专利摘要:
ワイヤ配置マニホールドとジャックハウジングを含む二部電気コネクタアセンブリに対し各ワイヤを終端処理するターミネーションツール。ツールの本体は、第1空洞、第2空洞、両空洞間に伸びる通路を含む終端処理ハウジングを有す。第1空洞はマニホールドを受入れる開口側部を有し、マニホールドを取外可能に保持する形状を有す。第2空洞はハウジングを受入れる開口側部を有しジャックハウジングを取外し可能に保持する形状を有す。通路は、使用時、マニホールドを第1空洞から第2空洞へ内部を通すようサイズ調整され、第1空洞近傍の端部両側に切断手段を有す。そのラムは通路と整列し、ラムが第1空洞から後退位置と別位置の間で移動可能で、別位置でラムは通路を通って伸び、使用時にマニホールドを第1空洞から通路を通り第2空洞位置でハウジングと嵌合するよう押す。切断手段はマニホールドが通路に入るとマニホールド両側からはみ出たワイヤ尾を切る。
公开号:JP2011513926A
申请号:JP2010549187
申请日:2009-02-25
公开日:2011-04-28
发明作者:ジェイムズ,ジェイソン;ポンティング,スチュアート
申请人:ヘラーマンタイトン データ リミテッド;
IPC主号:H01R43-01
专利说明:

[0001] 本発明は、ターミネーション・ツール(termination tool:終端処理工具、成端処理工具)および対応する雄型および雌型コネクタに関し、1つの動作でそのツールを用いて複数の電気的コネクタ・ワイヤを切断し、次いで電気的コネクタのワイヤ配置マニホールド(manifold:多岐管、分枝管)およびハウジングの各部を終端処理するターミネーション・ツールおよび対応する雄型および雌型コネクタに関する。]
背景技術

[0002] ターミネーション・ツールは、可搬性、組み立ての容易性、使用の簡単さ(簡易性)、導通(通信)線に対するコネクタの信頼性ある終端(終端の信頼性)を含む所望の諸特性を有する様々な異なる多数の形態で存在する。]
[0003] 米国特許公開公報第2006/0230608号には、例えばCAT5e、CAT6、等のような複数のネットワーク・ジャック・プラグおよび複数のソケットと共に使用するためのターミネーション・ツールが記載されている。そのツールは、特有の(異なる)2つの段階で働くように設計されている。電気的コネクタ・ワイヤ配置マニホールドの作成は、複数のワイヤを、そのワイヤ配置マニホールド上の関連するそれぞれのコネクタ・スロットに挿入して、そのツールの一側部(側面)上の空洞または凹所(cavity)にキャップ(蓋)を配置することによって行われる。その空洞に隣接して、切断手段が取り付けられ、トリガ機構が作動したときに、その切断手段は、その作成されたワイヤ配置マニホールドの範囲に強制的に広がる(跨る)ようにされ、それの上から突出した余分な複数のワイヤを切断し、その複数のワイヤを複数のコネクタ・スロットに確実に誘導する。そのツールの他の側部(側面)には、第2の別個の空洞が設けられ、その空洞には、その切り揃えられた(trimmed)ワイヤ配置マニホールドとジャック・ハウジングとが、互いに隣接するように挿入される。トリガ機構を作動させることによって、そのワイヤ配置マニホールドに対してラム部(ram:ピストン状又はプランジャ状の部材)が強制的に押し込められ、そのジャック・ハウジングと係合(嵌合)するように押圧され、その時、そのワイヤ配置マニホールドにおける複数のワイヤがそのジャック・ハウジングにおける接続端子と電気的接触を形成し、従って、そのジャック・ハウジング内にそのワイヤ配置マニホールドが固着され、その電気的コネクタのワイヤ配置マニホールドおよびハウジングのそれぞれの部分が終端処理される。]
[0004] しかし、この装置は、異なる2つの動作の実行を要求するという欠点があり、即ち、その作成されたワイヤ配置マニホールドから突出した複数のワイヤを切り揃え、次いで、ラムを用いてそのワイヤ配置マニホールドをジャック・ハウジングと係合(嵌合)するように強制的に押し込めるようにそのワイヤ配置マニホールドを再配置することが必要である。]
先行技術

[0005] 米国特許公開公報第2006/0230608号]
[0006] 本発明によれば、ワイヤ配置マニホールドおよびジャック・ハウジングからなる二部構成の(二部)電気的コネクタ・アセンブリに対して複数のワイヤを終端処理するためのターミネーション・ツールが実現される。そのターミネーション・ツールはツール本体を具えている。そのツール本体は、この本体に設けられたターミネーション・ハウジングを有し、そのターミネーション・ハウジングは、第1の空洞(凹所)、第2の空洞(凹所)、およびその第1の空洞と第2の空洞の間に伸びる(延在する)通路を含んでいる。その第1の空洞は、そのワイヤ配置マニホールドを受け入れる開口側部(開放側)を有し、そのワイヤ配置マニホールドを取り外し可能な形態で収容(保持)する形状を有する。その第2の空洞は、そのジャック・ハウジングを受け入れる開口側部(開放側)を有し、そのジャック・ハウジングを取り外し可能な形態で収容(保持)する形状を有する。また、その通路は、使用において、そのワイヤ配置マニホールドをその第1の空洞からその第2の空洞へと内部を通過させるよう大きさ(サイズ)が調整されており、その第1の空洞に近接した(proximate to:に最も近い、の近傍の)その端部の両側(反対の側部、対応する側部)に設けられた切断手段を有する。そのターミネーション・ツールはさらにラム部を具えている。そのラム部は、その通路と整列し、そのラム部がその第1の空洞から引っ込んだ後退位置と、第2(別)の位置との間で移動するように作動可能であり、その第2の位置において、そのラム部は、その通路を通って伸びて(extend:延伸し、移動して)、使用において、そのワイヤ配置マニホールドを、その第1の空洞からその通路を通って、その第2の空洞に位置するそのジャック・ハウジングと嵌合するように、押圧するようにする。その切断手段は、そのワイヤ配置マニホールドがその通路に入ったときに(入るにしたがって、入るにつれて)、そのワイヤ配置マニホールドの両(各)側部からはみ出した複数のワイヤ尾部を切断する。]
