![]() セラミック形成バッチ含水量測定のためのシステム及び方法
专利摘要:
押出成形されてセラミック品を形成することになるセラミック形成バッチ材料の含水量を実時間で測定するためのシステム及び方法が開示される。システムは吸光度を測定する含水量測定(MCM)システムを備える。正確な含水量測定値に対して吸光度測定値を較正するために材料指定バッチ較正試料を用いることができる。バッチ材料の表面は押出成形プロセス中に乾燥する傾向があるから、下層のバッチ材料の含水量が測定され得るようにバッチの表面材料を除去するかまたは押し除けるために、バッチ材料除去(BMR)装置が用いられる。 公开号:JP2011513093A 申请号:JP2010548707 申请日:2009-02-25 公开日:2011-04-28 发明作者:ダッシャー,デイヴィッド;アール トレーシー,デイヴィッド;エム マーロー,ジェイムズ;ジェイ ロッカー,ロバート 申请人:コーニング インコーポレイテッド; IPC主号:B28B13-02
专利说明:
[0001] 本出願は2008年2月29日に出願された、名称を「セラミック形成バッチ含水量測定のためのシステム及び方法(System and Method for Measuring Ceramic-Forming Batch Moisture Content)」とする、米国仮特許出願第61/067613号の恩典を特許請求する。] 技術分野 [0002] 本発明はセラミック形成材料の押出成形に関し、特にセラミック形成バッチ材料の含水量を測定するためのシステム及び方法に関する。] 背景技術 [0003] 押出成形プロセスは広範な製品を形成するために様々な工業で用いられている。押出成形プロセスの一タイプでは、ダイオリフィスを通して押し出される可塑化混合物から押出成形品を形成する、セラミック形成材料が用いられる。複数のセルまたは通路が構造体の軸線に平行に走る薄壁によって隔てられたセラミックハニカム形状品が押出成形によって形成されている。所望の物品が押出成形後の形状を維持し、最終的に特定の設計及び/または性能要件を満たす物品を形成するには、押出成形プロセスにおいて多くのパラメータが制御される必要がある。そのようなパラメータには、例えば、バッチを構成する混合物の特定の組成がある。バッチ内に存在する水(水分)の量は、慎重に制御される必要がある別の重要なパラメータである。水分が不十分なバッチは適切に押し出されず、最終品にクラックの形成がおこり得るであろう。他方で、水分が多すぎるバッチは適切に押し出されず、押出品すなわち押出成形された物品に変形が生じ得るであろう。] 課題を解決するための手段 [0004] 本発明の一態様はセラミック形成バッチ材料を押出成形する方法である。本方法はセラミック形成バッチ材料を搬送する工程及びバッチ材料の下層部分を露出させる工程を含む。本方法はさらに、バッチ材料が搬送されている間に、搬送されているバッチ材料の下層部分の含水量を測定する工程及び搬送されたバッチ材料を押出成形する工程を含む。含水量は実時間で測定される。] [0005] 本発明の別の態様はセラミック形成バッチ材料を押出成形するためのシステムである。本システムは押出成形機及びバッチ材料を押出成形機に向けて搬送するためのコンベアを備える。バッチ材料除去装置が押出成形機の上流でコンベアの近くに配置される。バッチ材料除去装置は、バッチ材料が搬送されて除去装置を過ぎる間に、バッチ材料の層を除去するかまたは側方に移動させてバッチ材料の下層部分を露出させるために配置される。本システムはバッチ材料の下層部分の含水量検知を可能にするに十分にコンベアの近くに配された含水量センサデバイスも備える。バッチ材料除去装置の一例は選ばれた量のバッチ材料を押し除けるために調節可能な深さまでバッチ材料に挿入される鋤返し機構である。] [0006] 本発明の上記及びその他の利点は、当業者には以下の詳細な記述並びに添付される特許請求の範囲及び図面を参照することでさらに深く理解され、認識されるであろう。] 図面の簡単な説明 [0007] 図1は実時間含水量測定(MCM)システムを備える、本明細書に開示されるような、押出成形システムの略図である。 