![]() c−kitおよびPDGFRキナーゼ阻害剤としてのヘテロ環化合物および組成物
专利摘要:
本発明は、新規クラスの式I:の化合物、当該化合物を含む医薬組成物、異常なまたは脱制御されたキナーゼ活性に関連する疾患または障害、特にc−kit、PDGFRαおよびPDGFRβキナーゼの異常な活性に関与する疾患または障害を処置または予防するための、当該化合物の使用方法を提供する。 公开号:JP2011513231A 申请号:JP2010547818 申请日:2009-02-20 公开日:2011-04-28 发明作者:ヴァレンティーナ・モルテーニ;ジュリエット・ナバッカ;ジョン・シー・ローレン;ドナテッラ・チアネッリ;ビンス・イェー;リ・シャオリン;リュー・シャオドン 申请人:アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーIrm,Llc; IPC主号:C07D471-04
专利说明:
[0001] 関連出願の相互引用 本出願は、米国仮特許出願第61/030,912号(2008年2月22日出願)の優先権の利益を主張している。この出願の全ての開示は、言及することによって、全ての目的について、その全体が、本明細書に組み込まれる。] [0002] 本発明の分野 本発明は、新規クラスの化合物、当該化合物を含む医薬組成物、異常なまたは脱制御されたキナーゼ活性に関連する疾患または障害、特にc−kit、PDGFRαおよびPDGFRβキナーゼの異常な活性に関与する疾患または障害を処置または予防するための当該化合物の使用方法を提供する。] 背景技術 [0003] 背景 タンパク質キナーゼは、広く多様な細胞プロセスの制御および細胞機能の制御の維持に中心的な役割を果たすタンパク質の大きなファミリーを表す。これらのキナーゼの部分的な非限定的なリストは、次に掲げるものを含む:受容体チロシンキナーゼ、例えば血小板由来増殖因子受容体キナーゼ(PDGF−R)、神経成長因子受容体であるtrkB、および、線維芽細胞増殖因子受容体であるFGFR3、B−RAF;非受容体チロシンキナーゼ、例えばAbl、および融合キナーゼBCR−Abl、Lck、Bmxおよびc−src;ならびにセリン/トレオニンキナーゼ、例えばc−RAF、sgk、MAPキナーゼ(例えばMKK4、MKK6など)、およびSAPK2αおよびSAPK2β。良性および悪性増殖性障害、ならびに、免疫および神経系の不適切な活性化を原因とする疾患を含む多くの疾病状態において、異常なキナーゼ活性が観察されている。] [0004] 本発明の新規化合物は、1種以上のタンパク質キナーゼの活性を阻害し、従って、キナーゼ関連疾患の処置に有用であると予測される。] [0005] 本発明の概要 一つの局面において、本発明は、式I: [式中、 R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=N(OH)、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され; R2は、メチルおよびエチルから選択され; Aは、=N−、−NR4−、−O−および−S(O)0−2−から選択される2または3個のヘテロ原子または基を含む不飽和5員環であり;ここで、R4は、水素、C1−4アルキルおよびC3−8シクロアルキルから選択され;ここで、R4のC1−4アルキルまたはC3−8シクロアルキルは、O、S(O)0−2およびNR30から選択されるヘテロ原子で置き換えられているメチレンを有していてもよく;ここで、R30は、水素およびC1−4アルキルから選択され;ここで、Aは、所望によりC1−2アルキルで置換されていてもよい。] の化合物、および当該化合物のN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、保護誘導体、個々の異性体およびその異性体混合物、ならびにそれらの薬学的に許容される塩および溶媒和物(例えば水和物)を提供する。] [0006] 第2の局面において、本発明は、1種以上の適当な賦形剤と混合した、式Iの化合物またはそのN−オキシド誘導体、個々の異性体およびその異性体混合物、または、それらの薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。] [0007] 第3の局面において、本発明は、動物において、キナーゼ活性、特にc−kit、PDGFRαおよび/またはPDGFRβ活性の阻害が、疾患の病状および/または症状を予防、阻止または寛解し得る疾患を処置する方法であって、該動物に、治療有効量の式Iの化合物またはそのN−オキシド誘導体、個々の異性体およびその異性体混合物、または、それらの薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。] [0008] 第4の局面において、本発明は、動物において、キナーゼ活性、特にc−kit、PDGFRαおよび/またはPDGFRβの活性が、疾患の病状および/または症状の一因となる疾患を処置する医薬の製造における、式Iの化合物の使用を提供する。] [0009] 第5の局面において、本発明は、式Iの化合物およびそのN−オキシド誘導体、個々の異性体およびその異性体混合物、ならびに、それらの薬学的に許容される塩を製造する方法を提供する。] [0010] 本発明の詳細な説明 定義 基としてならびに他の基、例えばハロ置換アルキルおよびアルコキシの構造的要素としての“アルキル”は、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。C1−4アルコキシは、メトキシ、エトキシなどを含む。ハロ置換アルキルは、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルなどを含む。] [0011] “アリール”は、6から10個の環炭素原子を含む単環式または縮合二環式芳香環の集合を意味する。例えば、C6−10アリールは、本出願で用いられるとき、フェニルまたはナフチルを含み、これらに限定されず、好ましくはフェニルである。“アリーレン”は、アリール基から誘導される二価の基を意味する。] [0012] “ヘテロアリール”は、−O−、−N=、−NR−、−C(O)−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−(ここで、Rは、水素、C1−4アルキルまたは窒素保護基である。)から独立して選択される1から3個のヘテロ原子を含む5から15員の不飽和環系である。例えば、C1−10ヘテロアリール(“C1−10”は、環系において、1個と10個の間の炭素原子が存在することを意味する。)は、本出願で用いられるとき、ピラゾリル、ピリジニル、インドリル、チアゾリル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル、フラニル、ベンゾ[b]フラニル、ピロリル、1H−インダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、オキサゾリル、ベンゾ[d]チアゾール−6−イル、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル、キノリニル、1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジニルおよび2,3−ジヒドロフロ[2,3−b]ピリジニル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−7−イルなどを含み、これらに限定されない。] [0013] “シクロアルキル”は、示された数の環原子を含む、飽和または部分的に不飽和の、単環式、縮合二環式または架橋多環式環の集合を意味する。例えば、C3−10シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。] [0014] “ヘテロシクロアルキル”は、−O−、−N=、−NR−、−C(O)−、−S−、−S(O)−または−S(O)2−(ここで、Rは、水素、C1−4アルキルまたは窒素保護基である。)から独立して選択される1から3個のヘテロ原子を含む3から8員の、飽和または部分的に不飽和の環系を意味する。例えば、C3−8ヘテロシクロアルキルは、本発明の化合物を記載するために本出願で用いられるとき、モルホリノ、ピロリジニル、アゼパニル、ピペリジニル、イソキノリニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピロリジニル−2−オン、ピペラジニル、ピペリジニルオン、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イルなどを含み、これらに限定されない。] [0015] “ハロゲン”(またはハロ)は、好ましくは、クロロまたはフルオロを表すが、ブロモまたはヨードであってもよい。] [0016] “キナーゼパネル”は、Abl(ヒト)、Abl(T315I)、JAK2、JAK3、ALK、JNK1α1、ALK4、KDR、オーロラ−A、Lck、Blk、MAPK1、Bmx、MAPKAP−K2、BRK、MEK1、CaMKII(ラット)、Met、CDK1/サイクリンB、p70S6K、CHK2、PAK2、CK1、PDGFRα、CK2、PDK1、c−kit、Pim−2、c−RAF、PKA(h)、CSK、PKBα、cSrc、PKCα、DYRK2、Plk3、EGFR、ROCK−I、Fes、Ron、FGFR3、Ros、Flt3、SAPK2α、Fms、SGK、Fyn、SIK、GSK3β、Syk、IGF−1R、Tie−2、IKKβ、TrkB、IR、WNK3、IRAK4、ZAP−70、ITK、AMPK(ラット)、LIMK1、Rsk2、Axl、LKB1、SAPK2β、BrSK2、Lyn(h)、SAPK3、BTK、MAPKAP−K3、SAPK4、CaMKIV、MARK1、Snk、CDK2/サイクリンA、MINK、SRPK1、CDK3/サイクリンE、MKK4(m)、TAK1、CDK5/p25、MKK6(h)、TBK1、CDK6/サイクリンD3、MLCK、TrkA、CDK7/サイクリンH/MAT1、MRCKβ、TSSK1、CHK1、MSK1、Yes、CK1d、MST2、ZIPK、c−Kit(D816V)、MuSK、DAPK2、NEK2、DDR2、NEK6、DMPK、PAK4、DRAK1、PAR−1Bα、EphA1、PDGFRβ、EphA2、Pim−1、EphA5、PKBβ、EphB2、PKCβI、EphB4、PKCδ、FGFR1、PKCη、FGFR2、PKCθ、FGFR4、PKD2、Fgr、PKG1β、Flt1、PRK2、Hck、PYK2、HIPK2、Ret、IKKα、RIPK2、IRR、ROCK−II(ヒト)、JNK2α2、Rse、JNK3、Rsk1(h)、PI3 Kγ、PI3 KδおよびPI3−Kβを含むキナーゼのリストである。本発明の化合物は、キナーゼパネル(野生型および/またはその変異型)についてスクリーニングし、当該パネルのメンバーの少なくとも1種の活性を阻害する。] [0017] “変異型BCR−Abl”は、野生型の配列から1個または多数のアミノ酸が変化しているものである。BCR−ABLの変異は、タンパク質と阻害剤(例えばGleevecなど)の間の重要な接触点を乱すことによって、しばしば、不活性状態から活性状態、すなわちBCR−ABLとGleevecが結合できないコンホメーションへの遷移を誘発することによって作用する。臨床サンプルの分析から、耐性表現型に関連することが見出された変異体のレパートリーは、ゆっくりと、しかし時間と共に否応なく増大しつつある。変異は、4個の主要な領域に集中しているようである。変異の1つのグループ(G250E、Q252R、Y253F/H、E255K/V)は、ATPのためのホスフェート結合ループ(Pループとしても知られる)を形成するアミノ酸を含む。第2のグループ(V289A、F311L、T315I、F317L)は、Gleevec結合部位で見出され、水素結合またはファンデルワールス相互作用を介して、阻害剤と直接的に相互作用する。変異の第3のグループ(M351T、E355G)は、触媒ドメイン近接部に集中している。変異の第4のグループ(H396R/P)は、そのコンホメーションがキナーゼ活性化/不活性化を制御する分子スイッチである、活性化ループ中に位置する。CMLおよびALL患者において検出されるGleevec耐性に関連するBCR−ABL点変異は、次に掲げるものを含む:M224V、L248V、G250E、G250R、Q252R、Q252H、Y253H、Y253F、E255K、E255V、D276G、T277A、V289A、F311L、T315I、T315N、F317L、M343T、M315T、E355G、F359V、F359A、V379I、F382L、L387M、L387F、H396P、H396R、A397P、S417Y、E459K、および、F486S (1文字表記によって示されているアミノ酸の位置は、GenBanksequenceの受入番号AAB60394のものであり、ABLタイプ1aに対応する;Martinelli et al., Haematologica/The Hematology Journal, 2005, April; 90-4)。本発明で特記しない限り、Bcr−Ablは、該酵素の野生型および変異型を言う。] [0018] “処置する”、“処置すること”および“処置”は、疾患および/またはそれに付随する症状を緩和するまたは軽減する方法を言う。] [0019] 好ましい態様の記載 c−kit遺伝子は、受容体チロシンキナーゼをコードし、c−kit受容体についてのリガンドは、肥満細胞因子(SCF)と呼ばれ、これは、肥満細胞についての主要な増殖因子である。c−kit受容体タンパク質チロシンキナーゼの活性は、正常な細胞中で制御され、c−kit遺伝子産物の正常な機能的活性は、正常な造血、メラニン形成、遺伝子形成(genetogenesis)、および、肥満細胞の増殖および分化の維持に必須である。SCF結合なしでc−kitキナーゼ活性の構成的な活性化を引き起こす変異は、喘息からヒトの悪性の癌の範囲の種々の疾患に関係している。] [0020] 一つの態様において、式Iの化合物に関して、式Ia: [式中、 R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=N(OH)、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され; R2は、メチルおよびエチルから選択され; Y1は、O、SおよびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択され; Y2は、NおよびCR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。] の化合物である。] [0021] 他の態様において、R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりヒドロキシ、ハロ、C1−6アルコキシ、ベンゾキシおよび=N(OH)から独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−OR3a、−C(O)R3aおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2は、メチルおよびエチルから選択される。] [0022] 他の態様において、R1は、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、当該ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている。] [0023] 他の態様は、次に掲げるものから選択される化合物である: 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン; 3−(5−{[5−(6−クロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1,3−チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0024] 3−{5−[(5−シクロブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロペンチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0025] 3−{5−[(5−シクロヘキシル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,2−ジメチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチルピロリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(5−クロロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0026] 3−[5−({5−[(2S)−ブタン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−プロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(ブタン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−tert−ブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ペンタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチルシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 4−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;] [0027] 2−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル; 3−(5−{[5−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(6−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,5−ジメチル−1,3−オキサゾール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0028] 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0029] 3−(5−{[5−(1,1−ジフルオロエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−ヒドロキシプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0030] 4−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−フルオロベンゾニトリル; 3−(5−{[5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキセタン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−オキソシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0031] 