[0007] 本発明によれば、ターミネーション・ツールは、終端処理全体の全体の操作または動作が1回(1度)の操作または動作で行われ、効率が高くなる、という利点を有する。]
[0008] 好ましくは、その第1の空洞は、そのワイヤ配置マニホールドと相補的関係の形状(complementary shape)を有し、そのワイヤ配置マニホールドに精密嵌合する(a close tolerance fit:閉塞許容嵌合する)ものであって、そのワイヤ配置マニホールドは、使用において(使用時に)、その第1の空洞において横方向の動きに対して制約を受ける(constrained:制限を受ける)。同様に、その第2の空洞は、そのジャック・ハウジングと相補的関係の形状を有し、そのジャック・ハウジングに精密嵌合するものであって、そのジャック・ハウジングは、使用において、その第2の空洞において横方向の動きに対して制約を受ける。このようにして、そのワイヤ配置マニホールドおよびそのジャック・ハウジングは、互いに正確に整列して、そのターミネーション・ツールの作動(actuation:付勢)時に信頼性のある終端処理を確実に行わせる。]
[0009] その第1の空洞は、その通路の口部におけるその切断手段に隣接するその各側面に1つの溝を含んでいることが好ましい。そのワイヤ配置マニホールド内に挿入された複数のワイヤの各尾部がその溝(通路)内に受け入れられて、その各尾部がそのターミネーション・ツールの動作時にその切断手段によって切り揃えられる(trimming)ように(べく)その各尾部を整列させるようにする。この別の利点として、その複数の(両)溝の縦方向に(長手方向に)非対称の構成によって、そのワイヤ配置マニホールドがその第1の空洞内に誤った向きで(方向に)挿入されることが防止される。その理由は、そのワイヤ配置マニホールドがその第1の空洞内に誤った向きで挿入されると、その複数のワイヤ尾部がそれらの溝と整列せず、従ってその第1の空洞におけるそのワイヤ配置マニホールドのその精密嵌合によって、そのワイヤ配置マニホールドがその第1の空洞内に入ることが防止されるからである。]
[0010] その切断手段は、好ましくは1対の刃を含み、その刃の一方はその通路のその口部のいずれかの側部にある。別の利点として、その切断手段の位置は、そのワイヤ配置マニホールドにおける複数のワイヤの厚さおよび間隔とに関係し、使用において、その切断手段の先端縁がその複数のワイヤ尾部と噛み合って(に食い込んで)次いでその複数のワイヤ尾部を順次(同時にではなく)切断する。これには、ターミネーション・ツールを操作するのに必要な力を減らすことができるという利点があり、従って、例えば必要なアクチュエータ・ピボット長(作動手段旋回長)等を減らすことができる。その複数のワイヤ尾部の順次切断は、その通路のその口部のいずれかの側部にあるその切断手段を互いに離間させる(オフセットさせる)ことによって、または、その切断手段の切断端縁をそのワイヤ配置マニホールドの動きの方向に傾斜させまたはその方向に向けることによって、または、その2つの構成の組合せによって、達成することができるであろう。好ましくは、その複数のワイヤ尾部が対で切断され、さらに利点として、その切断手段による1対のワイヤ尾部の切断が完了した後で次の1対のワイヤ尾部がその切断手段のその先端端縁によって噛み合う(食い込まれる)ように(次の1対のワイヤ尾部がその切断手段のその先端端縁によって順次噛み合う(食い込まれる)前にその切断手段による(先行する前の)1対のワイヤ尾部の切断が完了するように)その切断手段が配置される。また、利点として、その通路の幅はその第1の空洞の幅と等しい。]
[0011] その通路は各側部の頂部における縦(長手)方向に伸びるリブを含んでいてもよく、そのリブは、その頂部における(その頂部において)その通路の幅を減少させ、それによってそのターミネーション・ツールの動作(操作、作動)中にそのワイヤ配置マニホールドがその通路から外れるのを防止する。]
[0012] その第2の空洞は、好ましくは、その側部(特にその通路と反対側(対向する位置)の側部)において凹所と突出部との(突出部とその側部における凹所)うちのいずれか一方を含んでいる。特に、そのジャック・ハウジングは、そのジャック・ハウジングがその第2の空洞(ハウジング)に対して正しく方向付けられたときにその突出部とその凹所のうちのその一方と整列する突出部と凹所のうちの相補的な他方を含んでいる。この利点として、それによって、挿入したときにそのジャック・ハウジングの適正な整列が確保される。その理由は、誤った向き(方向)にあってもその第2の空洞に入ることが防止されるからである。好ましい実施形態では、そのジャック・ハウジングは、その第2の空洞のその開口(開放)側から伸びるスロットに係合(嵌合)するタブを含んでいる。]
[0013] その第1と第2の空洞のそれぞれの開口側は、そのターミネーション・ツールの同じ側にあることが好ましい。]
[0014] その第1の空洞の深さは、好ましくは、そのワイヤ配置マニホールドがその第1の空洞に完全に挿入されたときにそのワイヤ配置マニホールドがその通路と整列するようなものである。同様に、その第2の空洞の深さは、好ましくは、そのジャック・ハウジングがその第2の空洞に完全に挿入されたときに、終端処理が行われるようにそのワイヤ配置マニホールドが嵌合するそのジャック・ハウジングの開口部が、その通路と整列しその通路側を向く(その通路の方向を向く、その通路に対向する)。]
