![]() 殺虫性アリールピロリン類
专利摘要:
本発明は、優れた殺虫活性を有し、従って殺虫剤として使用することができる式(I)の新規なアリールピロリン化合物に関する。 公开号:JP2011514315A 申请号:JP2010545389 申请日:2009-01-29 公开日:2011-05-06 发明作者:ゲーアゲンス,ウルリヒ;純 三原;英一 下城;敬 土門;照之 市原;哲也 村田;勝彦 渋谷;靖 米田 申请人:バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト; IPC主号:C07D207-20
专利说明:
[0001] 本発明は、新規なアリールピロリン類および殺虫剤としてのこれらの使用、ならびに該アリールピロリン類の調製方法に関する。] 背景技術 [0002] 特開2007−91708号公報から、ジヒドロアゾール置換ベンズアミド化合物を有害生物防除剤として使用することができることが知られている。さらに、いくつかの公開特許出願から、ある種のイソオキサゾリン誘導体も有害生物防除剤として使用することができることが知られている(WO2005/085216、WO2007/026965、WO2007/074789、WO2007/070606、WO2007/075459、WO2007/079162、WO2007/105814、WO2007/125984、特開2007−16017号公報、特開2007−106756号公報および特開2007−30847号公報を参照のこと。)。5員複素環式化合物の有害生物防除剤としての使用はWO2007/123853に記載されており、ピラゾリン化合物の同一の使用はWO2007/123855に記載されている。] 先行技術 [0003] 特開2007−91708号公報 国際公開第2005/085216号 国際公開第2007/026965号 国際公開第2007/074789号 国際公開第2007/070606号 国際公開第2007/075459号 国際公開第2007/079162号 国際公開第2007/105814号 国際公開第2007/125984号 特開2007−16017号公報 特開2007−106756号公報 特開2007−30847号公報 国際公開第2007/123853号 国際公開第2007/123855号] 発明が解決しようとする課題 [0004] 現代の植物処理剤についての、特に施用量、残留物形成、選択性、毒性および好ましい製造法に関する生態学的および経済学的要求が継続的に増加しており、さらに、例えば耐性の問題が生じ得るので、少なくともある領域内で既知の薬剤と比べて利点を実証することができる新たな植物処理剤を開発する課題が現在も存在する。] [0005] 本発明者らは殺虫剤として、より高い効果を示し、ならびにスペクトラムの広い新規化合物を創薬すべく鋭意研究を行った。その結果、高活性で、スペクトラムの広い、ならびに安全性を示し、さらに、有機リン剤やカルバメート剤に抵抗性のある害虫に対して有効である新規なアリールピロリン類を見出した。] 課題を解決するための手段 [0006] 従って、本発明は、式(I)] [0007] (式中、 Gは、場合によって置換された飽和または不飽和の5または6員の複素環式基を示し、または以下の式:] [0008] を特徴とする化学基を示し、 R1およびR2は、それぞれ独立して、水素;場合によって置換されたアルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、シクロハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニル、ハロアルキニル;シアノ;場合によって置換されたアルコキシカルボニまたはアルコキシチオカルボニルを示し、または R1およびR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から6員の炭素環を形成し、 R3は、水素;アミノ;ヒドロキシル;場合によって置換されたアルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルイミノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル;シアノ;場合によって置換されたアルケニル、アルキニル、アルキルカルボニルを示し、または以下の基CH2−R5、C(=O)R5、C(=S)R5から選択され、 R4は、水素;シアノ;カルボニル;チオカルボニル;場合によって置換されたアルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルキルチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル、アルコキシアミノカルボニル、アルコキシアミノチオカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、チオアルコキシカルボニル、チオアルコキシチオカルボニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニルの中から選択される化学基;またはシクロアルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルキニルカルボニル、シクロアルキルアルキルカルボニル、アルキルスルフェニルアルキルカルボニル、アルキルスルフィニルアルキルカルボニル、アルキルスルホニルアルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキルカルボニル、シクルアルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニルの中から選択される化学基を示し、またはC(=O)R5およびC(=S)R5の基から選択され、 または R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の複素環を形成し、 R5は、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された複素環を示し、 Rは、場合によって置換されたアルキルまたはハロアルキルを示し、 A1、A2、A3およびA4は、それぞれ独立して、C−Y基;または窒素を示し、ただし化学基A1、A2、A3およびA4の2個のみが同時に窒素を表すことができ、またはA1およびA2の両方がC−Yを示す場合、両方のYは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、5または6員の芳香族環を形成してもよく、 B1、B2およびB3は、それぞれ独立して、C−Xまたは窒素を示し、ただし、化学基B1、B2およびB3の2個のみが同時に窒素を表すことができ、 Xは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、場合によって置換されたハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたアルキル、アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたハロアルコキシル、アルキルスルフェニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシル、チオール、アミノ、場合によって置換されたアシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルコキシイミノ、ハロアルコキシイミノ、アルキルスルホニルアミノ;または五フッ化硫黄を示し、 Yは、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたアルキル、シクロアルキル、シクロハロアルキル、アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたハロアルコキシル、アルキルスルフェニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、ハロアルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニル、ハロアルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、ジ(ハロアルキル)アミノスルホニル;ヒドロキシル;チオール;アミノ;場合によって置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、トリアルキルシリル、アルコキシイミノ、ハロアルコキシイミノ、アルコキシイミノアルキル、ハロアルコキシ−イミノアルキル、アルキルスルフィニルイミノ、アルキルスルフィニルイミノアルキル、アルキルスルフィニルイミノアルキルカルボニル、アルキルスルホキシイミノ、アルキルスルホキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノチオカルボニルを示し、 lは、1、2または3を表す。) で表されるアリールピロリン化合物を対象とする。] 実施例 [0009] 第一の実施形態において、本発明は、 Gが、場合によって置換された5員複素環基G1からG9:] [0010] からなる群から選択され: または以下の式:] [0011] を特徴とする化学基を示し、 R1およびR2が、それぞれ独立して、水素;場合によって置換されたC1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロハロアルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル;シアノ;場合によって置換されたC1−12アルコキシ−カルボニル、C1−12アルコキシ−チオカルボニルを示し、または R1およびR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から6員の炭素環を形成してもよく、 R3が、水素;アミノ;ヒドロキシル;場合によって置換されたC1−12アルコキシ、C1−12アルキルカルボニルアミノ、C1−12アルキルイミノ、C1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−12ハロアルキル、シアノ、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルキル−カルボニルを示し、または以下の基CH2−R5、C(=O)R5、C(=S)R5から選択され、 R4が、水素;シアノ;カルボニル;チオカルボニル;場合によって置換されたC1−12アルキル−カルボニル、C1−12アルキル−チオカルボニル、C1−12ハロアルキル−カルボニル、C1−12ハロアルキル−チオカルボニル、C1−12アルキルアミノ−カルボニル、C1−12アルキルアミノ−チオカルボニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ−チオカルボニル、C1−12アルコキシアミノ−カルボニル、C1−12アルコキシアミノ−チオカルボニル、C1−12アルコキシ−カルボニル、C1−12アルコキシ−チオカルボニル、C1−12チオアルコキシ−カルボニル、C1−12チオアルコキシ−チオカルボニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルホニルの中から選択される化学基;またはC4−13シクロアルキルカルボニル、C3−13アルケニルカルボニル、C3−13アルキニルカルボニル、C5−25シクロアルキルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルフェニルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルフィニルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルホニルアルキルカルボニル、C4−26アルキルカルボニルアルキル−カルボニル、C4−13シクルアルキルアミノカルボニル、C3−13アルケニルアミノカルボニル、C3−13アルキニルアミノカルボニルの中から選択される化学基を示し、またはC(=O)R5およびC(=S)R5の基から選択され、 またはR3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の複素環を形成し、 R5が、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された飽和もしくは不飽和の複素環を示し、 Zが、それぞれ独立して、ハロゲン、場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルコキシル;シアノ;場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシルまたはチオールを示し、 kが、0、1、2、3または4を示し、 Rが、場合によって置換されたC1−12アルキルまたはC1−12ハロアルキルを示し、 A1、A2、A3およびA4が、それぞれ独立して、C−Y基;または窒素を示し、ただし化学基A1、A2、A3およびA4の2個のみが同時に窒素を表すことができ、またはA1およびA2の両方がC−Yを示す場合、両方のYは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、5または6員の芳香族環を形成してもよく、 B1、B2およびB3が、それぞれ独立して、C−X基;または窒素を示し、ただし、化学基B1、B2およびB3の2個のみが同時に窒素を表すことができ、 Xが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルキル、C1−12アルコキシル、シアノ、場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシル、チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−12アシルアミノ、C1−12アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−12ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−12アルコキシ−イミノ、C1−12ハロアルコキシ−イミノ、C1−12アルキルスルホニルアミノ;または五フッ化硫黄を示し、 Yが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8シクロハロアルキル、C1−12アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルスルホニルオキシ、C1−12ハロアルキルスルホニルオキシ、C1−12アルキルアミノスルホニル、C1−12ハロアルキルアミノスルホニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノスルホニル、C2−24(総炭素数)ジ(ハロアルキル)アミノスルホニル;ヒドロキシル;チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−12アルキルアミノ、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ、C1−12アシルアミノ、C1−12アルコキシカルボニルアミノ、C1−12ハロアルコキシカルボニルアミノ、C1−12アルキルスルホニルアミノ、C1−12ハロアルキルスルホニルアミノ、C1−12トリアルキルシリル、C1−12アルコキシイミノ、C1−12ハロアルコキシイミノ、C1−12アルコキシイミノアルキル、C1−12ハロアルコキシ−イミノアルキル、C1−12アルキルスルフィニルイミノ、C1−12アルキルスルフィニルイミノアルキル、C1−12アルキルスルフィニルイミノ−C1−12アルキルカルボニル、C1−12アルキルスルホキシイミノ、C1−12アルキルスルホキシイミノ−C1−12アルキル、C1−12アルコキシカルボニル、C1−12アルキルカルボニル、アミノカルボニル、C1−12アルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、C1−12アルキルアミノチオカルボニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノカルボニルまたはC2−12(総炭素数)ジアルキルアミノチオカルボニルを示し、 lが、1、2または3を表す、 式(I)で表されるアリールピロリン化合物を対象とする。] [0012] 第二の実施形態において、本発明は、 Gが、場合によって置換された複素環基G1からG9:] [0013] からなる群から選択され、 または、以下の式:] [0014] を特徴とする化学基を示し、 R1およびR2が、それぞれ独立して、水素;場合によって置換されたC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C2−12ハロアルケニル、C2−6ハロアルキニル;シアノ;場合によって置換されたC1−6アルコキシ−カルボニル、C1−6アルコキシ−チオカルボニルを示し、または R1およびR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から6員の炭素環を形成してもよく、 R3が、水素;アミノ;ヒドロキシル;場合によって置換されたC1−6アルコキシ、C1−6アルキル−カルボニルアミノ、C1−6アルキルイミノ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルキル−カルボニルを示し、または以下の基CH2−R5、C(=O)R5、C(=S)R5から選択され、 R4が、水素;シアノ;カルボニル;チオカルボニル;場合によって置換されたC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルキル−チオカルボニル、C1−6ハロアルキル−カルボニル、C1−6ハロアルキル−チオカルボニル、C1−6アルキルアミノ−カルボニル、C1−6アルキルアミノ−チオカルボニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノ−チオカルボニル、C1−6アルコキシアミノ−カルボニル、C1−6アルコキシアミノ−チオカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C1−6アルコキシ−チオカルボニル、C1−6チオアルコキシ−カルボニル、C1−6チオアルコキシ−チオカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルホニルの中から選択される化学基;またはC4−7シクロアルキルカルボニル、C3−7アルケニルカルボニル、C3−7アルキニルカルボニル、C5−13シクロアルキルアルキルカルボニル、C3−13アルキルスルフェニルアルキルカルボニル、C3−13アルキルスルフィニルアルキルカルボニル、C3−13アルキルスルホニルアルキルカルボニル、C4−14アルキルカルボニルアルキルカルボニル、C4−7シクルアルキルアミノカルボニル、C3−7アルケニルアミノカルボニル、C3−7アルキニルアミノカルボニルの中から選択される化学基を示し、またはC(=O)R5およびC(=S)R5の基から選択され、 またはR3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の複素環を形成し、 R5が、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された飽和もしくは不飽和の複素環を示し、 