![]() 電流注入/トンネル発光デバイス及び方法
专利摘要:
装置及び該装置の製造方法である。いくつかの実施形態は、発光活性領域と、該活性領域と向かい合って隣接したトンネルバリア(TB)構造体と、該TB構造体と向かい合って隣接したTBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)を有する発光デバイスであって、前記TB−GEMM構造体は少なくとも一つの金属を含み、前記活性領域と実質的に格子整合された発光デバイスと、前記TB構造体と対向する活性領域に隣接して対向する導電型のIII属窒化物結晶構造体とを含む。いくつかの実施形態において、活性領域はMQW構造体を含む。いくつかの実施形態において、TB−GEMMは合金組成物を含み、金属電流インジェクターはMQWのサブ帯域最小エネルギーポテンシャルに実質的に等しいフェルミエネルギーポテンシャルを有する。いくつかの実施形態は、さらに、第二のミラー(選択的にGEMM)を含み、該第二のミラーとTB−GEMMとの間に光学キャビティーを形成する。いくつかの実施形態において、GEMMの少なくとも一つは、基板上に成膜され、格子整合される。B 公开号:JP2011513953A 申请号:JP2010547869 申请日:2009-02-25 公开日:2011-04-28 发明作者:デーヴィッド キング;ロビー ジョーゲンソン 申请人:ライトウェーブ フォトニクス インク.; IPC主号:H01L33-04
专利说明:
[0001] この出願は、2008年2月25日に出願された米国仮特許出願第61/066,960号の米国特許法第119条第(e)項のもとでの利益を請求するものであり、参考までに本明細書にそのまま取り入れた。] [0002] 前記出願は、2007年8月3日に出願された、1又は2以上の共振反射器を持つ反射処理されたIII属窒化物発光デバイス及び該デバイス用の反射処理された成長テンプレート並びに方法と題する米国特許出願第11/882,730号(弁理士ドケット5069.001usl)と関連付けられており、あらゆる目的のために参考のためにここに取り入れた。] [0003] 本発明は半導体発光体及びデバイスに関するものであり、さらに詳しくは、III属窒化物発光ダイオード(LED)のデバイス及び製法に関し、そのいくつかの実施形態は垂直構造のLEDを提供するものであり、III属窒化物LED、GaNをベースにしたLED及び半導体レーザを選択的に含んでいる。] 背景技術 [0004] この発明はIII属窒化物をベースにした発光ダイオード(LED)に関連付けられている。過去10年に渡って、III属窒化物をベースにした発光デバイスは、紫外、青及び緑光域の波長を有する光を出力するIII属窒化物をベースにしたデバイスの能力により顕著な注目を集めている。III属窒化物をベースにした発光デバイスを開発し、商業化するために費やされる顕著な資源にも拘らず、改善された効率、信頼性及び性能といった特徴を持つIII属窒化物をベースにした発光デバイスを実現するには、なお大きな困難と障壁が存在する。従来の標準的なIII属窒化物LEDは、後に低いポテンシャルの活性領域に注入する目的で、電子のポテンシャルがn型層の最小の導電帯域にあるように、電子が半導体デバイスに注入されることを要求する。初期の電子注入のポテンシャルレベルがLEDを駆動するために要求される電圧を決定する。初めに電子が従来の標準的なLED内に注入されると、電子のエネルギーが、n型の最小の半導体導電帯域から、活性領域の最小のサブ帯域のエネルギーポテンシャルに落ち、ついで正のキャリアと結合して光子としてエネルギーを放出する。n型導電帯域の底から活性領域の最小のサブ帯域への電子のエネルギーの初期の落ち込みは熱に変換され、エネルギーを無駄にする。この無駄にされたエネルギーは問題である、なぜならデバイスの信頼性の低下に帰着するので望ましくないからである。したがって電気エネルギーを光に変換するのに効率的であるLEDが好ましい。そのうえ、従来のLEDでは、電子は量子井戸を超えてp型の材料へと横移動し、該電子はデバイスの活性領域の外側のホールと再結合する、それゆえn型のGaNの導電帯域に電子を横移動させるために消費されたエネルギーが無駄になる。先に述べた制限を示す従来のLED の一例が先行技術の図1A、1B及び1Cに示されている。] 図1A [0005] 2003年9月2日にワングらに発行され、「非対称共振トンネルを持つ発光ダイオード」と題する米国特許第6614060号は、あらゆる目的のために、参考のためにそのままここに取り入れた。ワングらは、電荷非対称トンネルを持つ2つの井戸システムに基づくLEDを記載しており、結合された第1及び第2の井戸を備え、一方が広い井戸であり、他方が活性量子井戸である。当該井戸は、共振トンネルバリアを介して結合され、当該共振トンネルバリアは量子トンネル電子に対し実質的に透過し、ホールに対してブロックする。] [0006] イトーらへの「III属窒化加工物半導体装置」と題する米国特許第6426512号は、あらゆる目的のために、参考のためにここに取り入れた。イトーらは、基板上に形成された金属性の窒化物層を含む下部被覆層を記載している。III属窒化化合物半導体層が当該下部被覆層上に連続的に形成されている。] [0007] グルップらへの「電気的接合での半導体のフェルミレベルのデピニング方法及び該接合を組み込んだ装置」と題する米国特許第7176483号は、あらゆる目的のために、参考のためにここに取り入れた。グルップらは、半導体(例えば、炭素、ゲルマニウム又はシリコンをベースにした半導体)、導電体及びそれらの間に設けられたインターフェース層を含む電気的接合を記載している。当該インターフェース層は、フェルミレベルをデピニングするために充分厚く、さらに、比コンタクト抵抗が約1000Ω-μm2以下、ある場合には最小比コンタクト抵抗での接合をもたらすために充分薄い。] [0008] 改善された発光ダイオード、とくにIII属窒化物LED、とりわけ共振トンネルバリアを用いるIII属窒化物LEDに対するニーズがある。] [0009] いくつかの実施形態において、本発明は、発光活性領域、前記活性領域と隣接し対向するトンネルバリア(TB)構造体、TBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を有する発光デバイスを含む装置であって、前記TB−GEMM構造体が少なくとも1つの金属を含み、かつ前記活性領域である導電型III属窒化物結晶構造体と実質的に格子整合してなる装置を提供する。いくつかの実施形態は、導電型のIII属窒化物構造体と電気的に接続した電流伝導性のコンタクトをさらに含んでいる。前記装置のいくつかの実施形態において、活性領域は、選択的に複数の量子井戸(MQW)を含んでいる。該装置のいくつかの実施形態において、活性領域のMQW構造体は、選択されたサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルを与えるために選択された幅の量子井戸を含み、TB−GEMM構造体は、金属の電流注入部が前記MQWのサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルと実質的に同じフェルミ・エネルギーポテンシャルをもつような合金組成物を含む。] [0010] いくつかの実施形態で、本発明は発光デバイスを製造するための方法を提供している。この方法は、発光活性領域を形成し、トンネルバリア(TB)構造体を形成して、当該発光デバイスにおいてTB構造体が前記活性領域と隣接し向かい合うようにし、TBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を形成して、当該発光デバイスにおいて該TB−GEMM構造体が前記TB構造体と隣接し向かい合うようにし、前記TB−GEMMが少なくとも1つの金属を含み、前記TB−GEMM構造体が前記活性領域と実質的に格子整合されて、導電型のIII属窒化物結晶構造体を形成して、当該発光デバイスにおいて該導電型のIII属窒化物結晶構造体が前記TB構造体と対向する前記活性領域と隣接し向かい合うようにしていることを含んでいる。いくつかの実施形態は、電流−導電コンタクトを形成して、当該発光デバイスにおいて、該電流−導電コンタクトが前記導電型のIII属窒化物と電気的に接続されることをさらに含んでいる。前記方法のいくつかの実施形態において、前記活性領域の形成は、複数の量子井戸(MQW)構造体を形成することを選択的に含んでいる。前記方法のいくかの実施形態において、前記活性領域のMQW構造体の形成は、選択されたサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルを与えるために選択された幅の量子井戸を形成することを選択的に含む。前記TB−GEMM構造体は、金属の電流注入部が前記MQWのサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルと実質的に等しいフェルミ・エネルギーポテンシャルをもつような合金組成物を含んでいる。] 図面の簡単な説明 [0011] 図1Aは先行技術の複数量子井戸(MQW)デバイス(102)又は(103)のエネルギーレベルの図(101)である。 図1Bは絶縁基板を有する先行技術のMQWデバイス(102)のブロック図である。 図1Cは導電性基板を有する先行技術のMQWデバイス(103)のブロック図である。 図2Aは本発明のいくつかの実施形態によるMQWデバイス(202)又は(203)のエネルギーレベルの図(201)である。 図2Bは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(201)のブロック図である。 図2Cは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(203)のブロック図である。 図2Dは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板と光学的キャビティーを有するMQWデバイス(204)のブロック図である。 図2Eは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と光学的キャビティーを有するMQWデバイス(205)のブロック図である。 図2Fは本発明のいくつかの実施形態による、光が基板を介して発せられ得る絶縁基板を有するMQWデバイス(206)のブロック図である。 図2Gは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と薄い上側GEMM構造体をもち、当該GEMM構造体を介して発光せしめ、上側GEMMから出射せしめるMQWデバイス(207)のブロック図である。 図2Hは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板と、光学的キャビティーを形成するための薄い底部側GEMM構造体を有し、該底部側GEMM構造体および基板を介して光が発せられ得るMQWデバイス(208)のブロック図である。 図2Iは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と、光学的キャビティーを形成しそこを介して発光せしめる薄い上側GEMM構造体とを有するMQWデバイス(209)のブロック図である。 図3Aは本発明のいくつかの実施形態による、MQWデバイス(302)又は(303)のブロック図(301)である。 図3Bは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(302)のブロック図である。 図3Cは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(303)のブロック図である。 図3Dは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板及び光学的キャビティーを有するMQWデバイス(304)のブロック図である。 図3Eは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板及び光学的キャビティーを有するMQWデバイス(305)のブロック図である。 図3Fは本発明のいくつかの実施形態による、光が基板を介して発せられ得る絶縁基板を有するMQWデバイス(306)のブロック図である。 図3Gは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と薄い上側GEMM構造体をもち、当該GEMM構造体を介して発光せしめ、上側GEMMから出射せしめるMQWデバイス(307)のブロック図である。 図3Hは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板と、光学的キャビティーを形成するための薄い底部側GEMM構造体を有し、該底部側GEMM構造体および基板を介して光が発せられ得るMQWデバイス(308)のブロック図である。 図3Iは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と、光学的キャビティーを形成しそこを介して発光させることができる薄い上側GEMM構造体とを有するMQWデバイス(209)のブロック図である。 図4Aは本発明のいくつかの実施形態による、MQWデバイス(402)又は(403)のブロック図(401)である。 図4Bは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(402)のブロック図である。 図4Cは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(403)のブロック図である。 図4Dは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板及び光学的キャビティーを有するMQWデバイス(404)のブロック図である。 図4Eは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板及び光学的キャビティーを有するMQWデバイス(405)のブロック図である。 図4Fは本発明のいくつかの実施形態による、光が基板を介して発せられ得る絶縁基板を有するMQWデバイス(406)のブロック図である。 図4Gは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と薄い上側GEMM構造体をもち、当該GEMM構造体を介して発光せしめ、上側GEMMから出射せしめるMQWデバイス(407)のブロック図である。 