专利摘要:
インプラント装置及び該インプラント装置を使用する方法を提供する。インプラント装置は、円形又は楕円形の関節端を有している。関節端は、凸状上面と凹状下面を有し、凸状上面は凹状下面に繋がり、凹状下面の曲率は凸状上面の曲率よりも小さい。インプラント装置は、軸部が、上面から遠ざかる方向に向けて、凹状下面から延在し、軸部の半径は、凹状下面で最大であり、テーパ状で長さ方向に半径が小さくなる。
公开号:JP2011514206A
申请号:JP2010549878
申请日:2009-03-05
公开日:2011-05-06
发明作者:ディー. クック,ステフェン;ストジェパ,ピーター
申请人:モイライ オルソペディクス,エルエルシーMoirai Orthopedics,Llc;
IPC主号:A61F2-30
专利说明:

[0001] <関連出願の説明>
この特許出願は、2008年3月6日に出願された米国特許出願第12/074,770号及び2009年3月3日に出願された米国特許出願第12/396,872号の優先権を主張する。]
背景技術

[0002] <発明の分野>
この発明は、概して、関節軟骨病変(articular cartilage defects)を修復する装置及び方法に関する。より具体的には、本発明は、人間の膝、尻及び肩等の関節における疾患軟骨の代用として供されるインプラントに関する。]
[0003] <背景技術>
軟骨は、骨と骨の間のパッドとして作用し、摩擦を低減して骨どうしの接触による骨の摩耗を防止する。軟骨は、身体の中の結合部の全部とまではいかなくても多くの結合部(joints)の関節面を覆っている。軟骨の滑らかさ及び厚さは、結合部の耐荷重特性及び可動性を決定する要因である。しかしながら、長い間に損傷したり、また遺伝により、軟骨に、亀裂、クラック又はひび割れ(crazes)などの病変が起こることがある。骨軟骨の場合、前記病変は、骨の軟骨下表面まで入り込むことがある。また、軟骨の場合、前記病変は、骨の軟骨下表面までは入り込まない。どの場合も、病変は、一般的には、自ら修復しない。仮にどんな修復が行われた場合でも、治癒は不十分であり、激しい痛みや障害が、突然に又は時間が経ってから起こる。]
[0004] 新たな軟骨を再生する1つの方法は、自家軟骨細胞移植である。しかしながら、この技術は複雑で費用もかなり要する。再生に代わる修復を目的とする他の技術には、創面切除(debridement)、洗浄(lavage)、マイクロフラチャリング、ドリル穴明け及び摩耗関節形成などがある。これらの方法は、一般的に、器具を、軟骨下骨の中の血管新生領域へ、出血が起こるまで進入させるものである。フィブリン塊の生成は線維軟骨に分化して、これが病変部位を被覆する。しかしながら、得られた修復組織は比較的弱い場合や組織化されていない場合があり、典型的には骨の端部を被覆する正常な硝子様軟骨の生体力学的特性が十分でない場合がある。また、この技術は、一般的には、正常な関節適合性の存在下での軟骨病変に用いられるだけである。]
[0005] 他の方法として、結合部の全部を取り換える方法がある。しかしながら、この全部交換は、費用が高く、リスクが大きく、回復時間が長い問題がある。それゆえ、他の治療法が必要である。]
[0006] 前記先行技術の装置及び本発明法並びに他の装置及び方法については、以下の特許及び特許公報の中に詳しく記載されている。]
[0007] Clarkが出願した米国特許公開第2005/0137708号は、大腿骨インプラント及び脛骨インプラントのコンポーネントを含む膝関節表面置換インプラントを開示している。大腿骨インプラントコンポーネントは、ネジ又はその他固定装置を用いて大腿に取り付けられることができ、皮質と海綿骨材料との間で負荷を共有するように構成される。脛骨インプラントコンポーネントは、モジュラー部分に形成され、膝関節の中で組み付けられることもできるし、浮動させてもよいし、脛骨表面に固定されることもできる。]
[0008] Clarkが出願した米国特許公開第2007/0032876号は、大腿骨コンポーネント及び脛骨コンポーネントを含む人工膝関節器官を開示している。該コンポーネントの本体は、チャンネルのネットワークを具えており、該チャンネルネットワークを用いて、コンポーネントの装着後、骨セメントがコンポーネントの骨界面に送られる。]
[0009] Langが出願した米国特許公開第2007/0250169号は、関節表面を修復するための方法及び装置を開示している。Langの装置は、カスタマイズ可能であるか、又は特定患者用のインプラントであり、該インプラントは、アパーチャ及びルーメンを有する中空装置を標的関節の中に挿入し、インプラントを形成するための材料を中空装置の中へ注入することによって形成された関節表面間に配置可能に構成される。]
[0010] Ekに付与された米国特許第6,679,917号に開示されたインプラントは、インプラント近傍の関節表面の未切除部を覆うことができるように構成された突出部を含む関節表面の一部に取り付けることができるようにしたものである。]
[0011] Kopylovに付与された米国特許第6,814,757号は、遠位撓尺関節用の関節表面交換具又は人工関節を開示している。]
[0012] <定義>
様々な例示的実施例において、「垂直軸(vertical axis)」又は「垂直の(vertical)」という語は、三次元物体の上面から三次元物体の下面までの方向を意味する。]