Zが、それぞれ独立して、ハロゲン、場合によって置換されたC1−6ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−6アルコキシル;シアノ;場合によって置換されたC1−6ハロアルコキシル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシルまたはチオールを示し、 kが、0、1、2、3または4を示し、 Rが、場合によって置換されたC1−6アルキルまたはC1−6ハロアルキルを示し、 A1、A2、A3およびA4が、それぞれ独立して、C−Y基;または窒素を示し、ただし化学基A1、A2、A3およびA4の2個のみが同時に窒素を表すことができ、またはA1およびA2の両方がC−Yを示す場合、両方のYは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、5または6員の芳香族環を形成してもよく、 B1、B2およびB3が、それぞれ独立して、C−X基または窒素を示し;ただし、化学基B1、B2およびB3の2個のみが同時に窒素を表すことができ、 Xが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−6ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−6アルキル、C1−6アルコキシル、シアノ、場合によって置換されたC1−6ハロアルコキシル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシル、チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−6アシルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−6アルコキシ−イミノ、C1−6ハロアルコキシ−イミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ;または五フッ化硫黄を示し、 Yが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−6ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロハロアルキル、C1−6アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたC1−6ハロアルコキシル、C1−6アルキルスルフェニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルフェニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルオキシ、C1−6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6ハロアルキルアミノスルホニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノスルホニル、C2−12(総炭素数)ジ(ハロアルキル)アミノスルホニル;ヒドロキシル;チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−6アルキルアミノ、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノ、C1−6アシルアミノ、C1−6アルコキシカルボニルアミノ、C1−6ハロアルコキシカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6ハロアルキルスルホニルアミノ、C1−6トリアルキルシリル、C1−6アルコキシイミノ、C1−6ハロアルコキシイミノ、C1−6アルコキシイミノアルキル、C1−6ハロアルコキシ−イミノアルキル、C1−4アルキルスルフィニルイミノ、C1−4アルキルスルフィニルイミノC1−6アルキル、C1−4アルキルスルフィニルイミノ−C1−5アルキルカルボニル、C1−4アルキルスルホキシイミノ、C1−4アルキルスルホキシイミノ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、C1−6アルキルアミノチオカルボニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノカルボニルまたはC2−12(総炭素数)ジアルキルアミノチオカルボニルを示し、 lが、1、2または3を表す、 式(I)で表されるアリールピロリン化合物を対象とする。] [0015] 本発明による化合物は不斉炭素を有し、従って、該化合物は光学活性体も包含する。さらに、本発明は本発明による化合物のN−オキシドおよび塩も含む。] [0016] 実施形態Aにおいて、以下の構造(I−a)、(I−b)、(I−c)、(I−d)、(I−e)および(I−f)(式中、化学基G、B1からB3、X、Rは本明細書に定義の通りであり、Y1、Y2、Y3およびY4のそれぞれはYについて本明細書に定義の通りである。)で表されるアリールピロリン化合物が好ましい。] [0017] ] [0018] 実施形態Bにおいて、本発明は、GがG1からG9の中から、好ましくはG1、G2およびG6の中から選択される、実施形態Aに定義の化合物を対象とする。] [0019] 実施形態Cにおいて、本発明は、Gが] [0020] で表される基を表し、 R1およびR2は本明細書に定義の通りであり、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の環または好ましくはG1からG9の中から選択される複素環を形成する、実施形態Aに定義の化合物を対象とする。] [0021] 実施形態DおよびEそれぞれにおいて、本発明は、それぞれ以下の構造(I−g)および(I−h)(式中、化学基G、Rは本明細書に定義の通りであり、Y1、Y2、Y3およびY4のそれぞれはYについて本明細書に定義の通りであり、X0、X1、X2およびX3はXについて本明細書に定義の通りである。)で表されるアリールピロリン化合物を対象とする。] [0022] ] [0023] 実施形態Fにおいて、本発明は、Gが、G1からG9の中から、好ましくはG1、G2およびG6の中から選択される、実施形態DまたはEに定義の化合物を対象とする。] [0024] 実施形態Gにおいて、本発明は、Gが、] [0025] で表される基を表し、 R1およびR2は本明細書に定義の通りであり、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の環または好ましくはG1からG9の中から選択される複素環を形成する、実施形態DまたはEに定義の化合物を対象とする。] [0026] 実施形態Hにおいて、本発明は、Gが] [0027] で表される基を表し、 R1およびR2、R3およびR4は本明細書に定義の通りである、実施形態DまたはEに定義の化合物を対象とする。] [0028] 本発明による化合物は、強力な殺虫作用を示す。] [0029] 本明細書において、 用語「アルキル」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され(例えば「アミノアルキル」または「ハロアルキル」)、メチル、エチル、n−もしくはイソ−プロピル;n−、イソ−、セカンダリ−もしくはターシャリーブチル;n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシルまたはn−ドデシル等の最大12個の炭素原子を含有する直鎖状または分枝状のアルキルを含み、好ましくは炭素原子数1から6のアルキルを示す。] [0030] 用語「ハロゲン」または「ハロ」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され(例えば「ハロアルキル」)、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を含む。] [0031] 用語「ハロアルキル」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され、同一でも異なってもよいハロゲン原子で部分的または完全に置換されたアルキル基を意味する。「ハロアルキル」の例として、とりわけ、CF3、CH2F、CHF2、CH2CHF2、CCl3、CH2Cl、CHCl2、CF2CF3、CH2CF3、CH2CH2Cl、CH2CH2F、CHClCH3、CHFCH3、CH2CHFCl、CHCl2、CF2CF2H、CH2CF3のような化学基が挙げられる。] [0032] 用語「シクロアルキル」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され、好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチル等の炭素原子数3から8のシクロアルキル基を表し、好ましくは、炭素原子数3から7のシクロアルキルを示す。] [0033] 用語「アルケニル」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され、好ましくは、炭素原子数2から6または2から5のアルケニルを表す。例として、ビニル、アリル、1−プロペニル、1−、2−もしくは3−ブテニルまたは1−ペンテニルが挙げられる。より好ましくは、アルケニルは、炭素原子数2から4のアルケニルを表す。] [0034] 用語「アルキニル」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され、好ましくは、炭素原子数2から6または2から5のアルキニルを表す。例として、エチニル、プロパルギル、1−プロピニル、ブト−3−イニルまたはペント−4−イニルが挙げられる。より好ましくは、アルキニルは、炭素原子数2から4のアルキニルを表す。] [0035] 用語「複素環式基」は、単独で、または他の用語と組み合わせて使用され、好ましくは、ヘテロ原子としてN、OおよびSの少なくとも1個を含有する5または6員の複素環式基を表す。典型的には、複素環式基は、4個以下の窒素、2個以下の酸素および2個以下の硫黄原子を含有する。環式基、環は、飽和、不飽和または部分飽和であってよい。特に記載のない限り、複素環式基は、任意の利用可能な炭素またはヘテロ原子を介して結合していてよい。この用語はさらに、次いでベンゾ縮合されてよい縮合複素環式基を含む。複素環式基は、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、オキサチアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾオキサゾリルまたはキノリルを含む。] [0036] 用語「アシルアミノ」は、アルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノまたはベンゾイルアミノのような基を含む。] [0037] 用語「場合によって置換された」は、非置換であること、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、NO2、NRxRy、N3、CN、SCN、ORx、SH、SF5、COORx、C(O)Rx、CONRxRy、N=C(Rx)ORy、SO2NRxRy、フェニル、5員もしくは6員の複素環の中から選択される少なくとも1個の置換基「J」で置換されたことを意味し、RxおよびRyは、互いに独立してH、C1−6アルキルまたはC1−6ハロアルキルを表す。置換基Jは、好ましくは、メチル、エチル、i−プロピル、C3−シクロアルキル、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、NO2、NH2、NMe2、NHMe、CN、SCN、OH、OMe、SH、SF5、COOH、COOMe、C(O)H、COMe、CONH2 COMe2、N=CHOH.N=CHOMe、N=CMeOH、SO2NHMe、SO2NH2、SO2NMe2、フェニル、本明細書に定義のG1からG9の基またはピリジンを表す。] [0038] 用語「フッ素試薬」は、「フッ素含有試薬」を意味する。このような試薬は当該分野において公知であり、例えばHFおよびフッ化カリウム、フッ化テトラメチルアンモニウム、フッ化テトラエチルアンモニウムまたはフッ化テトラブチルアンモニウムを含む。] [0039] 用語「ハロゲン化アルキル」は、フルオロアルカン、クロロアルカン、ブロモアルカンおよびヨードアルカン等の炭素原子数1から6のハロアルカンを表す。] [0040] 本発明による化合物は、本明細書に記載の製法(a)から(g)または(p)と組み合わせた当該分野において一般的に既知の調製方法によって得ることができる。] [0041] 従って、本発明はまた、式(II):] [0042] (式中、 A1からA4、B1からB3、X、RおよびGは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物において、アルカリ金属塩基の存在下で、イミノ二重結合を転位させる段階を含む、本発明による化合物を調製する調製方法(a)を対象とする。] [0043] 本発明はさらに、式(III):] [0044] (式中、 A1からA4、B1からB3およびX、Rは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、ジアルコキシテトラヒドロフラン(例えば、ジメトキシテトラヒドロフラン)、1,2−ジホルミルヒドラジンまたはアジ化ナトリウムのいずれかおよびオルトギ酸トリアルキルと反応させることを含む、GがG1、G6またはG8を表す本発明による化合物を調製する調製方法(b)を対象とする。] [0045] 本発明はまた、式(IV):] [0046] (式中、 A1からA4、B1からB3、XおよびRは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、1,1,3,3−テトラアルコキシプロパン(例えば、1,1,3,3−テトラエトキシプロパン)と反応させることを含む、GがG2を表す本発明による化合物を調製する調製方法(c)を対象とする。] [0047] 本発明はまた、式(V):] [0048] (式中、 A1からA4、B1からB3、XおよびRは本明細書の定義と同義であり、L1はハロゲンまたは炭素原子数1から4のハロアルキルスルホニルオキシ基を示す。) で表される化合物を、化学基G2−H、G3−H、G4−H、G5−H、G6−H、G8−HまたはG9−Hと反応させることを含む、GがG2、G3、G4、G5、G6、G8またはG9を表す本発明による化合物を調製する調製方法(d)を対象とする。] [0049] 本発明はまた、式(VI):] [0050] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1からR3およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(VII):] [0051] (式中、R4は本明細書の定義と同義であり、Lはハロゲン、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシまたはアルキルカルボニルオキシを示す。) で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(e)を対象とする。] [0052] 本発明はまた、式(VIII):] [0053] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2、R4およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(IX):] [0054] (式中、R3は本明細書の定義と同義であり、Lはハロゲン、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシまたはアルキルカルボニルオキシを示す。) で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(f)を対象とする。] [0055] 本発明はまた、式(X):] [0056] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2、Lおよびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、式(XI):] [0057] (式中、R3およびR4は本明細書の定義と同義である。) で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(g)を対象とする。] [0058] 本発明はさらに、式(XII):] [0059] (式中、B1からB3、XおよびRは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(XXXVI):] [0060] (式中、 R1’、R2’およびR3’は、それぞれ独立して、場合によって置換されたアルキル、好ましくはC1−12アルキルまたは場合によって置換されたフェニルを示し、 R4’は水素を示し、または場合によって置換されたアルキル、好ましくはC1−12アルキル、場合によって置換されたアルケニル、好ましくはC2−12アルケニル、場合によって置換されたアルキニル、好ましくはC2−12アルキニルまたは場合によって置換されたベンジルの中から選択され、 A1からA4およびGは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(p)を対象とする。] [0061] 本発明はまた、式(XX):] [0062] で表される化合物を、 式(XII)で表される化合物を反応させ、式(XXI):] [0063] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1からR3およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで、例えば調製方法(a)について記載の通り塩基性条件下でイミノ二重結合を転位させる段階を含む、本発明による化合物を調製する調製方法(h)を対象とする。] [0064] 本発明はまた、式(XXII):] [0065] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1からR3およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、式(IX)で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(i)を対象とする。] [0066] 本発明はさらに、式(X)で表される化合物を、式(XXIII):] [0067] (式中、R3は本明細書に定義の通りである。) で表される化合物と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する調製方法(j)を対象とする。] [0068] 製法(a)から(g)および(p)を以下の反応スキームによって説明する。] [0069] 反応スキーム1 −製法(a):] [0070] ここでは、出発物質として、5−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾロ−1−イル)ベンゾニトリルを用いている。] [0071] 反応スキーム2 −製法(b):] [0072] ここでは、出発物質として、2−アミノ−5−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンゾニトリルと2,5−ジメトキシテトラヒドロフランを用いている。] [0073] 反応スキーム3 −製法(c):] [0074] ここでは、出発物質として、3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(4−ヒドラジノフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロールと1,1,3,3−テトラエトキシプロパンを用いている。] [0075] 反応スキーム4 −製法(d):] [0076] ここでは、出発物質として、5−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]−2−フルオロベンゾニトリルと1H−1,2,4−トリアゾールを用いている。] [0077] 反応スキーム5 −製法(e):] [0078] ここでは、出発物質として、1−{4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]フェニル}メタンアミンとアセチルクロリドを用いている。] [0079] 反応スキーム6 −製法(f):] [0080] ここでは、出発物質として、N−{4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジル}アセトアミドとヨードメタンを用いている。] [0081] 反応スキーム7 −製法(g):] [0082] ここでは、出発物質として、5−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)フェニル]−3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロールとチオアセトアミドを用いている。] [0083] 反応スキーム8 −製法(p):] [0084] ここでは、出発物質として、1,3−ジクロロ−5−(3,3,3−トリフルオロプロポ−1−エン−2−イル)ベンゼンとメチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−ブロモ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボジイミドチオエートを用いている。] [0085] 製法(a)において出発物質として使用することができる式(II)で表される化合物は新規化合物であり、EP−A−1538138に記載の方法と類似または同一の方法を使用して合成することができる。] [0086] 式(II)で表される化合物は、式(XII)] [0087] (式中、B1からB3、XおよびRは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(XIII):] [0088] (式中、A1からA4およびGは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物と、好ましくは金属触媒の存在下で反応させることによって調製することができる。] [0089] 化合物(II)として、および実施形態Jにおいて、以下の構造(II−a)、(II−b)、(II−c)、(II−d)、(II−e)および(II−f)(式中、化学基G、B1からB3、X、Rは本明細書に定義の通りであり、Y1、Y2、Y3およびY4のそれぞれはYについて本明細書に定義の通りである。)で表される化合物が好ましい。] [0090] ] [0091] 実施形態Kにおいて、本発明は、Gが、G1からG9の中から、好ましくはG1、G2およびG6の中から選択される、実施形態Jに定義の化合物を対象とする。] [0092] 実施形態Lにおいて、本発明は、Gが、] [0093] で表される基を表し、 R1およびR2は本明細書に定義の通りであり、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の環または好ましくはG1からG9の中から選択される複素環を形成する、実施形態Jに定義の化合物を対象とする。] [0094] 実施形態MおよびNそれぞれにおいて、本発明は、それぞれ以下の構造(II−g)および(II−h)(式中、化学基G、Rは本明細書に定義の通りであり、Y1、Y2、Y3およびY4のそれぞれはYについて本明細書に定義の通りであり、X0、X1、X2およびX3はXについて本明細書に定義の通りである。)で表される化合物を対象とする。] [0095] ] [0096] 実施形態Oにおいて、本発明は、Gが、G1からG9の中から、好ましくはG1、G2およびG6の中から選択される、実施形態MまたはNに定義の化合物を対象とする。] [0097] 実施形態Pにおいて、本発明は、Gが、] [0098] で表される基を表し、 R1およびR2は本明細書に定義の通りであり、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の環または好ましくはG1からG9の中から選択される複素環を形成する、実施形態MまたはNに定義の化合物を対象とする。] [0099] 実施形態Qにおいて、本発明は、Gが、] [0100] で表される基を表し、 R1およびR2、R3およびR4は本明細書に定義の通りである、実施形態MまたはNに定義の化合物を対象とする。] [0101] 式(II)の化合物は、例えば、5−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリルおよびN−{2−ブロモ−4−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]ベンジル}アセトアミドである。] [0102] 式(XII)の化合物は、The Journal of Organic Chemistry、1991年、56巻、7336−7340頁、同、1994年、59巻、2898−2901頁、Journal of Fluorine Chemistry、1999年、95巻、167−170頁またはWO 2005/5085216に記載されている。そのような化合物は、例えば、[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1,3−ジフルオロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1−クロロ−3−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1,3−ジクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1−トリフルオロメチル−3−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1−トリフルオロメチル−4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1,3−ビス(トリフルオロメチル)−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1,3−ジブロモ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼン、1,2,3−トリクロロ−5−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼンおよび1−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]ベンゼンである。] [0103] 式(XIII)で表される化合物は、Chem.Lett.、697−698頁(1977)に記載の方法によって合成することができ、および/または式(XIV)] [0104] で表される化合物をギ酸エチルと反応させ、 式(XV):] [0105] (式中、A1からA4およびGは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いでハロゲン化、脱ハロゲン化および水素化を行う段階によって得ることができる。] [0106] 反応スキーム9は、Gが、場合によって置換された飽和または不飽和の5または6員の複素環式基を示す式(XIV)で表される化合物を調製する合成方法を示す。 反応スキーム9] [0107] 式中、DMFは、N,N−ジメチルホルムアミドを表し、水素化は、US2007/111984Aに記載の通りに行う。] [0108] 反応スキーム10は、Gが、本明細書に定義の化学基−(CR1R2)l−NR3R4を示す式(XIV)で表される化合物を調製する合成方法を示す。 反応スキーム10] [0109] 式(XV)で表される化合物は、例えば、N−[3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンジル]ホルムアミドおよびN−{2−ブロモ−4−[(ホルミルアミノ)メチル]ベンジル}アセトアミドである。] [0110] さらに、製法(a)は、特開2007−91708号公報およびChem.Lett.、1601−1604頁(1985)に記載の通り実施することができる。] [0111] 製法(a)の反応は、適当な希釈剤中で、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドまたはカリウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金属塩基;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、4−tert−ブチル−N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタンまたはイミダゾール等の有機塩基を、塩基として、約−78から約200℃、好ましくは−10から約100℃の温度で使用することによって実施することができる。さらに、反応は、種々の圧力、例えば常圧、すなわち1013mbarにおいて、または減圧下、すなわち1013mbar未満で実施することができる。反応時間は変えることができ、0.1から72時間、好ましくは、1から24時間である。] [0112] 製法(a)の適当な希釈剤としては、例えば、脂肪族、環脂肪族および芳香族炭化水素類(場合によって塩素化されてもよい。)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(MDA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;および塩基、例えば、ピリジン等が挙げられる。] [0113] 製法(a)を実施するにあたって、例えば、式(II)で表される化合物1モルを希釈剤例えばTHF中、1モル量または若干の過剰量の塩基と反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0114] 製法(b)において出発物質として使用することができる式(III)で表される化合物は新規化合物であり、以下の調製方法および反応スキームによって合成することができる。式(III)で表される化合物は、式(XII)で表される化合物を式(XVI):] [0115] で表される化合物と反応させ、 式(XVII):] [0116] (式中、A1からA4、B1からB3、RおよびXは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで、塩基性条件下(例えば、アルカリ金属塩基の存在下)でイミノ二重結合を転位させ、−NO2基を還元する段階によって調製することができる。] [0117] 式(XVI)で表される化合物は、例えば、2−フルオロ−4−イソシアネートメチル−1−ニトロベンゼン、2−ブロモ−4−イソシアネートメチル−1−ニトロベンゼン、2−ヨード−4−イソシアネートメチル−1−ニトロベンゼン、2−メチル−4−イソシアネートメチル−1−ニトロベンゼンおよび2−シアノ−4−イソシアネートメチル−1−ニトロベンゼンである。] [0118] 式(III)で表される代表的な化合物は、例えば、4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]アニリンおよび2−ブロモ−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]アニリンである。] [0119] ジアルコキシテトラヒドロフランは、例えば、2,5−ジメトキシテトラヒドロフランおよび2,5−ジエトキシ−テトラヒドロフランである。] [0120] 製法(b)の反応は、適当な希釈剤中で、0から約200℃、好ましくは室温、すなわち約20℃から約150℃の温度で実施することができる。さらに、反応は、種々の圧力、常圧、すなわち1013mbar、または常圧を超える圧力もしくは常圧未満の圧力(減圧)下で実施することができる。反応時間は0.1から72時間、好ましくは1から24時間の間で変えることができる。] [0121] 製法(b)における適当な希釈剤は、例えば、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、その他)、酸類(酢酸、プロピオン酸)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、その他)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、その他)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DME)、N−メチルピロリドン、その他)、酸類(酢酸、プロピオン酸)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル、その他)、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびこれらの混合溶媒を含む。] [0122] 製法(b)を実施するにあたって、例えば、式(III)で表される化合物1モルを、希釈剤例えば酢酸中、1モルから5モル量の2,5−ジメトキシテトラヒドロフランと反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0123] 製法(b)において1,2−ジホルミルヒドラジンとの反応を実施する場合、反応は、有機塩基(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、4−tert−ブチル−N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタンおよびイミダゾール)等の塩基およびトリメチルクロロシラン、トリエチルクロロシランおよびトリメチルブロモシラン等のトリアルキルハロシラン)およびトリアルキルハロシランの存在下で実施することができる。] [0124] 上記製法を実施するにあたって、式(III)で表される化合物1モルを、大過剰のピリジン中で、1から5モル量の1,2−ジホルミルヒドラジン、1から10モル量の塩基および1から25モル量のトリアルキルハロシランと反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0125] 製法(b)において、アジ化ナトリウムをオルトギ酸トリアルキルと反応させる場合、オルトギ酸トリアルキルの例として、オルトギ酸トリメチルおよびオルトギ酸トリエチルが挙げられる。] [0126] 上記製法を実施するにあたって、式(III)で表される化合物1モルを、適当な希釈剤例えば酢酸中、1から3モル量のアジ化ナトリウムおよび1から10モル量のオルトギ酸トリアルキルと反応させることにより本発明による化合物を得ることができる。] [0127] 製法(c)において出発物質として使用することができる式(IV)で表される化合物は新規化合物であり、式(III)で表される化合物をよく知られた「ザンドマイヤー」反応に供し、次いで還元反応させることによって式(IV)で表される化合物を得ることができる。] [0128] 式(IV)で表される代表的な化合物は、例えば、3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−(4−ヒドラジノフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロールおよび3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−(4−ヒドラジノ−3−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロールである。] [0129] 好適な1,1,3,3−テトラアルコキシプロパンは、例えば、1,1,3,3−テトラメトキシプロパンおよび1,1,3,3−テトラエトキシプロパンである。] [0130] 製法(c)の反応は、適当な希釈剤中で、製法(b)について記載の温度および圧力で実施することができる。] [0131] 製法(c)を実施するにあたって、例えば、式(IV)で表される化合物1モルを、希釈剤例えばエタノール中、必要であれば触媒量の硫酸等の酸の存在下で、1モルから5モル量の1,1,3,3−テトラアルコキシプロパンと反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0132] 製法(d)において出発物質として使用することができる式(V)で表される化合物は公知化合物であり、式(V)で表される化合物は、式(XII)で表される化合物を式(XVIII):] [0133] で表される化合物と反応させ、 式:] [0134] (式中、A1からA4、B1からB3、R、XおよびL1は本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで塩基性条件下でイミノ二重を転位させる段階によって合成することができる。] [0135] 式(XVIII)で表される化合物は、式(XIII)で表される化合物を製造する方法に従って合成することができる。式(XVIII)で表される具体的な化合物は、例えば、2−フルオロ−5−イソシアネートメチル−ニトロベンゼンおよび2−フルオロ−5−イソシアネートメチル−ベンゾニトリルである。] [0136] 製法(d)において使用される式(V)で表される代表的な化合物は、例えば、5−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]−2−フルオロベンゾニトリルおよび5−{3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル}−2−フルオロベンゾニトリルである。] [0137] 製法(d)において出発物質である式G2−H、G3−H、G4−H、G5−H、G6−H、G8−HおよびG9−Hで示される化合物の多くは、公知化合物であり、この具体例として、1H−イミダゾール、1H−ピラゾール、4−メチル−1H−ピラゾール、4−フルオロ−1H−ピラゾール、4−クロロ−1H−ピラゾール、4−ブロモ−1H−ピラゾール、4−ヨード−1H−ピラゾール、4−ニトロ−1H−ピラゾール、3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール、4−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール、4−シアノ−1H−ピラゾール、1H−1,2,3−トリアゾール、1H−1,2,4−トリアゾール、1H−テトラゾール、5−メチル−1H−テトラゾール、5−(メチルチオ)−1H−テトラゾールが挙げられる。] [0138] 製法(d)の反応は、適当な希釈剤中で、製法(a)について記載の反応条件(温度、圧力、反応時間)において反応方法(a)に例示のアルカリ金属塩基を使用して実施することができる。] [0139] 製法(d)を実施するにあたって、例えば、式(V)で表される化合物1モルを、希釈剤例えばDMF中、1モルから3モル量の塩基の存在下、1モルから3モル量のG6−Hと反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0140] 製法(e)において出発物質として使用することができる式(VI)で表される化合物は、本明細書に記載の方法(g)および(h)から(j)によって得ることができる。] [0141] 製法(h)において使用される式(XX)で表される化合物は、式(XIII)で表される化合物の調製について記載の手順によって合成することができ、例えば、1−[2−ブロモ−4−(イソシアノメチル)フェニル]−N−メチルメタンアミンおよびN−ベンジル−1−[2−ブロモ−4−(イソシアノメチル)フェニル]メタンアミンである。] [0142] 式(XXI)で表される化合物は、式(II)で表される化合物の調製について記載の手順によって合成することができる。