[0015] そのターミネーション・ツールは手動型であることが好ましい。そのターミネーション・ツールは、そのラムの後退位置から伸びた位置(前進位置)へのそのラムの縦(長手)方向の移動を生じさせるようにそのラムに連結(接続)されているトリガを含んでいる。有利な形態として、ラチェット機構が、そのトリガ機構と一体化され、それ(そのラチェット機構)は、動作的な(操作)動きがいったん開始されるとそのラムが完全に伸びた位置(最大の前進位置)に達するまでそのラムの後退を防止するように動作(作用)する。この利点として、そのワイヤ配置マニホールドとそのジャック・ハウジングの間に適正な終端処理が確実に生じるようにできる。また、或るワイヤ配置マニホールドがその第1の空洞内に適正に挿入され或るジャック・ハウジングがその第2の空洞内に適正に挿入されてしまうまで、そのトリガの動作を阻止(防止)するようなその他の手段を設けてもよい。]
[0016] そのトリガは、いったんその終端処理の移動(stroke:一撃、一振り、一操作)が完了するとそのラムがその後退位置に戻るよう作用するバネ(弾性部材)が設けられて(spring-loaded)いてもよい。]
[0017] 本発明は、さらに、本発明によるターミネーション・ツールと共に使用するためのワイヤ配置マニホールドを実現する。そのワイヤ配置マニホールドは、端部面と、前側面と、通路とを有する本体を具えている。その本体のその端部面は、使用時に、別々の(separate:互いに分離した、個々の、個別の)複数のワイヤで形成された(複数のワイヤを含んで成る)1本のケーブルが挿入可能な開口(開口部)を有する。その本体のその前側面は、そのワイヤ配置マニホールドの少なくとも1つの側部(側面)に近接して(の最も近くに、の近傍に)形成された複数のノッチを有する。各ノッチは、そのケーブルのその複数のワイヤの中の1本のワイヤを内部に保持するよう大きさ(サイズ)が調整されている。その本体のその通路は、その端部面におけるその開口からその前側面へ伸びてその複数のワイヤをその複数のノッチへと導く。]
[0018] そのワイヤ配置マニホールドのその前側面におけるその複数のノッチは、2列に配置され、その1つの列はその本体の各側部(側面、側辺)に沿って伸び、その複数のノッチはその本体に沿って等間隔に配置されていることが好ましい。特に、その端部ハウジングは、各列が4個のノッチからなる2列に配置された8個のノッチを有する。]
[0019] その本体は、少なくともその前側面の方向で見たときに形状が長方形状であることが好ましい。その端部面における開口(開口部)はその端部ハウジングの後側に対して(後側が)開いていることが好ましく、その通路はその後側からその本体のその前側面に伸びる貫通開口の形態を取る。]
[0020] 本発明は、さらに、本発明によるそのワイヤ配置マニホールドと嵌合する(matingly engage:雌型と雄型の関係で嵌合または係合する)ジャック・ハウジングを実現する。そのジャック・ハウジングは、ソケット部と、開口(開口部)と、複数のターミネーション(終端、終端処理、成端処理、終端化)ジョー(顎部)とを有する本体を具えている。その本体のそのソケット部は、その(本体の)における前側端部に形成され、複数のコンタクト部(接触部、接続部)を含んでいる。その本体のその開口は、その本体の頂部側に位置する。その本体のその複数のターミネーション・ジョーはその開口の底部から直立し、各ターミネーション・ジョーは、その複数のコンタクト部の中の対応する1つのコンタクト部に電気的に接続される。その開口は、そのワイヤ配置マニホールドに対して相補的関係の大きさ(サイズ)および形状を有し(相補的関係で大きさと形状が調整されており)、使用(時)において、そのワイヤ配置マニホールドがその頂部からその開口へと挿入可能であり、そのワイヤ配置マニホールドにおけるその複数のノッチの中の1つのノッチに位置する各ワイヤが、複数のターミネーション・ジョーの中の1つと(の間で)係合して、それ(1つのターミネーション・ジョー)と電気的接触を形成する。]
[0021] そのジャック・ハウジングにおけるその開口の後側壁は、それ(ジャック・ハウジング)に形成されその頂部端縁から伸びるスロットを有することが好ましい。そのワイヤ配置マニホールドから伸びるそのケーブルは、使用(時)において、そのワイヤ配置マニホールドがその開口に嵌合したときに、そのスロット内に受け入れられる。]
[0022] その本体の(その)底部は、有利な形態で、その上にその主要な本体より狭い幅のガイド(案内)タブを有する。それ(そのガイド・タブ)は、使用(時)において、そのジャック・ハウジングがその第2の空洞に対して正しく方向付けられたときその第2の空洞に形成された相補的な形状を有する凹所と整列しその凹所に嵌合し、そのジャック・ハウジングがその第2の空洞に誤った方向で入るのを防止する。そのガイド・タブは、有利な形態で、パッチ・パネルまたは壁取り付け手段、等における所定の位置にそのジャック・ハウジングをラッチするための取り付けられたフックとして形成される。]
[0023] その開口は、そのワイヤ配置マニホールドにおけるその複数のノッチの配列と相補関係にある、各列が4個からなる2列に配置された8個のターミネーション・ジョーを含むことが好ましい。各ターミネーション・ジョーは、相互間に間隔のある1対の金属製突起(metal prongs)からなり、その間隔は、1本のワイヤがその1対の金属製突起の間に押し込まれるように、その開口部の基部の方向に狭くなっている。その複数のターミネーション・ジョーは、その1本のワイヤ(上)の絶縁体(物)中に徐々に切り込んで(食い込んで)その1本のワイヤの芯と電気的接触を形成する。]
[0024] 本発明を良く理解するために、添付の図面を参照して、例示として示した本発明の実施形態を説明する。]
図面の簡単な説明

[0025] 図1は、ジャック・ハウジングおよびワイヤ配置マニホールドの挿入を示す本発明による装置の側面図である。
