专利摘要:
係合メカニズムを含むコネクタシステムが提供される。コネクタシステムは、係合特徴と、カテーテルの近位部分に結合された編組補強とを含む。係合特徴は、1つ、2つ、又は2つ若しくは3つ以上のバーブを含むことができる。
公开号:JP2011514203A
申请号:JP2010549828
申请日:2009-03-03
公开日:2011-05-06
发明作者:ブラムル,ダレン;エー. ヘリグ,ジュドソン
申请人:ヘモスフィア,インコーポレイテッド;
IPC主号:A61M1-14
专利说明:

[0001] 本出願は、流体搬送導管の複数部分を接続するためのシステムに関する。]
[0002] 関連出願への相互参照
本出願は、参照によって全体を本明細書に組み込まれる2008年3月5日出願の米国仮出願第61/034,125号の利益を主張する。以下の各出願:2006年11月16日出願の米国出願第11/600,589号、2005年8月31日出願の米国出願第11/216,536号、及び2004年10月8日出願の米国出願第10/962,200号もまた、それぞれ参照によって全体を本明細書に組み込まれる。]
背景技術

[0003] 米国では、およそ400,000人が、慢性血液透析を必要とする末期腎不全を患っている。血液透析を実施するための永久的な血管アクセス部位は、静動脈(AV)吻合を作成して静脈を動脈に付着させ、高流量シャントすなわちフィステルを形成することによって形成することができる。静脈は、動脈に直接付着することができるが、フィステルの静脈区間が十分に成熟し、血液透析での使用に適した血流を提供できるようになるまでに、6〜8週間の時間がかかることがある。更に、直接的な吻合は、解剖学的な考慮ゆえに、全ての患者に対して実施可能であるとは限らず、そうでない患者は、動脈血管系と静脈血管系との間にアクセス部位を提供するために、人工グラフト材料の使用を必要とすることがある。]
[0004] 透析アクセス用に、動脈代用品としての補綴グラフトを作成するために多くの材料が試されてきたが、好ましい材料は、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)である。その理由は、針穿刺が容易であること、並びに合併症(仮性動脈瘤、感染症、及び血栓症)発生率が特に低いことにある。しかしながら、AVグラフトは、使用に先立ってグラフト材料を成熟させるのに時間がかかり、AVグラフトが成熟するまでは、血液透析アクセス用に、クイントンカテーテルなどの当座のアクセス装置を患者に挿入する必要がある。当座のカテーテルアクセスの使用は、患者を、不快感はもちろん出血及び感染の更なるリスクに曝す。また、ePTFEアクセスグラフトの開存率は、全体のグラフト不全率が高くとどまるゆえに、まだ満足のいくものではない。これらのグラフトは毎年60パーセントが不全に終わり、その大抵は静脈末端における狭窄が原因である。(いずれも参照によって全体を本明細書に組み込まれるBesarab, A及びSamararpungavan D.による「Measuring the Adequacy of Hemodialysis Access(血液透析アクセスの適切性測定)」Curr Opin Nephrol Hypertens 5(6) 527-531, 1996、Raju, S.による「PTFE Grafts for Hemodialysis Access(血液透析アクセスのためのPTFEグラフト)」Ann Surg 206(5), 666-673, Nov. 1987、Koo Seen Lin, LC及びBurnapp, L.による「Contemporary Vascular Access Surgery for Chronic Hemodialysis(慢性血液透析のための現代の血管アクセス手術)」J R Coll Surg 41, 164-169, 1996、並びにKumpe, DA及びCohen, MAHによる「Angioplasty/Thrombolytic Treatment of Failing and Failed Hemodialysis Access Sites: Comparison with Surgical Treatment(不全である及び不全に終わった血液透析アクセス部位の血管形成/血栓溶解治療:外科治療との比較)」Prog Cardiovasc Dis 34(4), 263-278, 1992を参照せよ。)これらの不全率は、糖尿病患者などの、より高リスクの患者の場合に更に高まる。これらのアクセス不全は、定められた透析スケジュールを乱れさせ、年間20億ドルを超える病院費を発生させる。参照によって全体を本明細書に組み込まれるSharafuddin, MJA、Kadir, S.らによる「Percutaneous Balloon-assisted aspiration thrombectomy of clotted Hemodialysis access Grafts(経皮的バルーンを補助とした、凝固された血液透析アクセスグラフトの吸引血栓切除)」J Vasc IntervRadiol 7(2) 177-1
83, 1996を参照せよ。]
[0005] 1つの実施形態では、インプラント可能な血管外血液導管の構成要素を接続するためのシステムが提供される。血液導管は、第1の血管セグメントに結合するように適合された近位端と、第2の血管セグメントに挿入されるように適合された遠位端とを有する。システムは、導出用の構成要素として構成することができるカテーテルと、コネクタとを含む。カテーテルは、近位部分と、遠位部分とを有する。遠位部分は、使用時に遠位部分が第2の血管セグメント内において自由に浮遊することができるように構成される。近位部分は、内周を有する内壁を画定する細長い本体を含む。内壁は、血流管腔も画定する。近位部分は、また、カテーテル本体に埋め込まれて管腔の周囲に配置することができる編組構造を含む。コネクタは、カテーテルの近位部分に流体的に結合するために使用される。コネクタは、第1の外周を画定する外表面と、管腔を画定する内表面とを有するコネクタ本体を有する。コネクタ本体の外表面上には、コネクタ本体の遠位端に隣接して係合特徴が配置される。係合特徴は、第1の外周よりも大きい第2の外周を画定する。カテーテルの近位部分は、自由状態では、内周がコネクタ本体の第1の外周よりも小さい第1の構成をとる。カテーテルの近位部分は、軸圧縮状態のときには、編組構造が拡張し、カテーテルの近位部分をコネクタ本体の係合特徴上で進ませることができるようにカテーテル本体の内周が拡張することを可能な第2の構成をとる。]
[0006] 別の実施形態では、コネクタシステムが提供される。コネクタシステムは、係合特徴と、カテーテルの近位部分に結合された編組補強とを含む。係合特徴は、1つ、2つ、又は2つ若しくは3つ以上のバーブ(barb)を含むことができる。]
[0007] 別の実施形態では、透析後の血液を血管挿入部位よりも下流の位置に送るために血管挿入部位において血管に挿入するためのカテーテルが提供される。カテーテルは、細長い本体と、編組構造とを含む。細長い本体は、近位部分と、遠位部分と、長手方向軸に沿ってそれらの間に伸びる管腔とを含む。細長い本体は、管腔を取り囲む内表面と、内表面を取り囲む外表面とを有する。細長い本体の遠位部分は、血管内において遠位部分の周囲を血液が流れるように血管に挿入されることを可能にするのに十分に小さい断面積を画定する。編組構造は、近位端と、遠位端とを有する。編組構造は、細長い本体に埋め込むことができる。1つの実施形態では、細長い本体の外表面は、編組構造を完全に取り囲む。編組構造は、細長い本体の近位部分から遠位部分に向かって伸びる。細長い本体の遠位部分及び編組構造は、十分な可撓性を有しており、血管挿入部位よりも下流の血管位置においてカテーテルが自由に浮遊することができる。細長い本体の近位部分及び編組構造は、軸方向の力に応答して、係合特徴上で進んでカテーテルを別の血液導管に結合するために管腔が長手方向軸に沿って拡大されるように拡張することによって、するように構成される。]
[0008] 患者の脈管構造からの血液にアクセスするためのキットが提供される。キットは、カテーテルと、グラフト部分と、カテーテルとグラフト部分とを相互に接続するためのコネクタとを含む。コネクタは、カテーテルの近位部分を半径方向に変形させるように構成された係合特徴を含む。カテーテルの近位部分は、カテーテルをコネクタから切り離すために必要な力を、カテーテルをコネクタに接続するための力よりも大きくなるように増大させる、補強部材を含む。]
[0009] 別の実施形態では、in-situで血流導管を組み立てる方法が提供される。方法は、近位血液導管部分と、遠位血液導管部分とを提供することを含む。遠位血液導管部分は、一部の実施形態では、カテーテルを含む。遠位血液導管は、編組構造を埋め込まれた近端部分を含むことができる。方法は、遠位血液導管をin-situでサイズ決定するために、編組構造を貫通して遠位血液導管を切断することを含む。]
[0010] 発明を使用する構造及び方法は、添付の図面を伴って、以下の発明の実施形態の詳細な説明によってより良く理解される。]
図面の簡単な説明

[0011] 第1の血管セグメントに結合するように適合された近位端と、第2の血管セグメントへの挿入に適合された遠位端とを有する血管アクセスシステムの透視図である。
血管内での位置決めに適合された遠位部分と、別の血液導管との接続を強化するように構成された近位部分とを有するカテーテルの透視図である。
カテーテルの遠位部分の概略図であり、編組構造を埋め込むための技術を説明している。
図2の血流導管に組み込まれるように構成された補強部材の側面図である。
