![]() エアバッグ
专利摘要:
本発明は、エアバッグを保管位置から拘束位置に移動可能にする支持構造(10、26)と、拘束位置において、支持構造により形成されるエアバッグの拘束容積(14)を取り囲む被覆(16)と、エアバッグの拘束位置において少なくとも部分的に閉じることができる、被覆(16)の少なくとも1つの開口部(28)とを備える、特に車両用のエアバッグに関する。 公开号:JP2011513109A 申请号:JP2010547975 申请日:2009-01-20 公开日:2011-04-28 发明作者:アンドレアス・ヒルト;カール‐ハインツ・バウマン;クラーク・ルーデブッシュ;フリードリッヒ・ライター;ルッツ・クヴァルグ 申请人:ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG; IPC主号:B60R21-30
专利说明:
[0001] 本発明は、特に車両に使用するエアバッグに関する。] 背景技術 [0002] 特に乗用車の車両製造から、これまでに多数のエアバッグが知られている。これらのエアバッグは、通常、事故の際に、該当するガスが被覆に充填されることによって、保管位置から拘束位置に移動し、それにより、車両乗員を重大な負傷から保護する。] 発明が解決しようとする課題 [0003] 本発明の課題は、保管位置から拘束位置に異なる方法で移動可能であり、その際、必要な展開時間及び必要な拘束作用に関して最適化されているエアバッグを提供することである。] 課題を解決するための手段 [0004] この課題は、本発明に基づき、請求項1又は8の特徴を備えるエアバッグによって解決される。本発明の適切かつ重要な発展形態を備える有利な実施形態は、その他の請求項に示されている。] [0005] 本発明に基づくエアバッグは、まず、1つの支持構造を有しており、この支持構造を用いて、エアバッグが保管位置から拘束位置に移動可能である。この種の支持構造は、例えば、以下に詳しく説明されているように、機械的方法で展開するか、又は、複数の管状の個別ダクトからなるダクトシステムを有することができ、これらの個別ダクトには、該当する媒体、特に該当するガスを充填することができる。] [0006] さらに、このエアバッグは、エアバッグの拘束位置において、支持構造により形成される拘束容積を取り囲む被覆を有している。別の表現で言うと、被覆によって取り囲まれている容積が、支持構造によって相応に膨張する。] [0007] 最後に、本発明に基づくエアバッグは、前述の被覆の範囲内に、少なくとも1つの開口部を有し、この開口部は、エアバッグが拘束位置にある場合、少なくとも部分的に閉じることができる。この開口部は、エアバッグが保管位置から拘束位置に移行する際に必要であり、これによって外気を適切に充填し、拘束容積を膨張させることが可能となる。このことは、シャボン玉をつくる枠を例にとって考えることができる。ここでは、保管位置から拘束位置に移行する際に、被覆を備える支持構造を適切に素早く作用させるため、少なくとも1つの開口部から、形成されるエアバッグの拘束容積の中に外気が送り込まれる。] [0008] 本発明に基づき、ここでは、該当する少なくとも1つの開口部を、エアバッグの展開終了時又は拘束開始時に少なくとも部分的に閉じることができるため、拘束容積の中で捕捉される空気又は被覆によって捕捉される空気がすぐに漏れ出てしまうことがなく、むしろエアバッグに衝突する人は過剰な抵抗を受けずに、適切に拘束されるのに必要な抵抗を与えられることになる。] [0009] 本発明の別の実施形態において有利であるのは、エアバッグ拘束位置における被覆の開口部が、拘束される人によって、及び/又は車両の構成部品によって、少なくとも部分的に閉じることができるということである。ここでは、例えば一人の乗員が、展開したエアバッグに衝突することによって少なくとも部分的に被覆内の開口部を塞ぐことになるが、その際、この乗員は少なくとも部分的に開口部を塞ぐことによってエアバッグの拘束を制御するというように理解される。これに加えて又はこの代替として、車両、特に車室の構成部品も、少なくとも部分的に開口部を塞ぐために用いることができる。