专利摘要:
患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置された網膜インプラントのための電力供給装置が記載されている。電力供給装置は、第1送信コイル(4,23)と第2送信コイル(5,24)とを備える。電力供給装置は、第1高周波信号および第2高周波信号を発生し、かつ、第1高周波信号を第1送信コイルへ、また、第2高周波信号を第2送信コイルへ供給するように適合され、第2高周波信号が、第1高周波信号に対して位相調整される信号発生ユニットをさらに備える。第1送信コイルは、第1高周波信号を送信するように適合され、また、第2送信コイルは第2高周波信号を送信するように適合されている。
公开号:JP2011514221A
申请号:JP2011500048
申请日:2008-03-20
公开日:2011-05-06
发明作者:ラート アレクサンダー;ティートケ ハンス−ユルゲン
申请人:アイエムアイ インテリジェント メディカル インプランツ アクチエンゲゼルシャフト;
IPC主号:A61F9-007
专利说明:

[0001] 本発明は、患者の眼の内部に、少なくとも部分的に配置される網膜インプラント用電力供給装置と、視覚補綴システムとに関する。本発明はさらに、網膜インプラントへ電力を供給する方法に関する。]
背景技術

[0002] 網膜の光受容細胞の変性によって引き起こされる網膜の多様な種々の疾患が存在する。変性疾患の例は、網膜色素変性症、網膜黄斑変性症あるいはアッシャー症候群である。これらの変性疾患の結果として、人々は、自身の視力を徐々に失い、やがて完全に失明する。網膜インプラントを備える視覚補綴システムは、盲目のユーザおよび視覚障害のあるユーザのために、適度な視覚認知と方向感覚とを少なくとも部分的に回復するための有用な手段である。]
[0003] 一般に、網膜インプラントの作動に必要な電力は、高周波電磁界を介して網膜インプラントへ供給される。電磁界は、例えば、眼鏡フレームの中に一体化された送信コイルによって発生させることができる。網膜インプラントは、受信された高周波信号が、網膜インプラントの作動に必要な電力を供給する高周波電磁界を受信するように適合された受信コイルを備える。]
発明が解決しようとする課題

[0004] しかしながら、網膜インプラントへの充分なエネルギ伝達を達成することは困難である。網膜インプラントへ電力を送信するための効率度は、非常に制限される。
本発明の目的は、より効率の良いエネルギ伝達を可能にする改良型網膜インプラント用電力供給装置を提供することである。]
[0005] 本発明の目的は、患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置される網膜インプラント用電力供給装置によって解決される。電力供給装置は、第1送信コイルと第2送信コイルとを備える。電力供給装置は、第1高周波信号および第2高周波信号を発生し、かつ、第1高周波信号を第1送信コイルへ、また、第2高周波信号を第2送信コイルへ供給するように適合され、第2高周波信号が、第1高周波信号に対して位相調整される信号発生ユニットをさらに備える。第1送信コイルが、第1高周波信号を送信するように適合されており、第2送信コイルが、第2高周波信号を送信するように適合されている。]
課題を解決するための手段

[0006] 従来技術の解決法では、1つの単一送信コイルが、網膜インプラントの送信コイルから受信コイルへ電磁信号を送信するために使用されていた。しかしながら、解剖学的な制限のために、受信コイルは、送信コイルに対して平行になるように配置されていない。さらに、送信コイルと受信コイルとの距離は、一般に非常に離れている。その結果、送信コイルから受信コイルへのエネルギ伝達のための効率度は、一般に非常に低く、例えば1%の範囲内にある。]
[0007] 本発明の実施形態によれば、2つ以上の送信コイルが採用されており、それぞれの送信コイルは、専用の高周波信号を送信するように適合されている。第1送信コイルは、第1電磁界を放射し、第2送信コイルは、第2電磁界を放射する。したがって、重畳電磁界(a superposed electromagnetic field)が、第1送信コイルおよび第2送信コイルによって送信されたそれぞれの電磁界の重畳として発生する。網膜インプラントでは、重畳電磁信号(the superposed electromagnetic signal)が受信コイルによって受信され、受信された電磁信号によって、網膜インプラントの作動に必要なエネルギがもたらされる。]
