专利摘要:
この部材4は、水力装置のホイール1のクラウン12に装着することができる。これには、スカート42が提供され、スカートの表面421は、クラウンのぬれ表面121の継続部として配置することができる。この部材は、スカート42内に半径方向に配置されると共に軸方向にスカート42から下方に突出(h)を有する少なくとも1つのフィン43を装備する。
公开号:JP2011514475A
申请号:JP2010549182
申请日:2009-03-04
公开日:2011-05-06
发明作者:ゴダン,エリク;シアッパ,ラシェル;バジン,ダニエル;ブラル,クロード;ブルテア,ジャン−フランソワ
申请人:アルストム イドロ フランス;
IPC主号:F03B3-02
专利说明:

[0001] 本発明は、水力装置のクラウンに装着することができる部材に関する。又、本発明は、この部材を備えたホイールと、このホイールを有する水力装置と、にも関する。]
背景技術

[0002] 水力タービン、特に、フランシス型タービンの分野においては、しばしば、「先端部(tip)」と呼ばれる軸対称の部材をホイールのクラウンの上流部分に装備することが知られており、その外側表面は、下流方向に径の小さくなる直径を有したホイールのクラウンのぬれ表面を延長させている。この部材又は「先端部」の目的は、ホイールの回転軸の方向の流れの案内を延長させるものである。同様に、タービンポンプ及びブレードを有するその他のタービン内における案内部材又は先端部の使用も知られている。既知の水力タービンにおいては、ホイールを横断する流れは、一般に「トーチ(torch)」と呼ばれると共に特定の負荷においてコルク栓抜きの形状を有する渦巻き又は乱流を発生する可能性がある。このトーチ乱流は、装置に対するパワー供給の安定性と、その装置の機械的性能と、に悪影響を及ぼしうる、圧力又はパワーの変動を発生するという点で、問題である。]
[0003] 特許文献1は、ホイールの回転軸の方向においてそれぞれ収束及び発散する2つの表面を有する先端部の使用法を開示しており、これによれば、乱流を大幅に制限することができる。しかしながら、特定の速度においては、乱流が依然として存在している。]
[0004] 特許文献2は、ホイールの設計対象である最適運転状態をタービンの負荷が上回る場合に流れの誘導を支援する、ホイール先端部の外側表面上への湾曲ブレードの提供を更に開示している。この解決策は、低負荷におけるすべての不安定性を低減又は除去する能力を有してはおらず、ブレードの複雑な形状を形成するために、かなり入念な分析を必要とすると共に、これらのブレードの製造が困難であることから、その実装の複雑性が証明されている。更に、先端部の外側表面上におけるこれらのブレードの配置は、ホイールの回転軸の直近に生じるトーチに対して、限られた影響しか与えられないことを示している。]
[0005] 更に、特許文献3は、コーンの表面の外側に半径方向に配置されたフィンを有する、コーンを備えたフランシスホイールについて記述している。これらのフィンは、ある速度において、コーンの外側表面上を移動する流れのコースを妨害する可能性がある。]
先行技術

[0006] 国際特許出願公開第2005/038243号パンフレット(WO−A−2005/038243)
米国特許出願公開第4,071,211号明細書(US−A−4,071,211)
英国特許出願公開第739,013号明細書(GB−A−739,013)]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明は、新しい部材を提案することによって特にこれらの欠点を克服することを狙いとしており、新しい部材は、ホイールのクラウンに装着することができ、特に低負荷の場合に乱流トーチによって発生する不安定性を低減又は除去することができる。]
課題を解決するための手段

[0008] このために、本発明は、水力装置のホイールのクラウン又はハブに装着することができる部材に関し、この部材には、スカートが提供されており、このスカートの1つの表面は、クラウン又はハブのぬれ表面の継続部として配置することができる。この部材は、前述のスカートの内部に半径方向に配置された少なくとも1つのフィンを備えており、この部材がホイールに取り付けられた場合に、このフィンが、このスカートから軸方向下方に突出すことを特徴としている。]