3−(5−{[5−(3−ヒドロキシシクロペンチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(エトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[(1S)−1−メトキシエチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2S)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキソラン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−メトキシ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,4−ジクロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0032] 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−6−オキシド−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イウム; 3−(5−{[5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[4−(1,1−ジフルオロエチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[4−(アミノメチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[(1R)−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−[5−({5−[(1S)−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2−アセチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−アセチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0033] 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−フェノキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−2−メチルオキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−オキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2S)−オキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(5−メトキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 7−エチル−1−メチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 7−エチル−1−メチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。] [0034] 他の態様において、式Ib: [式中、 R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され; R2は、メチルおよびエチルから選択され; Y3は、O、SおよびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。] の化合物である。] [0035] 他の態様において、R1は、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、当該ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている。] [0036] 他の態様は、次に掲げるものから選択される化合物である: 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルプロピル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−tert−ブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロヘキシル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロペンチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;] [0037] 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(2,2−ジメチルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−(5−{[5−(3−クロロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 3−{5−[(5−シクロブチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。] [0038] 他の態様において、式Ic: [式中、 R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され; R2は、メチルおよびエチルから選択され; Y4は、CR4およびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。] の化合物である。] [0039] 他の態様において、R1は、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、当該ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルは、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている。] [0040] 他の態様において、次に掲げるものから選択される化合物である: 1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン; 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(1,3−チアゾール−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。] [0041] 他の態様において、下記の実施例および表に詳述された化合物である。] [0042] 本発明はまた、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の全ての適当な同位体化合物(variation)を含む。本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の同位体化合物は、少なくとも1個の原子が、同じ原子番号を有するが通常天然に見出される原子質量と異なる原子質量を有する原子によって置き換えられているものと定義される。本発明の化合物およびその薬学的に許容される塩に組み込まれ得る同位体の例は、水素、炭素、窒素および酸素の同位体、例えば2H、3H、11C、13C、14C、15N、17O、18O、35S、18F、36Clおよび123Iを含み、これらに限定されない。本発明の化合物およびその薬学的に許容される塩の特定の同位体化合物は、例えば、放射活性同位体、例えば3Hまたは14Cが組み込まれているものであって、薬物および/または基質組織分布試験に有用である。特定の例において、製造および検出が容易であるために、3Hおよび14C同位体が用いられ得る。他の例において、同位体(例えば2H)による置換は、代謝安定性の増大をもたらすという特定の治療上の利点、例えばin vivoでの半減期の増加または必要な投与量の減少を与え得る。本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の同位体化合物は、一般的に、適当な反応剤の適切な同位体化合物を用いて、慣用の手順によって製造され得る。] [0043] 一つの態様において、本発明は、c−kitおよびPDGFRα/βキナーゼ受容体によって調節される疾患または状態を処置する方法であって、式Iの化合物もしくはその薬学的に許容される塩、またはそれらの医薬組成物を投与することを含む方法を提供する。] [0044] 本発明の化合物および組成物を用いて調節されるc−kitおよび/またはPDGFR介在疾患または状態の例は、腫瘍性障害、アレルギー性障害、炎症性障害、自己免疫障害、移植片対宿主病、マラリア原虫関連疾患、肥満細胞関連疾患、メタボリックシンドローム、CNS関連障害、神経変性障害、疼痛状態、物質乱用障害、プリオン病、癌、心疾患、線維性疾患、肺動脈高血圧(PAH)、または、原発性肺高血圧(PPH)を含み、これらに限定されない。] [0045] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る肥満細胞関連疾患の例は、挫瘡およびアクネ菌、進行性骨化性線維異形成症(FOP)、化学兵器または生物兵器(例えば炭疽菌および硫黄マスタード)への曝露によって誘発される炎症および組織破壊、嚢胞性線維症;腎臓疾患、炎症性筋肉障害、HIV、II型糖尿病、脳虚血、肥満細胞症、薬物依存および退薬症候、CNS障害、脱毛の予防および最少化、細菌感染、間質性膀胱炎、炎症性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、腫瘍血管新生、自己免疫疾患、炎症性疾患、多発性硬化症(MS)、アレルギー性障害(喘息を含む)および骨量減少を含み、これらに限定されない。] [0046] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る腫瘍性障害の例は、肥満細胞症、胃腸間質性腫瘍、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、結腸直腸癌、胃癌、精巣癌、膠芽腫または星状細胞腫および黒色腫を含み、これらに限定されない。] [0047] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得るアレルギー性障害の例は、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性副鼻腔炎、アナフィラキシー症候群、蕁麻疹、血管浮腫、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、皮膚疾患、結節性紅斑、多形紅斑(erythema multifonne)、皮膚壊死性細動脈炎、虫刺皮膚炎、または吸血性寄生虫感染を含み、これらに限定されない。] [0048] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る炎症性障害の例は、関節リウマチ、IBS、IBD、結膜炎、リウマチ性脊椎炎、変形性関節症または痛風性関節炎を含み、これらに限定されない。] [0049] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る自己免疫障害の例は、多発性硬化症、乾癬、腸炎症性疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、多発性関節炎、局所または全身性強皮症、全身性エリテマトーデス、円板状エリテマトーデス、皮膚狼瘡、皮膚筋炎、多発性筋炎、シェーグレン症候群、結節性汎動脈炎、自己免疫性腸疾患または増殖性糸球体腎炎を含み、これらに限定されない。] [0050] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る移植片対宿主病の例は、臓器移植片拒絶反応、例えば腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植、または骨髄移植の拒絶反応を含み、これらに限定されない。] [0051] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得るメタボリックシンドロームの例は、I型糖尿病、II型糖尿病または肥満を含み、これらに限定されない。] [0052] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得るCNS関連障害の例は、鬱病、気分変調性障害、気分循環性障害、食欲不振、過食症、月経前症候群、閉経後症候群、精神遅延(mental slowing)、集中力喪失、悲観的心配(pessimistic worry)、激越(agitation)、自己卑下および性的衝動の減退、不安障害、精神障害または統合失調症を含み、これらに限定されない。] [0053] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る鬱状態の例は、双極性鬱病、重度またはメランコリー型鬱病、非定型鬱病、難治性鬱病、または季節性鬱病を含み、これらに限定されない。本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る不安障害の例は、過呼吸および不整脈に関連する不安症、恐怖症、強迫性障害、外傷後ストレス障害、急性ストレス障害および全般性不安障害を含み、これらに限定されない。本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る精神障害の例は、精神病を含むパニック発作;妄想障害、転換性障害、恐怖症、躁病、譫妄;解離性健忘、解離性遁走および解離性自殺行為を含む解離性エピソード、自己無視、暴力または攻撃的行動、トラウマ、境界性人格障害および急性精神障害、例えば妄想型統合失調症、解体型統合失調症、緊張型統合失調症および未分化統合失調症を含む統合失調症を含み、これらに限定されない。] [0054] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る神経変性障害の例は、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、プリオン病、運動神経疾患(MND)、または筋萎縮性側索硬化症(ALS)を含み、これらに限定されない。] [0055] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る疼痛状態の例は、急性疼痛、術後疼痛、慢性疼痛、侵害受容性疼痛、癌性疼痛、神経因性疼痛または心因性疼痛症候群を含み、これらに限定されない。] [0056] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る物質使用障害の例は、薬物耽溺、薬物乱用、薬物嗜癖、薬物依存、退薬症候または過量服用を含み、これらに限定されない。] [0057] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る癌の例は、黒色腫、胃腸間質性腫瘍(GIST)、小細胞肺癌、または他の固形腫瘍を含み、これらに限定されない。] [0058] 本発明の化合物および組成物を用いて処置され得る線維性疾患の例は、C型肝炎(HCV)、肝線維症、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、肝硬変、肺線維症または骨髄線維症を含み、これらに限定されない。] [0059] 他の態様において、本発明は、c−kitキナーゼ受容体によって調節される疾患または状態を処置する方法であって、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、またはそれらの医薬組成物を投与することを含む方法を提供する。] [0060] 薬理および有用性 本発明の化合物は、キナーゼの活性を調節し、それ自体、キナーゼが疾患の病状および/または症候の一因となる疾患または障害の処置に有用である。本明細書に記載された化合物および組成物によって阻害される、および本明細書に記載された方法が有用であるキナーゼの例は、c−kit、Abl、Lyn、MAPK14(p38δ)、PDGFRα、PDGFRβ、ARG、BCR−Abl、BRK、EphB、Fms、Fyn、KDR、LCK、b−Raf、c−Raf、SAPK2、Src、Tie2およびTrkBキナーゼを含み、これらに限定されない。] [0061] 肥満細胞(MC)は、非常に多様なメディエーターを産生する造血幹細胞の特定のサブセットから誘導される組織要素であり、そのメディエーターの大部分が強い炎症促進活性を有する。MCは、身体のほぼ全ての部位に分布しているため、活性化された要素によるメディエーターの過剰分泌は、多臓器不全を引き起こし得る。従って、肥満細胞は、多くの疾患に関与する中心的な役割を有する。本発明は、肥満細胞関連疾患を処置する方法であって、肥満細胞を減少させ得る化合物または肥満細胞の脱顆粒を阻害する化合物を、当該処置が必要なヒトに投与することを含む方法に関する。該化合物は、c−kit阻害剤から、より具体的には非毒性の選択的な強力なc−kit阻害剤から選択され得る。好ましくは、当該阻害剤はIL−3存在下で培養されたIL−3依存性細胞死を促進できない。] [0062] 肥満細胞関連疾患は、次に示すものを含み、これらに限定されない:挫瘡およびアクネ菌(挫瘡は、アクネ菌によって誘発されるものを含む、全ての形態の慢性皮膚炎症を含む);進行性骨化性線維異形成症(FOP)として知られる、非常にまれな無能化遺伝性結合組織障害;化学兵器または生物兵器(例えば炭疽菌、硫黄マスタードなど)への曝露によって誘発される炎症および組織破壊の有害な効果;嚢胞性線維症(肺、消化器系および生殖器系遺伝性疾患);腎臓疾患、例えば急性腎炎症候群、糸球体腎炎、腎アミロイドーシス、間質性腎線維症(種々の腎症における末期腎疾患を導く最終的な一般的経路);筋炎および筋ジストロフィーを含む炎症性筋肉障害;HIV(例えばHIV感染した肥満細胞の減少は、HIV感染および関連疾患を処置するための新しい経路となり得る);II型糖尿病、肥満および関連障害の処置(肥満細胞は、高血糖、高コレステロール血症、高血圧、内皮細胞機能不全、インシュリン抵抗性、および血管リモデリングを含む、アテローム性動脈硬化症の進行に寄与する幾つかのプロセスを制御する);脳虚血;肥満細胞症(主に皮膚および骨髄、さらに脾臓、肝臓、リンパ節および消化器中の異なる組織における肥満細胞の異常な集積によって特徴付けられる非常に異質な障害のグループ);薬物依存および退薬症状(特に薬物耽溺、薬物乱用、薬物嗜癖、薬物依存、退薬症候および過量服用);CNS障害(特に鬱病、統合失調症、不安症、偏頭痛、記憶喪失、疼痛および神経変性疾患);毛髪成長の促進(脱毛の予防および最少化を含む);細菌感染(FimH発現細菌によって引き起こされる感染);間質性膀胱炎(特に膀胱の内側の細胞の間の間隙で組織損傷をもたらす膀胱の壁の慢性炎症);炎症性腸疾患(一般的に4種の腸疾患、すなわちクローン病、潰瘍性大腸炎、不定形大腸炎および感染性大腸炎に適用される);腫瘍血管新生;自己免疫疾患(特に多発性硬化症、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、多発性関節炎、強皮症、エリテマトーデス、皮膚筋炎、天疱瘡、多発性筋炎、血管炎および移植片対宿主病);炎症性疾患、例えば関節リウマチ(RA);多発性硬化症(MS);アレルギー性障害(特にアレルギー性鼻炎、アレルギー性副鼻腔炎、アナフィラキシー症候群、蕁麻疹、血管浮腫、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、結節性紅斑、多形性紅斑、皮膚壊死性細静脈炎および虫刺皮膚炎、気管支性喘息);および骨量減少。] [0063] アベルソン・チロシンキナーゼ(すなわちAbl、c−Abl)は、細胞周期の制御、遺伝毒性ストレスに対する細胞応答、およびインテグリン・シグナル伝達を介した細胞環境についての情報伝達に関与する。