図2は図1の押出成形システムを用いて押出成形することによって形成されたハニカム体の一例の斜視図である。 図3Aは、鋤返し装置の形態のバッチ材料除去(BMR)装置を示し、鋤返し装置に隣接し、鋤返し装置のすぐ下流に配置された光センサヘッドも示す、図1の押出成形システムのコンベアユニットの一部分の拡大図である。 図3Bは、くさび形鋤返し部材及び鋤返し部材背後のバッチ材料の含水量を測定する光センサヘッドの視野を示す、図3Aに示されるようなコンベアユニット部分の平面図である。 図4Aは、較正試料の「%水分」に対する含水量測定(MCM)システムによってとられた「%水分」の生測定値としての較正データをプロットし、較正データへの回帰フィッティングをプロットしている。 図4Bは、較正されたMCMシステムによって測定された含水量値に対する実較正データについて、「水分(%乾燥)」対較正試料をプロットしている。 図5Aは、図3Aと同様であり、バッチ材料の温度を測定するように較正された温度センサを備える、本明細書に開示されるような、押出成形システムの実施形態の一例を示す。 図5Bは、図3Bと同様であり、光センサヘッドの視野に対する温度センサの視野の配置の一例を示す。] 図1 図2 図3A 図3B 図4A 図4B 図5A 図5B 実施例 [0008] その例が添付図面に示されている、本発明の現在好ましい実施形態をここで詳細に参照する。可能であれば必ず、同じ参照数字及び記号が図面を通して同じかまたは同様の要素を指して用いられる。] [0009] 本発明は可塑化セラミック形成材料の、ハニカム構造体のような、広く様々なプロファイル及び形状をもつ物品への押出成形に関する。例えば、押出成形中に圧力の下で流動するかまたは塑性変形するが、高押出剪断力から解放された後の環境条件下でそれぞれが押出成形されたままの形態を維持することができる、セラミック形成材料を押出成形することによって薄壁ハニカム構造体を形成することができる。バッチ材料の実含水量を決定することができ、必要であれば、例えばシステムオペレータによって、調節することができるように、バッチ材料が押出成形される前にバッチ材料の含水量を、実時間で、測定するための装置及び方法が本明細書に開示される。] [0010] 「無機バッチ」は無機成分の混合物を含む。バッチは、混合物の小量部分(例えば約1%から約7%)を占めることができる、黒鉛または、メチルセルロースのような、有機材料のような、気孔形成成分も含むことができる。] [0011] 図1はセラミック形成材料または混合物からセラミックベースの物品を形成するために用いられる押出成形システム10の一実施形態例の略図である。押出成形システム10は投入口22及び排出口24を有する混合段または「ウエットタワー」20を備える。ウエットタワー20は投入口22において様々なバッチ材料成分30をそれぞれの成分源31から乾燥形態で受け取り、それらを水(及び必要に応じて油)とともに混合して初期セラミック形成バッチ混合物を形成する。ウエットタワー20は、例えば、ミキサー40及びこれに続くロータリーコーン44を備える。ウエットタワー20は、例えばミキサー40に加えられる水の量を量ることによって、選ばれた量で水をミキサーに供給するように構成された給水ユニット50も供える。一実施形態例において、給水ユニット50は、以下で論じられるように、手動及び/または自動で制御される。] 図1 [0012] 押出成形システム10はさらに、ウエットタワー20の排出口24に隣接して配置されて示される、コンベアユニット60を備える。コンベアユニット60は、搬入端66及び搬出端68をもつコンベアベルト64を備える。コンベアユニット60はセアー(Thayer)ベルトユニットであることが好ましい。コンベアベルトは図示されるように時計回りに回転することができる。コンベアユニット60は、コンベアベルト搬出端68の近くに、開口72を有する保護カバー70を備える。一実施形態例において、コンベアベルト64の長さは約1.2mと約1.5m(約4フィートと5フィート)の間である。] [0013] コンベアベルト搬入端66は、ウエットタワー20からバッチ材料34を受け取るために、ウエットタワー20の排出口24に配置される。一実施形態例において、ロータリーコーン44はコンベアベルト搬入端66に比較的一様な層でバッチ材料34を送るためにはたらく。