[0008] 重畳電磁信号は、網膜インプラントへ改善されたエネルギ伝達をもたらすために、最適化され得る。例えば、第1高周波信号に対する第2高周波信号の相対位相を変化させることによって、また、それぞれの振幅を変化させることによって、受信コイルの配置位置および受信特性に適合した重畳電磁信号を発生させることができる。たとえ、第1送信コイルおよび第2送信コイルが、受信コイルに対して最適位置にない場合でも、受信コイルの受信特性に合致する重畳電磁信号を発生させることは可能である。したがって、送信コイルに対して受信コイルを位置決めすることに関する困難性は補償される。]
[0009] その結果、受信コイルへのエネルギ伝達は最適化され、また、網膜インプラントの受信コイルへのエネルギ伝達についての効率度は増大する。]
[0010] 好ましい実施形態によれば、第1送信コイルおよび第2送信コイルは、互いに対して所定の角度で方位付けされる。さらに好ましくは、第1送信コイルおよび第2送信コイルが、互いに対して70°〜120°の角度で方位付けされる。これら2つの送信コイルをこのようにして配置することによって、それぞれの送信コイルは、重畳電磁界のそれぞれの成分を供給することができる。]
[0011] 好ましい実施形態によれば、第1高周波信号に対する第2高周波信号の位相シフトは、−120°〜+120°の範囲内である。結果として生じる重畳電磁界は、第1高周波信号と第2高周波信号との間の位相シフトに依存する。例えば、第1高周波信号と第2高周波信号との間の位相シフトを変化させることによって、結果として生じる重畳電磁界は、受信コイルの配置位置および方位に適合させることができる。]
[0012] 好ましい実施形態によれば、第1高周波信号の周波数は、第2高周波信号の周波数と略等しい。]
[0013] 好ましい実施形態によれば、第1高周波信号および第2高周波信号の周波数は、100kHz〜100MHzの範囲内である。好ましくは、無線周波数範囲における高周波信号が、エネルギを網膜インプラントの受信コイルへ送信するために、好ましく用いられることである。]
[0014] 好ましい実施形態によれば、上記信号発生ユニットは、高周波信号を発生するように適合された信号発生器と、高周波信号を第1高周波信号および第2高周波信号に変換するように適合され、第2高周波信号が、第1高周波信号に対して位相調整される位相調整器とを備える。この実施形態によれば、共通の高周波信号が、第1高周波信号および第2高周波信号を発生するための開始点として用いられ、第1高周波信号と第2高周波信号との間の相対位相シフトが、位相調整器によって誘導される。]
[0015] 好ましい実施形態によれば、電力供給装置は、第1高周波信号および第2高周波信号を第1送信コイルおよび第2送信コイルへそれぞれ供給する前に、第1高周波信号および第2高周波信号を増幅するように適合された少なくとも1つの増幅器をさらに備える。]
[0016] 好ましい実施形態によれば、この電力供給装置は、第1高周波信号を増幅するように適合された第1増幅器と、第2高周波信号を増幅するように適合された第2増幅器とを備える。第1高周波信号および第2高周波信号を増幅するために、2つの別個の増幅器が使用される場合、第1高周波信号および第2高周波信号のそれぞれの振幅は、互いに独立して制御され得る。したがって、結果として生じる重畳電磁界の方位および大きさは、第1高周波信号および第2高周波信号のそれぞれの振幅を変化させることによって、調整され得る。結果として生じる重畳電磁界は、例えば、受信コイルの配置位置および方位に適合され得る。]
[0017] 好ましい実施形態によれば、電力供給装置は、さらなる別の送信コイルをさらに備え、信号発生ユニットは、第1高周波信号および第2高周波信号に加え、さらなる別の高周波信号を発生させ、かつ、さらなる別の高周波信号をそのさらなる別の送信コイルへ供給するように適合されている。3組以上の送信コイルを設けることによって、いっそう強力な重畳電磁界を発生させることができる。好ましくは、これらの送信コイルへ供給されたさまざまな高周波信号の振幅および位相関係を調和させることによって、さまざまな信号成分の最適な重畳を達成することができる。]
[0018] 好ましい実施形態によれば、電力供給装置は、眼鏡フレームをさらに備え、第1送信コイルおよび第2送信コイルの両方が、前記眼鏡フレームの中に一体化されている。患者がこの眼鏡フレームを身に着けると、第1送信コイルおよび第2送信コイルが、網膜インプラントに対し、それぞれの所定位置へ自動的に導かれる。]
