专利摘要:
磁場センサが、磁場感知素子と、また磁場感知素子に関連付けられる感度に作用する利得調整信号を供給するフィードバック回路とを有する。いくつかの構成においては、フィードバック回路は、磁場センサがその上に配設される基板の歪みを感知するピエゾ抵抗器を含むことが可能である。これらの構成により、フィードバック回路は、感知された歪みにより、利得調整信号を生成することが可能である。他の構成においては、フィードバック回路は、磁場感知素子の感度を直接的に測定するために、磁場感知素子に隣接するパルス磁場を生成することが可能である。これらの構成により、フィードバック回路は、感知される感度により、利得調整信号を生成することが可能である。
公开号:JP2011513706A
申请号:JP2010547666
申请日:2009-01-23
公开日:2011-04-28
发明作者:テイラー,ウィリアム・ピー;ドゥーグ,マイケル・シー;モンレアル,ジェラルド
申请人:アレグロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド;
IPC主号:G01R33-07
专利说明:

[0001] 本発明は、一般に、磁場センサに関し、より詳細には、磁場に対する磁場センサの感度を感知し、調整する回路を有する磁場センサに関する。]
背景技術

[0002] 磁場センサは、様々なタイプの磁場感知素子、例えば、ホール効果素子、磁気抵抗素子を使用し、これらの素子は、大抵、様々な電子部品に結合され、共通の基板の上に全て配設される。磁場センサ素子(および磁場センサ)は、様々な性能特性によって特徴付けられることができ、その1つが、出力信号振幅と、磁場感知素子がさらされる磁場との関係に関して示されることが可能な感度である。]
[0003] 磁場感知素子の、したがって、磁場センサの感度は、いくつかのパラメータとの関連で変わることが知られている。例えば、感度は、磁場感知素子の温度の変化との関連で変わる可能性がある。別の例では、感度は、磁場感知素子がその上に配置される基板上にもたらされる歪みとの関連で変わる可能性がある。このような歪みは、基板を含む集積回路を製造するときに、基板上にもたらされる可能性がある。例えば、歪みは、基板のカプセル化、例えば、プラスチックカプセル化を形成するために使用される成形化合物の硬化によって生じる応力によってもたらされる可能性がある。]
[0004] 磁場センサの温度の変化は、温度の変化による感度の変化を直接的に招く可能性があることは認識されるであろう。しかし、磁場センサの温度の変化はまた、温度が、磁場感知素子がその上に配設される基板上に歪みを与える場合、感度の変化を間接的に招く可能性もある。]
[0005] 磁場センサおよび磁場感知素子の感度の変化は望ましくない。]
発明が解決しようとする課題

[0006] 磁場感知素子を含む磁場センサが、磁場感知素子の感度を直接的にか、または間接的に測定することが可能であり、それに応じて、磁場センサの感度を調整することが可能である。そのため、磁場センサは、両方の存在が、普通なら、磁場センサの感度を変えやすい可能性がある温度逸脱の存在下または製造段階の存在下で、概して、不変な磁場への感度を維持する。]
課題を解決するための手段

[0007] 本発明の1つの態様により、磁場センサが、基板によって支持される磁場感知素子を含む。磁場感知素子は、磁場応答信号部分を含む出力信号を生成するためのものである。磁場応答信号部分は、第1の磁場に対する感度を有する。磁場センサはまた、フィードバック回路を含み、その回路は、基板によって支持され、磁場感知素子に近接する電流導体を含む。電流導体は、第2の磁場を生成するためのものである。フィードバック回路はまた、第2の磁場に応答する利得調整信号を生成するように構成されている利得演算回路を含む。磁場センサはまた、基板によって支持され、利得調整信号を受け取るために結合される利得調整ノードを有する利得調整回路を含む。利得調整回路は、利得調整信号に応答して、磁場応答信号部分の感度を調整するように構成されている。]
[0008] 本発明の別の態様により、磁場センサが基板によって支持される磁場感知素子を含む。磁場感知素子は、磁場応答信号部分を含む出力信号を生成するためのものである。磁場応答信号部分は、第1の磁場に対する感度を有する。磁場センサはまた、フィードバック回路を含む。フィードバック回路は、基板によって支持される第1のピエゾ抵抗器を含む。第1のピエゾ抵抗器は、第1の圧電出力信号が生成されるノードを有する。第1の圧電出力信号は、第1の方向における基板の歪みに応答する。フィードバック回路はまた、基板によって支持される第2のピエゾ抵抗器を含む。第1および第2のピエゾ抵抗器はそれぞれ、それぞれの一次応答軸を有し、第1および第2のピエゾ抵抗器は、それらのそれぞれの一次応答軸が、概して、垂直になるように、相対配向で配設される。第2のピエゾ抵抗器は、第2の圧電出力信号が生成されるノードを有する。第2の圧電出力信号は、概して、第1の方向に垂直な第2の方向における基板の歪みに応答する。フィードバック回路はさらに、第1および第2の圧電出力信号に関連する信号を受け取るために結合される第1および第2の入力ノードと、利得調整信号が生成される出力ノードとを有する結合回路を含む。磁場センサはまた、基板によって支持される利得調整回路を含み、それは、利得調整信号を受け取るために結合される利得調整ノードを有する。利得調整回路は、利得調整信号に応答して、磁場応答信号部分の感度を調整するように構成されている。]
[0009] 本発明の前述の特徴、ならびに本発明それ自体は、図面の以下の詳細な説明から、より十分に理解され得る。]
図面の簡単な説明

[0010] 利得調整回路に結合される磁場感知素子、ここでは、ホール効果素子を有する回路のブロック図であって、利得調整回路は、利得調整信号を供給して、利得調整回路の利得を調整するように構成されているフィードバック回路に結合されており、いくつかの実施形態においては、フィードバック回路は、温度閾値回路および/またはパワーオン回路を含む、図である。
図1の温度閾値回路として使用可能な温度閾値回路の例示的な実施形態を示すブロック図である。
図1の温度閾値回路として使用可能な温度閾値回路の別の例示的な実施形態を示すブロック図である。
図1のパワーオン回路および温度閾値回路の代わりに使用可能な一体化パワーオン温度閾値回路を示すブロック図である。
図1の回路の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、2つのピエゾ抵抗器を含み、利得調整回路は、利得調整可能な前置増幅器を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、2つのピエゾ抵抗器を含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、ホール効果素子に隣接する導体を含み、利得調整回路は、利得調整可能な前置増幅器を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、ホール効果素子に隣接する導体を含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、第2のホール効果素子を含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、2つのピエゾ抵抗器を含み、またそれぞれのピエゾ抵抗器に隣接するそれぞれの導体も含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、2つのピエゾ抵抗器を含み、またそれぞれのピエゾ抵抗器に隣接するそれぞれの導体も含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
図1の回路の別の特定の実施形態のブロック図であって、フィードバック回路は、2つのピエゾ抵抗器を含み、またホール効果素子に隣接する導体も含み、利得調整回路は、ホール効果素子に結合される調整可能な電流源を備える、図である。
磁場感知素子と2つのピエゾ抵抗器との関係を示すブロック図である。
磁場感知素子と、磁場感知素子に隣接する電流導体とを示すブロック図である。
磁場感知素子と、2つのピエゾ抵抗器と、それぞれのピエゾ抵抗器に隣接するそれぞれの導体とを示すブロック図である。
磁場感知素子と、磁場感知素子の周囲に複数のループで形成された電流導体とを示すブロック図である。] 図1
実施例

[0011] 本発明を説明する前に、いくつかの導入的な概念および専門用語を説明する。本明細書において使用される限りでは、用語「磁場感知センサ」は、「磁場感知素子」を含む回路を説明するために使用される。磁場センサは、電流導体に流れる電流によって生成される磁場を感知する電流センサと、強磁性物体の接近を感知する磁気スイッチと、強磁性品目を、例えば、リング磁石の磁区を通過して感知する回転検出器と、磁場の磁場密度を感知する磁場センサとを含むが、それらに限定されない様々な用途に使用される。用語「磁場センサ」は、本明細書においては、語句「磁場を感知するための回路」と同義に使用される。]
[0012] 磁場感知素子はホール効果素子であることが、以下に示され、説明されるが、他の構成においては、磁場感知素子は、ホール効果素子であっても、磁気抵抗素子であっても、または磁気トランジスタであってもよく、しかし、それらに限定されない。知られているように、種々のタイプのホール効果素子、例えば、平面ホール素子、および垂直ホール素子がある。また知られているように、種々のタイプの磁気抵抗素子、例えば、巨大磁気抵抗(GMR)素子、異方性磁気抵抗(AMR)素子、トンネリング磁気抵抗(TMR)素子、および磁気トンネル接合(MTJ)がある。]
[0013] 本明細書において使用される限りでは、用語「ピエゾ抵抗器」は、ピエゾ抵抗器の歪みに関連する抵抗を有する回路素子を説明するために使用される。従来のピエゾ抵抗器は知られている。しかし、明白になるであろうように、後述するいくつかの構成においては、ピエゾ抵抗器はまた、ピエゾ抵抗器によって経験される磁場に関連する抵抗を有することが可能であり、このように、いわゆる「磁気抵抗器」として機能することもまた可能である。後述するピエゾ抵抗器が、歪みおよび磁場の両方に関連する抵抗を有するためには、ピエゾ抵抗器は、磁場に対するピエゾ抵抗器の感度を高めるために、従来のピエゾ抵抗器よりも大きく(例えば、より長く)作製可能である。しかし、本明細書において使用される限りでは、用語「ピエゾ抵抗器」はまた、従来の磁気抵抗素子も含む。]
[0014] 図1を参照すると、磁場を感知するための例示的な回路10が、磁場感知素子20、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子20は、電流源24から駆動電流22を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号26、28を生成するように構成されており、それは、利得調整回路14に結合される。利得調整回路14は、電流源24を含み、また前置増幅器30も含む。前置増幅器30は、差動入力信号26、28を増幅するように、かつ増幅信号32を生成するように構成されている。回路10はまた、別の回路素子34も含むことが可能であり、それは、いくつかの構成においては、(線形)増幅器であり、他の構成においては、比較器である。] 図1