一実施形態例において、材料34は、厚さが約2.5cmと約5.0cm(約1インチと2インチ)の間で幅が約25cmと36cm(約10インチと14インチ)の間の層をなしてコンベアベルト64で搬送される。いくつかの実施形態において、ウエットタワー20はコンベアベルト64で搬送されるバッチ材料34の層の厚さを調節するように構成される。] [0014] 押出成形システム10はさらにシュート80及び押出成形ユニット90を備える。シュート80はコンベアユニット60と押出成形ユニット90の間に配置される。シュート80はコンベアベルト64の搬出端68からバッチ材料34を受け取り、これを押出成形ユニット90に送るように構成される。押出成形ユニット90はバッチ材料34を受け取り、バッチ材料34からビレットを形成し、次いでビレットが(例えば二軸スクリュー押出機によって)押出ダイ92を通されて押出成形品100を形成するように構成される。一実施形態例において、押出成形品100は次いで、さらに押出成形個品を定める、短尺品に切り分けられる。押出成形品100の一例は、フロースルー基板または(閉塞形)ウオールフローフィルタを形成するために用いることができ、セラミックフィルタ製品102を形成する、図2に示されるような、ハニカム構造を有する。] 図2 [0015] 一実施形態例において、押出成形システム10は押出成形ユニット90に、コントローラ210に電気的に接続され、押出成形中の押出成形ユニット90内の圧力を測定するように構成された、圧力センサ94を備える。圧力センサはコントローラ210に送られてコントローラ210によって受け取られる電気信号SPを発生し、コントローラ210は圧力測定値を処理し、好ましくは圧力測定値をディスプレイ240上に表示する。] [0016] 押出成形品100は押出ダイ92に隣接して配置されたコンベア110上に載せられる。押出成形品100は次いでコンベアによって乾燥ステーション(例えばオーブン)120に搬送される個品に切り分けられる。乾燥ステーション120は、押出成形加工品100が乾燥中留まる、内部122を有する。一実施形態例において、押出成形ユニット90は一度に動作して複数の押出成形品100を同時に形成する、複数の押出ダイを備える。] [0017] 図1の参照を続ければ、押出成形システム10はさらに、コンベアユニットカバー70の開口70内にまたは開口70に隣接して配置された光センサヘッド202を有する、含水量測定(MCM)システム200を備える。光センサヘッド202は、下を通過しているコンベアベルト64上のバッチ材料34に向けられる視野206を有する。適する光センサヘッド202は米国マサチューセッツ州ミルフォード(Milford)のProcess Sensors, Corp.から入手できる。光センサヘッド202はその視野206にわたって測定されるような吸光度測定値に対応する電気信号SAを発生するように適合される。] 図1 [0018] 水分測定システム200はさらに信号SAを伝える配線212によって光センサヘッド202に接続された制御ユニット210を備える。制御ユニット210はプロセッサ220及びコンピュータ読取可能媒体230を有する。一実施形態例において、制御ユニット210はコンピュータであるかまたはコンピュータを有する。制御ユニット210はディスプレイユニット240も有することが好ましい。] [0019] 光センサヘッド202は、バッチ材料による光の吸収量を検出するため、好ましくは約1800nmと2100nmの間,さらに好ましくは約1850nmと1950nmの間の波長の光を送るように構成され、一実施形態において、波長は約1900nmである。これらの波長は水が強い吸収を示す近赤外(NIR)波長領域にある。したがって、光センサヘッド202のいくつかの実施形態は「NIR水分センサ」と称することもできる。一実施形態例において、光センサヘッド202は、上述した波長の内の1つ以上のような選ばれた波長以外の光の波長を遮断する、フィルタ(図示せず)を有する。