[0009] 本発明によれば、スカートの下方に突出す1つの又はそれぞれのフィンの部分により、ホイールの回転軸近傍における流れに対して影響を及ぼすことができ、この結果、この領域における渦巻き又は乱流が大幅に低減される。1つの又は複数のフィンは、複雑なブレード形状を有する必要がなく、この結果、本発明による部材の設計及び製造は、相対的に簡単である。フィンは、スカートの内部において半径方向に配置されることから、ホイールのクラウン又はハブのぬれ表面を延長させるスカートの外側半径方向表面上の水の流れを妨害しない。従って、ホイールの回転軸近傍における渦巻き又は乱流に対して局所的に作用することにより、設備の全体的な効率が低下しない。]
[0010] 有利な、但し、必須ではない態様により、本発明による部材は、技術的に許容可能なあらゆる組合せにおいて、請求項2〜13の特徴のうちの1つ以上を備えることができる。]
[0011] また、本発明は、前述の部材を備えた水力装置のホイールにも関する。このホイールは、水力学的特性を改善しており、このホイールによれば、その回転軸の近傍に生じる傾向を有する乱流トーチの水力学的構造を変更することができる。]
[0012] 本発明は、前述のホイールを備えた水力装置にも関する。この装置は、タービン、ポンプ、又はタービンポンプであってよい。]
[0013] 部材が壁との関係においてフィンの軸方向の位置を調節する手段を有する場合には、装置は、ホイールを横断する流れのパラメータの関数として調節手段を作動させる手段を装備することが有利である。]
[0014] 本発明による部材及びフランシスホイールの4つの実施例は、一例として付与されたものであってこれに限定するものではないが、添付図面を参照した以下の説明から、本発明について更に理解することができ、そのその他の利点が更に明らかとなろう。]
図面の簡単な説明

[0015] 本発明によるタービンホイールの軸方向の断面図である。
図1のホイールの先端部の拡大した斜視図である。
図2の先端部の下方から見た図である。
図3のラインIV−IVに沿った断面図であり、この断面図は、図1の先端部の表現に対応している。
図3のラインV−Vに沿った断面図である。
本発明の第2の実施例による、タービンホイールの図1に類似した断面図であり、本発明の第2の実施例による先端部を内蔵している。
本発明の第3の実施例による、先端部の図3のものに類似した下方から見た図である。
図7のラインVIII−VIIIに沿った断面図である。
本発明の第4の実施例による、ホイールの図1に類似した軸方向の断面図である。
図9のホイールの先端部の斜視図である。
図10のラインXI−XIに沿った断面図であり、拡大した図である。] 図1 図10 図2 図3 図7 図9
実施例

[0016] 図1に示されているフランシスタービンホイール1は、垂直軸Zを中心として回転運動することができるシャフト2に接続されることによってフランシス型タービンTの一部を形成するように意図されている。このホイールは、ケーシング3から供給を受けており、このケーシングは、タービンTを有すると共に、その目的が、シャフト2の上部部分が接合された装置に応じて水力エネルギーを電気又は機械エネルギーに変換することである設備に属している。] 図1
[0017] 図面をわかりやすくするように、図1には、要素2及び3が破線で示されている。] 図1
[0018] ホイール1は、ホイール1の中心軸Z1を中心として規則的に分布したブレード11を有しており、中心軸Z1は、タービンTの設置構成において軸Zと一致する。クラウン12が、ホイール1の内側上部の半径方向部分に提供されており、バンド13がブレード11の外側下部の半径方向部分の境界を成している。流路が2つの隣接するブレード11のそれぞれのペアの間に生成されており、この流路は、ブレード11により、クラウン12のぬれ表面121により、バンド13のぬれ表面131により、画定されている。]
[0019] 従って、一致した軸Z1及びZを中心として前述のホイールを回転させ、これにより、シャフト2を駆動するように、流れEは、ホイール1を横断し、ブレード11に対して作用することができる。]
[0020] 先端部形成部材4がクラウン12の下流部分122に取り付けられている。この部材4は、クラウン12の内部の空間V12に対する下流からのアクセスを部分的に遮断しており、この空間は、一般に、部材4が嵌め込まれる前には、ホイール1を取り付けるように、具体的には、図示されてはいないボルトによってホイールをシャフト2に固定するように、アクセス可能な状態に留まらなければならない。]