[0013] 様々な例示的実施例において、「ヨー(yaw)」という語は、垂直軸を中心に回転する方向を意味する。]
[0014] 様々な例示的実施例において、「水平軸(horizontal axis)」又は「水平の(horizontal)」という語は、三次元物体の右側から三次元物体の左側までの方向を意味する。]
[0015] 様々な例示的実施例において、「ピッチ(pitch)」という語は、水平軸を中心に回転する方向を意味する。]
[0016] 様々な例示的実施例において、「奥行き軸(depth axis)」又は「奥行き(depth)」という語は、三次元物体の前面から三次元物体の背面までの方向を意味する。]
[0017] 様々な例示的実施例において、「ロール(roll)」という語は、奥行き軸を中心に回転する方向を意味する。]
[0018] 様々な例示的実施例において、「球面半径(spherical radius)」という語は、特定半径を有する球体によって形成された表面の曲率を意味する。それゆえ、表面が球面半径を有するものとして記載したとき、その表面は、特定半径を有する球体の表面の曲率に等しい曲率を有することを意味するものとする。]
[0019] 様々な例示的実施例において、「円形ヨー半径(circular yaw radius)」という語は、ヨー方向に回転した特定半径を有する円によって形成された表面のヨーについての最大曲率を意味する。]
[0020] 様々な例示的実施例において、「円形ロール半径(circular roll radius)」という語は、ロール方向に回転した特定半径を有する円によって形成された表面のロールについての最大曲率を意味する。]
[0021] 様々な例示的実施例において、「円形ピッチ半径(circular pitch radius)」という語は、ピッチ方向に回転した特定半径を有する円によって形成された表面のピッチについての最大曲率を意味する。]
[0022] 様々な例示的実施例において、「楕円(oval)」という語は、2つの半円であって、互いに交差することなく各々が各半円の接線である2本の直線分によって接続されたものを意味し、或いはまた、直線分を有しない楕円形三次元の閉曲線を意味する。]
[0023] 様々な例示的実施例において、「トーラス(torus)」という語は、トリオド(toriod)の表面を意味する。]
[0024] 様々な例示的実施例において、「チューブ半径(tubular radius)」という語は、トーラスのチューブ半径を意味し、トーラスの中心からチューブの中心までの半径ではない。]
[0025] 様々な例示的実施例において、「楕円」、「円形」、「球体」、「円筒(cylinder)」等の幾何学的用語は、理解を明確にするための参考として用いたもので、当該分野の専門家であれば理解されるであろう。それゆえ、これらの用語は、厳格なユークリッドスタンダードに制限されるものではない。]
[0026] 本発明の様々な例示的実施例は、好ましくは、人間の膝を含む関節に用いられるインプラントを提供するものである。本発明の実施例を示す一態様において、インプラントは、円周部(circular perimeter)、凸状上面及び凹状下面を有する関節端(articular end)を含んでいる。凸状上面は球面半径を有し、凹状下面は球面半径を有している。インプラントは、さらに、凸状上面から垂直軸方向に遠ざかる方に向けて、凹状下面から延びる軸部を含んでいる。軸部の円周部は、軸部と凹状下面との交差部で最大であり、軸部の垂直軸方向に向けて小さくなる。なお、軸部の円周部の最大は、関節端の円周部よりも小さくするのが好ましい。]
[0027] 本発明の例示的実施例の他の態様において提供するインプラントは、楕円周部を有する関節端、凸状上面及び凹状下面を含んでいる。楕円形関節端の凸状上面は、例えば、第1の円形ピッチ半径と第1の円形ロール半径を有している。楕円形関節端の凹状下面は、例えば、球面半径を有している。或いはまた、楕円形関節端の凹状下面は、第1表面と少なくとも2つの第2表面とを有することができ、前記第1表面は、第1の円形ピッチ半径及び第2の円形ロール半径を有しており、前記第2表面は、両方とも、前記第1表面とは互いに外側にあり、両方とも第1表面に接し、各々が第3の円形ピッチ半径と第3の円形ロール半径を有している。好ましくは、凸状上面はリムに移行し、リムの少なくとも第1部分と第2部分は、垂直軸方向に少なくとも第1の距離だけ延在し、リムの第3部分と第4部分は、垂直軸方向内向きにテーパ状である。リムは、さらに、凹状下面に移行する。インプラントはさらに、凸状上面から遠ざかるように凹状下面から延びる軸部を含んでいる。好ましくは、軸部は、垂直軸と直交する平面内に楕円形の周囲部を有している。]
[0028] 当該分野の専門家であれば、図面に関連する詳細な説明を読めば、本発明の上記利点及びすぐれた特徴並びに他の重要な態様をさらに認識することができるであろう。なお、図面中、同様な部品は同じ引用符号を付してあり、示された実施例の垂直、水平及び奥行き方向については、実施例の少なくとも1つの図面の中に明確に示してある。]
図面の簡単な説明

[0029] 図面は必ずしも縮尺通りに描かれておらず、発明の特徴については、明確化及び簡潔化のために、一部誇張したり、概略的に示すものもある。
図1は、インプラントの一実施例の前面図である。
図2は、図1の実施例の上面図である。