式(XXI)で表される化合物は、例えば、1−{2−ブロモ−4−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]フェニル}−N−メチルメタンアミンおよびN−ベンジル−1−{2−ブロモ−4−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]フェニル}メタンアミンである。] [0143] 式(XXII)で表される化合物は、式(I)で表される化合物の調製について記載の手順によって合成することができる。式(XXII)で表される化合物は、例えば、1−{2−ブロモ−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]フェニル}メタン−アミンおよび2−(アミノメチル)−5−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンゾニトリルである。] [0144] 上記製法において使用される好適な式(VII)で表される化合物は、例えば、アセチルクロライド、プロピオニルクロライド、ピバロイルクロライド、アクリロイルクロライド、メチルクロロホルメート、N,N−ジメチルカルバモイルクロライド、シクロプロピルカルボニルクロライド、N,N−ジメチルチオカルバモイルクロライド、ベンゾイルクロライド、ニコチニルクロライド、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸またはメタンスルホニルクロライドである。] [0145] 製法(e)の反応は、適当な希釈剤中で、製法(a)について記載の条件(温度、圧力、反応時間)において製法(a)に例示のアルカリ金属塩基を使用することによって実施することができる。] [0146] 製法(e)を実施するにあたって、例えば、式(VI)で表される化合物1モルを、希釈剤例えばDMF中、1モルから3モル量の塩基の存在下、1モルから3モル量の式(VII)で表される化合物と反応させることによって本発明による化合物を得ることができる。] [0147] 製法(f)において使用される好適な式(VIII)で表される化合物は、製法(g)および(k)から(m)によって得ることができる。] [0148] 製法(k) 式(XXIV)で表される化合物を、式(XII)] [0149] で表される化合物と反応させ、 式(XXV):] [0150] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2、R4およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得る段階(a)および 塩基性条件下でイミノ二重結合を転位させる段階(b) を含む、式(VIII)で表される化合物を調製する方法。] [0151] 製法(l) 前記式(XXII)の化合物を、前記式(VII)の化合物と反応させる方法。] [0152] 製法(m) 前記式(X)の化合物を、 式:] [0153] (式中、R4は本明細書で定義されるのと同義である。) で表される化合物と反応させる方法。] [0154] 式(XXIV)で表される化合物は、式(XIII)で表される化合物の調製について記載の手順によって合成することができる。式(XXIV)の代表的な化合物は、例えば、N−[2−フルオロ−4−(イソシアネートメチル)ベンジル]アセトアミド、N−[2−ブロモ−4−(イソシアネート−メチル)ベンジル]アセトアミド、N−[2−ヨード−4−(イソシアネートメチル)ベンジル]アセトアミド、N−[2−メチル−4−(イソシアネートメチル)ベンジル]アセトアミドおよびN−[2−シアノ−4−(イソシアネートメチル)ベンジル]アセトアミドである。] [0155] 式(XXV)で表される化合物は、式(II)で表される化合物の調製について記載の手順によって合成することができる。代表例は、例えば、N−{2−ブロモ−4−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]ベンジル}アセトアミドおよびN−{2−ブロモ−4−[4−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル]ベンジル}ベンズアミドである。] [0156] 上記製法(l)における式(XXII)の化合物は、前記式(VI)の化合物のR3が水素を表すものに相当する。] [0157] また製法(m)に使用する式(XXVI)の適当な化合物は、例えば、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオンアミド、2,2,2−トリフルオロアセトアミド、ベンズアミド、エチルカルバメートまたはエタンチオアミドである。] [0158] 製法(f)は、前記の製法(e)について述べられたのと同様の条件で実施することができる。] [0159] 製法(g)に使用する式(X)の適当な化合物は、製法(n)または(o)で得ることができる。] [0160] 製法(n) 式:] [0161] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2およびlは本明細書で定義されるのと同義である。) で表される化合物を、ハロゲン化剤と反応させる方法。] [0162] 製法(o) 式(XXVIII):] [0163] (式中、A1からA4、B1からB3、XおよびRは本明細書の定義と同義であり、R5はアルキル基を表す。) で表される化合物を、還元して、 式(XXIX):] [0164] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで、化合物(XXIX)をメタンスルホニルクロライドまたはハロゲン化剤と反応させることを含む、本発明による化合物を調製する方法。] [0165] 式(XXVII)で表される化合物は、例えば、式(XXX):] [0166] (式中、A1からA4、R1、R2およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(XII)で表される化合物と反応させ、以下の式(XXXI):] [0167] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで塩基性条件下でイミノ二重結合を転移させる段階によって得ることができる。] [0168] 式(XXVIII)で表される化合物は、式(XXXII):] [0169] (式中、A1からA4およびR5は本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を、 式(XII)で表される化合物と反応させ、式(XXXIII):] [0170] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R5は本明細書の定義と同義である。) で表される化合物を得、次いで塩基性条件下でイミノ二重結合を転移させる段階によって得ることができる。] [0171] 式(XXX)の代表的な化合物は、例えば、2−ブロモ−4−(イソシアノメチル)−1−メチルベンゼン、2−シアノ−4−(イソシアノメチル)−1−メチルベンゼンおよび2−ブロモ−4−(イソシアノメチル)−1−エチルベンゼンである。] [0172] さらに、式(XXXVIII)] [0173] (式中、A1からA4、B1からB3、X、R、R1、R2、R5’およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される化合物は、 式(XXXVII)] [0174] (式中、 R1、R2、A1からA4およびlは本明細書の定義と同義であり、R1’、R2’およびR3’は、それぞれ独立して、場合によって置換されたアルキルまたは場合によって置換されたフェニルを示し、R4’は水素;または場合によって置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル;または場合によって置換されたベンジルの中から選択される化学基を示し、R5’は水素、場合によって置換されたアルキルまたは場合によって置換されたフェニルを示す。) で表される化合物を、 式(XII)で表される化合物と、必要であればフッ素試薬およびハロゲン化アルキル(好ましくは、R4’が水素を示す場合、ヨウ化メチル)存在下、反応させることによって合成することもできる。] [0175] 式(XXIX)で表される化合物は、式(XXXVIII)で表される化合物を既知の手順を使用して加水分解に供することによって合成することができる。] [0176] ] [0177] 次いで、式(XXIX)で表される化合物をメタンスルホニルクロライドまたはハロゲン化剤と反応させて本発明による化合物を生じさせる。] [0178] 式(XXXVII)で表される化合物は、反応スキーム11に説明する反応プロセスによって合成することができる。 反応スキーム11] [0179] (式中、NBSはN−ブロモスクシンイミドを、AIBNはアゾビスイソブチロニトリルを、EDCは1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミドを、DMAPは4−(ジメチルアミノ)ピリジンを、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを、Lawesson試薬は2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィドを表す。) 前記式(XXXVII)の化合物は、例えば、2−ブロモ−4−[(メチルスルファニル){[(トリメチルシリル)メチル]イミノ}メチル]ベンジルアセテート、2−クロロ−4−[(メチルスルファニル){[(トリメチルシリル)メチル]イミノ}メチル]ベンジルアセテート、2−トリフルオロメチル−4−[(メチルスルファニル){[(トリメチルシリル)メチル]イミノ}メチル]ベンジルアセテート、{6−[(メチルスルファニル){[(トリメチルシリル)−メチル]イミノ}メチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}メチルアセテート、および{6−[(メチルスルファニル)−{[(トリメチルシリル)メチル]イミノ}メチル]−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}メチルアセテートである。] [0180] さらに、前記式(XXXVIII)の化合物を調製する製法は、The Journal of Organic Chemistry、52巻、1027−1035頁、1987年に記載される方法に従って実施することができる。] [0181] 式(XXXVIII)で表される化合物を調製する製法は、適当な希釈剤中で、フッ化カリウムまたはテトラメチルアンモニウムフルオライド、テトラエチルアンモニウムフルオライドもしくはテトラブチルアンモニウムフルオライド等のフッ素試薬を用いることによって実施することができ、約−78から約100℃、好ましくは、−10から約50℃の温度で実施することができる。また、該反応は常圧、すなわち1013mbarにおいて実施することが望ましいが、該反応は加圧下、すなわち1013mbar超で、または減圧下、すなわち1013mbar未満で操作することもできる。反応時間は、0.1から10時間であり、好ましくは、1から5時間である。] [0182] 前記式(XXXVIII)の化合物を製造する方法を実施するにあたっては、例えば、式(XXXVII)の化合物1モルに対し、式(XII)の化合物1モルを、希釈剤、例えばTHF中、0.1モルのフッ素付加剤、例えばテトラブチルアンモニウムフルオライドの存在下で反応させることにより式(XXXVIII)の化合物を得ることができる。] [0183] 前記式(XXXVIII)の化合物は、例えば、2−ブロモ−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−クロロ−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−シアノ−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−トリフルオロメチル−4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−ブロモ−4−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−クロロ−4−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−シアノ−4−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−トリフルオロメチル−4−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−ブロモ−4−[3−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−クロロ−4−[3−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−シアノ−4−[3−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−トリフルオロメチル−4−[3−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−ブロモ−4−[3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−クロロ−4−[3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−シアノ−4−[3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、2−トリフルオロメチル−4−[3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]ベンジルアセテート、{6−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]−2−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル}メチルアセテートおよび{6−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−5−イル]−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}メチルアセテートである。] [0184] 製法(g)における前記式(XI)の適当なアミド化合物は、例えば、アセトアミド、2,2,2−トリフルオロアセトアミド、2,2,2−トリフルオロ−N−メチルアセトアミド、ピロリジン−2−オン、ピペリジン−2−オンおよびN−(ピリジン−2−イルメチル)アセトアミドである。] [0185] 製法(g)は、前記製法(e)について述べられたのと同様の条件で実施することができる。] [0186] 式(II)、式(XIII)、式(XV)、式(XX)および式(XXIV)の化合物は新規化合物である。] [0187] 式(XIII)および(XV)で表される化合物は、一般式(XXXIV)] [0188] (式中、T1は−N−CH=Oまたは−N≡Cを示し、A1からA4およびGは本明細書の定義と同義である。) で表される。] [0189] 一般式(XXXIV)で表される化合物は、本発明による化合物の調製に有用な中間体である。すなわち、本発明による化合物は、式(XII)で表される化合物を式(XXXIV)で表される化合物と反応させ、式(II)で表される化合物を得、続いて、例えば調製方法(a)に記載の塩基性条件下でイミノ二重結合の転移を誘導することによって調製することができる。] [0190] 式(XX)および(XXIV)で表される化合物は、一般式(XXXV)] [0191] (式中、T2はR3またはR4を示し、A1からA4、R1、R2、R3、R4およびlは本明細書の定義と同義である。) で表される。] [0192] 一般式(XXXV)で表される化合物は、本発明による化合物の調製に有用な中間体である。すなわち、本発明による化合物は、式(XII)で表される化合物を式(XXXV)で表される化合物と反応させ、式(II)で表される化合物を得、続いて、例えば調製方法(a)に記載の塩基性条件下でイミノ二重結合の転移を誘導することによって調製することができる。] [0193] 式(XXXV)で表される化合物は、T1がCNを表し、Gが] [0194] (式中、R3またはR4の一方はHを表し、A1からA4、ならびにR1、R2およびR3またはR4の一方、ならびにlは本明細書の定義と同義である。) で表される基を表す、式(XXXIV)で表される化合物であると解される。] [0195] 反応スキーム12は、Gが場合によって置換された飽和または不飽和の5または6員の複素環式基を示す、式(XXXVI)で表される化合物を調製する合成法を示す。 反応スキーム12] [0196] (式中、Et3Nはトリエチルアミンを、THFはテトラヒドロフランを、(Ph3P)4Pdはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを、Lawesson試薬は2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィドを、t−BuOKはt−ブトキシカルボニルを示す。)] [0197] 反応スキーム13は、Gが本明細書に定義の化学基−(CR1R2)l−NR3R4を示す、式(XXXVI)で表される化合物を調製する合成法を示す。 