![]() ランプの点灯電圧を発生させるための装置および方法
专利摘要:
本願発明のランプ点灯電圧発生装置は、スイッチを介して前記ランプに接続された第1の共振回路を有し、前記第1の共振回路に第2の共振回路が前置接続されていることを特徴とする。さらに、上記装置の駆動制御方法も提供する。 公开号:JP2011513903A 申请号:JP2010547963 申请日:2008-02-25 公开日:2011-04-28 发明作者:ケストレ ヘルベルト 申请人:オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Gesellschaft mit beschraenkter Haftung; IPC主号:H05B41-18
专利说明:
[0001] 本発明は、ランプの点灯電圧を発生させるための装置および方法に関する。] [0002] 公知となっているのは、たとえばHE‐HCIランプまたはMF‐HCIランプ等の高圧気体放電ランプ(いわゆる高輝度放電(HID))ランプである。この高圧気体放電ランプは通常、20kHzを上回る動作周波数で動作する。] [0003] たとえば、とりわけHE‐HCIランプ(HCI:水銀‐セラミック‐ヨウ化物)または水銀フリーのメタルハライドランプである高効率(HE)ランプを動作させるためには、ランプ発光管のジオメトリに応じて動作周波数が45kHz〜55kHzの間の領域で、たいていは100Hzのクロックで鋸歯状に変化する(掃引ないしはスイープ)正弦波形の動作交流電圧が必要である。] [0004] いわゆるスイープモードでは、ランプに安定化音響共鳴が励起され、プラズマアークが安定化されることになる(いわゆるアーク直線化)。] [0005] スイープモードの他にさらに、このスイープされる動作交流電圧を振幅変調する。この振幅変調で有利なのは、ランプ発光管のジオメトリに応じて変調周波数も変調深度も調整可能にすることであり、たいていは変調周波数が23kHz〜30kHzの間で調整可能であり、変調深度が5%〜30%の間で調整可能であるようにされる。] [0006] 振幅変調は、プラズマアークに特別な長手方向の音響共鳴を励起するのに使用され、この音響共鳴によって、発光空間内の気体成分の混合が強化される(Colormixing)。] [0007] スイープモードと振幅変調とにより、プラズマアークの延在方向に輝度がより均質になり、光取り出し効率が著しく上昇し、たとえば効率を80LPWから150LPWに上昇させることができる。] [0008] HE‐HCIランプやMF‐HCIランプの動作には、有利には20kHz〜100kHzの周波数領域内の交流波形の動作電圧が必要である。] [0009] 電子バラスト(EB)の出力段はたいてい、ランプに結合するための特別にマッチングされた振動回路(ハーフブリッジインバータまたはフルブリッジインバータ)によって構成される。] [0010] ランプの通常動作用に構成されたこのような振動回路は、高い点灯電圧(とりわけ10kVを上回る点灯電圧)を発生させるのには適していない。] [0011] ランプを点灯するための電圧(高温点灯電圧)の絶対値は10kVを上回る領域にあるので、絶縁技術の観点からも、このように高い電圧を電子バラストで直接発生させてはならない。] [0012] さらに一般照明の場合には、付加的な周辺条件として、最大でたとえば3mの長さまで線路長が可変である場合には線路が可変に設けられる可能性があることと、10kVを上回る電圧を導くための線路の有用性が限られてしまうことも考慮しなければならない。このことは、電子バラスト内部または電子バラストの出力側に直接発生する点灯電圧が高くなることとも矛盾する。] [0013] たいてい、高温点灯電圧は別個の点灯ユニットによって生成され、この点灯ユニットはランプの直近に、ランプ回路に直列にループ接続される。] [0014] しかし、このように直列にループ接続された高温点灯電圧モジュールは、通常動作では著しい残留抵抗となり、この残留抵抗によって電気的な著しい動作損失が発生する。] [0015] 本発明の課題は上記欠点を回避し、とりわけ、ランプの通常動作中の損失を僅かにするかまたは完全に無くすようにランプの点灯電圧を発生させる構成を提供することである。] [0016] 前記課題は、独立請求項に記載の構成によって解決される。