図3は、図1のインプラントの3−3線に沿う断面図である。
図4は、図1の前面図の一部分を拡大した図である。
図5は、インプラントの他の実施例の前面図である。
図5Aは、インプラントの他の実施例の他の前面図である。
図6は、図5の実施例の側面図である。
図6Aは、図5Aの実施例の他の側面図である。
図7は、図6の実施例の上面図である。
図8は、図5のインプラントの8−8線に沿う断面図である。
図8Aは、図5Aのインプラントの8A−8A線に沿う断面図である。
図9は、図6のインプラントの9−9線に沿う断面図である。
図9Aは、図6Aのインプラントの9A−9A線に沿う断面図である。
図10は、図8の断面図の一部分を拡大した図である。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図5A 図6 図6A 図7
実施例

[0030] <代替実施形態の開示>
図1は、インプラント(100)の例示的実施例であり、この実施例において、Vは垂直方向、Hは水平方向、Dは奥行き方向を表している。インプラント(100)は、好ましくは、関節端(105)及び軸部(130)を有している。関節端(105)は、例えば、垂直方向の厚さが一様なディスク又は垂直方向の長さが一様な円筒体である。好ましくは、関節端(105)は凸状上面(110)を有しており、該凸状上面(110)は(125)の位置で円周部(120)へ移行し、該円周部は幾らかの長さがあって、(125)の位置で凹状下面(115)に移行する。] 図1
[0031] この実施例において、凸状上面(110)の円形ピッチ半径は、凸状上面(110)の円形ロール半径と略同じである。凸状上面(110)の円形ピッチ半径と円形ロール半径は、約25〜約40ミリメートルであり、他の例として約30〜約35ミリメートルであり、他の例として約28〜約32ミリメートルである。一実施例において、凸状上面(110)の円形ピッチ半径と円形ロール半径は略等しくてもよく、また、凸状上面(110)は球面半径でもよい。凸状上面(110)は、(125)の位置で円周部(120)に移行する。移行部(125)はエッジ半径が約0.1mm〜約1mmである。移行部は、約0.5mmでもよい。]
[0032] 円周部(120)は、垂直軸に沿って少し延長することもでき、これによって、凸状上面(110)と凹状下面(115)との間に円筒体が形成される。円周部(120)によって形成された円筒体の長さは、約1mm〜約5mmの範囲であり、或いは約2mm〜約3mmの範囲である。図2を参照すると、円周部(120)の直径は、任意の長さであってよく、例えば、約10mm〜約30mmの範囲であり、或いは約12mm〜約20mmの範囲である。円周部(120)の他の直径例として、約12.5mm、約15mm、約17.5mm及び約20mmが挙げられる。] 図2
[0033] 他の実施例において、インプラント(100)は相対的に大きな直径の円周部を有し、凸状上面は相対的に小さな球面半径を有している。一実施例において、円周部の相対的に大きな直径は約17mmよりも大きい。一実施例において、凸状上面の相対的に小さな球面半径は約30mmよりも小さい。これとは逆に、他の実施例において、インプラント(100)は相対的に小さな直径の円周部を有し、凸状上面は相対的に大きな球面半径を有している。一実施例において、円周部の相対的に小さな直径は約17mmよりも小さい。一実施例において、凸状上面の相対的に大きな球面半径は約30mmよりも大きい。円周部(120)の直径が約10mm〜約15mmの範囲である実施例において、凸状上面(110)は、球面半径が約30mm〜約40mmであり、好ましくは約32mmである。円周部(120)の直径が約17.5mm〜約20mmの範囲である実施例において、凸状上面(110)は、球面半径が約25mm〜約30mmであり、好ましくは約28mmである。図1を参照すると、さらなる実施例において、円周部(120)には凹状下面(115)への移行部(125)がある。或いはまた、移行部(125)は、エッジ半径が約0.1mm〜約1mmであり、選択的に約0.5mmである。] 図1
[0034] 凹状下面(115)の円形ピッチ半径は、凹状下面(115)の円形ロール半径と略同じである。この実施例において、凹状下面(115)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径は、任意の長さであってよく、例えば約20mm〜約40mmであり、選択的に約25〜35mmである。或いはまた、凹状下面(115)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径は、約29.5mmである。円周部(120)の直径が相対的に小さな実施例において、凸状上面(110)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径は、凹状下面(115)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径よりも大きい。また、円周部(120)の直径が相対的に小さな実施例において、凸状上面(110)の球面半径は約32mmであり、凹状下面(115)の球面半径は約29.5mmである。円周部(120)の直径が相対的に大きな実施例において、凸状上面(110)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径は、凹状下面(115)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径よりも小さい。また、円周部(120)の直径が相対的に大きな実施例において、凸状上面(110)の球面半径は約28mmであり、凹状下面(115)の球面半径は約29.5mmである。]