図3の編組構造のなかの1つの編組部材の端面図である。
第1の血流導管を第2の血流導管に結合するように適合されたコネクタの平面図である。
本明細書で説明される様々な係合メカニズムの保持力を示したグラフである。
2つのバーブを有する係合メカニズムを接続するための様々な技術に対応する保持力を示したグラフである。
ピック数の異なる編組構造を有する係合メカニズムの保持力を示したグラフである。
様々な実施形態における付着力を示したグラフである。] 図2 図3
実施例

[0012] 本出願は、新しい血管アクセスシステムと、新しいコネクタシステムと、新しい流体搬送導管とに関する。流体搬送導管は、様々な実施形態において、動静脈(AV)シャント又はカテーテルである。本明細書で説明される一部の実施形態は、血液透析システムに組み込むことができる。]
[0013] 血液透析治療及びそのための血管アクセス装置は、米国特許出願第10/962,200(米国公開特許第2005−0137614−A1号)、第11/216,536号(米国公開特許第2006−0064159−A1号)、及び第11/600,589号(米国公開特許第2007−0167901−A1号)、並びに米国特許第6,102,884号、及び第6,582,409号において、更に詳述されている。本明細書で説明される実施形態は、参照によって全体を本明細書に組み込まれるこれらのいずれの出願及び特許のシステム及び方法とも組み合わせることができる。]
[0014] 本明細書で提供される説明に照らして理解されるように、新しいコネクタシステム及び装置は、血管アクセスシステムの1つ又は2つ以上の領域の性能を向上させることができる。例えば、本明細書で説明される実施形態は、導出用の構成要素として使用されるように構成されたカテーテル又はその他の血液搬送導管と、血管アクセスシステムの別の構成要素又は装置とのin-situ接続を向上させる。]
[0015] 一部の実施形態では、血管アクセスシステムのカテーテルと別の構成要素との間の接続の確実性を高めるために、血管アクセスシステムに(例えばカテーテル又はその他の血液搬送導管の近位部分に)補強部材を組み込むことができる。場合によっては、補強部材は、流体搬送導管の捩れ耐性及び破砕耐性を向上させるために、血液搬送導管の長さの大半に及ぶこともある。本明細書で説明される新しい装置及び方法のこれらの及びその他の利点は、血管アクセス装置、心室補助装置、完全人工心臓、及び各種の血液透析システムなどの、血管アクセスシステムを用いる数々の環境において有用であろう。]
[0016] これらの向上をなすことができる環境は、短期的応用(例えば数日から一週間まで)及び長期的応用を含む。例えば、本明細書で説明される向上は、30日又はそれよりも長期の長期的応用において有用である。本明細書で説明される向上は、90日又はそれよりも長期の長期的応用において有用である。場合によっては、本明細書で説明される向上は、1年又はそれよりも長期の長期的応用において有用である。本明細書で説明される向上は、透析のための短期的応用及び長期的応用に組み込むことができる。]
[0017] 後述のように、流体搬送導管には、編組構造を組み込むことができる。一部の実施形態では、編組構造は、流体搬送導管の細長い本体に埋め込まれ、比較的一定の滑らかな外表面を提供することができる。編組構造は、血液搬送導管と、その付着先であるその他の構造との間の接続の確実性又は完全性を向上させることができる。様々な実施形態において、これらの革新は、耐久性及び製造性をより優れたものにする。また、より優れた接続性を提供し、そして場合によっては後述のように接続の確実性の触覚確認を提供することによって、インプラントプロセスを強化することができる。場合によっては、接続の確実性の視覚確認を提供することができる。]
[0018] 図1は、第1の血管セグメントから第2の血管セグメントへ血液を分路するように構成された血管アクセスシステム10の1つの実施形態を示している。血管アクセスシステム10は、任意の適切な形態をとることができるが、好ましくは、患者の皮膚の下にインプラントされるように適合される。1つの実施形態では、血管アクセスシステム10は、主に血管外からインプラントされるが、その遠位部分は、血管内に滞留してよい、又は血管を通り抜けてよい。血管アクセスシステム10は、部分的にインプラントしても良いし完全にインプラントしても良い。インプラントのための様々な技術、例えばシステム10の少なくとも一部分を血管セグメント内に配することなど、が後述される。また、血管アクセスシステム10は、後ほど更に論じられるように、皮下トンネルにインプラントすることができる。インプラントのためのプロセスの更なる詳細は、参照によって本明細書に組み込まれる上記の特許及び出願で論じられている。] 図1
[0019] 血管アクセスシステム10は、近位端14と、遠位端18と、近位端14と遠位端18との間に伸びる管腔20とを有する。近位端14は、第1の血管セグメントに結合(coupled with)、例えば付着(attached to)など、することができ、遠位端18は、第2の血管セグメントに結合、例えば挿入など、することができる。管腔20は、近位端14と遠位端18との間に伸びて、血液が流れるための通路を第1の血管セグメントと第2の血管セグメントとの間に提供することが好ましい。管腔20は、透析又はその他の治療を促進するために、患者の外側からアクセスされることも可能である。]
[0020] 第1及び第2の血管セグメントは、様々な技術において、動脈血管系又は静脈血管系である。例えば、近位端14は、皮膚の近くに滞留する上腕動脈又はその他の動脈に結合することができる。近位端14と第1の血管セグメントとの間には、任意の適切な結合を使用することができる。1つの実施形態では、近位端14は、端側吻合によって上腕動脈に付着させることができる。遠位端18は、以下で、及び参照によって本明細書に組み込まれる出願で論じられるように、例えば中心静脈系などの静脈に結合したり同静脈内に達したりするようにすることができる。]
[0021] 1つの実施形態では、血管アクセスシステム10は、組み立てによって管腔20を形成することができる複数の構成要素を含む。1つの実施形態では、第1の血液搬送導管22は、近位端14から遠位端18に向かって伸び、第2の血液搬送導管26は、遠位端18から近位端14に向かって伸びる。1つの実施形態では、第1の血液搬送導管22と第2の血液搬送導管26との間に第3の血液搬送導管30が配置される。後述のように、第3
の血液搬送導管30は、様々な実施形態において、第1の血液搬送導管22と第2の血液搬送導管26とを接続するように適合されている。]
[0022] 第3の血液搬送導管30は、もし提供される場合は、第1及び第2の血液搬送導管22,26のそれぞれに異なる特性を持たせ、それぞれが脈管構造と相互作用する独自の態様に良く適合することを可能にする。例えば、第1の血液搬送導管22は、その結合先である血管に例えば動脈への吻合接続によって組み入れられるように、特別に構成することができる。また、第2の血液搬送導管26は、例えば可撓性にすることなどによって、悪い副作用の可能性を最小にする方式で血管セグメントと相互作用するように特別に構成することができる、又は、導管26の遠位部分が中心静脈系内に達し、脈管構造若しくは心臓の血管壁及びその他の組織を傷つけない方式でそれらと相互作用することを可能にするように、形成することができる。したがって、この革新は、永久的にインプラントされる血管外グラフト及び血管内カテーテルの両方として機能する装置に独自の要件に関する。]
[0023] 血管アクセスシステム10は、システムの2本の血液搬送導管間の接続の確実性を高める係合メカニズム(engagement mechanism)32を伴うように構成することができる。係合メカニズム32は、第2の血液搬送導管26上に位置する少なくとも1つの部分と、第3の血液搬送導管30上に位置する少なくとも1つの部分とを伴う複数の部分を含むように構成することができる。一部の実施形態では、係合メカニズム32は、それによって形成される接続を切り離すために必要な力が第2の血液搬送導管26と第3の血液搬送導管30とを接続するために必要な力よりも大きくなるように構成される。これは、係合メカニズム32における接続の確実性及び信頼性を、より優れたものにする。]
[0024] 様々な実施形態において、係合メカニズム32は、第2及び第3の血液搬送導管26,30の一方の上に位置する係合特徴(engagement feature)33と、第2及び第3の血液搬送導管26,30のもう一方の上に位置する拡大可能部分34とを含む。例えば、後ほど更に詳述されるように、第3の血液搬送導管30は、少なくとも1つのバーブ(barb)を含むことができ、第2の血液搬送導管26は、導管の切り離しに抵抗するために、内向きの、場合によっては遠位方向の力をバーブに対して印加するように形成することができる。1つの実施形態では、第3の血液搬送導管30の遠位部分は、2つのバーブを含む。1つの実施形態では、第2の血液搬送導管26は、係合メカニズム32の確実性を高めるために1つ若しくは2つ以上のバーブに対して圧縮力を生成する編組構造又はその他の拡張可能補強部材35を含む。図1は、明瞭さを期するために、編組構造を部分的にのみ示している。後ほど更に論じられるように、編組構造は、近位端14にまで及ぶことができ、遠位端18に向かって伸びることができる。係合メカニズムの特徴の様々な更なる例が後述される。] 図1