フロントウインドウ又はインストルメントパネルがその例であり、エアバッグは、完全に展開した後で、これらにより、その拘束位置において少なくとも部分的に閉じられる。] [0010] 本発明の別の実施形態では、エアバッグの拘束位置において、エアバッグ閉装置により被覆内の開口部を少なくとも部分的に閉じることが可能である。このような閉装置は、エアバッグが拘束位置になる前又は拘束位置にある場合に、少なくとも部分的に開口部を機械的に閉鎖することに基づいており、例えば乗員がエアバッグに衝突する際に、このことによって、エアバッグの拘束を制御する。] [0011] この場合、閉装置は、例えばストラップエレメント又は同様のものを有することができ、このストラップエレメントによって、被覆の開口部を少なくとも部分的に閉じることができる。つまり、ストラップ(紐)のついた運動着袋のような方法で、少なくとも部分的に被覆が閉じられる。] [0012] この代替として、この閉装置は、少なくとも1つのフラップを備えるフラップエレメントを有することができ、このフラップエレメントによって、被覆の開口部を少なくとも部分的に閉じることができる。このフラップエレメントは、チェックバルブのように機能することができるため、空気は拘束容積内に流れ込むが、拘束容積から外に漏れ出ることはできない、又は一部しか出ることができなくなる。] [0013] さらに、有利な実施形態において、この閉装置はパネルエレメントを有することができ、このパネルエレメントは、例えば、開口部を備える、位置のずれた2つの層を有しており、これらの層は、その開口部が少なくとも部分的に閉じるように互いにずれることができる。] [0014] 最後に、この閉装置は、被覆自体の少なくとも1つの閉エレメントによって形成することもでき、この閉エレメントによって被覆の開口部を少なくとも部分的に閉じることができる。別の表現で言うと、すなわち、閉エレメントが被覆自体によって形成されていることにより、エアバッグが特定の拘束容積に達した場合に、例えばポジティブ結合又は同様の方法によって開口部が少なくとも部分的に閉じられる。] [0015] 請求項8に基づくエアバッグの場合、保管位置から拘束位置に移動可能な、被覆によって取り囲まれている支持構造が設けられており、この被覆は、エアバッグの拘束位置において、支持構造により形成される拘束容積を取り囲んでいる。この限りにおいて、請求項8に基づく実施形態は、請求項1に基づく実施形態に対応している。こでは、さらに、被覆の少なくとも1つの範囲は、空気通過方向及び/又は空気通過率が変更可能になっている。別の表現で言うと、例えば、一方の空気通過方向には空気が通過可能であり、別の空気通過方向には空気が通過できないように開口部を閉鎖する形で被覆が形成されている。これに加え、又はこの代替として、開口部を形成する被覆部分の空気通過率が様々に異なるようにすることができる。このことによって、結果的に、エアバッグ展開時には、被覆の該当する部分から空気が流れ込むことができるようになり、拘束容積の中又は被覆内部に空気が流れ込む開口部が形成される。この場合、拘束機能を保証するために、その被覆部分は、流れの反対方向に少なくとも部分的に閉じることができるため、被覆内に捕捉されている空気の漏れは、少なくとも部分的に防止されるか、又はゆっくりとなる。結果的に、エアバッグの展開及び拘束動作は、被覆の該当する部分によって制御される。] [0016] 本発明の別の実施形態では、被覆部分の空気通過方向及び/又は空気通過率が、自動制御によって変更可能である。別の表現で言うと、例えば展開時又は負荷時に、例えば表面の張力が変化すると、被覆の気体通過率が変化するように、被覆自体をそれに該当する布地、生地又は同様のものから形成することができる。このことは、引張応力がかかる際に、例えば、被覆の線材、部分、フラップ、面、層又はその他を、ずらす、拡大する、及び/又はねじることによって達成することができるであろう。] [0017] 被覆部分の空気通過方向及び/又は空気通過率が別の制御によって変更可能である場合は、さらに有利である。このような別の制御とは、例えば、空気圧又は該当する流れ又は該当する応力であってもよく、これらを用いて、気体の通過を例えば減少させたり、又は停止したりするように、被覆部分が制御される。] [0018] 最後に、有利なこととして示されるのは、液体を塗布することによって、被覆部分の空気通過方向及び/又は空気通過率が変更可能なことである。