全体的にみて、Ablタンパク質は、種々の細胞外および細胞内供給源からのシグナルを統合する、および細胞周期およびアポトーシスに関する決定に影響を与える細胞モジュールとしての複雑な役割を果たすようである。アベルソン・チロシンキナーゼは、サブタイプ誘導体、例えば脱制御されたチロシンキナーゼ活性を有するキメラ融合物(腫瘍性タンパク質)BCR−Ablまたはv−Ablを含む。BCR−Ablは、慢性骨髄性白血病(CML)の95%、および急性リンパ性白血病の10%の病因として重要である。STI-571 (Gleevec)は、発癌性BCR−Ablチロシンキナーゼの阻害剤であり、慢性骨髄性白血病(CML)の処置に用いられる。しかし、CMLの急性転化の患者には、BCR−Ablキナーゼの変異により、STI-571抵抗性であるものがいる。現在、22を越える変異が報告されており、その最も一般的なものは、G250E、E255V、T315I、F317LおよびM351Tである。] [0064] 幾つかの本発明の化合物は、ablキナーゼ、特にv−ablキナーゼを阻害する。幾つかの本発明の化合物はまた、野生型BCR−AblキナーゼおよびBCR−Ablキナーゼ変異体を阻害し、そのために、BCR−Abl-ポジティブの癌および腫瘍疾患、例えば白血病(例えば慢性骨髄性白血病および急性リンパ芽球性白血病(特にアポトーシス・メカニズムの作用が見られる場合))の処置に適切である。幾つかの本発明の化合物はまた、白血病幹細胞のサブグループに対して有効であり、また、該細胞の除去(例えば骨髄除去)後にこれらの細胞をin vitroで精製し、癌細胞を除去した後、細胞を再移植する(例えば精製骨髄細胞の再移植)のに有用である可能性がある。] [0065] Ras−Raf−MEK−ERKシグナル伝達経路は、増殖シグナルに対する細胞応答を仲介する。Rasは、ヒトの癌の約15%において発癌形態に変異している。Rafファミリーは、セリン/トレオニン・タンパク質キナーゼに属し、それは3個のメンバー、すなわちA−Raf、B−Rafおよびc−Raf(またはRaf−1)を含む。医薬標的であるRafへの焦点は、Rasの下流エフェクターとしてのRafの関係に絞られている。しかし、B−Rafは、活性化Ras対立遺伝子を必要とせずに、ある種の腫瘍の形成に顕著な役割を有し得る(Nature 417, 949 - 954 (01 Jul 2002)。特に、B−Raf変異は、大部分の悪性黒色腫で検出されている。] [0066] 現存する黒色腫の医学的処置は、特に後期黒色腫でそれらの効果が限定されている。本発明の化合物はまた、b−Rafキナーゼが関与する細胞過程を阻害し、ヒトの癌、例えば黒色腫の処置における新規の治療の機会を提供する。] [0067] 本発明の化合物はまた、c−Rafキナーゼが関与する細胞過程を阻害する。c−Rafは、ras発癌遺伝子によって活性化され、これは多くのヒトの癌において変異している。従って、c−Rafのキナーゼ活性の阻害は、ras介在腫瘍増殖を妨げる方法を提供し得る [Campbell, S. L., Oncogene, 17, 1395 (1998)]。] [0068] PDGF(血小板由来増殖因子)は、一般的に存在する増殖因子であり、これは、正常な増殖、ならびに例えば発癌および血管の平滑筋細胞の疾患(例えばアテローム性動脈硬化症および血栓症)で見られる病理学的細胞増殖の両方で重要な役割を果たす。本発明の化合物は、PDGF受容体(PDGFR)活性を阻害でき、従って、腫瘍疾患、例えば神経膠腫、肉腫、前立腺癌、ならびに結腸、乳房および卵巣の腫瘍;過好酸球増加症;線維症;肺高血圧;および心血管疾患の処置に適切である。] [0069] 本発明の化合物は、例えば小細胞肺癌における腫瘍阻害物質としてのみではなく、非悪性増殖性障害、例えばアテローム性動脈硬化症、血栓症、乾癬、強皮症および線維症を処置する薬物としても用いられ得る。本発明の化合物はまた、幹細胞の保護のために、例えば化学療法薬(例えば5−フルオロウラシル)の血液毒性効果と戦う薬物としても、また喘息においても用いられ得る。本発明の化合物は、特に、PDGF受容体キナーゼの阻害に応答する疾患の処置に使用され得る。] [0070] 本発明の化合物は、移植、例えば同種移植の結果として生じる障害、特に組織拒絶反応、例えば特に閉塞性細気管支炎(OB)、すなわち同種肺移植の慢性拒絶反応の処置に有用な効果を示す。OBを有しない患者と比較して、OBを有する患者は、しばしば、気管支肺胞洗浄液中のPDGF濃度の上昇を示す。] [0071] 本発明の化合物はまた、血管平滑筋細胞遊走および増殖と関連する疾患(PDGFおよびPDGF−Rがしばしば役割を果たしているもの)、例えば再狭窄およびアテローム性動脈硬化症に有効である。in vitro および in vivo での血管平滑筋細胞の増殖または遊走におけるこれらの効果およびその結果は、本発明の化合物の投与によって、および in vivo での物理的外傷後の血管内膜肥厚化に対するその効果を調べることによって証明され得る。] [0072] ニューロトロフィン受容体のtrkファミリー(trkA、trkB、trkC)は、神経組織および非神経組織の生存、増殖および分化を促進する。TrkBタンパク質は、小腸および結腸の神経内分泌型細胞中で、膵臓のアルファ細胞中で、リンパ節および脾臓の単球およびマクロファージ中で、および表皮の顆粒層中で発現される(Shibayama and Koizumi, 1996)。trkBタンパク質の発現は、ウィルムス腫瘍および神経芽細胞腫の好ましくない進行と関連している。tkrBは、さらに、癌性前立腺細胞で発現されるが正常細胞では発現されない。trk受容体の下流のシグナル伝達経路は、Shc、活性化Ras、ERK−1およびERK−2遺伝子を介したMAPK活性化カスケードおよびPLC−γ伝達経路に関与している(Sugimoto et al., 2001)。] [0073] キナーゼc−srcは、多くの受容体の発癌シグナルを伝達する。例えば、腫瘍におけるEGFRまたはHER2/neuの過剰発現は、c−srcの構成的な活性化をもたらす。これは悪性細胞に特徴的であって、正常細胞ではみられない。他方、c−src発現欠損マウスは、大理石骨病の表現型を示し、このことは、破骨細胞機能におけるc−srcの重要な関与、および関連障害への関わりの可能性を示す。] [0074] TecファミリーキナーゼであるBmxは、非受容体タンパク質チロシンキナーゼであり、乳房上皮癌細胞の増殖を制御する。] [0075] 線維芽細胞増殖因子受容体3は、骨成長に対する負の調節効果および軟骨細胞増殖の阻止を行うことが示された。致死性骨異形成症は、線維芽細胞増殖因子受容体3の異なる変異によって引き起こされ、1つの変異TDII−FGFR3は、構成的チロシンキナーゼ活性を有し、これは転写因子Stat1を活性化して、細胞周期阻害因子の発現、増殖停止および異常骨成長をもたらす(Su et al., Nature, 1997, 386, 288-292)。FGFR3はまた、しばしば、多発性骨髄腫型癌において発現される。FGFR3活性の阻害剤は、関節リウマチ(RA)、コラーゲンII型関節炎、多発性硬化症(MS)、全身性エリテマトーデス(SLE)、乾癬、若年発症糖尿病、シェーグレン病、甲状腺疾患、サルコイドーシス、自己免疫性ブドウ膜炎、炎症性腸疾患(クローン病および潰瘍性大腸炎)、セリアック病および重症筋無力症を含む(これらに制限されない)、T細胞介在炎症性または自己免疫性疾患の処置に有用である。] [0076] 血清およびグルココルチコイド制御キナーゼ(SGK)の活性は、混乱したイオンチャネル活性、特に摂動したナトリウムおよび/またはカリウムチャネル活性と相関しており、本発明の化合物は、高血圧を処置するのに有用であり得る。] [0077] Lin et al (1997) J. Clin. Invest. 100, 8: 2072-2078 および P. Lin (1998) PNAS 95, 8829-8834 は、乳癌および黒色腫の異種移植片モデルにおいて、腫瘍増殖および血管新生の阻止、および、アデノウイルス感染時またはTie−2(Tek)の細胞外ドメイン注射時の肺転移の減少を示している。Tie−2阻害剤は、血管新生が不適切に起こる状況(すなわち、糖尿病性網膜症、慢性炎症、乾癬、カポジ肉腫、慢性血管新生(黄斑変性症、関節リウマチ、小児血管腫および癌による))において用いられ得る。] [0078] Lckは、T細胞シグナル伝達に役割を果たす。Lck遺伝子欠損マウスは、胸腺細胞を発育させる能力が低い。T細胞シグナル伝達の正のアクチベーターとしてのLckの機能は、Lck阻害剤が自己免疫性疾患(例えば関節リウマチ)を処置するのに有用であることを示唆している。] [0079] 他のMAPK類と同様に、JNKは、癌、トロンビン誘発血小板凝集、免疫不全障害、自己免疫性疾患、細胞死、アレルギー、骨粗鬆症および心臓疾患に対する細胞応答を仲介するのに役割を有することが示唆されている。JNK経路の活性化に関する治療標的は、慢性骨髄性白血病(CML)、関節リウマチ、喘息、変形性関節症、虚血、癌および神経変性疾患を含む。肝臓疾患または肝臓虚血エピソードと関連するJNK活性化の重要性の結果として、本発明の化合物はまた、種々の肝臓障害を処置するのに有用であり得る。JNKが種々の形態の心臓ストレスに対する肥大応答を仲介することを示していることから、心血管疾患、例えば心筋梗塞または鬱血性心不全におけるJNKの役割もまた報告されている。JNKカスケードはまた、IL−2プロモーターの活性化を含むT細胞活性化に役割を果たすことが実証されている。従って、JNKの阻害剤は、病理学的免疫応答を変化させる点で治療的価値があり得る。種々の癌でのJNK活性化の役割もまた確立されており、癌におけるJNK阻害剤の使用の可能性を示唆している。例えば構造的に活性化されたJNKは、腫瘍形成を仲介するHTLV−1と関連している[Oncogene 13:135-42 (1996)]。JNKは、カポジ肉腫(KS)に役割を果たす。KS増殖に関係する他のサイトカイン、例えば血管内皮増殖因子(VEGF)、IL−6、およびTNFαの他の増殖効果もまた、JNKが仲介し得る。さらに、p210 BCR−ABL形質転換細胞中のc−jun遺伝子の制御は、JNKの活性と対応しており、慢性骨髄性白血病(CML)の処置におけるJNK阻害剤の役割を示唆している[Blood 92:2450-60 (1998)]。] [0080] ある異常増殖状態は、raf発現と関連すると考えられており、従って、raf発現の阻害に応答性であると考えられている。異常に高いレベルのrafタンパク質発現はまた、形質転換および異常細胞増殖に関係している。これらの異常増殖状態もまた、raf発現の阻害に応答性であると考えられている。例えば、全肺癌細胞株の60%で異常に高レベルのc−rafmRNAとタンパク質が発現していると報告されているため、c−rafタンパク質発現は、異常細胞増殖に役割を果たすと考えられている。異常増殖状態のさらなる例は、過剰増殖障害、例えば癌、腫瘍、過形成、肺線維症、血管新生、乾癬、アテローム動脈硬化症、血管中の平滑筋細胞増殖、例えば狭窄または血管形成術後の再狭窄である。rafがその一部である細胞シグナル伝達経路はまた、T細胞増殖(T細胞活性化および増殖)によって特徴付けられる炎症性障害、例えば組織移植拒絶反応、内毒素ショック、および糸球体腎炎などに関係している。] [0081] ストレス活性化タンパク質キナーゼ(SAPK)は、c−jun転写因子の活性化およびc−junによって制御される遺伝子の発現をもたらすシグナル伝達経路の最後から2番目の段階を代表するタンパク質キナーゼのファミリーである。特に、c−junは、遺伝子毒性傷害により損傷したDNAの修復に関与するタンパク質をコードする遺伝子の転写に関与している。従って、細胞中のSAPK活性を阻害する薬物はDNAの修復を妨げ、かつ、DNA損傷を誘発するかまたはDNA合成を阻害して細胞のアポトーシスを誘発する薬物または細胞増殖を阻止する薬物に対して細胞を感受性とする。] [0082] マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)は、転写因子、翻訳因子および種々の細胞外シグナルに応答する他の標的分子を活性化する保存されたシグナル伝達経路のメンバーである。MAPKは、マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ・キナーゼ(MKK)による、配列Thr-X-Tyrを有する二重リン酸化モチーフでのリン酸化によって活性化される。より高等な真核生物では、MAPKシグナル伝達の生理学的役割は、細胞の事象、例えば増殖、発癌、発育および分化と相関している。従って、これらの経路を介して(特にMKK4およびMKK6を介して)、シグナル伝達を制御する能力は、MAPKシグナル伝達と関連するヒトの疾患、例えば炎症性疾患、自己免疫性疾患および癌のための処置および予防的治療の発展をもたらし得る。] [0083] ヒトのリボソームS6タンパク質キナーゼのファミリーは、少なくとも8個のメンバー(RSK1、RSK2、RSK3、RSK4、MSK1、MSK2、p70S6Kおよびp70S6 Kb)からなる。リボソームタンパク質S6タンパク質キナーゼは、重要な多面発現機能を果たし、とりわけタンパク質生合成の際のmRNA翻訳の制御において重要な役割を有する (Eur. J. Biochem 2000 November; 267(21): 6321-30, Exp Cell Res. Nov. 25, 1999; 253 (1):100-9, Mol Cell Endocrinol. May 25, 1999;151(1-2):65-77)。S6リボソームタンパク質のp70S6によるリン酸化はまた、細胞運動性(Immunol. Cell Biol. 2000 August;78(4):447-51)および細胞増殖(Prog. Nucleic Acid Res. Mol. Biol., 2000;65:101-27)の制御に関与しており、従って、腫瘍転移、免疫応答、組織修復ならびに他の疾病状態に重要であり得る。] [0084] SAPK(“junN末端キナーゼ”または“JNK”とも呼ばれる)は、c−jun転写因子の活性化およびc−junによって制御される遺伝子の発現をもたらすシグナル伝達経路の最後から二番目の段階を代表するタンパク質キナーゼのファミリーである。特に、c−junは、遺伝子毒性傷害によって損傷したDNAの修復に関与しているタンパク質をコードする遺伝子の転写に関与している。細胞中のSAPK活性を阻害する薬物は、DNA修復を妨げ、DNA損傷を誘発することによって作用する癌治療モダリティーに対して細胞を感受性とする。] [0085] BTKは、自己免疫性および/または炎症性疾患、例えば全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、多発性脈管炎(multiple vasculitides)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、重症筋無力症、および喘息に役割を果たす。B細胞活性化におけるBTKの役割のために、BTK阻害剤は、B細胞介在病理学的活性、例えば自己抗体産生の阻害剤として有用であり、そしてB細胞リンパ腫および白血病の処置に有用である。] [0086] CHK2は、セリン/トレオニン・タンパク質キナーゼのチェックポイント・キナーゼ・ファミリーのメンバーであり、DNA損傷、例えば環境変異誘発物質および内在性活性酸素種によって引き起こされる損傷の監視に用いられるメカニズムに関与している。結果として、それは、腫瘍抑制物質および癌治療の標的に関与する。] [0087] CSKは、癌細胞、特に結腸癌の転移の可能性に影響を与える。] [0088] Fesは、種々のサイトカインシグナル伝達経路ならびに骨髄細胞の分化に関与している非受容体タンパク質チロシンキナーゼである。Fesはまた、顆粒球分化機構の重要な要素である。] [0089] Flt3受容体チロシンキナーゼ活性は、白血病および骨髄異形成症候群に関与している。AMLの約25%において、白血病細胞は、細胞表面に構成的に活性な形態の自己リン酸化(p)FLT3チロシンキナーゼを発現する。p−FLT3の活性は、白血球細胞に増殖および生存率の改善をもたらす。白血病細胞がp−FLT3キナーゼ活性を発現している急性白血病を有する患者は、全体的臨床成績が悪い。p−FLT3キナーゼ活性の阻害は、白血病細胞のアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘発する。] [0090] IKKαおよびIKKβ(1および2)の阻害剤は、関節リウマチ、移植拒絶反応、炎症性腸疾患、変形性関節症、喘息、慢性閉塞性肺疾患、アテローム性動脈硬化症、乾癬、多発性硬化症、卒中、全身性エリテマトーデス、アルツハイマー病、脳虚血、外傷性脳傷害、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、くも膜下出血、または脳および中枢神経系における炎症性メディエーターの過剰産生と関連する他の疾患または障害を含む疾患のための治療薬である。] [0091] Metは、主要なヒトの癌のほとんどのタイプと関連しており、その発現は、しばしば悪い予後および転移と相関している。Metの阻害剤は、癌、例えば肺癌、NSCLC(非小細胞肺癌)、骨の癌、膵臓癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚または眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、婦人科腫瘍(例えば子宮肉腫、卵管の癌腫、子宮内膜の癌腫、子宮頚の癌腫、膣の癌腫または外陰部の癌腫)、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌(例えば甲状腺、副甲状腺または副腎の癌)、柔組織の肉腫、尿道の癌、陰茎の癌、前立腺癌、慢性または急性白血病、小児固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓または尿管の癌(例えば腎臓細胞癌腫、腎盂の癌)、小児悪性腫瘍、中枢神経系の腫瘍(例えば原発性CNSリンパ腫、脊髄の軸の腫瘍、脳幹神経膠腫または下垂体腺腫)、血液の癌、例えば急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病など、バレット食道(前癌性症候群)、腫瘍性皮膚疾患、乾癬、菌状息肉腫および良性前立腺肥大症、糖尿病関連疾患、例えば糖尿病性網膜症、網膜虚血、および網膜血管新生、肝硬変、心血管疾患、例えばアテローム性動脈硬化症、免疫学的疾患、例えば自己免疫性疾患および腎臓疾患を含む疾患のための治療薬である。