![]() 椎間関節の干渉ねじ
专利摘要:
隣接する上位及び下位の椎骨の椎間関節の間に挿入される椎間関節の干渉ねじ(10)であって、雄ねじ軸部分と頭部とを具備している。椎間関節の干渉ねじは、好ましくは、第1の構成要素(20)と第2の構成要素(30)との間に割り込み、それぞれ外側に半円形の雄ねじ表面(22,32)を具備し、一緒に結合されたとき、半円形の雄ねじ表面は、雄ねじ軸部分を形成する。第1及び第2の構成要素における内面(24,34)は、屈曲した接触面を具備し、挿入されたとき、第1の構成要素は、第2の構成要素に対して可動になっている。変形例としては、ねじは緩衝要素(60a’)を、第1及び第2の構成要素における内面の間に具備し、第1及び第2の構成要素の互いに対する緩衝を促進する。緩衝要素は、好ましくは、第1及び第2の構成要素の関節動作をも容易にする。 公开号:JP2011514208A 申请号:JP2010549882 申请日:2009-03-05 公开日:2011-05-06 发明作者:シラス ツルシュミーデ;パウル;ダブリュー パブロフ;ビート レヒマン 申请人:ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; IPC主号:A61F2-44
专利说明:
[0001] 本願は、2008年3月6日に出願された、発明の名称を「椎間関節の干渉ねじ("FACET INTERFERENCESCREW")」とする、米国仮特許出願第61/034,295号を基礎とする優先権を主張し、同出願の内容をここで参照によって完全に引用する。] 背景技術 [0002] 椎間関節は、脊椎可動部分における関節であって、高齢化、外傷、定型的使用、及びその他の要因に従って劣化する。脊柱の様々な領域における椎間関節は、異なる平面に向いており、例えば、腰部椎間関節は、一般的に、正中面Spを向いており、胸部椎間関節は、一般的に、冠状面Cpを向いており、頚部椎間関節は、一般的に、軸線又は横断平面Apを向いている(図1及び図2)。これらの向きは、脊柱のそれぞれの領域において、異なるタイプの運動を容易にする。] [0003] 変形した椎間関節は、しばしば、疼痛を伴い、例えば、滑液嚢を取り囲む2つの関節の咬合面の間の摩耗の結果によって生じる。椎間関節の表面は、関節軟骨によって被覆されている。椎間関節の軟骨性の表面が退化又は亀裂を生じると、炎症反応が生じ、それにより骨と骨との直接接触につながり、結果的に痛みが生じる。周囲の関節嚢の破壊もまた、患者に疼痛を引き起こす。患者は、代表的に、この疼痛を緩和するために、癒合手術を受ける。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 椎間関節の直接癒合の結果によるものではない、椎間関節の変性から生じる疼痛を緩和するために、隣接する上位及び下位の椎骨の間において、椎間関節の中に挿入するためのインプラントを開発することが望ましい。] 課題を解決するための手段 [0005] 本発明は、脊柱のインプラントに関する。より詳しくは、本発明による好ましい実施形態は、隣接する上位及び下位の椎骨における椎間関節の間に挿入するための椎間関節の干渉ねじに関する。椎間関節の干渉ねじは、好ましくは、頭部部分と雄ねじ軸部分とを具備しており、椎間関節の干渉ねじは、例えば、ねじ回し又はねじ回し状の器具などの挿入器具を介して、椎間関節に、回転挿入又はねじ込まれることができる。椎間関節の干渉ねじは、好ましくは、第1及び第2の構成要素を具備し、それぞれの第1及び第2の構成要素は、外側の半円形の雄ねじ表面と内面とを具備し、一緒に結合されると、半円形の雄ねじ表面は、雄ねじ軸部分を形成する。] [0006] 好ましい実施形態においては、第1及び第2の構成要素における内面は、屈曲した接触面を具備している。屈曲した接触面によれば、好ましくは、長手軸線に沿い、長手軸線に対して横方向に限られた運動である弓形運動を、第1及び第2の構成要素の間に許容する。] [0007] 他の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじにおいては、第1及び第2の構成要素の内面の間に緩衝要素が挿入され、第1及び第2の構成要素の互いに対する緩衝を助長する。緩衝要素は、2部品の緩衝要素の形態であり、第1の構成要素の内面と内面とに接触するための外面を有してなる上側緩衝要素を具備している。また、緩衝要素は、第2の構成要素の内面と内面とに接触するための外面を有してなる下側緩衝要素を具備している。上側及び下側の緩衝要素における内面はそれぞれ、屈曲した接触面を具備し、上側緩衝要素は、下側緩衝要素に対して関節動作可能になっている。上側緩衝要素は、好ましくは、第1の構成要素に固定され、下側緩衝要素は、好ましくは、第2の構成要素に結合されて、椎間関節の干渉ねじにおける関節動作の大部分は、上側及び下側の緩衝要素の屈曲した接触面にて、上側緩衝要素と下側緩衝要素との間にある。] [0008] 本発明はまた、好ましい椎間関節の干渉ねじを、隣接する上位及び下位の椎骨の椎間関節の間に挿入するための方法に関する。] [0009] 上述した要旨並びに本願の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明は、添付図面と関連させて読むことでより良く理解されるだろう。好ましい椎間関節の干渉ねじ及び本願の椎間関節の干渉ねじを挿入するための外科的方法を例証する目的のために、図面には好ましい実施形態を示している。しかしながら、本願は、図示された正確な構成及び手段に制限されないことを理解されたい。] 図面の簡単な説明 [0010] 患者の脊柱における腰部部分の取付位置において椎間関節に取り付けられた2つの椎間関節の干渉ねじを示した後部斜視図であって、本発明の後述する好ましい実施形態に従ったものである。 図1Aの取付位置における椎間関節の干渉ねじを示した側部斜視図である。 本発明の第1の好ましい実施形態に従った、椎間関節の干渉ねじを示した側部斜視図である。 図2Aの椎間関節の干渉ねじを分解して示した側部斜視図である。 図2Aの椎間関節の干渉ねじを、一時的スペーサと共に示した側部斜視図である。 本発明の第2の好ましい実施形態に従った、椎間関節の干渉ねじを示した上部斜視図である。 図3Aの椎間関節の干渉ねじに関連して使用される緩衝要素を示した上部斜視図であって、緩衝要素は、カニューレ開口部を貫通して具備している。 