[0035] 一実施例において、凸状上面(110)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径は、凹状下面(115)の円形ピッチ半径及び円形ロール半径と略同心にある。円周部(120)の直径が相対的に小さな実施例において、凸状上面(110)の球面半径は約32mmであり、凹状下面(115)の球面半径は約29.5mmである。この実施例において、凸状上面(110)及び凹状下面(115)の球面半径は、略同心にあり、凸状上面(110)及び凹状下面(115)の球面半径の中心は、両方とも、インプラント(100)の中央垂直対称軸上の同じ位置又はほぼ同じ位置にある。円周部(120)の直径が相対的に大きな実施例において、凸状上面(110)の球面半径は約28mmであり、凹状下面(115)の球面半径は約29.5mmである。この実施例において、凸状上面(110)及び凹状下面(115)は、同心ではなく、インプラント(100)の中央垂直対称軸に沿って離間しており、凸状上面(110)及び凹状下面(115)の球面半径の夫々の中心は、インプラント(100)の中央垂直対称軸上にある。凸状上面(110)と凹状下面(115)とが中央垂直対称軸に沿って離間する距離は、約2mm〜約4mmであり、選択的に約2.5mmである。]
[0036] 軸部(130)は、凸状上面(110)から離間する方向に、凹状下面(115)から垂直方向に延在している。或いはまた、軸部(130)は凹状下面(115)に移行する移行部(150)を有している。移行部(150)は、フィレット半径が約0.1mm〜約1.5mmであり、選択的に約0.8mmである。軸部(130)のヨーの中心は、円周部(120)のヨーの中心と同心であってよい。軸部(130)は、軸部(130)と凹状下面(115)の交差部で最大ヨー半径を有している。軸部の最大ヨー半径は、円周部(120)のヨー半径よりも小さい。この実施例において、軸部のヨー半径は、軸部(130)の垂直長さに沿って、最大ヨー半径から徐々に小さくなっている。この実施例において、軸部(130)は、その全体垂直長さに沿って略円錐状である。さらなる実施例において、軸部(130)の全体垂直長さは、例えば、円周部(120)の直径の少なくとも50%である。]
[0037] 或いは又、軸部(130)は、凸状上面(110)から離間する方向に、凹状下面(115)から垂直方向に延在する円筒部(135)と、凸状上面(110)から離間する方向に、前記円筒部(135)の端部から垂直方向にさらに延在する円錐部(140)を有している。円筒部(135)の長さは、任意のものであってよく、その垂直軸に沿う長さは、例えば約1mm〜約5mmであり、選択的に約2mm〜約3mmである。円筒部(135)の円形ヨー半径は任意の長さであってよく、例えば約1mm〜約5mmであり、選択的に約2mm〜約4mmである。円筒部(135)のより好ましい円形ヨー半径は、約2.75mm、約3.125mm、約3.5mm及び約3.875mmである。理論に拘束されることを望むものではないが、円筒部(135)は、製造を容易に行なうことができる点において、即ち、製造中クランプするための物理的構造を提供することができる点において好ましいといえる。]
[0038] 円錐部(140)の長さは任意のものであってよく、好ましくは、その垂直軸に沿う長さは、例えば約2mm〜約15mmであり、選択的に約5mm〜約15mmであり、また、約8.5mm〜約11mmである。この実施例において、円錐部(140)の最大円形ヨー半径は、円錐部(140)と円筒部(135)との交差部の位置であり、円筒部(135)の円形ヨー半径に等しい。円錐部(140)のヨー半径は、その垂直軸に沿って、凸状上面(110)から離間する方向に最大から最小に減少する。円錐部(140)の円形ヨー半径の長さは任意であってよく、例えば約1mm〜約5mmであり、選択的に約2mm〜約3mmである。]
[0039] 図4を参照すると、円錐部(140)は、その周囲に円周溝(145)を有している。円周溝(145)の形状は、任意長さのチューブ半径を有する部分トーラスによって画定され、約0.25mm〜約2mmの範囲であり、好ましくは、約0.5mm〜約1mmであり、選択的に約1mmである。円周溝(145)はの離間距離は任意であり、例えば、垂直から互いに約1mm〜約3mmであり、選択的に約2〜約2.5mmである。] 図4
[0040] 図5、図5A、図6及び図6Aは、インプラント(200)の他の実施例を示している。インプラント(200)のこの他の実施例において、垂直方向V、水平方向H及び奥行き方向Dは、図5及び図5Aに示されている。インプラント(200)は、関節端(205)及び軸部(230)を有している。関節端(205)は、例えば、垂直方向の厚さが一様な楕円筒であり、その上面と下面は平面である。或いはまた、図5、図5A、図6、図6A及び図7に示されるように、関節端(205)は、凸状上面(210)を有し、(225)の位置で、楕円周部(220)に移行する。楕円周部(220)はある長さを有し、(225)の位置で、凹状下面(215)に移行する。移行部(225)のエッジ半径は、約0.1mm〜約1mmである。或いはまた、移行部(225)のエッジ半径は例えば約0.5mmである。] 図5 図5A 図6 図6A 図7