図2は、図1の装置の分解斜視図である。
図3(a)、3(b)および3(c)は、ラムの伸展(伸ばした状態、前進移動状態)を示す、図1の装置の部分的な斜視図である。
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図4(a)および4(b)は、第1の空洞と第2の空洞の各空洞の形状を示す、ラムの後退位置および前進位置における第1の空洞と第2の空洞の上面図である。
図5は、完全に嵌合(係合)した状態の図1の装置を示す、図1の装置の斜視図である。
図6は、ラムの後退、およびその後の電気的接続アセンブリ(組立体)の取り外し(取り出し)を示す、図1の装置の斜視図である。
図7は、ジャック・ハウジングおよびワイヤ配置マニホールドの斜視図である。
図8は、ワイヤ配置マニホールド・カバーの斜視図である。
図9は、組み立てられた、ジャック・ハウジング、ワイヤ配置マニホールドおよびカバーの斜視図である。
図10は、ジャケット・ソケットを示す、その組み立てられたジャック・ハウジング、ワイヤ配置マニホールドおよびカバーの斜視図である。] 図1 図10 図2 図4 図5 図6 図7 図8 図9
実施例

[0026] 最初に図1、2および3を参照すると、これらの図には、ワイヤ配置マニホールド101において取り付けられた複数のワイヤ103と、ジャック・ハウジング(外被、ケース、筐体、収容手段)102に設けられた複数のコンタクト・ジョー(jaws:顎部)104との間に電気的接続を形成するために、ワイヤ配置マニホールド101をジャック・ハウジング102に入れて自動的に終端処理を行うための手動(hand-held)ターミネーション・ツール100が示されている。ターミネーション・ツール100は、ハンドル(取っ手、握り、柄)106が固定されたツール本体105と、本体105にピボット式に(pivotally:枢動可能{すうどう かのう}に)取り付けられハンドル106に向かって動作(操作)的に移動可能なトリガ部(引き金部)107とを有していて、以下で説明するようにラム108の移動(動き)を生じさせるようになっている。バイアス手段、例えばスプリング(図示せず)がトリガ部107に接続(連結)され、それ(バイアス手段)が、トリガ部107をハンドル106から引き離す(遠ざける)ように付勢する。ツール本体105の前側部分には、ターミネーション(終端処理、成端処理)ハウジング(外被、ケース、筐体、収容手段)109が取り付けられ、また通路(passage)112が設けられている。ターミネーション・ハウジング109は、その内部に形成された互いに隔てられた1対(2つ)の空洞(cavities)110および111を有する。空洞110および111の各々は、ターミネーション・ハウジング109の頂部109aまで伸びている。通路112は、第1と第2の空洞110、111の間に伸びていて、以下で説明するように、第1の空洞110から第2の空洞111へ或る要素(エレメント)の移動を許容するようになっている。] 図1
[0027] 図3(c)に示されているように、第1の空洞110は、断面が概して長方形状であり、また、第1の空洞110内でのワイヤ配置マニホールド101の横方向の動きを制限(restrain:抑制、拘束)する精密嵌合形態で(with close tolerance fit)ハウジング109の頂部側109aからその空洞内へとワイヤ配置マニホールド101を(その端部を先にして)嵌入させることを可能にするように、大きさ(サイズ、寸法)が調整されている。第1の空洞110は、さらに、1対の側翼部スロット(side wing slots)113を含んでいる。その1つのスロット113は、通路112に面した(meet:に接した、と出会う)端部位置に近接した空洞の各側壁に形成されている。各スロット113は、ハウジング109の頂部側109aから第1の空洞110の実質的に完全な(最大の)深さにわたって(底部まで)伸びている。]
[0028] 第2の空洞111は、同様に、断面が概して長方形状であるが、第1の空洞110と比較すると断面および深さがより大きくて、ジャック・ハウジング102のより大きいサイズに適合(対応)する(accommodate:収容される)ようになっている。第1の空洞110と同様に、第2の空洞111の断面は、ハウジング109の頂部側109aから第2の空洞111内にジャック・ハウジング102を(その端部を先にして)スライド(滑動)させることを可能にするように、大きさ(サイズ、寸法)が調整されている。そこでは、ジャック・ハウジング102と第2の空洞111の各側面との間に、ジャック・ハウジング102の横方向の動きを阻止し(防止し)ジャック・ハウジング102をその空洞内で横方向に正確に位置決めするような精密嵌合が形成されている。第1と第2の空洞110、111の深さは、さらに、ワイヤ配置マニホールド101およびジャック・ハウジング102が完全に(全体が)それぞれの空洞に挿入されたときに、互いに対しておよび通路112に対して縦(長さ)方向に正確に配置(位置決め)されるように設定されている。]
[0029] 通路112は、2つの空洞110、111の間に伸びており、ワイヤ配置マニホールド101と精密嵌合するように横方向に大きさが調整されていて、ワイヤ配置マニホールド101は、いったん第1の空洞110内に完全に挿入されると、通路112中を縦方向にかつ第2の空洞111内へと移動でき、第1の空洞110と同じ深さ(奥行き、長さ)を有するようになっている。通路112の口部(mouth:開口部)の各側部には、各側翼部スロット113と整列して(その直線上に)第1の空洞110との交差部に、切刃(cutting blade)114が配置されている。各切刃114は、通路112の実質的に全深さにわたって伸びており、横方向に互いに隔てられていて、ワイヤ配置マニホールド101がそれら(切刃)の間に精密嵌合するようになっている。]