したがって、光センサヘッド202によって発生される信号SAは、バッチ材料34の含水量の生測定値すなわち未較正測定値を表すことができる。] [0020] 一実施形態例において、押出成形システム10は、ウエットタワー20(特にタワー内の給水ユニット50)、コンベアユニット70,押出成形ユニット90及びコントローラ210に動作可能な態様で接続され、押出成形システムの総合動作を制御するためにこれらのシステムコンポーネントを制御するように構成された、マスターコントローラMCを備える。] [0021] フィルタブロックの形成 一実施形態例において、押出成形システム10は、湿性の、好ましくは水ベースの、セラミック前駆体バッチを押出ダイ92を通して押し出してハニカム構造を有する湿性ロッグを形成することにより、上述したようなセラミックベースハニカム構造体を形成するために用いられる。湿性ロッグは複数の分画部分すなわち個品に切り分けられ、分画部分は乾燥されて(「ハニカムロッグ生地」とも称される)ハニカム形生地になる。水ベースセラミック前駆体混合物は、(コージェライトのような)セラミック形成無機前駆体材料、必要に応じて黒鉛またはスターチのような気孔形成剤、結合剤、離型剤及び液体ビヒクルからなるバッチ混合物を含むことが好ましい。無機バッチ成分は、焼成して多孔質セラミック体を得ることができる、(1つ以上のセラミックを含む)無機成分の組合せとすることができる。セラミック体は(コージェライトまたはチタン酸アルミニウムの主相成分のような)主固相成分を有することが好ましい。] [0022] いくつかの実施形態において、無機バッチ成分はアルミナ源及びシリカ源を含む。一実施形態例において、無機バッチ成分は、酸化マグネシウム源、アルミナ形成源及びシリカ源から選ぶことができ、バッチ成分から、焼成すると、ほとんどがコージェライトからなるかまたはコージェライト、ムライト及び/またはスピネルの混合物を含む、セラミック品を得ることができる。例えば、無機バッチ成分は、重量で少なくとも約90%のコージェライト、さらに好ましくは重量で93%のコージェライトを含む、セラミック品が得られるように選ぶことができる。一実施形態例において、コージェライト含有ハニカム品は、基本的に、酸化物重量%ベースで表して、約49〜約53重量%のSiO2,約33〜約38重量%のAl2O3,及び約12〜約16重量%のMgOを含む。この目的のため、例示的な無機コージェライト前駆体粉末バッチ組成は、約33〜約41重量%の酸化アルミニウム源、約46〜約53重量%のシリカ源、及び約11〜約17重量%の酸化マグネシウム源を含む。コージェライトの形成に適する、例示であって限定ではない、無機バッチ成分混合物が、米国特許第3885977号明細書及び第5258150号明細書、米国特許出願公開第2004/0261384号明細書及び第2004/0029707号明細書、及び米国再発行特許発明第38888号明細書に開示されている。上記明細書は全て本明細書に参照として含まれる。] [0023] 無機セラミックバッチ成分は、酸化物、水酸化物、等のような、合成材料を含むことができる。あるいは、無機セラミックバッチ成分は、最終セラミック体に望まれる特性に依存して選ばれるクレイ、タルクまたは、これらのいずれかの組合せのような天然産出材料とすることができる。] [0024] ハニカムロッグ生地はさらに、所望の長さのハニカムウエーブ生地に切り分けることができ、ハニカムウエーブは切断プロセス中に形成される。ウエーブは次いで加熱または焼成されて、セラミック品になる。必要に応じて、ハニカムウエーブまたはハニカム品は閉塞してウオールフローフィルタを形成することができる。] [0025] バッチ水分測定 バッチ材料がウエットタワー20からコンベアベルト64に降りて、押出成形ユニット90に進んでいるときに、バッチ材料34の上面は上面下の材料に比較して乾燥し始め得る。上面バッチ材料に関してなされる水分測定は、搬送されて水分測定点を過ぎるバッチ材料34の真の含水量を正確に反映しないであろう。ウエットタワーにおける水の量は、ミキサー40においてバッチ材料に加えられる前に給水ユニット40で量られることが好ましいが、いわゆる「乾燥」入りバッチ材料成分における水分量の変化が、例えば、様々なバッチ成分がさらされる環境の変化により、あるいは、例えばプロセスまたはバッチ材料自体の変動のため、おこり得る。] [0026] したがって、押出成形システム10はさらに、バッチ材料が押出成形される前にバッチ材料内の含水量の適切な測定を容易にする、バッチ材料除去(BMR)装置300を備える。