図4Hは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板と、光学的キャビティーを形成するための薄い底部側GEMM構造体を有し、該底部側GEMM構造体および基板を介して光が発せられ得るMQWデバイス(408)のブロック図である。 図4Iは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と、光学的キャビティーを形成しそこを介して発光させることができる薄い上側GEMM構造体とを有するMQWデバイス(409)のブロック図である。 図5Aは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(502)のブロック図である。 図5Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(503)のブロック図である。 図6Aは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(602)のブロック図である。 図6Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(603)のブロック図である。 図7Aは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(702)のブロック図である。 図7Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(703)のブロック図である。 図8Aは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(802)のブロック図である。 図8Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(803)のブロック図である。 図9Aは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板を有するMQWデバイス(902)のブロック図である。 図9Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(903)のブロック図である。 図10は本発明のいくつかの実施形態による、MQW装置のエネルギーレベルの図(1000)である。 図11は本発明のいくつかの実施形態による一方法(1100)のフローチャートである。] 図10 図11 図1A 図1B 図1C 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 実施例 [0012] 好ましい実施形態のつぎの詳細な説明において、図示によって本発明が実施され得る特定の実施形態が示される、当該実施形態の一部を形成する添付図面について言及する。本発明の範囲から逸脱せずに、他の実施形態が使用され得ること、そして構造的な変更がなされ得ることは理解される。] [0013] 図面において現れる参照符号の先頭の桁は、一般的に、要素が最初に導入される図面の番号に対応し、その結果、全体を通して同一の参照符号が用いられ、複数の図面に現れる同じ要素を引用している。記号及び引出しは同じ参照数字又は符号によって引用され得るのであり、実際の意味は、当該説明の文脈から明らかになるであろう。] [0014] エピタキシャル成長した金属の種々の形態を含むデバイスの構造が記載されている。ここで用いられているように、これらの埋め込まれたミラー(乃至はミラーの形態)はエピタキシャル成長した金属ミラー(GEMM)又はGEMM層という。いくつかの実施形態において、当該GEMM層は、(例えば、該GEMM層の作用効果をすることによって)複数の量子井戸(MQW)内への正孔のトンネル効果を促進するように構成される。] [0015] 本説明に用いられているとおり、 一方の構造体が主面を有し、該主面の少なくとも一部が他の構造体の主面の一部と向かい合い、当該主面同士が互いに近接するか、又は接するように隣接する場合に、二つの構造体は互いに「向かい合って隣接」をしているのであり、 一方の構造体が縁を有し、該縁の少なくとも一部が他の構造体の縁の一部に近接しているか、または接触している場合に、二つの構造体は互いに「縁の隣接」をしているのであり、 他の構造体と「向かい合って隣接」をしているか又は「縁の隣接」をしているかのいずれかである場合、二つの構造体は互いに「隣接」しているのであり、 一方の構造体が主面を有し、当該一方の構造体の主面の少なくとも一部が他の構造体の主面の一部と向かい合っている場合に、「向かい合う接触」をしているのであり、 一方の構造体が縁を有し、該縁の少なくとも一部が他の構造体の縁の一部と接している場合に、二つの構造体は、互いに「縁接触」をしているのであり、 一方の構造体は、「向かい合って接触」をしているか、または「縁接触」をしているのかのいずれかである場合に、二つの接触体は互いに「接触」をしているのである。] [0016] 本説明に用いられているとおり、「二重ヘテロ接合(double heterojunction)」との用語は、小さいバンドギャップを有する半導体層が、大きいバンドギャップを有する二つの半導体層の間に介装される半導体材料の構造を言う。] [0017] 本説明に用いられているとおり、「量子井戸(QW)」との用語は、小さいバンドギャップを有する半導体層が大きいバンドギャップを有する二つの半導体層の間に介装され、当該小さいバンドギャップ半導体層の厚さが、伝導帯割れと価電子帯割れが当該小さいバンドギャップの半導体層で発生するように厚さである、半導体層材料の構造を言う。] [0018] 本説明に用いられているとおり、「複数の量子井戸(MQW)」との用語は、前記QWが互いに隣接するように設けられた複数の量子井戸を有する構造を言う。いくつかの実施形態で、本発明は、略二つの量子井戸と略四つの量子井戸及びその間、四つの量子井戸と八つの量子井戸及びその間、八つの量子井戸と十二の量子井戸及びその間、又は12を超える量子井戸を有するMQWを含んでいる。いくつかの実施形態において、当該量子井戸の波動機能(wave function)が重畳するように当該量子井戸が充分に厚い場合、当該量子井戸は「超格子量子井戸構造」と呼ばれる。] [0019] 本説明に用いられているとおり、「トンネルバリア」との用語は、荷電キャリア(即ち、電子及び正孔)を量子−機械的に通ってトンネル効果せしめるに充分に薄い材料(例えば、半導体、絶縁、導電性など)の薄層を言うが、通常の電流実質的なバリアではない。いくつかの実施形態において、トンネルバリアは約1オングストロームと150オングストロームの間の範囲の厚さを有し、いくつかの他の実施形態においてトンネルバリアは約1オングストロームと10オングストロームの範囲、10オングストロームと15オングストロームの間、15オングストロームと20オングストロームの間、20オングストロームと30オングストロームの間、30オングストロームと40オングストロームの間、40オングストロームと50オングストロームの間、50オングストロームと75オングストロームの間、75オングストロームと100オングストロームの間、100オングストロームと125オングストロームの間、又は125オングストロームと150オングストロームの間の厚さを有し、当該範囲のおのおのは、両端点を含んでいる。いくつかの 実施形態において、トンネルバリアの厚さ及び量子井戸の厚さはエネルギー割れに寄与し、それゆえトンネルバリア/活性領域の複合した構造体のフェルミレベルを調節するために用いられ得る。] [0020] 本説明において用いられているとおり、「共振トンネルバリア」(RTB)との用語はトンネルバリアを言い、当該トンネルバリアの一方の側の材料のエネルギーレベルは当該トンネルバリアの他方の側の材料のエネルギーレベルと同じか、又は略同じである。いくかの実施形態において、前記RTBの一方の側の金属の仕事関数(work function)に依存して、RTBが正孔又は電子のいずれかと同調をとり、他とは同調をとらないように構成されるのが好ましい。その場合、RTBのいずれかの側における二つのエネルギーレベルの共振によりRTBを介して荷電キャリアが同調をとる確率が増大する。] [0021] いくつかの実施形態において、本発明は発光用の半導体をベースにしたデバイスを提供し、さらに詳しくは、GaN、InN、AlN、InGaInN、AlGaN、AlGaInNなどを含む発光用のIII属窒化物半導体をベースにした装置を提供するものである。いくつかの実施形態において、本発明は発光デバイスを提供するのであり、すなわち、III属窒化物以外からの半導体、例えばIV属半導体、III−V属半導体、II−VI属半導体、Si、Ge、GaP、InP、InGaP、AlGaP、GaAs、GaAsP、GaSb、GaSbAs、GaAlP、InGaAlP、InGaAsP、AlGaAs、AlGaInAs、AlN、ZnSe及びSiCなどを使用する発光デバイスを提供する。いくつかの実施形態において、本発明の発光デバイスは、先に特定された半導体及び当該先に特定された発光デバイスの多層の種々の化学量論的化合物を使用している。いくつかの実施形態において、(量子井戸、量井戸バリア、ブロック層などを含む)本発明において用いられているとおりの半導体層は前述したリストの半導体材料を含んでいる。] [0022] いくつかの実施形態において、本発明の発光デバイスは基板又は成長したテンプレートと、当該基板又は成長したテンプレート上でその後成長又は形成したデバイス活性層を用いて形成される。いくつかの実施形態において、本発明に使用される基板又は成長したテンプレートは、例えば、垂直、フリップチップ又は上側コンタクト、上側光出力、基板光出力など)特有のデバイス構造を達成し、特有の光出力を達成し、大容量の製造コストを低減し、或いは性能を最適化するように選択される。いくつかの実施形態において、基板又は成長したテンプレートは、シリコン、サファイア、炭化ケイ素、酸化亜鉛、スピネル、GaAs、GaN、InP、MgAl2O4、AlN、GaP、MgO、LiGaO2、LiAlO2、NdGaO3、ScAlMgO4、Ca8La2(PO4)6O2、Zr、Hf、ScN、TiN、NbN、ZrxHf(1−x)B2又はZrxHf(1−x)Nなどを含み、xは0と1を含みその間である。いくつかの実施形態において、レーザーリフトオフ、ウェットエッチング、ドライエッチングなどの種々の技術によって選択的に除去される。] [0023] いくつかの実施形態において、バッファー層またはバッファー構造体が、デバイスの質に係る材料の特徴(例えば、表面粗さ、転移密度、格子常数など)を有する材料を供給し、ついで、当該バッファー層またはバッファー構造体の上に活性デバイス層を成長させるために、活性デバイス層を成長させる前に、基板上に形成される。いくかの実施形態において、本発明に使用されるバッファー層は、ドープされた半導体層及びドープされていない半導体層、導電性層、絶縁層または半導体層、導電体層などの一種又は二種以上の組み合わせを含む。いくかの実施形態において、当該バッファー層は、p型のドープされたGaN、n型のドープされたGaN、固有的にドープされたGaN(意図されずにドープされたGaN)、SiGe、AlN、ZrN、Al、SiO2、Si3N4、GaO、組み合わせた層及び多層などを含み得る。いくつかの実施形態において、当該バッファー層は、基板上に成長した2ミクロンの厚さを有する固有的にドープされて成長したGaNを含んでおり、いくつかの実施形態において当該バッファー層は、基板上に成長させ、約2ミクロンの厚さを有するシリコンがドープされ、成長したGaN(すなわち、n型のドープされたGaN)層を含んでいる。] [0024] いくつかの実施形態において、当該発光デバイスは、基板又は成長テンプレート上、バッファー層上、若しくはデバイスの品質に係る特徴を有するデバイス構造体の他の層上に直接形成され得るエピタキシャル成長した金属ミラー(GEMM)を含んでいる。いくつかの実施形態において当該GEMMは、そのバルク材料特性により完全に非透過性又は高い反射性をもって成長され得るか、または単にGEMM成長時間、すなわちエピタキシャル成長の間の厚さを調整することによって異なるデバイス構造体の要件適合する半透過性をもって成長され得るのである。いくつかの実施形態において、GEMMに使用される材料はIII属の窒化物層の格子常数と密に整合し、かつデバイスに係る品質の特徴を有している。いくつかの実施形態において、GEMM層は、分布ブラッグ反射器(Distributed Bragg Reflectors)(DBR)や非エピタキシャルミラーなどの従来の発光デバイス構造体の構成要素に比して多くの利点を有する。例えば、GEMM層は、DBRのように欠陥や亀裂を引き起こす半導体層の交互多層化をする必要がない。追加的に、GEMM層は、電流注入と電流分布を増大させるために導電層として使用され得る。その上さらに、優れた電流分布が、静電放電の信頼性を増大させ得るのである。いくつかの実施形態において、GEMM層の厚さは約1nm〜約150nmの間であり、GEMM層は部分的に伝達性を有している。いくつかの実施形態において、GEMM層の厚さは約150nm〜約1ミクロンの間であり、GEMM層は高い反射性を有している。] [0025] いくつかの実施形態において、GEMM層は、Zr、HfといったIV属のホウ素化合物(HfxZr1−x、ここにxは0と1を含むその間)、ZrB2、HfB2、YB2および(HfxZryYzB2、ここにx+y+z=1、xとyとzはおのおの0と1を含むその間)といった遷移金属の2価のホウ素化合物耐火性の金属及び/又は金属化合物、並びにZrN、HfN、TiN、YZrNおよび(HfxZryYzN、ここにx+y+z=1、xとyとzはおのおの0と1を含むその間)といった遷移金属窒化物を含み得る。] [0026] いくつかの実施形態において、GEMM用の材料は、発光デバイスに設けられる、充分なデバイスの品質を有する基板又は成長テンプレート若しくはバッファー層又は他の層と密に格子整合されて成長し得る種々の金属及び金属化合物を含んでおり、高い転移密度によって引き起こされる厄介なことや、性能低下を回避する。いくつかの実施形態において、当該GEMMの材料は、前記発光デバイスに設けられ、充分なデバイスの品質を有する基板や成長テンプレート、バッファー層若しくは他の層と整合するようにされた熱膨張性を有し、これによって、亀裂や転移密度の可能性を低減させている。