[0030] 例示した実施形態には示されていないが、通路112は、任意に(オプションとして)、頂部に近接する各側部に沿って縦方向に伸びるリブ(rib:細条)を有していてもよい。それ(リブ)は、その断面における収縮(constriction:締め付け)を形成し、ワイヤ配置マニホールド101が、通路112中で移動するに従って垂直方向に動くのを防止する。]
[0031] ラム108は、通路112と整列した形態で(直線上に)本体105に取り付けられており、トリガ部107の端部にピボット式に接続されていて、トリガ部107が作動(操作)されたときに、ラム108は、後退位置(図2に示されている)からターミネーション・ハウジング109内に前進し、伸びた位置(最大の前進位置)に前進する。後退位置では、それ(ラム)は第1の空洞110から出て本体105内に完全に引っ込む。伸びた位置では、それ(ラム)は、第1の空洞110を通って通路112中に縦方向(長手方向)に動かされ(移動し)、図4(b)に示されているように第2の空洞111中に突出する。複数のガイド115が、その縦方向にだけ動くようにラム108を制限(拘束)するように、ラム108の経路を導く。また、トリガ部107は、ラチェット(歯止め)機構120を含んでいる。ラチェット機構120は、ラム108の前進の動き(移動)を制御し、完全に伸びた位置(最大の前進位置)に到達するまではラム108が元のその後退位置に引っ込むのを防止する。そのような機構は、この分野の専門家の実務のまたは通常の知識の範囲内のものであり、従って以下で詳しく説明することはしない。] 図2 図4
[0032] 図7により詳しく示されたワイヤ配置マニホールド101は、概して長方形状の本体101aを具えている。本体101aはその内部に貫通開口101bを有し、開口(開口空間)101bはその本体の後端部における開口(開口空間)101cに連結する。一連のノッチ(切り込み)116がその(ワイヤ配置マニホールド101の)低端縁部(エッジ)から伸びる両側の側壁に形成され、例示された実施形態では、各側壁には等間隔で配置された4つのノッチ116が設けられ、各ノッチにはケーブル束の1本のワイヤが嵌合(嵌入)可能である。図2に示されているように、ケーブル117は後部開口101cを通して供給され(配置され、入れられ)、複数のワイヤ103は、開口101bを通してワイヤ配置マニホールド101の底部に供給(配置)される。次いで、各ワイヤ103は、その割り当てられたノッチ116に配置される。その割り当てられたノッチ(および/またはワイヤ)は、各ノッチ116と整列して本体101aの各側部に設けられた色分け(colour coding)等によって識別(特定)される。ワイヤ103の自由な(free)端部は、ワイヤ配置マニホールド101の各側部から横方向に伸びる。] 図2 図7
[0033] 図7にも示されているジャック・ハウジング102は、同様に、概して長方形状の本体102aを具え、本体102aは、正面に(図10に示されている)に複数(特に8つ)のコンタクト部(接続部、接触部)を有するジャック・ソケット102bを有する。本体102aの頂部102cは、内部に形成された長方形状の開口102dを有し、その(本体の)底部102eには複数(特にまたは具体的には、8つ)のコンタクト・ジョー(104)が直立している。そのジョーの各々は、ジャック・ソケット102bの複数のコンタクトの1つに電気的に接続されている。ジョー104は、この技術分野で既知のタイプ(種類)のもので、挿入されたワイヤによって自己終端する(self-terminating)。即ち、それらジョーは、ジョー相互間に押圧されて適当な大きさに調整されたワイヤ上の任意の絶縁物内に自動的に切り込んで(絶縁物を切り取って)、そのワイヤの内部芯(コア)と電気的接触を形成する。それらジョーは、各列が4つのジョーからなる互いに隔てられた2列のジョーの形態に配置され、それらのジョーの配置はワイヤ配置マニホールド101におけるノッチ116のパターンに対応する。開口102dは、対向する両側の側壁、前側の壁および後側の壁によって境界が形成される。その後側の壁は、開口102dの頂部まで伸びるように内部に形成された貫通開口を有する。開口102dは、次のようにサイズが調整される。即ち、ワイヤ配置マニホールド101が開口102dの頂部を通してその(開口102dの)中に圧入されて、ケーブルの尾部が、開口102dの後側の壁におけるその貫通開口内に位置するワイヤ配置マニホールド101から伸びる。また、ワイヤ配置マニホールド101における各ノッチ116が、その中に配置された1本のワイヤ103を複数のジョー104のうちの1つと整列させて、ワイヤ配置マニホールド101が開口102d中に完全に押し込められるようになる。さらに、各ワイヤ103が、その対応するジョー104中に係止(嵌入)され、それとの間に電気的接触(コンタクト、接続)を形成する。] 図10 図7
[0034] 図8および9に示されているように、カバー121は、ワイヤ配置マニホールド101を上から覆ってこれに嵌合し、ジャック・ハウジング102中に開口102dにおいて(の位置で)固着または固定されて、終端された複数のワイヤ103を保護し、ワイヤ配置マニホールド101が内部に保持された閉じた外皮(ケーシング)を形成する。ジャック・ハウジング102における開口102dを包囲する凹所(recess:段差空間、引っ込み空間、陥凹、後退空間)102fは、カバー121がその中に圧入嵌合されるように、大きさが調整されている。カバー121における開口121aによって、ケーブル117がその開口を通して供給(配置)できる。] 図8
[0035] 上述の各ツールは、次のように動作する。
