![]() 患者における頭蓋外科処置に関連するコンポーネントの再位置決め
专利摘要:
被術者における頭蓋誘導手術を仮想的に計画するコンピュータ実現方法が開示される。この方法は、前記被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成し(100)、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成し(110)、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付ける(120)ことを含む。この方法では、患者のマスタ構造物の前の位置に対する外科用テンプレートの再配置が得られる。 公开号:JP2011514225A 申请号:JP2011500105 申请日:2009-03-17 公开日:2011-05-06 发明作者:イジドル ブラノヴィク,;アンドレアス ペターソン,;ヘンリク ペターソン, 申请人:ノベル バイオケア サーヴィシィズ アーゲー; IPC主号:A61C19-04
专利说明:
[0001] 本発明は一般的に、歯科医療を含む頭蓋外科の分野に関する。さらに詳しくは、本発明は、頭蓋外科処置の仮想計画および前記仮想計画に基づきコンポーネントのための作製データを提供することを含め、前記頭蓋外科処置中に患者に関連してコンポーネントを再位置決めするための方法およびシステムに関する。本発明はまた、コンポーネント、前記コンポーネントのための製造工程、および再位置決めを容易化するコンピュータプログラムにも関する。] 背景技術 [0002] 無歯顎者における骨吸収は、歯科修復処置の多くの点で課題をもたらす。例えばドリルおよびインプラント誘導手術中に、外科用テンプレートは粘膜上に直接配置される。しかし無歯顎者では、外科用テンプレートの規定された安定した位置は、例えば歯槽堤の骨吸収のため、得られないかもしれない。さらに、対象者における外科用テンプレートの明瞭な位置決めをもたらす明白な解剖学的構造が口腔に存在しないかもしれない。他の頭蓋部位で、例えば義耳、義鼻、または義眼を含むような顔面再建を計画するときに、同じ問題が発生するかもしれない。] [0003] したがって、外科用テンプレートが被術者に固定されるときに、外科用テンプレートの位置は、例えば、ラジオグラフィックガイドのような、データ取得中に被術者の解剖学的構造に対して規定された位置を有する構造の位置に関連する入力データに基づいて仮想計画で予め定められた望ましい位置とは大きく異なるかもしれない。したがって、仮想計画のデータに基づいて製造された実際の外科用テンプレートの位置決めは難しい。これは本質的に、被術者におけるインプラントの望ましくない位置決め、したがって歯科修復処置のような外科的修復処置の望ましくない結果を導くかもしれない。] [0004] 米国特許2007077535に、この問題に対処する方法が開示されている。開示された方法は、定位置を有する位置決めねじの使用に依存するモデルベース歯科修復法である。開示された方法は、位置決めねじが例えば穿孔テンプレートの確実な位置決めをもたらすように意図された一時的支柱として働く、純粋に機械的な方法である。穿孔テンプレートの従来の石膏模型に基づく作製が開示されており、そこでは、位置決めねじの位置および患者の顎の実際の構造の印象が採得されるように、位置決めねじが舌−口腔または口蓋領域(すなわち舌の方向を向いた下顎または上顎の口腔領域)内に、かつ/または歯槽突起(歯槽を含む骨の肥厚堤)内に螺着される。続いて、対応する位置決めねじが印象に設置され、最後に印象に対しさらなる歯科技工作業が実行される。すなわち設置されるインプラント用の穿孔テンプレートの製造である。こうして手作業で作成された穿孔テンプレートは、こうして再位置決め補助具として働く位置決めねじ上にそれを弾装することによって、患者の口腔内に配置される。] [0005] しかし、米国特許2007077535に開示された方法は純粋にモデルベースであり、多くの欠点を有する。] [0006] 例えば、外科用テンプレートは従来のモデルベース方式で作製され、それによって従来から知られているように誤差源を免れず、例えば印象材の各々の収縮およびその後の外科用テンプレート模型用の鋳造材料の収縮、ならびに最後に模型における外科用テンプレートの材料の収縮は誤差の連鎖の誘因であり、それによって各工程段階で精度が喪失される。この精度の欠如は、一部の医療処置には容認されないかもしれない。] [0007] したがって、米国特許2007077535に開示された方法は、特に頬骨インプラントの植設のような重大な用途の場合、充分には働かないかもしれない。] [0008] さらに、米国特許2007077535に開示された方法に係る、歯科修復処置で使用される外科用テンプレートの大量特注生産は実現可能ではない。1つ1つの外科用テンプレートが、物理的模型およびモデルに対する膨大な量の手作業による適応を必要とする。] [0009] したがって、例えば骨吸収に悩まされる少なくとも部分的な無歯顎者における歯科処置のような、頭蓋外科処置に関連するコンポーネントの正確な再位置決めを容易化または達成するための改善された方法およびシステムは有利であろう。] [0010] したがって、本発明の実施形態は、添付する特許請求の範囲に記載の方法、システム、およびコンピュータプログラムを単独でまたは任意の組合せにより提供することによって、上記のような1つ以上の技術上の欠点、不利点、または問題点を好ましくは軽減、緩和、または解消しようとするものである。] [0011] 本発明の第1態様では、方法を提供する。該方法は、被術者における頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するコンピュータ実現方法である。該方法は、前記被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成し、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成し、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けることを含む。] [0012] 本発明の第2態様では、頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するための本発明の第1態様の方法を含む、実際の外科用テンプレートを作製する方法であって、前記仮想計画に基づいて実際の前記外科用テンプレートを作製するためのデータセットを提供し、前記実際の外科用テンプレートが、前記仮想的に計画された頭蓋穿孔インプラント誘導手術に対応する実際の頭蓋穿孔インプラント誘導手術で使用されるように工夫されるように、前記作製のためのデータセットから実際の外科用テンプレートを作製することを含む方法を提供する。] [0013] 本発明の第3態様では、システムを提供する。該システムは、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術の仮想計画をコンピュータで実現するように工夫され、該システムは本発明の第1態様に係る方法を実現するために工夫されている。該システムは、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのユニットと、前記仮想計画に基づいてデータを生成するためのユニットとを含み、前記仮想計画に基づいてデータを生成するための前記ユニットは、前記被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成するためのユニットと、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成するためのユニットと、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けるためのユニットとを含み、前記第3データセットは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレートの作製で使用されるように、かつ/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される。] [0014] 本発明の第4態様では、コンピュータによって処理するためのコンピュータプログラムを提供する。該コンピュータプログラムは、前記被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成するための第1コードセグメントと、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成するための第2コードセグメントと、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けるための第3コードセグメントとを含む、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためにコンピュータによって処理するためのコンピュータプログラムであり、前記第3データセットは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレートの作製で使用されるように、かつ/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される。] [0015] 該コンピュータプログラムはコンピュータ可読媒体に実装することができる。本発明の第4態様のコンピュータプログラムは、本発明の第1態様に係る方法の実行を可能にするように工夫することができる。] [0016] 本発明のさらなる実施形態が従属クレームで定義されており、そこでは、本発明の第2およびそれ以降の態様に関する特徴は、必要な変更が加えられて、第1の態様に関する特徴と同様である。] [0017] 本発明の一部の実施形態は、データ取得中にラジオグラフィックガイドが位置決めされたのと同じ位置に外科用テンプレートを高精度で再位置決めする。] [0018] 本発明の一部の実施形態はまた、正確であり無作為ではない仮想手術計画を策定する。] [0019] 一部の実施形態は、外科用テンプレートを固定保持し、その緩み、移動、または動きを効率的に防止する。これは、頬骨インプラントの植設のような重大な用途に特に有利であるかもしれない。] [0020] 一部の実施形態は、完全な無歯顎患者における外科用テンプレートの正確かつ確実な再位置決めを提供する。] [0021] 一部の実施形態は、実質的な無歯顎患者における外科用テンプレートの正確かつ確実な再位置決めを提供する。] [0022] 一部の実施形態は、固定された解剖学的基準点を欠く患者における外科用テンプレートの正確かつ確実な再位置決めを提供する。] [0023] 一部の実施形態は、外科用テンプレートの確実な再位置決めをもたらす、構造物を挿入可能な基準ねじ穴溝を提供する。] [0024] 一部の実施形態は、固定式または取外し可能な人工的基準要素の使用と組み合わせて解剖学的に固定された基準点に基づく仮想計画を策定することによって、解剖学的に正確に位置決めされた歯科修復を達成する。] [0025] 本明細書で使用する場合の用語「含む/含んでいる」は、記載した特徴、整数、ステップ、またはコンポーネントの存在を明記するものと解釈されるものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、コンポーネント、またはそれらの群の存在または追加を排除するものではないことを強調しておきたい。] 