いくつかの実施形態において、当該GEMM材料層は、金属−有機化学蒸着法(Metal-Organic Vapor Deposition)(MOCVD)、パルスレーザー成膜法(Pulsed Laser Deposition)(PLD)、スマートシャッタリング金属変調閉ループ分子ビームエピタキシー、有機−金属蒸気相エピタキシー(OMVPE)、分子ビームピタキシー(MBE)、水素化物蒸気相エピタキシー(HVPE)、物理的蒸気成膜(PVD)などを用いて成長させる。] [0027] いくつかの実施形態において、デバイス品質に係るGEMMは、従来のIII属窒化物半導体発光エピタキシャル積層の活性領域を結合しているp型III属窒化物層の代わりに使用され得るいくつかの実施形態において、GEMMは問題のある静電放電損失を低減し得る。] [0028] いくつかの実施形態において、GEMM材料のバルク導電性は、III属窒化物をベースにした発光構造体に、一般的に取り込まれた適度にドープされたn型のIII属窒化物層よりも約5倍〜約30倍の導電性を有している。当該GEMMの高い導電特性は、デバイスを横切る電子キャリアの輸送を改善するために機能し、これによって電流の経路を作り、それゆえ、望まれない静電放電の衝撃を減少する。] [0029] いくつかの実施形態において、本発明の発光デバイスは光を発生するためにデバイス構造体に形成された活性領域を含んでおり、当該活性領域は、電気的に励起された電子が正孔によって結合して特定の波長を有する電子を発生する一又は二以上の半導体材料を含んでいる。いくつかの実施形態において、発光デバイスの活性領域はダブル・ヘテロ接合又は量子井戸(QW)構造体若しくは複数量子井戸(MQW)構造体を含み得る。いくつかの実施形態において、当該ダブル・ヘテロ接合の活性領域は、約200オングストロームと約5ミクロンの間の厚さを有し、約2オングストロームと約25オングストロームの間の厚さを有する共振トンネルバリア(RTB)と、約200nmと約5ミクロンの間の厚さを有するp型GaN(すなわち、マグネシウムがドープされたGaN)層との間に介装されたInGaNの層を含んでいる。いくつかの実施形態において、QW活性領域構造体は、約5オングストロームと200オングストロームの間の厚さを有し、約2オングストロームと約100オングストロームの間の厚さを有する共振トンネルバリア(RTB)と、約200nmと約5ミクロンの間の厚さを有するp型GaN(すなわち、マグネシウムがドープされたGaN)層との間に介装されたInGaNの層を含んでいる。いくつかの実施形態において、MQW活性領域構造体は、3つのQWを有し、 おのおのが、約5オングストロームと200オングストロームの間の厚さを有し、 約2オングストロームと約50オングストロームの間の厚さを有する共振トンネルバリア(RTB)と、約25オングストロームと約150オングストロームの間の厚さを有するi−GaN層との間に介装された第一のInGaNと、 おのおのが約25オングストロームと約150オングストロームの間の厚さを有する二つのi−GaN層の間に介装された第二の(すなわち、中間)InGaN層と、 約25オングストロームと約150オングストロームの間の厚さを有するi−InGaNと、 約200nmと約5ミクロンの厚さを有するp型のGaN(すなわち、マグネシウムがドープされたGaN)層との間に介装された第三のInGaN層 とからなるInGaNの複数の層を含んでいる。] [0030] いくつかの実施形態において、本発明は、GEMM層と向かい合う活性領域側に設けられる第二のミラーを提供している。いくつかの実施形態において、当該第二のミラーは、当該装置からの光の出力を促進するために、活性領域によって発せられた光を反射し、及び/又はGEMM層と第二のミラーの間の距離によって規定される光学キャビティー長を有する光学キャビティーを形成するために用いられる。いくつかの実施形態において、第二のミラーは、つぎの、高反射性のミラー、部分的に反射し部分的に伝達するミラー、GEMM、分布ブラッグ反射器、透過性を有する伝導ミラー(例えば、インジウム・チン・オキサイド(ITO))、界面ミラー、金属ミラー、半導体と空気などとの間の界面のうちの少なくとも一つを含んでいる。いくつかの実施形態において、第二のミラーは、他のいずれにも適合し得るミラー構造体である。] [0031] 本説明に用いられているとおり、「トンネルバリアGEMM」(「TB−GEMM」)(「活性領域GEMM」(「AR−GEMM」)とも言う)という用語は、トンネルバリア又はRTBの隣に設けられるGEMM層のことを言い、トンネルバリア又はRTBを通ってトンネル効果を起こす荷電キャリアを供給するために使用される。本説明に用いられているとおり、「光学キャビティーGEMM(「OC−GEMM」)」という用語は、トンネルバリア又は第二のミラーとして用いられるのであり、RTBを通ってトンネル効果を起こす荷電キャリアを供給するために使用されない。いくつかの実施形態において、第一のGEMMはAR−GEMMであり、第二のミラーは光学キャビティーを形成するために構成されるOC−GEMMであり、活性領域が該AR−GEMMとOC−GEMMの間に設けられている。] [0032] いくつかの実施形態において、本発明は、半導体トンネルバリア又は半導体RTBのフェルミレベルを解放して、AR−GEMMの界面でぶらさがっているボンド及び半導体トンネルバリアがなくなり、半導体のフェルミレベルでの金属に誘起される間隙の状態(MIGS)が低減するために、AR−GEMMと半導体トンネルバリアとの間、又はAR−GEMMと半導体RTBとの間に位置づけられた界面絶縁層を提供するものである。半導体トンネルバリアフェルミレベルが解放されると、ついでAR−GEMMの動作関数が調整されて、AR−GEMMのフェルミレベルがQW又はMQW構造体の活性領域の導電帯域の第一サブ帯域と整列し、共振トンネル効果を促進するか、又はAR−GEMMのフェルミレベルがダブル・ヘテロ接合の活性領域の小さい帯域ギャップの半導体の導電帯域と整列して共振トンネル効果を促進する。いくつかの実施形態において、トンネルバリア層は前記界面絶縁層の機能も与えている。すなわち、トンネルバリア層は、活性領域のフェルミレベルを解放し、選択された荷電キャリアが量子井戸のサブ帯域・ポテンシャルまで通ってトンネル効果を起こすトンネルバリアを設ける。いくつかの実施形態において、前記界面層は、例えば、窒化物、フッ化物、酸化物、窒素酸化物、水素化物及び/又は半導体のヒ化物といった保護材料(passivation material)を含み、場合によっては分離層をも含む。他の実施形態においては、他の絶縁材料が保護のために用いられる。いくつかの実施形態において、保護材料は本質的に保護材料の単層からなるか、又はGEMMのフェルミレベルを半導体の導電帯域、半導体の価電子帯域、活性領域のサブ帯域と整列させる厚さを有するか、又は半導体のフェルミレベルから独立してもよい。いくつかの実施形態において、前記界面層又はトンネルバリアは、界面層として機能する場合、(トンネルバリア、量子井戸層、量子井戸ブロック層などを含む)GEMM層と半導体層とのあいだの界面で非輻射再結合を低減するか実質的になくするために用いられる。] [0033] いくつかの実施形態において、本発明はダブルTB−GEMM/トンネルバリア構造体を含む発光デバイスを提供するものである。すなわち、いくつかの実施形態において、発光ダイオードの活性領域が当該活性領域のおのおのの面上にTB−GEMM/トンネルバリア構造体を含んでおり、その結果、当該活性領域の第一の面上の第一のTB−GEMM/トンネルバリア構造体が、電子を前記第一のTB−GEMMから前記第一のトンネルバリアを経由して前記活性領域の電子ポテンシャルレベル内にトンネル効果を生ぜしめ、当該活性領域上の対向する第二の面上の第二のTB−GEMM/トンネルバリア構造体が、正孔を前記第二のTB−GEMMから前記第二のトンネルバリアを経由して前記活性領域の正孔ポテンシャルレベル内にトンネル効果を生ぜしめるものである。いくつかの実施形態において、当該TB−GEMM構造体のうちの一または二つともが充分に薄く製造されて、当該活性領域の正孔及び電子の組み合わせによって生じた光を発するのである。いくつかの実施形態において、第一のTB−GEMM/トンネルバリア構造体は、前記活性領域から第一のTB−GEMMまで正孔がトンネル効果を起こすことを防止するバリアを設けながら、電子が第一のトンネルバリアを通って前記活性領域までトンネル効果を生ぜしめるように構成されている。いくつかの実施形態において、前記第二のTB−GEMM/トンネルバリア構造体は、前記活性領域から前記第二のTB−GEMMまで電子がトンネル効果を起こすことを防止するバリアを設けながら、正孔が前記第二のトンネルバリアを経由して前記活性層までトンネル効果を生ぜしめるように構成されている。それゆえ、当該層は「トンネルバリア層」と呼ばれている。] [0034] いくつかの実施形態において、本発明は、当該発光デバイスの光出力又は抽出効率を改善又は促進する発光抽出構造体を提供し、凹凸のある光面(roughened light surface)、光子結晶などを含むものである。光抽出構造体のいずれの組み合わせもGEMMと結合され得るのであり、活性領域の一方の側又は両方の側での複数の光抽出構造体の組み合わせなどの複数の変形が採用され得る。] [0035] いくつかの実施形態において、本発明は、促進された光抽出のために光学キャビティー効果を利用するデバイス構造体を提供するものであり、当該光抽出は、光抽出特徴及び種々の構成に関して、最適化された厚さと配置とをもつ活性領域を含んでいる。いくつかの実施形態において、促進された光抽出をもつデバイス構造体は、共振キャビティー発光デバイス(RCLED)又はマイクロキャビティー発光デバイス(MCLED)を含んでいる。いくつかの実施形態において、定常波が、前記活性領域によって発せられた光とGEMMによって反射した光との間の干渉、及び/又は前記活性領域によって発せられた光と当該GEMMと対向して設けられた第二のミラーによって反射した光との間の干渉、及び/又はGEMMによって反射した光と当該GEMMと対向して設けられた第二のミラーによって反射した光との間の干渉によって発生する。いくつかの実施形態において、当該発光デバイスの活性領域は、発光デバイスの抽出効率が改善されるように、上で特定した方法で発生した定常波の腹に位置づけられる。これによって光はいくつかのモード(又は単一のモード)に向けられて、LEDから伝搬する光の量を増大させる。光学キャビティーデバイスによって発生した光は、標準的な発光デバイスに比して多方向性であり、スペクトル的にきれいである。] [0036] いくつかの実施形態において、基板側から離れたデバイス構造体の上部から伝播する。他の実施形態において、光は、「フリップチップ」の形態で、当該デバイス構造体の底部の透明基板から伝播する。いくつかの実施形態において、光は複数の方向に出る。] [0037] 本説明で使用されているとおりの「成長テンプレート」という用語は、結晶性界面又は基板であって、当該界面又は基板上でエピタキシャル材料が成長する。] [0038] 本説明で使用されているとおりの「共振キャビティー」という用語は、固体発光デバイスにおける光出力を促進するためにもちいられる共振光学キャビティーを言う。例えば、いくつかの実施形態において、共振キャビティーは、MQW活性領域と反射器との間の反射光が、他のエネルギー消耗性の機構に比して好ましい光学モードを形成するように、MQW活性領域と僅かに離間した反射器との間で共振キャビティーが形成される。いくつかの実施形態において、MQWの一方の側から離間した第一のミラーと当該MQWとの間、MQWの他方の側から離間した第二のミラーと当該MQWとの間、又は当該第一及び第二のミラーの間に形成される。] [0039] 本説明で使用されているとおりの「マイクロキャビティー」という用語は、固体発光デバイスの光出力を促進するために用いられる非常に小さい共振光学キャビティーのことを言う。例えば、いくつかの実施形態において、マイクロキャビティーはMQW活性領域と僅かに離間した反射器との間に形成され、その結果、MQW活性領域と反射器との間で反射する光が、他のエネルギー消耗機構に比して好ましい光学モードを形成する。いくつかの実施形態において、マイクロキャビティーはMQWの一方の側から離間した第一のミラーと当該MQWとの間、MQWの一方の側から離間した第二のミラーと当該MQWとの間、又は当該第一のミラーと第二のミラーとの間に形成される。] [0040] いくつかの実施形態において、本発明の発光デバイス構造体は、光学キャビティーがTB−GEMM層と第二のミラー層との間に形成されており、レーザー光を出力する半導体レーザーを形成するために使用される。] [0041] 本説明で使用されているとおりの「光子結晶支援型発光体」という用語は、一次元(D)、二次元(2D)、又は三次元(3D)の固体構造体であって、周知の光子結晶の原理(例えば、ジョンディー.ジョアノプロスら著、ホトニッククリスタルズ:モールディングザフローオブライト(第二巻)、2008年2月11日、プリンストンユニバーシティー・プレス刊、ISBN番号13:978−0691124568参照)に従って形成される。] [0042] 本発明のいくつかの実施形態は改善されたLEDを含んでおり、「1または2以上の共振反射器をもつIII属窒化物発光デバイス、該装置用の反射的に加工された成長テンプレート並びに方法(特許弁護士ドケット5069.001us1)」と題するアメリカ特許出願第11/882,730号に記載されているが、この出願に限定されることはないものの、あらゆる目的のために、すべて参考までに本明細書に取り入れた。装置のいくつかの実施形態において使用された一つの材料と構造体はエピタキシャル成長金属ミラー(本説明においてGEMMという)は電極として使用される。いくつかの実施形態において、GEMMはその後の層のための成長テンプレートとしても用いられ、反射ミラーはマイクロキャビティー発光デバイス、共振キャビティー発光体、又は光子結晶支援型発光体など若しくはこれらのすべての組み合わせとして使用される。いくつかの実施形態において、このGEMM層は、1つのバリアーまたはいくつかのバリアーを介して、従来のLEDの注入電子ポテンシャルに比して低減された電子注入で活性領域中に荷電キャリアを注入するために用いられ、発光ダイオードを駆動するのに要する電圧を低減し、デバイスの活性領域内の電子と正孔の組み合わせの効率的なプロセスを支援する。] [0043] 図1Aは従来の複数量子井戸(MQW)装置(102)又は(103)のエネルギーレベル図(101)である。この図において、以下の参照符号は、 98=正の荷電キャリア「正孔」 99=電子 112=絶縁基板との格子整合を促進するために使用されるバッファー層 113=n型GaN 114=全体として活性領域であり、(114A)〜(114E)を含む 114A、114C、114E=第一量子井戸、選択的な第二量子井戸、追加の第三量子井戸 114B、114D=第一量子井戸バリア、選択的に追加の第二量子井戸 115=電流ブロック層 116=p型GaN 117=前記p型GaNと接触する上側電子 122=導電性基板との格子整合を促進するために使用されるバッファー層 127=TB−GEMMと接触させるための上側電子コンタクト 128=底側電子コンタクト 129=いくつかの実施形態で使用される絶縁基板 を言う。] 