[0021] 以下においては、恒例により、部材4を「先端部」と呼ぶ。先端部4は、例えば、図示されてはいないボルトによってクラウン12に固定されるように意図された円板形状のブラケット41を有する。又、先端部4は、軸Z4上に中心を有し、円錐台の形状を有し、ブラケット41から離れるように運動する方向において軸Z4に向かって収束するスカート42をも有する。スカート42の外側及び内側半径方向表面は、それぞれ、参照符号421及び422によって表記されている。スカート42は、その外側半径方向エッジ411の近傍においてブラケット41に溶接されている。]
[0022] この説明においては、「上方」、「下方」、「上部」、及び「下部」という用語は、ホイールが垂直軸タービンT内においてその使用構成にある場合のホイール1の各部分の向きに対応している。従って、「上部」部分は、「下部」部分の上方に位置している。]
[0023] ホイール1上における先端部4の取付け構成において、表面421は、表面121を延長させており、これは、流れEがホイールを横断する場合の流れEの誘導に寄与する。]
[0024] スカート42の上部エッジは、参照符号423によって表記されており、その下側エッジは、参照符号424によって表示されている。エッジ423及び424の直径は、それぞれ、参照符号D423及びD424によって表記されている。D424の値は、D423の値を下回っている。]
[0025] 平らなフィンの形態の4つの要素43が、先端部4内に配置されており、スカート42内を半径方向に延びている。それぞれのフィン43は、スカート42の内部形状と、ブラケット41の下部表面412と、に整合している。換言すれば、それぞれのフィン43の外側エッジ431は、スカート42の内側表面422に接合しており、このスカートの上部エッジ432は、表面412に接合している。従って、それぞれのフィン43は、このスカートの内部において、半径方向に、ブラケット41及びスカート42上に溶接することができる。]
[0026] それぞれのフィン43は、軸Z4との関係において半径方向に延びる面P4上に中心を有する。従って、それぞれのフィン43は、軸Z4との関係において半径方向に延びている。]
[0027] それぞれのフィン43の内側半径方向エッジ433は、軸Z4に対して平行であり、軸Z4からゼロではない距離d1だけ延びており、これにより、先端部4がホイール1上に取り付けられる場合に、ブラケット41内の中心開口部413に、下方からアクセスできる。この結果、先端部4をホイール1上に固定するための手段へアクセスすることができる。]
[0028] それぞれのフィン43は、スカート42のエッジ424の下方に軸方向に突出す、換言すれば、ブラケット41との関係においてスカート42を超えて延びる部分434を有する。部分434の下側エッジは、参照符号435によって表記されており、このエッジは、図1〜図5の例においては、軸Z4に対して垂直である。表面412とエッジ435の間の軸Z4に対して平行に測定された距離は、参照符号d2によって表記されている。同様に、表面412とエッジ424の間の軸Z4に対して平行に測定された距離は、参照符号d3によって表記されている。距離d2は、それぞれのフィン43の部分434が、d2とd3の間の差に等しい高さhだけ、スカート42を超えて突出すように、距離d3を上回っている。] 図1 図2 図3 図4 図5
[0029] 従って、図1に示されているように先端部4がホイール1上に取り付けられた場合に、スカート42から下方に突出すフィン43の部分434は、先端部4の回転の結果として得られた運動を、表面121及び421の近傍を通過する流れEの一部E1に対して付与されるようにする。この結果、ぬれ表面121及び421の下流の図1の陰影が付与された領域内の軸Zの近傍において、特に、低負荷の場合に生じる傾向を有する渦巻きトーチを大幅に低減するか、または、場合によっては、除去することができる。] 図1
[0030] 部分434の外側半径方向エッジは、参照符号436によって表記されている。図1〜図5の例においては、このエッジは、直線であり、軸Z4に対して平行である。] 図1 図2 図3 図4 図5
[0031] エッジ433及び436は、丸くなっており、フィン43の厚さに依存する半径を有する半円形の断面を有する。]