[0025] 一部の実施形態では、血管アクセスシステム10は、管腔20の遠位部分との第1の血液搬送導管22の結合を促進する係合メカニズム36も含む。後ほど更に論じられるように、係合メカニズム36は、コネクタの近位部分に組み込むことができる。その他の実施形態では、第1及び第3の導管22,30は、係合メカニズム36を必要としないように構造的に一体であることができる。]
[0026] 第1の血液搬送導管22は、患者の血管系と管腔20との間の流体連通を提供するのに適した任意の形態をとることができる。1つの形態では、第1の血液搬送導管22は、例えばePTFEなどの適切な材料で形成されたグラフトである。一部の応用では、システム10のインプラント後すぐに、管腔20へのアクセスを提供することが望ましい。インプラント直後ではないにしても、その後すぐのアクセスを可能にするための様々な特徴は、米国出願第11/216,536号(米国公開特許第2006−0064159−A1号)及び第11/600,589号(米国公開特許第2007−0167901−A1号
)を含む、参照によって本明細書に組み込まれる上記の出願で論じられている。その他の適切な生体適合性材料も使用されてよく、これらの材料は、当業者には明らかである。]
[0027] AVシャントの場合を例として説明されているが、係合メカニズムは、その他の場合にも適している。したがって、第1の血液搬送導管22は、コネクタの近位部分であってよいし、又は例えば心室補助装置など血液を運ぶ別のシステムの構成要素であってもよい。]
[0028] 1つの実施形態では、第2の血液搬送導管26は、患者の脈管構造に血液を戻すためのカテーテルとして構成することができる。一部の実施形態では、導管26は、システム10の導出用の構成要素である。カテーテルは、使用時に、血管アクセスシステム10が患者に適用されるときに少なくともカテーテルの遠位端部分が血管セグメント内において自由に浮遊することができるように適合されている。この特徴は、AVグラフトの静脈末端における局所的狭窄ゆえのグラフト不全が、主に内膜過形成、グラフトと本来の静脈との間の吻合の適合性の不一致、及び吻合部位における乱流に起因するという研究を反映している。Kanterman RY.らによる「Dialysis access grafts: Anatomic location of venous
stenosis and results of angioplasty(透析アクセスグラフト:静脈狭窄の解剖学的位置及び血管形成の結果)」Radiology 195: 135-139, 1995を参照せよ。我々は、静脈吻合を排除し、その代わりに流体搬送導管を使用して血液を静脈系に直接放出することによってこれらの要因が回避されえるという仮説を立てている。我々は、静脈末端においてカテーテル要素を使用し、標準的な方式で合成グラフト要素を動脈に吻合させることによってAVシャントにおける静脈吻合を排除する血管アクセスシステムを開発した。我々は、このようなシステムが、AVシャント不全の最大の原因である静脈過形成を排除又は軽減させると確信している。]
[0029] したがって、第2の血管搬送導管26(例えばその遠位部分)を自由に浮遊するように構成することによって、血管との無傷な相互作用が可能にされる。このような構成は、血管の外傷を最小限にすることによって、遠位端部分が滞留している血管が損傷される可能性を最小限に抑えることもできる。]
[0030] 一部の実施形態では、導管30又はその部分は、例えば第1の血液搬送導管22などの別の構成要素に組み入れることができる。したがって、システム10は、例えば個別の血液搬送導管を2本だけなどのように、3本未満の導管で構成することができる。また、第3の血液搬送導管30の主な機能は、第1の血液搬送導管22と第2の血液搬送導管26とを結合することであり、したがって、第3の血液搬送導管は、全ての実施形態において、血液に曝される必要も管腔20の一部を形成する必要もない。]
[0031] 図2は、血管アクセスシステム10に使用することができるカテーテル100の1つの実施形態を示している。本明細書で使用される「カテーテル」は、少なくとも部分的に血管に挿入されて、心房を含む被選択位置まで血管内を進むことができる任意の血液搬送導管を含む広義の用語である。カテーテル100は、以下の説明に一致する任意の適切な形態をとることができる。一部の実施形態では、カテーテルは、導出用の構成要素として構成される。] 図2
[0032] カテーテル100は、近位部分104と、遠位部分108と、それらの間に伸びる細長い本体112とを有する。一部の応用では、カテーテルは、導管30に組み込むことができるコネクタへの固定を強化するために、後述のように、バーブ越しに接続可能であるように構成される。近位部分104は、また、カテーテル100の長さをin-situで決定することができるように切り取り可能でもあることが好ましい。1つの実施形態では、カテーテル100は、カテーテル100のサイズを患者に容易に合わせることを可能にするサイジング領域114も有する。1つの実施形態では、サイジング領域114は、カテーテ
ル100の近位部分104に位置している。後ほど更に論じられるように、サイジング領域114は、カテーテル100の長さを短くするために、調節又は切断することができる。好ましくは、サイジング領域114は、手術室にあるだろう外科用ハサミなどの任意の標準的切断器具を使用して手作業で切断されるように構成される。]
[0033] 細長い本体112は、血流管腔120を取り囲む内壁116を画定することが好ましい。内壁116は、一部にはカテーテル100の血流容量を画定する内周124を有する。1つの実施形態では、血流管腔120は、実質的に円筒形であり、内壁116及び内周124は、実質的に円形の断面を画定する。1つの実施形態では、血流管腔120は、約5.0mmの内径を有する。当業者によって理解されるように、その他の形状の管腔も、同様に使用することができる。直径5.0mmの管腔を有するように管腔120を形成すると、1つの技術において、カテーテル100の外寸を内頚静脈に挿入可能であるように十分に小さくしつつ、透析に十分な血流を扱うことができるという利点がもたらされる。カテーテル100の外寸及び内径124は、当業者によって理解されるように、管腔120の長さ全体を通じて実質的に一定であってもよいし、又は可変であってもよい。]
[0034] 細長い本体112、とりわけその内壁116は、その中を通って流れる血液が損傷も悪影響も受けないように適切な血液適合性を提供するように構成することができる。血流管腔120は、好ましくは、実質的に無傷な方式で部分104,108間において血液を運ぶように構成される。1つの実施形態では、内壁116は、壁における乱流を最小限にするために十分に滑らかに表面仕上げされる。もしカテーテル100が血管アクセスシステム10に(例えば第2の血液搬送導管26として)組み入れられる場合は、管腔120は、管腔20の一部分を形成することができる。管腔20のその他の部分は、第1及び第3の血液搬送導管22,30の一方又は両方に画定することができる。]
[0035] カテーテル100は、使用時に遠位部分108が血管セグメント内において自由に浮遊することができるように構成されることが好ましい。本明細書の随所で論じられるように、システム10は、遠位部分108が例えば中心静脈系内の血管内に配置されたり、血管内を伸びたり、又は血管に挿入されたりするように適用することができる。したがって、遠位部分108は、それが滞留している血管よりも小さい外寸を有するように構成されることが好ましい。これによって、血液が遠位端部分108の周囲を通り過ぎることが可能となる。例えば、遠位部分108は、中心静脈系内において、遠位部分108の外表面と血管の内表面との間に血液が流れるような形で滞留することができる。1つの実施形態では、カテーテル100の遠位部分108は、約6.1mmの外径を伴う実質的に円形の外周を有する。これに対して、遠位部分108を挿入することができる通常の血管は、約8〜20mmである。一部の患者及び他の一部の応用には、更に大きいカテーテルを使用することができるが、6.1mmは、成人患者の内頚静脈への挿入に特に適したサイズである。例えば更に末梢の応用のためなどの特定の技術には、より小さいカテーテルを使用することができる。]
[0036] システム10の寸法、及びシステム10において使用されえる本明細書で説明される構成要素の寸法は、非限定的である。むしろ、これらの寸法は、具体的な実施形態の例を提供している。その他の応用には、その他の寸法が適しているであろう。例えば、カテーテル100の遠位部分108の外径は、6.1mmである必要はなく、むしろ、その挿入先である血管の関数であると考えられる。現時点で考えられるその他の応用では、遠位部分108の外径は、約4mmから約8mmであってよい。]
[0037] また、後述のように、遠位部分108は、比較的可撓性を有するように形成されることが好ましい。可撓性は、遠位部分108が、その滞留先である血管と比較的優しく相互に作用することを可能にする。1つの応用では、カテーテル100は、表在血管を通して適
用され、心臓に向かって内頚静脈内を進められる。この環境では、カテーテル100の遠位部分108を繰り出すのに、比較的低剛性の構成で十分である。]
