![]() 体内の穴へアクセスするための医療装置
专利摘要:
とりわけ安全で且つ信頼性が高く且つ医療器具の操作を補助する、体内の穴にアクセスするための医療装置、器具及び方法が提供されている。医療用アクセス器具(20)は、細長い可撓性のシース(22)と該可撓性のシースの遠位端に結合されているポート(30)とを備えている。前記シースは、シースの内腔(24)と長手軸線とを規定している。前記ポートは、通路(34)を規定している内面(32)と、遠位方向にテーパーが付けられている外面(36)とを有している。前記通路はシースの内腔と連通している。前記ポートの外面は、組織の少なくとも一部分を受け入れる大きさとされている径方向に開口している溝(40)を規定している。 公开号:JP2011514207A 申请号:JP2010549881 申请日:2009-03-05 公开日:2011-05-06 发明作者:ヴィルー,;シー. サーティ,;キヨシ ハシバ, 申请人:ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッドWilson−Cook Medical Incorporated; IPC主号:A61B17-34
专利说明:
[0001] 本発明は、体管腔を介して体内の穴にアクセスするための医療装置、器具及び方法、例えば、内視鏡及び/又はその他の医療器具を配備するために、管を介してアクセスされる胃腸管の壁の穴にアクセスするための医療装置、器具及び方法に関する。] 背景技術 [0002] 体内の隣接する構造へのアクセスを確保するために体内壁に穴を形成することができ、このような技術は、一般的に経腔処置と称されている。例えば、骨盤腔鏡検査法は、70年以上前に開発され、盲嚢内に穴を形成することによって経膣的に腹腔内にアクセスすることを含んでいる。腹腔へのこのアクセスによって、医療専門家は、多くの解剖学的構造を目視で検査できるばかりでなく、生検、卵管結紮又はその他の手術のような種々の処置を、全て、侵襲性が最少の方法によって行うことができる。他の体管腔を使用して種々の体腔へのアクセスを確保するための多くの経腔処置も開発されて来た。例えば、胃腸管は、内視鏡によって診査される場合が多く且つ腹腔及びその他の体腔へのアクセスを付与するために利用することができる。2007年2月28日に出願された米国特許出願第11/946,565号には、このような処置が開示されており、当該出願は、これに言及することによりその内容全体が参考として本明細書に組み入れられている。] [0003] 経腔的処置は侵襲性が最少であるけれども、種々の危険性も伴う。例えば、胃腸管の体内壁例えば胃又は腸内に穴が形成されると、胃の内容物、腸の内容物又はその他の体液が、隣接している体腔内へと漏れることが起こり得る。胃腸管の外側からの細菌を含む流体の移動は、不所望で時には死に至る感染を生じさせるかも知れない。内視鏡を胃の中へ給送する際に、口及び食道を保護するために、伝統的なオーバーチューブが使用されて来た。しかしながら、これらのオーバーチューブは、胃腸の壁を封止しない。更に、伝統的なオーバーチューブは、かなり堅牢で、これら自体が喉又は食道を傷付け、内視鏡を所望通りに操作する機能を制限する。] 先行技術 [0004] 米国特許出願第11/946,565号] [0005] 本発明は、体内の穴にアクセスするための医療装置、器具及び方法を提供するものであり、これらは、とりわけ安全且つ信頼が高く且つ内視鏡又はその他の医療器具の操作を補助する。体内の穴にアクセスするための医療用アクセス器具が本発明によって提供される。当該医療用アクセス器具は、細長い可撓性のシースと該可撓性のシースの遠位端に結合されているポートとを備えている。シースは、シース内腔と長手軸線とを規定している。ポートは、通路を規定している内側面と、遠位方向に向かってテーパーが付けられている外側面とを有している。前記通路はシース内腔と連通している。ポートの外側面は環状の溝を規定しており、該環状の溝は径方向に開口しており且つ組織の少なくとも一部分を収容できる大きさとされている。] [0006] 該医療用アクセス器具の更に詳細な特徴によれば、溝は環状であり且つポートを取り巻くように延びている。ポートは近位部分と遠位部分とを有しており、溝はポートの近位部分に形成されているのが好ましい。溝の幅は、組織の厚みより狭いか又は等しいのが好ましい。ポートはエラストマによって作ることができ且つ変形可能である。ポートの外面のテーパーは、湾曲しているか又は円錐形である。] [0007] 本発明の教示に従って医療装置もまた提供される。該医療装置は、上記した医療器具のみならずプッシャをも備えている。