[0041] 図5及び図5Aに示す他の実施例において、関節端(205)の水平軸に沿う最大長さは任意であり、例えば、約15mm〜約40mmであり、選択的に約20mm〜約35mmである。関節端(205)の水平軸に沿う最大長さは、好ましくは、約20mm、約22.5mm、約25mm、約27.5mm及び約30mmである。関節端(205)の奥行き軸に沿う最大長さは任意であり、例えば、約10mm〜約30mmであり、選択的に約15mm〜約25mmである。関節端(205)の奥行き軸に沿う最大長さは、好ましくは、約15mm、約17.5mm及び約20mmである。この実施例において、インプラント(200)の垂直軸に沿う最大長さは任意であり、例えば、約10mm〜約35mmであり、選択的に約10mm〜約20mmである。例示的な一実施例において、インプラント(200)の垂直軸に沿う最大長さは約15mmである。] 図5 図5A
[0042] 図5及び図5Aを参照すると、凸状上面(210)の円形ピッチ半径は任意の長さであってよく、例えば約15mm〜約30mmであり、選択的に約20〜25mmである。他の実施例における凸状上面(210)の円形ピッチ半径の長さは約22mmである。凸状上面(210)の円形ロール半径は、任意の長さであってよく、例えば約20mm〜約40mmであり、選択的に約25〜約35mmである。他の実施例にかかる凸状上面(210)の円形ロール半径の長さは約32mmである。凸状上面(210)の円形ピッチ半径と円形ロール半径は、異なる値でもよい。] 図5 図5A
[0043] 一実施例において、凹状下面(215)の曲率は、単一の球面半径として記載されることができる。一実施例において、凹状下面(215)の球面半径は、約20mm〜約40mmであり、或いはまた約25〜約35mmであり、選択的に約29.5mmである。]
[0044] 図5A、図6A、図8A及び図9Aに関する他の実施例において、凹状下面(215)は曲率の1つの領域を有することもできるが、少なくとも3つの区別可能な領域を有することもできる。好ましくは、曲率の第1領域は、図5Aに示される角度Cを形成するラインによっておよそ境界されることもできる。角度Cは、任意の角度でよく、例えば約5度〜約25度であり、選択的に約10度〜約20度である。曲率のこの第1領域には、第2円形ピッチ半径及び第2円形ロール半径があり、これらは同じ値でも異なる値でもよく、例えば、約15mm〜約40mmの範囲であり、選択的に約20mm〜約25mmである。第2円形ピッチ半径は例えば約19.5mmであり、第2円形ロール半径は約29.5mmである。曲率の第2及び第3の領域は、凹状下面(215)のその部分を占めるが、第1の領域によっては占有されない領域である。この領域には、第3の円形ピッチ半径及び第3円形ロール半径があり、これらは同じ値でも異なる値でもよく、例えば、約15mm〜約40mmの範囲であり、選択的に約20mm〜約25mmである。第3円形ピッチ半径及び第3円形ロール半径は、例えば約19.5mmである。] 図5A 図6A 図8A 図9A
[0045] 軸部(230)は2つの部分を有しており、両方とも、垂直軸と直交する平面における横断面が略楕円形である。第1の部分(235)は、凸状上面(210)から離れる方向に、垂直線に沿って凹状下面(215)から所定長さが突出しており、第2の部分(240)は、凸状上面(210)から離れる方向に、垂直線に沿って第1の部分の端部から所定長さが突出している。軸部(230)は、(250)の位置で、関節端(205)の凹状下面(215)に移行する。一実施例において、移行部(250)は、フィレット半径が約0.1mm〜約1.5mmであり、選択的に約0.8mmである。第1の部分(235)は、奥行き方向の長さは一様で、垂直方向に延びるにつれて水平方向の長さは減少している。第1の部分(235)の奥行き方向の長さは任意であり、例えば、約2mm〜約25mmの範囲であり、選択的に約5mm〜約20mmであり、また、選択的に約5mm〜約10mmである。さらにまた、第1の部分(235)の奥行き方向の長さは、例えば約6.25mmである。第1の部分(235)の水平方向の長さは、凹状下面(215)との交差部で最大であり、垂直方向に延びるにつれて減少している。第1の部分(235)の水平方向の最大長さは、任意であり、例えば、約5mm〜約20mmの範囲であり、選択的に約10mm〜約15mmである。図8を参照すると、第1の部分(235)の垂直方向の長さは任意であり、好ましくは約2mm〜約10mmであり、選択的に約2mm〜約8mmである。さらにまた、第1の部分(235)の垂直方向の長さは、例えば約3.6mmである。理論に拘束されることを望むものではないが、第1の部分(235)は、容易に製造ができるように、製造中にクランプできるような物理的構造にすることが好ましい。] 図8