図3Aの椎間関節の干渉ねじに関連して使用される他の緩衝要素を示した上部斜視図であって、緩衝要素は、略中実で連続したものである。 図3Aの椎間関節の干渉ねじに関連して使用されるさらに他の変形例による緩衝要素を示した上部斜視図であって、緩衝要素は、T字形のチャネルを具備し、これは、図3Aの椎間関節の干渉ねじにおける第1の構成要素及び第2の構成要素の片方又は双方に形成された溝部に係合するものである。 本発明の第3の好ましい実施形態に従った、椎間関節の干渉ねじを示した側部斜視図である。 図4Aの椎間関節の干渉ねじに関連して使用される、例示的な2部品の関節構成要素を示した側部斜視図である。 図4Aの線5−5に沿って示した椎間関節の干渉ねじの横断面図であって、椎間関節の干渉ねじを中立位置において示している。 図4Aの線5−5に沿って示した椎間関節の干渉ねじの横断面図であって、椎間関節の干渉ねじを屈曲を受けた状態において示している。 図4Aの線5−5に沿って示した椎間関節の干渉ねじの横断面図であって、椎間関節の干渉ねじを延長された状態において示している。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを示した後部立面図であって、椎間関節の干渉ねじは中立位置において示している。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを示した後部立面図であって、椎間関節の干渉ねじは、横方向に屈曲を受けている。 第1、第2、及び第3の好ましい実施形態における上述した椎間関節の干渉ねじの1つを示した後部斜視図であって、好ましい抗回転機構を具備している。 第1、第2、及び第3の好ましい実施形態における上述した椎間関節の干渉ねじの1つを示した後部斜視図であって、変形例による好ましい抗回転機構を具備している。 第1、第2、及び第3の好ましい実施形態における少なくとも1つに従った、2つの椎間関節の干渉ねじを示した後部斜視図であって、本発明による好ましい方法に従って、患者の脊柱の椎間関節に同時に挿入されている。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを示した上部斜視図であって、好ましいねじ回しに取り付けられ、仮想線にて示す、ねじ回しの好ましいスリーブが延びた位置にある。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを示した上部斜視図であって、図9Aの円9Bの中を示している。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを示した側部斜視図であって、引っ込められた位置にあるスリーブを備えたねじ回しに取り付けられている。 図4Aの椎間関節の干渉ねじを拡大して示した上部斜視図であって、一層引っ込められた位置にあるスリーブを備えたねじ回しに取り付けられている。] 図1A 図2A 図3A 図4A 図9A 実施例 [0011] ある種の用語は、以下の説明において、制限ではなく、便利さのためだけに使用される。用語“右”、“左”、“上部”、及び“底部”は、図面において参照がされている方向を指示する。用語“内方”及び“外方”は、椎間関節の干渉ねじ及びその指示された部品の幾何学的中心に向かう、及び遠のく方向をそれぞれ参照する。用語“前部”、“後部”、“上位”、“下位”、“横方向”、“正中”、“軸線”、“冠状”及び関連する単語及び/又はフレーズは、制限を意味せず、参照がなされている人体に対して好ましい配置又は向きを指示する。用語には、上に列挙した単語と共に、それらの派生語及び類義語が含まれる。] [0012] 以下、本発明のある種の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。本発明の好ましい実施形態は、(i)第1、第2、及び第3の好ましい実施形態の椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を隣接する上位及び下位の椎骨Vの椎間関節FJの間に挿入すること、及び(ii)好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を患者の脊柱における隣接する上位及び下位の椎骨Vの椎間関節FJの間に挿入する外科的手順、に関する。本願における好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は概して脊柱(例えば、腰部、胸部、又は頚部の領域)使用され、そのように説明されるけれども、当業者が理解するように、好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”並びにその構成要素は、身体の他の部分にも使用でき、それらには、例えば、膝、尻、肩、指、関節、長骨又は手の骨、顔、足が含まれ、さらに、例えば、中手骨、トラペコイダル(trapecoidal)、及び手の舟状関節、及び足の中足骨と趾節骨との結合部などが含まれることを認識されたい。] [0013] 図1A及び図1Bを参照すると、患者の脊柱の腰部領域における2つの例示的な椎骨Vが示されている。椎骨Vはそれぞれ、一対の上位関節面Fsと、一対の下位関節面Fiとを、棘突起SPの両側に具備している。上位椎骨V上の下位関節Fiと、下位椎骨Vの上位関節Fsとは、関節嚢又は椎間関節空間FJ1,FJ2によって可動に相互結合され、運動部分の動きを案内及び制限する。図1A及び図1Bに示した椎骨Vは、棘突起SPの左側に配置された第1の椎間関節FJ1と、棘突起SPの右側に配置された第2の椎間関節FJ2とを具備している。第1及び第2の椎間関節FJ1,FJ2は、それぞれ、第1及び第2の椎間関節平面FJP1,FJP2を具備しており、これらは、概略、腰部脊柱の主たる正中面Spに向けられている。] 図1A 図1B [0014] 椎間関節FJ1,FJ2は、上位及び下位の椎骨Vの間における運動を案内して容易にする。脊柱Sの自然の又は外傷の変性の結果、椎間関節FJ1,FJ2は、影響を受ける。