該プッシャは、内部に前記の細長い可撓性のシースを収容できる大きさとされているプッシャ内腔を規定している。前記のポートはプッシャに当接する大きさ及び配置とされている押し込み面を規定している。更に詳細な特徴によれば、ポートは可撓性のシースから径方向に突出していて押し込み面を規定している。該押し込み面は、ポートの近位部分に形成されているのが好ましく且つ近位方向に面している。該医療装置は更に、シースの内腔及び通路の中を並進せしめられる大きさとされている医療器具を備えている。] [0008] 本発明による教示に従って、組織によって規定されている体内の穴に体管腔を介してアクセスする方法も提供される。医療用アクセス器具、プッシャ及び上記したもののような医療器具を含んでいる医療装置が準備される。医療用アクセス器具が体管腔内を並進せしめられる。プッシャが体管腔内を並進せしめられ、その結果、医療用アクセス器具の可撓性のシースがプッシャの内腔内に収容される。医療用アクセス器具がプッシャと係合せしめられて、医療用アクセス器具が体内の穴を介して遠位方向に動かされ、その結果、組織がポートの溝内に収容される。医療器具が、シースの内腔内を介して体内の穴の遠位側まで並進せしめられる。] [0009] 本発明の更に詳細な特徴によれば、医療用アクセス器具の可撓性のシースは、プッシャの内腔内に位置決めされ、医療用アクセス器具とプッシャとが、一緒に体管腔内を並進せしめられる。該医療器具がシース内の内腔内に配置されると、該医療器具、医療用アクセス器具及びプッシャは、共に体管腔内を並進せしめられる。該医療用器具は、組織内に穴を形成するために使用されるのが好ましい。該医療器具はまた内視鏡をも備えており、外科手術器具をオーバーチューブの遠位端内を並進させるステップと、該外科手術器具によって体内に穴を形成するステップとが更に含まれる。該医療器具は、シースの遠位端を介して並進せしめられ且つ体内の穴を広げる。医療用アクセス器具は、該医療用アクセス器具を近位方向に強制的に並進させることによって後退せしめられる。] 図面の簡単な説明 [0010] 図1は、本発明の教示に従って作られた医療用アクセス器具の側面図である。 図2は、図1に示されている医療用アクセス器具の断面図である。 図3は、体内の穴内に配置されている状態の図1及び2の医療用アクセス器具を示している断面図である。 図4は、図1〜3の医療用アクセス器具を備えている医療用装置を示している概略図であり、部分的に断面で示され且つ部分的に立面図で示されている。 図5は、医療装置を示している断面図である。 図6は、該医療装置の配備状態を示している断面図である。 図7は、医療用装置の配備状態を示している別の断面図である。 図1に示されている医療用アクセス器具の代替的な実施例の断面図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 [0011] 図面を参照すると、図1〜3は、組識12(図3)に形成されている体内の穴10にアクセスするための医療用アクセス器具20の種々の図である。医療用アクセス器具20は、細長い可撓性のシース22とポート30とを備えている。細長い可撓性のシース22は、シース内腔24と長手軸線14とを規定している。シース内腔24の直径は、内視鏡又はカテーテル式の器具のような医療器具を受け入れる大きさとされており、約2mm〜約20mmの範囲内であるのが好ましい。可撓性のシース22は、近位端25と遠位端26とを備えており且つ内視鏡による診査に適した長さを有している。ポート30は、可撓性のシース22の遠位端26に結合されている。ポート30は、通路34を規定している内側面32を有している。ポートはまた、遠位方向にテーパーが付けられている外側面36をも規定している。] 図1 図2 図3 [0012] 図面に示されているように、ポート30の外側面36は円錐形であり、特に、ポート30の遠位部分は切頭円錐形であるが、外側面36は、本発明の範囲及び精神内に維持されつつ、凸状若しくは凹状曲面のような湾曲形状、複合曲面又は円筒形面とさえすることができることが当業者によって認識されるであろう。ポート30の通路34は、シースの内腔24と連通している。図示されているように、通路34を規定している内側面32は可撓性のシース22を完全に収容できる大きさとされているが、該可撓性のシースは、ポート30及びその通路の長さに沿ったどのような位置において終わっていても良く又はポート30の近位端面38に直に結合させることさえできることが分かるであろう。