[0032] スカート42のレベルにおいて軸方向に、換言すれば、エッジ423及び424の間に、前述のスカートの内部において半径方向に、位置するそれぞれのフィンの部分は、参照符号437によって表記されている。部分437のエッジ431及び432は、表面433及び412に接合している。]
[0033] フィン43は、その部分434及び437の組合せによって形成されている。]
[0034] 図6に示されている本発明の第2の実施例においては、第1の実施例のものに類似した要素は、同一の参照符号を有する。以下、この第2の実施例と第1のものの間の基本的な相違点について記述する。この実施例の先端部4は、図6に両方向矢印F1によって示されているように、先端部4のブラケット41及びスカート42との関係において運動できるように取り付けられたフィン43によって調節できる高さhだけ、円錐台の形状を有する裁頭円錐形スカート42を超えて軸方向に突出す4つのフィン43を装備する。] 図6
[0035] それぞれのフィン43の軸方向の位置は、クラウン12の中心空間V12内に配置されると共にタービンTを制御するユニット7だ作動させるサーボモーター63によって制御されている。このユニット7は、ホイール1内の流れEのパラメータを考慮した作動信号S7をサーボモーター63のそれぞれのものに対して送信することができる。これらのパラメータは、流れEの水の流量又は速度、または、その他のパラメータを含むことができる。]
[0036] ユニット7は、信号S8により、タービンTが属する設備の案内羽根8を作動させる。ユニット7は、この信号S8の関数としてサーボモーター63を作動させるように、案内羽根の位置を通知する信号S’8を分析することができる。換言すれば、信号S8が流れEを表しているため、ユニット7は、案内羽根の位置に関する情報を付与する信号S’8を解釈し、信号S7によってサーボモーター63を制御することができる。]
[0037] 必要に応じて、エッジ424との関係におけるフィンのエッジ435の相対的な位置が、換言すれば、高さhが、フィンごとに異なったものになるように、信号S7を個別化することができる。]
[0038] 従って、この実施例においては、先端部4がホイール2上に取り付けられた場合に、フィン43の部分434がスカート42を超えて突出す軸方向の高さを調節することができる。]
[0039] 前述のものと同様に、部分434の外側半径方向エッジは、参照符号436によって表記されている。エッジ436は、先端部4の中心軸Z4に対して平行にはなっておらず、フィン43の下側エッジ435に向かって運動する方向に、この軸に向かって収束している。エッジ436の頂点における半角αは、表面421の頂点における半角βの関数として選択することができる。]
[0040] 図7及び図8に示されている本発明の第3の実施例においては、第1の実施例のものと類似した要素は、同一の参照符号を有する。以下、この第3の実施例と第1の実施例の間の基本的な相違点について記述する。この実施例の先端部4も、4つのフィン43を有し、その部分434は、ゼロではない高さhだけ、円錐台の形状を有する裁頭円錐形スカート42を超えて突出している。部分434の外側半径方向エッジ436は、スカート42の外側表面421の継続部として湾曲している。] 図7 図8
[0041] 更に、平らなフィン43は、それぞれ、先端部4の中心軸Z4との関係において半径方向の面P4に対して平行な面P43上に中心を有する。換言すれば、フィン43は、図7の平面図の面P4に対応した半径方向に対して平行であるが、ゼロではない距離d5だけ、これらの方向との関係において横方向にオフセットされている。] 図7
[0042] 図9〜図11に示されている本発明の第4の実施例においては、第1の実施例のものに類似した要素は、同一の参照符号を有する。この実施例のホイール1は、垂直軸Zを中心として回転運動可能なシャフト2に接続されることによってフランシス型タービンTの一部を形成するように意図されている。ホイール1は、クラウン12とバンド13の間に延びるブレード11を有する。クラウン12は、ホイール1を横断する流れEがその上部を移動するように意図されたぬれ表面121を形成している。] 図10 図11 図9
[0043] 以下において「先端部」と呼ばれる部材4がクラウン12の下流部分122に取り付けられており、この部材は、ブラケット41に形成されたオリフィス417を貫通するねじ47によってクラウン12上に固定されるように意図された円板形状のブラケット41を有する。ホイール1上において部材4を固定するその他の手段を本発明の範囲内において採用することができる。]