例えば、被覆又は被覆の生地に塗布することによって通過性能を減少させ、適切な拘束機能を達成することができる。] [0019] 本発明のさらなる利点、特徴及び詳細は、好ましい実施例及び図に基づく以下の説明によって明らかになる。] 図面の簡単な説明 [0020] 車両、ここでは乗用車のエアバッグの断面斜視図。この場合、エアバッグは、ダクト構造にまとめられた多数の柔軟なダクトを備える支持構造を有し、これらのダクトは、気体を充填することができ、それによって、支持構造又はエアバッグは、保管位置から、ここで示されている拘束位置に移動可能であり、その際、この支持構造によって、被覆により取り囲まれている拘束容積が形成され、この被覆は、木骨造りのように組立てられているダクトの間に広がる多数の平坦なエレメントにより形成されている。 ここでは乗用車用に形成されている、もう1つの実施形態に基づく車両用エアバッグの側面図。この場合、エアバッグは、フロント車両シートの背面に配置され、機械的な支持構造を有している。この支持構造は、例えばスプリングエレメントによって、保管位置から、ここで示されている拘束位置に移動可能であり、その際、この機械的支持構造は被覆により取り囲まれており、この拘束位置において、支持構造により形成されている拘束容積は、リヤ車両シートの乗員を拘束するために、被覆によって取り囲まれている。 図1又は図2に示されている実施形態に基づく、支持構造を有するエアバッグの断面図。この場合、支持構造の内部を取り囲む被覆に、少なくとも1つの開口部が設けられており、この開口部は、ここに示されているエアバッグ拘束位置において、拘束される人によって、及び/又はインストルメントパネル又はフロントガラスなどの車両構成部品によって、少なくとも部分的に閉じることができる。 拘束位置において、エアバッグ被覆の開口部を少なくとも部分的に閉じることのできる閉装置の斜視図。この閉装置は、多数のフラップを有するフラップエレメントを含み、これらのフラップによって、被覆内の開口部を少なくとも部分的に閉じることが可能である。 少なくとも部分的に被覆の開口部を閉じる閉装置を備え、この閉装置は、被覆の開口部を少なくとも部分的に閉じることのできるパネルエレメントを有している、エアバッグのもう1つの斜視断面図。このパネルエレメントは、通過穴を備える2つのパネル部品を有し、これらのパネル部品は、被覆内の開口部を少なくとも部分的に閉じるように互いに移動可能である。 乗用車として形成されている車両用エアバッグの側面図。この支持構造を取り囲む、図に示されている被覆は、被覆自体に少なくとも2つの閉エレメントを備える閉装置を有し、これらの閉エレメントによって、拘束容積を形成する被覆内の開口部を閉じることができる。] 図1 図2 実施例 [0021] 図1の断面斜視図では、乗用車用エアバッグが拘束位置にあることが分かる。このエアバッグは支持構造10を有し、この支持構造は、木骨造りのように互いに接続されてダクトシステムを形成している多数の柔軟な中空ダクト12から形成されている。この支持構造10は、エアバッグを乗用車内部に積み込んで配置している保管位置から、支持構造10又はその中空ダクト12に気体が充填されることによって、図1に示されている拘束位置に移動可能である。これによって、支持構造10は、図1に示されている形状、つまり、このことにより形成される拘束容積14を取り囲む状態に展開する。] 図1 [0022] この拘束容積14は、実質的に被覆16によって取り囲まれており、この被覆は、布地、生地又は同様のものから作られている多数の平坦なエレメント18によって形成されている。この被覆16は、中空ダクト12と同じく柔軟である。] [0023] 本エアバッグの特徴は、特に、従来のエアバッグと比べ、支持構造12を用いることにより、被覆16により取り囲まれている拘束容積14が提供されていることであり、事故が生じた場合、例えば乗員がこの拘束容積の中に受け止められるようになっている。