図1A [0044] 図1Bは、絶縁基板(129)を有する先行技術のMQWデバイス(102)のブロック図である。デバイス(102)は基板(129)上にバッファー層(112)を成膜することによって形成される。n型GaN(113)の格子構造が基板バッファー(112)の格子構造と整合し、n型GaN(113)が良好に処理された結晶テンプレートを形成し、当該結晶テンプレート上に高品質の活性領域(114)が成長され得るようにするために、n型GaN(113)の層を基板バッファー(112)上に成長させる。p型AlGaN層(115)は活性層(114)上に成長され、p型GaN層(116)はp型AlGaN層(115)上に成長され、そしてp型コンタクト構造体(117)がp型GaN層(116)上に形成されて、発光MQWデバイス(102)用に適合し得る電気的コンタクトを設けている。] 図1B [0045] 図2Cは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(103)のブロック図である。デバイス(103)は、デバイス(103)の導電性基板(128)がデバイス(102)の基板(129)と置き換わっていることを除いて、図1Aのデバイス(102)と実質的に同じである。] 図1A 図2C [0046] 図2Aは、本発明のいくつかの実施形態によるMQWデバイス(202)(図2Bに示されるとおりである)(201)、又は(203)(図2Cに示されるとおりである)、又は(204)(図2Dに示されるとおりである)、又は(205)(図2Eに示されるとおりである)、又は(206)(図2Fに示されるとおりである)、又は(207)(図2Gに示されるとおりである)、又は(208)(図2Hに示されるとおりである)、又は(209)(図2Iに示されるとおりである)のエネルギーレベル図である。図2A〜2Iにおいて(本件の他のすべての図も同様)、以下の参照符号は、 98=「正孔」−正の荷電キャリア 99=電子−負の荷電キャリア 211=いくつかの実施形態に使用される導電性基板 212=絶縁基板に対する格子整合を促進するために使用されるバッファー層 214=活性領域であって、SQW、MQW又はヘテロ接合が設けられる 214A、214C、214E=トンネルバリア間、又はダブルヘテロ接合層間の第一の量子井戸、選択的な第二の量子井戸、追加の量子井戸 214A、214D=第一の量子井戸バリア、選択的に追加の量子井戸バリアが、選択的に1または2以上の追加の量子井戸214C、214Eを形成する追加のトンネル層/i−GaN層を形成する 216=上側p型GaN(他の実施形態ではn型GaNであってもよい) 217=前記p型GaNと接触する上側電気的コンタクト 220=底側のトンネルバリア・エピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM) 221=トンネルバリア層(これがドープされている実施例があれば、本質的にドープしている実施例もある) 222=導電性基板に対する格子整合を促進するために使用されるバッファー層 225=金属ミラーがエピタキシャル成長した上側の光学キャビティー(OC−GEMM) 226=前記OC−GEMMと接触させるための上側の電気的コンタクト 227=前記TB−GEMMと接触させるための上側の電気的コンタクト 228=底側の電気的コンタクト 229=いくつかの実施形態において使用される絶縁基板 250=上側のTB−GEMM(薄いか又は厚いバージョン) 255=底側のOC−GEMM 256=絶縁基板用の底側のp型GaN(代替的にn型GaN) 260=上側のTB−GEMM(薄いバージョン) 261=p型GaNにおける導電サブ帯域(272)とフェルミエネルギーレベル(270)との間のエネルギー差として規定された電圧(「V」) 262=発せられた光子であって、導電サブ帯域レベル(272)と原子価サブ帯域のエネルギーレベル(271)との間のエネルギー差である 266=導電性基板(代替的にn型GaN)のための底側p型GaN 270=当該p型GaNにおけるフェルミレベルエネルギー 271=活性領域中の第一原子価サブ帯域 272=活性領域中の第一導電サブ帯域] 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I [0047] いくつかの実施形態において、電子(99)は、TB−GEMM(220)の金属組成物のフェルミ・エネルギーレベルで(トンネルバリア構造体(221)の他方の側と同じエネルギーレベルで残りつつ電子がトンネル効果を起こすために、サブ帯域エネルギー(272)において、または略サブ帯域エネルギーレベルで)、(図2Aのエネルギーレベル図(201)に対して右方に、又は図2B、図2C、図2D若しくは図2Eのそれぞれデバイス(202)、(203)、(204)若しくは(205)に対して上方に、又は図2F、図2G、図2H若しくは図2Iのそれぞれデバイス(206)、(207)、(208)若しくは(209)に対して下方に)流れる。量子井戸へのエネルギーの落下する(例えば、図1AのQW(114A)、(114C)及び(114E)内に電子(99)が落下する)よりは、図2Aの電子(99)はトンネルバリア層(221)(当該トンネルバリア層は量子のトンネル効果を許すが、通常の電子の流れに対してはバリアである)を通って量子井戸(214A)にトンネル効果を起こす(および追加の量子井戸を有するデバイスではQW(214C)、(214E)など(いくつかの実施形態では、なおさらに量子井戸がQW(214E)の右に製造される)に、当該電子も追加のトンネルバリア層(214B)、(214D)などを通ってトンネル効果を起こす)。エネルギーレベル(272)におけるQW(214A)、(214C)及び(214E)の電子は、ついで、(図2Aのエネルギーレベル図(201)に対し左方に、または図2B、図2C、図2D又は図2Eの、それぞれ、デバイス(206)、(207)、(208)又は(209)に対し下方に)流れていた正孔(98)と結合し(電子はサブ帯域エネルギーレベル(272)からサブ帯域エネルギーレベル(271)まで落下する)、正孔と結合した各電子が光子を発する(発せられた光子は、サブ帯域エネルギーレベル(272)とサブ帯域エネルギーレベル(271)との間の差異に等しいエネルギー(262)(=hν)を有する。] 図1A 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I [0048] 図2Bは、本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板(229)を有するMQWデバイス(202)のブロック図である。いくつかの実施形態において、デバイス(202)は基板(229)上にバッファー層(212)を成膜することによって形成され、基板構造体(231)を得る。いくつかの実施形態において、TB−GEMM(220)が良好に加工された結晶テンプレートを形成し、当該結晶テンプレート上に高品質のトンネルバリア構造体(221)及び活性層(214)が成長され得るために、TB−GEMM(220)の格子構造が基板構造体(231)の格子構造と整合するように、TB−GEMM(220)が基板構造体(231)上に成長される。いくつかの実施形態において、導電型のIII属窒化物層(216)(例えば、いくつかの実施形態において、p型GaN半導体)が活性層(214)上に成長され(その代わりに、いくつかの実施形態は他のp型のIII属窒化物材料を使用している)、他の実施形態においては、異なる型のデバイス(導電型を逆にしている)が製造され、n型III属窒化物層(216)が置き換えられるように、導電型が「n」である)、p−コンタクト構造体(217)がIII属窒化物層(216)上に形成されて、発光MQWデバイス(202)のために適合し得る電気的コンタクトを設けている。図2Bに示されるなど、いくつかの実施形態において、発光MQWデバイス(202)用の他の電気的コンタクト(227)がTB−GEMM構造体(220)上部表面の棚上に成膜される。いくつかの実施形態において、デバイス(202)は、(電気的コンタクト(227)が形成されたTB−GEMM構造体(220)上に棚を露出するために、例えば、周知の反応性のイオンエッチング(RIE)技術、又は電磁結合プラズマ(ICP)エッチング技術、又は電子サイクロトロン共鳴(ECR)エッチング技術、又は他の適切な技術を用いて)エッチング処理がなされなければならない。いくつかの実施形態では、活性領域(214)の露出した領域を最小にして、当該領域から光が発せられるようにするために、低電気抵抗のコンタクト(227)を設けながら、棚及びコンタクト(227)ができるだけ小さく作製される。同様に、いくつかの実施形態において、活性領域(214)の露出した領域を最小にして、当該領域から光が発せられるようにするために、低電気抵抗のコンタクト(227)を設けながら、できるだけ小さく作製される(及び/又はインジウム−スズ酸化物(ITO)などの薄く及び/又は透明な材料から作製される)。図2Aのエネルギーレベル図における線2A及び線2A´が、図2Bにおける線2A及び線2B´と対応することに注意されたい。デバイス(202)のいくつかの実施形態において、活性領域(214)からの光は、種々の層を経てP型GaN層(216)の上部から外に発せられる(そして、もしそのように構成された場合、電気的コンタクト(217)の少なくとも一部を通る)ことに注意されたい。] 図2A 図2B [0049] 図2Cは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有するMQWデバイス(203)のブロック図である。デバイス(203)の基板構造体(232)がデバイス(202)の基板構造体(231)と置き換わっていることを除いて、デバイス(203)は図2Aのデバイス(202)と実質的に同じである。いくつかの実施形態において、電気的に伝導性の基板(232)は電気的に伝導性の基板(211)上に成長された電気的に伝導性のバッファー層(222)と、処理中のいくつかのカ所で電気的コンタクト層(228)とを含み、当該電気的コンタクト層が基板(211)の主要な面の反対側に形成される。この電気的伝導性の基板構造体(232)は、いくつかの実施形態において、高及び低抵抗の電気的コンタクトを提供するが、底部側電気的コンタクト(228)よりむしろ上部側電気的コンタクト(227)を用いた場合に生じる発光領域の損失を要しない。デバイス(203)の他の特徴はデバイス(202)の対応する特徴と同じである。図2Aにおけるエネルギーレベルを示す線2Aと2A´との間の領域が図2Cにおける線2Aと2A´との間の物理的領域と対応する。] 図2A 図2C [0050] 図2Dは、本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板と光学キャビティーを有するMQWデバイス(204)のブロック図である。いくつかの実施形態において、デバイス(204)は、層(216)の上部で光学キャビティーGEMM(OC−GEMM)構造体(225)が追加され、OC−GEMM(225)上に適合し得る電気的コンタクト(226)が形成され、両者が図2Bの上部側のp−コンタクトと置き換わっている。いくつかの実施形態において、p型III属窒化物層(216)は、活性領域(214)が当該OC−GEMM構造体(225)(鏡)の第一の面から離間して位置づけられるように選択され、その結果、少なくとも一つの抽出モードを形成するために、当該OC−GEMM構造体(225)によって反射した光と当該活性領域(214)から発せられた光の干渉によって生成された第一の定常光学波の腹に、又は実質的に腹に活性領域(214)が位置づけられる。種々の実施形態において、活性領域(214)、p型GaN領域(216)およびOC−GEMM構造体(225)が、「1または2以上の共振反射器を備えたIII属窒化物発光デバイス及び当該装置用の反射性の加工がなされた成長テンプレート並びに方法」と題する、2007年8月3日付で出願された同時係属中の米国特許出願第11/882,730号(弁理士ドケット5069.001us1)に詳細に記載された方法で構成されるが、参考までに本説明に組み込んだ。デバイス(204)の他の特徴はデバイス(202)の対応する特徴と同じである。] 図2B 図2D [0051] 図2Eは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と光学キャビティーとを有するMQWデバイス(205)のブロック図である。いくつかの実施形態において、デバイス(205)は、p型GaN層(216)の上部に光学キャビティーGEMM(OC−GEMM)構造体(225)が追加され、OC−GEMM構造体(225)上に適合し得る電気的コンタクト(226)が形成され、両者が図2Cの上部側p型コンタクト構造体(217)と置き換わっていることを除いて、図2Cのデバイス(203)と実質的に同じである。いくつかの実施形態において、p型III属窒化物層(216)の厚さは、活性領域(214)が当該OC−GEMM構造体(225)(鏡)の第一の面から離間して位置づけられるように選択され、その結果、少なくとも一つの抽出モードを形成するために、当該OC−GEMM構造体(225)によって反射した光と当該活性領域(214)から発せられた光の干渉によって生成された第一の定常光学波の腹に、又は実質的に腹に活性領域(214)が位置づけられる。デバイス(205)の他の特徴は、上述したデバイス(203)及び(204)の対応する特徴と同じである。] 図2C 図2E [0052] 図2Fは絶縁基板を有するMQWデバイス(206)のブロック図であり、いくつかの実施形態において、光は基板を通って発せられる。いくつかの実施形態において、デバイス(206)は、TB−GEMM(250)、トンネルバリア(221)、活性領域(214)及び底部側p型GaN層(256)が、上述のデバイス(202)において上部側p型GaN層(216)、活性層(214)、トンネルバリア(221)およびTB−GEMM構造体(220)が成膜された順序とは逆に成膜される。いくつかの実施形態において、底部側のp型GaN層(256)は、底部側p型GaN層(256)が良好に加工された結晶テンプレートを形成し、当該結晶テンプレート上に高品質の活性領域(214)とトンネルバリア構造体(221)とが成長されるために、底部側のp型GaN層(256)の格子構造が基板構造体(231)の格子構造と整合するように、基板構造体(231)上に成長される。