BMR装置300は搬送されているバッチ材料34の流れのバッチ材料の上層の少なくとも一部分を除去するかまたはそうではなくとも押し除けるように構成される。BMR装置300は、下層のバッチ材料がBMR装置によって露出された後に、好ましくは直後に、光センサヘッド200の視野206が下層バッチ材料を測定するように、光センサヘッドの上流で光センサヘッドに隣接している。] [0027] 図3Aは、光センサヘッド及び、一実施形態例の、矢印A1の方向に層をなして搬送されている、バッチ材料34の層に対して配置された鋤返し装置の形態のBMR装置300を示す、押出成形システム10の一部分の拡大側面図である。鋤返し装置は、バッチ材料がBNR装置300の上流で、例えば搬入端66において、コンベアベルト64上で搬送され始めたときの、バッチ材料34の初期上面35及び初期厚tに対して調節可能であることが好ましい。] 図3A [0028] 鋤返し装置またはBMR装置300は1つ以上の支持部材304によって支持プレナム306に連結された鋤返し部材302を有する。図3Bは図3Aの拡大平面図であり、くさび形鋤返し部材302の一実施形態例を示す。一実施形態例において、鋤返し部材302はステンレス鋼でつくられる。1つ以上の支持部材304は、コンベアベルト64に対する鋤返し部材302の位置、特に垂直方向位置を調節するため、垂直方向に可動であることが好ましい。] 図3A 図3B [0029] 押出成形プロセス中に、鋤返し部材302は、バッチ材料34がコンベアベルト64に沿って移動している間、バッチ材料に上面35からの深さdまで挿入される。一実施形態例において、深さdは約0.5mmと5mmの間であることが好ましく、約1mmと約3mmの間であることがさらに好ましい。鋤返し部材302は初期上面35から材料を除去するかまたは押し除け(例えば側方に移動させ)、よって下層のバッチ材料34を露出させて、新しい上面35'及び、いくつかの実施形態では元の厚さtより若干小さいだけの、新しい厚さt'(ここで、t'=t−d)を形成する。新しく露出されたバッチ材料34は直ちに、鋤返し部材302にすぐ背後にあることが好ましい、光センサヘッドの視野206内に入ることが好ましい。鋤返し部材302の背後のバッチ材料34は新しく露出されているから、含水量は局所環境による乾燥(例えば蒸発)の影響を認められるほどは受けず、したがって押出成形される前のバッチ材料34の含水量の一層正確な測定値が得られる。視野206は、一実施形態例において、バッチの上面35から除去されるかまたは押し除けられるバッチ材料34の領域の幅Wが少なくとも視野の幅ほど大きく、例えば10cm(4インチ)ないしさらに大きく、なるように、例えば幅(直径)が約10cm(約4インチ)の、スポット寸法を有する。いくつかの実施形態において、除去されていないかまたは押し除けられていない表面バッチ材料を視野206に入れる(または再入させる)ことが可能である。] [0030] 別の実施形態例において、BMR装置300は、層からバッチ材料34を押し除けるかまたは除去する真空システム(図示せず)であるかまたはそのような真空システムを有し、あるいは層からバッチ材料を押し除けるかまたは除去するシャベル形部材(図示せず)であるかまたはそのようなシャベル形部材を有する。] [0031] 含水量測定の較正 上で論じたように、MCMシステム200でとられた初期測定値は吸光度の相体測定値であり、したがって、絶対含水量測定値すなわち較正含水量測定値を得るために較正される必要がある、含水量の生測定値すなわち未較正測定値として処理することができる。したがって、本発明の方法の一態様は、押出成形されるべきバッチ材料と同じ材料組成を有するバッチ較正試料を確立する工程を含む。これらの組成指定較正試料のそれぞれは、一般に水の正確な量を量ることによって得られる、選ばれた含水量を有する。] [0032] 一実施形態例において、バッチ34の含水量は「%H2O−%無有機物乾燥重量」または略して「%乾燥」として測定される。