可撓性のシース22とポート30とは種々の公知の方法で結合させることができ、この方法としては、接着、オーバーモールドのような成形技術、2つの構成部品同士を縫い合わせる方法、他の機械的な取り付け部材を使用する方法又は振動溶接のような溶接技術を使用する方法がある。] [0013] 図2及び3から最も良くわかるように、ポート30は、医療用アクセス器具20を組織12の穴10において該組織に結合するための溝40を更に規定している。更に特定すると、ポートの近位部分(即ち、ポート30の傾斜が付けられている外側面36に近接している部分)は、ポート30の外周に沿って延びている環状形態の溝40を規定している。溝40は、図示されているように径方向に開口している。ポート30は、図2に示されているように外径Dを有しており、この外径は、約2mm〜約30mmの範囲内であるのが好ましく、約5mm〜約20mmであるのが最も好ましい。溝40の平均幅Wは、組織12の厚みTより狭いか又はほぼ等しいのが好ましく、典型的には、約1mm〜約7mmの範囲である。溝40はまた、径方向にテーパーが付けられていても良く、その場合、図8の実施例に示されているように、溝40は、約2°〜約20°でテーパーが付けられて径方向内方に向かって狭くなされる。溝40の深さ(例えば、外径Dから溝40の領域におけるポート30の小さな外径を引いた寸法)は約2mm〜約20mmの範囲内であるのが好ましい。] 図2 図8 [0014] 図3に示されているように、組織12が有する本来の弾力性により、組織は、溝40内へと伸長し且つ溝40の大きさにより該溝内で部分的に圧縮される。このことにより、ポート30を介する医療用アクセス器具20と組織12との間の確実且つ液密な連結が提供される。ポート30は、ラバー又はサントプレーン(Santoprene(登録商標))のようなエラストマによって作られるのが好ましい。従って、ポート30は、十分に非外傷性であり且つ体内の穴10を形成している組織12の部分を封止しながら撓むことができる。同様に、たとえ溝40の深さがかなり深くても、ポート30特に溝40に隣接した近位部分の可撓性により、ポート30は、組織12に対する取り付け及び取り外し中に変形し且つ撓むことができる。例えば、ポート30の可撓性により、内側面32及び通路34が圧潰せしめられてポート30の直径が小さくなる。] 図3 [0015] 医療用アクセス器具20の細長い可撓性のシース22は可撓性のプラスチックによって形成されるのが好ましく、該可撓性のプラスチックとしては、例えば、フッ素樹脂、ポリエチレン(高、中、低密度)、テフロン(登録商標)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリウレタン、シリコーン又はナイロン(登録商標)のようなポリアミドがある。可撓性のシース22の構造は、補強ワイヤー、コイル又はフィラメントを備えているか備えていない多層構造又は単層構造を含むことができる。同様に、シース22を過度に堅牢とすることなく耐久性を増すために、ポリ塩化ビニル(PVC)のコーティングもまた採用することができる。可撓性のポリマーを使用することによって、内視鏡52又はその他の医療器具の操作及び作動が損なわれない。従って、医療装置50は、医療器具の作動を補助することができるばかりでなく、元々存在する体の穴を介して胃腸管内のより深くまで誘導することが可能となる。これと同時に、医療装置50は、配備がより容易であり且つ組織内部の体内の穴に対する確実な係合及び液体封止を提供し、これによって、細菌を含む流体の胃腸管を含む体内での不所望な移動を防止することができる。] [0016] 図4を参照すると、上記した医療用アクセス器具20を備えている医療装置50が示されている。医療用アクセス器具20に加えて、内視鏡52のような医療用器具が医療用アクセス器具と組み合わせて使用されている。医療装置50はまた、組織12内に手動によって穴10を形成するために、内視鏡52の作動通路内で使用される外科手術器具54をも備えている。図4においては、医療器具50の導入は、胃16へアクセスするために、食道14のような体管腔を介してなされるものとして示されている。従って、外科手術器具54によって形成される穴は、胃壁を表わしている組織12に形成されている。] 図4 [0017] 医療器具50はまたプッシャ56をも備えているのが好ましく、プッシャ56は、医療用アクセス器具20の可撓性のシース22よりも強く且つ堅牢である。ポート30の近位端面38は、プッシャ56によって押圧される押圧面を規定しているが、このような押圧面は、他の部分に形成されても良く又は押圧面を規定するために可撓性のシース20から径方向に突出しているポートの他の構造によって形成されても良いことがわかるであろう。プッシャ56は、ポート30の押圧面38と係合する構造とされている。