いくつかの実施形態において、導電型のIII属窒化物層(256)がバッファー層(212)上に成長される(例えば、いくつかの実施形態において、層(256)がp型GaN半導体であり(その代わりに、いくつかの実施形態は他のIII属の窒化物材料のいくつかを使用する)、他の実施形態において異なる型の(導電性の型を逆にした)デバイスが製造され、n型III属窒化物層(256)が置き換えられるように、導電型が「n」である)。いくつかの実施形態においては、つぎに活性層(214)が形成され、ついでトンネルバリア(221)とTB−GEMM構造体(250)を成長させ、その上にコンタクト(227)が成膜されて発光MQWデバイス(206)のために適合し得る電気的コンタクトを設けている。図2Fに示されるなど、いくつかの実施形態において、発光MQWデバイス(206)用の他の電気的コンタクト(217)がp型GaN構造体(256)の上部表面の棚に成膜される。いくつかの実施形態において、デバイス(206)がエッチング処理されてp型GaN構造体(256)の棚を露出させ、当該棚上に電気的コンタクト(217)が形成される。いくつかの実施形態において、活性領域(214)の露出された領域を最小にし、当該領域から光が発せられるようにするために、低電気抵抗コンタクトを設けながら、棚及びコンタクト(217)ができるだけ小さく作製される。デバイス(206)の底部から外に光を発するいくつかの実施形態においては、低電気抵抗コンタクトを設けながらコンタクト(217)をできるだけ小さく作製する必要がない。なぜなら、活性領域(214)が光をデバイス(206)の外に発するからである。デバイス(206)のいくつかの実施形態において、活性領域(214)からの光は、種々の層を通って、基板(229)の底部から外に発せられることに注意されたい。デバイス(206)の他の特徴はデバイス(202)の対応する特徴と同じである。図2Aのエネルギーレベル図での線2Aと線2A´との間の領域が図2Fの線2Aと線2A´との間の物理領域に対応することに注意されたい。] 図2A 図2F [0053] 図2Gは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と、薄い上部側GEMM構造体(260)とを有するMQWデバイス(207)のブロック図(207)であって、当該上部側GEMM構造体を通って発光せしめて、デバイス(207)の外に発せしめている。いくつかの実施形態において、デバイス(207)は、TB−GEMM(260)、トンネルバリア(221)、活性領域(214)および底部側p型GaN層(266)が、上述のデバイス(203)において、上部側p型GaN層(216)、活性層(214)、トンネルバリア(221)およびTB−GEMM構造体(220)が成膜された順序とは逆に成膜されることを除いて、図2Cのデバイス(203)と実質的に同じである。いくつかの実施形態において、底部側p型GaN層(266)が良好に加工された結晶テンプレートを形成し、該結晶テンプレート上に高品質の活性領域(214)とトンネルバリア構造体(221)が成長され得るために、底部側のp型GaN層(266)の格子構造が基板構造体(232)の格子構造と整合するように基板構造体(232)上に成長される。いくかの実施形態において、導電型のIII属窒化物層(266)(例えば、いくつかの実施形態では、p型GaN半導体)がバッファー層(266)上に成長される。いくつかの実施形態においては、つぎに活性領域(214)が形成され、ついで、トンネルバリア(221)とTB−GEMM構造体(260)を成長し、該TB−GEMM構造体上にコンタクト(227)が成膜されて、発光MQWデバイス(207)用に適合し得る電気的コンタクトを設ける。図2Gに示されるなどの、いくつかの実施形態において、基板構造体(232)の底部表面上に、発光MQWデバイス(207)用の他の電気的コンタクト(228)が成膜される。いくつかの実施形態において、コンタクト(227)は、活性領域(214)の露出した領域を最小にし、該領域から光が発せられ得るために、低電気抵抗のコンタクトを設けながら、できるだけ小さく製造される。デバイス(207)のいくつかの実施形態において、活性領域(214)からの光は、種々の層を通って、薄い上部側TB−GEMM構造体(260)から外に発せられることに注意されたい。他の実施形態では、適切な基板(例えば、ドープされた炭化ケイ素)が基板(211)のために用いられるときに、光が底部から外に発せられる。デバイス(207)の他の特徴はデバイス(203)の対応する特徴と同じである。図2Aのエネルギーレベル図における線2Aと線2A´との間の領域が図2Gのエネルギーレベル図における線2Aと線2A´との間の物理的領域と対応することに注意されたい。] 図2A 図2C 図2G [0054] 図2Hは本発明のいくつかの実施形態による、絶縁基板(231)と、光学キャビティーを形成する薄い底部側OC−GEMM構造体(255)とを有するMQWデバイス(208)のブロック図であって、いくつかの実施形態において、底部側OC−GEMM構造体(255)と基板構造体(231)とを通って光が発せられる。よって、いくつかの実施形態において、デバイス(208)は図2Fの上部側TB−GEMM構造体と図2DのOC−GEMMとを結び付けている。いくつかの実施形態において、上部側TB−GEMM構造体(250)は、光をデバイス(208)の上部から外に発するために、適切に薄く製造される。他の実施形態において、底部側OC−GEMM構造体(255)は、光をデバイス(208)の上部から外に発するために、適切に薄く製造される。他の実施形態において、TB−GEMM(250)及びOC−GEMM(255)は共に薄く製造されて、デバイス(208)の上部及び下部の両方から光を外に発する。デバイス(208)の他の特徴は、デバイス(202)、(204)又は(206)の対応する特徴と同じである。] 図2D 図2F 図2H [0055] 図2Iは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板(232)と、上部側TB−GEMM構造体(260)とともに光学キャビティーを形成するための薄い底部側OC−GEMM構造体(255)とを有するMQWデバイス(209)のブロック図であり、いくつかの実施形態において、底部側のOC−GEMM構造体(255)と基板構造体(232)とを通って光が発せられる。よって、いくつかの実施形態において、デバイス(209)は図2Gの上部側TB−GEMMと図2EのOC−GEMMとを組み合わせている。いくつかの実施形態で、デバイス(209)の底部から外に光を発するために上部側TB−GEMM構造体(260)が適切に薄く製造される。他の実施形態において、デバイス(209)の底部から外に光を発するために、底部側OC−GEMM構造体(255)が適切に薄く製造される。デバイス(209)の他の実施形態は、デバイス(203)、(205)又は(207)の対応する特徴と同じである。] 図2E 図2G 図2I [0056] いくつかの実施形態において、本発明は電子又は正孔の活性領域(214)内への注入を、電子又はホールのポテンシャル若しくは活性領域のサブ帯域エネルギーで、活性領域の電子又は正孔ポテンシャル若しくはサブ帯域エネルギーで、トンネルバリアを通ってトンネル効果を起こすことによって可能にし、これによって、要求される動作電圧を低減し、(図1Bの層(115)などの)電流ブロックの要件を緩和する。(例えば、図1A、1B及び1Cに示されるとおりに)当該電流ブロック層は従来のLEDのp型側で広く用いられている。いくつかの実施形態において、低いLED動作電圧は低減されたエネルギー消費の利点のために有利である。そのうえ、LED製造プロセスの複雑さをより小さくすることが望まれており、いくつかの実施形態において、p型電流ブロック層(すなわち、図1Aのp型AlGaN層(115))に対する要件をなくすることによって達成される。] 図1A 図1B [0057] 従来のIII属窒化物LEDは、電子が半導体装置に注入され、電子が図1Aに示されるとおり、電子がn型層(99)の導電帯域最小レベルで、このレベルがLEDを動作するたに要求される印加電圧を決定するのである。本発明のいくつかの実施形態において、電子は活性領域の電子のポテンシャル(例えば、サブ帯域エネルギー)で、量子力学的なトンネルを通って直接活性領域に注入されるので、LEDを動作するために要求される電圧は、従来のLEDを動作するために要求される電圧よりも実質的に低くなり得る。いくつかの実施形態において、注入された電子は量子井戸を超えてp型材料に到達しない傾向があり、これによって、エネルギーが熱発生の形で失われるp型材料中へ意図せずして注入される電子の数をなくするか、または低減する。] 図1A [0058] いくつかの実施形態において、本発明は、活性領域の電子ポテンシャル(例えば、サブ帯域エネルギーレベル(272))で直接電子を注入し、LEDを駆動又は動作するために要求される電圧を低減することによって、デバイス性能を改善し、かつエネルギー消費を低減する。活性領域(214)の電子のポテンシャルは、p型層(216)の導電帯域の最小のレベルよりも低い。LED(202)、(203)520nmの波長で発光するいくつかの実施形態において、LEDの動作電圧は約1ボルト低減するか、又は従来のLED動作電圧の約70%低減する。いくつかの実施形態において、活性領域の電子のポテンシャルでの直接注入は、1又は2以上のバリア(221、214D、214E)を通る活性領域の量子井戸(214A、214B、214C)内への電子トンネルを引き起こし、動作電圧は標準的な従来のLEDに比して低減し、p型電子ブロック層(例えば、図1A、1B及びいCのp型AlGaN層(115))に対する要件が除かれるか、又は緩和される。] 図1A [0059] いくつかの実施形態において、本発明のエピタキシャル/デバイス構造体によって達成された低い動作電圧が、より小さい熱の発生を引き起こし、好ましくは現存する従来のIII属窒化物LEDを超える。なぜなら、熱がデバイス効率とLEDの動作の寿命において有している負の効果により低い熱発生が望まれるからである。] [0060] 従来のLEDにおいて、p型の電流ブロック層(例えば、図1Aのp型AlGaN(115))は、いくつかの理由(例えば、時間、材料のコスト、エピタキシャル室の洗浄、プロセス進行中のデバイス最適化など)のために、エピタキシャルプロセス中に成長させるのが厄介である。いくつかの実施形態において、電荷キャリア(すなわち、電子又は正孔)が、活性領域を通過せず、かつ活性領域の外側に位置づけられる半導体材料(例えば、p型又はn型半導体材料)において余り消費されないという事実から、本発明はこの電流ブロック層の要件を緩和又は除去する。] 図1A [0061] いくつかの実施形態で、本発明は、金属電流注入部(例えば、TB−GEMM(220))に基づくLED構造体と、電荷キャリア共振トンネルバリア(221)によって分離された活性領域(214)とを提供する。いくつかの実施形態において、電荷キャリア共振トンネルバリア(221)は量子トンネル電子に対して実質的に透過性があり、かつ正孔をブロックしている(したがって、「トンネルバリア」構造体という名前である)。他の実施形態において、電荷キャリア共振トンネルバリア(221)は量子トンネル正孔に対して透過性があり、かつ電子をブロックする。いくつかの実施形態において、活性領域(214)は単一の量子井戸(SQW)構造体か、又は複数量子井戸(MQW)構造体若しくはダブルヘテロ接合を含む。] [0062] いくつかの実施形態において、金属電流インジェクタ(例えば、TB−GEMM)と活性領域(214)との間の共振トンネル効果は、金属電流インジェクタ(220)フェルミエネルギーポテンシャルが活性領域(214)のサブ帯域の最小のエネルギーポテンシャルに等しいか、又は実質的に等しいときに生じる。いくつかの実施形態において、活性領域の合金組成物と、活性領域における適切なQW幅とを共に選択し、金属電流インジェクタ(220)組成物を選択及び/又は調節することによって達成され、それゆえ、材料の関連する仕事関数を変更する。いくつかの実施形態において、トンネルバリア(221)のフェルミレベルを解放するために、界面層が金属電流インジェクタ(220)とトンネルバリア(221)との間に設けられる。] [0063] いくつかの実施形態では、熱的に活性化された正孔が金属電流インジェクタ(220)内にトンネル効果を起こさないことが重要である。いくつかの実施形態において、これは、電荷キャリアの共振トンネルバリア(221)の厚さを適切に調節することにより防止されるか、又は実質的に減少する。] [0064] いくつかの実施形態において、発明である−改善されたLED−はトンネルバリア(221)を通ってトンネル効果を起こすことによって低エネルギーで、電子を活性領域(214)内に注入する。いくつかの実施形態で、GaNに接続された層−GaN層(221)への電子のソース−はエピタキシャル成長した金属ミラー(TB−GEMM)(220)である。いくつかの実施形態において、TB−GEMM層(220)が加工されて、特定の性能要件又は機能を達成して、それ故、種々の厚さと光学特性をもつことができる。いくつかの実施形態において、TB−GEMM(220)は電気的に伝導性があり、量子井戸導電帯域又はサブ帯域へ電子を注入するために適切な仕事関数をもっている。いくつかの実施形態において、TB−GEMM(220)は、Hf、Zr、HfB2、ZrB2又はHfNx、ZrNxなど若しくはこれらの材料の結合された化合物、組成物又は組み合わせを含む1又は2以上の材料である。いくつかの実施形態において、電気的に伝導性があるいかなる材料及び上述の適切な仕事関数をもつ金属はTB−GEMM(220)層のために使用される。いくつかの実施形態において、TB−GEMM(220)の材料は、LEDデバイスのエピタキシャル構造と格子整合される。いくつかの実施形態において、トンネルバリア層(221)は量子井戸導電帯域又はサブ帯域への電子の注入を許す適切なドーピング・レベル(n又はP)を有し、かつ前記活性領域(214)から金属層(220)への横移動からの電荷キャリアのブロックを助ける。そのような一つの形態が図2A、2B及び2Cに示されている。図1A及び2AはLEDを駆動するために要求されたポテンシャル(V1(161)及びV2(261))を比較するために使用され得る(すなわち、図1AのV1(161)は図2AのV2(261)よりも大きい)。] 図1A 図2A [0065] いくつかの実施形態において、図2A、2B及び2Cに記載されたとおりのLEDの構造体により、ブロック層(例えば、図1Aに示されたとおりのp型AlGaN層(115))が量子井戸領域内の電子をブロックするために選択的に含まれている。なぜなら、より少ない電子がQWを通過して横移動するからである。いくつかの実施形態において、図2A、2B及び2Cのp型層(216)は、p型GaN、p型AlGaN、p型InGaN、p型InGaAlN、p型HfGaN、p型ZrGaN及び/又はScAlGaNなど又はここで述べた複数の層のいかなる適切な変形を含む。] 