例えば、椎間関節FJ1,FJ2の軟骨表面が変性すると、炎症反応が引き起こされ、これは、上位椎骨Vに形成された下位椎間関節Fiと、下位椎骨Vに形成された上位椎間関節Fsとの間の直接的な接触につながり、椎間関節FJ1,FJ2に疼痛をもたらす。] [0015] 椎間関節FJ1,FJ2を増強して、痛みのある領域の圧力を軽減することは、インプラントを挿入することで達成され、好ましくは、好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を、上位椎骨Vに形成された下位椎間関節Fiと、下位椎骨Vに形成された上位椎間関節Fsとの間に挿入する。好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”によれば、椎間関節FJ1,FJ2を治療でき、可動性及び/又は安定性を温存しつつ、仮に追加的な内部固定がいつか必要な場合でも、茎を無傷に維持できる。椎間関節FJ1,FJ2の増強は、2つの好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を挿入することで達成され、椎間関節FJ1,FJ2のそれぞれに1つずつ取り付けられる。加えて、好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、隣接する椎骨Vの間の椎間板空間の内部にスペーサを挿入し又は挿入せずに、挿入される。] [0016] 図2A及び図2Bを参照すると、第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10は、一般的に、骨ねじ10の形状になっている。第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10は、頭部部分14と、雄ねじ軸部分16とを具備している。頭部部分14は、好ましくは、ねじ回し225と係合するための機構を具備している。例えば、頭部部分14は、好ましくは、複数の凹部44を具備し、ねじ回し225(詳しくは後述する)の先端部228に形成された複数の突起部229と係合するようになっているけれども、他の構造も想定され、それらには、限定はしないが、内部の凹部、六角形の外側、星型ドライバパターン、フィリップスの頭部パターン、ねじ回しのためのスロット、対応するねじ付き支柱のためのねじ部などが含まれる。軸16の特定の特徴には、例えば、ねじピッチや、自己ドリル構造、セルフタッピング構造、軸の直径、軸の形状などが含まれ、これらは交換可能であり、当業者には明らかなように、椎間関節の干渉ねじ10は、何か特定のタイプの軸16又はねじの構造に制限されない。] 図2A 図2B [0017] 第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ又は骨ねじ10は、椎間関節の干渉ねじ10の長手軸線13に沿って長手方向に分割されており、椎間関節の干渉ねじ10は、第1の構成要素20と、第2の構成要素30とを有するようになっている。第1及び第2の構成要素20,30のそれぞれは、外側に、好ましくは、半円形の雄ねじ表面22,32を具備し、及び内面24,34を具備しており、一緒に結合されたとき、半円形の雄ねじ表面22,32が、雄ねじ軸部分16を形成する。従って、使用に際しては、椎間関節の干渉ねじ10は、好ましくは、上位椎骨Vに形成された下位椎間関節Fiと、下位椎骨Vに形成された上位椎間関節Fsとの間に挿入され、そのためには、詳しくは後述するように、例えば、ねじ回し225によって回転させる。第1の好ましい実施形態における内面24,34は、好ましくは、頭部部分14から軸部分16の先端部16aへと略連続して延通しており、関節平面RPを形成し、概略これに沿って、第1及び第2の構成要素20,30が、取付位置において互いに動くが、これについては詳しくは後述する。内面24,34は、好ましくは、その実質的部分に沿って接触し、組み立てられた形態において、及び取り付けられた形態において、第1の構成要素20を第2の構成要素30に対する動きを案内する。] [0018] 第1の好ましい実施形態における椎間関節の干渉ねじ10の第1及び第2の構成要素20,30の内面24,34は、屈曲した接触面を具備し、例えば、凸面及び/又は凹面を有しており、それぞれの他の構成要素20,30の屈曲した接触面と相互作用して、挿入されたとき、第1の構成要素20は、屈曲した又は弓形の経路に沿って、第2の構成要素30に対して移動できる。すなわち、例えば、第1の構成要素20の内面24は、凸面を具備し、第2の構成要素30の内面34に形成された凹面に接触する。当業者には明らかであろうけれども、第2の構成要素30の内面34が凸面を有し、第1の構成要素20の内面24が凹面を有していても良い。変形例としては、両方の内面24,34が凹面又は凸面を有することもできる。内面24,34の凸面又は凹面の形状は、第1及び第2の構成要素の間の運動の弓形の経路をもたらし、これらは、好ましくは、取付位置において椎間関節FJ1,FJ2の1つに取り付けられ、当業者には明らかなように、椎間関節FJ1,FJ2の合致表面の天然の弓形形状を概略模倣する。] [0019] また、第1及び第2の構成要素20,30の内面24,34は、詳しくは後述するように、ガイドワイヤ200(図8)を受け入れるためのカニューレ開口部42を具備している。] 図8 [0020] 図2Cを参照すると、第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10はまた、一時的スペーサ40を具備し、少なくとも挿入形態において、第1及び第2の構成要素20,30の内面24,34の間に配置される。好ましくは、一時的スペーサ40は、詳しくは後述するように、ガイドワイヤ200(図8)を受け入れるためのカニューレ開口部42を具備している。使用に際しては、一時的スペーサ40は、挿入形態において、第1及び第2の構成要素20,30の内面24,34の間に挿入される。一時的スペーサ40が取り付けられた椎間関節の干渉ねじ10は、椎間関節の干渉ねじ10の回転を介して、上位椎骨Vに形成された下位椎間関節Fiと、下位椎骨Vに形成された上位椎間関節Fsとの間に挿入される。いったん取付位置に配置されると、スペーサ40は、好ましくは、取り外されて、内面24,34は、対面係合又は接触するように移動して、両者の間の動きを促進する。ガイドワイヤ200は、その遠位端に大きい直径の部分202を具備し、椎間関節FJ1,FJ2からガイドワイヤ200を取り外す際に、一時的スペーサ40に係合して取り外される。