従って、プッシャ56は、以下において更に詳しく説明するように、医療用アクセス器具20の配置を補助するために使用される。] [0018] 医療装置20は、医療器具として内視鏡52を備えているものとして示したけれども、多くの異なる医療器具、例えば、ガイドワイヤ、カテーテル、針、器具配備装置、生検器具等を、医療用アクセス装具20と組み合わせて使用することができる。例えば、図4においては、組織12内の穴10は、医療用アクセス器具20と組み合わせて使用することができ且つ内視鏡52を備えているか又は備えていない外科手術器具54を使用して形成されたものとして示されている。] 図4 [0019] 外科手術器具54は、内視鏡52の作動通路内を移動せしめられた電気外科用刃物であるのが好ましいけれども、当業者は、穴10を形成するためにどのようなタイプの切断器具を使用しても良いことがわかるであろう。外科手術器具54は切断チップを備えており、該切断チップは、穴10を形成するために医療用アクセス器具20の遠位端から突出している。穴10は意図的に形成された穿孔として記載されているけれども、体内の穴10は、意図せず形成され又は自然に発生したものかもしれないことが当業者はわかるであろう。別の態様として、体内の穴10は、胃腸管の一部、又は食道括約筋、幽門括約筋、オッディ括約筋、回盲弁若しくは肛門に存在する穴のような他の体管腔である元々存在する穴であっても良い。] [0020] 以下、体管腔を介して体内の穴10にアクセスする方法を図4〜7を参照して説明する。例として、体管腔は、ここでは、口、食道14及び胃16を含む胃腸管の一部分として記載した。最初に、医療装置50、即ち、医療用アクセス器具20、プッシャ56及び内視鏡52のような医療器具が準備される。一般的に、プッシャ56は、可撓性のシース22がプッシャの内腔58の内側に配置されるように、医療用アクセス器具20の近位端の外周に沿って進入せしめられる。医療器具52は、シースの内腔24によって、好ましくは胃16内の目標部位が目視できるようにする際に使用できるように医療用アクセス器具の遠位端から突出するように位置決めされる。医療用アクセス器具20、医療器具52及びプッシャ56は、体管腔14内を、図4に示されているように組織12に近い位置まで一緒に並進せしめられる。次いで、組織12内に穴を形成するために、外科手術器具54が内視鏡52の作動通路を介して配備される。この方法におけるこの時点で、プッシャ56は、医療装置50を進入させることは必要とされないかもしれない。なぜならば、可撓性のアクセス器具20は、内視鏡52によって少なくとも幾分補強されているからである。従って、医療用アクセス器具20及び/又は内視鏡52は、組織12内へと進入せしめられて、プッシャ56を使用しないで穴10を形成することができる。] 図4 図5 図6 図7 [0021] 図5において最も良くわかるように、外科手術器具54は引き抜かれるのが好ましく、穴10内にガイドワイヤ60を進入させることができる。同様に、次いで、拡張バルーン64を備えているカテーテルのような拡張器具62が、ガイドワイヤ60の外周に沿って内視鏡52の作動通路内を並進せしめられる。当該技術において知られているように、拡張器具62は、バルーン64又はその他の拡張部材を膨張させて組織に形成されている穴を拡張させるか広げることによって使用される。使用されている外科用切断器具54のタイプに応じて、穴の拡張は必要とされるかも知れないし又は必要とされないかも知れない。穴10は、ポート30の直径Dより小さいか又は等しい大きさとされる。] 図5 [0022] プッシャ60は、並進せしめられて、ポート30の近位端面38と係合し且つアクセス器具20を組織の穴10を介して進入させる。ポート30のテーパーが付けられている外面36は、組織12がポート30の近位部分に形成された溝40に達するまで医療用アクセス器具20をガイドするように機能する。既に述べたように、組織12の本来の弾力性によって、組織が溝40内に入り込み且つポート30と係合せしめられて医療用アクセス器具20が組織12に確実に結合される。次いでプッシャ56が近位方向に引っ張られて取り外される。] [0023] シース22の可撓性によって、内視鏡52又はその他の医療器具の完全な操作が可能になる。ガイドワイヤ60は、内視鏡52の使用を補助するために定位置に残されても良いし、又は取り外されても良い。医療用アクセス器具20と組み合わせて多くの異なる医療器具、例えば、ガイドワイヤ、カテーテル、針、器具配備装置、カテーテル式の介入器具、生検器具、把持器具等を使用することができる。内視鏡52は、ここに記載されている処置の全ての段階で使用できる視認化装置を提供する。