![]() 組織を外科的に除去するためのシステムおよび方法
专利摘要:
外科器具(22)は、切除器材(30)を規定する内部部材(54)及び外部部材(52)を保持する結合器(33)と、結合器(33)の外部に露出された第1のポート(35)、及び、内部部材(556)の管腔を介して負圧源(24)に接続可能な第2のポート(103)の間の吸引制御経路と、を備え、吸引制御機構は、第1のポート(35)の上に選択的に位置させること、又は、指を介して切除先端器材に適用される真空レベルのユーザ制御を提供する。 公开号:JP2011514201A 申请号:JP2010549725 申请日:2009-02-24 公开日:2011-05-06 发明作者:シャデック,ルイス・エム 申请人:メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド; IPC主号:A61B17-32
专利说明:
[0001] 本開示は、人体組織の治療に関する。より詳細には、本開示は、腫瘍性組織の低減および/または除去に役立つ外科的システム、器具、および方法に関する。] 背景技術 [0002] 人体組織の除去または低減はさまざまな理由および多くの種類の組織で実施される。たとえば、臓器に不具合がある場合に除去してもよい。場合によっては、腫瘍および/または周囲の腫瘍は除去されなければならない。腫瘍は化学療法、放射線、外科手術、および他の技法によって一般に治療される。外科手術が治療として選択された場合には、超音波外科吸引装置(CUSA)または外科的レーザーメスなどのさまざまな外科器具が一般に使用される。] [0003] アクセス可能な脳腫瘍には脳外科手術が治療として選択される。CUSAは脳腫瘍以外の多くの組織を治療することに使用してもよいが、脳外科手術は繊細な組織の外科的除去において生じるいくつかの困難を強調するために役立つ例となる。外科手術の目標はできるだけ多くの腫瘍組織を除去することである。他の手順の中でも、脳腫瘍の除去のために最も一般的に実施される外科手術は開頭術である。一般に、神経外科医は、腫瘍を覆う脳の領域を露出させるために、頭皮、頭蓋、硬膜、髄膜、および皮層を切開する。腫瘍の位置決めおよび除去が次に実施される。] [0004] CUSA、レーザーメス、または刃物器具、超音波切除装置、およびバイポーラ高周波プラズマ切除システムなどの他の脳外科手術器具を使用する場合には、ヒトの脳解剖学的構造に関連する繊細な組織にいくつかの懸念が生じる。参考に、脳は3つの膜、すなわち頭蓋によって取り囲まれている髄膜に覆われている。髄膜の3つの層は硬膜(頭蓋の直下)、くも膜、および軟膜である。髄液はくも膜と軟膜との間の空間を流れ、くも膜下腔として知られている。これらの髄膜は薄く繊細であり、軟膜は脳に関連する多くの血管を運び、維持している。特に軟膜のもろい性質のために、外科的に脳腫瘍を除去することを試みる場合には、神経外科医は高度の注意を払わなければならない。軟膜に対する意図的ではない損傷によって脳への主な血液供給を損なってしまう。脳(および脳幹)に供給する脳神経および動脈に対する不必要な損傷ばかりではなく、くも膜または脳組織(たとえば、大脳皮質)などの他の健康な構造への不必要な損傷は患者の機能障害にも繋がりかねない。この点を考慮して、CUSA器具は組織および骨を除去するために超音波動作をする。外科医は破壊されるべき組織に対して超音波切除先端を配置しようと試みる。しかしながら、器具のシャフトが接触すると、高周波切除も発生し、標的の腫瘍周囲の組織を損傷させる。さらに、CUSAハンドピースの大きさが比較的大きいために、超音波シャフト/先端の配置を視覚的に確認することが困難であることがある。同様に、切開線の周囲および切開線の中の局所加熱のために、レーザーメスの使用によっても意図的ではない組織の損傷を引き起こすことがある。] [0005] 別の例では、気道にある腫瘍および/または病変を治療する場合には、声帯または食道などの繊細な組織にも高度の注意を払わなければならない。たとえば、声帯の瘢痕化を避けるために周囲の粘膜を温存するが、病変または腫瘍は除去されなければならない。別の例では、気道中の組織の過度に積極的な切除によって食道を含む瘻孔が発生することがあり、次には食物および流体を吸引してしまうことがある。上記を考慮すると、外科医らは、正常組織の損傷を最小化することに努める一方で、腫瘍および/または病変の低減または除去の間に存在する多くの課題に直面し続ける。] 図面の簡単な説明 [0006] 本開示の原理による、組織を外科的に低減または除去するためのシステムの概略図である。 図1のシステムに役に立つ外科器具の斜視図である。 図2の器具のブレード組立体部分の分解図である。 図3Aの組立体の内側管状部材の近位領域の拡大斜視図である。 図3Aの組立体の内側管状部材の近位領域の拡大斜視図である。 図3Aの組立体の外側管状部材の末端領域の拡大斜視図である。 図3Aの組立体の内側管状部材の遠位切断窓部の拡大断面図である。 最終的な構成における図3Aのブレード組立体およびブレード結合器の横断面図である。 最終的な構成における図3Aのブレード組立体およびブレード結合器の横断面図である。 最終的な構成における図3Aのブレード組立体およびブレード結合器の斜視図である。 最終的な構成における器具の一部分の横断面図である。 図7の器具の切除器材部分の操作を示す図である。 図7の器具の切除器材部分の操作を示す図である。 外科的に脳腫瘍を除去する図1のシステムの使用を示す図である。 外科的に脳腫瘍を除去する図1のシステムの使用を示す図である。] 図1 図2 図3A 実施例 [0007] 本開示の原理によるいくつかの態様は、患者の腫瘍または他の人体組織を外科的に治療するための外科的システムおよび方法に関する。] [0008] 一態様では、システムは、外科的切除器具、モーター、および負圧源を備える。切除器具は、内側部材、外側部材、ハンドピース、および吸引制御機構を備える。内側部材は、遠位切除先端を備え、一方、外側部材は切断窓部を形成する末端領域と切断窓部の遠位にある昇降先端とを備える。ハンドピースは内側部材および外側部材を保持し、これによって内側部材は外側部材の中に回転自在に受容され、切除先端は切断窓部で外部に露出している。さらに、切除先端および末端領域は切除器材を規定するように結合される。モーターは、たとえば切除作業の一部として外側部材に対して内側部材を動かすために、内側部材に接続される。] [0009] 別の態様では、システムは、切除器材からハンドピースを通じて負圧源まで延在する流体経路を備える。いくつかの構成では、吸引制御機構はハンドピースの中に組み込まれ、一方、他の構成では、吸引制御機構は、内側部材および外側部材をハンドピースに結合するように構成される結合部の中に組み込まれる。吸引制御機構は、流体経路のセグメントを規定するためにハンドピースまたは結合部の内部で一体化された制御経路を備える。吸引制御経路は、ハンドピースの外部または結合部の上に露出され、周囲の環境に開放されているユーザーインターフェースポートを備える。ユーザーインターフェースポートによって使用者は切除器材に適用される(流体経路の残部および負圧源を介して供給される)真空レベルを制御する。たとえば、ユーザーインターフェースポートを多くまたは少なく遮ることによって、それぞれ切除器材に適用される真空レベルは上がりまたは下がる。本開示の原理によるいくつかの代替的な構成では、システムは負圧源が負圧を生成し、ユーザーインターフェースポートの外部に遮るものがない場合には、切除器材に適用される真空レベルが実質的にゼロであるように構成される。] [0010] この配置を使用することによって、さまざまな人体組織および/または腫瘍を治療することができる。説明のために、脳腫瘍の処置を記載する。最初に、患者の頭蓋を通じて開口部が形成され、脳腫瘍が位置する治療部位に外部からアクセスする。開口部を通じて治療部位に切除器材が送達される。標的組織(たとえば、腫瘍)と、硬膜、くも膜、軟膜、および大脳皮質の1つまたは複数などの治療部位の周囲の組織との間に、昇降先端が部分的に挿入される。切除先端が腫瘍と接触するように配置される。次に内側部材が外側部材に対して移動すると、切除先端が腫瘍の組織を切除する。最後に、切除された、または創面切除された腫瘍組織を除去するために、治療部位が選択的に吸引される。少なくとも部分的に腫瘍を単離し、治療部位を選択的に吸引するために昇降先端を使用することで、周囲の正常組織を損傷させる可能性が最小化される。いくつかの代替的な態様では、本開示の方法はさらに、全手順を通じて、治療部位の真空レベル(すなわち吸引レート)を変化させる工程を含み、切除作業の前に適用される吸引によって腫瘍が引き込まれ切除先端と接触する。] [0011] システムの実施形態は、他のアクセス経路を介しての脳腫瘍の除去にも採用されることができる。