図面の簡単な説明 [0026] 本発明の実施形態が可能なこれらのおよび他の態様、特徴、および利点は、添付の図面を参照する本発明の実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。] [0027] 図1は、本発明の方法の実施形態を示すフローチャートである。] 図1 [0028] 図2は、ラジオグラフィックガイドの斜視図である。] 図2 [0029] 図3は、ラジオグラフィックガイド、バイトインデックス、および暫間インプラントを備えた被術者の頭蓋領域の略図である。] 図3 [0030] 図4Aは、定着ピンの側面図である。図4Bは、定着ねじの側面図である。図4Cは、暫間定着インプラントの側面図である。図4Dは、2部品型定着ねじの側面図である。] [0031] 図5は、暫間定着インプラントを用いて仮想計画時に共通頭蓋座標系で2つの3Dデータファイルを関連付ける事例の略図である。] 図5 [0032] 図6は、暫間定着インプラント位置を用いて仮想計画時に外科用テンプレート定着スリーブを位置決めする事例の略図である。] 図6 [0033] 図7は、前記仮想計画から提供されたデータから前記外科用テンプレートを設計および作製する事例の略図である。] 図7 [0034] 図8Aは、暫間定着インプラントの取外しの略図である。図8Bは、被術者の上顎のねじ穴溝の略図である。図8Cは、被術者の口腔内に装着された外科用テンプレートおよび外科用インデックスの略図である。] [0035] 図9Aは、外科用テンプレートの立面斜視図である。図9Bは、3つの定着ねじを持つ外科用テンプレートの立面斜視図である。図9Cは、1つの定着ねじおよび2つの定着ピンを持つ外科用テンプレートの立面斜視図である。] [0036] 図10は、別のラジオグラフィックガイドの斜視図である。] 図10 [0037] 図11は、ラジオグラフィックガイド、バイトインデックス、および定着ねじが設けられた被術者の頭蓋領域の略図である。] 図11 [0038] 図12は、定着ねじを用いて仮想計画において共通頭蓋座標系で2つの3Dデータファイルを関連付ける事例の略図である。] 図12 [0039] 図13は、定着ねじを用いて仮想計画において外科用テンプレート定着スリーブを位置決めする事例の略図である。] 図13 [0040] 図14は、頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのシステムの略図である。] 図14 [0041] 図15は、コンピュータ可読媒体に格納された、頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのコンピュータプログラムの略図である。] 図15 [0042] 本発明の実施態様は添付の図面を参照しながら説明されるであろう。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で実施されることができ、本明細書中に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が充分かつ完全であり、当業者に本発明の範囲を充分に伝達できるように提供される。添付の図面において例示される実施形態の詳細な説明において使用される用語は、本発明を制限することを意図していない。図面において、類似の数字は類似の要素を示す。] [0043] 以下の記述は、歯科インプラントに適用可能な本発明の実施形態に集中している。しかし、本発明はこの用途のみに限定されず、例えば顎顔面インプラント、または義耳、義鼻、もしくは義眼のようなインプラント定着頭蓋または顔面プロテーゼを含め、被術者における他の多くの頭蓋穿孔インプラントに適用することができることは理解されるであろう。] [0044] 以下で、ドリルおよびインプラント誘導手術、自己穿孔インプラント等を仮想計画することを含む、被術者における頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想計画する方法の実施形態をさらに詳しく説明する。] [0045] 図1に示す方法1は、被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た第1入力データに基づいて第1データセットを生成するステップ100を含む。] 図1 [0046] 第1データセットの基になる第1入力データは、種々の方法で、かつ種々のデータ生成源から、例えばCTスキャン、MRスキャン、超音波撮像、光学撮像、表面スキャン、タッチ・プローブ・スキャン、3D写真撮影、口腔内スキャナ等から得ることができる。] [0047] 基準構造物は、例えば上述したデータ生成源を用いたデータ取得によって入力データが得られるように工夫することができる。一部の実施形態では、基準構造物は、患者の頭蓋骨構造に対する規定の固定関係をもたらすように工夫され、かつ(第1)組の入力データを提供するように構成された製造構造物とすることができる。基準構造物は、頭蓋骨構造の骨組織に定着するように工夫され、かつ骨組織に対して固定関係に外科用テンプレートの定着を容易化するように工夫された定着要素とすることができる。基準構造物は例えば暫間定着インプラント、定着ピン、既存のインプラント等とすることができる。] [0048] 基準構造物は一部の実施形態では、骨組織に一時的に固定されることができる。] [0049] 例えば暫間定着インプラントは患者の骨組織内に挿入され、そのデータの登録中、そこに残される。それはまたその後の期間中にもその位置に残され、例えば外科処置の仮想計画策定のため、および実際の外科用テンプレートの作製のために使用される。最初に、実際の外科処置中に、外科用テンプレートのガイドスリーブによって案内され、したがって外科用テンプレートを所定の位置に正確に係止する定着ねじの挿入用の基準ねじ穴溝を残して、暫間定着インプラントは骨組織から取り外すことができる。] [0050] 暫間固定基準構造物の別の例として、データの登録中にラジオグラフィックガイドのようなマスタ構造物を頭蓋部分に固定するように工夫された定着ねじがある。次いで定着ねじは取り外され、ラジオグラフィックガイドのようなマスタ構造物が取り外され、頭蓋骨構造にねじ穴だけが残る。定着ねじによって残されたねじ穴は次いで、そこに挿入される暫間定着インプラントで充填され、前段落で説明した通り、実際の外科処置まで所定の位置に残される。したがって一部の実施形態では、構造物のその後の取外しが容易化されるように、定着ねじまたは暫間定着インプラントは、周囲の骨組織とのオッセオインテグレーションを回避するように工夫することが有利であるかもしれない。] [0051] 基準構造物は、一部の実施形態では、以前に患者の骨組織に植設された歯科インプラントのような既存の定着インプラントの場合のように、骨組織に永久固定されることができる。] [0052] 加えて、複数の同一、同様、または任意に異なる基準構造物が患者内に存在し、第1データセットのための入力データを提供するために使用されることができる。] [0053] 基準構造物は、それらの位置、方向、および/または向きを識別するために所定の密度および/または形状を有することができる。] [0054] 図4A、4B、および4Cに示すような一部の実施形態では、基準構造物は、骨組織に対して固定関係に外科用テンプレートを定着させるように工夫された定着ねじ5、7とすることができ、前記定着ねじ5、7は尖端57、77と、骨組織に暫間定着するためのねじ定着部55、75と、外科用テンプレートのガイドスリーブ内に摺動挿入するためのスリーブ部53、73と、前記ガイドスリーブのトップショルダと嵌合して協働する停止ショルダ51、71と、ヘッド部50、70とを含むことができる。] [0055] 基準構造物は、前記ヘッド部70と、停止ショルダ71と、スリーブ部73とを含む近端部品7a、および前記ねじ定着部75と尖端73とを含む遠端部品7b、ならびに近端部品7aおよび遠端部品7bを相互に係脱自在に係止するための接続インタフェースを含む2部品定着ねじ7(図4C)とすることができる。近端部品7aは、歯科インプラントの対応する接続インタフェースと係脱自在に係合するように適応された接続インタフェースを含むことができる。] [0056] 基準構造物は、尖端67と、骨組織に暫間定着するためのねじ定着部65と、暫間定着インプラント6の長手軸に対して固定関係に配置された遷移部63と、ねじ部65の外径と比較してわずかに拡張された直径の頂部64を有するヘッド部60とを含み、前記ヘッド部60の前記頂部64が軟組織に並置するように工夫された、暫間定着インプラント6(図4B)の形の定着要素とすることができる。] [0057] 基準構造物の尖端は円錐形、円錐台形、またはねじ部55、65、75の最大外径に対して縮径の形状を有する先端を含むことができ、前記先端は近位部をねじ部55、65、75の遠端に隣接する筒状部に隣接し、かつ前記筒状部は、ねじ部55、65、75が挿入される穴の直径にほぼ一致する直径を有する。これは、骨組織の穴内への基準構造物の正確かつ制御された挿入をもたらす。] [0058] 方法はさらに、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た第2入力データに基づいて第2データセットを生成するステップ110を含む。] [0059] 第2データセットの基になる第2入力データは、種々の方法で、かつ種々のデータ生成源から、例えばCTスキャン、MRスキャン、超音波撮像、光学撮像、表面スキャン、タッチ・プローブ・スキャン、3D写真撮影、口腔内スキャナ等から得ることができる。] [0060] マスタ構造物は、例えばラジオグラフィックガイド、歯科印象、骨組織の表面および/またはトポグラフィまたは軟組織の表面および/またはトポグラフィのような被術者の実際の解剖学的状態の部分等とすることができる。] [0061] 第2データセットは、実際の外科処置中に実際の外科用テンプレートが配置され、嵌合され、または他の方法で固定される解剖学的頭蓋構造のトポグラフィックデータを含むことができ、かつ第2入力データに基づく。第2入力データはしたがって、例えば外科処置中に解剖学的頭蓋構造に向けておよび/または界接して配置される外科用テンプレートの部分のためのデータを提供するための基礎を提供することができる。] [0062] 第2データセットは、例えばラジオグラフィックガイドからの入力データに基づく、口腔軟組織表面構造のトポグラフィック形状のためのデータを含むことができる(すなわち軟組織に界接するラジオグラフィックガイドの部分は、第2データセットの基礎としてのデータを提供する)。第2データセットはしたがって、軟組織に向けておよび/または界接して配置されかつ対応する形状を有する外科用テンプレートの部分のデータを提供するための基礎をもたらす。] [0063] 第2データセットは、骨のトポグラフィック形状のデータを含むことができる。] [0064] 第2データセットは、マスタ構造物の3D表面モデルであることができる。] [0065] マスタ構造物は、少なくともデータ取得の時点で基準構造物に対して規定の関係を有する。