図1A 図2A [0066] いくつかの実施形態において、図2A、2B及び2CはGaN、AlGaN、InGaN、InGaAlN、HfGaN、ZrGaN及び/又はScAlGaNなど又はここで述べた複数の層のいかなる変形を含み、いくつかの実施形態において、活性層(214)がシリコン又はマグネシウムなどによってドープされる。] 図2A [0067] いくつかの実施形態において、トンネルバリア層(221)及び/又は図2Aにおける追加のバリア層(214B及び214D)は、GaN、AlGaN、InGaN、InGaAlN、HfGaN、ZrGaN又はScAlGaNおよび/などの、若しくはここで述べた複数の層のいかなる変形を含み、いくつかの実施形態において、トンネルバリア層(221)はシリコン又はマグネシウムなどでドープされる。] 図2A [0068] いくつかの実施形態において、図2B〜2Iにおける層(214A)、(214C)、(214E)は、金属層(TB−GEMM(220))から活性領域量子井戸(214A、214C、214Eなど)への電子のトンネル効果を助けるための量子井戸や低電子ポテンシャル層のいすれかとして用いられる。いくつかの実施形態において、p型材料にもっとも近い量子井戸(214E)は一、般的に電子及び正孔の組み合わせの最大の数を有し、金属層(220)に関しての位置及びデバイスの光励起表面に関しての位置は、米国特許出願第11/882,730号に記載されているとおり、デバイス設計のいくつかの実施形態に必須である。いくつかの実施形態において、米国特許出願第11/882,730号に記載されているとおり、適切ないかなる数のトンネルバリア(214B、214D)及び低電子ポテンシャル層/量子井戸(214A、214C、214E)は、光抽出を改善するために適切な距離で金属層(TB−GEMM(220))から主活性領域(例えば、最後の量子井戸214E)を分離するために用いられるものであり、参考までに本説明に組み込んだ。] 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I [0069] いくつかの実施形態において、TB−GEMM層(220)がシリコン(Si)、サファイア(単結晶Al2O3)、GaN/サファイア、SiC、又はZnO若しくは他の適切な格子整合された基板上に成長される。GEMM層(220)が、非格子整合基板及び/又はガラス上に成長される。いくつかの実施形態において、本発明はマイクロキャビティー効果を利用しているが、マイクロキャビティーは米国特許出願第11/882,730号に記載されているとおり、GEMMと活性領域との間の距離に依存しており、参考までに本説明に組み込んだ。] [0070] 図3Aは本発明のいくつかの実施形態による、MQWデバイス(302)又は(303)のエネルギーレベル図(301)である。図3A〜3Iにおいて、参照符号の大方は図2A〜2Iについての前述したものと同じであり、つぎの追加の参照符号は323は絶縁界面層である。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I 図3A [0071] 図3Aにおいて、エネルギーレベル図は、界面絶縁層(323)の表示を含んでいる。いくつかの実施形態において、TB−GEMM(220)の金属の仕事関数をMQW(214)のサブ帯域エネルギーレベル(272)と適切に並ぶようにするために、界面層(323)はトンネルバリア(221)のフェルミエネルギーレベルを「解放し」(例えば、その表面状態とダングリング(dangling)結合を保護し)、MIGS(上述の金属に誘起された間隙)を減少又はなくするために用いられる。図3A〜3Iの他のすべての態様は対応する図2A〜2Iについて上述したとおりである。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I 図3A [0072] 図3Bは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(302)のブロック図である。図3Bの他のすべての態様は、図2Bについて上述したとおりである。] 図2B 図3A 図3B [0073] 図3Cは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(303)のブロック図である。図3Cの他のすべての態様は、図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図3A 図3C [0074] 図3Dは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(304)のブロック図である。図3Dの他のすべての態様は、図2Dについて上述したとおりである。] 図2D 図3A 図3D [0075] 図3Eは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(305)のブロック図である。図3Eの他のすべての態様は、図2Eについて上述したとおりである。] 図2E 図3A 図3E [0076] 図3Fは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(306)のブロック図である。図3Fの他のすべての態様は、図2Fについて上述したとおりである。] 図2F 図3A 図3F [0077] 図3Gは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(307)のブロック図である。図3Gの他のすべての態様は、図2Gについて上述したとおりである。] 図2G 図3A 図3G [0078] 図3Hは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(308)のブロック図である。図3Hの他のすべての態様は、図2Hについて上述したとおりである。] 図2H 図3A 図3H [0079] 図3Iは、本発明のいくつかの実施形態による、図3Aについて上述したとおりの、界面絶縁層(323)を有するMQWデバイス(309)のブロック図である。図3Iの他のすべての態様は、図2Iについて上述したとおりである。] 図2I 図3A 図3I [0080] 本説明で記載された他の実施形態のうちのいくつかの実施形態おのおのにおいて、図3Aについて上述したとおりの界面絶縁層(323)は、同様に追加される。] 図3A [0081] 図4Aは、本発明のいくつかの実施形態によるMQWデバイス(402)又は(403)のエネルギーレベル図(401)であり、ブロック層(418)を含んでいる。いくつかの実施形態において、ブロック層(418)はp型のドープされたAlGaN層(または、他の半導体材料が使用される場合、対応するp型又はn型層)である。いくつかの実施形態において、ブロック層(418)は適切に増大されたバンドギャップ・エネルギーを有して、キャリアが量子井戸(214A)〜(214E)を超えて横移動する(図4Aにおいてさらに右に横移動する)ことを防止している。いくつかの実施形態において、これが再結合効率を増加させている。図4A〜4Iの他のすべての態様は、対応する図2A〜2Iについて上述したとおりである。本説明において記載した他の実施形態うちのいくつかにおいて、図4Aについて上述したとおりのブロック層(418)は同様に追加された。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I 図4A [0082] 図4Bは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(402)のブロック図である。図4Bの他のすべての態様は、図2Bについて上述したとおりである。] 図2B 図4A 図4B [0083] 図4Cは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(403)のブロック図である。図4Cの他のすべての態様は、図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図4A 図4C [0084] 図4D、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(404)のブロック図である。図4Dの他のすべての態様は、図2Dについて上述したとおりである。] 図2D 図4A 図4D [0085] 図4Eは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(405)のブロック図である。図4Eの他のすべての態様は、図2Eについて上述したとおりである。] 図2E 図4A 図4E [0086] 図4Fは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(406)のブロック図である。図4Fの他のすべての態様は、図2Fについて上述したとおりである。] 図2F 図4A 図4F [0087] 図4Gは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(407)のブロック図である。図4Gの他のすべての態様は、図2Gについて上述したとおりである。] 図2G 図4A 図4G [0088] 図4Hは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(408)のブロック図である。図4H他のすべての態様は、図2Hについて上述したとおりである。] 図2H 図4A 図4H [0089] 図4Iは、本発明のいくつかの実施形態による、図4Aについて上述したとおりの、ブロック層(418)を有するMQWデバイス(409)のブロック図である。図4Iの他のすべての態様は、図2Iについて上述したとおりである。] 図2I 図4A 図4I [0090] 図5Aは、本発明のいくつかの実施形態による、基板(229)上に直接成長されたTB−GEMM(220)を有するMQWデバイス(502)のブロック図であり、当該基板(229)はバッファー層なしに基板構造体(531)を形成する)。図5Aの他のすべての態様は図2Bについて上述したとおりである。これが当該実施形態の製造工程を減少させており、高品質のTB−GEMM(220)がバッファー層なしに成長され得るのである。本説明に記載された他の実施形態のうちのいくつかにおいて、適切な場合にバッファー層なしにTB−GEMM(220)が成長され得る。] 図2B 図5A [0091] 図5B]ha本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板を有し、基板(211)上に直接成長された(基板(211)とコンタクト(228)がバッファー層なしに基板構造体(532)を形成する(当該コンタクトがいくつかの実施形態では後の製造工程で形成される))TB−GEMM(220)を有するMQWデバイス(503)のブロック図である。図5Bの他のすべての態様は図2Cについて上述されたとおりである。] 図2C 図5B [0092] 図6Aは、本発明のいくつかの実施形態による、図2Bの対応するp型GaN層(216)の変わりにn型GaN層(676)を有するMQWデバイス(602)のブロック図である。追加的に、いくつかの実施形態において、n−コンタクト(677)が用いられn型GaN層(676)に対して適切な低抵抗の電気的コンタクトを提供する。図6Aの他のすべての態様は図2Bについて上述したとおりである。当該態様が、かかる実施形態のための代替のダイオード構造体を提供するもので、高濃度でドープされたGaNが適切である(なぜなら、高濃度でドープされたn型GaNは高濃度でドープされたp型GaNよりも容易に達成されるからである)。本説明で記載された他の実施形態のいくつかにおいて、そのようなn型GaN層(676)が対応するp型GaN層(216)と置き換わっている。] 図2B 図6A [0093] 図6Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板構造体(232)を有し、図2Cの対応するp型GaN層(216)の代わりにn型GaN層(676)を有するMQWデバイス(603)のブロック図である。図6Bの他のすべての態様は図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図6B [0094] 図7Aは、本発明のいくつかの実施形態による、光を反射し、p型GaN層(216)に対して電気的コンタクトを提供する金属ミラー(763)を有するMQW]デバイス(702)のブロック図であって、p型GaN層(216)に対する電気的コンタクトを提供し、金属ミラー8763)とTB−GEMM(220)との間に選択的に光学キャビティー生成している。いくつかのそのような実施形態において、光がデバイス(702)の底部側を通って出力される。図7Aの他のすべての態様は、図2Bについて上述したとおりである。本説明に記載された他の実施形態のうちのいくつかの実施形態はかかる金属ミラー(763)を使用している。] 図2B 図7A [0095] 図7Bは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板構造体(232)を有し、金属ミラー(763)を有するMQWデバイス(703)のブロック図である。図7Bの他のすべての態様は図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図7B [0096] 図8Aは、本発明のいくつかの実施形態による、p型GaNに光を伝播し、電気的コンタクトを提供し、(透過性の電気的コンタクト(864)とp型GaN層(216)との間、又は透過性の電気的コンタクト(864)とその上の層との間の界面からの反射により)選択的に光学キャビティーを生成する透過性電気的コンタクト(864)を有するMQW(802)のブロック図である。そのようないくつかの実施形態において、デバイス(802)の上部側を通って光が出力される。図8Aの他のすべての態様は図2Bについて上述したとおりである。本説明に記載された他の実施形態のいくつかにおいて、かかる透過性の電気的コンタクト(864)が使用される。] 図2B 図8A [0097] 図8Bは本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板と、p型GaNに光を伝播し、電気的コンタクトを提供し、(透過性の電気的コンタクト(864)とp型GaN層(216)との間、又は透過性の電気的コンタクト(864)とその上の層との間の界面から反射により)選択的に光学キャビティーを生成する透過性電気的コンタクト(864)を有するMQW(803)のブロック図である。