たとえば、下垂体腫瘍、斜台脊索腫、コレステロール肉芽腫、嗅神経芽細胞腫、頭蓋系髄膜種などの腫瘍、および髄膜ヘルニアを治療するために鼻、口蓋、および中咽頭を介して脳にアクセスすることができる。別の例では、システムの実施形態は聴神経種などの外側頭蓋底を介した腫瘍の治療に適用される。] [0012] 他の実施形態では、本開示の原理によって上気道および下気道の腫瘍および/または病変が治療される。これらの種類の腫瘍および/または病変の非限定的な例には、再発性呼吸器の乳頭腫、嚢胞、ポリープ、ラインケ浮腫またはポリープ様声帯、良性腫瘍、および悪性腫瘍ばかりではなく、これらの声帯全体に発生するものを含む。別の非限定的な例では、本開示の実施形態は気管支の中の腫瘍および/または病変の治療に適用できる。] [0013] 上記のシステムは腫瘍外科手術および他の種類の外科手術を実施するのに非常に役に立つ。腫瘍外科手術では、システムは神経外科医に治療部位の吸引を制御することを可能にするばかりではなく、脳腫瘍だけをより正確に切除することを可能にする。 本発明のこれらの態様および他の態様は図1〜図9Bと関連して記載され、説明される。] 図1 図2 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図5 図6 図7A [0014] 人体組織を低減または除去するための本開示の態様による外科的システム20は図1に示される。単なる一例では、システム20は脳外科手術の一部としての脳腫瘍の創面切除に使用することができる。システム20は、外科的切除器具22、負圧源24、および電源26を備える。さまざまな要素の詳細は以下に記載される。しかしながら、概括的に述べると、外科器具22は、切除器材30(全体を参照する)を形成するブレード組立体28、ハンドピース32、および一体化された吸引制御機構34(全体を参照する)を備える。負圧源24は、ハンドピース32の収容部38までかつこれを通じて延在する流体経路36を介して、切除器材30と流体接続する。一態様では、ハンドピース32の近位領域は、流体経路36を部分的に規定し、管状物47を介して負圧源24と流体接続する吸引通路37をも備える。最後に、電源26は、ハンドピース32に保持されるモーターに電気的に接続されている(図7Bにモーター202として示される)。] 図1 図7B [0015] 外科的に腫瘍を低減または除去する場合に使用される間は、切除器材30は治療部位に配置され、使用者はハンドピース32を操作して、脳腫瘍に対して切除器材30を所望の位置に移動させる。電源26はモーターに電圧を加えて、切除器材30での腫瘍切除作業を実施する。最後に、吸引制御機構34は使用者によって手動で操作され、負圧源24によって生成される真空によって、切除器材30での吸引を選択的に実施する。いくつかの構成では、吸引制御機構34は、切除器材30で積極的に切除するだけではなく、使用者が吸引するレートまたはレベルを変更することを可能にするユーザーインターフェースポート35を備える。システム20の上記の一般的な構成を考慮すると、本開示の態様による外科器具22に関連する特徴は図2に、より詳細に示される。外科器具22は、上記のように、ブレード組立体28、ハンドピース32、および吸引制御機構34を備える。] 図2 [0016] いくつかの構成では、外科器具22は、ブレード結合器33および/または中継組立体42をも備える。ブレード結合器33はブレード組立体28をハンドピース32に結合するように構成される。ブレード結合器33は、ブレード組立体28のいくつかの機能(たとえば、切除、回転等)の制御を容易にする、さまざまな要素だけではなく吸引制御機構34を備える。中継組立体42はハンドピース32の収容部38の遠位延長部として構成され、ブレード結合器33をハンドピース32と連結する。いくつかの構成では、中継組立体42は省略され、ブレード結合器33はハンドピース32の収容部38に直接接続される。図2〜図7Bでは収容部38から(遠位に)分離して位置するブレード結合器33を示すが、さらに他の構成では、ブレード結合器33の機能はハンドピース32の収容部38の中に取り込まれる。] 図2 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図5 図6 図7A 図7B [0017] さらに、いくつかの実施形態では、外科器具22は、下記のように、使用者がブレード組立体28の要素の回転位置を制御するように構成される、任意選択の制御組立体40(全体を参照する)を備える。一態様では、制御組立体40は、中継組立体42の中(あるいは代替的に収容部38の中)の変換機構(図示せず)を作動するように構成される回転可能な円形部41を備え、さらに図5〜図7Bに関連して後述するように、次にブレード組立体28の要素を回転させる。] 図5 図6 図7A 図7B [0018] ブレード組立体28はさまざまな形態をとることができ、いくつかの構成では、外側部材52を備える外側部材組立体50、および内側部材56を備える内側部材組立体54を具備する。概括的に述べると、内側部材56は外側部材52の中に回転可能に配置され、組立体50、54の他の要素が、ブレード結合器33の部分を規定しハンドピース32に接続される。いずれにせよ、外側部材52および内側部材56はハンドピース32から遠位に延在し、下記のように切除器材30を形成するために結合される。参照するべき点は、ブレード組立体28は2つの部材52、56を備えるように示されるが、他の構成では、3つ以上の同軸上で組み立てられた部材が備えられてもよい。さらに、ブレード組立体28、および特に部材52、56は、図示されるように直線状または一直線の構成を備えることができ、または代替的に(少なくとも外側部材52の一部を包含する曲線状部材を含むことにより)曲線状の構成を備えることができる。] [0019] 一態様では、吸引制御機構34もさまざまな形態をとることができ、いくつかの構成ではブレード結合器33の一部を形成し、ユーザーインターフェースポート35は(図1にも示される)ハンドピース32の遠位に位置し、図3Aおよび図5〜図6と関連してさらに記載される。一態様では、吸引制御機構34は、切除器材30と負圧源24との間の流体経路36のセグメントを形成する吸引制御経路65を規定する(図5〜図6)。ユーザーインターフェースポート35の上の使用者の指を選択的に位置させることによって、同じ手を使用して治療部位に対して位置するハンドピース32を保持しながら、吸引制御機構34は使用者が切除器材30の吸引量または真空量を制御することができるようにする。一態様では、ユーザーインターフェースポート35がハンドピース32を握る使用者の手の他の部分に対して前方に延在する(およびハンドピース32の側面)ので、ユーザーインターフェースポート35は制御する指の配置を快適にすることができる。] 図1 図3A 図5 図6 [0020] 図2に示すように、いくつかの構成では、ハンドピース32は、吸引ポート39および配線導管208をも備える。吸引ポート39は(図1に示されるポート37と管状物47とを介して)流体経路36および負圧源24と接続されるように構成される。配線導管208は配線をモーター(図7Bにモーター202として示される)から送り、および/または他の要素をハンドピース32の収容部38から電源26に送るように構成される。] 図1 図2 図7B [0021] さらに図3Aを参照すると、いくつかの構成では、外側部材52に加えて、外側部材組立体50は、吸引ハブ60、吸引部分組立体61、コレット62、灌注ハブ64を備える。外側部材52は吸引ハブ60に固定され、コレット62はブレード結合器33の一部としてのハンドピース32への取り付けを容易にする。さらに、用意されれば、灌注ハブ64は灌注流体の外側部材52への送達を容易にする。外側部材52をハンドピース32に組み込むために適している他の構成も容認できる。いずれにせよ、外側部材52はいくつかの実施形態では管状であり、末端領域66を形成する。末端領域66は、次に、いくつかの構成では切断窓部70および切断窓部70の遠位にある昇降先端72を形成する。] 図3A [0022] 末端領域66は外側部材52の一体に形成された要素であり、または別個に形成され、他の要素に組み立てられる(たとえば、末端領域66が形成され、外側部材52を完成させる際、適切な大きさの剛性金属チューブに取り付けることができる)。いずれにせよ、本開示の原理による末端領域66の1つの構成をより詳細に図4Aに示す。図4Aに示すように、末端領域66はさもなくば切断窓部70で開放される管腔74を形成する(および外側部材52の残部の少なくとも実質的な部分を通じて近位に続く(図3A))。この点を考慮すると、切断窓部70は切断窓部壁76によって規定される。凹部分78は切断窓部壁76の少なくとも近位部分の周囲の末端領域66に形成され、これによって末端領域66は凹部分78に沿って壁厚さ方向にテーパ状になっている。