このタイプの測定においては、バッチにいかなる有機物も加えられる前の乾燥バッチ材料の量(例えば重量でY)にある量(例えば重量でX)の水が加えられる。次いで水が乾燥バッチに加えられ、[X/Y]×100%の「%乾燥」を与える。次いで、いずれかが必要であれば、有機物がバッチに加えられる。] [0033] それぞれの較正試料の吸光度が測定され、その値(「較正値」)がコントローラ210、例えばコンピュータ読取可能媒体230に記録され、格納される。一実施形態例において、較正値は、ルックアップテーブル、スプレッドシートまたは同様の含水量対吸光度値の配列を確立するために用いられる。] [0034] 別の実施形態例において、較正値は、次いで生含水量値をプロセッサ220によって較正含水量値に換算するための較正曲線として用いられる、較正曲線にフィッティングされる。一実施形態例においては、システムユーザの便宜のため、較正含水量値及び/または較正曲線がディスプレイ240上に表示される。] [0035] 図4Aは、較正試料に加えられた(%乾燥で表した)実水量へのMCMシステム(NIRセンサ)による生含水量測定データの回帰フィッティングを示す。データが適切な直線にフィッティングされてしまえば、この直線の勾配及びオフセットが特定のバッチ組成物に対するMCMゼロ点及びオフセットを計算するために(例えばプロセッサ220及びコンピュータ読取可能媒体230において)用いられる。較正されたシステムデータは次いで、較正後のMCMシステムにおけるいかなる潜在誤差も示すために、実データに対してプロットされる。このプロットが図4Bに示され、図4Bは較正試料の(%乾燥で表される)実含水量(A)と測定含水量(C)の間の極めて良い一致を示す。] 図4A 図4B [0036] バッチ材料34は、押出成形品が既知の許容できる含水量を有していると、押出成形ユニット90において押出成形され続けることができ、あるいは、含水量が作成されている特定の押出成形品に対する閾値または水分設定点であるかまたはそれより低くなれば、押出成形プロセスを停止させることができる。一実施形態例においては、押出成形システムに対する水分設定点を定めるために、較正された含水量測定値が用いられる。水分設定点は、例えばマスターコントローラMCにおいて設定することができ、ウエットタワー20において給水ユニット50によりどれだけの量の水がバッチに加えられるべきかの決定に役立つ。] [0037] 含水量調節 較正された含水量測定値によってバッチ材料34の含水量が知られれば、この値はバッチ含水量を調節するためのベースとしてはたらくことができる。一実施形態例において、バッチ材料含水量は、水分測定がなされる位置の上流で、例えばウエットタワー20において、調節される。調節により含水量は較正された含水量測定値に基づいて選ばれた含水量に近づくかまたは等しくなる。一実施形態例において、較正された含水量はマスターコントローラMCに与えられ、マスターコントローラMCはウエットタワー20において給水ユニット50によりバッチに加えられる水の量を調節する。一実施形態例において、較正された含水量測定を行い、較正された測定値に基づいてバッチ材料34に加えられる水の量を調節するプロセスは、押出成形プロセスを安定化するために用いられる、フィードバックシステムとしてはたらく。一実施形態例において、フィードバックは、移動しているバッチ材料の頻繁な(例えば分毎の)較正された含水量測定値を提供するため、バッチ材料34が押出成形ユニット90に搬送されている間にバッチ含水量の反復測定を行う工程を含む。] [0038] バッチ温度測定 図5Aは図3と同様であり、バッチ材料34の温度を測定するように較正された温度センサ302を備える、本発明の押出成形システムの一実施形態例を示す。一実施形態例において、温度センサ302は視野306を有する非接触型センサ(例えば赤外線センサ)である。一実施形態例において、温度センサ302は、表面35'における新しく露出されたバッチ材料34の温度を測定するように、光センサヘッド202に隣接して配置される。温度センサ302は、コントローラ210に送られ、コントローラ210によって受け取られる、温度信号STを発生し、コントローラ210は温度測定結果を処理し、好ましくはディスプレイ240上に表示する。