好ましくは、該疾患は、癌、例えば急性骨髄性白血病および結腸直腸癌である。] [0092] Nima関連キナーゼ2(Nek2)は、中心体に局在化する、有糸分裂開始時に最大活性を有する細胞周期制御タンパク質キナーゼである。機能の研究により、Nek2が、中心体分離および紡錘体形成の制御に関連付けられた。Nek2タンパク質は、子宮頚癌、卵巣癌、前立腺癌、特に乳癌を含む様々なヒトの腫瘍に由来する細胞株において、2〜5倍上昇している。] [0093] p70S6K介在疾患または状態は、増殖性障害、例えば癌および結節性硬化症を含み、これらに限定されない。] [0094] 前記によって、本発明は、さらに、処置の必要な対象において、上記の疾患または障害の何れかを予防するまたは処置する方法であって、該対象に、治療有効量(以下の“投与および医薬組成物”を参照のこと)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。上記の使用の何れにおいても、必要な投与量は、投与方法、処置されるべき特定の状態および望ましい効果に依存して変化する。] [0095] 投与および医薬組成物 一般的に、本発明の化合物は、当業界で既知の何れかの有用かつ許容される方法を介して、単独でまたは1種以上の治療薬と組み合わせて、治療有効量で投与される。治療有効量は、疾患の重症度、対象の年齢および相対的健康状態、用いられる化合物の力価、および他の因子に依存して、広く変化し得る。一般的に、全身に、約0.03から2.5mg/kg体重の1日用量で、満足のいく結果が得られることが示されている。より大きな哺乳動物(例えばヒト)において適応される1日用量は、約0.5mgから約1000mgの範囲であり、便宜的には、例えば1日4回までの分割投与で、または徐放形で投与される。経口投与のための適切な単位投与形は、約1から50mgの活性成分を含む。] [0096] 本発明の化合物は、何れかの慣用の経路で、特に経腸で、例えば、錠剤またはカプセル剤などの形態で、経口で;または、例えば注射用溶液または懸濁液の形態で、非経腸で;例えばローション、ゲル、軟膏またはクリームの形態で、局所で;または鼻腔内で;吸入剤または坐剤の形態で、医薬組成物として投与され得る。少なくとも1種の薬学的に許容される担体または希釈剤と組み合わせて、遊離形または薬学的に許容される塩形の本発明の化合物を含む医薬組成物は、慣用の方法で、混合、顆粒化、またはコーティング法によって製造され得る。例えば、経口の組成物は、a)希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;b)滑沢剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩、および/またはポリエチレングリコール;錠剤のためには、さらにc)結合剤、例えばケイ酸マグネシウムアルミニウム、澱粉ペースト、ゼラチン、トラガカント・ゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および/またはポリビニルピロリドン;所望によりd)崩壊剤、例えば澱粉、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;および/またはe)吸収剤、着色料、風味剤および甘味料と共に、活性成分を含む錠剤またはゼラチンカプセルであり得る。注射用組成物は、水性等張性溶液または懸濁液であり得る。そして坐剤は、脂肪性エマルジョンまたは懸濁液から製造され得る。該組成物は、滅菌されてもよく、そして/またはアジュバント、例えば保存料、安定剤、湿潤剤、または乳化剤、溶解促進剤、浸透圧調節のための塩および/または緩衝剤を含んでもよい。さらに、それらはまた、他の治療的に有益な物質を含んでもよい。経皮適用に適切な製剤は、担体と共に有効量の本発明の化合物を含む。担体は、宿主の皮膚を通過するのを助けるための吸収可能な薬理学的に許容される溶媒を含み得る。例えば、経皮デバイスは、裏打ち材(backing member)、所望により担体と共に本化合物を含むリザーバー、所望により制御されたおよび予め決められた速度で長時間に亘って本化合物を宿主の皮膚に送達する速度制御障壁、ならびに皮膚へデバイスを固定するための手段を含むバンデージの形態である。マトリックス経皮用製剤もまた用いられ得る。例えば皮膚および眼への局所適用に適切な製剤は、好ましくは当業界で周知の水溶液、軟膏、クリームまたはゲルである。これらは、溶解剤、安定剤、張性増加剤(tonicity enhancing agent)、緩衝剤および保存料を含んでもよい。適当な薬学的賦形剤は、先行文献で見出され得る(Handbook of Pharmaceutical Excipients, Fifth Edition - edited by Raymond Rowe, Paul Sheskey and Sian Owenを参照のこと。)。] [0097] 本発明の化合物は、1種以上の治療薬(医薬組成物)と組み合わせて、治療有効量で投与され得る。例えば、他の喘息治療薬、例えばステロイドおよびロイコトリエン・アンタゴニストと相乗効果が起こり得る。] [0098] 例えば、他の免疫調節物質または抗炎症物質と、例えばシクロスポリン、ラパマイシンまたはアスコマイシン、またはその免疫抑制アナログ(例えばシクロスポリンA(CsA)、シクロスポリンG(CsG)、FK-506、ラパマイシン)、または同等な化合物、コルチコステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、メトトレキサート、ブレキナール(brequinar)、レフルノミド、ミゾリビン、ミコフェノール酸、ミコフェノール酸モフェチル、15−デオキシスパガリン(15-deoxyspergualin)、免疫抑制抗体、特に白血球受容体のためのモノクローナル抗体、例えばMHC、CD2、CD3、CD4、CD7、CD25、CD28、B7、CD45、CD58またはそのリガンド、または他の免疫調節化合物、例えばCTLA41gと組み合わせて用いた場合に、相乗効果が起こり得る。本発明の化合物は、抗線維症剤、例えばピルフェニドンおよびタクロリムス;PAHの処置に用いられる薬物、例えばエンドセリン・アンタゴニスト(例えばボセンタン)およびPDE5阻害剤(例えばシルデナフィル);喘息処置用医薬、例えば気管支拡張剤、例えばβ2アゴニスト、キサンチン類(例えばメチルキサンチン)および抗コリン作用薬;および抗炎症剤と組み合わせて用いられ得る。本発明の化合物が他の治療と併用投与される場合、併用投与される化合物の投与量は、用いられる併用薬のタイプ、用いられる特定の薬物、処置される状態などに依存して、当然に変化する。] [0099] 本発明はまた、薬学的組み合わせのための、例えば、a)本明細書で開示された遊離形または薬学的に許容される塩形の本発明の化合物である第1薬物、およびb)少なくとも1種の併用薬を含むキットを提供する。該キットは、それの投与のための指示書を含み得る。] [0100] 用語“併用投与”または“組み合わせ投与”などは、本明細書で用いるとき、一人の患者への選択された複数の治療薬の投与を含むことを意味し、該薬物が必ずしも同じ投与経路によってまたは同時に投与されるのではない処置レジメを含むことを意図している。] [0101] 用語“薬学的組み合わせ”は、本明細書で用いるとき、1種以上の活性成分の混合または組み合わせにより得られる製剤を意味し、複数活性成分の固定化されたおよび固定化されていない組み合わせの両方を含む。用語“固定化された組み合わせ”は、複数活性成分、例えば式Iの化合物および併用薬が、両方とも1人の患者に同時に1個のものまたは投与形で投与されることを意味する。用語“固定化されていない組み合わせ”は、複数活性成分、例えば式Iの化合物および併用薬が、同時に(simultaneously)、一緒に(concurrently)、または特に時間の制限なく連続的に、別個のものとして両方とも1人の患者に投与される。ここで、このような投与は、患者の体内で治療有効量の2つの化合物を提供する。後者はまた、カクテル療法、例えば3種以上の活性成分の投与に適用される。] [0102] 本発明の化合物の合成方法 本発明はまた、本発明の化合物の製造方法を含む。記載された反応において、最終生成物中で反応性官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオまたはカルボキシ基が望ましいとき、望ましくない反応への関与を避けるために、これらを保護する必要があり得る。慣用の保護基は、標準的な実施に従って用いられ得る。例えば、T.W. Greene and P. G. M. Wuts in “Protective Groups in Organic Chemistry”, John Wiley and Sons, 1991 を参照のこと。] [0103] 式Iaの化合物は、下記の反応スキームIの通りに進めることによって製造され得る: 反応スキームI ここで、R1およびYは、本発明の概要で記載された通りである。] [0104] 式Iaの化合物は、式2の化合物を、適当な溶媒(例えばエタノールなど)の存在下、適当な中間体(例えばNH2OHなど)と反応させることによって製造され得る。該反応は、約50℃から約180℃の温度範囲で行われ、完了のために最大24時間かかる。] [0105] 反応スキームII ここで、R1およびYは、本発明の概要で記載された通りである。] [0106] 式Ibの化合物は、式3の化合物を、適当な溶媒(例えばTHFなど)の存在下、適当な反応剤(例えばPOCl3など)と反応させることによって製造され得る。該反応は、約50℃から約180℃の温度範囲で行われ、完了のために最大24時間かかる。] [0107] 式Iの化合物の合成の詳細な例は、下記の実施例に見出され得る。] [0108] 本発明の化合物の追加的合成方法 本発明の化合物は、遊離塩基形の本化合物を薬学的に許容される無機または有機酸と反応させることによって、薬学的に許容される酸付加塩として製造され得る。あるいは、本発明の化合物の薬学的に許容される塩基付加塩は、遊離酸形の本化合物を薬学的に許容される無機または有機塩基と反応させることによって製造され得る。あるいは、塩形の本発明の化合物は、出発物質または中間体の塩を用いて製造され得る。] [0109] 遊離酸形または遊離塩基形の本発明の化合物は、それぞれ対応する塩基付加塩または酸付加塩から製造され得る。例えば、酸付加塩形の本発明の化合物は、適当な塩基(例えば水酸化アンモニウム溶液、水酸化ナトリウムなど)で処理することによって、対応する遊離塩基に変換され得る。塩基付加塩形の本発明の化合物は、適当な酸(例えば塩酸など)で処理することによって、対応する遊離酸に変換され得る。] [0110] 酸化されていない形態の本発明の化合物は、本発明の化合物のN−オキシドから、還元剤(例えば硫黄、二酸化硫黄、トリフェニルホスフィン、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、三塩化リン、三臭化リンなど)で、適当な不活性有機溶媒(例えばアセトニトリル、エタノール、水性ジオキサンなど)中で、0から80℃で処理することによって製造され得る。] [0111] 本発明の化合物のプロドラッグ誘導体は、当業者に既知の方法によって製造され得る(例えば、さらなる詳細については、Saulnier et al., (1994), Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 4, p. 1985を参照のこと)。例えば、適切なプロドラッグは、誘導体化されていない本発明の化合物を、適当なカルバミル化剤(例えば1,1−アシルオキシアルキルカルボノクロリデート、パラ−ニトロフェニルカーボネートなど)と反応させることによって製造され得る。] [0112] 本発明の化合物の保護誘導体は、当業者に既知の方法によって製造され得る。保護基の付加および除去に適用可能な技術の詳細な記載は、T. W. Greene, “Protecting Groups in Organic Chemistry”, 3rd edition, John Wiley and Sons, Inc., 1999で見出され得る。] [0113] 本発明の化合物は、好都合には、本発明の製造の間で、溶媒和物(例えば水和物)として製造され得るか、または形成され得る。本発明の化合物の水和物は、好都合には、水性/有機溶媒混合物(ここで、有機溶媒には、例えばジオキシン、テトラヒドロフランまたはメタノールを用いる。)から、再結晶することによって製造され得る。] [0114] 本発明の化合物は、本化合物のラセミ混合物を光学的に活性な分割剤と反応させ、1対のジアステレオアイソマー化合物を形成し、ジアステレオマーを分離し、光学的に純粋なエナンチオマーを回収することによって、個々の立体異性体として製造され得る。エナンチオマーの分離は、本発明の化合物の共有結合ジアステレオマー誘導体を用いて行うことができるが、分離可能な複合体が好ましい(例えば結晶性ジアステレオマー塩)。ジアステレオマーは、固有の物理学的性質(例えば融点、沸点、溶解度、反応性など)を有し、これらの相違点を利用することによって、容易に分離可能である。ジアステレオマーは、クロマトグラフィーによって、または好ましくは溶解度の違いに基づく分離/分割法によって、分離され得る。次いで、ラセミ化を起こさない何らかの実用的な手段によって、分割剤と共に光学的に純粋なエナンチオマーを回収する。ラセミ混合物からの化合物の立体異性体の分離に適用可能な方法のより詳細な記載は、Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. Wilen, “Enantiomers, Racemates and Resolutions”, John Wiley And Sons, Inc., 1981で見出され得る。] [0115] 要約すると、式Iの化合物は、次に掲げるものを含む工程によって合成され得る: (a)反応スキームIおよびIIの工程;ならびに (b) 所望により本発明の化合物を薬学的に許容される塩に変換すること; (c) 所望により本発明の化合物の塩形を非塩形に変換すること; (d) 所望により酸化されていない形態の本発明の化合物を薬学的に許容されるN−オキシドに変換すること; (e) 所望により本発明の化合物のN−オキシドをその酸化されていない形態に変換すること; (f) 所望により本発明の化合物の個々の異性体を異性体混合物から分離すること; (g) 所望により誘導体化されていない本発明の化合物を、薬学的に許容されるプロドラッグ誘導体に変換すること;および (h) 所望により本発明の化合物のプロドラッグ誘導体をその誘導体化されていない形態に変換すること。] [0116] 出発物質の製造が特に記載されていない限り、該化合物は、既知であるか、または当業者に既知の方法と類似した方法または下記の実施例に開示された方法によって製造され得る。] [0117] 上記の変換は、本発明の化合物の製造方法の単なる代表例であり、周知の他の方法も同様に用いられ得ることが、当業者に明らかであろう。] [0118] 実施例 本発明は、さらに、本発明の式Iの化合物の製造を説明する下記の実施例によって例示されるが、これらに限定されない。] [0119] 中間体の合成 3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−7−クロロ−1−メチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(8)の合成] [0120] 2Lのフラスコに、1,3−アセトンジカルボン酸ジエチル(1)(160g, 0.79mol)、オルト蟻酸トリエチル(129g, 0.87mol)および無水酢酸(161g, 1.58mol)を入れた。得られた混合物を120℃で1.5時間加熱した。該混合物を室温まで冷却し、揮発成分を、真空蒸留(150〜200mmHg)によって、90〜100℃で除去した。明黄色の油状物をコンデンサー中に集めた。次いで、フラスコに残った残渣を氷浴中で冷却し、30%アンモニア(65ml)と混合した。該反応物を1時間氷浴中に置き、次いで、2N HClで、pH<5まで酸性にした。該混合物を真空で濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製した(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)。生成物(2)を無色の油状物として単離した。] [0121] 4,6−ジヒドロキシニコチン酸エチルエステル(2)(5g, 0.3mol)を、POCl3(500ml)と、2Lのフラスコ中で混合し、110℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後、大部分のPOCl3を真空で除去した。粗製の暗色の生成物を、少量の氷水混合物に注ぎ、飽和水性炭酸ナトリウムで中和した。生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を、飽和水性塩化ナトリウムで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。フラッシュクロマトグラフィーを用いて精製し(酢酸エチル:石油エーテル=1:3)、生成物である4,6−ジクロロニコチン酸エチルエステル(3)を白色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.85 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H).] [0122] 4,6−ジクロロニコチン酸エチルエステル(3)(43g, 195mmol)を、アセトニトリル(600ml)に溶解し、0℃まで冷却し、メチルアミン(125ml, 40%水溶液, 977mmol)をゆっくりと加えた。該反応物を0℃で30分間撹拌し、さらに3時間室温まで温めた。溶媒を真空で除去し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製した(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)。生成物(4)を白色の固体として単離した。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.66 (s, 1H), 8.12 (bs, 1H), 6.53 (s, 1H), 4.34 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.92 (s, 3H), 1.37 (t, J = 7.2 Hz, 3H).] [0123] 6−クロロ−4−メチルアミノニコチン酸エチルエステル(4)(33g, 156mmol)を、無水THF(500ml)に溶解し、−78℃まで冷却した。該溶液に、THF(500ml)中のLAH(12.5g, 329mmol)の溶液をゆっくりと加えた。添加完了後、該反応物を−78℃で1時間維持した。該混合物を室温まで温め、少量のMeOH/酢酸エチル(1/1)をゆっくりと加えて過剰のLAHを壊した。