[0019] 好ましい実施形態によれば、第1送信コイルは、眼鏡フレームの一方の片眼鏡の周りに配置されている。さらに好ましい実施形態によれば、第2送信コイルは、眼鏡フレームの一方のテンプル(つる)の中に一体化されている。第1送信コイルおよび第2送信コイルの両方が、このように眼鏡フレームの中に一体化されると、第1送信コイルは第2送信コイルに対して約70°〜120°の角度で方位付けされる。したがって、高い強度および調整性の重畳電磁界が発生する。]
[0020] 本発明の実施形態による視覚補綴システムは、上記のような電力供給装置と、患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置され、受信コイルを備える網膜インプラントとを備える。受信コイルは、第1送信コイルおよび第2送信コイルによって送信された重畳高周波信号を受信するように適合されている。]
[0021] 好ましい実施形態によれば、重畳高周波信号は、第1送信コイルによって送信された第1信号成分と、第2送信コイルによって送信された第2信号成分とを備える。第1送信コイルおよび第2送信コイルによって送信された信号成分は、合計されて全信号となる。]
[0022] 好ましい実施形態によれば、第1高周波信号および第2高周波信号は、電力を網膜インプラントへ送信するように作用する。第1高周波信号および第2高周波信号は、結果として生じる重畳信号が受信コイルの方位および位置に合致するように、調整することができる。重畳電磁界を受信コイルへ調整することによって、エネルギ伝達の効率度が改善される。]
[0023] 好ましい実施形態によれば、この視覚補綴システムは、画像データを取得し、かつ、ビデオ信号を供給するように適合されたビデオカメラをさらに備える。好ましい実施形態では、ビデオカメラは、眼鏡フレームの中に一体化されている。]
[0024] 好ましい実施形態によれば、この視覚補綴システムは、ビデオ信号を網膜インプラントのための対応刺激データに変換するように適合されたデータ処理ユニットをさらに備える。]
[0025] 好ましい実施形態によれば、第1高周波信号および第2高周波信号のうちの少なくとも一方は、網膜インプラントへ送信される刺激データによって変調される。この実施形態では、第1高周波信号および第2高周波信号は、エネルギを網膜インプラントへ送信する目的と、刺激データを網膜インプラントへ送信する目的との両方に用いられる。]
[0026] 好ましい実施形態によれば、網膜インプラントは、患者の網膜組織の神経節に接するように適合された一列のマイクロ接点を備える。]
[0027] 好ましい実施形態によれば、網膜インプラントは、刺激データを受信し、かつ、該刺激データによって上記マイクロ接点を刺激するように適合されている。]
[0028] 好ましい実施形態によれば、網膜インプラントは、刺激データを上記一列のマイクロ接点のための対応刺激パルスに変換するように適合された刺激チップを備える。好ましくは、刺激チップが、網膜インプラントの受信コイルによって受信された電気エネルギによって電力供給される。]
[0029] さらに、患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置されている網膜インプラントへ電力を供給するための方法が提供される。前記方法は、第1高周波信号と、該第1高周波信号に対して位相調整される第2高周波信号とを発生させ、前記第1高周波信号を第1送信コイルへ供給するとともに前記第2高周波信号を第2送信コイルへ供給し、かつ、前記第1高周波信号を前記第1送信コイルによって送信するとともに前記第2高周波信号を前記第2送信コイルによって送信することを含む。]
[0030] 好ましい実施形態によれば、前記方法は、網膜インプラントへのエネルギ伝達を最適化するために、前記第1高周波信号と前記第2高周波信号との間の位相シフトを調整することをさらに含む。前記第1高周波信号と前記第2高周波信号との間の位相シフトは、重畳電磁界をもたらす。それゆえ、位相シフトを変化させることによって、電磁界の方位を受信コイルの方位に調整することができ、また、受信コイルへのエネルギ伝達を最適化することができる。]
[0031] 好ましい実施形態によれば、前記方法は、網膜インプラントへのエネルギ伝達を最適化するために、前記第1高周波信号および前記第2高周波信号のそれぞれの信号振幅を調整することをさらに含む。前記第1高周波信号および前記第2高周波信号のそれぞれの振幅を変化させることによって、結果として生じる電磁界の方位および強度の両方を変化させることが可能である。前記電磁界の方位は、前記受信コイルの方位に合致させることができる。それゆえ、前記受信コイルへのエネルギ伝達を最適化することができる。]
[0032] 本発明をより理解するために、また、本発明を効果的に実行する方法を示すために、例によって、添付図面を参照し、以下説明する。]