このように、スペーサ40は、第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10を、下位椎間関節Fiと上位椎間関節Fsとの間に、ガイドワイヤ200の補助によって挿入することを容易にする。使用に際しては、スペーサ40は、第1及び第2の構成要素20,30における内面24,34の間に表面接触するのを防止する。取付位置においては、スペーサ40の取り外しは、好ましくは、屈曲した又は弓形の経路に沿って、屈曲した内面24,34が関節動作することで可能になる。加えて、第1の好ましい実施形態における椎間関節の干渉ねじ10は、取付位置に位置決めされ、椎間関節の干渉ねじ10の関節平面RPは、椎間関節平面FJp1,FJp2のそれぞれに対して略平行であり、それぞれの椎間関節FJ1,FJ2の略垂直な関節動作又は運動の回復を助長する。] 図2C 図8 [0021] 図3A乃至図3Dを参照すると、第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10’は、第1の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10と類似しているけれども、相違点として、第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10’は、第1及び第2の構成要素20’,30’の内面(第2の好ましい実施形態においては図示していない)の間に配置された緩衝要素60a’,60b’,60c’を具備し、第1及び第2の構成要素20’,30’の互いに対する緩衝及び/又は運動を容易にする。第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10’は、同様な要素を指示するのに対応する参照符号を使用し、プライムマーク(’)を付すことで、第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10’の要素を区別している。好ましい緩衝要素60a’,60b’,60c’は、好ましくは、第1及び第2の構成要素20’,30’の互いに対する圧縮を促進する。加えて、好ましい緩衝要素60a’,60b’,60c’は、第1及び第2の構成要素20’,30’の間に、横方向及び縦方向の動きを可能にする。緩衝要素60a’,60b’,60c’は、好ましくは、比較的弾性のある材料から構成されており、第1及び第2の構成要素20’,30’の間に、6つの自由度の動きを許容する。例えば、緩衝要素60a’,60b’,60c’は、ポリマー材料から構成され、椎間関節の干渉ねじ10’が遭遇する代表的な荷重に耐えられるのに充分に強く、椎間関節FJに取り付けられたとき、椎間関節FJが永久的に移植された間に遭遇する環境に耐えることができる。] 図3A 図3D [0022] 第2の好ましい実施形態における緩衝要素60a’,60b’,60c’は、事前に組み立てられ、及び/又は、当業者に現在又は将来公知になるあらゆる機構によって第1の及び/又は第2の構成要素20’,30’に結合され、それらには、限定はしないが、接着剤、機械的結合などが含まれる。変形例としては、緩衝要素60a’,60b’,60c’は、一時的スペーサと共に(図3A乃至図3Dには不図示)又は一時的スペーサを用いずに、第1及び第2の構成要素20’,30’が取付位置における椎間関節FJに挿入された後に、内面24’,34’の間に挿入される。すなわち、例えば、第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10’は、椎間関節FJの中に挿入され、次に、第1及び第2の構成要素20’,30’は分割されて、両者の間に緩衝要素60a’,60b’,60c’を受け入れる。] 図3A 図3D [0023] 第2の好ましい実施形態においては、緩衝要素60a’,60b’,60c’はいくつかの形態を有し、それらには、第1の好ましい緩衝要素60a’であってカニューレ開口部42’を具備するもの、第2の好ましい緩衝要素60b’であって概略中実で連続したもの、及び第3の好ましい緩衝要素60c’であって案内及びロック機構70’を具備するもの、が含まれる。第1の好ましい緩衝要素60a’は、椎間関節の干渉ねじ10’の移植中に、ガイドワイヤ200を収容するために、カニューレ開口部42’を具備している。第1の好ましい緩衝要素60a’は、好ましくは、椎間関節FJに移植される前に、第1及び第2の構成要素20’,30’に永久的に接合される。第2の好ましい緩衝要素60b’は、カニューレ開口部42’を有しない、概略中実な一体的形態を具備している。第2の好ましい緩衝要素60b’は、第1及び第2の構成要素20’,30’に永久的に接合又は結合されるか、又はスペーサ40’(図3A乃至図3Dには不図示)の初期の移植及び除去に続いて、第1及び第2の構成要素20’,30’の間に挿入される。第3の好ましい緩衝要素60c’は、好ましくは、案内及びロック機構70’を具備し、第1及び第2の構成要素20’,30’の間に、緩衝要素60c’を挿入するのを容易にする。案内及びロック機構70’は、現在又は将来公知になるあらゆる機構から構成することができ、それらには、限定はしないが、舌部と溝部のシステムが含まれる。例えば、第1及び第2の構成要素20’,30’のうち少なくとも一方の内面24’,34’は、溝部(図示せず)を具備し、緩衝要素60’から延びた、T字形ロック機構70’に嵌合する。加えて、第1及び第2の構成要素20’,30’と嵌合する、第1及び第2の好ましい緩衝要素60a’,60b’の表面は、図示のような略平坦で連続したものに限られるものではなく、係合特徴を具備するか、又は第1及び第2の構成要素20’,30’の内面と係合及び嵌合を容易にするため、概略粗くされたものでも良い。例えば、第1、第2、及び/又は、第3の緩衝要素60a’,60b’,60c’は、第1及び第2の構成要素20’,30’に射出成形され、第1及び第2の構成要素は、粗くされ、溝部をもち、スパイクをもち、又は別な方法で不均一にされた内面を有し、緩衝要素60a’,60b’,60c’を第1及び第2の構成要素20’,30’に保持する助けとなる。] 図3A 図3D [0024] 図4A乃至図6Bを参照すると、第3の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10”は、2部品の緩衝要素60”を具備しているけれども、3以上の部品にすることもまた想定される。