[0046] 第2の部分(240)は、垂直方向に延びるにつれて、最大水平長さは減少する。第2の部分(240)の最大水平長さは、例えば、第1の部分(235)と第2の部分(240)との交差部における第1の部分(235)の水平長さと同じである。第2の部分は、垂直方向に延びるにつれて、最大長さは、奥行き方向に向けて減少する。第2の部分(240)の奥行き方向の最大長さは、第1の部分(235)と第2の部分(240)との交差部における第1の部分(235)の奥行き方向の長さと同じであってよい。それゆえ、第1の部分(235)の奥行き方向の長さに関する上記値は変動する。図8を参照すると、第2の部分(240)の垂直方向の長さは任意であり、例えば、約2mm〜約25mmの範囲であり、選択的に約5mm〜約20mmであり、また、選択的に約5mm〜約10mmである。さらにまた、第2の部分(240)の垂直方向の長さは、例えば約9.1mmである。] 図8
[0047] 図10に示されるように、第2の部分(240)は、その周囲に溝(245)がある。溝(245)の形状は、部分的に楕円形の非平面トーラスによって画定され、該トーラスのチューブ半径は任意であり、選択的に約0.25mm〜約2mmであり、また選択的に約0.5mm〜約1mmである。溝(245)の部分的に楕円形の非平面トーラスのチューブ半径は、例えば約1mmである。或いはまた、溝(245)は離間してもよく、離間距離は任意であり、垂直方向に互いに離間する距離は例えば約1mm〜約3mmであり、選択的に約2mm〜約2.5mmである。] 図10
[0048] インプラント(100)(200)は適当な種々材料から製造されることができる。その材料として、グラファイト、ピロカーボン、セラミック、酸化アルミニウム、窒化シリコン、シリコンカーバイド又は酸化ジルコニウム;金属及び金属合金(例えば、CO-CR-W-Ni、Co-Cr-Mo、CoCr合金、CoCrモリブデン合金、Cr-Ni-Mn合金);粉末金属合金、316Lその他のステンレス鋼、Ti及びTi合金(例えば、Ti6Al-4VELI);ポリマー(例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)又はポリエーテルケトンケトン(PEKK)等のポリアリールエーテルケトン;及びTi-13-13、ジルコニウム及びニオブ等等の拡散硬化材料を単独で又は組み合わせて用いることができる。インプラント(100)(200)はまた、適当な種々材料でコートされることができる。その材料として、骨接触表面への多孔質コーティングシステム、荷重負荷表面への親水性コーティング、骨接触表面へのヒドロキシアパタイトコーティング及び骨接触表面へのリン酸三カルシウムを単独又は組み合わせて用いることができる。他の適当なコーティングとして、成長因子及び他の生物学的作用剤(例えば、骨形成蛋白質(BMP's)、形質転換成長因子β)を挙げることができる。さらに、本発明のコンポーネントは、モールディング又はキャスティング、手作業又は機械作業により作られる。]
[0049] 例示的な一実施例において、インプラント(100)又は(200)は、グラファイト及びピロカーボンから作られることができる。インプラント(100)又は(200)は、例えばグラファイトであり、ピロカーボンのコーティングを含むこともできる。ピロカーボンコーティングの平均厚さは、約100ミクロン〜約1000ミクロンであり、選択的に約200ミクロン〜約500ミクロン、さらに選択的に約250ミクロン〜約500ミクロン、さらに選択的に約350ミクロンである。ピロカーボンコーティングの弾性係数は、約15ギガパスカル(GPa)〜約22GPaであり、選択的に約20GPaである。また、ピロカーボンコーティングの強度は、少なくとも200メガパスカル(MPa)であり、選択的に少なくとも300MPaであり、さらに選択的に少なくとも約400MPaである。ピロカーボンの弾性係数と強度は、25mm×6mm×0.4mm寸法の4点曲げ試料、サードポイント荷重試料(third-point-loading substrated specimen)を用いて試験されることができる。一実施例において、ピロカーボンは、文献[Pure Pyrolitic Carbon: Preparation and Properties of a New Material, On-X Carbon for Mechanical Heart Valve Prostheses, Ely et al, J.Heart Valve Dis., Vol.7, No.6, A00534 (November 1998)]に記載された熱分解カーボンであり、選択的に前記文献[J. Heart Valve Dis.]に記載された熱分解カーボンであるが、シリコンをさらに含むものである。]
[0050] 上記インプラントは、人間の損傷した関節軟骨、例えば膝、手首、肘、肩等の接合部等を修復するのに用いられることができる。例示的方法においては、患者は、関節軟骨を損傷した者である。患者は、外科手術に関連するリスクについて十分に告知され、それに対して同意する。切開されるのは、損傷を受けた関節軟骨の近くである。修復されるべき病変が特定され、病変に適合し得る寸法を有するインプラントが選択される。インプラントは、切開部より僅かに小さくても僅かに大きくてもよい。これらの実施例において、インプラントは、切開部よりも約0.1%〜約20%小さいか又は大きい。次に、軟骨及び軟骨下骨から海綿骨への穴(ドリル穴、パンチ穴又はブローチ穴など)が形成される。好ましくは、穴の寸法は、インプラントの軸部の水平長さ及び奥行き長さよりも僅かに小さい。これは、例えば、テーパ状ドリルビットを用いることによって達成されることができる。好ましくは、穴の最小長さは、インプラントの軸部の垂直方向の長さと等しいか、又は僅かに大きい。切開部の近傍では、軟骨の健全な部分と損傷した部分が取り除かれるので、インプラントの関節端の下部は患者の骨に支持されることになる。しかしながら、このやり方では、軟骨の健全な部位の除去はできるだけ少ない方が好ましい。インプラントの軸部は、穴の中に挿入されることができ、インプラントの関節端の下部は骨に支持されることができる。切開部は、次に、既知の幾つかの方法のどれかを用いて縫合される。]