反応スキーム13] [0198] (式中、AcNH2は酢酸アンモニウムを、NaHは水素化ナトリウムを、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを、Lawesson試薬は2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィドを示す。)] [0199] 前記式(XXXVI)の化合物は、例えば、メチル3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル3−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル3−トリフルオロメチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル3−シアノ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、エチル3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(トリエチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−N−[(t−ブチルジメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−ブロモ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−クロロ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−トリフルオロメチル−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−シアノ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、エチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−ブロモ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエート、メチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−ブロモ−N−[(トリエチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエートおよびメチル4−[(アセチルアミノ)メチル]−3−ブロモ−N−[(t−ブチルジメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエートである。] [0200] 製法(p)は、式(XXXVIII)の化合物の製法について述べられたのと同様の条件で実施することができる。] [0201] 式(XXXVI)および(XXXVII)で表される化合物は、一般式(XXXIX)] [0202] (式中、T3はハロゲン、例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素、本明細書に定義の化学基Gを表し、または以下の化学基:] [0203] の1種を示し、 R1、R2、R3、R4、R5’およびlは前記と同義であり、R1’、R2’、R3’、R4’およびA1からA4は本明細書の定義と同義である。) で表される。] [0204] 一般式(XXXIX)で表される化合物は、本発明による化合物の調製に有用な中間体である。すなわち、本発明による化合物は、式(XII)で表される化合物を式(XXXIX)で表される化合物と、R4’がHを表さない場合、フッ素試薬の存在下で反応させることによって調製することができる。R4’がHを表す場合、反応は、ワンポット反応において最初にハロゲン化アルキル、例えばヨウ化メチルを加え、次いでフッ素試薬を加えることによって実施することができる。] [0205] 式(XXXIX)で表される化合物は、例えば、各表に挙げた化合物およびメチル3−シアノ−4−フルオロ−N−[(トリメチルシリル)メチル]ベンゼンカルボイミドチオエートである。] [0206] 本発明によれば、一般式を使用することによって本明細書に記載されたすべての化合物(例えば、化合物(XIII)、(XV)、(XXXIV)、(XX)、(XXIV)、(XXXV)、(XXXVI)、(XXXVII)、(XXXIX)等)において、特に、本発明による化合物の調製に有用なこのような化合物において、A1からA4の基の少なくとも3個がC−Yを表す一方、A1およびA4の両方がC−Yを表し、および/またはB1からB3の基の少なくとも2個がC−Xを表し、適当な場合、RがCF3を表すことが好ましい。] [0207] 任意のこのような化合物において、A1からA4のすべての基がC−Yを表し、および/またはB1からB3のすべての基がC−Xを表し、適当な場合、RがCF3を表すことが特に好ましい。] [0208] 本発明による化合物は強力な殺虫作用を示し、従って、殺虫剤として使用することができる。さらに、本発明による化合物は、栽培植物に対し薬剤の有害な副作用を全く与えることなく、有害昆虫に対し強い防除効果を発揮する。従って、本発明の化合物は、広範な有害生物種、例えば、有害な吸汁性昆虫、咀しゃく性昆虫およびその他の植物寄生有害生物、貯蔵害虫、衛生有害生物等の防除のために使用することができ、これらの駆除撲滅のために施用することができる。有害な動物有害生物は、例えば、 昆虫類として、鞘翅目害虫、例えば、カロソブルクス・シネンシス(Callosobruchus chinensis)、シトフィルス・ゼアマイス(Sitophilus zeamais)、トリボリウム・カスタネウム(Tribolium Castaneum)、エピラクナ・ビジンチオクトマクラタ(Epilachna vigintioctomaculata)、アグリオテス・フシコリス(Agriotes fuscicollis)、アノマラ・ルホクプレア(Anomala rufocuprea)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、モノカムス・アルテルナツス(Monochamus alternatus)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リクツス・ブルネウス(Lyctus bruneus)、アウラコホラ・フェモラリス(Aulacophora femoralis);鱗翅目害虫、例えば、リマントリア・ジスパル(Lymantria dispar)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、キロ・スプレサリス(Chilo suppressalis)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、エフェスチア・カウテラ(Ephestia cautella)、アドキソフィエス・オラナ(Adoxophyes orana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アグロチスフコサ(Agrotisfucosa)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、プルテラ・マクリペニス(Plutella maculipennis)、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella);半翅目害虫、例えば、ネフォテチキス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、プセウドコクス・コムストキ(Pseudococcus comstocki)、ウナスピス・ヤノネンシス(Unaspis yanonensis)、ミズス・ペルシカス(Myzus persicas)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gossypii)、ロパロシフム・プセウドブラシカス(Rhopalosiphum pseudobrassicas)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、ナザラ属種(Nazara spp.)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorm)、プシラ属種(Pshylla spp.);アザミウマ目害虫、例えば、トリプス・パルミ(Thrips palmi)、フランクリネラ・オシデンタル(Franklinella occidental);直翅目害虫、例えば、ブラテラ・ゲルマニカ(Blatella germanica)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、グリロタルパ・アフリカナ(Gryllotalpa Africana)、ロクスタ・ミグラトリア・ミグラトリオデス(Locusta migratoria migratoriodes);等翅目害虫、例えば、レチクリテルメス・スペラツス(Reticulitermes speratus)、コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus);双翅目害虫、例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、アエデス・アエギプチ(Aedes aegypti)、ヒレミア・プラツラ(Hylemia platura)、クレクス・ピピエンス(Culex pipiens)、アノフェレス・シネンシス(Anopheles sinensis)、クレクス・トリタエニオリンクス(Culex tritaeniorhynchus)、リリオミザ・トリホルイ(Liriomyza trifolii)。] [0209] ダニ類として、例えば、テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)、アクロプス・ペレカシ(Aculopspelekassi)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)。] [0210] センチュウ類として、例えば、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、ブルサフェレンクス・リグニコルス・マミヤ・エト・キヨハラ(Bursaphelenchus lignicolus Mamiya et Kiyohara)、アフェレンコイデス・ベセイイ(Aphelenchoides besseyi)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)。] [0211] さらに、本発明による化合物は、良好な植物耐性および温血動物に対する好ましい毒性を示し、環境によって十分な耐性が示され、従って、植物および植物部分の保護に好適である。] [0212] 本発明の化合物の施用によって、収穫量の増加、収穫材料の品質の改善をもたらすことができる。さらに、該化合物は、保存製品および材料の保護において、ならびに衛生セクターにおいて、農業、園芸、獣医学分野、森林、庭および娯楽施設において遭遇する動物有害生物、特に昆虫類、クモ形動物、ぜん虫類、センチュウ類および軟体動物の防除に使用することができる。本発明の化合物は、好ましくは、植物保護剤として使用することができる。本発明の化合物は、正常に感受性の種および抵抗種に対して、ならびに発育のすべてまたは一部の段階に対して活性を有する。これらの有害生物は、とりわけ、以下のものを含む。] [0213] シラミ目(Anoplura)(Phthiraptera)から、例えば、ダマリニア属種(Damalinia spp.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)。] [0214] クモ綱(Arachnida)から、例えば、アカルス・シロ(Acarus siro)、アセリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクルス属種(Aculus spp.)、アムブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アルガス属種(Argas spp.)、ブーフィルス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、エオテトラニクス属種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、イクソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)、メタテトラニクス属種(Metatetranychus spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、オルニトドロス属種(Ornithodoros spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステノタルソネムス属種(Stenotarsonemus spp.)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici)。] [0215] ニマイガイ綱(Bivalva)から、例えばドレイセナ属種(Dreissena spp.)。] [0216] ムカデ目(Chilopoda)から、例えばゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.)。] [0217] コウチュウ目(Coleoptera)から、例えば、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロフォラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アンスレヌス属種(Anthrenus spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、セウトリンクス属種(Ceuthorhynchus spp.)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、ファウスチヌス・クバエ(Faustinus cubae)、ジビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、ミグドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルサ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、スフェノフォルス属種(Sphenophorus spp.)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス種(Symphyletes spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.)。] [0218] トビムシ目(Collembola)から、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)。] [0219] ハサミムシ目(Dermaptera)から、例えば、フォルフィクラ・アウリクラリア(Forficula auricularia)。] [0220] ヤスデ目(Diplopoda)から、例えば、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus)。] [0221] ハエ目(Diptera)から、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリフォラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クレクス属種(Culex spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガストロフィルス属種(Gastrophilus spp.)、ヒレミイア属種(Hylemyia spp.)、ヒポボスカ属種(Hyppobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pegomyia hyoscyami)、フォルビア属種(Phorbia spp.)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、タンニア属種(Tannia spp.)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、ウォールファールチア属種(Wohlfahrtia spp.)。] [0222] マキガイ網(Gastropoda)から、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.)。] [0223] ぜん虫綱(helminths)、例えば、アンシロストマ・ズオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンシロストマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アシロストマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス・ルブリコイデス(Ascaris lubricoides)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコクス・グラヌロスス(Echinococcus granulosus)、エキノコクス・ムルチオクラリス(Echinococcus multiocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(LoaLoa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロニロイデス属種(Stronyloides spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia saginata)、タエニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti)。] [0224] さらに、エイメリア(Eimeria)等の原虫を防除することが可能である。] [0225] カメムシ目(Heteroptera)から、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメクス属種(Cimex spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウシスツス属種(Euschistus spp.)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・エクスカバツス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、プサルス・セリアツス(Psallus seriatus)、プセウダシスタ・ぺルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スコチノフォラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)。] [0226] ヨコバイ目(Homoptera)から、例えば、アシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノスセナ属種(Agonoscena spp.)、アレウロデス属種(Aleurodes spp.)、アウレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクスス属種(Aleurothrixus spp.)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルズイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア属種(Bemisia spp.)、ブラキカウズス・ヘリクリシイ(Brachycaudus helichrysii)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カリジポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシフォン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、ココミチルス・ハリ(Coccomytilus halli)、コクス属種(Coccus spp.)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアレウロデス属種(Dialeurodes spp.)、ジアフォリナ属種(Diaphorina spp.)