従属請求項に本発明の実施形態が記載されている。] [0017] 前記課題を解決するために本発明では、ランプの点灯電圧を発生させる装置は、 ・スイッチを介してランプに接続された第1の共振回路を有し、 ・該第1の共振回路に第2の共振回路が前置接続されている。] [0018] このような構成では、第1の共振回路によってスイッチを直接駆動し、該共振回路に存在する電気エネルギーを使用してランプを点灯することができる。] [0019] 第2の共振回路と第1の共振回路とを直列接続することにより、高い点灯電圧を高効率で発生させることができる。有利には、第2の共振回路と第1の共振回路との間に給電線が設けられ、該給電線を介して電気エネルギーが低電圧で高効率で輸送され、高電圧への変圧自体は第1の共振回路で行われるように構成される。] [0020] 1つの実施形態では、前記スイッチは第1の共振回路における立ち上がり振動電圧によってアクティベートされる。] [0021] 別の実施形態では、前記スイッチは次の構成要素のうち少なくとも1つを含む: ・火花間隙 ・半導体スイッチ ・点灯電極 また1つの実施形態では、第2の共振回路が線路を介して、点灯電圧を発生させるための電気エネルギーを前記第1の共振回路に供給する。] [0022] さらに1つの実施形態では、第2の共振回路は電子バラスト内に配置されている。] [0023] この実施形態では、前記電子バラストはとりわけ、第2の共振回路の動作のためにハーフブリッジ回路またはフルブリッジ回路を含むことができる。] [0024] さらに1つの実施形態では、前記第2の共振回路および/または前記第1の共振回路を駆動制御するマイクロコントローラおよび/またはプロセッサユニットが設けられる。] [0025] とりわけ前記マイクロコントローラないしはプロセッサユニットによって、前記第1の共振回路ないしは前記第2の共振回路に調整可能な周波数で電気パルスまたは電気信号が供給されるように、前記電子バラストのハーフブリッジないしはフルブリッジが制御される。] [0026] 1つの付加的な実施形態では、前記マイクロコントローラは前記第1の共振回路および/または前記第2の共振回路を繰り返し駆動制御し、とりわけ周波数を変化して駆動制御する。] [0027] このようにして、前記点灯電圧を生成するために複数のスイープを、とりわけ変化する周波数で行うことができる。] [0028] 次の実施形態では、第1の共振回路およびスイッチはランプの近傍に配置されている。] [0029] 有利にはこのような構成により、短い線路を介して点灯電圧をランプに直接供給することができる。] [0030] 1つの実施形態では、前記第1の共振回路は高温点灯モジュール内に配置されている。] [0031] 択一的な実施形態では、前記第1の共振回路はスイッチに直列接続されている。] [0032] 次の実施形態では、前記第1の共振回路とスイッチとの直列回路にバイパス素子が並列に設けられている。] [0033] 前記バイパス素子は有利には、前記第1の共振回路がランプの(点灯後の)通常動作中に消費するエネルギーが可能な限り小さくなるように構成されている。] [0034] また1つの実施形態では、前記バイパス素子は直列インピーダンスである。] [0035] 1つの実施形態では前記バイパス素子は、ランプ引込線にある直列インピーダンスおよび/またはランプ引出線にある直列インピーダンスを含む。] [0036] 付加的な実施形態では、ランプ引込線の直列インピーダンスとランプ引出線の直列インピーダンスは異なる方向で1つのコアに取り付けられている。] [0037] 別の実施形態では、前記ランプは高圧気体放電ランプであり、とりわけHE‐HCIランプである。] [0038] 前記課題はまた、プロセッサ装置またはハードワイヤド論理回路によって上記の装置を制御するための方法によって解決される。] [0039] とりわけ、第2の共振回路および/または第1の共振回路はプロセッサユニットまたはハードワイヤド論理回路(たとえばASICまたはFPGA)によって、1つまたは複数の共振周波数が励起されるように駆動制御される。] [0040] 以下で、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。] 図面の簡単な説明 [0041] ハーフブリッジとして構成された電子バラストと、ランプ線路を介して該電子バラストに接続された高温点灯モジュールとを介して気体放電ランプを動作させるための回路を示す。この高温点灯モジュールは有利には、気体放電ランプの近傍に設けられる。 相互に直列接続された2つの共振回路を含む回路モデル図である。 とりわけ共振周波数を求めるために使用される数式を示す。 図2に示された結合された共振回路の周波数に依存する電圧特性を表す数式を示す。 EBハーフブリッジによって動作する高温点灯モジュールの周波数に依存する共振場所のプロフィールおよび位置を示す。 