ケーブル117は、カバー121の開口121aを通して次いでワイヤ配置マニホールド101の後側の開口101cを通して供給される。次いで、複数のワイヤ103は、貫通開口101bを通して挿入され、各ワイヤ103が複数のノッチ116の1つに圧入され、余分な(先端部の)ワイヤ103がワイヤ配置マニホールド101の各側部から突き出す(はみ出す、張り出す、伸びる)。次いで、ジャック・ハウジング102は、第2の空洞111中に挿入され、その頂部にある長方形状の開口102dが第1の空洞110側を向く。本体105より小さい幅を有するジャック・ハウジング102の底部には、取り付けられたフック(hook:係止部)118が設けられ、第1の空洞110から離れた側にある第2の空洞111の側部に付加的(補助的)チャネル(通路)119が形成されており、ジャック・ハウジング102が第2の空洞111内に正しい方向で挿入されたときに、その取り付けられたフック118がチャネル119に嵌入して、それによってジャック・ハウジング102が第2の空洞111に完全に挿入できる。一方、ジャック・ハウジング102がターミネーション・ハウジング109に誤った方向で与えられる(挿入されようとする)と、第2の空洞111とガイド・チャネル119の異なる幅(幅の差)によって、ジャック・ハウジング102が挿入されるのが防止される。]
[0036] 次いで、ワイヤ配置マニホールド101が第1の空洞110に挿入され、底部101dが第2の空洞111側を向いて、複数のノッチ116が第2の空洞111側に向いて開いた状態となる。ワイヤ配置マニホールド101が、図3(a)に示されているように第1の空洞110に正しい方向で整列したとき、各ワイヤ103の突出尾部はそれぞれの翼部スロット113と整列して、ワイヤ配置マニホールド101が第1の空洞110中へとスライド(滑動)することを可能にする別の(余分な)空間が形成される。一方、ワイヤ配置マニホールド101が第1の空洞110中に誤った方向で与えられる(挿入されようとする)と、複数のノッチ116のオフセット構成は、複数のワイヤ尾部103が複数の翼部スロット113と整列しないことを意味し、ワイヤ配置マニホールド101と第1の空洞110の間の精密嵌合(の特性)によって、ワイヤ配置マニホールド101が第1の空洞110に入るのが防止される。]
[0037] ワイヤ配置マニホールド101とジャック・ハウジング102の双方がいったんそれぞれの空洞110、111に完全に挿入されると、トリガ部107がハンドル106に向けて押圧され、ラム108を第1の空洞110に向けて移動させ、ワイヤ配置マニホールド101を(ラム108に)係合させて(嵌合させて)通路112に向けて圧入させる(押入れる)。ワイヤ配置マニホールド101がラム108によって係合される(連動させられる、噛み合わされる)と、ワイヤ配置マニホールド101のいずれかの側部(両側部)から突出した複数のワイヤ103の尾部は各切刃114に対して押圧されて、複数のワイヤ103が、ワイヤ配置マニホールド101の各側部と同一平面で重なる(flush with:ぴったり重なる)ように切断され、ワイヤ配置マニホールド101は、通路112を通って自由に移動するようになり、図3(b)に示されているようにジャック・ハウジング102の頂部面側における整列された長方形状の開口102dに嵌入される。例示された実施形態には示されていないが、各切刃114の切断用面(表面)は、垂直方向に整列したワイヤ103に対して或る角度をなして、それぞれ(切刃)が、各ワイヤ103と係合し(と嵌合し、に嵌入し、に食い込み)、次いで各ワイヤ103を順次切断するようになっている。各ワイヤ103は、ワイヤ配置マニホールド101上の両側に互いに対向するように配置され、各1対毎に(対で)切断される。各1対のワイヤ103の切断は、切刃114の先端縁が次の1対のワイヤ103と係合して(と嵌合し、に嵌入して、に食い込んで)該次の1対のワイヤ103を切断する前に、完了する(各1対のワイヤ103の切断が完了した後で、切刃114の先端縁が次の1対のワイヤ103と係合してそれを切断する)。]
[0038] ラム108がその完全に伸びた位置(最も前進した位置)に達すると、ワイヤ配置マニホールド101は、図3(c)に示されているジャック・ハウジング102内に完全に圧入され、複数のノッチ116に取り付けられた複数のワイヤ103は、押圧されて、ジャック・ハウジング102における開口102dの基部102eから直立した整列した複数のコンタクト・ジョー104に嵌入した(と嵌合した)状態になり、それら(コンタクト・ジョー)と電気的接触(コンタクト、接続)を形成する。ラチェット機構120は、ラム108がその完全に伸びた位置(最大前進位置)に到達するまでは、トリガ部107が解放されてラム108がその元の後退位置に引っ込められるのを防止し、それによって電気的接続が確実に適正に形成されるようにする。いったんその完全に伸びた位置に達すると、トリガ部107の解放によって、トリガ部107が、バイアス(付勢)手段の動作の下でハンドル106から離れて動くようにされ、空洞110、111からラム108を引っ込め、(ジャック・ハウジング102に)締め付けられた(fastened thereto:固定された、留められた)ワイヤ配置マニホールド101を有するジャック・ハウジング102を解放して、第2の空洞111から引っ込ませる(抜き出す)。ワイヤ103の切断された複数の尾部は自由になって翼部スロット113から外れ、上述のツールは次の終端処理動作(操作)ができる状態になる。最後に、終端処理されたワイヤ配置マニホールド101およびジャック・ハウジング102をターミネーション・ハウジング109から取り外すと、カバー121が、手動で、ジャック・ハウジング102における凹所102fに圧入されて、終端処理された複数のワイヤ103を閉じこめるようになる。]