第3の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10”は、同様な要素を指示するのに対応する参照符号を使用し、二重プライムマーク(”)を付すことで、第2の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10”の要素を区別している。2部品の緩衝要素60”は、好ましくは、第1の構成要素20”の内面24”に取り付けられた上側緩衝要素62”と、第2の構成要素30”の内面34”に取り付けられた下側緩衝要素64”とを具備している。上側及び下側の緩衝要素62”,64”は、好ましくは、それぞれ、屈曲した接触面62a”,64a”を具備し、上側緩衝要素62”は、下側緩衝要素64”に対して可動であり、第1の構成要素20”は、第2の構成要素30”に対して可動になっている。より詳しくは、上側及び下側の緩衝要素62”,64”に形成された、屈曲した接触面62a”,64a”は、対応する球形面を長手方向(例えば、長手軸線13”に対して平行)、及び横方向(例えば、長手軸線13”に対して垂直)の両方に有している。このように、球形に屈曲した接触面62a”,64a”は、図5A乃至図6Bに示すように、屈伸の関節動作と横方向の関節動作とを容易にする。また、内面24”,34”は、第3の好ましい実施形態における椎間関節の干渉ねじ10”の移植を案内するためのガイドワイヤ200を受け入れるべく、カニューレ開口部42”を備えている。しかしながら、第3の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10”は、カニューレ開口部42”を含むものに限られず、カニューレ開口部42”無しに構成されても良く、上側及び下側の緩衝要素62a”,64a”は、組み立てた形態において、それらの実質的に球形に屈曲した接触面62a”,64a”の全体に沿って接触するものでも良い。] 図4A 図5A 図6B [0025] 上側及び下側の緩衝要素62”,64”は、好ましくは、ポリマー材料から構成され、いくらかの弾性を提供するけれども、取付位置においての使用中に、屈曲した接触面62a”,64a”にて重大な摩耗に抵抗するには充分な堅固さをも有する。例えば、上側及び下側の緩衝要素62”,64”は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の材料から構成されるけれども、それに限られず、ほとんどあらゆる材料であって緩衝及び摩耗の能力を提供すると共に取付位置での通常の使用状態及び環境に耐えられるものから構成することができる。加えて、第1及び第2の構成要素20”,30”は、好ましくは、金属材料から構成され、例えば、チタン又は鋼などからなるけれども、それに限られず、ほとんどあらゆる生物学的適合性の材料であって第1及び第2の構成要素20”,30”の一般的形状を呈することができ、椎間関節の干渉ねじ10”の通常の使用状態に耐えられるものから構成できる。] [0026] 図7A及び図7Bを参照すると、第1、第2、及び第3の好ましい実施形態における椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”はまた、抗回転機構又は特徴100a,100bを具備し、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”が取付位置から抜け出るのを防止する。例えば、第1の抗回転機構100aは、スペーサ100aの形態であって、これは、第1及び第2の構成要素20,30の間に挿入され、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の輪郭が、取付位置において、もはや円形ではなく、従って、取付位置において、抜け出したり、回転する見込みが少ない。スペーサ100aは、好ましくは、緩衝タイプの材料から構成され、第1及び第2の構成要素20,30の間の限られた運動が許容される。より詳しくは、図7Bに示すように、第2の好ましい抗回転スペーサ100bは、その長さにおける少なくとも1つの部分において、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の直径に比べて大きな幅を有し、それにより、さらに抜け出るのを防止する。抗回転機構100a,100bは、好ましい緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”から分離及び区別されるか、又は一体的に形成される。変形例としては、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”には、2002年11月13日に出願された、発明の名称を"Articular Facet Interference Screw"とする、米国特許公開公報第2006/0064099号に開示されているような、U字形を有する抗回転機構を組み込んでも良く、同出願をここで参照によって完全に引用する。] 図7A 図7B [0027] 図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、及び図7Aを参照すると、好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、好ましくは、ねじの直径Dとねじの長さLとを有している。ねじの長さLは、好ましくは、5〜25mmであり、ねじの直径Dは、好ましくは、4〜11mmである。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、これらの寸法に制限されないけれども、好ましくは、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を椎間関節FJに最小限の侵襲性で挿入することを許容するためには、これらの範囲の中に含まれ、先端部16aの延長部が椎間関節FJに貫通するのを制限し、最小限の侵襲性の処置中の他の関連する考慮と併せて、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”がカニューレ(図示せず)を通り抜けるのを許容する。