粗生成物をセライトのプラグで濾過し、酢酸エチルを用いて2回洗浄した。溶媒を真空で除去した後、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)。生成物(5)を白色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 7.36 (s, 1H), 6.48 (s, 1H), 5.55 (bs, 1H), 4.63 (s, 2H), 2.89 (d, J = 5.1 Hz, 3H).] [0124] 化合物(5)(20g, 116mmol)を、DCM(250ml)に溶解し、MnO2(100g, 1.16mol)を加えた。該反応物を室温で一夜撹拌し、次いで、セライトのプラグで濾過し、酢酸エチルを用いて洗浄した。溶媒を真空で除去した後、(6)が得られ、さらに精製することなく次の段階に用いた。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 9.85 (s, 1H), 8.59 (bs, 1H), 8.31 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.96 (d, J = 5.1 Hz, 3H).] [0125] 6−クロロ−4−メチルアミノ−ピリジン−3−カルボアルデヒド(6)(19.8g, 116mmol)を、DMF(1L)中の2−(5−アミノ−2−メチル−フェニル)酢酸メチルエステル(7)(27g, 151mmol)および炭酸カリウム(48.1g, 348mmol)と混合した。該混合物を100℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、溶媒を真空で除去し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製した(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)。表題化合物(8)を淡色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.56 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 7.06 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.74 (dd, J = 2.4, 8.1 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.71 (s, 2H), 2.10 (s, 3H).] [0126] 2−(5−アミノ−2−メチルフェニル)酢酸メチル(7)の合成] [0127] 2−メチル−5−ニトロ安息香酸(9)(125g, 690mmol)を、無水THF(1.25L)に溶解した。ボラン(517ml, THF中2Mの溶液, 1.04mol)を加えた後、該反応物を室温で18時間撹拌した。炭酸カリウム水溶液(2.5L中112.5g)を用いて反応をクエンチした。THFを真空で除去した後、該水性溶液をDCMで抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、溶媒を真空で除去した後、生成物(10)を淡黄色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.29 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.50 (m, 1H), 7.29 (m, 1H), 4.78 (s, 2H), 2.41 (s, 3H).] [0128] (2−メチル−5−ニトロフェニル)メタノール(10)(96g, 574mmol)を、無水DCM(2.5L)に溶解し、0℃に冷却し、塩化メタンスルホニル(72g, 632mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(89g, 689mmol)で30分間処理した。該反応物を室温まで温め、さらに30分間撹拌した。水(600ml)を添加することによって、それをクエンチした。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。溶媒を真空で除去した後、生成物(11)を黄色の油状物として単離し、さらに精製することなく次の段階に用いた。] [0129] アセトニトリル(4L)中の粗製の物質(11)(141g, 0.575mol)の溶液に、シアン化ナトリウム(84.4g, 1.7mol)を加え、得られた混合物を8時間還流した。該反応物を室温まで冷却し、溶媒を真空で除去した。粗生成物をDCMに溶解し、濾過した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空で除去した後、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製した(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)。生成物(12)を黄色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.25 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.13 (dd, J = 2.4, 8.1 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.78 (s, 2H), 2.48 (s, 3H).] [0130] 2−(2−メチル−5−ニトロフェニル)エタンニトリル(12)(87g, 494mmol)を、メタノール:水=1:1(1.2L)に溶解した。水中(1L)の水酸化カリウム(277g, 4.94mol)を加え、該反応物を14時間還流した。室温まで冷却し、メタノールを真空で除去した後、水層を、DCMで、そしてエーテルで洗浄した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。溶媒を真空で除去した後、生成物(13)を、橙色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.07 (m, 2H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.78 (s, 2H), 2.43 (s, 3H).] [0131] 2−(2−メチル−5−ニトロフェニル)酢酸(13)(30g, 154mmol)を、メタノール(700ml)に溶解し、HCl(79ml, 1,4−ジオキサン中4M溶液, 316mmol)を加えた。該反応物を14時間還流した。室温まで冷却し、溶媒を真空で除去した後、粗生成物を水(500ml)に溶解し、2N水酸化ナトリウムを用いてpH>12まで塩基性にした。該溶液を酢酸エチルを用いて抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。溶媒を真空で除去した後、生成物(14)を暗黄色の固体として得た。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 8.06 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.72 (s, 2H), 2.41 (s, 3H).] [0132] 2−(2−メチル−5−ニトロフェニル)酢酸メチルエステル(14)(32g, 153mmol)をエタノール(750ml)に溶解した。この溶液に、10%パラジウム/炭素(3.2g)を加えた。該混合物を脱気した後、水素を充填したバルーンを取り付けた。該反応物を室温で16時間撹拌した。セライトのプラグで濾過することによって触媒を除去し、溶媒を真空で除去した後、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製した(酢酸エチル:石油エーテル=5:1)。生成物(7)を黄色の油状物として単離した。 1H NMR(300MHz, CDCl3) δ 6.9 (d, J = 7.8 Hz), 6.59 (m, 1H), 6.56 (m, 1H), 3.69 (s, 3H).] [0133] 3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15)の合成] [0134] ジオキサン(3ml)中の3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−7−クロロ−1−メチル−1,6−ナフチリジン−2−オン(8)(0.53mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.08mmol)、Pd2(dba)3(16μmol)およびトリメチルアルミニウム(0.8ml,トルエン中2.0M溶液)を加えた。該混合物を10分間脱気した。反応バイアルを密封し、マイクロ波によって、150℃で10分間加熱した。該反応物を室温まで冷却し、1M HCl(30ml)に注ぎ、EtOAcで洗浄した。水層を3M NaOHで塩基性にして、EtOAc(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発によって容積を減らして乾固した。粗製の黄色の油状物を、3〜5% MeOHを含むDCMを溶出液とするシリカのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、黄色のガラス状固体(15)を得る。 1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.67 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.11 (s, 3H). MS m/z (M+1)+: 280.1。] [0135] 3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−7−エチル−1−メチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15a)の合成] [0136] (8)(1.0mmol)から出発して、3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−7−エチル−1−メチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15a)を、(15)と同じ方法で製造し、精製して、黄色の固体を得た。 MS m/z (M+1)+: 294.1。] [0137] (E)−1−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)−2−ヒドロキシグアニジン(17)の合成] [0138] 無水メタノール(3ml)中の臭化シアン(0.08g, 0.7mmol, 1.0当量)の溶液に、酢酸カリウム(0.21g, 2.1mmol, 3.0当量)を加え、0℃に冷却した。続いて、無水メタノール(2ml)中のアニリン(15)(0.2g, 0.7mmol, 1.0当量)の溶液を加えた。添加後、該反応物を室温まで温め、さらに3時間撹拌した。LC/MSによってアニリン(15)の消費の完了をモニターし、その時点で該反応物をDCM(30ml)で希釈し、水で、そして塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、溶媒を除去した。粗製のシアナミド(16)をさらに精製することなく次の段階に用いた。] [0139] 無水エタノール(10ml)中の粗製シアナミド(16)(0.22g, 0.7mmol)の溶液に、ヒドロキシルアミン(0.07ml, 1.5当量, 50%水溶液)を加えた。該反応物を室温で12時間撹拌した。溶媒を蒸発乾固し、粗製の残渣をDCM(10〜15ml)に溶解し、0℃に冷却した。得られた沈殿物を濾過し、冷DCMで洗浄し、乾燥し、(17)を黄色の沈殿物として得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 8.78 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.28 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.02 (s, 2H), 3.64 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.01 (s, 3H). MS m/z 338.3 (M+1)。] [0140] (E)−1−(3−(7−エチル−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)−2−ヒドロキシグアニジン(17a)の合成] [0141] 中間体(17a)を、(15a)から出発して、0.3mmolスケールで、化合物(17)と同じ方法で製造した。] [0142] N−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−カルボキサミド(18)の合成] [0143] ACN(0.5ml)中の3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15)(22mg, 0.08mmol)の溶液に、CDI(16mg, 0.09mmol)を加えた。室温で2時間撹拌した後、溶媒を除去し、粗製のN−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−カルボキサミド(18)をさらに精製することなく用いた。 MS m/z 374.3 (M+1)。] [0144] 3−(5−イソチオシアネート−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(19)の合成] [0145] DCM(5ml)中の3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15)(280mg, 1mmol)の溶液に、1,1'−チオカルボニルジピリジン−2(1H)−オン(233mg, 1mmol)を室温で加えた。1時間後、溶媒を真空で除去した。3−(5−イソチオシアネート−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(19)の粗製の白色固体を、さらに精製することなく用いた。 1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.64 (s, 1H), 7.18 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 2.4, 8.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 2.16 (s, 3H). MS m/z 322.2 (M+1)。] [0146] 本発明の化合物の合成 方法1 実施例A5 3−(5−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0147] 無水プロピオン酸(46μl, 0.35mmol)を、乾燥ジオキサン(3ml)中のヒドロキシグアニジン(17)(0.1g, 0.30mmol)に加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。冷却し、濾過した後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A5)を得た。該白色固体を無水DCMに懸濁し、2M HCl溶液で処理し、対応する塩酸塩を定量的な収率で得た。 1H NMR(400MHz, d4-CH3OH) δ 9.08 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.34 (dd, J = 8.0 and 4.0 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 2.85 (q, J = 8.0 Hz, 2H), 2.16 (s, 3H), 1.35 (t, J = 8.0Hz, 3H). MS m/z (M+1)+: 376.1。] [0148] 方法2 実施例A7 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0149] DCM(5ml)中の3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15)(280mg, 1mmol)の溶液に、ベンゾイルイソチオシアネート(180mg, 1.1mmol)を室温で加えた。10分後に溶媒を真空で除去した。残渣をEtOHで洗浄し、望ましい生成物であるN−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルカルバモチオイル)ベンズアミド(20)を白色の固体として得た。 MS m/z 443.1 (M+1)。] [0150] DCM(0.5ml)中のN−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルカルバモチオイル)ベンズアミド(20)(22mg, 0.05mmol)の溶液に、NaOHの固体粉末(20mg, 0.5mmol)およびMeI(7mg, 0.05mmol)を加えた。該混合物を室温で1時間撹拌し、DCMを除去した後、(Z)−メチルN'−ベンゾイル−N−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)カルバムイミドチオエート(21)を得た。粗製の物質(21)をさらに精製することなく用いた。 MS m/z 457.2 (M+1)。] [0151] ヒドロキシルアミン塩酸塩(35mg, 0.5mmol)およびEtOH(1ml)を、粗製の物質(21)(0.05mmol)に加えた。該混合物を80℃で2時間加熱した。濾過後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A7)を得た。 1H NMR(400MHz, d4-MeOH) δ 9.03 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.1 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 7.2Hz, 1H), 7.5 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.3, 2.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 2.18 (s, 3H). MS m/z 424.1 (M+1)。] [0152] 実施例A6 3−(5−(5−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0153] アセトン(2.0ml)中の、塩化イソブチリル(160mg, 1.5mmol)およびイソチオシアン酸アンモニウム(114.2mg, 1.5mmol)の混合物を、40℃で3時間加熱した。