一実施形態例において、温度測定は押出成形プロセス中にバッチ温度を制御するために用いられる。] 図5A [0039] 図5Bは図3Bと同様であり、光センサヘッドの視野に対する温度センサの視野306の一配置例を示す。この配置により新しく露出されたバッチ材料34を測定することが可能になる。] 図3B 図5B [0040] 添付される特許請求の範囲に定められるような本発明の精神または範囲を逸脱することなく、本明細書に説明されるような本発明の好ましい実施形態に様々な改変がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、本発明の改変及び変形が添付される特許請求項及びそれらの等価物の範囲内に入れば、本発明はそのような改変及び変形を包含するとされる。] [0041] 10押出成形システム 20ウエットタワー 22投入口 24 排出口 30バッチ材料成分 31 成分源 34 バッチ材料 35初期上面 35' 新上面 40ミキサー 44ロータリーコーン 50給水ユニット 60コンベアユニット 64コンベアベルト 66搬入端 68搬出端 70保護カバー 72 開口 80シュート 90押出成形ユニット 92押出ダイ 94圧力センサ 100押出成形品 110コンベア 120乾燥ステーション 122 乾燥ステーション内部 200含水量測定(MCM)システム 202光センサヘッド 206 光センサヘッドの視野 210コントローラ(制御ユニット) 212配線 220プロセッサ 230コンピュータ読取可能媒体 240ディスプレイ 300 バッチ材料排除(BMR)装置 302鋤返し部材 304支持部材 306支持プレナム MCマスターコントローラ SA光吸収電気信号 SP 圧力電気信号 ST 温度信号]
权利要求:
請求項1 セラミック形成バッチ材料を押出成形する方法において、前記セラミック形成バッチ材料を搬送する工程、前記バッチ材料が搬送されている間に前記搬送されているバッチ材料の下層部分の含水量を実時間で測定する工程、及び前記搬送されているバッチ材料を押出成形する工程、を含むことを特徴とする方法。 請求項2 前記バッチ材料の前記下層部分を露出させる工程をさらに含み、前記下層部分の前記含水量が実時間で測定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 請求項3 前記搬送されているバッチ材料が上面を有し、前記露出させる工程が、前記バッチ材料が搬送されている間に前記上面から前記搬送されているバッチ材料の少なくとも一部分を側方に移動させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 請求項4 セラミック形成バッチ材料を押出成形するためのシステムにおいて、前記システムが、押出成形機、前記バッチ材料を前記押出成形機に向けて搬送するためのコンベア、前記押出機の上流で前記コンベアの近くに配置されたバッチ材料除去装置であって、前記バッチ材料の下層部分を露出させるために、前記バッチ材料が搬送されて前記装置を過ぎる際に前記バッチ材料の層を除去または押し除けるように配置及び構成された、バッチ材料除去装置、及び前記バッチ材料の前記下層部分の含水量検知を可能にするに十分に前記コンベア及び前記バッチ材料除去装置の近くに配置された含水量センサデバイス、を備えることを特徴とするシステム。 請求項5 前記バッチ材料除去装置が前記バッチ材料の層を側方に移動させるように構成された鋤返し部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
类似技术:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-05-01| A300| Withdrawal of application because of no request for examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120501 |
优先权:
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