[0015] 回路10はまた、ホール効果素子20の感度を直接的にか、または間接的に感知するように構成されているフィードバック回路12も含む。フィードバック回路は、利得調整回路に結合される利得調整信号16を生成するように構成されている。]
[0016] 動作中、電流源24または前置増幅器30のうちのいずれか一方(または両方)は、利得調整信号16に応答して増幅信号32の大きさに作用することが可能な利得調整素子として使用可能である。]
[0017] フィードバック回路12は、いくつかの実施形態においては、温度閾値回路18を含むことが可能である。フィードバック回路12はまた、いくつかの実施形態においては、パワーオン回路19を含むことが可能である。]
[0018] 温度閾値回路18は、利得調整信号16に作用するように構成されており、例えば、それにより、利得調整信号16は、回路10がその上に配設される基板の温度が温度閾値を上回っている温度に達したときのみ、利得調整回路14の利得を制御するようになる。]
[0019] パワーオン回路18はまた、利得調整信号16に作用するように構成されており、例えば、それにより、利得調整信号16は、回路10に与えられるパワーにすぐに続く時間周期の間のみ、利得調整回路14の利得を制御するようになる。]
[0020] 次に、図1Aを参照すると、例示的な温度閾値回路40が、図1の温度閾値回路18と同一であっても、または類似であってもよい。温度閾値回路40は、温度感知素子42がその上に配設される基板の温度に応答する温度信号44を生成するように構成されている温度感知素子42を含むことが可能である。比較器47が、温度信号44を受け取るために、かつ温度信号44を閾値信号46と比較するために結合される。比較器47は、例えば、温度信号44が温度閾値信号46を下回っている第1の状態と、温度信号44が温度閾値信号46を上回っている第2の状態とを呈することが可能な温度イネーブル信号48を生成するように構成されている。] 図1 図1A
[0021] 次に、図1Bを参照すると、別の例示的な温度閾値回路50が、図1の温度閾値回路18と同一であっても、または類似であってもよい。温度閾値回路50は、温度感知素子52がその上に配設される基板の温度に応答する温度信号54を生成するように構成されている温度感知素子52を含むことが可能である。比較器58が、温度信号54を受け取るために、かつ温度信号54を閾値信号56と比較するために結合される。比較器58は、例えば、温度信号54が温度閾値信号56を下回っている第1の状態と、温度信号54が温度閾値信号56を上回っている第2の状態とを呈することが可能な比較信号60を生成するように構成されている。温度閾値回路50はまた、比較信号60を受け取るために結合され、温度イネーブル信号64を生成するように構成されている単安定マルチバイブレータ62も含むことが可能である。] 図1 図1B
[0022] 動作中、温度イネーブル信号64は、温度信号54が、温度閾値信号56の値を交差するときに、またはそのとき近くに開始し、単安定マルチバイブレータ62の特性によって決定されるときに終了するパルス信号である。いくつかの構成においては、パルス信号64は、約1ミリ秒の持続時間を有する。]
[0023] 図1Aの回路40は、実質的な静的信号として温度イネーブル信号48を生成することが可能であり、図1Bの回路50は、パルス信号として温度イネーブル信号48を生成することが可能であることを理解すべきである。] 図1A 図1B
[0024] 次に、図1Cを参照すると、一体型パワーオン/温度閾値回路700が、パワーアップのときにも、また温度逸脱のときにも、イネーブル信号742の状態の変化をもたらす。回路700は、回路の、例えば図1の回路10のパワーアップを示すパワーオン信号704を生成するように構成されているパワーオン回路702を含む。] 図1 図1C
[0025] 図1のパワーオン回路19、または図1Cのパワーオン回路702として使用可能なパワーオン回路は知られており、そのため、これ以上は説明しない。しかし、パワーオン回路19、702は、いくつかの実施形態においては、実質的な静的パワーオンイネーブル信号を生成することが可能であり、他の実施形態においては、パワーが、回路、例えば図1の回路10に与えられるとき近くに、パルス信号としてパワーオンイネーブル信号を生成することが可能であることを認識すべきである。] 図1 図1C
[0026] 回路700はまた、パワーオン信号704を受け取るために結合され、所定の周期を有するパワーオン2値パルス信号708を生成するように構成されている単安定マルチバイブレータ706を含む。パワーオン2値パルス信号708は、2値サンプリング信号716を生成するように構成されているORゲート714に結合される。]
[0027] 回路700はまた、回路、例えば図1の回路10の温度を示す温度信号746を生成するように構成されている温度感知素子744を含む。温度信号746は、サンプル/ホールド回路748によって受け取られ、その回路は、2値サンプリング信号716の一方の状態の間、温度信号746をサンプリングし、その結果、2値サンプリング信号716の他方の状態の間、ホールド温度信号750をもたらす。] 図1
[0028] オフセット回路718が、ホールド温度信号750を受け取るために結合される。1つの構成においては、オフセット回路718は、第1の電圧源722および第2の電圧源724それぞれを含み、それらは、正のオフセットホールド温度信号720と、負のオフセットホールド温度信号726とを生成するために結合される。正のオフセットホールド温度信号720は、ホールド温度信号750、例えば100ミリボルトを上回っている所定の量であり、負のオフセットホールド温度信号726は、ホールド温度信号750、例えば100ミリボルトを下回っている所定の量であることは明白であろう。しかし、いくつかの他の構成においては、第1の電圧源722と第2の電圧源724とは、異なってよく、その結果、ホールド温度信号750から離れた別の所定の量である正のオフセットホールド温度信号720および負のオフセットホールド温度信号726がもたらされる。]
[0029] 正のオフセットホールド温度信号720および負のオフセットホールド温度信号726は、ウィンドウ比較器730によって受け取られる。ウィンドウ比較器は、様々なトポロジーにより構成可能であり、示されているトポロジーは、単に代表に過ぎない。ウィンドウ比較器730はまた、温度信号746を受け取るために結合される。]
[0030] 動作中、ウィンドウ比較器730は、温度信号752が、正のオフセットホールド温度信号720と、負のオフセットホールド温度信号726との境界によって定められるウィンドウの外側を遷移するときはいつも、2値ウィンドウ比較器出力信号742の状態の変化を生成するように構成されている。このようにして、2値ウィンドウ比較器出力信号742は、温度感知素子744によって経験される温度逸脱を示す。]
[0031] 2値ウィンドウ比較器出力信号742はまた、回路700のパワーアップのとき近くに状態の変化を有することは明白であるべきである。パワーアップのときに、温度信号752は、温度を示す値に急速に達することが可能であり、正のオフセットホールド温度信号720および負のオフセットホールド温度信号726は、よりゆっくりと安定した値に近づくことが可能である。そのため、パワーアップのときに、最初、2値ウィンドウ比較器出力信号742は、例えば、高いことが可能である。正のオフセットホールド温度信号720および負のオフセットホールド温度信号726が、より安定した値に達したとき、2値ウィンドウ比較器出力信号742は、低い状態に遷移することが可能である。]
[0032] また、動作中、温度信号746が、正のオフセットホールド温度信号720と、負のオフセットホールド温度信号726との境界によって定められるウィンドウの外側を遷移するいかなるときにも、2値ウィンドウ比較器出力信号742は状態を変える。]
[0033] 2値ウィンドウ比較器出力信号742は、後続の図面に示す回路における「イネーブル」信号として使用可能である。後述するように、磁場を感知するための回路の利得調整、すなわち、利得較正は、イネーブル信号742の高状態の間、あるいは低状態の間、生じることが可能である。上述の議論から、イネーブル信号742は、パワーアップのときに、またはパワーアップのとき近くに、かつまた温度感知素子744によって感知される温度逸脱のときに、または温度逸脱のとき近くに、このような較正を開始するのに役立つことが可能であることが理解されるであろう。]
[0034] 本明細書において使用される限りでは、用語「イネーブル」信号は、温度イネーブル信号、パワーオンイネーブル信号、または両方の組合せのいずれかを示すために使用される。]
[0035] イネーブル信号742は、別の単安定マルチバイブレータ712に結合され、それは、温度逸脱2値パルス信号710を生成する。温度逸脱2値パルス信号710はまた、ORゲート714によって受け取られ、その結果、イネーブル信号742が温度逸脱による状態の変化を有するとき、2値サンプル信号748内に別のパルスをもたらす。]
[0036] 温度逸脱から生じるパルス2値サンプル信号716は、新規値を呈するホールド温度信号750と、そのため、ホールド温度信号750を囲む新規位置を呈する正のオフセットホールド温度信号720および負のオフセットホールド温度信号726の境界によって定められるウィンドウとをもたらすことは明白であるべきである。したがって、イネーブル信号742は、またその元の状態に変わる。]
[0037] このようにして、パワーアップ状態だけが、イネーブル信号742の一時的な高状態をもたらすのではなく、温度感知素子744によって経験される温度逸脱もまた、イネーブル信号742の一時的な高状態をもたらす。したがって、イネーブル信号742により、後述の回路のいずれもが、パワーアップのとき、および所定の温度逸脱、すなわち正または負のいずれかの温度逸脱を経験したときの両方において、自動的に較正する(例えば、利得調整する)ことになり得る。]
[0038] 次に、図2を参照すると、磁場を感知するための回路70が、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路72を含むことが可能である。フィードバック回路72は、より十分に後述する。] 図1 図2