[0038] 図2Aは、カテーテル100を更に可撓性にするための1つのアプローチを説明しており、細長い本体112に、柔らかい材料が組み込まれている。様々な実施形態において、細長い本体112の全部又は一部は、ポリウレタン、CFlex、SIBS(スチレンイソプレンブタジエン)、又はポリオレフィンなどの任意の適切な可撓性エラストマで形成することができる。一例では、カテーテル100の内側部分100Aに、シリコーンチューブを使用することができる。より一般的には、細長い本体112は、インプラント可能な熱可塑性エラストマで形成することができる。1つの実施形態では、カテーテル100の内側部分100Aを形成するために、ショアAデュロメータによる硬さ測定値が約50以下のシリコーンチューブが使用される。一部の応用では、ショアAデュロメータによる硬さ測定値が30〜80の材料で形成されるカテーテル100が、適切に機能するであろう。その他の実施形態では、ショアAデュロメータによる硬さ測定値がより高い又はより低い材料を使用することができる。後ほど更に論じられるように、ショアAデュロメータによる硬さ測定値が30〜60及び40〜50の柔らかめの材料が、とりわけ有利であることがある。後ほど更に論じられるように、カテーテル100の外側部分100Bは、内側部分100Aと類似の又は同じ材料で形成することができる。] 図2A
[0039] 様々な実施形態において、ベース材料は、可撓性であることが好ましく、ベース材料の強度は、あまり重要でない。この応用では、編組チューブがコネクタのバーブ上で半径方向に拡張できることが好ましい。前述のように、これは、バーブ上で滑って拡張することができない単一フィラメントのコイル補強よりも編組補強が優れている利点である。これは、同様に、より柔らかいベース材料(ショアAデュロメータによる硬さ測定値が例えば<70のように比較的低いもの)を使用している編組補強チューブがより硬いベース材料を有するものよりも優れている利点でもある。硬いベース材料を伴う編組チューブをバーブ上で進ませるためには、容認できないほど強い力が必要とされるであろう。更に、使用時に印加されると予期される力のもとでは、硬めのベース材料を持つ編組チューブは、一部の臨床的状況で所望レベルのくびれを提供できないであろう。]
[0040] カテーテル100は、内側部分100Aと外側部分100Bとの間に編組構造140又はその他の補強部材を含むこともできる。編組構造140は、カテーテル100に数々のメリットをもたらす。例えば、編組構造140は、少なくとも一部には、半径方向の圧縮に対する細長い本体112の耐性に寄与するように構成することができる。また、編組構造140は、少なくとも一部には、捩れに対する細長い本体112の耐性を提供するように構成することができる。]
[0041] 1つの実施形態では、編組構造140は、主に、カテーテル100と、血管アクセスシステム10などの血液搬送システムの別の構成要素との間の接続の確実性を高めるために提供される。例えば、編組構造140は、編組構造が一部を構成している係合メカニズムの確実性を高めることができる。]
[0042] 1つの実施形態では、編組構造140は、近位端144と、遠位端148とを含む。編組構造140は、管腔120の周囲に、例えば管腔を実質的に又は完全に取り囲むように配置することができる。編組構造140は、また、近位端144が細長い本体112の近位部分104内であるように且つ遠位端148が細長い本体の遠位部分108内であるように管腔120に沿って伸びることもできる。1つの実施形態では、編組構造140は、近位端144が細長い本体112の近位端に達する又は隣接するように構成される。]
[0043] 1つの実施形態では、編組構造140は、遠位端148が細長い本体112の遠位端よ
りも近位寄りに位置するように構成される。例えば、編組構造140の遠位端148は、カテーテル100の遠位端よりも約0.2インチ(約0.51cm)、約0.25インチ(約0.64cm)、又は約0.2〜0.25インチ(約0.51〜0.64cm)近位寄りに位置することができる。この配置構成は、編組構造140の遠位端148よりも遠位寄りに可視化のための装置を配することを可能にする。例えば、細長い本体の遠位部分108内にX線不透過性マーカ149を配置することができる。1つの実施形態では、X線不透過性マーカ149は、プラチナイリジウム又は別のX線不透過性材料で形成されたリングである。当業者によって理解されるように、血流導管が脈管構造内を進められているときにカテーテル100の遠位部分108がどこに位置しているかを示す指標を臨床医に提供するためのその他の任意の適切な装置を、X線不透過性マーカ149の代わりに使用することができる。]
[0044] また、カテーテルの特定の性能測定基準を最適化するために、編組構造140の構成を、カテーテルの長さに沿って変化させても良い。例えば、本明細書で論じられるように、遠位部分108は、患者の脈管構造の外傷を最小限にするために比較的可撓性であることが好ましい。これは、編組構造140のピック数を変化させることによって達成することができる。また、編組構造140の近位部分は、本明細書で論じられるように、係合メカニズムの接続強度を高めるために最適化させてもよい。]
[0045] 図2Aは、編組構造140が細長い本体112に埋め込み可能であることを示している。1つの実施形態では、編組構造140は、細長い本体112の外表面が編組構造140を取り囲むように、細長い本体112に埋め込まれる。場合によっては、編組構造140は、細長い本体112の外表面がカテーテル本体の長手方向軸に沿って十分に滑らかであるように、細長い本体112内に配置される。細長い本体112に埋め込まれるときに、編組構造140は、また、半径方向において、細長い本体112の内壁116よりも外側に配置されてもよい。編組構造140は、また、半径方向において、細長い本体112の内壁116と細長い本体112の外表面との間に配置されてもよい。] 図2A
[0046] カテーテル100は、比較的柔らかいが、編組構造140は、捩れ、破砕、及び管腔120の少なくとも部分的な崩壊を引き起こす可能性があるその他の現象を阻止したり実質的に最小限にしたりする補強を提供する。管腔120の崩壊は、カテーテル100が比較的小半径の曲がりを横断するときに発生する恐れがある。例えば、一部の応用では、カテーテル100は、患者の肩などの関節を横断する必要がある。このような横断は、比較的小さい曲げ半径を必要とするであろう。その他の応用では、カテーテル100は、小さい曲げ半径を横断する必要がない(例えば関節を渡らないときなど)。一部の応用では、カテーテル100の好ましい経路は、半径1.0インチ(約2.5cm)の曲がりを導管に横断させるであろう。一部の応用では、カテーテル100の好ましい経路は、半径1.0インチ(約2.5cm)以上の曲がりを導管に横断させるであろう。その他の応用では、好ましい経路をとるカテーテル100は、半径約0.25インチ(約6.4mm)の曲がりを横断する必要があるであろう。その他の応用では、好ましい経路をとるカテーテル100は、半径約0.5インチ(約1.3cm)の曲がりを横断する必要があるであろう。その他の応用では、好ましい経路をとるカテーテル100は、半径が約0.25インチから約1.0インチ(約6.4mmから約2.5cm)の間の曲がりを横断する必要があるであろう。これらのいずれの場合も、編組構造140は、管腔120の崩壊を阻止する又は実質的に最小限にする補強を提供する。]
[0047] 編組構造140及びそのヴァリエーションの特性は、結果として、捩れを最小化するという望ましい特性をもたらし、これはコイル補強を使用したら達成することができないものである。非常に小さい曲げ直径において、編組構造140は、突然捩れ構成に変曲するのではなく、徐々に平坦化すると予測される。これは、幾つかの理由から有利である。第
1に、編組構造140の徐々の平坦化は、血液導管の完全な狭窄が生じる前に臨床医が望ましくない曲げ半径の存在を認識することができるように、臨床医によって(例えばX線撮像などの撮像技術を使用して)検出可能である。第2に、コイル補強は、編組構造140よりも高い歪みレベル及び交互歪みを受ける。これは、非常に小さい曲げ半径において撓みが繰り返えされるゆえの望ましくない破損又は不全を阻止する又は遅らせる。また、最小曲げ半径においてかなりの応力又は歪みレベルを受けるのは、編組構造140内の複数の部材の一部のみである。折り目の上下の編組部材は、折り目の両側の部材と比べると、ほとんど応力を受けることはなく、これは、たとえ負荷条件が折り目の両側の編組部材を破損させるのに十分に過酷であったとしても、折り目において編組部材の大半は破損されず、装置は実質的に無傷にとどまるであろうことを意味する。前述の、シングルフィラメントのコイル補強装置では、あらゆる破損が破滅的であった。また、開示された編組構成は、従前のコイル補強装置よりも大幅に小さい曲げ半径で完全な狭窄又は捩れを呈する点で有利である。従前のコイル補強装置が、およそ0.5インチ(約1.3cm)の半径で捩れを呈したのに対して、カテーテル100の様々な実施形態は、およそ0.2インチ(約5.1mm)の捩れ半径を有する。]
[0048] 一部の実施形態では、編組構造140は、係合メカニズム32と同様の係合メカニズムの一部を形成する。]
[0049] 図3は、編組構造140の1つの実施形態の更なる詳細を示している。1つの実施形態では、編組構造140は、構造内で互いに重なり合う複数の編組部材152を有する。編組構造140は、様々な実施形態において、ニッケルチタン合金(例えばNITINOL(登録商標)合金)などの形状記憶材料を含むことができる。その他の適切な材料として、ステンレス鋼(例えば304又は316)、チタン、ガラス、Kevlar、及びその他の類似の繊維性材料が挙げられる。例えば、各編組部材152は、ニッケルチタン合金又はその他の形状記憶材料を含むことができる。一部の実施形態では、編組部材152は、織り合わされて編組構造140を形成する。編組部材152は、第1の横断寸法D1が第2の横断寸法D2よりも大きく且つ第1の横断寸法D1が第2の横断寸法D2に垂直である断面を有することができる。1つの実施形態では、第2の横断寸法D2(例えば2つの寸法のうち短い方)は、管腔120の長手方向軸に相対的に概ね半径方向に伸びる。これらの実施形態は、図3Aによって示されている。] 図3 図3A