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドラリス属種(Doralis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、ジスミコクス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ゲオコクス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マハナルバ・フィムブリオラタ(Mahanarva fimbriolata)、メラナフィス・サカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネフォテチキス属種(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、パラベミシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコクス属種(Phenacoccus spp.)、フロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、フォロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコクス属種(Planococcus spp.)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プセウドアウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコクス属種(Pseudococcus spp)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコクス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、スカフォイデス・チタヌス(Scaphoides titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、チノカリス・カリアエフォリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii)。] [0227] ハチ目(Hymenoptera)から、例えば、ジプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロカムパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ベスパ属種(Vespa spp.)。] [0228] ワラジムシ目(Isopoda)から、例えば、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber)。] [0229] シロアリ目(Isoptera)から、例えば、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)。] [0230] チョウ目(Lepidoptera)から、例えば、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ブクラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エフェスチア・クエーニエラ(Ephestia kuehniella)、エウプロクチス・クリソルホエア(Euproctis chrysorrhoea)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・プセウドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモナ・マグナニマ(Homona magnanima)、ヒポノメウタ・パデラ、(Hyponomeuta padella)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファネ・アンテナタ(Lithophane antennata)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、モシス・レパンダ(Mocis repanda)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、オリア属種(Oria spp.)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フラムメア(Panolis flammea)、ペクチノフォラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、スポドプテラ種(Spodoptera spp.)、テルメシア・ゲマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・ペリオネラ(Tineapellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)。] [0231] バッタ目(Orthoptera)から、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ブラタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。] [0232] ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)。] [0233] コムカデ目(Symphyla)から、例えば、スクチゲレラ・イマクラタ(Scutigerella immaculata)。] [0234] アザミウマ目(Thysanoptera)から、例えば、バリオトリプス・ビフォルミス(Baliothrips biformis)、エネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、カコトリプス属種(Kakothrips spp.)、リピフォロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニオトリプス・カルダモニ(Taeniothrips cardamoni)、トリプス属種(Thrips spp.)。] [0235] シミ目(Thysanura)から、例えば、レピスマ・サカリナ(Lepisma saccharina)。] [0236] 植物寄生センチュウ類は、例えば、アングイナ属種(Anguina spp.)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ベロノアイムス属種(Belonoaimus spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘリオコチレンクス属種(Heliocotylenchus spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドフォルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)を含む。] [0237] 本発明によって、すべての植物および植物部分を処理することができる。本発明の文脈において、植物は、望ましいおよび望ましくない野生植物または作物植物(天然産の作物植物を含む。)等のすべての植物および植物群を意味するものと解されるべきである。作物植物は、慣用の植物品種改良法および最適化法によって得ることができ、またはバイオテクノロジー的方法および遺伝子工学的方法によって得ることができ、またはこれらの方法の組合せによって得ることができる植物であってよく、トランスジェニック植物を含み、植物品種改良業者の権利によって保護され得るまたは保護されない植物栽培品種を含む。植物部分は、苗条、葉、花および根等の地上部および地下部のすべての植物の部分および器官を意味するものと解されるべきであり、挙げることができる例は、葉、針状葉、茎、軸、花、子実体、果実、種子、根、塊茎および根茎である。植物部分は、収穫材料、ならびに栄養繁殖器官および生殖繁殖器官、例えば、挿し木、塊茎、根茎、取り木および種子も含む。] [0238] 上記活性化合物による植物および植物部分の本発明による処理は、通例の処理方法によって、例えば、浸漬、散布、蒸発、霧化、拡散、塗布、注入によって、直接的に、または化合物をこれらの周囲、生息場所または貯蔵空間に作用させることにより実施され、繁殖器官の場合、特に種子の場合は、さらに1または複数のコーティングの適用によって実施される。] [0239] すでに上述した通り、すべての植物および植物部分を本発明によって処理することが可能である。好ましい実施形態において、野生植物種および植物栽培品種、または慣用の生物学的品種改良法、例えば交配もしくはプロトプラスト融合によって得られるものならびにこれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態において、慣用の方法と適当な場合に組み合わされる遺伝子工学方法によって得られるトランスジェニック植物および植物栽培品種(遺伝子操作生物体)ならびにこれらの部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」または「植物部分」については上述した。] [0240] 特に好ましくは、各場合とも市販されているまたは使用されている植物栽培品種の植物が本発明により処理される。植物栽培品種は、慣用の品種改良によって、突然変異生成によってまたは組換えDNA技術によって得られた新規な特性(「形質」)を有する植物を意味するものと解される。これらは栽培品種、生物型または遺伝子型でありうる。] [0241] 植物種または植物栽培品種、これらの場所および成長条件(土壌、気候、植生期間、養分)に応じて、本発明による処理は超付加(「相乗」)作用をもたらすこともできる。従って、例えば、施用量の低減、ならびに/または活性スペクトルの拡張、ならびに/または本発明によって使用することができる物質および組成物の活性の増加、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の増加、干ばつまたは水もしくは土壌塩含有物に対する耐性の増加、開花能力の増加、より容易な収穫、成熟の加速、収穫生産物のより高い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫生産物のより高い保存安定性および/または加工性が考えられ、これらは実際に予期される作用を上回る。] [0242] 本発明によって処理すべき好ましいトランスジェニック植物または植物栽培品種(遺伝子工学によって得られるもの)は、遺伝子操作を介して特に有利で有用な形質をこれらの植物に与える遺伝子素材を受容したすべての植物を含む。このような形質の例は、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の増加、干ばつまたは水もしくは土壌塩含有物に対する耐性の増加、開花能力の増加、より容易な収穫、成熟の加速、収穫生産物のより高い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫生産物のより高い保存安定性および/または加工性である。このような形質のさらに特に強調される例は、昆虫類、ダニ類、植物病原性菌類、細菌類および/またはウイルス類等の動物性および微生物性有害生物に対する植物のより良好な防御性、ならびにある種の除草活性化合物に対する植物による耐性の増加である。挙げることができるトランスジェニック植物の例は、重要な作物植物、例えば穀類(コムギ、イネ)、トウモロコシ、ダイズ類、ジャガイモ類、サトウダイコン、トマト類、エンドウ類および他の野菜品種、ワタ、タバコ、アブラナ、さらに果実植物(リンゴ類、セイヨウナシ類、柑橘果実およびブドウ類の果実を含む。)であり、特にトウモロコシ、ダイズ類、ジャガイモ類、ワタ、タバコおよびアブラナが強調される。特に強調される形質は、植物中で形成される毒素、特にバシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)からの遺伝子素材によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3B6およびCryIF、さらにこれらの組合せによって)植物(以下「Bt植物」と称する。)中で形成される毒素を介する、昆虫類、クモ形動物、センチュウ類、ならびにナメクジ類およびカタツムリ類に対する植物の防御性の増加である。さらに特に強調される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン類、エリシターおよび抵抗性遺伝子、ならびに対応する発現した蛋白質および毒素を介する菌類、細菌類およびウイルス類に対する植物の防御性の増加である。さらに特に強調される形質は、ある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン類、スルホニルウレア類、グリホサートまたはホスフィノトリシンに対する植物の耐性の増加である(例えば「PAT」遺伝子)。所望される形質を与える当該遺伝子は、トランスジェニック植物中で互いの組合せとして存在することもできる。挙げることができる「Bt植物」の例は、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ類)、KnockOut(登録商標)(例えばトウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)として販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種、ダイズ品種およびジャガイモ品種である。挙げることができる除草剤耐性植物の例は、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えばトウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えばアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン類に対する耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニルウレア類に対する耐性、例えばトウモロコシ)として販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種およびダイズ品種である。挙げることができる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性のための慣用の様式において品種改良された植物)は品名Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)として販売されている品種を含む。もちろんこれらの言及は、将来開発され、および/または上市される、これらの遺伝的形質または依然として開発すべき遺伝形質を有する植物栽培品種にも当てはまる。] [0243] 列記した植物は、好適な濃度の本発明による化合物を用いる特に有利な様式において本発明によって処理することができる。] [0244] さらに、獣医学の分野において、本発明の新規化合物は、種々の有害な動物寄生有害生物(内部寄生虫および外部寄生虫)、例えば、昆虫類およびぜん虫類に対して効果的に使用することができる。このような動物寄生有害生物の例として、下記の有害生物が挙げられる。昆虫類の例として、例えば、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、シムクス・レクツリウス(Cimx lecturius)、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)等が挙げられる。ダニ目(acari)の例として、オルニトドロス属種(Ornithodoros spp.)、イクソデス属種(Ixodes spp.)、ブーフィルス属種(Boophilus spp.)等が挙げられる。] [0245] 獣医分野において、すなわち獣医学の分野において、本発明による活性化合物は、動物寄生虫、特に外部寄生虫または内部寄生虫に対して活性を有する。内部寄生虫という用語は、特に条虫類、センチュウ類または吸虫類等のぜん虫類およびコクシジウム等の原虫を含む。外部寄生虫は、典型的におよび好ましくは、節足動物、特に、ハエ(刺咬性および舐食性)、寄生ハエ幼虫、シラミ類、ケジラミ類、ハジラミ類、ノミ類等の昆虫類;またはマダニ類、例えばマダニ科マダニ類もしくはヒメダニ科マダニ類、またはキュウセンヒゼンダニ類、ツツガムシ類、トリダニ等のコダニ類等のダニ類(acarids)である。] [0246] これらの寄生虫は、以下のものを含む。] [0247] シラミ目(Anoplurida)から、例えば、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、フチルス属種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属種(Solenopotes spp.);特定の例は、リノグナツス・セトスス(Linognathus setosus)、リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)、リノグナツス・オビルス(Linognathus ovillus)、リノグナツス・オビホルミス(Linognathus oviformis)、リノグナツス・ペダリス(Linognathus pedalis)、リノグナツス・ステノプシス(Linognathus stenopsis)、ハエマトピヌス・アシニ・マクロセファルス(Haematopinus asini macrocephalus)、ハエマトピヌス・エウリステルヌス(Haematopinus eurysternus)、ハエマトピヌス・スイス(Haematopinus suis)、ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)、ペジクルス・フマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、フィロエラ・バスタトリクス(Phylloera vastatrix)、フチルス・プビス(Phthirus pubis)、ソレノポテス・カピラツス(Solenopotes capillatus)であり; ハジラミ目(Mallophagida)ならびにマルツノハジラミ亜目(Amblycerina)およびホソツノハジラミ亜目(Ischnocerina)から、例えば、トリメノポン属種(Trimenopon spp.)、メノポン属種(Menopon spp.)、トリノトン属種(Trinoton spp.)、ボビコラ属種(Bovicola spp.)、ウェルネッキエラ属種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属種(Damalina spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)、フェリコラ属種(Felicola spp.);特定の例は、ボビコラ・ボビス(Bovicola bovis)、ボビコラ・オビス(Bovicola ovis)、ボビコラ・リムバタ(Bovicola limbata)、ダマリナ・ボビス(Damalina bovis)、トリコデクテス・カニス(Trichodectes canis)、フェリコラ・スブロストラツス(Felicola subrostratus)、ボビコラ・カプラエ(Bovicola caprae)、レピケントロン・オビス(Lepikentron ovis)、ウェルネッキエラ・エクイ(Werneckiella equi)であり; ハエ目(Diptera)ならびにカ亜目(Nematocerina)およびハエ亜目(Brachycerina)から、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、クレクス属種(Culex spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、エウシムリウム属種(Eusimulium spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、オダグミア属種(Odagmia spp.)