[0044] 又、先端部4は、先端部4及びホイール1の取付構成において軸Zと一致するように意図された軸Z4上に中心を有する環状のスカート42をも有する。このスカートは、円錐台の形状を有し、ブラケット41から離れるように運動する方向において、この軸に向かって収束している。スカート42の外側及び内側半径方向表面は、それぞれ、参照符号421及び422によって表記されている。]
[0045] スカート42は、それぞれが軸Z4との関係において平行に半径方向に延びる平らなフィンの形態の4つの要素43によってブラケット41から吊るされている。スカート42は、部材4がホイール1上に取り付けられた場合に、外側表面421が、全体として、ぬれ表面121の継続部を形成するように、クラウン12との関係において配置されている。]
[0046] 第1の実施例との1つの相違点として、開口部44がブラケット41とスカート42の間に生成されている。スカート42の上部エッジ423は、ブラケット41の外側半径方向エッジ411から、ゼロではない距離dだけ、延びている。この距離dは、軸Z4に対して平行に測定された開口部44の軸方向の高さである。開口部44は、表面121上を移動する流れEの一部E1が、先端部4の内部空間V4に、換言すれば、スカート42の内部空間に進入するようにする。流れE1は、全体として表面121を延長させると共に表面121との関係において下流方向にわずかにオフセットされた表面421及び表面422に沿って、スカート42の周りを通過する。スカート42のレベルにおいて軸方向に延びるフィン43のエッジ431は、スカートの内部表面422に接合している。]
[0047] 図9において、先端部4がクラウン12の下流部分122内に部分的に挿入された場合に、開口部44が部分122によって部分的に遮断されることに留意されたい。] 図9
[0048] 第1の実施例と同様に、フィン43は、高さhだけ、スカート42の下側エッジ424を超えて突出している。先端部4がホイール1に取り付けられた場合に下流方向においてスカート42から突出すフィン43の部分は、参照符号434によって表記されている。]
[0049] すべての実施例において、スカート42の下方において突出すフィン43の部分434の外側半径方向エッジ436は、スカート42の下側エッジ424との関係において、軸Z4から離れるように運動する方向において半径方向に著しく突出してはいない。従って、フィン43の作用は、これらの図面の陰影が付与された領域に向かって誘導された図1及び図6に示されている流れE1の中心部分に対して集中する。] 図1 図6
[0050] 実際に、前述の様々な実施例におけるフィン43の形状は、ホイール1の形状と、そのホイールを横断する流れの特性と、に対して適合されている。本発明は、平らなフィン42を有するように図示されている。一変形においては、これらのフィンは、相対的に単純な形状を有するように湾曲できる。]
[0051] 先端部4のフィン43の数は、必ずしも4に等しくはない。単一のフィンを有する先端部を採用することもでき、2つの、3つの、又は4つを上回る数のフィンを有する先端部も同様である。いくつかのフィンが使用される場合には、それらがスカートの中心軸の周りに規則的に分布することが有利である。]
[0052] 図示されてはいない本発明の一変形によれば、フィン43の下側エッジ435は、軸Z4に対して垂直以外であってよい。具体的には、このエッジは、傾斜するか又は湾曲することができ、場合によっては、エッジ436の底部を形成することができる。]
[0053] 前述の実施例においては、スカート42の外側表面421は、エッジ423から離れるように運動する方向に、換言すれば、ホイール1上における部材4の取付け構成において表面121から離れるように運動する方向に、軸Z4に向かって収束している。表面421は、直線母線を有する円錐台の形状を有する。これは、湾曲母線を有することもでき、場合によっては、エッジ423から離れるように運動する方向に軸Z4に向かって収束しなくてもよいであろう。]
[0054] 図示されてはいないが、第2の実施例から容易に推定できる本発明の一態様によれば、先端部形成部材4は、結果的に一致する軸Z、Z1、及びZ4に沿って軸方向に運動できるように、ホイール1上に取り付けることができる。この結果、表面421の、恐らくは、フィン又はピンである要素43の、位置をホイール1の運転状態に対して適合させることができる。この表面421の、換言すれば、第4の実施例のスカート42の運動は、第2の実施例のサーボモーター63と同様に、ホイールのクラウンの内部空間V12内に設置されたサーボモーターによって得ることができる。]