図面の簡単な説明

[0033] 図1は、視覚補綴システムの概略を示す。
図2は、網膜インプラントを備える眼球の断面を示す。
図3は、それぞれの送信コイルに関する高周波信号を発生させるための回路系を示す。
図4は、増幅された第1高周波信号と増幅された第2高周波信号との間の位相シフトを示す。] 図1 図2 図3 図4
実施例

[0034] 図1は、盲目のユーザおよび視覚障害のあるユーザのために、適度な視覚認知と方向感覚とを少なくとも部分的に回復するための視覚補綴システムを示す。網膜の光受容細胞の変性によって引き起こされる網膜の多様な種々の疾患が存在する。変性疾患の例は、網膜色素変性症、網膜黄斑変性症あるいはアッシャー症候群である。これらの変性疾患の結果として、人々は自身の視力を徐々に失い、やがて完全に失明する。] 図1
[0035] 図1に示された視覚補綴システムは、網膜インプラント1を備え、網膜インプラントは、例えば、眼球2の内部に配置された眼球内部分と、眼球2の外面に配置された眼球外部分とを備える。網膜インプラント1の眼球内部分は、患者の網膜と直接接している一列のマイクロ接点を備え、これらのマイクロ接点が、網膜組織に電気的に接触するように適合されている。] 図1
[0036] この視覚補綴システムは、例えば、眼鏡フレームとして具体化することのできる視覚インターフェイス3をさらに備える。視覚インターフェイス3は、エネルギを網膜インプラント1へ供給し、かつ、網膜インプラント1との無線データ通信を実行するように適合されている。視覚インターフェイス3から網膜インプラント1へのエネルギ伝達は、前記眼鏡フレームの中に両方とも一体化された第1送信コイル4および第2送信コイル5によってもたらされる。視覚補綴システムは、導線接続部7を介して視覚インターフェイス3へ接続されているポケットコンピュータ6を備える。ポケットコンピュータ6は、第1送信コイル4に関する第1高周波信号と、第2送信コイル5に関する第2高周波信号とを発生する信号発生ユニット8を備える。好ましくは、これら2つの高周波信号が、同一の周波数を含み、第1高周波信号および第2高周波信号の周波数が、100kHz〜100MHzの範囲内である。さらに好ましくは、第2高周波信号が第1高周波信号に対して位相調整される。]
[0037] 電線接続部7を介し、第1高周波信号は第1送信コイル4へ供給され、第2高周波信号は第2送信コイル5へ供給される。第1送信コイル4は第1高周波信号を送信し、第2送信コイル5は第2高周波信号を送信する。第1送信コイル4および第2送信コイル5は、無線周波数範囲における周波数を有する電磁界を放射する。]
[0038] 好ましくは、第1送信コイル4が、第2送信コイル5に対して70°〜120°の角度で配置される。例えば、第1送信コイル4は、上記眼鏡フレームのうちの一方の片眼鏡の周りに配置され、第2送信コイル5は、上記眼鏡フレームのうちの一方のテンプル(つる)9の中に一体化され得る。]
[0039] 網膜インプラント1は、第1送信コイル4および第2送信コイル5によって発生した重畳電磁界を受信するための受信コイルを備える。受信コイルによって受信された電磁信号は、網膜インプラント1の作動のための電力を供給する。]
[0040] 視覚インターフェイス3は、患者の視野のビデオ画像を取得するためのビデオカメラ10をさらに備え得る。ビデオカメラ10によって取得されたビデオ信号は、ポケットコンピュータ6へ送信される。そこで、ビデオ信号は、網膜インプラント1における一列のマイクロ接点のための対応刺激データに変換される。ポケットコンピュータ7によって決定された上記刺激データは、視覚インターフェイス3へ転送され、次いで網膜インプラント1へ送信される。]
[0041] 上記刺激データを網膜インプラント1へ送信するために、相異なる代案が存在している。第1実施形態によれば、前記刺激データは、第1高周波信号および第2高周波信号のうちの少なくとも一方に関して変調される。受信された電磁信号は、網膜インプラントで復調される。この実施形態では、第1高周波信号および第2高周波信号は、データ通信の目的と網膜インプラント1へのエネルギ伝達の目的との両方に用いられる。]
[0042] 第2実施形態によれば、前記刺激データは、変調された光ビームによって、好ましくは変調された赤外光によって、網膜インプラント1へ送信される。この実施形態では、第1高周波信号および第2高周波信号は、網膜インプラント1へエネルギを伝達するために単独で用いられる。]
[0043] 前記刺激データは、網膜インプラント1で復号化される。前記刺激データによって、刺激パルスが網膜インプラント1のマイクロ接点へ加えられる。網膜組織の刺激によって、視覚的印象が引き起こされる。]