、ウィルヘルミア属種(Wilhelmia spp.)、ヒボミトラ属種(Hybomitra spp.)、アチロツス属種(Atylotus spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、フィリポミイア属種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属種(Braula spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ヒドロタエア属種(Hydrotaea spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、ハエマトビア属種(Haematobia spp.)、モレリア属種(Morellia spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、カリフォラ属種(Calliphora spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、ウォールファールチア属種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属種(Lipoptena spp.)、メロファグス属種(Melophagus spp.)、リノエストルス属種(Rhinoestrus spp.)、チプラ属種(Tipula spp.);特定の例は、アエデス・アエギプチ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・タエニオルヒンクス(Aedes taeniorhynchus)、アノフェレス・ガムビアエ(Anopheles gambiae)、アノフェレス・マクリペンニス(Anopheles maculipennis)、カリフォラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、クレクス・クインクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クレクス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレクス・タルサリス(Culex tarsalis)、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophaga carnaria)、ストモキシス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、シムリウム・レプタンス(Simulium reptans)、フレボトムス・パパタシ(Phlebotomus papatasi)、フレボトムス・ロンギパルピス(Phlebotomus longipalpis)、オダグミア・オルナタ(Odagmia ornata)、ウィルヘルミア・エクイナ(Wilhelmia equina)、ブーフトラ・エリトロセファラ(Boophthora erythrocephala)、タバヌス・ブロミウス(Tabanus bromius)、タバヌス・スポドプテルス(Tabanus spodopterus)、タバヌス・アトラツス(Tabanus atratus)、タバヌス・スデチクス(Tabanus sudeticus)、ヒボミトラ・シウレア(Hybomitra ciurea)、クリソプス・カエクチエンス(Chrysops caecutiens)、クリソプス・レリクツス(Chrysops relictus)、ハエマトポタ・プルビアリス(Haematopota pluvialis)、ハエマトポタ・イタリカ(Haematopota italica)、ムスカ・アウツムナリス(Musca autumnalis)、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ハエマトビア・イリタンス・イリタンス(Haematobia irritans irritans)、ハエマトビア・イリタンス・エクシグア(Haematobia irritans exigua)、ハエマトビア・スチムランス(Haematobia stimulans)、ヒドロタエア・イリタンス(Hydrotaea irritans)、ヒドロタエア・アルビプンクタ(Hydrotaea albipuncta)、クリソミア・クロロピガ(Chrysomya chloropyga)、クリソミア・ベジアナ(Chrysomya bezziana)、オエストルス・オビス(Oestrus ovis)、ヒポデルマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポデルマ・リネアツム(Hypoderma lineatum)、プルズヘバルスキアナ・シレヌス(Przhevalskiana silenus)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、メロファグス・オビヌス(Melophagus ovinus)、リポプテナ・カプレオリ(Lipoptena capreoli)、リポプテナ・セルビ(Lipoptena cervi)、ヒポボスカ・バリエガタ(Hippobosca variegata)、ヒポボスカ・エクイナ(Hippobosca equina)、ガステロフィルス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinalis)、ガステロフィルス・ハエモロイダリス(Gasterophilus haemorroidalis)、ガステロフィルス・イネルミス(Gasterophilus inermis)、ガステロフィルス・ナサリス(Gasterophilus nasalis)、ガステロフィルス・ニグリコルニス(Gasterophilus nigricornis)、ガステロフィルス・ペコルム(Gasterophilus pecorum)、ブラウラ・コエカ(Braula coeca)であり; ノミ目(Siphonapterida)から、例えば、プレクス属種(Pulex spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、ツンガ属種(Tunga spp.)、キセノプシラ属種(Xenopsylla spp.)、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.);特定の例は、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)であり; カメムシ目(Heteropterida)から、例えば、シメクス属種(Cimex spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、パンストロンギルス属種(Panstrongylus spp.)。] [0248] ゴキブリ目(Blattarida)から、例えば、ブラタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ブラテラ・ゲルマニカ(Blattela germanica)、スペラ属種(Supella spp.)(例えば、スペラ・ロンギパルパ(Suppella longipalpa))であり; ダニ亜綱(Acari(Acarina))ならびに後気門目(Metastigmata)および中気門目(Mesostigmata)から、例えば、アルガス属種(Argas spp.)、オルニトドロス属種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属種(Otobius spp.)、イクソデス属種(Ixodes spp.)、アムブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、リピセファルス(ブーフィルス)属種(Rhipicephalus(Boophilus)spp)、 デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、ハエモフィサリス属種(Haemophysalis spp.)、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、デルマニスス属種(Dermanyssus spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.(多宿主性マダニの元の属))、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、ニューモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ライリエチア属種(Raillietia spp.)、ニューモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属種(Sternostoma spp.)、バロア属種(Varroa spp.)、アカラピス属種(Acarapis spp.);特定の例は、アルガス・ペルシクス(Argas persicus)、アルガス・レフレクスス(Argas reflexus)、オルニトドルス・モウバタ(Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ(Otobius megnini)、リピセファルス(ブーフィルス)・ミクロプルス(Rhipicephalus(Boophilus)microplus)、リピセファルス(ブーフィルス)・デコロラツス(Rhipicephalus(Boophilus)decoloratus)、リピセファルス(ブーフィルス)・アンヌラツス(Rhipicephalus(Boophilus)annulatus)、リピセファルス(ブーフィルス)・カルセラツス(Rhipicephalus(Boophilus)calceratus)、ヒアロンマ・アナトリクム(Hyalomma anatolicum)、ヒアロンマ・アエジプチクム(Hyalomma aegypticum)、ヒアロンマ・マルギナツム(Hyalomma marginatum)、ヒアロンマ・トランシエンス(Hyalomma transiens)、リピセファルス・エベルチ(Rhipicephalus evertsi)、イクソデス・リシヌス(Ixodes ricinus)、イクソデス・ヘキサゴヌス(Ixodes hexagonus)、イクソデス・カニスガ(Ixodes canisuga)、イクソデス・ピロスス(Ixodes pilosus)、イクソデス・ルビクンズス(Ixodes rubicundus)、イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)、イクソデス・ホロシクルス(Ixodes holocyclus)、ハエマフィサリス・コンシンナ(Haemaphysalis concinna)、ハエマフィサリス・プンクタタ(Haemaphysalis punctata)、ハエマフィサリス・シンナバリナ(Haemaphysalis cinnabarina)、ハエマフィサリス・オトフィラ(Haemaphysalis otophila)、ハエマフィサリス・レアチ(Haemaphysalis leachi)、ハエマフィサリス・ロンギコルニ(Haemaphysalis longicorni)、デルマセントル・マルギナツス(Dermacentor marginatus)、デルマセントル・レチクラツス(Dermacentor reticulatus)、デルマセントル・ピクツス(Dermacentor pictus)、デルマセントル・アルビピクツス(Dermacentor albipictus)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)、デルマセントル・バリアビリス(Dermacentor variabilis)、ヒアロンマ・マウリタニクム(Hyalomma mauritanicum)、リピセファルス・サングイネウス(Rhipicephalus sanguineus)、リピセファルス・ブルサ(Rhipicephalus bursa)、リピセファルス・アペンジクラツス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファルス・カペンシス(Rhipicephalus capensis)、リピセファルス・ツラニクス(Rhipicephalus turanicus)、リピセファルス・ザムベジエンシス(Rhipicephalus zambeziensis)、アムブリオンマ・アメリカヌム(Amblyomma americanum)、アムブリオンマ・バリエガツム(Amblyomma variegatum)、アムブリオンマ・マクラツム(Amblyomma maculatum)、アムブリオンマ・ヘブラエウム(Amblyomma hebraeum)、アムブリオンマ・カジェンネンス(Amblyomma cajennense)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、オルニトニスス・ブルサ(Ornithonyssus bursa)、オルニトニスス・シルビアルム(Ornithonyssus sylviarum)、バロア・ジャコブスコニ(Varroa jacobsconi)であり; ケダニ目(Actinedida(Prostigmata))およびコナダニ目(Acaridida(Astigmata))から、例えば、アカラピス属種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ属種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属種(Myobia spp)、プソレルガテス属種(Psorergates spp.)、デモデクス属種(Demodex spp.)、トロムビクラ属種(Trombicula spp.)、リストロフォルス属種(Listrophorus spp.)、アカルス属種(Acarus spp.)、チロファグス属種(Tyrophagus spp.)、カログリフス属種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属種(Pterolichus spp.)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、オトデクテス属種(Otodectes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属種(Laminosioptes spp.);特定の例は、ケイレチエラ・ヤスグリ(Cheyletiella yasguri)、ケイレチエラ・ブラケイ(Cheyletiella blakei)、デモデクス・カニス(Demodex canis)、デモデクス・ボビス(Demodex bovis)、デモデクス・オビス(Demodex ovis)、デモデクス・カプラエ(Demodex caprae)、デモデクス・エクイ(Demodex equi)、デモデクス・カバリ(Demodex caballi)、デモデクス・スイス(Demodex suis)、ネオトロンビクラ・アウツムナリス(Neotrombicula autumnalis)、ネオトロンビクラ・デサレリ(Neotrombicula desaleri)、ネオシェンガスチア・キセロテルモビア(Neoschongastia xerothermobia)、トロンビクラ・アカムシ(Trombicula akamushi)、オトデクテス・シノチス(Otodectes cynotis)、ノトエドレス・カチ(Notoedres cati)、サルコプチス・カニス(Sarcoptis canis)、サルコプテス・ボビス(Sarcoptes bovis)、サルコプテス・オビス(Sarcoptes ovis)、サルコプテス・ルピカプラエ(Sarcoptes rupicaprae(=S.カプラエ(S.caprae)))、サルコプテス・エクイ(Sarcoptes equi)、サルコプテス・スイス(Sarcoptes suis)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)、プソロプテス・クニクリ(Psoroptes cuniculi)、プソロプテス・エクイ(Psoroptes equi)、コリオプテス・ボビス(Chorioptes bovis)、プソエルガテス・オビス(Psoergates ovis)、ニューモニソイジク・マンゲ(Pneumonyssoidic mange)、ニューモニソイデス・カニヌム(Pneumonyssoides caninum)、アカラピス・ウオジ(Acarapis woodi)である。] [0249] 本発明による活性化合物は、動物を攻撃する節足動物、ぜん虫類および原虫類の防除にも好適である。動物は、例えば、ウシ類、ヒツジ類、ヤギ類、ウマ類、ブタ類、ロバ類、ラクダ類、スイギュウ類、ウサギ類、ニワトリ類、シチメンチョウ類、アヒル類、ガチョウ類、養殖魚、ミツバチ類等の農業用家畜を含む。さらに、動物は、コンパニオンアニマルとも称される愛玩動物、例えば、イヌ類、ネコ類、ケージサイズのトリ類、観賞魚等、ならびに実験動物、例えば、ハムスター類、モルモット類、ラット類およびマウス類等として知られているものを含む。] [0250] 本発明による活性化合物の使用によって、これらの節足動物、ぜん虫類および/または原虫類を防除することにより宿主動物の死滅を低減し、生産性(食肉、牛乳、羊毛、皮革、卵、蜂蜜等の場合)および健康を改善して、その結果、より経済的で簡単な動物飼育を可能にすることが意図される。] [0251] 例えば、寄生虫による宿主からの血液の取り込みを、防止または阻止することが望ましい(適用可能な場合)。また、寄生虫の防除は病原体の伝染防止にも役立ち得る。] [0252] 獣医学分野に関して本明細書において使用される「防除する」という用語は、活性化合物が、このような寄生虫に感染した動物中のそれぞれの寄生虫の発生率を無害なレベルに低減することに有効であることを意味する。より具体的には、本明細書において使用される「防除すること」は、活性化合物がそれぞれの寄生虫を殺すこと、この成長を阻害することまたはこの増殖を阻害することに有効であることを意味する。] [0253] 一般に、本発明による活性化合物は、動物の処理に使用される場合、直接施用することができる。好ましくは、本発明による活性化合物は、当該分野において既知の薬学的に許容される賦形剤および/または補助剤を含有することができる医薬組成物として施用される。] [0254] 獣医学分野および動物飼育において、活性化合物は、例えば、錠剤、カプセル剤、飲料、ドレンチ剤、顆粒剤、パスタ剤、ボーラス剤、経餌(feed−through)法、坐剤の形態での経腸投与によって;例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)、インプラント、経鼻施用、例えば、薬浴または浸漬、噴霧、ポアオンおよびスポットオン、洗浄、散粉の形態での経皮施用等による非経口投与による、および首輪、耳標、尾標、肢バンド、端綱、標識用具等の活性化合物含有成型品を利用する、既知の様式で施用(=投与)される。