図4Aに示すように、一実施形態では切断窓部70は縦方向長に涙滴に類似する形状を有することができ、遠位セグメント80から近位セグメント82に向かって横方向の周囲幅が狭くなる。] 図3A 図4A [0023] 昇降先端72は切断窓部70の遠位に延在し、鋭い、すなわちブレード刃部84で終端する。この点において、昇降先端72では管腔74に対して閉じている。一実施形態では、昇降先端74は対向する、第1の表面86および第2の表面88によって規定される。末端領域66はさまざまな形態をとることができ、たとえば、教示内容を参照によって本明細書に援用する、2007年11月12日に提出された、「脳腫瘍の外科的除去のためのシステムおよび方法」という名称の米国特許出願第11/938,625号に記載される形態を含む。] [0024] 昇降先端72の上記の構成が結合して(たとえば、曲線状の表面、広がる幅、およびブレード刃部84)キュレットに類似する形態を有する昇降先端72がもたらされる。下記のように、昇降先端72は、(他の困難な治療部位だけではなく)脳外科手術の間に遭遇する繊細な組織と接合するのに非常に適している。ブレード刃部84は、脳および他の正常組織から、腫瘍組織の部分的な分離または単離を促進し、曲線状の表面86、88は腫瘍を他の組織から単離または分離することを補助する。しかしながら、本開示による他の構成では、昇降先端72は除去されてもよい。たとえば、末端領域66は、さもなくば軸方向および半径方向に管腔74に対して開放されている切断窓部70で終端することができる。あるいは、切断窓部70は側面(あるいは半径方向)窓部として末端領域66に形成されることができ、外側部材52は切断窓部70の遠位において比較的均一な外径を有する。] [0025] 図3Aに戻ると、内側部材組立体54は、内側部材ハブ100だけではなく内側部材56を備える。下記のように、内側部材ハブ100は内側部材56を保持し、内側部材組立体54を(ブレード結合器33の一部として)モーター202(概略的に示され、図7Bにも示される)に接続することを容易にする。このように、内側部材ハブ100はさまざまな形態をとることができる。いずれにせよ、いくつかの構成では、内側部材56は管状であり、遠位切除先端102を形成する。さらに、いくつかの構成では、内側部材56は管腔105へのアクセスを露出した近位吸引窓部103をも形成する。近位吸引窓部103は吸引制御機構34および流体経路36の一部のみを構成し、図5〜図6に関連して後述されるように、流体経路36によって遠位切除先端102の開口部168と、ユーザーインターフェースポート35と、負圧源24との間で流体連通ができる。] 図3A 図5 図6 図7B [0026] さらに、近位吸引窓部103は略長方形を有するように図3Aに示されるが、いくつかの他の構成では、近位吸引窓部103は円形、楕円形、または多角形形状などの他の形態をとることができる。さらに、図3Bに示されるように、いくつかの他の構成では、近位吸引窓部103は、内側部材56の壁に沿った、1つまたは複数の列に配置された孔部162のアレイ160の形態をとる。あるいは、図3Cに示すように、近位吸引窓部103は、内側部材56の壁の周囲に1つまたは複数の螺旋パターンに配置された、孔部166のアレイ164の形態をとることができる。いずれの場合にも、孔部162、166は内側部材56の近位部分を通る流体連通を提供し、アレイ162または164は組織、流体または他の干渉物によって閉塞しないように構成される。] 図3A 図3B 図3C [0027] さらに他の構成では、図4Bに示すように、切除先端102は、一連の鋸歯状の縁または歯167を備えることができる。許容可能なこの唯一の構成では、歯167は、内側部材56によって規定される管腔105に対して、さもなくば開放されている開口部168の周囲に形成される。下記のように、開口部168および管腔105は、さもなくば治療部位を吸引するために用いられる流体経路36の吸引出口(図1)として機能する。あるいは、切除先端102は管腔と流体連通する開口部を備え、または備えない、他の形態をとることができる。たとえば、切除先端102は閉じた刻み目であってもよい。] 図1 図4B [0028] いくつかの構成では、流体経路36(図1)は、内側部材56の中でユーザーインターフェースポート35と管腔105とを流体連通させる吸引制御経路65(図5〜図6)を規定するセグメントを備える。一態様では、図3Aに示すように、吸引ハブ60、吸引部分組立体61、コレット62、灌注ハブ64、および内側部材56の部分を含むブレード結合器33のいくつかの要素によって吸引制御経路65が規定される。] 図1 図3A 図5 図6 [0029] 吸引ハブ60は他の形態をとることができるが、図3Aに示す1つの構成では、後に図5〜図6に示されるように、灌注ハブ64およびコレット62の中に摺動可能に挿入するための大きさおよび形状の略管状の部材を、吸引ハブ60は規定する。吸引ハブ60は、遠位端部107、近位端部108、外側部材52(内側部材56はその中で同軸上に配置される)を受容するための遠位管腔120、および近位吸引チャンバ152を備える(図5〜図6に示される)。いくつかの構成では、図3A、図5〜図6に示すように、吸引ハブ60は、吸引ハブ60の外側表面の周囲に延在する一連の溝部118を備え、各溝部118はハブ60の長さに沿って互いに空間を空けて位置する。潅注チャネル110は各溝部118の中の遠位溝部と中間溝部との間に介在されるが、吸引チャネル112は各溝部118の中の中間溝部と近位溝部との間に介在される。一態様では、吸引チャネル112はさらに孔部122を規定し、孔部122は吸引ハブ60の中に形成される近位吸引チャンバ152(図5〜図6に示される)にアクセスし、流体連通する。いくつかの構成では、図7Aと関連してさらに後述されるように、近位端部108に隣接して、吸引ハブ60は、延長部分114および、制御組立体40の一部に係合されるように構成される回転係合機構116をも備える。吸引ハブ60の回転係合機構116は制御組立体40からの回転運動を変換し外側部材56の回転をもたらすように構成される。図3Aを参照すると、封止部130(たとえば、Oリング)は各溝部118の中に摺動可能に適合するように供給され、さらに図5〜図6に示されるように、灌注ハブ64の内側表面に対して吸引ハブ60を密封させる。] 図3A 図5 図6 図7A [0030] いくつかの構成では、吸引部分組立体61が備えられ、ブレード結合器33の中に延在する吸引制御経路65の一部を規定する。吸引部分組立体61はさまざまな形態をとることができるが、いくつかの構成では、吸引部分組立体61は、吸引ハブ60の近位吸引チャンバ152の中に適合する大きさおよび形状の略管状の形状のスリーブ140を備える。図3Aおよび図5〜図6に示すように、スリーブ140は遠位端部153と近位端部154との間に延在する管腔152の全体を規定する。いくつかの構成では、スリーブ140はさらに、全体として連続する壁を規定する近位壁領域150、および管腔152へのアクセスを露出する少なくとも1つの窓部156(2つの窓部156が図3Aに示される)を規定する遠位窓部領域158を備える。] 図3A 図5 図6 [0031] いくつかの構成では、吸引部分組立体61はさらに、1つまたは複数の封止部142、および吸引ハブ60の吸引近位チャンバ152の中でスリーブ140を密封して固定するように配置されるプラグ144を備え、さらに関連する図5〜図6に示される。図3Aおよび図5〜図6を再び参照すると、灌注ハブ64には多くの形態をとることができるが、いくつかの構成では、灌注ハブ64は、遠位端部131と近位端部132との間に延在する管腔133を規定する略管状の殻体を備える。さらに、灌注ハブ64は、灌注ポート134および吸引開口部136を備える。灌注ポート134は流体源(図示せず)と流体接続するように構成される。さらに図5〜図6に示されるように、吸引開口部136は、コレット62のユーザーインターフェースポート35および吸引ハブ60の孔部122(吸引チャネル112の中)と流体連通する、大きさ、形状、および場所に位置する。] 図3A 図5 図6 [0032] 図3Aおよび図5〜図6を再び参照すると、ブレード結合器33のコレット62は、組み立てられた形態の灌注ハブ64、吸引ハブ60、および吸引部分組立体61を含むブレード結合器33の他の要素を包み込み、覆う形状および大きさの外側殻体を規定する。さらに、コレット62は、外側部材52を摺動可能に受容し、取り付ける大きさの管腔63を規定する。概括的に述べると、コレット62はこれらの要素を一緒に保持し、これらの要素のそれぞれが各機能を発揮することができるようにし、治療部位での切除器材30の操作を補助する。一態様では、図5〜図7Bと関連してさらに記載されるように、これらの要素は協同関係で作動し、コレット62にある吸引制御機構34のユーザーインターフェースポート35に対する使用者の指の配置を選択することによって、使用者は切除器材30の真空レベルを制御することができる(図1)。