この支持構造10の内部には、ストラップ又は同様のものである別の接続エレメント20が取り付けられているのが分かり、拘束位置に移行する支持構造10又はエアバッグの、形状又は展開動作を、この接続エレメントによって制御することができる。] [0024] 図2の側面図には、拘束位置にあるもう1つのエアバッグが示されている。このエアバッグは、フロントの車両シート22の背面に取り付けられ、衝突の際に後部車両シート24に座っている乗員を拘束するのに働く。ここでは、展開した拘束位置にあるエアバッグが示されており、エアバッグは、この拘束位置において、車両シート12のバックレストに近い保管位置から、後部車両シート24に座っている乗員の方向に適切に展開することができる。] 図2 [0025] 図1に基づくエアバッグとは異なり、ここでは機械的な支持構造26が設けられており、この支持構造によって、エアバッグは保管位置から拘束位置に移動可能である。このような機械的支持構造26は、例えば、多数の金属ストリップ又は同様のものを有することができ、これらの金属ストリップ又は同様のものは、せん断機構、フラップ機構又は同様のものとして、支持構造26が収納位置から展開位置に移動できるように互いに接続されている。同様に、例えば、衝突の際に適切に展開する大きな渦巻バネを支持構造26として使用することも考えられる。] 図1 [0026] この機械的支持構造26は、図1に基づく実施形態と関連して説明されている被覆16によって取り囲まれており、この被覆は、エアバッグの該当する拘束容積14を取り囲んでいる。] 図1 [0027] ここに説明されているエアバッグの課題は、特に、できるだけ有利な展開動作を達成することと、車両が衝突した場合に特に有利な形で人を拘束することにある。] [0028] 従って、本エアバッグの場合、被覆16の範囲内に少なくとも1つの開口部28が設けられており、この開口部は、エアバッグが展開する際又は開く際に、外気をエアバッグの拘束容積14に流入させることができ、エアバッグが拘束位置(展開位置)にある場合に、少なくとも部分的に閉じることができるようになっているため、人と衝突した際にも拘束容積14の内部にある空気がこの開口部28からすぐに漏れ出てしまうことはなく、むしろ十分な拘束作用がエアバッグに生じることになる。支持構造10が展開している間、この支持構造は被覆16によって取り囲まれており、開口部28からエアバッグに流入してくる外気もまた包み込まれる。外気を包み込むとは、原則的に空気を包含すること、及び(少なくとも部分的に)空気を閉じ込めることを意味し、空気は、実質的に動かされないか、又は押し出されることはできない。このことは、空気がそれを通って迅速に流れ込むような、シャボン玉をつくる枠の原理と比較することができる。ここでは、空気が、開口部28から、被覆16によって区切られている拘束容積14の中に入り込む。開口部28は、図2で分かるように、例えば、エアバッグ又は被覆16の前方部分に配置されている。もちろん、この開口部28を別の場所に設けることも考えられるであろう。] 図2 [0029] 図3には、拘束位置にあるエアバッグの側面断面図が示されており、ここには、図1又は図2による実施形態に基づく支持構造10又は26が含まれている。従って、支持構造10は、気体を充填された中空ダクトによって形成することができるか、又は機械的支持構造26として形成することができる。この被覆16の範囲内に開口部が設けられており、この開口部は、ここでは拘束される人によって、及び/又は車両の構成部品によって、少なくとも部分的に閉じることができる。別の表現で言うと、特に拘束位置にあるときに、開口部28が少なくとも部分的に閉じられる場所にくるように、開口部28は被覆16又はエアバッグの範囲に全体として配置されている。この閉鎖は、例えば乗員又は拘束される人によって行われるべきであるため、開口部28は、従って、図2で分かるように、エアバッグとの衝突面30の範囲に配置されている。乗員がエアバッグに衝突した場合、被覆16内にある開口部28は、少なくとも部分的にその乗員によって塞がれるため、空気が拘束容積14からすぐに漏れ出てしまうのを防ぐ。別の表現で言うと、このことによって、乗員が適切に拘束されるため、乗員の動きはこれに対応して有利に遅くなる。] 図1 図2 図3 [0030] さらに、図3には代替の実施形態が示され、この開口部28は、例えばフロントウインドウ32又はインストルメントパネル34によって、少なくとも部分的に閉じられる。