そのようないくつかの実施形態において、デバイス(803)の上部側を通って光が出力される。図8Bの他のすべての態様は図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図8B [0098] 図9Aは本発明のいくつかの実施形態による、光の出力と指向性を促進する光子結晶層(965)を有するMQWデバイス(902)のブロック図である。いくつかの実施形態において、光子結晶層(965)は電気的に伝導性であり、上部電気的コンタクトは示されるとおりである。他の実施形態において、光子結晶層(965)の領域が除去され、上部電気的コンタクト(987)が上部p型GaN層(216)と直接接続される。いくつかの実施形態において、光子結晶層(965)は分離層ではなく、光子結晶層が上部p型GaN層(216)に形成されている。そのようないくつかの実施形態において、デバイス(902)の上部側を通って光が出力される。図9Aの他のすべての態様は、図2Bについて上述したとおりである。本説明において記載した他のいくつかの実施形態において、そのような光結晶層(965)と上部電気的コンタクト(987)が用いられている。] 図2B 図9A [0099] 図9Bは、本発明のいくつかの実施形態による、導電性基板、光子結晶層(965)及び上部電気的コンタクト(987)を有するMQWデバイス(903)のブロック図である。そのようないくつかの実施形態において、デバイス(903)の上部側を通って光が出力される。図9Bの他のすべての態様は図2Cについて上述したとおりである。] 図2C 図9B [0100] 図10は本発明のいくつかの実施形態による、エネルギーレベル図(1000)である。いくつかの実施形態において、定常波(1031)が、活性層(1014)によって発せられた光と、ミラー(1041)によって反射した光の構造的な干渉によって形成され、定常波(1031)の腹(1032)が活性層(1014)に、又は実質的に活性層に位置づけられる。この有利な技術は、2007年8月3日に出願された、1又は2以上の共振反射器を持つ反射処理されたIII属窒化物発光デバイス及び該装置用の反射処理された成長テンプレート並びに方法と題する米国特許出願第11/882,730号(弁理士ドケット5069.001usl)に記載されており、参考までに本説明に組み込んだ。] 図10 [0101] 図11は本発明のいくつかの実施形態による発光デバイスを製造する方法(1100)のフローチャートである。いくつかの実施形態で、方法(1100)は、発光活性領域を 形成すること(1110)、トンネルバリア(TB)構造体を形成し、発光デバイスに当該TB構造体を活性領域に隣接して向かい合わせて形成すること(1112)、TBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を形成し、前記発光デバイス内に該TB−GEMM構造体TとTB構造体を向かい合わせ、当該TB構造体が少なくとも一つの金属を含み、当該TB−構造体が前記活性領域と実質的に格子整合されること(1114)、および導電型のIII属窒化物結晶構造体を形成し、発光デバイスにおいて当該導電型のIII属窒化物結晶構造体がTB構造体と対向する活性領域と向かい合うようにすること(1118)を含んでいる。いくつかの実施形態は、電流伝導性コンタクトを形成し、前記発光デバイスにおいて電流伝導性コンタクトを導電型のIII属窒化物と接続させること(1118)をさらに含んでいる。] 図11 [0102] いくつかの実施形態において、本発明は、発光活性領域を有する発光デバイス、該活性領域と向かい合って隣接するトンネルバリア(TB)構造体、該TB構造体と向かいって隣接するTBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を含む装置であって、前記TB−GEMM構造体が少なくとも一つの金属を含み、前記活性領域と実質的に格子整合し、導電型のIII属窒化物結晶構造体が前記TB構造体と対向する活性領域と隣接して向かい合っている。いくつかの実施形態は、導電型のIII属窒化物構造体と電気的に接続した電流伝導性のコンタクトを含んでいる。] [0103] 装置のいくつかの実施形態で、前記活性領域は複数の量子井戸(MQW)構造体を含んでいる。] [0104] 装置のいくつかの実施形態において、活性領域のMQW構造体は、選択されたサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルを提供するために選択された量子井戸幅を含んでおり、TB−GEMM構造体は金属電流インジェクタが実質的にMQWのサブ帯域の最小エネルギーポテンシャルに実質的に等しいフェルミエネルギーポテンシャルを有するような合金組成物を含んでいる。] [0105] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは第二のミラーをさらに含んでおり、当該第二のミラーとTB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成するために、当該第二のミラーは、導電型のIII属窒化物構造体と向かい合って隣接し、TB−GEMM構造体と向かい合って、前記活性領域は光学キャビティー内に存在する。とくに、発光デバイスのいくつかの実施形態において、前記第二のミラーは、導電型のIII属窒化物と向かい合って隣接する光学キャビティーエピタキシャル成長金属ミラー(OC−GEMM)構造体を含み、デバイスはOC−GEMM構造体とTB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを有し、前記活性領域は当該光学キャビティー内に存在する。そのような実施形態において、活性領域は第二のミラーから第一の距離だけ離間して位置づけられ、前記活性領域は第二のミラーによって反射した光との活性領域から発せられた光の干渉によって生成された第一の定常光学波の腹に、又は実質的に腹に位置付けられて、少なくとも一つの抽出モードを形成する。] [0106] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは基板構造体をさらに含み、前記TB−GEMM構造体は前記基板構造体と向かい合って接触し、前記基板構造体の面と実質的に格子整合されている。] [0107] OC−GEMM構造体を有するいくつかの実施形態において、発光デバイスは基板構造体を含み、当該OC−GEMM構造体向が該基板構造体と向かい合って接触し、該基板構造体と実質的に格子整合されている。] [0108] 装置のいくつかの実施形態において、TB−GEMM構造体及び/又はOC−GEMM構造体は、(HfxZryTiz)Rを含む化合物を含み、x+y+z=1であり、xが0と1とを含む間であり、yが0と1とを含む間であり、zが0と1とを含む間であり、RがN又はB2である化合物を含む。他の実施形態において、TB−GEMM構造体及び/又はOC−GEMM構造体はHfだけ、Zrだけ、Tiだけ、又はHf、Zr及び/又はTiのうちの2つ以上の組み合わせを含んでいる。] [0109] いくつかの実施形態は、TB−GEMMとTB構造体との間に位置づけられる絶縁界面層をさらに含んでいる。] [0110] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは界面絶縁層をさらに含む。いくつかの実施形態において、TB−GEMMの金属の仕事関数を適切にMQWのサブ帯域エネルギーレベルと一列に並ばせるために、トンネルバリアのフェルミエネルギーレベルを解放する(例えば、その表面状態、ダングリング結合を保護し、かつMIGS(上述のとおりに金属に誘起された間隙状態)を低減又はなくする)ために、界面絶縁層が用いられる。] [0111] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスはブロック層をさらに含む。いくつかの実施形態において、ブロック層はp型のドープされたAlGaN層である。他の実施形態において、ブロック層は、他の半導体材料が使用される場合に対応するp型又はn型層である。いくつかの実施形態において、ブロック層は適切に増大されたバンドギャップエネルギーを有して、キャリアが量子井戸を超えて横移動するのを防止する。いくつかの実施形態において、これが再結合効率を増大させる。] [0112] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは基板上に直接成長されるTB−GEMMをさらに含む(基板構造体はバッファー層を含まない)。これにより当該実施形態の製造工程を減少させ、高品質のTB−GEMMがバッファー層なしに成長され得るのである。] [0113] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスはバッファー層を含まない基板構造体をさらに含み、高品質のTB−GEMMが、バッファー層なしにはかかる結果を提供しない基板上に成長され得る。] [0114] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは、本発明の他の実施形態の対応するp型GaN層に代わりにn型GaN層をさらに含んでいる。追加的に、いくつかの実施形態において、n型GaN層との適切な電気的コンタクトを提供するために追加のn−コンタクトが使用される。これが当該実施形態のための代替のダイオード構造体を提供するのであり、高濃度でドープされたn型GaNが適切である(なぜなら、高濃度でドープされたn型GaNは高濃度でドープされたp型GaNよりも容易に達成されるからである)。] [0115] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは、光を反射し、p型GaN層との電気的コンタクトを提供する金属ミラーを含み、当該金属ミラー及びTB−GEMMの間に光学キャビティーを選択的に生成するのである。いくつかの実施形態において、光は発光デバイスの底部側を通って出力される。] [0116] 装置のいくつかの実施形態において、(透過性の電気的コンタクトとp型GaN層との間、又は透過性の電気的コンタクトとその上の層との間の界面層からの反射により)発光デバイスは、光を伝播し、p型GaN層との電気的コンタクトを提供する透過性の電気的コンタクトをさらに含み、光学キャビティーを選択的に生成する。いくつかの実施形態において、光は発光デバイスの上部側を通って出力される。] [0117] 装置のいくつかの実施形態において、発光デバイスは、光の出力と指向性を促進する光子結晶層をさらに含む。いくつかの実施形態において、光子結晶層は電気的に伝導性であり上部の電気的コンタクトが該光子結晶上に追加される。他の実施形態において、光子結晶層の領域が除去されて、上部電気的コンタクトが上部p型GaN層と直接接続される。いくつかの実施形態において、光子結晶層は分離層ではなく、その代わりに上部p型GaN層に形成される。いくつかの実施形態において、光は発光デバイスの上部側を通って出力される。] [0118] いくつかの実施形態において、本発明は発光デバイスを製造する方法を提供する。この方法は、発光活性領域を形成すること、トンネルバリア(TB)構造体を形成して、発光デバイスにおいて該TB構造体を該活性領域と向かい合わせて隣接すること、TBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を形成し、発光デバイスにおいて該TB−GEMM構造体を該TB構造体と向かい合わせて隣接し、前記TB−GEMM構造体は少なくとも一つの金属を含み、前記TB−GEMM構造体は前記活性領域層と実質的に格子整合すること、導電型のIII属窒化物結晶構造体を形成し、発光デバイスにおいて、前記導電型のIII属窒化物結晶構造体が前記TB構造体と対向する活性領域と向かい合って隣接することを含んでいる。いくつかの実施形態において、電流導電性コンタクトを形成することをさらに含み、発光デバイスにおいて該電流導電性コンタクトが前記導電型のIII属窒化物と電気的に接続される。] [0119] 方法のいくつかの実施形態において、前記活性領域の形成が複数の量子井戸(MQW)構造体を形成することを含む。] [0120] 方法のいくつかの実施形態において、前記活性領域のMQW構造体の形成は、選択されたサブ帯域最小エネルギーポテンシャルを提供するために選択された量子井戸幅を形成することを含み、TB−GEMM構造体は合金組成物を含み、金属電流インジェクタが前記サブ帯域最小エネルギーポテンシャルに実質的に等しいフェルミエネルギーポテンシャルを有する。] [0121] 方法のいくつかの実施形態は、第二のミラーを含み、発光デバイスにおいて該第二のミラーが前記導電型のIII属窒化物構造体と向かい合って隣接し、TB−GEMM構造体と向かい合って、該第二のミラーとTB−GEMMとの間に光学キャビティーを形成し、該活性領域が該光学キャビティー内に存在する。] [0122] 方法のいくつかの実施形態は、光学キャビティーエピタキシャル成長金属ミラー(OC−GEMM)構造体を備える第二のミラーを形成することを含み、その結果、発光デバイスにおいて、前記OC−GEMM構造体が前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と向かい合って隣接し、前記OC−GEMM構造体とTB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成し、前記活性領域が光学キャビティー内に存在する。] [0123] 方法のいくつかの実施形態において、発光デバイスが形成されて、発光デバイスにおいて、活性領域が前記第二のミラーの第一の面から第一の距離だけ離間して位置づけられて、当該活性領域が、少なくとも一つの抽出モードを形成するために、第二のミラーによって反射された光と前記活性領域から発光した光との干渉によって生成した第一定常光学波の腹又は実質的に腹に位置づけられる。] [0124] 方法のいくつかの実施形態は、基板構造体を設けること、及び該基板構造体上に、かつ対向して接してTB−GEMM構造体を形成することを含み、該基板構造体の面と実質的に格子整合される。] [0125] 方法のいくつかの実施形態は、基板構造体を設けること、及び該基板構造体上に、かつ対向して接してOC−GEMM構造体を形成することを含み、該基板構造体の面と実質的に格子整合される。] [0126] 方法のいくつかの実施形態において、TB−GEMM構造体は(HfxZryTiz)Rを含む化合物を含み、x+y+z=1であり、xが0と1とを含む間であり、yが0と1とを含む間であり、zが0と1とを含む間であり、RがN又はB2である化合物を含む。他の実施形態において、TB−GEMM構造体及び/又はOC−GEMM構造体はHfだけ、Zrだけ、Tiだけ、又はHf、Zr及び/又はTiのうちの2つ以上の組み合わせを含んでいる。] [0127] 方法のいくつかの実施形態は、発光デバイスにおいてTB−GEMM構造体とTB構造体との間に絶縁界面層を位置づけられるように、絶縁界面層を形成することをさらに含んでいる。] [0128] 上述の記載は図示されるものと意図されたが、限定的ではないことが理解されるべきである。本説明に記載されたとおりの種々の実施形態の多くの特徴及び利点は前述の記載において、種々の実施形態の構成及び作用効果の詳細と共に説明されたが、他の多くの実施形態及び細部の変更は、上述の記載を再検討した当業者には明らかになるであろう。本発明の範囲は、それ故、添付の特許請求の範囲を参照しながら、該特許請求の範囲の権利が及ぶ均等物の全範囲と共に決定されるべきである。添付の特許請求の範囲において、「含む(including)」及び「そこで(in which)」という用語は、それぞれ、「備える(comprising)」及び「(wherein)」の平易な英語上の等価的な用語である。その上、「第一の」、「第二の」及び「第三の」などの用語は単なる表示として用いられたのであって、それらの対象についての数量的な要件を付与することは意図されていない。]