前記規定の関係は、前記第2データセットが生成されるときに少なくとも前記出来事の間、規定の固定関係である。例えばマスタ構造物がラジオグラフィックガイドである場合、これはデータ取得後に患者から取り外される。例えばマスタ構造物が患者の固定された解剖学的構造である場合、第2入力データセットのデータ取得後、それは適位置に維持される。] [0066] 方法はさらに、マスタ構造物に対する基準構造物の関係が維持され、それによって外科用テンプレートを作製するための第3データセットがもたらされるように、第1データセットを第2データセットと関連付けるステップ120を含む。] [0067] 第3データセットはしたがって、被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た第1入力データに基づく第1データセットのためだけでなく、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た第2入力データに基づく第2データセットのためでもある情報要素を含むことができる。マスタ構造物は、基準構造物に対して少なくともデータ取得の時点で固定された規定の関係を有するので、第3データセットから作製された実際の外科用テンプレートは、第2入力データセットのデータ取得の時点でのマスタ構造物と同様に、基準構造物に対して、したがって骨構造に対して正確に再位置決めすることができる。] [0068] 外科用テンプレートは、ドリルおよびインプラント誘導手術のための外科用テンプレート、またはさらに下述するように、頭蓋外科処置に使用するように工夫された他の医用製品とすることができる。] [0069] この文脈で用語「関連付け」とは、第1および第2データセットを共通座標系に配置もしくは照合すること、または第1データセットおよび第2データセットを相互に固定関係にリンクさせること、または第1データセットおよび第2データセットを相互関係に配置すること、または第1データセットおよび第2データセットを結合状態、適切な連携状態または関係にすること、または第1データセットおよび第2データセットを相互に連結することを含むことができる。] [0070] 当該方法の目的は、実際の頭蓋外科処置中に実際の外科用テンプレートを望ましい位置に、および患者の解剖学的構造に対して望ましい関係に位置決めすることを容易にすることである。この位置決めは、頭蓋外科処置の仮想計画にできるだけ厳密に一致させるために高い精度および確度で達成される。位置決めは、例えば、ラジオグラフィックガイドのような別のコンポーネントが頭蓋外科処置の前記仮想計画に入力データを提供するためにデータ取得中に以前に位置決めされたのと同じ位置に、外科用テンプレートを位置決めする場合、再位置決めを含む。したがって、当該方法は、ラジオグラフィックガイドが以前に配置されたのと同じ、頭蓋に対する位置に外科用テンプレートを再位置決めすることを容易にする。] [0071] 加えて、頭蓋外科処置中に外科用テンプレートの確実な固定がもたらされる。さらに、外科用テンプレートの固定は単純であり、外科処置が完了した後、確実に解放可能である。] [0072] 本願の文脈における頭蓋外科は、頸部から上の身体領域に対して実行されるドリルおよびインプラント誘導手術、すなわち歯科手術、顎顔面手術、または鼻、耳、または目のような他の頭蓋身体部分のインプラント固定プロテーゼを位置決めするための外科手術を含む。頭蓋外科はまた、骨置換、骨整復、または骨構造の増強のような他の手術をも含むことができる。] [0073] 規定の位置ならびに方向および/または向きを有する基準構造物は登録され、そのデータはドリルおよびインプラント誘導外科処置の仮想計画策定のために提供される。仮想計画策定は、定着スリーブ731、732、733(図9A参照)のような再位置決めコンポーネントのマスタ構造物に対する位置を直接または間接的に規定することを含む。マスタ構造物は再位置決めコンポーネントと組み合わせて、外科用テンプレートを形成することができる。] [0074] 仮想計画が完成すると、実際の外科用テンプレートの作製に役立つデータ(第3データセット)が提供される。実際の外科処置中に使用される実際の外科用テンプレートは、したがって被術者における望ましい位置に高精度で位置決めされるので、事前に仮想的に計画された通り、高精度の実際の外科処置が達成される。その結果として、実際の外科用テンプレートによって、ドリルおよびインプラントもまた患者の骨組織に高い精度で誘導され位置決めされる。インプラントは例えば歯科インプラント、または他の頭蓋もしくは顔面プロテーゼのための定着インプラントとすることができる。] [0075] 歯科インプラントの仮想計画は、あらゆる目的のために参照によって本書に援用する本願と同一出願人の未公開特許出願SE0701296−6に記載する通り、本願と同一出願人の方法に従って策定することができる。この方法によると、歯科修復物の少なくとも1本の歯の位置およびしたがって歯科インプラントの適切な位置は、解剖学的に安定している解剖学的に固定された基準点に基づいて決定される。したがって、患者特異的に解剖学的に正確に位置決めされた歯を有する歯科修復物がもたらされる。] [0076] データ登録、データ関連付け、外科処置の仮想計画策定、外科用テンプレートの作製、および実際の外科処置の実施例を以下にさらに掲げる。] [0077] 一部の例示的実施形態a)〜c)において、第1データセットおよび第2データセットは次の通り与えられる。 a)第1データセット: ・基準構造物は、計画された外科処置の部位の骨組織に位置決めされた人工基準構造物、例えば暫間定着インプラントまたは患者の口腔に既存の歯科インプラントであり、第1入力データセットを生成するために使用される。 ・マスタ構造物はラジオグラフィックガイド、すなわち義歯、義鼻、義耳等をはじめ歯科修復物のような計画された外科処置の部位に位置決めすることが望まれる解剖学的修復物の複製である。] [0078] 第1データセットは、患者の骨構造に対して規定された固定関係を有する人工基準構造物から得た第1入力データに基づいて生成される。] [0079] 第1入力データは、計画された外科処置の部位を、計画された外科処置の部位に位置決めされたラジオグラフィックガイドと一緒にCTスキャンすることによって得ることができる。ラジオグラフィックガイドは、患者の口内に挿入され、および適位置に維持された歯科プロテーゼのような、計画された外科処置の部位の骨構造に固定する必要はないが、第1入力データセットを生成するときに、それに対する規定の空間関係を持つ必要がある。規定の空間位置は、アクリル製ラジオグラフィックガイド上のグッタペルカマーカのような適切な基準マーカによって登録することができる(したがって撮像アーチファクトは回避される)。第1入力データセットはしたがって、基準構造物のデータおよび基準構造物に対するラジオグラフィックガイドの(基準マーカのおかげで決定可能な)位置を含む。] [0080] 第1入力データセットは、基準構造物のX/Y/Z座標、例えば基準構造物の尖端および冠状部の座標を含むことができる。] [0081] この第1入力データから基準構造物の位置がもたらされる。] [0082] 第1データセットはしたがって、第1入力データセットに基づいて導出することができる。例えば基準構造物の位置は、第1入力データセットによってもたらされる。この位置(および基準構造物の構造の知識)から、例えば定着スリーブの座標は、基準構造物に対して規定の関係を持つことができる。したがって第1データセットは、基準構造物に対する定着スリーブの位置のデータを含むことができる。第1データセットはしたがって、実際の外科用テンプレートのための作製データに定着スリーブの位置を規定することができる。第1データセットは、定着スリーブに対してすでに計算された座標とすることができる。] [0083] 第1データセットはまた、基準構造物に間接的に関連付けることもできる。1例としてボクセルをベースとするマッチング、例えば基準構造物の空間における位置を識別するための基準構造物の規定の形状および/またはHU(ハウンズフィールド単位)値のマッチングがある。 第2データセット:マスタ構造物の高分解能データは例えば、第2入力データセットを提供する第2CTスキャンによって得られる。グッタペルカ基準マーカが取り付けられたアクリル製ラジオグラフィックガイドの場合、第2入力データセットは、グッタペルカマーカおよびラジオグラフィックガイド自体の構造の位置のデータを含む。この第2入力データセットから第2データセットが生成され、例えば(ラジオグラフィックガイドが基準構造物に対して規定の関係を有していた場合に)第1入力データのためのデータ取得の発生中と同じ位置に、口腔内で軟組織に向けて配置すべき外科用テンプレートの部分を画定するためのデータがもたらされる。 第1データセットおよび第2データセットを関連付けることによって、第3データセットが提供される。第3データセットから、(第2データセットに基づいて)軟組織に向けてまたはそれに当てて正確に再位置決めするための部分を有し、および(第1データセットから)基準構造物に対して外科用テンプレートを位置決めするための少なくとも1つのユニット(ガイドスリーブ)を有する、実際の外科用テンプレートを作製することができる。したがって、第3データから作製される外科用テンプレートは、外科処置中に望ましい位置に確実に係止することができる。] [0084] b)第1データセット: ・基準構造物は実施例a)の場合と同様に人工基準構造物であり、第1入力データセットを生成するために使用される。 ・マスタ構造物は、放射線不透過性構造または材料を含むラジオグラフィックガイドである。] [0085] 事例a)の場合と同様に、第1入力データセットは、計画された外科処置の部位を、計画された外科処置の部位に位置決めされたラジオグラフィックガイドと一緒にCTスキャンすることによって得られる。ラジオグラフィックガイドは放射線不透過性であるので、その構造および位置はどちらも第1入力データセットから決定可能である。] [0086] 第2入力データセットは、第1入力データセットのサブセット、すなわちラジオグラフィックガイドの放射線不透過性構造のCTスキャンから得られた構造情報である。] [0087] 第1および第2入力データセットから生成された第1および第2データセットに基づいて作製され、実際の外科処置中に基準構造物の位置に係止される実際の外科用テンプレートを位置合わせすることによって、より確実に再位置決めが行なわれる。] [0088] c)第1データセット: ・基準構造物は、実施例a)の場合と同様に人工基準構造物であり、第1入力データセットを生成するために使用される。 ・マスタ構造物は、計画された外科処置の部位における患者の既存の解剖学的構造の表面である。既存の解剖学的構造は、基準構造物に対して実質的に不動である骨組織の表面または軟組織の表面とすることができる。 骨組織の表面の実施例は、例えば「フラップ」歯科手術中に利用可能な下顎または上顎の外表面を含む。外科用テンプレートは、実際の外科処置中に、骨組織に定着させた基準構造物に適位置で固定された骨表面上に載置されるように作製することができる。 