これによっても、拘束容積14又は被覆16の範囲内に捕捉されている空気が、急激に漏れ出ないようにすることができる。従って、全体として、本実施形態によって、十分な大きさの開口部28が被覆内に設けられているため、エアバッグが素早く開く一方で、この開口部28が少なくとも部分的に閉じられるため、乗員又は人と衝突した際に、エアバッグは必要な拘束を行うことができる。この拘束容積14又は開口部28の閉鎖は、例えば、展開の終わり頃か、又は拘束開始時、すなわち拘束する人がエアバッグに衝突した場合に行われる。従って、この時間には、少なくとも部分的に開口部28の閉鎖を行うことができる。] 図3 [0031] 図3に基づく実施形態の場合、このエアバッグは、特に展開方向に開口部28によって穴が開いた状態に成形され、エアバッグは展開時に外気を相応に包み込む側壁及び後壁などによってのみ区切られている。この場合、乗員は、エアバッグに衝突したときに、開口部28を前方から塞ぐようになっている。これによって、エアバッグの硬さを、それぞれ拘束される乗員に適応させるか、又は適合させることができる。] 図3 [0032] 開口部28の部分には、開口部28の気密性を制御するために、シールリップ、シリコンエッジ又はシリコン処理した布地、シールを、ポジティブ結合、摩擦結合又はそれらの組合せによって取り付けることもできる。同様に、開口部28が設けられている被覆16部分がなくなることにより、又は、例えば、図1による実施形態との関連ですでに説明されているような接続エレメント20により、支持構造10又はエアバッグの形状を調整することができる。従って、例えば、被覆が部分的になくなることによって変化した形状を、少なくとも部分的に補正することができる。] 図1 [0033] 開口部28の閉鎖を拘束される乗員によって、及び/又は車両の構成部品によって行う方法の代替として、エアバッグが閉装置を有することも可能であり、この閉装置を用いて、開口部28を少なくとも部分的に閉じることができる。] [0034] この閉装置36は、例えば図4の斜視図に示されている。この開口部28は、グリル形又はネット形の部品22によって覆われており、開位置にあるフラップ40が、横方向に又はこの部品42に対して垂直に伸びている。図4に示されているフラップ40の開位置では、開口部28を空気が通過することができる。矢印で示されているように、部品42と平行な位置、又はこれに接する位置にフラップ40が旋回した場合、開口部28は塞がれる。フラップエレメント38又はフラップ40の適切な配置により、一方でエアバッグが拘束位置に展開する時にはフラップ40は開いた状態で保持され、他方では、拘束位置において、エアバッグに衝突する乗員が前述のように拘束されるように、これらのフラップが少なくとも部分的に閉じることができるようになっている。別の表現で言うと、空気を通す層として形成された部品42は、フラップ40によって、拘束容積14が展開する際に外気を通し、フラップ40が閉まると、この拘束容積が封鎖される。このフラップ40の閉鎖は、拘束容積14が展開することによって、例えば、展開の終わり頃にフラップ40を閉めるリターンバンドによっても制御することができる。] 図4 [0035] この実施形態の代替として、閉装置16が、少なくとも1つのストラップエレメント又は同様のものを有し、これを用いて、被覆16の開口部28をストラップ付きの体操着袋のように閉じることができる。ここで用いられているのは、一般的に魚の口の原理として使用される原理である。] [0036] 図5は、被覆16を備える支持構造10又は26を有するエアバッグの斜視図である。この場合、パネルエレメント44が多数の開口部28の部分に設けられている。側面の拡大断面図で分かるように、このパネルエレメントは、互いに平行に配置された2つのパネル部品46、47を有し、これらのパネル部品は、それぞれ伸びている方向に相互に動くことができる。別の表現で言うと、このパネル部品46、47には、互いにずれて取り付けられている2つの層があり、これらの層は、方向付けに応じて空気が通過できるようになるか、又はほとんど通過できなくなるか、もしくは減衰作用の要求に従って通過することができなくなる。