[0044] 図2は、網膜インプラントが備わっている患者の眼の断面を示している。外部の光が、角膜11および眼レンズ12を通って、網膜13に当たる。網膜13は、眼球の内側の大部分を覆っている。眼球の外面は、強膜14によって形成されている。網膜13と強膜14との間には、脈絡膜15が位置している。虹彩16が、眼の内側へ入ることのできる光の量を決定する。眼レンズ12は、毛様筋17によって固定されている。] 図2
[0045] 網膜インプラントは、眼球内部分18と眼球外部分19とを備える。眼球内部分18は、眼の内部に位置しており、眼球外部分19は、強膜14の外面に固定されている。眼球内部分18と眼球外部分19とは、毛様筋17のすぐ後方の位置で強膜14を貫通する導線接続部20によって、電気的に接続されている。]
[0046] 患者は、眼鏡22のある眼鏡フレーム21を身に付けている。一方の片眼鏡の周りに、第1送信コイル23が配置されている。眼鏡フレーム21の一方のテンプル(つる)25に、第2送信コイル24が一体化されている。第1送信コイル23は、第1高周波信号を送信するように適合されており、また、第2送信コイル24は、第2高周波信号を送信するように適合されている。第1送信コイル23によって発生した電磁界は、第2送信コイル24によって発生した電磁界に重畳されている。網膜インプラントの眼球外部分19は受信コイル26を備え、受信コイル26は、重畳された電磁信号を受信し、かつ、電力を網膜インプラントの構成要素へ供給するように適合されている。第1送信コイル23および第2送信コイル24から受信コイル26へのエネルギ伝達は、第1高周波信号および第2高周波信号の相対位相とそれぞれの振幅とを調整することによって、最適化され得る。したがって、重畳電磁界は受信コイル26の方位へ調整され得る。]
[0047] さらに、視覚情報が保持されている刺激データは、前記視覚インターフェイスから網膜インプラントへ送信しなければならない。図2に描かれた実施形態では、前記刺激データを網膜インプラントへ送信するため、変調された赤外光27が用いられている。赤外光27は、例えば、眼鏡22の近傍に配置された赤外線送信機LEDによって発生され得る。変調された赤外光27は、眼レンズ12を通って、この網膜インプラントの眼球内部分18に配置された光受信器素子28(例えばフォトダイオード)に当たる。光受信器素子28によって受信された前記刺激データは、網膜インプラントの眼球外部分19に配置された網膜刺激チップ29へ導線接続部20を介して転送される。好ましくは、網膜刺激チップ29が、デジタル信号処理チップとして実施される。網膜刺激チップ29は、前記刺激データを網膜13上に直接配置された一列のマイクロ接点30のための対応刺激パルスに変換するために、機能するものである。刺激パルスは、導線接続部20を介して一列のマイクロ接点30へ供給される。マイクロ接点は、網膜13の神経節を刺激するように適合され、この刺激によって、視覚的印象が引き起こされる。] 図2
[0048] 代わりの実施形態によれば、変調された赤外光27によって前記刺激データを網膜インプラントへ送信する代わりに、前記刺激データは、第1高周波信号および第2高周波信号のうちの少なくとも一方に関して変調され得る。この実施形態によれば、第1高周波信号および第2高周波信号は、エネルギを伝達する目的と前記刺激データを網膜インプラントへ送信する目的との両方に適合されている。]
[0049] 図3は、第1高周波信号および第2高周波信号を発生させるための回路系を示す。信号発生器31が、高周波信号32を位相調整器33へ供給し、次いで、位相調整器33が、高周波信号32を第1高周波信号34と第2高周波信号35とに変換する。位相調整器33は、第1高周波信号34と第2高周波信号35との間の相対位相シフトを引き起こす。好ましくは、位相シフトが、−120°〜+120°の間の範囲内にある。第1高周波信号34は、第1増幅器36によって増幅され、次いで、増幅された第1高周波信号37が第1送信コイル38へ供給される。それに応じて、第2高周波信号35は、第2増幅器39によって増幅され、次いで、増幅された第2高周波信号40が第2送信コイル41へ供給される。第1送信コイル38および第2送信コイル41は両方とも、眼鏡フレーム42の中に一体化されている。] 図3
[0050] 受信コイル45を備える網膜インプラント44が、患者の一方の眼球43へ取り付けられた。受信コイル45は、第1送信コイル38によって送信された成分と第2送信コイル41によって送信された成分とを備える重畳電磁信号を受信する。]