ランプ引込線に通過インピーダンスないしは直列インダクタンスが設けられた図1の回路を示す。 ランプ引出線に通過インピーダンスないしは直列インダクタンスが設けられた図1の回路を示す。 ランプ引込線に通過インピーダンスないしは直列インダクタンスが設けられランプ引出線に通過インピーダンスないしは直列インダクタンスが設けられた図1の回路を示す。これら2つの通過インピーダンスは同一のコアに、逆の巻き方で設けられている。 高温点灯モジュールに設けられた共振回路が点灯電圧を発生し、該点灯電圧が点灯電極によってランプに直接(有利には容量)結合される、通過インピーダンスを有さない図1の回路を示す。] 図1 図2 [0042] 気体放電ランプ(HIDランプ)を動作させるために電子バラスト(EB)が設けられている。] [0043] 電子バラストの出力側は有利にはハーフブリッジインバータまたはフルブリッジインバータを有し、該ハーフブリッジインバータまたはフルブリッジインバータによって、20kHz〜100kHzの周波数でランプの通常動作を行うことができる。] [0044] とりわけ一般照明の使用分野では、電子バラストとランプとの間にたとえば最大3mまで異なるランプ線路長を設けることができる。このことは、とりわけ電圧耐性上の理由から、このランプ線路長全体に通される点灯電圧が10kVを上回るという欠点を有する。] [0045] とりわけ、ランプを点灯するために有利には、高温点灯モジュールをランプの直近に(有利にはたとえば最大30cmの距離に)配置することができる。この高温点灯モジュールは、10kVを上回る所要の点灯電圧パルスを発生するが、有利にはこの点灯電圧パルスは、ランプまでの残りのランプ線路部材のみを通ることができるようにされ、より長い線路部品を介して電子バラストの方向に戻って作用しないようにされる。] [0046] 有利には高温点灯モジュールの通過インダクタンスは、ランプの通常動作中、すなわち該ランプの点灯後またはスイッチオンフェーズ後に低くなり(有利には数100μH未満)、これによって動作損失が低減するようにされる。] [0047] とりわけ、高温点灯モジュールはランプの直近においてランプ線路にループ接続され、HE‐HCIランプまたはMF‐HCIランプの高周波動作モードでは、十分に低い通過インピーダンスとなる。] [0048] 有利には、点灯パルスを発生するために高温点灯モジュールは電圧パルスを発生するための電圧パルス発生手段を有し、この電圧パルスは有利には約20kVの大きさを有する。] [0049] 高温点灯モジュール自体はランプ引込線と電子バラストとを介して直接動作させることができるので、高温点灯モジュール自体は、アクティブな制御電子回路や電圧パルスを発生させるための付加的な外部電圧供給部を必要としない。] [0050] ランプの通常動作中に高温点灯モジュールの通過インピーダンスを低くするために有利なのは、(たとえば200μHのオーダの)低い直列インダクタンスにより、高温点灯モジュールを電子バラストおよびランプからデカップリングする。直列インダクタンスは高温点灯モジュールの入力側と出力側との間に接続される。] [0051] その際には高温点灯モジュールにおいて、直列インダクタンスに対して高電圧パルス(HVパルス)を並列に発生させることができ、この高電圧パルスは上記の直列インダクタンスの後に比較的短い方の線路部材へ供給される。] [0052] 有利には、直列インダクタンスの電圧耐性は十分である。] [0053] ここで提案したアプローチにより、有利には、高温点灯モジュールにおいてさらにアクティブな電子回路を使用することなく、ランプを点灯するための電圧パルスを発生することができる。このことは有利には、高温点灯モジュールに、電子バラストによってランプ引込線を介して直接動作するかまたは励起することができる適切な構成の高い品質係数のLC共振回路を設けることによって実現される。] [0054] 有利には、高温点灯モジュールに設けられたLC共振回路をまずは絶縁してフリーホイール動作させ、外部の減衰影響の作用を十分に受けることなく共振が、高い品質係数で可能な限り減衰なしで、最大20kVの電圧値まで振動することができる。] [0055] たとえば15kV〜20kVの所定の電圧レベルまたは電圧領域に達するまで、この振動しているLC共振回路はスイッチを介してランプまでの線路部材に結合される。このスイッチを実現できる手法は種々存在する。