[0039] 回路70は、磁場感知素子108、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子108は、電流源110から駆動電流信号112を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号114、116を生成するように構成されており、それは、前置増幅器118に結合される。前置増幅器118は、フィードバック回路72によって生成される利得調整信号106に応答する利得を有する利得調整素子として使用される。前置増幅器118は、差動入力信号114、116を増幅するように、かつ増幅信号120を生成するように構成されている。回路70はまた、増幅信号120を受け取るために結合され、出力信号124を生成するように構成されている別の回路素子122も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子122は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子122は、比較器である。]
[0040] フィードバック回路72は、第1のピエゾ抵抗器80および第2のピエゾ抵抗器86それぞれを含むことが可能である。ピエゾ抵抗器が、ピエゾ抵抗器によって経験される歪みに関連して変動する抵抗を有する回路素子であることは理解されるであろう。上述したように、回路70がその上に配設される基板が温度逸脱を経験したとき、または基板が、ある種の製造加工段階、例えば、集積回路本体とのオーバーモールドを経験したとき、基板は、応力および結果生じる歪みを経験する可能性がある。歪みは、磁場感知素子108の感度に作用する可能性がある。より十分に後述するように、フィードバック回路72と、ピエゾ抵抗器80、86とは、特に、歪みを測定することが可能であり、フィードバック回路72は、歪みに関連するフィードバック信号106を生成することが可能である。]
[0041] 第1のピエゾ抵抗器80は、第1の電流源76から第1の電流信号78を受け取るために結合可能であり、その結果、第1の電圧信号78aが生じる。フィードバック回路72はまた、第1の電圧信号78aを受け取るために結合され、第1の増幅信号94を生成するように構成されている第1の増幅器81も含むことが可能である。]
[0042] 同様に、第2のピエゾ抵抗器86は、第2の電流源82から第2の電流信号84を受け取るために結合可能であり、その結果、第2の電圧信号84aが生じる。フィードバック回路72はまた、第2の電圧信号84aを受け取るために結合され、第2の増幅信号92を生成するように構成されている第2の増幅器90も含むことが可能である。]
[0043] フィードバック回路72はさらに、第1の増幅信号94および第2の増幅信号92それぞれを受け取るために結合され、出力信号98を生成するように構成されている結合回路96を含むことが可能である。いくつかの構成においては、フィードバック回路72は、出力信号98を受け取るために結合されるサンプル/ホールド回路104を含む。サンプル/ホールド回路104は、パルス発生器100からパルス信号102を受け取るために結合可能であり、その状態または遷移の結果、出力信号98をサンプリングし、それに応じて、利得制御信号106生成するサンプル/ホールド回路104がもたらされる。パルス発生器100は、イネーブル信号88に応答することが可能であり、それは、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路70は、温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方、あるいは両方を含むことが可能であり、それらは、図1〜図1Bと併せて上述している。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号88のみを図示する。] 図1 図1A 図1B
[0044] サンプル/ホールド回路104は、出力信号98をサンプリングして、温度イネーブル信号もしくはパワーオンイネーブル信号がアクティブなときの間、例えば、回路の温度が温度閾値を上回って上昇したときの間、またはパワーが回路70に最近与えられたときの間、利得調整信号106を生成することが可能であることは上述の議論から明白であるべきである。反対に、サンプル/ホールド回路104は、温度イネーブル信号もしくはパワーオンイネーブル信号がアクティブでないときの間、例えば、温度が温度閾値を上回っている状態から温度閾値を下回っている状態に低下するときの間、またはパワーが回路70に与えられた後のときに、利得調整信号106を保持することが可能である。]
[0045] イネーブル信号88はまた、第1の電流源76および第2の電流源82それぞれによって受取り可能であり、それにより、第1の電流源76および第2の電流源82は、イネーブル信号88がアクティブであるときのみ、第1の電流信号78および第2の電流信号84を生成することになる。この構成により、回路70は、利得調整が要求されないとき、例えば、回路70の温度が温度閾値を超えなかったときに、パワーを保存することが可能である。]
[0046] いくつかの構成においては、第1のピエゾ抵抗器80および第2のピエゾ抵抗器86は、それらがその上に配設される基板について垂直に配置される。この構成により、第1の電圧信号78aの値が、基板の主な表面に平行な第1の方向における歪みに関連し、第2の電圧信号84aの値が、基板の主な表面に平行、かつ第1の方向に垂直な第2の方向における歪みに関連する。この構成により、基板の主な表面に平行ないずれの方向における基板の歪みをも、ピエゾ抵抗器80、86によって感知可能である。]
[0047] 構成においては、第1の電流信号78と、第2の電流信号84との間の所定の関係は、基板が温度逸脱を受けた場合、第1の方向における基板の歪みと、第2の方向における基板の歪みとの間の予想される関係により選択される。]
[0048] いくつかの構成においては、結合回路96は、増幅信号94、92の和として、出力信号98および結果生じる利得調整信号106を供給する。他の構成においては、結合回路96は、増幅信号94、92の2乗平均平方根(RMS)和として、出力信号98および結果生じる利得調整信号106を供給する。さらなる他の構成、具体的には、磁場感知素子108の感度は、それがその上に配設される基板の歪みの非線形関数であるための構成においては、結合回路96は、他のやり方で、増幅信号94、92を結合することが可能である。]
[0049] 動作中、利得調整信号106は、ピエゾ抵抗器80、86によって感知される歪みに関連して前置増幅器118の利得を調整し、利得調整信号106が供給されなかった場合よりも、歪みおよび温度逸脱の存在下で、回路70の感度をより一定に保つ傾向がある。当業者は、基板の歪みと、基板の上に配設されるホール素子の感度に対して結果生じる効果との間の関係を理解するであろう。当業者はまた、基板の温度と、基板の上に配設されるホール素子の感度に対して結果生じる効果との関係も理解するであろう。]
[0050] 次に、図2Aを参照すると、その中では同様の参照記号を有する図2の同様の素子が示され、磁場を感知するための別の回路130が、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図2のフィードバック回路72を含むことが可能である。図2の回路70と異なり、利得調整は、利得調整信号106に応答して、ホール効果素子108への調整可能な電流信号140を生成する調整可能な電流源136によってもたらされる。固定された利得前置増幅器142が、図2の利得調整可能な前置増幅器118に取って代わる。] 図1 図2 図2A
[0051] 回路130の動作は、実質的には、図2と併せて上述した動作と同一である。
次に図3を参照すると、磁場を感知するための回路150が、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路152を含むことが可能である。フィードバック回路152は、より十分に後述する。] 図1 図2 図3
[0052] 回路150は、磁場感知素子166、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子166は、電流源190から駆動電流信号192を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号194、196を生成するように構成されており、それは、前置増幅器198に結合される。前置増幅器198は、フィードバック回路152によって生成される利得調整信号186に応答する利得を有する利得調整素子として使用される。前置増幅器198は、差動入力信号194、196を増幅するように、かつ増幅信号200を生成するように構成されている。回路150はまた、増幅信号200を受け取るために結合され、フィルタリング信号204を生成するように構成されているローパスフィルタ202も含むことが可能である。回路150はまた、フィルタリング信号204を受け取るために結合され、出力信号208を生成するように構成されている別の回路素子206も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子206は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子206は比較器である。]
[0053] フィードバック回路152は、ここでは、ホール効果素子166の周囲にループを形成するように示されている導体164を含むことが可能である。導体164は、電流源160から電流信号162を受け取るために結合可能である。電流源160は、パルス発生器154によって生成されるパルス信号158を受け取るために結合可能である。パルス信号158は、パルス電流信号162をもたらすことが可能である。いくつかの構成においては、パルス電流信号は、2つの状態、すなわち基本的にゼロ電流が導体164内に流れる間の第1の状態と、所定の電流が導体164内に流れる間の第2の状態とを有する。いくつかの構成においては、第2の状態のデューティサイクルは小さくてよく、例えば、約1パーセントから約5パーセントの範囲にあってよい。いくつかの構成においては、パルス電流信号162の周波数は、約25kHzから500kHzの範囲にある。]
[0054] 電流源160が第1の状態にあり、基本的にゼロ電流を生成するとき、ホール効果素子166は、測定することを意図される磁場、例えば、電流センサと併せて見られることになる電流搬送導体(または、より単純に、電流導体)を通る電流から生じる磁場にのみ応答することは理解されるであろう。しかし、電流源160が第2の状態にあり、所定の電流を生成するとき、ホール効果素子166は、測定することを意図される磁場だけでなく、導体164を通る所定の電流によって生成される磁場にもまた応答する。そのため、増幅信号200は、上述の電流パルスを有する電流信号162から生じる磁場を示すパルスと組み合わせられて、回路150が測定することを意図される磁場を示す信号の和である。]