[0051] 図4には、増幅された第1高周波信号37と増幅された第2高周波信号40とが、時間関数として示される。両方の信号は、同一の周波数を有している。増幅された第1高周波信号37の振幅は、第1増幅器36のゲインによって決定され、一方、増幅された第2高周波信号40の振幅は、第2増幅器39のゲインによって決定される。それゆえ、これら2つの振幅は独立して変化させることができる。増幅された第2高周波信号40は、増幅された第1高周波信号37に対して位相調整され、位相シフト46は、位相調整器33によって引き起こされる。増幅された第1高周波信号37の振幅と、増幅された第2高周波信号40の振幅とを変化させることによって、また、増幅された第1高周波信号37と、増幅された第2高周波信号40との間の相対位相シフト46を変化させることによって、結果として生じる重畳電磁界を、第1送信コイル38および第2送信コイル41から受信コイル45へのエネルギ伝達が最適化されるような方法で、受信コイル45の配置位置および方位に調整することができ、それゆえ、第1送信コイル38および第2送信コイル41から網膜インプラントへのエネルギ伝達の効率度が改善される。] 図4
权利要求:

請求項1
第1送信コイル(4,23)と、第2送信コイル(5,24)と、第1高周波信号および第2高周波信号を発生し、前記第1高周波信号を前記第1送信コイル(4,23)へ、前記第2高周波信号を前記第2送信コイル(5,24)へ供給するように適合され、前記第2高周波信号が前記第1高周波信号に対して位相調整される信号発生ユニット(8)とを備え、前記第1送信コイル(4,23)が、前記第1高周波信号を送信するように適合され、かつ、前記第2送信コイル(5,24)が、前記第2高周波信号を送信するように適合されている、患者の眼の内部に、少なくとも部分的に配置された網膜インプラント(1)のための電力供給装置。
請求項2
前記第1送信コイルおよび前記第2送信コイルが、互いに対して所定の角度で方位付けされていること、前記第1送信コイルおよび前記第2送信コイルが、互いに対して70°〜120°の角度で方位付けされていること、前記第1高周波信号に対する前記第2高周波信号の位相シフトが、−120°〜+120°の範囲内であること、前記第1高周波信号の周波数が、前記第2高周波信号の周波数に略等しいこと、前記第1高周波信号および前記第2高周波信号の周波数が、100kHz〜100MHzの範囲内であること、のうちの少なくとも1つをさらに備える請求項1に記載の電力供給装置。
請求項3
前記信号発生ユニットは、高周波信号を発生するように適合された信号発生器と、前記高周波信号を前記第1高周波信号および前記第2高周波信号に変換するように適合され、前記第2高周波信号が前記第1高周波信号に対して位相調整される位相調整器と、を備える請求項1または請求項2に記載の電力供給装置。
請求項4
前記第1高周波信号および前記第2高周波信号を、前記第1送信コイルおよび前記第2送信コイルへそれぞれ供給する前に、前記第1高周波信号および前記第2高周波信号を、増幅するように適合された少なくとも1つの増幅器をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力供給装置。
請求項5
前記第1高周波信号を増幅するように適合された第1増幅器と、前記第2高周波信号を増幅するように適合された第2増幅器とを備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電力供給装置。
請求項6
さらなる別の送信コイルをさらに備え、前記信号発生ユニットが、前記第1高周波信号および前記第2高周波信号に加え、さらなる別の高周波信号を発生し、かつ、該さらなる別の前記高周波信号を前記さらなる別の送信コイルへ供給するように適合されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力供給装置。
請求項7
眼鏡フレームをさらに備え、前記第1送信コイルおよび前記第2送信コイルの両方が、前記眼鏡フレームの中に一体化されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電力供給装置。
請求項8
前記第1送信コイルが、前記眼鏡フレームの一方の片眼鏡の周りに配置されている請求項7に記載の電力供給装置。
請求項9
前記第2送信コイルが、前記眼鏡フレームの一方のテンプルの中に一体化されている請求項7または請求項8に記載の電力供給装置。
請求項10