加えて、好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、好ましくは、頭部部分14,14’,14”を具備し、挿入及び/又は除去のツールによって係合が促進され、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”が椎間関節FJに挿入される距離を防止する。] 図2A 図3A 図4A 図5A 図6A 図7A [0028] 図6A乃至図7Bを参照すると、好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、頭部14,14”上に関節指示具50,50”を具備し、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の関節平面Rpと整列している。関節指示具50,50”は、外科医に視覚的な指示を提供し、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”における関節平面Rpが、取付位置において、椎間関節平面FJp1,FJp2と整列されていることを確認する。関節平面Rpの整列ミス又は配向ミスは、代表的に、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”がその意図した方法にて動作するように制限し、椎間関節FJの融合をもたらす。変形例としては、外科医は、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を挿入することを決定し、関節平面Rpが椎間関節平面FJp1,FJp2に対して整列ミスを有し、融合が意図的に椎間関節FJにおいて促進されるようにする。さらに、関節指示具50,50”は、屈曲し又はさもなくば内面24,34が屈曲していることの指示を提供し、屈曲した関節経路を創り出し、外科医は、関節平面Rpを天然に屈曲した椎間関節FJの関節に配置することができる。] 図6A 図7B [0029] 使用に際しては、好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、セルフタッピング及び/又は自己ドリル構造になっている。第1及び第2の構成要素20,30は、好ましくは、事前に組み立てられ、単独にて又は好ましい一時的スペーサ40及び/又は緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”と結合され、そのためには、例えば、ねじの頭部14における堅固な結合が用いられ、使用に際しては、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、図8に示すように、ねじ回し225を介して、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を回転させることで、椎間関節FJに挿入できる。好ましくは、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”における関節平面Rpは、取付位置において、椎間関節平面FJp1,FJp2に対して整列され、取り付けられた椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”に対して椎間関節FJの関節動作を許容する。変形例としては、関節平面Rpは、意図的に、椎間関節平面FJp1,FJp2に対して整列ミスをさせて、融合を促進し又は椎間関節FJの動きを制限しても良い。] 図8 [0030] 図9A乃至図9Dを参照すると、好ましいねじ回し225は、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を椎間関節FJの中に挿入し、移植し、及び/又は、ねじ込み、第1及び第2の構成要素20,30を固定する機構を具備し、及び任意の追加的な構成部品を一緒に備え、挿入中に適切なトルクを維持する。好ましいねじ回し225は、軸227とスリーブ230とを具備している。軸227は、好ましくは、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の第1及び第2の構成要素20,30と同時に係合するために、先端部228を具備している。先端部228は、好ましくは、複数の突起部229を具備し、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の頭部部分14に形成された複数の凹部44と係合する。スリーブ230は、好ましくは、延長位置(図9A及び図9Bにおいて仮想線にて示される)から軸227にかぶせて可動に配置され、スリーブ230は、ねじ回し225の遠位端に結合された椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を包被して、引っ込んだ位置にしており(図9Cに示される)、ねじ回し225の遠位端に結合された椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”が露出する。スリーブ230は、好ましくは、例えば、ばね235によって延長位置へと付勢されている。] 図9A 図9B 図9C 図9D [0031] また、ねじ回し225は、好ましくは、ねじ回し225のハンドルの近位端に指示具225aを具備しており、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の関節平面Rpの指示を提供する。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、好ましくは、ねじ回し225に単一の向きにて取り付け可能になっており、指示具225aは、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の関節平面Rpに整列される。従って、外科医は、取付位置において、関節平面Rpの向きを確認することができ、椎間関節平面FJp1,FJp2に整列させて、関節動作を促進し又は整列ミスで融合を促進するが、これについては本願の開示を検討することで、当業者には明らかである。] [0032] 使用に際しては、ユーザは、好ましくは、スリーブ230を動かして引っ込んだ位置とし、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、ねじ回し225の遠位端に結合される。