[0050] このような配置構成は、細長い本体の内壁116と外表面との間の細長い本体112の厚さを最小にすることができる。これは、結果として、例えば厚さが約2.0mm以下の非常に薄い構造をもたらすことができる。1つの実施形態では、カテーテルの内壁116と外表面との間のカテーテル100の厚さは、約1.1mmである。1つの実施形態では、編組部材152の厚さは、細長い本体112の厚さの約50パーセント未満である。1つの実施形態では、編組部材152の厚さは、細長い本体112の厚さの約25パーセント未満である。1つの実施形態では、編組部材152の厚さは、細長い本体112の厚さの約10パーセントである。カテーテルの壁の厚さを最小にすることは、一部の実施形態では、選択された血管にカテーテル100を挿入する能力を尚も維持しつつ、血液を運ぶための管腔のサイズを最大にすることができるゆえに重要である。]
[0051] 寸法D2を低減させることによって、カテーテル100の断面形状は、小さくする又は最小にすることができる。断面形状の低減は、より小さい切開を通した血管系へのアクセスを可能にするという利点をもたらす。一部の実施形態では、寸法D2を低減させることによって、所定の断面形状について、管腔120のサイズを大きくすることができる。管腔120のサイズの増大は、管腔内の流体搬送容量を増やせるという点で有利である。編組構造140は、少なからぬ捩れ耐性及び破砕耐性と、細長い本体112の相対的可撓性とを提供する。]
[0052] 図3Aによって示される1つの実施形態は、軸対象で隣り合わせの複数のワイヤによって提供される細長い断面を有する複数の編組部材152を提供する。例えば、1つの編組部材は、隣り合わせの配置構成で提供される2本の円形断面ワイヤを含んでよい。この実施形態では、編組部材52の半径方向寸法(D2)は、ワイヤの直径にほぼ等しく、半径方向寸法に直交する寸法(D1)は、ワイヤの直径のほぼ2倍に等しい。編組部材152として有用な1つの構成体は、ニッケルチタン合金で形成された2本の0.005インチ(約0.13mm)ワイヤを組み込む。その他の実施形態は、0.006インチ(約0.15mm)又はそれよりも大きいワイヤを組み込んでよい。一部の実施形態は、0.004インチ(約0.10mm)又はそれよりも小さいワイヤを組み込んでよい。より大きいワイヤは、より大きいカテーテルに、又はより小さい管腔を使用することができるカテーテルに適しているであろう。より小さいワイヤは、より小さいカテーテルに、又はあまり破砕力若しくは捩れ力を受けないカテーテルに適しているであろう。その他の実施形態では、編組部材152は、1本又は2本以上の平坦な又は楕円の断面のワイヤで形成することができる。適切な合金は、56wt%のニッケルと、44wt%のチタンとを含むと考えられる。この材料は、適切な特性を提供するために、ストレートアニール(straight annealing)などによって処理することができる。一部の実施形態では、軽酸化物仕上げ(light oxide finish)が適している。] 図3A
[0053] 編組構造140を作成するために、任意の適切な織り柄を用いることができる。例えば、編組部材152が第1の横断編組部材の上を交差し次いで第1の横断編組部材に隣接する第2の横断編組部材の下を交差するホップサック織りを用いることができる。この柄は、適切な織りを提供するために、編組構造140全体を通して繰り返すことができる。ホップサック織りは、ダイヤ柄フルロードと称されることもある。その他の実施形態では、織りは、当業者によって理解されるダイヤ柄ハーフロード又はヘリンボン織りであってよい。使用可能なその他の織り配置構成として、例えば、リネン織りが挙げられる。しかしながら、一部の応用では、リネン織りは、本明細書で述べられたその他の織り柄ほど優れた働きを見込まれない。]
[0054] 編組構造140の更なる性状は、その性能に影響を及ぼすことができる。例えば、編組部材152の密度及び構成は、カテーテル100が別の血液搬送構成要素に係合されるときの確実性の程度に影響を及ぼすことができる。例えば、1つの実施形態では、編組構造140は、適切ならせん角度を有するように形成される。らせん角度は、任意の編組部材152と、編組構造140の長手方向軸との間の角度として定義される。編組構造140の一部の実施形態では、約40度から約65度の範囲内のらせん角度が使用されてよい。その他の実施形態では、編組構造140は、約50度から約55度までの範囲のらせん角度で形成することができる。1つの実施形態では、編組構造140は、約51度のらせん角度を形成する。1つの実施形態では、編組構造140は、約54度のらせん角度を形成する。らせん角度が大きいほど、より可撓性のカテーテルが作成される。らせん角度が小さいほど、可撓性は小さくなるが、後述のように、コネクタ上で進みやすくなる。また、らせん角度が小さいほど、カテーテルの破砕耐性も小さくなり、これは、一部の応用では最適でない。]
[0055] 編組構造が一部を形成することができる係合メカニズム32の性能に関係している編組構造140の別の性状は、編組構造140のピック数(単位長さあたりの交差回数)である。当業者ならば、ピック数とらせん角度とが関係していることがわかる。より具体的には、ピック数は、第3の血液搬送導管30の一部を形成することができるコネクタに対するカテーテル100の接続性に影響を及ぼすことができる。ピック数が大きいほど、係合メカニズム32に結合するために必要とされる力は大きくなる。ピック数が小さいほど、小さい接続力に対応する。ピック数が小さいカテーテルほど、捩れを受けやすい。1つの
実施形態では、編組構造140は、約21ppiから約24ppiまでの間のピック数を有する。別の実施形態では、編組構造140は、カテーテル100に組み付けられたときに、約22〜24ppiのピック数を有する。別の実施形態では、編組構造140は、約21ppiのピック数を有する。別の実施形態では、編組構造140は、約23ppiのピック数を有する。別の実施形態では、22ppiのピック数が適していると考えられる。]
[0056] 図7及び図8は、係合メカニズムの様々な実施形態における保持力及び付着力の比較をそれぞれ示している。この調査では、カテーテル内の編組構造のピック数と、コネクタ200の係合特徴240の様々な性状とが変更された。コネクタ200において変更された変数は、以下の表に、全てインチ単位で寸法を示されている。] 図7 図8
[0057] 図8は、その他の実施形態と比較して実施形態4において付着力が小さくなる一般的傾向を示している。実施形態4は、バーブ248の高さ及び長さが小さめの値であった。また、図8は、コネクタが2つのバーブを有する場合に、カテーテルの編組構造のピック数が低いほど、ピック数が高い配置構成と比較して大幅に付着力が小さくなることを示している。付着力の低下は、一部の実施形態では、臨床医がより素早く且つより容易に血管アクセスシステムをin-situで組み立てるために望ましいとされる。] 図8
[0058] 図7は、上記の表に記載された実施形態において、調査されたコネクタの実施形態におけるピック数に、保持力(例えばカテーテル100をコネクタ200から切り離すために必要とされる力)が大きく依存しなかったことを示している。その他の実施形態と比較して、実施形態2において保持力は増加したが、4つの実施形態のいずれも、編組構造を有するカテーテルに単一バーブのコネクタを係合させた場合の係合メカニズムと比較して、比較的高い保持力を有した。] 図7
[0059] また、編組構造140の性能は、織りに組み込まれるワイヤの本数に関係することができる。一部の実施形態では、編組構造140は、約48本の編組部材152を含む。しかしながら、その他の本数の編組部材152を提供することも可能である。例えば、1つの実施形態では、24本の編組部材152を提供することができる。ワイヤの本数が少ないほど、破砕耐性及び捩れ耐性は小さくなる。ワイヤの本数が多いほど、捩れ及び破砕に対する編組構造140における耐性は大きくなる。当業者によって理解されるように、編組構造140を形成するために、その他の本数のワイヤを使用することも可能である。]
[0060] 血液搬送導管を形成するための技術
内側部分100A及び外側部分100Bを伴うカテーテル100を形成するために、様々な技術が考えられる。一部の技術では、外側部分100Bは、内側部分100Aと異なるプロセスで形成される。例えば、1つの実施形態の第1のステップでは、内側部分100Aを提供するために、固体の心棒に、シリコーン又は可撓性エラストマの細長い管状部分品が被せられる。管状部分品は、ショアAデュロメータによる約50の硬さ測定値、又
は本明細書で述べられるような任意のその他の適切な硬さを有することができる。随意として、管状部分品は、硫酸バリウムで満たされる。1つの技術では、管状部分品の内径は、約5.0mmであり、管状部分品の外径は、約5.5mmである。]
[0061] その後には、内側部分100Aの外表面の上に、編組構造140を配することができる。網組構造140は、管状部分品の外径とほぼ同じ直径を有することができる。1つの実施形態では、編組構造140は、約5.5mmの内径を有する。1つの実施形態では、編組構造140は、管状部分品の外径よりも僅かに小さい内径を有する。例えば、編組構造140の内径として、約5.4mmが適しているであろう。この配置構成は、編組構造140によって管状部分品の外表面を締めさせて、内側部分100Aを形成させる。1つの技術では、編組構造140は、その長さが管状部分品の長さと実質的に同じ又は管状部分品の長さより僅かに小さいようにサイズ決定される。]