吸引制御機構34は(ハンドピース32の遠位延長部としての)ブレード結合器33の中に一体となっているので、ハンドピース32の周囲の使用者の手および指を厄介な場所に位置させないで、使用者は切除器材30の真空圧力をより効果的に制御することができる。それどころか、ユーザーインターフェースポート35が(図1に示すようにハンドピース32の収容部38に対して遠位の)コレット62の側面部分に配置されるので、ハンドピース32の収容部38を握る使用者の手の残部に対して遠位の位置に、使用者の指をより自然に配置することができる。] 図1 図3A 図5 図6 図7A 図7B [0033] 外側部材組立体50および内側部材組立体52を備えるブレード組立体28およびブレード結合器33の最終的な構成は図5〜図7Aに示され、図5および図6は横断面図を示し、図7Aは斜視図を示す。概括的に述べると、外側部材52は吸引ハブ60の管腔120を介して(したがってコレット62の管腔63に対して)固定され、次に灌注ハブ64の中に受容される。灌注ハブ64は、コレット62によって規定される外側殻体の中に摺動可能に挿入され、固定される内側殻体を備える。これらの全般的な関係を考慮して、これらの要素の構成および相互作用についての詳細をさらに記載する。] 図5 図6 図7A [0034] 図5〜図7Aを参照して既に述べたように、封止部130は灌注ハブ64と吸引ハブ60との間に液密シールをもたらす。この構成では、次に、各ハブ60、64(潅注チャネル110によって規定される)および外側部材52の近位領域に形成される穴109(図3Aおよび図5)の間の密封された間隙170を介して、外側部材52の管腔74に送出するために、灌注液体(図示せず)がポート134を通じて供給される。一態様では、潅注チャネル110は吸引ハブ60の外側表面の周囲に延在し、吸引ハブ60の縦軸に対して略横断する。組み立てられたハブ60、64はコレット62に同軸上で受容され、図示するように、外側部材52はコレット62の遠位に延在する。灌注液体を外側部材52に流すことができる他の構成も想定することができ、さらに他の構成では、(他のいずれもの灌注要素ばかりではなく)灌注ハブ64を除去することができる。] 図3A 図5 図6 図7A [0035] 図5〜図6を参照すると、吸引制御機構34はさまざまな形態をとることができ、いくつかの実施形態では、流体経路36のセグメントを形成する吸引制御経路65を規定する。一態様では、灌注ハブ64の中の吸引ハブ60の密封された、同軸関係によって、封止部130(溝部118の中)と吸引チャネル112との間に間隙174をも規定する。しかしながら、潅注チャネル110とは異なり、間隙174は灌注ハブ64の孔部136を介してユーザーインターフェースポート35に開放されている。さらに、間隙174は吸引チャネル112の孔部122を介して、ハブ60の近位真空チャンバ152にも開放されている。] 図5 図6 [0036] したがって、方向を示す用語によって限定されることを意図しないが、吸引制御経路65は、1つの観点では、コレット62のユーザーインターフェースポート35(図6)から始まり、灌注ハブ64の孔部136(図6)を通じて延在し、吸引ハブ60の吸引チャネル174(図5)に入り、吸引チャネル112によって規定される間隙174(図5)から孔部122を通じて、吸引ハブ60の近位吸引チャンバ152(図5)に下りていき、スリーブ140の窓部分156の中に入り(図5および図3A参照)、スリーブ140の管腔152を通じて、近位吸引窓部103(図5)を介して内側部材56の管腔105の通路に入る。吸引制御経路65は、内側部材56の管腔105を介して、遠位切除先端102の開口部168に対して遠位に延在し、負圧源24と接続するためのハンドピース32の内部を通じる通路である内側部材ハブ100を通じて近位に延在する、流体経路36の残部と連結する。ハンドピース32の構造に関連する吸引制御経路65の、より詳細については、図7Bと関連して記載され、説明される。したがって、概括的に述べると、吸引制御経路65はブレード結合器33の内部に(ハンドピース32の延長部として)流体経路36のセグメントを確立し、(内側部材50の管腔105を介して)負圧源24と切除器材30との流体接続を確立する。より詳細には、いくつかの構成では、吸引制御機構34(その制御経路65を備える)は、ハンドピース32の収容部38の上に、さもなくば外科医の外科器具22の取り扱いを邪魔する外部構造を備えないように構成される。] 図3A 図5 図6 図7B [0037] 一態様では、内側部材50の近位真空窓部103の導入によって吸引制御機構34のための内部通路が可能になり、スリーブ140の近位壁領域150は流体経路の方向を遠位に(吸引ハブ60の)近位吸引チャンバ152に変更し、そこでスリーブ140の遠位窓部領域156は、スリーブ140の管腔152と近位吸引チャンバ152との間で流体連通することができる。この観点からすると、孔部122は灌注ハブ64の孔部136、およびブレード結合器33の外部のユーザーインターフェースポート35を規定するコレット62の孔部と、一列に垂直に並ぶので、吸引チャネル112の孔部122は、近位吸引チャンバ152からユーザーインターフェースポート35への略直接流体通路を提供する。] [0038] 他の構成では、ハンドピース32、ブレード結合器33、または類似した構造の遠位部分の内部にある、内側部材50の管腔105の一部(近位真空窓部103など)から、外科医の指でアクセスできる外部に位置するユーザーインターフェースポート(たとえば、ユーザーインターフェースポート35)に延在する経路であれば、吸引制御経路65は図1〜図7Bに示される特定の配置に限定されない。したがって、概括的に述べると、吸引制御機構34の一部としての吸引制御経路65は、ユーザーインターフェースポート(すなわち、ハンドピースの外部開口部またはハンドピースの遠位延長部の一部として)を、切除器材30と負圧源24との間に延在するより大きい流体経路36と橋渡しする、もっぱら内部に存在する流体経路を規定する。] 図1 図2 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図5 図6 図7A [0039] 上述のように、いくつかの実施形態では、流体経路36は内側部材56の管腔105(図3A、図4B、および図5〜図6)を通じてさらに延在し、開口部168(図4B)で開放される。しかしながら、代替的な構成では、切除器材30の吸引出口は、内側部材56の開口部168を備える、または備えなくともよい他の形態で提供することもできる(たとえば、外側部材52を介して吸引でき、ブレード組立体28等が備えられた別個のチューブを介して吸引できる)。このように、吸引制御機構34は切除器材30に適用される真空レベルを使用者が制御することを可能にする。] 図3A 図4B 図5 図6 [0040] 下記のように、切除器材30に送達される吸引の制御(図1)は、ユーザーインターフェースポート35を覆うまたは覆わぬことによって選択的に実施される。特に、開口部168(図4B)または他の吸引出口構成に送達、またはそこが直面する真空レベルまたは真空レートは、ユーザーインターフェースポート35(図1〜図3A)を多く覆うほど大きくなり、逆もまた同様である。この点を考慮して、ユーザーインターフェースポート35は、いくつかの構成では、切除器材30に設けられる吸引出口と比較してより大きい表面積を有し、さもなくばそれを通じて吸い込みがなされる。たとえば、いくつかの構成では、切除器材30に設けられる吸引出口は内側部材56に形成される開口部168である(図3)。この記載によれば、次に、開口部168の大きさよりも大きくなるように、ユーザーインターフェースポート35の大きさを選択することができる。その結果、ユーザーインターフェースポート35に完全に遮るものがない場合には、切除器材30の(すなわち、開口部168の)真空レベルは実質的にゼロであり、この場合にユーザーインターフェースポート35は流体経路36の中の負圧に対して、最も抵抗が小さい通路を提供する。さらに、いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェースポート35の大きさをさらに大きくすることができ、開口部168の大きさより実質的により大きくし、切除器材30の吸い込み除去を確実にする。さらに、使用者はユーザーインターフェースポート35で真空または吸い込みをすぐに「感知」するので、切除器材30に適用される真空レベルについて直接的な、触覚フィードバックを行う。また、吸引制御機構34に沿って事前に確立された指標または他の停止機構がないので、ユーザーインターフェースポート35は、(ゼロと負圧源24で生成される最大値との間で)適用される真空を本質的に無制限に制御することができる。] 