[0051] 本発明のステップについて具体的な態様を説明したが、ここに具体的に開示されていない他の態様であっても、当該分野で知られているものは発明の範囲内に含まれるものと解されるべきである。また、本発明の他の適用についても、当該分野の専門家が、開示した実施例を一読し、また特許請求の範囲及び図面を考慮した結果、自明なものについては同様に理解されるべきである。]
权利要求:

請求項1
直径、凸状上面及び凹状下面によってほぼ画定される円周部を有する関節端と、凸状上面から垂直軸方向に遠ざかる方に向けて、凹状下面から延びる軸部とを具えるインプラントであって、関節端は、凸状上面が第1の球面半径を有し、凹状下面が第2の球面半径を有しており、直径が相対的に大きい場合、第1の球面半径は相対的に小さく構成され、軸部は、円周部が、軸部と凹状下面との交差部で最大であり、軸部の円周部の最大は、関節端の円周部よりも小さく構成される、インプラント。
請求項2
軸部の円周部は、軸部の最大円周部が、軸部の垂直軸方向に向けて減少する請求項1のインプラント。
請求項3
軸部は、凸状上面から垂直軸方向を遠ざかる方向に向けて、凹状下面から延びる円筒部と、凸状上面から垂直軸方向を遠ざかる方向に向けて、円筒部から延びる円錐部と、を有している請求項1のインプラント。
請求項4
円筒部の長さは、約1mm〜約5mmの範囲であり、円錐部の長さは、約2mm〜約15mmの範囲である請求項3のインプラント。
請求項5
関節端の円周部の直径は、約10mm〜約20mmの範囲であり、凸状上面の球面半径は約32mm、凹状下面の球面半径は約30mm、軸部の円筒部の直径は約4mm〜約8mm、軸部の長さは、約10mm〜約20mmである請求項1の軟骨インプラント。
請求項6
関節端の円周部の最大直径は、約12.5mm、約15mm、約17.5mm及び約20mmからなる群から選択され、軸部の円筒部の最大直径は、約5.5mm、約6.25mm、約7mm及び約7.75mmからなる群から選択され、インプラントの全垂直長さは、約13mm、約14.1mm、約15.2mm及び約16.5mmからなる群から選択される請求項5の軟骨インプラント。
請求項7
直径は約17.5mm〜約20mmの範囲であり、第1の球面半径は約25mm〜約30mmの範囲、好ましくは約28mmである請求項1のインプラント。
請求項8
直径が相対的に小さいとき、第1の球面半径は相対的に大きい請求項1のインプラント。
請求項9
直径は約10mm〜約15mmの範囲であり、第1の球面半径は約30mm〜約40mmの範囲、好ましくは約32mmである請求項8のインプラント
請求項10
直径が相対的に大きいとき、第1の球面半径は第2の球面半径より小さい請求項1のインプラント。
請求項11
第1の球面半径は約28mmであり、第2の球面半径は約29.5mmであり、直径は約17mmより大きい請求項10のインプラント。
請求項12
直径が相対的に小さいとき、第1の球面半径は第2の球面半径より大きい請求項1のインプラント。
請求項13
第1の球面半径は約32mmであり、第2の球面半径は約29.5mmであり、直径は約17mmより小さい請求項12のインプラント。
請求項14
直径は相対的に大きく、第1の球面半径は約28mmであり、第2の球面半径は約29.5mmであり、凸状上面と凹状下面は、インプラントの対称垂直軸に沿って約2.5mm離間し、第1の球面半径の曲率中心と第2の球面半径の曲率中心は、インプラントの対称垂直軸と同一線上にある請求項1のインプラント。
請求項15
直径は相対的に小さく、第1の球面半径は約32mmであり、第2の球面半径は約29.5mmであり、第1の球面半径は第2の球面半径はとほぼ同心にある請求項1のインプラント。
請求項16
軸部の円錐部の一部は円周溝から構成される請求項3のインプラント。
請求項17
円周溝は、チューブ半径が約0.25mm〜約1.5mmの部分トーラスによって画定され、円周溝は、互いに約1mm〜約3mm離間している請求項16のインプラント。
請求項18
関節端と軸部は、グラファイト及びピロカーボンを含んでいる請求項1のインプラント。
請求項19
関節端と軸部は、グラファイトコア及びピロカーボンコーティングを含み、ピロカーボンコーティングは、弾性係数が約15GPa〜約22GPaであり、平均厚さが約100〜約1000ミクロンである請求項18のインプラント。
請求項20
ピロカーボンコーティングは、弾性係数が約20GPaであり、強度が少なくとも400MPaである請求項19のインプラント。
請求項21
関節端の上面と円周部はポリッシュされ、下面と軸部はヒドロキシアパタイトでコートされる請求項20のインプラント。
請求項22
楕円周部、凸状上面及び凹状下面を有する関節端であって、凸状上面は第1の円形ピッチ半径及び第1のロール半径を有し、凹状下面の少なくとも一部は第1の球面半径を有し、凸状上面はリムに移行し、リムの少なくとも第1部分と第2部分は、垂直軸方向に少なくとも第1の距離だけ延在し、リムの第3部分と第4部分は、垂直軸方向内向きにテーパ状であり、リムは凹状下面に移行する関節端と、凸状上面から遠ざかるように凹状下面から延びて、垂直軸と直交する平面内に楕円形の周囲部を有する軸部と、を具えるインプラント。