軟組織の表面の実施例は、例えば「フラップレス」手術中に利用可能な歯肉の表面を含む。外科用テンプレートは、実際の外科処置中に、下にある骨組織に定着させた基準構造物に適位置で固定された歯肉表面上に載置されるように作製することができる。 第2データセット:第2入力データセットは、基準構造物に対して固定関係を有する骨組織表面および/または軟組織表面の位置およびトポグラフィのデータを含む。したがって第2データセットは第2入力データセットに基づいて生成される。 第1データセットおよび第2データセットを関連付けたので、仮想的に計画された外科用テンプレートの表面は、計画された外科処置の部位における骨組織および/または軟組織の対応する外部表面に接触させるように計画することができる。加えて、ガイドスリーブのような固定容易化要素は、基準構造物の位置および方向に基づいて仮想的に計画される。併せて、仮想計画用の適切な入力データを生成するためのラジオグラフィックガイドを必要とすることなく、実際の外科用テンプレートを作製するためのデータがもたらされる。] [0089] 仮想計画策定方法の特定の実施形態について、ここで図2〜9に関連してさらに詳しく説明する。] 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図2 図3 図4A-4D 図5 [0090] 図2に、複数の放射線不透過性基準マーカ210、例えばグッタペルカから作られたCTスキャンのための球状マーカを含む、ラジオグラフィックガイド2の形のマスタ構造物が示されている。] 図2 [0091] ラジオグラフィックガイドは、CTスキャン中に歯、軟組織表面、および無歯顎空間をシミュレートするために使用される。ラジオグラフィックガイドは、アクリル系のようなまたは同様の密度を持つ非放射線不透過性材料から作られる。] [0092] 完全無歯顎の場合、患者の既存のもしくは最適化されたプロテーゼまたは新たに作製されたプロテーゼを、ラジオグラフィックガイドとして使用することができる。] [0093] ラジオグラフィックガイドは例えば次のように作成することができる。両顎の印象およびオクルーザルインデックスのようなバイト・レジストレーション・インデックスの採得が行なわれる。バイトインデックスは剛性材料を用いて採得される。完全無歯顎の場合、バイトレジストレーションは、既存のもしくは最適化されたプロテーゼまたは必要ならば新たに作製されたプロテーゼ、すなわちラジオグラフィックガイドに相当するものを用いて採得することができる。反対側の顎に数本の歯があるだけで、部分プロテーゼを着用しない患者の場合、歯が欠損している領域には、オクルージョンインデックス材が歯槽堤と接触するように充填される。これはバランスの取れたバイトレジストレーションを確実にするためである。] [0094] ラジオグラフィックインデックス330は、患者の最適咬合を確実にし、データ生成中に、すなわちここでは第1CTスキャン中に、ラジオグラフィックガイドが最適位置に着くことを確実にするために使用される。図2に示す通り、ラジオグラフィックガイド2は例えば、歯科修復物によって再形成すべき軟組織に対応する第1部分230を有し、かつ被術者の顎、例えば図3に示すように被術者の頭蓋3の上顎(上部顎骨)300に取り付けるための患者の歯科プロテーゼの複製である。ラジオグラフィックガイドはさらに、歯科修復物の歯に対応する第2部分220を含む。] 図2 図3 [0095] 問題点は、歯科印象からラジオグラフィックガイドを作製するために使用されるアクリル系材料が重合するときに収縮することである。この事実は、上記「発明の背景」の欄に記した従来の再位置決めの困難さの一因となる。これは、下述の通り、歯科印象を採得しおよび作成された印象を表面スキャンするためにトリプルトレイを使用することによって解決することができる。] [0096] 図4Cに示すように暫間定着インプラント6の形の本実施形態の基準構造物は、被術者の上顎300に挿着される。外科医は例えば、ねじ部65と比較してわずかに拡張した直径を有するヘッド部60の頂部64だけが軟組織に突出する深さまで、暫間定着インプラント6を顎骨組織内に位置決めすることができる。] [0097] このようにして、ラジオグラフィックガイド2は、実質的に修正無しでまたは軽微な修正だけで、暫間定着インプラント6の突出部上を容易に摺動することができる。この場合、外科用テンプレートが作製に利用可能な充分な材料を有することを確実にするので、非常に有利であるかもしれない。] [0098] 図3には、方法のステップ110に従って、患者データおよび基準構造物のデータのみならずラジオグラフィックガイドの放射線不透過性部分のデータをも含む第1データセットを生成および/または登録するために、ラジオグラフィックガイド2、バイトインデックス330、および暫間定着インプラント6が適位置にある被術者の頭蓋領域が示されている。被術者の下顎(下部顎骨)310は、図3の図解の実施例では、ラジオグラフィックガイド2の第2部分220に対向して、バイトインデックス330によって分離された歯312のある状態で示されている。バイトインデックス330は、反対側の顎に対するラジオグラフィックガイドの適切な向きを確実にする。] 図3 [0099] 図4Aには、尖端47と、骨組織内に定着するための定着部45と、外科用テンプレートのガイドスリーブ内に摺動挿入するためのスリーブ部43と、ガイドスリーブのトップショルダと嵌合して協働する停止ショルダ41と、定着ピン4の取扱いを可能にするためのヘッド部40とを有する、従来の定着ピン4が図示されている。定着ピン4は従来、外科用テンプレートを隣接する骨組織に固定するために使用されている。定着ピンのためのガイドスリーブが、仮想的に計画された外科用テンプレートに付加され、実際の外科用テンプレートはこの仮想計画によって提供されたデータから作製される。] [0100] 図4Bには、尖端57と、骨組織内に暫間定着するためのねじ定着部55と、外科用テンプレートのガイドスリーブ内に摺動挿入するためのスリーブ部53と、ガイドスリーブのトップショルダと嵌合して協働する停止ショルダ51と、定着ねじ5の取扱いを可能にするためのヘッド部50とを有する定着ねじ5が示されている。ヘッド部50は、ソケットレンチのような差込具のための係脱自在なインタフェースを含むことができる。定着ねじは、定着ピン4を使用する場合と比較して、隣接する骨組織に対する外科用テンプレートの改善された係止をもたらす。] [0101] 図4Cには、尖端67と、骨組織内に暫間定着するためのねじ定着部65と、暫間定着インプラント6の長手軸に対して固定関係に配置された遷移部63と、暫間定着インプラント6の取扱いを可能にするためのヘッド部60とを有する、暫間定着インプラント6が示されている。ヘッド部60は、ソケットレンチのような差込具のための係脱自在なインタフェースを含むことができる。] [0102] 図4Cには2部品定着ねじ7が示されている。定着ねじ7は第1遠端部品7bと第2近端部品7aとを含む。] [0103] 遠端部品7bは、暫間定着インプラント6と同様に、尖端77と、骨組織内における暫間定着のためのねじ定着部75と、遠端部品7bの長手軸に対して固定関係に配置された遷移部73とを含む。] [0104] 近端部品7aは、外科用テンプレートのガイドスリーブ内に摺動挿入するためのスリーブ部78と、ガイドスリーブのトップショルダと嵌合して協働する停止ショルダ71と、暫間近端部品7aの取扱いを可能にするためのヘッド部70とを含む。ヘッド部70は、ソケットレンチのような差込具のための係脱自在なインタフェースを含むことができる。] [0105] 遠端部品7bおよび近端部品7aは、2つの部品相互の解除可能な接続をもたらすための嵌合接続インタフェースを含む。近端部品7aの遠端部は例えば、遠端部品7bのヘッド部64の対応する陥凹固定要素と嵌め合い係合するための解除可能な突起固定要素79を含む。固定要素79は、遠端部品7bの対応するねじ穴内に挿入するためのねじとすることができる。このようにして、近端部品7aおよび遠端部品7bは、共通長手軸を中心に配置された単一のユニットに組み立てることができる。] [0106] 組み立てられた定着ねじ7は、図4Bに示した定着ねじ5に相応する。しかし、この定着ねじ7を2つの部分に分割できるという特徴は、多くの利点を有する。例えば遠端部品7bは骨組織内に挿置し、適位置に残しながら、おそらく着脱自在の暫間キャップで近端64およびその中の陥凹固定要素を被覆することができる。次いで遠端部品7bの位置は、遠位部7bの空間における位置のデータをもたらす例えばCTスキャンによって、決定することができる。とりわけ、このデータに基づいて、歯科修復物の仮想計画策定後に、外科用テンプレートを作製することができる。次いで近端部品7aは、仮想計画の結果得られたデータから作製された実際の外科用テンプレートのガイドスリーブを介して、依然として骨組織内の適位置にある遠端部品7bと組み合わせることができる。歯科インプラントは、歯科インプラントを挿置するためのくり穴を設ける外科用ドリルのためのガイダンスとして、外科用テンプレートを使用して植設することができる。この医療処置が終了した後、定着ねじ7は骨組織から除去することができる。固定要素79のねじは例えばねじ部75とは逆のねじ方向を有することができる。したがって近端部品7bのヘッド部70に加えられたトルクは、定着ねじ7の組立てを緩めることなく、遠端部品7bに確実に伝達される。] [0107] 加えて、近端部品7aは、患者における既存の歯科インプラントへの解除可能な固定に使用することができる。この場合、近端部品7aの接続インタフェースの固定要素79は、標準歯科インプラント接続インタフェースと嵌合することができる。このようにして、近端部品7aは、外科用テンプレートにおける適切なガイドスリーブを介して、既存の歯科インプラントへの外科用テンプレートの取付けをもたらすことができる。] [0108] 実施形態において、尖端部57、67、77は、円錐形、円錐台形、またはねじ55、65、75それぞれの最大外径に対して縮径の形状を有する先端を含むことができる。先端は近位部をねじ55、65、75それぞれの遠端に隣接する筒状部に隣接する。筒状部は、ねじ55、65、75それぞれが挿入されるように意図された穴の直径にほぼ一致する直径を有する。この直径はまた、ねじ部55、65、75それぞれのねじ底の直径としても選択される。尖端57、67、77は丸みを帯びた先端を含むことができる。このようにして、尖端はねじ部57、67、77を穴内に挿入するための誘導体として働くので、穴への確実かつ安全な挿置が提供される。ねじ部がこうして穴内に挿置されると、骨組織内における確実な固定が達成される。] [0109] 定着ねじ5、暫間定着インプラント6、または定着ねじ7は、骨組織内に永久植設するように意図されていない。それらは特定の期間後に骨組織から取り外される。周囲の骨組織とのオッセオインテグレーションは望ましくなく、定着ねじ5、暫間定着インプラント6、または定着ねじ7はオッセオインテグレーションをもたらすようには適応されない。] [0110] 対照的に、歯科インプラントは、植設後にオッセオインテグレーションを達成するように意図される。] [0111] 一部の実施形態では、1つ以上の既存の歯科インプラントを、患者に固定された基準構造物として使用することができる。