たとえばスイッチは、所定の降伏電圧を有する火花間隙または半導体スイッチまたは点灯電圧を含むことができる。] [0056] 高温点灯モジュールのLC共振回路が15kV〜20kVの間の値に達すると直ちに、接続された火花間隙は所定の降伏電圧で導通し、発生した電圧レベルをランプに繋がる比較的短い方の接続線路に直接入力結合する。] [0057] 前記点灯電圧は高抵抗のランプに印加され、該ランプにおいて点灯絶縁破壊を発生する。] [0058] 高温点灯モジュールに接続された電子バラスト自体は、内部の低インダクタンスの直列インダクタンスを介して、ランプに常に動作可能に接続されており、点灯絶縁破壊の検出直後に通常のランプ動作、この場合にはランプ始動動作を開始することができる。] [0059] 図1に上記の構成を示している。] 図1 [0060] 図1はEBハーフブリッジ101を含んでおり、このEBハーフブリッジ101はランプ線路103を介して高温点灯モジュール102に接続されている。この高温点灯モジュール102に、ランプ線路104を介してランプ105が接続されている。] 図1 [0061] ランプ線路103は有利には3m未満の長さであり、ランプ線路104は有利には30cm未満の長さで形成されている。] [0062] EBハーフブリッジ101は、3つの入力端106,107および108と、2つの出力端110および111と、2つの半導体スイッチQ1およびQ2と、コイルL1と、2つのコンデンサC1およびCB1とを有し、前記半導体スイッチはとりわけnチャネルMOSFETである。] [0063] 入力端106はEBハーフブリッジ101に電圧を供給し、入力端107はMOSFETQ1のゲート端子に接続されており、入力端108はMOSFET Q2のゲート端子に接続されている。MOSFET Q1のソース端子はMOSFET Q2のドレイン端子に接続されており、コイルL1を介して接続点109に接続されている。コンデンサC1は接続点109に接続されており、また、MOSFET Q2のソース端子と出力端111とにも接続されている。コンデンサCB1の一端は接続点109に接続されており、他端は出力端110に接続されている。MOSFET Q1のドレイン端子は入力端106に接続されている。] [0064] 高温点灯モジュール102は入力端112および113と出力端114および115とを有する。さらに高温点灯モジュール102は、LC共振回路116とスイッチ117とコイルLR2(直列インダクタンス)とを有する。] [0065] LC共振回路116はコイルL2およびコンデンサC2を有する。スイッチ117は有利には火花間隙(たとえば17kV)として形成されている。] [0066] コイルL2の一端は入力端112に接続されており、他端はコンデンサC2の端子とスイッチ117の端子とに接続されている。コンデンサC2の他方の端子は入力端113に接続されており、該入力端113は出力端115に接続されている。スイッチ117の他方の端子は出力端114に接続されており、かつコイルLR2を介して入力端112に接続されている。] [0067] ランプ105は高温点灯モジュール102の出力端114および115に接続されている。ランプ105は有利には高圧気体放電ランプとして構成されている。] [0068] ランプ105を点灯するためには、LC共振回路116がスイッチ117を介して15kVを上回る電圧を出力端114からランプ105へ伝送し、有利にはランプ105が点灯するまで、EBハーフブリッジ101によって該LC共振回路116が励振される。] [0069] 高温点灯モジュール102による点灯後、ランプ105はEBハーフブリッジ101で直列インダクタンスLR2を介して動作することができる(ランプ105の通常動作)。] [0070] 通常動作中、ランプ105は有利には、LC共振回路116がほぼ完全にパッシブになる周波数領域(たとえば100kHz未満)で動作する。その後は、とりわけ点灯電圧の過上昇が発生することはない。] [0071] EBハーフブリッジの入力端107および108は、振動回路を所定の周波数で励振するように、とりわけマイクロコントローラまたはプロセッサを介して駆動制御されるように設けられている。振動回路の共振周波数をカバーするように、周波数の変化自体を変調し、かつ/または、所定の周波数スイープを発生させることができる。また、ランプが点灯するのを保証するために、複数の点灯工程を連続して実施することもできる。さらに、所定数の点灯工程が行われた後に、制御装置(プロセッサ、マイクロコントローラ等)によって、ランプが発光しているか否かを検査することもできる。場合によっては、発光していないランプをエラーとして検出し、システムを遮断することもできる。] [0072] EBハーフブリッジ101のコンデンサCB1(「ブロックコンデンサ」)は有利には大きい寸法を有し、EBハーフブリッジからのDC成分をブロックするのに使用される。