[0055] 従って、ホイール1のクラウン12からの流れEが通過する領域内に部分的に又は完全に突出しないように、先端部4を上向きに「退却」させることができる。]
[0056] 補完的な態様によれば、フィン43は、調節可能に、換言すれば、部材4の表面421との関係において上向きに運動可能にするもできる。これを実行するように、第4の実施例において、フィンのいくつかのものを、それらが支持するスカート42と共に、これを超えて突出すことなしに、堅固に組み立てることができ、その他のフィンは、このスカートとの関係において運動可能であり、これを超えて突出すこともできる。]
[0057] ホイール1の残りの部分との関係においてスカート42の軸方向の位置を調節する手段は、第2の実施例のサーボモーター63と同様に、ホイールを横断する流れEのパラメータの関数として作動させると有利である。]
[0058] すべての実施例において、スカート42は、その下側エッジが、自由であると共に、スカート42の内部空間との間において水が循環するようにする開口部45を形成しているという意味において、下方に開口している。図1〜図8の実施例においては、水は、開口部45を通って、この空間に向かって再循環することができる。図9〜図11の実施例においては、この空間に開口部44を介して進入した水は、開口部45を介してこの空間を離脱する。この結果、フィン43の部分437及びこれらの均等物が軸Z1の近傍の流れに対して等しく作用することができる。] 図1 図10 図11 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8
[0059] 本発明は、ホイール1上に取り付けるための円板形状のブラケット41が提供された部材4を有するように図示されている。このブラケットは、必ずしも円板形状である必要はなく、ホイールのクラウン又はハブに接続するためのその他の部品によって置換することができる。]
[0060] 本発明は、ホイールのクラウン12上にボルトで締結された先端部4を有するように示されている。この先端部は、例えば、溶接などの異なる方式によってホイールに取り付けることができる。又、本発明は、先端形成部材がホイール1の一体部品を形成し、延長させる対象であるクラウンと共に単一片となっている場合にも適用できる。]
[0061] 図示されてはおらず、すべての実施例に対して適用できる本発明の別の変形によれば、フィン13は、スカート42の内部空間の中心部分で接合することができる。換言すれば、フィンは当接し、これにより、それらのエッジ433を一致させることができる。この結果、これらのフィンは、平行な流路を形成する。これらの流路は、図9〜図11の実施例において、スカート42の内部を半径方向に通過する流れE1の一部を案内するように利用することができる。] 図10 図11 図9
[0062] 様々な前述の実施例の技術的な特徴は、相互交換可能に組み合わせることができる。具体的には、第1、第3、第4、及び第5の実施例の1つ又は複数のフィン及び1つ又は複数のピンは、第2の実施例のフィンの場合と同様に、その高さを調節する可能性を伴って先端部に取り付けることができる。]
[0063] この場合には、第2の実施例においては、いくつかの要素のみが高さ調節可能であってよい。例えば、第4の実施例においては、2つのフィンが固定され、これらが、エッジ424を超えて突出すことなしに、スカート42を支持することができ、その他の2つのフィンは、ブラケット41及びスカート42の両方との関係において、軸Z4に対して平行に運動することができる。]
[0064] 本発明は、フランシス型ホイールに適用された状態において示されている。しかしながら、本発明は、その他のタイプの水力装置に、具体的には、ptorcheller、デリア、又はカプランタービンに適用することができる。この場合には、本発明による部材は、タービン又はポンプのハブに結合される。]
权利要求:

請求項1