患者が以前に1つ以上の歯科インプラントを設けている場合、これらを本発明の方法の実施形態で使用することができる。インプラントの空間における位置が登録されて第1入力データに提供され、それに基づいて第1セットのデータを生成することができる。] [0112] 上述の通り、患者の状態の第1入力データが図3に示すように生成される。第1入力データセットは、基準構造物すなわち本実施形態では暫間定着インプラント6の空間における位置のデータを含む。第1入力データセットは、この実施形態では、第1データセットにおけるラジオグラフィックガイド2のグッタペルカマーカの位置を介して決定されるマスタ構造物の位置のデータをも含む。このようにして、基準構造物、マスタ構造物、および骨組織の間の規定の関係は、第1データセットから決定可能である。しかし、実務的に実現可能な仮想計画を提供するために、例えば−非放射線不透過性であって第1入力データに基づいて第1データセットを生成するために有用なデータをもたらさない部分のデータを提供する、マスタ構造物の第2入力データセットを提供することも必要である。] 図3 [0113] 医療処置のコンピュータベースの仮想計画を策定するためのデジタル化患者データを含む入力データセットは、以下をはじめとする種々の方法で生成することができる。 ・3Dデータ−例えばタッチ・プローブ・スキャナまたは光学スキャナを用いて、患者の身体部分の印象または鋳造モデルをスキャンすることから提供される。 ・オルソパントモグラム(OPG)を含め、CT、MR、X線、超音波のような撮像モダリティからの患者データ ・2Dおよび3D写真 ・3D骨格モデルおよび/または皮膚モデル] [0114] OPGは、基本的に耳から耳までの半円形の2次元図を提供する上下顎のパノラマスキャン歯科X線である。] [0115] 2重スキャン技術に従って、2回のCTスキャンが実行される。(1)患者にラジオグラフィックガイドおよびラジオグラフィックインデックスのみならず基準構造物を用いる最初の患者CTスキャンは、第1入力データをもたらす。(2)ラジオグラフィックインデックス無しでラジオグラフィックガイドだけの2回目のCTスキャンは、第2入力データをもたらす。ラジオグラフィックガイドに対して生成されるハウンズフィールド単位は軟組織のそれに非常によく似ているので、2重スキャンは単一CTスキャンからラジオグラフィックガイドを抽出するために使用される。] [0116] 2重スキャンの目的は、患者の歯槽骨組織(第1スキャン)、骨組織に固定された基準構造物(第1スキャン)、およびラジオグラフィックガイドの詳細データ(第2スキャン)の明瞭かつ正確なデータを得ることである。ラジオグラフィックガイド上のグッタペルカマーカは、両方のスキャンの各々によって生成される入力データの正確なデータ併合またはデータ関連付けを実行するために基準点として使用することができる。] [0117] NobelGuide(登録商標)コンセプトによって提供されたデュアルスキャン技術に従って、数回のCTスキャンのマッチングを行なうことができる。上述の通り、それは例えばラジオグラフィックガイドと患者データとのマッチングのために使用される。] [0118] 異なる入力源からのデータをマッチングするための別のマッチング技術は、本願と同一出願人の例えば2007年1月17日出願の特許出願PCT/EP2007/050426に記載されており、その内容全体を参照によって本書に援用する。そのようなデータは、第1入力データセットおよび/または第2入力データセットとして提供することができる。] [0119] 第1入力データおよび第2入力データを含むデジタル化患者データから、患者の身体の頭蓋部位における外科処置の仮想治療計画が策定される。この患者治療計画は、外科処置で使用される製品の設計およびカスタマイズを可能にする。このようにして、インプラント、プロテーゼ、骨置換材を鋳造するための膜、外科用テンプレート、カッティングテンプレート、ドリルおよびインプラント誘導手術のための外科用テンプレート、延伸処置のための誘導テンプレート等のような医用製品の作製のためのデータが提供される。製品は暫間ブリッジ、ブリッジのためのフレームワーク、最終ブリッジ、コーピング、アバットメント、外科用テンプレート、骨プロテーゼ、3D骨解剖学的インプラント、膜等を含むことができる。] [0120] このデータに基づいて、製品が作製され、その仮想計画に基づいて実際の外科処置を実行するために使用することができる。] [0121] 実際の医療処置の望ましい最終結果を仮想的に計画するために、例えば仮想歯のライブラリ、顔面のような身体部分の画像、内容全体を参照によって本書に援用する本願と同一出願人のWO95/22299に記載されているような仮想咬合器、ドリルおよびインプラント誘導手術のための外科用テンプレートまたはカッティングテンプレートのデータを提供するためのインプラント位置のシミュレーション等のような幾つかのツールを使用することができる。そのようなツールによって、医療処置の望ましい最終結果を仮想的に決定または検証することができる。] [0122] したがって、上で説明した通り、例えば患者入力データに基づいて、例えばCT、MRのような撮像モダリティまたはスキャンされる患者の身体部分の印象から、患者の現在の解剖学的状況が分かる。医療処置すなわち外科処置の最終結果は仮想的に計画され、例えば医療用ワークステーションのディスプレイ上に提示することができる。仮想計画は、医療処置で使用される医用製品を作製するために使用されるデータを提供することができる。このようにして、実際の医療処置をその仮想計画に基づいて実行することができる。実際の医療処置中に、仮想計画のデータおよび/または入力データに基づいて作製された医療用製品を使用することができる。] [0123] 本発明の文脈では、歯科修復術の仮想計画についてこれ以上詳述しない。詳細な説明は例えば上で引用した参考文献に掲げられており、それらの内容全体を参照によって本書に援用する。本発明の文脈では、仮想的外科用テンプレートの仮想計画を策定するための入力データを提供すること、および前記仮想計画から対応する実際の外科用テンプレートを製作するためのデータを提供することに重点が置かれている。] [0124] 図5は、仮想計画で暫間定着インプラントを用いて2つの3Dデータファイルを共通頭蓋座標系で関連付ける略図である。] 図5 [0125] 第1入力データに基づいて第1データセットを生成するために、暫間定着インプラントの位置および方向が、例えば表面検出、物体認識等のような適切なアルゴリズムによって突き止められる。第1入力データのような入力画像データで、例えばボクセルをベースとするマッチングを実行することができるが、すなわち、例えば形状および/または密度をベースとする識別を実行し、暫間定着インプラントまたは定着ねじの位置および方向を提供することができる。] [0126] 図示した実施例では、2つの暫間定着インプラント6が上顎300に螺着される。第1入力データセットは、例えば医療用ワークステーションの画面上に視覚化される、図5の左上に示すような頭蓋500におけるグッタペルカマーカ520および暫間定着インプラント511、512の位置のデータを含む。] 図5 [0127] 第1入力データは、データセットの残りのデータと関連するが、図5の左下に示すようなラジオグラフィックガイド530を表わすグッタペルカマーカ540の位置をも含む。] 図5 [0128] 別個の第1および第2の3Dデータファイルは、両方のデータセットのグッタペルカマーカ520、540を共通座標系でマッチングすることによって位置合わせされ、結果的に図5の右側に示すように共通データセットが得られる。マスタ構造物すなわちラジオグラフィックガイド2に対する基準構造物すなわち暫間定着インプラント6の関係が維持されるように、第1および第2データセットは相互に関連付けられる。] 図5 [0129] 図6は、仮想計画で暫間定着インプラント位置を用いて、外科用テンプレート定着スリーブを位置決めする略図である。暫間定着インプラントの位置は、上述した定着ねじ5のような定着装置のための少なくとも1つのスリーブを仮想的に計画し、位置決めするために使用される。実施例では、第1暫間定着インプラント511の位置および方向から第1定着スリーブ531が計画され、および(この例示的実施形態では)第2暫間固定インプラント512の位置および方向600から第2定着スリーブ533が計画される。] 図6 [0130] 基準構造物の空間における位置、すなわちそれらの位置および方向を含む第1入力データセットは、第1入力データセットから種々の方法で得ることができる。例えば基準構造物の空間における位置は、それらの所定の形状または密度との比較に基づいて、第1入力データセットで識別することができ、そこで第1入力データは前記空間における位置を含む。さらに詳しくは、CADオブジェクトデータベースは、例えば歯科修復処置で使用されるコンポーネントの形状、密度、および/または寸法のデータを含むことができる。これらのコンポーネントは、本発明の方法で使用される基準構造物、例えば暫間定着インプラント、既存の標準歯科インプラント、定着ねじ、2部品定着ねじの近端部品および/または遠端部品等を含むことができる。コンポーネントの識別は、例えば第1入力データにおけるオブジェクトの形状または密度とCADオブジェクトデータベースとのマッチング比較により達成することができる。例えば第1入力データセットで、オブジェクトデータベースのコンポーネントと合致する基準構造物の探索が行なわれる。] [0131] 所定の形状は、基準構造物の長手方向に非対称な形状であることができる。したがってデータセットにおけるオブジェクトの所定の形状を識別することによって、その向きを含めて空間における位置を、非対称な形状に基づいて決定することができる。例えば定着ねじ5または暫間定着インプラント6のようなコンポーネントは、それらの尖端部およびつば部で異なる直径を有することができ、それはオブジェクトの上記比較によるコンポーネントの方向および向きの識別を容易にする。] [0132] 識別は、コンポーネントの部分、例えば歯科インプラントまたは暫間定着インプラントの冠状部の非対称な形状を識別することによって行なうことができる。コンポーネントのそのような部分の識別後に、そのコンポーネントの形状の残部をCADオブジェクトデータベースから追加することができる。このようにして、完全なコンポーネントのデータを提供することができ、それは歯科処置の仮想計画策定に使用することができる。完全なコンポーネントから、第1データセットを生成することができる。] [0133] 識別はオブジェクト識別モジュールとして実現することができる。オブジェクト識別モジュールは、コンポーネントおよび/または空間におけるその位置(位置、方向、および向き)の識別を3Dデータセットで提供することができる。コンポーネントは本書に記載するように基準構造物とすることができる。] [0134] オブジェクト識別モジュールは、定着ねじ、暫間定着インプラント、または既存のインプラントのような基準構造物のデータを含む任意の入力データセットを使用することができる。