[0062] その後、プラチナイリジウムのマーカバンド(又はその他の構成の可視化装置)が、内側部分100Aの上に配置される。これは、マーカバンドを遠位端に被せて、それを編組構造の遠位端と管状部分品の遠位端との間の位置まで滑らせることによって実現することができる。別の技術では、編組構造140の撚りのうち、特に編組構造140の遠位部分に位置する撚りを、X線撮影又は別の類似の技術を使用して見えるように構成することができる。]
[0063] その後、プロセスのこの段階まで形成された組立品は、カテーテル100の外側部分100Bを形成するために、適切な材料で覆うことができる。例えば、組立品は、カテーテル100の外側部分100Bを形成するために、適切な材料でコーティングすることができる。1つの技術では、外側部分100Bは、シリコーン、ポリウレタン、又はその他の適切な材料を組立品の上にディップコーティング又はスプレーコーティングすることによって形成される。別の技術では、外側の層は、組立品の上に配されて、接合、収縮、熱溶融、又はその他の方式で一体にすることができる。別の技術では、外側の層は、組立品の上にインライン式に押し出し成形することによって形成することができる。]
[0064] 様々な実施形態では、その後、随意のその他のステップを実施することができる。例えば、構成体は、適当なサイズに切断することができ、必要に応じてその近位端上に、ルアー継ぎ手(又はその他の適切なコネクタ)を形成することができる。以上のステップは、例示的なものであり、記載された順序で実施される必要はない。]
[0065] 係合特徴&係合メカニズム
上記のように、様々な実施形態において、編組構造140は、カテーテル100の近位部分108にまで及ぶ。少なくとも、カテーテル100の近位部分108に及ぶ部分の編組構造140は、係合メカニズム32の一部を形成する血液搬送導管30と境界を接することができる。]
[0066] 図4は、システム10の血液搬送導管30に組み込むことができるコネクタ200の1つの実施形態を示している。コネクタ200は、近位部分204と、遠位部分208と、それらの間に伸びる管腔212とを有するコネクタ本体202を含む。管腔212は、任意の適切な形態をとることができる。1つの実施形態では、管腔212は、米国出願第10/962,200号に記載されているものと同様の先細区間を含む。] 図4
[0067] 近位部分204は、血液搬送導管22と、例えば結合するなどのように境界を接するように構成されることが好ましい。コネクタ200と導管22との間の接続は、任意の適切な方式で実現することができる。例えば、近位部分204は、導管22をその上で進ませることができる拡大部分214を有することができる。拡大部分214は、係合メカニズ
ム36の一部分を構成することができる。コネクタ200と導管22とを接続するためのその他の技術及び構造は、参照によって上記で本明細書に組み込まれた米国出願第11/216,536号及び第11/600,589号を含む出願に記載されている。]
[0068] 遠位部分208は、血液搬送導管26と又はカテーテル100と境界を接するように構成される。1つの実施形態では、遠位部分208は、コネクタ200の遠位端224と近位端228との間に伸びる外表面220を含む。1つの実施形態では、外表面220は、遠位端224から、拡大セグメント250に隣接する遠位部分208の近位端にまで及ぶ。コネクタ200は、また、外表面220上に配置された係合特徴240も含む。1つの実施形態では、係合特徴240は、係合メカニズムの一部分を構成する。]
[0069] 係合特徴240は、任意の適切な形態をとることができる。例えば、1つの実施形態では、コネクタ本体202は、第1の外側サイズCB1を有し、係合特徴240は、第1の外側サイズCB1よりも大きい第2の外側サイズCB2を有する。外側サイズCB1,CB2は、1つの実施形態では直径に対応することができるが、外周に対応してもよい。1つの実施形態では、CB1は、約5.4mmの直径である。1つの実施形態では、CB2は、約6.0mmの直径である。上述のように、カテーテル100の内径は、1つの実施形態では約5.0mmである。これは、カテーテル100の直径が、約1mmプリストレスされることを意味する。一部の実施形態では、係合特徴240に被せて装着されるカテーテルの内径が約20%プリストレスされることによって、適切な接続性を提供することができる。一部の実施形態では、プリストレス(例えば、係合特徴240に被せて接続されるカテーテルの内径の拡大)として適切な量は、16%から24%に及ぶことができる。その他の実施形態では、プリストレス(例えば、係合特徴240に被せて接続されるカテーテルの内径の拡大)として適切な量は、8%から28%に及ぶことができる。]
[0070] カテーテル100の内径のプリストレス又は引き伸ばしは、係合メカニズム32によって形成される接続の確実性を高める。具体的には、編組構造140及びカテーテル100の近位部分は、コネクタ200がカテーテルに相対的に遠位方向に進められている間、圧縮状態に置かれて拡張している。進んだ後、編組構造140は、そのプリフォーム形状に戻ろうとし、これは、コネクタ200に対して内向きの力を生じ、コネクタ200とカテーテル100との間の係合の確実性を増大させる。また、編組構造140の構成は、コネクタ200とカテーテル100とを切り離すための力が加えられた場合に、編組構造が内向きの力を増大させて、接続を更に確実にするような構成である。係合メカニズムにおけるこの動きは、伸長時に断面の大きさを減少させるチャイニーズフィンガートラップに類似している。]
[0071] 1つ又は2つ以上のバーブを提供することによって、よりいっそう確実な接続が形成される。一部の実施形態では、係合特徴240は、コネクタ本体202の一部の上に広がるバーブ244を含む。バーブ244は、コネクタ本体よりも上方に広がる隆起面を含む任意の構造を含むことができる。]
[0072] 図4は、1つの実施形態では第1のバーブ244とコネクタ200の近位部分204との間に第2のバーブ248が提供されることを示している。後述のように、係合特徴の第2のバーブ248は、カテーテル100とコネクタ200との間の接続の確実性を大幅に向上させる。第2のバーブ248は、任意の適切な形態をとることができる。コネクタ200の一部の実施形態では、第2のバーブ248は、第1のバーブ244よりも小さい。例えば、第2のバーブ248は、1つの実施形態では直径約5.8mmであることが可能である。第1のバーブ244は、直径約5.99mmであることが可能である。] 図4
[0073] 一部の実施形態では、係合特徴240(例えばバーブ244又はバーブ248)の高さ
が重要であることがある。バーブ高さは、コネクタ200を通る管腔の軸から半径方向において最も遠いバーブの位置からバーブ244,248に隣接する表面220までの距離で測ることができる。1つの実施形態では、この距離は、約0.005インチ(約0.13mm)から約0.020インチ(約0.51mm)の間である。1つの実施形態では、係合特徴の高さは、約0.013インチ(約0.33mm)である。1つの実施形態では、係合特徴の高さは、約0.012インチ(約0.30mm)である。1つの実施形態では、係合特徴又はバーブの高さは、約0.008インチ(約0.20mm)から約0.009インチ(約0.23mm)までの間である。1つの実施形態では、係合特徴240の第1のバーブの高さは約0.012インチ(約0.30mm)であり、係合特徴240の第2のバーブの高さは約0.008インチ(約0.20mm)である。係合特徴240の高さ及び直径は、保持力を大きくするために増大させることができる。一部の実施形態では、これらの寸法の増大は、通常は手動でなされるカテーテル100内へコネクタ200を進ませることのために必要とされる力によって制限されるであろう。]
[0074] 係合特徴240のもう1つの性状は、その長さ又はその個々の部分の長さである。例えば、1つの実施形態は、上述のように、2つのバーブを有する。1つの配置構成では、最も遠位寄りのバーブは、長さ約0.065インチ(約1.7mm)であるが、より長いバーブが使用されてもよい。1つの実施形態では、最も近位寄りのバーブは、長さ約0.065インチ(約1.7mm)である。最も近位寄りのバーブは、より短い又は長いことも可能である。例えば、1つの実施形態では、最も近位寄りのバーブは、長さ約0.040インチ(約1.0mm)である。1つの実施形態では、最も遠位寄りのバーブは0.065インチ(約1.7mm)であり、最も近位寄りのバーブは0.040インチ(約1.0mm)である。]
[0075] 一部の実施形態では、接続に寄与する2つの更なる特徴は、バーブ244とバーブ248との間の間隔、及びカテーテルが最も近位寄りのバーブを越えて進められる距離である。]