水力装置(T)のホイール(1)のクラウン(12)又はハブに取り付けることができる部材(4)であって、この部材が、スカート(42)を備え、前記スカートの1つの表面(421)が、前記クラウン又は前記ハブのぬれ表面(121)の継続部として配置することができ、前記部材が、前記スカート(42)の内部において半径方向に配置された少なくとも1つのフィン(43)を備え、このフィンが、前記部材が前記ホイールに取り付けられた場合に、前記スカートから軸方向下方に突出す(h)ことを特徴とする、部材。
請求項2
前記1つの又はそれぞれのフィン(43)が、前記スカート(42)に関して軸方向下方に突出す一部分(434)内に、前記スカートの中心軸(Z4)から離れる方向において前記スカート(424)の下側エッジ(424)から半径方向に突出さない外側半径方向エッジ(436)を、有することを特徴とする、請求項1に記載の部材。
請求項3
前記1つの又はそれぞれのフィンが、前記スカート(42)の対称軸(Z4)に関して半径方向である方向(P4)に、平行に延びることを特徴とする、請求項1又は2に記載の部材。
請求項4
前記1つの又はそれぞれのフィン(43)の一部分(437)が、前記スカート(42)内に軸方向に延びることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の部材。
請求項5
前記スカート(42)内に延びる前記1つの又はそれぞれのフィン(43)の前記一部分(437)のエッジ(431)が、前記スカートの内表面(422)に接合することを特徴とする、請求項4に記載の部材。
請求項6
前記1つのフィン又はそれぞれのフィンのエッジ(432)が、前記部材(4)を前記ホイール(1)の前記クラウン(12)又は前記ハブに固定するブラケット(41)の表面(412)に接合し、この表面(412)が、前記部材(4)が前記ホイールに取り付けられた場合に下を向く、ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の部材。
請求項7
それぞれのフィン(43)が、前記スカートの内部において半径方向に、前記ブラケット(41)と、前記スカート(42)と、に溶接されることを特徴とする、請求項6に記載の部材。
請求項8
要素が前記壁から軸方向に突出す前記長さ(h)が、調節可能である(F1)ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の部材。
請求項9
前記部材(4)が前記ホイール(1)に取り付けられる場合に、前記スカート(42)に関して前記要素(43)の前記軸方向位置(h)を調節(F1)する手段(63)を有していることを特徴とする、請求項8に記載の部材。
請求項10
前記部材(4)が前記ホイールに取り付けられる場合に、前記スカート(42)が、前記ホイール(1)に関して、前記ホイール(1)の中心軸(Z4)に平行に動くことができることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の部材。
請求項11
それぞれのフィン(43)が、エッジ(435)を有し、前記エッジが、前記スカートの前記中心軸(Z4)に対して垂直であると共に、前記スカート(42)の前記下側エッジ(424)から距離(h)だけ、前記下側エッジ(424)のエッジの下方に延びることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の部材。
請求項12
それぞれのフィン(43)が、自由エッジ(433)を有し、前記自由エッジ(433)が、前記スカートの前記中心軸(Z4)に対して平行であると共に前記中心軸(Z4)から距離(d1)だけ延びている、ことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の部材。
請求項13
前記フィン(43)が、前記スカート(42)の内部空間の中心部分で接合されていることを特徴とする、請求項1〜11のうちのいずれか一項に記載の部材。
請求項14
請求項1〜13のいずれか一項に記載の部材(4)を備えた、水力装置(T)用のホイール(1)。
請求項15
請求項14に記載のホイール(1)を備えた、水力装置(T)。
請求項16
前記部材(4)が、請求項9又は請求項10に記載のとおりであり、前記装置(T)が、前記ホイール(1)を横断する流れ(E)のパラメータ(S’8)の関数として、前記要素(43)又は前記スカート(42)の位置を調節する手段(63)を作動(S7)させる手段(7)を備える、請求項15に記載の水力装置。
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