活性化合物は、シャンプーとして、またはエアゾール、非加圧スプレー、例えばポンプスプレーおよび噴霧スプレー中で使用し得る好適な配合物として製剤化することができる。] [0255] 本発明による活性化合物は、家畜、家禽、愛玩動物等に使用される場合、活性化合物を1から80重量%の量で含む配合物(例えば、粉剤、水和剤[「WP」]、乳剤、乳液剤[「EC」]、フロアブル剤、均一液剤および懸濁液剤[「SC」])として、直接または希釈後(例えば、100から10000倍希釈)のいずれかで、そうでなければ化学浴として施用することができる。] [0256] 本発明による活性化合物は、獣医学分野において使用される場合、好適な共力剤、または例えば、殺ダニ剤、殺虫剤、駆虫剤、抗原虫薬等の他の活性化合物と組み合わせて使用することができる。] [0257] 本発明ではこれらすべてを包含する害虫類に対する殺虫作用を有する物質を殺虫剤と呼ぶ。] [0258] 本発明の活性化合物は、殺虫剤として使用する場合、通常の製剤形態に調製することができる。製剤形態としては、例えば、液剤、乳剤、水和剤、粒状水和剤、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペースト剤、錠剤、粒剤、エアゾール剤、活性化合物浸潤天然および合成物、マイクロカプセル剤、種子用コーティング剤、燃焼装置と共に使用される製剤(例えば、燃焼装置としては、くん蒸および煙霧カートリッジ、かん、コイルなど)、ULV[コールドミスト(cold mist)、ウォームミスト(warm mist)]等が挙げられる。] [0259] これらの製剤はそれ自体公知の方法で製造することができる。製剤は、例えば、活性化合物を、展開剤、すなわち、液体希釈剤または担体;液体ガス希釈剤または担体;固体希釈剤または担体と、そして場合によって界面活性剤、すなわち、乳化剤および/または分散化剤および/または泡沫形成剤と共に混合することによって製造することができる。] [0260] 展開剤として水を使用する場合には、例えば有機溶媒を補助溶媒としても使用することができる。] [0261] 液体希釈剤または担体としては、例えば、芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン等)、クロル化芳香族またはクロル化脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレン類、塩化メチレン類)、脂肪族炭化水素類(例えば、シクロヘキサン等)、パラフィン類(例えば鉱油留分類)、アルコール類(例えば、ブタノール、グルコールおよびそれらのエーテル、エステル等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)、水などが挙げられる。] [0262] 液化ガス希釈剤または担体は、常温常圧でガスであるものでよく、例えば、ブタン、プロパン、窒素ガス、二酸化炭素、ハロゲン化炭化水素類のようなエアゾール噴射剤などが挙げられる。] [0263] 固体希釈剤としては、例えば、粉砕天然鉱物(例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイトまたは珪藻土等)、粉砕合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等)などが挙げられる。]
权利要求:
請求項1 式(I)(式中、Gは、場合によって置換された飽和または不飽和の5または6員の複素環式基を示し、または以下の式:を特徴とする化学基を示し、R1およびR2は、それぞれ独立して、水素;場合によって置換されたアルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、シクロハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニル、ハロアルキニル;シアノ;場合によって置換されたアルコキシカルボニルまたはアルコキシチオカルボニルを示し、またはR1およびR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から6員の炭素環を形成し、R3は、水素;アミノ;ヒドロキシル;場合によって置換されたアルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルイミノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル;シアノ;場合によって置換されたアルケニル、アルキニル、アルキルカルボニルを示し、または以下の基CH2−R5、C(=O)R5、C(=S)R5から選択され、R4は、水素;シアノ;カルボニル;チオカルボニル;場合によって置換されたアルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルキルチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル、アルコキシアミノカルボニル、アルコキシアミノチオカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、チオアルコキシカルボニル、チオアルコキシチオカルボニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニルの中から選択される化学基;またはシクロアルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルキニルカルボニル、シクロアルキルアルキルカルボニル、アルキルスルフェニルアルキルカルボニル、アルキルスルフィニルアルキルカルボニル、アルキルスルホニルアルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキルカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニルの中から選択される化学基を示し;またはC(=O)R5およびC(=S)R5の基から選択され、またはR3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の複素環を形成し、R5は、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された複素環を示し、Rは、場合によって置換されたアルキルまたはハロアルキルを示し、A1、A2、A3およびA4は、それぞれ独立して、C−Y基;または窒素を示し、ただし化学基A1、A2、A3およびA4の2個のみが同時に窒素を表すことができ、またはA1およびA2の両方がC−Yを示す場合、両方のYは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、5または6員の芳香族環を形成してもよく、B1、B2およびB3は、それぞれ独立して、C−Xまたは窒素を示し、ただし、化学基B1、B2およびB3の2個のみが同時に窒素を表すことができ、Xは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、場合によって置換されたハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたアルキル、アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたハロアルコキシル、アルキルスルフェニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシル、チオール、アミノ、場合によって置換されたアシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルコキシイミノ、ハロアルコキシイミノ、アルキルスルホニルアミノ;または五フッ化硫黄を示し、Yは、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたアルキル、シクロアルキル、シクロハロアルキル、アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたハロアルコキシル、アルキルスルフェニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフェニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、ハロアルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニル、ハロアルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、ジ(ハロアルキル)アミノスルホニル;ヒドロキシル;チオール;アミノ;場合によって置換されたアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ハロアルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、トリアルキルシリル、アルコキシイミノ、ハロアルコキシイミノ、アルコキシイミノアルキル、ハロアルコキシ−イミノアルキル、アルキルスルフィニルイミノ、アルキルスルフィニルイミノアルキル、アルキルスルフィニルイミノアルキルカルボニル、アルキルスルホキシイミノ、アルキルスルホキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノチオカルボニルを示し、lは、1、2または3を表す。)で表されるアリールピロリン化合物。 請求項2 Gが、場合によって置換された5員複素環基G1からG9:からなる群から選択され、または以下の式:を特徴とする化学基を示し、R1およびR2が、それぞれ独立して、水素;場合によって置換されたC1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロハロアルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C2−12ハロアルケニル、C2−12ハロアルキニル;シアノ;場合によって置換されたC1−12アルコキシ−カルボニル、C1−12アルコキシ−チオカルボニルを示し、またはR1およびR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から6員の炭素環を形成してもよく、R3が、水素;アミノ;ヒドロキシル;場合によって置換されたC1−12アルコキシ、C1−12アルキル−カルボニルアミノ、C1−12アルキルイミノ、C1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−12ハロアルキル、シアノ、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C1−12アルキル−カルボニルを示し;または以下の基CH2−R5、C(=O)R5、C(=S)R5から選択され、R4が、水素;シアノ;カルボニル;チオカルボニル;場合によって置換されたC1−12アルキル−カルボニル、C1−12アルキル−チオカルボニル、C1−12ハロアルキル−カルボニル、C1−12ハロアルキル−チオカルボニル、C1−12アルキルアミノ−カルボニル、C1−12アルキルアミノ−チオカルボニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ−カルボニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ−チオカルボニル、C1−12アルコキシアミノ−カルボニル、C1−12アルコキシアミノ−チオカルボニル、C1−12アルコキシ−カルボニル、C1−12アルコキシ−チオカルボニル、C1−12チオアルコキシ−カルボニル、C1−12チオアルコキシ−チオカルボニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルホニルの中から選択される化学基;またはC4−13シクロアルキルカルボニル、C3−13アルケニルカルボニル、C3−13アルキニルカルボニル、C5−25シクロアルキルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルフェニルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルフィニルアルキルカルボニル、C3−25アルキルスルホニルアルキルカルボニル、C4−26アルキルカルボニルアルキルカルボニル、C4−13シクロアルキルアミノカルボニル、C3−13アルケニルアミノカルボニル、C3−13アルキニルアミノカルボニルの中から選択される化学基を示し;またはC(=O)R5およびC(=S)R5の基から選択され、またはR3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、置換基Xで置換されていてもよいまたはケト、チオケトもしくはニトロイミノ基で置換されていてもよい3から6員の複素環を形成し、R5が、場合によって置換されたフェニルまたは場合によって置換された飽和もしくは不飽和の複素環を示し、Zが、それぞれ独立して、ハロゲン、場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルコキシル;シアノ;場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシルまたはチオールを示し、kが、0、1、2、3または4を示し、Rが、場合によって置換されたC1−12アルキルまたはC1−12ハロアルキルを示し、A1、A2、A3およびA4が、それぞれ独立して、C−Y基;または窒素を示し、ただし化学基A1、A2、A3およびA4の2個のみが同時に窒素を表すことができ、またはA1およびA2の両方がC−Yを示す場合、両方のYは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、5または6員の芳香族環を形成してもよく、B1、B2およびB3が、それぞれ独立して、C−X基;または窒素を示し、ただし、化学基B1、B2およびB3の2個のみが同時に窒素を表すことができ、Xが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルキル、C1−12アルコキシル、シアノ、場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル;ヒドロキシル、チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−12アシルアミノ、C1−12アルコキシ−カルボニルアミノ、C1−12ハロアルコキシ−カルボニルアミノ、C1−12アルコキシ−イミノ、C1−12ハロアルコキシ−イミノ、C1−12アルキルスルホニルアミノ;または五フッ化硫黄を示し、Yが、それぞれ独立して、水素;ハロゲン;場合によって置換されたC1−12ハロアルキル;ニトロ;場合によって置換されたC1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8シクロハロアルキル、C1−12アルコキシル;シアノ、場合によって置換されたC1−12ハロアルコキシル、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルスルホニルオキシ、C1−12ハロアルキルスルホニルオキシ、C1−12アルキルアミノスルホニル、C1−12ハロアルキルアミノスルホニル、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノスルホニル、C2−24(総炭素数)ジ(ハロアルキル)アミノスルホニル;ヒドロキシル;チオール;アミノ;場合によって置換されたC1−12アルキルアミノ、C2−24(総炭素数)ジアルキルアミノ、C1−12アシルアミノ、C1−12アルコキシカルボニルアミノ、C1−12ハロアルコキシカルボニルアミノ、C1−12アルキルスルホニルアミノ、C1−12ハロアルキルスルホニルアミノ、C1−12トリアルキルシリル、C1−12アルコキシイミノ、C1−12ハロアルコキシイミノ、C1−12アルコキシイミノアルキル、C1−12ハロアルコキシ−イミノアルキル、C1−12アルキルスルフィニルイミノ、C1−12アルキルスルフィニルイミノアルキル、C1−12アルキルスルフィニルイミノ−C1−12アルキルカルボニル、C1−12アルキルスルホキシイミノ、C1−12アルキルスルホキシイミノ−C1−12アルキル、C1−12アルコキシカルボニル、C1−12アルキルカルボニル、アミノカルボニル、C1−12アルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、C1−12アルキルアミノチオカルボニル、C2−12(総炭素数)ジアルキルアミノカルボニルまたはC2−12(総炭素数)ジアルキルアミノチオカルボニルを示し、lが、1、2または3を表す、請求項1に記載の化合物。 請求項3 動物有害生物を防除する、請求項1または2に記載の少なくとも1種の化合物を含む組成物。 請求項4 請求項1または2に記載の化合物を動物有害生物および/またはこれらの生育環境に施用することを特徴とする、動物有害生物を防除する方法。 請求項5 節足動物を防除する組成物を調製するための、請求項1または2に記載の少なくとも1種の化合物の使用。 請求項6 既存植物またはトランスジェニック植物の種子を処理するための、請求項1または2に記載の化合物の使用。 請求項7 式中、A1からA4、B1からB3、X、RおよびGは請求項1に記載と同義である、請求項1に記載の化合物を調製するのに有用な、式(II)で表される化合物。 請求項8 式中、T1は−N−CH=Oまたは−N≡Cを表し、A1からA4およびGは請求項1に記載と同義である、請求項1に記載の化合物を調製するのに有用な、式(XXXIV)で表される化合物。 請求項9 式中、T2はR3またはR4を表し、A1からA4、R1、R2、R3、R4およびlは請求項1に記載と同義である、請求項1に記載の化合物を調製するのに有用な、式(XXXV)で表される化合物。 請求項10 請求項1に記載の化合物を調製するのに有用な、式(XXXIX)(式中、T3はF、Cl、Br、I、化学基Gを表し、または以下の化学基の1種を示し、R1’、R2’およびR3’は、それぞれ独立して、場合によって置換されたC1−6アルキルまたはフェニルを示し、R4’は水素を示し、または場合によって置換されたC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル;場合によって置換されたベンジルの中から選択され、R5’は、水素、場合によって置換されたC1−6アルキルまたは場合によって置換されたフェニルを示し、R1、R2、R3、R4、A1からA4、Gおよびlは請求項1の記載と同義である。)で表される化合物。 請求項11 化合物(XII)(式中、B1からB3、XおよびRは請求項1の記載と同義である。)を、R4’がHを表さない、請求項10に記載の化合物(XXXIX)とフッ素試薬の存在下で反応させることを含む、請求項1または2に記載の化合物を調製する方法。 請求項12 請求項11に記載の化合物(XII)を、R4’がHを表す、請求項10に記載の化合物(XXXIX)と、ワンポット反応において最初にハロゲン化アルキルを加え、次にフッ素試薬を加えることによって反応させることを含む、請求項1または2に記載の化合物を調製する方法。 請求項13 請求項11に記載の化合物(XII)を、(i)請求項8に記載の化合物(XXXIV);または(ii)請求項9に記載の化合物(XXXV)と反応させ、請求項7に記載の式(II)で表される化合物を生じさせ、さらに式(II)で表される化合物をアルカリ金属塩基の存在下で反応させることを含む、請求項1または2に記載の化合物を調製する方法。
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同族专利:
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