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電力供給装置と、患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置され、受信コイル(26)を備える網膜インプラント(1)とを備え、前記受信コイル(26)が、前記第1送信コイル(4,23)および前記第2送信コイル(5,24)によって送信された重畳高周波信号を受信するように適合されている視覚補綴システム。
請求項11
前記重畳高周波信号が、前記第1送信コイルによって送信された第1信号成分と、前記第2送信コイルによって送信された第2信号成分とを備える請求項10に記載の視覚補綴システム。
請求項12
前記第1高周波信号および前記第2高周波信号が、電力を前記網膜インプラントへ送信するために機能する請求項10または請求項11に記載の視覚補綴システム。
請求項13
画像データを取得し、かつ、ビデオ信号を供給するように適合されたビデオカメラをさらに備える請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の視覚補綴システム。
請求項14
前記ビデオカメラが、眼鏡フレームの中に一体化されている請求項10から請求項13のいずれか一項に記載の視覚補綴システム。
請求項15
データ処理ユニットをさらに備え、該データ処理ユニットが、ビデオ信号を前記網膜インプラントのための対応刺激データに変換するように適合されている請求項10から請求項14のいずれか一項に記載の視覚補綴システム。
請求項16
前記第1高周波信号および前記第2高周波信号のうちの少なくとも一方が、前記網膜インプラントへ送信される刺激データによって変調される請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の視覚補綴システム。
請求項17
前記網膜インプラントが、患者の網膜組織の神経節に接するように適合された一列のマイクロ接点を備える請求項10から請求項16のいずれか1項に記載の視覚補綴システム。
請求項18
前記網膜インプラントが、刺激データを受信し、かつ、該刺激データによって前記マイクロ接点を刺激するように適合されている請求項17に記載の視覚補綴システム。
請求項19
前記網膜インプラントが、刺激データを前記一列のマイクロ接点のための対応刺激パルスに変換するように適合された刺激チップを備える請求項17または請求項18に記載の視覚補綴システム。
請求項20
第1高周波信号と、該第1高周波信号に対して位相調整された第2高周波信号とを発生することと、前記第1高周波信号を第1送信コイル(4,23)へ、および前記第2高周波信号を第2送信コイル(5,24)へ供給することと、前記第1高周波信号が前記第1送信コイル(4,23)によって送信され、かつ、前記第2高周波信号が前記第2送信コイル(5,24)によって送信することとを含む、患者の眼の内部に少なくとも部分的に配置された網膜インプラント(1)へ電力を供給する方法。
請求項21
前記網膜インプラントの受信コイルで重畳高周波信号を受信することをさらに含む請求項20に記載の方法。
請求項22
前記重畳高周波信号が、前記第1送信コイルによって送信された第1信号成分と、前記第2送信コイルによって送信された第2信号成分とを備える請求項20または請求項21に記載の方法。
請求項23
第1高周波信号と第2高周波信号とを発生することが、高周波信号を発生することと、前記高周波信号を第1高周波信号と、該第1高周波信号に対して位相調整された第2高周波信号とに変換することとを含む請求項20から請求項22のいずれか一項に記載の方法。
請求項24
前記第1高周波信号および前記第2高周波信号に加え、さらなる別の高周波信号を発生することと、前記さらなる別の前記高周波信号をさらなる別の送信コイルへ供給することとをさらに含む請求項20から請求項23のいずれか一項に記載の方法。
請求項25
前記第1高周波信号および前記第2高周波信号のうちの少なくとも一方が、前記網膜インプラントへ送信される刺激データによって変調されることをさらに含む請求項20から請求項24のいずれか一項に記載の方法。
請求項26
前記網膜インプラントへのエネルギ伝達を最適化するために、前記第1高周波信号と前記第2高周波信号との間の位相シフトを調整することをさらに含む請求項20から請求項25のいずれか一項に記載の方法。
請求項27
前記網膜インプラントへのエネルギ伝達を最適化するために、前記第1高周波信号および前記第2高周波信号のそれぞれの信号振幅を調整することをさらに含む請求項20から請求項26のいずれか一項に記載の方法。
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