[0076] 図5は、様々なバーブ間隔の場合の性能を明らかにしている。最大頂点間バーブ間隔を約0.740インチ(約1.9cm)として、1つの構成がテストされた。このグラフは、バーブ間隔が大きいほど保持力が増す一般的傾向を示している。グラフに見られる力の増大の一部は、コネクタ装置に接触するカテーテルの長さが長くなったことに起因すると考えられる。バーブ間隔が増すにつれて、接続されるカテーテルの全長も増した。図5は、一部の実施形態における最小間隔がおよそ0.100インチ(約2.5mm)であることを示していると解釈することができる。バーブ間隔がこの値よりも小さいと、保持力は急激に降下する。しかしながら、この値よりも大きいところで間隔が増大すると、保持力はもっとゆっくり増大する。図5において、1つの技術は、変曲点前における変化率を約7ポンド/0.040インチ(約3.2kg/1.0mm)、臨界点後における変化率を約1.2ポンド/0.040インチ(約0.54kg/1.0mm)として算出した。この解析は、単純な線形フィッティングを用いた。当業者ならば、データに対する更に複雑なフィッティングによって、そのデータに関する異なる数学的記述が得られることがわかる。しかしながら、このようなその他の曲線フィッティングもやはり、0.100インチ(約2.5mm)に向けて比較的急な傾きを、そしてデータの中間に向かってより平らな傾きを示すと予測される。後述される図6でも同様に、より複雑な曲線フィッティングは、データセットの一端又は両端において概ね漸近的な形状を見せるであろう。] 図5 図6
[0077] 図5は、二重バーブ構成が、全てのバーブ間隔において単一バーブ構成よりも優れた接続強度を有すること、そしてひとたび頂点間間隔が約0.100インチ(約2.5mm)を超えると2倍を超える強度を有することを示している。また、裸のシリコーンと、編組補強されたシリコーンとの間の相違も、図5から明らかである。あらゆるバーブ間隔にお
いて性能が優れているだけでなく、網組カテーテルの場合はグラフの傾きが大きいことにも留意せよ。これは、一部には、コネクタ200にカテーテルを接続するにあたって、保持特徴240とカテーテル100の編組構造140との組み合わせによって保持力が増幅されることに起因するであろう。これは、編組可撓性カテーテルがそれに代わる設計と比べたときの目立った優位性である。より具体的には、編組構造は、所定のバーブ寸法において、同一材料の非編組カテーテルと比べて大幅に大きい保持強度を有する。また、編組構造は、コネクタ200上に複数のバーブを使用することによって保持力を更に増大させる能力を有する。また、編組構造の使用は、その他の補強が使用される場合と比べて、バーブの使用及びコネクタ200上のバーブ形状の最適化を容易にする。更に、カテーテル100内に柔らかい細長い本体112を使用することによって、網組構造140がバーブの後ろでくびれることが可能になり、保持力が増大される。] 図5
[0078] 図5に示された結果を踏まえると、間隔は、任意の適切な間隔であってよいが、後述のように、2つ又は3つ以上のバーブを伴う配置構成では、少なくとも0.100インチ(約2.5mm)であることが好ましい。1つの実施形態では、隣り合うバーブ244,248の頂点間の間隔は、約0.229インチ(約5.8mm)である。1つの実施形態では、頂点間の間隔は、約0.240インチ(約6.1mm)である。] 図5
[0079] 図5は、上述された実施形態によって実現することができる大幅な向上を示しているが、一部の応用では、重複の少ない係合メカニズムによって適切な保持力が提供されることがある。例えば、図5は、単一バーブの係合メカニズムが約10ポンド(約4.5kg)の保持力を提供する1つの実施形態を示している。この力の量は、一部の応用にとっては十分である。また、図5は、様々な二重バーブ配置構成において、裸シリコーンによって提供される保持力が総じて大幅に低いことを示しているが、もしシリコーンが外表面に留め付けられる一部の配置構成では、裸シリコンとコネクタとの組み合わせで十分な可能性がある。] 図5
[0080] 様々な実施形態では、カテーテルを、最も近位寄りのバーブを近位方向に越えて進ませることが好ましい。この変化に対する反応性が、図6によって示されている。また、単一バーブの例も、図6に示されている。1つの実施形態において、二重バーブの設定を変えても、バーブを越えた量が約0.125インチ(約3.2mm)を超えてから、ほとんど又は全く保持力の増大を示さなかった。これは、カテーテルとコネクタとの組み合わせの1つの実施形態において、カテーテル接続がバーブを越える適切な範囲が約2〜3mm(0.080〜0.120インチ)又は約1.5〜4mm(0.060〜0.160インチ)であることを示唆している。] 図6
[0081] 図6は、カテーテルが第2のバーブの近位側と同一面上にある場合の保持強度が、カテーテルが単一バーブの近位側を越える量が約0.125インチ(約3.2mm)以下である単一バーブの場合の保持強度を上回ることを示している。その他の実施形態は、カテーテルを、保持特徴240を約0.080〜0.120インチ(約2.0〜3.0mm)越えて進ませる。一部の実施形態では、カテーテルを、最も近位寄りのバーブを近位方向に約0.060〜0.160インチ(約1.5〜4.1mm)越えて進ませることが好ましい。一部の実施形態では、カテーテルを、最も近位寄りのバーブを近位方向に約0.010インチ(約0.25mm)又は約0.111インチ(約2.8mm)越えて進ませることが好ましい。一部の実施形態では、カテーテルを、最も近位寄りのバーブを近位方向に少なくとも約0.125インチ(約3.2mm)越えて進ませることが好ましい。] 図6
[0082] 上述のように、係合メカニズム32は、カテーテル100及びコネクタ200の部分を含むように構成される場合に特に、その他の静動脈シャント装置に優る数々の臨床的利点をもたらす。具体的には、係合メカニズムにおける少なくとも1つの編組構造とバーブと
の組み合わせが、装置を更に使用しやすくする。上述のように、カテーテル100は、接続に先立ってカテーテルを更に変更する必要なく切断及び接続することができる。また、本明細書で述べられる実施形態は、係合メカニズム32を接続するために、同メカニズムを切り離すのに十分であると考えられるよりも小さい力を使用できるという意味で、接続性を向上されている。また、システム10は、任意の所望の長さに調節可能であるように構成されるゆえに、「万能サイズ」である。]
[0083] 提供されるその他の利点として、耐性の向上が挙げられる。カテーテル100は、編組構造140内に、多くの独立した編組部材152を有する。複数の編組部材152は、二重のサポートを提供し、留め付け及び疲労破損に対する耐性を向上させる。複数の編組部材152は、引っ張り強度も向上させる。その他の先行技術によるアプローチと比べると、必要とされる製造ステップが少なく、生産の労力及び費用が軽減される。また、カテーテル100の実施形態の少なくとも一部は、先行技術による装置で可能であったよりも、破壊前に耐えられる半径方向荷重が高く、より急な半径の場所に捩れなしに設置可能である予測される。少なくとも一部の応用では、破裂耐性(コネクタから外れることも破裂することもなく高圧に耐えられる能力)の向上が有利であるが、必ずしも必要ではない。]
[0084] 本明細書で述べられる実施形態のその他の利点として、カテーテルが正しく接続されたことを示すフィードバックを医師が受け取れるというメリットが挙げられる。例えば、複数バーブのシステムは、たとえカテーテルが第2のバーブを越えた距離が僅かな場合でも、強度を増大させる。例えばカテーテル100又は編組構造140の拡張による、目に見える変形は、正しい付着の視覚的表示として機能する。これは、網組カテーテルが第1及び第2のバーブ上を進むときに、目に見える2つのリングを参照にすることによって、ユーザは目に見える基準を観察して、カテーテルが両方のバーブを越えたことを確認できる。もし目に見えない場合は、この拡張によってそうでなければ滑らかである外表面上にリブ部を形成されて、付着が正しいことを触覚的に確認できる。]
[0085] カテーテルは、コネクタ200の中央拡大セグメント250に達するまで完全に進められることを推奨されるが、接続の完全性は、たとえこの量に満たない例えばバーブ248からセグメント250までの距離の半分などの挿入であっても、十分な強度をもたらす。これは、類似の単一バーブシステムと比べて、強度をほぼ2倍にすると予測される。完全に挿入された場合は、強度はほぼ3倍になると予測される。]
[0086] 上述のように、複数バーブ及び単一バーブの係合特徴は、確実な接続に適していることができる。正しく設計された、単一バーブと編組カテーテルとによる接続システムは、例えば同じ材料で編組なしで作成されたカテーテルの約6倍の保持力を伴うなど非常に確実に作成することができる。第2のバーブは、保持強度を少なくとも100%増大させると予測される。これは、係合メカニズムを更に強固にし、カテーテルをコネクタの拡大区間250まで最適に装着させる必要性を低減させるという更なるメリットをもたらす。]
[0087] これらの特徴は、望ましいレベルの確実性を提供するとともに、確実な接続を実現することの信頼性の向上をエンドユーザに提供する。]
权利要求:

請求項1
第1の血管セグメントに結合するように適合された近位端と、第2の血管セグメントに挿入されるように適合された遠位端とを有するインプラント可能な血管外血液導管の構成要素を接続するためのシステムであって、近位部分と、遠位部分とを有し、インプラントされたときに前記遠位部分が前記第2の血管セグメント内において自由に浮遊することができるように構成されるカテーテルであって、前記近位部分は、血流管腔を画定する内壁を画定する細長い本体であって、前記内壁は内周を有する、細長い本体と、前記カテーテル本体に埋め込まれ、前記管腔の周囲に配置される編組構造と、を含む、カテーテルと、前記血液導管の前記近位端を前記カテーテルに流体的に結合するためのコネクタであって、第1の外周を画定する外表面と、管腔を画定する内表面とを有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体の外表面上に、前記コネクタ本体の遠位端に隣接して配置される係合特徴であって、前記第1の外周よりも大きい第2の外周を画定する係合特徴と、を含むコネクタと、を備え、前記カテーテルの前記近位部分は、前記内周が前記第1の外周よりも小さい自由状態の第1の構成と、前記編組構造が拡張し、前記カテーテルの前記近位端部分を前記コネクタ本体の前記係合特徴上で進ませることができるように前記カテーテル本体の前記内周が拡張することを可能にする軸圧縮状態のときの第2の構成とを有する、システム。