[0055] 増幅信号200は、別の増幅信号175を生成するように構成されている増幅器178によって受け取られる。第1のサンプル/ホールド回路174および第2のサンプル/ホールド回路178はそれぞれ、増幅信号175を受け取るために、かつ第1のサンプリング信号180および第2のサンプリング信号192それぞれを生成するために結合される。第1のサンプル/ホールド回路174は、パルス信号158を受け取り、パルス信号158の特定の状態の間、例えば、電流信号162が電流パルスを有するときに、サンプリングする。第2のサンプル/ホールド回路176は、インバータ170によって生成される反転パルス信号172を受け取り、反転パルス信号172の特定の状態の間、例えば、電流信号162が電流パルスを有していないときに、サンプリングする。第1のサンプリング信号180は、上述の電流パルスを有する電流信号162から生じる磁場との組合せで、回路150が測定することを意図される磁場を示すが、第2のサンプリング信号182は、回路150が測定することを意図される磁場を示すことを理解すべきである。]
[0056] フィードバック回路152は、第1のサンプリング信号180および第2のサンプリング信号182を受け取るために結合される結合回路184を含むことが可能である。結合回路184は、前置増幅器198に結合される利得調整信号186を生成するように構成されている。いくつかの構成においては、結合回路184は、第1のサンプリング信号180と第2のサンプリング信号182との差として、利得調整信号186を供給し、そのため、上述の電流パルスを有する電流信号162から生じる磁場のみを示す。この特定の構成により、利得調整信号186は、上述の電流パルスから生じる磁場に対するホール効果素子166の感度を直接的に示すことを理解すべきである。]
[0057] 本明細書において使用される限りでは、用語「利得演算回路」は、導体164、電流源160、またはパルス発生器154を含まないフィードバック回路152の一部分を説明するために使用される。]
[0058] ローパスフィルタ202は、基本的には、上述の電流パルスから生じる増幅信号200におけるパルスを取り除き、回路150が測定することを意図される磁場のみを示すフィルタリング信号204を出す。フィルタリング信号204が第2のサンプリング信号182に類似しており、他の実施形態においては、どちらの信号も相互置換え可能に使用可能であることは理解されるであろう。したがって、信号204は、結合回路184に対して破線により結合されるように示される。]
[0059] 動作中、利得調整信号186は、ホール効果素子164の直接的に測定された感度に関連して前置増幅器198の利得を調整し、利得調整信号186が供給されなかった場合よりも、ホール効果素子166の感度における歪みに関連する変化、またはホール効果素子166の感度における他の変化の存在下で、回路150の感度をより一定に保つ傾向がある。]
[0060] ホール効果素子166の感度は、温度によりホール効果素子166上にもたらされる歪みは別として、温度によって直接的に作用される可能性があることは認識されるであろう。例えば、ホール効果素子の可動性は、温度に関連している可能性がある。回路150は、ホール効果素子166の感度を直接的に測定するので、回路150は、前置増幅器198の利得を調整して、いずれの変化原因から生じるホール効果素子166の感度の変化をも示すように構成されている。]
[0061] パルス発生器154は、イネーブル信号156を受け取るために結合可能であり、それは、図2と併せて上述したように、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路150は、図1〜図1Bと併せて上述した温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方または両方を含むことが可能である。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号156のみを図示する。] 図1 図1A 図1B 図2
[0062] 次に図3Aを参照すると、その中では同様の参照記号を有する図3の同様の素子が示され、磁場を感知するための別の回路220が、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図3のフィードバック回路152を含むことが可能である。図3の回路150と異なり、利得調整は、利得調整信号186に応答してホール効果素子166への調整可能な電流信号224を生成する調整可能な電流源222によってもたらされる。固定された利得前置増幅器226が、図3の利得調整可能な前置増幅器198に取って代わる。] 図1 図3 図3A
[0063] 回路220の動作は、実質的には、図3と併せて上述した動作と同一である。
次に、図3Bを参照すると、図3の回路150と同様に、磁場を感知するための回路240が、ホール効果素子の感度の直接的な測定によって利得調整を達成する。しかし、回路150と異なり、感度を直接的に測定するために使用される素子は、第2のホール効果素子254であり、磁場を測定することを意図されたホール効果素子280ではない。] 図3 図3B
[0064] 回路240は、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路242を含むことが可能である。フィードバック回路242は、より十分に後述する。] 図1
[0065] 回路240は、磁場感知素子280、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子280は、電流源276から駆動電流信号278を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号282、284を生成するように構成されており、それは、前置増幅器286に結合される。前置増幅器286は、増幅信号288を生成するように構成されている。回路240はまた、増幅信号288を受け取るために結合され、出力信号290を生成するように構成されている別の回路素子290も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子290は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子290は比較器である。]
[0066] フィードバック回路242は、二次磁場感知素子254、ここでは、ホール効果素子を含むことが可能である。二次ホール効果素子254は、電流源256から駆動電流信号258を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号264、266を生成するように構成されており、それは、第2の前置増幅器268に結合される。ここでは、コイルとして示されている電流導体252が、二次ホール効果素子254に隣接する。電流導体252は、電流源246から電流信号250を受け取る。差動ホール電圧信号264、266は、電流導体252によって生成される磁場と、第2のホール効果素子254の感度とを示す。いくつかの構成においては、回路240は、第2のホール効果素子254に隣接して配設される磁気シールドを含み、電流導体252によって生成される磁場以外の磁場の二次ホール効果素子254への影響を減らす。]
[0067] 第2の前置増幅器268は、増幅信号270を生成するように構成されている。フィードバック回路242は、増幅信号270を受け取るために結合され、利得調整信号274を生成するように構成されているサンプル/ホールド回路272を含むことが可能である。電流源276は、利得調整信号274に応答してホール効果素子280への調整可能な電流信号278として電流信号278を生成する。]
[0068] 動作中、利得調整信号274は、電流源276を調整し、利得調整信号274が供給されなかった場合よりも、ホール効果素子280の感度における変化に関連する二次ホール効果素子254の感度における変化の存在下で、回路240の感度をより一定に保つ傾向がある。]
[0069] パルス発生器260は、イネーブル信号248を受け取るために結合可能であり、それは、図2と併せて上述したように、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路240は、図1〜図1Bと併せて上述した温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方または両方を含むことが可能である。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号248のみを図示する。] 図1 図1A 図1B 図2
[0070] イネーブル信号248はまた、第1の電流源246および第2の電流源256それぞれによって受取り可能であり、それにより、第1の電流源246および第2の電流源256は、イネーブル信号248がアクティブであるとき、すなわち特定の状態にあるときのみ、第1の電流信号250および第2の電流信号258を生成することになる。この構成により、回路240は、利得調整が要求されないとき、例えば、回路240の温度が温度閾値を超えなかったときに、パワーを保存することが可能である。]
[0071] フィードバック回路242は、電流源276によってホール効果素子280と関連付けられる利得を制御するように示されているが、他の実施形態においては、利得調整信号274は、前置増幅器286の代わりの利得調整可能な前置増幅器に印加可能である。]
[0072] 次に、図4を参照すると、磁場を感知するための回路300が、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路302を含むことが可能である。フィードバック回路302は、より十分に後述する。] 図1 図4
[0073] 回路300は、磁場感知素子352、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子352は、調整可能な電流源348から駆動電流信号350を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号354、356を生成するように構成されており、それは、前置増幅器358に結合される。調整可能な電流源348は、フィードバック回路302によって生成される利得調整信号344に応答し、差動ホール電圧信号354、356の利得調整をもたらす。前置増幅器358は、増幅信号360を生成するように構成されている。回路300はまた、増幅信号360を受け取るために結合され、出力信号364を生成するように構成されている別の回路素子362も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子362は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子362は、比較器である。]