上記反応混合物に、3−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(15)(419mg, 1.5mmol)を室温で加え、30分間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、N−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルカルバモチオイル)イソブチルアミド(22)を得た。これを精製することなく用いた。 MS m/z 409.2 (M+1)。] [0154] EtOH(2.0ml)中の、上で得られた粗製のN−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルカルバモチオイル)イソブチルアミド(22)に、NaOH(180mg, 4.5mmol)およびMeI(213mg, 1.5mmol)を加え、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ヒドロキシルアミン塩酸塩(313mg, 4.5mmol)を加え、反応混合物を80℃で30分間加熱した。HPLCおよびPrep−TLCで精製して、3−(5−(5−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A6)を得た。 1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.62 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H), 7.14-7.18 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.31 (d, J = 7.2 Hz, 6H). MS m/z 390.1 (M+1)。] [0155] 方法3 実施例A7 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0156] 乾燥DMF(10ml)中の、安息香酸(0.67g, 5.5mmol)、HATU(2.09g, 11mmol)およびDIPEA(1.05ml, 6mmol)の溶液に、室温で、無水Na2SO4(7g, 50mmol)の存在下で、(17)(1.69g, 5mmol)をゆっくりと加えた。LC/MSによって、(17)の消費の完了を決定した。さらに無水DMF(40ml)を加えて、該混合物を100℃で1時間加熱した。固体を濾過して除き、大部分のDMFを真空下で除去した。残渣を、水(150ml)、水性Na2CO3(2M, 10ml)、EtOAc(200ml)およびMeOH(20ml)の混合物の層間に分配した。有機相をさらに水(2×50ml)で洗浄した。乾燥してEtOAcを除去した後、固体残渣をACN(40ml)に懸濁して16時間撹拌した。濾過し、多量のACNで洗浄し、(A7)を固体として得た。 1H NMR(400MHz, d4-MeOH) δ 9.03 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.1 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 7.2Hz, 1H), 7.5 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.3, 2.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 2.18 (s, 3H). MS m/z 424.1 (M+1)。] [0157] 実施例A32 3−(5−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0158] 2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(16.1mg, 0.15mmol)、HATU(59mg, 0.15mmol)およびDIPEA(0.027ml, 0.15mmol)を、乾燥DMF(3ml)中で1時間撹拌した後、(17)(50mg, 0.14mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却して濾過した後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A32)を固体として得た。 1H NMR(400MHz, d4-MeOH) δ 8.90 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.62 (dd, J = 8, 4 Hz 1H), 7.52 (d, J = 8, 4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 4 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8, 4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.35 (m, 6H). MS m/z 406.2 (M+1)。] [0159] 実施例A34 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(1−メチルシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0160] DMF(1ml)中の1−メチルシクロプロパンカルボン酸(6mg, 0.06mmol)の溶液に、DIPEA(31μl, 0.18mmol)およびHATU(23mg, 0.06mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(20mg, 0.06mmol)をDMF溶液として(0.5ml)加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで反応物を室温で撹拌し、次いで100℃で1時間加熱した。続いて、該反応物を室温まで冷却し、濾過し、分取LC/MSによって精製し、1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(1−メチルシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A34)を灰白色の固体として得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.87 (s, 1H), 9.13 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H),7.30 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 2H), 3.70 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.27 (m, 2H), 1.08 (m, 2H). MS m/z 402.4 (M+1)。] [0161] 実施例A35 3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0162] DMF(5ml)中の3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパン酸(88mg, 0.7mmol)の溶液に、DIPEA(0.26ml, 1.5mmol)およびHATU(0.21g, 0.7mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(0.25g, 0.7mmol)をDMF溶液(2ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費が決定されるまで反応物を室温で撹拌し、次いで、100℃で2時間加熱した。続いて該反応物を室温まで冷却し、EtOAc(30ml)および5%水性NaHCO3(20ml)の層間に分配した。水層を新しいEtOAc(2×20ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、容積を減らして乾固した。粗製の物質を、DCM/4% MeOHを溶出液とするシリカのフラッシュ・カラム・クロマトグラフィーによって精製し、3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A35)を透明なガラス状固体として得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.86 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H),7.28 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8 Hz, 2H), 5.10 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.55 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.31 (s, 6H). MS m/z 420.4 (M+1)。] [0163] 実施例A51 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0164] 6−メチルニコチン酸(0.67g, 4.89mmol)、HATU(1.86g, 4.89mmol)およびDIPEA(0.85ml, 4.89mmol)を、乾燥DMF(20ml)中で1時間撹拌した後、(17)(1.5g, 4.44mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却して濾過した後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A51)を固体として得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.27 (d, J= 2.0 Hz, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.73 (dd, J= 2.0, 8.4 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.85 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.50 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 7.46 (dd, J= 2.4, 8.4 Hz, 1H), 7.29 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.87 (s, 3H), 2.79 (s, 3H), 2.19 (s, 3H). MS m/z 439.2 (M+1)。] [0165] 実施例A52 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0166] 乾燥DMF(50ml)中の、ピコリン酸(1.35g, 11mmol)、HATU(4.18g, 11mmol)およびDIPEA(2.09ml, 12mmol)の溶液に、室温で、無水Na2SO4(7g, 50mmol)の存在下で、(17)(3.37g, 10mmol)をゆっくりと加えた。LC/MSによって、(17)の消費の完了を決定した。さらなる無水DMF(50ml)を加え、該混合物を100℃で16時間加熱した。固体を濾過して除き、大部分のDMFを真空下で除去した。残渣を水(200ml)、水性Na2CO3(2M, 20ml)、EtOAc(300ml)およびMeOH(30ml)の混合物の層間に分配した。有機相をさらに水(2×50ml)で洗浄した。乾燥し、EtOAcを除去した後、残渣をDCM/MeOH(30ml/3ml)の混合物で処理し、DCMで洗浄し、(A52)を固体沈殿物として得た(1.4g)。母液をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し(DCM中8% MeOH)、大部分の不純物を除いた。生成物を含むほとんどのフラクションを合わせて、固体の生成物を得た。これをさらにACN(60ml)中で磨砕し、ACNで数回洗浄し、0.9gの生成物(A52)を得た。幾らかの生成物を含むがそれより多くの不純物を含むフラクションを合わせて、粗製の残渣を得て、これを分取HPLCで精製し、さらに0.3gの(A52)を回収した。1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A52)の3つのバッチ全てが同一のNMRおよびLC/MSを有した。 1H NMR (400MHz, d6-DMSO) δ 10.1 (s, 1H), 8.83 (m, 2H), 8.18 (dt, J = 8.8, 1 Hz, 1H), 8.1 (td, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.71 (ddd, J = 7.6, 4.8, 1.2 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 8.3, 2.4 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.37 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.01 (s, 3H). MS m/z 425.1 (M+1)。] [0167] 実施例A54 3−(5−(5−(1,1−ジフルオロエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0168] 乾燥DMF(0.5ml)中の、2,2−ジフルオロプロパン酸(11mg, 0.1mmol)、HATU(42mg, 0.11mmol)およびDIPEA(15mg, 0.12mmol)の溶液に、室温で、無水Na2SO4(71mg, 0.5mmol)の存在下で、(17)(33.7mg, 0.10mmol)をゆっくりと加えた。LC/MSによって、(17)の消費の完了を決定した。該混合物を100℃で2時間加熱した。固体を濾過して取り、残渣を分取HPLCで精製し、3−(5−(5−(1,1−ジフルオロエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A54)を得た。 1H NMR(400MHz,DMSO-d6) δ 10.27 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.42 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.27 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 2.70 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.16 (t, J= 19.6 Hz, 3H), 2.10 (s, 3H). MS m/z 412.2 (M+1)。] [0169] 実施例A56 3−(5−(5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0170] DMF(1ml)中の、3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸(6mg, 0.06mmol)の溶液に、DIPEA(31μl, 0.18mmol)およびHATU(23mg, 0.06mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(20mg, 0.06mmol)を、DMF溶液(0.5ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで、該反応物を室温で撹拌し、次いで100℃で1時間加熱した。続いて該反応物を室温まで冷却し、濾過し、分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A56)を得た。 MS m/z 420.4 (M+1)。] [0171] 実施例A57 3−(5−(5−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0172] DMF(1ml)中の1−ヒドロキシシクロプロパンカルボン酸(6mg, 0.06mmol)の溶液に、DIPEA(31μl, 0.18mmol)およびHATU(23mg, 0.06mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(20mg, 0.06mmol)をDMF溶液(0.5ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで、該反応物を室温で撹拌し、次いで100℃で1時間加熱した。続いて該反応物を室温まで冷却し、濾過し、分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A57)を得た。 MS m/z 404.4 (M+1)。] [0173] 実施例A58 1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0174] DMF(1ml)中の1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸(9mg, 0.06mmol)の溶液に、DIPEA(31μl, 0.18mmol)およびHATU(23mg, 0.06mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(20mg, 0.06mmol)をDMF溶液(0.5ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定するまで、該反応物を室温で撹拌し、100℃で1時間加熱した。続いて、該反応物を室温まで冷却し、濾過し、分取LC/MSによって精製し、1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A58)を得た。 MS m/z 456.6 (M+1)。] [0175] 実施例A64 3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0176] DMF(6ml)中の、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸(70mg, 0.6mmol)の溶液に、DIPEA(0.125ml, 0.7mmol)およびHATU(0.23g, 0.6mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(0.2g, 0.6mmol)をDMF溶液(2ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで、該反応物を室温で撹拌し、次いで100℃で1時間加熱した。該反応物を室温まで冷却し、分取LCMSによって精製し、粗製の物質を得た。