[0039] 従って、上述の手動ツールを用いて、1度(1回)の連続的動きの動作で、各コンポーネント(部品)を再配置するために止めることを必要とせずに、複数のコネクタ・ワイヤを切り揃えて各コネクタ半部を終端処理することによって、終端処理されたコネクタ・アセンブリを実現することができる。]
权利要求:

請求項1
ワイヤ配置マニホールドおよびジャック・ハウジングからなる二部構成の電気的コネクタ・アセンブリに対して複数のワイヤを終端処理するためのターミネーション・ツールであって、前記ターミネーション・ツールは、ツール本体と、ラム部とを具え、前記ツール本体はターミネーション・ハウジングを有し、前記ターミネーション・ハウジングは、第1の空洞、第2の空洞、および前記第1の空洞と前記第2の空洞の間に伸びる通路を含み、前記第1の空洞は、前記ワイヤ配置マニホールドを受け入れる開口側部を有し、前記ワイヤ配置マニホールドを取り外し可能な形態で収容する形状を有し、前記第2の空洞は、前記ジャック・ハウジングを受け入れる開口側部を有し、前記ジャック・ハウジングを取り外し可能な形態で収容する形状を有し、前記通路は、使用において、前記ワイヤ配置マニホールドを前記第1の空洞から前記第2の空洞へと内部を通過させるよう大きさが調整されており、前記第1の空洞に近接したその端部の両側に設けられた切断手段を有し、前記ラム部は、前記通路と整列し、前記ラム部が前記第1の空洞から引っ込んだ後退位置と、別の位置との間で移動するように作動可能であり、前記別の位置において、前記ラム部は、前記通路を通って伸びて、使用において、前記ワイヤ配置マニホールドを、前記第1の空洞から前記通路を通って、前記第2の空洞に位置する前記ジャック・ハウジングと嵌合するように、押圧するようにし、前記切断手段は、前記ワイヤ配置マニホールドが前記通路に入ったときに、前記ワイヤ配置マニホールドの両側部からはみ出した複数のワイヤ尾部を切断するものである、ターミネーション・ツール。
請求項2
前記第1の空洞は、前記ワイヤ配置マニホールドと相補的関係の形状を有し、前記ワイヤ配置マニホールドに精密嵌合するものであって、使用において、前記ワイヤ配置マニホールドは前記第1の空洞において横方向の動きに対して制約を受けるものである、請求項1に記載のターミネーション・ツール。
請求項3
前記第2の空洞は、前記ジャック・ハウジングと相補的関係の形状を有し、前記ジャック・ハウジングに精密嵌合するものであって、使用において、前記ジャック・ハウジングは前記第2の空洞において横方向の動きに対して制約を受けるものである、請求項2に記載のターミネーション・ツール。
請求項4
前記第1の空洞は、前記通路の口部における前記切断手段に隣接する各側面に溝を含み、前記ワイヤ配置マニホールド内に挿入された複数のワイヤの各尾部が前記溝内に受け入れられて、前記ターミネーション・ツールの動作時に前記切断手段によって切り揃えられるように前記各尾部を整列させるようにする、請求項1乃至3のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項5
前記切断手段は1対の刃を含み、前記刃の一方は前記通路の前記口部のいずれかの側部にあるものである、請求項1乃至4のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項6
前記切断手段の位置は、前記ワイヤ配置マニホールドにおける各ワイヤの厚さおよび間隔との関係で設定され、使用において、前記切断手段の先端縁が前記各ワイヤ尾部と噛み合って(に食い込んで)次いで前記各ワイヤ尾部を順次切断するものである、請求項1乃至5のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項7
前記切断手段は、前記ワイヤ配置マニホールドの動きの方向に互いに離間して(オフセットされて)いるものである、請求項6に記載のターミネーション・ツール。
請求項8
各切断手段の切断端縁が、前記ワイヤ配置マニホールドの動きの方向に傾斜しまたはその方向を向いている、請求項6または7に記載のターミネーション・ツール。
請求項9
各切断手段の傾斜角度は、使用において、前記ワイヤ配置マニホールドの各側部における前記ワイヤ尾部が順次切断され、前記切断手段が次のワイヤ尾部に噛み合う(食い込む)前に前記ワイヤ尾部の各々の切断が完了するように、設定されているものである、請求項8に記載のターミネーション・ツール。
請求項10
前記通路の幅が前記第1の空洞の幅と等しい、請求項1乃至9のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項11
前記通路は各側部の頂部における縦方向に伸びるリブを含み、前記リブは、前記頂部における前記通路の幅を減少させ、それによって前記ターミネーション・ツールの動作中に前記ワイヤ配置マニホールドが前記通路から外れるのを防止するものである、請求項10に記載のターミネーション・ツール。
請求項12
前記第2の空洞は、その側部において凹所と突出部のうちのいずれか一方を含むものである、請求項1乃至11のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項13
前記通路と反対側の側部に、および前記ジャック・ハウジングは(前記ジャック・ハウジングおよび前記通路と反対側の側部は)、前記ジャック・ハウジングが前記第2の空洞(ハウジング)に対して正しく方向付けられたときに前記突出部と前記凹所の前記一方と整列する突出部と凹所のうちの相補的な他方を含むものである、請求項12に記載のターミネーション・ツール。
請求項14
前記ジャック・ハウジングは、前記第2の空洞の前記開口側から伸びるスロットに係合するタブを含むものである、請求項1乃至13のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項15