[0074] フィードバック回路302は、第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320それぞれを含むことが可能である。上述したように、回路300がその上に配設される基板が温度逸脱を経験した場合、または基板がある種の製造加工段階、例えば、集積回路本体とのオーバーモールドを経験した場合、基板は、応力および結果生じる歪みを経験する可能性がある。歪みは、磁場感知素子352の感度に作用する可能性がある。より十分に後述するように、フィードバック回路302、および具体的には、ピエゾ抵抗器312、320は、歪みを測定することが可能であり、フィードバック回路302は、歪みに関連するフィードバック信号344を生成することが可能である。]
[0075] 第1のピエゾ抵抗器312は、第1の電流源308から第1の電流信号310を受け取るために結合可能であり、その結果、第1の電圧信号310aが生じる。フィードバック回路302はまた、第1の電圧信号310aを受け取るために結合され、第1の増幅信号328を生成するように構成されている第1の増幅器327を含むことが可能である。]
[0076] 同様に、第2のピエゾ抵抗器320は、第2の電流源316から第2の電流信号318を受け取るために結合可能であり、その結果、第2の電圧信号318aが生じる。フィードバック回路302はまた、第2の電圧信号318aを受け取るために結合され、第2の増幅信号332を生成するように構成されている第2の増幅器330を含むことが可能である。]
[0077] 図2の回路70と異なり、回路300はさらに、第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320に隣接して、ここでは、コイルとして示されている直列結合の第1の導体314および第2の導体322それぞれを含むことが可能である。一次的に歪みに応答するピエゾ抵抗器はまた、磁場にも応答することは認識されるであろう。この目的のために、導体314、322は、電流源324から電流信号326を受け取るために結合される。導体314、322を通る電流信号326は、ピエゾ抵抗器312、320において磁場をもたらす。そのため、第1の増幅信号328および第2の増幅信号332が、(例えば、それぞれの歪みに比例して変化する電圧を有する)第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320それぞれによって経験される歪みを示し、また(例えば、電流信号326に比例して変化する電圧を有する)第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320それぞれの磁場応答(すなわち感度)も示すことを認識すべきである。第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320の磁場感度の変化は、磁場感知素子352の磁場感度の変化に関連している傾向があることを理解すべきである。回路300は、図2の回路70よりも、磁場感度の変化をより直接的に測定する傾向がある。] 図2
[0078] フィードバック回路302はさらに、第1の増幅信号328および第2の増幅信号332それぞれを受け取るために結合され、出力信号336を生成するように構成されている結合回路334を含むことが可能である。いくつかの構成においては、フィードバック回路302は、出力信号336を受け取るために結合されるサンプル/ホールド回路342を含む。サンプル/ホールド回路342は、パルス発生器338からパルス信号340を受け取るために結合可能であり、その状態または遷移の結果、出力信号336をサンプリングし、それに応じて、利得制御信号344を生成するサンプル/ホールド回路342がもたらされる。パルス発生器338は、イネーブル信号306に応答することが可能であり、それは、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路300は、図1〜図1Bと併せて上述した温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方または両方を含むことが可能である。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号306のみを図示する。] 図1 図1A 図1B
[0079] サンプル/ホールド回路342は、出力信号336をサンプリングして、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブであるときの間、例えば、回路の温度が温度閾値を上回って上昇したときの間、またはパワーが回路300に最近与えられたときの間、利得調整信号344を生成することが可能であることは、上述の議論から明白であるべきである。反対に、サンプル/ホールド回路342は、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブでないときの間、例えば、温度が温度閾値を上回っている状態から温度閾値を下回っている状態に低下するときの間、またはパワーが回路300に与えられた後のときに、利得調整信号344を保持することが可能である。]
[0080] イネーブル信号306はまた、パルス発生器306によって受取り可能なだけでなく、第1の電流源308および第2の電流源316それぞれによっても、また電流源324によっても受取り可能であり、それにより、第1の電流源308および第2の電流源316、ならびにまた電流源324は、イネーブル信号306がアクティブであるときのみ、すなわち特定の状態にあるときのみ、第1の電流信号310および第2の電流信号318、ならびにまた電流信号326を生成することになる。この構成により、回路300は、利得調整が要求されないとき、例えば、回路300の温度が温度閾値を超えなかったときに、パワーを保存することが可能である。]
[0081] いくつかの構成においては、第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320は、それらがその上に配設される基板について垂直に配置される。この構成により、第1の電圧信号310aの値が、基板の主な表面に平行な第1の方向における歪みに関連し、第2の電圧信号318aの値が、基板の主な表面に平行、かつ第1の方向に垂直な第2の方向における歪みに関連する。この構成により、基板の主な表面に平行ないずれの方向における基板の歪みをも、ピエゾ抵抗器312、320によって感知可能である。]
[0082] いくつかの構成においては、結合回路334は、増幅信号328、332の和として、出力信号336および結果生じる利得調整信号344を供給する。他の構成においては、結合回路334は、増幅信号328、332の2乗平均平方根(RMS)和として、出力信号336および結果生じる利得調整信号344を供給する。さらなる他の構成、具体的には、磁場感知素子352の感度は、それがその上に配設される基板の歪みの非線形関数であるための構成においては、結合回路334は、他のやり方で、増幅信号328、332を結合することが可能である。]
[0083] 動作中、利得調整信号344は、電流信号350を調整し、そのため、利得調整信号344が供給されなかった場合よりも、第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320によって感知される歪みに関連し、また第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320の磁場感度にも関連するホール効果素子352の感度は、歪みおよび温度逸脱の存在下で、回路300の感度をより一定に保つ傾向がある。]
[0084] フィードバック回路302は、電流源348によって、ホール効果素子352と関連付けられる利得を制御するように示されているが、他の実施形態においては、利得調整信号344は、前置増幅器358の代わりに利得調整可能な前置増幅器に印加可能である。]
[0085] 導体314、322は、直列に結合されるように、かつ電流源324によって駆動されるように示されているが、他の構成においては、導体314、322は、電流源324によって並列に駆動される。さらなる別の構成においては、導体314、322は、別個の電流源によって、別々に駆動される。]
[0086] いくつかの構成においては、回路300は、電流搬送導体314、322のうちの一方のみを有する。
次に、図4Aを参照すると、磁場を感知するための回路400が、図4の回路300に類似しているが、別のやり方で、ピエゾ抵抗器によって生成される信号に関して動作する。回路400は、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路402を含むことが可能である。フィードバック回路402は、より十分に後述する。] 図1 図4 図4A
[0087] 回路400は、磁場感知素子468、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子468は、調整可能な電流源464から駆動電流信号466を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号470、472を生成するように構成されており、それは、前置増幅器474に結合される。調整可能な電流源464は、フィードバック回路402によって生成される利得調整信号462に応答し、差動ホール電圧信号470、472の利得調整をもたらす。前置増幅器474は、増幅信号476を生成するように構成されている。回路400はまた、増幅信号476を受け取るために結合され、出力信号480を生成するように構成されている別の回路素子478も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子478は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子478は、比較器である。]
[0088] フィードバック回路402は、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420それぞれを含むことが可能である。第1のピエゾ抵抗器412は、第1の電流源408から第1の電流信号410を受け取るために結合可能であり、その結果、第1の電圧信号410aが生じる。フィードバック回路402はまた、第1の電圧信号410aを受け取るために結合され、第1の増幅信号426を生成するように構成されている第1の増幅器424も含むことが可能である。]
[0089] 同様に、第2のピエゾ抵抗器420は、第2の電流源416から第2の電流信号418を受け取るために結合可能であり、その結果、第2の電圧信号418aが生じる。フィードバック回路402はまた、第2の電圧信号418aを受け取るために結合され、第2の増幅信号438を生成するように構成されている第2の増幅器436も含むことが可能である。]