このコンデンサCB1は共振位置の場所にほとんど影響しない。択一的に、コンデンサCB1を別の場所に設けることもでき、たとえばランプ引出線に設けることもできる。] [0073] 容量が小さいブロックコンデンサの場合、回路ないしはシステムの振舞いは質的に変化しない。共振位置の場所が僅かにシフトするだけである。このことは、共振を検出する場合にブロックコンデンサの容量を適切に考慮すれば対応することができる。] [0074] 通常のランプ動作では、発生する動作電圧は通常のランプ動作電圧に相応して5kVを大幅に下回り、接続されたスイッチ117の火花間隙はLC共振回路116の出力端と高温点灯モジュール102の出力端114とを完全に分離する。] [0075] 高温点灯モジュール102のLC共振回路116は有利には、通常のランプ動作で(とりわけ動作周波数が100kHzを下回る場合)共振位置を有さないように構成される。こうするために有利には、LC共振回路116の固有共振周波数が100kHzを上回るように設定しなければならない。このことにより、インダクタンスL2の値を最大30mHにすることができる。] [0076] たとえば、高温点灯モジュール102に設けられたLC共振回路116の固有共振周波数は、以下の数式から得られる。] [0077] L2=20mH、および、C2=100pFの場合、LC共振回路116の固有共振周波数は、f02=112.5kHzとなる。] [0078] このような周波数f02の場合、高温点灯モジュール102の外側のLC共振回路116は、低いインピーダンスを有する。有利には、このような周波数で動作することは避けるべきである。というのもその際には、コイルL1およびコンデンサC1をベースとするEBハーフブリッジの共振回路の出力電圧は0に維持され、短絡のように負荷がかかるからである。] [0079] 高温点灯モジュール102においてLC共振回路116を励振するためのアクティブな周波数を求めるためには、EBハーフブリッジ101内のハーフブリッジ共振回路も発生源周波数として考慮する。] [0080] 共振位置を求めるためにはとりわけ、2つの連続して接続された図2の振動回路の等価回路図が適している。] 図2 [0081] 図2の構成の大部分は図1に相応する。ここでは、コンデンサCB1、スイッチ117および直列インダクタンスLR2とランプ105とが省略されているだけである。このことにより、両振動回路L1C1およびL2C2となり、L2とC2との間の中間タップは接続点201として示されており、この接続点に電圧U2が印加される(図1ではこの接続点にスイッチ117が接続されている)。] 図1 図2 [0082] 振動回路L1C1はEBハーフブリッジにおける振動源周波数を表し、振動回路L2C2は高温点灯モジュールにおける高温点灯共振を表す。] [0083] 図3Aおよび図3Bに、数式(G.1)〜(G.6)を示している。] 図3A 図3B [0084] 図2から得られるこの二重共振回路は、微分方程式(G.1)によって表すことができる。この微分方程式の特徴的な多項式は4次であり、数式(G.2)中に記載されている。この数式において対ごとに複素共役となる4つのゼロ点が、数式(G.3)および(G.4)に示された2つの共振周波数fd01およびfd02となる。上記の例では、共振周波数は、fd01=102.7kHz、および、fd02=142.4kHzとなる。] 図2 [0085] このような共振周波数fd01およびfd02で、2重共振回路の出力、すなわちLC共振回路(図1中では116)の出力が振動する。] 図1 [0086] その際に有利なのは、周波数が比較的低い共振周波数を避けることにより、容量性素子および誘導性素子における損失が小さくなり、相応に高い品質係数を実現することである。] [0087] 上側の共振位置の効率の方が高い場合には、これも点灯電圧の発生に使用することができる。] [0088] 微分方程式を解き、その後に周波数領域にフーリエ変換を行うことにより、結合されたこれら2つの振動回路の電圧に対する周波数応答を数式(G.5)および(G.6)で求めることができる。] [0089] ω=2πfの角周波数と発生源電圧US(これは、MOSFETQ1とQ2との間の接続点202に発生する)とにより、EBハーフブリッジの出力端(すなわち接続点109)における電圧特性U1(f)と、高温点灯モジュールにおける点灯共振の出力(すなわち端子201における出力)の電圧特性U2(f)とが得られる。図4にこれら2つの電圧特性を示す。