入力データセットは、CTスキャナ、口腔内スキャナ等のような種々のデータ生成モダリティによって生成することができる。] [0135] オブジェクト識別モジュールはこの入力データセットから基準構造物の空間における位置を抽出し、および/または基準構造物のタイプを識別する。] [0136] オブジェクト識別モジュールはボクセルをベースとすることができ、その場合、適切なアルゴリズムがオブジェクト識別のために密度および形状を探索する。探索はCADオブジェクトデータベースのコンポーネントとの比較に基づくことができる。比較された密度および/または形状が一致すると、コンポーネントの空間における位置がオブジェクト識別モジュールによって提供される。密度および/または形状は基準構造物全体またはその1部分であることができる。] [0137] 加えて、または代替的に、オブジェクト識別モジュールは、基準構造物に付加されるか組み込まれた基準マーカの識別に基づくことができる。] [0138] オブジェクト識別モジュールは、識別されたコンポーネントの出力データを外科処置の仮想計画策定のためのソフトウェア製品に送信、エクスポート、または提供することができる。オブジェクト識別モジュールは、外科処置の仮想計画策定のためのソフトウェア製品の外部、分離、または統合されたコードセグメントを含むことができる。] [0139] 第1データセットの生成は、定着要素の少なくとも1部分と基準構造物の対応する部分とのマッチングを含むことができる。定着要素は、基準オブジェクトへの固定のための定着ねじまたは固定要素とすることができる。これは、既存の歯科インプラントに固定するためのテンプレートアバットメント、または図4Dに示す2部品定着ねじの近位部品7a、および既存の歯科インプラントまたは図4Dの2部品定着ねじの遠位部品7bを含むことができる。これによって当該方法の精度を高めることができる。] [0140] 加えて、または代替的に、基準構造物の形状は第1入力データから抽出することができる。形状は所定の仮想コンポーネント(例えばCADコンポーネント)のライブラリの要素と比較することができる。同様の形状の一致が検出されると、一致した基準構造物の空間における位置を得ることができる。] [0141] 図7に示す第3定着スリーブ532のようなさらなる定着スリーブを計画することができる。図7は、前記仮想計画からもたらされたデータからの前記外科用テンプレートの設計および作製の略図である。仮想テンプレート530は、歯科インプラントの有向穿孔および挿入を可能にするために、ガイド535、536、537、538が設けられる。歯科インプラントは、標準歯科インプラントおよび/または頬骨組織(頬の骨組織)に固定するための頬骨インプラントを含むことができる。特に1つ以上の頬骨インプラントのドリルおよびインプラント誘導歯科手術を計画する場合、本発明によって提供される正確な位置決めは有利である。重要な要素は、頬骨インプラントが植設される穴を骨組織に穿孔するために、従来の歯科インプラントの場合より実質的に長いドリルを使用することである。したがって、ドリルを正しい方向に案内するためのガイドスリーブを含む外科用テンプレートを正確に位置決めすることが特に重要である。例えば特定の患者は、歯科修復物に適切な固定をもたらすために、両側に2つずつ頬骨インプラントを必要とすることが起きるかもしれない。本発明の実施形態は適位置で外科用テンプレートの確実かつ正確な位置決めを提供し、したがって1つ以上の頬骨インプラントの植設のような重大な用途を容易にする。] 図7 [0142] 他の実施形態では、耳インプラントのような非歯科インプラントを、対応する入力データに基づいて仮想的に計画することができる。] [0143] 関連付けられた第1データセットおよび第2データセットから、実際の外科用テンプレート730を作製するための第3データセットがもたらされる。こうして、仮想的に計画された定着スリーブ531、532、533およびガイド535、536、537、538に対応する実際の定着スリーブ731、732、733および実際のガイド735、736、737、738を含む実際の外科用テンプレート730を提供することができる。実際の外科用テンプレート730の作製は、例えばラピッドプロトタイピング技術によって行なうことができる。] [0144] こうして作製された実際の外科用テンプレート730が利用可能になると、図8Aに示すように、暫間定着インプラント6が被術者から取り外される。図8A、8B、8Cは、暫間定着インプラントを、図3に示すその位置から取り外すときの略図である。今や、ねじ穴800が上顎の骨組織内に存在する。実際の外科用テンプレート730が被術者の口腔内に挿置されると、それは、定着スリーブ733を介してねじ穴800内に定着ねじ5を挿入することによって固定され、正確に位置決めされる。外科用テンプレートの事前位置決めは、定着ねじ5によって外科用テンプレートを正しい位置で係止する前に、外科用インデックス810によって行なうことができる。] 図3 [0145] さらなる定着ねじまたはアンカピンを、残りの定着スリーブを介して顎骨組織内に導入することができ、こうして口腔における外科用テンプレート730の安定性がさらに改善される。] [0146] 今や、外科用インプラントは、ガイド535、536、537、538を用いることによって歯科インプラントを穿孔挿置するために正しい位置にある。] [0147] 図9Aに外科用テンプレート730が示されている。] [0148] 外科用テンプレート730の定着の仮想計画の幾つかの実施例を図9Bおよび9Cに示す。] [0149] 図9Bには、定着用ガイドスリーブ731、732、733を介して導入された3つの定着ねじ5が示されている。図9Cでは、1つの暫間定着インプラント5が定着用ガイドスリーブ732内に挿置されており、残りの定着用ガイドスリーブ731、733はアンカピン4を受容している。] [0150] 図9Bおよび9Cには、どのように外科用テンプレートのための作製データが仮想計画に基づいて提供されるかが示されている。定着ねじ5またはアンカピン4のようなコンポーネントは望ましい位置または適切な位置に仮想的に位置決めされる。例えば定着ねじ5は、第1データセットの生成後ラジオグラフィックガイドを介して挿入されて存在する定着ねじのような基準構造物の位置に位置決めすることができる。インプラントは、適切な場所に位置決めすることができる。外科用テンプレートのための作製データを提供するために、ラジオグラフィックガイドの形状は調整される。既知のコンポーネントの境界面は、例えば外科用テンプレートの合わせ境界面を定めるために使用される。例えばガイドスリーブは、定着ねじ、定着ピン、外科用ドリルおよびインプラント、既存の歯科インプラントに固定するためのテンプレートアバットメント等のためのガイドを提供するように、適切な位置に、適切な向きに、停止境界等付きで外科用テンプレートに位置決めされる。] [0151] 外科用テンプレートの表面のための作製データは、骨構造または軟組織のデータから直接提供することができる。例えばCTスキャンは、顎骨のような骨構造のための第2入力データを提供することができる。CTスキャンはさらに基準構造物のための第1入力データを生成し、そこで第2入力データさえも第1データセットに提供される。したがって基準構造物および骨構造のための両方のデータが、単一のデータセットすなわち第1データセットに、規定の関係で提供される。この入力データに基づいて、ラジオグラフィックガイドを必要とすることなく、実際の外科用データのための作製データを提供することができる。仮想的外科用テンプレートの初期形状は、骨構造自体の外面とすることができる。実際の外科用テンプレートの作製データ(第3データセット)を提供するように第1データセットと関連付けるための第2データセットを提供するために、この初期データから仮想的外科用テンプレートの形状が調整される。既知のコンポーネントの境界面は、例えば外科用テンプレートの合わせ境界面を定めるために使用される。例えばガイドスリーブは、定着ねじ、定着ピン、外科用ドリルおよびインプラント、既存の歯科インプラントに固定するためのテンプレートアバットメント等のためのガイドを提供するように、適切な位置に、適切な向きに、停止境界等付きで仮想的外科用テンプレートに位置決めされる。仮想的外科用テンプレートのデータに基づいて、実際の外科処置に使用するための実際の外科用テンプレートを作製することができる。] [0152] 外科用テンプレートの表面のための作製データは、同様のやり方で、軟組織構造のデータから直接提供することができる。軟組織構造のためのデータを含む第2データセットのための第2入力データは、MR撮像、超音波撮像、光干渉断層撮影のような光学撮像、軟組織の層厚プロファイルを決定するための手動プロービング等のような、適切なデータ源から提供することができる。] [0153] 加えて、または代替的に、少なくとも部分的に放射線不透過性のラジオグラフィックガイドは、1回の患者CTスキャンで直接第2入力データを第1入力データと一緒に提供することができる。この目的のために、ラジオグラフィックガイドは少なくとも部分的に放射線不透過性材料のコーティングを施すか、あるいは放射線不透過性塗料、例えば硫酸バリウムアクリル系塗料の層を設けることができる。ラジオグラフィックガイドはまた、硫酸バリウムおよびアクリル樹脂の混合物のような放射線不透過性材料から作製し、放射線不透過性ラジオグラフィックガイドを提供することもできる。] [0154] このようにして、ラジオグラフィックガイドの位置は、別個の基準マーカ(例えばグッタペルカマーカ)をラジオグラフィックガイドに設ける必要なく、CTスキャンデータで識別することができる。したがって二重スキャン技術は不要であるかもしれない。しかし、実際には、歯科充填物、金属ブリッジ、コーピング等のようなスキャン構造における金属物体は縞状アーチファクトを導き、生成されたデータを外科処置の正確な仮想計画策定およびその後の仮想計画に基づくコンポーネントの作製に不適切にするかもしれない。これらのアーチファクトは、ラジオグラフィックガイドの硫酸バリウムを含む放射線不透過性材料と縞状アーチファクトとを区別することが不可能になるため、CTスキャンの歯列弓を曖昧にすることがあるので、仮想計画策定中に深刻な問題を引き起こすかもしれない。] [0155] 他の実施形態では、再位置決めのために上記の原理に従って第1入力データを提供するために、既存の歯科インプラントまたは他の解剖学的標識のような追加的または他の基準構造物を使用することができる。] [0156] 例えば患者の既存のインプラントを第1入力データセットにおける基準構造物として使用して、第1データセットを生成するためにその位置および向きを提供することができる。テンプレートアバットメントによってラジオグラフィックガイドを歯科インプラントに係止するために、例えば1つ以上の既存の歯科インプラントを使用することができる。上記の仮想計画策定方法に従って提供された作製データ(第3データセット)から作製された実際の外科用テンプレートもまた、外科処置の実行中に既存の歯科インプラントに連結されるそのようなテンプレートアバットメントによって、正しい位置に係止することができる。したがって、一部の実施形態では、第1データセットは、第1入力データセットにおける既存の歯科インプラントの位置に直接基づくことができる。