[0090] 図2の回路70と異なるが、図4の回路300と同様に、回路400はさらに、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420に隣接して、ここでは、コイルとして示されている直列結合の第1の導体414および第2の導体422それぞれを含むことが可能である。一次的に歪みに応答するピエゾ抵抗器はまた、磁場にも応答することは認識されるであろう。この目的のために、導体414、422は、電流源458から電流信号459を受け取るために結合される。図4の電流信号346と異なり、電流信号459は、パルス発生器455に応答するパルス電流信号である。導体414、422を通る電流信号459は、ピエゾ抵抗器412、420において磁場をもたらす。そのため、第1の増幅信号426および第2の増幅信号438は、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420それぞれによって経験される歪みを示し、また第1のピエゾ抵抗器312および第2のピエゾ抵抗器320それぞれの磁場応答も示すことを認識すべきである。図4と併せて上述したように、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420の磁場感度の変化は、磁場感知素子468の磁場感度の変化に関連している傾向があることを理解すべきである。回路400は、図2の回路70よりも、磁場感度の変化をより直接的に測定する傾向がある。] 図2 図4
[0091] フィードバック回路402はさらに、第1の増幅信号426を受け取るために結合される第1のサンプル/ホールド回路428および第2のサンプル/ホールド回路430それぞれを含むことが可能であり、また第2の増幅信号438を受け取るために結合される第3のサンプル/ホールド回路432および第4のサンプル/ホールド回路434それぞれも含むことが可能である。第1のサンプル/ホールド回路428は、第1のサンプリング信号440を生成し、第2のサンプル/ホールド回路430は、第2のサンプリング信号442を生成し、第3のサンプル/ホールド回路432は、第3のサンプリング信号446を生成し、第4のサンプル/ホールド回路434は、第4のサンプリング信号448を生成し、それぞれが、結合回路460によって受け取られる。]
[0092] 第1のサンプル/ホールド回路428および第3のサンプル/ホールド回路432は、電流信号459がパルス電流と等しい値を有するときに、サンプリングする。そのため、第1のサンプリング信号440および第3のサンプリング信号446は、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420それぞれによって経験される歪みを示し、また、パルス電流信号459によって生成される磁場に対する(また、存在し得る任意の他の磁場に対する)第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420の磁場応答も示す。]
[0093] 第2のサンプル/ホールド回路430および第4のサンプル/ホールド回路434は、電流信号459が実質的なゼロの値を有するときに、サンプリングする。そのため、第2のサンプリング信号442および第4のサンプリング信号448は、概して、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420それぞれによって経験される歪みのみを示す。しかし、第2のサンプリング信号442および第4のサンプリング信号448はまた、存在し得る任意の他の磁場も示すことが可能である。第2のサンプリング信号442および第4のサンプリング信号448は、パルス電流信号459によって生成される磁場に対する(また、存在し得る任意の他の磁場に対する)第1のピエゾ抵抗器412および第第2のピエゾ抵抗器420の磁場応答のみを示す信号を達成するために、第1のサンプリング信号440および第3のサンプリング信号446から減算可能なベースラインを示す。]
[0094] 結合回路460は、利得調整信号462を生成するように構成されている。パルス発生器455は、イネーブル信号406に応答することが可能であり、それは、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路300は、図1〜図1Bと併せて上述した温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方または両方を含むことが可能である。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号406のみを図示する。] 図1 図1A 図1B
[0095] パルス発生器455によって受け取られるイネーブル信号406によって、サンプル/ホールド回路428、430、432、434はサンプリングして、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブであるときの間、例えば、回路の温度が温度閾値を上回って上昇したときの間、またはパワーが回路400に最近与えられたときの間、利得調整信号462を生成することが可能であることは上述の議論から明白であるべきである。反対に、サンプル/ホールド回路428、430、432、434は、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブでないときの間、例えば、温度が温度閾値を上回っている状態から温度閾値を下回っている状態に低下するときの間、またはパワーが回路400に与えられた後のときには、利得調整信号462を保持することが可能である。]
[0096] イネーブル信号406はまた、第1の電流源408および第2の電流源416それぞれによって受取り可能であり、それにより、第1の電流源408および第2の電流源416は、イネーブル信号406がアクティブであるとき、すなわち特定の状態にあるときのみ、第1の電流信号410および第2の電流信号418を(また、電流信号459も)生成することになる。この構成により、回路400は、利得調整が要求されないとき、例えば、回路400の温度が温度閾値を超えなかったときに、パワーを保存することが可能である。]
[0097] いくつかの構成においては、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420は、それらがその上に配設される基板について垂直に配置される。この構成により、第1の電圧信号410aの値が、基板の主な表面に平行な第1の方向における歪みに関連し、第2の電圧信号418aの値が、基板の主な表面に平行、かつ第1の方向に垂直な第2の方向における歪みに関連する。この構成により、基板の主な表面に平行ないずれの方向における基板の歪みをも、ピエゾ抵抗器412、420によって感知可能である。]
[0098] いくつかの構成においては、結合回路460は、第1のサンプリング信号440と第3のサンプリング信号446の和に関連する利得調整信号462を供給する。いくつかの構成においては、結合回路460は、第1のサンプリング信号440と第3のサンプリング信号446の和から、第2のサンプリング信号442と第4のサンプリング信号448の和を減算する。]
[0099] 他の構成においては、結合回路460は、第1のサンプリング信号440と第3のサンプリング信号446の2乗平均平方根(RMS)和に関連する利得調整信号462を供給する。いくつかの構成においては、結合回路460は、第1のサンプリング信号440と第3のサンプリング信号446のRMS和から、第2のサンプリング信号442と第4のサンプリング信号448のRMS和を減算する。]
[0100] さらなる他の構成、具体的には、磁場感知素子468の感度は、それがその上に配設される基板の歪みの非線形関数であるための構成においては、結合回路460は、他のやり方で、第1のサンプリング信号440と、第2のサンプリング信号442と、第3のサンプリング信号446と、第4のサンプリング信号448とを結合することが可能である。]
[0101] 動作中、利得調整信号462は、電流信号446を調整し、そのため、利得調整信号462が供給されなかった場合よりも、第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420によって感知される歪みに関連し、また第1のピエゾ抵抗器412および第2のピエゾ抵抗器420の磁場感度に関連するホール効果素子468の感度は、歪みおよび温度逸脱の存在下で、回路400の感度をより一定に保つ傾向がある。]
[0102] フィードバック回路402は、電流源464によって、ホール効果素子468と関連付けられる利得を制御するように示されているが、他の実施形態においては、利得調整信号462は、前置増幅器474の代わりに利得調整可能な前置増幅器に印加可能である。]
[0103] いくつかの構成においては、回路400は、電流搬送導体414、422のうちの一方のみを有する。
次に、図4Bを参照すると、磁場を感知するための回路500が、図3の回路150の態様との組合せで、図2の回路70の態様を含む。すなわち、回路500は、ホール効果素子の感度に間接的に関連する基板の歪みを感知するために、図2におけるように2つのピエゾ抵抗器を含み、また、ホール効果素子の感度の変化を直接的に感知するためにホール効果素子に隣接して図3におけるように導体も含む。] 図2 図3 図4B
[0104] 回路500は、図1の回路10と同一であっても、または類似であってもよく、図1のフィードバック回路12と同一であっても、または類似であってもよいフィードバック回路502を含むことが可能である。フィードバック回路502は、より十分に後述する。] 図1
[0105] 回路500は、磁場感知素子524、ここでは、ホール効果素子を含む。ホール効果素子524は、電流源564から駆動電流信号566を受け取るために結合され、差動ホール電圧信号568、570を生成するように構成されており、それは、前置増幅器572に結合される。前置増幅器572は、差動入力信号568、570を増幅するように、かつ増幅信号564を生成するように構成される。回路500はまた、増幅信号564を受け取るために結合され、フィルタリング信号576を生成するように構成されているローパスフィルタ574も含むことが可能である。回路500はまた、フィルタリング信号576を受け取るために結合され、出力信号580を生成するように構成されている別の回路素子578も含むことが可能である。いくつかの構成においては、回路素子578は、(線形)増幅器であり、他の構成においては、回路素子578は、比較器である。]
[0106] フィードバック回路502は、第1のピエゾ抵抗器512および第2のピエゾ抵抗器520それぞれを含むことが可能である。より十分に後述するように、フィードバック回路502、および具体的には、ピエゾ抵抗器512、520は、ホール効果素子524の歪みを測定することが可能であり、フィードバック回路502は、その歪みに関連するフィードバック信号554を生成することが可能である。]