ここでは、共振過上昇の大きさに影響する減衰係数の影響、たとえばコア損失や渦電流損失等は、完全には考慮されていない。] 図4 [0090] 電圧特性U1(f)は、EBハーフブリッジの出力端に直接発生する内部振動回路の出力端での周波数に対する電圧特性に相応し、電圧特性U2(f)は、15kVの火花間隙の入力端に直接発生する外部振動回路の出力端での周波数に対する電圧特性に相応する。] [0091] 有利にはランプ(図1を参照して説明した上記構成を参照されたい)は、20kHz〜90kHzの周波数領域で動作する。この周波数領域では、高温点灯モジュールの共振位置は大幅にパッシブに振舞う。] 図1 [0092] 周波数fd01=102.7kHzは、点灯モジュールの出力端でランプを励起することができる2重共振回路の1次共振周波数である。周波数f02=112.5Hzは、内部共振回路(図1中のL1C1)に短絡状に負荷がかかる図1のLC共振回路116の固有共振周波数に相応する。周波数fd02=142.4kHzの場合、2重共振回路は2次共振周波数となり、この共振周波数によっても、ランプを点灯モジュールの出力端で励起することができる。] 図1 [0093] 以下の回路例に実施形態および択一的な構成を示している。] [0094] 図5には、図1のEBハーフブリッジ101と高温点灯モジュール102とを含む回路構成を示している。] 図1 図5 [0095] 同図では、高温点灯モジュール102に設けられた直列インダクタンスLR2はランプ引込線に配置されており、高温点灯モジュール102で発生した高電圧はランプ引込線に入力結合される。] [0096] 図6には、ランプ線路103を介して高温点灯モジュール601(入力端602および603と出力端604および605を含む)に接続されたEBハーフブリッジ101を含む構成を示す。このEBハーフブリッジ101はとりわけ、高温点灯モジュール601の入力端602および603に接続されている。高温点灯モジュール601の出力端604および605にランプ線路104を介してランプ105が接続されている。] 図6 [0097] 高温点灯モジュール601内では、入力端602が出力端604に接続されている。入力端602はまた、コイルL2Bを介して接続点606にも接続されている。接続点606と入力端603との間にコンデンサC2Bが設けられ、接続点606と出力端605との間にスイッチが配置され、とりわけ火花間隙(15kV)が配置される。入力端603はコイルLR2B(直列インダクタンス)を介して出力端605に接続されている。] [0098] 直列インピーダンスLR2Bは図6ではランプ引出線に設けられており、高温点灯モジュール601で発生した高電圧はこのランプ引出導線(高温点灯モジュール601の出力端605)に入力結合される。] 図6 [0099] 図7Aに、図1のEBハーフブリッジ101と(入力端702,703および出力端704,705を有する)高温点灯モジュール701とを含む択一的な回路構成を示す。] 図1 図7A [0100] EBハーフブリッジ101はランプ線路103を介して高温点灯モジュール701の入力端702および703に接続されている。高温点灯モジュール701の出力端704および705にランプ線路104を介してランプ105が接続されている。] [0101] 高温点灯モジュール701の入力端702はコイルL2Cを介して接続点707に接続されている。コンデンサC2Cは入力端703と接続点707との間に接続されている。火花間隙(15kV)の一端は接続点707に接続されており、他端は出力端704に接続されている。入力端702と出力端704との間にインダクタンスLR2C1が設けられており、入力端703と出力端705との間にインダクタンスLR2C2が設けられており、インダクタンスLR2C1およびLR2C2は差分に配置されるように同一のコアに設けられる。このことにより、全実効直列インピーダンスは以下の数式で求められる。 Lges=2・(LR2C1+LR2C2)=4・LR2C] [0102] その点では図7では、一続きの直列インピーダンスがランプ引込線でもランプ引出線でも対称的に配置される。] [0103] このような回路構成の利点は、火花間隙を介してランプ引込線に誘導されるかないしは入力結合される点灯電圧が変圧作用によって2倍の大きさでランプに作用することである。] [0104] 図7Bに図7Aの択一的な回路構成を示している。この構成では、点灯電圧は火花間隙を介してランプ引出線に入力結合され、変圧作用によって2倍の大きさでランプに作用する。] 