図1 図2 図3A 図4B [0041] いくつかの構成では、ユーザーインターフェースポート35は(ブレード結合器33のコレット62の外部の上で)涙滴形状で実現され、図7Aに示すようにユーザーインターフェースポート194を得る。涙滴形状によって示される断面積の変化によって、外科医による指制御の間、吸引レベルのより正確な制御が可能になる。さらに他の構成では、図7Aに示すように、コレット62はユーザーインターフェースポート194(または円形形状を有するユーザーインターフェースポート35)を選択的に覆うように構成される、回転可能なカバー185を備える。このように、ユーザーインターフェースポート194(またはユーザーインターフェースポート35)の閉鎖を長時間維持することを望む場合には、回転可能なカバー185によって、外科医はユーザーインターフェースポート194を一定の期間、閉鎖することが可能になる。後に、ユーザーインターフェースポート194(または円形形状を有するユーザーインターフェース35)への指により制御されたアクセスを再開することを望む場合には、外科医はユーザーインターフェースポート194を離れる方向にカバー185を簡単に回転させることができる。] 図7A [0042] さらに、ブレード組立体28の最終的な構成が図7Aに示される。参照する点は、外側部材52および内側部材56は直線状に示されてきたが、他の構成では、1つまたは複数の屈曲部または湾曲部が形成されてもよく、および/または追加の管状部材(単数または複数)を備えてもよい。内側部材56は外側部材52の管腔74(図5〜図6)の中に受容され、内側部材ハブ100に結合する。内側部材ハブ100は、次に、吸引ハブ60の近位に位置し、それらに対して相対的に回転可能であり、これによって内側部材ハブ100の回転によって外側部材52に対して内側部材56を回転させる。さらに、内側部材56の切除先端102は外側部材52の切断窓部70に位置する。このように、切除先端102は、切除または創面切除手順を実施するために、切断窓部70を介して外部に露出する。最後に、外側部材52の末端領域66(たとえば、切断窓部70および昇降先端72)は切除先端102と結合し、切除器材30を形成する。吸引は内側部材56に備えられる開口部168を介して切除器材30で発生する(開口部168は切断窓部70を通じて外部に開放されている)。あるいは、切除器材30の吸引または吸い込みは、外側部材52、切除器材30が備える別個の管状物等によって発生させることもできる。同様に、他の実施形態では、(切除器材30と一緒に、または別個に備えられる)追加の灌注供給チューブを設けることができるが、切除器材への灌注は外側部材52/切断窓部70を介して提供される。] 図5 図6 図7A [0043] 図2に戻ると、ハンドピース32およびブレード結合器33は、外側部材52に対する内側部材56の電力による移動だけではなく、使用者によるブレード組立体28/切除器材30の操作を促進するさまざまな形態をとることができる。] 図2 [0044] 図1に示される任意選択の制御組立体40は、内側部材56に対する外側部材52の回転を下記のように補助し、さまざまな形態をとることができる。いくつかの構成では、図7Aに示すように、制御組立体40は、回転式指制御器192および変換機構194を備えるアクチュエーター190を具備し、変換機構194はアクチュエーターの回転式指制御器192の動きを外側部材52の回転に変換するように構成される。回転式指制御器192は図1に示すように円形部41と類似にすることができ、収容部38(あるいは図7Bでは200で示される)に対して回転自在に組み立てられる。変換機構194は回転式指制御器192の回転を吸引ハブ60の回転に変換し、そして外側部材52の回転に変換するように構成される。この点において、変換機構194は、吸引ハブ60の回転係合機構116と接続するように適用される特徴を有する。より詳細には、図7Aに最もよく示されるが、いくつかの構成では、吸引ハブ60の回転係合機構116は周囲に配置された一連の凹部196である。1つの配置では、変換機構194は、凹部196と接続するように構成される特徴を有し、ボールおよび戻り止めの関係に類似する。この構造により、次に、回転式指制御器192の回転(たとえば図1の円形部41)は、変換機構194を介して吸引ハブ60の回転に変換する。吸引ハブ60が回転すると、次に、外側部材52を回転させる。吸引ハブ60は、さもなくば内側部材組立体54の他の要素に固定されていないので、吸引ハブ60の回転が内側部材56に対する外側部材52の回転となる。重要なことは、使用者が図1の中のハンドピース32の収容部38(あるいは図7Bに概略的に示される収容部200)を顕在的に動かさなくとも、外側部材52を回転させることができることである。外科医の手で収容部38を握ったまま、さもなくば図1に示されるハンドピース32の収容部38を保持する同じ手の指(あるいは親指)によって、外科医は簡単に円形部41(図7Aの中に回転式指制御器192として概略的に示されている)を回転させる。] 図1 図7A 図7B [0045] 図2に戻ると、外側部材52に対する内側部材56の電力による移動だけではなく、ハンドピース32は使用者によるブレード組立体28/切除器材30の操作を促進するさまざまな形態をとることができる。たとえば、図7Bは本開示の原理によるハンドピース32の1つの構成を示す。参照するべき点は、説明を容易にするために、ブレード結合器33から中継組立体42を通じて延在する(変換機構194の詳細など)場合、吸引制御機構34のいくつかの近位部分(図2)は図8の図から省略されていることである。さらに、ブレード組立体28の部分を備えるブレード結合器33の要素に組み立てられたハンドピース32を図8に示す。この点を考慮すると、ハンドピース32は、収容部200、制御組立体40、モーター202(図7Bに概略的に示される)、および駆動結合部204を備える。モーター202は収容部200の中に固定され、収容部200は導管208を形成し、それを介して別の場合にはモーター202に電力を供給する配線(図示せず)が延在できる。さらに、収容部200は好ましくは、下記のように出力シャフト210(通路214をも規定する)およびブレード組立体28を負圧源24に流体接続させる(図1)ための吸引ポート39を備える。駆動結合部204は機械的にモーター202を内側部材ハブ100に接続し、そして内側部材56に接続する。この目的のために、多種多様の構成を使用することができる。いくつかの構成では、しかしながら、駆動結合部204は、モーター132の駆動シャフト212に回転自在に(たとえば、ギアによって)結合された出力シャフト210を備える。出力シャフト210はさまざまな形態をとることができ、いくつかの構成では通路214を形成し、これによって最終的な組立体では、内側部材ハブ100によって形成される通路部216(図5〜図6参照)と吸引ポート39を流体的に接続する(このようにして内側部材56の管腔105は、さもなくば通路部216に組み立てられる)。通路214と吸引ポート39との間の液密シールをさらに確保するために、任意選択の動的封止部218が備えられ得る。] 図1 図2 図5 図6 図7B [0046] 制御組立体40は上述した記載とは別のさまざまな他の形態をとることができ、たとえば2004年9月22日に出願された「外科的切除器具」という名称の米国特許出願第10/854,020号に記載され、この教示内容は参照によって本明細書に援用する。反対に、外科器具22の他の構成によれば、制御組立体40は省略される(すなわち、外側部材52は内側部材54に対して独立して回転することができない)。提供される場合には、しかしながら、内側部材56に対する外側部材52の回転によって、脳腫瘍創面切除手順の間に、脳および周囲の解剖学的構造の繊細な組織を損傷させる可能性のある意図しない接触から、使用者が切除先端102を選択的に遮断することができる。たとえば、図8Aに示すように(明確にするために外側部材52の一部だけを示す)、内側部材56に対する外側部材52の回転位置を選択することができ、これによって切除先端102は切断窓部70で外部に露出する。この方向では、切除先端102は切除器材30に隣接する組織と接触し、これを切除する可能性がある。反対に、外側部材52は内側部材56に対して回転させることができ、これによって図8Bに示すように切除先端102は外側部材52の中に入る。この配置では、こうして外側部材52によって切除先端102が組織に接触し、損傷させる可能性を防ぐ。このようにして、外側部材52を回転させることができ、制御組立体40(図1)を介してハンドピース32(図1)を動かすことなく、所望の位置(たとえば、脳腫瘍)に切断窓部70を位置させる、すなわち切断窓部70を「向ける(face)」。