[0107] 第1のピエゾ抵抗器512は、第1の電流源508から第1の電流信号510を受け取るために結合可能であり、その結果、第1の電圧信号510aが生じる。フィードバック回路502はまた、第1の電圧信号510aを受け取るために結合され、第1の増幅信号526を生成するように構成されている第1の増幅器514を含むことが可能である。]
[0108] 同様に、第2のピエゾ抵抗器520は、第2の電流源516から第2の電流信号518を受け取るために結合可能であり、その結果、第2の電圧信号518aが生じる。フィードバック回路502はまた、第2の電圧信号518aを受け取るために結合され、第2の増幅信号530を生成するように構成されている第2の増幅器528も含むことが可能である。]
[0109] フィードバック回路502はまた、ここでは、ホール効果素子524の周囲にループを形成するように示されている導体522も含むことが可能である。導体522は、電流源560から電流信号562を受け取るために結合可能である。電流源560は、パルス発生器558によって生成されるパルス信号556を受け取るために結合可能である。パルス信号556は、パルス電流信号556をもたらすことが可能である。いくつかの構成においては、パルス電流信号556は、2つの状態、すなわち基本的にゼロ電流が導体522内に流れる間の第1の状態と、所定の電流が導体522内に流れる間の第2の状態とを有する。いくつかの構成においては、第2の状態のデューティサイクルは、小さくてよく、例えば、約1パーセントから約5パーセントの範囲にあってよい。いくつかの構成においては、パルス電流信号556の周波数は、約25kHzから500kHzの範囲にある。]
[0110] フィードバック回路502はまた、それぞれが増幅信号564を受け取るために結合される第1のサンプル/ホールド回路548および第2のサンプル/ホールド回路540それぞれを含むことが可能であり、それらは、第1のサンプリング信号534および第2のサンプリング信号536それぞれを生成する。]
[0111] 第1のサンプル/ホールド回路548は、パルス信号556を受け取り、パルス信号556の特定の状態の間、例えば、電流信号562が電流パルスを有するときに、サンプリングする。第2のサンプル/ホールド回路540は、インバータ546によって生成される反転パルス信号544を受け取り、反転パルス信号544の特定の状態の間、例えば、電流信号562が電流パルスを有していないときに、サンプリングする。第1のサンプリング信号534は、回路500が上述の電流パルスを有する電流信号562から生じる磁場との組合せで測定することを意図される磁場を示すが、第2のサンプリング信号536は、回路500が測定することを意図される磁場を示すことを理解すべきである。]
[0112] フィードバック回路502はさらに、第1の増幅信号526および第2の増幅信号530それぞれを受け取るために結合され、また、第1のサンプリング信号534および第2のサンプリング信号536それぞれを受け取るために結合される結合回路532を含むことが可能である。結合回路は、出力信号552を生成するように構成されている。いくつかの構成においては、フィードバック回路502はさらに、出力信号552を受け取るために結合されるサンプル/ホールド回路550を含む。サンプル/ホールド回路550は、パルス信号を受け取るために結合可能であり、その状態または遷移の結果、出力信号552をサンプリングし、それに応じて、利得制御信号554を生成するサンプル/ホールド回路550がもたらされる。]
[0113] パルス発生器558がイネーブル信号506に応答することが可能であり、それは、温度イネーブル信号であっても、パワーオンイネーブル信号であっても、または両方の組合せであってもよい。この目的のために、回路500は、図1〜図1Bと併せて上述した温度閾値回路および/またはパワーオン回路のうちの一方または両方を含むことが可能である。しかし、温度閾値回路および/またはパワーオン回路は、明確にするために図示せず、代わりに、イネーブル信号506のみを図示する。] 図1 図1A 図1B
[0114] サンプル/ホールド回路550は、出力信号552をサンプリングして、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブであるときの間、例えば、回路の温度が温度閾値を上回って上昇したときの間、またはパワーが回路500に最近与えられたときの間、利得調整信号554を生成することが可能であることは上述の議論から明白であるべきである。反対に、サンプル/ホールド回路550は、温度イネーブル信号またはパワーオンイネーブル信号がアクティブでないときの間、例えば、温度が温度閾値を上回っている状態から温度閾値を下回っている状態に低下するときの間、またはパワーが回路500に与えられた後のときに、利得調整信号554を保持することが可能である。]
[0115] イネーブル信号506はまた、第1の電流源508および第2の電流源516それぞれによって受取り可能であり、それにより、第1の電流源508および第2の電流源516は、イネーブル信号506がアクティブであるときのみ、第1の電流信号510および第2の電流信号518を生成することになる。この構成により、回路500は、利得調整が要求されないとき、例えば、回路500の温度が温度閾値を超えなかったときに、パワーを保存することが可能である。]
[0116] いくつかの構成においては、第1のピエゾ抵抗器512および第2のピエゾ抵抗器520は、それらがその上に配設される基板について垂直に配置される。この構成により、第1の電圧信号510aの値が、基板の主な表面に平行な第1の方向における歪みに関連し、第2の電圧信号518aの値が、基板の主な表面に水平、かつ第1の方向に垂直な第2の方向における歪みに関連する。この構成により、基板の主な表面に平行ないずれの方向における基板の歪みをも、ピエゾ抵抗器512、520によって感知可能である。]
[0117] いくつかの構成においては、結合回路532は、増幅信号526、530と、第1のサンプリング信号534および第2のサンプリング信号536の差との和として、出力信号552および結果生じる利得調整信号554を供給する。他の構成においては、結合回路532は、増幅信号526、530と、第1のサンプリング信号534および第2のサンプリング信号536の2乗平均平方根(RMS)差とのRMS和として、出力信号552および結果生じる利得調整信号554を供給する。さらなる他の構成、具体的には、磁場感知素子524の感度は、それがその上に配設される基板の歪みの非線形関数であるための構成においては、結合回路532は、他のやり方で、増幅信号526、530と、サンプリング信号534、536とを結合することが可能である。]
[0118] ローパスフィルタ574は、基本的には、上述の電流パルス562から生じる増幅信号564におけるパルスを取り除き、回路500が測定することを意図される磁場のみを示すフィルタリング信号576を出す。フィルタリング信号576が、第2のサンプリング信号564に類似していること、および他の実施形態においては、どちらの信号も相互置換え可能に使用可能であることは理解されるであろう。したがって、フィルタリング信号576は、結合回路532に対して破線により結合されるように示される。]
[0119] 動作中、利得調整信号554は、電流信号566を調整し、そのため、利得調整信号554が供給されなかった場合よりも、第1のピエゾ抵抗器512および第2のピエゾ抵抗器512によって感知される歪みに関連し、また、ホール効果素子524の磁場感度に関連するホール効果素子524の感度は、歪みおよび温度逸脱の存在下で、回路500の感度をより一定に保つ傾向がある。]
[0120] フィードバック回路502は、電流源564によってホール効果素子524と関連付けられる利得を制御するように示されているが、他の実施形態においては、利得調整信号554は、前置増幅器572の代わりに利得調整可能な前置増幅器に印加可能である。]
[0121] いくつかの代替の構成においては、回路500は、ピエゾ抵抗器512、520のうちの一方のみを有する。
次に、図5を参照すると、図2〜図4Bにおいて先に示したピエゾ抵抗器および電流導体の構成のより詳細を示す様々な物理的構成が示されている。] 図2 図2A 図3 図3A 図3B 図4 図4A 図4B 図5
[0122] 次に、図5を参照すると、第1のピエゾ抵抗器504および第2のピエゾ抵抗器506が、磁場感知素子502に隣接している。この構成は、少なくとも図2および図2Aと併せて示し、説明する。上述したように、いくつかの構成においては、第1のピエゾ抵抗器604および第2のピエゾ抵抗器606は、それらがその上に配設される基板(図示せず)について垂直に配置される。] 図2 図2A 図5
[0123] 次に、図6を参照すると、電流導体612が、磁場感知素子610に隣接している。この構成は、少なくとも図3〜図3Bと併せて示し、説明する。図3〜図3Bの電流導体164および252は、それぞれの磁場感知素子を囲むコイルであるように示しているが、導体は、図3〜図3Bに示すようにコイルか、または図6に示すように磁場感知素子に隣接するコイルでないものかのいずれかであってもよいと認識すべきである。] 図3 図3A 図3B 図6
[0124] 次に、図7を参照すると、第1のピエゾ抵抗器612および第2のピエゾ抵抗器616が、磁場感知素子620に隣接している。第1の導体614は、第1のピエゾ抵抗器612を部分的に囲み、第2の導体618は、第2のピエゾ抵抗器616を部分的に囲む。この構成は、少なくとも図4および図4Aと併せて示し、説明する。図4および図4Aの電流導体314、322、414、422は、それぞれのピエゾ抵抗器を全体的に囲むコイルであるように示されているが、導体は、図4および図4Aに示すようにコイルか、または図7に示すようにオープンコイルか、または図6に示すようにコイルでないものかのいずれかであってもよいことを認識すべきである。] 図4 図4A 図6 図7
[0125] 次に、図8を参照すると、電流導体632が、磁場感知素子630に隣接している。この構成は、少なくとも図3〜図3Bと併せて示し、説明する。図3〜図3Bの電流導体164および252は、それぞれの磁場感知素子を囲む単一のループコイルであるように示されているが、導体は、図3〜図3Bに示すように単一のループコイルか、図8に示すようにマルチループコイルか、または図6に示すように磁場感知素子630に隣接するコイルでないものかのいずれかであってもよいことを認識すべきである。] 図3 図3A 図3B 図6 図8
[0126] 電流源(例えば、図2Aの136)によって駆動されるホール効果素子(例えば、図2Aの108)が上述されているが、他の実施形態においては、電流源は、電圧源(例えば、制御可能な電圧源)によって、または抵抗器と直列の電圧源によって置換え可能である。] 図2A