前記第1と第2の空洞の前記開口側が前記ターミネーション・ツールの同じ側にある、請求項1乃至14のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項16
前記第1の空洞の深さは、前記ワイヤ配置マニホールドが前記第1の空洞に完全に挿入されたときに前記ワイヤ配置マニホールドが前記通路と整列するようになっているものである、請求項1乃至15のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項17
前記第2の空洞の深さは、前記ジャック・ハウジングが前記第2の空洞に完全に挿入されたときに、終端処理が行われるように前記ワイヤ配置マニホールドが嵌合する前記ジャック・ハウジングの開口部が、前記通路と整列し前記通路側を向くものである、請求項16に記載のターミネーション・ツール。
請求項18
手動型である、請求項1乃至17のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項19
前記ラムの後退位置から前記ラムの伸びた位置への前記ラムの縦(長手)方向の移動を生じさせるように前記ラムにトリガが連結されている、請求項1乃至18のいずれかに記載のターミネーション・ツール。
請求項20
前記トリガ機構にラチェット機構が一体化され、前記ラチェット機構は、動作的な動きがいったん開始されると前記ラムが完全に伸びた位置に達するまで前記ラムの後退を防止するように動作するものである、請求項19に記載のターミネーション・ツール。
請求項21
前記トリガは、いったん前記終端処理の移動が完了すると前記ラムがその後退位置に戻るよう作用するバネが設けられているものである、請求項19または20に記載のターミネーション・ツール。
請求項22
ターミネーション・ツールと共に使用するためのワイヤ配置マニホールドであって、使用時に、別々の複数のワイヤで形成された1本のケーブルが挿入可能な開口を有する端部面と、前記ワイヤ配置マニホールドの少なくとも1つの側部に近接して形成された複数のノッチを有する前側面であって、各ノッチは、前記ケーブルの前記複数のワイヤの中の1本のワイヤを内部に保持するよう大きさが調整されているものである、前側面と、前記端部面における前記開口から前記前側面へ伸びて前記複数のワイヤを前記複数のノッチへと導く通路と、を有する本体、を具えるワイヤ配置マニホールド。
請求項23
前記前側面における前記複数のノッチは2列に配置され、その1つの列は前記本体の各側部に沿って伸び、前記複数のノッチは前記本体に沿って等間隔に配置されているものである、請求項22に記載のワイヤ配置マニホールド。
請求項24
前記端部ハウジングは、各列が4個のノッチからなる2列に配置された8個のノッチを有する、請求項22または23に記載のワイヤ配置マニホールド。
請求項25
前記本体は、少なくとも前記前側面の方向で見たときに形状が長方形状である、請求項22乃至24のいずれかに記載のワイヤ配置マニホールド。
請求項26
前記端部面は前記端部ハウジングの後側に対して開いており、前記通路は、前記後側から前記本体の前記前側面に伸びる貫通開口の形態を取るものである、請求項22乃至25のいずれかに記載のワイヤ配置マニホールド。
請求項27
ワイヤ配置マニホールドと嵌合するジャック・ハウジングであって、本体を具え、前記本体は、複数のコンタクト部を含むその前側端部に形成されたソケットと、前記本体の頂部側に位置する開口と、各ターミネーション・ジョーが前記複数のコンタクト部の中の対応する1つのコンタクト部に電気的に接続された、前記開口の底部から直立する複数のターミネーション・ジョーと、を有し、前記開口は、前記ワイヤ配置マニホールドに対して相補的関係の大きさおよび形状を有し、使用において、前記ワイヤ配置マニホールドが前記頂部から前記開口へと挿入可能であり、前記ワイヤ配置マニホールドにおける前記複数のノッチの中の1つのノッチに位置する各ワイヤが、複数のターミネーション・ジョーの中の1つと係合して、それと電気的接触を形成するものである、ジャック・ハウジング。
請求項28
前記ジャック・ハウジングにおける前記開口の後側壁は、前記開口に形成され前記頂部端縁から伸びるスロットを有し、前記ワイヤ配置マニホールドから伸びるケーブルが、使用時に、前記ワイヤ配置マニホールドが前記開口に嵌合したときに、前記スロットに受け入れられる、請求項27に記載のジャック・ハウジング。
請求項29
前記本体の底部は、その上に主要な前記本体より狭い幅のガイド・タブを有し、前記ガイド・タブは、使用時に、前記ジャック・ハウジングが前記第2の空洞に対して正しく方向付けられたとき前記第2の空洞に形成された相補的な形状を有する凹所と整列し前記凹所に嵌合し、前記ガイド・タブは、前記ジャック・ハウジングが前記第2の空洞に誤った方向で入るのを防止するものである、請求項27または28に記載のジャック・ハウジング。
請求項30
前記ガイド・タブは、パッチ・パネルまたは壁取り付け手段、等における所定の位置に前記ジャック・ハウジングをラッチするための取り付けられたフックとして形成されたものである、請求項29に記載のジャック・ハウジング。
請求項31
前記開口は、前記ワイヤ配置マニホールドにおける前記複数のノッチの配列と相補関係にある、各列が4個からなる2列に配置された8個のターミネーション・ジョーを含み、各ターミネーション・ジョーは、間に間隔のある1対の金属製突起からなり、前記間隔は、1本のワイヤが前記1対の金属製突起の間に押し込まれるように、前記開口部の基部の方向に狭くなっており、前記複数のターミネーション・ジョーは、前記1本のワイヤの絶縁体中に徐々に切り込んで前記1本のワイヤの芯と電気的接触を形成するものである、請求項27乃至30のいずれかに記載のジャック・ハウジング。
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