スリーブ230は、ばねの付勢によって延長位置へと移動し、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”がスリーブ230によって包被されるようにする。延長位置においては、スリーブ230は、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の第1及び第2の構成要素20,30を一緒に維持するのを助けて、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の複数の構成要素は、単一のユニットとして椎間関節FJの中へ回転できるようになっている。挿入中には、スリーブ230の遠位端と、患者の骨との間の接触が、スリーブ230を延長位置から引っ込んだ位置へと動かして、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を露出させる。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、椎間関節FJにねじ込まれ、ついには、頭部14が椎間関節FJの骨に接触し、外科医は、好ましくは、指示具225aを椎間関節平面FJp1,FJp2に整列させる。] [0033] 椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の椎間関節FJへの主たる固定は、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の軸部分の雄ねじが上位及び下位の椎間関節Fs,Fiに係合することで達成される。二次的な固定は、骨の一体化によって達成される。例えば、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”には、特に、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の軸部分16に形成された雄ねじには、粗面化及び/又はコーティングが骨の伝達のために施される。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、現在又は将来公知になる任意の生体活性型のコーティングを施すことができ、それらには、限定はしないが、Tiプラズマスプレー、陽極表面処理、例えば、APC、HA、又は任意のCa−P処理などが含まれる。] [0034] 好ましい椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”及び抗回転機構100,100’は、当業者に公知のあらゆる生物学的適合性の材料から製造され、それらには、限定はしないが、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、ポリマー、例えば、PPEK、PEKK、PEK、PEKK−EKであって光炭素繊維強化を備える又は備えないものなど、超高分子重量ポリエチレン(UHMWPE)、コバルトクロミウムモリブデン(CCM)などが含まれる。] [0035] 緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”は、当業者に公知のあらゆる生物学的適合性の材料から製造され、それらには、限定はしないが、エラストマー熱可塑性ポリマー(PCU又はポリマー化シリコーン)、PUR又はシリコーン族のメンバー、コポリマーなどが含まれる。好ましくは、緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”が有する輪郭(例えば、サイズ及び形状)は、第1及び第2の構成要素20,30の輪郭(例えば、サイズ及び形状)と合致し又は実質的に合致する。緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”は、部分的に又は全体的に、コーティングされ、摩耗の量を抑制する。例えば、緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”は、任意の金属炭化物又は窒化物、DLC族のメンバー、Al2O3、ZrO2、TiC、TiN、(A)DLC、CrN、CrCなどが含まれる。[外科的技術]] [0036] 第1、第2、及び第3の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、当業者に公知の任意の外科的技術によって挿入される。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、経皮的に挿入され、これは、2005年5月10に出願された、発明の名称を"Articular Facet Interference Screw"とする、米国特許出願第11/126,976号(Synthes(米国)に譲渡され、同出願の全内容をここで参照によって引用する)に開示された椎間関節の干渉ねじの挿入と類似している。] [0037] 図8を参照すると、使用に際しては、第1、第2、及び第3の好ましい実施形態による椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、最小限の侵襲性の手順によって、椎間関節FJの中に挿入されている。また、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、直視下手術を介して挿入することも想定される。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”を挿入する1つの例示的な方法においては、ガイドワイヤ200は、経皮的に導入され、隣接する上位及び下位の椎骨Vの間にて、椎間関節FJのそれぞれの中に入る。ガイドワイヤ200の導入は、椎間関節FJの中に任意の手段によって案内され、それらには、限定はしないが、Cアーム画像化、CTスキャン、椎間関節FJへの小さい開口アプローチなどが含まれる。ガイドワイヤ200の位置の対称性を確認した後に、任意的要素である、組織保護スリーブ、カニューレ、開創器、及び/又は、トロカール(図示せず)を、椎間関節FJに案内して、椎間関節FJへの経路を開く。椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”は、椎間関節FJの中へ導入され、好ましくは、ガイドワイヤ200を介して、及び保護スリーブ、カニューレ、開創器、又はトロカールを通して、導入される。