従って、両方のパネル部品46、47が相互に動いた場合、開口部28は、少なくとも部分的に閉じられ、エアバッグの拘束が適切なものになる。これに対して、開口部28が完全に開かれた場合、エアバッグの展開は特に有利になる。この層又はパネル部品46、47は、例えば、一方の層が支持作用を担い、他方はシール作用を担うなど、異なる機能を引き受けることができる。両方の層又はパネル部品46、47は、例えば、被覆16及び/又は支持構造10又は26が展開すること、及び/又は膨張することによってずれることができる。] 図5 [0037] 最後に図6では、拘束位置にあるエアバッグの側面図が示され、その際、被覆16は、開口部28を形成している、2つの接続されていない端部48を有している。図6による拡大詳細図に示されているように、閉装置36は、被覆16のそれぞれの端部48に設けられている閉エレメント50、51をそれぞれ有している。両方の閉エレメントは、ここではフック形に形成されているため、完全に展開した拘束容積14では、両方の閉エレメント50、52との間で、開口部28を閉じるポジティブ結合(かみ合わせ結合)が生じる。別の表現で言うと、展開の終わり頃に、被覆16の両方の端部48が、互いに塞ぎ合うように1つにまとめられる。特に有利であるのは、この場合のように、ポジティブ結合によってこれを行うことができることである。しかし、摩擦結合又は複数の接続法の組合せも考えられる。この種の展開は、拘束容積14を支える球形のランタンのようなものを想像することができ、この場合、展開の終わり頃にそれぞれのエッジが接近する。これらのエッジは、フックで留めることができる(ポジティブ結合)か、及び/又は重ね合うことができる(摩擦結合)。重ね合わせる場合、できるだけ高い摩擦と重なり合い部分の長さが十分にある密な重ね合いが有利である。例えば、シリコン処理した布地によって、必要な場合は縫合によって、これを行うことができる。] 図6 [0038] 図1〜6に基づく実施形態の代替となる実施形態は、拘束容積14を取り囲むための被覆16を備える支持構造10又は26を含み、開口部28の代わりに、空気通過性及び/又は空気通過率が変更可能な範囲52(図2)を設けることによって達成される。別の言葉で言うと、変更可能な通過性能を有する、被覆16の少なくとも1つの範囲52が設けられていることにより、例えば、一方ではエアバッグの展開時に外気が拘束容積14の中に入り込むことができるが、もう一方では、拘束位置に達すると、外気はゆっくりとしか拘束容積14から外に出ることができなくなる。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 [0039] この通過性能は、例えば、被覆16の違方性構造の方向及び/又は範囲を必要に応じて変更することにより生じる。このことは、例えば、布地自体によって、又は布地によって形成される構造によって行われる。] [0040] 被覆16の範囲52に応じた、この空気通過方向及び/又は空気通過率は、例えば自動制御により変更可能にすることができる。例えば、被覆16の範囲52は、空気の流れる方向には空気が通過できるが、その他の方向にはわずかしか通過できないか、又は通過できないなど、空気の流れにより自動的に制御されて変更可能にすることが考えられる。同様に、例えば、開口部又は同様のものを閉鎖する面を回転させることなどにより、表面の張力によって自動制御に影響を与えることも考えられるであろう。] [0041] この代替として、範囲52の空気通過方向及び/又は空気通過率を、伸びることによって変化させる空気圧式筋肉のように、空気圧などによって、被覆16の部分52の空気通過方向及び/又は空気通過率を外部の制御に応じて調整可能にすることもできる。同様に、これに関して、例えば、バイメタル、圧電性結晶又は磁気エレメントなどを制御する電流又は電圧を用いて外部から制御を行い、範囲52の空気通過方向及び/又は空気通過率を変更することも考えられるであろう。] [0042] もう1つの実施形態では、この実施形態に液体を塗布することによって、範囲52の空気通過方向及び/又は空気通過率を制御することができる。