第1データセットは、ラジオグラフィックガイドに適切に配置されたテンプレートアバットメントのデータを含み、外科処置中に望ましい再位置決め構成で既存のインプラントに係止される外科用テンプレートを作製するためのデータを提供する。この実施形態では、外科用テンプレートは、歯科インプラントおよびその接続インタフェースの空間における位置に基づいて修正されるラジオグラフィックガイドのデータから作製される。ガイドスリーブは、テンプレートアバットメントを接続インタフェースに向かって案内するために外科用テンプレートに設けられ、例えば螺合によってテンプレートアバットメントを歯科インプラントに係止すると、外科用テンプレートは正しい位置に係止される。停止ショルダはガイドスリーブ溝に適切に設けられ、テンプレートアバットメントの歯科インプラントへの、およびしたがって外科用テンプレートの歯科インプラントへの密嵌をもたらす。] [0157] 本発明のさらなる実施形態を図10ないし13に示す。図2ないし9に関連して上述した実施形態に相応して、同様のステップおよびユニットの詳細は繰り返さない。] 図10 図2 [0158] 図10には、複数の放射線不透過性基準マーカ1210、例えばCTスキャン用にグッタペルカから作られた球状マーカを含む、ラジオグラフィックガイド12が示される。ラジオグラフィックガイド12はさらに、定着ねじを挿入するための貫通穴1251、1252を含む。他の実施形態では、1つだけの貫通穴、または3つ以上の貫通穴が設けられる。貫通穴の数は例えば被術者の特定の解剖学的状況、既存のインプラント、または利用可能な他の標識に応じて選択することができる] 図10 [0159] 貫通穴は、ラジオグラフィックガイドを作製するときに、適切な位置に設けることができる。代替的に貫通穴は、ラジオグラフィックガイドが被術者に嵌め合わされたときに、それが被術者に適切に配備されているときに、ラジオグラフィックガイドに穿孔することができ、あるいはそれが被術者に適切に配備されているときに、適切な位置にマークを付けて、ラジオグラフィックガイドが被術者から取り外された後で、貫通穴を穿孔することができる。代替的に、ラジオグラフィックガイド12内および隣接する骨組織内に直接挿入するために、セルフタッピングねじ山を持つ定着ねじ5を使用し、こうして1回目のCTスキャンの前にラジオグラフィックガイドが適位置に固定されるのと同じステップで貫通穴を形成することができる。] [0160] 図11は、ラジオグラフィックガイド12、ラジオグラフィックインデックス330、および貫通穴1252に挿入され上顎300内に固定された定着ねじ5を装着した被術者を示す。別の定着ねじ5は同様のやり方で貫通穴1251(図示せず)内に挿入される。こうしてラジオグラフィックガイドは、上顎骨組織に対するグッタペルカマーカ1210および定着ねじ5の両方の位置を含む第1入力データセットを登録するために、適位置に確実に固定される。] 図11 [0161] 1回目のCTスキャンが完了すると、2回目のCTスキャンのために定着ねじ5が顎骨組織から取り外され、ラジオグラフィックガイドが患者から取り外される。図8および9に関連して上述した通り、実際の外科用テンプレートを用いて歯科インプラントを挿入することにより医療処置が続行されるまで、定着ねじによって残されたねじ穴内に暫間定着ねじが挿入される。] [0162] 図12は、図5に関連して上述した通り、規定の位置および向きを有する少なくとも1つの定着ねじを用いて仮想計画を策定する際に2つの3Dデータファイルを共通頭蓋座標系で関連付ける略図である。ここで、2つの定着ねじ5は、ラジオグラフィックガイドの貫通穴を介して上顎300内に螺着される。第1入力データセットは、頭蓋500におけるグッタペルカマーカ1520および定着ねじ1511、1512の位置のデータを含む。第2入力データセットもまたグッタペルカマーカ1540の位置を含むが、ラジオグラフィックガイド1530を表わすデータセットの残りのデータに関連する位置である。] 図12 図5 [0163] さらに図13に、第1定着スリーブ1531および第2定着スリーブ1533が示されており、これらのスリーブのデータは第1入力データに基づく(第1および第2定着ねじ1511、1512の位置および方向から計画される)。] 図13 [0164] 図14は、頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのシステムの略図である。医療処置の手術前の計画策定はコンピュータベースの環境で仮想的に実行される。手術前計画策定は自動的に、またはユーザと対話しながら行なうことができる。後者の場合、歯科修復の計画策定は、医用ワークステーションの、例えば図14に関連して下述するシステムのディスプレイ上で、ユーザ入力によって操作される対話により、視覚的に行なうことができる。例えば顎骨における歯科インプラントの位置および方向は、歯科修復が行なわれる顎骨構造を視覚化するディスプレイ上に仮想的に提示される。歯科インプラントの外科的据付けの成功を確実にするために、計画策定中に、例えば神経を損傷しないように、または歯科インプラントができるだけ高密度の骨に位置決めされるように、注意を払わなければならない。したがってユーザは最終歯位置に先立って、歯科インプラントの配置を仮想的に操作するかあるいは容認することができる。最終的歯修復物に関連するインプラントの位置、角形成、インプラントのタイプ、長さを対話しながら相互に微調整することができる。] 図14 [0165] インプラントが仮想的に位置決めされたときに、インプラントの固定外側境界面、またはインプラントに取り付けられるアバットメントの境界面が決定される。ここで、歯科修復の計画を最終決定するために、インプラントとベニアリングとの間の中間構造が提供される。] [0166] システム1900は、患者の頭蓋外科処置のコンピュータベースの計画を策定する。システム1900は、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想計画するためのユニット1922と、前記仮想計画に基づいてデータを生成するためのユニット1923とを含み、前記データは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレート処置の策定で使用するように、および/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される。] [0167] 医用ワークステーション1910は、中央処理装置(CPU)1920、メモリ、インタフェース等のような通常のコンピュータコンポーネントを含む。さらにそれは、CTスキャンまたは3Dスキャンから得たデータのような、データ入力源から受け取ったデータを処理するための適切なソフトウェアを含む。ソフトウェアは、例えば医用ワークステーション1910からアクセス可能なコンピュータ可読媒体1930に格納することができる。コンピュータ可読媒体1930は、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術の仮想計画策定を実行するための適切なコードセグメント190、191、192を含む、コンピュータプログラム1940の形のソフトウェアを含むかもしれない。医用ワークステーション1910はさらに、例えばレンダリングされた視覚的表現を表示するためのモニタのみならず、例えばそれ以外はソフトウェアによってもたらされる自動計画策定を手動で微調整するためのキーボード、マウス等のような適切なヒューマンインタフェース装置をも含む。医用ワークステーションはシステム1900の一部であることができる。医用ワークステーションはまた、歯科修復物、および外科用テンプレートのような歯科修復処置に関連する製品のうちの少なくとも1つを作製するためのデータをも提供することができる。] [0168] 仮想計画策定の結果は、医用ワークステーション1910上にグラフィカル・ユーザ・インタフェースでユーザに提供される。] [0169] 計画策定のために、例えばCTスキャンからの患者データは、例えば医用ワークステーション1910上で実行される、歯科修復処置の手術前計画策定のためのソフトウェアにインポートされる。医用ワークステーション1910は、頭蓋口腔空間を有する患者の歯科修復処置および/または前記歯科修復処置のための少なくとも1つの歯科コンポーネントのコンピュータベースの計画策定のためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースを有する。グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、この明細書で上述した方法または添付する特許請求の範囲に記載する方法を視覚化するためのコンポーネントを含むことができる。] [0170] 図15は、コンピュータ可読媒体に格納された、頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのコンピュータプログラムの略図である。コンピュータソフトウェアは、前記被術者の骨構造に対し規定された固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成するための第1コードセグメント190と、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成するための第2コードセグメント191と、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートを作製するための第3データセットが提供されるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けるための第3コードセグメント192とを含み、前記第3データセットは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレート処置の策定に使用するように、および/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される。] 図15 [0171] 頭蓋穿孔インプラント誘導手術の仮想的計画策定は、義耳、義鼻、および/または義眼を含め、インプラント定着顔面再建を仮想的に計画することを含むことができる。] [0172] 医療方法はそのような頭蓋外科処置を含むことができ、および上述の通り基準構造物を患者の頭蓋部位に定着するステップと、上述の通り頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するためのデータを生成するステップとを含むことができる。頭蓋外科処置はさらに、上述した方法によって作製された実際の外科用テンプレートを頭蓋外科処置の部位に位置決めするステップと、実際の外科用テンプレートを基準構造物に、または基準構造物によって作成された穴に向かって、係止するステップとを含むことができる。] [0173] 以下に、患者における頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するコンピュータベースの方法の幾つかのさらなる非限定的実施例を提示する。] [0174] 実施例1: a)外科医は、少なくとも1つの暫間定着インプラント(基準構造物)を、そのヘッド部の頂部だけが軟組織内に突出するように、顎骨組織内に位置決めする。 