これをさらに精製し、DCM/2% MeOHを溶出液とするシリカのフラッシュ・カラム・クロマトグラフィーによって精製し、3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A64)を灰白色の固体として得た。 1H NMR(400MHz, CD4OD) δ 8.76 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.39 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.69 (s, 3H), 2.16 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.02 (d, J = 6 Hz, 3H), 0.94 (d, J = 6 Hz, 3H). MS m/z 420.4 (M+1)。] [0177] 実施例A67 3−(5−(5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0178] 2−メチル−3−(トリイソプロピルシリルオキシ)プロパン酸(34mg, 0.12mmol)、HATU(50mg, 0.12mmol)およびDIPEA(0.023ml, 0.12mmol)を、乾燥DMF(3ml)中で1時間撹拌した後、(17)(40mg, 0.118mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却後、TBAF(1ml, THF中1M)を加え、室温で5時間撹拌した。濾過後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A67)を固体として加えた。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.06 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.42 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 7.35 (dd, J= 2.4, 8.0 Hz, 1H), 7.23 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 3.82 (m, 2H), 3.35 (s, 3H), 3.18 (m, 1H), 2.86 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.35 (d, J= 7.2 Hz, 3H). MS m/z 406.2 (M+1)。] [0179] 実施例A68 3−(5−(5−イソブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0180] 3−メチル酪酸(13mg, 0.12mmol)、HATU(50mg, 0.12mmol)およびDIPEA(0.023ml, 0.12mmol)を、乾燥DMF(3ml)中で1時間撹拌した後、(17)(40mg, 0.118mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却し、濾過した後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−イソブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A68)を固体として得た。 1H NMR(400MHz, d4-MeOH) δ 8.92 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.33 (d, J = 1 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8, 4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 4 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 2.72 (s, 3 H), 2.60 (d, J = 8 Hz, 2H), 2.10-2.01 (m, 1 H), 2.06 (s, 3H), 0.92 (d, J = 8 Hz, 6H). MS m/z 403.4, 404.5 (M+1)。] [0181] 実施例A69 3−(5−(5−(1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0182] 乾燥DMF(2ml)中の、1−(メトキシカルボニル)シクロプロパンカルボン酸(56mg, 0.39mmol)、HATU(180mg, 0.47mmol)およびDIPEA(0.082ml, 0.47mmol)の溶液に、室温で、無水Na2SO4(284mg, 2.0mmol)の存在下、(17)(130mg, 0.39mmol)をゆっくりと加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了を決定した。該混合物を100℃で2時間加熱した。固体を濾過して取り、残渣をEtOAc(50ml)に溶解した。有機層を水で2回洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、残渣を得る。これを、DCM中3〜5% MeOHを溶出液とするシリカのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、1−(3−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルアミノ)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)シクロプロパンカルボン酸メチル(23)を得た。 MS m/z 446.2 (M+1)。] [0183] MeOH(10ml)中の、1−(3−(3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニルアミノ)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)シクロプロパンカルボン酸エステル(23)(100mg, 0.22mmol)の溶液に、3つのバッチのNaBH4(66.5mg, 1.76mmol)を30分かけて加えた。LC/MSによって反応の完了を決定した後、塩化アンモニウム溶液を加えて反応をクエンチした。得られた混合物をDCM(50ml)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、蒸発させ、残渣を得た。これを分取HPLCによって精製し、3−(5−(5−(1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A69)を得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.07 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.41 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 7.33 (dd, J= 2.4, 8.4 Hz, 1H), 7.23 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 2.86 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.35 (m, 2H), 1.21 (m, 2H). MS m/z 418.2 (M+1)。] [0184] 実施例A73 3−(5−(5−(3−ヒドロキシシクロペンチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0185] 3−オキソシクロペンタンカルボン酸(16.6mg, 0.12mmol)、HATU(50mg, 0.12mmol)およびDIPEA(0.023ml, 0.12mmol)を、乾燥DMF(3ml)中で1時間撹拌した後、(17)(40mg, 0.118mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却後、NaBH4(20mg)を加え、室温で5時間撹拌した。濾過後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、3−(5−(5−(3−ヒドロキシシクロペンチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A73)を固体として得た。 MS m/z 431.5, 432.6 (M+1)。] [0186] 実施例A76 (S)−3−(5−(5−(1−メトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0187] DMF(4ml)中の(S)−2−メトキシプロパン酸(40mg, 0.4mmol)の溶液に、DIPEA(65μl, 0.4mmol)およびHATU(0.14g, 0.4mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(0.13g, 0.4mmol)をDMF溶液(1ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで該反応物を室温で撹拌し、次いで100℃で3時間加熱した。続いて、該反応物を室温まで冷却し、EtOAc(30ml)と5%水性NaHCO3(20ml)の層間に分配した。水層を新しいEtOAc(2×20ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、容積を減らして乾固した。粗製の物質を、DCM/2% MeOHを溶出液とするシリカのフラッシュ・カラム・クロマトグラフィーによって精製し、(S)−3−(5−(5−(1−メトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A76)を透き通った白色ガラス状固体として得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.94 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.45 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.49 (d, J = 6 Hz, 3H). MS m/z 406.4 (M+1)。] [0188] 実施例A77 (S)−1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0189] (S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(75.7mg, 0.65mmol)、HATU(247mg, 0.65mmol)およびDIPEA(0.11ml, 0.65mmol)を、乾燥DMF(6ml)中で撹拌し、1時間撹拌した後、(17)(200mg, 0.59mmol)を室温で加えた。1時間撹拌を続けた後、それを100℃で5時間加熱した。冷却し、濾過した後、該混合物を分取LC/MSによって精製し、(S)−1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A77)を固体として得た。 1H NMR(400MHz, d4-MeOH) δ 9.07 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.45 (d, J = 4 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8, 4 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 4 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 4.03 (dd, J = 12, 8 Hz, 1H), 3.96 (dd, J = 12, 8 Hz, 1 H), 3.83 (s, 3H), 2.85 (s, 3 H), 2.41-2.34 (m, 1H), 2.28-2.20 (m, 1 H), 2.16 (s, 3H), 2.12-2.03 (m, 2H). MS m/z 417.5, 418.5 (M+1)。] [0190] 実施例A92 (R)−3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンの合成] [0191] DMF(2ml)中の(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メチル酪酸(83mg, 0.35mmol)の溶液に、DIPEA(52μl, 0.3mmol)およびHATU(0.11g, 0.3mmol)を加えた。室温で15分間撹拌した後、(17)(0.10g, 0.3mmol)をDMF溶液(1ml)として加えた。LC/MSによって(17)の消費の完了が決定されるまで、該反応物を室温で撹拌し、次いで、100℃で1時間加熱した。続いて、該反応物を室温まで冷却し、EtOAc(30ml)および5%水性NaHCO3(20ml)で分配した。水層を新しいEtOAc(2×20ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、容積を減らして乾固した。粗製の物質をTHFに溶解し、TBAF(2.7ml, THF中1.0M溶液)を加えた。該混合物を室温で2時間撹拌した。続いて、該反応物をEtOAc(20ml)で希釈し、水で、そして塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、容積を減らして乾固した。粗生成物を分取LCMSによって精製し、(R)−3−(5−(5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(A92)を得た。 1H NMR(400MHz, d6-DMSO) δ 9.87 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.39 (dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 6 Hz, 1H), 4.48 (bt, J = 6 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.07 (s, 3H) 0.94 (d, J = 6 Hz, 3H), 0.87 (d, J = 6 Hz, 3H). MS m/z 420.4 (M+1)。]
权利要求:
請求項1 式I:[式中、R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=N(OH)、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2は、メチルおよびエチルから選択され;Aは、=N−、−NR4−、−O−および−S(O)0−2−から選択される2または3個のヘテロ原子または基を含む不飽和5員環であり;ここで、R4は、水素、C1−4アルキルおよびC3−8シクロアルキルから選択され;ここで、R4のC1−4アルキルまたはC3−8シクロアルキルは、O、S(O)0−2およびNR30から選択されるヘテロ原子で置き換えられているメチレンを有していてもよく;ここで、R30は、水素およびC1−4アルキルから選択され;ここで、Aは、所望によりC1−2アルキルで置換されていてもよい。]の化合物;またはその薬学的に許容される塩。 請求項2 式Ia:[式中、R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=N(OH)、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2は、メチルおよびエチルから選択され;Y1は、O、SおよびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択され;Y2は、NおよびCR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。]の化合物である、請求項1に記載された化合物。 請求項3 R1が、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルが、所望によりヒドロキシ、ハロ、C1−6アルコキシ、ベンゾキシおよび=N(OH)から独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−OR3a、−C(O)R3aおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1が、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bが、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2が、メチルおよびエチルから選択される、請求項2に記載された化合物。 請求項4 R1が、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルが、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている、請求項3に記載された化合物。 