請求項23
凹状下面は第1表面と少なくとも2つの第2表面とを有しており、第1表面は第2の円形ピッチ半径及び第2の円形ロール半径を有し、少なくとも2つの第2表面は、両方とも、前記第1表面と互いに外側にあり、両方とも第1表面に接し、各々が第3の円形ピッチ半径及び第3の円形ロール半径を有する請求項22のインプラント。
請求項24
楕円形関節端は、水平軸方向の最大長さが約15mm〜約40mmであり、奥行き方向の最大長さが約10mm〜約30mmであり、インプラントは垂直軸方向の最大長さが約10mm〜約35mmである請求項22のインプラント。
請求項25
第1、第2及び第3の円形ピッチ半径は、各々が、約15mm〜約30mm、約20mm〜約25mm、約22mm及び約19.5mmからなる群から独立して選択され、第1、第2及び第3の円形ロール半径は、各々が、約20mm〜約40mm、約25mm〜約35mm、約32mm、約29.5mm及び約19.5mmからなる群から独立して選択される請求項23の軟骨インプラント。
請求項26
凹状下面の第1表面の最大ロール半径の境界は、約5度〜約25度及び約10度〜約20度からなる群から選択される角度によって定められる請求項25の軟骨インプラント。
請求項27
軸部は第1の部分と第2の部分を有しており、第1の部分は、凸状上面から離れる方向に、凹状下面から垂直方向に所定長さ突出し、第2の部分は、凸状上面から離れる方向に、第1の部分の端部から垂直方向に所定長さ突出しており、第1の部分は、水平軸に沿って垂直方向に内向きテーパであり、奥行き軸に沿う垂直方向の長さは一様であり、第2の部分は、水平軸及び奥行き軸に沿って垂直方向に内向きテーパであり、第1の部分と第2の部分は互いに一体となり、第1の部分の垂直軸に沿う長さは、2mm〜約10mm及び約2mm〜約8mmからなる群から選択され、第2の部分の垂直軸に沿う長さは、約2mm〜約25mm、約5mm〜約20mm及び約5mm〜約10mmからなる群から選択される請求項22のインプラント。
請求項28
軸部の第2の部分は溝を有している請求項27のインプラント。
請求項29
溝は、部分的に楕円形の非平面トーラスによって画定され、該トーラスのチューブ半径は約0.25mm〜約1.5mmであり、溝は互いに約1mm〜約3mm離間している請求項28のインプラント。
請求項30
関節端と軸部は、グラファイト及びピロカーボンを含んでいる請求項29のインプラント。
請求項31
関節端と軸部は、グラファイトコア及びピロカーボンコーティングを含み、ピロカーボンコーティングは、弾性係数が約15GPa〜約22GPaであり、平均厚さが約100〜約1000ミクロンである請求項30のインプラント。
請求項32
ピロカーボンコーティングは、弾性係数が約20GPaであり、強度が少なくとも400MPaである請求項19のインプラント。
請求項33
関節端の上面と円周部はポリッシュされ、下面と軸部はヒドロキシアパタイトでコートされる請求項32のインプラント。
請求項34
関節軟骨を修復する方法であって、病変を有する関節軟骨の位置を特定し、病変と適合する寸法を有するインプラントであって、該インプラントは、直径、凸状上面及び凹状下面によってほぼ画定される円周部を有する関節端と、凸状上面から垂直軸方向に遠ざかる方に向けて、凹状下面から延びる軸部とを具え、関節端は、凸状上面が第1の球面半径を有し、凹状下面が第2の球面半径を有し、直径が相対的に大きい場合、第1の球面半径は相対的に小さく構成されており、軸部の円周部は、軸部と凹状下面との交差部で最大で、軸部の円周部の最大は、関節端の円周部よりも小さくなるように構成されたものを使用し、軟骨、軟骨下骨及び海綿骨の中にキャビティを形成し、インプラントを、下面が準備された軟骨下骨に当たるように、軸部が準備された海綿骨に当たるように、キャビティに嵌める、ことを含む方法。
請求項35
キャビティの形成は、自己移植材料、同種移植材料又は種々の骨移植代替材料を、病変の中に配置することを含んでいる請求項34の方法。
請求項36
関節軟骨を修復する方法であって、病変を有する関節軟骨の位置を特定し、病変と適合する寸法を有するインプラントであって、該インプラントは、楕円周部、凸状上面及び凹状下面を有し、凸状上面は第1の円形ピッチ半径及び第1のロール半径を有し、凹状下面の少なくとも一部は第1の球面半径を有し、凸状上面はリムに移行し、リムの少なくとも第1部分と第2部分は、垂直軸方向に少なくとも第1の距離だけ延在し、リムの第3部分と第4部分は、垂直軸方向内向きにテーパ状であり、リムは凹状下面に移行する関節端と、凸状上面から遠ざかるように凹状下面から延びて、垂直軸と直交する平面内に楕円形の周囲部を有する軸部と、を具えるものを使用し、軟骨、軟骨下骨及び海綿骨の中にキャビティを形成し、インプラントを、下面が準備された軟骨下骨に当たるように、軸部が準備された海綿骨に当たるようにキャビティに嵌める、ことを含む方法。
請求項37
キャビティの形成は、自己移植材料、同種移植材料又は種々の骨移植代替材料を、病変の中に配置することを含んでいる請求項34の方法。
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