その後、椎間関節の干渉ねじ10,10’,10”の向きが、好ましくは、確認され、ガイドワイヤ200、器具、及び一時的スペーサ40は(必要ならば)取り外される。必要ならば、緩衝要素60a’,60b’,60c’,60”及び抗回転機構100a,100bは、望ましいならば、第1及び第2の構成要素20,30の内面24,34の間に挿入される。関節平面Rpの向きを確認するために、一方又は両方の指示具50,225aが用いられ、特に、椎間関節平面FJp1,FJp2に関して使用される。] 図8 [0038] 当業者にあっては、広い発明的概念から逸脱することなく、上述した実施形態に変更を施すことができることを認識されたい。従って、本発明は開示された特定の実施形態に制限されず、特許請求の範囲によって定義された、本発明の精神及び範囲内に変形例を包含していることを理解されたい。]
权利要求:
請求項1 椎間関節の干渉ねじであって、上位椎骨における下位椎間関節突起と、下位椎骨における上位椎間関節突起との間の椎間関節に挿入され、この椎間関節の干渉ねじが、第1の構成要素であって、第1の外側の半円形である、ねじ付き表面と、第1の内面とを具備している、上記第1の構成要素と、第2の構成要素であって、第2の外側の半円形である、ねじ付き表面と、第2の内面とを具備し、第1及び第2の構成要素は、頭部部分と、先端部と、頭部部分と先端部との間に延びる長手軸線と、組み立てられた形態において雄ねじ軸部分とを形成し、第1及び第2の内面は、組み立てられた形態において、頭部部分から先端部へ延び、第1及び第2の表面は、組み立てられた形態において、実質的に接触している、上記第2の構成要素と、を備えていることを特徴とするねじ。 請求項2 第1及び第2の内面は、一般的に、椎間関節の干渉ねじの関節平面に対して、平行になっていることを特徴とする請求項1に記載のねじ。 請求項3 椎間関節の干渉ねじにおける第1及び第2の構成要素の内面が屈曲していることを特徴とする請求項1に記載のねじ。 請求項4 前記ねじが、さらに、第1及び第2の構成要素における内面の間に配置された緩衝要素、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のねじ。 請求項5 第1及び第2の構成要素のうち少なくとも1つにおける内面が、案内機構を具備していることを特徴とする請求項4に記載のねじ。 請求項6 緩衝要素は、第1の構成要素の内面と内面とに接触する外面を有する上側緩衝要素と、第2の構成要素の内面と内面とに接触する外面を有する下側緩衝要素とを具備し、上側及び下側の緩衝要素における内面は屈曲して互いに接触し、上側緩衝要素は下側緩衝要素に対して関節動作可能になっていることを特徴とする請求項4に記載のねじ。 請求項7 屈曲した接触面は、球体形状であることを特徴とする請求項6に記載のねじ。 請求項8 緩衝要素は、第1及び第2の構成要素の輪郭と合致する輪郭を有していることを特徴とする請求項4に記載のねじ。 請求項9 前記ねじが、さらに椎間関節の干渉ねじにおける関節平面に整列された頭部に設けられた指示具、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のねじ。 請求項10 椎間関節の干渉ねじであって、上位椎骨に形成された下位椎間関節突起と、下位椎骨に形成された上位椎間関節突起との間の椎間関節に挿入され、この椎間関節の干渉ねじが、第1の構成要素であって、雄ねじ付き表面と、第1の内面とを有している、上記第1の構成要素と、第2の構成要素であって、雄ねじ付き表面と、第2の内面とを有し、第1及び第2の構成要素は、組み立てられたとき、頭部と、先端部と、軸部分とを形成する、上記第2の構成要素と、緩衝要素であって、第1及び第2の構成要素の間に配置され、長手軸線に沿って概略延在し、緩衝要素は、第1及び第2の内面に対して接触している、上記緩衝要素と、を備えていることを特徴とする椎間関節の干渉ねじ。 請求項11 緩衝要素は、弾性的熱可塑性ポリマーから構成されていることを特徴とする請求項10に記載の椎間関節の干渉ねじ。 請求項12 緩衝要素は、第1及び第2の内面に接着剤で結合されていることを特徴とする請求項10に記載の椎間関節の干渉ねじ。 請求項13 椎間関節の干渉ねじが、さらに、指示具であって、頭部に配置され、椎間関節の干渉ねじの関節平面の向きを確認するために使用され、関節平面は、緩衝要素を貫通している、上記指示具、を備えていることを特徴とする請求項10に記載の椎間関節の干渉ねじ。 請求項14 緩衝要素は、頭部から先端部へ延びるカニューレ開口部を具備し、長手軸線に対して概略同軸的になっていることを特徴とする請求項10に記載の椎間関節の干渉ねじ。 請求項15 第1の椎間関節の干渉ねじと第2の椎間関節の干渉ねじとを挿入する方法であって、それぞれが、雄ねじ表面と第1の内面とを有する第1の構成要素と、雄ねじ表面と第2の内面とを有する第2の構成要素とを具備し、この方法が、(a)第1及び第2の構成要素における第1及び第2の内面の間に、一時的スペーサを挿入する段階と、(b)隣接する上位及び下位の椎骨の間の椎間関節の中に、少なくとも部分的にガイドワイヤを挿入する段階と、(c)第1及び第2の干渉ねじをガイドワイヤで降ろすように案内する段階であって、第1及び第2の干渉ねじにおける先端部が椎間関節に隣接して配置される上記段階と、(d)第1及び第2の椎間関節の干渉ねじを、同時に、それぞれの椎間関節に、椎間関節の骨に頭部が接触するまで、ねじ込む段階と、(d)ガイドワイヤを取り外す段階であって、これにより、第1及び第2の構成要素における第1及び第2の内面の間から、ガイドワイヤを接触させて一時的スペーサを取り外す上記段階と、を備えていることを特徴とする方法。 請求項16 前記方法が、さらに、(e)段階(d)の後に、第1及び第2の内面の間に緩衝要素を挿入する段階、を備えていることを特徴とする請求項15に記載の方法。 請求項17 前記方法が、さらに、(e)椎間関節における椎間関節平面に対して、第1及び第2の干渉ねじの頭部に指示具を整列させる段階、を備えていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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