すなわち、穿孔を形成するための組織内の部位を選択し、医療装置50を穴を通してガイドし、次いで、付加的な処置を行なうか又は組織12の遠位側を単に診査することを含む全ての段階において使用することができる。しかしながら、カテーテル式の視認化装置又はその他の光ファイバ器具を含む他の視認化装置を使用しても良い。最後に、医療装置50及び医療用アクセス器具20の配置はまたX線透視、超音波等のような他の監視技術と組み合わせて使用することができる。従って、可撓性チューブ22の遠位端かポート30は、このような監視装置によって検知することができる適当な金属又はその他の物質が埋め込まれるか又は取り付けられていても良い。] [0024] 穴10の遠位側における診査及び/又は処置が完了すると、医療器具は引き抜かれ、医療用アクセス器具20が強制的に近位方向へ引っ張られて、組織12が溝40から出て行くようにされる。必要な場合には、適当な縫合器具を使用して穴10を閉じても良い。例示的な縫合器具及び穿孔閉塞方法が、同時係属中の、2007年11月28日に出願された米国特許出願第11/946,565号、2007年8月17日に出願された米国特許出願第60/956,580号及び2007年5月31日に出願された米国特許出願第60/941,086号に開示されており、これらの開示内容全体がこれに言及することにより本明細書に参考として組み入れられている。] [0025] 従って、本発明による医療装置、器具及び方法は、安全で信頼性が高く再現が容易なやり方で、体内の穴へのアクセスを提供することがわかる。必要に応じて、内視鏡又はその他の種々の医療器具を、該医療用アクセス器具内を繰り返し通過させて、穴の遠位側の空間及び構造にアクセスすることができる。更に、該医療用アクセス器具は、容易に配備させることができ、穴を形成している組織に効果的な流体封止を設け且つ容易に取り外すことができる。内視鏡又はその他の医長器具の操作及び作動は、その間、妨害されず又は損なわれない。] 実施例 [0026] 本発明の種々の実施例の上記の説明は、例示及び説明の目的で提供されたものである。本発明を排他的なものとするか又は開示された実施例そのものに限定することは意図されていない。上記の教示を参考にして、多くの改造又は変更が可能である。ここに説明されている実施例は、本発明の原理及び実施用途の最良の例示を提供して、当業者が、本発明を想定される特別な使用方法に適合された種々の実施例及び種々の改造例において使用できるようにするために選択され記載されたものである。封止又は流体封止という用語の使用は、バリアーが完全に漏れが無いことを必要としているのではなく、その中を通る流体又はその他の内容物の流れを実質的に阻止することを必要としている。従って、このような改造及び変更は、特許請求の範囲が正しく、法律的に、公正に付与された範囲に従って解釈される場合に添付の特許請求の範囲によって決定される発明の範囲内に含まれる。] [0027] 12組識、 10体内の穴、 14長手軸線、 14食道、 16胃、 20医療用アクセス器具、 22シース、 24 シースの内腔、 25 シースの近位端、 26 シースの遠位端、 30ポート、 32 ポートの内側面、 34通路、 36 ポートの外側面、 38 ポートの近位端面、 40 溝、 D ポートの外径、 W 溝の平均幅、 T組織の厚み、 50医療装置、 52内視鏡、 54外科手術器具、 56プッシャ、 58 プッシャの内腔、 60ガイドワイヤ、 62拡張器具、 64拡張バルーン、]
权利要求:
請求項1 組織に形成されている体内の穴にアクセスするための医療用アクセス器具であり、シースの内腔を規定しており且つ長手軸線を有している細長い可撓性のシースであって、近位端と遠位端とを有している細長い可撓性のシースと、該可撓性のシースの遠位端に結合されているポートであって、通路を規定している内面と遠位方向にテーパーが付けられている外面とを有し、前記通路は前記シースの内腔と連通しており、前記外面は、径方向に開口しており且つ組織の少なくとも一部分を内部に受け入れる大きさとされた環状の溝を規定している、前記ポートと、を備えてなる医療用アクセス器具。 