すなわち、一旦、切除器材30が治療部位に送達されれば、制御組立体40の動きによって、切除が実施される正確な位置(すなわち、切断窓部70)が制御され得る(図1)(すなわち図7Aの回転式指制御器192によって概略的に示される)。したがって、所望の切除ポイント/切断窓部70の位置を得るために、外科医が自分の手(単数または複数)を無理にねじる必要がない。] 図1 図7A 図8A 図8B [0047] 腫瘍の外科的治療(たとえば、除去)には、システム20は一般に有益であるが、システム20は脳腫瘍の除去または低減に非常に有益である。この点において、図9Aを追加で参照すると、本開示の態様による脳腫瘍250の治療は、患者の頭蓋骨252のアクセス開口部を形成する工程(たとえば、従来の開頭術)を含む。参照する点として、図9Aは概略的に、硬膜254、くも膜256、軟膜258、および皮層260を含む他の解剖学的構造を示す。脳腫瘍250は皮層260の自然の解剖学的構造から突き出て示され、軟膜258によって外部で「覆われている」。他の手順では、脳腫瘍250は内部にあってもよく、または皮層(あるいは他の脳組織)260の中に埋め込まれていてもよい。いずれにせよ、一旦、脳腫瘍250が位置する治療部位262が露出されると、システム20は脳腫瘍250の少なくとも一部、好ましくは全部を除去するために操作される。] 図9A [0048] 切除器材30は治療部位262に配置される。切除器材30の送達中は、電源26(図1)は不活性であり、これによって内側部材56(図3A)はブレード組立体28の外側部材52に対して動かない。さらに、負圧源24(図1)は切除器材30の最初の配置で起動されても、されなくともよい。すなわち、負圧状態は流体経路36に沿って確立されても、されなくともよい。しかしながら、負圧源24が起動されると、吸引制御機構34に関連するユーザーインターフェースポート35(図1〜図3A)に覆いをしないままにすることなどによって、使用者は手動で切除器材30への負圧の送達を制御する。上記のように、この配置によれば、負圧源24で生成される負圧のほぼ全てをユーザーインターフェースポート35に送達させるので、切除器材30の吸引出口/開口部168へは、さもなくば治療部位262の周囲の組織に悪影響を与え得る様式で負圧を送達させない。] 図1 図2 図3A [0049] 一旦、切除器材30が脳腫瘍250に隣接して位置すると、外科医は、昇降先端72を(用意されれば)脳腫瘍250と治療部位262の周囲の組織との間に部分的に位置させるようにハンドピース32を操作する。用意されれば、外科医の手(単数または複数)をひねりすぎ/ねじりすぎないで、外科医は制御組立体40(図1に示すように円形部41を備える)を操作して、昇降先端72を治療部位262に対して所望の空間的な方向に回転させることができる。たとえば、図9Bに示すように、昇降先端72は脳腫瘍250と軟膜258の一部との間に位置させる。脳腫瘍250の特定の位置にもよるが、脳の解剖学的構造の他の非腫瘍組織(たとえば、硬膜254、くも膜256、大脳皮質260等)も、または代替として含んでもよく、昇降先端72によって部分的に脳腫瘍250をこの組織から単離する。いずれにせよ、ブレード刃部84(図4A)によって脳腫瘍250の一部を周囲の組織から離して、おそらく部分的に切断することで、昇降先端72は少なくとも部分的に脳腫瘍250を周囲の組織から分離し、または単離する。たとえば、ブレード刃部84は、腫瘍250にごく近位での比較的正確な位置で、軟膜258に穴を開けるように操作することができる。さらに、切除器材で吸引を制御(最小化)することによって、軟膜258(および他の組織)に対する不必要な損傷を避ける。さらに、ハンドピース32は昇降先端72によって脳腫瘍250を周囲の組織から、てこによって動かして離すように操作することができる。] 図1 図4A 図9B [0050] 一旦、昇降先端72が所望の位置に置かれると、切除先端102(図7Aにおいて全体を参照する)は脳腫瘍250と接触して配置される。たとえば、外側部材52は動かされ(たとえば、回転され)、これによって切断窓部70は脳腫瘍250に「向く(face)」。さらに、いくつかの技法では、吸引制御機構34は切除器材30へ負圧を送達させるように手動で操作され、脳腫瘍250を吸引し、または吸い込んで切除先端102と接触させる。たとえば、外科医は少なくとも部分的にユーザーインターフェースポート35(図1〜図3A)を遮ることができ、負圧源24と吸引開口部168との間をより完全に流体接続させる。] 図1 図2 図3A 図7A [0051] ハンドピース32の大きさおよび形状が比較的小型で流線型であるために、外科医は所望の配置および切除器材30の方向、特に、脳腫瘍250および周囲の組織に対する昇降先端72および切断窓部70/切除先端102を、すぐに視覚的に確認することができる。一旦、外科医が切除器材30の配置に納得すると、電源26が活性化され、外側部材52に対して内側部材56(図3)を動かす。この動作によって、次に、切断窓部70の中で切除先端102を動かし、接触した脳腫瘍250を切除または創面切除する。いくつかの構成では、モーター202(図7B)は切断窓部70に対して切除先端102を回転振動させるように動作する。この創面切除手順の一部として、吸引制御機構34を手動で操作することができ(たとえば、ユーザーインターフェースポート35に対する外科医の指の動き)、切除器材30の真空レベルを上げて、これによって創面切除された脳腫瘍組織を治療部位262から切除する。] 図7B [0052] 創面切除手順の間、外科医は、脳腫瘍250および周囲の組織256に対して切除器材30が引き続き所望の位置になるかを定期的に確認することができる。ここで、たとえば、脳腫瘍250に沿った異なる切除ポイントが望ましいと決定すると、内側部材56に対して外側部材52を回転させることができ(図3)、これによって切断窓部70の空間的な位置を変更し、脳腫瘍250と切除先端102との接触ポイントを変更する。たとえば、図1〜図2に示される制御組立体40の円形部41(図7Aに示される回転式指制御器192によっても示される)は使用者の指によって操作することができ、内側部材56に対する外側部材52の回転位置を変化させる。もう一度記載するが、全ての手順を通じて、たとえば、ユーザーインターフェースポート35(図1〜図7B)を多かれ少なかれ単に覆うことで、外科医はいつでも真空レベルまたは吸引レートを手動で変化させることができる。] 図1 図2 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図5 図6 図7A [0053] 本開示の外科的システムおよび方法によって以前の外科的技法を超える顕著な改善が提供される。遠位切除先端および任意選択の昇降先端を備える切除器材は、周囲の組織を損傷させずに、選択された標的組織を安全に除去することができる。さらに、吸引を選択的に変化させることで、その後に続く除去およびさらに積極的な切除のために、標的組織を周囲の組織から単離することができる。さらに、ブレード結合器の中に(あるいは直接ハンドピースの中に)吸引制御機構を一体化することによって、ハンドピースはハンドピースの外部の異質な構造に邪魔をされなくなり、これによって外科医によるハンドピースの素早い操作を容易にし、その上、指による吸引制御が容易になる。さらに、外側部材を回転させることが可能なので、たとえば、脳腫瘍の治療のために、または、気道にある腫瘍または病変を治療する場合に他の繊細な組織(たとえば、声帯、食道)を保護するために、切除器材が使用される場合、どのような繊細な周囲の組織(たとえば、硬膜、くも膜、軟膜等)も保護することを補助する。] [0054] 好ましい実施形態を参照して本開示は記載されてきたが、当業者であれば、本開示の精神および範囲を逸脱せずに形態および詳細を変更することができることを理解されよう。]
权利要求:
請求項1 人体組織を治療する外科的方法であって、当該人体組織を含む治療部位へのアクセスを取得し、当該人体組織の標的部分の近位に外科器具の切除機構を送達する工程であって、当該切除機構は管腔および遠位切除先端を規定する第1の部材を備える工程と、ハンドピースを介して当該第1の部材を支持し、当該第1の部材と当該ハンドピースとの間に結合部を介在させる工程と、当該遠位切除先端から、当該第1の部材の当該管腔を通じ、当該結合部の内部を通じ、当該結合部で外部に露出する吸引制御ポートに通じる流体経路を提供する工程と、当該ハンドピースを介して、当該結合部の中で当該流体経路を負圧源に接続する工程と、当該遠位切除先端を当該標的部分と接触して配置させる工程と、当該結合部の当該吸引制御ポートに対して指の位置を操作することにより当該治療部位を選択的に吸引し、当該遠位切除先端で当該負圧源によって適用される真空レベルを手動で変化させる工程と、を含む方法。 請求項2 請求項1に記載の方法において、前記ハンドピースは、前記内側部材の前記管腔と流体連通する吸引導管を備え、当該システムはさらに、前記負圧源を当該吸引導管と流体接続する管状物を備え、さらに手動で真空レベルを変化させる工程には、使用者の指で前記吸引制御ポートのより多くの部分を覆い、前記遠位切除先端で適用される真空レベルを上げる工程と、前記使用者の指で前記吸引制御ポートのより少ない部分を覆い、前記遠位切除先端で適用される真空レベル下げる工程と、を含む方法。 請求項3 請求項1に記載の方法において、前記切除機構は、切断窓部および昇降先端を形成する末端領域を備える第2の部材を具備し、前記第1の部材は当該第2の部材に回転自在に受容され、これによって前記遠位切除先端は切断窓部で外部に露出し、前記遠位切除先端および当該末端領域は結合されて前記切除機構を規定し、前記遠位切除先端を配置させる工程はさらに、当該昇降先端を前記標的部分と前記治療部位の前記人体組織の周囲部分との間に挿入する工程を含み、さらに前記負圧源を連続して動作させて負圧を生成させ、使用者が手動で前記遠位切除先端への当該負圧の送達を最小化させることを特徴とする方法。 請求項4 請求項1に記載の方法において、前記切除先端を腫瘍と接触して配置させる工程は、使用者が手動で前記遠位切除先端において前記負圧源によって適用される真空レベルを上げ、当該腫瘍を引き込み前記遠位切除先端と接触させる工程を含む方法。 請求項5 請求項2に記載の方法において、前記結合部の中でハブを配置する工程と、当該ハブの遠位管腔部分の中で前記外側部材の近位領域を固定する工程と、前記内側部材を当該遠位管腔部分を介して当該ハブのチャンバの中に延在するように配置させ、前記内側部材の近位真空窓部を前記外側部材の近位に配置させる工程と、を介して、前記結合部の前記内部に延在する前記流体経路の一部として吸引制御経路を規定する工程を含み、当該吸引制御経路は前記吸引制御ポートから、当該チャンバの壁を通じて、当該近位真空窓部を介して前記内側部材の前記管腔に延在する方法。 請求項6 請求項5に記載の方法において、前記結合部の中に前記ハブを配置する工程は、前記ハブの周囲に延在する第1のチャネルを提供する工程と前記チャンバと連通する当該第1のチャネルの中の孔部を規定し、さらに前記吸引制御ポートと前記チャンバとの間の前記吸引制御経路を規定する工程と、を含む方法。 請求項7 請求項6に記載の方法において、前記チャンバの中で前記内側部材の前記近位真空窓部の周囲に同軸上にスリーブを配置し、これによって当該スリーブの近位壁領域を前記近位真空窓部と略同一平面上に配置し、かつ、当該スリーブの遠位窓部領域を前記近位真空窓部に対して遠位に配置する工程を含み、前記吸引制御経路は前記チャンバから、当該遠位窓部領域の中に入り、当該近位壁領域によって規定される管腔を通じて、前記近位真空窓部を介して前記内側部材の前記管腔の中に延在する方法。 請求項8 請求項7に記載の方法において、前記結合部の外側殻体で前記ハブを包み込み、前記ハブと当該外側殻体との間に内側殻体を介在させる工程であって、当該外側殻体は前記吸引制御ポートを規定する工程と、前記吸引制御ポートを当該内側殻体の開口部および前記第1のチャネルの中の前記孔部に位置合わせ、さらに前記吸引制御経路を規定する工程と、を含む方法。 請求項9 請求項1に記載の方法において、前記吸引制御ポートに対して回転自在にカバーを位置させて、前記吸引制御ポートを選択的に遮る工程を含む方法。 請求項10 人体組織を治療する外科的システムであって、遠位切除先端、近位真空窓部、および、当該遠位切除先端と当該近位真空窓部との間に延在しこれら両方と流体連通する管腔を備える内側部材と、切断窓部を形成する末端領域を備える外側部材と、前記内側部材と前記外側部材とを保持し、これによって当該内側部材が当該外側部材の中に回転自在に受容される、前記切除先端が前記切断窓部で露出されている結合部であって、当該切除先端および前記末端領域は切除器材を規定するために結合する結合部と、前記結合部の内部で一体化され、当該結合部の外部で露出される第1のポートと、前記近位真空窓部によって規定される第2のポートとの間の吸引制御経路を規定する吸引制御機構であって、当該第2のポートが前記内側部材の前記管腔を介して負圧源と接続可能である吸引制御機構と、を備える外科的切除器具を具備し、前記吸引制御機構は、当該第1のポートの上の指を選択的に位置させることで、使用者に当該遠位切除先端に適用される真空レベルを制御させる、システム。 請求項11 請求項10に記載のシステムにおいて、前記遠位切除先端は吸引出口を規定し、前記システムは、前記負圧源が負圧を生成し、前記第1のポートに遮るものが全くない場合には、遠位切除先端に適用される真空レベルは実質的にゼロであるように構成される、システム。 請求項12 請求項10に記載のシステムにおいて、前記結合部は、前記外側部材の近位端部に固定されるハブを備え、前記ハブは、前記内側部材が中に延在する管腔と、前記ハブの外部の周囲に延在する第1の流体チャネルと、前記ハブの中に規定され、当該ハブの前記管腔から近位に延在するチャンバであって、前記近位切断窓部を包み込む、大きさ、形状、位置にあるチャンバと、を備え、前記第1のチャネルは前記チャンバと連通する孔部を備え、前記第1のポートは当該第1のチャネルと連通し、これによって前記流体制御経路は当該第1のポートから、当該第1のチャネルの当該孔部を通じ、当該チャンバを通じ、前記近位切断窓部の中に延在する、システム。 請求項13 請求項12に記載のシステムにおいて、前記結合部は、外側殻体と、当該外側殻体の中に同軸上に配置された内側殻体と、を備え、前記外側殻体は前記第1のポートを規定し、前記内側殻体は開口部を規定し、前記第1のポートおよび前記開口部は前記吸引制御経路の一部を規定し、前記第1のチャネルと連通し、さらに前記ハブは前記内側殻体の中で同軸上に配置される、システム。 請求項14 請求項13に記載のシステムにおいて、前記結合部は、前記チャンバの中で支持されて、前記内側部材に対して同軸上に配置されたスリーブを備え、前記スリーブが、前記第1のポートと前記内側部材の前記近位真空窓部との間に介在し、これらと流体連通するシステム。 請求項15 請求項14に記載のシステムにおいて、前記外側部材の前記近位端部は前記近位真空窓部および前記スリーブに対して遠位に位置するシステム。 請求項16 請求項14に記載のシステムにおいて、前記スリーブは、遠位窓部領域、および管腔を規定する近位壁領域を備え、さらに前記近位壁領域は前記内側部材の前記近位真空窓部と略同一平面にあり、前記遠位窓部領域は当該近位真空窓部の遠位に位置し、当該遠位窓部領域は当該近位真空窓部と前記チャンバとの両方と流体連通するシステム。 請求項17 請求項10に記載のシステムにおいて、前記近位真空窓部は、略長方形を有する単一の孔部を備えるシステム。 請求項18 請求項10に記載のシステムにおいて、前記近位真空窓部は、連続して配置された孔部のアレイを備えるシステム。 請求項19 請求項10に記載のシステムにおいて、前記近位真空窓部は、前記内側部材の周囲に螺旋パターンに配置された孔部のアレイを備えるシステム。 請求項20 請求項10に記載のシステムにおいて、ハンドピースは、前記吸引制御ポートを選択的に閉塞させるように構成された、当該ハンドピースの外部に配置された移動可能なカバーを備えるシステム。 請求項21 脳腫瘍を創面切除するための外科的システムであって、管腔を規定し、遠位切除先端と近位真空窓部とを備える内側部材であって、当該切除先端が当該管腔と連通する開口部を規定する、内側部材と、切断窓部を形成する末端領域を備える外側部材であって、前記切除先端と当該末端領域とが結合されて、当該切除先端が当該切断窓部において露出されている切除器材を規定する、外側部材と、前記内側部材と前記外側部材とを支持するハンドピースと、当該ハンドピースを通じて延在する流体経路によって当該切除器材と流体接続する負圧源と、当該遠位切除先端の当該開口部における吸引レベルを当該流体経路を通じて手動で制御するための、および当該外側部材の中に回転自在に受容するために当該内側部材を保持するための、当該ハンドピースと結合された手段と、を備える外科的切除器材を具備し、手動で制御するための当該手段は当該近位真空窓部を介して当該流体経路と流体接続し、当該切除器材に適用される真空レベルを使用者が制御するために、周囲の環境に開放されているユーザーインターフェースポートを備える、システム。 請求項22 請求項21に記載のシステムにおいて、前記負圧源が負圧を生成し、前記ユーザーインターフェースポートの外部に遮るものがない場合には、前記切除器材に適用される真空レベルは実質的にゼロであるように構成される、システム。 請求項23 請求項22に記載のシステムにおいて、前記ハンドピースは、前記外側部材に対して前記内側部材を動かすための、前記内側部材に接続されているモーターを備える、システム。 