請求項5 次に掲げるものから選択される、請求項4に記載された化合物:1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−(5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルアミノ)フェニル)−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン;3−(5−{[5−(6−クロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1,3−チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロペンチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロヘキシル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,2−ジメチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチルピロリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(5−クロロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[(2S)−ブタン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−プロピル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(ブタン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−tert−ブチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ペンタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−メチルシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;4−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;2−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;3−(5−{[5−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾニトリル;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(6−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,5−ジメチル−1,3−オキサゾール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(6−クロロピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(1,1−ジフルオロエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−ヒドロキシプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;4−(3−{[3−(1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]アミノ}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−フルオロベンゾニトリル;3−(5−{[5−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキセタン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルプロピル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピラジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−オキソシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−ヒドロキシシクロペンチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(エトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[(1S)−1−メトキシエチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2S)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキソラン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(3−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−メトキシ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,4−ジクロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−6−オキシド−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イウム;3−(5−{[5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[6−(1,1−ジフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[4−(1,1−ジフルオロエチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[4−(アミノメチル)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[(1R)−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−[5−({5−[(1S)−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)−2−メチルフェニル]−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2−アセチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−アセチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(1−フェノキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−2−メチルオキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2R)−オキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−[2−メチル−5−({5−[(2S)−オキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(5−メチルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(5−メトキシピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;7−エチル−1−メチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;7−エチル−1−メチル−3−(2−メチル−5−{[5−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。 請求項6 式Ib:[式中、R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2は、メチルおよびエチルから選択され;Y3は、O、SおよびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。]の化合物である、請求項1に記載された化合物。 請求項7 R1が、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルが、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている、請求項6に記載された化合物。 請求項8 次に掲げるものから選択される、請求項7に記載された化合物:1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(2−メチルプロピル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(プロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−tert−ブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロヘキシル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロペンチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(4−クロロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[5−(4−メチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(2,2−ジメチルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−(5−{[5−(3−クロロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;3−{5−[(5−シクロブチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1,7−ジメチル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。 請求項9 式Ic:[式中、R1は、ハロ、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから選択され;ここで、R1のC1−6アルキルは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−4アルコキシおよびベンゾキシから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、R1のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ヒドロキシ置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−X1NR3aR3b、−X1C(O)R3a、−X1C(O)OR3a、−X1OR3a、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC3−10ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の基で置換されており;ここで、X1は、結合およびC1−4アルキレンから選択され;ここで、R3aおよびR3bは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;R2は、メチルおよびエチルから選択され;Y4は、CR4およびNR4から選択され;ここで、R4は、水素およびC1−4アルキルから選択される。]の化合物である、請求項1に記載された化合物。 請求項10 R1が、エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、イソブチル、プロピル、イソプロピル、ネオペンチル、sec−ブチル、ペンタン−3−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−プロパン−2−イル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1,1−ジフルオロエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ−メチル、1−メトキシエチル、1−フェノキシエチル、1−(ヒドロキシイミノ)エチル、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルから選択され;ここで、ピリジニル、ピペラジニル、フラニル、フェニル、チアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル、3−オキソシクロブチル、オキセタン−3−イル、オキセタン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、テトラヒドロフラニル、1H−インドール−2−イル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルが、所望によりクロロ、フルオロ、ブロモ、ヒドロキシ、ヒドロキシ−メチル、ピリジニル、シアノ、メチル、メトキシ、アミノ−メチル、メチル−カルボニル、トリフルオロメチル、ジフルオロエチルおよびトリフルオロメトキシから独立して選択される1から3個の基で置換されている、請求項9に記載された化合物。 請求項11 次に掲げるものから選択される、請求項10に記載された化合物:1,7−ジメチル−3−{2−メチル−5−[(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アミノ]フェニル}−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(プロパン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン;および1,7−ジメチル−3−(2−メチル−5−{[3−(1,3−チアゾール−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]アミノ}フェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−オン。 請求項12 治療有効量の請求項1〜13の何れか1項に記載された化合物、および、薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。 請求項13 薬学的に許容される賦形剤が、非経腸投与に適当なものである、請求項12に記載された医薬組成物。 請求項14 薬学的に許容される賦形剤が、経口投与に適当なものである、請求項13に記載された医薬組成物。 請求項15 キナーゼ活性を調節する方法であって、調節を必要とする系または対象に、治療有効量の請求項1に記載された化合物もしくはその薬学的に許容される塩、またはそれらの医薬組成物を投与し、それによって当該キナーゼ活性が調節されることを含む、方法。 請求項16 キナーゼが、c−kit、Abl、Lyn、MAPK14、PDGFRα、PDGFRβ、ARG、BCR−Abl、BRK、EphB、Fms、Fyn、KDR、LCK、PDGF−R、b−Raf、c−Raf、SAPK2、Src、Tie2およびTrkBまたはこれらの組み合わせから選択される、請求項15に記載された方法。 請求項17 キナーゼが、c−kitキナーゼ受容体である、請求項16に記載された方法。 請求項18 請求項1に記載された化合物を、c−kit、PDGFRαおよび/またはPDGFRβキナーゼ受容体と直接接触させる、請求項17に記載された方法。 請求項19 接触が、in vitro または in vivoで行われる、請求項18に記載された方法。 請求項20 請求項1に記載された化合物が、PDGFRα/βよりもc−kitについて選択的である、請求項19に記載された方法。 請求項21 キナーゼ活性の調節が疾患または状態の病状および/または症状を予防し、阻止し、または寛解させ得る疾患または状態を処置する方法であって、対象に、治療有効量の請求項1に記載された化合物もしくはその薬学的に許容される塩、またはそれらの医薬組成物、および、所望により治療有効量の第2薬物を投与することを含む方法。 請求項22 キナーゼが、c−kit、PDGFRαおよびPADGRβキナーゼ受容体から選択される、請求項21に記載された方法。 請求項23 第2薬物が、気管支拡張剤、抗炎症剤、ロイコトリエンアンタゴニスト、または、IgEブロッカーである、請求項21に記載された方法。 請求項24 請求項1に記載された化合物が、第2薬物の前に、それと同時に、またはそれの後に投与される、請求項21に記載された方法。 請求項25 疾患または状態が、腫瘍性障害、アレルギー性障害、炎症性障害、自己免疫障害、マラリア原虫関連疾患、肥満細胞関連疾患、移植片対宿主病、メタボリックシンドローム、CNS関連障害、神経変性障害、疼痛状態、物質乱用障害、プリオン病、癌、心疾患、線維性疾患、肺動脈高血圧、および原発性肺高血圧から選択される、請求項21に記載された方法。 請求項26 腫瘍性障害が、肥満細胞症、胃腸間質性腫瘍、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、結腸直腸癌、胃癌、精巣癌、膠芽腫、黒色腫および星状細胞腫から選択される、請求項21に記載された方法。 請求項27 アレルギー性障害が、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性副鼻腔炎、アナフィラキシー症候群、蕁麻疹、血管浮腫、アトピー性皮膚炎、皮膚疾患、アレルギー性接触皮膚炎、結節性紅斑、多形紅斑、皮膚壊死性細動脈炎、虫刺皮膚炎および吸血性寄生虫感染から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項28 炎症性障害が、IBS、IBD、関節リウマチ、結膜炎、リウマチ性脊椎炎、変形性関節症および痛風性関節炎から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項29 自己免疫障害が、多発性硬化症、乾癬、腸炎症性疾患、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、多発性関節炎、局所または全身性強皮症、全身性エリテマトーデス、円板状エリテマトーデス、皮膚狼瘡、皮膚筋炎、多発性筋炎、シェーグレン症候群、結節性汎動脈炎、自己免疫性腸疾患および増殖性糸球体腎炎から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項30 移植片対宿主病が臓器移植片拒絶反応である、請求項25に記載された方法。 請求項31 臓器移植が、腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植および骨髄移植から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項32 メタボリックシンドロームが、I型糖尿病、II型糖尿病および肥満から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項33 CNS関連障害が、鬱病、気分変調性障害、気分循環性障害、食欲不振、過食症、月経前症候群、閉経後症候群、精神遅延、集中力喪失、悲観的心配、激越、自己卑下および性的衝動の減退、不安障害、精神障害および統合失調症から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項34 神経変性障害が、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、プリオン病、運動神経疾患および筋萎縮性側索硬化症から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項35 疼痛状態が、急性疼痛、術後疼痛、慢性疼痛、侵害受容性疼痛、癌性疼痛、神経因性疼痛および心因性疼痛症候群から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項36 物質使用障害が、薬物耽溺、薬物乱用、薬物嗜癖、薬物依存、退薬症候および過量服用から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項37 癌が、黒色腫、胃腸間質性腫瘍、結腸直腸癌、小細胞肺癌および他の固形腫瘍から選択される、請求項25に記載された方法。 請求項38 線維性疾患が、C型肝炎、肝線維症、心臓線維症、非アルコール性脂肪性肝炎、肝硬変、肺線維症、腎線維症および骨髄線維症から選択される、請求項25に記載された方法。
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