权利要求:
請求項1 発光活性領域、前記活性領域と向かい合って隣接しているトンネルバリア(TB)構造体、前記TB構造体と向かい合って隣接し、少なくとも一つの金属を含み、前記活性領域と格子整合されているTBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体、前記TB構造体と対向している前記活性領域に対して隣接して向かい合っている導電型のIII属窒化物結晶構造体、および前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と電気的に接続されてなる電流導電コンタクトを含む発光デバイスを備えてなる装置。 請求項2 前記活性領域が複数の量子井戸(MQW)構造体を含んでなる請求項1記載の装置。 請求項3 前記活性領域の前記MQW構造体が、選択されたサブ帯域最小エネルギーポテンシャルを提供するために選択された量子井戸幅を含み、前記TB−GEMM構造体が、金属電流インジェクターが前記MQWのサブ帯域最小エネルギーポテンシャルに実質的に等しいフェルミエネルギーポテンシャルを含んでなる請求項1または2記載の装置。 請求項4 前記発光デバイスが、さらに、前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と向かい合って隣接し、前記TB−GEMM構造体と向かい合ってなる第二のミラーを備え、前記第二のミラーと前記TB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成して、前記活性領域が前記光学キャビティー内に存在してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。 請求項5 前記発光デバイスが、さらに、光学キャビティーエピタキシャル成長金属ミラー(OC−GEMM)構造体を備える第二のミラーを備え、前記OC−GEMM構造体が、前記導電型のIII属窒化物構造体と向かい合って隣接し、前記OC−GEMM構造体と前記TB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成して、前記活性領域が前記光学キャビティー内に存在してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。 請求項6 前記活性領域が前記第二のミラーの第一の面から第一の距離だけ離間して位置づけられて、前記活性領域が、少なくとも一つの抽出モードを形成するために、前記第二のミラーによって反射された光と前記活性領域から発光した光との干渉によって生成した定常光学波の腹又は実質的に腹に位置づけられる請求項4または5記載の装置。 請求項7 前記発光デバイスが基板構造体をさらに備え、前記TB−GEMM構造体が前記基板構造体に接し、前記基板構造体の面と実質的に格子整合される請求項1〜6のいずれかに記載の装置。 請求項8 前記発光デバイスが基板構造体をさらに備え、前記OC−GEMM構造体が前記基板構造体と対向して接し、前記基板構造体の面と実質的に格子整合される請求項5記載の装置。 請求項9 前記TB−GEMM構造体は(HfxZryTiz)Rを含む化合物を含み、x+y+z=1であり、xが0と1とを含む間であり、yが0と1とを含む間であり、zが0と1とを含む間であり、RがN又はB2である請求項1〜8のいずれかに記載の装置。 請求項10 前記TB−GEMM構造体と前記TB構造体との間に位置づけられた絶縁界面層をさらに備えてなる請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。 請求項11 発光デバイスを製造するための方法であって、発光活性領域を形成する工程、前記発光デバイスにおいて、前記活性領域と向かい合って隣接するようにトンネルバリア(TB)構造体を形成する工程、前記発光デバイスにおいて、前記TB構造体と向かい合って隣接し、少なくとも一つの金属を含み、前記活性領域と格子整合されるようにTBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を形成する工程、前記発光デバイスにおいて、前記TB構造体と対向している前記活性領域に対して隣接して向かい合うように導電型のIII属窒化物結晶構造体を形成する工程、および前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と電気的に接続されるように電流導電コンタクトを形成する工程を含んでなる方法。 請求項12 前記活性領域を形成する工程が、複数の量子井戸(MQW)構造体を形成する工程を含んでなる請求項11記載の方法。 請求項13 前記活性領域のMQW構造体を形成する前記工程が、選択されたサブ帯域最小エネルギーポテンシャルを提供するために選択された量子井戸幅を形成する工程を含み、前記TB−GEMM構造体が、金属電流インジェクターが前記MQWのサブ帯域最小エネルギーポテンシャルに実質的に等しいフェルミエネルギーポテンシャルを有するような合金組成物を含んでなる請求項11または12記載の方法。 請求項14 前記発光デバイスにおいて、前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と向かい合って隣接し、前記第二のミラーと前記TB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成するために前記TB−GEMM構造体と向かい合わせるように第二のミラーを形成する工程をさらに含み、前記活性領域が前記光学キャビティー内に存在してなる請求項11〜13のいずれかに記載の方法。 請求項15 前記発光デバイスにおいて、前記OC−GEMM構造体が、前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と向かい合って隣接し、前記OC−GEMM構造体と前記TB−GEMM構造体との間に光学キャビティーを形成するように光学キャビティーエピタキシャル成長金属ミラー(OC−GEMM)構造体を備える第二のミラーを形成する工程をさらに含み、前記活性領域が前記光学キャビティー内に存在してなる請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。 請求項16 前記発光デバイスにおいて、前記活性領域が前記第二のミラーの第一の面から第一の距離だけ離間して位置づけられて、前記活性領域が、少なくとも一つの抽出モードを形成するために、前記第二のミラーによって反射された光と前記活性領域から発光した光との干渉によって生成した定常光学波の腹又は実質的に腹に位置づけられるように、前記発光デバイスが形成されてなる請求項14または15記載の方法。 請求項17 基板構造体を設ける工程と、前記基板構造体上に、かつ前記基板構造体と向かい合って接して前記TB−GEMM構造体を形成する工程とを含み、前記TB−GEMM構造体が前記基板構造体の面と実質的に格子整合されてなる請求項11〜16のいずれかに記載の方法。 請求項18 基板構造体を設ける工程と、前記基板構造体上に、かつ前記基板構造体と向かい合って接して前記OCB−GEMM構造体を形成する工程とを含み、前記OC−GEMM構造体が前記基板構造体の面と実質的に格子整合されてなる請求項15記載の装置。 請求項19 前記TB−GEMM構造体は(HfxZryTiz)Rを含む化合物を含み、x+y+z=1であり、xが0と1とを含む間であり、yが0と1とを含む間であり、zが0と1とを含む間であり、RがN又はB2である化合物を含む請求項11〜18のいずれか一項に記載の方法。 請求項20 前記TB−GEMMと前記TB構造体との間に位置づけられように絶縁界面層を形成することをさらに含んでなる請求項11〜19のいずれかに記載の方法。 請求項21 発光デバイスを製造するための装置であって、発光活性領域を形成するための手段、前記発光デバイスにおいて、前記活性領域と向かい合って隣接するようにトンネルバリア(TB)構造体を形成するための手段、前記発光デバイスにおいて、前記TB−GEMM構造体が前記TB構造体と向かい合って隣接するように、TBエピタキシャル成長金属ミラー(TB−GEMM)構造体を形成するための手段であって、前記TB−GEMM構造体が少なくとも一つの金属を含み、前記TB−GEMM構造体が前記活性領域と格子整合される手段、前記発光デバイスにおいて、前記TB構造体と対向している前記活性領域に対して隣接して向かい合うように導電型のIII属窒化物結晶構造体を形成するための手段、および前記発光デバイスにおいて、前記導電型のIII属窒化物結晶構造体と電気的に接続されるように電流導電コンタクトを形成するための手段を備えてなる発光デバイスの製造装置。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 USRE46588E1|2017-10-24|Group III nitride LED with undoped cladding layer US9620676B2|2017-04-11|Pseudomorphic electronic and optoelectronic devices having planar contacts US9525100B2|2016-12-20|Nano-structured light-emitting devices US8772792B2|2014-07-08|LED with surface roughening JP5717825B2|2015-05-13|半導体発光素子 CN204732675U|2015-10-28|光学装置 Tansu et al.2010|III-nitride photonics US10134948B2|2018-11-20|Light emitting diode with polarization control US8513694B2|2013-08-20|Nitride semiconductor device and manufacturing method of the device US8120046B2|2012-02-21|Light-emitting element JP4123828B2|2008-07-23|半導体発光素子 JP4992282B2|2012-08-08|発光ダイオード、発光ダイオードの製造方法、発光ダイオードバックライト、発光ダイオード照明装置、発光ダイオードディスプレイおよび電子機器 US8471269B2|2013-06-25|Light emitting devices having roughened/reflective contacts and methods of fabricating same CN101026212B|2010-06-16|氮化物基半导体发光器件及其制造方法 US5804834A|1998-09-08|Semiconductor device having contact resistance reducing layer DE10148227B4|2015-03-05|Strahlungsemittierender Halbleiterchip, Verfahren zu dessen Herstellung und strahlungsemittierendes Bauelement JP4653671B2|2011-03-16|発光装置 TWI502763B|2015-10-01|控制應變之三族氮化物之發光裝置 JP3835384B2|2006-10-18|窒化物半導体素子 US8324637B2|2012-12-04|High efficiency LEDs with tunnel junctions EP1922766B1|2017-10-11|Iii-nitride light-emitting device with double heterostructure light-emitting region US6526082B1|2003-02-25|P-contact for GaN-based semiconductors utilizing a reverse-biased tunnel junction KR100267839B1|2000-10-16|질화물 반도체 장치 JP3436128B2|2003-08-11|窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子 TWI392106B|2013-04-01|具縮減極化場之三族氮化物發光裝置
同族专利:
公开号 | 公开日 US8865492B2|2014-10-21| WO2009108733A3|2009-12-30| CN102017156A|2011-04-13| US20110244609A1|2011-10-06| CN102017156B|2013-03-13| US20090212278A1|2009-08-27| EP2257983A2|2010-12-08| EP2257983A4|2013-07-31| US7842939B2|2010-11-30| KR20100126437A|2010-12-01| WO2009108733A2|2009-09-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-06-10| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110523 |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|