範囲52に液体を塗布することにより、例えば通過性能が相応に低下する。有利であるのは、このことが、高い極性及び/又は表面張力を備える液体によって行われることである。このためには、それに適合する、被覆16の範囲52の編み生地が必要であるのは明らかである。しかしながら、全体としては、範囲52を用いることによっても、一方で、この範囲52から外気がエアバッグ内部に入り込むことができ、他方では、特に優れた拘束を保証するために、できるだけゆっくりとエアバッグから外気が外に出るようにすることができる。] [0043] 本発明の範囲内に一緒に含まれるものとして、被覆16の開口部28と範囲52との組合せも原則的に可能であることが考慮されなければならない。]
权利要求:
請求項1 エアバッグを保管位置から拘束位置に移動可能にする支持構造(10、26)と、前記拘束位置において、前記支持構造(10、26)により形成されるエアバッグの拘束容積(14)を取り囲む被覆(16)と、エアバッグの拘束位置において少なくとも部分的に閉じることができる、前記被覆(16)内の少なくとも1つの開口部(28)と、を備える、特に車両用のエアバッグ。 請求項2 前記エアバッグの拘束位置において、前記被覆(16)の開口部(28)が、拘束される人によって、及び/又は車両の構成部品(32、34)によって、少なくとも部分的に閉じることができることを特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ。 請求項3 前記エアバッグの拘束位置において、前記被覆(16)の開口部(28)が、前記エアバッグの閉装置(36)によって、少なくとも部分的に閉じることができることを特徴とする、請求項2に記載のエアバッグ。 請求項4 前記閉装置(36)が、前記被覆(16)内の開口部(28)を少なくとも部分的に閉じることができるストラップエレメント又は同様のものを有することを特徴とする、請求項3に記載のエアバッグ。 請求項5 前記閉装置(36)が、前記被覆(16)内の開口部(28)を少なくとも部分的に閉じることができる、少なくとも1つのフラップ(40)を備えたフラップエレメント(38)を有することを特徴とする、請求項3に記載のエアバッグ。 請求項6 前記閉装置(36)が、前記被覆(16)内の開口部(28)を少なくとも部分的に閉じることができるパネルエレメント(44)を一緒に有していることを特徴とする、請求項3に記載のエアバッグ。 請求項7 前記閉装置(36)が、前記被覆(16)内の開口部(28)を少なくとも部分的に閉じることができる、前記被覆(16)自体の少なくとも1つの閉エレメント(50、51)を有していることを特徴とする、請求項3に記載のエアバッグ。 請求項8 エアバッグを保管位置から拘束位置に移動可能にする支持構造(10、26)と、前記拘束位置において、前記支持構造(10、26)により形成されるエアバッグの拘束容積(14)を取り囲む被覆(16)と、空気通過方向及び/又は空気通過率が変更可能である、前記被覆(16)の少なくとも1つの範囲(52)と、を備える、特に車両用のエアバッグ。 請求項9 前記被覆(16)の前記範囲(52)の空気通過方向及び/又は空気通過率が、自動制御によって変更可能であることを特徴とする、請求項8に記載のエアバッグ。 請求項10 前記被覆(16)の前記範囲(52)の空気通過方向及び/又は空気通過率が、外部の制御によって変更可能であることを特徴とする、請求項8に記載のエアバッグ。 請求項11 前記被覆(16)の前記範囲(52)の空気通過方向及び/又は空気通過率が、液体を塗布されることにより変更可能であることを特徴とする、請求項8に記載のエアバッグ。
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同族专利:
公开号 | 公开日 DE102008012137A1|2009-09-10| WO2009109262A1|2009-09-11| US20110031722A1|2011-02-10| DE102008012137B4|2018-10-25| JP5553775B2|2014-07-16|
引用文献:
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