b)グッタペルカマーカ付きの複製プロテーゼの形のラジオグラフィックガイド(マスタ構造物)が適位置に配置され、マスタ構造物が基準構造物に対して規定の関係を持つように軟組織のヘッド部上で摺動される。 c)1回目のCTスキャンが、ラジオグラフィックガイドおよびラジオグラフィックインデックスを装着した患者に実行され、第1組のデータが提供される。1回目のスキャンは、患者に対する放射線の影響を最小化するように、低線量CTスキャナで実行することができる。 d)ラジオグラフィックガイドだけの2回目のCTスキャンが実行され、第2組のデータが提供される。 e)歯科修復物および医療処置の仮想計画が策定され、前記第1データセットおよび前記第2データセットの関連付けデータセットに基づいて、外科用テンプレートのための作製データが提供される。 f)外科用テンプレートが作製データから作製される。 g)仮想計画に基づく実際の医療処置は、次のステップを含む。 a.暫間定着インプラントを取り外す。 b.外科用テンプレートを実質的に適位置に配置する。これはバイトインデックスによってサポートされる。 c.暫間定着インプラントによって残された対応する隣接するねじ穴内にガイドスリーブを介して挿入された少なくとも1つの定着ねじによって外科用テンプレートを適位置に係止する。 d.歯科インプラントは、ガイドスリーブによって案内されるドリルおよびインプラントによって植設される。 e.定着ねじおよび外科用テンプレートは取り外され、外科処置は終了する。] [0175] 実施例2: a)プロテーゼに対する顎骨組織の位置を識別するために、義歯床翼に基準点を画定するように放射線不透過性マーカを付けて、例えばプロテーゼの頂縁部に2つのマーカを配置して、被術者のOPGを撮影する。 b)患者のプロテーゼを、例えば採得されたその印象から複製し、低温アクリル系材料で鋳造するための型を設け、ラジオグラフィックガイドとして使用するための複製プロテーゼを設ける。 c)対応する貫通穴を介して、少なくとも1つの定着ねじをラジオグラフィックガイドに設けるか、あるいは少なくとも1つの暫間定着インプラントを適切な位置で顎骨組織内に螺着させ、突出部上に適切に嵌合するようにラジオグラフィックガイドに適切な凹部を形成することによって、ラジオグラフィックガイドを暫間定着インプラントの近端の可能な突出部に適切に整合させる。] [0176] 上述したステップa)の代わりに、またはそれに加えて、軟組織をプローブすることによって、ラジオグラフィックガイドに対する骨の位置を決定することができる。] [0177] 実施例3: a)少なくとも1つの暫間定着インプラントを患者の顎骨組織内に挿入する。 b)トリプルトレイを用いて患者の歯科印象を採得する。 c)例えばグッタペルカの基準マーカを設けたトリプルトレイおよび歯科印象を装着した患者のCTスキャンを行ない、暫間定着インプラントの位置および方向と共にそれに対する歯科印象の位置および方向のための第1データセットを提供する。 d)例えばタッチ・プローブ・スキャナまたは光学スキャナのような3Dスキャナによって、歯科印象を第2データセットに変換する。基準マーカの位置はその適切な幾何学的形状によって提供され、それが3Dスキャナによって登録される。 e)上述の通り第1および第2データセットが関連付けられ、外科用テンプレートを作製するための第3データセットが提供される。] [0178] インプラントを位置決めすべき位置に暫間定着インプラントまたは定着ねじが位置決めされた場合、他のインプラントを第1位置に据え付けることができ、次いで歯科インプラントをその位置に据え付ける前に、暫間定着インプラントまたは定着ねじは取り外される。] 実施例 [0179] 本発明を特定の実施形態に関連して上述した。しかし、上記以外の実施形態も本発明の精神および範囲内で同等に可能である。ハードウェアまたはソフトウェアによって当該方法を実行する、上記とは異なる方法ステップを、本発明の精神および範囲内で提供することができる。本発明の異なる特徴およびステップを、記載したものとは異なる組合せで組み合わせることができる。本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によってのみ限定される。]
权利要求:
請求項1 被術者における頭蓋誘導手術を仮想的に計画するコンピュータ実現方法であって、前記被術者の骨構造に対して規定の固定関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成し(100)、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成し(110)、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付ける(120)ことを含む方法。 請求項2 前記基準構造物は、それらの位置を識別するために所定の密度および/または形状を有する、暫間定着インプラント、定着ピン、または既存のインプラントである、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記マスタ構造物は、ラジオグラフィックガイド、歯科印象、被術者の実際の解剖学的状態の部分である、請求項1または2に記載の方法。 請求項4 前記第2データセットは、マスタ構造物の表面モデルを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 請求項5 前記基準構造物は、暫間定着インプラントまたは被術者の口腔内の既存の歯科インプラントを含む人工基準構造物であり、前記マスタ構造物は、放射線不透過性基準マーカを含むラジオグラフィックガイド、放射線不透過性構造を含むラジオグラフィックガイド、放射線不透過性材料を含むラジオグラフィックガイド、および仮想的に計画された外科処置の部位における前記被術者の既存の解剖学的構造の表面の少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。 請求項6 前記基準構造物の空間における位置をそれらの所定の形状または密度の少なくとも1部分に基づいて識別することを含み、前記第1データセットは前記空間における位置を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 請求項7 前記所定の形状はその長手方向に非対称な形状である、請求項6に記載の方法。 請求項8 前記第1データセットの生成は、定着要素の少なくとも1部分と前記基準構造物の対応する部分とのマッチングを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 請求項9 前記第1データセットの生成は、前記基準構造物の構造およびライブラリからのコンポーネントに基づいた表面マッチングを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 請求項10 前記第1データセットの生成は、第1データセットから前記基準構造物の形状を抽出し、その形状を所定の仮想コンポーネントのライブラリの要素と比較し、同様の形状の一致により、一致した基準構造物の空間における位置を得ることを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 請求項11 前記関連付けは第1および第2データセットを共通座標系に配置することを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。 請求項12 頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想的に計画するための請求項1〜11のいずれかに記載の方法を含む、実際の外科用テンプレートを作製する方法であって、前記仮想計画に基づいて前記実際の外科用テンプレートの作製のためのデータセットを提供し、前記実際の外科用テンプレートが、前記仮想的に計画された頭蓋穿孔インプラント誘導手術に対応する実際の頭蓋穿孔インプラント誘導手術で使用されるように工夫されるように、前記作製のためのデータセットに基づいて実際の外科用テンプレートを作製することを含む方法。 請求項13 患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術のコンピュータ実現仮想計画のためのシステム(1900)であって、該システムは、請求項1〜12のいずれかに記載の方法を実現するために工夫され、該システムは、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術の仮想計画のためのユニット(1922)と、前記仮想計画に基づいてデータを生成するためのユニット(1923)とを含み、前記仮想計画に基づいてデータを生成するためのユニット(1923)は、前記被術者の骨構造に対して規定の関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成するためのユニットと、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成するためのユニットと、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けるためのユニットとを含み、前記第3データセットは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレートの作製で使用されるように、かつ/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される、システム(1900)。 請求項14 コンピュータによって処理するための、患者の頭蓋穿孔インプラント誘導手術を仮想計画するためのコンピュータプログラム(1940)であって、該コンピュータプログラムは、前記被術者の骨構造に対して規定の関係を有する基準構造物から得た入力データに基づいて第1データセットを生成するための第1コードセグメント(190)と、前記基準構造物に対して規定の関係を有する、外科用テンプレートのためのマスタ構造物から得た入力データに基づいて第2データセットを生成するための第2コードセグメント(191)と、前記マスタ構造物に対する前記基準構造物の前記関係が維持され、それによって前記外科用テンプレートの作製のための第3データセットがもたらされるように、前記第1データセットを前記第2データセットに関連付けるための第3コードセグメント(192)とを含み、前記第3データセットは、その後に前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術のための実際の外科用テンプレートの作製で使用されるように、かつ/または前記頭蓋穿孔インプラント誘導手術を容易化するように構成された装置を制御するために使用されるように構成される、コンピュータプログラム(1940)。 請求項15 請求項1〜12のいずれかに記載の方法の実行を可能にし、かつ/またはコンピュータ可読媒体(1930)で具体化される、請求項14に記載のコンピュータプログラム。
类似技术:
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