請求項2
請求項1に記載のシステムであって、前記カテーテルの前記近位端部分を前記係合特徴越しに前記コネクタに接続するために、第1の圧縮力が必要とされ、前記カテーテルを前記コネクタの前記係合特徴から切り離すために、第2の力が必要とされ、前記第2の力は、前記第1の力を大きさで上回る、システム。
請求項3
請求項1に記載のシステムであって、前記係合特徴は、複数のバーブを含む、システム。
請求項4
請求項1に記載のシステムであって、前記係合特徴は、2つのバーブを含む、システム。
請求項5
請求項1に記載のシステムであって、前記係合特徴は、前記コネクタの遠位端から離して設けられた増周領域を含む、システム。
請求項6
請求項5に記載のシステムであって、前記バーブの各々は、少なくとも約0.012インチ(約0.30mm)のバーブ高さを含み、前記2つのバーブの間の隔たりは、少なくとも約0.1インチ(約2.5mm)である、システム。
請求項7
請求項1に記載のシステムであって、前記カテーテル本体は、前記第2の血管セグメントの外傷を最小限にするように構成された第1の材料を含む第1の血流導管を含み、前記システムは、更に、吻合を通じて前記第1の血管セグメントに接続されるように構成された材料で形成された第2の血流導管を備えるシステム。
請求項8
請求項7に記載のシステムであって、前記第1の材料は、前記コネクタに相対的に前記カテーテルを進ませるために必要とされる力を最小限にするために、高弾性で且つ低強度の材料である、システム。
請求項9
請求項8に記載のシステムであって、前記第2の外周は、前記カテーテル本体内の前記血流管腔の前記内周よりも約8〜28パーセント大きい、システム。
請求項10
請求項1に記載のシステムであって、前記編組構造は、前記カテーテルが任意の適切な長さに調節可能であり且つ尚も前記第1及び第2の構成をとることができるように、前記カテーテルの前記近位端から前記近位端部分内を遠位方向に実質的に連続的に伸びる、システム。
請求項11
請求項1に記載のシステムであって、前記近位端部分を前記コネクタ本体から切り離すために、少なくとも10ポンド(約4.5kg)の力が必要とされる、システム。
請求項12
請求項1に記載のシステムであって、前記近位端部分を前記コネクタ本体に接続するために必要とされる力は、約8ポンド(約3.6kg)以下である、システム。
請求項13
請求項1に記載のシステムであって、前記近位端部分を前記コネクタ本体に接続するための力は、前記近位端部分を前記コネクタ本体から切り離すための力の約4分の1以下である、システム。
請求項14
請求項1に記載のシステムであって、前記編組構造は、圧縮状態に置かれたときに拡張し、前記コネクタにおける接続力を増大させるために、引っ張り状態に置かれたときに内向きにくびれる、システム。
請求項15
透析後の血液を血管挿入部位よりも下流の位置に送るために前記血管挿入部位において血管に挿入するためのカテーテルであって、近位部分と、遠位部分と、長手方向軸に沿ってそれらの間に伸びる管腔とを含む細長い本体であって、前記細長い本体は、前記管腔を取り囲む内表面と、前記内表面を取り囲む外表面とを有し、前記細長い本体の前記遠位部分は、前記血管内において前記遠位端部分の周囲を血液が流れるように前記血管に挿入されることを可能にするのに十分に小さい断面積を画定する、細長い本体と、近位端と、遠位端とを有する編組構造であって、前記編組構造は、前記細長い本体の前記外表面が前記編組構造を完全に取り囲むように、前記細長い本体に埋め込まれ、前記編組構造は、前記細長い本体の前記近位部分から前記細長い本体の前記遠位部分に向かって伸びる、編組構造と、を備え、前記細長い本体の前記遠位部分及び前記編組構造は、十分な可撓性を有し、前記血管挿入部位よりも下流の血管位置において前記カテーテルが自由に浮遊することができる、前記細長い本体の前記近位部分及び前記編組構造は、軸方向の力に応答して、係合特徴上で進むため及び別の血液導管に結合するために前記管腔が前記長手方向軸に沿って拡大されるように拡張するように構成される、カテーテル。
請求項16
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、前記細長い本体の圧縮及び捩れを最小限にするように、並びに前記係合特徴に対する前記カテーテルの固定を強化するように構成される、カテーテル。
請求項17
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、織り合わされた複数の編組部材を有し、前記編組部材の各々は、第1の横断寸法が第2の横断寸法よりも大きく且つ前記第1の横断寸法が前記第2の横断寸法に垂直であって且つ前記第2の横断寸法が前記カテーテルの前記交差形状を最小限にするために概ね半径方向に伸びる断面を有する、カテーテル。
請求項18
請求項17に記載のカテーテルであって、各編組部材は、2本又は3本以上のワイヤを含み、各ワイヤは、円形断面を有する、カテーテル。
請求項19
請求項17に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、ダイヤ柄フルロードを含む、カテーテル。
請求項20
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体の前記近位端部分は、前記カテーテルが前記係合特徴上を進められる前にin-situでサイズ決定可能であるように、前記細長い本体及び前記編組構造が切断されるように適合されたサイジング領域を有する、カテーテル。
請求項21
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、前記カテーテルが1.0インチ(約2.5cm)以上の曲げ半径を横断するときに、前記管腔の開きを維持するように適合される、カテーテル。
請求項22
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、前記カテーテルが0.25インチ(約6.4mm)以上の曲げ半径を横断するときに、前記管腔の開きを維持するように適合される、カテーテル。
請求項23
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体は、可撓性エラストマを含み、前記編組構造は、形状記憶材料を含む、カテーテル。
請求項24
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体は、前記内表面から前記編組構造内の開口を通り、半径方向に前記編組構造の外側に位置する前記外表面にまで及ぶことによって、前記開口を通って前記内表面から前記外表面にまで連続的に伸びる、カテーテル。
請求項25
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体は、前記編組構造の開口を通って前記内表面から前記外表面にまで及ぶ単一材料の連続した1つの広がりを画定する、カテーテル。
請求項26
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体の前記外表面は、滑らかな表面を含む、カテーテル。
請求項27
請求項15に記載のカテーテルであって、前記内表面から前記外表面までの厚さは、約2mm以下である、カテーテル。
請求項28
請求項15に記載のカテーテルであって、前記細長い本体は、前記編組構造からの剥離又はその他の分離を最小限にするように構成される、カテーテル。
請求項29
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、40度から60度までの範囲内のらせん角度を定める、カテーテル。
請求項30
請求項15に記載のカテーテルであって、前記編組構造は、22から24までの範囲内のピック数を定める、カテーテル。
請求項31
請求項15に記載のカテーテルであって、更に、前記細長い本体の遠位端に隣接して位置するX線不透過性マーカを備えるカテーテル。
請求項32
in-situで血流導管を組み立てる方法であって、近位血液導管部分と、カテーテルを含む遠位血液導管部分との接続構造上に位置する第1の係合特徴を含むコネクタシステムを提供することであって、前記遠位血液導管部分は、編組構造を埋め込まれた近位端部分を含む、ことと、前記カテーテルをin-situでサイズ決定するために、前記編組構造を貫通して前記カテーテルを切断することと、を備える方法。
請求項33
請求項32に記載の方法であって、前記近位血液導管部分は、更に、保持特徴を含む遠位セグメントを有するコネクタを含み、前記方法は、更に、前記編組構造の少なくとも一部分が前記保持特徴よりも近位寄りに位置するまで、前記カテーテルを前記コネクタの前記遠位セグメント上で進ませることを備える方法。
請求項34
請求項32に記載の方法であって、更に、前記保持特徴が前記カテーテルによって取り囲まれ、前記カテーテルの外表面の一部分が隆起して前記カテーテルが前記コネクタの前記遠位セグメントに相対的に十分に進められたことを示すまで、前記カテーテルを前記コネクタの前記遠位セグメントに相対的に近位方向に進ませることを備える方法。
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