド溶液、湿分調整剤(グリコール/グリセロール/ポリアクリル酸)、ポリジメチルシロキサン及び/又はOCS、水酸化ナトリウムである。溶液を40℃で比較的低速で1時間混合した。次いで、溶液を超音波によって脱気した。フィルム形成の直前に、硬化剤7.5% 2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンを加えた。] [0057] 上記溶液から、フィルムを、ハンドコーティングによって又はスライドコーティング機を用いて裏基材上に溶液を適用することによって形成した。すべての実施例において、400μmのコーティングされた湿潤厚さを有するフィルムを用いた。任意選択的に、コーティング性を改善するために帯電を施した。溶液をポリエチレンで積層された原紙でコーティングした。] [0058] 乾燥を20℃及び50%相対湿度で16時間行い、その後、材料を切断し35℃の70%相対湿度で48時間処理した後入手した。これ以後、材料を、さらに使用するまでエアシールされたプラスチックバッグで包装した。すべてのサンプルフィルムは進歩的な試験シートとして用いることができる。以下に個々の試験シート配合物に対していくつかのさらなる実施例を与える。] [0059] (例2) 湿分調整剤の効果の例証 湿分調整剤としてグリコールで調製した、PEで積層された紙上でコーティングしたサンプルAの含水量を以下の手順に従って測定した。シート材料を基質から剥離し、10cm2の定義したサイズに切断した。材料を分析秤量デバイスで秤量した。次いで、サンプルを加熱乾燥器中で105℃の温度に少なくとも16時間曝露した。これ以後、サンプルを再び秤量しサンプルの含水量となるために損失重量を算出した。含水量、柔軟性、粘着性及びPEへの粘着性をグリコール量の機能として表2に示す。] [0060] ] [0061] 前記シリーズでは、明らかにグリコールの加湿効果が示されている。これはフィルムの湿分含有量、したがってその柔軟性に大いに影響を与える。したがって、湿分調整剤の添加は、すぐに使用できる材料を得るために必須である。最適なグリコール濃度は、表面の粘着性に依存する。60%を超える濃度の場合、表面はきわめて粘着性をもつ。10%以上のグリコール濃度で調製したシート材料は、PEで積層された基質に粘着している。これらのフィルムは、フィルムを損傷せずに剥離することができる。剥離可能なフィルムの大きな利点は、(遊離フィルムが適用試験で必要とされる場合に)シートを剥離する前にそれが所望のサイズに切断する又は取り扱うことが容易にできることである。] [0062] (例3) in vitro試験のための材料の使用 実施例1のフィルムは、サンクリームの日焼け防止指数(SPF)測定に見事に用いることができる。ここに、TACによって支持されるフィルムを、UV線に対するその透明性のために用いた。配合A4、C及びHで調製したフィルムを使用し、使用直前に包むそのプラスチックバッグを取り出した。いくつかのサンクリームを2μL/cm2の量でフィルムの表面に適用した。サンクリームをすり込み約15分間乾燥した。それ以後、シートを積分球を用いてUV分光光度計に入れ、サンクリームなしで同様のシートの白に対してUVスペクトルを測定した。理論SPF指数をB.L. Diffey and J.Robson、J. Soc. Cosmet. Chem.、40巻(1989年)pp127〜133に記載の方法を用いて記録したUVスペクトルから算出する。] [0063] 参照として、市販のシート材料であるVitro−Skin(登録商標)を利用した。この材料を製造業者の指示(IMS−USA)に従って湿度95%で16時間前処理した。これ以後、サンクリームを供給業者が記載した通り適用した。] [0064] 表3に示したように、本発明のフィルムで測定されたSPF指数は、参照材料で測定されたものとよく一致し、使用した市販のクリーム剤によって示されたSPF指数とよく相関している。そのため、本発明の場合では、前処理は重複であることが示される。] 実施例 [0065] ]
权利要求:
請求項1 皮膚に適用しようとする組成物及び皮膚に適用しようとする組成物の成分のinvitro試験のためのタンパク質ベースのフィルムであって、前記フィルムがタンパク質及び湿分調整剤を含み、及びそのシート材料がフィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%の湿分含有量を有する、前記フィルム。 請求項2 該タンパク質がゼラチン又はその誘導体である、請求項1に記載のフィルム。 請求項3 該湿分調整剤が、グリコール、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリル酸、アクリル酸の任意の重合形態、三酢酸グリセリル、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、キシリトール、エリトリトール、マルチトール、乳酸塩、ポリデキストロース、アセトアミド、グリセレス、ラクトアミド、ヒアルロン酸、エキナシン、及びそれらの混合物、からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のフィルム。 請求項4 タンパク質の量を基準として0.1〜20重量%の架橋剤をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィルム。 請求項5 0.01g/m2〜50g/m2の量で表面粗さに影響を与える固体粒子をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィルム。 請求項6 界面活性剤、殺生物剤、着色剤、UV吸収剤、媒染剤、光学的増白剤、酸化防止剤、帯電防止剤及び光安定化剤からなる群から選択される1種又は複数の添加剤をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のフィルム。 請求項7 裏基材に設けられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルム。 請求項8 裏基材が透明である、請求項7に記載のフィルム。 請求項9 裏基材がトリアセタート(TAC)、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタラート(PEN)、ポリスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド及びポリカーボナートからなる群から選択される、請求項8に記載のフィルム。 請求項10 裏基材が不透明である、請求項7に記載のフィルム。 請求項11 裏基材がポリエチレン積層を有する又は有さない紙である、請求項10に記載のフィルム。 請求項12 フィルムが裏基材から剥離することができる、請求項7〜11のいずれか一項に記載のフィルム。 請求項13 5〜25重量%の溶解されたタンパク質、好ましくは、少なくとも50重量%の水を含む溶液に溶解されたタンパク質;タンパク質の重量を基準として2〜100%の湿分調整剤;タンパク質の量を基準として0.1〜20重量%の架橋剤及び0.01g/m2〜50g/m2のフィルムが得られるような量の表面粗さに影響を与える固体粒子を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルムを形成するための溶液。 請求項14 界面活性剤、殺生物剤、着色剤、UV吸収剤、媒染剤、光学的増白剤、酸化防止剤、帯電防止剤及び光安定化剤からなる群から選択される1種又は複数の添加剤をさらに含む、請求項13に記載の溶液。 請求項15 請求項1〜12のいずれか一項に記載のタンパク質ベースのフィルムを調製する方法であって、自体公知の方法に従ってタンパク質ベースのフィルムを、任意選択的に裏基材上に、形成するステップ、及び、続いてフィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のフィルムの湿分含有量を有するフィルムを得るような条件下で前記フィルムを乾燥するステップ、を含む上記方法。 請求項16 フィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のフィルムの湿分含有量を維持するのに適している容器にフィルムを包装するステップ、をさらに含む請求項15に記載の方法。 請求項17 前記フィルムが請求項13又は14に記載の溶液から形成される請求項16に記載の方法。 請求項18 容器から取り除いてすぐに使用できるように、フィルムの全重量を基準として10重量%〜25重量%のフィルムの湿分含有量でシート材料を維持するために適当な容器に包まれる、請求項1〜12のいずれか一項で定義されたフィルム。 請求項19 化粧品配合物の若しくは化粧品用成分の、メーキャップスミアリング、色評価、日焼け防止指数測定、UVA保護、耐水性、サンレスタンニングの適用のinvitro試験における、請求項1〜12及び18のいずれか一項に記載のフィルムの使用。
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引用文献:
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