[0127] 本明細書に述べる全ての参照は、それら全体を参照によって本明細書に本明細書によって組み込む。
本発明の好ましい実施形態を説明してきたが、ここで、それらの概念を組み込んだ他の実施形態が使用可能であることは当業者には明白になるであろう。そのため、これらの実施形態は、開示する実施形態に限定すべきでなく、むしろ添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲によってのみ限定すべきであると思われる。]
权利要求:

請求項1
基板によって支持され、磁場応答信号部分を含む出力信号を生成するための磁場感知素子と、前記磁場応答信号部分は、第1の磁場に対する感度を有し、前記基板によって支持され、前記磁場感知素子に隣接し、第2の磁場を生成するための電流導体と、前記第2の磁場に応答する利得調整信号を生成するように構成されている利得演算回路と、を備えるフィードバック回路と、前記基板によって支持され、前記利得調整信号を受け取るために結合される利得調整ノードを有し、前記利得調整信号に応答して前記磁場応答信号部分の感度を調整するように構成されている、利得調整回路と、を備える、磁場センサ。
請求項2
前記磁場感知素子によって生成される前記出力信号は、前記磁場応答信号部分と、また前記第2の磁場に応答し、前記利得調整信号に関連する利得調整信号関連部分との両方を含み、前記利得調整信号関連部分は、AC信号成分を含み、前記磁場センサは、前記磁場感知素子に結合され、前記磁場応答信号部分から前記利得調整信号関連部分を分離するように構成されているフィルタ回路をさらに備える、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項3
前記フィードバック回路は、電流パルスが生成される出力ノードを有する電流生成器回路をさらに備え、前記電流導体は、前記第2の磁場をもたらす前記電流パルスを受け取るために結合され、前記利得調整信号関連部分の前記AC信号成分は、前記電流パルスのAC信号成分に関連する、請求項2に記載の磁場センサ。
請求項4
前記磁場感知素子は、ホール効果素子であり、前記利得調整回路は、前記ホール素子に結合される電流生成器を備え、前記電流生成器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項5
前記利得調整回路は、前記磁場感知素子から前記出力信号を受け取るために結合される増幅器を備え、前記増幅器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項6
前記フィードバック回路は、前記基板によって支持される第2の磁場感知素子をさらに備え、前記第2の磁場感知素子は、前記第2の磁場に応答し、前記第2の磁場感知素子は、前記利得調整信号に関連する出力信号を生成する、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項7
前記フィードバック回路は、前記基板によって支持され、第1の圧電出力信号が生成されるノードを有する第1のピエゾ抵抗器をさらに備え、前記第1の圧電出力信号は、第1の方向における前記基板の歪みに応答し、また前記第2の磁場にも応答し、前記第1の圧電出力信号は、前記利得調整信号に関連する、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項8
前記フィードバック回路は、前記基板によって支持される第2のピエゾ抵抗器をさらに備え、前記第1および第2のピエゾ抵抗器のそれぞれは、それぞれの一次応答軸を有し、前記第1および第2のピエゾ抵抗器は、そのそれぞれの一次応答軸が、概して垂直になるように相対配向に配設され、前記第2のピエゾ抵抗器は、第2の圧電出力信号が生成されるノードを有し、前記第2の圧電出力信号は、前記第1の方向に、概して垂直な第2の方向における前記基板の歪みに応答し、また前記第2の磁場にも応答し、前記第2の圧電出力信号はまた、前記利得調整信号に関連し、前記利得演算回路は、前記第1および第2の圧電出力信号に関連する信号を受け取るために結合される第1および第2の入力ノードと、前記利得調整信号が生成される出力ノードとを有する結合回路を備える、請求項7に記載の磁場センサ。
請求項9
前記電流導体は、第1および第2の電流導体を備え、前記第2の磁場は、第1および第2の磁場部分を含み、前記第1のピエゾ抵抗器は、前記第1の磁場部分に応答し、前記第2のピエゾ抵抗器は、前記第2の磁場部分に応答する、請求項8に記載の磁場センサ。
請求項10
前記磁場感知素子によって生成される前記出力信号は、前記磁場応答信号部分と、また前記第2の磁場に応答し、前記利得調整信号に関連する利得調整信号関連部分との両方を備え、前記利得調整信号関連部分は、AC信号成分を含み、前記磁場センサは、前記磁場感知素子に結合され、前記磁場応答信号部分から前記利得調整信号関連部分を分離するように構成されているフィルタ回路をさらに備える、請求項8に記載の磁場センサ。
請求項11
前記フィードバック回路は、電流パルスが生成される出力ノードを有する電流生成器回路をさらに備え、前記電流導体は、前記第2の磁場をもたらす前記電流パルスを受け取るために結合され、前記利得調整信号関連部分の前記AC信号成分は、前記電流パルスのAC信号成分に関連する、請求項10に記載の磁場センサ。
請求項12
前記磁場感知素子は、ホール効果素子であり、前記利得調整回路は、前記ホール素子に結合される電流生成器を備え、前記電流生成器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項8に記載の磁場センサ。
請求項13
前記利得調整回路は、前記磁場感知素子から前記出力信号を受け取るために結合される増幅器を備え、前記増幅器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項8に記載の磁場センサ。
請求項14
温度閾値を上回っている温度に応答して、温度イネーブル信号を生成するように構成されている温度閾値回路をさらに備え、前記フィードバック回路の選択された部分は、前記温度イネーブル信号の状態に応じて、オンまたはオフする、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項15
パワーオンである前記磁場センサに応答して、パワーオンイネーブル信号を生成するように構成されているパワーオン回路をさらに備え、前記フィードバック回路の選択された部分は、前記パワーオンイネーブル信号の状態に応じて、オンまたはオフする、請求項1に記載の磁場センサ。
請求項16
基板によって支持され、磁場応答信号部分を含む出力信号を生成するための磁場感知素子であって、前記磁場応答信号部分は、第1の磁場に対する感度を有する、磁場感知素子と、前記基板によって支持され、第1の圧電出力信号が生成されるノードを有する第1のピエゾ抵抗器であって、前記第1の圧電出力信号は、第1の方向における前記基板の歪みに応答する、ピエゾ抵抗器、前記基板によって支持される第2のピエゾ抵抗器であって、前記第1および第2のピエゾ抵抗器のそれぞれが、それぞれの一次応答軸を有し、前記第1および第2のピエゾ抵抗器は、そのそれぞれの一次応答軸が、概して垂直になるように相対配向に配設され、前記第2のピエゾ抵抗器は、第2の圧電出力信号が生成されるノードを有し、前記第2の圧電出力信号は、前記第1の方向に、概して垂直な第2の方向における前記基板の歪みに応答する、ピエゾ抵抗器、ならびに前記第1および第2の圧電出力信号に関連する信号を受け取るために結合される第1および第2の入力ノードを有し、利得調整信号が生成される出力ノードを有する結合回路を備えるフィードバック回路と、前記基板によって支持され、前記利得調整信号を受け取るために結合される利得調整ノードを有する利得調整回路であって、前記利得調整信号に応答して、前記磁場応答信号部分の感度を調整するように構成されている、利得調整回路とを備える磁場センサ。
請求項17
前記磁場感知素子は、ホール効果素子であり、前記利得調整回路は、前記ホール素子に結合される電流生成器を備え、前記電流生成器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項18
前記利得調整回路は、前記磁場感知素子から前記出力信号を受け取るために結合される増幅器を備え、前記増幅器は、前記利得調整信号を受け取るために結合される制御ノードを有する、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項19
前記フィードバック回路は、前記第1のピエゾ抵抗器を通る第1の電流を生成するための前記第1のピエゾ抵抗器に結合される第1の電流生成器と、前記第2のピエゾ抵抗器を通る第2の電流を生成するための前記第2のピエゾ抵抗器に結合される第2の電流生成器とをさらに備える、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項20
前記第1の電流と前記第2の電流との間の所定の関係は、前記基板が温度逸脱を受けた場合、前記第1の方向における前記基板の前記歪みと、前記第2の方向における前記基板の前記歪みとの間の予測される関係により選択される、請求項19に記載の磁場センサ。
請求項21
前記フィードバック回路は、前記第1のピエゾ抵抗器および前記結合回路の間に結合される第1の利得を有する第1の増幅器と、前記第2のピエゾ抵抗器および前記結合回路の間に結合される第2の利得を有する第2の増幅器とをさらに備える、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項22
前記第1の利得と前記第2の利得との間の所定の関係は、前記基板が温度逸脱を受けた場合、前記第1の方向における前記基板の前記歪みと、前記第2の方向における前記基板の前記歪みとの間の予測される関係により選択される、請求項21に記載の磁場センサ。
請求項23
前記第1または第2のピエゾ抵抗器のうちの少なくとも一方に隣接し、第2の磁場を生成するための電流導体をさらに備え、前記第1および第2のピエゾ抵抗器それぞれによって生成される前記第1および第2の圧電出力信号はさらに、前記第2の磁場に応答する、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項24
温度閾値を上回っている温度に応答して、温度イネーブル信号を生成するように構成されている温度閾値回路をさらに備え、前記フィードバック回路の選択された部分は、前記温度イネーブル信号の状態に応じて、オンまたはオフする、請求項16に記載の磁場センサ。
請求項25
パワーオンされている前記磁場センサに応答して、パワーオンイネーブル信号を生成するように構成されているパワーオン回路をさらに備え、前記フィードバック回路の選択された部分は、前記パワーオンイネーブル信号の状態に応じて、オンまたはオフする、請求項16に記載の磁場センサ。
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