図7A 図7B [0105] 図8に、図1のEBハーフブリッジ101と高温点灯モジュール801(入力端802,803と出力端804,805および806とを有する)とを含む択一的な回路構成を示す。] 図1 図8 [0106] EBハーフブリッジ101はランプ線路103を介して高温点灯モジュール801の入力端802および803に接続されている。高温点灯モジュール801の出力端804および805にランプ線路104を介してランプ807が接続されている。さらに、ランプ807は点灯電極を有し、高温点灯モジュール801の出力端806からこの点灯電極に給電が行われる。] [0107] 高温点灯モジュール801内では、入力端802が出力端804に接続され、入力端803が出力端805に接続されている。入力端802と出力端806との間にコイルL2Dが設けられ、入力端803と出力端806との間にコンデンサC2Dが配置されている。] [0108] 高温点灯モジュール801の出力端806を介して給電された点灯電極により、パルス波形または高周波波形の高電圧をランプに容量的に入力結合することができる。] [0109] この場合、ランプ引込線ないしはランプ引出線に設けられる別個の直列インピーダンスを省略することができる。] [0110] 上記の構成は、フルブリッジを有する電子バラストにも相応に転用することができる。]
权利要求:
請求項1 ランプの点灯電圧を発生させる装置において、・当該装置は、スイッチを介して前記ランプに接続された第1の共振回路を有し、・前記第1の共振回路に第2の共振回路が前置接続されていることを特徴とする装置。 請求項2 前記スイッチは前記第1の共振回路における立ち上がり振動電圧によってアクティベートされる、請求項1記載の装置。 請求項3 前記スイッチは、・火花間隙と、・半導体スイッチと、・点灯電極とのうち少なくとも1つを有する、請求項1または2記載の装置。 請求項4 前記第2の共振回路は線路を介して、点灯電圧を発生するための電気エネルギーを前記第1の共振回路に供給する、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。 請求項5 前記第2の共振回路は電子バラスト内に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。 請求項6 前記第2の共振回路および/または前記第1の共振回路を駆動制御するマイクロコントローラおよび/またはプロセッサユニットが設けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。 請求項7 前記マイクロコントローラは前記第1の共振回路および/または前記第2の共振回路を繰り返し駆動制御し、とりわけ周波数を変化させて駆動制御する、請求項6記載の装置。 請求項8 前記第1の共振回路および前記スイッチは前記ランプの近傍に配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。 請求項9 前記第1の共振回路は高温点灯モジュール内に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。 請求項10 前記第1の共振回路は前記スイッチに直列接続されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。 請求項11 前記第1の共振回路とスイッチとの直列回路にバイパス素子が並列に設けられている、請求項10記載の装置。 請求項12 前記バイパス素子は直列インピーダンスである、請求項11記載の装置。 請求項13 前記バイパス素子は、前記ランプのランプ引込線にある直列インピーダンスおよび/または該ランプのランプ引出線にある直列インピーダンスを含む、請求項11または12記載の装置。 請求項14 前記ランプ引込線の直列インピーダンスと前記ランプ引出線の直列インピーダンスとは異なる方向で1つのコアに取り付けられている、請求項13記載の装置。 請求項15 前記ランプは高圧気体放電ランプであり、とりわけHE‐HCIランプである、請求項1から14までのいずれか1項記載の装置。 請求項16 請求項1から15までのいずれか1項記載の装置をプロセッサ装置またはハードワイヤド論理回路によって駆動制御する方法。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-12-15| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20111214 |
优先权:
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