請求項24 請求項21に記載のシステムにおいて、手動で制御する前記手段は前記ハンドピースの遠位延長部を形成する結合部を規定し、当該結合部は当該結合部の内部に単独で具備される流体制御経路を規定する、システム。 請求項25 請求項24に記載のシステムにおいて、前記結合部は、前記近位真空窓部を包み込むチャンバを規定するハブを備え、当該チャンバは前記ユーザーインターフェースポートと流体連通し、当該ハブは前記外側部材の近位端部と固定するように構成される管腔も規定し、当該チャンバと連通する当該管腔は当該チャンバを介して前記内側部材を延在させる、システム。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US20200237429A1|2020-07-30|Debridement device and method US20200306085A1|2020-10-01|Devices and methods useable for treatment of glaucoma and other surgical procedures US10188456B2|2019-01-29|Electrode assembly for RF energy enabled tissue debridement device CN108606773B|2020-08-11|自动化图像引导的组织切除和处理 JP5980383B2|2016-08-31|遠位吸引機能付き外科用切削器具 US9649144B2|2017-05-16|Systems and methods for turbinate reduction US8409196B2|2013-04-02|Electro-cautery catheter US8585692B2|2013-11-19|Systems and methods for treatment of prostatic tissue US10667839B2|2020-06-02|Tissue removing device US20150080760A1|2015-03-19|Biopsy device with fluid delivery to tissue specimens US8142430B2|2012-03-27|Electro-cautery catheter US9345507B2|2016-05-24|Systems and methods for treatment of BPH US6610059B1|2003-08-26|Endoscopic instruments and methods for improved bubble aspiration at a surgical site US9308014B2|2016-04-12|Multifunction device for endoscopic surgery JP5175047B2|2013-04-03|電気外科的手順を実施するための腹腔鏡用装置 US6024751A|2000-02-15|Method and apparatus for transurethral resection of the prostate US6312438B1|2001-11-06|Rotary bur instruments having bur tips with aspiration passages US7147635B2|2006-12-12|Bipolar electrosurgical snare US9421063B2|2016-08-23|Endoscopic devices and related methods of use US7981051B2|2011-07-19|Biopsy device with fluid delivery to tissue specimens DE69633752T2|2005-03-17|Chirurgisches Schneidinstrument mit Ansaugung und innerer Berieselung US5730752A|1998-03-24|Tubular surgical cutters having aspiration flow control ports EP1322240B1|2009-04-08|Endoscopic shaver US5741287A|1998-04-21|Surgical tubular cutter having a tapering cutting chamber US6918880B2|2005-07-19|Bipolar RF excision and aspiration device and method for endometriosis removal
同族专利:
公开号 | 公开日 EP2262432B1|2014-12-03| EP2262432A1|2010-12-22| US20090228030A1|2009-09-10| US8109956B2|2012-02-07| CN102006829B|2013-06-12| ES2530721T3|2015-03-04| CN102006829A|2011-04-06| CA2716633A1|2009-09-17| WO2009114259A1|2009-09-17| CA2716633C|2016-08-02| AU2009223387B2|2014-02-27| JP5702606B2|2015-04-15| AU2009223387A1|2009-09-17|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-01-11| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120110 | 2012-01-11| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120110 | 2013-04-10| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130410 | 2013-04-16| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130415 | 2013-07-13| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130712 | 2013-07-23| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130722 | 2013-10-16| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131015 | 2014-03-18| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140317 | 2014-06-18| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140617 | 2014-06-25| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140624 | 2014-09-11| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140910 | 2015-01-16| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2015-01-23| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150122 | 2015-02-26| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150220 | 2015-02-27| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5702606 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2018-02-13| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2019-02-12| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2020-02-03| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2021-01-29| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2022-01-28| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|