請求項2 前記溝の幅が径方向にテーパーが付けられている、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項3 前記ポートが近位部分と遠位部分とを有しており、前記溝が前記ポートの近位部分に形成されている、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項4 前記溝の幅が前記組織の厚みより狭いか又は等しい、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項5 前記ポートがエラストマによって形成されている、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項6 前記ポートが変形可能である、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項7 前記通路が前記可撓性のシースの遠位端を受け入れることができる大きさとされている、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項8 前記外面が円錐形である、請求項1に記載の医療用アクセス器具。 請求項9 組織によって規定されている体内の穴にアクセスするための医療装置であり、細長い可撓性のシースと、該可撓性のシースの遠位端に結合されているポートとを備えている医療用アクセス器具であって、前記シースがシースの内腔を規定しており、前記ポートが、通路を規定している内面と、遠位端に向かってテーパーが付けられている外面とを有しており、前記通路が前記シースの内腔と連通しており、前記外面が、径方向に開口している環状の溝を規定している、前記医療用アクセス器具と、近位方向に面している押し込み面を規定している前記ポートと、プッシャの内腔を規定しているプッシャであって、該プッシャと前記プッシャの内腔とは、前記細長い可撓性のシースを前記プッシャの内腔内に収容し且つ前記押し込み面に当接する大きさとされている、前記プッシャと、を備えてなる医療装置。 請求項10 前記ポートが、前記可撓性のシースから径方向に突出していて前記押し込み面を規定している、請求項9に記載の医療装置。 請求項11 前記押し込み面が前記ポートの近位端面上に形成されている、請求項9に記載の医療装置。 請求項12 前記シースの内腔の直径が〜の範囲内である、請求項9に記載の医療装置。 請求項13 組織によって規定されている体内の穴に体管腔を介してアクセスする方法であり、医療用アクセス器具と、プッシャと、医療器具とを備えている医療装置であって、前記医療用アクセス器具が細長い可撓性のシースを備えており、該可撓性のシースは当該可撓性のシースの遠位端に結合されているポートを備えており、前記シースは、前記医療器具を受け入れることができる大きさとされているシースの内腔を規定しており、前記ポートは、通路を規定している内面と、遠位端に向かってテーパーが付けられている外面とを有しており、前記通路は前記シースの内腔と連通しており、前記外面は径方向に開口している溝を規定しており、前記プッシャは、前記可撓性のシースを受け入れることができる大きさとされているプッシャの内腔を規定しており、前記プッシャは、前記医療用アクセス器具の前記ポートに当接する大きさとされている、前記医療装置を準備するステップと、前記医療用アクセス器具を、前記体管腔内を並進させるステップと、前記プッシャを、前記体管腔内を並進させて、前記医療用アクセス器具の可撓性のシースが前記プッシャの内腔内に受け入れられるようにするステップと、前記医療用アクセス器具を前記プッシャと係合させて、前記医療用アクセス器具を、前記体内の穴を介して遠位方向へ移動させて組織が前記ポートの溝内に収容されるようにするステップと、前記医療器具を、前記シースの内腔内を前記体内の穴の遠位側まで並進させるステップと、を含んでなる方法。 請求項14 前記医療用アクセス器具の可撓性のシースが、前記プッシャの内腔内に位置決めされ、前記医療用アクセス器具とプッシャとが、前記体管腔内を一緒に並進せしめられる、請求項13に記載の方法。 請求項15 前記医療器具が前記シースの内腔内に位置決めされ、前記医療器具、医療用アクセス器具及びプッシャが、共に前記体管腔内を並進せしめられる、請求項14に記載の方法。 請求項16 前記医療器具が組織に穴を形成するために使用される、請求項13に記載の方法。 請求項17 前記医療器具が内視鏡を備えており、外科手術器具をオーバーチューブの遠位端を介して並進させるステップと、前記外科手術器具によって前記体内の穴を形成するステップと、を更に含んでなる、請求項13に記載の方法。 請求項18 前記医療器具が拡張器具を備えており、該拡張器具を、前記シースの遠位端を介して並進させるステップと、前記拡張器具によって前記体内の穴を広げるステップと、を更に含んでなる、請求項13に記載の方法。 請求項19 前記拡張器具が、前記体内の穴を前記ポートの外径よりも小さいサイズまで広げる構造とされている、請求項18に記載の方法。 請求項20 前記シースの内腔が、前記ポートを介して前記体内の穴から流体封止されている、請求項13に記載の方法。
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